JP4850848B2 - 通信リンクを通じて電力を与えるためのシステムにおける電源装置の出力電圧に基づく電流制限しきい値の調整 - Google Patents

通信リンクを通じて電力を与えるためのシステムにおける電源装置の出力電圧に基づく電流制限しきい値の調整 Download PDF

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Description

本願は、2005年1月25日に出願され、「進んだパワーオーバーイーサネット(登録商標)システムをサポートするためのシステムおよび方法(System And Method For Supporting Advanced Power Over Ethernet(登録商標)System)」と題された米国仮特許出願第60/646,509号の優先権を主張する。
技術分野
この開示は電源システムに関し、より特定的には、パワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE)システムなどの通信リンクを通じて電力を与えるためのシステムにおける電源装置の出力電圧に基づいて、電流制限しきい値を調整するための回路および方法論に関する。
背景技術
この数年にわたって、イーサネット(登録商標)はローカルエリアネットワーキングの最も一般的に用いられる方法となった。イーサネット(登録商標)規格の創始者であるIEEE802.3グループは、イーサネット(登録商標)ケーブルを通じた電力供給を規定する、IEEE802.3afとして公知である拡張された規格を開発した。IEEE802.3af規格は、アンシールドツイストペア線を通じてリンクの両端に位置する給電側機器(Power Sourcing Equipment)(PSE)から受電側機器(Powered Device)(PD)へ電力を送ることを含む、パワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE)システムを規定する。伝統的に、IP電話、無線LANアクセスポイント、パーソナルコンピュータおよびウェブカメラなどのネットワーク装置は、2つの接続を必要としてきた。1つはLANへ、もう1つは電源装置への接続である。PoEシステムは、ネットワーク装置に電力供給するための付加的なコンセントおよび配線の必要性をなくす。その代わり、データ伝送に用いられるイーサネット(登録商標)ケーブルを通じて電力が供給される。
IEEE802.3af規格に規定されるように、PSEおよびPDは、ネットワーク装置が、データ伝送に用いられるのと同じ汎用ケーブルを用いて電力を供給し、引き込むことを可能にする、非データエンティティである。PSEは、ケーブルへの物理的接続ポイントで電気的に特定される、リンクに電力を与える機器である。PSEは典型的にはイーサネット(登録商標)スイッチ、ルータ、ハブ、または他のネットワークスイッチング機器もしくはミッドスパン装置に関連付けられる。PDは、電力を引き込むかまたは電力を要求する装置である。PDは、デジタルIP電話、無線ネットワークアクセスポイント、PDA、またはノート型コンピュータドッキングステーション、携帯電話チャージャ、およびHVACサーモスタットなどの装置に関連付けられ得る。
PSEの主な機能は、PDが要求する電力を求めてリンクを探索すること、任意でPDを分類すること、PDが検出されるとリンクに電力を供給すること、リンク上の電力をモニタすること、および、電力がもはや要求されず、必要とされなくなると、電力を切断することである。PDは、IEEE802.3af規格によって規定されるPoE検出シグナチャを提示することにより、PD検出手順に参加する。
検出シグナチャが有効な場合、PDは、電源が入った時にどれだけの電力を引き込むかを示すために、分類シグナチャをPSEに提示するオプションを有する。PDはクラス0
からクラス4までに分類され得る。クラス1のPDはPSEが少なくとも4.0Wを供給することを必要とし、クラス2のPDはPSEが少なくとも7.0Wを供給することを必要とし、クラス0、3または4のPDは少なくとも15.4Wを必要とする。決定したPDのクラスに基づいて、PSEは必要な電力をPDに加える。
