JP4859306B2 - Building washroom - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面所に関し、特に、浴室と連続して設けられて比較的狭い空間として制限されているにも関わらず、広い窓を確保すると共に複数の出入口を確保した建物の洗面所に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅では、浴室に連続して、脱衣所と洗濯室を兼ねた洗面所が設けられるのが一般的である。このような洗面所では洗面ユニットと洗濯機が設けられており、これらの他に、洗濯物を収容する容器や乾燥機,吊り戸棚等が夫々壁面に沿って配置される。一般的な住宅に於いて、洗面所の面積はさほど広いものではなく、約1.8m×約1.8m又は2m×2m程度であり、洗面所及び洗濯室として利用し得る最低限の広さであるといえる。
【0003】
洗面ユニットは専門メーカーによって生産された所謂洗面化粧台を用いており、この洗面化粧台を建物側に設けた給水栓,排水孔及び電源と接続することで利用し得るように構成されている。この洗面化粧台は、単体で洗面及び化粧機能の全てを満足し得るように構成されており、洗面ボウルを中心として、正面に半身用の鏡が設けられると共に該鏡の上部に収納庫が設けられ、更に、洗面ボウルの下に収納庫が設けられている。
【0004】
洗面化粧台や洗濯機の寸法は夫々のメーカーが独自に設定しており、これらのカタログの中から目的の洗面所の寸法に合わせて最適な寸法と機能を有するものを選択して利用している。このため、最適なものとして選択した洗面化粧台及び洗濯機を設置したとしても、洗面所のスペースの全てを有効に利用し得るというものでもない。
【0005】
洗面所には、浴室に続く扉と廊下や他の部屋に続く扉の少なくとも2つの扉が設けられており、これらの扉を利用して洗面所への出入り、及び浴室への出入りが行なわれる。特に、最近では家事を合理的に進めるために、キッチン等から直接洗面所に出入りし得るように、三方の壁に夫々扉が設けられることもある。即ち、洗面所を構成する壁面のうち、2つ或いは3つが浴室,廊下或いはキッチンに連続しており、残りの壁面に窓が形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如く、住宅の洗面所は限られたスペースを利用して洗面化粧台や洗濯機が設置されており、且つ壁面には少なくとも2つの出入口が設けられるため、利用し得る壁面の面積も小さくなっている。また洗面化粧台は洗面ボウルの正面に鏡が置かれるようになっているため、該洗面化粧台を配置することによって露出する壁面の面積が小さくなってしまい、大きい窓を形成することが出来ないという問題や、大きい窓を形成しようとした場合、洗面化粧台の配置方向に制限があるという問題が生じる。
【0007】
上記問題は、洗面所に隣接して設けられる居室の壁面に形成された窓と、洗面所の窓とが異なる大きさになり、建物の外観が統一のとれない意匠になってしまうという問題を派生している。
【0008】
また洗面化粧台,洗濯機が異なるメーカーによって提供されるものであるため、洗面所としてのスペースを合理的に利用するという思想はなく、夫々の投影面の形状は略四角形である。このため、寸法的に且つ機能的に合理的なものを選択しても、洗面所に於けるデッドスペースの発生が多々ある。
【0009】
洗面所の3つの壁面に夫々出入口を形成するという要求がある場合、洗面化粧台は外壁側に向けて配置せざるを得ず、このため、充分に大きい窓を形成することが出来ないという問題も生じる。この場合、洗面化粧台の上方に欄間状の窓を形成し、或いは洗濯機の上方に小窓を形成することがあるが、充分な採光や通風を確保することが出来ないという問題が生じ、且つ建物の外観が統一のとれない意匠となって著しく美観を損なうという問題を派生する。
【0010】
本発明の目的は、洗面台の配置位置や配置方向の如何に関わらず洗面所の内部を合理的に配置し、且つ出入口が3つ形成されるような場合であっても、大きな窓を形成することが出来る建物の洗面所を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る建物の洗面所は、洗面台に隣接して収納庫を設けると共に該収納庫の上部で且つ洗面台に直交する方向にカウンターを設け、且つ、窓を有する居室に隣接して設けられる建物の洗面所であって、前記洗面台の上方に窓を設けると共にカウンターの上方に鏡を設け、前記窓は、上端と下端の高さ位置を前記隣接する居室に用いる窓と同じに設定された腰高窓が用いられているものである。
【0012】
また本発明に係る他の洗面所は、洗面台に隣接して収納庫を設けると共に該収納庫の上部で且つ洗面台に直交する方向にカウンターを設け、且つ、窓を有する居室に隣接して設けられる建物の洗面所であって、前記洗面台の上方に鏡を設けると共にカウンターの上方に窓を設け、前記窓は、上端と下端の高さ位置を前記隣接する居室に用いる窓と同じに設定された腰高窓が用いられているものである。
【0013】
上記何れかの洗面所では、洗面台とカウンターを直交する方向に配置し、洗面台の配置方向に応じて、該洗面台の上方に窓或いは鏡を設け、カウンターの上方には洗面台の上方に窓を設けたときには鏡を、また洗面台の上方に鏡を設けたときには窓を設けることで、洗面台の配置方向の如何に関わらず壁面を有効に利用して、外壁面側に大きな窓を形成すると共に、外壁面と直交する方向の壁面に鏡を設けることが出来る。
【0014】
上記何れかの洗面所に於いて、前記鏡は、下端の高さを前記カウンターの上面程度として設けられると共に上端の高さを床面から1800mm程度として設けられ、前記窓は、下端の高さを前記鏡と同程度とし、上端の高さを前記鏡の上端よりも高い位置として設けられていることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る洗面所の好ましい実施形態について説明する。
【0016】
本発明に係る洗面所は、限られたスペースと壁面を有効に利用して外壁の壁面に大きな窓を形成することを可能とし、且つ複数の壁面(最大3つの壁面)に夫々出入口を形成し得るようにしたものである。このため、洗面所に対する採光を確保すると共に通風を確保し、且つ洗面所を介して浴室,廊下或いは居室,キッチンとの通行を実現することが可能となる。
【0017】
本発明を適用する洗面所は少なくとも1つの外壁を有しており、該外壁の壁面に大きな窓を設けることによって、採光を確保すると共に通風を確保することが可能である。特に、前記窓を洗面所に隣接する居室の窓と同じ高さとすることで、建物の美観を向上することが可能である。
【0018】
本発明の洗面所は面積を特に限定するものではないが、1.8m×1.8m或いは2m×2m程度の面積を対象とした場合に極めて有効である。従って、本発明では、前記面積以上の面積を持った洗面所に適用することが可能である。
【0019】
本発明に於いて、洗面台は洗面ボウルを有して構成される。即ち、洗面台としては洗面ボウルがあれば良く、該洗面ボウルの下部に収納庫が形成されることが好ましい。しかし、従来の洗面化粧台のように、洗面ボウルと鏡や上部収納庫が一体的に構成しようとするものではない。
【0020】
洗面台に隣接して設けた収納庫は洗面台とは異なる構造体として構成されており、洗面台の左右何れの側面であっても隣接して設置することが可能なように構成されている。また収納庫の上面のレベルは洗面台の上面と略等しい。
