JP4858211B2 - パケット送信装置、通信装置、車両、パケット送信プログラム及びパケット送信方法 - Google Patents

パケット送信装置、通信装置、車両、パケット送信プログラム及びパケット送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、パケット送信装置、通信装置、車両、パケット送信プログラム及びパケット送信方法に関し、例えば、ランダムアクセス方式を採用するネットワークにおける通信品質の向上に適用することができる。
CSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式等の、複数の端末が同一の通信路に同時にアクセスして衝突が発生する可能性のあるランダムアクセス方式による、ネットワーク端末間の通信制御は、上位のネットワーク装置(親局)を必要としないという点から、車両配置が変化する中で、任意の車両と情報を交換する車々間通信システムに用いるアクセス制御に適している。しかし、CSMA等の通信方式では、パケットは衝突によって、受信側で正常に受信できないことがあるため、パケット受信成功率を向上させる従来技術としては、例えば、IEEE802.11等の無線LANにおけるCSMA(CSMA/CA)方式がある(非特許文献1参照)。しかし、CSMA/CA方式を用いたアクセス制御では、ネットワーク端末はパケット衝突の回避を試みるだけであり、パケット衝突の有無は検出しないため、ACKやNACK等の再送制御信号の交換による再送制御などと合わせて用いるのが一般的である。そこで、非特許文献2では、同一のパケットを複数回送信することで通信品質を向上させる連送方式を採用した車載無線機が提案されている。これにより、ACKやNACK等の再送制御信号の交換をせずに、通信品質を向上させることが可能となる。
松江英明、守倉正博著、「802.11高速無線LAN教科書」、株式会社IDGジャパン、2003年3月29日出版 徳田清仁、"デモ2000協調走行の車々間通信技術(Inter-Vehicle Communications Technologies for DEMO2000)"、信学技報、ITS2000-46、pp.25-30,2000年
しかしながら、非特許文献2に記載の通信装置では、ACKやNACK等の再送制御信号を交換する必要はないが、衝突を検出することもないので、必要以上の回数連送することがあり、連送回数が多すぎると、通信トラフィックの増加に伴うパケット衝突により、通信品質の劣化が大きくなるという問題があった。
そこで、ランダムアクセス方式を採用するネットワークにおいて、再送制御信号の交換による再送制御をしなくても、通信品質を低下させないパケットの送受信が可能なパケット送信装置、通信装置、車両、パケット送信プログラム及びパケット送信方法が望まれている。
第1の本発明のパケット送信装置は、(1)送信対象のデータを、複数に分割する送信データ分割手段と、(2)上記送信データ分割手段が分割したデータを、複数のパケットに格納するパケット生成手段と、(3)パケット送信をするための通信路上において、他の通信装置がデータ送信をしているビジー状態か、他の通信装置がデータ送信をしていないアイドル状態かを検出する通信路使用状況検出手段と、(4)上記パケット生成手段により生成されたパケットを1つの送信単位として、所定の回数上記送信単位のパケットを送信先の通信装置へ無線通信により送信するものであって、各パケットを送信する際には、上記通信路使用状況検出手段によりアイドル状態を検出してから、当該パケットの送信処理を開始するまでの待機時間をランダム値を用いて求めて保持し、求めた待機時間の経過後に当該パケットの送信処理を開始し、各パケットの待機時間を求める際には、1つの上記送信単位のパケットにおいて前半に送信するパケットの待機時間が、後半に送信するパケットの最大待機時間よりも長くなるように設定し、1つの上記送信単位のパケットを送信中に、上記通信路使用状況検出手段により、一度もビジー状態を検出しなかった場合には、その上記送信単位のパケットの送信は成功したとみなし、所定の回数以上成功するまで、上記送信単位のパケットの送信を繰り返すパケット連送手段とを有することを特徴とする。
の本発明のパケット送信装置は、(1)送信対象のデータを、1つのパケットに格納するパケット生成手段と、(2)パケット送信をするための通信路上において、他の通信装置がデータ送信をしているビジー状態か、他の通信装置がデータ送信をしていないアイドル状態かを検出する通信路使用状況検出手段と、(3)上記パケット生成手段により生成されたパケットを、送信先の通信装置へ無線通信により送信するものであって、各パケットを送信する際には、上記通信路使用状況検出手段によりアイドル状態を検出してから、当該パケットの送信処理を開始するまでの待機時間をランダム値を用いて求めて保持し、求めた待機時間の経過後に当該パケットの送信処理を開始し、各パケットの待機時間を求める際には、前半に送信するパケットの待機時間が、後半に送信するパケットの最大待機時間よりも長くなるように設定し、各パケットを送信する際に、上記通信路使用状況検出手段により、一度もビジー状態を検出しなかった場合には、上記パケットの送信は成功したとみなし、所定の回数以上成功するまで、パケットの送信を繰り返すパケット連送手段とを有することを特徴とする。
の本発明の通信装置は、第1〜第6の本発明のいずれかのパケット送信装置を有することを特徴とする。
の本発明の車両は、第1〜第6の本発明のいずれかのパケット送信装置を搭載していることを特徴とする。
の本発明のパケット送信プログラムは、(0)第1の通信装置から第2の通信装置へパケットを送信するパケット送信プログラムであって、上記第1の通信装置におけるコンピュータを、(1)送信対象のデータを、複数に分割する送信データ分割手段と、(2)上記送信データ分割手段が分割したデータを、複数のパケットに格納するパケット生成手段と、(3)パケット送信をするための通信路上において、他の通信装置がデータ送信をしているビジー状態か、他の通信装置がデータ送信をしていないアイドル状態かを検出する通信路使用状況検出手段と、(4)上記パケット生成手段により生成されたパケットを1つの送信単位として、所定の回数上記送信単位のパケットを第2の通信装置へ無線通信により送信するものであって、各パケットを送信する際には、上記通信路使用状況検出手段によりアイドル状態を検出してから、当該パケットの送信処理を開始するまでの待機時間をランダム値を用いて求めて保持し、求めた待機時間の経過後に当該パケットの送信処理を開始し、各パケットの待機時間を求める際には、1つの上記送信単位のパケットにおいて前半に送信するパケットの待機時間が、後半に送信するパケットの最大待機時間よりも長くなるように設定し、1つの上記送信単位のパケットを送信中に、上記通信路使用状況検出手段により、一度もビジー状態を検出しなかった場合には、その上記送信単位のパケットの送信は成功したとみなし、所定の回数以上成功するまで、上記送信単位のパケットの送信を繰り返すパケット連送手段として機能させることを特徴とする。
の本発明のパケット送信方法は、第1の通信装置から第2の通信装置へパケットを送信するパケット送信方法であって、(0)上記第1の通信装置は、送信データ分割手段と、パケット生成手段と、通信路使用状況検出手段と、パケット連送手段とを有し、(1)上記送信データ分割手段は、送信対象のデータを複数に分割し、(2)上記パケット生成手段は、上記分割したデータを、複数のパケットに格納してパケットを生成し、(3)上記通信路使用状況検出手段は、パケット送信をするための通信路上において、他の通信装置がデータ送信をしているビジー状態か、他の通信装置がデータ送信をしていないアイドル状態かを検出し、(4)上記パケット連送手段は、上記パケット生成手段により生成されたパケットを1つの送信単位として、所定の回数上記送信単位のパケットを第2の通信装置へ無線通信により送信するものであって、各パケットを送信する際には、上記通信路使用状況検出手段によりアイドル状態を検出してから、当該パケットの送信処理を開始するまでの待機時間をランダム値を用いて求めて保持し、求めた待機時間の経過後に当該パケットの送信処理を開始し、各パケットの待機時間を求める際には、1つの上記送信単位のパケットにおいて前半に送信するパケットの待機時間が、後半に送信するパケットの最大待機時間よりも長くなるように設定し、1つの上記送信単位のパケットを送信中に、一度も同一通信路上で、他の通信装置がデータ送信をしているビジー状態を検出しなかった場合には、その上記送信単位のパケットの送信は成功したとみなし、所定の回数以上成功するまで、上記送信単位のパケットの送信を繰り返すことを特徴とする。
本発明によれば、ランダムアクセス方式を採用するネットワークにおいて、再送制御信号の交換による再送制御をしなくても、通信品質を低下させないパケットの送受信が可能となる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明によるパケット送信装置、通信装置、パケット送信プログラム及びパケット送信方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係るパケット送信装置及び通信装置の構成を、画像伝送システムの構成と共に示すブロック図である。
画像伝送システム100は、動画又は静止画等の画像データを、他の画像伝送システムとの間で、送受信するシステムであり、画像処理装置110、通信装置120を有している。画像伝送システム100は、例えば、車両に搭載される。
画像処理装置110は、カメラ等の撮影装置、及び、ディスプレイ等の表示装置と、通信装置120の間のインターフェースの機能を担っており、エンコード部111、デコード部112を有している。
エンコード部111は、カメラ等の撮影装置から、送信映像141の信号が与えられると、その映像信号を、JPEG、MPEG等の映像フレームの形式にエンコードし、さらに、エンコードされた映像フレームを分割して、管理情報を付加し、通信装置120に、送信分割フレーム142として与えるものである。
デコード部112は、通信装置120から、送信分割フレーム142と同様の形式である受信分割フレーム153が与えられると、管理情報に基づいて、分割されているフレームを結合した後、デコード処理を行い、ディスプレイ等の表示装置に、受信映像154として与えるものである。尚、受信分割フレーム153は、送信分割フレーム142と同様の構造を持つデータである。
図3は、送信分割フレーム142(受信分割フレーム153)の、管理情報を含むデータの構造を示す説明図である。送信分割フレーム142(受信分割フレーム153)は、分割フレーム番号301、分割フレーム番号最大値302、データ303の情報を有している。データ303は映像フレームから分割された情報である。分割フレーム番号301は、分割された映像フレームのうち何番目のものであるかを示すものである。分割フレーム番号最大値302は、基となる映像フレームが、分割された数を示すものとなっている。
図2は、画像処理装置110で、エンコード(又はデコード)される映像フレームが、画像処理装置110及び通信装置120において、どのように分割(又は結合)されるかについて示した説明図である。例えば、図2のように、映像フレームが、エンコード部111において、#1〜#4の4つの送信分割フレーム142に分割された場合、#1の送信分割フレーム142の分割フレーム番号301は「1」、分割フレーム番号最大値302は「4」となる。
通信装置120は、画像処理装置110から与えられた送信分割フレーム142を、他の通信装置へ送信可能な形式に変換して送信し、他の通信装置から受信したデータを、受信分割フレーム153の形式に変換して、画像処理装置110に与えるものである。
通信装置120は、送信分割フレームバッファ121、送信パケット生成部122、送信パケットバッファ123、アクセス制御部124、パケット送信部125、送信アンテナ126、送信制御情報記憶部127、受信アンテナ128、パケット受信部129、受信パケットバッファ130、受信フレーム生成部131、受信分割フレームバッファ132を有している。
通信装置120は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成、及び、他の通信装置と通信をするためのインターフェースを有する装置に、実施形態のパケット送信プログラム等をインストールすることにより構築されるものである。
送信分割フレームバッファ121は、エンコード部111から、送信分割フレーム142が与えられると、送信分割フレーム142をバッファリングし、ある1つの映像フレームについて全ての送信分割フレーム142の受信が完了すると、バッファリングした同一映像フレームの送信分割フレーム142を、まとめて送信パケット生成部122に与えるものである。
送信制御情報記憶部127は、通信装置120が、他の通信装置にパケット送信を行う際に、通信制御に必要な各種パラメータの情報を記憶するものである。
図5は、送信制御情報記憶部127が記憶している情報について示した説明図である。送信制御情報記憶部127は、分割パケット番号最大値501、最大連送回数502、連送回数503、最大連送成功回数504、連送成功回数505、最大コンテンションウィンドウ506、最大コンテンションウィンドウ507、ガードタイム508、ガードタイム510の情報を有している。各情報の詳しい説明については後述する。
送信パケット生成部122は、送信分割フレームバッファ121から与えられた送信分割フレーム142を、更に分割し、管理情報等を付加して、送信パケット143として、送信パケットバッファ123に与えるものである。送信パケット生成部122は、送信制御情報記憶部127に記憶された、分割パケット番号最大値501を参照し、その数に送信分割フレーム142を分割してパケットに挿入する。又、送信パケット生成部122は、送信制御情報記憶部127の最大連送回数502の情報を参照して、その数に等しい数だけ、同一のパケットを生成して、送信パケット143として、送信パケットバッファ123に与える。
図4は、送信パケット143の管理情報を含むデータの構造を示した説明図である。送信パケット143は、送信分割フレーム142から分割したデータ405に、分割パケット番号401、分割パケット番号最大値402、連送番号403、最大連送回数404等の情報が付加されたものである。分割パケット番号401は、送信分割フレーム142から分割されたパケットのうち、何番目のものかを示す情報である。分割パケット番号最大値403は、分割パケット番号最大値501と同じ値が与えられる。連送番号403は、複数生成したパケットのうち、何番目に生成したものかを示すものである。最大連送回数405は、最大連送回数502の値が与えられる。尚、送信パケット143については、以降、#X−Y/Z(X:分割フレーム番号301、Y:分割パケット番号401、Z:連送番号403)と表記するものとする。例えば、フレーム番号最大値302が「4」、最大分割パケット数501が「2」、最大連送回数502が「2」であった場合には、図2に示すように、#1−1/1、#1−1/2、#1−2/1、#1−2/2、…、#4−2/1、#4−2/2、と計16個のパケットが生成されることになる。
送信パケットバッファ123は、送信パケット生成部122から、送信パケット143が与えられると、送信パケット143をバッファリングし、アクセス制御部124から与えられる制御信号であるアクセス制御情報146に基づいて、パケット送信部125に送信パケット143を与える、若しくは、送信パケット143を廃棄するものである。又、送信パケットバッファ123から、アクセス制御部124へ、送信パケット143が与えられる際には、図2に示すように、#1−1/1、#1−2/1、…、#4−2/1、#1−1/2、#1−2/2、…、#4−2/2と連送番号403が小さいものから順に並び替えられる。
パケット送信部125は、アクセス制御部124から与えられた送信パケット143に、プリアンブル、ユニークワード等のヘッダ付加及び変調処理等を施した後、送信先の無線装置へ送信する。パケット送信部125は、送信アンテナ126を有しており、送信アンテナ126により、送信電波144を他の無線装置に送信する。
