JP4854220B2 - 景品流通正当性判別システムおよび景品流通正当性判別方法 - Google Patents

景品流通正当性判別システムおよび景品流通正当性判別方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4854220B2
JP4854220B2 JP2005175080A JP2005175080A JP4854220B2 JP 4854220 B2 JP4854220 B2 JP 4854220B2 JP 2005175080 A JP2005175080 A JP 2005175080A JP 2005175080 A JP2005175080 A JP 2005175080A JP 4854220 B2 JP4854220 B2 JP 4854220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prize
exchange
identification information
precious metal
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005175080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006350623A (ja
Inventor
優紀 日下
淳 吉田
正智 浅野
貴士 大城
佐藤  敏彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SATOUCHOUHACHI-SHOJI CO.,LTD.
Fujitsu Ltd
Original Assignee
SATOUCHOUHACHI-SHOJI CO.,LTD.
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SATOUCHOUHACHI-SHOJI CO.,LTD., Fujitsu Ltd filed Critical SATOUCHOUHACHI-SHOJI CO.,LTD.
Priority to JP2005175080A priority Critical patent/JP4854220B2/ja
Publication of JP2006350623A publication Critical patent/JP2006350623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4854220B2 publication Critical patent/JP4854220B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、クレジットカード会社または航空会社などのサービス提供者が顧客に対して与えたポイントとの交換用の景品の真贋または流通の正当性をその景品を買い取る買取店において判別するための方法およびシステムに関する。
クレジットカード会社、航空会社、または百貨店などのサービス提供者は、自社のサービスを利用してくれた顧客に対して取引金額などに応じてポイントを与える。顧客は、自分が獲得したポイント数に応じてサービス提供者から景品を貰うことができる。このようなポイント交換方法によって、自社のサービスの利用の促進を図ろうとしている。景品として、食器、食品、日用品、電化製品、優待券、または商品券などが用いられることが多い。
特許第2905252号公報
ところで、近年、消費者のニーズが多様化しており、金、銀、または白金などの貴金属地金に興味を持つ消費者が今後増えるであろうと考えられる。また、特許文献1に記載されるように、貴金属地金の小塊を埋め込んだ安価なプラスチックカードが記念品や贈答品として手軽に広く用いられている。よって、今後、このプラスチックカードがポイントとの交換用の景品としても用いられることが考えられる。
このプラスチックカードは、少量ながら貴金属地金を埋め込んでいることから、ポイントとの交換後も取引対象となり得る。例えば、貴金属店がプラスチックカードを顧客から買い取ることが考えられる。買取者は、プラスチックカードの真贋や取引の正当性を的確に見極める必要がある。
特許文献1に記載される発明によると、プラスチックカードの片面に品質保証マークのホログラムを貼ることによって、偽造物の防止を試みている。ホログラムは、家庭に普及している複写機や印刷機では複製することができないので、偽造物の防止のために一定の効果があると言える。2004年に流通し始めた新紙幣にも使われている。
しかし、ホログラムを作成する装置を入手することは難しくない。よって、プラスチックカードの品質保証マークを模したホログラムを偽造することは不可能ではない。また、偽造したホログラムの質が悪くても、人間が一見しただけでは真贋を判別できないことがある。そのほか、盗まれた貴金属地金が流通する可能性もある。
特に、貴金属地金を業務として取り扱う貴金属商などは、偽造品や盗品に対して十分注意しなければならない。偽造品を買い取ってしまうと自らの損益になってしまうし、盗品を買い取ってしまうと予期せぬトラブルに巻き込まれるおそれがあるからである。また、偽造品や盗品を別の顧客に知らずに販売してしまうと、顧客に対する自社の信頼性を失ってしまうおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、流通する景品に不正がないかどうかの判別を従来よりも確実に行うことができるようにすることを目的とする。
本発明に係る景品流通正当性判別方法は、サービスを利用した顧客が当該サービスの提供者から獲得したポイントと交換するための景品である交換用景品が適正に流通しているものであるか否かを判別する景品流通正当性判別方法であって、前記交換用景品に、他の交換用景品と識別するための景品識別情報を記録した記録媒体を設けておき、前記交換用景品と前記ポイントとの交換を行う際に、当該交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る処理および今回の交換を以前に行われた交換と識別するための交換識別情報を記録した証明書を顧客に対して発行する処理を実行し、前記ポイントと交換された前記交換用景品の前記交換識別情報を、当該交換用景品の前記景品識別情報と対応付けて交換識別情報記憶手段に記憶させ、買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る処理および当該交換用景品とともに持ち込まれた前記証明書に記録されている前記交換識別情報を入力する処理を実行し、買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から読み取った前記景品識別情報に対応する、前記交換識別情報記憶手段に記憶されている前記交換識別情報と入力した前記交換識別情報とが一致する場合に、当該交換用景品が適正に流通しているものであると判別する、ことを特徴とする。
前記記録媒体として、ICタグを用いるのが望ましい。そして、ICタグと交換用景品とを、ケースに、取り出すことができないように入れておくのが望ましい。
なお、本発明において、サービスとは、クレジットカードによる信用販売、融資、人または荷物の輸送、散髪、クリーニング、飲食品の提供、美容のアドバイス、マッサージ、チケットの予約販売、カタログギフト、パチンコなどの遊技施設の提供、または商品の販売などの種々の役務の提供を言う。
図1は景品管理システムKMSの全体的な構成の例を示す図、図2は貴金属地金景品KNPの構成の例を示す図、図3は取引管理サーバ10のハードウェア構成の例を示す図、図4は取引管理サーバ10の機能的構成の例を示す図、図5は卸部門端末装置13のハードウェア構成の例を示す図、図6は買取店端末装置14の機能的構成の例を示す図、図7はカード会社端末装置2のハードウェア構成の例を示す図、図8はカード会社端末装置2の機能的構成の例を示す図である。
図1に示すように、本発明に係る景品管理システムKMSは、取引管理サーバ10、卸部門端末装置13、買取店端末装置14、カード会社端末装置2、および通信回線3などによって構成される。
取引管理サーバ10と卸部門端末装置13、買取店端末装置14、およびカード会社端末装置2とは、通信回線3を介して互いに接続されている。通信回線3として、インターネット、公衆回線、または専用線などが用いられる。
取引管理サーバ10、卸部門端末装置13、および買取店端末装置14は、金、銀、または白金などの貴金属地金を取り扱う貴金属商によって運営される。または、この貴金属商から委託を受けた企業によって運営される。この貴金属商は、クレジットカード会社への貴金属地金の卸売および市場に流通している貴金属地金の買取を行っている。以下、貴金属商K1がクレジットカード会社C1に貴金属地金を卸す場合を例に説明する。
クレジットカード会社C1は、加入者である顧客に対してクレジットカードを発行する。顧客は、自分のクレジットカードを用いて代金後払いによるショッピングをしたり現金の融資を受けたりすることができる。さらに、顧客は、これらのサービスを受けるごとに、その金額などに応じたポイントがクレジットカード会社C1から与えられ、獲得したポイント数に応じて景品と交換してもらうことができる。その景品の1つとして、貴金属地金が用いられる。なお、ポイントは、「サービスポイント」などと呼ばれることがある。または、航空会社が顧客の利用距離に応じて景品を与えるサービスの名称を真似て「マイレージ」、「マイル」、または「マイルポイント」などと呼ばれることもある。
貴金属商K1は、貴金属地金を、景品として取り扱いやすくするために、図2に示すようにケースに入れてクレジットカード会社C1に卸す。さらに、ケースには、ICタグ6を設けておく。ICタグ6は、ケースを壊さなければ取り出すことができないように設けられている。ICタグ6には、他のICタグ6と識別するためのユニークな識別番号が記憶されている。したがって、貴金属地金の景品は、このようなICタグ6が設けられることによって、識別番号が与えられる。ICタグは、RFID(Radio Frequency Identification)タグまたはICラベルなどと呼ばれることもある。
クレジットカード会社C1は、このようなケースに入れられた貴金属地金をポイントと引換えに景品として顧客に与える。以下、このようなケースに入れられた景品用の貴金属地金を「貴金属地金景品KNP」と記載する。
カード会社端末装置2は、クレジットカード会社C1における景品の取扱いを担当する部門(例えば、景品の流通センター)などに設置されている。
取引管理サーバ10は、貴金属商K1の情報管理部門などに設置される。卸部門端末装置13は、クレジットカード会社C1に貴金属地金景品KNPを卸す部門(以下、「卸部門」と記載する。)に設置される。買取店端末装置14は、貴金属地金の買取を行う店舗(以下、「買取店」と記載する。)ごとに設置される。
取引管理サーバ10は、図3に示すように、CPU10a、RAM10b、ROM10c、磁気記憶装置10d、通信インタフェース10e、および入出力インタフェース10fなどによって構成される。磁気記憶装置10dには、図4に示すような景品情報登録処理部101、交換情報登録処理部102、正当性判別部103、判別結果通知部104、買取情報登録処理部105、登録要求情報受信部106、交換情報受信部107、買取情報受信部108、問合せ情報受信部109、および景品データベース10Kなどの機能を実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。これらのプログラムおよびデータは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによってプログラムが実行される。
卸部門端末装置13は、図5に示すように、CPU13a、RAM13b、ROM13c、磁気記憶装置13d、通信インタフェース13e、入出力インタフェース13f、およびビデオインタフェース13gなどによって構成される。卸部門端末装置13には、ビデオインタフェース13gを介して液晶ディスプレイなどの表示装置DS3が接続されている。また、入出力インタフェース13fを介してICタグリーダライタRS3およびキーボードまたはマウスなどの入力装置NS3が接続されている。
磁気記憶装置13dには、ICタグリーダライタRS3がICタグ6から読み取った情報を入力する処理およびその情報を取引管理サーバ10に送信する処理などを実行するためのプログラムおよびデータが記憶されている。
買取店端末装置14も、卸部門端末装置13と同様のハードウェア構成を有しており、各種インタフェースを介して表示装置DS4、ICタグリーダライタRS4、および入力装置NS4などが接続されている(図1参照)。ただし、磁気記憶装置には、図6に示すような証明書識別番号受付部141、景品識別番号受付部142、景品正当性問合せ部143、判別結果情報受信部144、および買取情報送信部145などの機能を実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。
カード会社端末装置2も、卸部門端末装置13および買取店端末装置14と同様に、図7に示すように、CPU20a、RAM20b、ROM20c、磁気記憶装置20d、通信インタフェース20e、入出力インタフェース20f、およびビデオインタフェース20gなどによって構成される。ただし、入出力インタフェース20fには、サーマルプリンタPR2およびICタグリーダライタRS2などが接続されている。また、磁気記憶装置20dには、図8に示すような景品識別番号取得部201、証明書識別番号決定部202、景品交換情報送信部203、証明書識別番号履歴記憶部204、および証明書発行部205などの機能を実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。
以下、取引管理サーバ10、卸部門端末装置13、買取店端末装置14、およびカード会社端末装置2の各部の処理内容を、貴金属商K1が貴金属地金景品KNPをクレジットカード会社C1に卸すための処理、貴金属地金景品KNPを顧客の獲得したポイントと交換するための処理、および貴金属商K1が顧客から貴金属地金景品KNPを買い取るための処理に大別して説明する。
〔貴金属商が貴金属地金景品をクレジットカード会社に卸すための処理〕
図9は景品データベース10Kの例を示す図である。
図4において、取引管理サーバ10の景品データベース10Kには、図9に示すように、クレジットカード会社C1に卸す貴金属地金景品KNPに関する景品情報70(701、702、…)が格納されている。1つの貴金属地金景品KNPに対して1つの景品情報70が与えられる。景品情報70の「景品識別番号」は、その貴金属地金景品KNPを他の貴金属地金景品KNPと識別するための識別情報である。「貴金属種別」は、その貴金属地金景品KNPに含まれる貴金属地金の種類および質量を示している。「交換日」は、その貴金属地金景品KNPが顧客のポイントと交換された日付を示している。「買取日」は、その貴金属地金景品KNPが貴金属商K1に買い取られた日付を示している。「ステータス」は、その貴金属地金景品KNPが現在どのような状況にあるのかを示している。「警告回数」は、その貴金属地金景品KNPに関して発せられた警告の回数を示している。「証明書識別番号」については、後に説明する。
景品情報70は、例えば次のようにして景品データベース10Kに格納される。貴金属商K1の卸部門の従業員は、クレジットカード会社C1に卸すための貴金属地金景品KNPを用意すると、卸部門端末装置13に接続されているICタグリーダライタRS3(図1、図5参照)をその貴金属地金景品KNPに近付ける。すると、ICタグリーダライタRS3は、その貴金属地金景品KNPのICタグ6から、そのICタグ6固有の識別番号を読み取る。以下、読み取った識別番号を「景品識別番号KB」と記載する。さらに、従業員は、入力装置NS3を操作するなどして、貴金属地金景品KNPの貴金属種別(貴金属地金の種類および質量)を入力する。
そして、卸部門端末装置13は、ICタグリーダライタRS3が読み取った各貴金属地金景品KNPの景品識別番号KBおよび貴金属種別を示す情報を登録要求情報71として取引管理サーバ10に送信する。
取引管理サーバ10の登録要求情報受信部106は、卸部門端末装置13から登録要求情報71を受信する。すると、景品情報登録処理部101は、新たな景品情報70を生成して景品データベース10Kに登録し、受信した登録要求情報71に示される景品識別番号KBおよび貴金属種別をそれぞれ「景品識別番号」および「貴金属種別」のフィールドに格納する。「警告回数」には、初期値である「0」を格納する。「ステータス」には、その貴金属地金景品KNPに対して管理情報(すなわち景品情報70)が発行された旨を示す「発行済」という値を格納する。「交換日」、「証明書識別番号」、および「買取日」は、空欄にしておく。景品データベース10Kに景品情報70が登録された貴金属地金景品KNPは、貴金属商K1からクレジットカード会社C1に出荷される。
なお、貴金属地金景品KNPが複数個ある場合は、1つずつ上記の景品識別番号KBの読取り、貴金属種別の入力、卸部門端末装置13から取引管理サーバ10への登録要求情報71の送信、および景品情報70の格納の処理を行う。
〔貴金属地金景品を顧客の獲得したポイントと交換するための処理〕
図10は取引証明書KSRの例を示す図、図11は景品データベース10Kの例を示す図である。
クレジットカード会社C1のサービスを利用することによってポイントを獲得した顧客は、従来と同様に、カタログやクレジットカード会社C1のWebページなどを参照しながら自分の欲しい景品を探す。そして、自分の持っているポイントの範囲内で交換できる景品を、クレジットカード会社C1に対して、電話、はがき、またはWebページなどを介して申し込む。
すると、クレジットカード会社C1の従業員は、従来と同様に、交換のための処理を行う。ただし、貴金属地金景品KNPの申込があった場合は、例えば次のような手順で貴金属地金景品KNPを顧客に渡すための処理を行う。
従業員は、交換対象の貴金属地金景品KNPを保管場所から取り出し、その貴金属地金景品KNPを、カード会社端末装置2に接続されているICタグリーダライタRS2に近付ける。すると、ICタグリーダライタRS2は、その貴金属地金景品KNPのICタグ6から景品識別番号KBを読み取る。複数の貴金属地金景品KNPと交換する場合は、これらすべての貴金属地金景品KNPから景品識別番号KBを読み取る。カード会社端末装置2は、読み取った貴金属地金景品KNPの種類および個数および申込を行った顧客の識別情報(例えば、カード番号)などを示す情報を既存のポイント管理システムに送信する。そして、ポイント管理システムは、係る情報に基づいて、従来と同様に、顧客の合計ポイントから今回の交換分のポイントを引き落とすなどの処理を実行する。
図8において、景品識別番号取得部201は、ICタグリーダライタRS2が読み取った1つまたは複数の景品識別番号KBを取得する。証明書識別番号決定部202、証明書識別番号履歴記憶部204、および証明書発行部205は、今回の貴金属地金景品KNPとポイントとの交換すなわち取引を証明する証明書を顧客に対して発行するための処理を行う。発行された証明書は、後に説明するように、顧客が自分のポイントと貴金属地金景品KNPとを適正に交換したことを証明するために用いられる。以下、この証明用のレシートを「取引証明書KSR」と記載する。取引証明書KSRは、例えば次のようにして発行される。
証明書識別番号履歴記憶部204は、過去に発行した取引証明書KSRの識別番号(以下、「証明書識別番号RB」と記載する。)を記憶している。証明書識別番号決定部202は、証明書識別番号履歴記憶部204が記憶しているいずれの証明書識別番号RBとも重複しないユニークな番号を選び、これを、今回発行する取引証明書KSRの証明書識別番号RBに決定する。
そして、証明書発行部205は、証明書識別番号決定部202によって決定された証明書識別番号RB、顧客が今回の交換に使用したポイントの点数、そのポイントと交換した貴金属地金景品KNPの貴金属種別、および交換日などの情報を用紙に印刷することによって、図10に示すような取引証明書KSRを発行する。または、磁気ストライプ付きの用紙に印刷し、磁気ストライプにもこれらの情報を記憶させておいてもよい。この取引証明書KSRは、貴金属地金景品KNPとともに顧客に郵送されまたは直接手渡しされる。
景品交換情報送信部203は、景品識別番号取得部201によって取得された景品識別番号KB(すなわち、今回交換された貴金属地金景品KNPの景品識別番号KB)、交換日、および証明書発行部205が発行した証明書識別番号RBなどを示す情報を、交換情報72として取引管理サーバ10に送信する。
図4において、取引管理サーバ10の交換情報受信部107は、カード会社端末装置2から交換情報72を受信する。交換情報登録処理部102は、その交換情報72の内容を、次のように景品情報70に登録する。
交換情報72に示される景品識別番号KBに対応する景品情報70を、景品データベース10K(図9参照)の中から検索する。検索された景品情報70の「交換日」および「証明書識別番号」のそれぞれのフィールドに、交換情報72に示される交換日および景品識別番号KBの値を格納する。「ステータス」の内容を、「発行済」から、ポイントとの交換が行われ顧客に渡された旨を示す「交換済」という値に更新する。このようにして、交換情報72の内容が景品情報70に登録される。
交換情報72に複数の景品識別番号KBが示されている場合は、これらすべての景品識別番号KBに対応する景品情報70に対して上記の登録処理を実行する。例えば、交換情報72に「K0001」、「K0002」、および「K0003」の3つの景品識別番号KBが示される場合は、図11に示すように3つの景品情報70(701、702、703)に対して登録処理を実行する。
〔貴金属商が顧客から貴金属地金景品を買い取るための処理〕
図12は正当性判別処理の流れの例を説明するフローチャートである。
顧客は、クレジットカード会社C1から貰った貴金属地金景品KNPを貴金属商K1に買い取ってもらうことができる。この場合は、顧客は、貴金属商K1が運営する買取店に、貴金属地金景品KNPとともに、クレジットカード会社C1で発行してもらった取引証明書KSRを持参する。
買取店の店員は、顧客が持参した貴金属地金景品KNPおよび取引証明書KSRを受け取り、店内に設置されている買取店端末装置14のICタグリーダライタRS4(図1参照)にその貴金属地金景品KNPを近付ける。すると、ICタグリーダライタRS4は、その貴金属地金景品KNPのICタグ6から景品識別番号KBを読み取る。また、店員は、受け取った取引証明書KSRに記載されている証明書識別番号RBを入力装置NS4を操作して入力する。磁気ストライプ付きの取引証明書KSRである場合は、磁気カードリーダによって入力してもよい。顧客が取引証明書KSRを紛失してしまい、持参しなかった場合は、その旨を示す番号(例えば、「0」)を証明書識別番号RBとして入力する。
図6において、証明書識別番号受付部141は、入力装置NS4によって入力された証明書識別番号RBを受け付ける処理を行う。景品識別番号受付部142は、ICタグリーダライタRS4によって読み取られた景品識別番号KBを受け付ける処理を行う。
景品正当性問合せ部143は、受け付けられたこれらの証明書識別番号RBおよび景品識別番号KBを示す問合せ情報73を送信することによって、今回持ち込まれた貴金属地金景品KNPの真贋および流通の適正に関して取引管理サーバ10に対して問い合わせる。
図4において、問合せ情報受信部109は、買取店端末装置14から問合せ情報73を受信する。正当性判別部103は、その問合せ情報73などに基づいて、例えば図12に示すような手順で、買取店に持ち込まれた貴金属地金景品KNPに関するチェックを行う。
問合せ情報73に示される景品識別番号KBに対応する景品情報70を景品データベース10K(図11参照)から検索する(図12の#101)。
対応する景品データベース10Kを検索できた場合は(#102でYes)、その景品情報70のステータスをチェックし(#103)、さらに、景品情報70の証明書識別番号と受信した問合せ情報73に示される証明書識別番号RBとを比較する(#105)。その結果、ステータスが「交換済」でありかつ両番号が一致した場合は(#104でYesかつ#106でYes)、今回持ち込まれた貴金属地金景品KNPは本物でありかつ適正なものであると判別する(#107)。
一方、対応する景品情報70が検索できなかった場合は(#102でNo)、持ち込まれた貴金属地金景品KNPは偽造品であるので買い取るべきでないと判別する(#108)。
景品情報70を検索できたが、その景品情報70のステータスが「交換済」でない場合は(#102でYesかつ#104でNo)、持ち込まれた貴金属地金景品KNPのICタグ6がクレジットカード会社C1において正しく読み取られなかった可能性、貴金属地金景品KNPを他の顧客から譲り受けた可能性、またはその貴金属地金景品KNPが盗品であったり関係者が横流しした不正品であったりする可能性がある。また、ステータスが「交換済」であっても、景品情報70の証明書識別番号と受信した問合せ情報73に示される証明書識別番号RBとが一致しない場合も(#104でYesかつ#106でNo)、同様の可能性がある。または、取引証明書KSRを紛失した可能性がある。そこで、貴金属商K1が貴金属地金景品KNPを来店者から適切に買い取ることができるように、例えば次のような処理を行う。
その景品情報70の現在の警告回数に「1」を加算する(#109)。その結果、警告回数が所定の値(例えば、3回)を超えた場合は(#110でYes)、その貴金属地金景品KNPが不正に取得されたものでありかつ過去に何度か売却しようとされたことがある可能性が大きいので、その貴金属地金景品KNPを買い取ることはできないと判別する(#111)。所定の値を超えていない場合は(#110でNo)、貴金属地金景品KNPを注意して買い取るべきであると判別する(#112)。
なお、複数の貴金属地金景品KNPの景品識別番号KBが問合せ情報73に示されている場合は、それぞれの貴金属地金景品KNPについて、図12の処理を実行する。
図4の判別結果通知部104は、正当性判別部103による判別結果を示す判別結果情報74を、問合せ元の買取店端末装置14に送信する。
図6において、買取店端末装置14の判別結果情報受信部144は、取引管理サーバ10から判別結果情報74を受信する。そして、その内容を表示装置DS4に表示するなどして出力する。
店員は、その内容を見て、持ち込まれた貴金属地金景品KNPを買い取ってもよいか否かを決定する。すなわち、その貴金属地金景品KNPが本物でありかつ適正なものである旨の結果が得られた場合は、貴金属地金景品KNPを買い取ってもよいと決定する。注意して買い取るべきである旨の結果が得られた場合は、来店者またはクレジットカード会社C1から事情を聞きまたは来店者に身分証明書を提示してもらい身分を確認するなどし、その結果、不正がないものと判断できるのであれば、買い取ってもよいと決定する。貴金属地金景品KNPが偽造品である旨の結果が得られた場合または買い取ることはできない旨の判別結果が得られた場合は、買取を拒否すると決定する。店員は、買い取ってもよいと決定した場合は、入力装置NS4を操作するなどして、買取処理の指令を買取店端末装置14に入力する。そして、貴金属地金景品KNPを所定の価格で買い取る。
買取情報送信部145は、買取処理の指令がなされると、その買い取られた貴金属地金景品KNPの景品識別番号KBおよび買取日を示す買取情報75を取引管理サーバ10に送信する。
なお、取引管理サーバ10からの判別結果情報74に貴金属地金景品KNPが偽造品である旨または買い取ることはできない旨が示される場合は、買取情報送信部145は、店員の指令を拒否して買取情報75の送信を中止するとともに、買取を止めるべき旨の警告を出力してもよい。
図4において、買取情報受信部108は、買取店端末装置14から買取情報75を受信する。買取情報登録処理部105は、その買取情報75の内容を、次のように景品情報70に登録する。
買取情報75に示される景品識別番号KBに対応する景品情報70を、景品データベース10K(図11参照)の中から検索する。検索された景品情報70の「買取日」に、買取情報75に示される買取日の値を格納する。「ステータス」の内容を、買取が行われた旨を示す「買取済」という値に更新する。このようにして、買取情報75の内容が景品情報70に登録される。なお、買取情報75に複数の景品識別番号KBが示されている場合は、これらすべての景品識別番号KBに対応する景品情報70に対して上記の登録処理を実行する。
図13は取引管理サーバ10の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、本実施形態における貴金属地金景品KNPの取扱い方法について、図13に示す取引管理サーバ10の処理の流れを参照して説明する。
貴金属商K1は、クレジットカード会社C1に卸す貴金属地金景品KNPを用意すると、卸部門端末装置13のICタグリーダライタRS3を用いてその貴金属地金景品KNPのICタグ6から景品識別番号KBを読み取る。読み取られた景品識別番号KBは、登録要求情報71として卸部門端末装置13から取引管理サーバ10に送信される。これにより、貴金属地金景品KNPの管理のための情報を登録すべき旨の要求が取引管理サーバ10に対してなされる。
取引管理サーバ10は、登録要求情報71を受信すると(図13の#11、#12でYes)、その登録要求情報71に基づいて、今回クレジットカード会社C1に卸される貴金属地金景品KNPの景品情報70を生成し(#13)、これを景品データベース10K(図9参照)に格納して登録する(#14)。これにより、その貴金属地金景品KNPの管理が開始される。
クレジットカード会社C1は、顧客の獲得したポイントと貴金属地金景品KNPとを交換する場合は、カード会社端末装置2のICタグリーダライタRS2を用いてその貴金属地金景品KNPのICタグ6から景品識別番号KBを読み取る。さらに、交換したことを証明する取引証明書KSRを発行する。貴金属地金景品KNPおよび取引証明書KSRは、郵送などによって顧客に渡される。そして、その貴金属地金景品KNPの景品識別番号KB、取引証明書KSRの証明書識別番号RB、および交換日を示す交換情報72が、カード会社端末装置2から取引管理サーバ10に送信される。
取引管理サーバ10は、交換情報72を受信すると(#11、#12でNo、#15でYes)、その交換情報72に基づいて今回交換された貴金属地金景品KNPの景品情報70を景品データベース10Kの中から検索し(#16)、交換情報72に示される交換日および証明書識別番号RBをその景品情報70に書き込むとともにステータスを「交換済」に更新する(#17)。これにより、その貴金属地金景品KNPが顧客に渡ったことが記録される。
貴金属商K1の買取店は、来店者が貴金属地金景品KNPを貴金属商K1に買い取ってもらいたいと申し出た場合は、買取店端末装置14のICタグリーダライタRS4を用いてその貴金属地金景品KNPのICタグ6から景品識別番号KBを読み取る。また、その来店者から取引証明書KSRを受け取り、それに記載されている証明書識別番号RBを入力する。これらの景品識別番号KBおよび証明書識別番号RBは、問合せ情報73として、買取店端末装置14から取引管理サーバ10に送信される。これにより、貴金属地金景品KNPの真贋および適正(正当に来店者に渡ったものであるか否か)に関する問合せが取引管理サーバ10に対してなされる。
取引管理サーバ10は、問合せ情報73を受信すると(#11、#12でNo、#15でNo、#18でYes)、その問合せ情報73に基づいて今回買取を依頼された貴金属地金景品KNPの景品情報70を景品データベース10Kの中から検索し(#19)、その景品情報70および問合せ情報73に基づいて真贋および適正などを判別する(#20)。判別の処理は、前に図12で説明した通りである。そして、その判別結果を示す判別結果情報74を問合せ元の買取店端末装置14に送信する(#21)。
買取店は、取引管理サーバ10から送信されてきた判別結果情報74を参照して、来店者が持ち込んだ貴金属地金景品KNPを買い取るか否かを決定する。買い取る場合は、買取処理の指令を買取店端末装置14に入力する。すると、その貴金属地金景品KNPの景品識別番号KBおよび買取日を示す買取情報75が買取店端末装置14から取引管理サーバ10に送信される。これにより、貴金属地金景品KNPを来店者から買い取った旨が取引管理サーバ10に報告される。
取引管理サーバ10は、買取情報75を受信すると(#11、#12でNo、#15でNo、#18でNo、#22でYes)、その買取情報75に基づいて、今回買い取った貴金属地金景品KNPの景品情報70を景品データベース10Kから検索し(#23)、その景品情報70に交換日を書き込むとともにステータスを「買取済」に更新する(#24)。
ステップ#11〜#24の処理は、クレジットカード会社C1がポイントと貴金属地金景品KNPとの交換業務を行っている間、または、貴金属商K1の買取店がその日の営業を行っている間、適宜実行される。
本実施形態によると、偽造された貴金属地金景品KNPおよび盗まれたおそれのある貴金属地金景品KNPなど不正のある貴金属地金景品KNPを、買取前に判別することができる。これにより、不正を働こうとする者を牽制し、不正な貴金属地金景品KNPの流通および取引を抑制することができる。
本実施形態では、貴金属地金景品KNPにICタグを設けたが、他の記録媒体を設けてもよい。例えば、磁気ストライプを設けてもよい。この場合は、卸部門端末装置13、買取店端末装置14、およびカード会社端末装置2には、ICタグリーダライタの代わりに磁気カードリーダを接続すればよい。
貴金属地金がICタグリーダライタRS2〜RS4とICタグ6との間で送受信される電波の障害にならないようにするために、電磁波を遮断するシートで貴金属地金を覆ってもよい。または、貴金属地金を用いてICタグ6を形成し、ICタグ6を景品としてもよい。
本実施形態では、貴金属種別、交換日、証明書識別番号、ステータス、買取日、および警告回数に関する情報を景品データベース10Kに記憶させたが、これらの情報の全部または一部を貴金属地金景品KNPのICタグ6に記憶させるようにしてもよい。
取引管理サーバ10を2台用意し、1台を運用系として用い、もう1台を待機系として用いてもよい。そして、運用系の取引管理サーバ10がダウンした場合に、待機系に切り換えて貴金属地金景品KNPの管理のための処理を行うようにすればよい。
本実施形態では、貴金属地金景品KNPを、クレジットカード会社C1が顧客に対して発行するポイントの交換用の景品として用いる場合を例に説明したが、他の用途に用いる場合にも、本発明を適用することが可能である。例えば、百貨店が顧客に対して発行するポイントの交換用の景品、航空会社が顧客に対して発行するマイレージ(マイル)の交換用の景品として貴金属地金景品KNPを用いてもよい。または、結婚祝いまたは出産祝いなどのお返しや、お中元、お歳暮を貰った人がカタログの中から欲しい品物を自由に選ぶシステム(いわゆるカタログギフト)の1品として、貴金属地金景品KNPを用いてもよい。
または、パチンコ店の景品として用いてもよい。この場合は、カード会社端末装置2に相当する端末装置を、パチンコ店のカウンタに設けておく。そして、遊技媒体すなわちパチンコ玉またはメダルなどと引換えに貴金属地金景品KNPを遊技者に渡すようにすればよい。
カード会社端末装置2をクレジットカード会社C1だけでなく、他のクレジットカード会社、百貨店などの小売店、航空会社、カタログギフトを取り扱う会社、またはパチンコ店など、貴金属地金景品KNPをポイントなどと交換する会社または店ごとに設置し、景品管理システムKMSをこれらの会社または店で共用するようにしてもよい。または、景品管理システムKMSを、複数の貴金属商で共用することもできる。この場合は、卸部門端末装置13、買取店端末装置14、およびこれらの周辺機器を各貴金属商に設ける。取引管理サーバ10は、これらの貴金属商で共用すればよい。
その他、景品管理システムKMS、取引管理サーバ10、卸部門端末装置13、買取店端末装置14、カード会社端末装置2の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データベースの内容などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
以上説明した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
サービスを利用した顧客が当該サービスの提供者から獲得したポイントと交換するための景品である交換用景品の真贋を判別する景品真贋判別方法であって、
前記交換用景品が当該交換用景品を販売する業者から前記サービスの提供者に対して販売されるまでに、当該交換用景品を他の交換用景品と識別するための識別情報を記録した記録媒体を当該交換用景品に設けておき、
前記交換用景品を前記ポイントと交換するまでに、当該交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取り、
読み取った前記景品識別情報を景品識別情報記憶手段に記憶させ、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取り、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から読み取った前記景品識別情報が前記景品識別情報記憶手段に記憶されているいずれかの前記景品識別情報と一致する場合に、当該交換用景品が本物であると判別する、
ことを特徴とする景品真贋判別方法。
(付記2)
サービスを利用した顧客が当該サービスの提供者から獲得したポイントと交換するための景品である交換用景品が適正に流通しているものであるか否かを判別する景品流通正当性判別方法であって、
前記交換用景品が当該交換用景品を販売する業者から前記サービスの提供者に対して販売されるまでに、当該交換用景品を他の交換用景品と識別するための識別情報を記録した記録媒体を当該交換用景品に設けておき、
前記交換用景品と前記ポイントとの交換を行う際に、当該交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る処理および今回の交換を以前に行われた交換と識別するための交換識別情報を記録した証明書を顧客に対して発行する処理を実行し、
前記ポイントと交換された前記交換用景品の前記交換識別情報を、当該交換用景品の前記景品識別情報と対応付けて交換識別情報記憶手段に記憶させ、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る処理および当該交換用景品とともに持ち込まれた前記証明書に記録されている前記交換識別情報を入力する処理を実行し、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から読み取った前記景品識別情報に対応する、前記交換識別情報記憶手段に記憶されている前記交換識別情報と入力した前記交換識別情報とが一致する場合に、当該交換用景品が適正に流通しているものであると判別する、
ことを特徴とする景品流通正当性判別方法。
(付記3)
サービスを利用した顧客が当該サービスの提供者から獲得したポイントと交換するための景品である交換用景品の真贋を判別する景品真贋判別システムであって、
前記交換用景品と前記ポイントと交換するまでに、当該交換用景品を前記サービスの提供者に販売した業者が当該交換用景品に対して与えた、他の交換用景品と識別するための景品識別情報を、当該交換用景品に設けられている記録媒体から読み取る、第一の読取手段と、
前記第一の読取手段によって読み取られた前記景品識別情報を記憶する景品識別情報記憶手段と、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る第二の読取手段と、
前記第二の読取手段によって読み取られた前記景品識別情報が前記景品識別情報記憶手段に記憶されているいずれかの前記景品識別情報と一致する場合に、当該読み取られた景品識別情報に係る前記交換用景品が本物であると判別する、真贋判別手段と、
を有することを特徴とする景品真贋判別システム。
(付記4)
前記記録媒体は、ICタグであり、
前記第一の読取手段および前記第二の読取手段は、ICタグリーダである、
付記3記載の景品真贋判別システム。
(付記5)
サービスを利用した顧客が当該サービスの提供者から獲得したポイントと交換するための景品である交換用景品が適正に流通しているものであるか否かを判別する景品流通正当性判別システムであって、
前記交換用景品と前記ポイントと交換するまでに、当該交換用景品を前記サービスの提供者に販売した業者が当該交換用景品に対して与えた、他の交換用景品と識別するための景品識別情報を、当該交換用景品に設けられている記録媒体から読み取る、第一の読取手段と、
前記交換用景品と前記ポイントとの交換を以前に行われた交換と識別するための交換識別情報を記録した証明書を顧客に対して発行する証明書発行手段と、
前記ポイントと交換された前記交換用景品の前記交換識別情報を、前記第一の読取手段によって読み取られた当該交換用景品の前記景品識別情報と対応付けて記憶する交換識別情報記憶手段と、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る第二の読取手段と、
前記交換用景品とともに持ち込まれた前記証明書に記録されている前記交換識別情報を入力する交換識別情報入力手段と、
前記第二の読取手段によって読み取られた前記交換用景品の前記景品識別情報に対応する、前記交換識別情報記憶手段に記憶されている前記交換識別情報が、前記交換識別情報入力手段によって入力された、当該交換用景品とともに持ち込まれた前記証明書の前記交換識別情報と一致する場合に、当該交換用景品が適正に流通しているものであると判別する、正当性判別手段と、
を有することを特徴とする景品流通正当性判別システム。
(付記6)
遊技者が遊技場で獲得した遊技媒体と交換するための景品である交換用景品の真贋を判別する景品真贋判別方法であって、
前記交換用景品に、他の交換用景品と識別するための景品識別情報を記録した記録媒体を設けておき、
前記交換用景品を前記遊技媒体と交換するまでに、当該交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取り、
読み取った前記景品識別情報を景品識別情報記憶手段に記憶させ、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取り、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から読み取った前記景品識別情報が前記景品識別情報記憶手段に記憶されているいずれかの前記景品識別情報と一致する場合に、当該交換用景品が本物であると判別する、
ことを特徴とする景品真贋判別方法。
(付記7)
遊技者が遊技場で獲得した遊技媒体と交換するための景品である交換用景品が適正に流通しているものであるか否かを判別する景品流通正当性判別方法であって、
前記交換用景品に、他の交換用景品と識別するための景品識別情報を記録した記録媒体を設けておき、
前記交換用景品と前記遊技媒体との交換を行う際に、当該交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る処理および今回の交換を以前に行われた交換と識別するための交換識別情報を記録したレシートを遊技者に対して発行する処理を実行し、
前記遊技媒体と交換された前記交換用景品の前記交換識別情報を、当該交換用景品の前記景品識別情報と対応付けて交換識別情報記憶手段に記憶させ、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る処理および当該交換用景品とともに持ち込まれた前記レシートに記録されている前記交換識別情報を入力する処理を実行し、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から読み取った前記景品識別情報に対応する、前記交換識別情報記憶手段に記憶されている前記交換識別情報と入力した前記交換識別情報とが一致する場合に、当該交換用景品が適正に流通しているものであると判別する、
ことを特徴とする景品流通正当性判別方法。
(付記8)
遊技者が遊技場で獲得した遊技媒体と交換するための景品である交換用景品の真贋を判別する景品真贋判別システムであって、
他の交換用景品と識別するための景品識別情報が記憶されている記録媒体が設けられた前記交換用景品と前記遊技媒体とを交換するまでに、当該交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る、第一の読取手段と、
前記第一の読取手段によって読み取られた前記景品識別情報を記憶する景品識別情報記憶手段と、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る第二の読取手段と、
前記第二の読取手段によって読み取られた前記景品識別情報が前記景品識別情報記憶手段に記憶されているいずれかの前記景品識別情報と一致する場合に、当該読み取られた景品識別情報に係る前記交換用景品が本物であると判別する、真贋判別手段と、
を有することを特徴とする景品真贋判別システム。
(付記9)
遊技者が遊技場で獲得した遊技媒体と交換するための景品である交換用景品が適正に流通しているものであるか否かを判別する景品流通正当性判別システムであって、
他の交換用景品と識別するための景品識別情報が記憶されている記録媒体が設けられた前記交換用景品と前記遊技媒体との交換を行う際に、当該交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る、第一の読取手段と、
前記交換用景品と前記遊技媒体との交換を以前に行われた交換と識別するための交換識別情報を記録したレシートを遊技者に対して発行するレシート発行手段と、
前記遊技媒体と交換された前記交換用景品の前記交換識別情報を、前記第一の読取手段によって読み取られた当該交換用景品の前記景品識別情報と対応付けて記憶する交換識別情報記憶手段と、
買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る第二の読取手段と、
前記交換用景品とともに持ち込まれた前記レシートに記録されている前記交換識別情報を入力する交換識別情報入力手段と、
前記第二の読取手段によって読み取られた前記交換用景品の前記景品識別情報に対応する、前記交換識別情報記憶手段に記憶されている前記交換識別情報が、前記交換識別情報入力手段によって入力された、当該交換用景品とともに持ち込まれた前記レシートの前記交換識別情報と一致する場合に、当該交換用景品が適正に流通しているものであると判別する、正当性判別手段と、
を有することを特徴とする景品流通正当性判別システム。
本発明は、特に貴金属地金の景品の流通の適正化を図るために好適に用いられる。
景品管理システムの全体的な構成の例を示す図である。 貴金属地金景品の構成の例を示す図である。 取引管理サーバのハードウェア構成の例を示す図である。 取引管理サーバの機能的構成の例を示す図である。 卸部門端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。 買取店端末装置の機能的構成の例を示す図である。 カード会社端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。 カード会社端末装置の機能的構成の例を示す図である。 景品データベースの例を示す図である。 取引証明書の例を示す図である。 景品データベースの例を示す図である。 正当性判別処理の流れの例を説明するフローチャートである。 取引管理サーバの全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
符号の説明
KMS 景品管理システム(景品真贋判別システム、景品流通正当性判別システム)
103 正当性判別部(真贋判別手段)
10K 景品データベース(景品識別情報記憶手段、交換識別情報記憶手段)
205 証明書発行部(証明書発行手段)
6 ICタグ(記録媒体)
KB 景品識別番号(景品識別情報)
KNP 貴金属地金景品(交換用景品)
KSR 取引証明書(証明書)
NS4 入力装置(交換識別情報入力手段)
PR2 サーマルプリンタ(証明書発行手段)
RB 証明書識別番号(交換識別情報)
RS2 ICタグリーダライタ(第一の読取手段)
RS3 ICタグリーダライタ(第一の読取手段)
RS4 ICタグリーダライタ(第二の読取手段)

Claims (3)

  1. サービスを利用した顧客が当該サービスの提供者から獲得したポイントと交換するための景品である交換用景品が適正に流通しているものであるか否かを判別する景品流通正当性判別システムであって、
    前記交換用景品と前記ポイントと交換するまでに、当該交換用景品を前記サービスの提供者に販売した業者が当該交換用景品に対して与えた、他の交換用景品と識別するための景品識別情報を、当該交換用景品に設けられている記録媒体から読み取る、第一の読取手段と、
    前記交換用景品と前記ポイントとの交換を以前に行われた交換と識別するための交換識別情報を記録した証明書を顧客に対して発行する証明書発行手段と、
    前記ポイントと交換された前記交換用景品の前記交換識別情報を、前記第一の読取手段によって読み取られた当該交換用景品の前記景品識別情報と対応付けて記憶する交換識別情報記憶手段と、
    買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る第二の読取手段と、
    前記交換用景品とともに持ち込まれた前記証明書に記録されている前記交換識別情報を入力する交換識別情報入力手段と、
    前記第二の読取手段によって読み取られた前記交換用景品の前記景品識別情報に対応する、前記交換識別情報記憶手段に記憶されている前記交換識別情報が、前記交換識別情報入力手段によって入力された、当該交換用景品とともに持ち込まれた前記証明書の前記交換識別情報と一致する場合に、当該交換用景品が適正に流通しているものであると判別する、正当性判別手段と、
    を有することを特徴とする景品流通正当性判別システム。
  2. 前記記録媒体は、ICタグであり、
    前記第一の読取手段および前記第二の読取手段は、ICタグリーダである、
    請求項1記載の景品流通正当性判別システム。
  3. サービスを利用した顧客が当該サービスの提供者から獲得したポイントと交換するための景品である交換用景品が適正に流通しているものであるか否かを判別する景品流通正当性判別方法であって、
    前記交換用景品が当該交換用景品を販売する業者から前記サービスの提供者に対して販売されるまでに、当該交換用景品を他の交換用景品と識別するための識別情報を記録した記録媒体を当該交換用景品に設けておき、
    前記交換用景品と前記ポイントとの交換を行う際に、当該交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る処理および今回の交換を以前に行われた交換と識別するための交換識別情報を記録した証明書を顧客に対して発行する処理を実行し、
    前記ポイントと交換された前記交換用景品の前記交換識別情報を、当該交換用景品の前記景品識別情報と対応付けて交換識別情報記憶手段に記憶させ、
    買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から前記景品識別情報を読み取る処理および当該交換用景品とともに持ち込まれた前記証明書に記録されている前記交換識別情報を入力する処理を実行し、
    買取店に持ち込まれた前記交換用景品の前記記録媒体から読み取った前記景品識別情報に対応する、前記交換識別情報記憶手段に記憶されている前記交換識別情報と入力した前記交換識別情報とが一致する場合に、当該交換用景品が適正に流通しているものであると判別する、
    ことを特徴とする景品流通正当性判別方法。
JP2005175080A 2005-06-15 2005-06-15 景品流通正当性判別システムおよび景品流通正当性判別方法 Active JP4854220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005175080A JP4854220B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 景品流通正当性判別システムおよび景品流通正当性判別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005175080A JP4854220B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 景品流通正当性判別システムおよび景品流通正当性判別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006350623A JP2006350623A (ja) 2006-12-28
JP4854220B2 true JP4854220B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=37646403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005175080A Active JP4854220B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 景品流通正当性判別システムおよび景品流通正当性判別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4854220B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001070607A (ja) * 1999-09-08 2001-03-21 Japan Network System Kk 景品管理システム
JP2002011221A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Tamura Electric Works Ltd 三拠点還流形態による景品流通管理システム
JP2005027917A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 All Capital Holdings Inc 店外景品引渡しシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006350623A (ja) 2006-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8430298B2 (en) Presentation instrument package arrangement
US7896252B2 (en) Presentation instrument with user-created pin and methods for activating
KR100292837B1 (ko) 온라인 티켓 판매 시스템 및 그 방법
JP5318087B2 (ja) 携帯消費者デバイスのためのパッケージング
US20030105672A1 (en) Method and apparatus to facilitate payment over a computer network
EP1591969A2 (en) Transaction card comprising two magnetic stripes
US20140089114A1 (en) Methods and systems for bulk activation of multiple, disparate stored value accounts
US7533814B2 (en) Presentation instrument with user-created pin
KR20070041508A (ko) 여러 지급채널을 통해 여러 pin을 사용해 상환하는시스템과 방법
MX2011007464A (es) Sistema y metodo para administrar vinculos de cuenta.
KR101775075B1 (ko) 키오스크를 활용한 스마트 모금 시스템
KR20090054336A (ko) 선불카드의 실시간 판매 시스템, 및 방법
JP2009535685A (ja) 新コンセプトカード及び該カードを利用する購入者に基づく販売システムと方法
KR101227094B1 (ko) 선불전자결제수단 활성화 처리 시스템
JP2003168063A (ja) カード決済方法における決済承認方法及びシステム
JP4854220B2 (ja) 景品流通正当性判別システムおよび景品流通正当性判別方法
JPH11175622A (ja) 電子決済システム及び電子決済処理装置
JP5690037B2 (ja) 貴金属地金ストック支援システム、ストック用装置、貴金属地金ストック支援方法、およびコンピュータプログラム
JP3623212B2 (ja) 商品受け取り用カードおよびそれを用いた決済システム
TWI793052B (zh) 可提高真偽辨識功效的實體卡使用方法
US20220253618A1 (en) Physical card capable of improving authenticity identification and methods of using thereof
JP2001357460A (ja) レシート集計システム
JP2005196316A (ja) 有価証券の取引方法および有価証券の取引媒体
KR20080044459A (ko) 신용카드 식별정보가 저장된 알에프아이디 이용권을 이용한신용카드 결제시스템 및 방법
JP2004258826A (ja) 金券発行精算システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4854220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250