JP4853217B2 - ドアホンシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ドアホンシステムに関するものである。
従来から、監視システムとしての機能を備えたドアホンシステムが提供されている。このようなドアホンシステムは、来客等の存在を映像として映し出して確認するために所定の撮像領域を撮像するカメラ装置を有して住宅屋内外間で通話を行うために屋外に設置されるドアホン子器(カメラ子器)と、ドアホン子器の画像を表示するためのモニタ装置を有して屋内に設置されるドアホン親機とを備え、ドアホン親機の制御信号に応じてカメラ装置で撮像した画像データ、すなわち録画画像データ(過去画像データ)又は現在画像データをドアホン親機に伝送するように構成されているものがある(例えば、特許文献1)。
特開2000−36954号公報(図1参照)
ところで、上記特許文献1の監視システムでは、ドアホン子器(カメラ子器)で撮像した画像データが録画ユニットから一系統の伝送用線路によりドアホン親機に伝送されるようになっている。また、ドアホン親機からの制御信号によって、録画画像データ(過去画像データ)と現在画像データのいずれを伝送するかが決定されるようになっている。
ここで、ドアホン親機に過去画像信号を先に伝送してからリアルタイム画像信号を伝送した場合には、ドアホン親機のモニタ装置にはリアルタイム画像よりも過去画像が先に表示されるから、侵入者等を検知して現在の状況を確認しようとしても現在の状況をすぐに確認できないという問題が生じていた。
一方、現在の状況をすぐに確認するためには、ドアホン親機にリアルタイム画像信号を伝送した後に過去画像信号を伝送することで、リアルタイム画像を過去画像よりも先に表示するようにすればよいが、リアルタイム画像の後に過去画像が表示されるため、ドアホン親機では違和感がある画像が表示されてしまうという新たな問題が生じていた。
つまり、一系統の伝送用線路を用いてドアホン親機に過去画像データ及び現在画像データを伝送しようとした際には、違和感がない画像表示や現在の状況の確認をすぐに行うことが可能な監視システムを提案することができていなかった。
以上述べたような問題は、過去画像データと現在画像データの両方を並行して伝送するために個別の伝送用線路を用いる(二系統の伝送用線路を用いる)ようにすれば解決できていたが、当然ながら、伝送用線路を一系統のものから二系統のものに変更したことによって、伝送用の回路構成等のハード的な面と、伝送処理用のプログラム等のソフト的な面との両方の面においてコストが増加してしまうという新たな問題が生じることになる。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、一系統の伝送用線路で過去画像データと現在画像データの両方を伝送できるとともに、違和感がない画像表示や、現在の状況の確認をすぐに行うことが可能なドアホンシステムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明では、住宅の屋外に設置されるカメラ装置と、該カメラ装置で得られた画像をモニタするモニタ装置を有するとともに住宅の屋内に設置されるドアホン親機と、カメラ装置とは別に住宅の屋外に設置されるドアホン子器とを備え、前記カメラ装置は、所定領域内の人の存在を検知する人体検知手段と、前記所定領域を撮像する撮像手段と、該撮像手段により得られた画像データ群を時間軸に対して圧縮して蓄積する画像蓄積手段と、前記人体検知手段が人の存在を検知した際に、画像蓄積手段により蓄積された画像データ群のうち少なくとも撮像時刻が検知時刻以前の画像データを有する画像データ群を撮像時刻順に並べてなる過去画像データの画像データ間に、撮像手段により撮像中の現在画像データを挿入してモニタ装置に伝送する伝送手段とを備え、モニタ装置は、画像表示手段と、カメラ装置から伝送された過去画像データ及び現在画像データに基づく画像を順次録画する録画手段と、録画手段が録画した画像から、過去画像データに基づく画像及び現在画像データに基づく画像のいずれかを抽出して画像表示手段に表示する再生手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、伝送手段は、過去画像データと現在画像データを交互に伝送するように構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明は、人体検知手段が人の存在を検知した際に、時間軸に対して圧縮された過去画像データの画像データ間に、撮像手段により撮像中の現在画像データを挿入して、過去画像データ及び現在画像データの両方をカメラ装置からモニタ装置に画像データを伝送するから、一系統の伝送用線路だけで過去画像データと現在画像データの両方をモニタ装置に伝送できるという効果を奏し、これにより過去画像データと現在画像データの両方を並行して伝送するために個別の伝送用線路を用いなくて済み(二系統の伝送用線路を用いなくて済み)、その結果、伝送用の回路構成等のハード的な面と、伝送処理用のプログラム等のソフト的な面との両方の面において低コスト化が図れるという効果を奏する。加えて、過去画像データ及び現在画像データの両方がカメラ装置からモニタ装置に伝送されているから、再生手段により画像表示手段に過去画像又は現在画像を再生させる際に、すぐさま所望の画像の表示が行えるという効果を奏する。また、過去画像と現在画像のいずれの画像を画像表示手段に表示させるかを選択できるから、過去画像を表示させた後に現在画像を表示させれば、違和感のない画像表示を行うことが可能になり、現在画像を先に表示させれば、現在の状況の確認をすぐに行うことが可能になるという効果を奏する。
請求項2の発明は、過去画像データと現在画像データを交互に伝送するようにしているから、過去画像データ及び現在画像データのそれぞれの画像データ間の時間間隔を短縮して、過去画像データと現在画像データの両方を並行に伝送した場合に近付けることができ、違和感のない画像が得られるという効果を奏する。
以下に、監視システムの一実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
視システムは、例えば住宅屋内外間で通話を行うためのドアホンシステムに組み込まれており、このドアホンシステムは、図2に示すように、庭に設置されるカメラ装置Aと、カメラ装置Aで得られた画像をモニタするモニタ装置B1を備えるとともに住宅Hの屋内に設置されるドアホン親機Bと、住宅Hの屋外に設置されるドアホン子器Cとで構成されている。尚、ドアホン子器Cは、従来周知のものを用いることができるから、本実施形態ではドアホン子器Cについては説明を省略し、カメラ装置A及びドアホン親機Bについて説明する。
まず、カメラ装置Aについて説明する。カメラ装置Aは、例えばセンサ付きカメラ装置であって、図1に示すように所定領域内の人の存在を検知する人体検知手段として画像処理型人体検知器1及び熱線式人体検知器(PIR)2を備えるとともに、報知手段3を備えている。
ここで、画像処理型人体検知器1は、撮像手段10と、FPGA12と、記憶手段11と、YUV/NTSC変換手段13と、画像処理手段14と、輪郭画像記憶手段15と、信号処理手段16と、送信手段17とを備えており、撮像した画像に画像処理を施すことで人体検知を行うとともに、撮像手段10で撮像した画像をドアホン親機Bに伝送するものである。
撮像手段10は、前記所定領域を時系列で連続して撮像する撮像素子(図示せず)と、撮像素子から出力される画像をデジタルデータに変換して濃淡画像データ(以下、単に「画像データ」と称する)を生成し、そのYUV信号を出力するA/D変換器とで構成されており、本実施形態では、フレームレートが15FPS(Frames Per Seconds)のものを用いている。また、撮像素子としては、CCD等の固体撮像素子やCMOSイメージセンサ等を使用している。尚、一般的なCMOSカメラのようにデバイス自体がデジタル信号を出力するものであれば前記のA/D変換器を設けなくてもよい。
記憶手段11は、RAM等の記憶装置であり、撮像手段10で撮像した画像を蓄積するために用いられる。
FPGA(Field Programmable Gate Array)12は、撮像手段10からの画像データ(YUV信号)を画像処理手段14や、YUV/NTSC変換手段13に出力する画像伝送手段12aと、撮像手段10により得られた時系列順の画像データ群を時間軸に対して圧縮して記憶手段11に蓄積する画像蓄積手段12bとを有しており、これらはソフトウェアにより実現されている。
ここで、画像蓄積手段12bは、撮像手段10により得られるフレームレートが15FPSの画像データ群(図3(a)参照)を、時間軸に対して圧縮してフレームレートが7.5FPSの画像データ群(図3(b)参照)として記憶手段11に蓄積するように構成されている。
画像伝送手段12aは、信号処理手段16から後述する伝送開始信号を受け取った際に、画像蓄積手段12bにより記憶手段11に蓄積された画像データ群のうち撮像時刻が検知時刻(人の存在を検知した時刻)t1(図3(a)〜(e)参照)以前の画像データを有する画像データ群を撮像時刻順(撮像時刻が古い順)に並べてなる過去画像データを取得するとともに、撮像手段10により撮像中の現在画像データを取得し、過去画像データの画像データ間に、現在画像データを挿入してなる伝送画像データをYUV/NTSC変換手段13に伝送するように構成されている。また、画像伝送手段12aは、信号処理手段16から後述する伝送終了信号を受け取った際に、伝送画像データの伝送を停止するように構成されている。
以下に、画像伝送手段12aについて図3(a)〜(c)を参照してさらに詳細に説明する。画像伝送手段12aは、図3(b)に示すように、記憶手段11に蓄積された画像データ群(画像データP2,P4,P6,P8…)のうち、撮像時刻が検知時刻t1の1秒前の時刻t0と略同時刻(さらに言えば、時刻t0に最も近く且つ時刻t0以降の時刻)である画像データP2から、記憶手段11に蓄積されている画像データを撮像時刻順に取得する。同時に、画像伝送手段12aは、撮像手段10により撮像中の現在画像データP16…を取得し、図3(c)に示すように、過去画像データの画像データ間に、現在画像データを挿入し、これにより過去画像データと現在画像データとを1フレーム毎に交互に並べた伝送画像データをYUV/NTSC変換手段13に伝送する(すなわち、過去画像データと現在画像データとを1フレーム毎に交互に伝送する)。
YUV/NTSC変換手段13は、撮像手段10からFPGA12を介して出力されたYUV信号からなる画像データをNTSC(National TV Standards Committee)信号からなる画像データに変換するものである。
画像処理手段14は、撮像手段10により得られた画像情報に基づいて所定領域内の人の検知を行うためのものであって、輪郭抽出手段14aと、移動輪郭抽出手段14bと、移動領域検出手段14cと、領域特徴量検出手段14dとを備えている。
輪郭抽出手段14aは、撮像手段10からFPGA12を介して得られる濃淡画像データを、一般的に知られたSOBELフィルタ等を使用して微分処理してエッジ(輪郭)の抽出を行い、各画像のエッジ画像を輪郭画像記憶手段15に一定期間保存するものである。
移動輪郭抽出手段14bは、輪郭画像記憶手段15に保存された時系列のエッジ画像を用いて論理合成を行い、移動体のエッジのみを抽出した合成画像を作成するものである。
移動領域検出手段14cは、移動輪郭抽出手段14bで作成した合成画像をラベリングして移動体に相当する領域(以下、「移動領域」と称する)を検出するものである。尚、上記移動領域は、移動体の輪郭に外接する四角形等の移動枠で表わせばデータ量が減って、計算が容易となり、この手法を用いればフレーム差分等とは異なり、残像がなく、移動した領域のエッジのみを抽出することができる。
領域特徴量検出手段14dは、輪郭画像記憶手段15に保存されたエッジ画像と、移動領域検出手段14cで検出した移動体の移動領域とに基づいて、移動領域内の移動エッジ部分の方向値を抽出してそのエッジ方向値分布を作成し、このエッジ方向値分布を移動領域のエッジ方向の特徴量として、このエッジ方向の特徴量に基づいて領域移動が外乱によるものか、人によるものかを判定し、領域移動が人によるものであれば人体検知信号を信号処理手段16へ出力するものである。
ここで、エッジ方向の特徴量に基づいて領域移動が外乱によるものか、人によるものかを判定する際には、エッジの分布を利用している。すなわち、人体のエッジには直線部分より曲線部分が多く且つ複雑な形状であるため、そのエッジ方向はあらゆる方向に分布しており、対して構造物の影等のエッジは直線的な成分が多く、エッジの分布は偏った分布になりやすいことを利用している。また、ある移動領域が人体を表わしている否かを判定するために、エッジ方向値分布をテーブルに格納し、人体の動きによるエッジ方向値分布テーブルと互いの分布を比較することも可能である。
輪郭画像記憶手段15は、例えば、RAM等の記憶装置であって、輪郭抽出手段14aで抽出されたエッジ画像を一定期間保存するために用いられる。
信号処理手段16は、CPU等で構成されるもので、画像処理型人体検知器1の各部の動作を制御する機能をソフトウェア等により実現しており、この信号処理手段16には、熱線式人体検知器2と、報知手段3とが接続されている。そして、この信号処理手段16では、画像処理手段14の人体検知信号、又は熱線式人体検知器2の後述する人体検知信号を受け取った際(つまりは、人の存在を検知した際)に、FPGA12に前述の伝送開始信号を出力するとともに、報知手段3に報知開始信号を出力するように構成されている。
また、信号処理手段16は、人体検知信号を受け取ってから所定時間が経過した後(本実施形態では、検知時刻t1から30秒経過した後)に、FPGA12に前述の伝送終了信号を出力するように構成されている。さらに、信号処理手段16は、人体検知信号を受け取ってから所定時間が経過した後(本実施形態では、検知時刻t1から3秒経過した後)に、報知手段3に報知終了信号を出力するように構成されている。
尚、伝送終了信号及び報知終了信号を出力するタイミングは、上記の例に限られるものではなく、例えば、伝送終了信号を検知時刻t1から1分経過した後にFPGA12に出力し、報知終了信号を検知時刻t1から5秒経過した後に報知手段3に出力するようにしてもよいし、これらを同じタイミングで出力するようにしてもよい。或いは、これらを出力するタイミングは、使用者が自由に設定できるようにしてもよい。
送信手段17は、YUV/NTSC変換手段13から出力されるNTSC信号を伝送用の信号に変調してドアホン親機Bへ出力するものであり、後述するドアホン親機Bの受信手段4と伝送用の接続線Lを用いて接続されている。尚、送信手段17からモニタ装置B1への画像データの伝送のタイミングは、撮像手段10の撮像のタイミング(15FPS)と同期させている。
熱線式人体検知器2は、上記画像処理型人体検知器1とは異なる方法で検知領域内の人体検知を行い、夜間においても感度低下を引き起こすことのないもので、検知領域からの熱線を集光する光学系を構成するレンズ2aと、集光した熱線の変化を電気信号に変換する焦電素子2bと、電気信号を増幅する増幅回路2cと、増幅した信号のレベルを閾値と比較して検知領域内の人の滞在を検知する比較器2dとを備え、人体から放出される熱線によって人体を検知した時には人体検知信号を信号処理手段16へ出力する。
報知手段3は、侵入者に対して威嚇用の報知を行うためのものであって、視覚的な威嚇に用いられるライト3aや、聴覚的な威嚇に用いられる電気音響変換器(ブザーやスピーカ)等を備えており、信号処理手段16から報知開始信号を受け取ってから報知終了信号を受け取るまでの間、ライト3aを点灯したり、電気音響変換器から音声を出力したりするように構成されている。
以上によりカメラ装置Aは構成されており、次に、ドアホン親機Bについて説明する。ドアホン親機Bは、図1に示すように、カメラ装置Aから伝送された画像データに基づいて画像表示を行うモニタ装置B1を備えるとともに、ドアホン子器Cとの間で通話を行うための通話装置B2を備えている
モニタ装置B1は、前述の受信手段4と、信号処理手段5と、液晶ディスプレイ(LCD)等の画像表示手段6と、録画手段7と、RAM等の記憶装置からなる記憶手段7aと、再生手段8とを備えている。受信手段4は、送信手段17より伝送される伝送画像データを受信するためのものであり、カメラ装置Aの送信手段17と一の接続線Lによって接続されている。尚、受信手段4と送信手段17との間の伝送経路としては、接続線Lを用いる有線式のものに限らず、赤外線通信等の無線式のものであってもよい。
信号処理手段5は、例えば、CPU等からなり、受信手段4で受信した画像データを復調して、順次、画像表示手段6に表示する機能をソフトウェア等により実現している。録画手段7は、カメラ装置Aから伝送された伝送画像データに基づく画像を記憶手段7aに順次録画するものである。
再生手段8は、記憶手段7aに録画された画像を、画像表示手段6に表示するものであるが、本実施形態では、録画手段7が録画した画像から、過去画像データに基づく画像及び現在画像データに基づく画像のいずれか(どちらか)を抽出(選択)して画像表示手段6に表示できるように構成されている。
ところで、本実施形態では、図3(c)に示すように、画像伝送手段12aにより過去画像データと現在画像データとが1フレーム毎に交互に伝送されるので、過去画像データ及び現在画像データはそれぞれフレームレートが7.5FPSの画像データとして得られることになる(図3(d),(e)参照)。
そのため、過去画像データ及び現在画像データを撮像手段10のフレームレート(本実施形態では15FPS)に合わせて再生しようとすると、画像データ間(フレーム間)に時間的な空白が存在することになる。
そこで、本実施形態の再生手段8には、画像データ間の時間的な空白を補完するためのフレームメモリ(図示せず)を設けている。フレームメモリは、図3(d),(e)に示すように、再生した画像データを一時的に記憶し、画像データの再生後に、当該画像データと同じ画像データPを再生することで、過去画像データ及び現在画像データの画像データ間の時間的な空白を埋めるように構成されている。
一方、通話装置B2は、ドアホン子器Cとの間で通話を行うためのものであって、ドアホン子器Cとの間で音声データ等の送受信を行う通信手段(図示せず)や、音声入力用のマイク(図示せず)、音声出力用のスピーカ(図示せず)等を備えている。尚、ドアホン子器Cがカメラ付きのものであるならば、ドアホン子器Cの動作時に、ドアホン子器Cのカメラで撮像した画像を、画像表示手段6に表示するようにしてもよい。
以上によりカメラ装置A及びドアホン親機Bが構成されており、以下に、監視システムの動作について、図3(a)〜(e)を参照して説明する。
カメラ装置Aは、図3(a)に示すように、起動している間は、常時、撮像手段10により所定領域を15FPSのフレームレートで撮像しており、撮像手段10により得られた画像データP1…は、FPGA12に伝送される。FPGA12に伝送された画像データP1…は、画像伝送手段12aにより画像処理手段14へ送られる一方、画像蓄積手段12bによって、図3(b)に示すように、フレームレートが7.5FPSとなるように時間軸に対して圧縮されて記憶手段11に蓄積される、言い換えれば、撮像手段10により得られた画像データP1…は、1つおきに(画像データP2,P4,P6,…Pn…(但し、nは偶数)のみが)記憶手段11に蓄積される。
そして、画像処理手段14に送られた画像には、上述したように画像処理手段14による解析処理が為され、人を検知した際には、人体検知信号が画像処理手段14から信号処理手段16へ出力される。また、人の検知は、熱線式人体検知器2によっても行われており、この熱線式人体検知器2により人を検知した際には、熱線式人体検知器2から信号処理手段16へ人体検知信号が出力される。
ここで、時刻t1において画像処理型人体検知器1、又は熱線式人体検知器2、或いはその両方から人体検知信号が信号処理手段16に出力されると、信号処理手段16は、FPGA12に伝送開始信号を出力するとともに、報知手段3に報知開始信号を出力する。これにより報知手段3では、侵入者に対する威嚇用の報知が行われる。この報知は、例えば、検知時刻t1から3秒後の時刻に信号処理手段16から報知終了信号が出力されるまで継続される。
一方、伝送開始信号を受け取ったFPGA12では、画像伝送手段12aからYUV/NTSC変換手段13に画像データの伝送が開始される。ここで、画像伝送手段12aからYUV/NTSC変換手段13には、図3(c)に示すように、過去画像データ(画像データP2,P4,P6,P8…)の画像データ間に、現在画像データを挿入することで、過去画像データと現在画像データとを1フレーム毎に交互に並べた伝送画像データ(画像データP2,P17,P4,P19,P6,P21,P8…)が伝送される。
そして、YUV/NTSC変換手段13に伝送された伝送画像データである画像データP2,P17,P4,P19,P6,P21,P8…は、YUV信号からNTSC信号に変換された後に、送信手段17に出力され、この送信手段17によって伝送用に変調されてドアホン親機Bの受信手段4へ順次伝送される。
やがて、検知時刻t1から30秒経過すると、信号処理手段16からは伝送終了信号が出力され、これにより画像伝送手段12aからYUV/NTSC変換手段13への伝送画像データの伝送が終了される。
一方、ドアホン親機Bでは、受信手段4で受信した画像データが信号処理手段5によって復調される。そして、信号処理手段5によって、復調された画像データに基づく画像が、録画手段7によって記憶手段7aに順次録画される。同時に、再生手段8によって、画像表示手段6には、録画手段7によって記憶手段7aに順次録画された画像のうち、図3(e)に示すような現在画像データに基づく画像が表示される。尚、このように再生が終了した後には、図3(d)に示すような過去画像データに基づく画像と、図3(e)に示すような現在画像データに基づく画像のいずれを画像表示手段6に表示させるかは、再生手段8によって選択することができる。
以上述べたように本実施形態の監視システムでは、カメラ装置Aは、人体検知手段である画像処理型人体検知器1又は熱線式人体検知器2によって人の存在を検知した際に、時間軸に対して圧縮して蓄積された撮像時刻が検知時刻t1以前の画像データ(画像データP2,P4,P6,P8…P14)を有する画像データ群からなる過去画像データ(画像データP2,P4,P6,P8…P14…)の画像データ間に、撮像部10により撮像中の現在画像データ(画像データP17,P19,P21,P23…P29…)を挿入してなる伝送画像データ(P2,P17,P4,P19,P6,P21,P8,P23…P14,P29…)をモニタ装置B1に伝送するように構成されている。一方、モニタ装置B1は、カメラ装置Aから伝送された伝送画像データ(P2,P17,P4,P19,P6,P21,P8,P23…P14,P29…)に基づく画像を録画手段7により記憶手段7aに録画し、録画された画像データのうち過去画像データ(P2,P4,P6,P8,…P14…)に基づく画像及び現在画像データ(P17,P19,P21,P23…P29…)に基づく画像のいずれかを再生手段8により順次画像表示部6に表示するように構成されている。
したがって、本実施形態の監視システムによれば、一系統の伝送用線路だけで過去画像データと現在画像データの両方をカメラ装置Aからモニタ装置B1に伝送できるという効果を奏し、これにより過去画像データと現在画像データの両方を伝送するために個別の伝送用線路を用いなくて済み(二系統の伝送用線路を用いなくて済み)、その結果、伝送用の回路構成等のハード的な面と、伝送処理用のプログラム等のソフト的な面との両方の面において低コスト化が図れるという効果を奏する。