【0021】
収納庫の幅寸法は特に限定するものではないが、カウンターの幅寸法と同じであることが好ましい。更に、洗面台と該洗面台の側面に隣接させて設けた収納庫との横方向の寸法は、洗面台に並べて洗濯機を設置し得る値であることが必要である。
【0022】
収納庫の構造を引出型とするか観音開き型にするかは特に限定するものではないが、洗面所に於ける収納庫の設置位置は2つの壁面が交差する部位となり、且つ可及的に壁面に接近させることから、観音開き型では扉の開放が困難になることがあり、引出型であることが好ましい。
【0023】
上記の如き寸法を持った洗面台と収納庫では、これらを互いに隣接させると共に、収納庫を壁面に接近させて設置したとき、洗面台の反対側(収納庫を隣接させていない側)には洗濯機を設置するためのスペースを確保することが可能である。
【0024】
カウンターは化粧用具や化粧品或いはシェーバーやドライヤー等の器具類を置くためのものであり、洗面台の奥行き寸法よりも大きい予め設定された寸法を持って洗面台に対し直交する方向に配置されている。このカウンターは、予め設定された長さと収納庫の幅寸法と略等しい奥行き寸法(約200mm〜約300mm)を持った板状の部材によって形成されており、一方側の端部が収納庫の上部に載置されて固定されて一体化し、他方側の端部は下方に設けた収納庫に支持され、或いは片持ち梁状の自由端として構成される。
【0025】
上記の如く、収納庫とカウンターを一体化することによってカウンターユニットを構成している。特に、収納庫を引出型とすることによって、カウンターユニットは、洗面台の左右何れの側面に設置した場合であっても、不便を感じることなく使用することが可能である。
【0026】
カウンターの長さは洗面所の寸法や壁面に形成する出入口の有無等に対応させて予め設定されている。例えば、1つの壁面の全面にわたってカウンターを設ける場合の長さは約1.8m又は2m(内壁面の間隔に対応させた寸法、建物に設定されたモジュール寸法に応じる。以下代表して「18カウンター」という)に、またカウンターを設ける壁面に出入口を形成する場合の長さは約0.9m又は1m(内壁面の間隔の約半分、以下代表して「09カウンター」という)に設定することが好ましい。
【0027】
カウンターの長さは上記各寸法に限定するものではなく、約1.2m,約1.5m等の寸法で適宜設定することが可能である。また洗面台の奥行き寸法が約 450mm〜600mm程度であることから、例えば0.6m〜0.9mの長さであっても、カウンターとしての機能を発揮することが可能である。
【0028】
特に、壁面に出入口を設けることを目的としてカウンターを短くすることが多いため、人の出入りの際に邪魔にならないように、カウンターとしての機能を損なわない範囲で短くすることが好ましい場合もある。更に、カウンターの自由端は必ずしも壁面に対して直角である必要はなく、人の出入りの邪魔にならないように斜めに形成しておくことも好ましい。
【0029】
上記の如く、18カウンター或いは09カウンターを選択的に用いることによって、一方側の壁面の全幅にわたって有効に利用することが可能となる。尚、18カウンターを形成した場合、該18カウンターに於ける洗面台から離隔した端部の下部に収納庫を設けることによって該18カウンターを支持することが可能であり、09カウンターを形成した場合、該09カウンターを片持ち梁状とすることが可能である。
【0030】
上記の如く構成されたカウンターは、上面が洗面台の上面と略同一のレベルを有しており、且つ板状の部材によって構成されることから、該カウンターの上部の壁面は全面にわたって露出していることになる。
【0031】
洗面台の側面に隣接させてカウンターユニットを設置したとき、洗面台とカウンターは互いに直交して配置される。前記洗面台及びカウンターの何れかが、少なくとも1つの外壁の壁面に向けて配置される。従って、洗面台,カウンターが外壁或いは外壁以外の壁面の何れに面した場合であっても、洗面台及びカウンターの上部の壁面が充分に露出することから、外壁の壁面も充分に露出することになり、これらの露出した壁面を有効に利用することが可能である。
【0032】
特に、洗面台に隣接させるカウンターユニットを洗面台に対して単独で移動し得る構造体とすることで、カウンターユニットを洗面台の左右何れの側面であっても設置することが可能となり、洗面所に於ける外壁と出入口との位置関係の変更に対し円滑に対応することが可能である。
【0033】
更に、洗面台とカウンターユニットを組み合わせたときの投影面の形状はL字型となるため、2つの壁面に対向する床面を有効に利用して洗濯機を加えたレイアウトを合理的に実現することが可能となる。このため、デッドスペースを減少させて狭い洗面所の面積を活用することが可能である。
【0034】
また、洗面台とカウンターユニットは、互いに細部のデザインや色調等を統一しておき、目的の洗面所のレイアウトに対応して、例えば洗面台を基準として、異なる長さの中から選択したカウンターユニットを組み合わせたとしても、全体のデザイン,色調が統一のとれたものとして構成されることが好ましい。
【0035】
このため、洗面台と、カウンターユニットは、互いに異なる構造体として構成されるものの、デザイン,色調,寸法が統一のある組合せ体として構成されている。
【0036】
洗面所に於ける外壁には、採光と通風を確保し得る大きい窓を設けることが好ましい。このため、上記の如く、外壁面に面して洗面台,カウンターを設けた場合であっても、これらの上部の壁面が露出することで、下側が洗面台の上面のレベルよりも高く且つ上側が天井面までの間の壁面を利用して窓を構成することが可能である。このような窓として特に限定するものではないが、幅が0.9m程度の所謂腰高窓を設けることが可能である。このような窓では、一般の居室に取り付けられる窓(腰高窓)と高さが等しくなり外観上好ましい。
【0037】
上記の如く、外壁に一般の居室に取り付けられる腰高窓と同等の大窓を設けたとき、この大窓を塞ぐようなものが存在しないため、充分な採光を確保することが可能となり、且つ充分な通風を確保することが可能となる。
【0038】
洗面台の上部の壁面に設ける部材は、該壁面が外壁であるか内壁であるかに応じて設定される。即ち、洗面台が外壁の壁面に面している場合、この壁面には窓が設けられ、洗面台が内壁の壁面に面している場合、この壁面には鏡が設けられる。特に、洗面所が2つの外壁を有する場合であって、洗面台及びカウンターが夫々外壁の壁面に面している場合、洗面台の上部に窓を設けるか、鏡を設けるかは限定するものではない。
【0039】
カウンターの上部の壁面に設ける部材は、洗面台の場合と同様に壁面が外壁であるか内壁であるかに応じて設定される。即ち、カウンターが外壁の壁面に面している場合、この壁面には窓が設けられ、カウンターが内壁の壁面に面している場合、この壁面には鏡が設けられる。従って、洗面所が2つの外壁を有する場合であって、洗面台及びカウンターが夫々外壁の壁面に面している場合、カウンターの上部に窓を設けるか、鏡を設けるかは限定するものではない。
【0040】
何れにしても、洗面台の上部の壁面と、カウンターの上部の壁面に同じ部材が設けられることはなく、窓と鏡の何れかが洗面台の上部に設けられたとき、カウンターの上部には窓,鏡の残った方が設けられる。
【0041】