パケット受信部129は、受信アンテナ128を有しており、この受信アンテナ128が受信した受信電波151により、他の通信装置から送信されたパケットを受信し、受信パケット152として、受信パケットバッファ130へ与えるものである。尚、受信パケット152は、送信パケット143と同様に、図4に示すような構造を有するパケットである。又、受信アンテナ128は、キャリアセンスによって、無線通信のチャネルの使用状況を監視し、その情報をチャネル状況情報146として、アクセス制御情報145に与える。チャネル状況情報146には、パケット送信部125が使用している通信路(例えば、無線LAN)における同一のチャネルについて、他の通信装置もデータ送信に使用しているビジー状態であるか、他の通信装置が使用していないアイドル状態であるかの情報が含まれている。又、パケット受信部129が、アクセス制御部124にチャネル状況情報146を与えるタイミングとしては、例えば、一定時間間隔毎としても良い。又、アクセス制御部124からの要求に基づいてタイミングを決定しても良い。
受信パケットバッファ130は、パケット受信部129から、受信パケット152が与えられると、受信パケット152をバッファリングし、同一の映像フレームに関する全ての受信パケット152が与えられた後、受信パケット152を、受信フレーム生成部131に与えるものである。尚、受信パケットバッファ130は、受信フレーム生成部131に、受信パケット152を与えた後、同一の映像フレームに関する受信パケット152が再度与えられた場合は、その受信パケット152は廃棄する処理を行う。
受信フレーム生成部131は、受信パケットバッファ130から受信した受信パケット152を結合して、受信分割フレーム153を生成し、受信分割フレームバッファ132に与えるものである。尚、受信分割フレーム153は、送信分割フレーム142と同様に、図3に示すような構造を有するものである。
受信分割フレームバッファ132は、受信フレーム生成部131から、受信分割フレーム153が与えられると、受信分割フレーム153をバッファリングし、1つの映像フレームについて全ての受信分割フレーム153の受信が完了すると、バッファリングした受信分割フレーム153をまとめて画像処理装置110に与えるものである。
アクセス制御部124は、受信アンテナ128から与えられるチャネル状況情報146、及び、送信制御情報記憶部127の情報を参照して、送信パケット143の送信又は廃棄についての判定を行い、結果の情報を、送信パケットバッファ123に、アクセス制御情報145として与える。又、送信パケットバッファ123から与えられた送信パケット143を、送信制御情報記憶部127及びチャネル状況情報146の情報に基づいたタイミングで、パケット送信部125に与える。送信パケット143の送信は、送信パケットバッファ123が並び替えた順に行われる。パケット送信部125へ、送信パケット143を与えるタイミングについては後述する。
アクセス制御部124は、パケット送信部125が、送信パケット143を送信中に、パケット受信部129から、ビジー状態である旨の信号が与えられると、現在送信中の連送番号403の送信パケット143の連送は、失敗したと判断して、送信パケット143を廃棄し、次の連送番号403の送信パケット143の送信を開始する。一方、同一の連送回数503の送信パケット143を送信中に、一度もパケット受信部129から、ビジー状態を示す信号が与えられない場合は、その連送は成功したと判断して、次の連送番号403の送信パケット143の送信を開始する。
又、アクセス制御部124は、連送成功回数505が、最大連送成功回数504と等しい値になった場合には、同一の映像フレームについて未送信の送信パケット143を全て廃棄させる旨のアクセス制御情報145を、受信パケットバッファ130に与える。又、同一の映像フレームに関する送信パケット143を、送信パケットバッファ123が受信してから、一定以上の時間が経過した場合も、廃棄させる旨のアクセス制御情報145を、受信パケットバッファ130に与える。
又、アクセス制御部124は、送信制御情報記憶部127の情報を更新する。新規の映像フレームに関するパケットを送信しようとする場合、連送回数503及び連送成功回数505を「0」に初期化する。そして、同一の連送回数503の送信パケット143について送信が完了した場合(連送の成功、不成功は問わない)には、連送回数503の値を「1」だけ加算する。又、連送回数503が同一の送信パケット143について、連送が成功した場合には連送成功回数505の値を「1」だけ加算する。
次に、アクセス制御部124が、パケット送信部125に、送信パケット143を与えるタイミングについて説明する。
図6は、分割フレーム番号301及び分割パケット番号401が「1」のパケット、すなわち、#1−1のパケットについて、パケット受信部129が、アイドル状態を検出してから、送信パケット143を、他の通信端末へ送信するまでの時間を示す説明図である。又、図7は、#1−2以降のパケットについて、アイドル状態検出からパケット送信までの時間を示す説明図である。尚、上記の図6及び図7は、通信装置120が、例えば、IEEE802.11におけるCSMA/CA方式を採用している場合の説明図である。
#1−1のパケットにおける、ガードタイム(フレーム間隔:Inter Frame Space)をGT1、#1−2以降のパケットのガードタイムをGT2とする。#1−1のパケットにおける、コンテンションウィンドウ(アイドル検出後、乱数により設定される待機時間のスロット数)をCW1、最大コンテンションウィンドウ(乱数の最大値)をCW1max、#1−2以降のパケットにおけるコンテンションウィンドウをCW2、最大コンテンションウィンドウをCW2maxとする。スロットタイム(コンテンションウィンドウの1スロットあたりの単位時間)をSTとする。アクセス制御部124が、送信パケット143の送信を判断してから、パケット送信部125がパケットを送信するまでの処理遅延時間をPDとする。
このとき、#1−1のパケット送信時において、アイドル状態の検出から、パケット送信までの時間は、下記(1)式で表される時間となり、その最大時間は、下記(2)式で表される時間となる。又、#1−2以降のパケットについては、下記(3)式で表される時間となり、その最大時間は、下記(4)式で表される時間となる。そして、GT1について、下記(5)式を満足するように、上記の各パラメータは設定されるものとする。
GT1+ST・CW1 …(1)
GT1+ST・CW1max …(2)
GT2+ST・CW2 …(3)
GT2+ST・CW2max …(4)
GT1≧GT2+ST(CW2max+1) …(5)
尚、上記の各パラメータについては、上記図5に示される送信制御情報記憶部127に記憶されている。CW1maxは、最大コンテンションウィンドウ506、Cw2maxは、最大コンテンションウィンドウ507、GT1は、ガードタイム508、GT2は、ガードタイム509、STは、スロットタイム510にそれぞれ該当する。アクセス制御部124は、送信制御情報記憶部127に記憶された各種パラメータの値と、パケット受信部129から与えられるチャネル状況情報146に基づいて、送信パケット143の送信タイミングを決定している。例えば、図6における#1−1のパケットであれば、チャネル状況情報146により、一度アイドルを検出した後、GT1の時間だけ待機し、その後、CW1・STの間、STの時間間隔で、チャネル状況情報146を受け、一度もビジー状態を検出しなかった場合は、#1−1の送信パケット143の送信を開始する。一方、アクセス制御部124が、一度でもビジー状態を検出した場合には、再度アイドル状態になるまで待機して、#1−1の送信パケット143が送信できるまで同様の動作を繰り返す。
又、図7における#1−2以降のパケットを送信するタイミングについては、適用されるパラメータが、GT1がGT2、CW1がCW2に置き換わるだけで、#1−1のパケットとほぼ同様であるため詳しい説明は省略する。アクセス制御部124が、CW2・STの間にビジー状態を検出した場合は、上述の通り、現在送信中の連送番号403の送信パケット143の連送は、失敗したと判断して、送信パケット143を廃棄し、次の連送番号403の送信パケット143の送信を開始する点で、#1−1のパケットの場合と異なっている。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような機能的構成を有する第1の実施形態の画像伝送システム100の動作を、図面を参照しながら説明する。
(A−2−1)データ送信の動作
図8及び図9は、画像伝送システム100が、他のシステムへ、データを送信する動作を示したフローチャートである。
