JP4847928B2 - 端末、通信システム、通信方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

端末、通信システム、通信方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、限られたデータ通信帯域のネットワークを複数の端末で利用する、端末、通信システムおよび通信方法等に関するものである。
従来より、複数の受信局と制御局とで構成される多元接続ネットワークが用いられている。
図21に、従来の多元接続ネットワークを用いた通信システムの接続構成図を示している(例えば特許文献1参照)。
この通信システムは、制御局101と、複数の受信局i(i=1〜N、Nは整数)102が衛星103を介して無線接続されている。
制御局101と各受信局102間では、共通制御信号すなわちCSC(Common Signalling Channel)信号を用いて、衛星103を介して相互間のデータ通信が行われる。制御局101は、各受信局102からの信号を、CSC上り回線105で予め決められたCSC上り周波数を用いて受信し、各受信局102は、制御局101からの信号を、CSC下り回線で予め決められたCSC下り周波数を用いて受信する。
ここで、各受信局102間で電話機通信を行う場合、音声通信用の複数の周波数が予め決められており、制御局101がある受信局102からの呼接続要求信号を受信すると、制御局101は、複数の音声通信用の周波数の中から空いている2つの周波数を選択し、それらの選択した2つの周波数を、呼接続要求局およびその対向局の局識別番号とともに各受信局102に送信する。そして、呼接続要求局とその対向局は、それらの2つの周波数を用いて、衛星103を介して電話機通信を行う。
多数の受信局102からの呼接続要求が集中し、制御局101での呼接続処理が規定値を超えた場合には、制御局101は呼処理装置の制御によりCSC上り周波数を変更し、かつその変更したCSC上り周波数の変更情報を制御局101が選択した特定の受信局102にのみ通知する。具体的には、CSC上り周波数を、複数の音声通信用の周波数の中から、音声通信に使用されていない空いている音声通信用の周波数に変更する。
CSC上り周波数の変更情報を受信した特定の受信局102は、受信局用変復調装置において制御局101へ送信するためのCSC上り周波数を変更し、その後は、その変更されたCSC上り周波数を用いて制御局101との通信を行う。
このようにして、受信局102からの呼接続要求が集中して輻輳した場合でも、制御局101での呼接続要求受信に制限を行うことにより、制御局101が動作不能になることを回避していた。
特開平9−247073号公報
しかしながら、上記従来の構成の通信システムでは、CSC上り周波数が変更されているときには、制御局101が選択した特定の受信局102以外の受信局102は、呼接続ができなくなり通信ができない状態になってしまう。
本発明は、上記従来の課題を考慮して、限られたデータ通信帯域上において複数の通信が集中した場合でも、できるだけ円滑に通信できる端末、通信システム、通信方法等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
4台以上の端末が基準動作周波数で相互に通信する通信システムで用いられる前記端末であって、
他の端末との通信を行う通信制御部と、
前記基準動作周波数の帯域が前記各端末間の通信で使用されている状態を検知する通信状態検知部と、
他の所定の端末との通信を開始する際に、前記通信状態検知部の検知結果に基いて、前記各端末間の通信で使用されている状態が予め決められた禁止状態にあれば、少なくとも自らが、前記基準動作周波数とは別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を、前記基準動作周波数を用いて少なくとも前記所定の端末以外の他の前記各端末に通知する動作周波数変更通知部と、
前記動作周波数変更通知部が前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を通知した際に、通信を行わせるための動作周波数を前記基準動作周波数から前記別の動作周波数に変更して、前記所定の端末との通信を行わさせるように前記通信制御部を制御する動作周波数制御部と、
他の各端末からの前記通知に基づいて前記別の動作周波数の使用状態を動作周波数管理表に記憶しておく動作周波数管理部とを備えた端末である。
また、第2の本発明は、
自身の接続を維持するための、同じ動作周波数で接続されている他の全ての端末との物理層レベルのデータ授受により、同じ動作周波数を使用する互いの存在を認識できる接続状態監視部を備え、
前記所定の端末との通信に使用できる前記別の動作周波数は、互いに周波数帯域の異なる複数の動作周波数であり、
前記動作周波数制御部は、前記所定の端末との通信が終了した際に、前記通信を行わせるための動作周波数を前記別の動作周波数から前記基準動作周波数に変更する、第1の本発明の端末である。
また、第3の本発明は、
前記接続状態監視部は、前記物理層レベルのデータ授受を常時行い、
前記動作周波数管理部は、前記接続状態監視部によって他の端末の接続状態に変化があったことを検知した場合には、前記動作周波数管理表を更新し、
前記動作周波数変更通知部は、前記動作周波数制御部が、前記通信を行わせるための動作周波数を前記基準動作周波数に変更した際に、前記基準動作周波数で接続されているいずれかの端末から、前記通信システムにおける前記別の動作周波数の帯域の最新の使用状態を取得する、第2の本発明の端末である。
また、第4の本発明は、
前記通信状態検知部は、前記各端末間の通信で使用されている状態を、前記基準動作周波数における物理速度によって検知する、第1の本発明の端末である。
また、第5の本発明は、
前記通信状態検知部は、前記各端末間の通信で使用されている状態を、前記所定の端末との前記通信を開始する際に、前記基準動作周波数を用いて他の前記各端末からそれぞれの通信状態を取得することによって検知する、第1の本発明の端末である。
また、第6の本発明は、
前記通信状態検知部は、前記各端末間の通信で使用されている状態を、前記基準動作周波数を用いて他の前記各端末からそれぞれの通信状態を定期的に取得することによって検知する、第1の本発明の端末である。
また、第7の本発明は、
前記通信状態検知部は、他の端末間との通信を開始する際にその通信を開始する旨、およびその通信を終了した際にその通信を終了した旨を、前記基準動作周波数で接続されている少なくとも通信相手以外の端末に通知し、前記各端末間の通信で使用されている状態を、他の端末から受信したそれらの通知によって検知する、第1の本発明の端末である。
また、第8の本発明は、
4台以上の端末が、TV用の放送信号を伝送する同軸ケーブルおよび分配器を介して相互に接続され、前記放送信号の伝送に使用されない基準動作周波数を用いて相互に通信する通信システムであって、
前記各端末は、
他の端末との通信を行う通信制御部と、
前記基準動作周波数の帯域が前記各端末間の通信で使用されている状態を検知する通信状態検知部と、
他の所定の端末との通信を開始する際に、前記通信状態検知部の検知結果に基いて、前記各端末間の通信で使用されている状態が予め決められた禁止状態にあれば、少なくとも自らが、前記基準動作周波数とは異なる前記放送信号の伝送に使用されない別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を、前記基準動作周波数を用いて少なくとも前記所定の端末以外の他の前記各端末に通知する動作周波数変更通知部と、
前記動作周波数変更通知部が前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を通知した際に、通信を行わせるための動作周波数を前記基準動作周波数から前記別の動作周波数に変更して、前記所定の端末との通信を行わさせるように前記通信制御部を制御する動作周波数制御部と、
他の各端末からの前記通知に基づいて前記別の動作周波数の使用状態を動作周波数管理表に記憶しておく動作周波数管理部とを有する、通信システムである。
また、第9の本発明は、
4台以上の端末が基準動作周波数で相互に通信する通信システムにおける前記端末間の通信方法であって、
前記各端末において、前記基準動作周波数の帯域が前記各端末間の通信で使用されている状態を検知する通信状態検知ステップと、
前記各端末において、他の所定の端末との通信を開始する際に、前記通信状態検知ステップにおける検知結果に基いて、前記各端末間の通信で使用されている状態が予め決められた禁止状態にあれば、少なくとも自らが、前記基準動作周波数とは別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を、前記基準動作周波数を用いて少なくとも前記所定の端末以外の他の前記各端末に通知する動作周波数変更通知ステップと、
前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を通知した前記端末において、通信を行わせるための自身の動作周波数を前記基準動作周波数から前記別の動作周波数に変更して、前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を行う動作周波数制御ステップと、
