JP4844422B2 - 標準時刻電波伝送・再放射システム、合成回路、再放射装置 - Google Patents
標準時刻電波伝送・再放射システム、合成回路、再放射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4844422B2 JP4844422B2 JP2007031951A JP2007031951A JP4844422B2 JP 4844422 B2 JP4844422 B2 JP 4844422B2 JP 2007031951 A JP2007031951 A JP 2007031951A JP 2007031951 A JP2007031951 A JP 2007031951A JP 4844422 B2 JP4844422 B2 JP 4844422B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- standard time
- time radio
- line
- circuit
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
Description
前記アンテナ回路により受信された標準時刻電波信号を商用電源線の2本のACラインのそれぞれに供給し、前記2本のACラインおよびグラウンドラインによって、前記標準時刻電波信号を伝送させる合成回路を備え、
前記再放射装置が、
前記ACラインの双方から、伝送された標準時刻電波信号を取り出す分離回路と、
前記分離回路からの信号から、標準時刻電波信号の周波数成分を通過させるフィルタ回路と、
前記フィルタ回路からの標準時刻電波信号を、所定の利得で増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅された標準時刻電波信号を再放射する送信アンテナと、を有することを特徴とする標準時刻電波伝送・再放射システムにより達成される。
前記分離回路において、一方のACラインからキャパシタを介した第1の信号線と、他方のACラインからキャパシタを介した第2の信号線とが接続され、接続された信号線から前記標準時刻電波信号が取り出される。
前記分離回路が、前記ACラインのそれぞれにおいて、前記フィルタ回路および前記増幅器に電力を供給する電源回路と前記分離回路との間で、前記標準時刻電波信号が前記分離回路から電源回路に流入することを防止する阻止回路を有する。
当該再放射される電波の電界−前記伝送経路における減衰<建築物外の標準時刻電波の電界
となるように、前記アンテナ回路の増幅器、および、前記再放射装置の増幅器の利得が制御される。
前記ACラインから供給される交流電力を直流電力に変換して、DCラインに供給する直流電力供給部であって、前記分離回路により取り出された標準電波時刻信号を、前記DCラインに供給するように構成された直流電力供給部、並びに、
前記直流電力供給部と、DCラインおよびグランドラインを介して接続された送信部であって、
前記DCラインから、標準時刻電波信号の周波数成分を通過させるフィルタ回路と、
前記フィルタ回路からの標準時刻電波信号を、所定の利得で増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅された標準時刻電波信号を再放射する送信アンテナと、を有する送信部、を有する。
前記ACラインの双方から、当該ACラインを伝送した標準時刻電波信号を取り出す分離回路と、
前記分離回路からの信号から、標準時刻電波信号の周波数成分を通過されるフィルタ回路と、
前記フィルタ回路からの標準時刻電波信号を、利得制御回路からの所定の利得で増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅された標準時刻電波信号を再放射する送信アンテナと、を備えたことを特徴とする再放射装置により達成される。
前記ACラインの双方から、当該ACラインを伝送した標準時刻電波信号を取り出す分離回路を有し、前記ACラインから供給される交流電力を直流電力に変換して、DCラインに供給する直流電力供給回路であって、前記分離回路により取り出された標準電波時刻信号を、前記DCラインに供給するように構成された直流電力供給部、並びに、
前記直流電力供給部と、DCラインおよびグランドラインを介して接続された送信部であって、
前記DCラインから、標準時刻電波信号の周波数成分を通過させるフィルタ回路と、
前記フィルタ回路からの標準時刻電波信号を、所定の利得で増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅された標準時刻電波信号を再放射する送信アンテナと、を有する送信部、を有することを特徴とする再放射装置により達成される。
ここに、f:伝搬周波数、L:放射ラインの長さ(図8においては、ACライン(或いはGNDライン)の長さ)、s:ACラインとGNDラインとの間隔、I:伝送電流、d:ACラインと受信アンテナとの距離である。
f=60kHz、L=10m、s=5mm、d=5mとすると、Ec、Edは、それぞれ、(3)式、(4)式に示すものになる。
Ed≒0.15*I ・・・(4)
標準時刻電波の電界の比較的低いところ、つまり、受信アンテナ26、28で受信された標準時刻電波の電界を低めに仮定して、60dBμV/mとすれば、ACライン802に流すことができる信号電流は以下の(5)式、(6)式に示すものとなる。
Ed=60dBμV/mとすると、I=6.7*10E−3(A) ・・・(6)
(5)式から、ACライン802とGNDライン803とが並行であれば、実用上、大きな電流を流しても問題はないことがわかる。その一方、(6)式から、ACラインとGNDラインとが別経路である場合には、受け側、つまりACラインに接続された標準時刻電波再放射装置のインピーダンスを75Ωとすると、0.5Vrms程度の信号までならば通すことができることがわかる。受信アンテナ26、28におけるロスA=30dBとすれば、ACライン802および送信アンテナ102からの放射は、送信アンテナ102で、30dBμV発生することから、入力増幅801において、α<84dBの増幅度であれば良い。
<(表の電界)
ここに表の電界とは、建築物外の標準時刻電波の電界、つまり、受信アンテナにより受信される、建築物の外からの標準時刻電波の電界をいう。
具体的に、入力電界:60dBμV/m、A:−30dB、α:60dB、B:−15dB、β:25dB、C:−30dBとすると、送信電力Pは以下のようになる。
電波時計の受信可能な電界は、おおよそ50〜55dBμV/m以上である。したがって、上記電界で標準時刻電波を放射すれば、たとえば、建築物の内部の部屋が5m四方以内と考えて、再放射用のアンテナから5m離間した位置で、70−14=56dBμV/mと、電波時計が受信できる十分な電界を供給することができる。しかも、この電界でアンテナ入力部に戻ったとしても、発振することはなく問題は生じない。
12 筐体
13、14 ACライン
15、16、17 プラグ受け器具
18 標準時刻電波再放射装置
20 電源回路
21 アンテナ部
22 アンテナ回路
24 合成回路
26−1、26−2 40kHz用アンテナ
28−1、28−2 60kHz用アンテナ
30−1、30−1、32−1、32−2 増幅器
34、36、42 加算器
38 40kHzフィルタ
40 60kHzフィルタ
44 AGC増幅器
46 AGC回路
Claims (10)
- 建築物の内部に配設された商用電源線に、当該建築物の外部に設置されたアンテナ回路により受信された長波帯の標準時刻電波の信号を伝送し、建築物の内部に配置された再放射装置から当該標準時刻電波を再放射するように構成された標準時刻電波伝送・再放射システムであって、
前記アンテナ回路により受信された標準時刻電波信号を商用電源線の2本のACラインのそれぞれに供給し、前記2本のACラインおよびグラウンドラインによって、前記標準時刻電波信号を伝送させる合成回路を備え、
前記再放射装置が、
前記ACラインの双方から、伝送された標準時刻電波信号を取り出す分離回路と、
前記分離回路からの信号から、標準時刻電波信号の周波数成分を通過させるフィルタ回路と、
前記フィルタ回路からの標準時刻電波信号を、所定の利得で増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅された標準時刻電波信号を再放射する送信アンテナと、を有することを特徴とする標準時刻電波伝送・再放射システム。 - 前記合成回路において、前記標準時刻電波信号の信号線が分岐し、第1の信号線がキャパシタを介して一方のACラインに接続されるとともに、第2の信号線がキャパシタを介して他方のACラインに接続され、かつ、
前記分離回路において、一方のACラインからキャパシタを介した第1の信号線と、他方のACラインからキャパシタを介した第2の信号線とが接続され、接続された信号線から前記標準時刻電波信号が取り出されることを特徴とする請求項1に記載の標準時刻電波伝送・再放射システム。 - 前記合成回路が、前記ACラインのそれぞれにおいて、前記アンテナ回路に電力を供給する電源回路と前記合成回路との間で、前記標準時刻電波信号が合成回路から電源回路に流入することを防止する阻止回路を有し、
前記分離回路が、前記ACラインのそれぞれにおいて、前記フィルタ回路および前記増幅器に電力を供給する電源回路と前記分離回路との間で、前記標準時刻電波信号が前記分離回路から電源回路に流入することを防止する阻止回路を有することを特徴とする請求項1または2に記載の標準時刻電波伝送・再放射システム。 - 前記阻止回路が、ACラインのそれぞれに直列に接続されるコイル或いは抵抗からなる遮断部材と、前記ACラインのそれぞれにおいて当該遮断部材から電源回路側で、当該ACラインのそれぞれと接続されたキャパシタであって、その他端がグラウンドラインに接地されているキャパシタと、を有することを特徴とする請求項3に記載の標準時刻電波伝送・再放射システム。
- 前記送信アンテナから再放射される標準時刻電波の電界が、
当該再放射される電波の電界−前記伝送経路における減衰<建築物外の標準時刻電波の電界
となるように、前記アンテナ回路の増幅器、および、前記再放射装置の増幅器の利得が制御されることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の標準時刻電波伝送・再放射システム。 - 前記アンテナ回路が、直交して配置されたほぼ同一の構造の2つの巻線アンテナを有することを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の標準時刻電波伝送・再放射システム。
- 前記再放射装置が、
前記ACラインから供給される交流電力を直流電力に変換して、DCラインに供給する直流電力供給部であって、前記分離回路により取り出された標準電波時刻信号を、前記DCラインに供給するように構成された直流電力供給部、並びに、
前記直流電力供給部と、DCラインおよびグランドラインを介して接続された送信部であって、
前記DCラインから、標準時刻電波信号の周波数成分を通過させるフィルタ回路と、
前記フィルタ回路からの標準時刻電波信号を、所定の利得で増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅された標準時刻電波信号を再放射する送信アンテナと、を有する送信部、を有することを特徴とする請求項1に記載の標準時刻電波伝送・再放射システム。 - 建築物の内部に配設された商用電源線に、外部に設置されたアンテナ回路により受信された長波帯の標準時刻電波の信号を伝送するための合成回路であって、前記アンテナ回路において受信された標準時刻電波信号を商用電源線の2本のACラインのそれぞれに供給し、前記2本のACラインおよびグラウンドラインによって、前記標準時刻電波信号を伝送させることを特徴とする合成回路。
- 外部に設置されたアンテナ回路により受信された長波帯の標準時刻電波信号であって、建築物の内部に配設された商用電源線の2本のACラインのそれぞれに供給され、前記2本のACラインおよびグラウンドラインによって伝送された標準時刻電波信号を受信して、建築物内において、標準時刻電波を再放射する再放射装置であって、
前記ACラインの双方から、当該ACラインを伝送した標準時刻電波信号を取り出す分離回路と、
前記分離回路からの信号から、標準時刻電波信号の周波数成分を通過されるフィルタ回路と、
前記フィルタ回路からの標準時刻電波信号を、利得制御回路からの所定の利得で増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅された標準時刻電波信号を再放射する送信アンテナと、を備えたことを特徴とする再放射装置。 - 外部に設置されたアンテナ回路により受信された長波帯の標準時刻電波信号であって、建築物の内部に配設された商用電源線の2本のACラインのそれぞれに供給され、前記2本のACラインおよびグラウンドラインによって伝送された標準時刻電波信号を受信して、建築物内において、標準時刻電波を再放射する再放射装置であって、
前記ACラインの双方から、当該ACラインを伝送した標準時刻電波信号を取り出す分離回路を有し、前記ACラインから供給される交流電力を直流電力に変換して、DCラインに供給する直流電力供給回路であって、前記分離回路により取り出された標準電波時刻信号を、前記DCラインに供給するように構成された直流電力供給部、並びに、
前記直流電力供給部と、DCラインおよびグランドラインを介して接続された送信部であって、
前記DCラインから、標準時刻電波信号の周波数成分を通過させるフィルタ回路と、
前記フィルタ回路からの標準時刻電波信号を、所定の利得で増幅する増幅器と、
前記増幅器により増幅された標準時刻電波信号を再放射する送信アンテナと、を有する送信部、を有することを特徴とする再放射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007031951A JP4844422B2 (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | 標準時刻電波伝送・再放射システム、合成回路、再放射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007031951A JP4844422B2 (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | 標準時刻電波伝送・再放射システム、合成回路、再放射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008196949A JP2008196949A (ja) | 2008-08-28 |
JP4844422B2 true JP4844422B2 (ja) | 2011-12-28 |
Family
ID=39756041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007031951A Expired - Fee Related JP4844422B2 (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | 標準時刻電波伝送・再放射システム、合成回路、再放射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4844422B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08254583A (ja) * | 1995-03-16 | 1996-10-01 | Fujitsu Ltd | 内蔵時計の整合方法及び整合装置並びに電気機器 |
JPH11183667A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 標準電波分配装置 |
JP3890319B2 (ja) * | 2003-05-16 | 2007-03-07 | 埼玉日本電気株式会社 | 携帯情報端末装置、その充電器及び充電システム |
JP2006226759A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Seto Denshi Kogyo Kk | 電灯線通信による時刻修正システム |
JP2007006371A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電力線通信用の中継アダプタとその配線構造 |
-
2007
- 2007-02-13 JP JP2007031951A patent/JP4844422B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008196949A (ja) | 2008-08-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2011056434A2 (en) | Outdoor unit installation and feature | |
US7671791B2 (en) | GPS receiver for use with differential-GPS signals | |
JP4844422B2 (ja) | 標準時刻電波伝送・再放射システム、合成回路、再放射装置 | |
BRPI0614718A2 (pt) | aparelho retransmissor de sinal de transmissão de televisão digital | |
JP2004112542A (ja) | 地上デジタル放送のホームギャップフィラー装置 | |
US7848180B2 (en) | Antenna apparatus, receiving apparatus and watch using magnetic sensor | |
JP2008191124A (ja) | 標準時刻電波伝送・再放射システム、アンテナ回路および再放射装置 | |
JP2008053917A (ja) | 電界検出装置、受信装置及びフィルタアンプ | |
EP3157101B1 (en) | Electromagnetic device | |
KR101121468B1 (ko) | 전력선을 이용한 시각정보 방송의 시스템 | |
US5565860A (en) | Underground information collecting apparatus having a noise cancel function | |
JP4843054B2 (ja) | 通信装置 | |
JP5329253B2 (ja) | 長波標準電波再輻射装置 | |
JP2008072609A (ja) | アンテナ装置 | |
JP4917239B2 (ja) | 受信システム | |
KR101691150B1 (ko) | Fm 및 dmb 신호 중계 장치 및 그 방법 | |
JP2009033707A (ja) | アンテナ素子およびアンテナ装置 | |
JP2005090967A (ja) | 信号伝送装置 | |
JP4631822B2 (ja) | 受信回路および時計 | |
US7369831B2 (en) | Radio wave receive, radio wave reception integrated circuit, wave clock, and repeater | |
JPH11183667A (ja) | 標準電波分配装置 | |
JP2004015453A (ja) | 長波標準電波伝送システム | |
US8131243B2 (en) | Receiving circuit and timepiece | |
JP4663314B2 (ja) | 自動車に搭載される電波時計のアンテナ付き受信装置 | |
JPH10221389A (ja) | 周波数特性測定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110901 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110913 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110926 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |