JP4842700B2 - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ Download PDF

Info

Publication number
JP4842700B2
JP4842700B2 JP2006131443A JP2006131443A JP4842700B2 JP 4842700 B2 JP4842700 B2 JP 4842700B2 JP 2006131443 A JP2006131443 A JP 2006131443A JP 2006131443 A JP2006131443 A JP 2006131443A JP 4842700 B2 JP4842700 B2 JP 4842700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
press
metal shell
fitting
spark plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006131443A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007305374A (ja
Inventor
信行 堀田
英司 小寺
典康 杉本
和重 大林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2006131443A priority Critical patent/JP4842700B2/ja
Publication of JP2007305374A publication Critical patent/JP2007305374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4842700B2 publication Critical patent/JP4842700B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Spark Plugs (AREA)

Description

本発明は、自動車用エンジン等の内燃機関に使用されるスパークプラグに関する。
従来から、スパークプラグとして、中心電極と、この中心電極を保持する絶縁碍子と、先端部に接地電極を備えた主体金具とを備え、主体金具内に絶縁碍子が支持固定された構造のものが知られている。このようなスパークプラグでは、筒状に形成された主体金具内に絶縁碍子の径大の鍔状の部位を挿入し、主体金具の一方の端部を加締めて絶縁碍子の鍔状の部位を軸線方向に押圧することによって主体金具内に絶縁碍子に支持固定する構造とすることが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
また、上記のようなスパークプラグにおいて、熱的な特性(熱価ともいう)は重要であり、特に点火進角とスパークプラグの発火温度の関係から、範囲は規定されている。この範囲が広いほど特性として好ましい。この熱価の調整としては、絶縁碍子の発火部側の燃焼ガスにさらされる面積の大小を調整することによりその範囲を調整する方法が一般的である。しかしながら、この面積の変更のみでは、熱価の調整が十分に行えず単にくすぶり易い、または焼け易いスパークプラグとなってしまうことがある。このため、銅芯入り中心電極等を用いることりより、発火部側からの放熱性を向上させることにより、ワイドレンジ化が図られてきた。
また、上記のような銅芯入り中心電極等を用いたスパークプラグにおいて、主体金具と絶縁碍子の間に形成され燃焼ガスが入り込むガスポケットの長さと、主体金具と絶縁碍子との間に配置される金属製のパッキン介装部の長さの和を一定にし、これらの長さを変更することによって、熱価を調整することも知られている(例えば、特許文献2参照。)。この方法では、放熱性を上げるためには、パッキン介装部の長さを大きくしガスポケットの長さを小さくする。このため、くすぶり等の耐汚損性が悪くなるという問題がある。
特開2002−164147号公報 実開昭61−39880号公報
