JP4842768B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式の画像形成装置に係り、転写紙端部における分離爪接触による分離爪等の画像汚れの発生を防止することが可能な画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体上のトナー像を転写紙に接触させ、転写ニップ部で電界を付与し、転写して画像形成を行う画像形成装置が多数実用化されている。
このような画像形成装置においては転写紙のドラム等の像担持体に捲き付き防止のために一般的に分離爪を設けている。この分離爪を設けることで、転写紙の捲き付き等によるジャムを防止している。
また、転写紙に像担持体上のトナー像が転写される時、転写電圧印加装置により、転写紙表面に電荷が付与されるとともに、像担持体面上に付与されたトナーである逆極性の電荷を転写電界により引き寄せて転写を行う。
このため、像担持体表面上電荷と転写紙表面の間の静電力により、転写紙が像担持体表面に付着して、転写紙を像担持体から分離するのが困難になる。分離困難な状態になると、分離爪に転写紙が接触し、分離爪跡である黒スジ等の異常画像が発生し、かかる課題に対して、従来から、幾つかの対策が提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
特許文献1では、分離用帯電器によるコロナ放電により、転写紙の背面側の電荷を除電して、転写紙に付与された電荷を小さくし、前述した静電力を弱めるようにする技術が開示されている。これにより、転写紙の自重が静電力に勝るようになって、転写紙が像担持体から分離されるようにしている。
特許文献2では、転写分離時の分離爪の圧着動作を制御することで分離爪接触による分離爪跡を抑える技術が開示されており、また、特許文献3では、画像形成装置内にイレーサ(転写前露光装置)を設けることで転写時の分離性を良くする技術が開示されている。
さらに、公知ではないが、本出願人の研究中の技術には、限定されたモードのみでの使用において、転写前露光装置により転写時の分離性を良くすることで問題を解決するものも存在している。
特開平3−231783号公報 特開2001−201944公報 特開2005−202351公報
しかしながら、最近はコピー速度の高速化に伴い、従来技術では、分離性への余裕が無くなっていることに加え、環境変動による転写紙の剛性が変化した場合やロール紙のようにカールの大きい転写紙では、さらに分離性に余裕が無くなり、分離爪跡が発生し易い。
とくに、非画像部の多い図面のような印字率の低い画像をコピーした場合、非画像部は露光されておらず、帯電チャージャから付与した電荷が乗った状態である。この場合、転写電界を印加してしまうと像担持体上電荷と転写紙表面に付与された電荷とで引き合うため、転写紙が像担持体表面に付着して転写紙を像担持体から分離するのが困難になってしまう。
このように非画像部の多い画像をコピーする時、分離性向上するには非画像部の静電潜像部を転写前露光するなどして除電する必要がある。また、コストの面でも、転写前露光装置を新たに設けることなく、分離性を向上させるのが理想である。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、像担持体に対して複数の帯電装置、露光装置、現像装置を備え、下流に位置する現像方式が非接触現像方式である場合に、下流に設けられた露光装置が作像動作に使われていないモードである時、その露光装置により作像形成域先端部に露光を行うことで、作像形成域先端部の表面電位を低下させ、転写後の転写紙分離性を向上する画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、像担持体と、この像担持体上を帯電する複数の帯電装置と、前記像担持体上を露光して静電潜像を形成する複数の潜像形成手段と、前記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像とする複数の現像手段と、転写紙を通過させ電界を掛けて前記像担持体上のトナー像を前記転写紙に転写する転写装置を含んでいる画像形成装置において、複数の現像装置のうちの下流に設けられた現像手段が前記像担持体と非接触で現像を行ない、下流に設けられた潜像形成手段により、上流に設けられた帯電装置、潜像形成手段、現像手段により行われる作像形成域の先端部のみの露光を行い、前記転写紙に転写される前に転写前除電を行う画像形成装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、画像情報に応じて、前記下流に設けられた潜像形成手段により、前記上流に設けられた帯電装置、潜像形成手段、現像手段により行われる作像形成域の先端部のみの露光を行うと同時に、露光された先端部に相当する領域の現像バイアスを出力しない請求項1記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、作像するトナー像の画像信号を検出する検出手段を備え、前記画像信号により作像形成域先端から作像領域までの先端非画像部のみに転写前除電を行う請求項1又は2記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、作像するトナー像の画像信号を検出し、作像形成域先端部の印字率を算出する算出手段を備え、算出された印字率に応じて作像形成域先端部に転写前除電を行う請求項1又は2記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、作像するトナー像の画像信号を検出し、作像形成領域内で副走査方向全体に非画像部を検出した場合、前記非画像部において転写前除電を行う請求項1又は2記載の画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、像担持体に対して複数の帯電装置、露光装置、現像装置を備え、下流に位置する現像方式が非接触現像方式である画像形成装置に対して、下流に設けられた露光装置が作像動作に使われていないモードであった場合、その露光装置により作像形成域先端部に露光を行うことで、作像形成域先端部の表面電位を低下させ、転写後の転写紙分離性を向上することができ、分離爪跡などの異常画像を発生させることなく、良好な画像を保つことができる。この場合、モードは限定されるが、新たに露光装置の搭載する必要がないため、コストを抑え画像形成装置内に新たに露光装置のスペースを確保する必要がない。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の1実施の形態である画像形成装置を示す概略構成図である。この画像形成装置Aは、反転現像により赤黒の2色ディジタル画像を形成するもので、表面に靜電潜像が形成される感光体1の周囲に、第1の現像に備え、感光体1表面を一様に帯電する第1帯電装置2、原稿を露光し、感光体1上に第1のトナー現像のための靜電潜像を形成する第1露光装置3、靜電潜像を第1のトナーにより現像し、トナー像を形成する第1現像装置4を備えている。
画像形成装置Aは、また、第1の現像と同様に第2のトナーによるトナー像を形成するための第2帯電装置5、第2露光装置6及び第2現像装置7、感光体1上に形成されたトナー像を転写するための記録紙(転写紙)を供給する給紙部8、記録紙の裏側からトナー電荷と逆帯電の電荷を与え、感光体1上のトナー像を記録紙に転写する転写装置9を備えている。
画像形成装置Aは、さらに、転写時に分離不良となった転写紙(記録紙)のドラム状の感光体1への巻き込み防止のための分離爪10a、トナー像転写後に感光体1上に残留するトナーを除去するクリーニング装置11及び次の画像形成に備えて感光体表面の電荷を除去する除電装置である消去光源12を順次配設している。
前述の分離爪10aは、筐体に支持された軸10bに回転可能に取り付けられており、図示しないばねの弾性力によって感光体1の表面に所定の圧力で接している。
図1には、詳細は後述するが、第1現像バイアス印加装置4a、ガイド板8a、レジストローラ13、転写電圧印加装置14、画像メモリ制御部15、原稿読み取り部16、第2現像バイアス印加装置17、コントローラ18が示されている。
上記の構成を有する画像形成装置Aによって赤黒2色で画像形成を行う場合に、感光体1上の表面が第1帯電装置2で約−700Vに一様に帯電され、第1露光装置3から出射される光の強弱により感光体1上の電荷が約−50Vまで消去され、感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成される。
感光体1上に形成された靜電潜像は、感光体1の回転によって第1現像装置4と対向する位置に移動する。この第1現像装置4の第1現像ローラには、作像時に−550Vの直流バイアスが印加されており、周方向に感光体1と線速比約2.0で移動しながら黒現像剤による2成分マグブラシによる接触現像が行われる。
第1現像装置4による現像後、感光体1の回転により第2帯電装置5及び第2露光装置6と対向する位置に順次搬送されて、それぞれ感光体1の帯電に続いて原稿の靜電潜像が形成された後、第2現像装置7との対向部へ移動する。
第2現像装置7内のトナーが第2現像ローラに印加される現像バイアス電圧によって飛翔し、感光体1表面に付着する。この時、第2現像ローラに印加されるバイアスは直流バイアスであり、これにより第1の現像によるトナー像を乱さずに第2の現像を行うことができ、第1の現像及び第2の現像による赤トナー像が重ね合わされ、2色のトナー像が形成される。
そして、このように形成されたトナー像はレジストローラ13により所定のタイミングでガイド板8aを介して搬送されてきた転写紙上に、感光体1上のトナー像が転写電圧印加装置14の作用により転写される。
トナー像を転写された転写紙は、転写紙の自重により、感光体1の接線方向に分離される(分離されない場合は分離爪10aで分離される)。その後、転写装置9の転写ベルトにより搬送されて図示しない定着部により定着され2色画像が形成される。転写後の感光体1は、クリーニング装置11によってその表面の残留トナーを除去され、除電装置12によって残留電荷を消去されて、初期状態に戻る。
図2は作像形成域に非画像部が半数を占める画像を示す概略図である。図3はトナー像の転写及び転写紙の分離の過程を示す模式図である。転写紙を感光体1から分離する動作を図3に基づき説明する。例えば、図2のような作像形成域に非画像部が半数を占める画像を入力した場合、図3に示すように、帯電装置(図示せず)により約−700Vに感光体1表面上に負の電荷が一様に帯電する。
その後、画像領域には露光装置(図示せず)により約−50Vになるように負の電荷が消去され、現像装置(図示せず)により現像される。トナーの帯電量は−20〜−40μC/gと非常に小さいため、現像後の画像部の感光体1上の表面電位は−50Vからほとんど不変である。
また、転写紙については、レジストローラ(図示せず)から搬送されてきた後、転写電圧印加装置(図示せず)により転写バイアスが印加され、転写装置9(図示せず)の転写ベルト上に正の電荷が帯電し、転写紙内の電荷が正負に静電分極され、転写紙表面上には正の電荷が一様に分布する。
これにより、画像部に現像された負の電荷を持つトナーが転写されるが、非画像部においては、感光体1上に−700Vに帯電した負の電荷があるため、転写紙と感光体1が付着してしまう。これにより、分離不良が発生し、分離爪10aまで搬送され、分離爪跡による黒スジなどの異常画像が発生してしまう。
また、一般的に使用されるカット紙であれば、画像に非画像部を多く占める場合であっても、転写紙先端部にトナー像を作成するか、露光により転写紙先端部10mm以下程度の電位を低くすることで、先端部の分離性が向上し、転写紙の腰と自重により、転写紙全面に渡り分離性は向上することが解かっている。以上は、原稿をコピーする複写機で説明したが、プロッタ、プリンタ、ファクシミリにおいても有効であることは言うまでもない。
上述したように、本実施の形態における画像形成装置Aは、感光体1と、この感光体1上を帯電する複数の帯電装置2、5と、感光体1上を露光して静電潜像を形成する複数の潜像形成手段である露光装置3、6と、感光体1上の静電潜像を現像してトナー像とする複数の現像装置4、7と、転写紙を通過させ電界を掛けて感光体1上のトナー像を転写紙に転写する。
複数の現像装置4、7中の下流に設けられた現像装置7が感光体1と非接触で現像を行ない、下流に設けられた露光装置6により、上流に設けられた帯電装置2、露光装置3、現像装置4により行われる作像形成域の先端部のみの露光を行ない、転写紙に転写される前に転写前除電を行うようになっている。
図4は図1の画像形成装置のプリント動作を説明するフローチャートである。図1及び図4を参照して、原稿を原稿読み取り部16で読み込まれた画像信号は、画像メモリ制御部15に蓄積される(S1)。この際にユーザーが操作部(図示せず)の画面上で設定したモードもしくは、黒単色、赤単色、赤黒2色モードであるかの判断を行なう(S2)。
本画像形成装置Aでは、最上流側に位置する第1帯電装置2、第1露光装置3、第1現像装置4で行う黒単色モードと判断した場合、黒トナー像作成直後にコントローラ18からの信号により下流側の第2露光装置6で作像形成域先端部のみを露光し、転写前除電を行う(S3)。
また、その後、第2現像装置7上を通過するが、黒単色モードであるため、第2現像装置7で現像されることはなく、非接触現像のため画像を乱すことはない。さらに、転写、定着後、転写紙を排紙する(S4)。
ステップ(S2)のモード判別で赤単色モードと判断した場合、第2帯電装置5、第2露光装置6により先端部を露光し、作像部露光、現像(先端露光部のみ現像バイアスオフ)する(S5)。さらに、転写、定着後、転写紙を排紙する(S4)。
