JP4851407B2 - 通信システム、ハンドオーバー実行方法、及び制御装置 - Google Patents

通信システム、ハンドオーバー実行方法、及び制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、ハンドオーバー実行方法、及び制御装置に関するものである。
近年、IEEE802.16eに準拠する広帯域無線アクセスシステムとしてモバイルWiMAXが注目されている(例えば、非特許文献1参照)。
このモバイルWiMAXでは、端末の移動中に、通信相手となる基地局を切り替えて通信を継続するハンドオーバー機能が設けられている。
ハンドオーバー機能があると、端末が、現在の通信相手である基地局(サービング基地局)がカバーするエリアから、他の基地局(ターゲット基地局:次に端末の通信相手となる基地局)がカバーするエリアに移動しても、通信を維持することが可能である。
服部武、藤岡雅宣、"改訂版ワイヤレス・ブロードバンド教科書 高速IPワイヤレス編"、初版、株式会社インプレスR&D、2006年6月21日、p.185−188
端末の通信相手を、サービング基地局からターゲット基地局に切り替える際、端末がサービング基地局からの受信を停止した後、ターゲット基地局からの受信を開始するまで、未受信時間が生じる。
このような未受信時間においては、端末は、いずれの基地局からもデータ(パケット)を受信できない。したがって、このデータ未受信に対して、何の手当もしなければ、未受信時間において端末に送信されるべきデータは、データ欠落となってしまう。
そこで、ハンドオーバーの実行中において端末に送信されるべきパケットを送信側でバッファリングしておき、端末の通信相手がターゲット基地局に切り替わってから、バッファリングしておいたパケットを一気にバースト送信することが考えられている(controlled Handover)。
ハンドオーバーの実行中において端末に送信されるべきパケットを送信側でバッファリングし、その後バースト送信することで、ハンドオーバー実行中の未受信時間において端末に送信されるべきパケットが、ターゲット基地局に切り替わった後に当該ターゲット基地局経由で確実に送信される。
したがって、上述のようなバースト送信を採用すれば、ハンドオーバー実行に伴うパケット欠落を防止できる。
しかし、上述のようなバースト送信を行うと、端末におけるパケット受信に遅延が生じるという問題が生じる。
つまり、バースト送信を行うと、ターゲット基地局への切り替えが行われた直後においては、その時点で本来、端末に送信されるべきパケットを後回しにして、バッファリングしたパケットを先に送信することになる。
この結果、ターゲット基地局への切り替えが行われた直後において端末に本来送信されるべきパケットからみると、バースト送信のため、端末におけるパケット受信は遅延することになる。
ここで、WiMAXは、上位ネットワークとしてインターネット等が用いられる広帯域無線アクセスシステムであるため、通信対象となるアプリケーションデータの種類には様々なものがある。つまり、WiMAXにおいて想定されているアプリケーションは、単なるデータ通信からVoIP(Voice over IP)まで幅広い。
そして、前述のハンドオーバー後のバースト送信によるパケット欠落の回避・低減は、データ通信における効率的なデータ伝送には適しているものの、遅延が生じると、VoIPなどアプリケーションが双方向でリアルタイム性を要求する場合、却って使用感が低下する。
VoIPのようにリアルタイム性が要求される場合、未受信時間は音声の途切れなどの異常の原因となるが、バースト送信による遅延も、音声の遅れなどの異常となる。したがって、バースト送信を行うと、未受信時間に加えて、バースト送信の間も異常が継続することになり、異常が長期化する。この異常の結果、VoIPのリアルタイム性が損なわれ、使用感が低下する。
そこで、本発明は、ハンドオーバーのためにバッファリングしたパケットのバースト送信を適切に行うことを目的とする。
通信システムに係る本発明は、端末の通信相手をサービング基地局からターゲット基地局に切り替えるためのハンドオーバーを実行可能な通信システムであって、ハンドオーバーの実行中に前記端末へ送信すべきパケットをバッファリングするとともに、ハンドオーバーの実行によって前記端末の通信相手が前記ターゲット基地局に切り替わると、バッファリングされた前記パケットを、前記端末に対してバースト送信するためのバッファ部と、前記端末へ送信されるパケットのサービスクラスを識別する識別部と、バースト送信されるパケット数を、前記識別部で識別されたサービスクラスに応じて調整する調整部と、を備えている。
サービスクラスには、遅延防止を優先したいサービスクラスや、パケット欠落回避又は軽減を優先したいサービスクラスなどがある。上記本発明によれば、バッファ部からバースト送信されるパケット数が、サービスクラスに応じて調整されるため、サービスクラスに応じて遅延を防止したり、あるいはパケット欠落を防止したりすることができる。
前記調整部は、バースト送信されるパケット数を、ゼロに調整可能であるのが好ましい。この場合、パケット欠落が生じるものの遅延を最小限に抑えることができる。
前記調整部は、前記識別部が識別したサービスクラスが少なくともVoIPに対応するサービスクラスであるときに、バースト送信されるパケット数をゼロに調整するのが好ましい。VoIPは、リアルタイム性が要求されるため、バースト送信による遅延を無くすことで、音声異常を低減し、VoIPの使用感を向上させることができる。
方法に係る本発明は、端末の通信相手をサービング基地局からターゲット基地局に切り替えるためのハンドオーバーを実行する方法であって、ハンドオーバーの実行中に前記端末へ送信すべきパケットを、バッファリングするバッファリングステップと、ハンドオーバーの実行によって前記端末の通信相手が前記ターゲット基地局に切り替わると、前記バッファリングステップにおいてバッファリングしたパケットを、前記端末に対してバースト送信するバースト送信ステップと、前記端末へ送信されるパケットのサービスクラスを識別する識別ステップと、前記バースト送信ステップにおいてバースト送信されるパケット数を、前記識別ステップで識別されたサービスクラスに応じて調整する調整ステップと、を含むものである。
制御装置に係る本発明は、端末と通信を行う複数の基地局と、端末の通信相手をサービング基地局からターゲット基地局に切り替えるハンドオーバーを制御する制御装置と、を有する通信システムにおいて用いられる前記制御装置であって、前記端末へ送信されるパケットのサービスクラスを識別する識別部と、前記端末の通信相手がターゲット基地局に切り替わった後に、前記ハンドオーバーの実行中に前記端末へ送信すべきであったパケットを、前記端末に対してバースト送信する際のパケット数を調整する調整部と、
を備え、前記調整部は、前記識別部によって識別されたサービスクラスに応じてバースト送信するパケット数を調整することを特徴とするものである。
本発明によれば、バースト送信されるパケット数が、サービスクラスにおいて調整されるため、バースト送信を適切に行える。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、モバイルWiMAXにおける通信システムの全体構成を示している。この通信システムは、移動端末などの端末(MS;Mobile Station)1の通信相手となる複数の基地局(BS;Base Station)2a,2bを備えている。通常、複数(数千)の基地局2a,2bが、アクセス制御装置となるASN−GW(Access Service Network Gateway)3に接続されている。また、ASN−GW3は、HA(Home Agent)4を介して、インターネットやその他のネットワークなどの上位ネットワークに接続される。
したがって、インターネット等の上位ネットワークから端末へ送信されるパケット(ダウンリンクのデータ)は、前記HA4及びASN−GW3を経由して、基地局2a,2bから端末1へ送信されることになる。
さて、前記ASN−GW(以下、「制御装置」ともいう)3は、基地局2a,2b間のハンドオーバーを制御するための機能を有している。なお、ここでは、基地局2aがサービング基地局(S−BS;Serving Base Station)2aであり、基地局2bがターゲット基地局(T−BS;Target Base Station)2bである。