まず、送信映像141が、カメラ等の撮影装置から、画像処理装置110のエンコード部111に与えられる。次に、エンコード部111において、送信映像141に基づいて映像フレームが生成され(S801)、更に、生成された映像フレームに基づいて送信分割フレーム142が生成される。次に、エンコード部111から、生成された送信分割フレーム142が、通信装置120の送信分割フレームバッファ121に与えられる(S802)。
同一の映像フレームについて全ての送信分割フレーム142が、送信分割フレームバッファ121に与えられると、送信分割フレームバッファ121から送信パケット生成部122に、送信分割フレーム142がまとめて与えられる。送信分割フレーム142が、送信パケット生成部122に与えられると、送信パケット生成部122において、送信パケット143が生成され、送信パケット生成部122から送信パケットバッファ123に、生成した送信パケット143が与えられる(S803)。
送信パケット143が、送信パケットバッファ123に与えられると、送信パケットバッファ123において、図2に示すように、連送番号403の値が小さいパケットから順に、送信順序が決定される(S804)。
アクセス制御部124において、前に送信していた映像フレームに関する送信パケット143の送信が全て終了すると、次の映像フレームに関する送信パケット143についての送信制御が開始され(S805、S811)、連送回数503及び連送成功回数505の値が「0」に初期化される(S806)。
次に、アクセス制御部124から、送信パケットバッファ123に、送信パケット143の入力を命令する信号(アクセス制御情報145)が与えられる。次に、送信パケット143が、送信パケットバッファ123からアクセス制御部124に与えられる。送信パケット143が、アクセス制御部124に与えられると、アクセス制御部124において、最初に送信しようとする送信パケット143の、分割フレーム番号301、分割パケット番号401が参照され、いずれの値も「1」、すなわち、#1−1のパケットであるか否かが判断される(S807)。
ステップS807における判断結果が、#1−1のパケットであった場合には、アクセス制御部124において、送信制御情報記憶部127の情報、及び、パケット受信部129から与えられるチャネル状況情報146に基づいて、#1−1のパケットを、送信するタイミングが決定される(S808、S809)。そして、#1−1の送信パケット143が、アクセス制御部124からパケット受信部129に与えられ、送信先の通信装置へ送信される(S810)。
一方、ステップS807における判断結果が、#1−2以降のパケットであった場合には、アクセス制御部124は、後述するステップS812から動作する。
次に、アクセス制御部124において、#1−2以降のパケットを送信するために、送信制御情報記憶部127の情報、及び、パケット受信部129から与えられるチャネル状況情報146に基づいて、上記#1−2移行のパケットを、送信するタイミングが決定される(S812、S813)。その間に、アクセス制御部124において、パケット受信部129から、ビジー状態を示す信号(チャネル状況情報146)が与えられない場合には、送信パケット143が、アクセス制御部124からパケット送信部125へ与えられ、送信先のシステムへ送信される(S814、S815)。
次に、アクセス制御部124において、分割パケット番号401及び分割フレーム番号301が、分割パケット番号最大値403及び分割フレーム番号最大値302と等しいパケットが、正常に完了したか否かについて判定される(S816)。ステップS816において、該当しないという結果の場合には、上記ステップS812に戻って、ステップS812〜S815について繰り返し動作し、順次パケットの送信が行われる。一方、ステップS816において、該当するという結果の場合には、連送回数503(N1)及び連送成功回数505の値が「1」だけ加算され(S817)、次の動作が行われる。
次に、アクセス制御部124において、連送回数503が最大連送回数502と等しい(N1=N1max)、又は、連送成功回数505が最大連送成功回数504と等しい(N2=N2max)という条件のいずれかに該当するか否かが判定される(S818)。該当する場合には、アクセス制御部124から送信パケットバッファ123に、送信中の同一の映像フレームについて未送信の送信パケット143を、廃棄する旨の信号(アクセス制御情報145)が入力され、受信パケットバッファ130において廃棄される(S819)。そして、アクセス制御部124は、処理を終了し、次の映像フレームの送信パケット143を送信するための処理に移行する。一方、ステップ818の判断において、該当しないという結果の場合には、アクセス制御部124は、次の連送番号403のパケット(#1−1/2以降)を送信するために、上記ステップS808に戻って動作する。
一方、ステップS814において、ビジー状態が発生したという結果の場合には、アクセス制御部124において、送信が終了していない連送番号403が同一のパケットが廃棄され(S814、S820)、連送回数503(N1)の値に「1」が加算される(S821)。次に、最大連送回数502と連送回数503が等しい(N1=N1max)という条件に該当するか否かが、アクセス制御部124において判定される(S822)。ステップS822の判断において、該当するという結果の場合には、アクセス制御部124から送信パケットバッファ123に、送信中の同一の映像フレームについて未送信の送信パケット143を、廃棄する旨の信号(アクセス制御情報145)が入力され、受信パケットバッファ130において廃棄される(S823)。次に、送信中の映像フレームに関する処理は終了され、次の映像フレームに関する送信パケット143を、送信するための処理に移行する。一方、ステップ822の判断において該当しないという結果の場合には、次の連送番号403のパケットを送信するために、上記ステップS808に戻って動作する。
(A−2−2)データ受信の動作
図10は、画像伝送システム100が、他のシステムから、データを受信するための動作を示したフローチャートである。
まず、他のシステムからの受信パケット152が、パケット受信部129により受信される(S1001)。
受信パケット152が、パケット受信部129に受信されると、パケット受信部129から受信パケットバッファ130に、受信パケット152が与えられる。同一の映像フレームに関する全ての受信パケット152が、受信パケットバッファ130に与えられると、受信パケットバッファ130から受信フレーム生成部131に、受信パケット152が与えられる。次に、受信パケット152が、受信フレーム生成部131に与えられると、受信フレーム生成部131において、受信パケット152から受信分割フレーム153が生成され、受信フレーム生成部131から画像処理装置110のデコード部112に、受信分割フレーム153が与えられる(S1002)。
受信分割フレーム153が、デコード部112に与えられると、デコード部112において、受信分割フレーム153に基づいて映像フレームが生成され(S1003)、更に、デコード処理により受信映像154が生成される。次に、受信映像154が、デコード部112からディスプレイ等の表示装置に与えられる(S1004)。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することが可能となる。
#1−1のパケットにおけるガードタイム(GT1)を、上記の(1)式を満たすように設定することによって、通信装置120が、#1−1の送信パケット143を送信した後、同じ連送番号403の送信パケット143を送信している間は、他の装置が同一のチャネルを使用して送信パケット143を送信しようとしても、常にビジー状態が検知されるため、パケットの衝突を回避することが可能となる。パケット衝突回避の唯一の例外としては、複数の通信装置が、処理遅延時間(PD)の範囲内で、同時に#1−1のパケットを送信した場合がある。処理遅延時間(PD)においては、パケット受信部129がキャリアセンスすることができないためであるが、#1−2以降のパケット送信において、パケット受信部129によりビジー状態を検知することが可能であるため、このような場合でも、結果としてパケット衝突を検知して、次の連送番号403の送信パケット143を送信することができる。これにより、ACKやNACK等の余分な情報の交換をしなくても、パケットの衝突を検知して再送することが可能となる。
