JP4851565B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に係り、特に、通信プロトコルとしてIPv4(IPv4:Internet Protocol version 4)を使用するIPv4端末と、通信プロトコルとしてIPv6(IPv6:Internet Protocol version 6)を使用するIPv6端末間のマルチキャスト通信を行う通信装置に関する。
近年、インターネットに対する接続ホスト数が急増するにつれて、32ビットのアドレス空間を持つIPv4(インターネットプロトコルのバージョン4)だけでは、アドレス空間が枯渇することが想定される。このアドレス空間の枯渇を回避するために、IPv4の次期バージョンであるIPv6が開発され、新しい端末(例えば、移動IP端末)のネットワーク化手段として注目されている。
このIPv4を使用するIPv4端末とIPv6を使用するIPv6端末間での通信を実現する方法としては、例えば、特開平10−136052号公報に記載された技術が挙げられる。この特開平10−136052号公報では、通信経路途中の装置に実装したDNSプロトコル拡張技術(DNS:Domain Name System)によって、IPv4アドレスとIPv6アドレスの対応を管理するIPアドレス変換テーブルを作成すると共に、このIPアドレス変換テーブルに基づいて、IPv4ヘッダ−IPv6ヘッダ変換を行う。これにより、IPv4端末とIPv6端末間の通信を行うことができる。
特開平10−136052号公報
しかしながら、上述の技術では、IPv4端末とIPv6端末間のIPユニキャスト通信を行うことはできるが、IPマルチキャスト通信を行うことができなかった。ここで、ユニキャストは、1対1の通信、マルチキャストは、1対特定多数の通信(特定のグループ内の通信)のことをいう。
本発明は、以上の点に鑑み、IPv4端末から放送されるIPマルチキャストパケットを、IPv6端末で受信すると共に、IPv6端末から放送されるIPマルチキャストパケットを、IPv4端末で受信する通信装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の解決手段によると、
通信プロトコルとしてIPv4を使用する少なくとも1つの第1の装置と、通信プロトコルとしてIPv6を使用する少なくとも1つの第2の装置との間でネットワークを介してマルチキャストパケットの中継を行う通信装置であって、
前記少なくとも1つの第1の装置または前記少なくとも1つの第2の装置の何れかにネットワークを介して接続される2以上のインタフェース部と、
前記2以上のインタフェース部のうちの何れかのインタフェース部より受信した前記マルチキャストパケットを何れかの他のインタフェース部に中継する送受信部と、
前記少なくとも1つの第2の装置から、第1のIPv6マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv6マルチキャストパケットの受信を要求するメッセージを前記インタフェース部の何れかから受信した場合に、前記メッセージを受信したインタフェースを、前記第1のIPv6マルチキャストアドレスに対応する第1のIPv4マルチキャストアドレスと対応付けて記憶するための記憶部と、
前記送受信部が前記少なくとも1つの第1の装置から前記第1のIPv4マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv4マルチキャストパケットを受信すると、前記IPv4マルチキャストパケットに宛先アドレスとして含まれる前記第1のIPv4マルチキャストアドレスを前記対応する前記第1のIPv6マルチキャストアドレスに変換し、前記IPv4マルチキャストパケットから、前記第1のIPv6マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv6マルチキャストパケットを作成する変換部と
を備え、
前記送受信部は、作成された前記IPv6マルチキャストパケットを、前記記憶部に前記第1のIPv4マルチキャストアドレスと対応付けて記憶されたインタフェースに送信する
通信装置を提供する。
これにより、IPv4ネットワークのIPv4端末が放送するIPマルチキャストパケットを、IPv6ネットワークのIPv6端末で受信できる。その際、変換装置がIPv4端末及びIPv6端末との間で行う処理は、全てRFC記載の技術であり、IPv4端末及びIPv6端末に新たな変更を加える必要は無い。
本発明の第2の解決手段によると、
通信プロトコルとしてIPv6を使用する少なくとも1つの第1の装置と、通信プロトコルとしてIPv4を使用する少なくとも1つの第2の装置との間でネットワークを介してマルチキャストパケットの中継を行う通信装置であって、
前記少なくとも1つの第1の装置または前記少なくとも1つの第2の装置の何れかにネットワークを介して接続される2以上のインタフェース部と、
前記2以上のインタフェース部のうちの何れかのインタフェース部より受信した前記マルチキャストパケットを何れかの他のインタフェース部に中継する送受信部と、
前記少なくとも1つの第2の装置から、第1のIPv4マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv4マルチキャストパケットの受信を要求するメッセージを前記インタフェース部の何れかから受信した場合に、前記メッセージを受信したインタフェースを、前記第1のIPv4マルチキャストアドレスに対応する第1のIPv6マルチキャストアドレスと対応付けて記憶するための記憶部と、
前記送受信部が前記少なくとも1つの第1の装置から前記第1のIPv6マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv6マルチキャストパケットを受信すると、前記IPv6マルチキャストパケットに宛先アドレスとして含まれる前記第1のIPv6マルチキャストアドレスを前記対応する前記第1のIPv4マルチキャストアドレスに変換し、前記IPv6マルチキャストパケットから、前記第1のIPv4マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv4マルチキャストパケットを作成する変換部とを備え、
前記送受信部は、作成された前記IPv4マルチキャストパケットを、前記記憶部に前記第1のIPv6マルチキャストアドレスと対応付けて記憶されたインタフェースに送信する通信装置を提供する。
これにより、IPv6ネットワークのIPv6端末が放送するIPマルチキャストパケットをIPv4ネットワークのIPv4端末で受信できる。その際、変換装置がIPv4端末及びIPv6端末との間で行う処理は、全てRFC記載の技術であり、IPv4端末及びIPv6端末に新たな変更を加える必要は無い。
本発明の第3の解決手段によると、
IPv4端末を含むIPv4ネットワークとIPv6端末を含むIPv6ネットワークとの間に配置され、IPパケットの送受信を行う変換装置を備えた通信ネットワークシステムにおけるマルチキャスト通信装置であって、
IPパケットの送受信を行うIP送受信手段と、
IPヘッダ変換に使うIPアドレスを保持する変換用IPアドレス保持手段と、
IPv4とIPv6のアドレスを対応付けて保持するIPアドレス変換情報保持手段と、
IPv4とIPv6のIPヘッダ変換を行うIPヘッダ変換手段と、
IPv4とIPv6のIPマルチキャストサーバから放送されるIPマルチキャストパケットを中継すべきIPネットワークに関するIPマルチキャスト経路制御情報を相互に変換して経路制御を行うIPマルチキャスト経路制御情報管理手段と、
IPマルチキャストメンバを管理するIPマルチキャストメンバシップ情報管理手段と
を備え、
IPヘッダ変換手段は、
前記IP送受信手段から渡されるIPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレスを、前記IPアドレス変換情報保持手段に問い合わせて、対応するIPv6アドレスを用いたIPv6終点アドレスに変換すると共に、
IPv4マルチキャストパケットのIPv4始点アドレスを、前記IPアドレス変換情報保持手段に問い合わせて、対応するIPv6アドレスを用いたIPv6始点アドレスに変換するIPヘッダ変換によって、
IPv4マルチキャストパケットからIPv6マルチキャストパケットを作成すると共に、IPv6ネットワークへの送出を前記IP送受信手段に指示し、
前記IP送受信手段から渡されるIPv6マルチキャストパケットのIPv6終点アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段に問い合わせて、対応するIPv4アドレスを用いたIPv4終点アドレスに変換すると共に、
IPv6マルチキャストパケットのIPv6始点アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段に問い合わせて、対応するIPv4アドレスを用いたIPv4始点アドレスに変換するIPヘッダ変換によって、
IPv6マルチキャストパケットからIPv4マルチキャストパケットを作成すると共に、IPv4ネットワークへの送出をIP送受信手段に指示するようにしたマルチキャスト通信装置を提供する。
第1の観点では、本発明は、IPv4ネットワークとIPv6ネットワークとそれら両方に接続された変換装置とからなる通信ネットワークシステムにおいて、IPv4ネットワークのIPv4端末とIPv6ネットワークのIPv6端末とがIPマルチキャスト通信する方法であって、
(a)前記変換装置は、RFC2236(RFC:Request for Comments)やRFC2710等に記載されているIPマルチキャストグループメンバシッププロトコルおよびRFC2362やdraft-ietf-pim-v2-dm-03.txt等に記載されているIPマルチキャスト経路制御プロトコルにしたがって、IPv4ネットワークにはIPv4マルチキャストルータとして動作し、IPv6ネットワークにはIPv6マルチキャストルータとして動作し、
(b)前記IPv4端末が放送するIPv4マルチキャストパケットのグループのIPv4アドレスに固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を追加してできるIPv6アドレスのグループへの加入要求を前記IPv6端末から受け取ると、前記グループのIPv6アドレスをIPマルチキャストグループメンバシッププロトコルの管理情報に反映すると共に、前記グループのIPv6アドレスと前記グループのIPv4アドレスを対応付け、さらに前記グループのIPv4アドレスに対する中継要求としてIPマルチキャスト経路制御プロトコルの管理情報に反映し、隣接するIPv4マルチキャストルータとIPマルチキャスト経路制御情報を交換し、
(c)前記変換装置は、前記IPv4端末が放送するIPv4マルチキャストパケットを受信すると、前記IPv4マルチキャストパケットに含まれるIPv4終点アドレスをそれに対応するIPv6アドレスを用いたIPv6終点アドレスに変換するとともに、前記管理者の指示にしたがって予め前記変換装置内に蓄えてあったIPv6ユニキャストアドレスの中の1つを選択してそれを用いたIPv6始点アドレスに前記IPv4マルチキャストパケットに含まれるIPv4始点アドレスを変換するIPヘッダ変換によって、前記IPv4マルチキャストパケットからIPv6マルチキャストパケットを作成し、IPv6ネットワークに送出し、
(d)前記IPv6端末は、前記IPv6マルチキャストパケットを受信することを特徴とするIPv4−IPv6マルチキャスト通信の方法を提供する。
第2の観点では、本発明は、IPv4ネットワークとIPv6ネットワークとそれら両方に接続された変換装置とからなる通信ネットワークシステムにおいて、IPv4ネットワークのIPv4端末とIPv6ネットワークのIPv6端末とがIPマルチキャスト通信する方法であって、
(a)前記変換装置は、RFC2236やRFC2710等に記載されているIPマルチキャストグループメンバシッププロトコルおよびRFC2362やdraft-ietf-pim-v2-dm-03.txt等に記載されているIPマルチキャスト経路制御プロトコルにしたがって、IPv4ネットワークにはIPv4マルチキャストルータとして動作し、IPv6ネットワークにはIPv6マルチキャストルータとして動作し、(b)前記IPv6端末が放送するIPv6マルチキャストパケットのグループのIPv6アドレスから固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を削除してできるIPv4アドレスのグループへの加入要求を前記IPv4端末から受け取ると、前記グループのIPv4アドレスをIPマルチキャストグループメンバシッププロトコルの管理情報に反映すると共に、前記グループのIPv4アドレスと前記グループのIPv6アドレスを対応付け、さらに前記グループのIPv6アドレスに対する中継要求としてIPマルチキャスト経路制御プロトコルの管理情報に反映し、隣接するIPv6マルチキャストルータとIPマルチキャスト経路制御情報を交換し、
