JP4850155B2 - 画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスク装置(HDD)を内蔵する画像形成装置と、このハードディスク装置にアクセス可能なサーバとを備えた画像処理システムに関する。
ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及び複写機能を備えたマルチファンクションプリンタ(以下、MFP)やデジタル複合機などの画像形成装置では、内部にハードディスク装置を設け、スキャナで読み取った原稿の画像データや、ネットワーク経由で受信した画像データを記憶媒体である磁気ディスクに格納することで、画像データの貯蔵庫としての役割を持たせるようにしたものがある。
ところが、ハードディスク装置の信頼性の低さから利用されていないケースも多い。即ち情報セキュリティには、機密性(情報が許可された者以外に漏れない。)、完全性(情報の内容が正しいことを保証する。換言すれば情報が不正に改ざんされたり消去されたりしない。)、可用性(情報や情報システムを提供するサービスを許可された者が使える。システムが故障で使えなくなることを防ぐ。)という3要素が存在するが、そのうち完全性が低い。
また、このような画像形成装置において、ハードディスク装置に格納されるデータ量が多くなるに従って、重要データが格納される場合も多くなるため、データのバックアップを確実に行うことが重要な課題になっている。そして、この課題を解決するため、ネットワークI/F(インタフェース)経由でバックアップサーバによりバックアップを行う機能を有する画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、このようなネットワークI/Fでのバックアップには下記(1)〜(3)の問題がある。
(1)バックアップ時間が長い。
バックアップ時間は短い方が良い。バックアップ中は画像形成装置を省エネモードにできないからである。記憶媒体へのアクセスが早く終われば、それだけ早く省エネ状態に遷移可能となる。オフィスでは100Mbpsのネットワークがまだ一般的であり、この場合、160GBのデータを転送するのに8時間位必要である。1Gbpsのネットワークでも80分かかる。データの暗号化をソフト処理で実行する場合はさらに時間がかかる。
(2)画像形成装置側の制御ソフトの開発が必要となる。
少なくともネットワークから画像形成装置のハードディスク装置をファイルとして見せる必要がある。イメージバックアップを行う場合は更にソフト開発工数が必要となる。また、Windows(登録商標)やLinux(登録商標)などの汎用OSを使っている場合は良いが、組込み機器では独自のファイルシステムや独自のファイルフォーマットを使用する場合もあり、その場合はネットワーク経由でファイル共有させるためだけでも制御ソフトの開発が必要になってしまう。また、ファイルバックアップではなくハードディスク装置全体のイメージをバックアップしたい場合、ディスクイメージをネットワークに対して送受信するソフトウェアの開発が必要になるため、かなりの労力が必要となる。
(3)ハードディスク装置の接続を切り替える場合、画像形成装置を使用しながらバックアップすることができない。例えば、接続を物理的に切り替えて外部SATA(Serial ATA)接続でバックアップを行なえば高速なバックアップができるが、画像形成装置のダウンタイムが発生してしまう。
特開2004−148609号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的は、ハードディスク装置を有する画像形成装置と、このハードディスク装置にアクセス可能なサーバとを備えた画像処理システムにおいて、ハードディスク装置に格納されているデータを外部に公開せずにバックアップできるようにすることである。
請求項1の発明は、ハードディスク装置と、アクティブ状態の複数のホストコントローラを前記ハードディスク装置にアクセス可能に接続するマルチプレクサと、前記マルチプレクサに接続された内部ホストコントローラとを有する画像形成装置と、外部ホストコントローラを有するサーバと、を備え、前記外部ホストコントローラを前記マルチプレクサに接続することにより前記内部ホストコントローラ及び外部ホストコントローラを前記ハードディスク装置にアクセス可能にした画像処理システムであって、前記内部ホストコントローラは、前記外部ホストコントローラによるハードディスク装置へのリードアクセスに対し、暗号化したデータを送出する領域を指定可能であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