前記各端末において、他の端末からの前記通知に基づいて前記別の動作周波数の使用状態を動作周波数管理表に記憶する動作周波数管理ステップと、を備えた通信方法である。
また、第10の本発明は、
第9の本発明の通信方法の、前記各端末において、前記基準動作周波数の帯域が前記各端末間の通信で使用されている状態を検知する前記通信状態検知ステップ、前記各端末において、他の所定の端末との通信を開始する際に、少なくとも自らが、前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を他の前記各端末に通知する前記動作周波数変更通知ステップ、前記通知をした前記端末において、自身の動作周波数を前記基準動作周波数から前記別の動作周波数に変更して前記所定の端末との通信を行う前記動作周波数制御ステップ、前記各端末において、他の端末からの前記通知に基づいて前記別の動作周波数の使用状態を動作周波数管理表に記憶する前記動作周波数管理ステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、第11の本発明は、
第10の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体である。
また、本発明に関連する第1の発明は、
前記動作周波数変更通知部は、前記所定の端末との通信を開始する旨を通知する場合に、前記動作周波数管理表に基いて、前記周波数帯域の異なる複数の動作周波数のうち、使用している前記端末の数が所定数以下である動作周波数を、前記所定の端末との通信を行うための動作周波数として用いることを通知し、
前記動作周波数制御部は、前記所定の端末との通信を行わせるための動作周波数を、前記基準動作周波数から前記動作周波数変更通知部が通知した前記動作周波数に変更する、第3の本発明の端末である。
また、本発明に関連する第2の発明は、
前記周波数帯域の異なる複数の動作周波数について、前記動作周波数変更通知部が、前記所定の端末との通信を行わせるための動作周波数として決定するために、前記各動作周波数を使用している前記端末の数が所定数以下であるかを判定していく順番は、予め決められている、本発明に関連する第1の発明の端末である。
本発明により、限られたデータ通信帯域上において複数の通信が集中した場合でも、できるだけ円滑に通信できる端末、通信システム、通信方法等を提供できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1の通信システムで使用する端末の構成ブロック図を示す。本実施の形態1の通信システムは、図1に示すような構成を有する端末9が複数接続され、各端末9間で相互に通信を行う。
図2は、本実施の形態1の通信システムの物理的な接続構成例を示している。
図2に示す各端末1〜8は、いずれも図1に示す端末9の構成を備えている。本実施の形態1の端末1〜8は、伝送媒体として、家庭内のTV用に敷設された同軸ケーブルを利用する。分配器22〜25およびその間を接続する同軸ケーブルは、家庭内のTVの視聴用に敷設された設備である。
本実施の形態1の端末1〜8は、TV用として壁などに設けられたTVコンセントなどに接続し、同軸ケーブルおよび分配器22〜25を介して相互に通信を行う。端末1〜8間の相互の通信には、TV用の映像データの伝送に使用されていない周波数帯域を利用して通信するので、TV用の映像データと干渉せずに通信を行うことができる。
このように、本実施の形態1の通信システムは、同軸通信機能を保持する端末1〜8が同軸ネットワークで相互に接続されている。図2に示す端末1〜8とは、HDDのような記憶媒体を備えた、例えばSTBのような映像記録装置のことを示す。
本発明の通信システムは、図2に示すように複数の端末が共通の伝送媒体を利用する構成であればよく、図2は一構成例であって、TV用の同軸ケーブルを利用しない専用の有線ケーブルを伝送媒体とするような構成であってもよい。また、各端末間が無線で接続される構成であってもよい。
図3は、本実施の形態1の通信システムのネットワーク構成を概略的に示したネットワーク構成図である。図2のように物理的に接続されている端末1〜8は、通常は、図3に示すように基準動作周波数を用いて相互の通信を行う。つまり、基準動作周波数によるネットワーク30を形成している。ここで、本実施の形態1では、基準動作周波数を850MHzとして説明するが、この基準動作周波数が他の周波数でいいことは言うまでもない。ただし、本実施の形態1のように、TV用の同軸ケーブルを利用する場合には、TV用の映像データの伝送に使用されていない周波数帯域の中から基準動作周波数が設定される。
図1に示すように、本実施の形態1の各端末1〜8は、映像信号と同軸通信信号を受信する同軸I/F10と、同軸I/F10で受信した信号を映像信号と同軸通信信号に分配する信号分配部11を備えている。また、映像信号を選局するチューナ部16と、端末全体の動作を制御する端末制御部17と、映像コンテンツを蓄積する蓄積部18と、受信または蓄積した映像コンテンツをTVに出力するTV出力I/F19を備えている。
また、同軸通信を制御する同軸通信制御部12と、同軸通信の物理速度などを検知する同軸通信状態検知部13と、同軸通信の動作周波数を制御する動作周波数制御部14と、同軸ネットワーク上に存在する端末の動作周波数を管理する動作周波数管理部15と、自身の動作周波数を変更した旨を他の端末に通知する動作周波数変更通知部20を備えている。動作周波数管理部15は、動作周波数管理テーブル21によって、同軸ネットワーク上に存在する各端末の動作周波数を管理する。なお、図1の点線で囲んだこれらの構成部分は、同軸通信を制御する構成部分を示している。
なお、動作周波数管理テーブル21が、本発明の動作周波数管理表の一例にあたる。
また、ネットワークとの接続を保つために他の端末の接続状態監視部26との間で、物理層レベルで必要なパラメータの授受を常に行う接続状態監視部26を備えている。他の端末と授受を行うそのパラメータの中には、同じ動作周波数を使用するネットワークで接続されている全ての端末に関する物理速度、変調方式、通信タイミングなどが記述されている。物理層レベルでこれらの接続に必要なパラメータの授受を常に行っているので、同じ動作周波数を使用する他の端末が新たに接続されたり、接続されなくなった場合には、その状況を即座に検知することができる。動作周波数管理部15は、この接続状態監視部26で検知された情報も管理する。
また、蓄積部18は、HDDやDVD、メモリなどであり、図1に点線で示した同軸通信を制御する構成部分の機能は、プログラムによって実行させてもよい。例えば、その端末のCPUが実行する端末制御部17用のプログラムに、これらの機能を組み込むようにしてもよい。
同軸ネットワークに接続された各端末1〜8は、同軸通信を利用し、自身に接続された他の端末の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツを再生させて、ネットワーク30によってその再生データを受信することにより視聴することが可能である。つまり本実施の形態1の通信システムでは、STBのような映像記録装置に記録された映像コンテンツを、他の部屋に設置されている表示装置で視聴することなどができる。
次に、本実施の形態1の通信システムの各端末における同軸通信の通信制御処理の動作について説明する。
各端末1〜8の動作周波数管理部15は、接続されている他端末の動作周波数を動作周波数管理テーブル21によって管理している。
図4は、図3に示すような、全端末1〜8がネットワーク30によって基準動作周波数850MHzで接続されている通常の状態において、動作周波数管理テーブル21に記録されている情報を示している。図4(a)は、端末1の動作周波数管理テーブル21に記録されている情報を、図4(b)は、端末4の動作周波数管理テーブル21に記録されている情報を、一例として示している。
このとき、全ての端末1〜8が基準動作周波数850MHzのネットワーク30によって接続されているので、各端末1〜8の接続状態監視部26が他の全ての端末が自身と同じ基準動作周波数850MHzで接続されていることを検知し、動作周波数管理部15がその検知された情報にしたがって接続されている他端末の動作周波数の情報を動作周波数管理テーブル21に記録しているので、端末1および端末4の動作周波数管理テーブル21には、図4(a)、(b)に示すように、ともに全ての端末に対して850MHzと記載されている。他の端末2、3、5〜8の動作周波数管理テーブル21にも、このときには同様の内容が記録されている。
図5は、全端末1〜8が図3に示すように動作周波数850MHzで相互に接続されているときに、端末1と端末7のそれぞれが、端末8の蓄積部18に蓄積された映像コンテンツを再生させて、ネットワーク30を利用した同軸通信によってその再生データを受信し、その映像コンテンツを表示している状態を示している。
