JP4858163B2 - オフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オフセット印刷機のブランケット胴に巻回して締め付け装着されるオフセット印刷用ブランケットの印刷方向の両端部に、巻回装着用の断面略コの字型の締付け金具が挟着された装着用締付け金具付きブランケットの装着用締付け金具とブランケットとを分離して回収するためのオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置に関する。
オフセット印刷(機)方式には、湿し水と平版印刷版を用いた通常のオフセット印刷機(方式)と、平版印刷版を用い湿し水を用いないドライオフセット印刷機(方式)と、凹版(グラビア)印刷版を用いた凹版(グラビア)印刷機(方式)があり、いずれの印刷機においても、そのブランケット胴に巻回して締め付け装着されるオフセット印刷用ブランケットが用いられる。
図10に示すように、一般的にオフセット印刷用ブランケット1は、クッション性の表面を備えた矩形状のシートであり、織布、繊維などの丈夫な布製の支持シート2の表面に、ゴムなどクッション性のある素材3が積層、ライニングされている。このブランケットの印刷方向の両端部1a、1bには、その各々端部縁に沿って、それぞれアルミニウム製の締付け金具4a、4b(アルミバー)が略コの字状に挟着されて取り付けられている。
ブランケット1の両端部に取り付けられた各々締付け金具4a、4bは、図11に示すようにオフセット印刷機のブランケット胴10の周面内部に配設された回転可能な一対の差込みシャフト11、11のそれぞれ装着溝部11a、11b内に嵌着されて、ブランケット1がブランケット胴10の周面に巻回される。その後、差込みシャフト11、11(又はその何れか一方)を締め付け方向(実線矢印方向)に手動又は自動にて回転させることにより、ブランケット1はブランケット胴10の周面に締め付け装着されるようになっている。例えば、実開平4−132976号(特許文献1)、実公平6−17543号公報(特許文献2)には、そのブランケット及びその締付け金具について記載されている。
このようにしてブランケット1をオフセット印刷機のブランケット胴10に装着して印刷を行い、印刷作業を終了した後には、次の印刷作業のために、継続保管中の使用可能な他のブランケット1(締付け金具付き)に交換したり、新しいブランケット1(締付け金具付き)に交換したりする必要がある。その際は、まず、ブランケット1を締め付けている差込みシャフト11、11(又はその何れか一方)を、緩め方向(点線矢印方向)に手動又は自動にて回転させて、ブランケット胴10周面に締め付けられているブランケット1を緩めた後、締付け金具11a、11bを差込みシャフト11、11のそれぞれ装着溝部11a、11b内から取り外し、ブランケット1をブランケット胴10から印刷機外に取り外す。
印刷機外に取り外されたブランケット1のうち、継続保管を必要としないような使用不能となったブランケット1は、廃棄する際には、ゴム製のブランケット1本体(支持シート1とクッション性素材3の部分)と、締付け金具11a、11bとに分別して廃棄処理する必要がある。
しかしながら、金属製の締付け金具4(4a、4b)は、図12に示すように、ブランケット1本体の印刷方向の両端部の端縁長さに略等しい長さの長手面を備えた表面板41、同様の長手面を備えた裏面板42、両者を断面略コの字型に接続する背面板43を備え、締付け金具4a、4bは断面がコの字型を呈していて、表面板41の内面には、1又は2条、乃至数状の鋭角状の突起41a、裏面板42の内面には、1又は2条、乃至数状の鋭角状の突起42aを備えている。
そして、締付け金具4(4a、4b)は、図10に示すようにブランケット1本体の各々端部に、その表裏面から締め付けるように挟持されて挟着されていて、ブランケット1本体の両端部1a、1bに挟着されて取り付けられているため、簡単に取り外しすることは困難である。
そのため、従来は締付け金具付きブランケット1の両端部に取り付けられている締付け金具11a、11bとブランケット1本体との境界部分に沿って、カッターやハサミなどの切断用具にて、そのブランケット1本体をカッティングして、ブランケット1本体と締付け金具11a、11bとを切り離す。その後に、締付け金具11a、11b内に挟まれているブランケット1本体端部の切れ端しを手指を用いて取り除くことにより、ブランケット1本体と金属製締付け金具11a、11bとを分別して、廃棄処理するようにしていた。そのために、締付け金具付きブランケット1の廃棄処理には多大の労力と時間とを必要としていた。