洗面台又はカウンターの上部に設けられる鏡は、少なくとも上半身が写るサイズであることが好ましい。このように上半身を写す鏡は幅寸法が約500mm〜750mm、上端の高さが約1800mm程度で下端が洗面台或いはカウンターの上面程度(750mm程度)であることが好ましい。このような鏡を洗面台或いはカウンターの上部に設けることによって、化粧や身だしなみを整えることが可能となる。
【0042】
またカウンターの上部であって、該カウンターの上面から上方に離隔した位置に薄型の収納庫(薄収納)を設けることが好ましい。このような薄収納を設けることによって、化粧品や化粧用具、或いは電気器具類を収納することが可能である。この薄収納の寸法は、幅方向がカウンターの長さと等しいか短く、且つ厚さ寸法がカウンターの幅寸法と等しいか小さいことが好ましい。
【0043】
上記の如く構成された洗面所では、洗面台とカウンターの配置に対し、夫々の上部に設ける窓と鏡との組み合わせによって2つのパターンが形成される。またカウンターを、09カウンターとするか、18カウンターとするかによって2つのパターンが形成される。更に、洗面台とカウンターユニットとの組み合わせの勝手違い(カウンターユニットを洗面台の左側に配置するか、右側に配置するか)が形成される。
【0044】
従って、予め洗面所として、洗面台,カウンターと窓,鏡の組み合わせによるパターン、カウンターの長さの違いによるパターンを設定しておくことで、目的の住宅に於ける洗面所を設計する際に、出入口の位置や外壁の位置に応じて前記何れかのパターンを選択して設計することが可能である。
【0045】
また選択したパターンに於ける出入口の位置と、目的の洗面所に於ける出入口の位置が異なる場合、選択したパターンの勝手違いを設計することで、対応することが可能である。
【0046】
次に、上記洗面所の好ましい実施例について図を用いて説明する。図1は第1実施例に係る洗面所の構成を説明する図である。図2は第1実施例に係る洗面所の構成を屋内側の壁と出入口を除いた状態で説明する図である。図3は第2実施例に係る洗面所の構成を説明する図である。図4は第3実施例に係る洗面所の構成を説明する図である。
【0047】
先ず、図1,図2により第1実施例に係る洗面所の構成について説明する。尚、図1(a)は洗面所Aの平面図であり、同図(b)は洗面台を正面に見た斜視図である。
【0048】
図に於いて、洗面所Aは、1.8m×1.8mの略正方形の床面を有しており、外壁1に対向する位置に廊下への出入口2が形成され、外壁1と直交する壁に浴室(ユニットバス、UB)への出入口3が形成されている。この洗面所AのレイアウトはパターンAとして設定される。
【0049】
外壁1に面して洗面台4が配置され、該洗面台4の側面であって出入口3が形成された壁と対向する壁5側にカウンターユニット6の収納庫6aが隣接して配置されている。また洗面台4の収納庫6aを配置した側面とは反対側の側面に洗濯機7が配置されている。
【0050】
洗面台4は洗面ボウル4aと、該洗面ボウル4aの下部に形成された収納部4bとを有して構成されている。洗面台4は、幅寸法(左右方向の寸法)が750mm〜900mmの範囲に形成され、奥行き寸法は450mm〜600mmの範囲に、高さは750mm程度に形成されている。またカウンターユニット6を構成する収納庫6aの幅寸法は約200mm〜300mm程度で形成されている。
【0051】
カウンターユニット6を構成するカウンター6bは、長さが洗面所Aの内寸法と略等しい1.8mを持った18カウンターとして形成されている。従って、壁5には全面にわたってカウンター6bが設けられることになる。またカウンター6bの奥行き寸法は収納庫6aの幅寸法と等しく200mm〜300mm程度に設定され、上面の高さは洗面台4の高さと等しい750mm程度に設定されている。
【0052】
カウンター6bの端部であって、収納庫6aと対向する位置には下部収納庫6cが設けられており、カウンター6bの端部は下部収納庫6cに載置されて支持されている。また収納庫6aと下部収納庫6cとの間には収納庫6aの引出を操作するのに充分な空間6dが設けられており、この空間6dを利用してごみ箱や折り畳みイス等を収容することが可能である。
【0053】
カウンター6bの上方であって、該カウンター6bから離隔した位置に2つの薄収納8が設けられている。この薄収納8は、夫々カウンター6bの両端部分に対応する位置に設けられており、一方はカウンターユニット6を構成する収納庫6aの上方に、他方は下部収納庫6cの上方に配置されている。
【0054】
上記薄収納8は、前述したように、厚さ(奥行き寸法)がカウンター6bの幅寸法と略等しいか或いは小さく形成されており、これにより、カウンターユニット6の前に立った人の邪魔にならないように構成されている。
【0055】
外壁1の壁面であって、洗面台4の上部に大窓9が設けられている。この大窓9は幅寸法が900mmの腰高窓として、特に、居室に用いる窓と同一の腰高窓として構成されており、建物の外観意匠の統一をはかると共に、充分な採光を確保すると共に通風を確保することが可能である。また壁5であってカウンター6bの上部には上半身を写すことが可能な鏡10が設けられている。この鏡10は、カウンター6bの上部に設けた薄収納8の間に設けられている。
【0056】
上記の如く構成された洗面所Aでは、外壁1に大窓9が形成され、該外壁1と交差する方向の壁5の全面にカウンターユニット6が設けられている。また外壁1と対向する壁及び壁5と対向する壁は、何れも洗濯機7やカウンターユニット6の一部が対向するものの、全面にわたって対向するものではなく、従って、これらの壁に廊下への出入口2,浴室への出入口3を構成することが可能である。また浴室の設置方向が図1の反対側に変更された場合、洗面台4を基準として右側にカウンターユニット6を設ける所謂勝手違いのレイアウトを設計することで対応することが可能である。
【0057】
尚、図に於いて11は、洗濯機7の上部に設けた収納、或いは乾燥機等の機能備品である。
【0058】
次に、図3により第2実施例に係る洗面所Bの構成について説明する。尚、図3(a)は平面図、(b)は洗面台を正面に見た斜視図である。また前述の洗面所Aと同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0059】
図に於いて、洗面所Bは、外壁1に向かって18カウンターを有するカウンターユニット6が設けられており、該外壁1の全面にわたってカウンター6bが配置されている。このため、洗面台4はカウンターユニット6と直交する方向である壁5に対向して配置されている。また外壁1に対向して廊下への出入口2が形成され、壁5に対向して浴室への出入口3が形成されている。このような洗面所BのレイアウトはパターンBとして設定される。
【0060】
洗面所Bでは、外壁1に対向して設けたカウンター6bの上方に大窓9が形成されており、壁5に対向して設けた洗面台4の上部に鏡10が設けられている。
【0061】
上記の如く構成された洗面所Bであっても、3方向の壁に出入口2,3と大窓9が形成されることとなり、充分な採光を確保することが可能であり、且つ図3(a)に矢印で示すように充分な通風を確保することが可能である。また浴室の設置方向が図3の反対側に変更された場合、カウンターユニット6を基準として右側に洗面台4を設ける所謂勝手違いのレイアウトを設計することで対応することが可能である。
【0062】
次に、図4により第3実施例に係る洗面所Cの構成について説明する。尚、図4(a)は平面図、(b)は斜視図である。また前述の洗面所Aと同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0063】