又、通信装置120が、送信パケット143の送信中に、パケット受信部129においてビジー状態が検出された場合には、アクセス制御部124により、ただちに送信パケット143の送信が中断されるため、通信が競合した他の通信装置の通信品質や効率を向上させることが可能となる。更に、多数の通信装置により構成される通信システムにおいては、通信システム全体の通信装置の通信品質及び通信効率を向上させることが可能となる。
更に、最大連送回数502(N1max)以外に、最大連送成功回数504(N2max)を設けることにより、同一連送番号403の送信パケット143が全て送信成功した回数が、N2maxの回数に達した場合には、パケット送信は成功したとみなして、未送信の送信パケット143は全て廃棄し、次の映像フレームの送信パケット143の送信を開始する。これにより、必要以上に連送することはなく、通信トラフィックの増加を抑制し、通信品質の劣化を小さくすることが可能となる。
更に又、送信パケットバッファ123は、送信パケット143が与えられてから、所定の時間以上経過した場合、未送信の送信パケット143を廃棄して、次の映像フレームのパケット送信をするため、リアルタイム性も保障することが可能となる。これは、例えば、車々間において、車外の映像等、リアルタイムな画像伝送を行う場合に好適なものである。
(B)第2の実施形態
以下、本発明によるパケット送信装置、通信装置、パケット送信プログラム及びパケット送信方法の第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(B−2)第2の実施形態の構成
図11は、第2の実施形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態においては、通信装置120は、画像等の送信するパケットに比して大きな量のデータを送信するものであったが、第2の実施形態の通信装置1100は、分割処理を必要とせずに、1つのパケットで送信可能な大きさのデータを、送信するものである点で異なっている。
通信装置1100は、接続する端末からから与えられた送信データ1142を、他の通信装置へ送信可能な形式に変換して送信し、他の通信装置から受信した受信パケット1152を、受信データ1153の形式に変換して、接続する端末に与えるものである。通信装置1100は、第1の実施形態の通信装置120から、送信分割フレームバッファ121及び受信分割フレームバッファ132を、省いたものとほぼ同様の構成であり、送信パケット生成部1122、送信パケットバッファ1123、アクセス制御部1124、パケット送信部1125、送信制御情報記憶部1127、パケット受信部1129、受信パケットバッファ1130、受信データ生成部1131を有している。又、通信装置1100は、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成、及び、他の通信装置と通信をするためのインターフェースを有する装置に、実施形態のパケット送信プログラム等をインストールすることにより構築されるものである。
図14は、送信制御情報記憶部1127が記憶している情報について示した説明図である。送信制御情報記憶部127は、第1の実施形態の送信制御情報記憶部127から、分割パケット番号最大値501を省いたものと同様の情報を記憶しており、最大連送回数1402、連送回数1403、最大連送成功回数1404、連送成功回数1405、最大コンテンションウィンドウ1406、最大コンテンションウィンドウ1407、ガードタイム1408、ガードタイム1409、スロットタイム1410の情報を有している。
送信パケット生成部1122は、他のコンピュータ等の装置から与えられた送信データ1142に、管理情報を付加して、送信パケット1143として、送信パケットバッファ1123に与えるものである。又、送信パケット生成部1122は、送信制御情報記憶部1127の分割パケット番号最大値1401の情報を参照して、分割パケット番号最大値1401が示す数に等しい数だけ、同一の送信パケット1143を生成する。
図13は、送信パケット1143の管理情報を含むデータの構造を示した説明図である。送信パケット1143は、送信データ1142に、連送番号1301、最大連送回数1302が付加されたものである。連送番号1301、最大連送回数1302は、第1の実施形態の連送番号403、最大連送回数404と同様のものであるので、詳しい説明を省略する。尚、以降、送信パケット1143について、例えば、連送番号1301が「1」のパケットについては#1、「2」のパケットについては#2と表記するものとする。
送信パケットバッファ1123は、第1の実施形態の送信パケットバッファ123と同様の構成であるので説明を省略する。
アクセス制御部1124は、第1の実施形態のアクセス制御部124とほぼ同様の構成であるので、詳しい説明は省略する。第1の実施形態においては、1つの映像フレームを分割してパケット送信していたが、第2の実施形態においては、1つのパケットで送信することが可能なデータを送信するため、パケット送信部1125へ、送信パケット1143を与えるタイミング等について、異なる構成となっている。第1の実施形態においては、連送番号403が同じ送信パケット143を1つの送信単位として、連続して送信していたが、第2の実施形態においては、送信パケット生成部1122で生成された送信パケット1143全てを、まとめて1つの送信単位として送信する点において異なっている。又、第1の実施形態における、上記(1)〜(5)式の適用については、#1−1のパケットについて、GT1、CW1、CW1maxの値を適用し、#1−2以降のパケットについて、GT2、CW2、CW2maxの値を適用していた。しかし、第2の実施形態においては、#1のパケットについて、GT1、CW1、CW1maxの値を適用し、#2以降のパケットについて、GT2、CW2、CW2maxの値を適用する点において異なっている。又、アクセス制御部1124は、#2以降の送信パケット1143について、送信する際に、パケット受信部1129からビジー状態を示すアクセス制御情報1145が与えられた場合には、次に送信しようとする送信パケット1143については、#1のパケットとして取り扱い、#1のパケットと同様に、GT1、CW1、CW1maxの値を適用する。
パケット受信部1129については、第1の実施形態のパケット受信部129と同様の構成であるので、説明を省略する。
受信パケットバッファ1130は、パケット受信部1129から、受信パケット1152を受信してバッファリングし、受信データ生成部1131に与えるものである。このとき、同一の受信データ1153に関する受信パケット1152が、複数与えられた場合には、最初に与えられたもののみを受信データ生成部131に与える。
受信データ生成部131は、受信パケットバッファ130から与えられた受信パケット1152から、受信データ1153を生成して、受信先の端末に与えるものである。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような機能的構成を有する第2の実施形態の通信装置1100の動作を、図面を参照しながら説明する。
(B−2−1)データ送信の動作
図15及び図16は、通信装置1100が、他の装置へ、データ送信するための動作を示したフローチャートである。
送信データ1142が、端末から送信パケット生成部1122に与えられると、送信パケット生成部1122において、送信パケット1143が生成され、生成された送信パケット1143が、送信パケット生成部1122から送信パケットバッファ1123に与えられる(S1501)。
アクセス制御部1124において、前に送信していた送信データ1142に関する送信パケット1143の送信が全て終了されると、次の送信データ1142に関する送信パケット143についての送信制御が開始され(S1502、S1511)、連送回数1403及び連送成功回数1405の値が「0」に初期化される(S1503)。