上記のように従来においては、くすぶり等の耐汚損性の低下を招くことなく放熱性を上げることが困難であるという問題があった。また、スパークプラグにおいては、小径化することが求められている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。本発明は、従来に比べて耐汚損性及び放熱性の向上を図ることができるとともに、小径化を図ることのできるスパークプラグを提供することを目的とする。
本発明のスパークプラグは、軸線方向に延在する中心電極と、前記中心電極を保持する円筒状の絶縁碍子と、前記絶縁碍子の一部を収容するとともに、機関に取り付けられた際に当該機関との間で気密封止面を形成する座面と、先端部に配置され前記中心電極との間で火花放電を生じさせるための接地電極とを有する円筒状の主体金具と、前記主体金具の先端と前記座面との間の、前記絶縁碍子と前記主体金具との間に圧入され、前記絶縁碍子と前記主体金具との間の放熱経路を形成する環状の放熱部材であって、前記絶縁碍子の外周面に接触する内側圧入接触部と前記主体金具の内周面に接触する外側圧入接触部とを有し、当該放熱部材を軸線方向に直交する任意の径方向断面で見たときに、前記内側圧入接触部と前記主体金具の内周面との間及び前記外側圧入接触部と前記絶縁碍子の外周面との間のそれぞれに空間を有する形状とされた放熱部材とを具備し、前記絶縁碍子のうち、前記放熱部材の前記内側圧入接触部と当接する部位が軸線に対して平行であり、前記絶縁碍子のうち、前記放熱部材の前記内側圧入接触部と当接する部位の先端側に隣接する部位が先端に向かって小径となる傾斜面を有することを特徴とする。
上記構成の本発明のスパークプラグでは、絶縁碍子の外周面に接触する内側圧入接触部と前記主体金具の内周面に接触する外側圧入接触部とを有し、当該放熱部材を軸線方向に直交する任意の径方向断面で見たときに、前記内側圧入接触部と前記主体金具の内周面との間及び前記外側圧入接触部と前記絶縁碍子の外周面との間のそれぞれに空間を有する形状とされた放熱部材によって、絶縁碍子と主体金具との間で放熱を行う。このように、圧入によって絶縁碍子と主体金具との間に支持された放熱部材を用いることにより、例えば、主体金具と絶縁碍子とに夫々対向する段部を形成して、これらの間にリング状等の伝熱部材を配置する従来構造に比べて、段部等の構造を設ける必要がなくなるため、脚長(ガスポケットの長さ)を最大限長くすることができる。これによって、耐汚損性の良好なスパークプラグを得ることができるとともに、段部を過度に大きくする必要がなく、スパークプラグの小径化を図ることができる。さらに、放熱部材は、当該放熱部材を軸線方向に直交する任意の径方向断面で見たときに、前記内側圧入接触部と前記主体金具の内周面との間及び前記外側圧入接触部と前記絶縁碍子の外周面との間のそれぞれに空間を有する形状とされている。この空間の存在によって、絶縁碍子への放熱部材による締め付け負荷を軽減することができる。つまり、放熱部材のうち絶縁碍子に負荷を及ぼす部分である放熱部材はたわむように変形して応力を緩和することができ、絶縁碍子に対する放熱部材による面圧の過度な上昇を抑制することが可能となる。これによって、締め付け負荷により絶縁碍子が破損することを防止できる。また、圧入による主体金具の径方向の膨れを防止することができ、ねじ部のねじ精度の低下を防止できる。このように、軸線方向に直交する任意の径方向断面で見たときに、内側圧入接触部と主体金具の内周面との間及び外側圧入接触部と絶縁碍子の外周面との間のそれぞれに空間を有する形状とするための一態様としては、内側圧入接触部と、外側圧入接触部とが、互いに異なる軸線方向位置に配置された構造の放熱部材を挙げることができる。
絶縁碍子は熱サイクルにより軸線方向に伸縮(膨張−収縮)する。このため絶縁碍子の外径も変化し、放熱部材の内側圧入接触部と絶縁碍子の径方向における当接位置は変化してしまう。この当接位置の変化について軸線方向とこれに垂直な径方向について分析すると、絶縁碍子のうち内側圧入接触部と当接する部位が平行でない場合は、絶縁碍子の軸線方向成分の伸縮によっても径方向の当接位置の変化に影響を与えてしまう。しかしながら、本構成のように平行とすることにより、軸線方向の伸縮による径方向の当接位置が変化してしまうことはなく、良好な当接状態を維持することができる。このため、絶縁碍子の破損を抑制ないし低減し、良好な放熱性も実現できる。また、この内側圧入接触部と当接する部位の先端側に隣接する部位を、先端に向かって小径となる傾斜面を有する形状とすることによって、放熱部材内に絶縁碍子を容易に挿入することが可能となる。
