JP4858046B2 - 画像認識装置、複写装置及び画像認識方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像認識装置、複写装置及び画像認識方法に関する。
特許文献1に従来の画像認識装置が開示されている。この画像認識装置は、原稿から画像情報を読み取る画像読取手段を備え、複数個のマークが配置されてなる特定マークを画像情報の中から識別するものである。
より詳しくは、この画像認識装置は、画像情報の中に含まれるマークを抽出する抽出手段と、マーク間の距離を算出する距離算出手段と、マーク間の距離が特定マークのマーク間の距離と一致するときに、画像情報の中に特定マークが存在すると判断する識別手段とを備えている。
このような構成である従来の画像認識装置は、例えば、画像情報に基づく印刷を行う印刷手段を備えた複写装置に搭載される。そして、この画像認識装置は、画像情報の中に特定マークが存在すると判断した場合に、その後の印刷処理の中止等の不正コピー防止対策を実施することができる。こうして、この画像認識装置は、紙幣や機密書類等の原稿に含まれる特定マークを識別し、不正コピーを防止することができる。
特開2002−77609号公報
ところで、複写装置が紙幣や機密書類等の不正コピーに悪用されることを防止するため、画像認識装置の判定精度の向上が求められていた。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、画像認識の判定精度を向上させることが可能な画像認識装置を提供することを解決すべき課題としている。
発明者らは、上記課題を解決するため、従来の画像認識装置について詳細に分析し、下記の問題点を発見した。
すなわち、上記従来の画像認識装置は、単に、抽出したマーク間の距離を算出し、マーク間の距離が特定マークのマーク間の距離と一致するときに、画像情報の中に特定マークが存在すると判断するだけである。
このため、この画像認識装置は、抽出したマークの位置関係が特定マークと鏡像の関係にある場合にも、マーク間の距離が特定マークのマーク間の距離と一致することから、画像情報の中に特定マークが存在すると誤って判断してしまうのである。
発明者らは、この問題点を解決すべく鋭意研究し、本発明をするに至った。
本発明の画像認識装置は、原稿から画像情報を読み取る画像読取手段を備え、複数個のマークが配置されてなる特定マークを該画像情報の中から識別する画像認識装置であって、前記画像情報の中に含まれる前記マークを抽出する抽出手段と、該マーク間の距離を算出する距離算出手段と、該画像情報の中に該特定マークが存在するか否かを判断する識別手段とを備え、該識別手段は、任意に選択された第1の該マークから、任意に選択された第2及び第3の該マークに向かう2本のベクトルを用いてベクトル積を算出するベクトル積算出手段を有し、該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致し、かつ該マークのベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致するときに、該マークの位置関係が該特定マークと鏡像の関係でないと判断し、該画像情報の中に該特定マークが存在すると判断する一方、該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致しないとき、及び該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致しても、該マークのベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致しないときには、該画像情報の中に該特定マークが存在しないと判断するものであることを特徴とする(請求項1)。
このような構成である本発明の画像認識装置において、識別手段は、マーク間の距離が特定マークのマーク間の距離と一致するか否かを判断すると同時に、抽出したマークの位置関係が特定マークと鏡像の関係にあるか否かを判断する。
このため、識別手段は、マーク間の距離が特定マークのマーク間の距離と一致し、かつ、抽出したマークの位置関係が特定マークと鏡像の関係にないとき、画像情報の中に特定マークが存在すると判断する。他方、識別手段は、マーク間の距離が特定マークのマーク間の距離と一致しないとき、画像情報の中に特定マークが存在しないと判断する。さらに、識別手段は、マーク間の距離が特定マークのマーク間の距離と一致するが、抽出したマークの位置関係が特定マークと鏡像の関係にあるときにも、画像情報の中に特定マークが存在しないと判断する。
このため、この画像認識装置は、画像情報の中に特定マークが存在すると誤判定する事態が生じ難く、単にマーク間の距離と特定マークのマーク間の距離とを比較するだけである従来の画像認識装置と比較して、誤判定を低減することができる。
したがって、本発明の画像認識装置は、画像認識の判定精度を向上させることができる。
特に、本発明の画像認識装置において、前記識別手段は、任意に選択された第1の前記マークから、任意に選択された第2及び第3の該マークに向かう2本のベクトルを用いてベクトル積を算出するベクトル積算出手段を有し、前記マーク間の距離が前記特定マークのマーク間の距離と一致し、かつ該マークのベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致するときに、該マークの位置関係が該特定マークと鏡像の関係でないと判断し、該画像情報の中に該特定マークが存在すると判断する一方、該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致しないとき、及び該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致しても、該マークのベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致しないときには、該画像情報の中に該特定マークが存在しないと判断するものである。
このような具体的構成により、この画像認識装置は、抽出したマークの位置関係が特定マークと鏡像の関係にあるか否かを容易に判定でき、誤判定を確実に低減することができる。
本発明の画像認識装置において、前記ベクトル積の算出に用いる前記第1、第2及び第3のマークは、前記第1及び第2のマークからなる第1ベクトルと、前記第1及び第3のマークからなる第2ベクトルとに挟まれる角が他のベクトルに挟まれる角よりも90°に近いものが選定されていることが好ましい(請求項)。
この場合、この画像認識装置は、第1ベクトルと第2ベクトルとのベクトル積を大きく設定できるので、さらに判定精度を向上させることができる。
本発明の画像認識装置において、前記ベクトル積の算出に用いる前記第1、第2及び第3のマークは、前記第1及び第2のマークの前記マーク間の距離と、前記第1及び第3のマークの該マーク間の距離とが他のマークの該マーク間の距離よりも比較的長いものが選定されていることが好ましい(請求項)。
この場合も、この画像認識装置は、第1ベクトルと第2ベクトルとのベクトル積を大きく設定できるので、さらに判定精度を向上させることができる。
