JP4855143B2 - スペーサ搭載基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はスペーサが配置された基板を製造する技術に係り、特に、基板上でスペーサを固定する技術に関する。
液晶表示装置のカラーフィルタ側パネルとアレー側パネルの間に一定距離の隙間を形成するために、カラーフィルタ側パネルとアレー側パネルの間にスペーサが配置されている。
このスペーサは、スペーサが分散された吐出液を、インクジェットプリンタのヘッドから基板表面に吐出し、乾燥して集合させており、決まった位置に、決まった個数のスペーサを配置することが重要である。
図18(a)の符号112は、基板111の表面に着弾した吐出液を示している。この吐出液112は、分散液115にスペーサ114が複数個分散されている。分散液115は揮発性の高い溶剤が用いられており、基板111を加熱すると、分散液115が蒸発し、基板111上の面積が縮小するのに伴い、分散液115中のスペーサ114が一カ所に集合する。
図18(b)の符号116は、集合した複数のスペーサ114の凝集集合体を示しており、凝集集合体116上にカラーフィルタ側パネル又はアレー側パネルが乗せられると、パネル間がスペーサ114の直径だけ離間して配置されており、パネル間には液晶が注入され、封止される。
上記のように、凝集集合体116は、分散液115が蒸発して消滅する際に、基板111の表面に付着されており、付着力はきわめて弱いため、付着後、基板111を搬送するときや、保管するときに衝撃力が加わると、凝集集合体116は容易に分解され、スペーサ117が移動してしまう。
スペーサ117が移動してしまうと、カラーフィルタ側パネルとアレー側パネル間の隙間が不均一になってしまう。
スペーサの分散液115に、接着剤を添加し、接着剤の接着力によってスペーサ117を基板111上に固定する試みも成されたが、接着剤を含有させると分散液115が蒸発する前にスペーサ117と基板111表面との間に付着力が生じ、分散液を蒸発させてもスペーサ114が一カ所に集合しなくなる、という問題がある。
また、スペーサ分散液の系統には、スペーサの混合や分散を行なう装置やフィルターを配置する必要があり、スペーサ分散液に接着剤を含有させると、スペーサが系統内で固着したり、吐出孔やフィルタが詰まり易くなるという問題があり、解決が望まれている。
特開平9−105946号公報
本発明は、上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、スペーサを基板上に固定できる技術を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、基板上でスペーサを配置する着弾目標点を複数設定しておき、分散液中に複数個のスペーサが分散された第一の吐出液を吐出して前記基板上の前記着弾目標点に着弾させ、着弾した前記第一の吐出液中の分散液を乾燥させて前記スペーサを集合させ、接着剤を含有する第二の吐出液を吐出して前記着弾目標点に着弾させ、集合した前記スペーサを前記接着剤で前記基板上に固定するスペーサ搭載基板の製造方法である。
また、本発明は、前記第二の吐出液が着弾して広がる範囲が、前記第一の吐出液が着弾して広がった範囲を超えて広がるようにするスペーサ搭載基板の製造方法である。
また、本発明は、前記第二の吐出液には、前記第二の吐出液の接触角が、前記第一の吐出液の接触角よりも小さい液体を用いるスペーサ搭載基板の製造方法である。
また、本発明は、着弾した前記第一の吐出液の体積よりも大きい体積の前記第二の吐出液を前記基板上に着弾させるスペーサ搭載基板の製造方法である。

スペーサが移動しないので、スペーサが表示品質を落としたり、パネル間距離が変わって表示品質が悪くなることが無くなる。
図1、図2の符号1は、本発明に用いることができる第一例の吐出装置を示している。図1は平面図、図2は側面図である。
この吐出装置1は、スペーサを配置する対象である基板を乗せるための台11を有している。台11には、第一、第二の加熱装置5、6が配置されている。第一、第二の加熱装置5、6の内部にはヒータが設けられており、ヒータに通電すると第一、第二の加熱装置5、6上に配置された基板を加熱できるように構成されている。
第一、第二の加熱装置5、6の間には基板搬送機構12が設けられている。この基板搬送機構12は、第一、第二の加熱装置5、6上に水平に配置された基板を、一方の加熱装置から他方の加熱装置上に水平に移動できるように構成されている。
基板搬送機構12上の第一、第二の加熱装置5、6の間の位置には、ヘッド移動機構31が配置されている。ヘッド移動機構31には、台11の表面と向き合う位置に第一、第二の吐出ヘッド32、33が取りつけられている。