本実施の形態1のような限られたデータ通信帯域上で通信を行う構成のシステムでは、同じネットワーク内で、ある端末がデータ量の多い通信を始めると、そのときに通信を行っていた他の端末のデータ通信に影響を与えてしまう。例えば、複数の端末間で同時に映像コンテンツの再生および伝送を行うと、受信側の表示速度に伝送速度が追いつかずコマ落ちなどが発生してしまう。ここで、本実施の形態1の通信システムの前提として、同軸ネットワークにおいて、与えられている(映像コンテンツをロスなく再生できる)帯域は、映像コンテンツを同時に2本まで伝送できるものとする。つまり、ネットワーク30に与えられた850MHzの帯域を用いて3本以上の映像コンテンツが同時に伝送される場合には、伝送速度が低下して受信側での映像コンテンツの表示にコマ落ちなどの影響が出てしまうものとする。
図5の場合は、ネットワーク30を利用した映像コンテンツの伝送が2本同時に行われている状態なので、このときには、端末1も端末7も、端末8から受信した映像コンテンツをロスなく再生できる。
次に、図5に示すような状態において、端末3が端末2の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツを再生しようとした場合を考える。
なお、各端末1〜8は、他端末が保持している映像コンテンツなどの情報をキャッシュして保持しているものとする。
端末3は端末2に対して再生の要求を送信するが、端末1および端末7が端末8の映像コンテンツを2本再生させているため、端末2は、映像コンテンツを再生して端末3に伝送するには帯域が不足していることを同軸通信状態検知部13で検知する。すなわち、同軸通信状態検知部13は、基準動作周波数の帯域が2本の映像コンテンツの伝送に使用されているという、他の端末間の通信で使用されている状態を検知することにより、基準動作周波数の帯域でさらに別の映像コンテンツの伝送を行うには帯域が不足していると判定する。
本実施の形態1では、一つのネットワーク30上で同時に伝送されている映像コンテンツの数が2本の場合に、さらに別の映像コンテンツの伝送を行わせると他の映像コンテンツの伝送にも影響を与えてしまうので、2本の映像コンテンツが伝送されている状態を、それ以上映像コンテンツを伝送できない禁止状態とする。この禁止状態が、本発明の予め決められた禁止状態の一例にあたる。また、同軸通信状態検知部13が、基準動作周波数が他の端末間の通信で使用されている状態を検知する処理が、本発明の通信状態検知ステップの一例にあたる。
映像コンテンツを再生できないことを検知した端末2の同軸通信状態検知部13は、自身の動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21に記録されている情報を参照させ、自身が変更しようとしている動作周波数(900MHz)に他端末が存在しないことを確認する。そして、同軸通信状態検知部13が、動作周波数変更通知部20に自身の動作周波数を900MHzに変更することを通知すると、動作周波数変更通知部20は、端末2自身の動作周波数を900MHzに変更する旨を、ネットワーク30に接続されている全ての端末1、3〜8に、同軸通信制御部12を用いて通知する。また、同軸通信状態検知部13は、動作周波数制御部14によって、端末2自身の動作周波数を900MHzに変更させる。
なお、基準動作周波数850MHz以外に動作周波数として利用できる900MHzの周波数が、本発明の別の動作周波数の一例にあたる。
また、動作周波数変更通知部20が、端末2自身の動作周波数を900MHzに変更する旨を他の端末1、3〜8に通知する処理が、本発明の動作周波数変更通知ステップの一例にあたる。また、動作周波数制御部14が、端末2自身の動作周波数を900MHzに変更する処理が、本発明の動作周波数制御ステップの一例にあたる。
図6は、端末2の動作周波数が900MHzに変更されたネットワークの状態を示している。図6に示すように、この時点で端末2は、動作周波数が850MHzであるネットワーク30から切り離された状態となる。
このとき、もし、端末2の同軸通信状態検知部13が、動作周波数管理部15によって他端末が900MHzで動作しているのを確認した場合、自身の動作周波数を他端末が動作していない他の周波数(例えば、950MHz)に移動させる。ここで移動させる周波数に関してはどのような周波数帯でもよいことはいうまでもない。ただし、本実施の形態1のようにTV用の同軸ケーブルを利用している場合には、TV用の映像データの伝送に使用されていない周波数帯域の中から動作周波数とする周波数を選択する。
そして、端末2からの動作周波数を900MHzに変更する旨の通知を受信した、他の端末1、3〜8の動作周波数変更通知部20は、各端末自身の動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21の情報を更新させる。また、端末2自身も、動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21の情報を更新させる。
図7(a)は、端末2からの動作周波数を900MHzに変更する旨の通知を受信して更新された動作周波数管理テーブル21の一例として、端末1の動作周波数管理テーブル21の内容を示している。また、図7(b)は、端末2が自身の動作周波数の情報を更新した後の動作周波数管理テーブル21の内容を示している。
なお、端末1、3〜8の動作周波数管理部15が、端末2からの通知に基いて自身の動作周波数管理テーブル21の情報を更新する処理が、本発明の動作周波数管理ステップの一例にあたる。
そして、端末2からの動作周波数を900MHzに変更する旨の通知を受信した端末3の動作周波数変更通知部20は、端末3自身の動作周波数を900MHzに変更する旨を、ネットワーク30に接続されている全ての端末1、4〜8に同軸通信制御部12を用いて通知するとともに、動作周波数制御部14によって端末3自身の動作周波数を900MHzに変更させる。
図8は、端末3の動作周波数が900MHzに変更された後のネットワークの状態を示している。
端末3が自身の動作周波数を900MHzに変更すると、端末2および端末3のそれぞれの接続状態監視部26によって互いの端末が同じ動作周波数を使用していることが検知されて、図8に示すように端末2との間に新たなネットワーク31が構築される。ネットワーク31は、基準動作周波数である850MHzによって構築されているネットワーク30とは、物理的なネットワーク媒体として同軸ケーブルを共用しているが、帯域が異なるため、互いの速度に干渉することはない。
端末3は端末2との間に新たなネットワーク31を構築することで、端末2の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツを再生させ、端末3側で表示させることが可能になる。
そして、端末3からの動作周波数を900MHzに変更する旨の通知を受信した、ネットワーク30に接続された他の端末1、4〜8の動作周波数変更通知部20は、動作周波数管理部15によって各端末の動作周波数管理テーブル21を更新させる。また、端末2および端末3は、接続状態監視部26によって互いに同じ動作周波数900MHzで接続されていることを検知して、動作周波数管理部15がそれぞれの動作周波数管理テーブル21を更新する。
図9(a)は、端末3からの動作周波数を900MHzに変更する旨の通知を受信して更新された動作周波数管理テーブル21の一例として、端末1の動作周波数管理テーブル21の内容を示している。また、図9(b)は、端末2の接続状態監視部26が端末3との接続を検知して更新した後の、端末2の動作周波数管理テーブル21の内容を示している。
図9(a)および(b)に示すように、このときの端末1と端末2の動作周波数管理テーブル21の内容は同じであるが、端末1の動作周波数管理テーブル21の端末3の動作周波数の情報が、端末3からの通知に基づいて更新された情報であるのに対し、端末2の動作周波数管理テーブル21の端末3の動作周波数の情報は、接続状態監視部26における検知結果に基いて更新された情報である。
なお、図6〜図9を用いて説明した上記の動作の場合、端末2に対する端末3が、本発明の所定の端末の一例にあたり、端末3に対する端末2も、本発明の所定の端末の一例にあたる。
ここでは、蓄積部18に蓄積した映像コンテンツを再生する端末2の動作周波数を、端末3の動作周波数よりも先に900MHzに変更することとして説明したが、端末3の動作周波数の方を先に900MHzに変更させ、その後に端末2の動作周波数を900MHzに変更させるようにしてもよい。
また、端末2が、自身の動作周波数を変更する旨の通知を、映像コンテンツを伝送する相手端末である端末3にも通知することとしたが、端末3以外の端末だけに通知するようにしてもよい。その場合、例えば、端末2が、端末3からのコンテンツ送信要求に対する応答電文の中に映像コンテンツの伝送に使用する動作周波数の情報を含めるようにしてもよいし、端末3の同軸通信状態検知部13でも基準動作周波数帯における通信状態を検知させて、帯域が不足していることを検知させて、その結果に基いて端末3自身の動作周波数を変更するようにしてもよい。
また、上記では、端末2および端末3がそれぞれ、自身の動作周波数を変更する旨を他の端末に通知することとしたが、端末2または端末3の一方のみが、「端末2と端末3間で、基準動作周波数以外の別の動作周波数(900MHz)を用いて通信を行う」旨を他の端末1、4〜8に通知するようにしてもよい。
なお、上記において、同軸通信状態検知部13が、帯域が不足していることを検知する方法として、例えば物理速度の低下や、他端末のコンテンツ再生情報を他端末から取得することで検知できる。
