JP2008511206A - 管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ方法およびアーキテクチュア - Google Patents

管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ方法およびアーキテクチュア Download PDF

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Abstract

本発明の一実施形態および方法による、インターネットを介したメディアの接続性とトランスポートを管理するために公衆通信事業者が使用するための管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワークが開示される。

Description

関連出願
(関連出願の相互参照)
本出願は、係属中の先行の2004年8月18日に出願された米国仮特許出願第60/602580号「MANAGED MOBILE VOICE OVER INTERNET PROTOCOL(VoIP)OVERLAY METHOD AND ARCHITECTURE」の優先権を主張するものであり、同特許を、その全体が記載されているかのように参照により本明細書に組み込む。
本発明は、一般には、ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)の分野に関し、より詳細には、公衆通信事業者が使用するための管理されたモバイルVoIPオーバーレイ・アーキテクチュアおよび方法に関する。
公衆通信事業者は、価格と機能の両方に関して、ピアツーピア・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP:Voice over Internet Protocol)サービスの競争圧力に直面している。通信事業者は、VoIP技術をその将来の製品やサービス戦略に含めるために多大な努力を注いできたが、現在の公衆交換電話網(PSTN)インフラストラクチャ上のVoIPの技術的課題および幅広い支持、ならびにボイス・オーバー・インターネットのパラダイムの将来について懸念している。
従来のPSTNインフラストラクチャは、最小限の知性(すなわち電話セット)を用いて端末に提供される完全に管理された、責任サービスを伴った、非常に組織化されたインテリジェント・ネットワークに基づくものである。それとは正反対に、VoIPは、サービスが非常にインテリジェント端末(すなわちパーソナル・コンピュータまたは他のデジタル・デバイス)やアプリケーション・サーバによって施される、余計なサービスを省いた、ノンプロヴィジョン型の管理されていないネットワークであると喧伝されている。その2つの極端間の差は非常に根本的なものなので、ほとんどの公衆通信事業者がVoIPサービスをその顧客に提供することに消極的であった。
したがって、インターネット(または他の任意のパケット交換網)を介した音声などのメディアの接続性とトランスポートを管理し、PSTNとパケット交換サービス(VoIPなど)のようなサービスの世界における根本的な差を埋める必要性が生じている。
上記内容に鑑みて、公衆通信事業者が使用するための管理されたモバイルVoIPオーバーレイ・アーキテクチュアおよび方法を開発することが望ましい。
簡潔には、本発明の一実施態様は、インターネットを介したメディアの接続性とトランスポートを管理するために公衆通信事業者によって使用される管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワークを含む。このネットワークは、インターネット上に配置され、複数の基地局を含む、分散された1組のアプリケーション・サービス・ノードと、インターネット上に位置し、オーバーレイ・ネットワークにアクセスする複数のVoIP端末とを含み、複数のVoIP端末のうちの1つが複数の基地局のうちの1つを掴み、VoIP端末が掴んでいる選択された基地局が「ポータル基地局」であり、掴んでいるVoIP端末が、複数のVoIP端末のうちの別の1つと会話するためとバックエンド・サービスにアクセスするために「ポータル基地局」を介してだけ通信し、「ポータル基地局」が、オーバーレイ・ネットワークに対してVoIP端末20の唯一の入口点と通信プロキシである。
インターネットを介した音声などのメディアの接続性とトランスポートを管理し、PSTNなどのサービスとVoIPなどのパケット交換サービスとの間の根本的な差を埋めるため公衆通信事業者が使用するための管理されたモバイルVoIPオーバーレイ・アーキテクチュア(本文献では「オーバーレイ・アーキテクチュア」と称される)について本明細書で述べる。この新しいアーキテクチュアは、完全に管理されたVoIPに基づくものである(公衆通信事業者が、だれ(またはどのユーザ)が、「基地局」や「コア・スイッチ」と呼ばれるアプリケーション・サーバ・ノードを含むオーバーレイ・ネットワークまたはシステム交換網に入り得るか決定する。このVoIP交換網は、既存のインターネットの上に重ね合わせることができる。
本明細書で提示される諸実施形態は一般に音声VoIP端末やインターネットを参照しているが、本発明は他の端末のタイプ、公衆および私設の両方のパケット交換網を介したビデオ、メッセージング、データを含めた他のメディア、ならびに公衆通信事業者間などのネットワーク間の相互接続の管理に同様にうまく適用できることを認識されたい。
次に図1を参照すると、本発明の一実施形態によるオーバーレイ・アーキテクチュア10が示されている。オーバーレイ・アーキテクチュア10は、全体に渡ってコア・スイッチ14を有するインターネット(すなわちパケット交換網)12を含むことが示されている。インターネット12を介して、様々なサブネットワーク16(サブネットワークの一例は企業ネットワークである)が、基地局18を使用してVoIP端末20と通信する。こうした通信は一般にサービス・プロバイダ22によって管理され、このサービス・プロバイダは基本的に、インターネットを介してサービスを、それを行う代金を課金しながら提供する。