本発明の画像認識装置において、前記特定マークは、4個以上の前記マークが配置されてなり、前記識別手段は、前記抽出手段が抽出した4点以上の前記マークの中から任意に選択された前記第1、第2及び第3のマークについて、前記マーク間の距離と前記特定マークのマーク間の距離とが一致した場合に、前記ベクトル積と前記特定マークのベクトル積との比較を行い、該ベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致しないときは、前記抽出手段が抽出した前記マークのうちの前記第1、第2及び第3のマーク以外のものについて、前記マークのマーク間距離と前記特定マークのマーク間の距離との比較を中止することが好ましい(請求項)。
この場合、この画像認識装置は、不要な識別処理を省くことができるので、画像認識に要する時間を短縮することが可能となる。
本発明の画像認識装置において、前記抽出手段は有彩色を判断対象とすることが好ましい(請求項)。
特定マークは、黒、灰色等の無彩色ではなく有彩色であることが多いことから、この画像認識装置は、必要としないマークを適切に除去することができる。
本発明の画像認識装置において、前記抽出手段は、予め前記画像情報に対して平滑処理を施すことが好ましい(請求項)。
この場合、この画像認識装置は、平滑処理されてノイズが除去されたマークを抽出するので、マークの位置を精度良く決定することができ、判定精度を向上させることができる。
本発明の複写装置は、本発明の画像認識装置と、該画像認識装置の前記画像読取手段によって読み取られた前記画像情報に基づく印刷を行う印刷手段とを備える(請求項)。
このような構成である複写装置は、上述の画像認識装置が奏する作用効果により、確実に不正コピーを防止することができる。
本発明の画像認識方法は、原稿から画像情報を読み取り、複数個のマークが配置されてなる特定マークを該画像情報の中から識別する画像認識方法であって、前記画像情報の中に含まれる前記マークを抽出する抽出ステップと、該マーク間の距離を算出する算出ステップと、該画像情報の中に該特定マークが存在するか否かを判断する識別ステップとを行うものであり、該識別ステップでは、任意に選択された第1の該マークから、任意に選択された第2及び第3の該マークに向かう2本のベクトルを用いてベクトル積を算出するベクトル積算出ステップを行い、該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致し、かつ該マークのベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致するときに、該マークの位置関係が該特定マークと鏡像の関係でないと判断し、該画像情報の中に該特定マークが存在すると判断する一方、該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致しないとき、及び該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致しても、該マークのベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致しないときには、該画像情報の中に該特定マークが存在しないと判断するものであることを特徴とする(請求項)。
このような構成である本発明の画像認識方法も、上述した本発明の画像認識装置と同様の理由により、画像認識の判定精度を向上させることが可能である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、実施例の画像認識装置100は、例えば、プリンタ、コピー機、FAX等の複写装置(図示しない)に搭載されるものである。画像認識装置100は、原稿19から画像情報18を読み取る画像読取手段20と、画像情報18を画像読取手段20の読み取り特性、複写装置の出力特性、又はユーザーが指定する出力サイズ若しくはコピー変倍率等の出力形態に合わせて補正する第1画像処理手段50とを備えている。
また、画像認識装置100は、第2画像処理手段70と、抽出手段30と、ブロック分割手段35と、距離算出手段37と、識別手段40とを備えている。第2画像処理手段70、抽出手段30、ブロック分割手段35、距離算出手段37及び識別手段40は、画像情報18の中に特定マーク11が存在するか否かを後述する手順により識別処理するものである。
ここで、特定マーク11とは、紙幣や機密書類等の原稿19を画像読取手段20が読み取ることにより得られる画像情報18の中に存在するものである。実施例では、特定マーク11は、所定の位置関係で配置された7個のマークP1、P2、P3、P4、P5、P6、P7により構成されている。各マークP1〜P7は同一形状の「◎」であり、色彩も文字情報と誤認しないように有彩色とされている。
以下、画像読取手段20、第1画像処理手段50、第2画像処理手段70、抽出手段30、ブロック分割手段35、距離算出手段37及び識別手段40の構成をより詳しく説明する。
<画像読取手段>
画像読取手段20は、原稿19を主走査方向に沿って読み取りつつ、相対移動する原稿19の画像情報18を副走査方向に沿って読み取るスキャナーである。なお、画像読取手段20は、原稿19から画像情報18を読み取り可能なものであれば、どのような構成のものでもかまわない。
<第1画像処理手段>
第1画像処理手段50は、画像読取手段20の下流側に設けられており、上流側から順に、A/Dコンバータ51と、Dレンジ補正部52と、読み取りガンマ補正部53と、変倍処理部54と、フィルタ部55と、マスキング部56と、GCR部57と、記録ガンマ補正部58と、二値化部59と、記録部60とにより構成されている。なお、第1画像処理手段50は、上記の構成に限定されない。
A/Dコンバータ51は、画像読取手段20により読み取られた画像情報18をアナログ信号からデジタルデータに変換する。この際、RGB(R:赤、G:緑、B:青)に分けて、デジタルデータに変換される。
Dレンジ補正部52は、画像読取手段20を構成する光源の照度の不均一やセンサの感度の不均一から発生する画素ごとのダイナミックレンジの不均一を補正する。
読み取りガンマ補正部53は、画像読取手段20の明暗直線性を補正する。
変倍処理部54は、画像読取手段20と記録部60との解像度のちがいを修正するため、又はユーザーの指定するコピー変倍率とするため、画像情報18を拡大縮小する変倍処理を行う。
フィルタ部55は、画像情報18のノイズの除去のための平滑フィルタ処理や、文字の精鋭性の向上のための強調フィルタ処理を行う。
マスキング部56は、画像読取手段20と記録部60との色空間の違いを変換する(RGBからCMY(C:シアン、M:マゼンダ、Y:イエロー)に変換)。近年では三次元ルックアップテーブルによる方法が一般的である。
GCR部57は、入力CMYから黒成分を生成するとともにCMYから黒成分を除去する。つまり、CMYデータをCMYKデータに変換する。
記録ガンマ補正部58は、記録部60のドットゲイン等による濃度直線性を補正する。
二値化部59は、誤差拡散法やディザ法によって記録部60で記録可能な二値データに変換する。
記録部60は、上述のA/Dコンバータ51と、Dレンジ補正部52と、読み取りガンマ補正部53と、変倍処理部54と、フィルタ部55と、マスキング部56と、GCR部57と、記録ガンマ補正部58と、二値化部59とにより補正された画像情報18を記録し、複写装置等に画像情報18を出力する。また、記録部60は、画像情報18の中に特定マーク11が存在すると判断された場合に、外部への画像情報18の出力を中止する等の不正コピー防止措置を実施する不正コピー防止部60aを有している。
<第2画像処理手段>
第2画像処理手段70は、第1画像処理手段50のDレンジ補正部52より下流側であって、第1画像処理手段50の読み取りガンマ補正部53から記録部60までと並列に設けられている。そして、第2画像処理手段70は、上流側から順に、ガンマ補正部71と変倍処理部72と、フィルタ部73と、GCR部74と、単色化部75とにより構成されている。
ガンマ補正部71は、第1画像処理手段50において、A/Dコンバータ51と、Dレンジ補正部52とによりダイナミックレンジ補正された画像情報18を受け取る。そして、ガンマ補正部71は、画像読取手段20の明暗直線性を特定マーク11の識別処理に適するように補正する。特に、特定マーク11の識別処理には、ダーク部分やハイライト部分は必要ないため、コントラストの強いトーンカーブが使用される。
変倍処理部72は、画像読取手段20の解像度から、特定マーク11の識別処理に適した解像度に変倍処理を行う。このときの変倍率は、ユーザーが指定するコピー変倍率に依存しない。
フィルタ部73は、画像情報18のノイズの除去や、文字の精鋭性の向上のためのフィルタ処理を行う。実施例では、特定マーク11の識別処理にエッジ情報を使用していないので、画像情報18に対してノイズ除去のための平滑フィルタ処理を行う。
GCR部74は、入力CMYから黒成分を生成するとともにCMYから黒成分を除去する。つまり、CMYデータをCMYKデータに変換する。
単色化部75は、GCR部74からCMYKデータのうち、黒成分が除去されたCMYデータのみを受け取る。これは、特定マーク11を構成するマークP1〜P7が文字情報と誤認されないように有彩色とされているからである。そして、単色化部75は、CMYデータを単色化する。
<抽出手段>
抽出手段30は、第2画像処理手段70の下流側に設けられており、特徴マッチング部31とピーク値検出部32とを有している。抽出手段30は、画像情報18の中から、特定マーク11のマークP1〜P7と類似すると思われるマークを選び出し、特徴マッチング部31により、選び出したマークについてマークP1〜P7の形状と照合し、相関係数を求めることで類似度を計算する。そして、ピーク値検出部32により、算出された類似度の中で、一定値以上で局所的にピーク値となる座標を抽出したマークの検出点として検出する。
抽出手段30の上述の処理を図2を用いてより詳しく説明する。抽出手段30において、例えば、画像情報18の中にマークP1〜P7と類似すると思われるマークF1、F2、F3、F4があるとする。そして、特徴マッチング部31は、マークP1〜P7と同一形状の基準マークTをマークF1、F2、F3、F4に対して、相対位置をずらしつつ重ねる。そして、特徴マッチング部31は、基準マークTと、マークF1、F2、F3、F4とを照合し、相関係数を求めることで類似度を計算する。
このとき、類似度は、図2(a)に示すグラフのように変化する(曲線Sで示す)。そして、マークP1〜P7とは形状が異なるマークF1、F2が基準マークTと照合されるときには、類似度はそれ程高くならず、一定値のラインLを超えない。その結果、特徴マッチング部31はマークF1、F2を除外する。
他方、マークP1〜P7と同一形状のマークF3が基準マークTと照合されるときには、双方のずれが小さくなるほど類似度が高くなって、一定値のラインLを超える。そして、双方のずれがなくなったとき、ピーク値が出現する。このとき、ピーク値検出部32は、ピーク値となる座標を検出点として検出する。
また、マークP1〜P7が画像読取手段20の誤差等により歪んで読み取られたマークF4が基準マークTと照合されるときには、双方のずれが小さくなるほど類似度が高くなって、一定値のラインLを超えるが、双方のずれが完全に無くなることはない。この場合には、例えば、マークF3のときより低い2つのピーク値が出現する場合がある。このとき、ピーク値検出部32は、2つのピーク値について、別々にピーク値となる座標を検出点として検出する可能性があり、その場合には、マークF4から2個の検出点が検出されることとなる。しかしながら、この画像認識装置100では、後述の識別手段40のステップS171〜S182により、この問題を解消し、判定漏れが生じないようにしている。
こうして、抽出手段30は、画像情報18の全範囲について、上述の処理を実施し、一定値以上で局所的にピーク値となる類似度が検出されれば、画像情報18の中にマークP1〜P7と同一形状のマークが存在すると判断してそのマークを抽出する。そして、抽出したマークの座標を示す検出点M1、…、Mn(nは抽出したマークの総数)を検出する。
<ブロック分割手段>
ブロック分割手段35は、抽出手段30の下流側に設けられている。ブロック分割手段35は、図1に示すように、画像情報18を副走査方向(Y方向)に沿って多数に分割し、主走査方向に沿う帯状の抽出領域18a、18bを順次抽出する。そして、ブロック分割手段35は、抽出領域18a、18bを主走査方向に沿って8分割する。こうして、ブロック分割手段35は、抽出領域18a、18bを8×2個のブロック1a〜8a、1b〜8bに分割する。なお、主走査方向の分割数は、説明をし易くするために便宜上8分割としているが、どのような分割数でもかまわない。
ブロック分割手段35は、抽出領域18a、18bの処理が終わったら、次は、抽出領域18b、18cについて、上述のブロック分割を繰り返す。このように副走査方向で重なる部分を設けつつブロック分割することにより、ブロック分割手段35は、画像情報18の中に存在する特定マーク11が副走査方向で分割されて、識別ができないという問題を解消している。
そして、ブロック分割手段35は、図3(a)に示すように、8×2個のブロック1a〜8a、1b〜8bの中から2×2個のブロック1a、2a、1b、2bを選択し、次に、図3(b)に示すように、2×2個のブロック2a、3a、2b、3bを選択し、次に、図3(c)に示すように、2×2個のブロック3a、4a、3b、4bを選択し、そして、最終的に、2×2個のブロック7a、8a、7b、8bを選択する。このように主走査方向で重なる部分を設けることにより、ブロック分割手段35は、画像情報18の中に存在する特定マーク11が主走査方向で分割されて、識別ができないという問題を解消している。
こうして、ブロック分割手段35は、抽出した検出点M1〜Mnを各ブロック毎に区分けして、距離算出手段37及び識別手段40が一度に処理する情報量が大きくなり過ぎないようにしている。
<距離算出手段>
距離算出手段37は、ブロック分割手段35の下流側に設けられている。距離算出手段37は、ブロック分割手段35が順次選択する2×2個のブロック内で抽出したマーク間の距離を算出する。
具体例としては、図4に示すように、ブロック分割手段35が選択した2×2個のブロック2a、3a、2b、3b内に検出点M2〜M11が存在している場合、距離算出手段37は、検出点M2〜M11の座標に基づき、検出点M2〜M11の相互間の距離を算出する。この算出結果が抽出したマーク間の距離とされる。
なお、距離算出手段37は、検出点M2〜M11から後述の識別手段40により最初の検出点P1として選択された検出点が図4に示す中央枠W内に入っていなければ、この領域での処理を実施しない。なぜなら、図3に示すように、中央枠Wはブロック分割手段35による2×2個のブロック選択のたびに隙間なく移動する。このため、検出点M2〜M11から最初の検出点P1として選択された検出点が図4に示す中央枠W内に入っていなくても、ブロック分割手段35の次のブロック選択において、中央枠W内に入るからである。これにより、距離算出手段37は、重複した処理を省くことができる。
<識別手段>