例えば、同軸通信状態検知部13が、通信相手の端末との間で予め決めておいた物理速度測定用のデータを送受信させ、そのデータの応答時間により物理速度を測定することができる。同じ帯域を使用するデータ伝送量が多くなると物理速度は低下してくるので、測定した物理速度を予め決めておいた閾値の物理速度と比較することにより、その帯域が不足しているか否かを判定できる。
また、例えば、再生の要求を受信した際に、同軸通信状態検知部13が、同じネットワーク30に接続されている各端末から、各端末のコンテンツ再生情報を取得することにより、その帯域が不足しているか否かを判定することもできる。また、同じネットワーク30に接続されている各端末が互いに定期的に自身のコンテンツ再生情報を通知するようにし、その各端末から通知された再生情報によって帯域が不足しているか否かを判定することもできる。
次に、図8に示すような状態において、端末4が端末2の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツを再生する場合の動作について説明する。このとき、端末4の動作周波数管理テーブル21の内容は、端末1の動作周波数管理テーブル21の内容と同様であり、図9(a)に示す通りである。
端末4の同軸通信状態検知部13は、自身の動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21に記録されている情報を参照させ、端末2が端末4自身と同じ周波数帯(850MHz)の同軸ネットワークに存在しないこと、および端末2が動作周波数を900MHzとするネットワークに移動していることを検知する。そして、同軸通信状態検知部13が、動作周波数変更通知部20に自身の動作周波数を900MHzに変更することを通知すると、動作周波数変更通知部20は、端末4自身の動作周波数を900MHzに変更する旨を、ネットワーク30に接続されている全ての端末1、5〜8に、同軸通信制御部12を用いて通知する。また、同軸通信状態検知部13は、動作周波数制御部14によって、端末4自身の動作周波数を900MHzに変更させる。
図10は、端末4の動作周波数が900MHzに変更された後のネットワークの状態を示している。図10に示すように、端末4が動作周波数を900MHzに変更することで、端末4は、端末2と端末3で構築されているネットワーク31に接続される。
端末2と端末3は、接続状態監視部26によって端末4が同じ動作周波数を使用するネットワーク31に接続されたことを検知して、自身の動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21の情報を更新させる。
そして、端末4からの動作周波数を900MHzに変更する旨の通知を受信した、他の端末1、5〜8の動作周波数変更通知部20は、各端末自身の動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21の情報を更新させる。
図11(a)は、端末4からの動作周波数を900MHzに変更する旨の通知を受信して更新された動作周波数管理テーブル21の一例として、端末1の動作周波数管理テーブル21の内容を示している。また、図11(b)は、端末2の接続状態監視部26が端末4との接続を検知して更新した後の、端末2の動作周波数管理テーブル21の内容を示している。また、図11(c)は、端末4が自身の動作周波数の情報を更新した後の動作周波数管理テーブル21の内容を示している。
図11(a)および(b)に示すように、このときの端末1と端末2の動作周波数管理テーブル21の内容は同じであるが、端末1の動作周波数管理テーブル21の端末4の動作周波数の情報が、端末4からの通知に基づいて更新された情報であるのに対し、端末2の動作周波数管理テーブル21の端末4の動作周波数の情報は、接続状態監視部26による検知結果に基いて更新された情報である。
図10に示す、端末2〜4が接続されるネットワーク31は、基準動作周波数である850MHzを動作周波数とするネットワーク30とは、物理的なネットワーク媒体として同軸ケーブルを共用しているが、帯域が異なるため互いの速度に干渉することはない。
端末4は、ネットワーク31によって端末2に接続されることで、端末2の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツを再生することが可能になる。
次に、図10に示すような状態において、端末5が端末6の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツを再生しようとした場合の動作について説明する。
端末5は端末6に対して再生の要求を送信するが、端末1および端末7が端末8の映像コンテンツを2本再生させているため、端末6は、映像コンテンツを再生して端末5に伝送するには帯域が不足していることを同軸通信状態検知部13で検知する。同軸通信状態検知部13は、帯域が不足していることを、例えば物理速度の低下や、他端末のコンテンツ再生情報を他端末から取得することで検知する。
基準動作周波数の帯域では映像コンテンツを再生できないことを検知した端末6の同軸通信状態検知部13は、自身の動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21に記録されている情報を参照させ、自身が変更しようとしている動作周波数(900MHz)に他端末が存在するかどうかを確認する。
このとき、端末6の動作周波数管理テーブル21には、図11(a)に示す端末1の動作周波数管理テーブル21の内容と同じ内容が記録されている。端末2、3、4が動作周波数に900MHzを使用しているので、同軸通信状態検知部13は、900MHzの帯域は不足していると判定し、動作周波数変更通知部20に対して自身の動作周波数を950MHzに変更することを通知する。
このとき、もし動作周波数として900MHzを使用している端末の数が2台以下であった場合には、同軸通信状態検知部13は、900MHzの帯域にまだ余裕があるものと判断して自身の動作周波数を900MHzに変更させる。しかし、この場合には、動作周波数に900MHzを使用している端末の数が3台なので、900MHzの帯域は不足していると判断して自身の動作周波数を950MHzに変更させている。つまり、本実施の形態1における、この場合の端末数が「2台」という数値が、本発明の、複数の動作周波数から使用する動作周波数を選択する際の判断に用いる「所定数」の一例にあたる。
なお、例えば図11などに示す動作周波数管理テーブル21における、基準動作周波数850MHzが示す意味と、基準動作周波数以外の動作周波数900MHzが示す意味は異なる。動作周波数管理テーブル21に示されている基準動作周波数「850MHz」は、ネットワーク30に接続されている端末を示すものであり、各端末が通信中かどうかという通信状態を表していない。一方、動作周波数「900MHz」は、後述するように、その周波数で動作している通信が終了するとその端末の動作周波数は基準動作周波数に戻るため、その端末が900MHzで通信中である、という通信状態も表している。したがって、基準動作周波数以外の動作周波数については、動作周波数管理テーブル21から通信中の端末の台数を把握できる。すなわち、動作周波数管理テーブル21において同じ動作周波数を使用している端末が2台以下であれば、その帯域に余裕があると判定する。本実施の形態1では、この動作周波数管理テーブル21で確認できる台数を用いて、基準動作周波数以外の動作周波数帯域の状況を判定している。
そして、動作周波数変更通知部20は、端末6自身の動作周波数を950MHzに変更する旨を、ネットワーク30に接続されている全ての端末1、5、7、8に、同軸通信制御部12を用いて通知する。また、同軸通信状態検知部13は、動作周波数制御部14によって、端末6自身の動作周波数を950MHzに変更させる。
なお、本実施の形態1において、基準動作周波数850MHz以外に動作周波数として利用できる900MHzおよび950MHzの2つの周波数が、本発明の、互いに周波数の異なる複数の別の動作周波数の一例にあたる。
図12は、端末6の動作周波数が950MHzに変更された後のネットワークの状態を示している。図12に示すように、この時点で端末6は、動作周波数が850MHzであるネットワーク30から切り離された状態となる。
そして、端末6からの動作周波数を950MHzに変更する旨の通知を受信した、他の端末1、5、7、8の動作周波数変更通知部20は、各端末自身の動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21の情報を更新させる。
図13(a)および(b)は、端末6からの動作周波数を950MHzに変更する旨の通知が送信された後の更新された動作周波数管理テーブル21の一例として、端末1および端末4のそれぞれの動作周波数管理テーブル21の内容を示している。
このとき、端末4は900MHzの動作周波数で動作しているため、850MHzで通知される端末6からの通知を受信できず、また、端末6が自身と同じ動作周波数900MHzで動作しておらず接続状態監視部26でも端末6を検知できないので、図13(b)に示すように、端末4の動作周波数管理テーブル21は図11(c)の内容から更新されない。
そして、端末6からの動作周波数を950MHzに変更した旨の通知を受信した、端末5の動作周波数変更通知部20は、端末5自身の動作周波数を950MHzに変更する旨を、ネットワーク30に接続される全ての端末1、7、8に同軸通信制御部12を用いて通知するとともに、動作周波数制御部14によって端末5自身の動作周波数を950MHzに変更させる。
図14は、端末5の動作周波数が950MHzに変更された後のネットワークの状態を示している。
端末5が自身の動作周波数を950MHzに変更すると、端末5および端末6のそれぞれの接続状態監視部26によって互いの端末が同じ動作周波数を使用していることが検知されて、図14に示すように端末6との間に新たなネットワーク32が構築される。ネットワーク32は、基準動作周波数である850MHzによって構築されているネットワーク30や動作周波数900MHzによって構築されているネットワーク31とは、物理的なネットワーク媒体として同軸ケーブルを共用しているが、帯域が異なるため、それぞれ互いの速度に干渉することはない。
端末5は端末6との間に新たなネットワーク32を構築することで、端末6の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツを再生させ、端末5側で表示させることが可能になる。
そして、端末5からの動作周波数を950MHzに変更する旨の通知を受信した、他の端末1、7、8の動作周波数変更通知部20は、各端末自身の動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21の情報を更新させる。また、端末5および端末6は、接続状態監視部26によって互いに同じ動作周波数950MHzで接続されていることを検知して、動作周波数管理部15がそれぞれの動作周波数管理テーブル21を更新する。
図15(a)および(b)は、端末5からの動作周波数を950MHzに変更する旨の通知が送信された後の更新された動作周波数管理テーブル21の一例として、端末1および端末4のそれぞれの動作周波数管理テーブル21の内容を示している。
このとき、端末4は900MHzの動作周波数で動作しているため、850MHzで通知される端末5からの通知を受信できず、また、端末5が自身と同じ動作周波数900MHzで動作しておらず接続状態監視部26でも端末5を検知できないので、図15(b)に示すように、端末4の動作周波数管理テーブル21は図13(b)の内容から更新されない。
なお、上記で各端末2〜4が他の各端末に送信する、自身の動作周波数を900MHzに変更する旨の通知は、基準動作周波数以外の動作周波数(900MHz)のネットワーク31での通信を行う際に送信される通知であり、本発明の、別の動作周波数を用いて所定の端末との通信を開始する旨の通知の一例にあたる。同様に、上記で端末5および端末6が他の各端末に送信する、自身の動作周波数を950MHzに変更する旨の通知も、本発明の、別の動作周波数を用いて所定の端末との通信を開始する旨の通知の一例にあたる。
次に、図14に示すような状態において、端末4が端末2の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツの視聴を終了した場合の動作について説明する。
本実施の形態1の通信システムでは、基準動作周波数850MHz以外の動作周波数を用いて他の端末との通信を行っていた端末は、その基準動作周波数以外の動作周波数を使用した通信終了後には自身の動作周波数を基準動作周波数に変更して、ネットワーク30に接続する。
したがって、端末4が端末2からのコンテンツ視聴を終了すると、端末4の同軸通信状態検知部13は、動作周波数制御部14によって端末4自身の動作周波数を850MHzに変更させる。
図16は、端末4の動作周波数が基準動作周波数である850MHzに変更された後のネットワークの状態を示している。端末4は、端末1、7、8が接続されているネットワーク30に接続される。
端末4が自身の動作周波数を900MHzから850MHzに変更すると、端末1、7、8と端末4のそれぞれの接続状態監視部26によって互いの端末が同じ基準動作周波数850MHzを使用していることが検知されて、図16に示すように、これらの端末がネットワーク30で接続された状態となる。一方、端末2および端末3の接続状態監視部26は、端末4が動作周波数900MHzで接続されるネットワーク31から存在しなくなったことを検知する。そして各端末1〜3、7、8の動作周波数管理部15は、このときの接続状態監視部26によって検知された結果に基いて、それぞれの動作周波数管理テーブル21内の端末4に関する動作周波数情報を更新する。
そして、自身の動作周波数が基準動作周波数である850MHzに変更された端末4の動作周波数変更通知部20は、ネットワーク30に接続された端末1、7、8のいずれかの端末から各端末の動作周波数の最新の情報を取得し、動作周波数管理部15によって端末4自身の動作周波数管理テーブル21の情報を更新させる。
本実施の形態1の通信システムでは、自身の動作周波数を基準動作周波数850MHz以外の動作周波数に変更する場合には、基準動作周波数で接続されている全ての端末に変更後の動作周波数の情報を通知し、また、基準動作周波数以外の動作周波数を使用した通信を終了した際には、自身の動作周波数を必ず基準動作周波数に変更し、また、接続状態監視部26によって同じ動作周波数で接続されている端末を検知できるので、基準動作周波数で接続されている端末は、全ての端末の動作周波数の最新の情報を把握できることになる。したがって、上記のように他の動作周波数900MHzを使用した通信を終了して自身の動作周波数を基準動作周波数850MHzに変更した端末4は、ネットワーク30に接続されていた端末1、7、8のいずれかから各端末の動作周波数の最新の情報を取得することができる。
なお、このとき端末4の動作周波数変更通知部20が上記の最新の情報を取得する相手端末は、それまでにネットワーク30に接続されていた端末1、7、8のいずれでもよいが、そのときに親機として動作している端末から取得する。本実施の形態1の通信システムの各端末1〜8は、いずれも親機となる機能を有するが、いずれの端末が親機になるかは予め決められている。例えば、ネットワーク30に接続されている端末の中でID番号の小さい順に親機となるように決めておく。端末1、端末2、…、端末8の順にIDが大きいとした場合、上記の図16の状態では端末1が親機として動作するので、端末4は端末1から各端末の動作周波数の最新の情報を取得する。このとき、もし端末1がネットワーク30に接続されていなかったり基準動作周波数以外の周波数(900MHzや950MHzなど)を動作周波数として動作しているような場合には、端末1の次にID番号の小さい端末7が親機となり、端末4は端末7から各端末の動作周波数の最新の情報を取得することになる。
図17(a)〜(c)は、端末4が自身の動作周波数を850MHzに変更し、動作周波数管理テーブル21の情報を最新版に更新した後の動作周波数管理テーブル21の一例として、端末1、端末4および端末2の、それぞれの動作周波数管理テーブル21の内容を示している。
図15(b)と図17(b)を比較してわかるように、端末4の動作周波数管理テーブル21の内容は、端末5および端末6に関する動作周波数の情報が950MHzに更新される。
このように、本実施の形態1の通信システムの各端末は、他のネットワークを使用する自身の目的(本実施の形態1では、他端末の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツの視聴)が終了したときに、自身の動作周波数を基準動作周波数に戻すことで、自身の持つ各端末の動作周波数の情報、すなわち動作周波数管理テーブル21の情報を最新の情報に更新することができる。
また、端末4が自身の動作周波数を900MHzから850MHzに変更する前の端末2の動作周波数管理テーブル21の内容は、図15(b)に示す端末4の動作周波数管理テーブル21の内容と同様であるが、端末4が自身の動作周波数を900MHzから850MHzに変更した後は、接続状態監視部26によって端末4が動作周波数900MHzで接続されるネットワーク31から存在しなくなったことが検知されるので、端末2の動作周波数管理テーブル21は、図17(c)に示すように端末4に関する動作周波数情報が更新される。
次に、図16に示すような状態において、端末4が、今度は端末6の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツを視聴する場合の動作について説明する。
端末4の同軸通信状態検知部13は、自身の動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21に記録されている情報を参照させ、端末6が端末4自身と同じ周波数帯(850MHz)の同軸ネットワークに存在しないこと、および端末6が950MHzに移動していることを検知する。
