JP4852942B2 - インキ吐出装置 - Google Patents

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本発明は、塗工装置およびこれを用いた皮膜形成方法に関する。塗工装置は液供給装置と液吐出部を備え、液供給装置から供給される液を液吐出部から吐出するものである。吐出又は供給される液としては、例えば、インキ、フォトレジスト、ペースト等を用いることができる。塗工装置として、例えば、インキ吐出印刷装置、スリットコータ、ダイコータ、ディスペンサ、浸漬塗工装置等を挙げることができる。本発明は、特に液(以下、吐出液とする。)が、不安定で固化しやすい着色インキであっても定常状態を崩さず精密に吐出制御が行なえる液供給装置を備える塗工装置に関する。
従来から、塗工装置の液供給装置は、紙,建築材料,半導体,光学部材、液晶部材をはじめとした幅広い分野でそれぞれの用途に応じた各種の方式のものが使用されている。
中でも、半導体や液晶部材等のエレクトロニクス分野においては、塗膜の品質、例えば表面の平滑性や膜厚の均一性等に対する要求が厳しく、しかも年々その要求水準は高くなるばかりであり、これに対応して液供給装置にも精密な制御を行なうことが求められるようになっている。
上記したような塗膜に高い品質が求められる分野で使用される液供給装置は、精密吐出制御を実現するために、配管内部にシリンダー、定流量ポンプや弁などを備えるのが一般的である(例えば、特許文献1〜3参照)。特許文献1では、半導体製造に用いるフォトレジストのスピンコータの配管内にシリンダーを設置して、フォトレジストの量を制御する方法が提案されている。特許文献2では、インキ吐出部を備えたインキ吐出装置において、ダイヤフラムによりインキの量を制御する方法が提案されている。また、特許文献3では、プラズマパネルディスプレイの蛍光体ペーストの塗工装置において、ポンプや弁で蛍光体ペーストの吐出量を制御する方法が提案されている。
ところが、使用する吐出液が不安定である場合、液滞留部や摺動部を持つシリンダー、ポンプ、弁は吐出液由来の異物発生の原因となる。例えば液晶用カラーフィルターの製造において、吐出液として顔料分散型のフォトレジストやインキがしばしば用いられるが、弁の開閉によって顔料分が凝集し異物を発生したり、シリンダーやポンプの液置換性の悪い部分に、吐出液が固化して滞留・凝固した異物が発生する。
このような問題に対して、特許文献5では、吐出部に設けられたダイヘッドにポンプの機能を組み込んだダイコータが提案されている。この装置では、ポンプに相当する機構は依然として残るものの、ダイヘッドのマニホールドとポンプのマニホールドを1つにまとめることにより配管系を簡略化し、実質的にポンプのない構成と同程度まで配管容積を減少させている。
特許文献4では、気体による加圧式の供給容器を使用し、弁の開閉を細かく操作することでポンプなしに吐出液の制御が行なえるダイコータが提案されている。この装置を使用すると、ポンプに関しては全く接続せずに液吐出を行なうことも可能である。
特許文献6では、インキ吐出装置において、配管内に吸引ポンプを設けて異物を除去する方法が提案されている。
特開平6−326015号公報 特開平10−52923号公報 特開平11−333352号公報 特開2002−254008号公報 特開2003−340353号公報 特開2004−98611号公報
そもそも、本来、液供給装置において欠くべからざる部分として挙げられるのは吐出液の供給部と目的に合わせた形状をなした吐出部なのであって、それ以外の構成要素は、吐出液の接液面からは極力排除されていることが望ましい。特に吐出液が不安定である場合は上記したような異物発生の問題が生じるため、ポンプや弁といった吐出制御機構は、それなしでも要求される精度の塗工が行なえる限り、使用すべきものではない。
しかし、上記従来の技術では、いずれも吐出液の吐出量を制御するため、吐出液の配管途中にシリンダー、ポンプ、弁を用いている。このため、配管途中の異物の発生を完全に防止できるものではなかった。
すなわち、上記特許文献4の装置では、ポンプなしで吐出を行なうことは可能であるものの、弁の使用は必須であり、吐出液が不安定なものであった場合にこれの開閉によってやはり異物の発生が懸念される。さらに該装置では、精密な吐出制御にはどうしても一部制約を生ずるという問題もある。例えば、気体による塗工液の加圧と弁の開閉操作のみでは逆引き動作(サックバック)は実現不可能である。
特許文献5の装置では、装置としてのポンプは具備していないものの、液吐出部のマニホールドが実質的にポンプの機構を有しており、かつ該機構が摺動部を持つ構造となっているため、吐出液が不安定なものであった場合にヘッドマニホールド部で異物が誘発される恐れが高い。
同様に特許文献6でも吐出液の制御に弁を使用しており、また吸引ポンプが直接吐出液配管に接続されていることから、弁や吸引ポンプに異物が発生するおそれがある。
本発明は、上記したような課題を解決すべく、吐出動作において吐出液供給ユニットと液吐出部間の異物の発生の原因となる吐出制御機構を必要とせずに、精密な吐出制御が可能な液供給装置を提供することを目的とする。
本発明において上記課題を達成するための請求項1に記載の発明、少なくとも、吐出液供給ユニットと、
前記吐出液供給ユニットに接続されたインキ吐出部を備えるインキ吐出装置において、
前記吐出液供給ユニットが、少なくとも、作動液供給ユニットに接続された外容器と、
前記外容器の内部に内蔵され、インキ吐出部と接続された内容器と、
前記外容器及び前記作動液供給ユニットに接続された制御ユニットと、を備えており、
前記作動液を前記制御ユニットにより前記外容器内に供給することによって前記作動液の圧力により前記内容器内の前記吐出液を前記インキ吐出部に供給し、
前記作動液を前記制御ユニットにより前記外容器から排出することによって前記作動液の圧力により前記吐出液を前記インキ吐出部の出口部分から内部に引き戻すことを特徴とするインキ吐出装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御ユニットが定流量ポンプに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のインキ吐出装置である。
請求項3に記載の発明は、前記定流量ポンプを制御する制御ユニットを備えていることを特徴とする請求項2に記載のインキ吐出装置である。
請求項4に記載の発明は、前記外容器に接続された作動液エアベント弁を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインキ吐出装置である。
請求項5に記載の発明は、少なくとも、吐出液供給部と、
前記吐出液供給部に接続された吐出液供給ユニットと、
前記吐出液供給ユニットに接続されたインキ吐出部を備えるインキ吐出装置において、
前記吐出液供給ユニットが、少なくとも、吐出液供給部とインキ吐出部に接続された外容器と、
前記外容器に内蔵され、作動液供給ユニットに接続された内容器と、
前記内容器及び前記作動液供給ユニットに接続された制御ユニットと、を備えており、
前記作動液を前記制御ユニットにより前記内容器内に供給することによって前記作動液の圧力により前記外容器内の前記吐出液を前記インキ吐出部に供給し、
前記作動液を前記制御ユニットにより前記内容器から排出することによって前記作動液の圧力により前記吐出液を前記インキ吐出部の出口部分から内部に引き戻すことを特徴とするインキ吐出装置である。
請求項6に記載の発明は、前記内容器及び前記作動液供給ユニットに接続された定流量ポンプを備えていることを特徴とする請求項5に記載のインキ吐出装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御ユニットが定流量ポンプに接続されていることを特徴とする請求項6に記載のインキ吐出装置である。
請求項8に記載の発明は、前記内容器に接続された作動液エアベント弁を備えていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のインキ吐出装置である。
請求項9に記載の発明は、前記外容器及び吐出液供給部に接続された供給弁を有することを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のインキ吐出装置である
本発明の1つの態様によると、液供給装置100は、外容器11と外容器の内部に内蔵された内容器12を備える。そして、作動液供給ユニット20に接続された外容器11に制御ユニット50で制御された一定量の作動液を供給し、これにより内容器12を一定圧力に加圧して吐出液を液吐出部40に供給するため、作動液の流量制御で精密な吐出液の吐出制御が可能となる。このため、吐出液接液面から摺動部等の異物発生要因を排除でき、不安定な吐出液であっても定常状態を保ったままの精密な吐出が実現される。
また、本発明の別の態様によると、液供給装置は、外容器11と外容器の内部に内蔵された内容器12を備える。外容器11は吐出液供給部70と供給弁82aを通じて接続されている。供給弁82aは外容器11に吐出液を補充する際のみ開かれ、それ以外の時は閉じている。そして、作動液供給ユニット20に接続された外容器11に制御ユニット50で制御された一定量の作動液を供給し、これにより外容器11を一定圧力に加圧して吐出液を液吐出部40に供給するため、作動液の流量制御で精密な吐出液の吐出制御が可能となる。このため、吐出液接液面から摺動部等の異物発生要因を必要最小限まで排除でき、不安定な吐出液であっても定常状態を保ったままの精密な吐出が実現される。
