JP4850630B2 - ゴム製品加硫用射出成形金型 - Google Patents

ゴム製品加硫用射出成形金型 Download PDF

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Description

本発明は、防振ゴム等のゴム製品を加硫成形する際に使用するゴム製品加硫用射出成形金型に係り、射出機の注入ノズルを型の注入口に当接させて射出機からの成形材料を型に注入するゴム製品加硫用射出成形金型に関する。
通常、防振ゴム等のゴム製品を射出成形機にて加硫する場合、生産性を向上させるために加硫時間の短縮が重要な要因となっている。このような加硫時間の短縮のための一般的な手法として、型内で成形すべき成形材料の温度を予め上げておくことが有効な方法として従来から種々の技術が提案されて採用されてきた。なかでも一般に用いられている方法は、射出機のノズルの内径を小さく形成して絞り部を構成し、該絞り部を通過する成形材料(未加硫の生ゴム等)の自己発熱を利用して成形材料の温度を予め上げておくことができる。このような加硫に先立って成形材料を予め昇温させておく典型的な技術として下記特許文献1および特許文献2に開示されたものが提案された。
特開2000−317986号公報(公報請求項1参照)。 特開平10−166394号公報(公報請求項1参照)。
図5を用いて前記特許文献1に開示された第1従来例の射出成形機を説明する。この特許文献1に開示されたものは、射出機のノズル先端に絞り部を形成したもので、ノズル101を貫通して延びる射出用流路105を有するものにおいて、前記射出用流路105の少なくとも1つの部分が非円形断面を有するオリフィス106として形成され、このオリフィス106の断面形状が、一方向に長く、かつその長軸方向の少なくとも両端部において、これら両端部に近くなるほど前記長軸と直交する方向の寸法が漸次小さくなる偏平形状をなすように構成されたものである。このような構成により、ノズル101を通過する成形材料が剪断摩擦により自己発熱し、加硫に先立って予め昇温されるので、成形材料の加硫時間が短縮されることとなった。
図6を用いて前記特許文献2に開示された第2従来例の射出成形機を説明する。この特許文献2に開示されたものは、射出機から注入射出された成形材料を受け入れる型側に絞り部を形成したもので、射出ノズル205に連通するスプ−ル206と、キャビティ208に連通するゲート209と、スプール206とゲート209との連通をもたらすランナ207とを備え、前記ランナ207内へ突出してそれの長さ方向に延びる突条210を設けたものである。このような構成により、型1側において、ランナ207内に突出して形成された突条210の存在により絞り部が形成されて、該絞り部により成形材料の自己発熱を促して加硫に先立って成形材料の温度を予め昇温させておくことで、加硫時間を短縮できることとなった。
しかしながら、前記図5の特許文献1に開示されたものでは、ノズル101のオリフィス106を成形材料が通過することで、型140内における加硫に先立って、成形材料の温度を予め昇温させておくことで加硫時間の短縮が可能となったものの、オリフィス106の径が小さく形成されたことで、成形材料の内部発熱による昇温が金属部であるノズル自体の温度も過度に昇温させる虞れが生じる。これによって、次回の射出待機時に、ノズル自体の高熱により該ノズル部に充填されたままの前回の未加硫の成形材料が加硫されてしまい、流動性を失った加硫材料によりノズルが詰まり、以後の射出成形の続行不能に陥る虞れがあった。
また、前記図6の特許文献2に開示されたものでは、型1内において、鉛直状のスプ−ル206から注入射出された成形材料が水平状の複数のランナ207に分岐され、これらのランナ207内の突条210による絞り部にて自己発熱して昇温するように構成されているため、各ランナ207内の突条210とにより構成される絞り部の隙間誤差によっては、各ランナ207内での成形材料の昇温温度にバラツキが生じる。つまり分岐部の後に絞り部が形成されているため、分岐された各ランナ207内での成形材料の流動性にもバラツキが生じて、スプ−ル206からの成形材料が昇温温度の高いランナ207に流れ易くなり、各キャビティ208への成形材料の供給にバラツキを生じる虞れが生じた。
そこで本発明は、このような従来の射出成形機の諸課題を解決し、射出機側のノズルの目詰りの虞れがなく、型側における複数のキャビティへの成形材料の供給の均一性を確保した、成形材料の予めの昇温を可能にしたゴム製品加硫用射出成形金型を提供することを目的とする。
このため本発明は、射出機の注入ノズルを型の注入口に当接させて射出機からの成形材料を型に注入するゴム製品加硫用射出成形金型において、前記型の注入口から延びる注入流路に絞り部を形成し、前記絞り部を有する注入流路の下流に、複数のキャビティに分岐流路を介して接続された分岐部が形成され、前記絞り部が、型と分離可能なランナー部材あるいは該ランナー部材と分離可能なロケート部材に形成されるとともに、前記ランナー部材とロケート部材との間に介在されるライナー部材の厚みを選定することで、前記ロケート部材の底部が分岐流路内にも適宜寸法の分岐流路絞り部を形成するように構成したことを特徴とするもので、これを課題解決のための手段とする。
本発明によれば、射出機の注入ノズルを型の注入口に当接させて射出機からの成形材料を型に注入するゴム製品加硫用射出成形金型において、前記型の注入口から延びる注入流路に絞り部を形成し、前記絞り部を有する注入流路の下流に、複数のキャビティに分岐流路を介して接続された分岐部が形成され、前記絞り部が、型と分離可能なランナー部材あるいは該ランナー部材と分離可能なロケート部材に形成されるとともに、前記ランナー部材とロケート部材との間に介在されるライナー部材の厚みを選定することで、前記ロケート部材の底部が分岐流路内にも適宜寸法の分岐流路絞り部を形成するように構成したことにより、従来の射出機の注入ノズルに絞り部を形成したもののように、ノズル自体の高温化によりノズル自体内部の成形材料が硬化して発生する不純物により目詰りを引き起こすことがないばかりか、型の注入口から延びる注入流路に絞り部を形成したので、分岐部等が配置される絞り部の下流での成形材料の流動特性に悪影響を与えることがなく、加硫製品の均一性が確保できる。そして、複数のキャビティにて一度に複数の成形物を加硫する場合でも、絞り部の下流となる分岐部および分岐された分岐流路内では成形材料の流動特性に何らの障害がなく、成形物の加硫が均一に行える。しかも、型と分離可能に構成されたランナー部材に絞り部が位置するのでランナー部材を型から分離することで、万が一、絞り部にて発生した目詰りをランナー部材とともに除去することができる上、ランナー部材と型との間に複数のキャビティへの分岐流路等を形成することもできる。その上、ランナー部材と素材を異にするロケート部材に絞り部を形成できるので、絞り部の形成のための素材の選定の自由度が向上する他、型の流路形状や成形材料の特性に応じて絞り部の形状等を適宜選定したロケート部材を多数準備して組み合わせることで、型の汎用化を図ることができる。絞り部の不具合に対してもロケート部材のみを交換すればよいので安価である。さらに成形材料の自己発熱効果を促進して加硫時間の短縮化に寄与できる。しかも、分岐流路絞り部で万が一の目詰りを生じても、離型時にはランナー部材とともに分岐流路絞り部が露呈して分岐流路内硬化物は容易に除去できる。
以下、本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第1参考例を示す要部断面図、図2は本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第2参考例を示す要部断面図、図3は本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第1実施例を示す要部断面図、図4は本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第2実施例を示す要部断面図である。本発明の基本的な構成は図3に示すように、射出機1の注入ノズル2を型3の注入口4に当接させて射出機1からの成形材料5を型3に注入するゴム製品加硫用射出成形金型において、前記型3の注入口4から延びる注入流路6に絞り部7を形成し、前記絞り部7を有する注入流路6の下流に、複数のキャビティ9に分岐流路11を介して接続された分岐部10が形成され、前記絞り部7が、と分離可能なランナー部材3Cあるいは該ランナー部材3Cと分離可能なロケート部材12に形成されるとともに、前記ランナー部材3Cとロケート部材12との間に介在されるライナー部材14の厚みを選定することで、前記ロケート部材12の底部が分岐流路11内にも適宜寸法の分岐流路絞り部17を形成するように構成したことを特徴とする。
図1は本発明の射出成形機の第1参考例を示す要部断面図である。射出機1は、図示外のスクリュ押出機により溶融状態にて押し出されてきた成形材料5がポット内から射出機流路8内に流下する。同時にその圧力によりポット上方に収容された図示外の射出用のプランジャを上昇させるとともに、射出機1の下端部に設置された注入ノズル2に到達するように構成されている。そして、射出機1の下方に設置された金型等の型3は、図1の実施例では、上方から順次積層配設された、ランナー部材3C、上型3Aおよび下型3Bとから構成される。図示しての説明は省略されるが、ランナー部材3Cと上型3Aとが一体のものを上型として採用できることは言うまでもない。
図示の例では、上型3Aの上部に積層されたランナー部材3Cに、鉛直状に注入流路6が形成される。該注入流路6の上端部には注入口4が形成される。注入口4は、前記射出機1の注入ノズル2と当接する適合形状、好適には注入ノズル2の凸錐状面に対してこれを受け入れる凹錐状面とされる。注入流路6には絞り部7が形成される。注入口4の凹錐状面の下端部が最小径部を構成し、その下流に行くにしたがい、径を漸増させることで、注入流路6内に絞り部7が形成される。ランナー部3Cと上型3Aとの接合面には、水平状の分岐流路11が複数個形成される。図示の例では、ランナー部3C側に流路を構成する溝部が形成されるが、上型3Aの上面に溝部を形成してもよい。