ヘッド移動機構31は、第一、第二の吐出ヘッド32、33を水平面内で移動させる。その移動方向は、基板搬送機構12が移動させる基板の移動方向とは、垂直であり、第一、第二の吐出ヘッド32、33は、それぞれ独立して往復移動可能に構成されている。xy軸のうち、基板の移動方向x軸方向又は−x軸方向とすると、第一、第二の吐出ヘッド32、33の移動方向は±y軸方向(y軸の正負両方向)である。
第一、第二の吐出ヘッド32、33には、複数個の吐出孔がx軸に沿った方向に、所定間隔で一乃至複数列に列設されている。第一、第二の吐出ヘッド32、33は、吐出液供給系に接続されており、各吐出孔から所望量の吐出液を、基板が通る鉛直下方方向に吐出できるように構成されている。
第一、第二の吐出ヘッド32、33の、x軸又はy軸に対する角度は変更可能であり、基板が静止した状態で第一、第二の吐出ヘッド32、33をy軸に沿って移動させながら、各吐出孔から基板上に吐出液を吐出する場合、吐出孔の列設方向がx軸と平行なときに吐出液のx軸方向の着弾間隔は最も大きくなり、吐出孔の列設方向がx軸に対して角度φを持つと、x軸方向の着弾間隔はcosφ倍に短くなる。従って、この吐出装置1では、第一、第二の吐出ヘッド32、33とx軸の角度を調節すると、着弾間隔を変更することができる。
上記吐出装置1を用いて基板上にスペーサを配置・固定する工程について説明する。
図13の符号10は、この吐出装置1を用いてスペーサを配置する基板を示している。基板10は、薄膜トランジスタや透明導電膜が形成されたガラス基板8上に、ポリイミド膜9が形成されている。
先ず、ポリイミド膜9を上方に向け、第一の加熱装置5上に配置する。図3はその状態を示しており、第一の加熱装置5を発熱させ、基板10が、室温よりも高く、分散液の蒸発温度よりも低い温度(例えば60℃程度)で安定したところで基板搬送機構12によって、基板10を第一の加熱装置5上から第二の加熱装置6に向けて移動させる。
第一、第二の吐出ヘッド32、33のうち、第一の吐出ヘッド32には、分散液中にスペーサが分散された第一の吐出液が供給されており、第二の吐出ヘッド33には、希釈溶剤に接着剤が溶解された第二の吐出液が供給されている。
第一の吐出液は、ここでは水とイソプロピルアルコールを含有する液体を分散液とし、該分散液中に直径5μmの球状樹脂粒子から成るスペーサが分散されて構成されている。
基板10上では、スペーサを配置する複数の場所が着弾目標点として設定されている。ここでは、着弾目標点は行列状であり、その着弾目標点の第一列目(又は第一行目)が第一の吐出ヘッド32の吐出孔の移動経路の真下に到着したところで、一旦基板10を静止させ、第一の吐出ヘッド32を移動させながら、着弾目標点に向け、第一の吐出ヘッド32の吐出孔から第一の吐出液を所定量吐出すると(図4)、着弾目標点に着弾した第一の吐出液は、着弾目標点を中心に円状に広がる。
図9、図14の符号21は、着弾目標点Aに着弾した第一の吐出液を示している。図9は平面図、図14は断面図であり、分散液13の内部に複数個分散されたスペーサ14が、基板10上に配置される。
分散液13やスペーサ14はポリイミド膜9と接触している。この第一の吐出液21(及び後述する第二の吐出液)は15ピコリットル程度の液量である。スペーサ14は、後述する第一、第二の加熱装置5、6による加熱では変形しない材料で構成されている。
第一の吐出液21は、着弾目標点Aを中心とし、直径w1の第一の円15を外周とする範囲に広がっている。
基板10表面の所定範囲の着弾目標点Aに向けて第一の吐出液21を吐出し、着弾させた後、基板10を移動させ、第一の吐出液21が着弾していない着弾目標点Aを第一の吐出ヘッド32の吐出孔の移動経路の真下に位置させ、第一の吐出液21を吐出する。
このようにして、基板10上の各着弾目標点Aに第一の吐出液を吐出させた後、図5に示すように、基板10を第二の加熱装置6上に乗せ、第二の加熱装置6を発熱させ、基板10を分散液13の蒸発温度以上の温度(ここでは150℃)に昇温させる。これにより、分散液13が徐々に蒸発し、各着弾目標点上の第一の吐出液21が減少し、第一の吐出液21の外周は一点に縮退すると、スペーサ14はその一点に集合する。
スペーサ14は、基板10の表面が第一の吐出液21と接触している第一の円15よりも内側の一点に集合するが、第一の円15の内側であれば、どの位置にも集合し得る。
図10(a)、図15(a)の符号22aは、スペーサ14が着弾目標点Aに集合して形成された集合体を示しており、符号22bは、スペーサ14が第一の円15の外周に近い位置に集合して形成された集合体を示している。
第二の加熱装置6上で乾燥され、集合体22a、22bが形成された基板10は、第一の加熱装置5の方向に向けて移動を開始する。
着弾目標点Aが、第二の吐出ヘッド33の吐出孔の移動経路の真下に位置したところで、吐出孔から第二の吐出液を吐出し、着弾目標点Aに着弾させる。着弾した第二の吐出液は、着弾目標点Aを中心に円状に広がる(図6)。
図11(a)、(b)、図16(a)、(b)の符号23a、23bは、それぞれ集合体22a、22b上に着弾した第二の吐出液を示しており、集合体22a、22bは、第二の吐出液23a、23bで覆われる。
第二の吐出液23a、23bは、着弾中心点Aを中心とするの第二の円17の範囲に広がっている。
ここでは、第二の吐出液23a、23bの液量は、第二の円17の直径w2が第一の円15の直径w1よりも大きくなるように設定されており、それにより、スペーサ14の集合体22a、22bが、第一の円15内のどの位置に集合していても、スペーサ14の集合体22a、22bは、第二の吐出液23a、23bで覆われるようになっている。
第二の吐出液は、エチルセルロソルブやPGMEA(Propylene glycol monomethyl ether acetate) 等の有機溶剤に、エポキシ樹脂等の接着剤が含有されて構成されており、基板10表面のポリイミド膜9は親油性であるのに対し、第一の吐出液中の分散液は親水性であり、第二の吐出液中の有機溶剤は親油性である。
その結果、ポリイミド膜9上に着弾した第一の吐出液21の接触角θ1(図14)よりも、ポリイミド膜9上に着弾した第二の吐出液23a、23bの接触角θ2の方が小さくなる。
従って、第一の吐出液21と第二の吐出液23a、23bが同じ体積であっても、第二の吐出液23a、23bは、第一の吐出液21の拡がり範囲である第一の円15を超えて広がり、w1<w2になる。なお、スペーサ14の体積は、第一の吐出液21中の分散液や第二の吐出液23a、23b中の有機溶剤の体積に比べて無視できる程小さい。
若しくは、第二の吐出液23a、23bの液量(体積)を第一の吐出液21の液量(体積)よりも多くすることで、w1<w2にすることができる。
この場合、第二の吐出液23a、23bの接触角θ2が、第一の吐出液21の接触角θ1以上であってもよい(θ2≧θ1)。
基板10上の各集合体22a、22bが第二の吐出液23a、23bで覆われると、基板10は、第一の加熱装置5上に乗せられる。
基板10は、第一の加熱装置5の発熱によって、第二の吐出液23a、23b中の有機溶剤の蒸発温度以上の温度に基板10を昇温され、有機溶剤が徐々に蒸発すると、第二の吐出液23a、23bの外周は、集合体22a、22bの中心方向に縮退する。
このとき、有機溶剤は徐々に減少するから、有機溶剤中に溶解されている接着剤は濃縮されながら集合体22a、22bに集合し、その結果、濃縮された接着剤により、集合体22a、22bと基板10の表面との間の隙間が充填される。
この例で用いられている接着剤は熱硬化性樹脂であり、基板10の温度を接着剤の硬化温度以上の温度に上昇させると、接着剤は硬化し、集合体22a、22bを構成するスペーサ14は、基板10表面に接着される。図17の符号18a、18bは、熱硬化した接着剤を示している。
上記は、第二の吐出液23a、23bが接着剤として熱硬化性樹脂を含有したが、光硬化性樹脂を含有してもよい。その場合、図8の吐出装置2のように、第一の加熱装置5上に紫外線ランプ40を配置し、集合体22a、22bが第二の吐出液で覆われ、有機溶剤の蒸発によって、集合体22a、22bと基板10の表面との間が濃縮された光硬化性樹脂で充填された後、紫外線ランプ40から紫外線を照射し光硬化性樹脂を硬化させることができる。
上記は、第二の吐出液に、硬化性の接着剤が含有されており、接着剤を硬化させる硬化装置として、抵抗加熱ヒータを内蔵した第一の加熱装置5や紫外線ランプ40を用いたが、他に、赤外線ランプ等の加熱装置や、電子線照射装置等の荷電粒子や電磁波放射装置を用いることができる。
また、第一の吐出液21中の分散液を乾燥させる第二の加熱装置6についても、赤外線ランプ等の加熱装置や、その他電磁波を使用した装置等を用いることができる。
また、本発明に用いることができる接着剤は熱硬化性樹脂に限定されず、熱可塑性樹脂を用いて、集合体22a、22bを構成するスペーサ14を基板10の表面に接着してもよい。
第二の吐出液の有機溶剤中に熱可塑性樹脂を溶解させた場合は、第二の吐出液を吐出し、乾燥するだけで集合体22a、22bを構成するスペーサ14を基板10の表面に接着することができる。
また、本発明は、表面にポリイミド膜が形成された基板に限定されるものではなく、更にまた、接着剤を溶解させる溶剤は有機溶剤に限定されず、水等の無機溶剤を用いることもできる。