(c)前記変換装置は、前記IPv6端末が放送するIPv6マルチキャストパケットを受信すると、前記IPv6マルチキャストパケットに含まれるIPv6終点アドレスをそれに対応するIPv4アドレスを用いたIPv4終点アドレスに変換するとともに、前記管理者の指示にしたがって予め前記変換装置内に蓄えてあったIPv4ユニキャストアドレスの中の1つを選択してそれを用いたIPv4始点アドレスに前記IPv6マルチキャストパケットに含まれるIPv6始点アドレスを変換するIPヘッダ変換によって、前記IPv6マルチキャストパケットからIPv4マルチキャストパケットを作成し、IPv4ネットワークに送出し、
(d)前記IPv4端末は、前記IPv4マルチキャストパケットを受信することを特徴とするIPv4−IPv6マルチキャスト通信の方法を提供する。
第3の観点では、本発明は、IPv4ネットワークとIPv6ネットワークとそれら両方に接続された変換装置とからなる通信ネットワークシステムにおいて、IPv4ネットワークのIPv4端末とIPv6ネットワークのIPv6端末とがIPマルチキャスト通信する方法であって、
(a)前記変換装置は、RFC2236やRFC2710等に記載されているIPマルチキャストグループメンバシッププロトコルおよびRFC2362やdraft-ietf-pim-v2-dm-03.txt等に記載されているIPマルチキャスト経路制御プロトコルにしたがって、IPv4ネットワークにはIPv4マルチキャストルータとして動作し、IPv6ネットワークにはIPv6マルチキャストルータとして動作し、(b)前記IPv4端末が放送するIPv4マルチキャストパケットのグループのIPv4アドレスに固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を追加してできるIPv6アドレスのグループのパケットの中継を要求するIPマルチキャスト経路制御情報を、隣接するIPv6マルチキャストルータから受け取ると、前記グループのIPv6アドレスと前記グループのIPv4アドレスを対応付け、さらに前記グループのIPv4アドレスに対する中継要求としてIPマルチキャスト経路制御プロトコルの管理情報に反映し、隣接するIPv4マルチキャストルータとIPマルチキャスト経路制御情報を交換し、
(c)前記変換装置は、前記IPv4端末が放送するIPv4マルチキャストパケットを受信すると、前記IPv4マルチキャストパケットに含まれるIPv4終点アドレスをそれに対応するIPv6アドレスを用いたIPv6終点アドレスに変換するとともに、前記管理者の指示にしたがって予め前記変換装置内に蓄えてあったIPv6ユニキャストアドレスの中の1つを選択してそれを用いたIPv6始点アドレスに前記IPv4マルチキャストパケットに含まれるIPv4始点アドレスを変換するIPヘッダ変換によって、前記IPv4マルチキャストパケットからIPv6マルチキャストパケットを作成し、IPv6ネットワークに送出し、
(d)前記IPv6端末は、前記IPv6マルチキャストパケットを受信することを特徴とするIPv4−IPv6マルチキャスト通信の方法を提供する。
これにより、IPv4ネットワークのIPv4端末が放送するIPマルチキャストパケットをIPv6ネットワークのIPv6端末で受信できる。その際、前記変換装置が前記IPv4端末および前記IPv6端末との間で行う処理は、全てRFC記載の技術であり、前記IPv4端末および前記IPv6端末に新たな改造を加える必要は無い。
第4の観点では、本発明は、IPv4ネットワークとIPv6ネットワークとそれら両方に接続された変換装置とからなる通信ネットワークシステムにおいて、IPv4ネットワークのIPv4端末とIPv6ネットワークのIPv6端末とがIPマルチキャスト通信する方法であって、
(a)前記変換装置は、RFC2236やRFC2710等に記載されているIPマルチキャストグループメンバシッププロトコルおよびRFC2362やdraft-ietf-pim-v2-dm-03.txt等に記載されているIPマルチキャスト経路制御プロトコルにしたがって、IPv4ネットワークにはIPv4マルチキャストルータとして動作し、IPv6ネットワークにはIPv6マルチキャストルータとして動作し、(b)前記IPv6端末が放送するIPv6マルチキャストパケットのグループのIPv6アドレスから固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を削除してできるIPv4アドレスのグループのパケットの中継を要求するIPマルチキャスト経路制御情報を、隣接するIPv4マルチキャストルータから受け取ると、前記グループのIPv4アドレスと前記グループのIPv6アドレスを対応付け、さらに前記グループのIPv6アドレスに対する中継要求としてIPマルチキャスト経路制御プロトコルの管理情報に反映し、隣接するIPv6マルチキャストルータとIPマルチキャスト経路制御情報を交換し、
(c)前記変換装置は、前記IPv6端末が放送するIPv6マルチキャストパケットを受信すると、前記IPv6マルチキャストパケットに含まれるIPv6終点アドレスをそれに対応するIPv4アドレスを用いたIPv4終点アドレスに変換するとともに、前記管理者の指示にしたがって予め前記変換装置内に蓄えてあったIPv4ユニキャストアドレスの中の1つを選択してそれを用いたIPv4始点アドレスに前記IPv6マルチキャストパケットに含まれるIPv6始点アドレスを変換するIPヘッダ変換によって、前記IPv6マルチキャストパケットからIPv4マルチキャストパケットを作成し、IPv4ネットワークに送出し、
(d)前記IPv4端末は、前記IPv4マルチキャストパケットを受信することを特徴とするIPv4−IPv6マルチキャスト通信の方法を提供する。
これにより、IPv6ネットワークのIPv6端末が放送するIPマルチキャストパケットをIPv4ネットワークのIPv4端末で受信できる。その際、前記変換装置が前記IPv4端末および前記IPv6端末との間で行う処理は、全てRFC記載の技術であり、前記IPv4端末および前記IPv6端末に新たな改造を加える必要は無い。
第5の観点では、本発明は、(a)IPv4ネットワークとのIPv4パケットの送受信および中継、IPv6ネットワークとのIPv6パケットの送受信および中継を行うIP送受信手段と、
(b)IPヘッダ変換に用いるIPv4ユニキャストアドレスおよびIPv6ユニキャストアドレスを保持する変換用IPアドレス保持手段と、
(c)前記IPv4ネットワークのIPv4端末が放送するIPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレスと前記IPv4終点アドレスに固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を追加してできるIPv6マルチキャストアドレス、前記IPv4マルチキャストパケットのIPv4始点アドレスと前記変換用IPアドレス保持手段から取得したIPv6ユニキャストアドレス(未済み場合は取得する)、前記IPv6ネットワークのIPv6端末が放送するIPv6マルチキャストパケットのIPv6終点アドレスと前記IPv6終点アドレスから固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を削除してできるIPv4マルチキャストアドレス、および前記IPv6マルチキャストパケットのIPv6始点アドレスと前記変換用IPアドレス保持手段から取得したIPv4ユニキャストアドレス(未済み場合は取得する)とを対応付けて保持するIPアドレス変換情報保持手段と、
(d)RFC2362やdraft-ietf-pim-v2-dm-03.txt等に記載されているIPマルチキャスト経路制御プロトコルにしたがってIPマルチキャスト経路制御情報を管理し、前記IPv6端末が放送するIPv6マルチキャストパケットのグループのIPv6アドレスから固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を削除してできるIPv4アドレスのグループのパケットの中継を要求するIPマルチキャスト経路制御情報を、隣接するIPv4マルチキャストルータから受け取ると、前記IPv4マルチキャストグループのIPv4アドレスと前記IPv4アドレスに固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を追加してできるIPv6アドレスを前記IPアドレス変換情報保持手段に指示して登録させ、さらに前記グループのIPv6アドレスに対する中継要求としてIPマルチキャスト経路制御プロトコルの管理情報に反映し、隣接するIPv6マルチキャストルータとIPマルチキャスト経路制御情報を交換し、同様に前記IPv4端末が放送するIPv4マルチキャストパケットのグループのIPv4アドレスに固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を追加してできるIPv6アドレスのグループのパケットの中継を要求するIPマルチキャスト経路制御情報を、隣接するIPv6マルチキャストルータから受け取ると、前記IPv6マルチキャストグループのIPv6アドレスと前記IPv6アドレスから固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を削除してできるIPv4アドレスを前記IPアドレス変換情報保持手段に指示して登録させ、さらに前記グループのIPv4アドレスに対する中継要求としてIPマルチキャスト経路制御プロトコルの管理情報に反映し、隣接するIPv4マルチキャストルータとIPマルチキャスト経路制御情報を交換するIPマルチキャスト経路制御情報管理手段と、
(e)RFC2236等に記載されているIPマルチキャストグループメンバシッププロトコルにしたがってIPv4マルチキャストグループのメンバを管理し、接続するIPv4ネットワーク内のIPv4端末から発信されるIPv4マルチキャストグループへの加入要求を受け取ると、IPマルチキャストグループメンバシッププロトコルの管理情報に反映すると共に、前記IPv4マルチキャストグループのIPv4アドレスと前記IPv4アドレスに固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を追加してできるIPv6アドレスを前記IPアドレス変換情報保持手段に指示して登録させ、さらに前記IPv6アドレスのパケットの中継を要求するIPマルチキャスト経路制御情報を前記IPマルチキャスト経路制御情報管理手段に指示して登録させ、また同様にRFC2710等に記載されているIPマルチキャストグループメンバシッププロトコルにしたがってIPv6マルチキャストグループのメンバを管理し、接続するIPv6ネットワーク内のIPv6端末から発信されるIPv6マルチキャストグループへの加入要求を受け取ると、IPマルチキャストグループメンバシッププロトコルの管理情報に反映すると共に、前記IPv6マルチキャストグループのIPv6アドレスと前記IPv6アドレスから固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を削除してできるIPv4アドレスを前記IPアドレス変換情報保持手段に指示して登録させ、さらに前記IPv4アドレスのパケットの中継を要求するIPマルチキャスト経路制御情報を前記IPマルチキャスト経路制御情報管理手段に指示して登録させるIPマルチキャストメンバシップ情報管理手段と、
(f)前記IP送受信手段から渡されるIPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレスを、前記IPアドレス変換情報保持手段に問い合わせて、それに対応するIPv6アドレスを用いたIPv6終点アドレスに変換するとともに、前記IPv4マルチキャストパケットのIPv4始点アドレスを、前記IPアドレス変換情報保持手段に問い合わせて、それに対応するIPv6アドレスを用いたIPv6始点アドレスに変換するIPヘッダ変換によって、前記IPv4マルチキャストパケットからIPv6マルチキャストパケットを作成し、さらにIPv6ネットワークへの送出を前記IP送受信手段に指示し、また同様に前記IP送受信手段から渡されるIPv6マルチキャストパケットのIPv6終点アドレスを、前記IPアドレス変換情報保持手段に問い合わせて、それに対応するIPv4アドレスを用いたIPv4終点アドレスに変換するとともに、前記IPv6マルチキャストパケットのIPv6始点アドレスを、前記IPアドレス変換情報保持手段に問い合わせて、それに対応するIPv4アドレスを用いたIPv4始点アドレスに変換するIPヘッダ変換によって、前記IPv6マルチキャストパケットからIPv4マルチキャストパケットを作成し、さらにIPv4ネットワークへの送出を前記IP送受信手段に指示するIPヘッダ変換手段とを、具備したことを特徴とする変換装置を提供する。
本発明により、IPv4端末から放送されているIPマルチキャストパケットを、IPv6端末で受信できる。また、本発明により、IPv6端末から放送されているIPマルチキャストパケットを、IPv4端末で受信できる。
また、本発明の他の特徴としては、前記IPアドレス変換情報保持手段は、保持しているIPv4ユニキャストアドレスとIPv6ユニキャストアドレスのうちで一定時間参照されないものは削除し、それを前記変換用IPアドレス保持手段に返却するようにしてもよい。これにより、使用しないIPv4ユニキャストアドレスやIPv6ユニキャストアドレスを変換用IPアドレス保持手段に返却するので、IPv4ユニキャストアドレスやIPv6ユニキャストアドレスの消費を抑制することが出来る。
本発明によると、以上説明した通り、IPv4端末から放送されているIPマルチキャストパケットを、IPv6端末で受信できると共に、IPv6端末から放送されているIPマルチキャストパケットを、IPv4端末で受信できる。
本発明に関する変換装置1の第1の実施の形態の構成図。 IPv4ユニキャストアドレステーブル31の構成図。 IPv6ユニキャストアドレステーブル32の構成図。 IPアドレス変換テーブル41の構成図。 IPマルチキャスト経路情報テーブル51の構成図。 IPv4隣接ルータ情報テーブル71の構成図。 IPv6隣接ルータ情報テーブル72の構成図。 IPv4マルチキャストメンバ情報テーブル61の構成図。 IPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62の構成図。 本発明に関する変換装置1を用いた通信ネットワークシステム100の構成図。 本発明に関する変換装置1を用いた通信ネットワークシステム200の構成図。 処理201、202についての通信シーケンス図。 処理203、204についての通信シーケンス図。 処理205〜207についての通信シーケンス図。 処理208、209についての通信シーケンス図。 処理210〜214についての通信シーケンス図。 処理215についての通信シーケンス図。 処理217についての通信シーケンス図。 処理231〜233についての通信シーケンス図。 処理234についての通信シーケンス図。 処理235〜237についての通信シーケンス図。 処理238についての通信シーケンス図。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に関する変換装置1の第1の実施の形態の構成図である。
変換装置1は、主に、IPv4ネットワーク111、112とIPv6ネットワーク121、122の間に位置し、後述するIPv4マルチキャストパケットとIPv6マルチキャストパケットのIPヘッダ変換により、IPv4端末とIPv6端末間のIPマルチキャスト通信を行う装置であり、例えば、CPU、ASIC、RAM等の電子デバイスを含むIP送受信手段2と、変換用IPアドレス保持手段3と、IPアドレス変換情報保持手段4と、IPヘッダ変換手段5と、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6と、IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7及びインタフェース8〜11とを備える。なお、インタフェース8〜11は、IP送受信手段2とIPv4ネットワーク111、112及びIPv6ネットワーク121、122とを接続する箇所をいう。
IP送受信手段2は、IPv4ネットワーク111、112とのIPv4パケットの送受信及び中継、IPv6ネットワーク121、122とのIPv6パケットの送受信及び中継を行う。
変換用IPアドレス保持手段3は、後述するIPヘッダ変換の際に用いるIPv4ユニキャストアドレス及びIPv6ユニキャストアドレスを保持する。このIPヘッダ変換に用いるIPv4ユニキャストアドレス及びIPv6ユニキャストアドレスは、予め変換装置1の管理者(又は、保守者等)によって入力され、それぞれ後述するIPv4ユニキャストアドレステーブル31、IPv6ユニキャストアドレステーブル32に保持される。
図2は、IPv4ユニキャストアドレステーブル31の構成図である。
IPv4ユニキャストアドレステーブル31には、IPヘッダ変換に用いるIPv4ユニキャストアドレスが、例えば、管理者の指示にしたがって予め登録されており、ここでは、IPv4アドレス(ここでは、一例として、133.144.94.100〜133.144.94.200。以下カッコ内は同様に一例を示す。)が登録されている。
図3は、IPv6ユニキャストアドレステーブル32の構成図である。
IPv6ユニキャストアドレステーブル32には、IPヘッダ変換に用いるIPv6ユニキャストアドレスが、例えば、管理者の指示にしたがって予め登録されており、ここでは、IPv6アドレス(4::100〜4::200)が登録されている。
また、IPアドレス変換情報保持手段4は、IPアドレス変換テーブルを有する。IPアドレス変換情報保持手段4は、IPv4端末が放送するIPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレスと、IPv4終点アドレスに対して固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を追加することでできるIPv6マルチキャストアドレスと、IPv4マルチキャストパケットのIPv4始点アドレスと、変換用IPアドレス保持手段3から取得したIPv6ユニキャストアドレス(未済み場合は取得する)と、IPv6端末が放送するIPv6マルチキャストパケットのIPv6終点アドレスと、IPv6終点アドレスから固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス)を削除することでできるIPv4マルチキャストアドレスと、及びIPv6マルチキャストパケットのIPv6始点アドレスと、変換用IPアドレス保持手段3から取得したIPv4ユニキャストアドレス(未済み場合は取得する)とをそれぞれ対応付けて保持している。IPアドレス変換情報保持手段4は、例えば、CPUやASICやRAM等の電子デバイスで構成される。
図4は、IPアドレス変換テーブル41の構成図である。
IPアドレス変換テーブル41は、例えば、上述した受信IPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレスとそれに対応するIPv6アドレス(項番1)と、受信IPv4マルチキャストパケットのIPv4始点アドレスとそれに対応するIPv6アドレス(項番2)と、受信IPv6マルチキャストパケットのIPv6終点アドレスとそれに対応するIPv4アドレス(項番3)及び受信IPv6マルチキャストパケットのIPv6始点アドレスとそれに対応するIPv4アドレス(項番4)とをそれぞれ対応付けて保持している。
IPヘッダ変換手段5は、IP送受信手段2から送信されたIPv4マルチキャストパケットを受信し、IPヘッダ変換を行うことにより、IPv6マルチキャストパケットを作成し、再び、IP送受信手段2に送信する。IPヘッダ変換は、具体的には、IPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせることにより、このIPv4終点アドレスに対応するIPv6アドレスを用いて、IPv6終点アドレスに変換し、さらに、同様に、IPv4マルチキャストパケットのIPv4始点アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせることにより、このIPv4始点アドレスに対応するIPv6アドレスを用いて、IPv6始点アドレスに変換する。
また、IPヘッダ変換手段5は、IP送受信手段2から送信されたIPv6マルチキャストパケットを受信し、IPヘッダ変換を行うことにより、IPv4マルチキャストパケットを作成し、再び、IP送受信手段2に送信する。IPヘッダ変換は、具体的には、IPv6マルチキャストパケットのIPv6終点アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせることにより、このIPv6終点アドレスに対応するIPv4アドレスを用いて、IPv4終点アドレスに変換し、さらに、同様に、IPv6マルチキャストパケットのIPv6始点アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせることにより、このIPv6始点アドレスに対応するIPv4アドレスを用いて、IPv4始点アドレスに変換する。IPヘッダ変換手段5は、例えば、CPUやASICやRAM等の電子デバイスで構成される。
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、後述するIPv4マルチキャスト経路制御情報及びIPv6マルチキャスト経路制御情報に基づいて、IPv4マルチキャストパケット及びIPv6マルチキャストパケットの中継先の決定を行う。IPv4マルチキャスト経路制御情報は、例えば、IPマルチキャスト経路制御プロトコルにしたがって、隣接するIPv4マルチキャストルータと交換、収集されると共に、IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7から通知されるIPv4マルチキャストグループメンバ情報を加味することで得られる。また、同様に、IPv6マルチキャスト経路制御情報は、例えば、隣接するIPv6マルチキャストルータと交換、収集及び管理されると共に、IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7から通知されるIPv6マルチキャストグループメンバ情報を加味することで得られる。IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、例えばCPUやASICやRAM等の電子デバイスで構成される。このIPv4マルチキャスト経路制御情報及びIPv6マルチキャスト経路制御情報は、IPマルチキャスト経路情報テーブル51にそれぞれ保持される。IPマルチキャスト経路情報テーブル51は、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6内又は他の適宜のメモリに記憶される。
図5は、IPマルチキャスト経路情報テーブル51の構成図である。
IPマルチキャスト経路情報テーブル51には、IPマルチキャストサーバから放送されるIPマルチキャストパケットを中継すべきIPネットワークの情報が保持されている。IPv4マルチキャスト経路制御情報は、IPマルチキャスト経路情報テーブル51に保持される情報のうち IPマルチキャストアドレス=IPv4マルチキャストアドレス となる部分である。また、IPv6マルチキャスト経路制御情報は、IPマルチキャスト経路情報テーブル51に保持される情報のうち IPマルチキャストアドレス=IPv6マルチキャストアドレス となる部分である。
図6は、IPv4隣接ルータ情報テーブル71の構成図である。
IPv4隣接ルータ情報テーブル71では、隣接するIPv4マルチキャストルータの情報を保持する。ここでは、各項番ごとのエントリとして、例えば、項番「1」では、インタフェース8に対応する隣接ルータ情報は「OFF」であり、項番「2」では、インタフェース9に対応する隣接ルータ情報は「OFF」であり、項番「3」では、インタフェース10に対応する隣接ルータ情報は「OFF」であり、項番「4」では、インタフェース11に対応する隣接ルータ情報は「OFF」である。
図7は、IPv6隣接ルータ情報テーブル72の構成図である。
IPv6隣接ルータ情報テーブル72では、隣接するIPv6マルチキャストルータの情報を保持する。ここでは、各項番ごとのエントリとして、例えば、項番「1」では、インタフェース8に対応する隣接ルータ情報は「OFF」であり、項番「2」では、インタフェース9に対応する隣接ルータ情報は「OFF」であり、項番「3」では、インタフェース10に対応する隣接ルータ情報は「OFF」であり、項番「4」では、インタフェース11に対応する隣接ルータ情報は「OFF」である。
IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、RFC2236等に記載されているIPv4マルチキャストグループメンバシッププロトコルにしたがって、IPv4端末から発信されるIPv4マルチキャストグループへの加入又は離脱の要求を受信して、直接接続しているIPv4ネットワーク内のIPv4マルチキャストグループメンバ情報を収集、管理すると共に、IPv4マルチキャストグループメンバ情報を、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に通知する。
さらに、IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、RFC2710等に記載されているIPv6マルチキャストグループメンバシッププロトコルにしたがって、IPv6端末から発信されるIPv6マルチキャストグループへの加入又は離脱の要求を受信して、直接接続しているIPv6ネットワーク内のIPv6マルチキャストグループメンバ情報を収集、管理すると共に、IPv6マルチキャストグループメンバ情報を、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に通知する。なお、ここでは、IPマルチキャスト経路制御プロトコルとして、RFC2362やdraft-ietf-pim-v2-dm-03.txt等に記載されているPIM(Protocol Independent Multicast)プロトコルDense Mode(PIM−DMプロトコル)を用いているが、適宜のプロトコルを用いてもよい。
IPv4マルチキャストグループメンバ情報はIPv4マルチキャストメンバ情報テーブル61に、IPv6マルチキャストグループメンバ情報はIPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62に、それぞれ保持される。
図8は、IPv4マルチキャストメンバ情報テーブル61の構成図である。
IPv4マルチキャストメンバ情報テーブル61には、IPv4マルチキャストアドレスに加入しているIPv4端末の属するIPv4ネットワークの情報が保持される。ここでは、IPv4アドレス(238.0.0.2)に対する各項番ごとのエントリとして、例えば、項番「1」では、インタフェース8に対応するメンバ在籍情報は「OFF」であり、項番「2」では、インタフェース9に対応するメンバ在籍情報は「ON」であり、項番「3」では、インタフェース10に対応するメンバ在籍情報は「OFF」であり、項番「4」では、インタフェース11に対応するメンバ在籍情報は「OFF」である。よって、この例では、IPv4アドレス(238.0.0.2)は、インタフェース9に属する。
図9は、IPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62の構成図である。
IPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62には、IPv6マルチキャストアドレスに加入しているIPv6端末の属するIPv6ネットワークの情報が保持される。ここでは、IPv6アドレス(ff1e::238.0.0.1)に対する各項番ごとのエントリとして、例えば、項番「1」では、インタフェース8に対応するメンバ在籍情報は「OFF」であり、項番「2」では、インタフェース9に対応するメンバ在籍情報は「OFF」であり、項番「3」では、インタフェース10に対応するメンバ在籍情報は「OFF」であり、項番「4」では、インタフェース11に対応するメンバ在籍情報は「ON」である。よって、この例では、IPv6(ff1e::238.0.0.1)は、インタフェース11に属する。
図10は、本発明に関する変換装置1を用いた通信ネットワークシステム100の構成図である。
この通信ネットワークシステム100では、例えば、変換装置1(ここでは、一例として、IPv4アドレス;133.144.93.1及び133.144.95.1、IPv6アドレス;1::1及び2::1が割り当てられている。)を介してIPv4ネットワーク111、112とIPv6ネットワーク121、122とが接続されており、IPv4ネットワーク111には、IPv4でマルチキャストパケットを放送するIPv4マルチキャストサーバ101(IPv4アドレス;133.144.93.2)が含まれ、IPv4ネットワーク112には、IPv4でマルチキャストパケットを受信するIPv4マルチキャストクライアント102(IPv4アドレス;133.144.95.2)が含まれ、IPv6ネットワーク121には、IPv6でマルチキャストパケットを放送するIPv6マルチキャストサーバ103(IPv6アドレス;1::2)が含まれ、IPv6ネットワーク122には、IPv6でマルチキャストパケットを受信するIPv6マルチキャストクライアント104(IPv6アドレス;2::2)が含まれている。
また、IPv4マルチキャストサーバ101は、IPv4マルチキャストパケット(IPv4アドレス;238.0.0.1)を、IPv4ネットワーク111に放送し、IPv6マルチキャストサーバ103は、IPv6マルチキャストパケット(IPv6アドレス;ff1e::238.0.0.2)を、IPv6ネットワーク121にそれぞれ放送しているものとする。なお、ここでは、IPv4ネットワーク111、112と、IPv6ネットワーク121、122とは完全に分離されているが、IPv4ネットワーク111、112と、IPv6ネットワーク121、122とが物理的に同一のネットワーク中に混在する場合でも同様である。
つぎに、この通信ネットワークシステム100において、IPv4マルチキャストサーバ101が、IPv4マルチキャストパケット(IPv4アドレス;238.0.0.1)を、IPv4ネットワーク111に放送すると共に、このIPv4マルチキャストパケットを、IPv6マルチキャストクライアント104で受信する場合について説明する。
まず、IGMPプロトコル(IGMP:Internet Group Management Protocol)、MLDプロトコル(MLD:Multicast Listener Discovery)及びPIM−DMプロトコルにしたがって、変換装置1が定期的に行う処理(処理201〜204)について説明する。
図12は、処理201、202についての通信シーケンス図である。
(処理201について)
IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、IGMPプロトコルにしたがってIGMP Queryメッセージを作成すると共に、IPv4ネットワーク111、112への送出をIP送受信手段2に指示する。IP送受信手段2は、IGMP QueryメッセージをIPv4ネットワーク111、112に送出する。また、IP送受信手段2は、IGMP ReportメッセージをIPv4ネットワーク111あるいは112から受信すると、このIGMP ReportメッセージをIPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7に渡す。
IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、IGMPプロトコルにしたがってIGMP Reportメッセージを解析して、IPv4マルチキャストメンバ情報テーブル61を作成する(IPv4アドレス=IGMP Reportメッセージで加入を要求しているIPv4マルチキャストグループアドレスのメンバ在籍情報のインタフェース=ONにセットする。)。ただし、ここでは、IPv4マルチキャストグループの加入者が居ないので、IP送受信手段2は、このIGMP Reportメッセージを受信しない。
(処理202について)
IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、MLDプロトコルにしたがってMLD Queryメッセージを作成すると共に、IPv6ネットワーク121、122への送出をIP送受信手段2に指示する。IP送受信手段2は、MLD QueryメッセージをIPv6ネットワーク121、122に送出する。また、IP送受信手段2は、MLD ReportメッセージをIPv6ネットワーク121あるいは122から受信すると、このMLD ReportメッセージをIPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7に渡す。
IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、MLDプロトコルにしたがってMLD Reportメッセージを解析して、IPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62を作成する(IPv6アドレス=MLD Reportメッセージで加入を要求しているIPv6マルチキャストグループアドレスのメンバ在籍情報のインタフェース=ONにセットする。)。ただし、ここでは、IPv6マルチキャストグループの加入者が居ないので、IP送受信手段2は、このMLD Reportメッセージを受信しない。
図13は、処理203、204についての通信シーケンス図である。
(処理203について)
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、PIM−DMプロトコルにしたがってHelloメッセージを作成すると共に、IPv4ネットワーク111、112への送出をIP送受信手段2に指示する。IP送受信手段2は、HelloメッセージをIPv4ネットワーク111、112に送出する。また、IP送受信手段2は、HelloメッセージをIPv4ネットワーク111あるいは112から受信すると、このHelloメッセージをIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に渡す。
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、PIM−DMプロトコルにしたがってHelloメッセージを解析して、IPv4隣接ルータ情報テーブル71を作成する(Helloメッセージを受信したインタフェースの隣接ルータ情報=ONにセットする。)。ただし、ここでは、IPv4マルチキャストルータが居ないので、IP送受信手段2は、このHelloメッセージを受信しない。
(処理204について)
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、PIM−DMプロトコルにしたがってHelloメッセージを作成すると共に、IPv6ネットワーク121、122への送出をIP送受信手段2に指示する。IP送受信手段2は、HelloメッセージをIPv6ネットワーク121、122に送出する。また、IP送受信手段2は、HelloメッセージをIPv6ネットワーク121あるいは122から受信すると、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に渡す。
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、PIM−DMプロトコルにしたがってHelloメッセージを解析して、IPv6隣接ルータ情報テーブル72を作成する(Helloメッセージを受信したインタフェースの隣接ルータ情報=ONにセットする。)。ただし、ここでは、IPv6マルチキャストルータが居ないので、IP送受信手段2は、このHelloメッセージを受信しない。
つぎに、この通信ネットワークシステム100において、IPv6マルチキャストクライント104がIPv6マルチキャストグループ(ff1e::238.0.0.1)に加入していない場合について説明する。
まず、IPv4マルチキャストサーバ101からIPv4ネットワーク111に送出されるIPv4マルチキャストパケット(238.0.0.1宛)を受信した変換装置1での処理について説明する。
図14は、処理205〜207についての通信シーケンス図である。
(処理205について)
IP送受信手段2は、IPv4ネットワーク111からIPv4マルチキャストパケット(238.0.0.1宛)を受信すると、IPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレス(=IPマルチキャストアドレス=238.0.0.1)と、IPv4始点アドレス(=IPマルチキャストサーバアドレス=133.144.93.2)とを検索キーにして、このIPv4マルチキャストパケットを中継すべき中継先(IPv4出力情報及びIPv6出力情報)をIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に問い合わせる。
(処理206について)
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、IPv4終点アドレスとIPv4始点アドレスのそれぞれに対応するIPv6アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせる。
(処理207について)
まず、IPアドレス変換情報保持手段4は、IPv4終点アドレスがIPアドレス変換テーブル41に登録されているかを調べ、それに対応するIPv6アドレスが登録又は未登録であるかを問い合わせ元(ここではIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6)に報告する。未登録の場合は、IPv4終点アドレスと、このIPv4終点アドレスに固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス=例えばff1e::/96)を追加してできるIPv6アドレス(ff1e::238.0.0.1)とを対応付けてIPアドレス変換テーブル41に登録し、このIPv6アドレス(ff1e::238.0.0.1)をIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に報告する。
また、IPアドレス変換情報保持手段4は、IPv4始点アドレスがIPアドレス変換テーブル41に登録されているかを調べ、それに対応するIPv6アドレスが登録又は未登録であるかを問い合わせ元(ここではIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6)に報告する。未登録の場合は、変換用IPアドレス保持手段3からIPv6ユニキャストアドレスを取得し、IPv4始点アドレスと対応付けてIPアドレス変換テーブル41に登録した後、このIPv6ユニキャストアドレスをIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に報告する。なお、ここでは、IPv4始点アドレス(133.144.93.2)は、IPアドレス変換テーブル41に登録されていないので、変換用IPアドレス保持手段3からIPv6ユニキャストアドレス(4::100)を取得し、IPアドレス変換テーブル41に登録した後、このIPv6ユニキャストアドレスを報告することになる。
図15は、処理208、209についての通信シーケンス図である。
(処理208について)
つぎに、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、IP送受信手段2から与えられたIPv4終点アドレス(IPマルチキャストアドレス;238.0.0.1)と、IPv4始点アドレス(IPマルチキャストサーバアドレス;133.144.93.2)とを検索キーにしてIPマルチキャスト経路情報テーブル51を検索する。このIPマルチキャスト経路情報テーブル51内に該当するエントリがある場合は、出力情報(出力するインタフェース及びプロトコルを示す情報)をIP送受信手段2に通知する。一方、該当エントリが無い場合は、上述のように、IPマルチキャストアドレス(238.0.0.1)、IPマルチキャストサーバアドレス(133.144.93.2)のエントリをそれぞれ作成する。
ここで、IPマルチキャスト経路情報テーブル51のエントリの出力情報(出力するインタフェース及びプロトコルを示す情報)をIP送受信手段2に通知する際の、エントリの出力情報のセット(設定)について説明する。
IPv4隣接ルータ情報テーブル71で隣接ルータ情報がONに設定されているインタフェースのIPv4出力情報をONにセットする。IPv6隣接ルータ情報テーブル72で隣接ルータ情報がONに設定されているインタフェースのIPv6出力情報をONにセットする。IPv4マルチキャストメンバ情報テーブル61でIPv4アドレスが(238.0.0.1)であって、メンバ在籍情報のインタフェースがONに設定されているインタフェースのIPv4出力情報をONにセットする。IPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62でIPv6アドレスが(ff1e::238.0.0.1)であって、メンバ在籍情報のインタフェースがONに設定されているインタフェースのIPv6出力情報をONにセットする。IPv4マルチキャストパケットを受信したインタフェースのIPv4出力情報をOFFにセットする。また、上述の何れにも該当しないIPv4出力情報及びIPv6出力情報をOFFにセットする。なお、ここでは、全インタフェースのIPv4出力情報=OFF、全インタフェースのIPv6出力情報=OFFの出力情報が、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6からIP送受信手段2に通知されることになる。
(処理209について)
IP送受信手段2は、IPv4出力情報=ONに設定されているインタフェースに該当するIPv4ネットワークに対して、IPv4マルチキャストパケットを送出する。なお、ここでは、全インタフェースのIPv4出力情報=OFFにセットされているため、IPv4マルチキャストパケットは、何れのIPv4ネットワークにも送出されないことになる。
図16は、処理210〜214についての通信シーケンス図である。
(処理210について)
IP送受信手段2は、IPv4マルチキャストパケットをIPヘッダ変換手段5に渡す。
(処理211について)
IPヘッダ変換手段5は、IPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレスとIPv4始点アドレスのそれぞれに対応するIPv6アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせる。
(処理212について)
IPアドレス変換情報保持手段4は、(処理207)にしたがって、IPアドレス変換テーブル41からIPv4終点アドレスとIPv4始点アドレスのそれぞれに対応するIPv6アドレスを取得し、問い合わせ元(ここではIPヘッダ変換手段5)に報告する。
(処理213について)
IPヘッダ変換手段5は、IPv4終点アドレスに対応するIPv6アドレスを用いたIPv6終点アドレスに変換するとともに、IPv4始点アドレスに対応するIPv6アドレスを用いたIPv6始点アドレスに変換するIPヘッダ変換によって、IPv4マルチキャストパケットからIPv6マルチキャストパケットを作成し、この作成したIPv6マルチキャストパケットをIP送受信手段2に戻す。
(処理214について)
IP送受信手段2は、(処理208)でIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6から通知されたIPv6出力情報=ONに設定されているインタフェースに該当するIPv6ネットワークに対して、IPv6マルチキャストパケットを送出する。なお、ここでは、全インタフェースのIPv6出力情報=OFFにセットされているため、IPv6マルチキャストパケットは、何れのIPv6ネットワークにも送出されないことになる。
つぎに、IPv6マルチキャストクライント104がIPv6マルチキャストグループ(ff1e::238.0.0.1)に加入した場合について説明する。
IPv6マルチキャストクライント104は、MLDプロトコルにしたがってIPv6マルチキャストグループ(ff1e::238.0.0.1)に加入するためのMLD Reportメッセージを作成して、IPv6ネットワーク122に送出する。このMLD Reportメッセージを、IPv6ネットワーク122から受信した変換装置1の処理について説明する。
図17は、処理215についての通信シーケンス図である。
(処理215について)
IP送受信手段2は、MLDメッセージをIPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7に渡す。IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、MLDプロトコルにしたがってMLDメッセージを解析して、IPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62を作成するとともに、MLDメッセージの解析で得た情報を、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に通知する。IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、MLDメッセージの解析で得た情報にしたがって、IPマルチキャスト経路情報テーブル51を作成する。
また、ここでは、MLDメッセージの受信によって、IPv6マルチキャストグループ(ff1e::238.0.0.1)の加入者がIPv6ネットワーク122に居ることが判明したので、IPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62のIPv6アドレス(ff1e::238.0.0.1)のインタフェース11がON、IPマルチキャスト経路情報テーブル51のIPv6アドレス(ff1e::238.0.0.1)のインタフェース11がONにそれぞれセットされる。また、IPマルチキャスト経路情報テーブル51には、IPマルチキャストサーバアドレスの値の違いによってIPv6アドレス(ff1e::238.0.0.1)のエントリが複数存在する場合があるが、その場合は、該当する複数のエントリのインタフェース11がONにセットされる。
つぎに、(処理215)以後、IPv4マルチキャストサーバ101がIPv4ネットワーク111に送出するIPv4マルチキャストパケット(238.0.0.1宛)を受信した変換装置1の処理について説明する。但し、処理215以後の変換装置1の処理は、上述の処理205〜214を再び繰り返すことになる。詳細を以下に説明する。
IP送受信手段2は、(処理205)を行って、IPv4マルチキャストパケットの中継先(IPv4出力情報及びIPv6出力情報)をIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に問い合わせる。IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、(処理206)を行って、IPv4終点アドレスとIPv4始点アドレスのそれぞれに対応するIPv6アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせる。
IPアドレス変換情報保持手段4は、(処理207)を行って、IPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレスとIPv4始点アドレスのそれぞれに対応するIPv6アドレスを問い合わせ元(ここではIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6)に報告する。なお、ここでは、IPv4終点アドレス(238.0.0.1)に対応するIPv6アドレス(ff1e:238.0.0.1)とIPv4始点アドレス(133.144.93.2)に対応するIPv6アドレス(4::100)が報告される。
また、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、(処理208)を行って、IPv4マルチキャストパケットの出力情報(出力するインタフェース及びプロトコルを示す情報)をIP送受信手段2に通知する。なお、ここでは、全インタフェースのIPv4出力情報=OFF、インタフェース11のIPv6出力情報=ON、その他のインタフェースのIPv6出力情報=OFFの出力情報がIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6からIP送受信手段2に通知される。
IP送受信手段2は、(処理209)を行って、IPv4出力情報=ONに設定されているインタフェースに該当するIPv4ネットワークに対してIPv4マルチキャストパケットを送出する。なお、ここでは、全インタフェースのIPv4出力情報=OFFにセットされているため、IPv4マルチキャストパケットは、何れのIPv4ネットワークにも送出されない。
つぎに、IP送受信手段2、IPアドレス変換情報保持手段4及びIPヘッダ変換手段5は、(処理210〜213)を行って、IPv4マルチキャストパケットからIPv6マルチキャストパケットを作成する。
IP送受信手段2は、(処理214)を行って、(処理208)でIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6から通知されたIPv6出力情報=ONに設定されているインタフェースに該当するIPv6ネットワークに対してIPv6マルチキャストパケットを送出する。なお、ここでは、インタフェース11のIPv6出力情報=ONにセットされているため、IPv6マルチキャストパケットは、IPv6ネットワーク122に送出される。また、IPv6マルチキャストクライント104は、IPv6ネットワーク122からIPv6マルチキャストパケットを受信する。
これにより、IPv4マルチキャストサーバ101が放送するマルチキャストパケットを、IPv6マルチキャストクライント104で受信することができる。
つぎに、IPv6マルチキャストクライント104がIPv6マルチキャストグループ(ff1e::238.0.0.1)から離脱した場合について説明する。
IPv6マルチキャストクライント104は、MLDプロトコルにしたがってff1e::238.0.0.1のIPv6マルチキャストグループから離脱するためのMLD Doneメッセージを作成して、IPv6ネットワーク122に送出する。
ここで、このMLD DoneメッセージをIPv6ネットワーク122から受信した変換装置1の処理について説明する。
図18は、処理217についての通信シーケンス図である。
(処理217について)
IP送受信手段2は、MLD DoneメッセージをIPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7に渡す。IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、MLD Doneメッセージを受け取ると、IPv6マルチキャストグループの加入者の存在を確認するためのMLD Queryメッセージを作成すると共に、IP送受信手段2にIPv6ネットワーク122への送出を指示する。IP送受信手段2は、MLD QueryメッセージをIPv6ネットワーク122に送出する。
他にIPv6マルチキャストグループの加入者が居る場合は、加入者によってIPv6マルチキャストグループへの加入を示すMLD Reportメッセージが一定時間内にネットワーク122に送出されるので、IP送受信手段2は、MLD ReportメッセージをIPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7に渡す。IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7では、MLD Report及びMLD Doneメッセージを廃棄して以後の処理を終了する。
他にIPv6マルチキャストグループの加入者が居ない場合は、一定時間経過してもIPv6マルチキャストグループへの加入を示すMLD ReportメッセージはIPv6ネットワーク122に送出されないので、IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、MLD DoneメッセージにしたがってIPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62を作成するとともに、MLD Doneメッセージの解析で得た情報を、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に通知する。IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、MLD Doneメッセージの解析で得た情報にしたがってIPマルチキャスト経路情報テーブル51を作成する。
また、ここでは、MLD Doneメッセージの受信とその後の一連の処理によって、IPv6マルチキャストグループ(ff1e::238.0.0.1)の加入者がIPv6ネットワーク122から居なくなったことが判明するので、IPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62のIPv6アドレス(ff1e::238.0.0.1)のインタフェース11がOFF、IPマルチキャスト経路情報テーブル51のIPv6アドレス(ff1e::238.0.0.1)のインタフェース11がOFFにそれぞれセットされる。また、IPマルチキャスト経路情報テーブル51には、IPマルチキャストサーバアドレスの値の違いによって、IPv6アドレス(ff1e::238.0.0.1)のエントリが複数存在する場合があるが、その場合は該当する複数のエントリのインタフェース11がOFFにセットされる。
つぎに、(処理217)以後、IPv4マルチキャストサーバ101がIPv4ネットワーク111に送出するIPv4マルチキャストパケット(238.0.0.1宛)を受信した変換装置1の処理について説明する。但し、処理217以後の変換装置1の処理は、上述の処理205〜214を再び繰り返すことになる。詳細を以下に説明する。
IP送受信手段2は、(処理205)を行って、IPv4マルチキャストパケットの中継先(IPv4出力情報及びIPv6出力情報)を、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に問い合わせる。IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、(処理206)を行って、IPv4終点アドレスとIPv4始点アドレスのそれぞれに対応するIPv6アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせる。
IPアドレス変換情報保持手段4は、(処理207)を行って、IPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレスとIPv4始点アドレスのそれぞれに対応するIPv6アドレスを問い合わせ元(ここではIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6)に報告する。なお、ここでは、IPv4終点アドレス(238.0.0.1)に対応するIPv6アドレス(ff1e:238.0.0.1)と、IPv4始点アドレス(133.144.93.2)に対応するIPv6アドレス(4::100)とが報告される。
また、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、(処理208)を行って、IPv4マルチキャストパケットの出力情報(出力するインタフェース及びプロトコルを示す情報)をIP送受信手段2に通知する。なお、ここでは、全インタフェースのIPv4出力情報=OFF、全インタフェースのIPv6出力情報=OFFの出力情報が、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6からIP送受信手段2に通知される。
IP送受信手段2は、(処理209)を行って、IPv4出力情報=ONに設定されているインタフェースに該当するIPv4ネットワークに対してIPv4マルチキャストパケットを送出する。なお、ここでは、全インタフェースのIPv4出力情報=OFFにセットされているため、IPv4マルチキャストパケットは、何れのIPv4ネットワークにも送出されない。
つぎに、IP送受信手段2、IPアドレス変換情報保持手段4及びIPヘッダ変換手段5は、(処理210〜213)を行って、IPv4マルチキャストパケットからIPv6マルチキャストパケットを作成する。
IP送受信手段2は、(処理214)を行って、(処理208)でIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6から通知されたIPv6出力情報=ONに設定されているインタフェースに該当するIPv6ネットワークに対してIPv6マルチキャストパケットを送出する。なお、ここでは、全インタフェースのIPv6出力情報=OFFにセットされているため、IPv6マルチキャストパケットは、何れのIPv6ネットワークにも送出されない。
(第2の実施の形態)
図11は、本発明に関する変換装置1を用いた通信ネットワークシステム200の構成図である。
この通信ネットワークシステム200は、例えば、変換装置1(IPv4アドレス;133.144.97.1及び133.144.98.1、IPv6アドレス;7::1及び8::1が割り当てられている)を介してIPv4ネットワーク111、112とIPv6ネットワーク121、122とが接続され、さらに、IPv4マルチキャストルータ105、106とIPv6マルチキャストルータ107、108とを用いて、IPv4ネットワーク113、114とIPv6ネットワーク123、124とが接続されており、IPv4ネットワーク113には、IPv4でマルチキャストパケットを放送するIPv4マルチキャストサーバ101(IPv4アドレス;133.144.93.2)が含まれ、IPv4ネットワーク114には、IPv4でマルチキャストパケットを受信するIPv4マルチキャストクライアント102(IPv4アドレス;133.144.95.2)が含まれ、IPv6ネットワーク123には、IPv6でマルチキャストパケットを放送するIPv6マルチキャストサーバ103(IPv6アドレス;1::2)が含まれ、IPv6ネットワーク124には、IPv6でマルチキャストパケットを受信するIPv6マルチキャストクライアント104(IPv6アドレス;2::2)が含まれている。
また、IPv4マルチキャストサーバ101は、IPv4ネットワーク113にIPv4マルチキャストパケット(IPv4アドレス;238.0.0.1)を放送し、IPv6マルチキャストサーバ103は、IPv6ネットワーク123にIPv6マルチキャストパケット(IPv6アドレス;ff1e::238.0.0.2)を放送しているものとする。
つぎに、この通信ネットワークシステム200において、IPv4マルチキャストサーバ101が、IPv4マルチキャストパケット(IPv4アドレス;238.0.0.1)を、IPv4ネットワーク113に放送すると共に、このIPv4マルチキャストパケットを、IPv6マルチキャストクライアント104で受信する場合について説明する。但し、第1の実施の形態である通信ネットワークシステム100と重複する部分は、説明が冗長とならない程度に省略する。
まず、IGMPプロトコル、MLDプロトコル及びPIM−DMプロトコルにしたがって、変換装置1が定期的に行う処理(処理201〜204)について説明する。
IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、(処理201)を行って、IPv4マルチキャストメンバ情報テーブル61を作成する。ただし、ここでは、IPv4マルチキャストグループ加入者が居ないので、IGMP Reportメッセージは受信しない。IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段7は、(処理202)を行って、IPv6マルチキャストメンバ情報テーブル62を作成する。ただし、ここでは、IPv6マルチキャストグループ加入者が居ないので、MLD Reportメッセージは受信しない。
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、(処理203)を行って、IPv4隣接ルータ情報テーブル71を作成する。ここでは、IPv4マルチキャストルータ105、106から受信するHelloメッセージの情報に基づいて、IPv4隣接ルータ情報テーブル71を作成する。IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、(処理204)を行って、IPv6隣接ルータ情報テーブル72を作成する。ここでは、IPv6マルチキャストルータ107、108から受信するHelloメッセージの情報に基づいて、IPv6隣接ルータ情報テーブル72を作成する。
つぎに、IPv6マルチキャストクライント104がIPv6マルチキャストグループ(ff1e::238.0.0.1)に加入していない場合について説明する。
まず、IPv4マルチキャストサーバ101は、IPv4ネットワーク113に対してIPv4マルチキャストパケット(238.0.0.1宛)を送出する。IPv4マルチキャストルータ105は、IPv4マルチキャストパケットをIPv4ネットワーク111に中継する。
ここで、このIPv4マルチキャストパケットを受信した変換装置1での処理について説明する。
IP送受信手段2は、(処理205)を行って、IPv4マルチキャストパケットの中継先(IPv4出力情報及びIPv6出力情報)を、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に問い合わせる。IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、(処理206)を行って、IPv4終点アドレスとIPv4始点アドレスのそれぞれに対応するIPv6アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせる。
IPアドレス変換情報保持手段4は、(処理207)を行って、IPv4マルチキャストパケットのIPv4終点アドレスとIPv4始点アドレスのそれぞれに対応するIPv6アドレスを、問い合わせ元(ここでは、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6)に報告する。なお、ここでは、IPv4終点アドレス(238.0.0.1)に対応するIPv6アドレス(ff1e:238.0.0.1)と、IPv4始点アドレス(133.144.93.2)に対応するIPv6アドレス(4::100)とが報告される。
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、(処理208)を行って、IPv4マルチキャストパケットの出力情報(出力するインタフェース及びプロトコルを示す情報)をIP送受信手段2に通知する。なお、ここでは、インタフェース9のIPv4出力情報=ON、インタフェース10及び11のIPv6出力情報=ONの出力情報が、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6からIP送受信手段2に通知される。
IP送受信手段2は、(処理209)を行って、IPv4出力情報=ONに設定されているインタフェースに該当するIPv4ネットワークに対してIPv4マルチキャストパケットを送出する。ここでは、インタフェース9のIPv4出力情報=ONにセットされているため、IPv4マルチキャストパケットは、IPv4ネットワーク112に送出される。
IPv4マルチキャストルータ106は、IPv4ネットワーク112に中継されているIPv4マルチキャストパケットを受信するが、IPv4ネットワーク102にIPv4マルチキャストグループの加入者が居ないので、IPv4マルチキャストパケットを、IPv4ネットワーク102には中継しないで廃棄する。
つぎに、IP送受信手段2、IPアドレス変換情報保持手段4及びIPヘッダ変換手段5は、(処理210〜213)を行って、IPv4マルチキャストパケットからIPv6マルチキャストパケットを作成する。
IP送受信手段2は、(処理214)を行って、(処理208)でIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6から通知されたIPv6出力情報=ONに設定されているインタフェースに該当するIPv6ネットワークに対してIPv6マルチキャストパケットを送出する。ここでは、インタフェース10、11のIPv6出力情報=ONにセットされているため、IPv6マルチキャストパケットは、IPv6ネットワーク121、122に送出される。
IPv6マルチキャストルータ107は、IPv6ネットワーク121に中継されているIPv6マルチキャストパケットを受信するが、IPv6ネットワーク123にIPv6マルチキャストグループの加入者が居ないので、IPv6マルチキャストパケットを、IPv6ネットワーク123には中継しないで廃棄する。
また、同様に、IPv6マルチキャストルータ108は、IPv6ネットワーク122に中継されているIPv6マルチキャストパケットを受信するが、IPv6ネットワーク124にIPv6マルチキャストグループの加入者が居ないので、IPv6マルチキャストパケットを、IPv6ネットワーク124には中継しないで廃棄する。
つぎに、IPv6マルチキャストパケット(ff1e::238.0.0.1宛)のIPv6ネットワーク122への中継を中止することを要求するPIM−Pruneメッセージを、IPv6マルチキャストルータ108から受信した変換装置1の処理について説明する。
図19は、処理231〜233についての通信シーケンス図である。
(処理231について)
IP送受信手段2は、PIM−Pruneメッセージを、IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に渡す。IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、PIM−PruneメッセージでIPv6ネットワーク122に中継しないように要求されているIPv6マルチキャストアドレスとIPv6マルチキャストサーバアドレスのそれぞれに対応するIPv4アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせる。
(処理232について)
まず、IPアドレス変換情報保持手段4は、IPv6ネットワーク122に中継しないように要求されているIPv6マルチキャストアドレス(ff1e::238.0.0.1)がIPアドレス変換テーブル41に登録されているかを調べ、それに対応するIPv4アドレスが登録又は未登録であるかを問い合わせ元(ここではIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6)に報告する。未登録の場合は、IPv6マルチキャストアドレスと、IPv6マルチキャストアドレスから固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス、例えば、ff1e::/96)を削除してできるIPv4アドレス(238.0.0.1)とを対応付けて、IPアドレス変換テーブル41に登録し、このIPv4アドレスを報告する。
つぎに、IPアドレス変換情報保持手段4は、IPv6ネットワーク122に中継しないように要求されているIPv6マルチキャストサーバアドレス(4::100)がIPアドレス変換テーブル41に登録されているかを調べ、それに対応するIPv4アドレスが登録又は未登録であるかを問い合わせ元(ここではIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6)に報告する。未登録の場合は、変換用IPアドレス保持手段3からIPv4ユニキャストアドレスを取得し、IPv6マルチキャストサーバアドレスと対応付けてIPアドレス変換テーブル41に登録した後、このIPv4ユニキャストアドレスを報告する。なお、ここでは、IPv6マルチキャストサーバアドレス(4::100)は、IPv4アドレス(133.144.93.2)と対応付けられてIPアドレス変換テーブル41に登録されているので、(133.144.93.2)のIPv4アドレスが報告されることになる。
(処理233について)
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、IPマルチキャスト経路情報テーブル51で該当するIPv6マルチキャストアドレス(ff1e::238.0.0.1)で且つ該当するIPv6マルチキャストサーバアドレス‘4::100’であって、且つ、PIM−Pruneメッセージを受信したインタフェースのIPv6出力をOFFにセットし、さらに、該当するIPv6マルチキャストアドレス(ff1e::238.0.0.1)に対応するIPv4アドレス(238.0.0.1)で且つ該当するIPv6マルチキャストサーバアドレス(4::100)に対応するIPv4アドレス(133.144.93.2)であって、且つ、PIM−Pruneメッセージを受信したインタフェースのIPv6出力をOFFにセットする。なお、ここでは、IPv6マルチキャストアドレス‘ff1e::238.0.0.1’に対応するIPv4アドレスが‘238.0.0.1’で且つ、IPv6マルチキャストサーバアドレス‘4::100’に対応するIPv4アドレスが‘133.144.93.2’であるインタフェース11のIPv6出力がOFFにセットされることになる。
図20は、処理234についての通信シーケンス図である。
(処理234について)
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、(処理233)によって、全インタフェースのIPv4出力=OFF、かつ、全インタフェースのIPv6出力=OFFになった経路が有る場合、その経路のIPマルチキャストパケットについては、中継して来ないように要求するPIM−Pruneメッセージを作成すると共に、IP送受信手段2に該当ネットワークへの送出を指示する。IP送受信手段2は、PIM−Pruneメッセージを指示されたネットワークに出力する。
また、ここでは、(処理233)によって、全インタフェースのIPv4出力=OFF、かつ、全インタフェースのIPv6出力=OFFになった経路は無いので、PIM−Pruneメッセージは、送出されない。また、IPv6マルチキャストパケット(ff1e::238.0.0.1宛)をIPv6ネットワーク121に中継することの中止を要求するPIM−Pruneメッセージを、IPv6マルチキャストルータ107から受信した場合、あるいは、IPv4マルチキャストパケット(238.0.0.1宛)をIPv4ネットワーク112に中継することの中止を要求するPIM−Pruneメッセージを、IPv4マルチキャストルータ106から受信した場合、変換装置1は、(処理231〜234)と同様の処理を行うが、その際、(処理233)によって、IPマルチキャストアドレス(238.0.0.1)、IPマルチキャストサーバアドレス(133.144.93.2)である全インタフェースのIPv4出力及びIPv6出力がOFFになり、その経路のIPマルチキャストパケットについては中継して来ないように要求するPIM−Pruneメッセージを作成すると共に、このPIM−Pruneメッセージを、その経路の上流ルータ(例えば、IPマルチキャストサーバアドレスのネクストホップルータであって、ここでは、IPv4マルチキャストルータ105)が居るIPv4ネットワーク111に送出する。
PIM−Pruneメッセージは、IPv4マルチキャストルータ105で受信され、以後IPv4マルチキャストルータ105は、該当するIPv4マルチキャストアドレスが(238.0.0.1)且つ、該当するIPv4マルチキャストサーバアドレス(133.144.93.2)であるIPv4マルチキャストパケットをIPv4ネットワーク111に中継しなくなる。
つぎに、IPv6マルチキャストクライント104がIPv6マルチキャストグループ(ff1e::238.0.0.1)に加入した場合について説明する。
IPv6マルチキャストクライント104は、MLDプロトコルにしたがってIPv6マルチキャストグループ(ff1e::238.0.0.1)に加入するためのMLD Reportメッセージを作成してネットワーク124に送出する。IPv6マルチキャストルータ108は、MLD Reportメッセージをネットワーク124から受信すると、MLDプロトコル及びPIM−DMプロトコルにしたがって、IPv6マルチキャストパケット(ff1e::238.0.0.1宛)を、IPv6ネットワーク124に中継することを要求するPIM Graftメッセージを作成して、IPv6ネットワーク122に送出する。
ここで、このPIM GraftメッセージをIPv6ネットワーク122から受信した変換装置1の処理について説明する。
図21は、処理235〜237についての通信シーケンス図である。
(処理235について)
IP送受信手段2は、PIM GraftメッセージをIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6に渡す。IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、PIM GraftメッセージでIPv6ネットワーク122に中継するように要求されているIPv6マルチキャストアドレスとIPマルチキャストサーバアドレスのそれぞれに対応するIPv4アドレスを、IPアドレス変換情報保持手段4に問い合わせる。
(処理236について)
まず、IPアドレス変換情報保持手段4は、IPv6ネットワーク122に中継するように要求されているIPv6マルチキャストアドレス(ff1e::238.0.0.1)がIPアドレス変換テーブル41に登録されているかを調べ、それに対応するIPv4アドレスが登録又は未登録かを問い合わせ元(ここではIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6)に報告する。未登録の場合は、IPv6マルチキャストアドレスと、IPv6マルチキャストアドレスから固定データ(IPv6マルチキャストプレフィクス、例えば、ff1e::/96)を削除してできるIPv4アドレス(238.0.0.1)とを対応付けてIPアドレス変換テーブル41に登録し、IPv4アドレスを報告する。
つぎに、IPアドレス変換情報保持手段4は、IPv6ネットワーク122に中継するように要求されているIPv6マルチキャストサーバアドレス(4::100)がIPアドレス変換テーブル41に登録されているかを調べ、それに対応するIPv4アドレスを問い合わせ元(ここではIPマルチキャスト経路制御情報管理手段6)に報告する。未登録の場合は、変換用IPアドレス保持手段3からIPv4ユニキャストアドレスを取得し、IPv6マルチキャストサーバアドレスと対応付けてIPアドレス変換テーブル41に登録した後、IPv4ユニキャストアドレスを報告する。なお、ここでは、IPv6マルチキャストサーバアドレス(4::100)は、IPv4アドレス(133.144.93.2)と対応付けられてIPアドレス変換テーブル41に登録されているので、IPv4アドレス(133.144.93.2)が報告されることになる。
(処理237について)
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、IPマルチキャスト経路情報テーブル51で該当するIPv6マルチキャストアドレス(ff1e::238.0.0.1)、で且つ該当するIPv6マルチキャストサーバアドレス(4::100)であって、且つ、PIM Graftメッセージを受信したインタフェースのIPv6出力をONにセットし、さらに、該当するIPv6マルチキャストアドレス(ff1e::238.0.0.1)に対応するIPv4アドレス(238.0.0.1)で且つ、該当するIPv6マルチキャストサーバアドレス(4::100)に対応するIPv4アドレス(133.144.93.2)であって、且つ、PIM Graftメッセージを受信したインタフェースのIPv6出力をONにセットする。
ここでは、IPv6マルチキャストアドレス‘ff1e::238.0.0.1’に対応するIPv4アドレスが‘238.0.0.1’、IPv6マルチキャストサーバアドレス‘4::100’に対応するIPv4アドレスが‘133.144.93.2’であるインタフェース11のIPv6出力がONにセットされることになる。
図22は、処理238についての通信シーケンス図である。
(処理238について)
IPマルチキャスト経路制御情報管理手段6は、(処理237)によって、IPv4出力=ON、あるいは、IPv6出力=ONになった経路が有る場合は、その経路のIPマルチキャストパケットを中継するように要求するPIM Graftメッセージを作成すると共に、IP送受信手段2に該当ネットワークへの送出を指示する。IP送受信手段2は、PIM Graftメッセージを指示されたネットワークに出力する。
