JP4843359B2 - 車輌の窓用ネット装置 - Google Patents

車輌の窓用ネット装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4843359B2
JP4843359B2 JP2006116448A JP2006116448A JP4843359B2 JP 4843359 B2 JP4843359 B2 JP 4843359B2 JP 2006116448 A JP2006116448 A JP 2006116448A JP 2006116448 A JP2006116448 A JP 2006116448A JP 4843359 B2 JP4843359 B2 JP 4843359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
window
slider
vehicle
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006116448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007283996A (ja
Inventor
新司 清水
Original Assignee
新司 清水
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新司 清水 filed Critical 新司 清水
Priority to JP2006116448A priority Critical patent/JP4843359B2/ja
Publication of JP2007283996A publication Critical patent/JP2007283996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4843359B2 publication Critical patent/JP4843359B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車輌、特にトラック等の大型車輌の窓に取り付ける防虫、防犯用のネット装置に関するものである。
一般に、長距離を走るトラック等では、車輌内にて仮眠したり休息することが頻繁に行なわれている。このように車輌内で仮眠、休息する場合、以前は窓を閉めてエアコンをつけていたが、近年、大気汚染の抑制、燃費向上、省エネのために停車中はエンジンを止めることが励行され、エアコンを使用することができなくなっている。このため、夜間でも気温が高い夏期には、車輌内の温度も高くなり、窓を閉めたまま仮眠、休息することができなくなっている。
このようにエンジンを停止した状態で仮眠、休息する場合、換気のために窓を開けなければならないが、窓を開けると虫が侵入することがあったため、ネット等の虫除けが必要であった。このような虫除けとしては、従来、枠体内にネットを張った防虫ネットを、車輌の窓枠や窓ガラスに係止片等を用いて係止させる窓用虫除けが知られていた(例えば、特許文献1参照)。この他、窓ガラスと共に開閉可能な網戸を設けて2重構造とした車両用の網戸構造が知られていた(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記従来技術のように、窓枠や窓ガラスに係止片等を用いて防虫ネットを係止させるだけでは窓枠と防虫ネットとの間に隙間が生じることがあり、また、車輌の外から簡単に取り外れてしまい、防犯には全く役に立たなかった。また、窓ガラスと網戸を2重構造にするには、ドアの内部構造まで変更することが必要となり、大幅な構造変更が強いられるという問題があった。
特開平11−217021号公報 実開平7−37739号公報
本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決し、着脱が容易であると共に隙間なく強固に取り付けることができる車輌の窓用ネット装置を提供することにある。
本発明の車輌の窓用ネット装置は、車輌の窓枠内に嵌め込み可能なベースフレームと、
該ベースフレームの内側に設けられたネットと、前記ベースフレームの下部に摺動自在に取り付けられ、車輌の窓ガラスの上下動に応じて上下に移動するスライダと、前記ベースフレームの側端部の少なくとも一方に突出可能な状態で設けられ、前記スライダの上昇に応じて前記側端部から突出する可動フレームと、を備え、前記窓ガラスの上昇により前記スライダを上昇させて前記可動フレームを突出させ、前記窓枠に可動フレームを押し当てることで窓枠に取り付けられるものである。
この発明の一実施例では、前記スライダ及び可動フレームには、前記スライダの上昇により接触摺動して前記可動フレームを側方に押し出す押圧機構が設けられている。この発明の一実施例において、前記押圧機構は、前記スライダに設けられた押圧部と該押圧部に接触する前記可動フレームに設けられた接触部とからなり、前記押圧部と接触部の少なくとも一方が傾斜面からなり、他方が該傾斜面に沿って摺動することにより、前記可動フレームを押し出すものである。
また、この発明の車輌の窓用ネット装置は、一実施例において、前記可動フレームに取り付けられる可動片と、外部操作することにより前記可動片を前記ベースフレームに係合させて前記可動フレームがベースフレームの側端部から突出した状態に保持されるロック部材とを備えている。
本発明の車輌の窓用ネット装置においては、窓ガラスを上昇させることで、窓ガラスと窓枠上部との間にベースフレームを挟んで固定するだけでなく、窓ガラスと共に上昇するスライダによって、ベースフレームの側端部から可動フレームを突出させて窓枠側部に押し当てることで窓枠内に取り付けられている。このため、ベースフレームの上下左右を隙間なく窓枠に密着させて安定した状態で窓枠に強固に取り付けることができる。
また、本発明の車輌の窓用ネット装置には、窓ガラスと共に上昇するスライダの上昇により可動フレームを側方に押し出す押圧機構を設けているので、可動フレームを別個に作動させる必要がなく、窓ガラスを上昇させるだけでベースフレームの上下左右を固定することができる。
また、本発明の車輌の窓用ネット装置には、可動フレームを突出した状態に保持するロック機構を設けているので、窓ガラスの下降により可動フレームが引っ込んで窓用ネット装置が不意に窓枠から外れてしまうことを防ぐことができる。
本発明の車輌の窓枠ネット装置には、車輌の窓枠内に嵌め込み可能なベースフレームが設けられている。このベースフレームの内側にはネットが設けられており、下部にはスライダ、側端部には可動フレームが設けられている。スライダは、窓ガラスの上下動に応じて上下に移動するように設けられている。また、可動フレームは、スライダの上昇により側方に押し出されて、ベースフレームの側端部から突出するように設けられている。この窓用ネット装置は、ベースフレームの上部を窓枠上部に当てて窓ガラスを上昇させ、ベースフレームを押し上げることで固定する。このときに、窓ガラスの上昇によってスライダが上昇し、スライダの上昇によってベースフレームの側端部から可動フレームが押し出される。この可動フレームは窓枠側部に押し付けられ、ベースフレームと窓枠側部との間に生じる隙間をなくすと共に、上下だけでなく側方も窓枠に押し付けてベースフレームをより確実に固定するものとなっている。
図1は本発明の一実施例に係る車輌の窓用ネット装置を示す分解斜視図、図2は図1に示す窓用ネット装置を取り付ける車輌の一例を示す側面部分図、図3は図2に示す車輌の窓の概略説明図、図4及び図5は図3に示す車輌の窓に図1に示す窓用ネット装置を取り付けるときの状態を示す部分断面図である。
はじめに、本実施例の窓用ネット装置を取り付ける車輌の窓について簡単に説明する。図2に示す車輌の場合、ドア2の上半部に設けられている窓4が開閉可能であり、ここに窓用ネット装置が取り付けられている。通常、窓4は、図3に示すように、ドア2内に設けた手動又は電動の開閉機構により、ドア2内に収納可能な窓ガラス6を窓枠8に設けられた溝等に沿って上下させて開閉するように構成されている。尚、窓4の開口面積は車種によって大きく異なるが、形状は車種やデザインが異なってもわずかに異なる程度でほぼ矩形を基調としている。
本実施例における窓用ネット装置は、図1に示すように、窓4の形状にほぼ相似する外形形状を有する枠体からなるベースフレーム10と、このベースフレーム10の内側に張設されるネット12と、ベースフレーム10の下部に摺動自在に取り付けられるスライダ14と、ベースフレーム10の両側端部から突出可能に設けられる一対の可動フレーム16と、を備えている。
本実施例におけるベースフレーム10は、上下及び窓枠8に対面する側方が開口した断面が略コの字形をなす側部フレーム10a,10bと、この側部フレーム10a,10bの上端部間に架設される上部フレーム10cと、側部フレーム10a,10bの下端部間に架設される上部フレーム10cと、側部フレーム10a,10bの下端部間に架設される下部フレーム10dと、側部フレーム10a,10bの略中央部間に架設される中部フレーム10eと、から構成されている。側部フレーム10a,10bは、窓枠8の形状や大きさに応じてその上下長と左右長が設定されている。特に、側部フレーム10bは、窓枠8の形状に合うように縦長の略台形形状をなすように設定されている。また、側部フレーム10a,10bの対向面の下端部には、スライダ14が上下に移動可能な範囲に切欠部10gがそれぞれ設けられている。また、上部フレーム10cは、その上面に凸部10fを有している。この凸部10fは、窓ガラス6を閉めたときに、窓枠8の内側周囲に取り付けられたウエザシールに突き当てる。また、本実施例における中部フレーム10eは、後述するロック機構の一部を内部に収めることができるように左右側端が開口した箱状をなすものとなっている。この中部フレーム10eの略中央には、車室内から握ることができるように車室内に面する部分に戸手18が取り付けられている。また、下部フレーム10dは、側部フレーム10a,10bの中央よりも車室外側に片寄った位置に配置されている。尚、ネット12は、その外周がベースフレーム10の車室外側の面に固着されている。