像処理システムにおいて、前記内部ホストコントローラ及び外部ホストコントローラは、前記ハードディスク装置に対して排他的にリードアクセスを行うことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の画像処理システムにおいて、前記外部ホストコントローラによる前記ハードディスク装置に対するアクセスの連続データ転送セクタ数が、前記内部ホストコントローラによる前記ハードディスク装置に対するアクセスの連続データ転送セクタ数より少ないことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載の画像処理システムにおいて、前記外部ホストコントローラは、前記ハードディスク装置にアクセスするとき、アクセスリクエスト信号を前記内部ホストコントローラに送出し、前記内部ホストコントローラから前記ハードディスク装置に対するアクセスが可能であることを示すステータス信号を受けたとき、前記ハードディスク装置に対するアクセスを行うことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載の画像処理システムにおいて、前記外部ホストコントローラは、一定時間アクセスの無い状態が続いたとき、前記アクセスリクエスト信号をネゲートすることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4記載の画像処理システムにおいて、前記ハードディスク装置に対する電源供給手段を有し、前記内部ホストコントローラは、前記アクセスリクエスト信号を受けたとき、前記ハードディスク装置に対する電源供給の有無を検知し、供給されていない場合は、前記電源供給手段に電源供給を開始させてから前記ステータス信号を送出することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5記載の画像処理システムにおいて、前記内部ホストコントローラは、前記アクセスリクエスト信号のネゲートを検知したとき、前記ステータス信号をネゲートしてから前記電源供給手段に電源供給を停止させることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1記載の画像処理システムにおいて、前記内部ホストコントローラは、前記外部ホストコントローラによるハードディスクへのアクセス可能領域を指定可能であり、前記外部ホストコントローラより前記指定されたアクセス可能領域外へのアクセスがあった場合は前記外部ホストコントローラにエラー通知を行うことを特徴とする
本発明によれば、ハードディスク装置を有する画像形成装置と、このハードディスク装置にアクセス可能なサーバとを備えた画像処理システムにおいて、ハードディスク装置に格納されているデータを外部に公開せずにバックアップすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態の画像処理システムのブロック図である。この画像処理システムは画像形成装置1と、外部のサーバ2とからなる。
画像形成装置1はマルチファンクションプリンタ(以下、MFPと言う)であって、SAS(Serial Attached SCSI)/SATA用マルチプレクサ101と、SATA I/Fを持つHDD102と、SATAホストコントローラ103とを有する。サーバ2はSATAホストコントローラ104を有する。
SAS/SATA用マルチプレクサ101は3つのポートを持つ。SAS/SATA用マルチプレクサ101は例えばPMC−Sierra社製PM8307(Active/Active Multiplexer)を用いることができる。3つのポートのうち2つはSATAホストコントローラを接続するポート(以下、ホストポートと言う)であり、残りの1つはターゲットデバイスを接続するポート(以下、ターゲットポートと言う)である。
SAS/SATA用マルチプレクサ101のホストポートの1つには内部SATAケーブル105-1の一端が接続され、内部SATAケーブル105-1の他端は画像形成装置1内のSATAホストコントローラ103に接続されている。内部SATAケーブル105-2の他端は外部SATA(以下、eSATA)ケーブル106の一端が接続され、eSATAケーブル106の他端は内部SATAケーブル105-3の一端に接続され、内部SATAケーブル105-3の他端はサーバ2内のSATAホストコントローラ104に接続されている。ターゲットポートには内部SATAケーブル105-4の一端が接続され、内部SATAケーブル105-4の他端はハードディスク装置102に接続されている。