識別手段40は、距離算出手段37の下流側に設けられている。識別手段40は、距離算出手段37において、算出されたマーク間の距離が特定マーク11のマークP1〜P7間の距離と一致するか否かを判断する。
また、識別手段40は、ベクトル積算出手段41を有している。ベクトル積算出手段41は、任意に選択された第1のマークから、任意に選択された第2及び第3のマークに向かう2本のベクトルを用いてベクトル積を算出するものである。そして、識別手段40は、ベクトル積算出手段41が算出したベクトル積が特定マーク11のベクトル積Pと一致するときに、マークの位置関係が特定マーク11と鏡像の関係でないと判断する。
具体例として、図5(a)(b)に示すように、特定マーク11と、特定マーク11と鏡像の関係にある鏡像マーク11mとを用いて説明する。この例において、鏡像マーク11mのマークP1m〜P7m間の距離は、特定マーク11のマークP1〜P7間の距離と一致する。このため、特定マーク11と鏡像マーク11mとについて、単にマーク間の距離を比較しただけでは、鏡像マーク11mを特定マーク11と誤判定してしまうおそれがある。
しかし、ベクトル積算出手段41により、下記の通り、この問題は解消されている。
まず、識別手段40において、特定マーク11のマークP1からマークP2に向かう第1ベクトルV1と、マークP1からマークP3に向かう第2ベクトルV2とを用いて、特定マーク11のベクトル積Pが予め算出されている(図5の式1参照)。
そして、識別手段40の識別処理が行われる際、ベクトル積算出手段41は、例えば、鏡像マーク11mから、マークP1m、P2m、P3mを抜き出す。次に、マークP1mからマークP2mに向かう第1ベクトルV1mと、マークP1mからマークP3mに向かう第2ベクトルV2mとを用いてベクトル積Pmを算出する(図5の式2参照)。そして、識別手段40は、ベクトル積Pmを特定マーク11のベクトル積Pと比較する。ここで、鏡像マーク11mは、特定マーク11と鏡像の関係にあるから、ベクトル積Pmは、特定マーク11のベクトル積Pと大きさが等しいが、正負が逆になる(図5の式3参照)。その結果、識別手段40は、ベクトル積Pmがベクトル積Pと一致しないので、鏡像マーク11mが、特定マーク11と鏡像の関係にあると正しく判断することができる。
逆に、識別手段40は、抽出したマーク間の距離が、特定マーク11のマークP1〜P7間の距離と一致し、かつ、抽出したマークのうち、特定マークP1、P2、P3に対応するマークについて、ベクトル積算出手段41が算出したベクトル積が特定マーク11のベクトル積Pと一致すれば、抽出したマークの位置関係が特定マーク11と鏡像の関係でないとして、画像情報18の中に特定マーク11が存在すると判断することができる。
こうして、識別手段40は、画像情報の中に特定マーク11が存在するか否かを判断することが可能となっている。
なお、図5(a)に示すように、ベクトル積の算出に用いる第1ベクトルV1と、第2ベクトルV2とに挟まれる角は、他のベクトルに挟まれる角よりも90°に近いものが選定されている。また、ベクトル積の算出に用いる特定マーク11のマークP1、P2、P3は、マークP1、P2間の距離と、マークP1、P3間の距離とが他のマーク間の距離よりも比較的長いものが選定されている。こうすることにより、特定マーク11のベクトル積Pを大きく設定できるので、この画像認識装置100は、さらに判定精度を向上させることが可能となっている。
ここで、識別手段40が行う識別処理を、図6〜図10に示すフローチャートを用いて、より詳しく説明する。
まず、図6に示すように、ステップS100において、識別手段40の識別処理が開始される。
次に、ステップS101において、抽出手段30により抽出したマークの検出点M1〜Mnのうち、ブロック分割手段35により選択された2×2個のブロック内にあるものを検出バッファへコピーする。ここで、検出バッファへコピーされた検出点をS1〜St(tは検出バッファへコピーされた検出点の数)とする。
次に、ステップS102において、検出点S1〜Stの数が7点未満であれば、特定マーク11のマークP1〜P7の数より少ないので、選択された4ブロック内に特定マーク11が存在しないと判断し、ステップS190に移行して、この4ブロックでの識別処理を終了する。そして、ブロック分割手段35が次の4ブロックを選択し、同様の処理が残りのブロックについても繰り返される。そして、同様の処理が全ブロックについて終了していれば、識別手段40の識別処理を完全に終了する。そして、記録部60には、画像情報18の中に特定マーク11が存在しないと通知される。
他方、ステップS102において、検出点S1〜Stの数が7点以上であれば、特定マーク11のマークP1〜P7の数以上であるので、このまま、識別処理を続行する。ここで、特定マーク11のマークP1〜P7の数を超える8点以上でも処理を続行するのは、近傍にマークが偶然存在する場合や、画像読取手段20の誤差等により、特定マーク11のマークP1〜P7のいずれかが図2に示すマークF4のように歪んで読み取られ、図11に示すように、二重検出点として検出される場合に対応するためである(ステップS171〜S182で説明する)。
次に、ステップS103において、検出点S1〜Stから最初の検出点をセットする。
次に、ステップS104において、セットされた検出点をマークP1に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS105において、マークP1に対応すると仮定した検出点が4ブロック内の中央枠W内にあれば、ステップS111に移行する。
他方、マークP1に対応すると仮定した検出点が4ブロック内の中央枠W内になければ、重複処理を排除するため、ステップS106に移行する。そして、ステップS106において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS104、S105が終了していれば、ステップS190に移行する。ステップS190における処理は上述の通りである。
また、ステップS106において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS104、S105が終了していなければ、ステップS104に戻って次の検出点をマークP1に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS111において、検出点S1〜Stから最初の検出点をセットする。
次に、ステップS112において、セットされた検出点をマークP2に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS113(図9(a)のステップS21に詳しく示す)において、マークP2に対応すると仮定した検出点と、先にマークP1に対応すると仮定した検出点との距離が特定マーク11のマークP1とマークP2との距離と一致するか否かを判定する。なお、本実施例において、距離が一致するとは、ある程度の許容誤差を有する場合も含む。画像読取手段20の誤差や抽出手段30が検出点M1〜Mnの座標を決定する際の誤差等の影響があるからである。
そして、ステップS113において、OKの場合、ステップS121に移行する。
他方、ステップS113において、NGの場合、ステップS114に移行する。そして、ステップS114において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS112、S113が終了していれば、ステップS106に移行する。ステップS106における処理は上述の通りである。
