JP4862057B2 - サイホン装置の製造方法および自動水遣り装置 - Google Patents

サイホン装置の製造方法および自動水遣り装置 Download PDF

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Description

本発明は、貯留した水をサイホン原理を利用して間欠的に放水するサイホン装置、およびこれを用いた自動水遣り装置に関するものである。
一般に、サイホン装置を用いた給水タンクとしては、連続給水される水槽内にサイホン装置が配備されていて、水槽内の水位が所定レベルに達するとサイホン作用によって水槽内の水を一気に放出するものが知られている。他方で、この給水タンクとして、水槽とサイホン装置が陶器で一体的に作られて分解できないようになっているものもある。
そして、液溜め容器に貯留した液の液位が所定レベルに達したときに逆U字型のサイホン管によって液を一挙に流出させて、花や野菜などに間欠的に給液する自動水やり装置が、下記の特許文献1に記載されている。
特開2002−45062号公報
上記従来のサイホン装置において、水槽と水流管が一体に構成されているものでは分解できないから、水流管内のメンテナンスができず、管内に砂、塵埃、藻などが溜まっても取り除くことができない。そのために、砂などが混入しやすく藻が繁殖することのある雨水を貯水して利用することは困難である。また、水槽と水流管が一体物であるということは1回の排水量が一定であるために、必要に応じて排水量を調整することはできない。そして、サイホン装置が陶器製の場合は、落としたり堅い物をぶつけたりすると割れるおそれがあり、重量があるうえ高価であった。
また、上記文献1記載の自動水やり装置では、サイホン管の材質が明らかでないが例えば金属管やガラス管を用いている場合、サイホン管を変形させて管内のメンテナンスを行なうということはできず、サイホン高さが一定であるのでサイホン管を延ばしたり短くしたりして1回の排水量を変更するということもできない。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡素な構成によりサイホン構造を容易に作れて、水流管内のメンテナンスを行なうことのできるサイホン装置および自動水遣り装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るサイホン装置の製造方法は、下向きに開口した流入口から上方に延びる第1上方水路、第1上方水路上端の第1越堤部から下向きに延びる第1下方水路、第1下方水路下端の第1潜堤部から上向きに延びる第2上方水路、および、第2上方水路上端の第2越堤部から下向きに延びて排出口につながる第2下方水路が形成された水流管と、水流管の第1下方水路内から第2下方水路内にかけて装入された空気抜き管とを備えていて、水流管の排出口を流入口よりも低位置に配置し、水流管の第2越堤部を第1越堤部と略同じ高さに配置するとともに、水流管の第1潜堤部の下方位置から第2越堤部の上方位置までの高さ位置の空気抜き管に導水孔を形成して成るサイホン構造を有するサイホン装置の製造方法であって略直線状に形成された可撓性チューブで構成された水流管内に、略直線状に形成された可撓性チューブで構成された空気抜き管を装入する装入工程と、空気抜き管を装入された水流管を曲げてサイホン構造の形状に形成するサイホン構造形成工程と、サイホン構造の形状に形成された水流管を固定部材によって前記サイホン構造の形状に固定する固定工程とを備えていて、前記サイホン構造を成したときの水流管の第1潜堤部の下方位置から第2越堤部の上方位置までの間となる水流管内の位置に空気抜き管の導水孔が配置されるように、且つ、空気抜き管の排出口側の端部が水流管の排出口から露出しているように、前記装入工程において空気抜き管が水流管内に装入されることを特徴とする構成にしてある。
また、前記構成のサイホン装置の製造方法において、空気抜き管を装入された水流管を、サイホン構造形成工程でループ状に2回以上巻いてサイホン構造の形状に形成し、巻かれた水流管を固定工程で固定部材によってサイホン構造の形状に固定したことを特徴とするものである。
そして、本発明に係る自動水遣り装置は、請求項1または請求項2に記載の製造方法により製造されたサイホン装置の排出口側端部を水槽の底部を貫通させて成る給水タンクと、前記サイホン装置の排出口側端部と配管接続された散水ノズルとを備えて成るものである。
本発明に係るサイホン装置の製造方法によれば、水流管用と空気抜き管用の可撓性チューブを組み合わせ、更に水流管を固定部材によってサイホン構造の形状に保持するだけなので、入手容易で安価なサイホン装置を提供することができる。各可撓性チューブは簡単に変形されるので、構造が簡素なサイホン構造を容易に作ることができ、容易に分解してメンテナンスを行なうことができる。また、可撓性チューブは容易に切ったり継ぎ足したりできるので、水流管の排出口側のチューブを切って短くしたりそのチューブに別のチューブを継ぎ足して長くすることにより、1回分の排水量を容易に変更することができる。
また、空気抜き管を装入した水流管をループ状にして2回巻き、巻いた水流管を固定部材によってサイホン構造の形状に固定する場合、ループ形状は作りやすいのでサイホン構造をより簡単に形成することができる。また、ループ形状は固定部材で固定しやすいことから、少ない数の固定部材で且つ少ない手間で水流管をループ形状に保持することができる。
そして、本発明に係る自動水遣り装置によれば、サイホン装置の排出口側端部を水槽の底部に貫通させて成る給水タンクが間欠的に放水を行ない、この放水が散水ノズルから放出されるので、人手を介することなく自動で花や野菜に定期的に水遣りを行なうことができる。また、動力を使用しないので、エネルギーコストがかからず環境に優しいものとなる。
更に、給水タンクに貯留される水として雨水を用いるものでは、有料の水道水に替えて雨水を有効に利用することができる。また、自動水遣り装置のサイホン装置は容易に分解できるので、雨水由来の砂、塵埃、藻などが水流管内に経時的に溜まったとしてもメンテンナンスにより除去することができる。従って、自動水遣り装置へのサイホン装置の使用は極めて有用なものとなる。
本発明の一実施形態に係るサイホン装置および給水タンクの側断面図である。 サイホン装置の原料たる可撓性チューブを示す正面図である。 可撓性チューブと固定部材で構成したサイホン装置を示す側面図である。 (a)〜(e)はサイホン装置および給水タンクの動作を順次示す動作説明図である。 (f)〜(j)は図4(e)から続くサイホン装置および給水タンクの動作を順次示す動作説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動水遣り装置の概略構成図である。 本発明の別の実施形態に係るサイホン装置の外観図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
図1〜3において、この実施形態に係るサイホン装置1は、可撓性チューブで構成した水流管3と、水流管3よりも小径で水流管3内に装入される、可撓性チューブを用いた空気抜き管4と、所定形状(例えば、図3に示した側面視で略M字形状)に曲げられた水流管3をその形状に保持固定するために用いられる固定部材23とから構成されている。固定部材23は例えば輪ゴム、粘着テープ、紐などで構成される。
略M字形状の水流管3は、下向きに開口した流入口5から上方に延びる第1上方水路10と、第1上方水路10の上端となる第1越堤部7を中心に湾曲した湾曲部20と、湾曲部20から下向きに延びる第1下方水路11と、第1下方水路11の下端となる第1潜堤部8を中心に湾曲した湾曲部21と、湾曲部21から上向きに延びる第2上方水路24と、第2上方水路24の上端となる第2越堤部9を中心に湾曲した湾曲部22と、湾曲部22から下向きに延びる第2下方水路12と、第2下方水路12の下端に形成された排出口6とを有している。この水流管3において、排出口6は流入口5よりも低位置に開口しており、第1越堤部7と第2越堤部9は略同じ高さに配置されている。