分岐流路11は、加硫成形すべき製品の数に応じて形成されたキャビティ9の数に応じて形成される。図示の例ではキャビティ9が9A、9Bの2個形成され、したがって、分岐流路も11A、11Bの2本が形成される。3個、4個あるいはそれ以上のキャビティ9の数に応じて、3本、4本あるいはそれ以上の分岐流路が形成される。平面視で放射状に配設される。鉛直状の注入流路6から水平状の分岐流路11A、11B、11C・・・に移行する地点に分岐部10が形成される。キャビティ9は上型3Aと下型3Bとの対向面に形成され、加硫成形後に、上型3Aと下型3Bとを分離することで容易に成形品の離型を行うことができる。前述したように、ランナー部材3Cと上型3Aとが一体のものを上型として採用した場合には、流路に残る成形物の除去のために、上型を中子構成にするとともに、上型と下型との分離面をキャビティ9に到る流路を含む面に構成する等の必要がある。
図1の例では、絞り部7が、上型3Aと下型3Bとは分離可能な別体のランナー部材3Cに形成されているので、ランナー部材3Cを型3A、3Bから分離することで、万が一、絞り部7にて目詰りが発生しても、ランナー部材3Cとともに除去することができる。しかも、互いに分離されるランナー部材3Cと上型3Aとの間に複数のキャビティ9A、9B・・への分岐流路11A、11B・・等を形成することができるので、ランナー部材3Cと上型3Aとを分離して露呈した分岐流路11に残る成形物を容易に除去できる。分離させたランナー部材3Cの絞り部7の清掃も極めて簡便に行える。
かくして、従来の射出機の注入ノズルに絞り部を形成したもののように、ノズル自体の高温化によりノズル自体内部の成形材料5が硬化して発生する不純物により目詰りを引き起こすことがないばかりか、型3の注入口4から延びる注入流路6への絞り部7の形成により、絞り部7の下流での成形材料の流動特性に悪影響を与えることがなく、加硫製品の均一性が確保できる。しかも、絞り部7が型3の注入口4に隣接して形成されたことで、型3に注入された成形材料5が注入直後速やかに絞り部7にて自己発熱して昇温できて、絞り部7の下流での成形材料の流動特性に悪影響を与えることがないのはもとより、絞り部7の流動抵抗により、射出機1の注入ノズル2が離れた後に、型3内からの成形材料が逆流することが効果的に抑制される。その上、絞り部7を有する注入流路6の下流に、複数のキャビティ9に分岐流路11を介して接続された分岐部10が形成された場合は、複数のキャビティ9にて一度に複数の成形物を加硫する場合でも、絞り部7の下流となる分岐部10および分岐された分岐流路11内では成形材料の流動特性に何らの障害がなく、成形物の加硫が均一に行えることとなった。
<参考例2>
図2は本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第2参考例を示す要部断面図である。本参考例では、絞り部7が、ランナー部材3Cと分離可能なロケート部材12に形成されたものである。上型3Aと分離可能なランナー部材3Cに穿設された鉛直状の筒状孔3H(断面形状は非円形でも円形でもよい)に対して、ロケート部材12の脚部12Bを適合させて嵌合させる。ロケート部材12の平板部12Aは上型3Aの上面に添設して取付ボルト13により上型3Aに固定する。前記ロケート部材12の脚部12Bの中心部に注入流路6が鉛直状に形成される。注入流路6の上端部には凹円錐状の注入口4が形成され、絞り部7から下方に向けて漸増する径を有する。したがって、注入流路6の注入口4に隣接して絞り部7が形成される。このような構成により、ランナー部材3と素材を異にするロケート部材12に絞り部7を形成できるので、絞り部7の形成のための素材の選定の自由度が向上する他、型3の注入流路6、分岐流路11等の流路形状や成形材料の特性に応じて絞り部7の形状等を適宜選定したロケート部材12を多数準備して組み合わせることで、型3A、3Bおよびランナー部材3Cの汎用化を図ることができる。絞り部7の不具合に対してもロケート部材12のみを交換すればよいので、安価である。
図3は本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第実施例を示す要部断面図である。本実施例のものは、絞り部7が、ランナー部材3Cと分離可能なロケート部材12にさらに分離可能に構成されたノズル部材15に形成されて構成されたものである。そして、本実施例では、さらに、前記ランナー部材3Cとロケート部材12との間に介在されるライナー部材14の厚みδを選定することで、前記ロケート部材12の底部(図示の例では、ロケート部材12の脚部12Bの底部)が分岐流路11内にも適宜寸法の分岐流路絞り部17を形成するように構成した。このような構成により、さらに安価なノズル部材15に絞り部7を形成して、ランナー部材3C、ロケート部材12および型3A、3Bの汎用化が可能となる他、絞り部7の形成が簡便となる。しかも、絞り部7に不具合が生じても、ノズル部材15を交換すればよい。
また、前記ランナー部材3Cとロケート部材12との間にライナー部材14を介在させてあるので、厚みδを異にする複数種類のライナー部材14を適宜選定して取り付けることで、ロケート部材12における脚部12Bの底面を分岐流路11内での上下位置を調整することができる。これにより、注入口4に隣接する絞り部7にて昇温された成形材料が、注入流路6から分岐した直後の適宜の絞り量の分岐流路絞り部17にてさらに自己発熱効果が促進されて昇温し、加硫時間の短縮化に寄与できる。そして、前記参考例のものと同様に、分岐流路絞り部17で万が一の目詰りを生じたとしても、離型時にはランナー部材3Cとともに分岐流路絞り部11が露呈して分岐流路内硬化物は容易に除去できる。
図4は本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第実施例を示す要部断面図である。本実施例のものは、基本的な構成は前記図3の実施例のものと同様である。図4にて明確に理解されるように、前記絞り部7を構成するものとして、ロケート部材12に螺合等により設置固定されるるノズル部材15の成形材料の流れの方向(鉛直方向)に、互いに平行な細孔16が複数個(図示の例では3個)形成されたものである。このような構成により、複数の細孔16のそれぞれによって、さらに効果的に成形材料の自己発熱効果を高めることが期待できる。
以上、本発明の実施例について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、押出部(スクリュ等の回転による成形材料の溶融および押出し形態等)を含む射出機の形状、形式(ポットの形状や形式およびポット内における射出用プランジャの配設形態、射出用プランジャによる射出機からの成形材料の射出形態)、射出機における注入ノズルの形状(成形材料を昇温させて流動性を良化するために少しだけ絞り部を形成してもよい)、形式、型、ランナー部材、ロケート部材(脚部を用いた絞り部の形成等)およびノズル部材の形状、形式およびそれらの材質(絞り部を形成するのに適した素材を選定できる)、ならびにそれらの間の接合固定形態(直接に螺合、固定ビス等による固定等)、それらの部材における絞り部の形状、形成部位(好適には注入部に隣接して形成されるが、少し離れた位置でも可能)、数等については適宜選定できる。
また、注入口の形状(好適には円形状の凹錐状面とされるが、非円形の凹錐状面も採用され得る。その場合には、射出機側の注入ノズルも対応の凸錐状面とされる)、形式、注入流路、分岐部、分岐流路絞り部の形状(ロケート部材の脚部による分岐流路への鉛直方向の突出の他、例えば、ロケート部材の鉛直軸回りの回転調整によって、ロケート部材の脚部に形成した流路が対応する分岐流路との間の絞り隙間が調整されるように構成することもできる)、形式、キャビティの形状、形式および数、ライナー部材の形状(広い平板状のものが好適であるが、取付ボルトの周囲のみのワッシャ形態も可能)、形式、材質(圧縮に対して変形しにくいものが採用され得る)およびランナー部材とロケート部材への介設形態等についても適宜選定することができる。
本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第1参考例を示す要部断面図である。 本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第2参考例を示す要部断面図である。 本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第実施例を示す要部断面図である。 本発明のゴム製品加硫用射出成形金型の第実施例を示す要部断面図である。 射出成形機の第1従来例の要部断面図である。 射出成形機の第2従来例の要部断面図である。
1 射出機
2 注入ノズル
3 型
3A 上型
3B 下型
3C ランナー部材
4 注入口
5 成形材料
6 注入流路
7 絞り部
8 射出機流路
9 キャビティ
10 分岐部
11 分岐流路
11A 分岐流路
11B 分岐流路
12 ロケート部材
14 ライナー部材
17 分岐流路絞り部

Claims (1)

  1. 射出機の注入ノズルを型の注入口に当接させて射出機からの成形材料を型に注入するゴム製品加硫用射出成形金型において、前記型の注入口から延びる注入流路に絞り部を形成し、前記絞り部を有する注入流路の下流に、複数のキャビティに分岐流路を介して接続された分岐部が形成され、前記絞り部が、型と分離可能なランナー部材あるいは該ランナー部材と分離可能なロケート部材に形成されるとともに、前記ランナー部材とロケート部材との間に介在されるライナー部材の厚みを選定することで、前記ロケート部材の底部が分岐流路内にも適宜寸法の分岐流路絞り部を形成するように構成したことを特徴とするゴム製品加硫用射出成形金型。
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