さらに、動作周波数管理テーブル21より、950MHzを動作周波数とする端末は端末5および端末6の2台だけであり、動作周波数を950MHzとするネットワーク32にはまだ帯域に余裕があることがわかるので、同軸通信状態検知部13は、動作周波数変更通知部20に対して、自身の動作周波数を950MHzに変更することを通知する。そして、動作周波数変更通知部20は、端末4自身の動作周波数を950MHzに変更する旨を、ネットワーク30に接続されている全ての端末1、7、8に、同軸通信制御部12を用いて通知する。また、同軸通信状態検知部13は、動作周波数制御部14によって、端末4自身の動作周波数を950MHzに変更させる。
図18は、端末4の動作周波数が950MHzに変更された後のネットワークの状態を示している。図18に示すように、端末4が自身の動作周波数を950MHzに変更することで、端末4は、端末5と端末6の間で構築されているネットワーク32に接続される。
このようにして、端末4は、ネットワーク32によって端末6に接続されるので、端末6の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツの視聴が可能になる。
なお、本実施の形態1では、基準動作周波数がそれ以上映像コンテンツを伝送できない禁止状態にあった場合には、複数ある別の動作周波数の中から、900MHz、950MHzという予め決めておいた順に、動作周波数を決定していくこととしているが、複数ある別の動作周波数の中から、任意の順に使用する動作周波数を決定していくようにしてもよい。
ただし、複数ある別の動作周波数の中から決定していく順番を予め決めておくと、他の各端末に自身の動作周波数を変更する旨を通知する際に、どの動作周波数に変更するかを通知しなくても、その通知を受信する端末側でどの動作周波数に変更するかを判断することができる。また、どの端末においても、どの動作周波数に変更するかの判断が同様になされるので、新たな通信を開始しようとする2台の端末が、それぞれ個別に自身の動作周波数を変更することもできる。
以上に説明したように、本実施の形態1の通信システムでは、基準動作周波数以外の動作周波数を使用した通信を終了した際には、自身の動作周波数を必ず基準動作周波数に変更すること、および、接続状態監視部26によって同じ動作周波数で接続されている端末を検知できることから、自身の動作周波数を基準動作周波数850MHz以外の動作周波数に変更する場合にのみ、基準動作周波数で接続される全ての端末に変更後の動作周波数の情報を通知することで、データ通信のための帯域が不足した場合においても、安定したデータ通信を行わせる制御を実現している。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2の通信システムの各端末における同軸通信の通信制御処理の動作について説明する。
本実施の形態2の通信システムの構成は実施の形態1と同様であり、その構成ブロック図は図1の通りである。実施の形態1とは、基準動作周波数で通信に使用されている帯域の検知方法が異なり、それ以外の動作は実施の形態1と同様である。以下には実施の形態1と異なる部分である、基準動作周波数で通信に使用されている帯域の検知動作について説明する。
実施の形態1で説明したように、実施の形態1の動作周波数管理テーブル21に記録されている情報のうち、基準動作周波数「850MHz」と記録されている情報は、基準動作周波数を使用するネットワーク30に「接続されている」ことを示すものであり、それらの端末が通信中かそうかという通信状態までは表していない。
例えば、図6に示すネットワーク状態における端末3の動作周波数管理テーブル21の内容は図7(b)に示す通りであるが、この動作周波数管理テーブル21の内容から、端末1、4〜8がいずれも基準動作周波数を使用するネットワーク30に「接続されている」ことがわかるものの、いずれの端末が基準動作周波数を使用して通信を行っているかは判別できない。図6に示すように、このときには、端末1と端末8間、および端末7と端末8間で通信が行われている状態であるが、実施の形態1の動作周波数管理テーブル21からはその通信状態を把握できない。
本実施の形態2では、基準動作周波数850MHzを使用して他の端末との通信を行う場合に、その通信の開始時および終了時に、通信を開始する旨または通信を終了する旨の情報を基準動作周波数に接続されている全ての端末に通知することにより、基準動作周波数を使用した通信状態を各端末に検知させるものである。
以下に、その具体的な動作について説明する。
図1において、本実施の形態2の動作周波数管理部15は、各端末の動作周波数の情報とともに、各端末が他の端末と通信をしているか否かを示す通信状態の情報を、動作周波数管理テーブル21によって管理する。
同軸通信状態検知部13は、基準動作周波数を使用して他の端末との通信を開始する際には、基準動作周波数に接続されている全ての端末に対して、他の端末と通信を開始する旨の通知をする。
その通知を受信した各端末の同軸通信状態検知部13は、動作周波数管理部15によって自身の動作周波数管理テーブル21の内容を更新させる。
図19は、図5に示すネットワーク状態における、端末2の動作周波数管理テーブル21の内容を示している。実施の形態1で説明した各端末の動作周波数の情報に加えて、各端末の通信状態の情報を記録している。図19の動作周波数管理テーブル21の「通信状態」の欄に示す数値は、通信先の端末IDを表している。ここでは、端末1〜8の端末IDを、それぞれ1〜8としている。また、「通信状態」の欄に示す「なし」とは、他の端末と通信をしていない状態を示している。
同軸通信状態検知部13が、他の端末からの「通信を開始する旨」の通知を受けたとき、および「通信を終了した旨」の通知を受けたときには、動作周波数管理部15によって、動作周波数管理テーブル21の、その通知してきた端末に関する「通信状態」の内容を更新させる。
図19に示す端末2の動作周波数管理テーブル21は、図5に示すネットワーク状態時の内容である。これは、端末1の同軸通信状態検知部13が、端末8と通信を開始する際に「端末8と通信を開始する旨」を端末2〜7に通知し、端末7の同軸通信状態検知部13が、端末8と通信を開始する際に「端末8と通信を開始する旨」を端末1〜6に通知したことにより、端末2の同軸通信状態検知部13がこれらの2つの通知を受けて、動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21の内容を更新させたことによるものである。
ここで、実施の形態1と同様に、同軸ネットワークにおいて、与えられている(映像コンテンツをロスなく再生できる)帯域は、映像コンテンツを同時に2本まで伝送できるものとする。
この状態で、例えば端末3が端末2に対して再生を要求した場合、端末2の同軸通信状態検知部13は、動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21を参照させて、映像コンテンツが2本伝送されている状態(禁止状態)であることを検知する。
その後の動作は実施の形態1と同様であり、映像コンテンツを再生できないことを検知した端末2の同軸通信状態検知部13は、動作周波数変更通知部20によって端末2自身の動作周波数を変更する旨を他の端末に通知するとともに、動作周波数制御部14によって、端末2自身の動作周波数を変更する。
もう一つの具体例として、図20に、図8に示すネットワーク状態における、端末4の動作周波数管理テーブル21の内容を示す。
図20の動作周波数管理テーブル21の「通信状態」の欄に示す「通信中」とは、その端末(図20に示す端末2および端末3)が、他の端末と通信をしている状態であることを示している。
基準動作周波数以外の動作周波数を使用して通信している端末は、その通信が終わると自身の動作周波数を基準動作周波数に変更するため、動作周波数管理テーブル21において基準動作周波数850MHz以外の動作周波数(例えば、900MHz)が記録されている端末は、必ず他の端末と通信している状態にあるので、通信先の端末を特定できなくてもよい。もちろん、他の動作周波数に変更する旨を通知する際に、通信相手の端末情報も通知するようにして、基準動作周波数以外の動作周波数においても、動作周波数管理テーブル21の「通信状態」の欄に通信先の端末IDを記録させるようにしてもよい。
この状態で、端末4が端末2の蓄積部18に蓄積されている映像コンテンツを再生しようとした場合、端末4の同軸通信状態検知部13は、自身の動作周波数管理部15によって動作周波数管理テーブル21に記録されている情報を参照させ、端末2が端末4自身と同じ周波数帯(850MHz)のネットワーク30に存在しないこと、および端末2が動作周波数を900MHzとするネットワーク31に移動していること、および動作周波数を900MHzとするネットワーク31にはまだ帯域に余裕があること(禁止状態ではないこと)を検知する。
その後の動作は実施の形態1と同様であり、端末4の同軸通信状態検知部13は、動作周波数変更通知部20によって端末4自身の動作周波数を900MHzに変更する旨を他の端末1、5〜8に通知するとともに、動作周波数制御部14によって、端末4自身の動作周波数を変更する。
以上に説明したように、基準動作周波数で通信に使用されている帯域の検知を、実施の形態1では、例えば同軸通信の物理速度などで検知させていたのに対し、本実施の形態2の通信システムでは、動作周波数管理テーブル21を参照するだけで検知できる。
なお、上記の例では、基準動作周波数における通信状態の管理を通信が行われている伝送数によって管理することとしたが、「通信を開始する旨」を通知する際に、その通信で使用する帯域情報も通知するようにして、その帯域情報によって帯域を管理させるようにしてもよい。
端末間の通信で使用される帯域情報も動作周波数管理テーブル21に記録して動作周波数管理部15に管理させることにより、各端末で使用される帯域情報と、同軸ネットワークにおいて与えられている帯域とを比較させることにより、より細かい帯域管理を行わせることができる。
以上に説明したように、本発明の通信システムを用いると、通信を行っている端末間の
データ通信に影響してしまうようなデータ通信が他の端末から行われ、規定値を超えた状況になる場合でも、その状態を回避して各端末間のデータ通信を安定して行わせることができる。つまり、データ通信のための帯域が不足した場合においても、安定したデータ通信を行わせることが可能になる。
すなわち、本発明により、限られたデータ通信帯域上における複数の通信間の影響を低減できる。
本発明の通信システムは、例えば部屋間でコンテンツを共有するようなシステムで帯域が足りなくなるような場合を回避するのに有益である。
なお、本発明のプログラムは、上述した通信方法の、前記各端末において、前記基準動作周波数の帯域が前記各端末間の通信で使用されている状態を検知する前記通信状態検知ステップ、前記各端末において、他の所定の端末との通信を開始する際に、少なくとも自らが、前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を他の前記各端末に通知する前記動作周波数変更通知ステップ、前記通知をした前記端末において、自身の動作周波数を前記基準動作周波数から前記別の動作周波数に変更して前記所定の端末との通信を行う前記動作周波数制御ステップ、前記各端末において、他の端末からの前記通知に基づいて前記別の動作周波数の使用状態を動作周波数管理表に記憶する前記動作周波数管理ステップ、の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明の記録媒体は、上述した通信方法の、前記各端末において、前記基準動作周波数の帯域が前記各端末間の通信で使用されている状態を検知する前記通信状態検知ステップ、前記各端末において、他の所定の端末との通信を開始する際に、少なくとも自らが、前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を他の前記各端末に通知する前記動作周波数変更通知ステップ、前記通知をした前記端末において、自身の動作周波数を前記基準動作周波数から前記別の動作周波数に変更して前記所定の端末との通信を行う前記動作周波数制御ステップ、前記各端末において、他の端末からの前記通知に基づいて前記別の動作周波数の使用状態を動作周波数管理表に記憶する前記動作周波数管理ステップ、の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能かつ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協働して利用される記録媒体である。
また、本発明の上記「ステップの動作」とは、前記ステップの全部または一部の動作を意味する。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な、ROM等の記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、インターネット等の伝送媒体、光・電波等の伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明にかかる端末、通信システムおよび通信方法等は、限られたデータ通信帯域上において複数の通信が集中した場合でもできるだけ円滑に通信可能にする効果を有し、限られたデータ通信帯域のネットワークを複数の端末で利用する、端末、通信システムおよび通信方法等に有用である。
本発明の実施の形態1の通信システムで使用する端末の構成ブロック図 本発明の実施の形態1の通信システムの物理的な接続構成例を示す図 本発明の実施の形態1の通信システムの、ネットワークの概略構成図 (a)本発明の実施の形態1の通信システムで全端末が基準動作周波数で接続されている場合の、端末1の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図、(b)本発明の実施の形態1の通信システムで全端末が基準動作周波数で接続されている場合の、端末4の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図 本発明の実施の形態1の通信システムで全端末が基準動作周波数で接続されている場合の、2つの端末が他の端末に蓄積されている映像コンテンツを再生している状態を示しているネットワークの概略構成図 本発明の実施の形態1の通信システムで端末2が自身の動作周波数を変更した状態を示しているネットワークの概略構成図 (a)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末2から動作周波数を変更する旨の通知を受信した後の端末1の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図、(b)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末2が動作周波数を変更した後の端末2の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図 本発明の実施の形態1の通信システムで、図6に示すネットワークの状態から端末3が自身の動作周波数を変更したときの状態を示しているネットワークの概略構成図 (a)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末3から動作周波数を変更する旨の通知を受信した後の端末1の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図、(b)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末3が動作周波数を変更した後の端末2の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図 本発明の実施の形態1の通信システムで、図8に示すネットワークの状態から端末4が自身の動作周波数を変更したときの状態を示しているネットワークの概略構成図 (a)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末4から動作周波数を変更する旨の通知を受信した後の端末1の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図、(b)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末4が動作周波数を変更した後の端末2の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図、(c)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末4が動作周波数を変更した後の端末4の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図 本発明の実施の形態1の通信システムで、図10に示すネットワークの状態から端末6が自身の動作周波数を変更したときの状態を示しているネットワークの概略構成図 (a)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末6から動作周波数を変更する旨の通知を受信した後の端末1の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図、(b)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末6から動作周波数を変更する旨の通知が送信された後の端末4の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図 本発明の実施の形態1の通信システムで、図12に示すネットワークの状態から端末5が自身の動作周波数を変更したときの状態を示しているネットワークの概略構成図 (a)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末5から動作周波数を変更する旨の通知を受信した後の端末1の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図、(b)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末5から動作周波数を変更する旨の通知が送信された後の端末4の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図 本発明の実施の形態1の通信システムで、図14に示すネットワークの状態から、端末4が端末2の映像コンテンツの視聴を終了したときの状態を示しているネットワークの概略構成図 (a)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末4から動作周波数を基準動作周波数に変更する旨の通知を受信した後の端末1の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図、(b)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末4が自身の動作周波数を基準動作周波数に変更し、最新の内容に更新した後の端末4の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図、(c)本発明の実施の形態1の通信システムで、端末4が自身の動作周波数を基準動作周波数に変更した後の、端末2の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図 本発明の実施の形態1の通信システムで、図16に示すネットワークの状態から端末4が自身の動作周波数を変更したときの状態を示しているネットワークの概略構成図 本発明の実施の形態2の通信システムにおける、ネットワークが図5に示す接続および通信状態時の、端末2の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図 本発明の実施の形態2の通信システムにおける、ネットワークが図8に示す接続および通信状態時の、端末4の動作周波数管理テーブルに記録されている情報を示す図 従来の通信システムの接続構成図
符号の説明
1〜9 端末
10 同軸I/F
11 信号分配部
12 同軸通信制御部
13 同軸通信状態検知部
14 動作周波数制御部
15 動作周波数管理部
16 チューナ部
17 端末制御部
18 蓄積部
19 TV出力I/F
20 動作周波数変更通知部
21 動作周波数管理テーブル
22〜25 分配器
26 接続状態監視部
30〜32 ネットワーク

Claims (11)

  1. 4台以上の端末が基準動作周波数で相互に通信する通信システムで用いられる前記端末であって、
    他の端末との通信を行う通信制御部と、
    前記基準動作周波数の帯域が前記各端末間の通信で使用されている状態を検知する通信状態検知部と、
    他の所定の端末との通信を開始する際に、前記通信状態検知部の検知結果に基いて、前記各端末間の通信で使用されている状態が予め決められた禁止状態にあれば、少なくとも自らが、前記基準動作周波数とは別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を、前記基準動作周波数を用いて少なくとも前記所定の端末以外の他の前記各端末に通知する動作周波数変更通知部と、
    前記動作周波数変更通知部が前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を通知した際に、通信を行わせるための動作周波数を前記基準動作周波数から前記別の動作周波数に変更して、前記所定の端末との通信を行わさせるように前記通信制御部を制御する動作周波数制御部と、
    他の各端末からの前記通知に基づいて前記別の動作周波数の使用状態を動作周波数管理表に記憶しておく動作周波数管理部とを備えた端末。
  2. 自身の接続を維持するための、同じ動作周波数で接続されている他の全ての端末との物理層レベルのデータ授受により、同じ動作周波数を使用する互いの存在を認識できる接続状態監視部を備え、
    前記所定の端末との通信に使用できる前記別の動作周波数は、互いに周波数帯域の異なる複数の動作周波数であり、
    前記動作周波数制御部は、前記所定の端末との通信が終了した際に、前記通信を行わせるための動作周波数を前記別の動作周波数から前記基準動作周波数に変更する、請求項1に記載の端末。
  3. 前記接続状態監視部は、前記物理層レベルのデータ授受を常時行い、
    前記動作周波数管理部は、前記接続状態監視部によって他の端末の接続状態に変化があったことを検知した場合には、前記動作周波数管理表を更新し、
    前記動作周波数変更通知部は、前記動作周波数制御部が、前記通信を行わせるための動作周波数を前記基準動作周波数に変更した際に、前記基準動作周波数で接続されているいずれかの端末から、前記通信システムにおける前記別の動作周波数の帯域の最新の使用状態を取得する、請求項2に記載の端末。
  4. 前記通信状態検知部は、前記各端末間の通信で使用されている状態を、前記基準動作周波数における物理速度によって検知する、請求項1に記載の端末。
  5. 前記通信状態検知部は、前記各端末間の通信で使用されている状態を、前記所定の端末との前記通信を開始する際に、前記基準動作周波数を用いて他の前記各端末からそれぞれの通信状態を取得することによって検知する、請求項1に記載の端末。
  6. 前記通信状態検知部は、前記各端末間の通信で使用されている状態を、前記基準動作周波数を用いて他の前記各端末からそれぞれの通信状態を定期的に取得することによって検知する、請求項1に記載の端末。
  7. 前記通信状態検知部は、他の端末間との通信を開始する際にその通信を開始する旨、およびその通信を終了した際にその通信を終了した旨を、前記基準動作周波数で接続されている少なくとも通信相手以外の端末に通知し、前記各端末間の通信で使用されている状態を、他の端末から受信したそれらの通知によって検知する、請求項1に記載の端末。
  8. 4台以上の端末が、TV用の放送信号を伝送する同軸ケーブルおよび分配器を介して相互に接続され、前記放送信号の伝送に使用されない基準動作周波数を用いて相互に通信する通信システムであって、
    前記各端末は、
    他の端末との通信を行う通信制御部と、
    前記基準動作周波数の帯域が前記各端末間の通信で使用されている状態を検知する通信状態検知部と、
    他の所定の端末との通信を開始する際に、前記通信状態検知部の検知結果に基いて、前記各端末間の通信で使用されている状態が予め決められた禁止状態にあれば、少なくとも自らが、前記基準動作周波数とは異なる前記放送信号の伝送に使用されない別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を、前記基準動作周波数を用いて少なくとも前記所定の端末以外の他の前記各端末に通知する動作周波数変更通知部と、
    前記動作周波数変更通知部が前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を通知した際に、通信を行わせるための動作周波数を前記基準動作周波数から前記別の動作周波数に変更して、前記所定の端末との通信を行わさせるように前記通信制御部を制御する動作周波数制御部と、
    他の各端末からの前記通知に基づいて前記別の動作周波数の使用状態を動作周波数管理表に記憶しておく動作周波数管理部とを有する、通信システム。
  9. 4台以上の端末が基準動作周波数で相互に通信する通信システムにおける前記端末間の通信方法であって、
    前記各端末において、前記基準動作周波数の帯域が前記各端末間の通信で使用されている状態を検知する通信状態検知ステップと、
    前記各端末において、他の所定の端末との通信を開始する際に、前記通信状態検知ステップにおける検知結果に基いて、前記各端末間の通信で使用されている状態が予め決められた禁止状態にあれば、少なくとも自らが、前記基準動作周波数とは別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を、前記基準動作周波数を用いて少なくとも前記所定の端末以外の他の前記各端末に通知する動作周波数変更通知ステップと、
    前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を通知した前記端末において、通信を行わせるための自身の動作周波数を前記基準動作周波数から前記別の動作周波数に変更して、前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を行う動作周波数制御ステップと、
    前記各端末において、他の端末からの前記通知に基づいて前記別の動作周波数の使用状態を動作周波数管理表に記憶する動作周波数管理ステップと、を備えた通信方法。
  10. 請求項に記載の通信方法の、前記各端末において、前記基準動作周波数の帯域が前記各端末間の通信で使用されている状態を検知する前記通信状態検知ステップ、前記各端末において、他の所定の端末との通信を開始する際に、少なくとも自らが、前記別の動作周波数を用いて前記所定の端末との通信を開始する旨を他の前記各端末に通知する前記動作周波数変更通知ステップ、前記通知をした前記端末において、自身の動作周波数を前記基準動作周波数から前記別の動作周波数に変更して前記所定の端末との通信を行う前記動作周波数制御ステップ、前記各端末において、他の端末からの前記通知に基づいて前記別の動作周波数の使用状態を動作周波数管理表に記憶する前記動作周波数管理ステップを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体。
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