次に、送信パケット1143の入力を命令する信号が、アクセス制御部1124から送信パケットバッファ1123に与えられると、送信パケットバッファ1123からアクセス制御部1124に、送信パケット1143が与えられる。送信パケット1143が、アクセス制御部1124与えられると、アクセス制御部1124において、最初に送信しようとする送信パケット1143の連送番号1301が参照され、その値が「1」、すなわち、#1のパケットであるか否かが判断される(S1504)。ステップS1504の判断において、該当しないという結果である場合には、次の連送番号1301のパケット(#2以降)を送信するために、後述するステップS1512から動作する。
一方、ステップS1504における判断において、#1のパケットという結果である場合には、アクセス制御部1124において、送信制御情報記憶部1127の情報、及び、パケット受信部1129から与えられるチャネル状況情報1146に基づいて、#1のパケットの送信するタイミングが決定される(S1505、S1506)。そして、#1の送信パケット1143が、アクセス制御部1124から、パケット受信部1129に与えられ、送信先の通信装置へ送信される(S1507)。
次に、アクセス制御部1124により、送信制御情報記憶部1127の連送回数1403(N1)及び連送成功回数1405(N2)の値が「1」加算される(S1508)。
そして、連送回数1403が最大連送回数1402と等しい(N1=N1max)、又は、連送成功回数1405が最大連送成功回数1404と等しい(N2=N2max)という条件のいずれかに該当するか否かが、アクセス制御部1124において判断される(S1509)。ステップS1509の判断において、該当するという結果の場合には、アクセス制御部1124において、送信データ1142が同一の、未送信の送信パケット1143が全て廃棄され(S1510)、処理を終了し、次の送信データ1142の送信パケット1143を送信するための処理に移行する。一方、ステップS1509の判断結果が、該当しないという結果の場合には、次の処理に移行する。
次に、アクセス制御部1124において、#2以降のパケットを送信するために、送信制御情報記憶部1127の情報、及び、パケット受信部1129から与えられるチャネル状況情報1146に基づいて、送信するタイミングが決定される(S1512、S1513)。その間に、アクセス制御部1124において、パケット受信部1129から、ビジー状態を示す信号が与えられない場合には、送信パケット1143が、アクセス制御部1124から、パケット送信部1125へ与えられ、送信先の通信装置へ送信される(S1514、S1515)。
次に、最大連送回数1402と連送回数1403が等しい(N1=N1max)という条件に該当するか否かが、アクセス制御部1124において判定される(S1517)。ステップS1517の判断において、該当するという結果である場合には、アクセス制御部1124において、送信データ1142が同一の未送信の送信パケット1143が全て廃棄され(S1518)、処理を終了し、次の送信データ1142の送信パケット1143を送信するための処理に移行する。一方、S1517における判断結果が、該当しないという結果である場合には、次の連送番号1301のパケットを送信するために、上記ステップS1512に戻って繰り返し動作する。
一方、ステップS1514においてビジー状態が発生したと判断された場合には、送信しようとしていた送信パケット1143を廃棄し(S1518)、連送回数1403(N1)の値に「1」を加算する(S1519)。次に、最大連送回数1402と連送回数1403が等しい(N1=N1max)という条件に該当するか否かが、アクセス制御部1124において判定される(S1520)。ステップS1520の判断において、該当するという結果である場合には、アクセス制御部1124において、送信データ1142が同一の未送信の送信パケット1143が全て廃棄され(S1518)、処理が終了し、次の送信データ1142の送信パケット1143を送信するための処理に移行する。一方、ステップ1520の判断において、該当しないという結果である場合には、ステップS1505に戻って動作する。ただし、このとき、次に送信しようとする送信パケット1143は、#1のパケットとして取り扱われる。
(B−2−2)データ受信の動作
通信装置1100が、他の通信装置から、データを受信する際の動作について説明する。
図17は、通信装置1100が、他の装置から、送信データ1142を受信するための動作を示したフローチャートである。
まず、受信パケット1152が、他の通信装置からパケット受信部1129に与えられる(S1701)。
受信パケット1152が、パケット受信部1129に与えられると、パケット受信部1129から受信パケットバッファ1130に、受信パケット1152が与えられる。次に、受信パケット1152が、受信パケットバッファ1130に与えられると、受信パケット152が、受信パケットバッファ1130から受信フレーム生成部1131に与えられる。受信パケット1152が、受信フレーム生成部1131に与えられると、受信フレーム生成部1131において、受信パケット152から送信データ1142が生成さる。次に、送信データ1142が、受信フレーム生成部1131から端末に与えられる(S1702)。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、送信対象のデータについて分割処理を行わないデータ送信においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。
(C)第3の実施形態
以下、本発明によるパケット送信装置、通信装置、パケット送信プログラム及びパケット送信方法の第3の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(C−1)第3の実施形態の構成
図18は、第3の実施形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。
通信装置1800は、第1の実施形態の通信装置120、又は、第2の実施形態の通信装置1100に、端末台数推定部1801を付加したものである。尚、図18においては、端末台数推定部1801と接続される手段以外の構成については、図示を省略している。以下、第1及び第2の実施形態と異なる構成について説明する。
パケット受信部129、1129は、他の通信装置から受信したパケットを、端末台数推定部1801に与える。
端末台数推定部1801は、パケット受信部129、1129から与えられた受信パケットに基づいて、通信装置1800の周辺に存在する端末の数を推定するものである。
端末の数の推定の方法としては、例えば、受信パケットのヘッダ情報から、IPアドレスやMACアドレス等のID情報を抽出し、その種類の数によって端末の数を推定する方法が挙げられる。その際、一定の時間内に受信したパケットに基づいて推定しても良い。
又、端末台数推定部1801は、推定した端末の台数に基づいて、上記(1)〜(5)式における、最適な最大連送回数(N1max)、最大連送成功回数(N2max)、ガードタイム(GT1及びGT2)、最大コンテンションウィンドウサイズ(CW1max及びCW2max)、スロットタイム(ST)を算出し、送信制御情報記憶部127、1127に記憶されている、最大連送回数502、1402、最大連送成功回数504、1404、最大コンテンションウィンドウ506、1406、最大コンテンションウィンドウ507、1407、ガードタイム508、1408、ガードタイム509、1409、スロットタイム510、1410の値等を、算出した値に置き換える。又、その他にもパケット送信の制御において適用されるパラメータで、変動させることにより通信品質が向上するものがあれば、その値についても算出して、パケット送信の際に適用させる構成としても良い。
端末台数推定部1801における各パラメータの算出は、例えば、予め実験等により、推定した端末の台数毎に最適な値を求めて記憶しておき、その値を適用しても良い。又、所定の演算式により算出しても良い。
(C−2)第3の実施形態の動作
次に、以上のような機能的構成を有する第3の実施形態の通信装置1800の動作を、図面を参照しながら説明する。
図19は、通信装置1800が、周辺に存在する端末の数を推定し、送信制御情報記憶部127、1127に記憶された各種パラメータに最適な値を算出し、更新する動作を示すフローチャートである。
まず、パケット受信部129、1129において、他の通信装置からパケットが受信されると、その情報が、端末台数推定部1801に与えられる(S1901)。
