JP4848939B2 - 端末切替システム、端末切替方法及び端末切替プログラム - Google Patents

端末切替システム、端末切替方法及び端末切替プログラム Download PDF

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Description

本発明は、端末切替システム、端末切替方法及び端末切替プログラムに関し、例えば、ネットワークにおいてサービス提供を維持しながら、ユーザ端末の切り替えをするシステムや方法に適用し得る。
次世代ネットワーク(NGN;Next Generation Network)においては、種々のサービス提供の実現が期待されるが、それらサービスの1つとして、固定通信網と移動体通信網とを融合したシームレスなサービス、すなわちFMC(Fixed Mobile Convergence)サービスがある。
FMCサービスの実現のためには、現在提供しているサービスを維持しながら、通信中のユーザ端末から別のユーザ端末へ通信セッションを切り替える方法が必要である。従来、この種の技術に関しては、例えば特許文献1及び2等に記載される技術がある。
特許文献1には、サービス切替サーバを備え、セッション切替を行なう際に、移動先端末が、ハンドオーバー先として移動先端末を設定すると共に、移動元端末とサービス切替サーバとの間で共有する共通鍵を移動先端末に与える。そして、サービス切替サーバがハンドオーバー先の移動先端末に対し認証要求をすると、移動先端末がこの共通鍵による再演算結果を用いて、サービス切替サーバに認証処理をさせる技術が記載されている。
特許文献2においては、ユビキタス通信網の実現に向けて、ユーザ端末が複数の高速アクセスインフラに対し、在圏位置に制限されず、かつユーザ端末の仕様を変更することなく、サービスのインタオペラビリティを保証されたシステム技術が記載されている。
特開2005−122651号公報 特開2003−70043号公報 IETF RFC3515 The Session Initiation Protocol(SIP) Refer Method
しかしながら、上述した特許文献1及び2に記載の技術を用いて、実際にシステムを運用し、サービスを提供する場合、以下のような課題がある。
(1)セッション切替先の指示について
従来システムにおいて、セッション切替先の指示は、転送元端末が行うものとしている。例えば、特許文献1においても、認証技術の連携を図っているが、転送元端末が切替先を指示するものとしている。そうすると、悪意ある第三者が転送元端末に成りすまし、切替先を指示する可能性があり、セキュリティの観点から問題となる。
(2)切り替え時の認証手順について
次に、セッションの切り替え時の切替先端末に対する認証処理が問題となる。例えば、特許文献1に記載の従来システムでは、第三者による成りすまし対策として、転送元端末と切替先端末との間で直接認証情報を通知することとしている。しかしながら、端末間の認証情報の授受は、ローカル手順であるとし、また、例えば赤外線通信等を用いて端末の通信を実現している。そのため、両端末が本認証方法に対応しているものであることが必要となり実現性に制限される。また、本手順の詳細な実現方式が明確でないと共に、独自の認証手法を端末側に実施する必要がある。
そのため、提供しているサービスを維持したまま、切替元端末から直接切替先の指示をすることなく、正規の切替端末から切替先端末に切り替えることができる端末切替システム、端末切替方法及び端末切替プログラムが求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の端末切替システムは、(1)特定ユーザ複数の通信端末の中で、第1の通信端末の第1の通信端末識別情報と、第1の通信端末とは異なる別の第2の通信端末の第2の通信端末識別情報とを、ユーザ識別情報に対応付けて管理する端末管理手段と、(2)呼制御プロトコルを用いて通信している第1の通信端末から、HTTPを用いて、ユーザ識別情報と、第1の通信端末と通信相手端末との通信に係るダイアログ情報とを有する切替指示情報を受するHTTP通信手段と(3)受信された切替指示情報のユーザ識別情報に対応する第2の通信端末識別情報を端末管理手段から検索し、第2の通信端末識別情報を用いて、第2の通信端末との間のセッション確立の予約をするセッション確立予約手段と、(4)第2の通信端末との間のセッション確立の予約後、ダイアログ情報に基づいて、通信相手端末と第2の通信端末との間のセッションを確立して、端末切替処理を行なう切替処理手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明の端末切替方法は、(1)端末管理手段が、特定ユーザの複数の通信端末の中で、第1の通信端末の第1の通信端末識別情報と、第1の通信端末とは異なる別の第2の通信端末の第2の通信端末識別情報とを、ユーザ識別情報に対応付けて管理する端末管理工程と、(2)HTTP通信手段が、呼制御プロトコルを用いて通信している第1の通信端末から、HTTPを用いて、ユーザ識別情報と、第1の通信端末と通信相手端末との通信に係るダイアログ情報とを有する切替指示情報を受信するHTTP通信工程と、(3)セッション確立予約手段が、受信された切替指示情報のユーザ識別情報に対応する第2の通信端末識別情報を端末管理手段から検索し、第2の通信端末識別情報を用いて、第2の通信端末との間のセッション確立の予約をするセッション確立予約工程と、(4)切替処理手段が、第2の通信端末との間のセッション確立の予約後、ダイアログ情報に基づいて、通信相手端末と第2の通信端末との間のセッションを確立して、端末切替処理を行なう切替処理工程とを有することを特徴とする。
第3の本発明の端末切替プログラムは、コンピュータを、(1)特定ユーザの複数の通信端末の中で、第1の通信端末の第1の通信端末識別情報と、第1の通信端末とは異なる別の第2の通信端末の第2の通信端末識別情報とを、ユーザ識別情報に対応付けて管理する端末管理手段、(2)呼制御プロトコルを用いて通信している第1の通信端末から、HTTPを用いて、ユーザ識別情報と、第1の通信端末と通信相手端末との通信に係るダイアログ情報とを有する切替指示情報を受信するHTTP通信手段、(3)受信された切替指示情報のユーザ識別情報に対応する第2の通信端末識別情報を端末管理手段から検索し、第2の通信端末識別情報を用いて、第2の通信端末との間のセッション確立の予約をするセッション確立予約手段、(4)第2の通信端末との間のセッション確立の予約後、ダイアログ情報に基づいて、通信相手端末と第2の通信端末との間のセッションを確立して、端末切替処理を行なう切替処理手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、提供しているサービスを維持したまま、切替元端末から直接切替先の指示をすることなく、正規の切替端末から切替先端末に切り替えることができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明の端末切替システム、端末切替方法及び端末切替プログラムの第1の実施形態を図面を参照しながら説明する。
第1の実施形態は、固定通信網と移動体通信網とを融合させた統合ネットワークにおいて、通信中のユーザ端末間に提供しているサービスを維持しながら、あるユーザ端末から別の異なるユーザ端末に通信セッションの切り替える端末切替処理(端末切替サービス)を実現するシステムに、本発明のユーザ端末切替システム、ユーザ端末切替方法及びユーザ端末切替プログラムを適用する場合の実施形態を説明する。
また、第1の実施形態では、各ユーザ端末間のセッションを確立する制御プロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を採用した場合を例に挙げて説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
(A−1−1)全体構成
図1は、第1の実施形態のネットワーク構成を示す構成図である。図1において、第1の実施形態のネットワーク10は、IP網1、呼制御サーバ2、プレゼンスサーバ3、アプリケーションサーバ4、ユーザ端末A、B及びC(図では端末A、B及びCと示す)、を少なくとも有して構成される。
IP網1は、パケット転送を実現するネットワークであり、例えば通信プロトコルとしてインターネットプロトコル(IP)を採用したネットワークである。また、IP網1は、デジタル回線や光回線等で構成された有線ネットワーク、無線LANアクセス網や移動体通信網等の無線ネットワーク、又はこれらを結合したネットワークを適用することができる。
呼制御サーバ2は、ユーザ端末A〜Cの位置情報等を管理し、ユーザ端末A〜Cの基本呼制御(信号ルーチング動作)を行うものであり、例えば、SIP Proxy サーバ等が該当する。
プレゼンスサーバ3は、ユーザ端末A〜Cの状態・状況等を示すプレゼンス情報を管理し、ネットワークを構成する所定の端末(ウォッチャー)に対しリアルタイムに通知するものである。ここで、プレゼンス情報としては、例えば、各ユーザ端末A〜Cについて、通話中、不在(オフライン)、通話可能(オンライン)、在席、外出中、会議中等の状態を示す情報がある。
アプリケーションサーバ4は、ユーザ端末の切り替え動作を制御するアプリケーションを有するものである。アプリケーションサーバ4は、例えば、呼の確立の管理からユーザ端末の切り替えの制御(例えば、認証処理、セッション切替指示等)を実行するものである。なお、アプリケーションサーバ4が実行する機能の詳細については後述する。
ユーザ端末A〜Cは、ユーザが操作するSIP対応の電話端末(いわゆるSIP端末)であり、例えば、SIP対応のIP電話端末(固定型、移動形態型等を含む概念)、SIP対応のソフトフォン機能を有するパーソナルコンピュータ(デスクトップ型、ノー型、携帯型等を含む概念)、その他SIP対応の音声通信機能を有する端末等が該当する。
ユーザ端末Aは、ユーザ5が使用する端末であり、電話番号(若しくは識別情報)を「AAAA」とする。また、ユーザ端末B及びCは、ユーザ6が使用する端末であり、電話番号(若しくは識別情報)をそれぞれ「BBBB」及び「CCCC]とする。
ネットワーク10において、端末切替サービスの契約を締結する際、ユーザ端末は、所定の登録処理(RESISTER)により、切り替え対象とする端末の登録設定が必要である。
第1の実施形態では、上記登録処理ついては既存技術を適用できるため詳細説明は省略するが、ユーザ端末が、少なくとも呼制御サーバ2及びアプリケーションサーバ4に対して所定の登録処理により登録設定を行ない、また少なくとも呼制御サーバ2及びアプリケーションサーバ4が、切り替え対象とするユーザ端末をユーザ毎に管理しているものとする。すなわち、呼制御サーバ2及びアプリケーションサーバ4は、ユーザ6との契約において、切り替え対象のユーザ端末としてユーザ端末B及びCが登録されているものとする。
また、第1の実施形態では、ユーザ端末がサービスの提供を受けようとする際、ネットワークレベルでの認証処理(すなわち、サーバとの連携)を行うことを前提としている。
(A−1−2)呼制御サーバの詳細構成
図2は、呼制御サーバ2の内部構成を示すブロック図である。図2において、呼制御サーバ2は、ルーチング情報処理部21、SIP信号処理部22、ルーチング情報管理部23、ユーザ情報管理部24を少なくとも有して構成される。
ルーチング情報処理部21は、ルーチング情報管理部23を参照しながら、呼を確立するユーザ端末との間で送受信する信号のルーチング処理を制御するものである。
SIP信号処理部22は、ルーチング情報処理部21の制御の下、SIP信号の送受信処理を制御するものである。これにより、ユーザ端末A〜Cやプレゼンスサーバ3やアプリケーションサーバ4との間で、SIPを用いて接続処理を行う。また、SIP信号処理部22は、ユーザ情報管理部24を参照し、受信信号が切り替え対象のユーザ端末に係る発信信号又は着信信号である場合、受信した信号をアプリケーションサーバ4に転送するものである。このように、端末切替サービスの契約ユーザのユーザ端末に係る発信信号又は着信信号をアプリケーションサーバ4にフォワードすることにより、アプリケーションサーバ4との連携により端末切替処理を行うことができる。
ルーチング情報管理部23は、ルーチング情報を管理するものであり、ユーザ情報管理部24は、加入者情報やユーザ端末の位置情報等のユーザ端末情報を管理するものである。
ここで、図5は、ユーザ情報管理部24が管理する管理テーブルの例を示す図である。図5において、管理テーブル50は、「ユーザ名51」と「転送サービス電話番号(若しくは転送サービスユーザID)52」とが対応付けて管理するものである。「ユーザ名51」は、第1の実施形態で説明するユーザ端末切替サービスの契約をするユーザ名であり、「転送サービス電話番号等52」は、当該契約ユーザが登録設定した切り替え対象のユーザ端末の電話番号である。なお、切り替え対象のユーザ端末を特定することができれば、ユーザ端末の電話番号に限定されず、ユーザ端末の識別情報(ID(例えばIPアドレス等))であってもよい。
また、図6は、ユーザ情報管理部24が管理する管理テーブルの別の例を示す図である。図6では、「ユーザ名61」と「転送サービス電話番号等62」とを対応付けて管理するものであるが、「転送サービス電話番号等62」の構成が図5の管理テーブル50と異なる。すなわち、図6の「転送サービス電話番号等62」は、切り替え対象の1又は複数のユーザ端末の電話番号等を1つの識別情報(Group−ID(グループID))を用いて一括して管理する場合を示す。なお、このGroup−IDの例としては、FMCを採用したときにユーザに割り当てる識別情報を適用できる。これにより、端末切り替え処理に係るユーザを単一の識別情報で管理することができる。
(A−1−3)プレゼンスサーバの詳細構成
図3は、プレゼンスサーバ3の内部構成を示すブロック図である。図3において、プレゼンスサーバ3は、プレゼンス情報処理部31、SIP信号処理部32、プレゼンス情報管理部33、ユーザ情報管理部34、を少なくとも有して構成される。
プレゼンス情報処理部31は、各ユーザ端末A〜Cのプレゼンス情報をリアルタイムに取得し、取得したプレゼンティティ端末のプレゼンス情報を所定のウォッチャー端末に対して通知するものである。
第1の実施形態において、プレゼンス情報処理部31は、端末切替サービスの契約を結んでいる一のユーザ端末が通信中となった場合に、当該ユーザの他のユーザ端末(登録設定されているユーザ端末)に対して、一のユーザ端末が通信中であることを通知する。これにより、他のユーザ端末に対し、端末切替指示の可能性があることを認識させることができる。
SIP信号処理部32は、ユーザ情報管理部34を参照しながら、各ユーザ端末A〜Cや呼制御サーバ2との間で、SIP信号の送受信処理を制御するものである。これにより、プレゼンスサーバ3は、各ユーザ端末A〜Cや呼制御サーバ2との間では、SIPを採用して接続処理を行う。
プレゼンス情報管理部33は、各ユーザ端末A〜Cのプレゼンス情報を管理するものであり、ユーザ情報管理部34は、加入者情報や各ユーザ端末A〜Cの位置情報等のユーザ端末情報を管理するものである。
(A−1−4)アプリケーションサーバの詳細構成
図4は、アプリケーションサーバ4の内部構成を示すブロック図である。図4において、アプリケーションサーバ4は、切り替えAPL部41、SIP信号処理部42、ユーザ情報管理部43を少なくとも有して構成されるものである。
切り替えAPL部41は、端末切替処理を動作させるアプリケーションを実行するものである。
図7は、切り替えAPL部41が実行する処理機能を示す機能ブロック図である。図7において、切り替えAPL部41は、認証処理機能部412、セッション確立予約処理機能部413、端末切替実行処理機能部414、切断処理機能部415として機能する。
認証処理機能部412は、端末切替サービスを契約する特定ユーザ端末(登録設定されているユーザ端末)からセッション切替指示を受け取ると、当該セッション切替指示の送信元である特定ユーザ端末の認証処理を行うものである。これにより、正規の契約ユーザからの端末切替指示であるか否かを確認することができる。なお、第1の実施形態において、ユーザ端末からのセッション切替指示について、ユーザ端末は、HTTPを用いてアプリケーションサーバ4に対して行うものとする。
ここで、認証処理機能部412は、通常のHTTP認証により送信元の特定ユーザ端末の認証を行うと共に、ユーザ情報管理部43を参照して、送信元の特定ユーザ端末から受け取った当該特定ユーザ端末のユーザ端末情報等の照合や、通信中のダイアログ情報が含まれているか否かの確認を行うことにより認証を行う。
このような認証処理を行うことにより、特定ユーザ端末は切替先端末の電話番号等の識別情報を用いた端末切替指示を行わないものとすることができる。すなわち、切替先の指示を行わないことで、悪意ある第三者による成りすまし等を防ぐことができるので、セキュリティを高めることができる。
セッション確立予約処理機能部413は、認証処理機能部412による認証結果がOKである場合、ユーザ情報管理部43を参照して当該ユーザの切替先端末を検索し、その切替先端末との間のセッション確立の予約を行うものである。
このように、セッション確立の予約を行うことにより、あらかじめ切替先端末との間のセッションを確立させておくことができるので、切り替え実行時の失敗等を回避することができる。例えば、レアなタイミングであるが、切り替え実行時に、別の端末から切替先端末に対し着信があった場合等は、切り替え失敗の可能性がある。そのため、セッション確立をあらかじめ行うことにより、これを回避できる。
端末切替実行処理機能部414は、セッション確立予約処理機能部413による切替先端末のセッション確立後、端末切替指示の送信元端末からダイアログ情報に基づいて、通信中の呼のリソースを参照し、通信中の他のユーザ端末(相手端末)と切替先端末との間のセッションを確立し、端末切替処理を実行するものである。
切断処理機能部415は、端末切替実行処理機能部414により端末切替処理が実行された後、切替元端末と通信中の他のユーザ端末(相手端末)との間のセッションを開放するものである。
図4に戻り、SIP信号処理部42は、ユーザ情報管理部43を参照しながら、SIP信号の送受信処理を行うものである。すなわち、SIP信号処理部42は、呼制御サーバ2からSIP信号を受信すると、ユーザ情報管理部43を参照しながら、発着信先等の信号内容や契約情報等を分析し、特定ユーザのユーザ端末を発着信とする場合には、この特定ユーザ端末についての呼を確立させるため、呼制御サーバ2との間で呼処理のやり取りをするものである。これにより、アプリケーションサーバ4は、呼制御サーバ2との間ではSIPを用いて接続処理を行う。
ユーザ情報管理部43は、端末切替サービスの契約をする特定ユーザの契約情報(例えば、ユーザ情報、ユーザ端末の電話番号等の識別情報等)、切替データ、認証データ(例えば、HTTPによる認証に必要な情報も含む)等を管理するものである。なお、ユーザ情報管理部43が管理する特定ユーザの契約情報として、図5や図6で例示したものを適用することができる。
(A−1−5)ユーザ端末の詳細構成
図8は、端末切替サービスの契約をしているユーザが有するユーザ端末B及びC(ユーザ端末8と示す)の内部構成を示すブロック図である。
図8において、ユーザ端末8は、音声処理部81、SIP信号処理部82、プレゼンス機能部83、端末切替有効・無効設定部84、端末切替指示部85を有して構成される。
声処理部81は、音声通信を実現するものである。また、SIP信号処理部82は、SIP信号の送受信を行うものである。これにより、SIPを用いて、呼制御サーバ2及びプレセンスサーバ3との間の接続処理を行う。
プレゼンス機能部83は、プレゼンスサーバ3からプレゼンティティ端末のプレゼンス情報を受け取り、契約ユーザが登録設定した切替対象である他のユーザ端末の状況をリアルタイムに認識するものである。なお、契約ユーザの複数のユーザ端末は、いずれもがウォッチャーとプレゼンティティの関係にあるものとする。
端末切替有効・無効設定部84は、プレゼンス機能部83が受信した他のユーザ端末のプレゼンス情報に応じて、端末切替指示部85による端末切替指示を有効としたり、又は無効としたりするものである。すなわち、端末切替有効・無効設定部84は、他のユーザ端末が通信中である場合には端末切替を無効とし、他のユーザ端末がオンラインで空き状態である場合には端末切替を有効として設定する。
端末切替指示部85は、通信中のユーザ端末において、アプリケーションサーバ4に対して端末切替指示を送信するものである。このとき、端末切替指示部85は、ユーザ情報、認証情報(HTTPにおける通常の認証情報)、通信中のダイアログ情報等を端末切替指示に含めて、HTTPを用いてアプリケーションサーバ4に対して行う。
なお、ユーザ端末8は、その外観については図示しないが、例えば、端末切替指示をするための操作ボタンなどを備えるようにしてもよい。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態のネットワーク10における端末切替処理の動作を図面を参照しながら説明する。
(A−2−1)端末切替処理の動作
以下では、ユーザ端末Aとユーザ端末Bとの間でセッションを確立して通信しているときに、ユーザ6が、通信中のユーザ端末Bからユーザ端末Cにセッションを切り替えようとする場合の動作を例に挙げて説明する。
図9〜図11は、通信中のユーザ端末Bからユーザ端末Cにセッションを切り替える端末切替処理の動作を示すシーケンス図である。
まず、ユーザ端末A(発信端末)がユーザ端末B(着信端末)に対して発信した場合のユーザ端末Aとユーザ端末Bとの間のセッション確立の動作について図9を参照しながら説明する。
なお、端末切替サービスの契約ユーザによる切替対象とするユーザ端末の登録処理はあらかじめ行なわれているものとし、このときのユーザ端末B及びCの状態は共に、オンラインで、空き状態であるものとする。
図9において、発着端末であるユーザ端末Aは、ユーザ端末Bとの間で呼を確立するために、ユーザ端末Bを着信先とするINVITEメッセージを呼制御サーバ2に送信し、呼制御サーバ2との間でSIP信号のやり取りを行う(F1〜F5)。
ユーザ端末AからのSIP信号が呼制御サーバ2に与えられると、呼制御サーバ2において、SIP信号はSIP信号処理部22により発信先及び着信先が分析される(S1)。
このとき、SIP信号処理部22は、ユーザ情報管理部24を参照しながら、受信したSIP信号に基づいて、その発着信先が契約ユーザの登録されているユーザ端末であるか否かを分析する。そして、発着信先が登録されているユーザ端末である場合、SIP信号処理部22は、ルーチング情報処理部21の機能の下、受信したSIP信号を、アプリケーションサーバ4に転送する。なお、発着信先が登録されているユーザ端末でない場合には、通常のSIPによる呼処理が行われる。
呼制御サーバ2からのSIP信号がアプリケーションサーバ4に与えられると、アプリケーションサーバ4において、SIP信号はSIP信号処理部42により発着信先等の信号内容や契約情報等が確認され、特定ユーザ端末を発着信先とするものであるとした場合、SIP信号処理部42は、着信先とするユーザ端末Bとの間の呼を確立するため、着信先をユーザ端末BとするINVITEを呼制御サーバ2に送信し、呼制御サーバ2との間でSIP信号のやり取りを行う(F6〜F9)。
また、呼制御サーバ2は、着信先をユーザ端末BとするSIP信号をアプリケーションサーバ4から受け取ることで、ユーザ端末Bとの間でSIP信号のやり取りを行い(F10〜F16)、ユーザ端末Bからのオフフックを受けて、ユーザ端末Aとユーザ端末Bとの間の呼(第1呼及び第2呼)を確立させる(F17〜F23)。これにより、ユーザ端末Aとユーザ端末Bとの間で、通信セッションが確立し、通話が開始する(S2)。
ユーザ端末Aとユーザ端末Bとの間で通信セッションが確立すると、すぐに、端末切替処理の契約に係るユーザ端末Bは、「通話中」になった旨を知らせるプレゼンス情報をプレゼンスサーバ3に送信する(F24、F25)。
ユーザ端末Bからのプレゼンス情報がプレゼンスサーバ3に与えられると、プレゼンスサーバ3は、ウォッチャーであるユーザ端末Cにその旨を通知する(F26、F27)。これにより、ユーザ端末Cは、ユーザ端末Bが通話中となったから、ユーザ端末Bからの切替指示が発生する可能性があることを認識することができる(S3)。
次に、ユーザ端末Bからユーザ端末Cへの端末切替を実現する動作について図10及び図11を参照しながら説明する。
図10において、ユーザ端末Bは、ユーザの操作を受けて、HTTPを使用して(S4)セッション切替指示の信号をアプリケーションサーバ4に対して送信する(F28)。
このとき、ユーザ端末Bが送信する端末切替指示の信号には、切替先であるユーザ端末Cのユーザ端末情報(例えば電話番号等の情報)は含まれていないが、ユーザ端末Bのユーザ端末情報や認証情報やユーザ端末Aとの通話に係るダイアログ情報等が含まれている。
ユーザ端末Bからの端末切替指示がアプリケーションサーバ4に与えられると、アプリケーションサーバ4の切り替えAPL部41により、HTTPにおいて通常用いられる認証処理が行われると共に、ユーザ情報管理部43を参照しながら、ユーザ端末Bのユーザ端末情報等の照合や、通話中のダイアログ情報が含まれているかを確認し、ユーザ端末Bが正規の契約に係る端末であるか否かの認証が行われる(S5)。
そして、認証結果がOKである場合、切り替えAPL部41により、当該契約ユーザについて登録されている切り替え対象のユーザ端末Cがユーザ端末管理部43から検索され、切替先をユーザ端末Cのユーザ端末情報として、呼制御サーバ2に対し、ユーザ端末Cのセッション確立予約処理が行われる(F29〜F36、S6)。これにより、確立した呼を第3呼とする。
このようにセッション確立予約処理を行うことにより、セッション切替処理を確実に行えるようにすることができる。なお、認証結果がNGである場合には、当該セッション切替指示を破棄し切替処理を行わない。
ここで、ユーザ端末Cは、呼制御サーバ2から呼要求であるSIP信号を受けると(F31)、通常の着信と当該着信とを区別し、端末切替に係る着信に対する自動応答処理を行う(S7)。図12は、この場合のユーザ端末Cにおける自動応答処理の動作例を示すフローチャートである。
図12において、呼制御サーバ2からINVITEメッセージが与えられると(F71)、INVITEメッセージの内容を確認し、自ユーザ端末(すなわち契約に係る登録設定がされているユーザ端末:この場合、ユーザ端末Bを指す)からのINVITEであるか否かを確認する(F72)。
そして、自ユーザ端末からのINVITEである場合、自ユーザ端末の状態を確認し(F73)、自ユーザ端末が通話中である場合、リソース予約と認識し、呼制御サーバ2に対し200応答メッセージを返信する(F74)。
なお、自ユーザ端末からのINVITEでない場合、又は自ユーザ端末が通話中でない場合、通常の着信動作を行う(F75、F76)。
通常であればユーザによるオフフックが必要であるが、上記動作を行うことで、ユーザ端末Cは、通常の着信と端末切替に係る着信とを区別することができ、自動的に当該端末切替に係るセッション確立処理を図ることができる。
図10に戻り、切替先のユーザ端末Cのセッションが確立すると、アプリケーションサーバ4の切り替えAPL部41は、ユーザ端末Bから受け取った第1呼のダイアログ情報を用いて、REFERによるユーザ端末C(第3呼)への転送処理を行い(F37〜F44)、ユーザ端末Aがユーザ端末Cへの転送要求(第4呼とする)を呼制御サーバ2に対して行う(F45〜F50)。
この場合も呼制御サーバ2は、転送要求のSIP信号が契約に係るユーザ端末Cを着信とするSIP信号であるから、このユーザ端末Cへの転送要求のSIP信号をアプリケーションサーバ4に与える(F51、F52)。
図11において、呼制御サーバ2からユーザ端末C(第3呼)への転送要求がアプリケーションサーバ4に与えられると、切り替えAPL部41は、呼制御サーバ2に対してユーザ端末Cへの転送要求を行い(F53〜F60)、ユーザ端末Cへの転送処理が完了すると(F61〜F64)、ユーザ端末Aとユーザ端末Cとの通話が開始する(S8)。
ユーザ端末Aとユーザ端末Cとの間で通信セッションが確立すると、すぐに、端末切替処理の契約に係るユーザ端末Cは、「通話中」になった旨を知らせるプレゼンス情報をプレゼンスサーバ3に送信する(F65、F66)。
ユーザ端末Cからのプレゼンス情報がプレゼンスサーバ3に与えられると、プレゼンスサーバ3は、ウォッチャーであるユーザ端末Bにその旨を通知する(F67、F68)。これにより、ユーザ端末Bは、ユーザ端末Cが通話中となったことを認識することができる。
また、ユーザ端末Aとユーザ端末Cとの通信セッション確立後、ユーザ端末Aは、ユーザ端末Aとユーザ端末Bとの間のセッションを開放するための通知メッセージを、呼制御サーバ2に送信する(F69)。なお、ユーザ端末Aが通知メッセージを送信するタイミングはシステム運用等に応じて柔軟に設定することができる。
呼制御サーバ2を経由して通知メッセージがアプリケーションサーバ4に与えられると(F70〜F73)、アプリケーションサーバ4の切り替えAPL部41は、呼制御サーバ2を通じて切断メッセージをユーザ端末Aに送信して、ユーザ端末Aの第1呼の切断処理を行い(F73〜F76)、また呼制御サーバ2を通じて切断メッセージをユーザ端末Bに送信して、ユーザ端末Bの第2呼の切断処理を行う(F77〜F80)。
このとき、端末切替処理の契約に係るユーザ端末Bは、「空き状態」になった旨を知らせるプレゼンス情報をプレゼンスサーバ3に送信し(F81、F82)、プレゼンスサーバ3は、ウォッチャーであるユーザ端末Cにその旨を通知する(F83、F84)。これにより、ユーザ端末Bは、ユーザ端末Cが「通信中」である旨を認識しているので、ユーザ端末Cから切替指示が発生する可能性があることを認識する。
さらに、ユーザ端末Cが、第3呼を切断するために切断要求を呼制御サーバ2に送信し、第3呼を切断する(F85〜F88)。
図13は、第1の実施形態の端末切替システムを用いて提供する端末切替サービスのイメージ図である。
図13の例では、契約ユーザが、移動端末Bを用いてPC固定端末Aと音声通話をしており、その後自宅に戻ったら、移動端末Bから自宅内のPC固定端末Cに切り替える場合を想定して説明する。
なお、アプリケーションサーバ4のユーザ情報管理部43が管理する契約データは、FMC番号を用いて管理する場合(すなわち図6の例に対応する場合)である。
また、PC固定端末Aの電話番号は「0AB〜J番号」、ユーザ端末Bの電話番号は「050〜番号」、PC固定端末の電話番号は「0AB〜J番号」、ユーザ6に割り当てられたFMC番号は「060〜番号」とする。
図13において、移動端末BがPC固定端末Aと通話セッション確立し、ユーザ6がユーザ5と通話している(S21)。
その後、ユーザ6が自宅に着くと、ユーザ6の操作を受けて、移動端末がHTTPにより端末切替指示をアプリケーションサーバ4に送信する(S22)。
アプリケーションサーバ4は、端末切替指示を契機に切替アプリ(すなわち、切り替えAPL部)41を起動させ、呼制御サーバ2経由でPC固定端末Aに対し、切替要求(REFER要求)を行う(S23)。
そうすると、ユーザ端末Aからの切替要求が、呼制御サーバ2経由でアプリケーションサーバ4に与えられ、移動先をPC固定端末Cとするセッション切替が行われる(S24)。
これにより、通話を切断することなく、PC固定端末AとPC固定端末Cとの間で通話(例えば、テレビ電話による通話)を継続的に行うことができる(S25)。なお、その後、移動端末Bとのセッションは切断される(S26)。
(A−2−2)端末切替処理ができない場合の動作
続いて、切替先端末が通信中であり、端末切替処理ができない場合の動作を図14を参照しながら説明する。図14は、端末切替処理ができない場合の動作を示すシーケンス図である。
以下では、ユーザ端末Aとユーザ端末Bとの間の通信中に、ユーザ端末Cへの着信等が発生し、ユーザ端末Bからユーザ端末Cへの端末切替処理ができない場合を例に挙げて説明する。
図14において、F101〜F127までの処理及びS11〜S13の処理は、図9のF1〜F27及びS1〜S3の処理と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
ユーザ端末Aとユーザ端末Bが通信中であるときに、ユーザ端末Cへの別の着信又はユーザ端末Cからの発信により、ユーザ端末Cが通話中となると(S14)、ユーザ端末Cは、「通話中」になった旨のプレゼンス情報をプレゼンスサーバ3へ通知し(F128、F129)、プレゼンスサーバ3は、ウォッチャーであるユーザ端末Bにその旨を通知する(F130、F131)。
この時点で、ユーザ端末Bは、ユーザ端末Cへの切替ができないことを認識し、切替指示発行不可(例えば、切り替え指示もボタンの無効化など)となる(S15)。すなわち、ユーザ端末が、切り替え対象端末のプレゼンスの状態に基づいて、セッション切替ができないことを認識する。そのため、ユーザ端末Cを切替先とする端末切替指示ができないこととなる。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、ユーザ端末からの端末切替指示に転送先(切替先)アドレスを設定しないようにすること、端末切替指示をするユーザ端末が通話中のダイアログ情報を送信することで、切替元端末の正当な指示であることを認証することができ、悪意ある第三者の成りすまし端末からの切替等を容易にガード可能になると共に、あらかじめ設定されている切替先に適切に切り替えできる。
また、第1の実施形態によれば、プレゼンス機能と連動することで、ユーザ端末が切替先端末への切り替えの有効性を認識できる。そのため、ユーザ端末からの不要な切替指示を回避できる。
さらに、第1の実施形態によれば、端末切替指示直後、あらかじめ切替先端末との間のセッション確保してしまう仕組みを入れることで、より確実に切替可能な状態にしておくことができる。
(B)他の実施形態
(B−1)第1の実施形態では、呼制御サーバ、アプリケーションサーバ、プレゼンスサーバを物理的に別々の構成としている。しかし、第1の実施形態で説明した各機能を実現することができれば、全て物理的に同一サーバ内に搭載されるものとしてもよいし、また呼制御サーバ、アプリケーションサーバ、プレゼンスサーバが備えるそれぞれの機能構成を、別の組み合わせで備える複数のサーバとして分散配置させるようにしてもよい。
なお、図1において、プレゼンスサーバを備えない場合にも、第1の実施形態で説明した端末切替処理を実現することができる。勿論、ユーザ端末に切替先の状態を認識させ、端末切替処理の確実性を図る観点から、プレゼンスサーバを備えることは有効である。
(B−2)ユーザ端末からの切替指示は、アプリケーションサーバに対して行えることができれば、HTTPを用いたものに限定されない。例えばSOAP等のように、アプリケーションサーバのプロトコルにバインディングして使用できる機能を有するものを適用して実現してもよい。
(B−3)契約ユーザが登録するユーザ端末の登録数は3台以上でもよい。この場合、切替先の指定や選択方法については、運用ポリシー等で設定することで実現することができる。例えば、端末切替指定の時又は後に、HTTPルートで切替先端末を指定する手順を設けたり、また例えばあらかじめ切替先端末の優先度を設けておく方法等を適用し得る。
(B−4)図10〜図12、図14で示した各処理の順序は、第1の実施形態で説明した処理と同等の効果を得ることができれば、限定されるものではなく、必要に応じて変えることができる。
例えば、第1の実施形態では、切替指示後に切替先端末のセッション確立予約処理を行うものとしているが、あるユーザ端末の発着信時に他のユーザ端末を切替先端末としてセッション確立予約処理を行うようにしてもよい。
すなわち、例えば、図10におけるF29〜F36のリソース予約処理を、ユーザ端末Aとユーザ端末Bとの間のセッション確立フロー内(例えばF23の直後)で実施するものとしてもよい。これにより、切替指示の前に、切替先端末とのセッション確立を予約しておくことができる。
なお、この場合、切替先端末とのセッション確立後に、切替先端末への着信又は切替先端末からの発信が生じても、当該切替先端末の発着信はできないこととなる。そのため、サービスの利便性を維持するために、次のような処理を適用できる。
図15は、この場合の処理を示すイメージ図である。
まず、図15(A)では、ユーザ端末Aとユーザ端末Bとが通話中であり、切替指示前に、アプリケーションサーバ4はユーザ端末Cとのセッションをあらかじめ確立している(S31)。このユーザ端末Cのセッションをセッション1とする。
その後、第三者のユーザ端末Dから、ユーザ端末Cに対する着信があると(S32)、アプリケーションサーバ4はセッション1を開放する(S33)。
すなわち、呼制御サーバ2を経由してユーザ端末Cを着信先とするSIP信号がユーザ端末Dからアプリケーションサーバ4に与えられると、アプリケーションサーバ4は、セッション1を開放する。
そして、図15(B)において、セッション1を開放後、アプリケーションサーバ4は、ユーザ端末Cへの着信要求を行い、新たなセッション2を確立する(S34)。これにより、アプリケーションサーバ4経由でセッションが確立し(S35)、ユーザ端末Dとユーザ端末Cとの間での通話が実現する(S36)。
さらにその後、図15(C)において、ユーザ端末Dとユーザ端末Cとの通話が終了すると、アプリケーションサーバ4は、再度、ユーザ端末Cとの間のセッションを確立する(S37)。この再度のセッションをセッション3とする。
以上のように、切替先端末のセッション確立後、切替先端末への着信又は切替先端末からの発信があるとき、アプリケーションサーバが図15に示すような調停機能を備えることで、当該発着信を優先する処理を行うことで実現できる。また、図15に示す処理によれば、アプリケーションサーバ主導で実施できるので、簡単に実現することができる。
(B−5)第1の実施形態の動作の項では、契約に係るユーザ端末への着信があった場合の動作を例に挙げて説明した。しかし、当該ユーザ端末が発信する場合であっても、呼制御サーバが、当該ユーザ端末からのSIP信号をアプリケーションサーバに転送するので、第1の実施形態で説明した場合を同様の処理となる。
(B−6)第1の実施形態の動作の項において、ユーザ端末Bからユーザ端末Cへの切り替え後、再度、ユーザ端末Cからユーザ端末Bへの切り戻しをすることもできる。この場合の動作も、第1の実施形態で説明した場合と同様である。
(B−7)呼制御サーバ、アプリケーションサーバ、プレゼンスサーバ、各ユーザ端末が実現する機能は、それぞれの情報処理装置(例えば、CPU等)が処理プログラムを実行することにより実現されるソフトウェア処理とする。勿論、可能であれば、電子回路等によるハードウェア処理で実現されるものとしてもよい。
第1の実施形態のネットワークの構成を示す構成図である。 第1の実施形態の呼制御サーバの内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のプレゼンスサーバの内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のアプリケーションサーバの内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の管理データの内容例を示す説明図である(その1)。 第1の実施形態の管理データの内容例を示す説明図である(その2)。 第1の実施形態の切り替えAPL部の機能を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態のユーザ端末の内部構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態の端末切替処理の動作を示すシーケンス図である(その1)。 第1の実施形態の端末切替処理の動作を示すシーケンス図である(その2)。 第1の実施形態の端末切替処理の動作を示すシーケンス図である(その3)。 第1の実施形態の切替先端末における自動応答処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の端末切替処理の適用例を示すイメージ図である。 第1の実施形態の端末切替処理の動作を示すシーケンス図である(その4)。 第1の実施形態の端末切替処理の動作の変形例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10…ネットワーク、1…IP網、2…呼制御サーバ(SIP Proxyサーバ)、3…プレゼンスサーバ、4…アプリケーションサーバ(切り替え制御サーバ)、ユーザ端末A〜C、24、34、43…ユーザ情報管理部、41…切り替えAPL部、21、31、42…SIP信号処理部。

Claims (9)

  1. 特定ユーザ複数の通信端末の中で、第1の通信端末の第1の通信端末識別情報と、上記第1の通信端末とは異なる別の第2の通信端末の第2の通信端末識別情報とを、ユーザ識別情報に対応付けて管理する端末管理手段と、
    呼制御プロトコルを用いて通信している第1の通信端末から、HTTPを用いて、上記ユーザ識別情報と、上記第1の通信端末と通信相手端末との通信に係るダイアログ情報とを有する切替指示情報を受するHTTP通信手段と
    受信された上記切替指示情報の上記ユーザ識別情報に対応する上記第2の通信端末識別情報を上記端末管理手段から検索し、上記第2の通信端末識別情報を用いて、上記第2の通信端末との間のセッション確立の予約をするセッション確立予約手段と、
    上記第2の通信端末との間のセッション確立の予約後、上記ダイアログ情報に基づいて、上記通信相手端末と上記第2の通信端末との間のセッションを確立して、端末切替処理を行なう切替処理手段と
    を備えることを特徴とする端末切替システム。
  2. 呼制御サーバとの間で制御信号を授受する制御信号処理手段を備え、
    上記セッション確立予約手段が、上記第2の通信端末との間のセッション確立の予約をするとき、
    上記制御信号処理手段が、上記セッション確立予約手段により検索された上記第2の通信端末識別情報を送信先とし、送信元を上記第1の通信端末識別情報とするINVITEメッセージを送信し、
    上記呼制御サーバが、
    上記制御信号処理手段から上記INVITEメッセージを受信すると、送信先の上記第2の通信端末に対してINVITEメッセージを送信し、
    上記第2の通信端末からセッション確立予約と認識する応答メッセージを受信すると、上記制御信号処理手段に応答メッセージを送信し、
    上記制御信号処理手段が、上記応答メッセージを受信すると、上記第2の通信端末との間のセッション確立の予約が確定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末切替システム。
  3. 上記セッション確立予約手段が、上記切替指示情報を受信する前に、上記第2の通信端末との間でセッション確立を予約するものであり、
    上記呼制御サーバが、
    呼制御サーバとの間で制御信号を授受する制御信号処理手段と上記第2の通信端末との間で第1のセッションを確立し、
    上記第2の通信端末から他の通信端末との間の通信開始を示す制御信号を受信すると、上記第1のセッションを開放し、上記他の通信端末との間の第2のセッションを確立し、
    上記第2の通信端末の通信終了後、上記制御信号処理手段と上記第2の通信端末との間の新たなセッションを確立する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末切替システム。
  4. 上記端末切替処理手段が、上記端末切替処理を行なうとき、
    上記制御信号処理手段が、上記ダイアログ情報に基づいて、セッション確立の予約がされている上記第2の通信端末識別情報を切替先とするREFERメッセージを上記呼制御サーバに送信し、
    上記呼制御サーバが、
    上記REFERメッセージを受信すると、上記通信相手端末に上記REFERメッセージを送信し、
    上記第2の通信端末への転送要求を示すReplace情報を含むINVITEメッセージを上記通信相手端末から受信すると、上記Replace情報を含むINVITEメッセージを上記制御信号処理手段に送信し、
    上記制御信号処理手段が、上記第2の通信端末を転送先とするReplace情報を含むINVITEメッセージを上記呼制御サーバに送信し、
    上記呼制御サーバが、
    上記制御信号処理手段から、上記第2の通信端末を転送先とするReplace情報を含むINVITEメッセージを受信すると、そのINVITEメッセージを上記第2の通信端末に送信し、
    上記第2の通信端末から応答メッセージを受信すると、上記制御信号処理手段に応答メッセージを送信し、
    上記制御信号処理手段が、上記応答メッセージを受信すると、上記第2の通信端末に端切り替る
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の端末切替システム。
  5. 上記HTTP通信手段により受信された上記切替指示情報に含まれる情報に基づいて、所定の認証処理を行なう認証手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の端末切替システム。
  6. 上記呼制御サーバが、上記第2の通信端末から通話中である旨を示す応答メッセージを受信すると、上記第1の通信端末に対して、上記第2の通信端末が通話中であることを示す情報を送信することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の端末切替システム。
  7. 上記ユーザ識別情報が、ユーザの識別情報又は、複数の通信端末を1つのグループとして識別するグループ識別情報であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の端末切替システム。
  8. 端末管理手段が、特定ユーザの複数の通信端末の中で、第1の通信端末の第1の通信端末識別情報と、上記第1の通信端末とは異なる別の第2の通信端末の第2の通信端末識別情報とを、ユーザ識別情報に対応付けて管理する端末管理工程と、
    HTTP通信手段が、呼制御プロトコルを用いて通信している第1の通信端末から、HTTPを用いて、上記ユーザ識別情報と、上記第1の通信端末と通信相手端末との通信に係るダイアログ情報とを有する切替指示情報を受信するHTTP通信工程と、
    セッション確立予約手段が、受信された上記切替指示情報の上記ユーザ識別情報に対応する上記第2の通信端末識別情報を上記端末管理手段から検索し、上記第2の通信端末識別情報を用いて、上記第2の通信端末との間のセッション確立の予約をするセッション確立予約工程と、
    切替処理手段が、上記第2の通信端末との間のセッション確立の予約後、上記ダイアログ情報に基づいて、上記通信相手端末と上記第2の通信端末との間のセッションを確立して、端末切替処理を行なう切替処理工程と
    を有することを特徴とする端末切替方法。
  9. コンピュータを、
    特定ユーザの複数の通信端末の中で、第1の通信端末の第1の通信端末識別情報と、上記第1の通信端末とは異なる別の第2の通信端末の第2の通信端末識別情報とを、ユーザ識別情報に対応付けて管理する端末管理手段、
    呼制御プロトコルを用いて通信している第1の通信端末から、HTTPを用いて、上記ユーザ識別情報と、上記第1の通信端末と通信相手端末との通信に係るダイアログ情報とを有する切替指示情報を受信するHTTP通信手段、
    受信された上記切替指示情報の上記ユーザ識別情報に対応する上記第2の通信端末識別情報を上記端末管理手段から検索し、上記第2の通信端末識別情報を用いて、上記第2の通信端末との間のセッション確立の予約をするセッション確立予約手段、
    上記第2の通信端末との間のセッション確立の予約後、上記ダイアログ情報に基づいて、上記通信相手端末と上記第2の通信端末との間のセッションを確立して、端末切替処理を行なう切替処理手段
    として機能させることを特徴とする端末切替プログラム。
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