また、ステップS114において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS112、S113が終了していなければ、ステップS112に戻って次の検出点をマークP2に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS121において、検出点S1〜Stから最初の検出点をセットする。
次に、ステップS122において、セットされた検出点をマークP3に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS123(図9(b)のステップS31、S32に詳しく示す)において、マークP3に対応すると仮定した検出点と、先にマークP2、P1に対応すると仮定した検出点との距離が特定マーク11のマークP3とマークP2、P1との距離と一致するか否かを判定する。そして、ステップS123において、OKの場合、ステップS131に移行する。
他方、ステップS123において、NGの場合、ステップS124に移行する。そして、ステップS124において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS122、S123が終了していれば、ステップS114に移行する。ステップS114における処理は上述の通りである。
また、ステップS124において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS122、S123が終了していなければ、ステップS122に戻って次の検出点をマークP3に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS131について、鏡像判定を実施する。具体的には、ベクトル積算出手段41により、マークP1に対応すると仮定した検出点からマークP2に対応すると仮定した検出点に向かう第1ベクトルと、マークP1に対応すると仮定した検出点からマークP3に対応すると仮定した検出点に向かう第2ベクトルとのベクトル積を算出する。そして、算出されたベクトル積が特定マーク11のベクトル積Pと一致すれば、ステップS132に移行する。なお、本実施例において、ベクトル積が一致するとは、ある程度の許容誤差を有する場合も含む。また、図の式3に示すように鏡像である場合は符号が異なるのみであるので、符が一致した場合はベクトル積が一致したとみなすことができる。
他方、算出されたベクトル積が特定マーク11のベクトル積Pと一致しなければ、検出点S1〜Stの残りについて、処理を続行する必要はなくなり、ステップS124に移行する。ステップS124における処理は上述の通りである。
次に、ステップS132において、検出点S1〜Stから最初の検出点をセットする。
次に、ステップS133において、セットされた検出点をマークP4に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS134(図9(c)のステップS41、S42、S43に詳しく示す)において、マークP4に対応すると仮定した検出点と、先にマークP3、P2、P1に対応すると仮定した検出点との距離が特定マーク11のマークP4とマークP3、P2、P1との距離と一致するか否かを判定する。そして、ステップS134において、OKの場合、ステップS141に移行する。
他方、ステップS134において、NGの場合、ステップS135に移行する。そして、ステップS135において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS133、S134が終了していれば、ステップS124に移行する。ステップS124における処理は上述の通りである。
また、ステップS134において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS133、S134が終了していなければ、ステップS133に戻って次の検出点をマークP4に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS141において、検出点S1〜Stから最初の検出点をセットする。
次に、ステップS142において、セットされた検出点をマークP5に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS143(図9(d)のステップS51、S52、S53、S54に詳しく示す)において、マークP5に対応すると仮定した検出点と、先にマークP4、P3、P2、P1に対応すると仮定した検出点との距離が特定マーク11のマークP5とマークP4、P3、P2、P1との距離と一致するか否かを判定する。そして、ステップS143において、OKの場合、ステップS151に移行する。
他方、ステップS143において、NGの場合、ステップS144に移行する。そして、ステップS144において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS142、S143が終了していれば、ステップS135に移行する。ステップS135における処理は上述の通りである。
また、ステップS144において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS142、S143が終了していなければ、ステップS142に戻って次の検出点をマークP5に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS151において、検出点S1〜Stから最初の検出点をセットする。
次に、ステップS152において、セットされた検出点をマークP6に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS153(図10(a)のステップS61、S62、S63、S64、S65に詳しく示す)において、マークP6に対応すると仮定した検出点と、先にマークP5、P4、P3、P2、P1に対応すると仮定した検出点との距離が特定マーク11のマークP6とマークP5、P4、P3、P2、P1との距離と一致するか否かを判定する。そして、ステップS153において、OKの場合、ステップS161に移行する。
他方、ステップS153において、NGの場合、ステップS154に移行する。そして、ステップS154において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS152、S153が終了していれば、ステップS144に移行する。ステップS144における処理は上述の通りである。
また、ステップS154において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS152、S153が終了していなければ、ステップS152に戻って次の検出点をマークP6に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS161において、検出点S1〜Stから最初の検出点をセットする。
次に、ステップS162において、セットされた検出点をマークP7に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS163(図10(b)のステップS71、S72、S73、S74、S75、S76に詳しく示す)において、マークP7に対応すると仮定した検出点と、先にマークP6、P5、P4、P3、P2、P1に対応すると仮定した検出点との距離が特定マーク11のマークP7とマークP6、P5、P4、P3、P2、P1との距離と一致するか否かを判定する。そして、ステップS163において、OKの場合、ステップS171に移行する。
他方、ステップS163において、NGの場合、ステップS164に移行する。そして、ステップS164において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS162、S163が終了していれば、ステップS154に移行する。ステップS154における処理は上述の通りである。
また、ステップS164において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS162、S163が終了していなければ、ステップS162に戻って次の検出点をマークP7に対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS171において、検出点S1〜Stから最初の検出点をセットする。
次に、ステップS172において、セットされた検出点がマークP1〜P7のいずれかの二重検出マークPXに対応すると仮定して、座標を読み出す。
次に、ステップS173において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点がマークP1〜P7のいずれかである場合、ステップS182に移行する。そして、ステップS182において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS172〜S181が終了していれば、ステップS183に移行する。そして、ステップS183において、画像情報18の中に特定マーク11が存在するという判定結果を記録部60に通知する。
また、ステップS182において、検出点S1〜Stの全てについて、ステップS172〜S181が終了していなければ、ステップS172に戻って次の検出点をマークPXに対応すると仮定して、座標を読み出す。
他方、ステップS173において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点がマークP1〜P7のいずれかでない場合、ステップS174に移行する。
次に、ステップS174において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と先にマークP1〜P7に対応すると仮定した検出点の中心との距離が一定距離以下でなければ(つまり、図11に示す破線円Rより外側にあれば)、ステップS182に移行する。ステップS182における処理は上述の通りである。破線円Rは、特定マーク11の周囲にあって、特定マーク11とは関係ない程度に離れたマークを排除するために設定されるものである。
他方、ステップS174において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と先にマークP1〜P7に対応すると仮定した検出点の中心との距離が一定距離以下であれば(つまり、図11に示す破線円R以内にあれば)、ステップS175に移行する。
次に、ステップS175において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP1に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離D以下であれば、二重検出点と判断して、ステップS182に移行する。一定距離Dは、二重検出点を判定するために、適切に設定される閾値である。例えば、図11に示すように、一定距離D以下の2つの検出点については、二重検出点と判断するので、判定漏れを防止することが可能となっている。ステップS182における処理は上述の通りである。
他方、ステップS175において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP1に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離Dより大きければ、ステップS176に移行する。
次に、ステップS176において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP2に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離D以下であれば、二重検出点と判断して、ステップS182に移行する。ステップS182における処理は上述の通りである。
他方、ステップS176において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP2に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離Dより大きければ、ステップS177に移行する。
次に、ステップS177において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP3に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離D以下であれば、二重検出点と判断して、ステップS182に移行する。ステップS182における処理は上述の通りである。
他方、ステップS177において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP3に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離Dより大きければ、ステップS178に移行する。
次に、ステップS178において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP4に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離D以下であれば、二重検出点と判断して、ステップS182に移行する。ステップS182における処理は上述の通りである。
他方、ステップS178において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP4に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離Dより大きければ、ステップS179に移行する。
次に、ステップS179において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP5に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離D以下であれば、二重検出点と判断して、ステップS182に移行する。ステップS182における処理は上述の通りである。
他方、ステップS179において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP5に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離Dより大きければ、ステップS180に移行する。
次に、ステップS180において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP6に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離D以下であれば、二重検出点と判断して、ステップS182に移行する。ステップS182における処理は上述の通りである。
他方、ステップS180において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP6に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離Dより大きければ、ステップS181に移行する。
次に、ステップS181において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP7に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離D以下であれば、二重検出点と判断して、ステップS182に移行する。ステップS182における処理は上述の通りである。
他方、ステップS181において、二重検出マークPXに対応すると仮定した検出点と、先にマークP7に対応すると仮定した検出点との距離が一定距離Dより大きければ、ステップS164に移行する。ステップS164における処理は上述の通りである。
こうして、識別手段40は、上述のフローチャートにおいて、ステップS183に到達した場合にのみ、画像情報18の中に特定マーク11が存在すると判断して、記録部60に通知する。他方、ステップS183に到達しないまま、最終的にステップS190に到達すれば、記録部60に対して、画像情報18の中に特定マーク11が存在しないと通知する。そして、記録部60がステップS183による通知を受け取ると、不正コピー防止部60aが外部への画像情報18の出力を中止する等の不正コピー防止措置を実施する。
ここで、識別手段40による判定例を紹介する。例えば、図12に示すように、検出点S1〜Stの中の検出点Suが余分な検出点として破線円Rの中に存在する場合は、ステップS173でNoとなり、ステップS174でYesとなり、ステップS175〜S181で全てNoとなって、ステップS183に到達しないので、画像情報18の中に特定マーク11が存在しないと判定される。このため、図13に示すように、「◎」形状のマークが規則正しく配列された模様であって、特定マーク11のマークP1〜P7と紛らわしい部分があるものについても、同様に画像情報18の中に特定マーク11が存在しないと判定される。
また、図14に示すように、「◎」形状に類似する文字「@」の文字が「◎」形状のマークの近くにあっても、抽出手段30は有彩色を対象として照合をするので、通常黒色で印刷される文字「@」は除外され易くなっている。このため、文字「@」は、検出点と誤認され難く、判定精度が向上している。
さらに、図1に示すマークP1〜P7の位置関係が、図15に示すように変更されてなる別の特定マーク111であっても、識別手段40は、有効に機能する。この場合、特定マーク111と鏡像の関係にある鏡像マーク111mは、P7とP7m以外、位置関係が同一であり、ステップS131の鏡像判定では、鏡像マーク111mが特定マーク111と鏡像の関係であるとは判断し難い。しかしながら、ステップS163のP7距離判定において、結局、NGとなるので、鏡像マーク111mを特定マーク111と誤判定することはなくなっている。
このような構成である実施例の画像認識装置100は、記録部60に記録された画像情報18を外部に出力することができる。そして、例えば、画像情報18を受け取った複写装置は、印刷手段により画像情報18に基づく印刷を行うことが可能となっている。また、この画像認識装置100は、紙幣や機密書類等の原稿19の画像情報18に含まれる特定マーク11を識別し、不正コピーを防止することが可能となっている。
ここで、実施例の画像認識装置100において、識別手段40は、抽出したマーク間の距離が特定マーク11のマークP1〜P7間の距離と一致するか否かを判断すると同時に、抽出したマークの位置関係が特定マーク11と鏡像の関係にあるか否かを判断している。
このため、識別手段40は、マーク間の距離が特定マーク11のマークP1〜P7間の距離と一致し、かつ、抽出したマークの位置関係が特定マーク11と鏡像の関係にないとき、画像情報18の中に特定マーク11が存在すると判断することができる。他方、識別手段40は、マーク間の距離が特定マーク11のマークP1〜P7間の距離と一致しないとき、画像情報18の中に特定マーク11が存在しないと判断することができる。さらに、識別手段40は、マーク間の距離が特定マーク11のマークP1〜P7間の距離と一致するが、抽出したマークの位置関係が特定マーク11と鏡像の関係にあるときにも、画像情報18の中に特定マーク11が存在しないと判断することができる。
このため、この画像認識装置100は、画像情報18の中に特定マーク11が存在すると誤判定する事態が生じ難く、単に抽出したマーク間の距離と特定マーク11のマークP1〜P7間の距離とを比較するだけである従来の画像認識装置と比較して、誤判定を低減することができる。
したがって、実施例の画像認識装置100は、画像認識の判定精度を向上させることができる。
また、この画像認識装置100において、識別手段40は、ベクトル積算出手段41を有し、抽出したマーク間の距離が特定マーク11のマークP1〜P7間の距離と一致し、かつベクトル積が特定マーク11のベクトル積Pと一致するときに、マークの位置関係が特定マーク11と鏡像の関係でないと判断するものである。このような具体的構成により、この画像認識装置100は、抽出したマークの位置関係が特定マーク11と鏡像の関係にあるか否かを容易に判定できており、誤判定を確実に低減することができる。
さらに、この画像認識装置100において、ベクトル積の算出に用いる第1ベクトルV1と、第2ベクトルV2とに挟まれる角が他のベクトルに挟まれる角よりも90°に近いものが選定されている。このため、この画像認識装置100は、第1ベクトルV1と第2ベクトルV2とのベクトル積Pを大きく設定できるので、判定精度を向上させることが可能となる。
また、この画像認識装置100において、ベクトル積の算出に用いる特定マーク11のマークP1、P2、P3は、マークP1、P2間の距離と、マークP1、P3間の距離とが他のマーク間の距離よりも比較的長いものが選定されている。このため、この画像認識装置100は、第1ベクトルV1と第2ベクトルV2とのベクトル積Pを大きく設定でき、さらに判定精度を向上させることが可能となる。
さらに、この画像認識装置100において、識別手段40は、抽出したマーク間の距離と特定マーク11のマークP1〜P7間の距離との比較を行いながら、ステップS131の鏡像判定において、ベクトル算出手段41が算出したベクトル積と特定マーク11のベクトル積Pとの比較を行う。そして、ベクトル積が特定マーク11のベクトル積Pと一致しないときは、その後の処理を中止して、以前のステップに戻るものである。このため、この画像認識装置100は、不要な識別処理を省くことができるので、画像認識に要する時間を短縮することが可能である。
また、この画像認識装置100において、抽出手段30は有彩色を判断対象としている。これは、特定マーク11は、黒、灰色等の無彩色ではなく有彩色であることが多いからであり、こうすることによって、この画像認識装置100は、必要としないマークを適切に除去することができる。
また、この画像認識装置100において、抽出手段30は、抽出したマークを基準マークTと照合して得た類似度のピーク値をピーク値検出部32により抽出することにより、マークの位置を決定している。このため、この画像認識装置100は、まぎらわしい情報を排除して、マークの位置を精度良く決定することができており、判定精度を向上させることができる。
また、この画像認識装置100において、抽出手段30は、フィルタ部73により、予め画像情報18に対して平滑処理を施している。このため、この画像認識装置100は、平滑処理されてノイズが除去されたマークを抽出しているので、マークの位置を精度良く決定することができており、判定精度を向上させることができる。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明は画像認識装置、複写装置及び画像認識方法に利用可能である。
実施例の画像認識装置の構成を示す説明図である。 実施例の画像認識装置に係り、抽出手段の処理方法を示す説明図である。 実施例の画像認識装置に係り、ブロック分割手段の処理方法を示す説明図である。 実施例の画像認識装置に係り、距離算出手段の処理対象となる検出点を示す説明図である。 実施例の画像認識装置に係り、識別手段による鏡像判定の方法を示す説明図である。 実施例の画像認識装置に係り、識別手段が行う識別処理を示すフローチャートである。 実施例の画像認識装置に係り、識別手段が行う識別処理を示すフローチャートである。 実施例の画像認識装置に係り、識別手段が行う識別処理を示すフローチャートである。 実施例の画像認識装置に係り、識別手段が行う識別処理を示すフローチャートである。 実施例の画像認識装置に係り、識別手段が行う識別処理を示すフローチャートである。 実施例の画像認識装置に係り、識別手段により識別される検出点の具体例を示す説明図である。 実施例の画像認識装置に係り、識別手段により識別される検出点の具体例を示す説明図である。 実施例の画像認識装置に係り、特定マークと紛らわしいものが含まれる規則正しい配列パターンの模様を示す説明図である。 実施例の画像認識装置に係り、識別手段により識別される検出点の具体例を示す説明図である。 特定マークの変形例を示す説明図である。
11…特定マーク
19…原稿
18…画像情報
20…画像読取手段
30…抽出手段
37…距離算出手段
40…識別手段
41…ベクトル積算出手段
100…画像認識装置
P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7…マーク
V1…第1ベクトル
V2…第2ベクトル
P…特定マークのベクトル積
T…基準マーク

Claims (8)

  1. 原稿から画像情報を読み取る画像読取手段を備え、複数個のマークが配置されてなる特定マークを該画像情報の中から識別する画像認識装置であって、
    前記画像情報の中に含まれる前記マークを抽出する抽出手段と、
    該マーク間の距離を算出する距離算出手段と、
    画像情報の中に該特定マークが存在するか否かを判断する識別手段とを備え
    該識別手段は、任意に選択された第1の該マークから、任意に選択された第2及び第3の該マークに向かう2本のベクトルを用いてベクトル積を算出するベクトル積算出手段を有し、
    該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致し、かつ該マークのベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致するときに、該マークの位置関係が該特定マークと鏡像の関係でないと判断し、該画像情報の中に該特定マークが存在すると判断する一方、
    該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致しないとき、及び該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致しても、該マークのベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致しないときには、該画像情報の中に該特定マークが存在しないと判断するものであることを特徴とする画像認識装置。
  2. 前記ベクトル積の算出に用いる前記第1、第2及び第3のマークは、前記第1及び第2のマークからなる第1ベクトルと、前記第1及び第3のマークからなる第2ベクトルとに挟まれる角が他のベクトルに挟まれる角よりも90°に近いものが選定されている請求項記載の画像認識装置。
  3. 前記ベクトル積の算出に用いる前記第1、第2及び第3のマークは、前記第1及び第2のマークの前記マーク間の距離と、前記第1及び第3のマークの該マーク間の距離とが他のマークの該マーク間の距離よりも比較的長いものが選定されている請求項1又は2記載の画像認識装置。
  4. 前記特定マークは、4個以上の前記マークが配置されてなり、
    前記識別手段は、前記抽出手段が抽出した4点以上の前記マークの中から任意に選択された前記第1、第2及び第3のマークについて、前記マーク間の距離と前記特定マークのマーク間の距離とが一致した場合に、前記ベクトル積と前記特定マークのベクトル積との比較を行い、該ベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致しないときは、前記抽出手段が抽出した前記マークのうちの前記第1、第2及び第3のマーク以外のものについて、前記マークのマーク間距離と前記特定マークのマーク間の距離との比較を中止する請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像認識装置。
  5. 前記抽出手段は有彩色を判断対象とする請求項1乃至のいずれか1項記載の画像認識装置。
  6. 前記抽出手段は、予め前記画像情報に対して平滑処理を施す請求項1乃至のいずれか1項記載の画像認識装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項記載の画像認識装置と、
    該画像認識装置の前記読取手段によって読み取られた前記画像情報に基づく印刷を行う印刷手段とを備えた複写装置。
  8. 原稿から画像情報を読み取り、複数個のマークが配置されてなる特定マークを該画像情報の中から識別する画像認識方法であって、
    前記画像情報の中に含まれる前記マークを抽出する抽出ステップと、
    該マーク間の距離を算出する算出ステップと、
    画像情報の中に該特定マークが存在するか否かを判断する識別ステップとを行うものであり、
    該識別ステップでは、任意に選択された第1の該マークから、任意に選択された第2及び第3の該マークに向かう2本のベクトルを用いてベクトル積を算出するベクトル積算出ステップを行い、
    該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致し、かつ該マークのベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致するときに、該マークの位置関係が該特定マークと鏡像の関係でないと判断し、該画像情報の中に該特定マークが存在すると判断する一方、
    該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致しないとき、及び該マーク間の距離が該特定マークのマーク間の距離と一致しても、該マークのベクトル積が該特定マークのベクトル積と一致しないときには、該画像情報の中に該特定マークが存在しないと判断するものであることを特徴とする画像認識方法。
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