ステップ(S2)のモード判別で赤黒2色モードと判断した場合、第1帯電により作像部露光、現像後、第2帯電装置5、第2露光装置6により先端部を露光し、作像部露光、現像(先端露光部のみ現像バイアスオフ)する(S6)。さらに、転写、定着後、転写紙を排紙する(S4)。
図5は第1帯電装置による作像形成域全体の−700V帯電を示す概略図である。図6は第1露光装置による画像部の−50Vまで露光及び静電潜像部の形成を示す概略図である。図7は感光体上の帯電電位の−700Vから−50Vへの減衰を示す概略図である。
図5乃至図7を参照して、上述した黒単色モードと判断した場合の黒トナー像作成をさらに詳しく説明する。図2のような画像を出力する場合、まず、第1帯電装置2により作像形成域全体を−700Vに帯電させ(図5)、画像部を第1露光装置3により−50Vまで露光し、静電潜像部を形成する(図6)。
次に、静電潜像部を第1現像装置4により現像しトナー像を作成する。その後、作像形成域先端部を第2露光装置6で露光し、感光体1上の帯電電位を−700Vから−50Vに減衰させる(図7)。
このように制御することによって作像形成域先端部の表面電位を低下させ、転写後の転写紙分離性を向上することができる。図5乃至図7には、第2帯電装置5、第2現像装置7も示してある。
上述した画像形成装置において、画像情報に応じて、下流に設けられた第2露光装置6により、上流に設けられた帯電装置2、露光装置3、第1現像装置4により行われる作像形成域の先端部のみの露光を行うと同時に、露光された先端部に相当する領域の現像バイアスを出力しないように制御する。
原稿読み取り部16(図1)で読み込まれた画像やユーザーの設定したモードが黒単色以外の、赤単色もしくは赤黒2色の場合(図4のS5もしくはS6)、作像形成域先端部の転写前除電を下流に設けられた第2露光装置6によって行う。
それと同時に、その後の現像時においては、コントローラ18からの信号により第2現像バイアス印加装置17にて、露光された先端部に相当する領域のみの現像バイアスをオフにする制御にする(図4参照)。
下流に設けられた第2露光装置6により作像形成域先端部に露光を行うと同時に、露光された先端部の現像バイアスをオフすることで、画像形成装置A内の露光装置が全て作像に使用されている場合においても、転写紙分離性を向上することができ、分離爪跡などの異常画像を抑え、良好な画像を保つことができる。この場合、モードに限定されず、全てのモードに対応できる。
本発明構成の特徴の1つとして、非接触現像方式では、いわゆる2成分マグブラシ現像が現像ニップ5−10mm程度有するのに対し、ほぼ線上に現像するため現像幅に精度があり、先端露光部のみに現像バイアス切り換えを用いても、現像バイアス切り換えが他の作像形成域には影響を与えない。
また、第2現像で行う赤印字に関しては、オプションでの使用のため、ワンポイント的な使用方法が一般的である。そのため、先端から作像形成域全般に渡って作像することは無く、先端部に画像部が位置することは無い。先端部の現像バイアスオフ切り換えに対して画像に影響しない。
このように制御させることで、トナー像形成の際に画像形成装置内の露光装置を全て使用してしまう場合や、下流側の露光装置を使用してしまうモード時において、余分に転写前除電用の露光装置を備え付ける必要がなく、転写後の転写紙分離性を向上することができる。
原稿読み取り部16で読み込まれた画像信号から、モード判別とともに原稿の先端から画像までの余白長をコントローラ18で算出する。作像するトナー像の画像信号を検出する検出手段(コントローラ)18を備え、前記画像信号から作像形成域先端から作像領域までの先端非画像部のみに転写前除電を行う。
この算出された余白長のみを、作像形成域先端部の除電をモード別に応じ、第2露光装置6で転写前除電を行い、露光された先端部に相当する領域のみの現像バイアスをオフにする制御にする。一度作成したトナー像に露光を行うと、少なからずトナー像の電位を落としてしまう。
このような場合、少なからず転写効率が変化し、転写後の画像に影響が出る恐れがある。そのため、上記のように制御させることで、上流で作成されたトナー像を露光せず、画像に影響を与えることなく、転写後の転写紙分離性を向上することができる。作像されたトナー像の電位を変化させることなく、転写効率を維持させ、分離爪跡などの異常画像を抑えることができる。
また、原稿読み取り部16で読み込まれた画像信号から、モード判別とともにコントローラ18で原稿先端部の印字率を算出する。高印字率の場合は、トナー像作成のため、表面電位が低い部位が多く存在し、分離性は極めて高くなる。逆に、低印字率では、非画像部が多いため、表面電位が高いため分離性は悪くなる。
そのため、印字率が低い場合は、現像後の作像形成域先端部の除電をモード別に応じ、第2露光装置6で転写前除電を行い、露光された先端部に相当する領域のみの現像バイアスをオフにする制御にする。高印字率の場合は、転写前除電を行わないように制御する。
このように制御させることで、画像に極力影響を与えることなく、高温高湿やロール紙のように極めて分離性が悪い条件下において、先端白紙部のみの転写前除電のみでは効果が少ない場合においても転写後の転写紙分離性を向上することができる。
また、原稿読み取り部16で読み込まれた画像信号から、モード判別とともにコントローラ18で原稿全体の非画像部を検出する。この非画像部が副走査幅全体に画像領域が存在しない場合、非画像部の主走査幅を算出する。
この非画像部に相当する算出された主走査長のみを、作像形成域先端部の除電をモード別に応じ、第2露光装置6で転写前除電を行い、露光された先端部に相当する領域のみの現像バイアスをオフにする制御にする。
また、非画像部が作像形成域の先端、中央、後端と複数に分かれている場合においても、それぞれの部分で上記の転写前除電制御を行う。このように制御することで、上流で作成されたトナー像を露光せず、画像に影響を与えることなく、転写後の転写紙分離性を向上することができる。
これにより、上記と同様に、高温高湿やロール紙のように極めて分離性が悪い条件下において、先端白紙部のみの転写前除電のみでは効果が少ない場合においても転写後の転写紙分離性を向上することができる。
本発明の1実施の形態である画像形成装置を示す概略構成図である。 作像形成域に非画像部が半数を占める画像を示す概略図である。 トナー像の転写及び転写紙の分離の過程を示す模式図である。 画像形成装置のプリント動作を説明するフローチャートである。 第1帯電装置による作像形成域全体の−700V帯電を示す概略図である。 第1露光装置による画像部の−50Vまで露光及び静電潜像部の形成を示す概略図である。 感光体上の帯電電位の−700Vから−50Vへの減衰を示す概略図である。
符号の説明
A 画像形成装置
1 像担持体(感光体)
2 第1帯電装置
3 潜像形成手段(第1露光装置)
4 現像手段(第1現像装置)
4a 第1現像バイアス印加装置
5 第2帯電装置
6 潜像形成手段(第2露光装置)
7 現像手段(第2現像装置)
17 第2現像バイアス印加装置
18 コントローラ(検出手段、印字率算出手段、非画像部検出手段)

Claims (5)

  1. 像担持体と、この像担持体上を帯電する複数の帯電装置と、前記像担持体上を露光して静電潜像を形成する複数の潜像形成手段と、前記像担持体上の静電潜像を現像してトナー像とする複数の現像手段と、転写紙を通過させ電界を掛けて前記像担持体上のトナー像を前記転写紙に転写する転写装置を含んでいる画像形成装置において、複数の現像装置のうちの下流に設けられた現像手段が前記像担持体と非接触で現像を行ない、下流に設けられた潜像形成手段により、上流に設けられた帯電装置、潜像形成手段、現像手段により行われる作像形成域の先端部のみの露光を行い、前記転写紙に転写される前に転写前除電を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像情報に応じて、前記下流に設けられた潜像形成手段により、前記上流に設けられた帯電装置、潜像形成手段、現像手段により行われる作像形成域の先端部のみの露光を行うと同時に、露光された先端部に相当する領域の現像バイアスを出力しないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 作像するトナー像の画像信号を検出する検出手段を備え、前記画像信号により作像形成域先端から作像領域までの先端非画像部のみに転写前除電を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 作像するトナー像の画像信号を検出し、作像形成域先端部の印字率を算出する算出手段を備え、算出された印字率に応じて作像形成域先端部に転写前除電を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 作像するトナー像の画像信号を検出し、作像形成領域内で副走査方向全体に非画像部を検出した場合、前記非画像部において転写前除電を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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