SAS/SATA用マルチプレクサ101の基本動作は、同時にアクティブになっている2つのホストポートとターゲットポートとの間の低遅延スイッチングを行うことである。 これにより、2つのホストから1つのHDDに対してアクセスが可能になる。また、SATAインタフェースはSASとSATAの両方をサポートしている。SASのホストはSASとSATAのHDDの両方にアクセス可能であるが、SATAのホストはSATAのHDDにしかアクセスできない。速度は1.5Gbps及び3.0GbpsのSAS/SATA準拠オペレーションの全てをサポートしており、リンク速度の自動ネゴシエーション機能を持つ。また、回線毎の診断機能を持つ。
図2に容量が80GBの場合のHDD102のアドレスマップを示す。HDD102のアドレスはLBA(Logical Block Addressing)を用いる。1セクタの512バイトが1LBAと規定されている。HDDの最外周をLBA=0とし、内周に向かってアドレスが増えてゆき、最内周でLBAが最大となる。この場合、最内周のLBA=156249999の512バイトの一部をフラグとして用いる(このセクタのことを制御用セクタと呼ぶ。)。また、高速性を優先する場合はLBA=0の512バイトの一部をフラグとして設定しても良いし、HDD102の使用方法に合わせ、なるべく短いシーク時間の場所に設定しても良い。或いはSAS/SATA用マルチプレクサ101の内部にてATAのレジスタとして既に使われなくなったアドレスにアサインしても良い。
この512バイトのうち、先頭の0バイト目をアクセスリクエストフラグとし、1バイト目をモードフラグとする。アクセスリクエストフラグは、外部のサーバ2内のSATAホストコントローラ104が画像形成装置1内のSATAホストコントローラ103に、HDD102に対するアクセスをリクエストするときに用いるフラグであり、“1”でリクエスト有り、“0”でリクエスト無しを示す。モードフラグは、画像形成装置1内のホストコントローラ103が用いるフラグであり、“1”で通常モード(画像形成装置1はリードとライトの両方のアクセスが可能であり、サーバ2はリードアクセスのみ可能)を示し、“0”でリストアモード(画像形成装置1はリードアクセスのみ可能であり、サーバ2がリードとライトの両方のアクセスが可能)を示す。
図3にサーバ2のSATAホストコントローラ104の処理のフローチャートを示し、図4に画像形成装置1のSATAホストコントローラ103の処理のフローチャートを示す。両処理ともスタートから開始し、エンドで終了するが、再びスタートに戻り、処理を繰り返す。
図3に示すように、サーバ2のSATAホストコントローラ104は、リストアを行いたい場合は(ステップS1:YES)、アクセスリクエストフラグを“1”にする(ステップS2)。次いで、モードフラグが“1”であるか否かを判断し(ステップS3)、“1”であれば(ステップS3:YES)、画像形成装置1のホストコントローラ103により通常モードに設定されているから、HDD102のライトアクセス禁止処理を行う(ステップS4)。なお、リストアを行いたくない場合は(ステップS1:NO)、ステップS2をスキップしてステップS3に進む。
モードフラグが“1”でなかった場合は(ステップS3:NO)、画像形成装置1のSATAホストコントローラ103によりリストアモードに設定されているから、HDD102のライトアクセス許可処理を行い(ステップS5)、リストア処理などを行った後に(ステップS6)、アクセスリクエストフラグを“0”にする(ステップS7)。
図4に示すように、画像形成装置1のSATAホストコントローラ103は、アクセスリクエストフラグが“1”であるか否かを判断し(ステップS11)、“1”でなかった場合は(ステップS11:NO)、サーバ2のSATAホストコントローラ104はリストアを行いたい状態ではないので、モードフラグを“1”にして通常モードに設定し(ステップS12)、HDD102のライトアクセス許可処理を行う(ステップS13)。
アクセスリクエストフラグが“1”であった場合は(ステップS11:YES)、サーバ2のSATAホストコントローラ104はリストアを行いたい状態なので、リストアを許可するか否かを判断し(ステップS14)、許可する場合は(ステップS14:YES)、HDD102のライトアクセス禁止処理を行い(ステップS15)、モードフラグを“0”にしてリストアモードに設定する(ステップS16)。なお、ステップS14では、例えばSATAホストコントローラ103がライトアクセス中でなければリストアを許可する。
ここで、画像形成装置1のSATAホストコントローラ103、サーバ1のSATAホストコントローラ104のそれぞれがHDD102にアクセスするときのデータ転送方法について説明する。