受信したパケットが与えられると、端末台数推定部1801において、自装置の周辺に存在する他の端末の数の推定値が算出される(S1902)。
次に、端末台数推定部1801により、ステップS1902で算出した端末台数の推定値に基づいて、送信制御情報記憶部127、1127に記憶されている各種パラメータについて最適な値が算出される(S1903)。
次に、端末台数推定部1801により、送信制御情報記憶部127、1127に記憶されている各種パラメータの値が、ステップS1903で算出された値に置き換えられる(S1904)。
(C−3)第3の実施形態の効果
第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態の効果に加えて以下のような効果を奏することが可能となる。
第3の実施形態によれば、他の端末の数やその配置が任意に変化する場合であっても、端末台数推定部1801により、送信制御情報記憶部127、1127に記憶されている各種パラメータ等を、常に最適な値に設定することが可能になる。これにより、車々間通信などの、自装置の周辺にある車両(通信装置)の数や通信相手の変動が激しい通信システムにおいても、常に最適なパラメータを使用して通信することが可能となり、通信品質を向上させるという効果を奏する。
(D)他の実施形態
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(D−1)上記の各実施形態の通信装置120、1100、1800を、複数の車両に搭載し、車々間の通信をするシステムに適用しても良い。
図21及び図22は、第1の実施形態の画像伝送システム100と同様の構成を有する画像伝送システムを搭載した車両を複数配置したシステムと、従来の連送制御によりパケット送信を行う画像伝送システムを搭載した車両を複数配置したシステムとの通信品質について、机上におけるシミュレーション評価結果を示すグラフである。図20は、このシミュレーション評価における、従来の画像伝送システムと、本発明の画像伝送システムに適用する映像フレームの仕様、パケット送信の制御に適用する各種パラメータ等について示した説明図である。
車両台数は1〜10台とする。映像フレームの平均ビットレートは384kbps、Iフレームサイズは11447byte、P及びBフレームサイズは4055byteとする。従来の画像伝送システムについて、最大連送回数は「1〜3回」、ガードタイム(GT)は「3×10−3[msec]」、最大コンテンションウィンドウ(CWmax)は「128」、スロットタイム(ST)は「8×10−3[msec]」、処理遅延時間(PD)は「20×10−3[msec]」とする。本発明の画像伝送システムについて、最大連送回数(N1max)は「3回」、最大連送成功回数(N2max)は「1回」、ガードタイム(GT1)は「95×10−3[msec]」、ガードタイム(GT2)は「3×10−3[msec]」、最大コンテンションウィンドウ(CW1max)は「128」、最大コンテンションウィンドウ(CW2max)は「8」、スロットタイム(ST)は「8×10−3[msec]」、処理遅延時間(PD)は「20×10−3[msec]」とする。
又、ここでは、平均ビットレートは、実機(エンコーダ)及びサンプル映像(一般道を走行した時の映像)の値を測定して適用している。各映像フレームの(I/P/Bフレーム)サイズは、実際には映像に応じて変動するが、ここでは、図20に記載の値を固定的に適用している。通信装置120に与えられる送信分割フレーム142のサイズは、実際にはそれぞれ異なるが、ここでは、全て同一としている。又、通信中に、送信パケットバッファ123に待機しているパケット数が、最大バッファサイズ(ここでは1000パケット)よりも大きくなったら、通信不可と判定して分割フレームエラー率の出力は行わないこととしている。
図21は、通信装置数に対する分割フレームエラーの発生率の特性を示すグラフである。図21の通り、通信装置台数を1〜10台と変化させた場合のいずれについても、従来の通信装置に比して、第1の実施形態の画像伝送システムを用いた場合の方が、分割フレームエラーの発生率が低くなっている。図22は、通信装置数に対する平均遅延時間の特性を示すグラフである。平均遅延時間は、1つの映像フレームの送信パケット143について、通信装置120が、送信分割フレーム142の入力を受け初めてから、パケット送信部125が、他の通信装置へ、送信パケット143の送信を終えるまでの時間を表している。図21の通り、通信装置台数を1〜10台と変化させた場合のいずれについても、従来の通信装置に比して、第1の実施形態の画像伝送システムを用いた場合の方が、平均遅延時間が短くなっている。
(D−2)上記の各実施形態において、通信装置120、1100、1800は、無線通信を行うものであったが、本発明を、ランダムアクセス方式により通信を行う有線通信に適用しても良い。
(D−3)第1の実施形態において、通信装置120は、画像処理装置110から与えられた送信分割フレーム142を、送信パケット143に変換して他のシステムへ送信するものであるが、通信装置120は、文書データ等の送信に用いてもよく、その送信対象の種別は問われないものである。
(D−4)第1及び第2の実施形態においては、上記(1)〜(5)式の適用について、#1−1、#1のパケットのみにGT1、CW1、CW1maxのパラメータを用いているが、必ずしも#1−1(#1)のパケットみに限定されるものではなく、#1−2(#2)以降のパケットについても同様に取り扱う構成としても良い。例えば、#1−1(#1)〜#1−3(#3)のパケットについてGT1、CW1、CW1maxのパラメータを用いた場合、#1−4(#4)以降のパケットについてGT2、CW2、CW2maxのパラメータを用いることとなる。この場合、#1−2(#2)、#1−3(#3)のパケットを送信する際に、他の通信装置と通信が衝突する可能性が高くなるが、#1−4(#4)以降のパケット送信においては、第1及び第2の実施形態と同様に、衝突を回避することが可能となる。
第1の実施形態の画像伝送システムの全体構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の通信装置における、映像フレームから送信パケットへの分割について示した説明図である。 第1の実施形態の送信分割フレームの構造について示した説明図である。 第1の実施形態の送信パケットの構造について示した説明図である。 第1の実施形態の送信制御情報記憶部に記憶された情報について示した説明図である。 第1の実施形態における、#1−1のパケットのアイドル検出からパケット送信までの時間を示した説明図である。 第1の実施形態における、#1−2以降のパケットのアイドル検出からパケット送信までの時間を示した説明図である。 第1の実施形態の画像伝送システムが、他のシステムへデータ送信する動作について示したフローチャートの前半部分である。 第1の実施形態の画像伝送システムが、他のシステムへデータ送信する動作について示したフローチャートの後半部分である。 第1の実施形態の通信装置が、他の通信装置からパケットを受信する動作について示したフローチャートである。 第2の実施形態の通信装置の全体構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の通信装置における、送信データから送信パケットへの分割について示した説明図である。 第2の実施形態の送信パケットの構造について示した説明図である。 第2の実施形態の送信制御情報記憶部に記憶された情報について示した説明図である。 第2の実施形態の通信装置が、他の通信装置へデータ送信する動作について示したフローチャートの前半部分である。 第2の実施形態の通信装置が、他の通信装置へデータ送信する動作について示したフローチャートの後半部分である。 第2の実施形態の通信装置が、他の通信装置からパケットを受信する動作について示したフローチャートである。 第3の実施形態の通信装置の全体構成を示すブロック図である。 第3の実施形態の通信装置が、送信制御情報記憶部に記憶された各種パラメータの値を算出して更新する動作を示した説明図である。 第1の実施形態の画像伝送システムについて、シミュレーション評価するための条件を示す説明図である。 第1の実施形態の画像伝送システムの分割フレームエラー率について、シミュレーション評価した結果を示すグラフである。 第1の実施形態の画像伝送システムの平均遅延時間について、シミュレーション評価した結果を示すグラフである。