下記に本発明に関連する先行技術文献を記載する。
実開平4−132976号 実公平6−17543号公報
本発明の課題は、ブランケット1本体の両端部に締付け金具が挟着して取り付けられた締付け金具付きブランケット1から、締付け金具を容易に取り外すことができるようにするためのオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、オフセット印刷機のブランケット胴に巻回して締め付け装着されるオフセット印刷用ブランケットの印刷方向の両端部に挟着して取り付けた巻回装着用の断面略コの字型の締付け金具を取り外すためのオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置において、前記断面略コの字型の締付け金具のブランケット表面側又は裏面側の長手面をその長手方向に沿って回転する一対の締圧丸刃と受ロールにて締圧しつつ、その締圧した締圧線にて反り曲げて該長手面をブランケット面から離反させるベンディングユニットと、該長手面を締圧線に沿って回転する一対の断裁丸刃と受ロールにてカッティングして締付け金具本体から切り離すカッティングユニットとを備え、該ベンディングユニットとカッティングユニットが締付け金具の長手方向の側方に沿って直線往復移動するリニア移動体に一体に軸支されていることを特徴とするオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置である。
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1記載のオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置において、前記リニア移動体は該移動体に取り付けたブラケットに螺着したスクリューシャフトの駆動回転によりリニアガイドにガイド支持されて直線的に往復移動可能であり、該リニア移動体に軸支されたベンディングユニットの前記一対の締圧丸刃と受ロール、及びカッティングユニットの前記一対の断裁丸刃と受ロールは、各々の支軸に取り付け軸支され且つ支軸を回転させるピニオンギアを備え、該リニア移動体の直線往復移動によりラックギアと噛合して回転することを特徴とするオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置である。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1記載のオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置において、回転する一対の前記締圧丸刃と受ロールの内側にて対向するフォロアロールの対向間、及び回転する一対の前記断裁丸刃と受ロールの内側にて対向するフォロアロールの対向間に、前記リニア移動体の移動方向に沿って、ブランケット端部の締付け金具をその長手方向に沿って下側から保持する金具受ステーが配設されていることを特徴とするオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置である。
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1に係るオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置において、前記ベンディングユニットの締圧丸刃は、締圧時のブランケット側に片刃の刃先を備え、前記カッティングユニットの断裁丸刃は、断裁時のブランケット側に対して反対側に片刃の刃先を備えることを特徴とするオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置である。
本発明のオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置は、ベンディングユニットと、カッティングユニットとを備え、ベンディングユニットが、断面略コの字型の締付け金具のブランケット表面側、又は裏面側の長手面を、その長手方向に沿って、回転する一対の締圧丸刃と受ロールにて締圧しつつ、その締圧した締圧線にて反り曲げ、該長手面をブランケット面から離反させる。続いて、カッティングユニットが、ブランケット面から離反させた前記長手面を、締圧線に沿って回転する一対の断裁丸刃と受ロールにてカッティングして、締付け金具本体から切り離すことができる。
このように本発明の金具取り外し装置は、断面略コの字型の締付け金具の一方の長手面(表面板又は裏面板)をブランケット面から離反させながら、その長手方向に沿ってカッティングして締付け金具本体から一度に切り離すことができる。そのため、従来のような締付け金具付きブランケット1の両端部に取り付けられている締付け金具とブランケット本体との境界部分に沿ってカッターやハサミなどの切断用具を用いてそのブランケット本体をカッティングする必要がない。また、従来の締付け金具内に挟まれているブランケット本体端部の切れ端しを手指を用いて取り除くなどの労力が省力化でき、締付け金具付きブランケットの廃棄処理におけるブランケット本体と金属製締付け金具との分別作業や回収作業における労力と時間を節約できる効果がある。
本発明のオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置の一実施の形態を、以下に詳細に説明すれば、本発明の装置は、オフセット印刷機のブランケット胴に巻回して締め付け装着されるオフセット印刷用ブランケット1本体の印刷方向の両端部1a、1bに挟着して取り付けられたオフセット印刷用締付け金具付きブランケットAの断面略コの字型の締付け金具4(4a、4b、一例として図10、図11、図12参照)を取り外すための装置である。
締付け金具4a、4b(図12参照)には、アルミニウム、ステンレス等の金属製材料を用いて製造されており、その構造は、図1に示すように、ブランケット1本体の印刷方向の両端部の端縁長さに略等しい長さの長手面を備えた表面板41と、同様の長手面を備えた裏面板42と、両者を断面略コの字型に接続する背面板43とから構成されて、断面がコの字型を呈している。また、例えば、図12に示すように、表面板41の内面には、1又は2条、乃至数状の鋭角状の突起41a、裏面板42の内面には、1又は2条、乃至
数状の鋭角状の突起42aを備えている。
本発明の装置の構造は、図1の全体斜視図に示すように、ブランケット本体1の印刷方向両端部1a、1bに断面略コの字型の締付け金具4a、4bを挟着して取り付けたオフセット印刷用締付け金具付きブランケットAを平坦に載置するための載置台20を備え、ブランケットAは、その印刷方向端部1a(又は1b)の金具4a(又は4b)を、その載置台20の直線状の前端部20aに平行に整合させて載置される。また、載置台20上に平坦に載置したブランケットAを載置台20面に押さえ付けて固定保持するための押圧ステー20b(又は押圧プレート)が必要に応じて設けられている。
載置台20の前端部20aには、その前端部20aに沿って対峙して直線的に、実線矢印方向又は点線矢印方向に往復移動可能な可動体30を備え、該可動体30には、ブランケットAの表面側(印刷インキの付着するゴムなどクッション性のある素材3側)又は裏面側(支持シート2側)の締付け金具4a(又は4b)の長手面をその長手方向に沿って締圧する上下に対向して回転する一対の締圧丸刃21と受ロール22とが、その支軸21a、22aを、該可動体30の直線移動方向と直交する方向を軸方向として、軸受部33、33に軸支されてベンディングユニットBが構成されている。
前記可動体30は、図1及び図6の側面図に示すように、装置本体フレームFに取付け支持されたリニアガイド31にガイドされてスライド移動する可動ブラケット32に取り付けられていて、載置台20の直線状の前端部20aに沿って対峙して直線的に往復移動可能になっている。可動体30の移動駆動方式としては本発明においては特に限定されるものではない。なお、図6の側面図に示すように、リニアガイド31とそれにガイドされて移動する可動ブラケット32とは、可動体30の上下にそれぞれ1対ずつ設けるようにしてもよい。
例えば、可動体30は、リニアガイド31に平行に螺着したスクリューシャフト35を備えていて、該スクリューシャフト35の回転駆動(モーターによる正回転又は逆回転)により往路又は復路の直線移動の駆動を行うことができる。また他の移動駆動方式としては、タイミングベルト、チェーン等による牽引駆動方式や、空圧シリンダーや油圧シリンダー等のアクチュエータ駆動方式など公知の駆動方式を採用することができる。
可動体30には、図1及び図6の側面図に示すように、該可動体30に軸支された締圧丸刃21と受ロール22の前記支軸21aと22aとの間を直交する方向に通って、該可動体30の内外に水平方向に装通する上向きにギア目を有するラックギア36と下向きにギア目を有するラックギア37とを備え、各々ラックギア36、37には、それぞれ締圧丸刃21と受ロール22の前記支軸21aと22aに取り付け軸支され且つ該支軸21a、22aをそれぞれ回転させるニオンギア21b、22bが噛合している。
そのため可動体30の移動により、ラックギア36、37は可動体30に対して相対移動し、該可動体30に軸支された各々支軸21a、22aに取り付け軸支されたピニオンギア21b、22bは、それと噛合する前記ラックギアの相対移動により回転して、該支軸21a、22a及び締圧丸刃21と受ロール22は、図1に示すように互いに反対方向に(点線矢印方向又は実線矢印方向)に回転する。
また、上記可動体30には、図1及び図7の側面図に示すように、ブランケットAの表面側(印刷インキの付着するゴムなどクッション性のある素材3側)又は裏面側(支持シート2側)の締付け金具4a(又は4b)の長手面を、上記ベンディングユニットBにより、その長手方向に沿って締圧し、その締圧による長手方向の締圧屈曲線に沿って反り曲げ、ブランケット1本体面からその長手面を立ち起こすように離反させた後に、その長手方向の略締圧屈曲線(締圧線)に沿って、上下に対向して回転する一対の断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)とが、その支軸23a、24aを、該可動体30の直線移動方向と直交する方向を軸方向として、軸受部34、34に軸支されてカッティングユニットCが構成されている。
なお、図7に示すように受ロール24を平坦な周面のロール形状とした場合には、それと対向する断裁丸刃23の形状は片刃、両刃のいずれでもよいが、受ロール24を鋭角な刃先の受刃24とした場合、その刃先が両刃の場合には、それと対向する断裁丸刃23の形状は片刃、両刃のいずれでもよいが、その刃先が片刃の場合には、それと対向する断裁丸刃23の形状は片刃(剪断方式)が適当である。
前記可動体30の内外に水平方向に装通する上向きにギア目を有する前記ラックギア36と下向きにギア目を有するラックギア37には、図1及び図7の側面図に示すように、それぞれ断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)の前記支軸23aと24aに取り付け軸支され且つ該支軸23a、24aをそれぞれ回転させるニオンギア23b、24bが噛合している。
そのため前記可動体30の移動により、ラックギア36、37は可動体30に対して相対移動し、該可動体30に軸支された各々支軸23a、24aに取り付け軸支されたピニオンギア23b、24bは、それと噛合するラックギア36、37の相対移動により回転して、該支軸23a、24a及び断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)は、図1に示すように互いに反対方向に(点線矢印方向又は実線矢印方向)に回転する。
また、図6及び図7の側面図に示すように、それぞれ対向する締圧丸刃21と受ロール22及び対向する断裁丸刃23と受ロール24の対向位置より可動体30の軸受部33、34寄り側の隣接部分に、各々支軸21a、22a、23a、24aに軸支されたそれぞれ締圧丸刃21より小直径のフォロアロール21cと、受ロール22より小直径の22cと、断裁丸刃23より小直径の23cと受ロール24(又は受刃24)より小直径の24cとを備える。
図3の全体上面図、図4の部分上面図、及び図6、図7、及び図8、図9の側面図に示すように、対向するフォロアロール21cと22cの対向間、及び対向するフォロアロール23cと24cの対向間には、前記可動体30の移動方向に沿って、金具付きブランケットA端部の締付け金具4a(又は4b)をその長手方向に沿って下側から保持する金具受ステー38が各フォロアロールとの間に所定のクリアランス又は間隔を以て配設されている。又は、互いにスリッブ(摺動)しない程度に各フォロアロールが金具受ステー38の上面と下面に密接しながら転動するように配設されている。なお、金具受ステー38の材質は金属材料が適当であるが、必要に応じてプラスチック材料であってもよい。
図1、図2の全体斜視図に示すように、締付け金具4a、4bを挟着して取り付けたオフセット印刷用締付け金具付きブランケットAを載置台20上に平坦に載置する。そして図8のベンディングユニットBの拡大側面図に示すように、その締付け金具4a(又は4b)を、対向する締圧丸刃21と受ロール22及び対向する断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)の対向間に導入し、その断面略コの字型の締付け金具4a(又は4b)の表面板41と背面板43との内角隅部の真上相当部が、締圧丸刃21の刃先と断裁丸刃23の刃先(両刃先は一直線上に位置する)の真下位置になるように、その締付け金具4a(又は4b)の背面板43の外面(先端面)を、図8に示すように金具受ステー38の側面に当接させてブランケットAを載置台20上に押圧ステー20b又はマニュアルにて保持する。
本発明装置における前記ベンディング(屈曲)ユニットBの締圧丸刃21に使用する丸刃の刃先の形状は、締付け金具4a、4bの表面板41、裏面板42の長手面をその長手方向に沿って屈曲させる(反り返らせる)ことができる程度のものであれば、本発明においては特に限定されるものではないが、例えば、図4、図6、図7に示すように、締圧時のブランケット1本体側に、片刃の締圧用の刃先を備え、その刃先は比較的切れ難い、鈍角な刃先又は平坦な刃先が適当である。また、前記カッティングユニットCの断裁丸刃23に使用する丸刃の刃先の形状は、締付け金具4a、4bの表面板41、裏面板42の長手面をその長手方向に沿って断裁することができる程度のものであれば、本発明においては特に限定されるものではないが、例えば、図4、図6、図7に示すように、断裁時のブランケット1本体側に対して反対側に、片刃の刃先を備え、その刃先は比較的切れ味の良い鋭角な刃先が適当である。
これにより本発明装置は、図1、図2に示す前記可動体30が、載置台20上に載置された断面略コの字型の締付け金具付きブラケットAの右端を外れた位置から、左方向に移動(可動ブラケット32が実線矢印方向に移動)することにより、対向する締圧丸刃21と受ロール22も実線矢印方向に回転しながら可動体30と一体的に移動する。そして対向する締圧丸刃21と受ロール22によるこのベンディングユニットBは、図1、図2及び図8に示すように、締付け金具4a(又は4b)の背面板43を金具受ステー38の側面に当接させた状態の断面略コの字型の締付け金具4a又は4bのブランケット1本体表面側の長手面(表面板41)又は裏面側の長手面(裏面板42)を、その長手方向に沿って表裏両面から締圧しつつ、その締圧丸刃21の刃先の鈍い丸刃により線状に締圧して屈曲させ、且つ受ロール22の平坦周面により面状に受けながら、該締圧丸刃21の線状の締圧による締圧屈曲線に沿って、締付け金具4a又は4bの長手面(表面板41)又は裏面側の長手面(裏面板42)を矢印のように反り曲げる。これにより、該締圧屈曲線よりブランケット1本体側の長手面(表面板41又は裏面板42)をブランケット1本体面から立ち起こすように離反させていくものである。
また、図1、図2に示す前記可動体30が、載置台20上に載置された断面略コの字型の締付け金具付きブラケットAの右端を外れた位置から、左方向に移動(可動ブラケット32が実線矢印方向に移動)することにより、対向する前記断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)も、実線矢印方向に回転しながら、前述した対向する締圧丸刃21、受ロール22と一体的に移動する。
続いて、図1、図2、及び図9に示すように、対向する前記断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)によるこのカッティングユニットCは、図8に示したそれより先に対向する締圧丸刃21と受ロール22によって線状に締圧して屈曲させ、線状の締圧による締圧屈曲線に沿って反り曲げられ、該締圧屈曲線よりブランケット1本体面から立ち起こすように離反させられた締付け金具4a(又は4b)のブランケット1本体側の長手面(表面板41又は裏面板42)を、図9に示すように、締付け金具4a(又は4b)の背面板43を金具受ステー38の側面に当接させた状態で、断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)とにより(又は図7に示すように片刃の断裁丸刃23と断面矩形状の金具受ステー38の左上角部の端部エッジ部とによる剪断方式により)、その略締圧屈曲線に沿って長手方向に断裁して行き、金具断裁後のブランケット1本体の端部には、挟着状態が解除された断面L字型の締付け金具4a(又は4b)が残った状態で、長手面(表面板41又は裏面板42)が金具本体から切り離される。
このようにして、前記可動体30が、図1、図2の全体斜視図に示すように、載置台20上に載置された断面略コの字型の締付け金具付きブラケットAの右端を外れた位置から左方向に、該ブラケットAの左端を外れた位置まで移動(可動ブラケット32が実線矢印方向に移動)することにより、ベンディングユニットBを構成する対向する締圧丸刃21と受ロール22は、締付け金具4a(又は4b)の長手面(表面板41又は裏面板42)を、ブランケット1本体面から立ち起こすように離反させながら、カッティングユニットCを構成する対向する断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)が、締圧屈曲線に沿ってブランケット1本体面から離反した締付け金具4a(又は4b)の長手面(表面板41又は裏面板42)を、その締圧屈曲線に沿って断裁して挟着状態を解除し、ブランケット1本体の端部に断裁後の断面L字型の締付け金具4a(又は4b)を残して、締付け金具本体から長手面(表面板41又は裏面板42)を切り離すものである。なお、金具受ステー38の厚味dは、本発明においては特に限定されず、図8、図9に示すように金具付きブランケットAの締付け金具4a(又は4b)背面板43を当接できる程度(受ロール22、24の外周面より突出する程度)の厚味であればよい。又は、金具付きブランケットAの締付け金具4a(又は4b)裏面板42(又は表面板41)を、その金具受ステー38上面に載置できる程度の厚味であればよい。その場合、金具受ステー38の厚味とそれに接して回転するフォロアロール21c、22c、23c、24cの直径は、互いにスリップ(摺動)が発生しないように適宜に設計変更できるものである。
断裁後は、ブランケット1本体の端部に断面コの字型から断面L字型となった締付け金具4a(又は4b)の付いたブランケットAを装置本体から外して、挟着状態が解除された断面L字型となった締付け金具4a(又は4b)をブランケット1本体の端部から、マニュアル(手指)により剥離するようにして取り外すものである。
また、本発明装置の他の動作として、図1、図2の全体斜視図に示すように、締付け金具4a、4bを挟着して取り付けたオフセット印刷用締付け金具付きブランケットAを載置台20上に平坦に載置し、その締付け金具4a(又は4b)を、対向する締圧丸刃21と受ロール22及び対向する断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)の対向間に導入するとともに、その断面略コの字型の締付け金具4a(又は4b)の表面板41と背面板43との内角隅部の真上相当部が、締圧丸刃21の刃先と断裁丸刃23の刃先(両刃先は一直線上に位置する)の真下位置になるようにして、その締付け金具4a(又は4b)を前記金具受ステー38の上面に載置して(図示せず)、該ブランケットAを載置台20上に押圧ステー20b又はマニュアルにて保持するようにしてもよい。
そして、その場合には対向する前記断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)によるこのカッティングユニットCは、それより先に対向する締圧丸刃21と受ロール22によって線状に締圧して屈曲させ、線状の締圧による締圧屈曲線に沿って反り曲げられ、該締圧屈曲線よりブランケット1本体面から立ち起こすように離反させられた締付け金具4a(又は4b)のブランケット1本体側の長手面(表面板41又は裏面板42)を、断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)とにより(又は図7に示すように片刃の断裁丸刃23と断面矩形状の金具受ステー38の左上角部の端部エッジ部とによる剪断方式により)、その略締圧屈曲線に沿って長手方向に断裁して行き、金具断裁後のブランケット1本体の端部には、挟着状態が解除された断面L字型の締付け金具4a(又は4b)が残った状態で、長手面(表面板41又は裏面板42)が金具本体から切り離される。
このようにして、前記可動体30が、図1、図2の全体斜視図に示すように、載置台20上に載置された断面略コの字型の締付け金具付きブラケットAの右端を外れた位置から左方向に、該ブラケットAの左端を外れた位置まで移動(可動ブラケット32が実線矢印方向に移動)することにより、ベンディングユニットBを構成する対向する締圧丸刃21と受ロール22は、締付け金具4a(又は4b)の長手面(表面板41又は裏面板42)を、ブランケット1本体面から立ち起こすように離反させながら、カッティングユニットCを構成する対向する断裁丸刃23と受ロール24(又は受刃24)が、締圧屈曲線に沿ってブランケット1本体面から離反した締付け金具4a(又は4b)の長手面(表面板41又は裏面板42)を、その締圧屈曲線に沿って断裁して挟着状態を解除し、ブランケット1本体の端部に断裁後の断面L字型の締付け金具4a(又は4b)を残して、締付け金具本体から長手面(表面板41又は裏面板42)を切り離すものである。
断裁後は、ブランケット1本体の端部に断面コの字型から断面L字型となった締付け金具4a(又は4b)の付いたブランケットAを装置本体から外して、挟着状態が解除された断面L字型となった締付け金具4a(又は4b)をブランケット1本体の端部から、マニュアル(手指)により剥離するようにして取り外すものである。
本発明装置の全体斜視図。 本発明装置の全体斜視図。 本発明装置の全体上面図。 本発明装置の部分拡大上面図。 本発明装置の可動体の軸受部を説明する部分正面図。 本発明装置のベンディングユニットの全体側面図。 本発明装置のカッティングユニットの全体側面図。 本発明装置のベンディング動作を説明するベンディングユニットの全体側面図。 本発明装置のカッティング動作を説明するカッティングユニットの全体側面図。 一般的なオフセット印刷用の締付け金具付きブランケットの側断面図。 一般的なオフセット印刷機のブランケット胴及びブランケットに締付け金具付きブランケットを装着した状態を説明する部分側断面図。 オフセット印刷用ブランケットに挟着する一般的な締付け金具の部分斜視図。
符号の説明
A…締付け金具付きブランケット
B…ベンディングユニット
C…カッティングユニット
F…装置本体フレーム
1…ブランケット本体
2…支持シート
3…クッション性部材
4…締付け金具
4a、4b…締付け金具
10…ブランケット胴
11…締付けシャフト
11a、11b…装着溝部
20…載置台
21…締圧丸刃
22…受ロール
23…断裁丸刃
24…受ロール(又は受刃)
30…可動体
31…リニアガイド
32…スライドブラケット
33…軸受部
34…軸受部
35…スクリューシャフト
36…ラックギア
37…ラックギア
38…金具受ステー
41…表面板
42…裏面板
43…背面板

Claims (4)

  1. オフセット印刷機のブランケット胴に巻回して締め付け装着されるオフセット印刷用ブランケットの印刷方向の両端部に挟着して取り付けた巻回装着用の断面略コの字型の締付け金具を取り外すためのオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置において、前記断面略コの字型の締付け金具のブランケット表面側又は裏面側の長手面をその長手方向に沿って回転する一対の締圧丸刃と受ロールにて締圧しつつ、その締圧した締圧線にて反り曲げて該長手面をブランケット面から離反させるベンディングユニットと、該長手面を締圧線に沿って回転する一対の断裁丸刃と受ロールにてカッティングして締付け金具本体から切り離すカッティングユニットとを備え、該ベンディングユニットとカッティングユニットが締付け金具の長手方向の側方に沿って直線往復移動するリニア移動体に一体に軸支されていることを特徴とするオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置。
  2. 請求項1記載のオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置において、前記リニア移動体は該移動体に取り付けたブラケットに螺着したスクリューシャフトの駆動回転によりリニアガイドにガイド支持されて直線的に往復移動可能であり、該リニア移動体に軸支されたベンディングユニットの前記一対の締圧丸刃と受ロール、及びカッティングユニットの前記一対の断裁丸刃と受ロールは、各々の支軸に取り付け軸支され且つ支軸を回転させるピニオンギアを備え、該リニア移動体の直線往復移動によりラックギアと噛合して回転することを特徴とするオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置。
  3. 請求項1記載のオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置において、回転する一対の前記締圧丸刃と受ロールの内側にて対向するフォロアロールの対向間、及び回転する一対の前記断裁丸刃と受ロールの内側にて対向するフォロアロールの対向間に、前記リニア移動体の移動方向に沿って、ブランケット端部の締付け金具をその長手方向に沿って下側から保持する金具受ステーが配設されていることを特徴とするオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置。
  4. 請求項1記載のオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置において、前記ベンディングユニットの締圧丸刃は、締圧時のブランケット側に片刃の刃先を備え、前記カッティングユニットの断裁丸刃は、断裁時のブランケット側に対して反対側に片刃の刃先を備えることを特徴とするオフセット印刷用締付け金具付きブランケットの金具取り外し装置。
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