JP4855438B2 - カード用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、カード用コネクタに関し、特に、挿入方向に沿って第1外部接触部と第2外部接触部とが2列に設けられたカードが装着されるカード用コネクタに関する。
従来、装着完了位置でカードの挿入を検出するスイッチが設けられたカード用コネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。このカード用コネクタのスイッチにおいては、カードが挿入されるカード挿入溝の奥部に配設され、カードの挿入状態に応じて接離する接点部を有する第1及び第2のコンタクトを備え、これらの第1及び第2のコンタクトの互いの接点部が離間しているか、接触しているかによりカードの挿入を検出している。
また、カード用コネクタに装着されるカードにおいては、カードの外部接触部(接触パッド)が挿入方向に沿って2列に配置されているものが知られている。一般に、このようなカードが装着されるカード用コネクタにおいては、2列に配置される外部接触部に対応して配列された第1及び第2のコンタクト端子を備えている。
特開2002−252045号公報
上述したような2列に配置された外部接触部(第1及び第2外部接触部)を有するカードが装着されるカード用コネクタにおいては、カードを挿入する際、カードの挿入方向前端から遠い外部接触部(第2外部接触部)に対応するコンタクト端子(第2コンタクト端子)がカードの挿入方向前端から近い外部接触部(第1外部接触部)と一旦接続することとなる。したがって、コンタクト端子(第2コンタクト端子)に常時電源電圧や信号を加えている状態で上述のように外部接触部(第1外部接触部)とコンタクト端子(第2コンタクト端子)とが接続すると、カードに予期せぬ信号が加わってしまうことが考えられ、カードが誤動作したり、損傷したりする事態が発生し得る。このため、このようなカードの誤動作や損傷を防止するための制御に寄与するカード用コネクタが要請されている。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、挿入方向に沿って2列に配置された外部接触部を有するカードが挿入される場合において、誤動作等を回避できる位置までカードが挿入されたことを外部の信号制御部に伝達することができるカード用コネクタを提供することを目的とする。
本発明のカード用コネクタは、挿入方向に沿って第1外部接触部と第2外部接触部とが2列に設けられたカードを装着可能な装着部を有するハウジングと、前記装着部内の所定の装着位置に装着された前記カードの前記第1外部接触部に接続する第1コンタクト端子及び前記第2外部接触部に接続する第2コンタクト端子と、前記装着部内における前記カードの挿入状態を検知する接点機構からなる検知手段とを備え、前記第1コンタクト端子は前記第2コンタクト端子よりもカード挿入口側に配設される一方、前記第1外部接触部は前記第2外部接触部よりも前記カードの挿入方向の後方側に形成され、前記検知手段は、前記カードが前記装着部に挿入される際に前記カードが前記装着部内の所定の装着位置に装着される前において、前記第2外部接触部が前記第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知することを特徴とする。
特に、上記カード用コネクタにおいて、前記検知手段は、前記第1外部接触部が前記第1コンタクト端子に接触する前において、前記第2外部接触部が前記第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知することが好ましい。
上記カード用コネクタによれば、カードが装着部に挿入される際に第2外部接触部が第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知する検知手段を備えたので、挿入方向に沿って2列に配置された外部接触部を有するカードが挿入される場合において、誤動作等を回避できる位置までカードが挿入されたことを外部の信号制御部に伝達することが可能となる。
上記カード用コネクタにおいて、前記検知手段は、前記第1コンタクト端子及び第2コンタクト端子の側方側の領域であって、前記第1コンタクト端子の接点部と、前記第2コンタクト端子の接点部との間の領域に配設されることが好ましい。この場合には、検知手段が、第1コンタクト端子の接点部と、第2コンタクト端子の接点部との間の領域に配設されることから、当該検知手段により第2外部接触部が第1コンタクト端子の領域を通過したことを確実に検知することが可能となる。
特に、上記カード用コネクタにおいて、第1コンタクト端子及び第2コンタクト端子はそれぞれ複数設けられ、前記検知手段は、前記第1コンタクト端子の内で前記カード挿入口から一番遠い位置に配設されている特定の第1コンタクト端子の接点部と、前記第2コンタクト端子の内で前記カード挿入口に一番近い位置に配設されている特定の第2コンタクト端子の接点部との間の領域に前記検知手段を配設されることが好ましい。この場合には、検知手段が、特定の第1コンタクト端子の接点部と、特定の第2コンタクト端子の接点部との間の領域に配設されることから、信号制御部でカードに対する信号のシーケンス制御を行う場合においても、適切なタイミングで第2外部接触部が第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知することが可能となる。
さらに、上記カード用コネクタにおいては、前記装着部内で前記カードの挿入及び排出動作と共にスライド移動可能に配設され、前記装着部内の所定の装着位置から前記カードを排出可能なスライダと、前記スライダを排出方向へ付勢する付勢手段と、前記スライダを前記付勢手段の付勢力に抗して所定の装着位置にロックするカム機構とを備え、前記検知手段は、前記ハウジングに設けられた第1スイッチ用の固定接点と、前記スライダに設けられた可動接点とからなる第1スイッチを備え、前記第1スイッチは、前記カードの挿入に伴う前記スライダの位置に応じた前記第1スイッチ用の固定接点と前記可動接点との接離状態の変化に応じて前記第2外部接触部が前記第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知することが好ましい。この場合には、ハウジングに設けられた固定接点と、スライドに設けられた可動接点とからなる第1スイッチにより検知手段が構成されることから、簡単な構成で第2外部接触部が第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知することが可能となる。
また、上記カード用コネクタにおいて、前記検知手段は、更に、前記可動接点と、前記ハウジングに設けられた第2スイッチ用の固定接点とからなる第2スイッチを備え、前記第2スイッチは、前記カードの挿入に伴う前記スライダの位置に応じた前記第2スイッチ用の固定接点と前記可動接点との接離状態の変化に応じて前記カードが前記装着部内の所定の装着位置に装着されたことを検知することが好ましい。この場合には、共通の可動接点を利用する第2スイッチを備え、この第2スイッチによってカードが装着部内の所定の装着位置に装着されたことを検知することから、簡単な構成で、第2外部接触部が第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知すると共に、カードが装着部内の所定の装着位置に装着されたことを検知することが可能となる。
特に、上記カード用コネクタにおいて、前記検知手段は、前記第1及び第2スイッチで共用される第1固定接点と、前記第1スイッチ用の第2固定接点と、前記第2スイッチ用の第3固定接点とを有し、前記カードが前記カードの排出位置にあるとき、前記可動接点が前記第1固定接点と前記第2固定接点と接続した状態となり、前記カードの第2外部接触部が前記第1コンタクト端子を通過すると、前記可動接点が前記第1固定接点とのみ接続した状態となり、前記カードが前記カードの装着位置にあるとき、前記可動接点が前記第1固定接点と前記第3固定接点と接続した状態となることが好ましい。この場合には、カードの挿入状態に応じて接続状態が2回切り替わることから、これらの接続状態の変化に応じて簡単且つ確実にカードの挿入状態を検知することが可能となる。
さらに、上記カード用コネクタにおいて、前記可動接点は、捻りコイルばねからなることが好ましい。このように可動接点を捻りコイルばねで構成することにより、簡単な構成で固定接点に適切に弾接する可動接点を実現することが可能となる。
本発明によれば、カードが装着部に挿入される際に第2外部接触部が第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知する検知手段を備えたので、挿入方向に沿って2列に配置された外部接触部を有するカードが挿入される場合において、誤動作等を回避できる位置までカードが挿入されたことを外部の信号制御部に伝達することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態に係るカード用コネクタ(以下、単に「コネクタ」という)1は、挿入方向に沿って2列に配置された外部接触部を有するカードを、誤動作や損傷させることなく適切に装着可能とするものである。ここで、本実施の形態に係るコネクタ1の構成について説明する前に、コネクタ1に装着されるカードの一例について説明する。
図1は、本実施の形態に係るコネクタ1に装着されるカード2の一例を示す図である。図1(a)においてはカード2の上面図を示し、同図(b)においてはカード2の側面図を示し、同図(c)においてはカード2の下面図を示している。なお、図1においては、同図に示す上方側がカード2の挿入方向である。
図1(a)〜図1(c)に示すように、カード2は、挿入方向の前方側部分に細幅部21が設けられ、挿入方向の後方側部分に太幅部22が設けられている。図1(a)に示すカード2の右方側側面であって、細幅部21と太幅部22との間には、傾斜面23が設けられている。この傾斜面23よりも僅かに挿入方向の後方側に凹部24が設けられている。
カード2の下面には、図1(c)に示すように、第1外部接触部を構成する第1接触パッド25と、第2外部接触部を構成する第2接触パッド26と設けられている。第1及び第2接触パッド25、26は、カード2の挿入方向に沿って並べて配置されており、第1接触パッド25が第2接触パッド26よりもカード2の挿入方向の後方側に配置されている。第1及び第2接触パッド25、26は、カード2が所定の装着位置に装着された状態で、それぞれ後述する第1及び第2コンタクト端子と接続する。第1及び第2接触パッド25、26においては、それぞれ複数の接触パッドがカード2の左右方向に並設されている。
図2及び図3は、それぞれ本実施の形態に係るコネクタ1の構成を示す斜視図及び上面図である。以下においては、適宜、図2及び図3に示す紙面上方側を「コネクタ1の前方側」又は単に「前方側」と呼び、同図に示す紙面下方側を「コネクタ1の後方側」又は単に「後方側」と呼ぶものとする。また、図2に示す紙面右方側を「コネクタ1の右方側」又は単に「右方側」と呼び、同図に示す紙面左方側を「コネクタ1の左方側」又は単に「左方側」と呼ぶものとする。なお、図2においては、本実施の形態に係るコネクタ1の上面を構成するカバー部材を省略している。
図2に示すように、本実施の形態に係るコネクタ1は、合成樹脂材料などの絶縁材料を成型して形成されるケース3を備えている。ケース3は、概して偏平な直方体形状を有しており、その上方側及び後方側に開口した空間を有している。ケース3の上方側の開口部に不図示のカバー部材を被せることにより、コネクタ1は、後方側にのみ開口した形状となり、この開口部でカード挿入口4が構成される。本実施の形態に係るコネクタ1においては、これらのケース3とカバー部材とによりハウジングが構成される。
図2及び図3に示すように、ケース3は、コネクタ1の底面部を構成するベース部31と、コネクタ1の側端部にてベース部31から上方側に垂直に立設された側壁部32と、コネクタ1の前方側端部にてベース部31から上方側に垂直に立設された奥壁部33とを有している。これらのベース部31と、側壁部32及び奥壁部33とにより、カード2が装着可能な装着部が形成される。なお、ベース部31には、詳細について後述するように、上述したカード2の第1及び第2接触パッド25、26に対応する第1及び第2コンタクト端子が設けられている。
右方側の側壁部32の後方側部分は、コネクタ1の内側に突出した形状を有しており、後述する係止部材6の一端を係止する係止穴34が形成されている。この係止穴34は、係止部材6の後方側の一端が上方側から差し込まれるように構成されている。また、側壁部32の外側面には、不図示のカバー部材の開口部と係合する複数の係合片35が設けられている。
奥壁部33の内壁面であって、右方側端部の近傍には、不図示の付勢ばねの一端を係止する係止片36が設けられている。係止片36は、概して円柱形状を有しており、コネクタ1の後方側に一定長さだけ延出している。係止片36により係止される付勢ばねは、付勢手段として機能するものであり、後述するスライダ5をコネクタ1の後方側に付勢し、コネクタ1からカード2を排出する際の付勢力を担うものである。
ケース3内の装着部には、カード2の挿入及び排出動作に伴ってコネクタ1の前後方向にスライド移動可能なスライダ5が配設されている。スライダ5は、四方の内の一方のみが開口を有する形状となっており、この開口部分でカード2を挟持可能に構成されている。スライダ5には、その右方側に配置される部分に、挿入されたカード2の凹部24と係合する板ばね51が埋め込まれると共に、不図示の付勢ばねの付勢力に抗してスライダ5の位置決めを行う係止部材6の前方側の一端が案内されるガイド溝52が設けられている。さらに、スライダ5の下方には、カード2の挿入状態を検知する検知手段の一部を構成する可動接点7が配設されている。なお、このスライダ5の詳細な構成については後述する。
ここで、ケース3のベース部31に設けられる第1及び第2コンタクト端子8、9の近傍の構成について説明する。図4及び図5は、本実施の形態に係るコネクタ1のケース3に設けられる第1及び第2コンタクト端子8、9の近傍の構成を説明するための上面図である。なお、図4においては、図3に示す状態のコネクタ1からスライダ5及びその周辺の構成要素(係止部材6及び可動接点7)を取り除いた場合について示している。また、図5においては、図4に示す状態のコネクタ1から保護板10を取り除いた場合について示している。
図4及び図5に示すように、ベース部31には、その中央部分に開口部37が形成されている。この開口部37における後方側部分にコネクタ1の左右方向に整列して第1コンタクト端子8が設けられ、その前方側部分にコネクタ1の左右方向に整列して第2コンタクト端子9が設けられている。第1コンタクト端子8は、基端部がベース部31に固定される一方、先端部がコネクタ1の前方側であって僅かに上方側に延出し、一定範囲で上下方向に揺動可能となっている。第1コンタクト端子8の先端部は、下方側に折り曲げられており、その折曲部近傍にカード2の第1接触パッド25と接触する接続部8aが設けられている。同様に、第2コンタクト端子9は、基端部がベース部31に固定される一方、先端部がコネクタ1の後方側であって僅かに上方側に延出し、一定範囲で上下方向に揺動可能となっている。第2コンタクト端子9の先端部は、下方側に折り曲げられており、その折曲部近傍にカード2の第2接触パッド26と接触する接続部9aが設けられている。
第2コンタクト端子9の接触部9aの近傍には、図4に示すように、第2コンタクト端子9を保護する保護板10が配設されている。保護板10は、後方側端部に設けられた軸部でベース部31に保持され、その前方側端部を一定範囲で揺動可能に設けられている。保護板10は、カード2の挿入に伴って第2コンタクト端子9を押し下げ、その先端部における挫屈等を防止する。なお、保護板10には、コネクタ1の左右方向に整列して複数のスリット101が形成されている。第2コンタクト端子9の先端部は、これらのスリット101を介して上方側に露出可能に構成されている。
なお、ベース部31における前方側の右方側部分には、上述した可動接点7と共にカード2の挿入状態を検知する検知手段の一部を構成する第1〜第3固定接点11〜13が設けられている。第1固定接点11は、第1コンタクト端子8の先端部近傍からケース3の奥壁部33近傍までカード2の挿入方向に沿って設けられている。第2固定接点12は、第1固定接点11の左方側に配置され、第1固定接点11の後方側部分の1/2程度の長さの範囲に対応する位置に設けられている。第3固定接点13は、第1固定接点11の左方側に配置され、第1固定接点11の前方側部分の1/3程度の長さの範囲に対応する位置に設けられている。第3固定接点13は、第2固定接点12の前方側に配置され、これらの間には一定の間隔が設けられている。
本実施の形態に係るコネクタ1においては、第1固定接点11と第2固定接点12とにより第1スイッチSW1が構成され、第1固定接点11と第3固定接点13とにより第2スイッチSW2が構成されるものとする。第1スイッチSW1は、第2接触パッド26が第1コンタクト端子25の領域を通過したことを検知する機能を有する。第1スイッチSW1は、オン状態からオフ状態に切り替わった場合に第2接触パッド26が第1コンタクト端子25の領域を通過したことを検知する。第1スイッチSW1は、外部の信号制御部と接続されており、外部の信号制御部にスイッチSW1の状態が伝達されるようになっている。なお、信号制御部においては、第1スイッチSW1がオン状態の場合に第2接触パッド26が第1コンタクト端子25の領域を通過中であると判定される。一方、第2スイッチSW2は、カード2が装着部内の所定の装着位置に装着されたことを検知し、その旨を外部の信号制御部に伝達する機能を有する。第2スイッチSW2は、オフ状態からオン状態に切り替わった場合に所定の装着位置にカード2が装着されたことを検知する。なお、上述した信号制御部は、例えば、コネクタ1を搭載する装置の全体の制御を行う制御部で構成される。
ここで、ケース3内の装着部に配設されるスライダ5の構成について説明する。図6は、本実施の形態に係るコネクタ1が有するスライダ5の構成を説明するための上面図(同図(a))及び下面図(同図(b))である。なお、図6に示すスライダ5においては、説明の便宜上、その下面に取り付けられる可動接点7を表示している。
スライダ5は、例えば、絶縁性の樹脂材料を成型して形成される。スライダ5は、カード2の挿入方向の前端部と対向する基部53と、この基部53から後方側に延出し、カード2の両側面と対向する一対の延出部54a、54bとを有している。一対の延出部54a、54bとの間の幅は、カード2の細幅部21の幅よりも僅かに狭幅に設定されている。コネクタ1にカード2が挿入されると、延出部54aがカード2の細幅部21の幅に応じて僅かに左方側に変形する。この変形と同時に弾性復帰力によりカード2の細幅部21を付勢し、延出部54bとの間でカード2を挟持するものとなっている。なお、延出部54aの内側部分の所定位置には、装着部に挿入されたカード2を確実に挟持するための突起部54cが設けられている。
ガイド溝52は、付勢ばねの付勢力に抗してカードを所定の装着位置にロックするカム機構として機能するものであり、図6(a)に示すように、右方側の延出部54bの右方側部分の上面に設けられている。ガイド溝52の中央領域には、概してハート形状を有するハート形カム52aが設けられている。ガイド溝52は、ハート形カム52aの右方側に配置される第1ガイド溝52b、左方側に配置される第2ガイド溝52c、並びに、第1及び第2ガイド溝52b、52cに連結され、係止部材6の一端を係止する係止部を有する凹み溝52dで構成される。
これらのガイド溝52に、一端がケース3の係止穴34に係止された係止部材6の他端が係止される(図2参照)。係止部材6は、このようなガイド溝52をカード2の挿入動作に応じて一定方向に進むように構成されている。また、係止部材6が凹み溝52dの係止部に係止された状態の場合にカード2がロック状態とされる。なお、このガイド溝52における係止部材6の案内経路上には、所定位置に段差が形成され、係止部材6の逆方向への進行を防止する。
また、板ばね51は、その基端部がガイド溝52の上端部近傍に固定され、自由端部がコネクタ1の後方側に延出している。この自由端部の先端部近傍には、図6(a)に示す左方側に突出する突出部51aが設けられている。板ばね51は、この突出部51aを装着部に挿入されたカード2の凹部24と係合させ、ロック状態とされたカード2の下方側への移動を規制するように構成されている。
可動接点7は、捻りコイルばねで構成され、図6(b)に示すように、スライダ5の下面であって延出部54bの左方側に設けられた凹部54dに取り付けられている。可動接点7は、コネクタ1の前後方向に延出する一対の腕部71、72を有している。これらの腕部71、72は、ケース3のベース部31側に延出しており、コネクタ1の後方側に延出する腕部71の先端部近傍で第1固定接点11と接触する一方、コネクタ1の前方側に延出する腕部72の先端部近傍で第2固定接点12及び第3固定接点13と接触するように構成されている。このように可動接点7を捻りコイルばねで構成することにより、簡単な構成で第1〜第3固定接点11〜13に適切に弾接する可動接点7を実現している。
本実施の形態に係るコネクタ1においては、このような構成を有し、可動接点7と第1〜第3固定接点11〜13とからなる検知手段によりカード2の挿入状態を検知し、カード2の挿入動作に伴うカード2の誤動作や損傷を防止する。具体的には、カード2の挿入動作に伴ってカード2の第2接触パッド26と、ケース3の第1コンタクト端子8とが接触するタイミングを判定し、そのタイミングに基づいて信号制御を行うことで、カード2の挿入動作に伴うカード2の誤動作や損傷を防止する。
ここで、カード2の第1及び第2接触パッド25、26と第1及び第2コンタクト端子8、9との接触状態と、カード2の挿入状態に応じた第1及び第2スイッチSW1、SW2によるオン/オフ状態との関係について説明する。図7〜図12は、本実施の形態に係るコネクタ1に対する各タイミングにおけるカード2の挿入状態を説明するための上面図である。図13は、図7〜図12に示すカード2の挿入状態における第1及び第2コンタクト端子8、9に対する第1及び第2接触パッド25、26の接触状態と、カード2の挿入状態に応じた第1及び第2スイッチSW1、SW2によるオン/オフ状態との関係を説明するためのタイミングチャート図である。なお、図13においては、本実施の形態に係るコネクタ1に対するカード2の挿入から排出までの一連のタイミングについて示し、図7〜図12に示す各タイミングのカード2の挿入状態に応じて(1)〜(6)の符号を対応させている。
図7は、本実施の形態に係るコネクタ1にカード2を挿入する前の状態について示している。この場合において、カード2は、その細幅部21の先端部がスライダ5の延出部54a、54bに収容された状態となっている。また、カード2の第2接触パッド26は、第1コンタクト端子8の接触部8aよりも後方側に配置され、接触部8aに接触していない状態となっている。さらに、係止部材6の前方側の一端は、ガイド溝52の前端部に配置されている。スライダ5の下方において、第1スイッチSW1には可動接点7の腕部71、72がそれぞれ第1及び第2固定接点11、12に接触した状態となっている。図7に示すカード2の挿入状態においては、図13(1)に示すように、第1及び第2コンタクト端子8、9に第1及び第2接触パッド25、26が接触していない状態である一方、第1スイッチSW1のみがオン状態となっている。なお、第1スイッチSW1がオン状態であるので、信号制御部においては、第2接触パッド26が第1コンタクト端子25の領域を通過中であると判定される。
図8〜図10は、本実施の形態に係るコネクタ1にカード2を挿入する途中の状態について示している。コネクタ1にカード2を挿入するためにカード2が前方側に押し込まれると、係止部材6の前方側の端部は、ガイド溝52の第2ガイド溝52cに沿って凹み溝52dに案内されることとなる。そして、凹み溝52dの係止部に係止されることにより、コネクタ1に対してカード2がロックされた状態となる。
図8においては、図7に示す状態からカード2を前方側に押し込み、カード2の前端部がスライダ5の基部53に当接した状態について示している。この場合において、カード2は、その細幅部21がスライダ5の延出部54a、54bに挟持され、凹部24に板ばね51の突出部51aが係合した状態となっている。図7に示すカード2の挿入状態から図8に示す状態に押し込まれる過程で、図13に示すように、第1コンタクト端子8にはカード2の第2接触パッド26が接触する。このため、図8に示すカード2の挿入状態においては、図13(2)に示すように、第1コンタクト端子8に第2接触パッド26が接触している状態である一方、第1スイッチSW1のみがオン状態となっている。
図9においては、図8に示す状態からカード2を前方側に押し込み、可動接点7の腕部72が第2固定接点12よりも前方側の位置に到達するまでスライダ5が移動した状態について示している。カード2の第2接触パッド26は、図13に示すように、図8に示すカード2の挿入状態から図9に示す状態に押し込まれる過程で、第1コンタクト端子8の接触部8aの位置を越え、接触部8aとの接触が解消される。このため、図9に示すカード2の挿入状態においては、図13(3)に示すように、第1及び第2コンタクト端子8、9に第1及び第2接触パッド25、26が接触していない状態である一方、第1スイッチSW1がオン状態からオフ状態に切り替わっている。この場合において、オン状態からオフ状態に切り替わっているので、第1スイッチSW1は、第2接触パッド26が第1コンタクト端子25の領域を通過したことを検知する。
図10においては、図9に示す状態からカード2を前方側に押し込み、可動接点7の腕部72が第3固定接点13に到達するまでスライダ5が移動した状態について示している。図9に示すカード2の挿入状態から図10に示す状態に押し込まれる過程で、図13に示すように、第1及び第2コンタクト端子8、9にはカード2の第1及び第2接触パッド25、26が接触する。このため、図10に示すカード2の挿入状態においては、図13(4)に示すように、第1及び第2コンタクト端子8、9に第1及び第2接触パッド25、26が接触した状態である一方、第2スイッチSW2がオフ状態からオン状態に切り替わっている。この場合において、オフ状態からオン状態に切り替わっているので、第2スイッチSW2は、所定の装着位置にカード2が装着されたことを検知する。
図11は、本実施の形態に係るコネクタ1に挿入されたカード2をロックした状態について示している。この場合において、係止部材6の前方側の一端は、凹み溝52dの係止部に係止された状態となっている。図11に示すカード2の挿入状態においては、図13(5)に示すように、第1及び第2コンタクト端子8、9に第1及び第2接触パッド25、26が接触した状態を維持する一方、第2スイッチSW2がオン状態を維持している。
図11に示すカード2のロック状態から、カード2を排出する際には、更にカード2が前方側に押し込まれる。図12は、ロック状態から更にカード2が挿入された状態について示している。図11に示す状態から更に前方側に押し込まれると、図12に示すように、係止部材6の前方側の一端は、凹み溝52dの係止部から移動し、第2ガイド溝52cの後方側端部に案内される。そして、カード2を押し込む手を離すと、不図示の付勢ばねの付勢力に応じてスライダ5が後方側に押し出される。図12に示すカード2の挿入状態においては、図13(6)に示すように、第1及び第2コンタクト端子8、9に第1及び第2接触パッド25、26が接触した状態を維持する一方、第2スイッチSW2がオン状態を維持している。
図12に示す状態からスライダ5が後方側に押し出されると、上述したカード2の挿入状態を遡っていくこととなる。具体的には、図11に示すロック状態から図10、図9及び図8に示す状態に移行する。そして、図8に示す状態からカード2を後方側に引き抜く過程において、図7に示す状態とされる。この場合において、図10に示す位置まで可動接点7の腕部72が移動すると、腕部72が第3固定接点13から離れ、第2スイッチSW2がオン状態からオフ状態に切り替えられる(図13(4)参照)。そして、図10に示す状態から図9に示す状態に移行する過程において、第1及び第2コンタクト端子8、9から第1及び第2接触パッド25、26が離間した状態とされる。
さらに、図9に示す位置まで可動接点7の腕部72が移動すると、腕部72が第2固定接点12に接触し、第1スイッチSW1がオフ状態からオン状態に切り替えられる(図13(3)参照)。そして、図9に示す状態から図8に示す状態に移行する過程において、第1コンタクト端子8に第2接触パッド26が接触した状態とされる。さらに、図8に示す状態からカード2が後方側に引き抜かれると、第1コンタクト端子8から第2接触パッド26が離間した状態とされる。
このようなタイミングで推移するカード2の挿入状態に応じた第1及び第2スイッチSW1、SW2におけるオン/オフ状態が信号制御部に伝達される。信号制御部においては、これらの第1及び第2スイッチSW1、SW2におけるオン/オフ状態に基づいてカード2に対する信号の送受信を制御することが可能である。例えば、図13に示すように、第1スイッチSW1がオフ状態であり、第2スイッチSW2がオフ状態からオン状態に切り替わった後に信号の送受信を行う一方、第1スイッチSW1がオフ状態であり、第2スイッチSW2がオン状態からオフ状態に切り替わった後に信号の送受信を行わないように制御する。
このように信号制御部がカード2に対する信号の送受信を制御することで、カード2の挿入過程において、第2接触パッド26が第1コンタクト端子8に接触する場合においても、カード2に予期せぬ信号が加わってしまう事態を回避することができる。これにより、予期せぬ信号に起因してカード2が誤動作したり、損傷したりする事態を確実に防止することが可能となる。
このように本実施の形態に係るコネクタ1においては、カード2が装着部に挿入される際に第2接触パッド26が第1コンタクト端子8の領域を通過したことを検知し、その旨を信号制御部に伝達する検知手段(第1スイッチSW1)を備えたので、挿入方向に沿って2列に配置された外部接触部を有するカード2が挿入される場合において、誤動作等を回避できる位置までカード2が挿入されたことを外部の信号制御部に伝達することが可能となる。
特に、本実施の形態に係るコネクタ1においては、第1スイッチSW1を、ハウジングに設けられた第1固定接点11及び第2固定接点12と、スライダ5に設けられた可動接点7とから構成するようにしたので、簡単な構成で第2接触パッド26が第1コンタクト端子8の領域を通過したことを検知することが可能となる。
また、本実施の形態に係るコネクタ1においては、ハウジングに設けられた第1固定接点11及び第3固定接点13と、スライダ5に設けられた可動接点7とから構成され、カード2が装着部内の所定の装着位置に装着されたことを検知し、その旨を信号制御部に伝達する検知手段(第2スイッチSW2)を備えたので、簡単な構成で、第2接触パッド26が第1コンタクト端子8の領域を通過したことを検知すると共に、カード2が装着部内の所定の装着位置に装着されたことを検知することが可能となる。
特に、本実施の形態に係るコネクタ1においては、カード2が排出位置にあるとき、可動接点7が第1固定接点11と第2固定接点12と接続した状態となり、カード2の第2接触パッド26が第1コンタクト端子8を通過すると、可動接点7が第1固定接点11とのみ接続した状態となり、カード2が装着位置にあるとき、可動接点7が第1固定接点11と第3固定接点13と接続した状態となるようにしている。これにより、カード2の挿入状態に応じて接続状態が2回切り替わることから、これらの接続状態の変化に応じて簡単且つ確実にカード2の挿入状態を検知することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、第1及び第2固定接点11、12と、前後方向に延出する一対の腕部71、72を有する可動接点7とから構成される検知手段(第1スイッチSW1)を備える場合について説明しているが、検知手段の構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、前後方向ではなく下方側に延出する一対の腕部を有する可動接点7を採用するようにしても良い。このような検知手段を採用する場合には、第1コンタクト端子8の接点部8aと、第2コンタクト端子9の接点部9aとの間の領域に配設することが好ましい。この場合には、第1コンタクト端子8の接点部8aと、第2コンタクト端子9の接点部9aとの間の位置で第2接触パッド26における第1コンタクト端子8の領域の通過が検知されるので、確実に第2接触パッド26が第1コンタクト端子8の領域を通過したことを検知することが可能となる。
特に、第1及び第2コンタクト端子8、9がそれぞれ複数設けられ、それらの先端部の位置が揃っていない場合には、第1コンタクト端子8の内でカード挿入口4から一番遠い位置に配設されている特定の第1コンタクト端子8の接点部8aと、第2コンタクト端子9の内でカード挿入口4に一番近い位置に配設されている特定の第2コンタクト端子9の接点部9aとの間の領域に検知手段を配設することが好ましい。この場合には、特定の第1コンタクト端子8の接点部8aと、特定の第2コンタクト端子9の接点部9aとの間の位置で第2接触パッド26における第1コンタクト端子8の領域の通過が検知されるので、信号制御部でカード2に対する信号のシーケンス制御を行う場合においても、適切なタイミングで第2接触パッド26が第1コンタクト端子8の領域を通過したことを検知することが可能となる。
本実施の形態に係るコネクタに装着されるカードの一例を示す図である。 上記本実施の形態に係るコネクタの構成を示す斜視図である。 上記本実施の形態に係るコネクタの構成を示す上面図である。 上記実施の形態に係るコネクタのケースに設けられる第1及び第2コンタクト端子の近傍の構成を説明するための上面図である。 上記実施の形態に係るコネクタのケースに設けられる第1及び第2コンタクト端子の近傍の構成を説明するための上面図である。 上記実施の形態に係るコネクタが有するスライダの構成を説明するための上面図及び下面図である。 上記実施の形態に係るコネクタに対する各タイミングにおけるカードの挿入状態を説明するための上面図である。 上記実施の形態に係るコネクタに対する各タイミングにおけるカードの挿入状態を説明するための上面図である。 上記実施の形態に係るコネクタに対する各タイミングにおけるカードの挿入状態を説明するための上面図である。 上記実施の形態に係るコネクタに対する各タイミングにおけるカードの挿入状態を説明するための上面図である。 上記実施の形態に係るコネクタに対する各タイミングにおけるカードの挿入状態を説明するための上面図である。 上記実施の形態に係るコネクタに対する各タイミングにおけるカードの挿入状態を説明するための上面図である。 図7〜図12に示すカードの挿入状態における第1及び第2コンタクト端子に対する第1及び第2接触パッドの接触状態と、カードの挿入状態に応じた第1及び第2スイッチによるオン/オフ状態との関係を説明するためのタイミングチャート図である。
符号の説明
1 カード用コネクタ(コネクタ)
2 カード
21 細幅部
22 太幅部
23 傾斜面
24 凹部
25 第1接触パッド
26 第2接触パッド
3 ケース
31 ベース部
32 側壁部
33 奥壁部
34 係止穴
35 係合片
36 係止片
37 開口部
4 カード挿入口
5 スライダ
51 板ばね
52 ガイド溝
52a ハート形カム
52b 第1ガイド溝
52c 第2ガイド溝
52d 凹み溝
53 基部
54a、54b 延出部
54c 突起部
6 係止部材
7 可動接点
71、72 腕部
8 第1コンタクト端子
9 第2コンタクト端子
10 保護板
101 スリット
11 第1固定接点
12 第2固定接点
13 第3固定接点

Claims (8)

  1. 挿入方向に沿って第1外部接触部と第2外部接触部とが2列に設けられたカードを装着可能な装着部を有するハウジングと、前記装着部内の所定の装着位置に装着された前記カードの前記第1外部接触部に接続する第1コンタクト端子及び前記第2外部接触部に接続する第2コンタクト端子と、前記装着部内における前記カードの挿入状態を検知する接点機構からなる検知手段とを備え、
    前記第1コンタクト端子は前記第2コンタクト端子よりもカード挿入口側に配設される一方、前記第1外部接触部は前記第2外部接触部よりも前記カードの挿入方向の後方側に形成され、前記検知手段は、前記カードが前記装着部に挿入される際に前記カードが前記装着部内の所定の装着位置に装着される前において、前記第2外部接触部が前記第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知することを特徴とするカード用コネクタ。
  2. 前記検知手段は、前記第1外部接触部が前記第1コンタクト端子に接触する前において、前記第2外部接触部が前記第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知することを特徴とする請求項1記載のカード用コネクタ。
  3. 前記検知手段は、前記第1コンタクト端子及び第2コンタクト端子の側方側の領域であって、前記第1コンタクト端子の接点部と、前記第2コンタクト端子の接点部との間の領域に配設されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカード用コネクタ。
  4. 前記第1コンタクト端子及び第2コンタクト端子はそれぞれ複数設けられ、前記検知手段は、前記第1コンタクト端子の内で前記カード挿入口から一番遠い位置に配設されている特定の第1コンタクト端子の接点部と、前記第2コンタクト端子の内で前記カード挿入口に一番近い位置に配設されている特定の第2コンタクト端子の接点部との間の領域に配設されることを特徴とする請求項3記載のカード用コネクタ。
  5. 前記装着部内で前記カードの挿入及び排出動作と共にスライド移動可能に配設され、前記装着部内の所定の装着位置から前記カードを排出可能なスライダと、前記スライダを排出方向へ付勢する付勢手段と、前記スライダを前記付勢手段の付勢力に抗して所定の装着位置にロックするカム機構とを備え、前記検知手段は、前記ハウジングに設けられた第1スイッチ用の固定接点と、前記スライに設けられた可動接点とからなる第1スイッチを備え、前記第1スイッチは、前記カードの挿入に伴う前記スライダの位置に応じた前記第1スイッチ用の固定接点と前記可動接点との接離状態の変化に応じて前記第2外部接触部が前記第1コンタクト端子の領域を通過したことを検知することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のカード用コネクタ。
  6. 前記検知手段は、更に、前記可動接点と、前記ハウジングに設けられた第2スイッチ用の固定接点とからなる第2スイッチを備え、前記第2スイッチは、前記カードの挿入に伴う前記スライダの位置に応じた前記第2スイッチ用の固定接点と前記可動接点との接離状態の変化に応じて前記カードが前記装着部内の所定の装着位置に装着されたことを検知することを特徴とする請求項5記載のカード用コネクタ。
  7. 前記検知手段は、前記第1及び第2スイッチで共用される第1固定接点と、前記第1スイッチ用の第2固定接点と、前記第2スイッチ用の第3固定接点とを有し、前記カードが前記カードの排出位置にあるとき、前記可動接点が前記第1固定接点と前記第2固定接点と接続した状態となり、前記カードの第2外部接触部が前記第1コンタクト端子を通過すると、前記可動接点が前記第1固定接点とのみ接続した状態となり、前記カードが前記カードの装着位置にあるとき、前記可動接点が前記第1固定接点と前記第3固定接点と接続した状態となることを特徴とする請求項6記載のカード用コネクタ。
  8. 前記可動接点は、捻りコイルばねからなることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載のカード用コネクタ。
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