スライダ14は、窓ガラス6の上端面が当接する細長い板状の当接部14aと、この当接部14aの車室外側の端部から下方に屈曲形成される位置決め部14bと、当接部14aの車室内側の端部から車室内に向かって斜め下方に突出する板状のガイド部14cと、当接部14aの上面の長手方向端部から上方に向かって突設される左右一対の摺動部14dと、を備えている。このスライダ14は、その摺動部14dをベースフレーム10の側部フレーム10a,10bの下端の開口部分に挿入し、摺動部14dに設けられた上下方向の長孔14eを挿通するように側部フレーム10a,10bの下部に連結ピン20を貫設することにより、側部フレーム10a,10bに上下に摺動自在に取り付けられている。また、各摺動部14dの上端には、窓枠8の側部に面する傾斜面からなり、可動フレーム16を押圧する押圧部14fがそれぞれ形成されている。
可動フレーム16は、上下に細長い板状をなすもので、その全部又は一部が側部フレーム10a,10bの側方の開口部分から側部フレーム10a,10b内にそれぞれ収納されている。この可動フレーム16の上端には、側部フレーム10a,10b内に向かって突出すると共にその突出方向に設けられた長孔16bを有する連結部16aが設けられている。また、可動フレーム16の下部には、側部フレーム10a,10b内に向かって突出すると共にその先端16dがスライダ14の押圧部14fに接触する接触部16cが設けられている。本実施例においては、この接触部16cの先端16dが押圧部14fに適合する傾斜面で構成されている。尚、スライダ14の摺動部14d及び押圧部14fと可動フレーム16の接触部16cにより押圧機構が構成されている。上記構成からなる可動フレーム16は、その連結部16aが側部フレーム10a,10bの側方の開口部分に挿入され、長孔16bを挿通するように側部フレーム10a,10bの上部に連結ピン22を貫設することにより、突出及び収納自在に側部フレーム10a,10bに取り付けられている。
次に上記構成からなる窓用ネット装置の取付方法を説明する。はじめに、図4に示すように、ベースフレーム10の上部フレーム10cの凸部10fを、窓枠8の内側上方にあるウエザシールに突き当て窓用ネット装置の上部を位置決めする。ここで、窓ガラス6を少しずつ上昇させて、窓ガラス6の上端面がスライダ14の当接部14aに当たるように車室内外へのベースフレーム10の傾きを修正する。尚、このときに、窓ガラス6がスライダ14のガイド部14cに当接すれば、ガイド部14cによりベースフレーム10の傾きが修正され、窓ガラス6がスライダ14の当接部14aに適正に当たるようになる。
このように、窓ガラス6がスライダ14の当接部14aに当接した状態になったら、更に窓ガラス6を上昇させて、図5に示すように、スライダ14を上昇させる。このスライダ14は、連結ピン20が挿通されている長孔14eの長さの範囲内で上昇すると共に、摺動部14dが側部フレーム10a,10b内にて上方に摺動することになる。このように摺動部14dが上方に摺動すると、その先端の押圧部14fにより可動フレーム16の接触部16cの先端16dが外方(窓枠8の側部の方向)に押圧され、可動フレーム16が側部フレーム10a,10bから側方にそれぞれ突出する。側部フレーム10a,10bからそれぞれ突出した可動フレーム16は、窓枠8の内側側部に取り付けられたウエザシールに押し当てられる。これにより、上部フレーム10cとスライダ14が窓枠8の上部と窓ガラス6にそれぞれ当接することで上下に隙間なく密接して支持され、また、可動フレーム16が窓枠8の側部に当接することで側方にも隙間なく密着して支持される。尚、スライダ14が長孔14eの長さの範囲内における最上位置に達するか又は可動フレーム16が窓枠8に当接すると、スライダ14は上昇できなくなるため、窓ガラス6も上昇できなくなって停止することになる。
尚、斜め前方の視界やデザインを向上させるため、窓枠8の前方の下端(図4及び図5における左方下端)が後方の下端(図4及び図5における右方下端)より大きく下方に広げられている場合がある。このような形状の窓枠8に前述した窓用ネット装置を取り付けると、図4及び図5に示すように、前方の下端付近に隙間が生じることがある。この場合、隙間Gを覆う隙間アタッチメント24を、窓ガラス6や窓枠8付近に貼り付けたり、ベースフレーム10に掛止することで取り付けて、隙間Gを封止する。
上記のように窓4に取り付けられた窓用ネット装置を取り外す場合には、窓ガラス6を下降させるだけでよい。即ち、窓ガラス6を下降させると、窓ガラス6により押し上げられていたスライダ14が自重で降下し、その押圧部14fによる可動フレーム16の接触部16cへの押圧が停止する。これにより可動フレーム16が窓枠8の側部から離れ、更に窓ガラス6を下げることでスライダ14を解放して窓用ネット装置を取り外す。
一方、使用者の意に反して窓ガラス6が下降した場合等に、窓用ネット装置が窓枠8から突然外れて脱落することが推測できる。また、窓用ネット装置を窓枠8から取り外す際に、可動フレーム16をバネ等で付勢して側部フレーム10a,10b内に引き込むように構成すれば、より取り外しやすくすることができるが、上記のように不意に外れる可能性も高くなる。このように不意に外れることを防ぐため、本実施例においてはロック機構を設けている。
図6は図1等に示す窓用ネット装置に設けられるロック機構の分解斜視図、図7(a),(b)は非ロック状態にあるロック機構付近の横断面図とそのA−A断面図、図8(a),(b)はロック状態にあるロック機構付近の横断面図とそのB−B断面図である。尚、本実施例においは、図1、図4、図5に示すように、一対の可動フレーム16に対してそれぞれロック機構を設けている。30は金属、プラスチック等の材料からなるもので、細長い板材を折曲してコの字形に形成したバネ性を有する可動片である。この可動片30は、平行する上片30aと下片30bと、この上片30aと下片30bをつなぐ連結壁30cを有している。この上片30aと下片30bの中央より連結壁30c寄りの両側端には、凹欠部30dがそれぞれ設けられている。また、上片30aと下片30bの先端中央には、可動フレーム16に組み付ける際に用いるスリット30eがそれぞれ設けられている。この可動片30は、中部フレーム10eが取り付けられている側部フレーム10a,10bの内壁に設けられた一対の貫通孔32に上片30aと下片30bを挿通し、その先端のスリット30eに可動フレーム16を嵌め込んで可動フレーム16に取り付けられる。可動フレーム16の車室内外にそれぞれ面する内外面には、上片30aと下片30bの先端を取り付けるためのL形状の取付具34が上下に一対ずつネジ47(図7及び図8を参照)により取り付けられており、この取付具34の水平部34aに上片30a及び下片30bの先端がリベット締めにより取り付けられている。なお、取付具34の水平部34aと上片30a及び下片30bの先端にはリベット48(図7及び図8を参照)を挿入するための孔34b、30fがそれぞれ設けられている。また、貫通孔32は、上片30aと下片30bの幅に適合する通過部32aと、凹欠部30dにより狭められた部分に適合する幅に設定されたロック部32bとから構成されている。
36はコイルバネであり、側部フレーム10a,10bと可動片30の連結壁30cとの間に配設されている。本実施例においては、コイルバネ36の端部に嵌め込まれる凸部を有する前後一対のバネ受け38を、側部フレーム10a,10bと可動片30の連結壁30cにそれぞれ固着して、コイルバネ36の両端を位置決めしている。このコイルバネ36は常時伸張した状態で保持され可動フレーム16を引っ張っているので、可動フレーム16がベースフレーム10の側部フレーム10a,10b内でがたつきのない状態で納まっている。
40は楕円ローラからなるロック部材であり、側部フレーム10a,10b内の上片30aと下片30bとの間に配置されている。このロック部材40の短径は、上片30aと下片30bとの間隔にほぼ等しくなるように設定されており、長径はその間隔より大きくなるように設定されている。このロック部材40は、側部フレーム10a,10bを貫通するネジ等の軸42により回動可能に軸支されている。この軸42には、ワッシャ44と共にレバー46が取り付けられている。
上記構成からなるロック機構は、図4、図7に示すように、非ロック状態において、ロック部材40の短径が可動片30の上片30aと下片30bの間に挟まるように位置付けられ、このときに上片30aと下片30bがほぼ平行になるように設定されている。この非ロック状態において上片30a及び下片30bは、可動フレーム16の移動に伴って貫通孔32の通過部32aを自在に通過する。前述したように、上昇するスライダ14により押圧されて可動フレーム16が側方に突出すると、可動フレーム16と共に可動片30が側方に移動する。これにより、コイルバネ36は側部フレーム10a,10bと可動片30の連結壁30cとの間で圧縮される。ここでスライダ14が下降すると、前述したように可動フレーム16はスライダ14により押圧されなくなる。そのため、可動片30が圧縮されたコイルバネ36の力によって元の位置に戻ると共に可動フレーム16も側部フレーム10a,10b内へ引き戻されることになる。
一方、上昇したスライダ14により押圧されて可動フレーム16が側方に突出し、可動フレーム16と共に可動片30が側方に移動したときに、図5、図8に示すようにレバー46を回してロック部材40の長径が上片30aと下片30bとの間に挟まるように位置付けると、ロック状態になる。このようにロック部材40の長径が上片30aと下片30bとの間に挟まると、上片30aと下片30bはロック部材40によって上下に押されて湾曲する。このときに、上片30aと下片30bの凹欠部30dは貫通孔32内に位置しており、ここで上片30aと下片30bが上下に湾曲することによって上片30aと下片30bの凹欠部30dにより狭められた部分がロック部32bに嵌合する。これにより、上片30aと下片30bはロックされて移動できなくなり、可動フレーム16も突出した状態にロックされる。このため、ここで窓ガラス6が下降しても可動フレーム16が引っ込むことがなく、使用者の意に反して窓用ネット装置が外れてしまうことを防ぐことができる。また、例え窓ガラス6を下げたとしても、車外から外すことが困難になり、防犯にも有効となる。尚、レバー46を回してロック部材40を回転させてその短径が上片30aと下片30bとの間に挟まるようにすれば、上片30aと下片30bはその弾性により元の平行状態にもどり、凹欠部30dとロック部32bとの嵌合が外れて、再び通過部32aを自在に移動する非ロック状態になる。