制御装置3は、ハンドオーバーの際に、送信パケットをバッファリングするとともにバースト送信を行うControlled Handover(以下、「コントロールドHO」という)が行えるように構成されている。
図2は、コントロールドHOの処理シーケンスを示している。
[(1)HO(ハンドオーバー)の起動]
端末1が、MOB_MSHO_REQメッセージ(端末のHO要求メッセージ)をサービング基地局(S−BS)2aへ送信すると、HOが起動する。なお、HOの起動は、サービング基地局(S−BS)2aが、MOB_BSHO_REQ(基地局のHO要求)を端末1に送信することによっても行われる。
[(2)HOの準備;バッファリングの開始]
端末1からMOB_MSHO_REQメッセージを受けたサービング基地局(S−BS)2aは、HO_REQメッセージ(基地局間のHO要求メッセージ)を、制御装置3経由で、ターゲット基地局(T−BS)2bへ送信する。
そして、ターゲット基地局2bが、制御装置3との間で、Path_Pre−Reg_ReqメッセージとPath_Pre−Reg_Rspメッセージのやりとりを行うと、ターゲット基地局2bと制御装置3との間にトンネルが作成される。
制御装置3は、端末1に送信すべきパケット(SDU:Service data unit)のバッファリングを行うためのバッファ部(FIFOバッファ)31を有している。制御装置3は、前記トンネルの作成を契機として、端末1に送信すべきパケットをサービング基地局2へ送信するだけでなく、バッファ部31へのバッファリングも行う。なお、バッファ部31は、HO中に送信されるデータを蓄積するのに十分なサイズを有している。
このバッファリングは、HO後のバースト送信中も行われ、少なくとも、端末1がターゲット基地局2bからリアルタイムで端末が受信できるようになるまで行われる。
その後、ターゲット基地局2bは、Path_Pre−REG_Ackメッセージを制御装置3へ送信した後、制御装置3経由で、HO_Rspメッセージを、サービング基地局2aへ送信する。
すると、サービング基地局2aは、端末1に対して、MOB_BSHO_RSPメッセージを送信する。MOB_BSHO_RSPメッセージは、サービング基地局2aが、HO可能な状態になったことを端末1に通知するためのメッセージである。
また、サービング基地局2aは、制御装置3を介して、ターゲット基地局2bに対してHO_Ackを送信する。
[(3)端末によるHO開始宣言]
MOB_BSHO−RSPメッセージを受信した端末1は、HOを開始させるため、MOB_HO_INDメッセージ(ハンドオーバー実施メッセージ)を、サービング基地局2aへ送信する。
サービング基地局2aは、端末1からMOB_HO_INDメッセージを受けた時点で、端末1に最後に送信したSDU(パケット)をLAST_SDU情報とし、HO_confirmメッセージに当該LAST_SDU情報を付加して制御装置3へ送信する。
[(4)端末とサービング基地局との通信の切断、及び端末とターゲット基地局との接続]
端末1は、MOB_HO_INDメッセージをサービング基地局2aへ送信してからしばらくすると、サービング基地局2aとの通信接続を切断する。そして、端末1は、ターゲット基地局2bが送信する下りへの同期確立を行うとともに、ターゲット基地局2bとの間でレンジング処理を行い、ターゲット基地局2bを新たなサービング基地局として通信を継続する。
サービング基地局2aからの受信を停止してから、ターゲット基地局2bに切り替わるまである程度の時間を要するため、端末1がサービング基地局2aからの受信を停止してから、ターゲット基地局2bとの通信を開始する間に、「未受信時間」が発生することになる。
[(5)バースト送信する先頭SDUの特定]
さて、LAST_SDU情報を含むHO_confirmメッセージを受信した制御装置3は、受信したLAST_SDU情報によって、端末1がHO開始までにどのSDU(パケット)までをサービング基地局2aから受信できたかを把握することができる。
ただし、実際は、端末1は、HO開始後(端末1がMOB_HO_INDメッセージを送信した後)も、未受信時間に入る前までサービング基地局2aからSDUを受信することができるが、確実に受信できたSDUとしては、HO開始直前のLAST_SDUとなる。
制御装置3は、LAST_SDU情報に基づいて、バッファ部に蓄積されているSDUのうち、ターゲット基地局2bへ送信すべき先頭SDU(先頭パケット)を特定する。
例えば、バッファ部に蓄積されているSDUのうち、LAST_SDUの次のSDU(LAST_SDU+1)以降は、端末1がサービング基地局2aから受信しているか否か保証がない。
そこで、パケット欠落を回避するには、バッファ部31中のSDUのうちLAST_SDUの次のSDU(LAST_SDU+1)を先頭SDUとするパケット列をバースト送信すればよい。この場合、制御装置3は、図2に示すように、LAST_SDUの次のSDU(LAST_SDU+1)を、ターゲット基地局2bからのバースト送信の先頭として特定する。
なお、先頭SDUを、どのSDUとするかについては、調整可能である。この点については後述する。
そして、HO_confirmメッセージを受信した制御装置3は、HOを実行するため、ターゲット基地局2bに対して、HO_confirmメッセージを送信する。すると、ターゲット基地局2bは、HO_Ackメッセージを制御装置3経由で、サービング基地局2aへ送信する。
さらに、ターゲット基地局2bは、Path_Reg_REQメッセージを制御装置3へ送信し、これを受けると制御装置3はPath_Reg_RSPメッセージをターゲット基地局2bへ送信する。
[(6)バースト送信]
そして、前述のように端末1がターゲット基地局2bとの間で、同期を確立し、レンジング処理が終了すると、ターゲット基地局2bが新たなサービング基地局2bとなり、端末1と新たなサービング基地局2bとの間での通信が開始される。
端末1が、新たなサービング基地局2bからのデータ受信可能な状態になると、制御装置3は、バッファ部31内のパケットのうち、先頭SDU以降のパケット列を、新たなサービング基地局2bに対して、バースト送信する。パケット列のバースト送信を受けたサービング基地局2bは、当該パケット列を端末1に対してバースト送信する。
ここで、各パケットは、図2に示すように、所定の時間間隔をおいて送信されるが、バースト送信の際には、当該時間間隔を小さく又は無くして、通常よりも高速で、パケット送信が行われる。
バースト送信は、バッファ部31によるパケットの蓄積に伴う遅延なしでパケットをリアルタイムで送信できるようになるまで、つまりバッファ部31が空になるまで、行われる。
以上のように、端末1は、HO後、まず、新たなサービング基地局2bからダウンリンクデータをバースト受信し、その後、ダウンリンクデータをリアルタイムで受信することになる。
[(7)HOの後処理]
端末1と新たなサービング基地局2bとの間での通信が開始されると、新たなサービング基地局2bは、Path_Reg_Ackメッセージを制御装置3へ送信する。また、新たなサービング基地局2bは、制御装置3経由で、HO_completeメッセージを前のサービング基地局2aへ送信する。
そして、前のサービング基地局2aは、制御装置3へ対して、Path_De−Reg_Reqメッセージを送信する。すると、前のサービング基地局2aと制御装置3との間のトンネルが削除される。トンネルが削除されると、制御装置3から前のサービング基地局2aに対してPath_De−Reg_Rspメッセージが送信される。
図3は、バッファリングとバースト送信の様子を、データ(パケット;SDU)の流れを中心に示したものである。理解を容易にするため、図3に基づいてバッファリングとバースト送信の流れを再説明する。なお、説明の便宜上、処理の各段階におけるパケット数は、図2と一致していない。
図3において、HOの準備完了(バッファリング開始)までは、サービング基地局2aから端末1に対して、通常の、データのリアルタイム送信が行われる。そして、制御装置3においてHOの準備が完了すると、サービング基地局2aから送信されるパケットはバッファ部31にバッファリングされる。なお、HOの準備が完了しても、サービング基地局2aから端末1に対してのリアルタイム送信は、端末1がサービング基地局2aからの受信を停止するまで継続する。
HOが開始すると、バッファ部31にバッファリングされているパケット(SDU)のうち、バースト送信の先頭となる先頭SDUが指定される。
そして、端末1がサービング基地局2aからの受信を停止すると、端末1とターゲット基地局2bとの間の接続が完了するまでが、端末1の未受信時間となる。
端末1とターゲット基地局2bとの間の接続が完了すると、バッファ部31のパケットのうち、先頭SDUを先頭とするパケット列が一気に端末1にバースト送信される。このバースト送信は、FIFOバッファ部31が空になるまで行われる。バッファ部31が空になると、ターゲット基地局(新たなサービング基地局)2bから端末1に対して、パケットがリアルタイム送信される。
図3に示すものも、図2の場合と同様に、LAST_SDUの次のSDU(パケット)がバースト送信の先頭SDUに設定されている。この場合、端末1におけるデータ重複受信、データ未受信、データ欠落回避、及び遅延は、図4に示すようになる。
まず、HO準備完了(バッファリング開始)から、端末1がサービング基地局2aからの受信を停止するまでの間に、端末1が受信したパケットは、バースト受信の際にも受信することになる。したがって、そのようなパケットは重複受信となる。サービング基地局2aが端末1からMOB_HO_INDメッセージを受信して決定したLAST_SDUが、端末1が実際に受信できた最後のSDUとは異なるためである。
また、端末1がサービング基地局2aからの受信を停止し、ターゲット基地局2bに接続を完了するまでの間は、端末1はデータを受信できない「未受信時間」となる。
そして、端末1が、未受信時間後において、バースト送信されたパケット列を受信する。このパケット列の最初の部分は、先に説明した重複受信の部分となり、その後の部分は、未受信時間に送信されるはずであったパケットになる。未受信時間に送信されるべきパケットがバースト送信に含まれることで、パケット欠落が回避されている。
しかし、図3に示すように、端末1とターゲット基地局2bとの接続が完了した後、バースト送信が行なわれなければアルタイム送信によって遅延なく送信できたはずのパケットAは、遅延して端末1に送信される。つまり、重複受信部分とパケット欠落回避部分とを構成するパケットバースト送信のため、パケットAは、図3に示す最大遅延量の分ほど遅延して、端末1に受信される。
このような遅延は、バースト送信が継続する限り、パケットA以降のパケットB〜Eについても同様に発生する。ただし、遅延は、B〜Eの順で、徐々に小さくなる。
上記のような未受信時間と遅延があると、VoIP等のようにアプリケーションが双方向でリアルタイム性を要求する場合、未受信時間とバースト受信の間、音声の途切れや音声の遅延などの異常が継続する。
[サービスクラスの識別とバースト送信パケット数の調整]
さて、以上のようなコントロールドHO機能を有する本実施形態の制御装置3は、さらに、図5に示すように、サービスクラス(トラフィックタイプ)を識別する識別部33と、バッファ部31からバースト送信されるパケット数を調整する調整部34とを有している。
本実施形態の制御装置3の識別部33は、端末に対して送信されるパケット(ダウンリンクのパケット)のサービスクラスを識別するために、DSCP(Diff Service Code Point)による識別を行う。
具体的には、識別部3は、対象となるパケットがIPv4パケットであれば、ヘッダのTOS(Type Of Service)フィールド(8ビット)に含まれるDSCPフィールド(6ビット)を参照して、サービスクラス(トラフィックタイプ)を識別することができる。
また、対象となるパケットがIPv6であれば、ヘッダのTraffic classフィールド(8ビット)に含まれるDSCPフィールド(6ビット)を参照して、サービスクラス(トラフィックタイプ)を識別することができる。
例えば、モバイルWiMAXでは、サービスクラス(WiMAXでは「QoS(Quality of Service)クラス」ともいう)として、5つのクラスが定義されている。5つのクラスは、具体的には、UGS(Unsolicited Grant Service)、rtPS(Real-Time Polling Service)、ErtPS(Extended Real-Time Poling Service)、nrtPS(Non-Real-Time Polling Service)、BE(Best-Effort Service)である。
UGSは、送信権割り当てサービスであり、固定データ伝送レートがリアルタイムに要求されるVoIP(Voice over IP)などのリアルタイム系のアプリケーションに適用されるクラスである。
rtPSは、音楽又は映像のストリーミングなどのアプリケーションに適用されるクラスである。
ErtPSは、無音抑制付きVoIPなどのアプリケーションに適用されるクラスである。
nrtPSは、FTP(File Transfer Protocol)などのアプリケーションに適用されるクラスである。
BEは、伝送レート・伝送遅延など伝送を保証しないものであり、データ通信、ウェブブラウジングなどに適用されるクラスである。
上記のようにサービスクラスが定義されている場合、パケットがいずれのサービスクラスに属するかは、前述のように識別部33がパケットのDSCPフィールドを参照することで、判定できる。
識別部33が識別結果としてのサービスクラスを出力すると、調整部34は、識別部33によって識別されたサービスクラスを受け取る。すると、調整部34は、バースト送信されるパケット数を、前記識別部33で識別されたサービスクラスに応じて調整する。
本実施形態の調整部34は、バースト送信パケット数を、前記先頭SDUの位置によって調整する。
例えば、識別部33によって識別されたサービスクラスが、「nrtPS」であったとする。このようなサービスクラスでは、リアルタイム性の要求は低いため、遅延が生じてもパケット欠落の回避を優先したい。
HOに伴うパケット欠落を確実に回避する場合、調整部34は、先頭SDUとして、LAST_SDUの次のSDU(LAST_SDU+1)を指定する。この場合、端末1では、受信パケットに多少の重複が生じるものの、HOに伴うパケット欠落は完全に回避できる。
また、サービスクラスによっては、パケット欠落及び遅延をある程度許容しつつも、パケット欠落及び遅延を共に少なくしたい場合がある。この場合、調整部33は、先頭SDUとして、LAST_SDUのX個先(X>1)のSDU(LAST_SDU+X)を、先頭SDUとして指定する。Xの値は、調整部34が適宜設定できる。
例えば、サービング基地局2aとターゲット基地局2bから重複して送信されるパケット数が2個である場合、調整部34が、先頭SDUとして(LAST_SDU+3)を指定すれば、パケット欠落が無くなるとともに、重複パケットが無い分、遅延が小さくなる。これは、サービング基地局2aから端末1が「実際に」受信できたSDU(LAST_SDU+2)の次のSDUを先頭SDUとしてバースト送信することになり、重複を回避できるようになる。
ただし、重複パケット数は、場合によって変動するため、Xを2以上にした場合、パケット欠落の完全な回避は保証されない。このため、上記のような調整の仕方は、多少のパケット欠落が許容されるサービスクラスに適する。
このように、調整部34が、バースト送信されるパケット数を調整することで、パケット欠落と遅延のバランスを調整することができ、サービスクラスに応じた通信品質を確保しながらHOを実行することができる。
また、識別部33によって識別されたサービスクラスが、VoIPに対応するサービスクラスである「UGS」であったとする。VoIPにおける音声の異常発生時間は、未受信時間とバースト送信時間との和となるため、異常発生時間を短くするには、バースト送信を行わないか(バースト送信時間=0)、バースト送信パケット数を少なくしてバースト送信時間を短くするのがよい。
本実施形態では、識別部33によって識別されたサービスクラスが、VoIPに対応するサービスクラスであった場合、調整部34は、バースト送信を行わないように制御を行う。具体的には、識別部33がVoIPに対応するサービスクラスを識別した場合、調整部34は、先頭SDUに関係なく、バッファ部31からのバースト送信が行われないようにバッファ部31を制御して、その結果、バースト送信パケット数をゼロとする。