特に、過去画像データと現在画像データを交互に伝送するようにしているから、過去画像データ及び現在画像データのそれぞれの画像データ間の時間間隔を、過去画像データと現在画像データの両方を並行に伝送した場合に近付けることができ、これにより違和感のない画像が得られるという効果を奏する。
しかも、過去画像データと現在画像データが並行して伝送されるので、モニタ装置B1では、再生手段8によって、画像表示手段6に過去画像と現在画像のいずれの画像を表示させるかを選択でき、これにより、過去画像を表示させた後に現在画像を表示させれば、違和感のない画像表示を行うことが可能になるという効果を奏し、現在画像を先に表示させれば、現在の状況の確認をすぐに行うことが可能になるという効果を奏する。その結果、使用者の好みに合わせた使い方ができるという効果を奏する。また、過去画像を表示するから、検知時刻t1からモニタ装置B1で画像を表示するまでの間に人が通り過ぎてしまった場合でも、このような人をモニタ装置B1に表示できるという効果を奏する。
尚、上記の例では、カメラ装置Aから伝送画像データを受信したドアホン親機Bにおいて、信号処理手段5で復調した画像データに基づく画像を録画手段7で記憶手段7aに順次録画すると同時に、再生手段8によって画像表示手段6に、現在画像データに基づく画像を表示するようにしているが、過去画像データに基づく画像を表示してから、現在画像データに基づく画像を表示するようにしてもよいし、また、その逆であってもよい。
また尚、本実施形態では、時刻t0を検知時刻t1の1秒前としているが、時刻t0を検知時刻t1の0.5秒前や、2秒前、3秒前等としてもよいし、このような時刻t0の設定を、使用者が好みに応じて自由に設定できるようにしてもよい。
一方、本実施形態では、監視システムをドアホンシステムに組み込むようにしているが、勿論、監視システムとドアホンシステムとを別個に構築するようにしてもよい。
視システムのブロック構成示す説明図である。 視システムの設置状況を示す説明図である。 (a)は、撮像手段により得られる画像データの説明図であり、(b)は、カメラ装置の記憶手段に蓄積される画像データ(過去画像データ)の説明図であり、(c)は、モニタ装置に伝送される画像データ(伝送画像データ)の説明図であり、(d)は、モニタ装置で過去画像の表示を行う際の過去画像データの説明図であり、(e)は、モニタ装置で現在画像の表示を行う際の現在画像データの説明図である。
符号の説明
A カメラ装置
B1 モニタ装置
1 画像処理型人体検知器
10 撮像手段
12a 画像伝送手段
12b 画像蓄積手段
2 熱線式人体検知器
6 画像表示手段
8 再生手段

Claims (2)

  1. 住宅の屋外に設置されるカメラ装置と、該カメラ装置で得られた画像をモニタするモニタ装置を有するとともに住宅の屋内に設置されるドアホン親機と、カメラ装置とは別に住宅の屋外に設置されるドアホン子器とを備え、カメラ装置は、所定領域内の人の存在を検知する人体検知手段と、前記所定領域を撮像する撮像手段と、該撮像手段により得られた画像データ群を時間軸に対して圧縮して蓄積する画像蓄積手段と、人体検知手段が人の存在を検知した際に、画像蓄積手段により蓄積された画像データ群のうち少なくとも撮像時刻が検知時刻以前の画像データを有する画像データ群を撮像時刻順に並べてなる過去画像データの画像データ間に、撮像手段により撮像中の現在画像データを挿入してモニタ装置に伝送する伝送手段とを備え、モニタ装置は、画像表示手段と、カメラ装置から伝送された過去画像データ及び現在画像データに基づく画像を順次録画する録画手段と、録画手段が録画した画像から、過去画像データに基づく画像及び現在画像データに基づく画像のいずれかを抽出して画像表示手段に表示する再生手段とを備えていることを特徴とするドアホンシステム。
  2. 伝送手段は、過去画像データと現在画像データを交互に伝送するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のドアホンシステム。
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