図1で、オーバーレイ・アーキテクチュア10は、インターネット上に配置された、分散された1組のアプリケーション・サービス・ノードを含んでいる。これらのアプリケーション・サービス・ノードは、基地局18またはコア・スイッチ14である。基地局18は理論的にはインターネット上のどこにでも配置できるが、一般にはサブネットワーク16などの私設網とインターネットとの間の境界に、ほとんどの場合はファイヤウォール保護された企業ネットワークの「非武装地帯」に、または通信事業者のデータ・センタに配置される。同様に、コア・スイッチ14は、インターネット上のどこにでも配置できるが、十分ゆとりのある伝送帯域幅があり、かつキャリア・グレード・セキュリティと保護がある通信事業者のコアインフラストラクチャ(中央オフィスなど)内に配置されるのが一般である。
VoIP端末20は、端末−オーバーレイ・インターフェース(TOI:Terminal-to-Overlay Interface)を介して基地局18を通ってインターネット12に接続する。基地局18は、インターネットの内部に置かれたコア・スイッチ14に接続する。コア・スイッチ14はやはり他の基地局に接続され、他の基地局は、他のVoIP端末に接続され、それによって情報のパケット交換ネットワーキング転送が完結する。VoIP端末20は、常に基地局18に接続されている。基地局18とコア・スイッチ14はネットワーク上で分散され、したがってオーバーレイ・ネットワーク10が存在することができる。
インターネット上のどこかに置かれているVoIP端末20のどの端末も、多くの基地局18のうちの1つを掴むだけでオーバーレイ・ネットワーク10にアクセスすることができ、VoIP端末20が掴んでいる選択された基地局18は「ポータル基地局」と呼ばれる。一旦掴むと、掴んでいるVoIP端末20は、別のVoIP端末20と会話するため、およびいずれかのバックエンド・サービスにアクセスするために、「ポータル基地局」を介してだけ通信する。したがって、「ポータル基地局」は、オーバーレイ・ネットワーク10に対して、VoIP端末20の唯一の入口点と通信プロキシである。
掴んでいるVoIP端末20と「ポータル基地局」の間の通信経路は、ダイヤルアップ回線、高速私設網、仮想私設リンクまたは任意のインターネット接続などである。VoIP端末20とその「ポータル基地局」の間で使用される通信プロトコルは、TOIと呼ばれる。TOIは、標準のセッション・イニシエーション・プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)に基づく。
基地局18とコア・スイッチ14は一緒に、VoIP端末20にサービスするためにアプリケーション・レベルのネットワークを形成し、それによって、図2に示された非常に重要な中間層サービスを提供する。これについて、以下でさらに詳しく述べる。基地局18とコア・スイッチ14の間の通信経路は、任意のインターネット接続とすることができるが、特別に備えられた伝送リンクとすることもできる。特別に備えられた伝送リンクは、トラフィック・ホットスポット間の十分な帯域幅を提供するのに特に有用である。
一般的にオーバーレイ・ネットワーク10は2つのクラスのトランスポート・サービス、すなわち「メディア・ストリーミング」と「メッセージング」を提供するが、しかし、オーバーレイ・ネットワーク10は、他のタイプのVoIPサービスを提供するために使用されてもよい。一般的なVoIPサービス(音声通話、音声メール・アクセス、ビデオ・オン・デマンドなど)は、「メディア・ストリーミング・トランスポート」を必要とする。一般的なテキスト/データ通信サービス(インスタント・メッセージング、電子メール、ショート・メッセージ・サービスなど)は、「メッセージング・トランスポート」を必要とする。オーバーレイ・ネットワーク10によって提供されるすべてのハイレベルのサービスは、基本のトランスポート・サービスのうちの1つまたは両方に依存する。オーバーレイ・ネットワーク10のもとで、すべてのVoIPユーザとすべてのバックエンド・サービスは、セッション・イニシエーション・プロトコル(SIP)のユニバーサル・リソース・ロケータ(URL)によって識別される。したがって、VoIPユーザの呼出しとバックエンド・サービスへのアクセスの両方が、基本のトランスポート・サービスのうちの1つまたは両方を使用してSIP URLにアクセスすることに等価である。
動作中、他のVoIP端末20と通信するため、または管理されたオーバーレイ・ネットワーク10上の任意のバックエンド・サービスにアクセスするために、VoIP端末20は、まず「ポータル基地局」を選択し、それを掴まなければならない。「ポータル基地局」の選択は、VoIP端末20のネットワーク位置に依存する。したがって、VoIP端末20は、そのインターネット・プロトコル(IP)アドレスが変化する度に、またはそれがあるサブネットから別のサブネットにローミングするときにポータル選択のプロセスを経なければならない。サブネットは、ネットワークの他の部分とネットワーク・アドレスを共有するネットワークの一部であり、サブネット番号によって区別される。1つの例は、1つまたは複数のサブネットを含む企業ネットワークである。VoIP端末20が、ネットワーク・アドレス変換を有するあるサブネットから、ネットワーク・アドレス変換をやはり有する別のサブネットに移動するとき、そのIPアドレスは同じであってもよいことに留意されたい。したがって、VoIP端末は、ポータル選択手順を開始するために、そのIPアドレス変更だけに依存すべきでない。
ポータルを選択するための方法は、参考文献IETF RFC3261「SIP:セッション・イニシエーション・プロトコル」に開示された標準のSIP REGISTER方法に基づくものであり、同特許の内容を、その全体が記載されているかのように参照により本明細書に組み込む。ポータル選択に加えて、この方法は、図2を参照してさらに詳細に論じる「プレゼンス、位置」と「キープ・アライブ」サービスをも提供する。こうしたサービスは、VoIP端末がオーバーレイ・ネットワーク10との接続を連続的に維持するのに重要である。
それぞれのVoIP端末20は、まず(SIPレジスタ、アウトバウンドSIPプロキシ)対のリストを用いて構成される。このリストは、ユーザ入力、ドメイン・ネーム・サーバ(DNS)または他の外部手段によって取得できる。ポータルを選択するために、VoIP端末は、リストを上方へと進み、それが特定のSIPレジスタにうまく登録できるかどうか検証する。成功すると、それは、SIPレジスタとアウトバウンドSIPプロキシの特定の対をそのSIP構成として使用し、それに応じて任意の標準SIPオペレーションを実施する。成功しない場合は、それは、リスト上の次の対をチェックする。VoIP端末は、適切なポータルを検出できないでリストを使い切る場合は、「オーバーレイ接続の失敗」をVoIPユーザに宣言する。VoIP端末20が特定のSIPレジスタが適切かどうか判断するための方法について、図4を参照して以下で論じる。
図1のオーバーレイ・ネットワーク10のオーバーレイ・アーキテクチュアのいくつかの具体的な利点がある。1つの利点は、それが管理されないピアツーピアVoIPモデルを管理されたサービス・モデルに変えることである。したがって、通信事業者は、管理された説明責任のあるやり方でエンドユーザにサービスを提供することができる。エンドユーザもまた、それ自体のサービスをロールするのでなく、信頼できる通信事業者からの信頼できるサービスを享受することができる。
第2に、オーバーレイ・アーキテクチュアは、PSTN発呼、音声メール、ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージングなどのバックエンド・サービスに接続することができるアダプタを追加することを可能にし、したがって、VoIP端末20に対してそれらのサービスへの経路を提供するのと同時に、バックエンド・サービスからオーバーレイ・ネットワーク10とVoIP端末20の複雑さが見えないようにする。この解決策のモジュール的な性質によって、これらのサービスが増分的に、バックエンド・サービスへの変更なしにまたは最小限の変更を伴って追加される。
第3に、オーバーレイ・アーキテクチュアによって提供されるプレゼンスと位置サービスは、モバイルVoIP端末20がある場所から別の場所に移動し、同じ電話番号またはアドレスで依然として到達できるようにする。この自動提供(auto−provisioning)サービスによって、VoIP端末20の構成とパラメータの自動更新が可能になる。サービス・バックボーンは、インターネット上に重ね合わせることができ、したがって、インターネットによって提供されるようなグローバルなサービス・エリアを提供する。これは、グローバルに移動するVoIP端末をサポートするのに特に重要である。さらに、オーバーレイ・アーキテクチュアの基地局18とコア・スイッチ14の調整能力を用いて、VoIP端末は、その位置に関係なく同じサービスに依然としてアクセスすることができる。
第4に、このアーキテクチュアは、オーバーレイ・ネットワーク10が最小の1ノード・オーバーレイ・ネットワークから開始し、顧客ベースやトラフィックの増加につれてネットワークを拡大することができる増分配置を可能にする。
第5に、TOIは、既存の標準プロトコルに基づくものであり、したがって、このアーキテクチュアは、複数のベンダによって構築されたVoIP端末20をサポートすることができる。
第6に、オーバーレイ・ネットワーク10のアーキテクチュアによれば、すべてのVoIP端末20は、適切に定義された入口点(すなわち基地局18)を経由してオーバーレイ・ネットワーク10に加わらなければならない。オーバーレイ・アーキテクチュアは、認証、許可、課金管理機能を可能にするディレクトリとデータベース・サービスを提供し、それによって、オーバーレイ・ネットワーク10に加わろうと試みるVoIP端末20のための管理されたサービスが作成される。さらに、オーバーレイ・ネットワーク10への意図的な侵入と非意図的な侵入の両方が検出され、防止され、記録される。最後に、呼制御メッセージとメディア・ストリームの両方が、これらの入口点を通って流れる。したがって、このアーキテクチュアは固有に音声傍受をサポートすることができる。一方、音声傍受は、ピアツーピア・モデルのもとでは事実上不可能である。
第7に、このアーキテクチュアは呼とメディアの両方のルーティングを管理するので、ポリシーに基づくサービス品質(QoS)ルーティングを実施することができる。これもやはり、既存のインターネットを介したピアツーピア・モデルのもとでは不可能である。
PSTNネットワークとのインターフェースの観点から、オーバーレイ・アーキテクチュアは、VoIP端末20と、通信事業によって提供されるバックエンド・サービスとの間の非常に重要な中間層サービスを形成する。図2は、図1のオーバーレイ・ネットワーク10の多層サービス・アーキテクチュアを示している。図2に、本発明の一実施形態に従ってクライアント層30、中間層サービス32、バックエンド・サービス34が示されている。
クライアント層30の構成要素の一例として、PCソフトフォン36、パーソナル・データ・アクセス(PDA)ソフトフォン38、WiFiハードフォン40が示されている。クライアント層30は、図1の多数の様々なVoIP端末20の例を表している。
バックエンド・サービス34は、サービスと構造の例として、公衆PSTNゲートウェイ42、音声メッセージ・システム44、ショート・メッセージ・センタ46とを含むことが示され、かつシステムはバックエンド・サービス34によって提供される。バックエンド・サービス34は、図1の通信事業者または付加価値サービス・プロバイダ22によって提供される一連のサービスを表している。たとえば、PSTN発呼、ショート・メッセージング、音声メール、音声会議がサービスとして提供される。VoIP端末20が図1のグローバル・インターネット12を介して直接にバックエンド・サービス34にアクセスしようとする場合、(a)インターネットの複雑さ、(b)VoIP端末20の多様性、(c)バックエンド・インフラストラクチャの複雑さのせいで、多くの問題が存在する。オーバーレイ・アーキテクチュアの中間層のサービス32は、これらのすべての問題に対処し、通信事業者が、その現在のバックエンド・インフラストラクチャの能力を超えた拡張サービスを提供することを可能にするように設計されている。このオーバーレイ・アーキテクチュアは、非常に重要なすべての中間層サービスを実施するための分散型設計である。
中間層サービス32は、ユーザ・データベース・マネージャ・モジュール48と、認証・許可・課金管理モジュール50と、リモート管理サービス・モジュール52と、ディレクトリおよび自動提供サーバ54と、プレゼンスおよび位置サービス56と、ネットワーク・アクセス変換(NAT:Network Access Translation)/ファイヤウォール・トラバーサル・サーバ58と、呼ルーティングおよびメディア・スイッチング・モジュール60と、機能サービス・モジュール62と、PSTNアダプタ64と、音声メッセージ・アダプタ66と、ショート・メッセージ・アダプタ68とを含むことが示されている。
図2で、中間層サービス32は、図示されていないが、クライアント層30およびバックエンド・サービス34と通信し、本発明の一実施形態によれば、上記で列挙したモジュールや他のサービスまたは構造を含む。
中間層サービス32のユーザ・データベース・マネージャ・モジュール48は、ユーザのデータベースのすべてを管理する。それぞれのユーザは一般に、識別番号または値をそれに関連付けており、それに従って、マネージャ・モジュール48は、各ユーザがどのサービスを受ける権利があるかに関する情報や、ユーザに関する他のタイプの情報を保持する。モジュール50は、ユーザの識別情報を検証することによってユーザを認証し、許可するためのものであり、モジュール52は、VoIPエンドポートに関するプロファイルを保持する。
要するに、図2の中間層サービス32は、クライアント層30、36〜40のデバイスのいずれか1つまたはすべてなど、それに接続されたデバイスが異なる場所でローミングしまたは置かれることを、デバイスがそれを介して接続されている基地局のアドレスを提供してこれらのデバイスを異なる基地局を介してルーティングすることによって可能にする。
機能サービス・モジュール62は、呼転送、キャッチフォンなど、電話サービス機能を行うためのものである。呼ルーティングおよびメディア・スイッチング・モジュール60は、図1のオーバーレイ・ネットワーク10内の異なる基地局とルータへルーティングし、スイッチングする。モジュール58は、多くの私的アドレスが数個の公的アドレスを共有するために使用される。モジュール56は、インスタント・メッセージング・モジュールであり、このインスタント・メッセージング・モジュールもまた、ユーザがネットワーク内でそれを介して通信しているデバイスのインターネット・プロトコル・アドレスを知ることによってネットワーク内のデバイスを突き止める。モジュール68は、ショート・メッセージングが行われ、それをルーティングすることを助ける。モジュール66は、音声メッセージングが行われることを可能にし、モジュール64は、公衆交換電話網(PSTN)との通信を行うためのものである。モジュール68は、一般にAT&Tなどの通信事業者によって提供されるバックエンド・サービス34のショート・メッセージ・センタ46と通信する。同様に、モジュール66はバックエンド・サービス34の音声メッセージ・システム44と通信し、モジュール64はバックエンド・サービス34の公衆PSTNゲートウェイ42と通信する。
図3は、本発明の例示的な一実施形態による、図1のオーバーレイ・ネットワーク10の接続性のハイレベル概念図を示している。
図3に示すように、インターネット100は、互いに接続され、基地局182に接続されたコア・スイッチ140、142を含んでいる。基地局182は、図ではVoIP端末204に接続されている。VoIP端末202は、図ではインターネット100に、また非武装地帯(DMZ)ネットワーク106を通って基地局180に接続されている。DMZネットワーク106は、一般に企業ネットワークによって、私設網とインターネットなどの公衆網の両方にアクセスする必要があるサービスを求めて使用される領域であり、このサービスの一例は、それらが完全にではないがいくらか保護されているメール・サーバである。インターネット100は、図ではネットワーク・ルータ104に接続されており、このネットワーク・ルータ104は、図では私設網102に接続されており、この私設網102はVoIP端末200に接続されている。基地局180は、図ではTOIを使用してDMZネットワーク106を通ってVoIP端末200に接続されている。同様に、図では基地局180は、TOIを使用してDMZネットワーク106を通ってVoIP端末202に接続されている。図では基地局180は、オーバーレイ内部インターフェース(OII:overlay internal interface)を使用してネットワーク・ルータ104、DMZネットワーク106を通ってコア・スイッチ140に接続されている。図ではコア・スイッチ140は、OIIを使用してコア・スイッチ142に接続されており、図では基地局182は、TOIを使用してVoIP端末204に接続されている。基地局182は、図2のバックエンド・サービス34など、バックエンド・サービスを含むことが示されている。同様に、コア・スイッチ142は、図2のバックエンド・サービス34などのバックエンド・サービスを含むことが示されている。
PC、無線機器、PDAまたは802.11モデム、その他の類似の機器が、図1〜3の実施形態を使用することができる。
図4は、上述したように図1のVoIP端末20のうちの1つがポータル基地局を選択するときに実施される諸ステップのフローチャートを示している。これらのステップは基本的に、VoIPが図1のオーバーレイ・ネットワーク10への接続をそれを介して確立する基地局を選択するために実施するプロセスの一例を提供している。選択される基地局は、VoIP端末がそれが最初に接続を確立したときに位置していたのと異なる領域でローミングしまたは位置するならば、また弱い信号が存在しているためにそうする理由がある場合は、後のある時点で別の基地局に変更されることに留意されたい。
図4の諸ステップによれば、VoIP端末は基地局を選択し、それへの信号が十分に強い場合はインターネットを介して通信が開始し、継続するが、しかし、信号が弱い場合は、別の基地局が選択され、同じプロセスが続く。基地局のいずれに対しても強い信号が検出されない場合は、VoIPは脱落する。VoIP端末によって受信される様々な応答があり、これらの応答は、業界で設定された規格に準拠しており、VoIP端末が理解し、それに応じて判断を行うことに留意されたい。これらの応答の一部について、以下で論じる。
ステップ1000で、(SIPレジスタ、SIPアウトバウンド・プロキシ)対のリストが取得される。次いで、ステップ1002で、第1の対が選択され、その後にステップ1004で、SIPレジスタ要求が、選択されたアドレス、すなわち基地局18内に置かれたSIPレジスタのアドレスに送信され、ステップ1004の後、ステップ1005で、SIPタイマが開始される。次いで、ステップ1006で、SIP応答が受信されたかどうか判断される。そうである場合は、このプロセスはステップ1014に続き、応答が受信されない場合は、このプロセスは1008に進み、この時点で、SIP応答タイマが時間切れかどうか判断され、そうである場合は、このプロセスはステップ1012に続き、そうでない場合は、このプロセスは1006で再開する。
1006でSIP応答が受信されたと判断される場合は、次いで1014で、SIP応答が適切であるかどうか判断され、適切でない場合は、このプロセスはステップ1012で再開し、そうでない場合は、次のステップはステップ1015であり、接触される基地局がVoIP端末にとっての現在のポータル基地局として指定される(VoIP端末によって記憶される)。最後にステップ1016で、このプロセスは、標準のSIP認証手順に進む。
ステップ1012で、このプロセスは、単に次のステップに続き、ステップ1018で次の対を選択し、次いでステップ1020で、その次の対が取得されるかどうか判断され、そうである場合は、このプロセスはステップ1004で再開し、そうでない場合は、このプロセスはステップ1022に進み、「オーバーレイ接続の失敗」に関する宣言が行われる。
要約すると、図1のVoIP端末20のうちの1つが、特定のSIPレジスタに標準のSIPレジスタ要求を送信する。VoIP端末で、3つの結果が生じる。
(i)SIPレジスタから「SIP 401無許可」応答などの受入れ可能な応答を受信する。
(ii)SIPレジスタから「SIP 403禁止」応答などの受入れ不可能な応答を受信する。
(iii)(標準のSIPタイムアウト機構に基づき)SIPレジスタから応答を受信しない。
これらの場合についてVoIP端末が取る措置は、以下の通りである。
(i)(このSIPレジスタが適切であることを意味する)このSIPレジスタに関連するポータル基地局を記憶し、このSIPレジスタに対して認証するための標準のSIP認証手順へと進む。
(ii)(このSIPレジスタが不適切または使用不可能であること、あるいは他のエラー状態であることを意味する)リストを上方へと進み、その次のSIPレジスタの使用を試みる。
(iii)(このSIPレジスタが使用できない状態であり、またはその応答がファイヤウォールによってブロックされていることを意味する)リストを上方へと進み、その次のSIPレジスタの使用を試みる。
適切なSIPレジスタが検出されると、関連のアウトバウンドSIPプロキシが、すべてのSIP通信について使用される。
SIP登録は好ましくはVoIP端末20によって実施され、このVoIP端末が活動中であり、存在していることが定期的な間隔で継続してオーバーレイ・ネットワーク10に知らされる。さらに、SIP登録要求内に含まれるネットワーク位置によって、VoIP端末のネットワーク・アドレスへのどんな変化についてもオーバーレイ・ネットワーク10に知らせることもできる。
したがって、本発明は、公衆通信事業者が図1のオーバーレイ・ネットワーク10などのインフラストラクチャに管理されたサービスを持ち込むことを可能にし、それによって収益がもたらされ、ユーザへのサービスの向上が可能となる。
オーバーレイ・アーキテクチュアのもとでは、VoIPユーザとサービスの両方が、一般的なSIP URLによって識別されることを思い出されたい。VoIPユーザを識別するSIP URLは「ユーザ・アドレス」と呼ばれ、サービスを識別するSIP URLは「サービス・アクセス・ポイント」と呼ばれる。構造的には同じであるが、「ユーザ・アドレス」と「サービス・アクセス・ポイント」の間には重要な違いがある。「ユーザ・アドレス」は、中央の管理当局によって明確に割り当てられる。一方、「サービス・アクセス・ポイント」は、ユーザに依存したアドレスである。
オーバーレイ・アーキテクチュアのもとでは、呼を行い、バックエンド・サービスにアクセスするための方法は、2つの基本的なステップに減少する。第1のステップは、発呼者のSIP URL、「ユーザ・アドレス」または「サービス・アクセス・ポイント」また使用されるトランスポート・サービスの判断を含む。これは、市内電話帳または場所固有のディレクトリ・サービス、またはネットワーク全体のディレクトリ・サービスによって行われる。第2のステップは、第1のステップで判断されたSIP URLを用いて適切なトランスポート・サービスにアクセスすることを含む。
「メディア・ストリーミング」と「メッセージング」の両方のトランスポート・タイプにアクセスするために、VoIP端末は、標準化されたSIPベースのプロトコルを使用することができる。「メディア・ストリーミング」のトランスポート・サービスでは、VoIP端末は、標準のSIPプロトコルを使用することができる。「メッセージング」のトランスポート・サービスでは、VoIP端末は、参考文献IETF RFC3428「Session Initiation Protocol(SIP)Extension for Instant Messaging」で定義された規格に準拠したインスタント・メッセージング・プロトコルのためのSIP拡張を使用することができる。この標準化されたオープンな手法を用いることによって、オーバーレイ・ネットワーク10は、様々な製造元によって構築された幅広い範囲のVoIP端末20を国ごとにまた世界規模でサポートすることができる。
メッセージ・トランスポートとメディア・ストリーミング・サービスの基本要素
オーバーレイ・ネットワーク10のオーバーレイ・アーキテクチュアはVoIP端末20に2つの基本的なタイプのトランスポート・サービスを提供するが、使用される基礎のインターネット・トランスポート・プロトコルは、ユーザ・データグラム(UDP:User Datagram)、伝送制御プロトコル(TCP:Transmission Control Protocol)またはトランスポート層セキュリティ(TLS:Transport Layer Security)などである。したがって、2つのタイプのサービスの信頼性と安全性は、どのネットワーク・プロトコルが使用されるかによって変化する。
メッセージングでは、それぞれのメッセージはSIPメッセージ形式でパッケージ化され、SIPメッセージ・プロトコルを使用してVoIP端末からその「ポータル」に送られる。しかし、UDPが使用される場合は、メッセージは、送信エラーの影響を受けることがあり、プライバシーはない。TCPが使用される場合は、送信エラーは問題ではないが、プライバシーは依然として欠如している。TLSが使用される場合、送信エラーとプライバシーの両方とも問題ではない。メッセージが「ポータル」に到達すると、このメッセージを宛先に送り届けることは、宛先の「ユーザ・アドレス」または「サービス・アクセス・ポイント」に従って行われる。メッセージがVoIP端末に送信されているインスタント・メッセージである場合、そのメッセージは、初期「ポータル」から宛先「ポータル」に、また最終的には宛先VoIP端末に、ストア・アンド・フォワードのやり方で送り届けられる。しかし、この送り届けは、リアルタイムでないことがあり、保証されていないことさえある。メッセージがVoIPユーザに送信されている電子メールである場合、メッセージは、宛先のVoIPユーザの電子メール・ボックス(実際にはバックエンド・サービスである)に確実に送り届けられる。
「メディア・ストリーミング」では、制御/シグナリングは、SIPプロトコルを介して行われる。「ポータル」は、VoIP端末からメディア・ストリーミング要求を受信すると、SIP INVITE要求内で指定された宛先への「信号経路」と「メディア経路」を判断し確立する。「信号経路」と「メディア経路」は大部分は、互いに独立している。しかし、両方のルートの第1の区間は常に、VoIP端末とその「ポータル」の間である。したがって、あらゆる呼制御と、メディア・ストリーミング・プロトコル・データ・ユニットは、「ポータル」を通って流れる。この場合もやはり、使用されるインターネット・トランスポート・プロトコルに応じて、このSIP呼制御/シグナリングの信頼性と安全性は変化する。
メッセージとメディアの傍受
国の安全性や法執行のため、ほとんどの国は、VoIPサービス・プロバイダに任意の会話とメッセージを傍受する能力を提供するよう求めている。オーバーレイ・ネットワーク・アーキテクチュアは、この固有の能力を有する。
すべての制御、メッセージ、メディア・データがポータルを通って流れ、すべてのルーティングがオーバーレイ・ネットワークによって行われるので、オーバーレイ・アーキテクチュアは、傍受を複数のやり方で実施することができる。1つの便利なやり方は、傍受をポータルで実施することである。別のやり方は、傍受されている呼を、特別な傍受機能を備えたコア・スイッチ14にルーティングすることである。
ユーザ・データベースとオーバーレイの管理
オーバーレイ・ネットワーク・アーキテクチュアのもとでは、ユーザ・データベースとネットワーク管理は、ネットワーク・オペレーション・センタ(NOC:Network Operation Center)で集中的に行われる。図1のすべての基地局18とコア・スイッチ14は、NOCによってリモートで構成され、監視され、NOCによって管理される。リアルタイムと非リアルタイムの両方の管理機能が存在する。たとえば、ユーザID、パスワード、嗜好などの非リアルタイムのユーザ情報は、集中的に維持される。オーバーレイ・ネットワークの各ノードは、こうした情報を求めて中央データベース情報にアクセスすることができる。一方、プレゼンスと位置情報などのリアルタイムのユーザ情報は、「ポータル」によって取得され、モジュール48によって管理されるデータベースなどの中央データベースに報告される。
図5は、VoIP接続の試行中に実施される諸ステップのハイレベル・フローチャートを示している。最初に、ステップ500で、SIP招待メッセージが、図1の端末20のうちの1つなどのVoIP端末から受信される。次いで、ステップ502で、メッセージが有効かどうかが判断され、有効でない場合は、ステップ504で接続が拒否され、そうでない場合は、プロセスはステップ506に続き、VoIP端末の認証のために顧客プロファイル・データベースがアクセスされる。次いで、ステップ508で、VoIP端末が認証されるかどうか判断される。認証されない場合は、このプロセスはステップ504に続き、そうでない場合は、このプロセスはステップ510に続き、この時点で、要求されたサービスが判断される。次いで、ステップ512で、ステップ508の認証されたVoIPサービスについてサービスが認証されるかどうか判断され、認証されない場合は、このプロセスはステップ514に続き、サービス拒否メッセージが送信され、そうでない場合は、このプロセスはステップ516に続き、要求されたサービスが使用可能かどうかが判断される。使用可能でない場合は、ステップ518で、サービス使用不可能のメッセージが送信され、使用可能である場合は、このプロセスは520に、また522の判断へと続く。
522で、バックエンド・サービスの要求があったかどうか判断され、そうである場合は、ステップ524で要求が、図2の適切なバックエンド・サービス・アダプタ64〜68に送信される。一方、522で、バックエンド要求が行われていないと判断される場合は、次のステップ526が実行され、宛先VoIP端末を求めて顧客データベースがアクセスされる。これは、図2のユーザ・データベース・マネージャ48によって行われる。
次いで、528で、有効な宛先VoIP端末がアクセスされたかどうか判断され、それがアクセスされていない場合は、ステップ530で無効な宛先メッセージが送信され、そうでない場合は、ステップ532で、オーバーレイ・ネットワーク10上で宛先VoIP端末が突き止められ、このプロセスは534に続く。534で、宛先VoIPが突き止められるかどうか判断される。宛先VoIPが突き止められていないと判断される場合は、宛先使用不可能メッセージが送信され、そうでない場合は、ステップ538で、宛先VoIP端末のポータル基地局18への経路が判断され、次いでステップ540で、ステップ538で判断された経路を使用して発信元VoIP端末を宛先VoIP端末のポータル基地局を通って宛先VoIP端末に接続する試みが行われる。
次いで、542で、ステップ540の接続が成功であるかどうか判断され、成功でない場合は、宛先VoIP端末が使用中であることや、無応答であることなどを示すメッセージが送信され、そうでない場合は、ステップ546で、音声またはデータ接続が設定される。
本発明について特定の実施形態について述べたが、その代替物や修正物が当業者には明らかになるに違いないと見込まれる。したがって、特許請求の範囲は、本発明の真の精神および範囲の範囲内に含まれものとしてこうしたすべての代替物および修正物を網羅していると解釈すべきものである。
本発明の一実施形態によるオーバーレイ・ネットワーク10のアーキテクチュアを示す図である。 図1のオーバーレイ・ネットワーク10の多層サービス・アーキテクチュアを示す図である。 本発明の例示的な一実施形態による、図1のオーバーレイ・ネットワーク10の接続性のハイレベル概念図である。 図1のVoIP端末20のうちの1つがポータル基地局を選択するときに実施される諸ステップのフローチャートである。 VoIP端末からサービス要求を受信するときに基地局によって実施される諸ステップのフローチャートである。 VoIP端末からサービス要求を受信するときに基地局によって実施される諸ステップのフローチャートである。 VoIP端末からサービス要求を受信するときに基地局によって実施される諸ステップのフローチャートである。

Claims (20)

  1. インターネットを介したメディアの接続性とトランスポートを管理するために公衆通信事業者が使用するための管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワークであって、
    インターネット上に配置され、複数の基地局を含む、分散された1組のアプリケーション・サービス・ノードと、
    インターネット上に位置し、前記オーバーレイ・ネットワークにアクセスする複数のVoIP端末と
    を備え、前記複数のVoIP端末のうちの1つが前記複数の基地局のうちの1つを掴み、前記VoIP端末が掴んでいる前記選択された基地局がポータル基地局であり、前記掴んでいるVoIP端末が、前記複数のVoIP端末のうちの別の1つと会話するため、およびバックエンド・サービスにアクセスするために前記ポータル基地局を介してだけ通信し、前記ポータル基地局が前記オーバーレイ・ネットワークに対して前記VoIP端末20の唯一の入口点と通信プロキシである管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  2. 前記分散された1組のアプリケーション・サービス・ノードが複数のコア・スイッチをさらに含む請求項1に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  3. 前記掴んでいるVoIP端末と前記ポータル基地局の間の通信経路をさらに含む請求項1に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  4. 前記通信経路が、ダイヤルアップ回線、高速私設網、仮想私設リンク、インターネット接続からなるグループのうちの1つのタイプである請求項3に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  5. サブ・ネットワークをさらに含み、前記複数の基地局が前記サブ・ネットワークと前記インターネットの間の境界に配置される請求項1に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  6. 前記コア・スイッチが前記公衆通信事業者のコア・インフラストラクチャ内に配置される請求項2に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  7. 端末−オーバーレイ・インターフェース(TOI)をさらに含み、前記複数のVoIP端末が前記TOIを介して前記複数の基地局を通ってインターネットに接続する請求項1に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  8. 異なるタイプのVoIPサービスを提供するために使用され、音声通話、音声メール・アクセス、ビデオ・オン・デマンドなどの一般的なVoIPサービスがメディア・ストリーミング・トランスポートを必要とする請求項1に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  9. 2つのクラスのトランスポート・サービス、メディア・ストリーミング、メッセージングが提供される請求項1に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  10. 前記複数のVoIP端末を前記複数の基地局に接続するための非武装セグメント(DMZ)ネットワークをさらに含む請求項1に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  11. ネットワーク・ルータをさらに含み、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つが、前記ネットワーク・ルータを介して前記複数のコア・スイッチのうちの少なくとも1つに結合される請求項2に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  12. 前記複数の基地局のうちの少なくとも1つを前記複数のコア・スイッチのうちの少なくとも1つに結合するためのDMZネットワークをさらに含む請求項11に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  13. 前記DMZネットワークを介した前記結合がオーバーレイ内部インターフェース(OII)を使用する請求項12に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  14. 前記基地局のうちの少なくとも1つが、TOIを使用して前記VoIP端末のうちの少なくとも1つに結合される請求項13に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  15. 前記ネットワーク・ルータ、および前記複数のVoIP端末のうちの少なくとも1つに結合された私設網をさらに含む請求項14に記載の管理されたモバイル・ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)オーバーレイ・ネットワーク。
  16. ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)端末とオーバーレイ・ネットワークの間の接続を確立するための方法であって、
    SIPレジスタ対のリストを取得すること、
    前記取得されたSIP対のリストから第1の対を選択すること、
    接続を確立しようとしているVoIP端末が、選択されたアドレスにSIPレジスタ要求を送信することであって、前記選択されたアドレスが、前記選択された第1の対によって定義された基地局内に位置するSIPレジスタのアドレスであること、
    前記送信された要求に対する時宜を得たSIP応答が受信されたかどうか判断すること、
    時宜を得た応答が受信されたと判断すると、前記SIP応答が適切かどうか判断すること、
    前記受信されたSIP応答が適切であると判断すると、前記接触された基地局を前記VoIP端末の現在のポータル基地局と指定すること
    を備える方法。
  17. 前記送信ステップの後にタイマを開始することをさらに含む請求項16に記載の接続を確立するための方法。
  18. オーバーレイ・ネットワーク内で、発信元VoIP端末によって接続を確立するための方法であって、
    VoIP端末からSIP招待メッセージを受信すること、
    前記受信されたメッセージが有効かどうか判断すること、
    前記受信されたメッセージが有効でないと判断される場合は接続を拒否すること、そうでない場合は、
    宛先VoIP端末を突き止めるために顧客データベースにアクセスすること、
    前記オーバーレイ・ネットワーク上で有効な宛先VoIP端末を突き止めること、
    前記宛先VoIP端末のポータル基地局への経路を判断すること、
    前記判断された経路を使用して前記宛先VoIP端末のポータル基地局を介して前記発信元VoIP端末を前記宛先VoIP端末に接続すること、
    音声またはデータ接続を設定すること
    を備える方法。
  19. 前記顧客を使用して前記宛先VoIP端末を認証するステップをさらに含む請求項18に記載の接続を確立するための方法。
  20. 有効な宛先VoIP端末がアクセスされたかどうか判断するステップをさらに含む請求項18に記載の接続を確立するための方法。
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