電力がPDに供給されるとき、PSEは、たとえば短絡状態におけるPSEの最大出力電流などの、ある電流制限しきい値(ILIM)および過負荷電流検出範囲(ICUT)について出力電流をモニタする。特にPSEは、短絡を通る電流の大きさがILIMを超えない場合には、電力供給ケーブル内のあるワイヤの短絡を任意の他のワイヤに適用することに損傷なく耐えることができなければならない。さらに、PSEの出力電流が過負荷時限(Tovld)を超える期間についてICUTを超えると、過負荷状態が検出され得る。過負荷状態が検出されると、PSEは電力インターフェースから電力を取除かなければならない。
IEEE802.3af規格に従うために、ILIMの値は400mAから450mAまでの範囲で固定されたレベルに維持されなければならない一方で、ICUTの値はPclass/VPortより大きいが400mAより小さい固定されたレベルに維持されなければならず、ここでVPortはPSEの出力電圧であり、Pclassはそれぞれのクラスのための電力である。IEEE802.3af規格に規定されるように、VPortの値は44Vから57Vの範囲になければならない。
PSEは複数のイーサネット(登録商標)ポートを含んでもよく、これらのポートはそれぞれのポートに結合される複数のイーサネット(登録商標)装置に電力を送るために与えられる。いくつかのイーサネット(登録商標)装置はイーサネット(登録商標)を通じて送られる電力を必要としないので、PSEのポートがすべてPDに接続される可能性は低いと考えられる。したがって、ほとんどのPSEは15.4Wよりはるかに低い電力性能にポート数を乗じた性能で構築される。したがって、PSEは、ポートによって要求される総電力がPSEの電力供給性能より小さいことを確実にするように電力割当てを実行することができる。
下記に実証されるように、電流制限しきい値のレベルが固定される結果、より少ないポートに電力供給することとなる。たとえば57Vの出力電圧では、350mAレベルのICUTは、過負荷電子回路遮断器(ブレーカ)が57V×350mA=19.95Wで開くことを意味する。57Vの出力電圧かつ400mAレベルのICUTでは、過負荷回路遮断器は57V×400mA=22.8Wで開く。出力電力がこれらのレベルに達するまで過負荷電子回路遮断器が開かないので、PSEの電力割当てシステムは、これらのポートの各々がIEEE802.3af規格によって要求される最大電力を超えるこれらの電力量を引き込むと仮定し得る。
したがって、少なくとも1つのポートが高出力電力を必要とする場合、(電力供給性能が限定された)PSEは、減じられた数のポートに電力を供給することができる。なぜならばPSEは各ポートが高電力を引き込むと仮定し得るからである。たとえば200Wの電源を備えたPSEは、VPort=57Vかつ350mAレベルのICUTで、わずか10個のポートにしか電力を供給することができない。なぜならばPSEは各ポートが最大19.95Wを消費すると仮定し得るからである。出力電力が15.4Wに制限されると、同じPSEが200W/15.4W≒13ポートに電力を供給することができる。
したがって、PSEが最大数のポートに電力を供給しつつ最大量の電力を送ることができるよう、電流制限しきい値レベルを調整するための機構が必要である。
さらに、IEEE802.3af規格は、PDにおける入力電流制限しきい値を特定する。特にこの規格は、PDにおける入力流入電流IInrushを最大400mAに制限する。しかしながら、入力電流制限しきい値を調整可能にして、PDがより高電力を受取ることができるようにすることが望ましい。
開示の概要
この開示は、通信リンクを通じて受電側機器(PD)に電力を与える電源システムにおける電流制限しきい値レベルを調整するための新規な回路および方法論を提供する。
この開示の1つの局面に従えば、電源システムは、電流制限しきい値に基づいて電流を限定するための電流制限回路、および、システムの出力パラメータに従って電流制限しきい値を設定するためのしきい値回路を有する。特に、電源システムの出力電流は出力電流制限しきい値に基づいて限定され得、かつ/または、PDの入力電流は入力電流制限しきい値に基づいて限定され得る。しきい値回路は、システムの実質的に一定の出力電力を達成するために、システムの出力電圧に従って出力電流制限しきい値および/または入力電流制限しきい値を制御することができる。