給水タンク2は、サイホン装置1の水流管3の排出口6側端部が水槽19の底部を貫通して設けられ、その貫通部分がリング状のシール部材18により止水されて構成されている。この場合、サイホン装置1の流入口5は水槽19の底面から高さLの位置に配置されている。サイホン装置1の第1潜堤部8下方の水流管3の下面は水槽19の底面から高さMの位置に配置されている。この水流管3の下面の高さMは流入口5の高さLよりも高くされている。
空気抜き管4は、水流管3の第1下方水路11内、第2上方水路24内、および第2下方水路12内にわたり一連に装入されている。空気抜き管4の流入口13は第1越堤部7および第2越堤部9よりも僅かに高い位置に配置されている。空気抜き管4の排出口14は水流管3の排出口6の近傍位置に開口している。空気抜き管4には、水流管3の第1潜堤部8の下方位置で上向きに屈曲した潜堤部15が形成され、水流管3の第2越堤部9の上方位置で下向きに屈曲した越堤部16が形成されている。そして、水流管3の第1潜堤部8の下方位置における空気抜き管4に、導水孔17が形成されている。尚、導水孔17は空気抜き管4の潜堤部15から越堤部16までであれば、どの位置でもどの向きに形成しても構わない。
サイホン装置1は、図2に示すような、例えば塩化ビニル製で大径の可撓性チューブ3Aと、例えばポリエチレン製で小径の可撓性チューブ4Aを用いて製作される。可撓性チューブ4Aの流入口13に近い部位には導水孔17が形成されている。導水孔17の孔径は水Wを空気抜き管4内に流入させることができ、かつ、後述する空気抜き動作時には空気を逃さない程度の大きさであればよい。尚、可撓性チューブ4Aの長さと、導水孔17の開口位置は可撓性チューブ4Aが前記のように可撓性チューブ3A内に装入された状態で可撓性チューブ3Aを曲げて所定形状(例えば略M字形状)の水流管3にしたとき、可撓性チューブ3Aの変形に伴って曲がった可撓性チューブ4Aの流入口13が水流管3内で所定高さにあり、導水孔17が所定位置にあるように予め設定されている。そして、上記の可撓性チューブ3Aとしては塩化ビニル製のものに限定されず可撓性を有するものであればよく、可撓性チューブ4Aもポリエチレン製のものに限定されず可撓性を有するものであればよい。
そこで、可撓性チューブ4Aの流入口13側を排出口6から可撓性チューブ3A内に装入し、排出口14側端部が少し露出している状態にする。この状態で、可撓性チューブ3Aを手で曲げて略M字形状にする。そして、3本の輪ゴムを固定部材23,23,23として用いてその形状のままに保持固定すると、図3に示すようなサイホン装置1がいとも簡単に出来上がる。一方で、サイホン装置1を分解するときは、固定部材23,23,23を外して水流管3および空気抜き管4を引っ張るだけで直線状になるので、チューブ内に砂、塵埃、藻などが溜まっていたとしても、簡単に取り除くことができる。
すなわち、このサイホン装置1のサイホン構造Sは、第1上方水路10、湾曲部20、第1下方水路11、湾曲部21、第2上方水路24、湾曲部22、および第2下方水路12を有する水流管3、水流管3の第1下方水路11から第2下方水路12にわたって装入された空気抜き管4、水流管3における流入口5と排出口6の配置関係および第1越堤部7と第2越堤部9の配置関係、並びに、空気抜き管4における導水孔17の存在、によって示される形状・構造および配置により構成される。
上記のように構成されたサイホン装置1および給水タンク2の作用を図4および図5を用いて説明する。
まず、給水タンク2上方の導水管35から水Wが水槽19に給水されると、水位hwは次第に上昇し、水流管3の流入口5から第1上方水路10内に流入する(図4(a))。そうして、上昇した水Wは第1越堤部7を越えて第1下方水路11に流れ込み(図4(b))、湾曲部21内に溜まる。湾曲部21内の水Wの一部は導水孔17から空気抜き管4内に流入する(図4(c))。そして、第1越堤部7から流れ込む水Wにより、第1上方水路10の水位h1と第2上方水路24の水位h2は徐々に高くなっていく、このとき、第2上方水路24では排出口6側に空気の逃げ道があるが、第1下方水路11では逃げ道がないので空気は圧縮されて内圧が高くなる。これにより、第1上方水路10の水位h1が第2上方水路24の水位h2よりも低くなる(図4(d))。そのうち、空気抜き管4内の水Wが越堤部16を越え排出口14から排出され始めると(図4(e)の矢印H)、第1下方水路11上部の圧力バランスが大きく変化して、流入口13と潜堤部15の間の水Wは、排出口14から排出される水Wに引かれるとともに第1下方水路11内の空気圧により押圧される(図4(e))。このサイホン現象により、空気抜き管4内の水Wはほぼ全量が押し出される(図5(f))。
すると、第1下方水路11内の空気が空気抜き管4を通って排出口14から流出し、第1下方水路11内上部の圧力が下がる。これにより、第1上方水路10内の水W(図5(f)の水位h3)が第1越堤部7を一気に越え溢流Waとして第1下方水路11内に流れ込む(図5(g)の矢印G)。第1下方水路11内に流れ込んだ溢流Waは、空気抜き管4内および水流管3内の全体に充満し、サイホン現象により空気抜き管4の排出口14および水流管3の排出口6から勢いよく流出する(図5(h)の矢印Hと矢印J)。そうして、水槽17内の水位hwが低下していき(図5(i)の矢印k)、図5(j)に示すように、水流管3の流入口5の下まで低下する。このとき、第1下方水路11内の水位h1も第1潜堤部8まで下がる。その後は、導水管35から流入し続ける水Wにより図4(a)の状態に戻り、図4(a)から図5(j)までの状態が繰り返され、図5(h)および図5(i)で示した放水が間欠的に繰り返される。放水の発生間隔は、導水管35からの給水速度により調整される。
上記したように、このサイホン装置1によれば、大小径の可撓性チューブ3A,4Aを組み合わせるだけなので、入手容易で安価で済む。また、可撓性チューブ3A,4Aは比較的丈夫であり簡単に変形できるので、構造が簡素なサイホン構造を容易に作ることができ、容易に分解してメンテナンスを行なうことができる。
一方で、底面積の異なる水槽19を用いることにより1回分の排水量を変更できる。あるいは、第2下方水路12における水流管3の長さ(すなわち図1の高さM)を変えることにより、1回分の排水量を変更することができる。この場合、可撓性チューブは容易に切ったり継ぎ足したりできるので、チューブを切って高さMを低くしたりチューブを継ぎ足して高さMを高くすることによって、排水量の変更を極めて容易に行なうことができる。
次に、上記のサイホン装置1を用いた自動水遣り装置を図6に示す。図示の自動水遣り装置30は、既述した給水タンク2と、水滴40を散布する散水ノズル39を備えている。更に、この自動水遣り装置30では、雨水を集める雨樋31に導水管33の一端がフィルタ32を介して接続され、家屋の壁41に設置された1次タンク34に導水管33の他端が投入されている。1次タンク34のコックには導水管35の一端が接続されており、導水管35の他端は給水タンク2の水槽19内に投入されている。サイホン装置1を備える給水タンク2の水流管3の排出口6側端部には、連結管36の一端が接続され、連結管36の他端は導水管37に接続されている。導水管37は、その途中に複数の枝管38,38,・・・が分岐接続されていて、それぞれの先端には散水ノズル39,39,・・・が取り付けられている。また、給水タンク2には、水道管43に接続された蛇口42からの水道水も供給できるようになっている。
この自動水遣り装置30によれば、ポットPに植えられた花Fに対し人手を介することなく自動的かつ間欠的に水滴40を噴霧して水遣りを行なうことができる。この場合、サイホン装置1は再現性よく安定して作動するので、信頼性が高い。また、動力を使用しないので、エネルギーコストがかからず、環境に優しい装置を提供することができる。また、雨水を貯留して利用するので、水資源の有効利用を図ることができる。このように、雨水を利用する場合、砂、塵埃、藻などが水槽19やサイホン装置1の水流管3の底部(例えば、湾曲部21の底面)に溜まりやすくなるが、このサイホン装置1は容易に分解できるので、例え水流管3内に溜まったとしてもメンテンナンスにより除去できるという効果があり、自動水遣り装置30への使用が極めて好適となる。
尚、上記の実施形態では、水流管3を側面視で略M字形状に形成したものを示したが、本発明はそれに限定されるものでない。例えば、図7に示すサイホン装置1aも本発明に含まれる。このサイホン装置1aは、水流管3および空気抜き管4がループ状に2回巻かれてサイホン構造の形状とされ、このループ形状にされた水流管3が輪ゴムなど2本の固定部材23,23によって固定される。
このサイホン装置1aによれば、水流管3のループ形状は形を作りやすいので、サイホン構造をより簡単に形成することができる。また、少ない数の固定部材23で且つ少ない手間で水流管3を固定することができる。因みに、既述したようなM字形状の水流管3および空気抜き管4を形づくることはいくぶん難しく、その形状に保持する場合も数多くの固定部材を用いなければならず、固定の手間もかかっていた。
尚、前記のように水流管3および空気抜き管4をループ状に巻いてサイホン構造の形状とする場合、サイホン装置1aでは巻き回数を2回としたが、本発明における水流管および空気抜き管の巻き回数は3回以上であっても構わない。
1,1a サイホン装置
2 給水タンク
3 水流管
3A 可撓性チューブ
4 空気抜き管
4A 可撓性チューブ
5 流入口
6 排出口
7 第1越堤部
8 第1潜堤部
9 第2越堤部
10 第1上方水路
11 第1下方水路
12 第2下方水路
17 導水孔
19 水槽
23 固定部材
24 第2上方水路
30 自動水遣り装置
31 雨樋
35 導水管
39 散水ノズル
S サイホン構造
W 水

Claims (3)

  1. 下向きに開口した流入口から上方に延びる第1上方水路、第1上方水路上端の第1越堤部から下向きに延びる第1下方水路、第1下方水路下端の第1潜堤部から上向きに延びる第2上方水路、および、第2上方水路上端の第2越堤部から下向きに延びて排出口につながる第2下方水路が形成された水流管と、水流管の第1下方水路内から第2下方水路内にかけて装入された空気抜き管とを備えていて、水流管の排出口を流入口よりも低位置に配置し、水流管の第2越堤部を第1越堤部と略同じ高さに配置するとともに、水流管の第1潜堤部の下方位置から第2越堤部の上方位置までの高さ位置の空気抜き管に導水孔を形成して成るサイホン構造を有するサイホン装置の製造方法であって略直線状に形成された可撓性チューブで構成された水流管内に、略直線状に形成された可撓性チューブで構成された空気抜き管を装入する装入工程と、空気抜き管を装入された水流管を曲げてサイホン構造の形状に形成するサイホン構造形成工程と、サイホン構造の形状に形成された水流管を固定部材によって前記サイホン構造の形状に固定する固定工程とを備えていて、前記サイホン構造を成したときの水流管の第1潜堤部の下方位置から第2越堤部の上方位置までの間となる水流管内の位置に空気抜き管の導水孔が配置されるように、且つ、空気抜き管の排出口側の端部が水流管の排出口から露出しているように、前記装入工程において空気抜き管が水流管内に装入されることを特徴とするサイホン装置の製造方法
  2. 空気抜き管を装入された水流管を、サイホン構造形成工程でループ状に2回以上巻いてサイホン構造の形状に形成し、巻かれた水流管を固定工程で固定部材によってサイホン構造の形状に固定したことを特徴とする請求項1に記載のサイホン装置の製造方法
  3. 請求項1または請求項2に記載の製造方法により製造されたサイホン装置の排出口側端部を水槽の底部を貫通させて成る給水タンクと、前記サイホン装置の排出口側端部と配管接続された散水ノズルとを備えて成る自動水遣り装置。
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