なお、本発明に用いることができる材料を列記すると、本発明の接着剤に用いることができる樹脂は、エチレン性不飽和単量体の単独重合体または共重合体を含む樹脂等を挙げることができる。
エチレン性不飽和単量体としては、特に限定はされないが、例えば、エチレン、プロピレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、(メタ)アクリル酸エステル(例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、プチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、トリフルオロプロピル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
これらの中から例えばグリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなどと、アクリレート、メタクリレートなどとの共重合体などを用いることができる。
その分子量は通常2000以上10000以下程度である。
熱可塑性樹脂の場合、その接着性を向上させるために、エポキシ樹脂、(メタ)アクリレートをモノマー成分に含む(メタ)アクリル系樹脂、スチレン化合物をモノマー成分に含むスチレン系樹脂、スチレン化合物と(メタ)アクリレートとをモノマー成分に含む(メタ)アクリル−スチレン系樹脂等の一種又は二種以上を含有させることができる。
樹脂としては、上記のものに限定されるわけではなく、例えば、ポリエチレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタラート等のポリエステル;各種ポリアミド;各種ポリカーボネート;各種エポキシ樹脂等も用いることができる。
硬化剤としては、例えば多価カルボン酸無水物が用いられる。多価カルボン酸無水物の具体例としては、無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水トリメリット酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸などの芳香族多価カルボン酸無水物、無水イタコン酸、無水コハク酸、無水シトラコン酸、無水ドデセニルコハク酸、無水トリカルバニル酸、無水マレイン酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルテトラヒドロフタル酸、無水ハイミック酸などの脂肪族ジカルボン酸類無水物、1、2、3、4−ブタンテトラカルボン酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物などの脂環族多価カルボン酸二無水物などが挙げられる。
かかる組成物は、硬化促進剤を含有していてもよい。硬化促進剤としては、例えば2級または3級窒素原子を含むヘテロ環構造を有する化合物が用いられる。
具体的にはイミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、4−メチル−2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチル−1−(2’−シアノエチル)イミダゾール、2−エチル−4−メチル−1−[2’−(3”、5”−ジアミノトリアジニル)エチル]イミダゾール、ベンズイミダゾールなどのイミダゾール類が挙げられる。
熱可塑性樹脂の場合、ガラス転移温度(Tg(℃))が、40〜150℃であることが好ましく、特に好ましい温度は60〜120℃である。
熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg(℃))が、上記範囲である場合、液晶表示板を組み立てる際には短時間の加熱・加圧であっても電極基板に強く固着させることができる。
150℃を超える場合は、加熱・加圧時に、熱可塑性樹脂微粒子が溶融しにくく、そのため電極基板との接着性が不十分となるおそれがあるので好ましくない。
熱可塑性樹脂の場合、その融解開始温度は、好ましくは50〜160℃であり、より好ましくは60〜150℃、さらに好ましくは70〜140℃である。
融解開始温度が160℃を超えると、液晶表示板を組み立てる際の加熱加圧時に、接着層に含まれる熱可塑性樹脂が溶融しにくく、そのため、基板間の接着性が不充分となるおそれがあるので好ましくない。
基板表面にポリイミド配向膜が形成されている場合、本発明の第一、第二の吐出液の溶剤には、ポリイミド配向膜を溶解しないものが用いられる。
例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテルエチレングリコールモノブチルエーテルなどのエチレングリコールモノアルキルエーテル類、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのジエチレングリコールジアルキルエーテル類、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテートなどのエチレングリコールアルキルエーテルアセテート類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、メトキシブチルアセテート、メトキシペンチルアセテートなどのアルキレングリコールアルキルエーテルアセテート類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、メチルエチルケトン、アセトン、メチルアミルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、グリセリンなどのアルコール類、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル類、y−ブチロラクトンなどの環状エステル類などから適宜選択して用いられる。
なお、上記実施例では、第一、第二の吐出ヘッド32、33と第一、第二の加熱装置5、6を一台の吐出装置1、2に設けたが、第一、第二の加熱装置を、第一、第二の吐出ヘッドを有する吐出装置から分離することもできる。
また、上記実施例では、一台の吐出装置1で第一の吐出液と第二の吐出液を基板に着弾させたが、第一の吐出装置で第一の吐出液を着弾させた後、基板を移動させ、第一の吐出装置とは別の第二の吐出装置によってスペーサの集合物上に第二の吐出液を着弾させることができる。
この場合、第一又は第二の吐出ヘッドを有する吐出装置とは別の乾燥装置を、第一の吐出ヘッドを有する吐出装置と、第二の吐出ヘッドを有する吐出装置の間に配置することができる。更に、第一の吐出ヘッドを有する吐出装置の前段に予熱装置を配置し、第二の吐出ヘッドを有する吐出装置の後段に、接着剤を硬化させる加熱装置を配置することができる。
本発明に用いることができる第一例の塗布装置の平面図 その側面図 基板の予熱を説明するための図 第一の吐出液を着弾させる工程を説明するための図 第一の吐出液中の分散液を乾燥している状態を説明するための図 第二の吐出液を着弾させる工程を説明するための図 第二の吐出液中の有機溶剤を乾燥している状態を説明するための図 本発明に用いることができる他の例の塗布装置の平面図 基板上に着弾した第一の吐出液の平面図 (a):着弾目標位置に集合した集合体の平面図 (b)外周付近に集合した集合体の平面図 (a):着弾目標位置に集合した集合体を覆う第二の吐出液の平面図 (b)外周付近に集合した集合体を覆う第二の吐出液の平面図 (a):着弾目標位置に集合し、接着剤で固定された集合体の平面図 (b)外周付近に集合し、接着剤で固定された集合体の平面図 基板を説明するための図 基板上に着弾した第一の吐出液の断面図 (a):着弾目標位置に集合した集合体の断面図 (b)外周付近に集合した集合体の断面図 (a):着弾目標位置に集合した集合体を覆う第二の吐出液の断面図 (b)外周付近に集合した集合体を覆う第二の吐出液の断面図 (a):着弾目標位置に集合し、接着剤で固定された集合体の断面図 (b)外周付近に集合し、接着剤で固定された集合体の断面図 (a)〜(c):従来技術のスペーサ配置方法を説明するための図
符号の説明
13……分散液
14……スペーサ
21……第一の吐出液
22a、22b……スペーサの集合体
23a、23b……第二の吐出液
θ1、θ2……接触角

Claims (4)

  1. 基板上でスペーサを配置する着弾目標点を複数設定しておき、
    分散液中に複数個のスペーサが分散された第一の吐出液を吐出して前記基板上の前記着弾目標点に着弾させ、
    着弾した前記第一の吐出液中の分散液を乾燥させて前記スペーサを集合させ、
    接着剤を含有する第二の吐出液を吐出して前記着弾目標点に着弾させ、
    集合した前記スペーサを前記接着剤で前記基板上に固定するスペーサ搭載基板の製造方法。
  2. 前記第二の吐出液が着弾して広がる範囲が、前記第一の吐出液が着弾して広がった範囲を超えて広がるようにする請求項1記載のスペーサ搭載基板の製造方法。
  3. 前記第二の吐出液には、前記第二の吐出液の接触角が、前記第一の吐出液の接触角よりも小さい液体を用いる請求項2記載のスペーサ搭載基板の製造方法。
  4. 着弾した前記第一の吐出液の体積よりも大きい体積の前記第二の吐出液を前記基板上に着弾させる請求項2記載のスペーサ搭載基板の製造方法。
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