たとえば、しきい値回路は、短絡状態におけるシステムの最大出力電流および/または、システムの出力電圧に従ってシステムの過負荷電流検出範囲を設定することができる。さらに、しきい値回路は、システムの出力電圧に従ってPDの最大入力電流を設定することができる。
開示の実施例に従えば、電流制限しきい値は、出力電圧にかかわらずシステムの一定の出力電力を達成するために、出力電圧に反比例するようにすることができる。
代替的には、しきい値回路は、システムの一定の出力電力を表わす電流電圧曲線の近似を用いて電流制限しきい値を設定することができる。たとえば、電流制限しきい値をシステムの出力電圧の予め定められた範囲内で出力電圧に線形に比例するようにするために、電流電圧曲線の線形の近似が用いられてもよい。
電流制限回路は、システムの出力電界効果トランジスタまたはバイポーラトランジスタを制御することができ、システムの出力電流が短絡状態のシステムの最大出力電流を超えるのを防ぐ。
さらに、電流制限回路は、システムの出力電流が予め定められた時限を超える期間について過負荷電流検出範囲を超えると、システムの出力トランジスタが電源オフになるようにすることができる。
この開示の方法に従えば、以下のステップが行なわれる:
・ 電源装置の出力パラメータを決定し、
・ 決定した出力パラメータに従って電流制限しきい値を調整すること、である。
特に、短絡状態の電源装置の最大出力電流、および/または、電源装置の最大過負荷電流は、電源装置の実質的に一定の出力電力を達成するために、電源装置の出力電圧に従って調整されることができる。さらに、PDの最大入力電流は、電源装置の実質的に一定の出力電力を達成するために電源装置の出力電圧に従って調整されることができ、電源装置の実質的に一定の出力電力を達成するために電源装置の出力電圧に従って調整されることができる。
開示の別の局面に従えば、イーサネット(登録商標)を通じて電力を与えるためのシステムは、受電側機器(PD)に電力を供給するための少なくとも1つのポートを有するPSEと、ポートにおいて生成される出力電圧に従って電流制限しきい値を制御するためのしきい値回路とを含む。特に、PSEの出力電流制限しきい値および/またはPDの入力電流制限しきい値は、PSEの実質的に一定の出力電力を達成するために出力電圧に従って制御されることができる。
開示の他の局面に従えば、ローカルエリアネットワークは、少なくとも1対のネットワークノードと、ネットワークハブと、ネットワークノードをネットワークハブに接続してデータ通信を与えるための通信ケーブルとを含む。ネットワークハブは、通信ケーブルを通じて負荷に対して電力を与えるための電源装置を有する。ネットワークは、電流制限しきい値に基づいて通信ケーブルを通じて電力を与えるためにシステムにおける電流を限定するための電流制限回路と、電源装置の出力パラメータに従って電流制限しきい値を設定するためのしきい値回路とを含む。しきい値回路は、電源装置の出力パラメータに従って電源装置の出力電流制限しきい値および/または負荷の入力電流制限しきい値を設定することができる。
この開示の付加的な利点および局面は以下の詳細な説明から当業者には容易に明らかになるであろう。そこではこの開示の実施のために考察された最良の形態の単に例示として、この開示の実施例が示され、記述される。記述されるように、この開示は他の、および異なる実施例が可能であり、いくつかの詳細はさまざまな明白な観点から、開示の精神から逸脱することなく変更される余地がある。したがって、図面および説明はその性質上限定的なものではなく、例示的であるとみなされる。
この開示の実施例の以下の詳細な説明は、以下の図面に関連して読むと最も良く理解される。ここで機構は必ずしも縮尺通りには描かれないが、関連する機構を最も良く図示するよう描かれる。
実施例の詳細な開示
この開示は、パワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE)システムにおける、短絡状態のPSEの最大出力電流などの電流制限しきい値(ILIM)および/または過負荷電流検出範囲(ICUT)の値を調整する例を用いて行われる。しかしながら、ここに記述された概念はいかなるネットワークにも適用可能であることが明らかになる。たとえば、この開示のシステムは、複数のノード、ネットワークハブ、およびノードをネットワークハブに接続してデータ通信を与えるための通信ケーブルを有するローカルエリアネットワーク(LAN)において与えられてもよい。ネットワークハブは電源装置を含んでもよく、電源装置から負荷へと電力を供給するために通信ケーブルが利用されてもよい。
さらに、当業者が認識するように、この開示の概念は、PDなどの負荷の最大入力電流値を調整するために利用することができる。
図1はパワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE)システム10を示す簡略化されたブロック図であり、パワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE)システム10は、それぞれのリンクを介して受電側機器(PD)1から4にそれぞれ連結可能な複数のポート1から4を有する給源側機器(PSE)12を含み、その各々はイーサネット(登録商標)ケーブル内の2組または4組のツイストペアを用いて与えられ得る。図1はPSE12の4つのポートを示すが、当業者はいかなるポート数も与えられ得ることを理解する。
PSE12は、IEEE802.3af規格に従って各PDと相互作用することができる。特に、PSE12およびPDはPD検出手順に参加し、その間PSE12はPDを検出するためにリンクを調査する。PDが検出されると、PSE12は、それが有効か非有効かを決定するためにPD検出シグネチャをチェックする。有効な検出シグネチャおよび非有効な検出シグネチャはIEEE802.3af規格で規定されている。有効なPD検出シグネチャはPDが電力を受取る状態であることを示す一方、非有効なPD検出シグネチャはPDが電力を受取らない状態であることを示す。
シグネチャが有効な場合、PDは、電力が供給された時にどれだけの電力を引き込むかを示すために、分類シグネチャをPSEに提示するオプションを有する。PDはクラス0からクラス4までに分類され得る。クラス1のPDはPSEが少なくとも4.0Wを供給することを必要とし、クラス2のPDはPSEが少なくとも7.0Wを供給することを必要とし、クラス0、3または4のPDは少なくとも15.4Wを必要とする。決定したPDのクラスに基づいて、PSEは必要な電力をPDに加える。
複数のリンクへ電力を供給するマルチポートPSE装置は、リンクを通じて送ることができる802.3af準拠電力にAC線電力を変換するために、典型的には単一の電源を用いる。PSEのポートに接続されたいくつかのイーサネット(登録商標)装置はイーサネット(登録商標)を通じて送られる電力を必要としないので、PSEのポートがすべてPDに接続される可能性は低いと考えられる。したがって、典型的なPSEは15.4Wよりはるかに低い電力性能にポート数を乗じた性能で構築される。したがって、PSEによって電力供給されるリンク間で電力に対する競合があり得る。たとえば、4ポートのPSE装置が既にクラス2の3つのPDに電力を供給している場合、PSEはそれぞれの3つのリンクに電力供給するために21Wを割当てなければならない。PSE装置がその最後のポートでPDを検出すると、装置はそのPDに電力供給する能力を有することを確保しなければならない。たとえば、PSE装置が25Wの電源で作動する場合、装置にはわずか4Wしか残っていない。したがって、装置はクラス2の第4のPDに電力を与えることができない。しかしながら30Wの電源を備えたPSE装置には9Wが残っているので、第4のクラス2のPDに電力供給することができる。
この例は、マルチポートPSEが、リンクに電力を供給する前に、リンクからの電力需要をその電源の性能と比較するために電力需要を勘定しておかなければならないことを示す。したがって、PSE12は、ポートによって要求される総電力がPSEの電力供給性能よりも小さいことを確実にするように電力割当てを実行する電力管理機構を備える。
さらに、IEEE802.3af規格は、短絡を通る電流の大きさが、短絡状態のPSEの最大出力電流とみなされる電流ILIMを超えない場合には、電力供給ケーブル内のいずれかのワイヤの短絡を任意の他のワイヤに適用することにPSEが損傷なく耐えられることを要求している。
さらにIEEE802.3af規格は、過負荷状態が検出されると電力インターフェースから電力を取除くことをPSEに要求している。特に、PSEの出力電流が過負荷時限(Tovld)などの予め定められた時間間隔を超える期間について(過負荷電流検出範囲とみなされる)電流ICUTを超えると、過負荷状態が検出され得る。
従来のIEEE802.3af準拠のPSEでは、ILIMの値は400mAから450mAまでの範囲で固定されたレベルに維持されなければならない一方で、ICUTの値はPclass/VPortより大きいが400mAより小さい固定されたレベルに維持されなければならず、ここでVPortはPSEのポートでの出力電圧であり、Pclassはそれぞれのクラス
のための電力である。IEEE802.3af規格に規定されるように、VPortの値は44Vから57Vまでの範囲でなければならない。
このように、典型的なIEEEの802.3af準拠のPSEは、44Vから57Vまでの範囲における出力電圧で15.4Wの出力電力を保証する。したがって、その過負荷電流検出範囲ICUTは、15.4W/44Vから400mA、すなわち350mAから400mAの間にある。したがって、典型的な従来のPSEは、出力電流が375±25mAのICUTレベルを超えると電力を取除くことができる過負荷電子回路遮断器を備えて設計されている。
しかしながら、電流制限しきい値のレベルが固定されているので、PSEがより少ない数のポートに電力供給するよう制限される。たとえば、57Vの出力電圧では、350mAレベルのICUTは、過負荷電子回路遮断器が57V×350mA=19.95Wで開くことを意味する。57Vの出力電圧かつ400mAレベルのICUTでは、過負荷回路遮断器は、57V×400mA=22.8Wで開く。出力電力がこれらのレベルに達するまで過負荷電子回路遮断器が開かないので、PSEの電力割当てシステムは、これらのポートの各々がIEEE802.3af規格によって必要とされる最大電力を超えるこれらの電力量を引き込むことを仮定し得る。
したがって、ポートの少なくとも1つが高出力電力を必要とする場合、電力供給性能が限定されたPSEは減じられた数のポートに電力を供給することができる。なぜならば各ポートが高電力を引き込むだろうと仮定し得るからである。たとえば、200Wの電源および350mAレベルのICUTを備えたPSEは、わずか10個のポートにしか電力を供給することができない。なぜならば各ポートが最大19.95Wを消費すると仮定し得るからである。出力電力が15.4Wに制限される場合、同じPSEが200W/15.4W≒13ポートに電力を供給することができる。
最大数のポートに最大量の電力を与えるために、この開示のPSE12は、出力電圧の予め定められた範囲内でほぼ一定の出力電力を達成するために、出力電圧VPortに従って電流制限しきい値を制御する電流制限しきい値制御機構を有する。
図2に示されるように、この開示の電流制限しきい値制御機構20は、出力電圧VPortに従って電流制限しきい値を設定するためのしきい値制御回路22と、しきい値制御回路によって設定された電流制限しきい値に基づいて、短絡状態および過負荷状態などの過電流の事象に応答する電流制限回路24とを含む。特に、電流制限回路24はPSE12の出力電流をモニタして、電流をILIMまたはそれ以下で維持する。さらに、電流制限回路22は、PSE12の出力電流が予め定められた時間間隔を超える期間について、いつICUTを超えるかを表示し、PSE12がPDに供給された電力を取除くことを可能にする。しきい値制御回路22および電流制限回路24は、PSE12の各ポートについてPSEチップ上に与えられ得る。
しきい値制御回路22は特に、それぞれのポートの出力電圧モニタ端末OUTを用いて、出力電圧VPortをモニタすることができる。OUT端末はレジスタRoutを通じてポートに接続されることができる。決定されたVPortの値に基づいて、しきい値制御回路22はVPort値の関数として電流制限しきい値ITを設定する。特に、電流制限しきい値ITは短絡状態における最大電流ILIM、または過負荷電流検出範囲ICUTであることができる。
たとえば、しきい値制御回路22は電流制限しきい値ITを出力電圧VPortに反比例するようにすることができ、すなわちIT=PT/VPortであって、ここでPTは過電流の事
象が検出されるしきい値電力レベルである。出力電力PPort=IT×VPort=PTなので、電流制限回路24はPSE12の一定値の出力電力PPortにおいて過電流の事象を検出する。その結果、PSE12は、出力電圧VPortの変化とは独立して実質的に一定のレベルの出力電力PPortを生成することができる。当業者は、出力電圧VPortに反比例する電流制限しきい値ITを生成するためにさまざまなアナログまたはデジタル回路が用いられてもよいことを認識する。さらに、この機能を実現するようにコンピュータ装置がプログラムされてもよい。
代替的には、しきい値制御回路22は、一定のレベルの出力電力Portを表わす電流電圧(I−V)曲線の線形または他の近似を用いて電流制限しきい値ITの値を設定することができる。たとえば、図3に示されるように、制限された予め定められた範囲の出力電圧ΔVでは、一定の電力レベルPPortを表わすI−V曲線が線形に近似されることができる。ΔV範囲は、IEEE802.3af規格によって要求される44Vから57Vの範囲の出力電圧VPortに対応することができる。したがって、出力電圧VPortの予め定められた範囲ΔVでは、しきい値制御回路22は、一定のレベルの出力電力PPortを表わすI−V曲線の線形の近似を実行することができ、電流制限しきい値ITを出力電圧VPortに線形に比例するようにする。その結果、実質的に一定のレベルのPPortは、出力電圧VPortの予め定められた範囲内で達成され得る。
PSE12のポートへの電力の送達は、PSEの出力トランジスタの制御により、たとえばそれぞれのポートに対応する端末ゲートを用いて外部電力MOSFET26のゲートドライブ電圧を制御することにより、与えられ得る。たとえば、MOSFET26は、制御された態様で−48Vの入力供給をPSEポートに結合することができ、十分な電力PPort与えることができる。電流制限回路24は、MOSFET26に結合されたセンスレジスタRsenseにわたって電圧Vsenseをモニタすることによって、それぞれのポートに対応する端末Senseを介してポートの出力電流をモニタする。
しきい値制御回路22は電流制限回路24にしきい電圧VLIMを供給し、それはしきい値制御回路22によって決定されたILIM値に基づいてILIM×Rsとして決定されてもよい。上述されるように、ILIM値は出力電圧VPortに従って決定される。電流制限回路24はMOSFET26のゲート電圧を制御して、モニタされる電圧 sense がしきい電圧VLIMを超えるとPSEの出力電流を減じることができる。たとえば、電流制限回路24はしきい電圧VLIMをセンス電圧Vsenseと比較するオペアンプを包含してもよく、電圧Vsenseがしきい電圧VLIMを超えるとMOSFET26のゲート電圧を減じた出力電圧を生成する。結果として、PSE12の出力電流は、ILIMレベルに、またはそれ以下に維持される。
さらに、しきい値制御回路22は電流制限回路24にしきい電圧VCUTを与えることができ、それは、しきい制御回路22によって決定されたICUT値に基づいてICUT×Rsとして決定されることができる。上述のように、ICUT値は出力電圧VPortに従って決定される。電流制限回路24は、ポートから電力を取除くために、モニタされる電圧Vsenseが、予め定められた時間間隔を超える期間についていつしきい電圧VCUTを超えるかを表示することができる。特に、センス電圧Vsenseがしきい電圧VCUTを超えると、電流制限回路24は過負荷タイマを活性化させることができる。タイマによって規定された過負荷時限が終了するときにセンス電圧VsenseがVCUTレベルよりなおも上であれば、MOSFET26はポートから電力を取除くために電源オフにされる。たとえば、IEEE802.3af規格に従うために、過負荷時限は50ミリ秒から75ミリ秒の範囲であってもよい。
したがって、この開示の電流制限しきい値制御機構は、出力電圧VPortに従ってILIM
および/またはICUTしきい値を調整し、出力電圧VPortの変化とは独立に実質的に一定のレベルの出力電力PPortを与える。その結果、最大量の電力が最大数のPSEポートに送られ得る。