ここでは、(処理237)によって、該当するIPv6マルチキャストアドレス(ff1e::238.0.0.1)に対応するIPv4アドレス(238.0.0.1)で且つ、該当するIPv6マルチキャストサーバアドレス(4::100)に対応するIPv4アドレス(133.144.93.2)であるインタフェース11のIPv6出力がONにセットされたので、IPv4マルチキャストアドレスが、例えば‘238.0.0.1’、IPv4マルチキャストサーバアドレスが‘133.144.93.2’のIPv4マルチキャストパケットを、IPv4ネットワーク111に中継するように要求するPIM Graftメッセージを作成すると共に、このPIM Graftメッセージを、その経路の上流ルータ(例えば、IPマルチキャストサーバアドレスのネクストホップルータであって、ここでは、IPv4マルチキャストルータ105)が居るIPv4ネットワーク111に送出する。
PIM Graftメッセージは、IPv4マルチキャストルータ105で受信され、以後IPv4マルチキャストルータ105は、IPv4マルチキャストアドレスが、例えば‘238.0.0.1’、IPv4マルチキャストサーバアドレスが‘133.144.93.2’であるIPv4マルチキャストパケットを、IPv4ネットワーク111に中継するようになる。
つぎに、IPv6マルチキャストクライント104がIPv6マルチキャストグループ(ff1e::238.0.0.1)から離脱した場合について説明する。
IPv6マルチキャストクライント104は、MLDプロトコルにしたがって、ff1e::238.0.0.1のIPv6マルチキャストグループから離脱するためのMLD Doneメッセージを作成してIPv6ネットワーク124に送出する。IPv6マルチキャストルータ108は、MLD Doneメッセージをネットワーク124から受信すると、MLDプロトコル及びPIM−DMプロトコルにしたがって、IPv6マルチキャストパケット(ff1e::238.0.0.1宛)をIPv6ネットワーク124に中継しないことを要求するPIM−Pruneメッセージを作成してIPv6ネットワーク122に送出する。
変換装置1は、PIM−PruneメッセージをIPv6ネットワーク122から受信すると、(処理231〜234)を行って、経路の中継を中止すると共に、経路の中継の中止を要求するPIM−Pruneメッセージを作成し、このPIM−Pruneメッセージを、経路の上流ルータ(ここでは、IPv4マルチキャストルータ105)に送る。これにより、IPv4マルチキャストルータ105は、これ以後、経路のIPv4マルチキャストパケットを、IPv4ネットワーク111に中継しなくなる。
また、上述の第1及び第2の実施の形態及びでは、IPv4マルチキャストサーバ101がIPv4アドレス‘238.0.0.1’で放送するIPv4マルチキャストパケットをIPv6マルチキャストクライアント104で受信する場合について説明したが、IPv6マルチキャストサーバ103がIPv6アドレス(ff1e::238.0.0.2)で放送するIPv6マルチキャストパケットをIPv4マルチキャストクライアント102で受信する場合についても同様である。
また、上述の第1及び第2の実施の形態では、IPv4マルチキャストサーバ101が放送するIPv4マルチキャストパケットを、IPv6マルチキャストパケットに変換する際、IPv4終点アドレス(238.0.0.1)の上位に固定パターンを追加した128ビットのIPv6アドレス(例えば、ff1e::ffff:238.0.0.1)に変換する場合について説明したが、例えば、IPv4ユニキャストアドレス及びIPv6ユニキャストアドレスに加えて、IPヘッダ変換に用いるIPv4マルチキャストアドレス及びIPv6マルチキャストアドレスを、変換用IPアドレス保持手段3で予め保持するようにし、変換用IPアドレス保持手段3から取得したIPv6マルチキャストアドレス(例えば、ff1e::100)に変換するようにしても良い。
また、上述の第1及び第2の実施の形態では、変換装置1は、隣接するIPv4マルチキャストルータと交換して取得したIPv4マルチキャスト経路制御情報を、IPv6マルチキャスト経路制御情報に反映した後、隣接するIPv6マルチキャストルータと交換することによって、IPv6マルチキャストサーバ103が放送するIPマルチキャストパケットを、IPv4マルチキャストクライアント102に中継し、さらに、隣接するIPv6マルチキャストルータと交換して取得したIPv6マルチキャスト経路制御情報を、IPv4マルチキャスト経路制御情報に反映した後、隣接するIPv4マルチキャストルータと交換することによって、IPv4マルチキャストサーバ101が放送するIPマルチキャストパケットを、IPv6マルチキャストクライアント104に中継する場合について説明したが、IPv6マルチキャストサーバ103が放送するIPマルチキャストパケットを、IPv4マルチキャストクライアント102に中継するために必要なIPv6マルチキャスト経路制御情報を、管理者が変換装置1に設定したり、あるいは、IPv4マルチキャストサーバ101が放送するIPマルチキャストパケットをIPv6マルチキャストクライアント104に中継するために必要なIPv4マルチキャスト経路制御情報を、管理者が変換装置1に設定するようにしても同様である。
また、IPアドレス変換情報保持手段4は、保持しているIPv4アドレスとIPv6アドレスの対応付けのうちで一定時間参照されないものは削除し、削除したIPv4ユニキャストアドレスやIPv6ユニキャストアドレスは、変換用IPアドレス保持手段3に返却するようにしても良い。
1 変換装置
2 IP送受信手段
3 変換用IPアドレス保持手段
4 IPアドレス変換情報保持手段
5 IPヘッダ変換手段
6 IPマルチキャストメンバシップ情報管理手段
7 IPマルチキャスト経路制御情報管理手段
31 IPv4ユニキャストアドレステーブル
32 IPv6ユニキャストアドレステーブル
41 IPアドレス変換テーブル
51 IPマルチキャスト経路情報テーブル
61 IPv4マルチキャストメンバ情報テーブル
62 IPv6マルチキャストメンバ情報テーブル
71 IPv4隣接ルータ情報テーブル
72 IPv6隣接ルータ情報テーブル
101 IPv4マルチキャストサーバ
102 IPv4マルチキャストクライアント
103 IPv6マルチキャストサーバ
104 IPv6マルチキャストクライアント
105、106 IPv4マルチキャストルータ
107、108 IPv6マルチキャストルータ
111〜114 IPv4ネットワーク
121〜124 IPv6ネットワーク

Claims (8)

  1. 通信プロトコルとしてIPv4を使用する少なくとも1つの第1の装置と、通信プロトコルとしてIPv6を使用する少なくとも1つの第2の装置との間でネットワークを介してマルチキャストパケットの中継を行う通信装置であって、
    前記少なくとも1つの第1の装置または前記少なくとも1つの第2の装置の何れかにネットワークを介して接続される2以上のインタフェース部と、
    前記2以上のインタフェース部のうちの何れかのインタフェース部より受信した前記マルチキャストパケットを何れかの他のインタフェース部に中継する送受信部と、
    前記少なくとも1つの第2の装置から、第1のIPv6マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv6マルチキャストパケットの受信を要求するメッセージを前記インタフェース部の何れかから受信した場合に、前記メッセージを受信したインタフェースを、前記第1のIPv6マルチキャストアドレスに対応する第1のIPv4マルチキャストアドレスと対応付けて記憶するための記憶部と、
    前記送受信部が前記少なくとも1つの第1の装置から前記第1のIPv4マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv4マルチキャストパケットを受信すると、前記IPv4マルチキャストパケットに宛先アドレスとして含まれる前記第1のIPv4マルチキャストアドレスを前記対応する前記第1のIPv6マルチキャストアドレスに変換し、前記IPv4マルチキャストパケットから、前記第1のIPv6マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv6マルチキャストパケットを作成する変換部と
    を備え、
    前記送受信部は、作成された前記IPv6マルチキャストパケットを、前記記憶部に前記第1のIPv4マルチキャストアドレスと対応付けて記憶されたインタフェースに送信する
    通信装置。
  2. 請求項1記載の通信装置であって、
    前記第1のIPv6マルチキャストアドレスに対応する前記第1のIPv4マルチキャストアドレスは、前記第1のIPv6マルチキャストアドレスから固定パターンを削除して得られるアドレスである通信装置。
  3. 請求項1記載の通信装置であって、更に、
    少なくとも1つのIPv6マルチキャストアドレスを保持する保持部を備え、
    前記第1のIPv6マルチキャストアドレスは、前記第1のIPv4マルチキャストアドレスに対して、前記保持部が保持する少なくとも1つのIPv6マルチキャストアドレスのうちの1つのIPv6マルチキャストアドレスを割り当てたものである通信装置。
  4. 請求項1記載の通信装置であって、更に、
    少なくとも1つのIPv6ユニキャストアドレスを保持する保持部を備え、
    前記変換部は、前記IPv4マルチキャストパケットが送信元アドレスとして含むIPv4ユニキャストアドレスを、前記保持部が保持する少なくとも1つのIPv6ユニキャストアドレスのうちの1つのIPv6ユニキャストアドレスに変換し、前記変換したIPv6ユニキャストを送信元アドレスとして含むIPv6マルチキャストパケットを作成する通信装置。
  5. 通信プロトコルとしてIPv6を使用する少なくとも1つの第1の装置と、通信プロトコルとしてIPv4を使用する少なくとも1つの第2の装置との間でネットワークを介してマルチキャストパケットの中継を行う通信装置であって、
    前記少なくとも1つの第1の装置または前記少なくとも1つの第2の装置の何れかにネットワークを介して接続される2以上のインタフェース部と、
    前記2以上のインタフェース部のうちの何れかのインタフェース部より受信した前記マルチキャストパケットを何れかの他のインタフェース部に中継する送受信部と、
    前記少なくとも1つの第2の装置から、第1のIPv4マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv4マルチキャストパケットの受信を要求するメッセージを前記インタフェース部の何れかから受信した場合に、前記メッセージを受信したインタフェースを、前記第1のIPv4マルチキャストアドレスに対応する第1のIPv6マルチキャストアドレスと対応付けて記憶するための記憶部と、
    前記送受信部が前記少なくとも1つの第1の装置から前記第1のIPv6マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv6マルチキャストパケットを受信すると、前記IPv6マルチキャストパケットに宛先アドレスとして含まれる前記第1のIPv6マルチキャストアドレスを前記対応する前記第1のIPv4マルチキャストアドレスに変換し、前記IPv6マルチキャストパケットから、前記第1のIPv4マルチキャストアドレスを宛先アドレスとして含むIPv4マルチキャストパケットを作成する変換部と
    を備え、
    前記送受信部は、作成された前記IPv4マルチキャストパケットを、前記記憶部に前記第1のIPv6マルチキャストアドレスと対応付けて記憶されたインタフェースに送信する通信装置。
  6. 請求項5記載の通信装置であって、
    前記第1のIPv4マルチキャストアドレスに対応する前記第1のIPv6マルチキャストアドレスは、前記第1のIPv4マルチキャストアドレスに固定パターンを追加して得られるアドレスである通信装置。
  7. 請求項5記載の通信装置であって、更に、
    少なくとも1つのIPv4マルチキャストアドレスを保持する保持部を備え、
    前記第1のIPv4マルチキャストアドレスは、前記第1のIPv6マルチキャストアドレスに対して、前記保持部が保持する少なくとも1つのIPv4マルチキャストアドレスのうちの1つのIPv4マルチキャストアドレスを割り当てたものである通信装置。
  8. 請求項5記載の通信装置であって、更に、
    少なくとも1つのIPv4ユニキャストアドレスを保持する保持部を備え、
    前記変換部は、前記IPv6マルチキャストパケットが送信元アドレスとして含むIPv6ユニキャストアドレスを、前記保持部が保持する少なくとも1つのIPv4ユニキャストアドレスのうちの1つのIPv4ユニキャストアドレスに変換し、前記変換したIPv4ユニキャストを送信元アドレスとして含むIPv4マルチキャストパケットを作成する通信装置。
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