上記のようにVoIPの場合には、バースト送信を行わないことで、音声異常が生じる時間を短くできる。
つまり、図6に示すように、端末1がサービング基地局2aからのパケット受信を停止し、ターゲット基地局2bからのパケット受信を開始するまでの「未受信時間」においては、音声の途切れ等が生じる可能性があるが、ターゲット基地局2bからのパケット受信を開始すると直ちに遅延なくパケットを受信できるため、音声異常が生じる時間を「未受信時間」に限ることができる。この結果、VoIPの使用感(トータル品質)が向上する。
[第2実施形態]
図7は、本発明の通信システムの第2実施形態を示している。この第2実施形態では、バースト送信のためにパケットをバッファリングするバッファ部21が、基地局2a,21bに設けられている。
第2実施形態においては、HO準備完了に伴ってバッファリングを開始すると、ターゲット基地局2bに設けられたバッファ部21において、第1実施形態と同様なバッファリングが行われる。つまり、制御装置3は、HO準備完了になると、端末1に送信されるべきパケットを、ターゲット基地局2bに送信する。ターゲット基地局は、HO準備完了後に受信したパケットを直ちに端末1に送信するのではなく、バースト送信が開始されるまで、バッファリングを行う。
また、制御装置3においては、識別部33が識別したサービスクラスに基づいて、調整部34によってバースト送信のパケット数調整が、調整部34によって行われる。具体的には、調整部34は、先頭SDUの調整又はバースト送信を行わないことの決定を行う。
調整部34は、調整された先頭SDU又はバースト送信を行わない旨の指令を、ターゲット基地局2bへ送信する。
ターゲット基地局2bは、端末1との接続が確立すると、自らのバッファ部21に蓄積されているパケットのうち先頭SDUを先頭とするパケット列を端末1にバースト送信する。なお、調整部34からバースト送信を行わない旨の指令を受けている場合には、バースト送信を行わずに、リアルタイム送信を行う。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、基地局2a,2bには、バッファ部21だけでなく、調整部34を設けてもよい。さらには、基地局2a,2bに識別部33を設けても良い。
通信システムの全体構成図である。 コントロールドHOの処理シーケンスである。 コントロールドHO時の送受信データを示すタイムチャートである。 コントロールドHO時の受信データを示すタイムチャートである。 ASN−GWのブロック図である。 コントロールドHO時にバースト送信を行わない場合の送受信データを示すタイムチャートである。 第2実施形態に係る通信システムの全体構成図である。
符号の説明
1:端末、2a:サービング基地局、2b:ターゲット基地局、3:ASN−GW(制御装置)、4:HA、31:バッファ部、33:識別部、34:調整部

Claims (6)

  1. 端末の通信相手をサービング基地局からターゲット基地局に切り替えるためのハンドオーバーを実行可能な通信システムであって、
    ハンドオーバーの実行中に前記端末へ送信すべきパケットをバッファリングするとともに、ハンドオーバーの実行によって前記端末の通信相手が前記ターゲット基地局に切り替わると、バッファリングされた前記パケットを、前記端末に対してバースト送信するためのバッファ部と、
    前記端末へ送信されるパケットのサービスクラスを識別する識別部と、
    バースト送信されるパケット数を、前記識別部で識別されたサービスクラスに応じて調整する調整部と、
    を備え、
    前記調整部は、バースト送信されるパケット数を、ゼロに調整可能であることを特徴とする通信システム。
  2. 端末の通信相手をサービング基地局からターゲット基地局に切り替えるためのハンドオーバーを実行可能な通信システムであって、
    ハンドオーバーの実行中に前記端末へ送信すべきパケットをバッファリングするとともに、ハンドオーバーの実行によって前記端末の通信相手が前記ターゲット基地局に切り替わると、バッファリングされた前記パケットを、前記端末に対してバースト送信するためのバッファ部と、
    前記端末へ送信されるパケットのサービスクラスを識別する識別部と、
    バースト送信されるパケット数を、前記識別部で識別されたサービスクラスに応じて調整する調整部と、
    を備え、
    前記調整部は、前記識別部が識別したサービスクラスが少なくともVoIPに対応するサービスクラスであるときに、バースト送信されるパケット数をゼロに調整することを特徴とする通信システム。
  3. 端末の通信相手をサービング基地局からターゲット基地局に切り替えるためのハンドオーバーを実行する方法であって、
    ハンドオーバーの実行中に前記端末へ送信すべきパケットを、バッファリングするバッファリングステップと、
    ハンドオーバーの実行によって前記端末の通信相手が前記ターゲット基地局に切り替わると、前記バッファリングステップにおいてバッファリングしたパケットを、前記端末に対してバースト送信するバースト送信ステップと、
    前記端末へ送信されるパケットのサービスクラスを識別する識別ステップと、
    前記バースト送信ステップにおいてバースト送信されるパケット数を、前記識別ステップで識別されたサービスクラスに応じて調整する調整ステップと、
    を含み、
    前記調整ステップでは、バースト送信されるパケット数を、ゼロに調整可能である
    ことを特徴とするハンドオーバー実行方法。
  4. 端末の通信相手をサービング基地局からターゲット基地局に切り替えるためのハンドオーバーを実行する方法であって、
    ハンドオーバーの実行中に前記端末へ送信すべきパケットを、バッファリングするバッファリングステップと、
    ハンドオーバーの実行によって前記端末の通信相手が前記ターゲット基地局に切り替わると、前記バッファリングステップにおいてバッファリングしたパケットを、前記端末に対してバースト送信するバースト送信ステップと、
    前記端末へ送信されるパケットのサービスクラスを識別する識別ステップと、
    前記バースト送信ステップにおいてバースト送信されるパケット数を、前記識別ステップで識別されたサービスクラスに応じて調整する調整ステップと、
    を含み、
    前記調整ステップでは、前記識別ステップにて識別したサービスクラスが少なくともVoIPに対応するサービスクラスであるときに、バースト送信されるパケット数をゼロに調整する
    ことを特徴とするハンドオーバー実行方法。
  5. 端末と通信を行う複数の基地局と、端末の通信相手をサービング基地局からターゲット基地局に切り替えるハンドオーバーを制御する制御装置と、を有する通信システムにおいて用いられる前記制御装置であって、
    前記端末へ送信されるパケットのサービスクラスを識別する識別部と、
    前記端末の通信相手がターゲット基地局に切り替わった後に、前記ハンドオーバーの実行中に前記端末へ送信すべきであったパケットを、前記端末に対してバースト送信する際のパケット数を調整する調整部と、
    を備え、
    前記調整部は、前記識別部によって識別されたサービスクラスに応じてバースト送信するパケット数を調整し、
    前記調整部は、バースト送信されるパケット数を、ゼロに調整可能である
    ことを特徴とする制御装置。
  6. 端末と通信を行う複数の基地局と、端末の通信相手をサービング基地局からターゲット基地局に切り替えるハンドオーバーを制御する制御装置と、を有する通信システムにおいて用いられる前記制御装置であって、
    前記端末へ送信されるパケットのサービスクラスを識別する識別部と、
    前記端末の通信相手がターゲット基地局に切り替わった後に、前記ハンドオーバーの実行中に前記端末へ送信すべきであったパケットを、前記端末に対してバースト送信する際のパケット数を調整する調整部と、
    を備え、
    前記調整部は、前記識別部によって識別されたサービスクラスに応じてバースト送信するパケット数を調整し、
    前記調整部は、前記識別部が識別したサービスクラスが少なくともVoIPに対応するサービスクラスであるときに、バースト送信されるパケット数をゼロに調整する
    ことを特徴とする制御装置。
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