尚、本発明の窓用ネット装置は、主にトラック等の大型車輌に取り付けられるものであるが、勿論、乗用車等の小型車輌にも取り付けることができる。このように、小型車輌に取り付ける場合には、窓の開口面積が大型車輌よりも小さいため、窓用ネット装置も小型で軽量となる。このため、前述した実施例のように可動フレーム16を2本設けて窓枠8の左右側部を両方押圧せずに、可動フレーム16を1本にして窓枠8の一方の側部を押圧するように変更しても良い。この場合、可動フレーム16が設けられていない側部フレーム10a又は10bを予め窓枠8に押し付けた後、窓ガラス6を上昇させることで上記実施例と同様に取り付けることができる。
本発明の窓用ネット装置は、車輌の窓に取り付けるものであるが、同様の構成のまま、ベースフレームの形状のみをわずかに変更するだけで、家屋の引き違い窓にも、そのガラス戸にスライダが当たるように横向きにすれば、取り付けることが可能となる。
本発明の一実施例に係る車輌の窓用ネット装置を示す分解斜視図である。 図1に示す窓用ネット装置を取り付ける車輌の一例を示す側面部分図である。 図2に示す車輌の窓の概略説明図である。 図3に示す車輌の窓に図1に示す窓用ネット装置を取り付けるときの状態を示す部分断面図である。 図3に示す車輌の窓に図1に示す窓用ネット装置を取り付けるときの状態を示す部分断面図である。 図1等に示す窓用ネット装置に設けられるロック機構の分解斜視図である。 (a)は非ロック状態にあるロック機構付近の横断面図、(b)はそのA−A断面図である。 (a)はロック状態にあるロック機構付近の横断面図、(b)はそのB−B断面図である。
符号の説明
2 ドア
4 窓
6 窓ガラス
8 窓枠
10 ベースフレーム
10a,10b 側部フレーム
10c 上部フレーム
10d 下部フレーム
10e 中部フレーム
10f 凸部
10g 切欠部
12 ネット
14 スライダ
14a 当接部
14b 位置決め部
14c ガイド部
14d 摺動部
14e 長孔
14f 押圧部
16 可動フレーム
16a 連結部
16b 長孔
16c 接触部
16d 先端
18 戸手
20 連結ピン
22 連結ピン
24 隙間アタッチメント
30 可動片
30a 上片
30b 下片
30c 連結壁
30d 凹欠部
30e スリット
30f 孔
32 貫通孔
32a 通過部
32b ロック部
34 取付具
34a 水平部
34b 孔
36 コイルバネ
38 バネ受け
40 ロック部材
42 軸
44 ワッシャ
46 レバー
47 ネジ
48 リベット

Claims (4)

  1. 車輌の窓枠内に嵌め込み可能なベースフレームと、
    該ベースフレームの内側に設けられたネットと、
    前記ベースフレームの下部に摺動自在に取り付けられ、車輌の窓ガラスの上下動に応じて上下に移動するスライダと、
    前記ベースフレームの側端部の少なくとも一方に突出可能な状態で設けられ、前記スライダの上昇に応じて前記側端部から突出する可動フレームと、
    を備え、前記窓ガラスの上昇により前記スライダを上昇させて前記可動フレームを突出させ、前記窓枠に可動フレームを押し当てることで窓枠に取り付けられることを特徴とする車輌の窓用ネット装置。
  2. 前記スライダ及び可動フレームには、前記スライダの上昇により接触摺動して前記可動フレームを側方に押し出す押圧機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の車輌の窓用ネット装置。
  3. 前記押圧機構は、前記スライダに設けられた押圧部と該押圧部に接触する前記可動フレームに設けられた接触部とからなり、前記押圧部と接触部の少なくとも一方が傾斜面からなり、他方が該傾斜面に沿って摺動することにより、前記可動フレームを押し出すことを特徴とする請求項2記載の車輌の窓用ネット装置。
  4. 前記可動フレームに取り付けられる可動片と、外部操作することにより前記可動片を前記ベースフレームに係合させて前記可動フレームがベースフレームの側端部から突出した状態に保持されるロック部材とを備えることを特徴とする請求項1乃至3の一つに記載の車輌の窓用ネット装置。
JP2006116448A 2006-04-20 2006-04-20 車輌の窓用ネット装置 Expired - Fee Related JP4843359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006116448A JP4843359B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 車輌の窓用ネット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006116448A JP4843359B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 車輌の窓用ネット装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007283996A JP2007283996A (ja) 2007-11-01
JP4843359B2 true JP4843359B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=38756161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006116448A Expired - Fee Related JP4843359B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 車輌の窓用ネット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4843359B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103879267A (zh) * 2014-03-07 2014-06-25 安徽合力股份有限公司 具有耐高温防护的用于叉车驾驶室的前挡风窗

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2531812A (en) * 2014-11-03 2016-05-04 Davies Steven A mosquito net for vehicles

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS646111A (en) * 1987-06-26 1989-01-10 Kurasawa Optical Ind Electrically conductive synthetic fiber
JPS6481113A (en) * 1987-09-22 1989-03-27 Sunx Ltd Indication method for cable function
JPH0367213A (ja) * 1989-08-07 1991-03-22 Chiyuushiyou Kigyo Jigyodan 光ビームの照射位置検出装置
JPH03117816U (ja) * 1990-03-19 1991-12-05
JPH11217021A (ja) * 1998-02-03 1999-08-10 Tokai Design:Kk 車輌の窓用虫よけ
JP2002364270A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Kenichi Shirai 自動車窓用着脱式網戸

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103879267A (zh) * 2014-03-07 2014-06-25 安徽合力股份有限公司 具有耐高温防护的用于叉车驾驶室的前挡风窗
CN103879267B (zh) * 2014-03-07 2016-02-17 安徽合力股份有限公司 具有耐高温防护的用于叉车驾驶室的前挡风窗

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007283996A (ja) 2007-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7748757B2 (en) Connecting device for concealed-type top or bottom latch for panic exit door lock
KR101542980B1 (ko) 차량의 리어 도어장치
JP4775857B2 (ja) 辷り出し窓及び窓ステー
US20130001960A1 (en) Operative Member for a Door Lock
JP5605126B2 (ja) 車両用サンシェード
JP4843359B2 (ja) 車輌の窓用ネット装置
JP6643801B2 (ja) 窓ステー
US20140202645A1 (en) Sunshade Assembly
US6764115B1 (en) Snap lock
US8276317B2 (en) Auto locking, manual unlocking door stay
US7969724B2 (en) Data storage assembly
JP3659892B2 (ja) シャッターの施錠装置およびこの施錠装置を備えたシャッター
US6183023B1 (en) Door with integrated fire exit device
KR100803821B1 (ko) 차량의 선루프
JP4098888B2 (ja) 窓換気用のステー
JP6749833B2 (ja) 建具
US8910981B2 (en) Door latch
JP2001113995A (ja) シートスライド装置のロック機構
JPS5817887Y2 (ja) 換気用小窓のロツク装置
JPS642923Y2 (ja)
CN115977482A (zh) 门窗及其闩锁装置
CA2436459C (en) Snap lock
JP4079310B2 (ja) 開閉戸の昇降係合ロッド用係止機構
JP4286641B2 (ja) パチンコ機の施錠装置
KR100535601B1 (ko) 화물차량의 테일게이트 잠금장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees