JP4533295B2 - 情報処理装置及びその制御方法、情報処理システム、コンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、情報処理システム、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は情報処理技術に関し、特に外部装置とダイレクトリンクによる無線通信の可否を判定可能な情報処理技術に関する。
従来、無線端末間で通信路を設定するサービスとして、直接接続を提供する無線ダイレクトリンクサービスと、無線アクセスポイント(基地局)を経由する間接接続を提供する無線インダイレクトリンクサービスが知られている。そして、無線ダイレクトリンクサービスと無線インダイレクトリンクサービスとの双方を提供可能な無線通信システムが知られている。
更に、かかる無線通信システムにおいて、通信路の設定時にいずれのサービスを選択するかを決定する手法が知られている。例えば、無線アクセスポイント側からの指示に従い、無線ダイレクトリンクサービスを選択する構成が知られている(特許文献1)。
また、通信中に通信サービスを切り替える技術も知られている。例えば、無線インダイレクトリンクサービスの通信中に、受信側端末にて、送信側端末から基地局経由にて自身宛ての送信データを規定のレベル以上で受信できた場合に、無線ダイレクトリンクサービスの通信に切り替える手法が知られている(特許文献2)。
また、次のような手法も知られている。即ち、まず、無線システムへの接続認証完了後、送信側端末からインダイレクトリンクサービスを利用して通信相手を特定する。そして、相手端末に対してテスト信号を直接送信し、当該テスト信号に対する応答を直接受信した場合に、無線ダイレクトリンクサービスの利用に切換える(特許文献3)。
また、無線端末より、宛先ブロードキャストの探索(プローブ)要求信号を送信し、対応する探索(プローブ)応答信号の中身を見て、無線ダイレクトリンクサービスの利用の可否を判定する手法も知られている(特許文献4)。
特開2005−33536号公報 特開2004−128785号公報 特開2003−348103号公報 特開2003−18234号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成においては、無線ダイレクトリンクサービスの提供を行うためには、システム内の無線端末の位置関係を、無線アクセスポイント(基地局)が、常に正確に把握しておく必要がある。このため、基地局がこのような処理に対応している必要があり、また、基地局の処理が煩雑となってしまう。
また、特許文献2、3に開示された手法においては、無線ダイレクト接続可否の確認以前に通信相手無線端末を確定しておく必要がある。
また、特許文献4に開示された手法においては、探索要求信号の送信元が目的とする通信を行う端末でない場合においても、探索要求信号の受信端末は探索応答信号を返送する必要がある。このため、ネットワークシステム上に不要な通信トラフィックが増加してしまう。
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、無線ダイレクト接続の可否を決定する、基地局処理の拡張と通信相手端末の事前の確定が不要で、通信トラフィック負荷が小さい技術を提供することを目的とする。
本発明によれば、
制御装置によって形成される無線ネットワークと通信する無線通信手段を備える情報処理装置であって、
通信路を利用して前記制御装置を経由した通信を他の情報処理装置と行っている場合において、他の外部装置から送信される通信路の設定要求の受信に応じて、前記無線ネットワークの識別情報を含む探索信号を前記無線通信手段を介して送出する送出手段と、
前記送出手段により送出した前記探索信号に対する前記他の情報処理装置からの応答信号に基づいて、ダイレクトリンクによる通信が可能な情報処理装置を判定する判定手段と、
前記判定手段において前記他の情報処理装置とダイレクトリンクによる通信が可能と判定された場合、前記制御装置を経由した通信をダイレクトリンクによる通信に切り替える通信制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置が提供される。
本発明によれば、無線ダイレクト接続の可否を決定する、基地局処理の拡張と通信相手端末の事前の確定が不要で、通信トラフィック負荷が小さい技術を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<<第1実施形態>>
まず、本実施形態に係るストリームデータ配信システムが有効に機能する構成の概略を説明する。本実施形態では、IEEE 802.11の作業グループTGeにおいて検討中の無線LANを利用したストリームデータ配信システムを用いて説明を行う。なお、この無線LANの規格は、現段階ではドラフト仕様である802.11e/D12が公開されている。
無線LANでは、アクセスポイントの管理の下で通信を行うインフラストラクチャモードと、アクセスポイントの制御によらず、端末間で直接通信を行うアドホックモードがある。また、IEEE802.11e/D12では、インフラストラクチャモードにおいて、端末間で直接通信を行うDLS(Direct Link Set-up)が規定されている。
DLS通信をしようとする端末は、DLS通信が必要になった時に、アクセスポイント経由でDLS通信したい相手端末に接続要求(DLS Request)を送信する。DLS Requestを受信した端末は自身がDLS機能を備えている場合、応答(DLS Response)をアクセスポイント経由で返す。これにより端末間においてDLSの設定が完了する。
ただし、DLS Responseを受信したとしても、端末間の距離や障害物の有無等によっては、実際にDLS通信が可能かどうかは分からない。従って、DLS通信を開始する前に実際にDLS通信か可能か判断する必要がある。そこで、ここからは、DLS通信を開始する前に実際にDLS通信か可能か判断する場合のいくつかの実施形態について説明する。
本実施形態に係る構成には、ストリームメディアサーバー(以下、メディアサーバと呼ぶ)端末とディスプレイ(以下、メディアレンダラと呼ぶ)端末が構成要素として含まれる。以下、メディアサーバ端末からメディアレンダラ端末に対して、AV(Audio, Video)ストリームデータを配信する際に利用する無線リンク形態を、自動的に選択、設定する処理例を含めて説明する。尚、各端末はDLS機能を備えているものとして説明を行う。
尚、無線媒体にアクセスして通信サービスを受ける対象という意味で、無線端末をクライアントとも呼ぶ。また、無線アクセスポイント(Access Point)は基地局とも呼ぶ。
(システム構成)
次に、本実施形態に係るシステム構成について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るシステム構成図である。1はメディアレンダラ端末(QSTA1)、2,3はメディアサーバ端末(QSTA2,QSTA3)、4は無線アクセスポイント(QAP:QoS Access Point)をそれぞれ示している。QSTA1は、QSTA2、3からストリームメディアを受信し、当該メディアをレンダリングしてディスプレイに表示する情報処理装置である。QSTA2、3は、ストリームメディアのデータを保持し、当該メディアをQSTA1に配信する情報処理装置である。QSTA1乃至3は、それぞれ、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)、或いは、携帯電話、PHS、携帯情報端末(PDA)等で実現される。尚、QSTAは、QoS対象のステーションを意味するQoS Stationの略称である。
また、5はQAP4が形成するサービスセット(SS)、6はメディアレンダラ端末1の無線信号到達エリア、7,8はそれぞれメディアサーバ端末2、3の無線信号到達エリアである。本構成例においては、全てのQSTA、即ち、QSTA1乃至3は、SS(Service Set)5のエリア内に存在する。また、QSTA1とQSTA2、QSTA2とQSTA3のDLSの設定は可能であるが、QSTA1とQSTA3のDLSの設定は不可能な位置に、無線端末QSTA1乃至3は存在するものとする。
(メディアレンダラ端末1の構成)
次に、メディアレンダラ端末1の機能構成について図2を参照して説明する。図2は、メディアレンダラ端末1の機能ブロック構成を例示した図である。図2において、200は無線部であり、外部装置と無線信号をやりとりするアンテナ等で実現される。メディアレンダラ端末1は、この無線部200を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
201は通信制御部であり、無線部200の動作を制御して、外部装置とのデータのやり取りを管理する。
202はAV情報のエンコード、デコード、フォーマット変換を司るAV信号処理部である。本実施形態では、AV信号処理を行う専用のLSI等により実現されるものとするが、汎用のCPUが所定のプログラムに従って情報処理装置を制御することにより実現してもよい。
203は表示制御部であり、後述の表示部204の表示を制御する。例えば、グラフィックカードにより実現される。
204は表示部であり、CRTや液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置により実現される。表示部204は、メディアサーバ端末2,3から受け取った画像や、後述の操作部207から入力されたコマンド、コマンドに対する応答出力等を表示する。
205はメディアレンダラ端末1全体の動作を制御するシステム制御部であり、CPUやマザーボード、RAM、ROM等の記憶装置等により実現される。システム制御部205は、所定の記憶装置に格納されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し、RAM等にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
206はDLS可否記憶部であり、メディアレンダラ端末1が、DLSによる通信が可能な端末のMACアドレス等、DLSを行うことができるかを示す情報を記憶する記憶装置として機能する。
207は操作部であり、ユーザからの指示入力を受け付ける。操作部207は、例えば、タッチパネル、テンキー、キーボード等により実現される。
(メディアサーバ端末2,3の構成)
次に、メディアサーバ端末2,3の機能構成について図3を参照して説明する。図3はメディアサーバ端末2,3の機能ブロック構成を例示した図である。300は無線部であり、外部装置と無線信号をやりとりするアンテナ等で実現される。メディアレンダラ端末1は、この無線部300を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
301は通信制御部であり、無線部300の動作を制御して、外部装置とのデータのやり取りを管理する。
302はAV情報のエンコード、デコード、フォーマット変換を司るAV信号処理部である。本実施形態では、AV信号処理を行う専用のLSI等により実現されるものとするが、汎用のCPUが所定のプログラムに従って情報処理装置を制御することにより実現してもよい。
303は記録媒体制御部であり、後述の記録媒体304の動作を制御する。記録媒体制御部303は、例えば、SCSIコントローラや、記録媒体304へのアクセスを実現するための外部記憶ドライブ等により実現される。
304は記録媒体であり、ストリームメディア等を含むデータを記憶する大容量メモリとして機能する。記録媒体303は、例えば、ハードディスク(Hard Disk:HD)や、所定のメディアにより実現される。このようなメディアには、例えば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等が含まれる。
305はメディアサーバ端末2,3全体の動作を制御するシステム制御部であり、CPUやマザーボード、RAM、ROM等の記憶装置等により実現される。システム制御部205は、所定の記憶装置に格納されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し、RAM等にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
306はDLS可否記憶部であり、メディアサーバ端末2,3が、DLSによる通信が可能な端末のMACアドレス等、DLSを行うことができるかを示す情報を記憶する記憶装置として機能する。
307は操作部であり、ユーザからの指示入力を受け付ける。操作部307は、例えば、タッチパネル、テンキー、キーボード等により実現される。
(信号フレームの利用形態)
次に、IEEE802.11e/D12にて規定される信号フレームのサブタイプ毎の利用形態について、図5を参照して説明する。図5はIEEE802.11e/D12にて規定される信号フレームのサブタイプ毎の利用状況一覧を示した図である。即ち、図5は、信号フレームのサブタイプの種類と通信の種類毎に、信号フレームを送信(Transmit)するエンティティと受信(Receive)するエンティティ等の情報が示されている。
図5において、501は、IBSS(Independent Basic Service Set)、即ち、アドホックモードのネットワーク構成におけるサービスセットを意味する。502は、インフラストラクチャモード(インダイレクトリンク)のネットワーク構成におけるサービスセットを意味する。
503はQoS無しの通信モード、504はQoS有りの通信モードを意味する。505は競合期間(Contention Period:CP)、506は非競合期間(Contention Free Period:CFP)を意味する。図中のSTAは端末(Station)、APはアクセスポイント(Access Point)を意味する。QSTAはQoS端末(QoS Station)、QAPはQoSアクセスポイント(QoS Access Point)を意味する。507はフレーム信号フレームのサブタイプの種類を意味する。また、図中のTは送信(Transmit)、Rは受信(Receive)を意味する。
従って、例えば、509のセルは、QoS無しのインダイレクトリンクの通信において、競合期間には、端末が探索(プローブ)要求信号(Probe Request)508を送信することを意味する。また、510は、その送信された探索要求信号(Probe Request)を、アクセスポイントが受信することを意味する。
次に、本実施形態に係る構成における信号フレームのサブタイプ毎の利用形態について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る構成における信号フレームのサブタイプ毎の利用状況一覧を示した図である。
本実施形態に係る構成においては、セル602に探索要求信号(Probe Request)の受信状況(矩形で囲まれたR)が追加されている。また、セル601,603に探索応答信号(Probe Response)の送信状況(矩形で囲まれたT)が追加されている。
(フレームフォーマット)
次に、IEEE802.11e/D12にて規定されるProbe Request、Probe Responseのフレームフォーマットについて、図7を参照して説明する。図7は、IEEE802.11e/D12にて規定されるProbe Request、Probe Responseのフレームフォーマットを模式的に示した図である。
図7において、701は、マネジメントフレームのMACフレーム・フォーマットを示している。マネジメントフレームには、端末が周辺に存在する無線セルの有無を問い合わせるProbe Request、Probe Requestに対して応答するProbe Response、無線セルの存在を報知するためのBeacon等が定義されている。
702は、マネジメントフレーム701におけるフレーム制御(Frame Control)フィールド703を示したものである。フレーム制御フィールド702には、2ビットのタイプ(Type)フィールド704と、4ビットのサブタイプ(Subtype)フィールド705が含まれる。タイプフィールド704の値が”00”であることは、マネジメントフレームであることを意味する。サブタイプフィールド705の値が”0100”であることはProbe Request、”0101”であることはProbe Responseを意味する。マネジメントフレーム701には、宛先アドレスを示すDestination Address711、送信元アドレスを示すSource Address712、送信データが格納されたFrame Body708等のフィールドが定義されている。
706はフレームがProbe Requestの場合のFrame Bodyフィールド708の内容、707はフレームがProbe Responseの場合のFrame Bodyフィールド708の内容を示している。710は、ESS(Extended Service Set)又はIBSSの識別子であるSSID(Service Set ID)である。
次に、Probe Responseの場合のFrame Bodyフィールド707に含まれるCapability Informationフィールド709の内容について、図8を参照して説明する。図8は、Probe ResponseフレームのパラメータであるCapability Informationの内容と、ESS、IBSSフィールドのビットコーディングを示した図である。尚、Probe ResponseのCapability Informationフィールドには、PCF(Point Coordination Function)を行うか否か、暗号化を行うか否か等の各種情報が記述される。
図8において、801はProbe ResponseフレームのパラメータであるCapability Informationの内容を示している。図8のように、Capability Informationフィールドには1ビットのESSフィールド802と1ビットのIBSSフィールド803が含まれる。
IEEE802.11e/D12においては、ESSビットの値が”1”であることは送信元がアクセスポイントであることを意味する。また、IBSSビットの値が”1”であることは送信元がアドホックネットワークを形成する無線端末(ステーション)であることを意味する。即ち、ESS:1,IBSS:0の場合は送信元がアクセスポイント、ESS:0,IBSS:1の場合は送信元がアドホックネットワークを形成している(ビーコンを送信している)無線端末(ステーション)であることを示している。IEEE802.11e/D12においては、ESS:0,IBSS:0、及び、ESS:1,IBSS:1の場合は規定されていない。
本実施形態では、ESS:0,IBSS:0は、送信元がESSにアソシエート中の無線端末(ステーション)であることを意味する。つまり、ESS:0,IBSS:0は、DLSによる通信が可能であることを示す情報としての機能を有する。このような意味づけは、QSTA1乃至3が独自に行うだけであり、QAP4の処理には影響を及ぼさない。このため、既存のアクセスポイント装置を利用して、本実施形態に係るQAP4を構成することができる。尚、本実施形態においても、ESS:1,IBSS:1の場合は利用しない。
(メディア配信処理)
次に、QSTA2(メディアサーバ)又はQSTA3(メディアサーバ)から、QSTA1(メディアレンダラ)に対し、AVストリームデータの配信を開始する際における各無線端末の動作について、図4,9乃至12を参照して説明する。
図4は、無線端末間でダイレクトリンクを用いた通信路設定における処理を示したシーケンスチャートである。図9は、メディアサーバ2,3がProbe Request(探索要求)信号を受信した場合に実行する処理の流れを示したフローチャートである。図10は、メディアレンダラ1がProbe Response(探索応答)信号を受信した場合に実行する処理の流れを示したフローチャートである。図11は、メディアレンダラ1が実行する探索処理の流れを示したフローチャートである。図12は、アクセスポイント経由のインダイレクトリンクを用いた通信路設定における処理を示したシーケンスチャートである。
以下の処理の前提として、無線端末QSTA1乃至3はQAP4にそれぞれアソシエート(接続)している。即ち、無線端末QSTA1乃至3の間には、無線アクセスポイントQAP4を経由する、通常データ通信用の無線通信路が設定されている。このような状況で、QSTA1は、QSTA2又はQSTA3にメディア配信の要求を行う。
まず、QSTA1は、無線アクセスポイントQAP4を経由する、通常データ通信用の無線通信路を介して、各メディアサーバQSTA2、3の情報及び当該サーバに格納されているコンテンツの情報を収集する(401〜404、1201〜1204)。コンテンツの情報には、例えば、コンテンツの識別子、コンテンツのタイトル、コンテンツのビットレート等が含まれる。これにより、QSTA1は、QSTA2,3が提供可能なコンテンツを認識(400、1200)する。また、この処理により、メディアレンダラ端末QSTA1は、ストリームデータ通信用無線通信路の設定対象メディアサーバ端末(QSTA2、QSTA3)の機器識別情報(本実施形態ではMACアドレス)を認識する。
上記のようなコンテンツ/サーバ情報収集の後、無線端末QSTA1は、アクセスが可能なメディアサーバ、取得するコンテンツ等の一覧表示を表示部204に表示する。そして、当該一覧表示を介して、メディアサーバ、コンテンツ等のユーザによる選択を受け付ける。ユーザによりアクセスするメディアサーバ端末として、QSTA2が選択された場合は図4、QSTA3が選択された場合は図12に示したシーケンスに沿って処理を行うことになる。
メディアレンダラ端末QSTA1は、前記提供可能なコンテンツを認識(400、1200)後、図11のフローチャートに従って、メディアサーバ端末を探索する処理を開始する。
まず、ステップS1101において、自身の所属するサービスセットのシステム識別情報(SSID)をセットしたProbe Request信号を送信する。この処理は、図4の411乃至413、図12の1211乃至1213に相当する。QSTA1により送信されたProbe Request信号は、QSTA1の無線信号到達エリア6の範囲に存在する装置が受信することができる。即ち、例えば、412、1212で示したProbe Request信号は、アクセスポイント4を経由せずにQSTA1からQSTA2へ直接伝送される。また、図において点線で示された413、1213は、Probe Request信号がQSTA3には届かないことを示している。また、411乃至413、又は、1211乃至1213は同一の信号の伝搬を示したものである。例えば、412や1212は、QAP4を経由してQSTA2に届いたものではなく、QSTA1から直接受け取ったものであることを示している。
次に、ステップS1102において、QSTA1は、Probe Response受信待ちタイマをセットする。QSTA1は、当該タイマがタイムアップするまで、Probe Response信号(Probe Request信号に対する応答信号)の受信待ちの状態になる。
一方、メディアサーバ端末は、Probe Request信号を受信したことに応じて図9のフローチャートの処理を開始する。本実施形態の例では、各端末は図1に示した位置関係にあり、Probe Request信号を受信可能なメディアサーバ端末は、QSTA1の通信可能範囲6内に存在するQSTA2である。従って、本実施形態の例では、QSTA2が、当該信号の受信に応じて図9のフローチャートに記載の処理を開始する。
まず、ステップS901において、QSTA2は、Probe Request信号からSSIDを抽出する。
次に、ステップS902において、QSTA2は、ステップS901で抽出したSSIDと、QSTA2がアソシエート中のSSIDとが合致するか否かを判定する。合致する場合(ステップS902でYES)はステップS903へ進み、合致しない場合(ステップS902でYES)は1処理単位を終了する。
ステップS903以降では、Contention Period(競合期間)を用いてProbe Response信号を返送する処理を行う。即ち、ステップS903では、Contention Periodにあるか否かを判定する。Contention Periodにある場合(ステップS903でYES)はステップS904へ進み、Contention Periodにない場合(ステップS903でNO)はContention Periodになるまで待機する。
ステップS904では、ESS:0,IBSS:0をセットした、即ち、送信元がESSにアソシエートしている無線端末であることを意味する、Probe Response信号をQSTA1へ送信する。そして、1処理単位を終了する。
メディアレンダラ端末QSTA1の処理(図11)の説明に戻る。QSTA1は、ステップS1102においてセットされた応答待ちタイマがタイムアップするまで、Probe Response信号の受信を受け付ける。Probe Response信号を受信すると、QSTA1は、ステップS1103においてProbe Response受信処理を行う。この処理の詳細は後述する。このように、QSTA1は、通常のQAP4からの応答信号(414、1214)に加えて、QSTA1の通信可能範囲6内に存在し、同一のSSIDでアソシエート中のQSTA2からのProbe Response信号(415、1215)も受信する。応答待ちタイマがタイムアップすると(ステップS1104でYES)、1処理単位を終了する。
次に、Probe Response信号を受信したQSTA1がステップS1103において実行するProbe Response受信処理について、図10を参照して説明する。
まず、ステップS1001において、受信したProbe Response信号からESS、IBSSの各ビットを抽出する。以下、ESS、IBSSの各ビットの値に応じた処理を行う。
次に、ステップS1002において、ESSビットに1がセットされているか否かを判定する。ESSビットに1がセットされている場合(ステップS1002でYES)は、ステップS1007へ進み、アクセスポイントからProbe Response信号を受信した場合に行う通常の処理を実行する。かかる処理は公知であるため、ここでは説明を省略する。ステップS1007の処理の終了後、1処理単位の処理を終了する。一方、ESSビットに1がセットされていない、即ち、0がセットされている場合(ステップS1002でNO)は、ステップS1003へ進む。
ステップS1003では、IBSSビットに1がセットされているか否かを判定する。IBSSビットに1がセットされている場合(ステップS1003でYES)は、ステップS1008へ進む。ステップS1008では、アドホックネットワーク形成無線端末、即ち、IBSSを構成する端末からProbe Response信号を受信した場合に行う通常の処理を実行する。かかる処理は公知であるため、ここでは説明を省略する。ステップS1008の処理の終了後、1処理単位の処理を終了する。一方、IBSSビットに1がセットされていない、即ち、0がセットされている場合(ステップS1003でNO)は、ステップS1004へ進む。
上記のように、ステップS1004へ進むのは、Probe Response信号にESS:0,IBSS:0がセットされている場合である。このため、QSTA1は、受信したProbe Response信号は同一サービスセットのシステム識別情報(SSID)にてアソシエート中の無線端末から送信されたものであると判断する。ステップS1104以降では、Probe Response信号の送信元のアドレスをDLSの利用が可能な無線端末のアドレスとして一時記憶する処理を行う。
ステップS1004では、受信したProbe Response信号の送信元無線端末(QSTA2)との間でDLSを利用したリンクの設定が可能と認識する。
次に、ステップS1005において、Probe Response信号から、送信元のアドレスであるSource Address712を抽出する。
次に、ステップS1006において、ステップS1005で抽出したSource Address712を、DLSの利用が可能な無線端末のアドレスとしてDLS可否記憶部206に一時記憶する。そして、Probe Response受信処理の一処理単位を終了する。
上記のように、Probe Request信号、Probe Response信号の送受信によって、QSTA1は、DLSを利用した通信を行うことが可能な無線端末のアドレスをDLS可否記憶部206に一時記憶する。本実施形態の例では、メディアレンダラ端末1の無線信号到達エリア6に存在するQSTA2のアドレスはDLS可否記憶部206に一時記憶される。これに対し、無線信号到達エリア6の外に存在するQSTA2のアドレスはDLS可否記憶部206には記憶されない。
QSTA1は、コンテンツを保持するメディアサーバ端末の機器識別情報(MACアドレス等)が、DLS可否記憶部206に一時記憶されている場合には、DLSを利用した無線通信路の設定処理を行う。一方、一時記憶されていない場合には、インダイレクトリンクサービスを利用したストリームデータ通信用の無線通信路の設定処理を行う。
例えば、上記の例では、QSTA2のアドレスがDLS可否記憶部206に一時記憶される。このため、QSTA2からコンテンツを受信する場合、QSTA1は、まず、QAP4と通信して、DLSの通信を行うためのTS(Traffic Stream:トラフィックストリーム)を設定する(420乃至422)。そして、QAP4経由でQSTA2と通信し(431乃至434)、QSTA2のMACにDLSを設定する(430)。次に、QSTA2との直接の通信により、DLS Join(435)、TS配信の開始(423)の処理を行った後、TSによるストリームメディア配信を受信する(424)。
一方、QSTA3からコンテンツを受信する場合は、QAP4経由のインダイレクトリンクサービスを利用したストリームデータ通信用の無線通信路の設定処理を行う(1220乃至1226)。そして、TS配信の開始(1227)の処理を行った後、QPA4を経由したTSによるストリームメディア配信を受信する(1228,1229)。
上記のように、本実施形態に係る構成においては、Probe Request信号を受信した無線端末は、その応答として送信元がESSでアソシエート中の端末であることを示す情報を含むProbe Response信号を返送する。このようなProbe Response信号を返送可能な端末は、Probe Request信号の送信元の端末とDLSによる通信が可能な端末である。このため、Probe Request信号の送信元の端末は、受信したProbe Response信号を解析してESSでアソシエート中の端末であることを示す情報の有無を調べることで、DLSによる通信が可能な端末を検出することができる。
上記から明らかなように、DLSによる通信が可能な端末の検出に直接QAP4は関与しないため、このような処理は無線端末側のみの機能追加で実現可能である。また、Probe Request信号の受信端末はSSIDが合致した場合にのみProbe Response信号を返送するため、システム上不要な探索(プローブ)応答信号の送信による通信トラフィックの増加を防ぐことが可能となる。
なお、上記の構成においては、コンテンツ/サーバ情報収集の後に、Probe Request信号、Probe Response信号の送受信によるDLS通信が可能な端末の検出を行っているが、これに限られない。即ち、DLS通信が可能な端末の検出処理を先に行ってからコンテンツ/サーバ情報収集を行うようにしてもよい。このように、本実施形態に係る構成においては、事前に通信相手となる無線端末を確定しておく必要がない。
また、上記の例では、メディアレンダラ端末がDLSによる通信が可能な端末を検出する場合について説明したが、これに限られない。例えば、メディアサーバ端末がDLSによる通信が可能な端末を検出するようにしてもよい。
<<第2実施形態>>
第1実施形態では、QAP4が形成するサービスセット(SS)に1つのメディアレンダラ端末と複数のメディアサーバ端末が存在し、メディアレンダラ端末が再生可能なコンテンツ/サーバを検索する場合における処理について説明した。本実施形態では、QAP4が形成するサービスセット(SS)に複数のメディアレンダラ端末と複数のメディアサーバ端末が存在する。そして、既にある組合せのメディアサーバ端末とメディアレンダラ端末によって無線通信リソースを利用中の状態に、別のメディアレンダラ端末が新たに再生可能なコンテンツ/サーバを検索する。本実施形態では、かかる検索において利用中の無線通信リソースに関する情報を使用し、検索結果に反映させる。
(システム構成)
図13は、本実施形態に係るシステム構成を示した図である。1、9はメディアレンダラ端末(QSTA1、QSTA4)、2、3はメディアサーバ端末(QSTA2,QSTA3)、4は無線アクセスポイント(QAP)をそれぞれ示している。また、5は前記無線アクセスポイントの形成するサービスセット(SS)、6はメディアレンダラ端末QSTA1の無線信号到達エリア、7はメディアサーバ端末2,3の無線信号到達エリア、8はメディアレンダラ端末QSTA2の無線信号到達エリアである。
本構成例においては、QSTA1とQSTA2、QSTA1とQSTA3、QSTA2とQSTA4、QSTA3とQSTA4のDLSの設定は可能であるが、QSTA1とQSTA4のDLSの設定は不可能な位置に無線端末は存在するものとする。また、QSTA3とQSTA4の間で、DLSを利用したAV(Audio, Video)ストリームデータを配信(SD(Standard Density)映像)しているものとする。
なお、QSTA2及び3に係る通信能力は、SD映像を同時に複数の無線端末へ配信することはできる。しかし、HD(High Density)映像は、他にメディアデータ等の通信を行っていない状態において1つの無線端末へしか配信することができない程度であるものとする。従って、QSTA3に係る残余の通信能力によれば、SD映像をさらに別の端末へ配信することはできるが、HD(High Density)映像を更に別の端末へ配信することはできない。また、各端末の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(フレームフォーマット)
本実施形態に係る構成においては、Probe Response信号に含まれるQBSS Loadフィールドの、Available Admission Capacityフィールドの値を利用する。そこで、これらのフィールドについて、図14を参照して説明する。図14は、IEEE802.11e/D12にて規定されるProbe Request、Probe Responseのフレームフォーマットにおける、QBSS Load情報要素の詳細を示した図である。
図14において、1401は、QBSS Loadフィールドであり、当該QBSS Loadフィールド1401に、Available Admission Capacityフィールド1402が含まれる。その他の図7と同じ符号が付された箇所は図7と同様の構成要素を示しており、説明を省略する。
情報要素の“Available Admission Capacity”は、送信元が、基地局、或いはアドホックネットワークを形成する無線端末の場合には、メディア残存量、即ち、残余の通信能力を示すパラメータが通知されている。メディア残存量は、各々の端末が形成するサービスセットにて利用可能な無線通信リソース量の目安として、通信制御に利用することができる。このため、本実施形態において、探索応答信号(Probe Response)の送信の際(送信元が無線端末の場合)にも、無線端末自身での利用可能なメディア残存量を通知するために利用する。なお、“Available Admission Capacity”の代わりに、或いは、合わせて、更に転送可能なビットレート等の情報を利用するようにしてもよい。
(メディア配信処理)
次に、QSTA2(メディアサーバ)又はQSTA3(メディアサーバ)と、QSTA1(メディアレンダラ)との間で、再生可能なコンテンツ/サーバを検索する際の各無線端末の動作について、図15乃至17を参照して説明する。
図15は、再生可能なコンテンツ/サーバの検索における処理を示したシーケンスチャートである。図16は、メディアレンダラ1がProbe Response(探索応答)信号を受信した場合に実行する処理の流れを示したフローチャートである。図17は、前記検索結果のディスプレイ上への表示例を模式的に示した図である。また、Probe Request受信処理、探索処理は、図9、11を参照して説明する。
本実施形態では、Probe Request信号、Probe Response信号の送受信後、コンテンツ/サーバ情報の収集の処理を行う。
まず、ステップS1101において、自身の所属するサービスセットのシステム識別情報(SSID)をセットしたProbe Request信号を、電波の届く範囲の全ての端末、アクセスポイント等へ送信する。この処理は、図15の1501乃至1503に相当する。QSTA1により送信されたProbe Request信号は、QSTA1の無線信号到達エリア6の範囲に存在する装置、即ち、アクセスポイント4、QSTA2,3が受信することができる。なお、1501乃至1503は同一の信号の伝搬を示したものである。例えば、1502は、QAP4を経由してQSTA2に届いたものではなく、QSTA1から直接受け取ったものであることを示している。
次に、ステップS1102において、QSTA1は、Probe Response受信待ちタイマをセットする。QSTA1は、当該タイマがタイムアップするまで、Probe Response信号(Probe Request信号に対する応答信号)の受信待ちの状態になる。
一方、メディアサーバ端末は、Probe Request信号を受信したことに応じて、第1実施形態と同様に、図9のフローチャートの処理を開始する。本実施形態の例では、各端末は図13に示した位置関係にあり、Probe Request信号を受信可能なメディアサーバ端末は
QSTA2,3である。従って、本実施形態の例では、QSTA2、3が、当該信号の受信に応じて図9のフローチャートに記載の処理を開始する。
まず、ステップS901において、QSTA2,3は、Probe Request信号からSSIDを抽出する。
次に、ステップS902において、QSTA2,3は、ステップS901で抽出したSSIDと、QSTA2,3がアソシエート中のSSIDとが合致するか否かを判定する。合致する場合(ステップS902でYES)はステップS903へ進み、合致しない場合(ステップS902でYES)は1処理単位を終了する。
ステップS903以降では、Contention Period(競合期間)を用いてProbe Response信号を返送する処理を行う。即ち、ステップS903では、Contention Periodにあるか否かを判定する。Contention Periodにある場合(ステップS903でYES)はステップS904へ進み、Contention Periodにない場合(ステップS903でNO)はContention Periodになるまで待機する。
ステップS904では、Probe Response信号を生成してQSTA1へ送信する。Probe Response信号を生成時においては、ESS:0,IBSS:0、即ち、送信元がESSにアソシエートしている無線端末であることを意味する情報をProbe Response信号にセットする。また、送信元の残余の通信能力を示すパラメータである“Available Admission Capacity”の情報をProbe Response信号にセットする。その他必要な情報をセットして、Probe Response信号を生成し、QSTA1へ送信する。そして、1処理単位を終了する。
メディアレンダラ端末QSTA1の処理(図11)の説明に戻る。QSTA1は、ステップS1102においてセットされた応答待ちタイマがタイムアップするまで、Probe Response信号の受信を受け付ける。Probe Response信号を受信すると、QSTA1は、ステップS1103においてProbe Response受信処理を行う。この処理の詳細は後述する。このように、QSTA1は、通常のQAPからの応答信号(1504)に加えて、QSTA1の通信可能範囲6内に存在し、同一のSSIDでアソシエート中のQSTA2,3からのProbe Response信号(1505、1506)も受信する。応答待ちタイマがタイムアップすると(ステップS1104でYES)、1処理単位を終了する。
次に、Probe Response信号を受信したQSTA1がステップS1103において実行するProbe Response受信処理について、図16を参照して説明する。図16は、Probe Response受信処理の流れを示したフローチャートである。
まず、ステップS1601において、受信したProbe Response信号からESS、IBSSの各ビットを抽出する。以下、ESS、IBSSの各ビットの値に応じた処理を行う。
次に、ステップS1602において、ESSビットに1がセットされているか否かを判定する。ESSビットに1がセットされている場合(ステップS1602でYES)は、ステップS1607へ進み、アクセスポイントからProbe Response信号を受信した場合に行う通常の処理を実行する。かかる処理は公知であるため、ここでは説明を省略する。ステップS1607の処理の終了後、1処理単位の処理を終了する。一方、ESSビットに1がセットされていない、即ち、0がセットされている場合(ステップS1602でNO)は、ステップS1603へ進む。
ステップS1603では、IBSSビットに1がセットされているか否かを判定する。IBSSビットに1がセットされている場合(ステップS1603でYES)は、ステップS1608へ進む。ステップS1608では、アドホックネットワーク形成無線端末、即ち、IBSSを構成する端末からProbe Response信号を受信した場合に行う通常の処理を実行する。かかる処理は公知であるため、ここでは説明を省略する。ステップS1608の処理の終了後、1処理単位の処理を終了する。一方、IBSSビットに1がセットされていない、即ち、0がセットされている場合(ステップS1603でNO)は、ステップS1604へ進む。
上記のように、ステップS1604へ進むのは、Probe Response信号にESS:0,IBSS:0がセットされている場合である。このため、QSTA1は、受信したProbe Response信号は同一サービスセットのシステム識別情報(SSID)にてアソシエート中の無線端末から送信されたものであると判断する。ステップS1104以降では、Probe Response信号の送信元のアドレスをDLSの利用が可能な無線端末のアドレスとして一時記憶する処理を行う。
ステップS1604では、受信したProbe Response信号の送信元無線端末(QSTA2,3)との間でDLSを利用したリンクの設定が可能と認識する。
次に、ステップS1605において、Probe Response信号から、送信元のアドレスであるSource Address712を抽出する。
次に、ステップS1606において、ステップS1605で抽出したSource Address712を、DLSの利用が可能な無線端末のアドレスとしてDLS可否記憶部206に一時記憶する。さらに、Probe Response信号から、“Available Admission Capacity”1402の値を抽出し、Source Address712と関連づけてDLS可否記憶部206に一時記憶する。そして、Probe Response受信処理の一処理単位を終了する。
上記のように、Probe Request信号、Probe Response信号の送受信によって、QSTA1は、DLSを利用した通信を行うことが可能な無線端末のアドレスとメディア残存量を取得し、DLS可否記憶部206に一時記憶する。これにより、無線端末毎のメディア残存量の事前検知(1500)が可能となる。
上記の処理の後、QSTA1は、無線アクセスポイントQAP4を経由する、通常データ通信用の無線通信路を介して、各メディアサーバQSTA2、3の情報及び当該サーバに格納されているコンテンツの情報を収集する(1511〜1514)。コンテンツの情報には、例えば、コンテンツの識別子、コンテンツのタイトル、コンテンツのビットレート等が含まれる。これにより、QSTA1は、QSTA2,3が提供可能なコンテンツと、各コンテンツのビットレート等の情報を取得する(1510)。
上記のようなコンテンツ/サーバ情報収集の後、無線端末QSTA1は、アクセスが可能なメディアサーバ、取得するコンテンツ等の一覧表示を表示部204に表示する。本実施形態では、DLS可否記憶部206に記憶された残存メディア量に基づいて、表示内容を制御する。
即ち、QSTA1は、DLS可否記憶部206に記憶された“Available Admission Capacity”の値を参照し、各メディアサーバ端末が提供可能な残余の通信能力を認識する。そして、認識した通信能力とコンテンツのビットレートとの比較に基づいて、メディアサーバ端末が提供できないビットレートのコンテンツには配信できないことを示す情報を付加して一覧表示する。例えば、本実施形態の例では、QSTA2は、HD映像を配信することができるが、QSTA3は、SD映像を更に配信することはでき、HD映像を更に配信することはできない。このことをユーザが理解できるような情報を表示部204に表示する。
図17は、メディアサーバ、コンテンツ等の一覧表示を例示的に示した図である。
図17において、1701乃至1704は、QSTA1に配信可能なコンテンツの情報を一覧表示する領域である。ただし、1701,1702は、QSTA2が配信するコンテンツの情報、1703,1704は、QSTA3が配信するコンテンツの情報である。1706のように、各メディアサーバ端末は、同一のコンテンツについてHD、SD、MPEG4のフォーマットデータを保持している。1705は、HDのコンテンツを配信できないことを示すアイコンである。アイコン1705は、“Available Admission Capacity”の値に基づいてQSTA1により表示制御される。ユーザは、このアイコンにより配信できないコンテンツを一見して把握することができる。
上記のように、本実施形態に係る構成においては、Probe Request信号を受信した無線端末は、当該端末が有する残余の通信能力を示す情報を含むProbe Response信号を返送する。このため、Probe Request信号の送信元の端末は、受信したProbe Response信号を解析してDLSによる通信が可能な端末を検出することができるだけでなく、当該端末の残余の通信能力を示す情報を取得することができる。従って、本実施形態に係る構成によれば、第1実施形態に係る構成の効果に加えて、通信能力を示す情報に基づいて、例えば、配信可能なコンテンツの一覧表示に反映させることができる。
<<第3実施形態>>
本実施形態においては、メディアレンダラ端末の移動に応じてストリームデータ通信用通信路の設定を、インダイレクトリンクによるものからダイレクトリンクによるものへ、自動的に切り替える処理について説明する。より具体的には、インダイレクトリンクによってストリームデータ通信用通信路の設定が行われているメディアレンダラ端末が、ダイレクトリンクによるストリームデータ通信用通信路の設定可能位置に移動したことを自動的に検知する。そして、自律的にインダイレクトリンク(インフラストラクチャ)からダイレクトリンク(DLS)に切換える処理について説明する。
(システム構成)
図18は、本実施形態に係るシステム構成を示した図である。1はメディアレンダラ端末(QSTA1)、2、3はメディアサーバ端末(QSTA2,QSTA3)、4は無線アクセスポイント(QAP)をそれぞれ示している。また、5は前記無線アクセスポイントの形成するサービスセット(SS)、6はメディアレンダラ端末QSTA1の無線信号到達エリア、7,8はそれぞれメディアサーバ端末2,3の無線信号到達エリアである。本構成例においては、インダイレクトリンク通信路にてQSTA1がQSTA3から情報配信を受けている状態において、メディアサーバ端末QSTA3の無線信号到達エリア8内に、QSTA1が移動する場合について例示的に説明する。なお、移動後のQSTA1は、メディアサーバ端末2の無線信号到達エリア7内にも存在するものとする。また、各端末の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(メディア配信処理)
次に、上記移動に伴う、ストリームデータ通信用通信路の切換えにおける各無線端末の動作について、図19を参照して説明する。図19は、ストリームデータ通信用通信路の切換えにおける処理を示したシーケンスチャートである。また、Probe Request受信処理、Probe Response受信処理、探索処理は、図9乃至11を参照して説明する。
1901、1902に示すように、メディアレンダラ端末QSTA1は、メディアサーバ端末QSTA3から配信されるストリームデータを、インダイレクトリンク(インフラストラクチャ)にて受信している。
そして、メディアレンダラ端末QSTA1は、当該メディアレンダラ端末QSTA1が移動したことの検出を契機として、メディアサーバ端末の探索処理を開始する。移動の検出は、例えば、インダイレクトリンクにて利用中の無線回線品質において、予め定められた値以上の変動幅で変動が観察されたことに基づいて行う。かかる無線回線品質には、例えば、電波強度を示すRSSI(Received Signal Strength Indicator)等が含まれる。これは、無線通信中に端末が移動すると機器間(アクセスポイントを含む)の位置関係が変化し、これにより無線回線品質が変化することに基づくものである。変動幅が予め定められた値以上の変動が所定の時間以上継続したことに基づいて移動を検出するようにしてもよい。また、移動の検出は、例えば、GPSや所定の加速度検出器等を用いて、又は、これらの組合せによって行ってもよい。
メディアレンダラ端末QSTA1による、メディアサーバ端末の探索処理は、第1実施形態に係る構成と同様に、図11に示したフローチャートに基づいて行う。
まず、ステップS1101において、自身の所属するサービスセットのシステム識別情報(SSID)をセットしたProbe Request信号を、電波の届く範囲の全ての端末、アクセスポイント等へ送信する。この処理は、図19の1911乃至1913に相当する。QSTA1により送信されたProbe Request信号は、QSTA1の無線信号到達エリア6の範囲に存在する装置が受信することができる。なお、1901乃至1903は同一の信号の伝搬を示したものである。例えば、1902は、QAP4を経由してQSTA2に届いたものではなく、QSTA1から直接受け取ったものであることを示している。
次に、ステップS1102において、QSTA1は、Probe Response受信待ちタイマをセットする。QSTA1は、当該タイマがタイムアップするまで、Probe Response信号(Probe Request信号に対する応答信号)の受信待ちの状態になる。
一方、メディアサーバ端末は、Probe Request信号を受信したことに応じて図9のフローチャートの処理を開始する。本実施形態の例では、移動後のQSTA1は、メディアサーバ端末2の無線信号到達エリア7、及び、メディアサーバ端末3の無線信号到達エリア8の両方に含まれる位置に存在する。従って、Probe Request信号を受信可能なメディアサーバ端末は、QSTA2,3である。従って、本実施形態の例では、QSTA2,3が、当該信号の受信に応じて図9のフローチャートに記載の処理を開始する。
まず、ステップS901において、QSTA2,3は、Probe Request信号からSSIDを抽出する。
次に、ステップS902において、QSTA2,3は、ステップS901で抽出したSSIDと、QSTA2,3がアソシエート中のSSIDとが合致するか否かを判定する。合致する場合(ステップS902でYES)はステップS903へ進み、合致しない場合(ステップS902でYES)は1処理単位を終了する。
ステップS903以降では、Contention Period(競合期間)を用いてProbe Response信号を返送する処理を行う。即ち、ステップS903では、Contention Periodにあるか否かを判定する。Contention Periodにある場合(ステップS903でYES)はステップS904へ進み、Contention Periodにない場合(ステップS903でNO)はContention Periodになるまで待機する。
ステップS904では、ESS:0,IBSS:0をセットした、即ち、送信元がESSにアソシエートしている無線端末であることを意味する、Probe Response信号をQSTA1へ送信する。そして、1処理単位を終了する。
メディアレンダラ端末QSTA1の処理(図11)の説明に戻る。QSTA1は、ステップS1102においてセットされた応答待ちタイマがタイムアップするまで、Probe Response信号の受信を受け付ける。Probe Response信号を受信すると、QSTA1は、ステップS1103においてProbe Response受信処理を行う。この処理の詳細は後述する。このように、QSTA1は、通常のQAPからの応答信号(1914)に加えて、QSTA1の通信可能範囲6内に存在し、同一のSSIDでアソシエート中のQSTA2,3からのProbe Response信号(1915,1916)も受信する。応答待ちタイマがタイムアップすると(ステップS1104でYES)、1処理単位を終了する。
次に、Probe Response信号を受信したQSTA1がステップS1103において実行するProbe Response受信処理について、図10を参照して説明する。
まず、ステップS1001において、受信したProbe Response信号からESS、IBSSの各ビットを抽出する。以下、ESS、IBSSの各ビットの値に応じた処理を行う。
次に、ステップS1002において、ESSビットに1がセットされているか否かを判定する。ESSビットに1がセットされている場合(ステップS1002でYES)は、ステップS1007へ進み、アクセスポイントからProbe Response信号を受信した場合に行う通常の処理を実行する。かかる処理は公知であるため、ここでは説明を省略する。ステップS1007の処理の終了後、1処理単位の処理を終了する。一方、ESSビットに1がセットされていない、即ち、0がセットされている場合(ステップS1002でNO)は、ステップS1003へ進む。
ステップS1003では、IBSSビットに1がセットされているか否かを判定する。IBSSビットに1がセットされている場合(ステップS1003でYES)は、ステップS1008へ進む。ステップS1008では、アドホックネットワーク形成無線端末、即ち、IBSSを構成する端末からProbe Response信号を受信した場合に行う通常の処理を実行する。かかる処理は公知であるため、ここでは説明を省略する。ステップS1008の処理の終了後、1処理単位の処理を終了する。一方、IBSSビットに1がセットされていない、即ち、0がセットされている場合(ステップS1003でNO)は、ステップS1004へ進む。
上記のように、ステップS1004へ進むのは、Probe Response信号にESS:0,IBSS:0がセットされている場合である。このため、QSTA1は、受信したProbe Response信号は同一サービスセットのシステム識別情報(SSID)にてアソシエート中の無線端末から送信されたものであると判断する。ステップS1104以降では、Probe Response信号の送信元のアドレスをDLSの利用が可能な無線端末のアドレスとして一時記憶する処理を行う。
ステップS1004では、受信したProbe Response信号の送信元無線端末(QSTA2,3)との間でDLSを利用したリンクの設定が可能と認識する。
次に、ステップS1005において、Probe Response信号から、送信元のアドレスであるSource Address712を抽出する。
次に、ステップS1006において、ステップS1005で抽出したSource Address712を、DLSの利用が可能な無線端末のアドレスとしてDLS可否記憶部206に一時記憶する。そして、Probe Response受信処理の一処理単位を終了する。
上記のような処理の後、QSTA3の機器識別情報(MACアドレス等)がDLSの利用が可能な無線端末のアドレスとしてDLS可否記憶部206に一時記憶されている場合には、DLSを利用したストリームデータ通信用通信路の再設定処理を行う。即ち、QSTA1は、まず、QAP4経由でQSTA3と通信し(1921乃至1924)、QSTA3のMACにDLSを設定する(1920)。次に、QAP4と通信して、DLSの通信を行うためのTS(Traffic Stream:トラフィックストリーム)を設定する(1930乃至1932)。次に、QSTA3との直接の通信により、TSによるストリームメディア配信を受信する(1903)。なお、DLSによる通信に切替わったことにより、QSTA3はそれまでQAPとの通信用に割当てられていたTSが不要となるので、QAPに対してTSの開放を要求する(1926)。
一方、QSTA3の機器識別情報(MACアドレス等)がDLSの利用が可能な無線端末のアドレスとしてDLS可否記憶部206に一時記憶されていない場合には、QAP4を経由した通信によりストリームメディア配信を継続する。
上記のように、本実施形態に係る構成においては、ストリームデータの通信中でも、無線ダイレクト接続可否を、第1,第2実施形態に係る構成と同一の手順で検出する。そして、DLSによる通信が可能と検出された場合は、無線端末間におけるストリームデータ配信のための通信を、使用する無線リソースの少ないDLSを利用したものに自律的に切換える。これにより、本実施形態に係る構成によれば、限りある無線メディアリソースを効率的に利用することが可能となる。
なお、通信経路を切り替える際に、切り替えの直前までに配信したメディアデータの時間的な位置情報をいずれかの端末で保持しておき、通信経路の切り替え後に、この位置情報で示される箇所から配信を再開するように構成することができる。このような位置情報にはメディアデータのフレーム番号や再生時間等が含まれる。例えば、メディアサーバ端末において、通信路の切り替え直前までに配信したメディアのフレーム番号を保持しておき、通信路の切り替え後に、保持されたフレーム番号の次のフレームから配信を再開するように構成することができる。このように構成することにより、メディア再生の品質を大きく損なうことなく、通信路を切り替えてシームレスな通信を行うことができる。
また、上記においては、所定のイベントを契機としてインダイレクト通信からDLSによる通信に切り替える構成について説明したが、同様の手法によりDLSによる通信からインダイレクト通信に切り替える構成をとることも可能である。例えば、DLSによるストリームデータの通信中に、上記と同様の手法によりQSTA1の移動を検出し、当該検出を契機として無線ダイレクト接続可否の検出処理を開始する。そして、無線ダイレクト接続が困難と判定された場合は、DLSによる通信からインダイレクト通信に切り替える処理を行う。このような処理を行うことにより、端末の移動に伴いDLSによる通信が行えなくなった場合にも、ストリームデータの配信を切断することなく継続することが可能となる。
<<第4実施形態>>
第3実施形態においては、メディアレンダラ端末の移動に応じてストリームデータ通信用通信路の設定を、インダイレクトリンクによるものからダイレクトリンクによるものへ、自動的に切り替える構成について説明した。しかし、リンクの切り替えの契機となるイベントは、メディアレンダラ端末の移動に基づくものだけではない。
本実施形態では、メディアサーバ端末とメディアレンダラ端末が、互いにDLSによる通信が可能な位置にありながら、アクセスポイント(基地局)経由のインダイレクトリンクによる通信でストリームデータ配信を行っている状況を想定する。このような状況において、このメディアレンダラ端末に対して、DLSが不可能な位置関係の別のメディアサーバ(本実施形態ではカムコーダ)が、新たに基地局経由のインダイレクトリンクによるストリームデータ通信用通信路の設定要求を行う。インダイレクトリンクによる通信でストリームデータ配信を行っていた、メディアサーバ端末とメディアレンダラ端末は、新たな設定要求を契機として自律的にインダイレクトリンクによる通信からDLSによる通信に切換える。即ち、本実施形態では、別のメディアサーバ端末からのストリームデータ通信用通信路の設定要求を、リンクの切り替えの契機となるイベントとする構成について説明する。
(システム構成)
図20は、本実施形態に係るシステム構成を示した図である。1はメディアレンダラ端末(QSTA1)、2、3はメディアサーバ端末(QSTA2,QSTA3)、4は無線アクセスポイント(QAP)をそれぞれ示している。また、5は前記無線アクセスポイントの形成するサービスセット(SS)、6はメディアレンダラ端末QSTA1の無線信号到達エリア、7,8はそれぞれメディアサーバ端末2,3の無線信号到達エリアである。本構成例においては、全てのQSTA、即ち、QSTA1乃至3は、SS(Service Set)5のエリア内に存在する。また、QSTA1とQSTA2、QSTA2とQSTA3のDLSの設定は可能であるが、QSTA1とQSTA3のDLSの設定は不可能な位置に、無線端末QSTA1乃至3は存在するものとする。なお、各端末の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(メディア配信処理)
次に、メディアサーバ端末QSTA2,3と、メディアレンダラ端末QSTA1との間で、ストリームデータ通信用通信路の切換え処理を行う場合における各無線端末の動作について、図21、22を参照して説明する。図21は、ストリームデータ通信用通信路の切換えにおける処理を示したシーケンスチャートである。図22は、図21に示した処理に後続するストリームデータ通信用通信路の切換えにおける処理を示したシーケンスチャートである。また、Probe Request受信処理、Probe Response受信処理、探索処理は、図9乃至11を参照して説明する。
2001、2002に示すように、メディアレンダラ端末QSTA1は、メディアサーバ端末QSTA3から配信されるストリームデータを、インダイレクトリンク(インフラストラクチャ)にて受信している。
ここで、新たに、メディアサーバ(カムコーダ)端末QSTA3からメディアレンダラ端末QSTA1へ、録画済み映像を配信するために、端末QSTA3が、ストリームデータ通信用通信路の設定処理を起動したものとする。この設定処理は、第1実施形態と同様の手順により実行される。即ち、メディアサーバ端末QSTA3は、図11のフローチャートに基づいて処理を実行する。
まず、ステップS1101において、QSTA3は、自身の所属するサービスセットのシステム識別情報(SSID)をセットしたProbe Request信号を、電波の届く範囲の全ての端末、アクセスポイント等へ送信する。この処理は、図21の2101乃至2103に相当する。QSTA3により送信されたProbe Request信号は、QSTA3の無線信号到達エリア8の範囲に存在する装置が受信することができる。なお、2101乃至2103は同一の信号の伝搬を示したものである。例えば、2102は、QSTA3から直接受け取ったものであることを示している。2301乃至2303も同様である。
次に、ステップS1102において、QSTA3は、Probe Response受信待ちタイマをセットする。QSTA3は、当該タイマがタイムアップするまで、Probe Response信号(Probe Request信号に対する応答信号)の受信待ちの状態になる。
一方、Probe Request信号を受信した装置は、当該受信に応じて図9のフローチャートの処理を開始する。本実施形態の例では、各端末は図20に示した位置関係にあり、Probe Request信号を受信可能なメディアサーバ端末は、QSTA3の通信可能範囲8内に存在するQSTA2である。従って、本実施形態の例では、QSTA2が、当該信号の受信に応じて図9のフローチャートに記載の処理を開始する。
まず、ステップS901において、QSTA2は、Probe Request信号からSSIDを抽出する。
次に、ステップS902において、QSTA2は、ステップS901で抽出したSSIDと、QSTA2がアソシエート中のSSIDとが合致するか否かを判定する。合致する場合(ステップS902でYES)はステップS903へ進み、合致しない場合(ステップS902でYES)は1処理単位を終了する。
ステップS903以降では、Contention Period(競合期間)を用いてProbe Response信号を返送する処理を行う。即ち、ステップS903では、Contention Periodにあるか否かを判定する。Contention Periodにある場合(ステップS903でYES)はステップS904へ進み、Contention Periodにない場合(ステップS903でNO)はContention Periodになるまで待機する。
ステップS904では、ESS:0,IBSS:0をセットした、即ち、送信元がESSにアソシエートしている無線端末であることを意味する、Probe Response信号をQSTA1へ送信する。そして、1処理単位を終了する。
上記のように、メディアサーバ端末は、ステップS901で抽出したSSIDと、自身がアソシエート中のSSIDとが合致する場合にのみProbe Response信号を返送する。このため、不要なProbe Response信号による通信トラフィックの増加を防ぐことができる。
メディアレンダラ端末QSTA3の処理(図11)の説明に戻る。QSTA3は、ステップS1102においてセットされた応答待ちタイマがタイムアップするまで、Probe Response信号の受信を受け付ける。Probe Response信号を受信すると、QSTA3は、ステップS1103においてProbe Response受信処理を行う。この処理の詳細は後述する。このように、QSTA3は、通常のQAPからの応答信号(2105)に加えて、QSTA3の通信可能範囲8内に存在し、同一のSSIDでアソシエート中のQSTA2からのProbe Response信号(2104)も受信する。応答待ちタイマがタイムアップすると(ステップS1104でYES)、1処理単位を終了する。
次に、Probe Response信号を受信したQSTA3がステップS1103において実行するProbe Response受信処理について、図10を参照して説明する。
まず、ステップS1001において、受信したProbe Response信号からESS、IBSSの各ビットを抽出する。以下、ESS、IBSSの各ビットの値に応じた処理を行う。
次に、ステップS1002において、ESSビットに1がセットされているか否かを判定する。ESSビットに1がセットされている場合(ステップS1002でYES)は、ステップS1007へ進み、アクセスポイントからProbe Response信号を受信した場合に行う通常の処理を実行する。かかる処理は公知であるため、ここでは説明を省略する。ステップS1007の処理の終了後、1処理単位の処理を終了する。一方、ESSビットに1がセットされていない、即ち、0がセットされている場合(ステップS1002でNO)は、ステップS1003へ進む。
ステップS1003では、IBSSビットに1がセットされているか否かを判定する。IBSSビットに1がセットされている場合(ステップS1003でYES)は、ステップS1008へ進む。ステップS1008では、アドホックネットワーク形成無線端末、即ち、IBSSを構成する端末からProbe Response信号を受信した場合に行う通常の処理を実行する。かかる処理は公知であるため、ここでは説明を省略する。ステップS1008の処理の終了後、1処理単位の処理を終了する。一方、IBSSビットに1がセットされていない、即ち、0がセットされている場合(ステップS1003でNO)は、ステップS1004へ進む。
上記のように、ステップS1004へ進むのは、Probe Response信号にESS:0,IBSS:0がセットされている場合である。このため、QSTA3は、受信したProbe Response信号は同一サービスセットのシステム識別情報(SSID)にてアソシエート中の無線端末から送信されたものであると判断する。ステップS1104以降では、Probe Response信号の送信元のアドレスをDLSの利用が可能な無線端末のアドレスとして一時記憶する処理を行う。
ステップS1004では、受信したProbe Response信号の送信元無線端末(QSTA2)との間でDLSを利用したリンクの設定が可能と認識する。
次に、ステップS1005において、Probe Response信号から、送信元のアドレスであるSource Address712を抽出する。
次に、ステップS1006において、ステップS1005で抽出したSource Address712を、DLSの利用が可能な無線端末のアドレスとしてDLS可否記憶部206に一時記憶する。そして、Probe Response受信処理の一処理単位を終了する。
上記の処理により、メディアサーバ端末QSTA3は、メディアレンダラ端末QSTA1へのDLSを利用したストリームデータ通信用の無線通信路の設定は不可能と判断する。そこで、QAP4経由のインダイレクトリンクサービスを利用したストリームデータ通信用の無線通信路の設定処理を行う(2201〜2203)。
新たな端末(QSTA3)からのQAP4経由のインダイレクトリンクサービスを利用した無線通信路の設定要求を受付けたQSTA1は、第1乃至第3実施形態と同様に、DLSによる通信を行える通信路の探索処理を開始する(2300乃至2306)。即ち、Probe Request信号、Probe Response信号の送受信に基づく探索処理を行う。この処理の詳細は、上述したものと同様であるため、省略する。
この探索処理の結果、インダイレクトリンクサービスによりストリームデータを受信中のQSTA2とDLSによる通信が可能と判断された場合は、QSTA2とのストリームデータの通信をDLSによるものに切り替える。即ち、第3実施形態と同様に、2400乃至2405の処理を行い、ストリームデータの転送を継続する(図22の2500乃至2502、2003)。DLS通信が開始されると、QSTA2はそれまでQAPとの通信用に設定しておいたTSが不要になるので、QAPに対してTSの開放を要求する(2503)。
そして、メディアサーバ端末QSTA3とのインダイレクトリンクサービスを利用したストリームデータ通信用の無線通信路の設定処理(2204〜2208)を実行し、QSTA3からストリームデータを受信する(2209、2210)。
上記のように、本実施形態に係る構成においては、ストリームデータの通信中において、アクセス対象端末数の変化等のシステム状態の変化を契機としてDLSによる通信が可能な無線端末を検出する。そして、この検出に基づいて、当該端末との通信をDLSによるものに自動的に切り替える。これにより、それまで通信を行っていた相手との通信を維持しつつ、その後に通信要求をしてきた端末とも通信を行うことができる。従って、使用する無線リソースの少ない無線端末を検出し、限りある無線メディアリソースを効率的に利用することを可能にしている。
なお、DLSによる通信の有無を検出する処理を開始する契機となるイベントは、第3、4実施形態で挙げたものに限られない。また、DLSによる通信の有無を検出する処理を所定のイベント発生を契機として行うのではなく、例えば、定期的に行うように構成してもよい。
<<第5実施形態>>
上記各実施例においては、各STAはDLS機能を備えているものとして説明を行ったが、実際上は全てのSTAがDLS機能に対応しているとは限らない。このように、DLS機能を備えていない端末が含まれる無線通信システムにおいては、Probe Response信号を送信する際に、DLSが可能か否かを示す情報を共に送ってもよい。DLSが可能な端末からProbe Response信号を受信した場合は、これまでの説明と同様にDLSによる通信を行う。DLSに対応していない端末からProbe Response信号を受信した場合は、当該端末は直接通信できる範囲内に存在するということなので、DLSによる通信は不可能であっても、アドホックモードによる通信は可能である。したがって、このような時はアドホックモードによる通信を行うことにより、無線リソースを効率的に活用することができる。なお、DLSが可能か否かを示す情報は、Probe Response信号に含めて送信してもよいし、Probe Response信号とは別の信号として送信してもよい。
<<その他の実施形態>>
第1乃至第4実施形態に係る構成においては、無線通信媒体としてIEEE802.11e/D12準拠のQoS無線LANを利用するネットワークシステムについて例示的に説明したが、適用可能な無線通信媒体はこれに限られない。即ち、インダイレクトリンクによる通信と、ダイレクトリンクによる通信の両方を選択的に利用可能な通信媒体であればどのようなものを用いてもよい。
本発明の目的は次のようにしても達成されることは言うまでもない。即ち、前述の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成される。ただし、コンピュータは、CPU、MPU等であってもよい。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、次のような処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこませる。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行う。このような処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
第1実施形態に係るシステム構成図である。 メディアレンダラ端末の機能ブロック構成を例示した図である。 メディアサーバ端末の機能ブロック構成を例示した図である。 無線端末間でダイレクトリンクを用いた通信路設定における処理を示したシーケンスチャートである。 IEEE802.11e/D12にて規定される信号フレームのサブタイプ毎の利用状況一覧を示した図である。 信号フレームのサブタイプ毎の利用状況一覧を示した図である。 IEEE802.11e/D12にて規定されるProbe Request、Probe Responseのフレームフォーマットを模式的に示した図である。 Capability Informationの内容と、ESS、IBSSフィールドのビットコーディングを示した図である。 メディアサーバがProbe Request信号を受信した場合に実行する処理の流れを示したフローチャートである。 メディアレンダラがProbe Response信号を受信した場合に実行する処理の流れを示したフローチャートである。 メディアレンダラが実行する探索処理の流れを示したフローチャートである。 アクセスポイント経由のインダイレクトリンクを用いた通信路設定における処理を示したシーケンスチャートである。 第2実施形態に係るシステム構成を示した図である。 IEEE802.11e/D12にて規定されるProbe Request、Probe Responseのフレームフォーマットにおける、QBSS Load情報要素の詳細を示した図である。 再生可能なコンテンツ/サーバの検索における処理を示したシーケンスチャートである。 メディアレンダラがProbe Response信号を受信した場合に実行する処理の流れを示したフローチャートである。 検索結果のディスプレイ上への表示例を模式的に示した図である。 第3実施形態に係るシステム構成を示した図である。 ストリームデータ通信用通信路の切換えにおける処理を示したシーケンスチャートである。 第4実施形態に係るシステム構成を示した図である。 ストリームデータ通信用通信路の切換えにおける処理を示したシーケンスチャートである。 ストリームデータ通信用通信路の切換えにおける処理を示したシーケンスチャートである。

Claims (10)

  1. 制御装置によって形成される無線ネットワークと通信する無線通信手段を備える情報処理装置であって、
    通信路を利用して前記制御装置を経由した通信を他の情報処理装置と行っている場合において、他の外部装置から送信される通信路の設定要求の受信に応じて、前記無線ネットワークの識別情報を含む探索信号を前記無線通信手段を介して送出する送出手段と、
    前記送出手段により送出した前記探索信号に対する前記他の情報処理装置からの応答信号に基づいて、ダイレクトリンクによる通信が可能な情報処理装置を判定する判定手段と、
    前記判定手段において前記他の情報処理装置とダイレクトリンクによる通信が可能と判定された場合、前記制御装置を経由した通信をダイレクトリンクによる通信に切り替える通信制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記応答信号には、当該応答信号を送出した情報処理装置を識別する機器識別情報が含まれ、
    更に、
    前記応答信号に含まれる前記機器識別情報に基づいて前記応答信号を送信した情報処理装置を識別する識別手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記制御装置にアソシエートしている情報処理装置であることを示す情報が前記応答信号に含まれている場合に、該応答信号を送出した情報処理装置とダイレクトリンクによる通信が可能と判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 他の情報処理装置から当該他の情報処理装置が提供可能なストリームデータのリスト情報を前記ネットワークを介して取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得されたリスト情報に基づいて、情報処理装置毎の提供可能なストリームデータのリストを表示手段へ表示させる表示制御手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記応答信号は、ストリームデータの転送に用いる通信路における利用可能な通信能力を示す能力情報を更に含み、
    前記表示制御手段は、前記能力情報に基づいて、前記通信路を介して通信可能なストリームデータを識別可能に表示させることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記応答信号は、ダイレクトリンクによる通信能力に関する情報を含み、
    前記判定手段は、前記応答信号に含まれる前記ダイレクトリンクによる通信能力に関する情報に基づいて、ダイレクトリンクによる通信が可能な情報処理装置を判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記送出手段は前記他の情報処理装置との通信における回線品質に基づいて、前記探索信号を送出
    前記通信制御手段は、前記探索信号に対する前記応答信号の受信により、前記判定手段において前記他の情報処理装置とダイレクトリンクによる通信が可能と判定された場合、前記制御装置を経由した通信をダイレクトリンクによる通信に切り替え
    とを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 無線ネットワークにより相互に通信可能な複数の情報処理装置を備える情報処理システムであって、
    前記複数の情報処理装置は、
    前記無線ネットワークの識別情報を含む探索信号を無線通信手段により送出する第1送出手段と、
    前記探索信号に対する応答信号を受信した場合、該応答信号に基づいて、ダイレクトリンクによる通信が可能な情報処理装置を判定する判定手段と、を備える第1の情報処理装置と、
    前記探索信号を受信した場合、前記探索信号に含まれる前記識別情報が、当該情報処理装置の属するネットワークを示す場合に、応答信号を送出する第2送出手段を備える第2の情報処理装置と、を含み、
    前記第1の情報処理装置は、
    通信路を利用して制御装置を経由した通信を前記第2の情報処理装置と行っている場合において、第3の情報処理装置から送信される通信路の設定要求の受信に応じて、前記前記第1送出手段により前記探索信号を送出し、
    前記第2の情報処理装置の前記第2送出手段から送信された応答信号に基づいて、前記判定手段において前記第2の情報処理装置とダイレクトリンクによる通信が可能と判定された場合、前記制御装置を経由した通信をダイレクトリンクによる通信に切り替える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  9. 制御装置によって形成される無線ネットワークと通信する無線通信手段を備える情報処理装置の制御方法であって、
    通信路を利用して前記制御装置を経由した通信を他の情報処理装置と行っている場合において、他の外部装置から送信される通信路の設定要求の受信に応じて、前記無線ネットワークの識別情報を含む探索信号を前記無線通信手段を介して送出する送出工程と、
    記探索信号に対する前記他の情報処理装置からの応答信号に基づいて、ダイレクトリンクによる通信が可能な情報処理装置を判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記他の情報処理装置とダイレクトリンクによる通信が可能と判定された場合、前記制御装置を経由した通信をダイレクトリンクによる通信に切り替える通信制御工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. コンピュータを請求項1に記載の情報処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
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