本発明のスパークプラグの一態様では、上記スパークプラグにおいて、 前記放熱部材の、前記内側圧入接触部の軸方向長さL1と、前記外側圧入接触部の軸方向長さL2とが、
0.1mm≦L1≦(L2×1.5)
とされていることを特徴とする。すなわち、接触面積を確保し、絶縁碍子からの放熱性を十分確保するために、L1は、0.1mm以上とすることが好ましい。また、一般的にセラミックからなる絶縁碍子と金属からなる放熱部材との摩擦係数は、約0.12であり、金属同士の主体金具と放熱部材との摩擦係数は、約0.25で約2倍以上の差がある。このため、安全性と摩擦係数のばらつきを見込んで、L1≦(L2×1.5)とすれば、主体金具と放熱部材との間に比べて、絶縁碍子と放熱部材との間を滑り易い状態に維持できる。このようにすれば、絶縁碍子に熱による伸長、収縮が生じた場合に、放熱部材が、主体金具に固定された状態で絶縁碍子との間で滑り、その主体金具に対する位置が移動することなく保持される。
また、本発明のスパークプラグの一態様では、上記のL1,L2が、
(L2×2.5)≦L1
とされている。これによって、主体金具と放熱部材との間に比べて、絶縁碍子と放熱部材との間を滑り難い状態に維持し、絶縁碍子に熱による伸長、収縮が生じた場合に、放熱部材が、絶縁碍子に固定された状態で主体金具との間で滑り、その絶縁碍子に対する位置が移動することなく保持される。
また、本発明のスパークプラグの一態様では、前記主体金具の前記放熱部材配置位置より先端側に、前記放熱部材配置位置より内径が小さな径小部が設けられていることを特徴とする。このように径小部を設けることにより、万一放熱部材の圧入状態が緩んだ場合でも、内燃機関の燃焼室内等に放熱部材が抜け落ちることを防止することができる。
また、本発明のスパークプラグの一態様では、前記絶縁碍子の段付き部まで前記放熱部材を圧入した後、当該絶縁碍子と放熱部材とを前記主体金具に圧入して構成されていることを特徴とする。これによって、圧入時に絶縁碍子に破損が生じる可能性を低減することができる。すなわち、主体金具内に放熱部材を圧入した後に、絶縁碍子を放熱部材に圧入しようとすると、絶縁碍子の偏芯、軸振れ等によって、絶縁碍子の碍子脚長部の先端を放熱部材に圧入する際にその両者が全周にわたって均一に当接せず、碍子脚長部の後端側に大きな曲げ応力が加わり、絶縁碍子に破損が生じる可能性がある。上記一態様によれば、曲げ応力に関与する支点間距離を短くすることができこのような絶縁碍子の破損可能性を大幅に低減することができる。
本発明のスパークプラグの一態様では、前記主体金具に、前記放熱部材を圧入するための圧入導入部が形成されていることを特徴とする。これによって、放熱部材の主体金具への圧入を容易に行うことが可能となる。
また、本発明のスパークプラグの一態様では、前記放熱部材よりも後端側に、前記絶縁碍子と前記主体金具との間を気密封止する気密封止部を有することを特徴とする。この気密封止部としては、例えば、前記主体金具に設けられ、圧入、焼き嵌め、冷やし嵌めのいずれかによって前記絶縁碍子を保持する嵌合部とすることができる。このように、主体金具の嵌合部にて、圧入、焼き嵌め、冷やし嵌めのいずれかによって絶縁碍子を保持することによって、従来のように主体金具の加締め部を係合させるための大径の部位を絶縁碍子に設ける必要がなくなる。これにより、スパークプラグの最大径を従来に比べて細くすることができる。すなわち、従来に比べてスパークプラグの小径化を図ることができる。また、嵌合部において気密性を保持する構造とすることによって、放熱部の構造の自由度を高めることができる。
前記絶縁碍子が前記嵌合部にて保持される手段としては、圧入を選択することができ、この場合絶縁碍子の圧入部の先端側に、後端側よりも径小とした圧入導入部を設けることが好ましい。これによって容易に製造が可能となり、かつ、十分な抜け荷重を確保することができる。