SATAホストコントローラ103が前述した制御用セクタの2バイト目と3バイト目にHOST_2_MAX_COUNTER_VALUEを設定し、SATAホストコントローラ104が参照する。SATAホストコントローラ104はHOST_2_MAX_COUNTER_VALUEの16ビットの値を最大値としてリード及びライトのDMA(Direct Memory Access)の連続アクセス数とする。設定しようする値が大きいときは転送自体を分割する。分割はSATAホストコントローラ104を有する外部のサーバ2のソフトウェアで行なう。
設定値を以下のa〜dに例示する。
a:SATAホストコントローラ104の連続アクセス数に制限を掛けない場合は設定値を“FFFF(H)”とする。
b:SATAホストコントローラ104の連続アクセス数を最大値の1/2に固定する場合は設定値を“8000(H)”とする。
c:SATAホストコントローラ104の連続アクセス数をSATAホストコントローラ103の連続アクセス数と同等にする。この場合、SATAホストコントローラ103のリード及びライトのDMAによる連続アクセス数(SATAのセクタカウントレジスタに設定する値)を設定値とする。即ちATAホストコントローラ103は、セクタカウントレジスタに“2000(H)”を設定したら、HOST_2_MAX_COUNTER_VALUEも“2000(H)”に設定する。
d:SATAホストコントローラ104の連続アクセス数をSATAホストコントローラ103の連続アクセス数の1/2に設定する。この場合、SATAホストコントローラ103はセクタカウントレジスタに“2000(H)”を設定したら、HOST_2_MAX_COUNTER_VALUEは“1000(H)”に設定する。この場合、係数を1/2にしたので、SATAホストコントローラ103及び104が同時アクセスした場合は、2/3の時間がSATAホストコントローラ103に、残りの1/3の時間がSATAホストコントローラ104に配分される。この係数は固定しても良いし、SATAホストコントローラ104に配分する時間を決めて計算した値でも良い。
本実施形態の画像形成装置1は、HDD102に格納されているデータのうち、バックアップして欲しいデータだけをサーバ2のSATAホストコントローラ104に公開する機能を備えている。以下、この機能及びその実現手段について説明する。
SAS/SATA用マルチプレクサ101内に2ND_PORT_ACCESS_OK_ADD_STARTレジスタ901及び2ND_PORT_ACCESS_OK_ADD_ENDレジスタ902(図示せず)を設け、前者にSATAホストコントローラ104がアクセス可能なLBAの先頭アドレスを設定し、後者にSATAホストコントローラ104がアクセス可能なLBAの最終アドレス−1を設定する。設定はSATAホストコントローラ103からのみ可能である。
動作を説明する。SATAホストコントローラ103は、SATAホストコントローラ104がアクセスするLBA先頭アドレス903と、LBAアドレスにセクタカウントレジスタの値を加えた値904とを計算し、LBA先頭アドレス903と値904の両方が2ND_PORT_ACCESS_OK_ADD_STARTレジスタ901に設定されているアドレスと、2ND_PORT_ACCESS_OK_ADD_ENDレジスタ902に設定されているアドレスとの間に入っているか否かを判断する。両方とも入っていればアクセスを許可し、アクセスを開始させる。片方でも条件を満たしていない場合はアクセスを禁止し、エラーステータスをSATAホストコントローラ104に返し、アクセスを開始させない制御を行う。この判断に用いる計算はコンパレータや加算器などを用い、ハードウェアで行うことができる。
また、本実施形態の画像形成装置1は、サーバ2のSATAホストコントローラ104からのリードアクセスに対し、暗号化されたデータをHDD102から送出することで、データの内容を公開せずにバックアップを行うことができる。以下、この実現手段について説明する。
SAS/SATA用マルチプレクサ101内に2ND_PORT_ENC_ADD_STARTレジスタ1001及び2ND_PORT_ENC_ADD_ENDレジスタ1002を設け、前者にSATAホストコントローラ104がリードアクセスした場合にデータを暗号化し、ライトアクセスした場合にデータを復号するLBAの先頭アドレスを設定し、後者にSATAホストコントローラ104がリードアクセスした場合にデータを暗号化し、ライトアクセスした場合にデータを復号するLBAの最終アドレス−1を設定する。設定はSATAホストコントローラ103からのみ可能である。
動作を説明する。SATAホストコントローラ103は、SATAホストコントローラ104がアクセスするLBA先頭アドレス1003とLBAアドレスにセクタカウントレジスタの値を加えた値1004とを計算し、LBA先頭アドレス1003と値1004の両方が2ND_PORT_ENC_ADD_STARTレジスタ1001に設定されているアドレスと、2ND_PORT_ENC_ADD_ENDレジスタ1002に設定されているアドレスとの間に入っているか否かを判断する。入っていればリードアクセスのときは暗号化、ライトアクセスのときは復号化しながら処理を行う。間に入っていなければ、データの加工は行わない。領域が境界を跨ぐケースではアクセス中のLBAアドレスが常に2ND_PORT_ENC_ADD_STARTレジスタ1001に設定されているアドレスと、2ND_PORT_ENC_ADD_ENDレジスタ1002に設定されているアドレスとの間に入っているか否かを転送データ量をカウンタで計数し確認しながら逐次暗号・復号を行うか否かを判断する。この判断に用いる計算はコンパレータ、加算器、カウンタなどを用い、ハードウェアで行うことができる。
以上のように、本発明の第1の実施形態の画像処理システムは下記(ア)〜(ク)の効果を有する。
(ア)画像形成装置1のHDD102の内容を定期的にバックアップし、HDD102に格納されているデータの一部や全体が壊れていても、リストアすることで完全性を維持することができる。このため、画像形成装置1のHDD102が画像蓄積に積極的に使われるようになる。
(イ)eSATA接続でバックアップを行なうことで、短時間でバックアップが可能になる。このように短時間で終了すれば、画像形成装置はその分早く省エネ状態に遷移でき、環境に対する負荷を小さくすることができる。
(ウ)SAS/SATA用マルチプレクサ101は、常に2つのホストポートに接続される2つのSAS/SATAホストコントローラ103,104からのアクセスを受け付け、処理することができ、単なるスイッチとは異なる。そのため、基本的なリード及びライトアクセスについて画像形成装置1側のソフト開発は不要であり、サーバ2側に既に豊富に存在する市販のバックアップソフトを有効活用することができる。また、画像形成装置1側にバックアップ及びリストアのためのソフト開発は不要である。
(エ)物理的な切替え無しに、画像形成装置1を使用しながらバックアップすることができる。しかも、ネットワーク接続のバックアップと比べ、高速に処理可能である。
(オ)SAS/SATAホストコントローラ103がリード及びライトアクセスを行うとき(通常モード)では、SAS/SATAホストコントローラ104はリードアクセス(バックアップ)のみ可能であり、SAS/SATAホストコントローラ104がリード及びライトアクセスを行うとき(リストアモード)では、SAS/SATAホストコントローラ103はリードアクセスのみ可能である(排他的にリードアクセスを可能とした)ので、2つのSAS/SATAホストコントローラ103,104からのリードアクセスの競合によるコンフリクト(データが上書きされ、つじつまが合わなくなる。)を防止することができる。
(カ)SATAのリードDMA及びライトDMAは転送を開始したら、エラーにならない限り途中でアボートすることはできない。SATAの連続転送セクタ数の最大値は16ビットのカウンタ値の最大値“FFFF(H)”=65535であり、1セクタは512バイトなので、掛け算をすると32MBとなる。60MB/secの速度の場合で約0.5秒間、20MB/secの速度の場合は約1.5秒間占有してしまう。このため、SAS/SATAホストコントローラ104からのアクセスによりSAS/SATAホストコントローラ103のアクセスが遅れることになり、画像形成装置1の生産性が落ちる。
しかし、本実施形態では、SAS/SATAホストコントローラ104の連続転送セクタ数をSAS/SATAホストコントローラ103より小さくし転送時間を短くして、SAS/SATAホストコントローラ103のデータ転送を優先的に処理することができるので、画像形成装置1の生産性を落とさずにバックアップ及びリストアが可能となる。
(キ)HDD102に格納されているデータのうち、バックアップして欲しいデータだけをSAS/SATAホストコントローラ104に公開できる。また、見せたくないデータは外部に公開しないようにすることができる。
(ク)SAS/SATAホストコントローラ104からHDD102の所定の領域にリードアクセスを行うと、暗号化されたデータしか読み出せないため、外部にデータを公開せずにバックアップを行わせることができる。
なお、以上の実施形態では、画像形成装置1内のHDD及びホストコントローラ、並びに外部のサーバ2内のホストコントローラをSATAに準拠するものとしたが、SASに準拠するものとしてもよい。
[第2の実施形態]
図5は本発明の第2の実施形態の画像処理システムのブロック図である。この図において、図1と同一のブロックには図1と同じ参照符号を付した。
この画像処理システムは画像形成装置11と、外部のサーバ12とからなる。画像形成装置11は、図1の画像形成装置1にPSU(電源制御ユニット)501と、コントローラ502とを追加したものであり、サーバ12は図1のサーバ2に外部サーバコントローラ503を追加したものである。コントローラ502の内部には、SATAホストコントローラ103、並びに図示しないCPU、ROM、RAM、その他の外部や内部I/F、及び画像処理部も存在する。また、コントローラ502と外部サーバコントローラ503との間に信号線を設けた。そして、コントローラ502から外部サーバコントローラ503へHDDステータス信号504を送出し、外部サーバコントローラ503からコントローラ502へHDDアクセスリクエスト信号505を送出するように構成した。
HDDステータス信号504はロー(LOW=“0”)でHDD102がアクセス不能であることを示し、ハイ(HIGH=“1”)でアクセス可能であることを示す。HDDアクセスリクエスト信号505はロー(LOW=“0”)で外部サーバコントローラ503がHDD102にアクセスしたくない/する必要がないことを示し、ハイ(HIGH=“1”)でアクセスしたいことを示す。
図6に外部サーバコントローラ503のアクセス処理のフローチャートを示す。
外部サーバコントローラ503はHDD102にアクセスしたい場合(ステップS51:YES)、アクセスリクエスト信号505を“1”にしてアサートする(ステップS52)。このアクセスリクエスト信号505は画像形成装置11内のコントローラ502に送出される。
次に、コントローラ502からのHDDステータス信号が“1”になるまで待ち(ステップS53)、“1”になったらアクセスを開始する(ステップS53:YES→S54)。一方、アクセスがしたくなくなったら(する必要が無くなったら)(ステップS51:NO)、一定時間アクセスが無いか否かをチェックし(ステップS55)、無ければアクセスリクエスト信号505を“0”にしてネゲートする(ステップS55:YES→S56)。
図7はコントローラ502の電源制御処理のフローチャートを示す。
コントローラ502は、外部サーバコントローラ503からのアクセスリクエスト信号が“1”であった場合は(ステップS71:YES)、PSU501がHDD102に電源電力を供給している(電源オン)か否かを確認し(ステップS72)、オンでなかった場合はオンする(ステップS72:YES→S73)。
次いでコントローラ502内のSATAコントローラ103はSAS/SATA用マルチプレクサ101経由でHDD102にアクセスし、“レディー(READY:準備完了)”か否かをチェックする(ステップS74)。“レディー”になるまで繰り返しステータスを読み、“レディー”になったらHDDステータス信号504を“1”にしてアサートする(ステップS74:YES→S75)。このHDDステータス信号504は外部サーバコントローラ503へ送出される。
アクセスリクエスト信号が“1”でなかった場合は(ステップS71:NO)、一定時間コントローラ502がアイドル(IDLE)状態か否かを確認する(ステップS76)。そして、アイドル状態であった場合は(ステップS76:YES)、HDDステータス信号を“0”にネゲートして、HDD102の電源をオフし、画像形成装置11も省エネ状態へ移行する(ステップS77→S78)。
以上のように、本発明の第2の実施形態の画像処理システムは下記(i)〜(vi)の効果を有する。
(i)外部サーバコントローラ503はHDD102がアクセス可能な状態か否かを知ることができる。
(ii)画像形成装置11内のコントローラ502は、外部サーバコントローラ503の状態を考慮の上、省エネのためにHDD102の電源を切るので、突然の電源断により外部サーバコントローラ503がHDD102突然アクセスできなくなるという事態を防止することができる。
(iii)外部サーバコントローラ503から、画像形成装置11内のコントローラ502の管理下にあるHDD102の電源をオンする制御ができる。
(iv)規定時間、外部サーバコントローラ503のアイドル状態が継続したら、HDD102の電源を落とすことができるので、環境にやさしい装置を提供することができる。
(v)画像形成装置はHDD102の電源を落とすとともに、装置を省エネ状態に移行させることができるので、環境にやさしい装置を提供することができる。
(vi)外部サーバコントローラ503からのアクセスリクエストの有無に応じてHDD102の電源をオン/オフすることができるので、安全かつ省エネな装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態の画像処理システムのブロック図である。 容量が80GBの場合の図1のHDDのアドレスマップを示す図である。 図1のサーバのホストコントローラの処理のフローチャートである。 図1の画像形成装置のホストコントローラの処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の画像処理システムのブロック図である。 図5の外部サーバコントローラのアクセス処理のフローチャートである。 図5の画像形成装置内のコントローラの電源制御処理のフローチャートである。
符号の説明
1・・・画像形成装置、2・・・外部のサーバ、101・・・SAS/SATA用マルチプレクサ、102・・・HDD、103・・・画像形成装置内のSATAホストコントローラ、104・・・外部サーバ内のSATAホストコントローラ、105-1〜105-4・・・内部SATAケーブル、106・・・eSATAケーブル、501・・・電源供給ユニット、502・・・画像形成装置内のコントローラ、503・・・外部サーバコントローラ。

Claims (8)

  1. ハードディスク装置と、アクティブ状態の複数のホストコントローラを前記ハードディスク装置にアクセス可能に接続するマルチプレクサと、前記マルチプレクサに接続された内部ホストコントローラとを有する画像形成装置と、
    外部ホストコントローラを有するサーバと、
    を備え、
    前記外部ホストコントローラを前記マルチプレクサに接続することにより前記内部ホストコントローラ及び外部ホストコントローラを前記ハードディスク装置にアクセス可能にした画像処理システムであって、
    前記内部ホストコントローラは、前記外部ホストコントローラによるハードディスク装置へのリードアクセスに対し、暗号化したデータを送出する領域を指定可能であることを特徴とする画像処理システム
  2. 請求項1記載の画像処理システムにおいて、
    前記内部ホストコントローラ及び外部ホストコントローラは、前記ハードディスク装置に対して排他的にリードアクセスを行うことを特徴とする画像処理システム
  3. 請求項1記載の画像処理システムにおいて、
    前記外部ホストコントローラによる前記ハードディスク装置に対するアクセスの連続データ転送セクタ数が、前記内部ホストコントローラによる前記ハードディスク装置に対するアクセスの連続データ転送セクタ数より少ないことを特徴とする画像処理システム
  4. 請求項1記載の画像処理システムにおいて、
    前記外部ホストコントローラは、前記ハードディスク装置にアクセスするとき、アクセスリクエスト信号を前記内部ホストコントローラに送出し、前記内部ホストコントローラから前記ハードディスク装置に対するアクセスが可能であることを示すステータス信号を受けたとき、前記ハードディスク装置に対するアクセスを行うことを特徴とする画像処理システム
  5. 請求項4記載の画像処理システムにおいて、
    前記外部ホストコントローラは、一定時間アクセスの無い状態が続いたとき、前記アクセスリクエスト信号をネゲートすることを特徴とする画像処理システム
  6. 請求項4記載の画像処理システムにおいて、
    前記ハードディスク装置に対する電源供給手段を有し、前記内部ホストコントローラは、前記アクセスリクエスト信号を受けたとき、前記ハードディスク装置に対する電源供給の有無を検知し、供給されていない場合は、前記電源供給手段に電源供給を開始させてから前記ステータス信号を送出することを特徴とする画像処理システム
  7. 請求項5記載の画像処理システムにおいて、
    前記内部ホストコントローラは、前記アクセスリクエスト信号のネゲートを検知したとき、前記ステータス信号をネゲートしてから前記電源供給手段に電源供給を停止させることを特徴とする画像処理システム
  8. 請求項1記載の画像処理システムにおいて、
    前記内部ホストコントローラは、前記外部ホストコントローラによるハードディスクへのアクセス可能領域を指定可能であり、前記外部ホストコントローラより前記指定されたアクセス可能領域外へのアクセスがあった場合は前記外部ホストコントローラにエラー通知を行うことを特徴とする画像処理システム
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