符号の説明
120…通信装置、121…送信分割フレームバッファ、122…送信パケット生成部、123…送信パケットバッファ、124…アクセス制御部、125…パケット送信部、126…送信アンテナ、127…送信制御情報記憶部、128…受信アンテナ、129…パケット受信部、130…受信パケットバッファ、131…受信フレーム生成部、132…受信分割フレームバッファ、141…送信映像、142…送信分割フレーム、143…送信パケット、145…アクセス制御情報。

Claims (10)

  1. 送信対象のデータを、複数に分割する送信データ分割手段と、
    上記送信データ分割手段が分割したデータを、複数のパケットに格納するパケット生成手段と、
    パケット送信をするための通信路上において、他の通信装置がデータ送信をしているビジー状態か、他の通信装置がデータ送信をしていないアイドル状態かを検出する通信路使用状況検出手段と、
    上記パケット生成手段により生成されたパケットを1つの送信単位として、所定の回数上記送信単位のパケットを送信先の通信装置へ無線通信により送信するものであって、各パケットを送信する際には、上記通信路使用状況検出手段によりアイドル状態を検出してから、当該パケットの送信処理を開始するまでの待機時間をランダム値を用いて求めて保持し、求めた待機時間の経過後に当該パケットの送信処理を開始し、各パケットの待機時間を求める際には、1つの上記送信単位のパケットにおいて前半に送信するパケットの待機時間が、後半に送信するパケットの最大待機時間よりも長くなるように設定し、1つの上記送信単位のパケットを送信中に、上記通信路使用状況検出手段により、一度もビジー状態を検出しなかった場合には、その上記送信単位のパケットの送信は成功したとみなし、所定の回数以上成功するまで、上記送信単位のパケットの送信を繰り返すパケット連送手段と
    を有することを特徴とするパケット送信装置。
  2. 上記パケット連送手段は、上記送信単位のパケット送信の成功回数が所定の回数に達していなくても、所定の送信上限以上の回数の送信が完了した場合には、パケット送信を中止することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信装置。
  3. 送信対象のデータを、1つのパケットに格納するパケット生成手段と、
    パケット送信をするための通信路上において、他の通信装置がデータ送信をしているビジー状態か、他の通信装置がデータ送信をしていないアイドル状態かを検出する通信路使用状況検出手段と、
    上記パケット生成手段により生成されたパケットを、送信先の通信装置へ無線通信により送信するものであって、各パケットを送信する際には、上記通信路使用状況検出手段によりアイドル状態を検出してから、当該パケットの送信処理を開始するまでの待機時間をランダム値を用いて求めて保持し、求めた待機時間の経過後に当該パケットの送信処理を開始し、各パケットの待機時間を求める際には、前半に送信するパケットの待機時間が、後半に送信するパケットの最大待機時間よりも長くなるように設定し、各パケットを送信する際に、上記通信路使用状況検出手段により、一度もビジー状態を検出しなかった場合には、上記パケットの送信は成功したとみなし、所定の回数以上成功するまで、パケットの送信を繰り返すパケット連送手段と
    を有することを特徴とするパケット送信装置。
  4. 上記パケット連送手段は、各パケットを送信する際に、上記通信路使用状況検出手段により、ビジー状態を検出した場合には、次に送信するパケットの待機時間は、前半に送信するパケットと同様の時間が、設定されることを特徴とする請求項に記載のパケット送信装置。
  5. 上記パケット連送手段は、上記送信単位のパケット送信の成功回数が所定の回数に達していなくても、所定の送信上限以上の回数の送信が完了した場合には、パケット送信を中止することを特徴とする請求項に記載のパケット送信装置。
  6. パケットを送受信するための通信路上に流れている、他の通信装置から送信されたパケットを受信するパケット受信手段と、
    上記パケット受信手段により受信したパケットに含まれる情報に基づいて、同一の通信路上に存在する他の通信装置の数を推定する、通信装置数推定手段とをさらに有し、
    上記連送手段は、他の通信装置へパケットを送信する際に、パケット送信の動作を制御するためのパラメータを、上記通信装置数推定手段により推定された通信装置の数に基づいて算出し、適用することを特徴とする請求項1〜に記載のいずれかのパケット送信装置。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載のパケット送信装置を有することを特徴とする通信装置。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載のパケット送信装置を有することを特徴とする車両。
  9. 第1の通信装置から第2の通信装置へパケットを送信させるパケット送信プログラムであって、
    上記第1の通信装置におけるコンピュータを、
    送信対象のデータを、複数に分割する送信データ分割手段と、
    上記送信データ分割手段が分割したデータを、複数のパケットに格納するパケット生成手段と、
    パケット送信をするための通信路上において、他の通信装置がデータ送信をしているビジー状態か、他の通信装置がデータ送信をしていないアイドル状態かを検出する通信路使用状況検出手段と、
    上記パケット生成手段により生成されたパケットを1つの送信単位として、所定の回数上記送信単位のパケットを第2の通信装置へ無線通信により送信するものであって、各パケットを送信する際には、上記通信路使用状況検出手段によりアイドル状態を検出してから、当該パケットの送信処理を開始するまでの待機時間をランダム値を用いて求めて保持し、求めた待機時間の経過後に当該パケットの送信処理を開始し、各パケットの待機時間を求める際には、1つの上記送信単位のパケットにおいて前半に送信するパケットの待機時間が、後半に送信するパケットの最大待機時間よりも長くなるように設定し、1つの上記送信単位のパケットを送信中に、上記通信路使用状況検出手段により、一度もビジー状態を検出しなかった場合には、その上記送信単位のパケットの送信は成功したとみなし、所定の回数以上成功するまで、上記送信単位のパケットの送信を繰り返すパケット連送手段と
    して機能させることを特徴とするパケット送信プログラム。
  10. 第1の通信装置から第2の通信装置へパケットを送信するパケット送信方法において、
    上記第1の通信装置は、送信データ分割手段と、パケット生成手段と、通信路使用状況検出手段と、パケット連送手段とを有し、
    上記送信データ分割手段は、送信対象のデータを複数に分割し、
    上記パケット生成手段は、上記分割したデータを、複数のパケットに格納してパケットを生成し、
    上記通信路使用状況検出手段は、パケット送信をするための通信路上において、他の通信装置がデータ送信をしているビジー状態か、他の通信装置がデータ送信をしていないアイドル状態かを検出し、
    上記パケット連送手段は、上記パケット生成手段により生成されたパケットを1つの送信単位として、所定の回数上記送信単位のパケットを第2の通信装置へ無線通信により送信するものであって、各パケットを送信する際には、上記通信路使用状況検出手段によりアイドル状態を検出してから、当該パケットの送信処理を開始するまでの待機時間をランダム値を用いて求めて保持し、求めた待機時間の経過後に当該パケットの送信処理を開始し、各パケットの待機時間を求める際には、1つの上記送信単位のパケットにおいて前半に送信するパケットの待機時間が、後半に送信するパケットの最大待機時間よりも長くなるように設定し、1つの上記送信単位のパケットを送信中に、一度も同一通信路上で、他の通信装置がデータ送信をしているビジー状態を検出しなかった場合には、その上記送信単位のパケットの送信は成功したとみなし、所定の回数以上成功するまで、上記送信単位のパケットの送信を繰り返す
    ことを特徴とするパケット送信方法。
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