図に於いて、洗面所Cは、外壁1に面して洗面台4が配置され、該洗面台4に向かって左側の壁12側にカウンターユニット13の収納庫13aが隣接して配置されている。また洗面台4の収納庫13aを配置した側面とは反対側の側面に洗濯機7が配置されている。
【0064】
カウンターユニット13を構成するカウンター13bは、長さが洗面所Cの内寸法の略半分の寸法と略等しい0.9mを持った09カウンターとして、即ち、壁12に出入口14を形成する際に邪魔になることのないカウンターとして形成されている。従って、壁12には、外壁1側から略半分の位置までカウンター13bが設けられることになる。カウンター13bの端部であって、収納庫13aからの突出部分は片持ち梁状に形成されている。
【0065】
このため、壁12にはカウンター13bが対向することなく全面が露出した壁面が形成され、この部位に出入口14が形成されている。この出入口14は、居室空間やキッチン等に連続しており、これらの空間から出入口14を介して直接洗面所Cに出入りすることが可能である。
【0066】
カウンター13bの上方であって、該カウンター13bから離隔した位置に1つの薄収納8が設けられている。この薄収納8は、カウンター13bの洗面台4側の端部に設けられている。
【0067】
外壁1の壁面であって、洗面台4の上部に大窓9が設けられており、該大窓9によって充分な採光を確保すると共に、図4(a)に矢印で示すように充分な通風を確保することが可能である。また壁12であってカウンター13bの上部には上半身を写すことが可能な鏡10が設けられている。
【0068】
上記の如く構成された洗面所Cでは、外壁1に大窓9が形成され、該外壁1と交差する方向の壁12の略半分の壁面に対向してカウンターユニット13が設けられ、該カウンターユニット13が対向することのない部位に出入口14が形成されている。また外壁1と対向する壁及び壁12と対向する壁には、廊下への出入口2,浴室への出入口3を構成することが可能である。
【0069】
上記の如く、洗面所Cでは、カウンターユニット13を構成するカウンターを09カウンターとすることによって、洗面所Cを構成する4つの壁面に夫々大きな開口部(外壁1に対する大窓9、他の3つの壁に対する出入口2,3,14)を形成することが可能となり、該洗面所Cを中継して廊下,浴室,居室或いはキッチンに通行することが可能となる。従って使い勝手の良い洗面所Cを構成することが可能であり、且つ充分な採光と通風を確保することが可能である。
【0070】
また洗面所Cに於いて、浴室の設置方向が図4の反対側に変更された場合、洗面台4を基準として右側にカウンターユニット13を設ける所謂勝手違いのレイアウトを設計することで対応することが可能である。
【0071】
住宅の設計に伴って洗面所の設計を行なう場合、上記パターンA〜Cを予め設定しておき、目的の洗面所に於ける外壁1の方向と、外壁1に対する廊下及び浴室の方向、更に、キッチンや居室であって直接洗面所に出入りする必要のある空間の有無と方向を夫々確認することで、目的の洗面所をパターンA〜C、或いはパターンA〜Cの勝手違いの何れかに当てはめることで、目的の洗面所のパターンを選択することが可能である。
【0072】
特に、洗面所の採光と通風を確保することを目的とした場合、従来の洗面化粧台を利用しても、特定のレイアウト(洗面化粧台が内壁面に対向すると共に外壁に大窓を形成し得るレイアウト、例えば特定パターン)であれば実現することが可能である。このため、上記パターンA〜Cに前記特定パターンを加えた複数のパターンA〜C,特定パターンを設定しておき、これらのパターンの中から目的の洗面所に最適なパターンを選択することで、より選択肢の広い設計を行なうことが可能である。
【0073】
このため、パターンA〜C及び特定パターンの中から選択されたパターンをそのまま、或いは勝手違いを設定することで、洗面所の設計を行なうことが可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係る洗面所では、洗面台とカウンターを直交する方向に配置し、洗面台の配置方向に応じて、該洗面台の上方に窓或いは鏡を設け、カウンターの上方には洗面台の上方に窓を設けたときには鏡を、また洗面台の上方に鏡を設けたときには窓を設けることで、洗面台の配置方向の如何に関わらず壁面を有効に利用して、外壁面側に大きな窓を形成すると共に、外壁面と直交する方向の壁面に鏡を設けることが出来る。
【0075】
また大窓の下方に洗面台を設け、この洗面台と直交する方向に該洗面台の上面と略連続した上面を有し、予め設定された長さ(壁面の間隔の約半分、或いはより短い長さ、例えば約900mm)にカウンターを設けると共に該カウンターの上方に半身用の鏡を設けたので、カウンターに面した壁面は前記寸法の残りの幅で露出することとなり、露出した壁面に出入口を形成することが出来る。このため、洗面所を構成する4つの壁面のうち、外壁面には大窓を形成し、他の3つの壁面に夫々出入口を形成してこれらを、浴室との出入口,廊下との出入口,居室或いはキッチンとの出入口とすることが出来る。
【0076】
上記洗面所では、洗面台とカウンターとが直交方向に配置されるため、2つの壁面に対向する床面を有効に利用することが出来る。このため、洗濯機を加えて合理的なレイアウトを実現することが出来、洗面所の床面を有効に利用してデッドスペースを減少させることが出来る。
【0077】
上記各洗面所では、外壁面に大窓を形成することが出来るため、該窓のサイズを隣接する居室に設けた窓のサイズと同一とすることによって、統一のとれた外観を持った建物とすることが出来る。特に、洗面所に大窓が形成されるため、充分な採光と通風を確保することが出来る。
【0078】
また、洗面台の配置位置と、洗面台と窓或いは鏡との組み合わせからなるパターンと、カウンターの長さを変化させたパターンを含む複数のパターンを設定しておき、目的の住宅に於ける洗面所に対する出入口の数と方向、外壁の方向等の条件が設定されたとき、前記パターンの中から最適なものを選択し、選択したパターンに基づいて洗面所の設計を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る洗面所の構成を説明する図である。
【図2】 第1実施例に係る洗面所の構成を屋内側の壁と出入口を除いた状態で説明する図である。
【図3】 第2実施例に係る洗面所の構成を説明する図である。
【図4】 第3実施例に係る洗面所の構成を説明する図である。
【符号の説明】
A〜C 洗面所
1 外壁
2,3,14 出入口
4 洗面台
4a 洗面ボウル
4b 収納部
5,12 壁
6,13 カウンターユニット
6a,13a 収納庫
6b,13b カウンター
6c 下部収納庫
6d 空間
7 洗濯機
8 薄収納
9 大窓
10 鏡
11 機能備品[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a toilet, and in particular, a wide window is secured and a plurality of entrances are secured despite being restricted as a relatively narrow space provided continuously with the bathroom.BuildingWashbasinIn placeIt is related.
[0002]
[Prior art]
In a house, a bathroom that doubles as a dressing room and a laundry room is generally provided following the bathroom. In such a washroom, a washroom unit and a washing machine are provided, and in addition to these, a container for storing laundry, a dryer, a hanging cupboard, and the like are arranged along the wall surface. In a general house, the area of the washroom is not so large, it is about 1.8m x about 1.8m or 2m x 2m, which is the minimum size that can be used as a washroom and a laundry room. It can be said.
[0003]
The wash unit uses a so-called vanity made by a specialized manufacturer, and is configured to be used by connecting the vanity to a water faucet, a drain hole and a power source provided on the building side. This vanity is constructed so as to be able to satisfy all of the vanity and makeup functions as a single unit, with a mirror for the half body provided on the front, with a wash bowl at the center, and a storage provided above the mirror. In addition, a storage is provided under the wash bowl.
[0004]
The dimensions of the bathroom vanity and washing machine are individually set by each manufacturer. Select and use the most suitable dimensions and functions according to the dimensions of the target bathroom from these catalogues. Yes. For this reason, even if the bathroom vanity and the washing machine selected as the optimal one are installed, it is not possible to effectively use the entire bathroom space.
[0005]
The bathroom has at least two doors: a door that leads to the bathroom and a door that leads to the corridor and other rooms. These doors are used to enter and exit the bathroom and to and from the bathroom. . In particular, recently, doors are sometimes provided on the three walls so as to allow people to enter and exit the bathroom directly from the kitchen or the like in order to rationalize housework. That is, two or three of the wall surfaces constituting the washroom are connected to the bathroom, hallway, or kitchen, and windows are formed on the remaining wall surfaces.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the bathroom lavatory is equipped with a bathroom vanity and a washing machine using a limited space, and the wall surface is provided with at least two entrances, so that the usable wall area is small. It has become. In addition, since the mirror is placed in front of the wash bowl in the vanity table, the area of the exposed wall surface is reduced by arranging the vanity table, and a large window cannot be formed. When trying to form a large window, there is a problem that the arrangement direction of the vanity is limited.
[0007]
The above problem is that the window formed on the wall surface of the living room adjacent to the washroom and the washroom window have different sizes and the design of the building cannot be unified. Derived.
[0008]
Further, since the bathroom vanity and the washing machine are provided by different manufacturers, there is no idea of rationally using the space as a bathroom, and the shape of each projection surface is substantially rectangular. For this reason, even if a dimensional and functionally reasonable one is selected, there are many dead spaces in the bathroom.