制御ユニット50は定流量ポンプ30を介して接続することで、一定量の作動液を精度よく導入することができる。
以下、本発明の実施の形態につき説明する。
本発明の塗工装置は、少なくとも液供給装置と液吐出部を含むものである。本発明の塗工装置は、例えば、(1)複数のインキ供給口からインキを吐出し複数の種類のパターンを同時に形成するインキ吐出装置、(2)フォトレジストなどの感光性材料を吐出可能なスピンコータ、ダイコータ、ディスペンサ等単一の吐出口から吐出液を塗布する塗布装置を含むものである。その他、本発明の液供給装置は配管を解して所望の量の液体を吐出口から供給するあらゆる装置を含むものである。
本発明の液供給装置を前記(1)インキ吐出装置とする場合、インキ吐出部が液吐出部に相当する。発明の液供給装置を前記(2)塗布装置とする場合、液吐出部はスピンコータヘッド、ダイヘッド、吐出ノズル等の各種塗工ヘッドに相当する。
本発明の液吐出装置に用いる吐出液はその用途・目的に応じて、着色顔料、染料、有機発光剤、感光性樹脂、その他の機能性材料を含むインキ、フォトレジスト、機能性溶液等を用いることができ、圧力を伝達することが可能な流体であれば特に制限されない。
作動液は容器を通じて圧力を伝達することが可能な流体を用いる事ができ、例えば、水、有機溶剤、シリコーンオイル等を用いることができる。
図1は本発明の液供給装置の第1の態様を示す液供給装置100の模式構成図である。
本発明の液供給装置100は、図1に示すように、吐出液を液吐出部40に供給する吐出液供給ユニット10と、作動液を蓄える作動液供給ユニット20と、作動液を吐出液供給ユニット10に移送するための定流量ポンプ30と、被吐出基材に塗膜を形成するための液吐出部40と、吐出液の吐出制御を行なう制御ユニット50とから構成されており、作動液供給ユニット20と吐出液供給ユニット10とは定流量ポンプ30を介し作動液配管61a,61bによって接続されていて、さらに吐出液供給ユニット10と液吐出部40とは吐出液配管71によって接続されている。
図2は本発明の液供給装置の第2の態様を示す液供給装置100の模式構成図である。
本発明の液供給装置100は、図1に示すように、吐出液を液吐出部40に供給する吐出液供給ユニット10と、作動液を蓄える作動液供給ユニット20と、作動液を吐出液供給ユニット10に移送するための定流量ポンプ30と、被吐出基材に塗膜を形成するための液吐出部40と、吐出液の吐出制御を行なう制御ユニット50とから構成されており、作動液供給ユニット20と吐出液供給ユニット10とは定流量ポンプ30を介し作動液配管61a,61bによって接続されていて、さらに吐出液供給ユニット10と液吐出部40とは吐出液配管71によって接続されている。さらに吐出液供給ユニット10は、供給弁82aを介して、吐出液を供給する吐出液供給部70に接続されている。
図3は第1の態様における吐出液供給ユニットの模式図である。
吐出液供給装置100は吐出液供給ユニット10を備えているのが特徴で、吐出液供給ユニット10は外容器11および吐出液が充填された内容器12とから構成される。外容器11には作動液22が満たされており、さらに定流量ポンプ30によって、作動液配管61bを介して作動液22を出し入れ可能となっている。これにより内容器12に所定の圧力がかかる。この圧力で内容器12に充填された吐出液13が吐出液配管71を介して液吐出部から吐出される。定流量ポンプ30は制御ユニット50にて制御される。
具体的には、吐出時、まず作動液供給ユニット20より定流量ポンプ30によって作動液22が外容器11に送り込まれ、その圧力が外容器11に内蔵された内容器12に伝わる。この圧力が吐出液13に伝達されることにより、送り込まれた作動液の量と同容積の吐出液13が容器外へ移送されて、吐出液配管71を通り液吐出部40へ供給される結果、液吐出部40による安定した吐出が実現する。
作動液を外容器11から吸引することも可能で、吸引時は、定流量ポンプ30によって作動液22が吐出液供給ユニット10から排出され、その力が内容器12を介して吐出液13に伝達されることにより、吸い出された量と同容積の吐出液13が吐出液配管71から容器内へ還流し、液吐出部40の出口部分に付着残留していた吐出液は内部に引き戻される。
配管系内には気体が存在せず、定流量ポンプ30の動作は液吐出部40出口の吐出液の挙動として即座に反映されるため、吐出液が接する系にポンプや弁などの吐出制御機構が存在せずとも精密な吐出が行なえる。
また、吐出液供給ユニット10においては、外容器11のうち作動液の接する部分の最も高い位置に空気抜き用として作動液エアベント弁62が接続することが好ましい。
作動液22に気体が混入した際には、作動液エアベント弁62を開くとともに作動液配管61bから作動液22を送り込むことにより、作動液22とともに気体を作動液エアベント配管61cより排出することで気体を外容器11から除去できる。また、吐出液供給ユニット10は、吐出液13が充填されている内容器12の最も高い位置に空気抜き用として、吐出液エアベント配管(図示せず)と吐出液エアベント弁(図示せず)を配置することもできる。そうして、吐出液13に気体が混入した際には、吐出液エアベント弁を開くとともに作動液配管から作動液22を送り込むことにより、吐出液13とともに気体を吐出液エアベント配管より排出することでこれを内容器12から除去できる。
図4は第2の態様における吐出液供給ユニットの模式図である。
吐出液供給装置100は吐出液供給ユニット10を備えているのが特徴で、吐出液供給ユニット10は吐出液が充填された外容器11および内容器12とから構成される。内容器12には作動液130が満たされており、さらに定流量ポンプ30によって、作動液配管91を介して作動液130を出し入れ可能となっている。これにより外容器11に所定の圧力がかかる。この圧力で外容器11に充填された吐出液220が吐出液配管91bを介して液吐出部から吐出される。なお、供給弁82は通常は閉じられる。外容器11の吐出液220の残量が少量となった場合、供給弁82を開くことで、吐出液配管81cを介して吐出液を補充できる。また、定流量ポンプ30は制御ユニット50にて制御されている。
具体的には、吐出時、まず作動液供給ユニット20より定流量ポンプ30によって作動液130が外容器11に内蔵された内容器12に送り込まれ、その圧力が外容器11に伝わる。この圧力が吐出液220に伝達されることにより、送り込まれた作動液の量と同容積の吐出液13が容器外へ移送されて、吐出液配管71を通り液吐出部40へ供給される結果、液吐出部40による安定した吐出が実現する。
作動液を内容器11から吸引することも可能で、吸引時は、定流量ポンプ30によって作動液22が吐出液供給ユニット10から排出され、その力が内容器12を介して吐出液220に伝達されることにより、吸い出された量と同容積の吐出液220が吐出液配管91bから容器内へ還流し、液吐出部40の出口部分に付着残留していた吐出液は内部に引き戻される。
配管系内には気体が存在せず、定流量ポンプ30の動作は液吐出部40出口の吐出液の挙動として即座に反映されるため、吐出液が接する系にポンプや弁などの吐出制御機構が存在せずとも精密な吐出が行なえる。
また、吐出液供給ユニット10においては、内容器12のうち作動液の接する部分の最も高い位置に空気抜き用として、作動液エアベント配管(図示せず)と作動液エアベント弁(図示せず)が接続することが好ましい。作動液130に気体が混入した際には、作動液エアベント弁を開くとともに作動液配管91から作動液130を送り込むことにより、作動液130とともに気体を作動液エアベント配管より排出することで気体を内容器12から除去できる。また、吐出液供給ユニット10は、吐出液220が充填されている外容器12の最も高い位置に空気抜き用として、吐出液エアベント配管(図示せず)と吐出液エアベント弁(図示せず)を配置することもできる。そうして、吐出液220に気体が混入した際には、吐出液エアベント弁を開くとともに作動液配管91から作動液を送り込むことにより、吐出液220とともに気体を吐出液エアベント配管より排出することでこれを外容器11から除去できる。
前記したエアベント弁は、吐出液供給ユニットの外容器あるいは内容器のどちらかに設けるか、または外容器および内容器の双方にそれぞれエアベント弁を設けてもよい。ただし、外容器と内容器のエアベント弁を同時に開放すると気体排出の効果は得られない点に注意する。もちろん、作動液および吐出液の双方について、吐出液供給ユニット内に混入した気体を除く他の手段を確保できるのであれば、吐出液供給ユニットにエアベント弁を設けない構成も可能である。
この前記した2つの態様においては、
吐出液13を内容器12に充填して作動液22を外容器11に供給している第1の態様と、吐出液220を外容器11に充填供給し、作動液130を内容器12に充填している第2の態様が示されている。このうち第1の態様で本発明を実施する場合は、塗膜の品質および吐出装置の保守性を考慮すると、内容器12に吐出液を充填して該吐出液を使い切るたびに内容器12ごと交換する形態での運用が合理的と考えられる。
また、いずれの態様においても、外容器11の材質は特に限定されないが、吐出・吸引の過程における圧力の変動によって体積変化が生じないことが必要である。このため、ステンレス等の金属、セラミックス、石材など体積変化を生じないものを用いることが好適である。同じく内容器12の材質も特に限定されないが、適度な柔軟性を有し、作動液および吐出液に含まれる成分により変質しないことかつこれらを透過しないことが求められる。かかる事情を考慮すると、ポリエチレン、リプロピレン、TFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の樹脂が望ましい。
また本発明の装置は、塗工のみに限定されず、不安定な液体を精密に吐出制御することが求められる分野、例えば薬液・食品の充填等に適用することも可能である。
本発明の液供給装置の一態様を示す模式図である。 本発明の液供給装置の一態様を示す模式図である。 本発明の液供給装置の吐出液供給ユニットの一態様を示す模式図である。 本発明の液供給装置の吐出液供給ユニットの一態様を示す模式図である。
符号の説明
10……吐出液供給ユニット
11……内容器
12……外容器
13……吐出液
130…作動液
20……作動液供給ユニット
22……作動液
220…吐出液
30……定流量ポンプ
40……液吐出部
50……制御ユニット
61a、61b……作動液配管
61c……作動液エアベント配管
62……作動液エアベント弁
70……吐出液供給部
71……吐出液配管
81c……吐出液配管
82……供給弁
82a…供給弁
91……作動液配管
91b……吐出液配管
100……液供給装置

Claims (9)

  1. 少なくとも、吐出液供給ユニットと、
    前記吐出液供給ユニットに接続されたインキ吐出部を備えるインキ吐出装置において、
    前記吐出液供給ユニットが、少なくとも、作動液供給ユニットに接続された外容器と、
    前記外容器の内部に内蔵され、インキ吐出部と接続された内容器と、
    前記外容器及び前記作動液供給ユニットに接続された制御ユニットと、を備えており、
    前記作動液を前記制御ユニットにより前記外容器内に供給することによって前記作動液の圧力により前記内容器内の前記吐出液を前記インキ吐出部に供給し、
    前記作動液を前記制御ユニットにより前記外容器から排出することによって前記作動液の圧力により前記吐出液を前記インキ吐出部の出口部分から内部に引き戻すことを特徴とするインキ吐出装置。
  2. 前記制御ユニットが定流量ポンプに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のインキ吐出装置。
  3. 前記定流量ポンプを制御する制御ユニットを備えていることを特徴とする請求項2に記載のインキ吐出装置。
  4. 前記外容器に接続された作動液エアベント弁を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインキ吐出装置。
  5. 少なくとも、吐出液供給部と、
    前記吐出液供給部に接続された吐出液供給ユニットと、
    前記吐出液供給ユニットに接続されたインキ吐出部を備えるインキ吐出装置において、
    前記吐出液供給ユニットが、少なくとも、吐出液供給部とインキ吐出部に接続された外容器と、
    前記外容器に内蔵され、作動液供給ユニットに接続された内容器と、
    前記内容器及び前記作動液供給ユニットに接続された制御ユニットと、を備えており、
    前記作動液を前記制御ユニットにより前記内容器内に供給することによって前記作動液の圧力により前記外容器内の前記吐出液を前記インキ吐出部に供給し、
    前記作動液を前記制御ユニットにより前記内容器から排出することによって前記作動液の圧力により前記吐出液を前記インキ吐出部の出口部分から内部に引き戻すことを特徴とするインキ吐出装置。
  6. 前記内容器及び前記作動液供給ユニットに接続された定流量ポンプを備えていることを特徴とする請求項5に記載のインキ吐出装置。
  7. 前記制御ユニットが定流量ポンプに接続されていることを特徴とする請求項6に記載のインキ吐出装置。
  8. 前記内容器に接続された作動液エアベント弁を備えていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のインキ吐出装置。
  9. 前記外容器及び吐出液供給部に接続された供給弁を有することを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のインキ吐出装置。
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