さらに、IEEE802.3af規格は、PDにおける入力流入電流IInrushを最大400mAに制限する。PSEにおいて出力電流制限しきい値を制御することに加えて、または出力電流制限しきい値を制御する代わりに、この開示の電流制限しきい値制御機構は、PSEの出力電圧に従ってPDにおける入力電流制限しきい値を調整するために利用され得る。
たとえばPDは、入力電流を入力電流しきい値によって設定された最大値に制限するために、PDの入力電流を入力電流しきい値と比較する入力電流制限回路を含んでもよい。入力電流しきい値は、PSEにおける出力電流制限しきい値の調整に関連して上述された態様で、PSEの出力電圧に従って調整され得る。特に、PDがより高い電力を必要とするとき、PDはより高い入力電流で作動することができるようにされてもよい。
先の説明は、本発明の局面を例示し、記述する。さらに、この開示は単に好ましい実施例を示し、記述するが、前述のように、本発明は、さまざまな他の組合わせ、変更、および環境において用いることができ、上記の前述の教示、および/または関連する技術のスキルまたは知識と対応して、ここに表現されるような発明概念の範囲内で変更または修正が可能であることが理解される。たとえば、ILIMおよび/またはICUTしきい値を調整する代わりに、この開示の電流制限しきい値制御機構は、PSEの出力信号に従って、PSEおよび/またはPDの他のしきい値の調整を与えることができる。
上述された実施例は、本発明の実施について知られる最良の形態について説明することをさらに意図し、他の当業者がこのような、または他の実施例において、特定の適用例が必要とするさまざまな変更または発明の使用を伴って本発明を利用することを可能にする。
したがって、この説明は、本発明をここに開示された形式に限定するようには意図されない。また、添付された請求項は代替的実施例を含めるよう解釈されることが意図される。
この開示に従ったPoEシステムにおけるマルチポートPSEを示すブロック図である。 この開示の電流制限しきい値制御機構を示す図である。 PSEのポートに送られた実質的に一定のレベルの出力電力を表わす電流電圧曲線を示す図である。

Claims (21)

  1. 通信リンクを通じて受電側機器(PD)に電力を与えるためのシステムであって、
    過負荷事象に応答して、電流を限定するための電流制限回路を含み、
    前記電流制限回路は、電流制限しきい値に基づいて電流を限定するように構成され、
    前記システムは、
    前記システムの出力パラメータに応答して前記電流制限しきい値を設定するためのしきい値回路をさらに含み、
    前記電流制限回路は、前記電流制限しきい値に基づいて、前記システムの出力電流を制限するように構成され、
    前記しきい値回路は、前記システムの実質的に一定な出力電力を達成するために、前記システムの出力電圧に従って前記電流制限しきい値を制御するように構成される、システム。
  2. 前記しきい値回路は、前記システムの出力パラメータに従って短絡状態の前記システムの最大出力電流を設定するよう構成される、請求項に記載のシステム。
  3. 前記しきい値回路は、前記システムの出力パラメータに従って前記システムの過負荷電流検出範囲を設定するよう構成される、請求項に記載のシステム。
  4. 前記しきい値回路は、出力電圧に従って短絡状態の前記システムの最大出力電流を制御するよう構成される、請求項に記載のシステム。
  5. 前記しきい値回路は、出力電圧に従って前記システムの過負荷電流検出範囲を制御するよう構成される、請求項に記載のシステム。
  6. 前記しきい値回路は、前記電流制限しきい値を出力電圧に逆比例させるよう構成される、請求項に記載のシステム。
  7. 前記しきい値回路は、前記システムの実質的に一定の出力電力を表わす電流電圧曲線の近似を用いて前記電流制限しきい値を設定するよう構成される、請求項に記載のシステム。
  8. 前記しきい値回路は、前記システムの出力電圧の予め定められた範囲内で前記電流電圧曲線の線形の近似を用いるよう構成される、請求項に記載のシステム。
  9. 前記電流制限回路は、出力電流が短絡状態のシステムの最大出力電流を超えることを防ぐために前記システムの出力トランジスタを制御するよう構成される、請求項に記載のシステム。
  10. 前記電流制限回路は、出力電流が予め定められた時間制限を超える期間について過負荷電流検出範囲を超えると前記システムの出力トランジスタが電源オフになるようにするよう構成される、請求項に記載のシステム。
  11. 通信リンクを通じて電源装置からPDに電力を与えるためのシステムにおいて、制御方法は、
    過負荷事象に応答して、電流制限しきい値に基づいて電流を限定するステップと、
    前記電源装置の出力パラメータを決定するステップと、
    決定された出力パラメータに従って前記電流制限しきい値を調整するステップとを含み、
    前記調整するステップは、前記電源装置の出力電流制限しきい値を調整するステップを含み、
    前記電流制限しきい値は、前記電源装置の実質的に一定の出力電力を達成するために、前記電源装置の出力電圧に従って調整される、方法。
  12. 短絡状態の前記電源装置の最大出力電流は、前記電源装置の出力パラメータに従って調整される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記電源装置の最大過負荷電流は、前記電源装置の出力パラメータに従って調整される、請求項11に記載の方法。
  14. 前記電流制限しきい値は出力電圧に逆比例するようにされる、請求項11に記載の方法。
  15. 前記電流制限しきい値は、前記電源装置の実質的に一定の出力電力を表わす電流電圧曲線の近似を用いて制御される、請求項11に記載の方法。
  16. 前記電流制限しきい値は、前記電源装置の出力電圧の予め定められた範囲内で前記電流電圧曲線の線形の近似を用いて制御される、請求項15に記載の方法。
  17. イーサネット(登録商標)を通じて電力を供給するためのシステムであって、
    受電側機器(PD)に電力を供給するための少なくとも1つのポートを有する給電側機器(PSE)と、
    過負荷事象に応答して、電流を限定するための電流制限回路を含み、
    前記電流制限回路は、電流制限しきい値に基づいて電流を限定するように構成され、
    ポートにおいて生成される出力電圧に従って前記電流制限しきい値を制御するためのしきい値回路をさらに含み、
    前記電流制限回路は、前記PSEの出力電流制限しきい値を制御するよう構成され、
    前記しきい値回路は、前記PSEの実質的に一定の出力電力を達成するために、出力電圧に従って前記PSEの前記出力電流制限しきい値を制御するよう構成される、システム。
  18. 前記しきい値回路は、出力電圧に従って短絡状態の前記PSEの最大出力電流を制御するよう構成される、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記しきい値回路は、出力電圧に従って前記PSEの過負荷電流検出範囲を制御するよう構成される、請求項17に記載のシステム。
  20. ローカルエリアネットワークであって、
    少なくとも1対のネットワークノードと、
    ネットワークハブと、
    ネットワークノードを前記ネットワークハブに接続してデータ通信を与えるための通信ケーブルとを備え、
    前記ネットワークハブは前記通信ケーブルを通じて負荷に電力を与えるための電源装置を有し、
    ネットワークは、
    過負荷事象に応答して前記通信ケーブルを通じて電力を与えるためにシステムにおける電流を限定するための電流制限回路を含み、
    前記電流制限回路は、電流制限しきい値に基づいて電流を制限するように構成され、
    前記ネットワークは、
    前記電源装置の出力パラメータに応答して、前記電流制限しきい値を設定するためのしきい値回路とを含み、
    前記しきい値回路は、前記電源装置の実質的に一定の出力電力を達成するために、前記電源装置の出力電圧に従って、前記電流制限しきい値を制御するように構成される、ネットワーク。
  21. 前記しきい値回路は、前記電源装置の出力パラメータに従って前記電源装置の出力電流制限しきい値を設定するよう構成される、請求項20に記載のネットワーク。
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