[0009]
When there is a requirement to form entrances / exits on the three wall surfaces of the washroom, the vanity table must be placed toward the outer wall side, so that a sufficiently large window cannot be formed. Also occurs. In this case, there is a case where a space-like window is formed above the bathroom vanity, or a small window is formed above the washing machine, but there is a problem that sufficient lighting and ventilation cannot be secured, In addition, the exterior appearance of the building becomes a design that cannot be unified, and the problem that the beauty is remarkably deteriorated is derived.
[0010]
The object of the present invention is to form a large window even when the interior of the washroom is rationally arranged and three doorways are formed regardless of the position and direction of the washstand. CanBuildingProvide a washroomRukoIt is in.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention is concerned.BuildingThe washroom is provided with a storage box adjacent to the washstand, and a counter is provided at the top of the storage box and in a direction perpendicular to the washstand.And a washroom of a building provided adjacent to a living room having a window,A window is provided above the washstand and a mirror is provided above the counter.Set upTheAs for the said window, the waist height window set to the same height as the window used for the said adjacent living room is used for the height position of an upper end and a lower end.Is.
[0012]
In addition, other toilets according to the present invention are:Provided with a storage cabinet adjacent to the washbasin and provided with a counter in the direction perpendicular to the washstand at the top of the storage cabinet, and a washroom in a building provided adjacent to a living room having a window, A mirror is provided above the washstand and a window is provided above the counter. The window is a waist high window in which the height positions of the upper and lower ends are set to be the same as the windows used in the adjacent living room.Is.
[0013]
the aboveAnyIn the washroom, the washstand and the counter are arranged in a direction orthogonal to each other, and according to the arrangement direction of the washstand, a window or mirror is provided above the washstand, and a window is provided above the washstand above the counter. When a mirror is provided, and when a mirror is provided above the wash basin, a window is provided so that the wall surface can be used effectively regardless of the arrangement direction of the wash basin, and a large window is formed on the outer wall surface side. A mirror can be provided on the wall surface in the direction orthogonal to the outer wall surface.
[0014]
In any of the above toilets,The mirror is provided with a lower end height of about the upper surface of the counter and an upper end height of about 1800 mm from the floor.,It is preferable that the window has a lower end height substantially the same as the mirror and an upper end height higher than the upper end of the mirror.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the toilet according to the present invention will be described.LightThe
[0016]
The washroom according to the present invention makes it possible to form a large window on the wall surface of the outer wall by making effective use of the limited space and wall surface, and to form an entrance / exit on each of a plurality of wall surfaces (up to three wall surfaces). It ’s what you get. For this reason, it is possible to secure daylighting for the washroom, ensure ventilation, and realize passage through the bathroom, hallway or living room, and kitchen via the washroom.
[0017]
The washroom to which the present invention is applied has at least one outer wall, and by providing a large window on the wall surface of the outer wall, it is possible to ensure daylighting and ventilation. In particular, it is possible to improve the aesthetics of the building by making the window the same height as the window of the living room adjacent to the washroom.
[0018]
The bathroom of the present invention is not particularly limited in area, but is extremely effective when an area of about 1.8 m × 1.8 m or 2 m × 2 m is targeted. Therefore, in this invention, it is possible to apply to the washroom which has an area more than the said area.
[0019]
In the present invention, the washstand has a wash bowl. That is, it is sufficient that the washstand has a wash bowl, and it is preferable that a storage is formed in the lower part of the wash bowl. However, unlike the conventional vanity, the wash bowl, the mirror and the upper storage are not intended to be integrated.
[0020]
The storage provided adjacent to the wash basin is configured as a structure different from the wash basin, and can be installed adjacent to either the left or right side of the wash basin. . The level of the upper surface of the storage is substantially equal to the upper surface of the washstand.
[0021]
Although the width dimension of a storage is not specifically limited, It is preferable that it is the same as the width dimension of a counter. Furthermore, the horizontal dimension of the washstand and the storage provided adjacent to the side of the washstand needs to be a value that allows the washing machine to be installed side by side on the washstand.
[0022]
There is no particular limitation on whether the structure of the storage is a drawer type or a double-spread type, but the installation position of the storage in the washroom is where the two walls intersect, and the wall surface is as much as possible. Therefore, the double door type may make it difficult to open the door, and the drawer type is preferable.
[0023]
In the wash basin and storage with the dimensions as described above, these are adjacent to each other, and when the storage is installed close to the wall, the opposite side of the wash basin (the side where the storage is not adjacent) is It is possible to secure a space for installing the washing machine.
[0024]
The counter is for placing cosmetic tools, cosmetics, or tools such as a shaver or a dryer, and is arranged in a direction orthogonal to the washstand with a preset dimension larger than the depth dimension of the washbasin. . This counter is formed by a plate-like member having a preset length and a depth dimension (about 200 mm to about 300 mm) that is approximately equal to the width dimension of the storage, with one end at the top of the storage The other end portion is supported by a storage provided below, or is configured as a cantilevered free end.
[0025]
As described above, the counter unit is configured by integrating the storage and the counter. In particular, when the storage is a drawer type, the counter unit can be used without inconvenience even when it is installed on the left or right side of the washstand.
[0026]
The length of the counter is set in advance according to the dimensions of the washroom and the presence or absence of an entrance / exit formed on the wall surface. For example, when a counter is provided over the entire surface of a wall, the length is about 1.8 m or 2 m (depending on the distance between the inner walls, depending on the module size set for the building. In addition, it is preferable to set the length in the case where the entrance / exit is formed on the wall surface on which the counter is provided to about 0.9 m or 1 m (about half of the interval between the inner wall surfaces, hereinafter referred to as “09 counter”).
[0027]
The length of the counter is not limited to the above dimensions, and can be set as appropriate in dimensions such as about 1.2 m and about 1.5 m. In addition, since the depth dimension of the washstand is about 450 mm to 600 mm, even if the length is, for example, 0.6 m to 0.9 m, the function as a counter can be exhibited.
[0028]
In particular, since the counter is often shortened for the purpose of providing an entrance / exit on the wall surface, it may be preferable to shorten the counter as long as it does not impair the function of the counter so that it does not get in the way when people enter and exit. Furthermore, the free end of the counter does not necessarily have to be at right angles to the wall surface, and it is also preferable that the counter be formed obliquely so as not to obstruct people coming and going.
[0029]
As described above, by selectively using the 18 counter or 09 counter, it is possible to effectively use the entire width of the one side wall surface. In addition, when 18 counters are formed, it is possible to support the 18 counters by providing a storage in the lower part of the end portion separated from the washstand in the 18 counters. When the 09 counters are formed, The 09 counter can be cantilevered.
[0030]
The counter configured as described above has an upper surface substantially the same level as the upper surface of the washstand and is composed of a plate-like member, so that the upper wall surface of the counter is exposed over the entire surface. Will be.
[0031]
When the counter unit is installed adjacent to the side surface of the washstand, the washstand and the counter are arranged orthogonal to each other. Either the washstand or the counter is disposed toward the wall surface of at least one outer wall. Therefore, even when the washstand and the counter face either the outer wall or the wall surface other than the outer wall, the wall surface of the washstand and the upper part of the counter is sufficiently exposed, and the wall surface of the outer wall is also sufficiently exposed. Thus, these exposed wall surfaces can be used effectively.
[0032]
In particular, it is possible to install the counter unit on either the left or right side of the wash basin by making the counter unit adjacent to the wash basin a structure that can move independently with respect to the wash basin. It is possible to smoothly cope with a change in the positional relationship between the outer wall and the entrance / exit.
[0033]
Furthermore, since the shape of the projection surface when combining the washstand and the counter unit is L-shaped, the floor surface facing the two wall surfaces can be effectively used to achieve a layout that includes a washing machine. It becomes possible. For this reason, it is possible to reduce a dead space and to use the area of a narrow washroom.
[0034]
In addition, the washstand and the counter unit have the same detail design and color tone, and the counter unit is selected from different lengths based on the washstand, for example, according to the layout of the target washroom. Even if they are combined, it is preferable that the overall design and color tone be unified.
[0035]
For this reason, although the washstand and the counter unit are configured as structures different from each other, they are configured as a combination having a unified design, color tone, and dimensions.
[0036]
It is preferable to provide a large window on the outer wall in the washroom that can ensure daylighting and ventilation. Therefore, as described above, even when a washstand and a counter are provided facing the outer wall surface, the upper wall surface is exposed so that the lower side is higher than the level of the upper surface of the washstand. It is possible to configure the window using the wall surface between the side to the ceiling surface. Although not particularly limited as such a window, it is possible to provide a so-called waist-high window having a width of about 0.9 m. Such a window is preferable in appearance because it has the same height as a window (waist high window) attached to a general living room.
[0037]
As described above, when a large window equivalent to a waist-high window attached to a general living room is provided on the outer wall, there is no such thing as blocking the large window, so that sufficient lighting can be secured and sufficient It is possible to ensure a good ventilation.
[0038]
The member provided on the upper wall surface of the washstand is set according to whether the wall surface is an outer wall or an inner wall. That is, when the washstand faces the wall surface of the outer wall, a window is provided on the wall surface, and when the washstand faces the wall surface of the inner wall, a mirror is provided on the wall surface. In particular, when the washroom has two outer walls, and the washstand and the counter face the wall of the outer wall, it is not limited whether to provide a window or a mirror at the top of the washstand. Absent.
[0039]
The member provided on the upper wall surface of the counter is set according to whether the wall surface is the outer wall or the inner wall, as in the case of the washstand. That is, when the counter faces the wall surface of the outer wall, a window is provided on the wall surface, and when the counter faces the wall surface of the inner wall, a mirror is provided on the wall surface. Therefore, in the case where the washroom has two outer walls and the washstand and the counter face the wall of the outer wall, respectively, it is not limited whether a window or a mirror is provided on the upper part of the counter. .
[0040]
In any case, the same member is not provided on the upper wall of the washstand and the upper wall of the counter, and when either a window or a mirror is provided on the upper part of the washstand, A window and a mirror will be provided.
[0041]
The mirror provided on the upper part of the washstand or counter is preferably of a size that allows at least the upper body to be reflected. In this way, the mirror that mirrors the upper body preferably has a width of about 500 mm to 750 mm, a height of the upper end of about 1800 mm, and a lower end of the upper surface of the washstand or counter (about 750 mm). By providing such a mirror on the top of the washstand or counter, it becomes possible to make up makeup and appearance.
[0042]
Moreover, it is preferable to provide a thin storage (thin storage) at a position above the counter and spaced upward from the upper surface of the counter. By providing such a thin storage, it is possible to store cosmetics, cosmetics, or electrical appliances. The dimensions of the thin storage are preferably such that the width direction is equal to or shorter than the length of the counter, and the thickness dimension is equal to or smaller than the width dimension of the counter.
[0043]
In the washroom constructed as described above, two patterns are formed by a combination of a window and a mirror provided on the upper part of the arrangement of the washstand and the counter. Two patterns are formed depending on whether the counter is a 09 counter or an 18 counter. In addition, there is a difference in the combination of the washstand and the counter unit (whether the counter unit is arranged on the left side or the right side of the washstand).
[0044]
Therefore, when designing a washroom in the target house by setting a pattern based on a combination of a washstand, counter and window, mirror, and a difference in counter length as a washroom in advance, Any one of the patterns can be selected and designed according to the position of the doorway or the position of the outer wall.
[0045]
In addition, when the position of the entrance / exit in the selected pattern is different from the position of the entrance / exit in the target washroom, it is possible to cope with this by designing a different pattern.
[0046]
Next, a preferred embodiment of the toilet will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram for explaining the structure of a bathroom according to the first embodiment. FIG. 2 is a diagram for explaining the structure of the bathroom according to the first embodiment in a state in which the indoor side wall and the entrance / exit are removed. FIG. 3 is a diagram for explaining the structure of the bathroom according to the second embodiment. FIG. 4 is a diagram for explaining the structure of the bathroom according to the third embodiment.
[0047]
First, the configuration of the toilet according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. In addition, Fig.1 (a) is a top view of the washroom A, The same figure (b) is the perspective view which looked at the washstand in the front.
[0048]
In the figure, the bathroom A has a substantially square floor of 1.8 m × 1.8 m, and an
[0049]
A
[0050]
The
[0051]
The
[0052]
A
[0053]
Two
[0054]
As described above, the
[0055]
A
[0056]
In the washroom A configured as described above, a
[0057]
In the figure, reference numeral 11 denotes storage equipment provided at the top of the
[0058]
Next, the configuration of the toilet B according to the second embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 3A is a plan view, and FIG. 3B is a perspective view of the washstand viewed from the front. Moreover, the same code | symbol is attached | subjected to the part which has the same function as the above-mentioned washroom A, and the same function, and description is abbreviate | omitted.
[0059]
In the drawing, the washroom B is provided with a
[0060]
In the washroom B, a
[0061]
Even in the washroom B configured as described above, the
[0062]
Next, the structure of the washroom C according to the third embodiment will be described with reference to FIG. 4A is a plan view and FIG. 4B is a perspective view. Moreover, the same code | symbol is attached | subjected to the part which has the same function as the above-mentioned washroom A, and the same function, and description is abbreviate | omitted.
[0063]
In the drawing, the washroom C has a
[0064]
The counter 13b constituting the
[0065]
For this reason, the
[0066]
One
[0067]
A
[0068]
In the washroom C configured as described above, a
[0069]
As described above, in the washroom C, the counter constituting the
[0070]
In addition, in the bathroom C, if the bathroom installation direction is changed to the opposite side of FIG. 4, it is possible to cope by designing a so-called wrong layout in which the
[0071]
When designing a washroom with the design of a house, the patterns A to C are set in advance, the direction of the outer wall 1 at the target washroom, the direction of the corridor and bathroom with respect to the outer wall 1, By checking the presence and direction of the space in the kitchen or living room that needs to go directly into and out of the washroom, apply the desired washroom to either Pattern A to C or Pattern A to C. Thus, it is possible to select a target toilet pattern.
[0072]
In particular, when the purpose is to ensure daylighting and ventilation in the bathroom, even if a conventional bathroom vanity is used, a specific layout (the bathroom vanity faces the inner wall and a large window is formed on the outer wall. It can be realized if the layout is obtained (for example, a specific pattern). For this reason, by setting a plurality of patterns A to C obtained by adding the specific pattern to the patterns A to C, a specific pattern, and selecting an optimum pattern for the target toilet from these patterns, It is possible to design with more options.
[0073]
For this reason, it is possible to design a washroom by using a pattern selected from the patterns A to C and the specific pattern as it is or by setting a mistake.
[0074]
【The invention's effect】
As described in detail above, in the washroom according to the present invention, the washstand and the counter are arranged in a direction orthogonal to each other, and a window or a mirror is provided above the washstand according to the arrangement direction of the washstand. In the upper part, a mirror is provided when a window is provided above the washstand, and a window is provided when a mirror is provided above the washbasin, so that the wall surface can be used effectively regardless of the arrangement direction of the washstand. A large window can be formed on the outer wall surface side, and a mirror can be provided on the wall surface in a direction orthogonal to the outer wall surface.
[0075]
In addition, a wash basin is provided below the large window, and has a top surface substantially continuous with the top surface of the wash basin in a direction orthogonal to the wash basin, and has a preset length (approximately half or shorter than the interval between the wall surfaces). Since a counter is provided with a length (for example, about 900 mm) and a half mirror is provided above the counter, the wall facing the counter is exposed with the remaining width of the above dimensions, and the entrance / exit is provided on the exposed wall. Can be formed. For this reason, out of the four wall surfaces that make up the washroom, a large window is formed on the outer wall surface, and an entrance is formed on each of the other three wall surfaces. Or it can be used as an entrance to the kitchen.
[0076]
In the said washroom, since a washstand and a counter are arrange | positioned in the orthogonal direction, the floor surface which opposes two wall surfaces can be used effectively. For this reason, a rational layout can be realized by adding a washing machine, and the dead space can be reduced by effectively using the floor surface of the washroom.
[0077]
In each of the above-mentioned toilets, since a large window can be formed on the outer wall surface, by making the size of the window the same as the size of the window provided in the adjacent living room, the building having a uniform appearance I can do it. In particular, since a large window is formed in the washroom, sufficient lighting and ventilation can be ensured.
[0078]
MaWashSet a plurality of patterns including the pattern of the combination of the position of the washstand, the combination of the washstand and the window or mirror, and the pattern with the counter length changed. When conditions such as the number and direction of doorways and the direction of the outer wall are set, an optimal one can be selected from the patterns, and a washroom can be designed based on the selected pattern.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration of a bathroom according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram for explaining the configuration of a washroom according to the first embodiment in a state in which an indoor wall and an entrance / exit are removed.
FIG. 3 is a diagram illustrating the configuration of a bathroom according to a second embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating the configuration of a bathroom according to a third embodiment.
[Explanation of symbols]
A ~ C Toilet
1 outer wall
2,3,14 gateway
4 Washbasin
4a Washing bowl
4b storage section
5,12 wall
6,13 Counter unit
6a, 13a storage
6b, 13b counter
6c Lower storage
6d space
7 Washing machine
8 Thin storage
9 Large windows
10 mirror
11 Functional equipment
Claims (3)
前記洗面台の上方に窓を設けると共にカウンターの上方に鏡を設け、
前記窓は、上端と下端の高さ位置を前記隣接する居室に用いる窓と同じに設定された腰高窓が用いられている
ことを特徴とする建物の洗面所。It is a washroom of a building that is provided adjacent to a washstand and has a counter in a direction perpendicular to the washstand at the top of the storage and is adjacent to a living room having a window,
The set of mirrors above the counter with washbasin upward providing a window,
The building washroom , wherein the window is a waist-high window in which the height positions of the upper end and the lower end are set to be the same as the window used for the adjacent living room .
前記洗面台の上方に鏡を設けると共にカウンターの上方に窓を設け、Provide a mirror above the washstand and a window above the counter,
前記窓は、上端と下端の高さ位置を前記隣接する居室に用いる窓と同じに設定された腰高窓が用いられているAs for the said window, the waist height window set to the same height as the window used for the said adjacent living room is used for the height position of an upper end and a lower end.
ことを特徴とする建物の洗面所。A washroom in a building characterized by that.
前記窓は、下端の高さを前記鏡と同程度とし、上端の高さを前記鏡の上端よりも高い位置として設けられている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建物の洗面所。 The mirror is provided with a lower end height of about the upper surface of the counter and an upper end height of about 1800 mm from the floor ,
The window is provided such that the lower end has the same height as the mirror and the upper end is higher than the upper end of the mirror.
The building washroom according to claim 1 or 2, characterized by the above-mentioned.
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