本発明によれば、従来に比べて耐汚損性及び放熱性の向上を図ることができるとともに、小径化を図ることのできるスパークプラグを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るスパークプラグ100の要部断面構成を拡大して示すものであり、図2は、スパークプラグ100の全体の外観を示し、図3は図1中に一点鎖線で囲んだ要部構成をさらに拡大して示している。スパークプラグ100は、略円筒状の主体金具1と、先端部が突出するようにその主体金具1内に嵌め込まれる略円筒状の絶縁碍子2とを備えている。図1中に点線で示すように、絶縁碍子2内の先端側の中心部分にはその軸方向に沿って銅芯入りの中心電極3が配置されており、中心電極3の先端部は絶縁碍子2の先端面から突出した状態となっている。そして、この中心電極3の先端部と対向するように、接地電極10が配置されている。この接地電極10は、一端が主体金具1に結合され、接地電極10と中心電極3の間には所定間隔の火花放電ギャップが形成されている。
絶縁碍子2は、例えばアルミナ等のセラミック焼結体により略円筒状に構成されている。図1中に点線で示すように、絶縁碍子2の内部には自身の軸方向に沿って中心電極3を挿通させるための貫通孔が設けられ、その後端側に端子金具4が挿入・固定され、先端部側に中心電極3が挿入・固定されている。これらの端子金具4と中心電極3とは、絶縁碍子2の貫通孔内において抵抗体30及び導電性ガラスシール層31を介して電気的に接続されている。また、絶縁碍子2は、主体金具1の後端寄り部位や主体金具1より後端側で主体金具1より露出する部位を含む碍子径大部21と、碍子径大部21より先端側で碍子径大部21より小径の碍子中胴部22と、碍子中胴部22より先端側で碍子中胴部22より小径でありエンジン等の内燃機関に取り付けた時に自身の先端寄りの一部が燃焼ガスに晒される碍子脚長部23とを有している。本実施形態では、碍子中胴部22は、後端側に位置し大径の後端側碍子中胴部220と、先端側に位置し小径の先端側碍子中胴部221とから構成されている。
主体金具1は、炭素鋼やステンレス鋼等の金属、例えば、S35C、S45C、SUS430、SUS630等により円筒状に形成されており、スパークプラグ100のハウジングを構成するとともに、その先端側(図中下側)の外周面には、スパークプラグ100を図示しない機関のプラグ取付孔に取り付けるためのねじ部7が形成されている。このねじ部7より後端側の外周部には、スパークプラグ100をプラグ取付孔に取り付ける際に、スパナやレンチ等の工具を係合させる工具係合部8が設けられている。そして、この工具係合部8よりさらに後端側には、嵌合部9が設けられている。なお、図1,2において、5はスパークプラグ100を機関に取り付けた際に当該機関との間で気密封止面を形成する座面である。この座面5と機関の当接面との間には、例えば気密シールのためのリング状のシール部材(ガスケット)が配置される場合がある。
主体金具1の内周面は、絶縁碍子2の碍子径大部21と対向する大孔部11と、碍子中胴部22と対向する中孔部12と、碍子脚長部23と対向する小孔部13とを有している。また、中孔部12は、主に後端側碍子中胴部220と対向する大径の後端側中孔部120と、主に先端側碍子中胴部221と対向する小径の先端側中孔部121とから構成されている。
上記の絶縁碍子2の碍子脚長部23及びこれに対向する主体金具1の小孔部13との間に介在するように、環状の放熱部材14が設けられている。この放熱部材14は、例えば主体金具1と同様な金属から構成されており、絶縁碍子2に圧入されると共に、主体金具1内に圧入されてこれらの間に支持され、これらの間の放熱経路を形成している。放熱部材14は、図3に示すように、絶縁碍子2の外周面に接触する内側圧入接触部141と主体金具1の内周面に接触する外側圧入接触部140とを有している。そして、内側圧入接触部141と外側圧入接触部140とは、互いに軸線方向位置が異なるように配置されている。これによって、放熱部材14を軸線方向に直交する任意の径方向断面で見たときに、内側圧入接触部141と主体金具1の内周面との間及び外側圧入接触部140と絶縁碍子2の外周面との間のそれぞれに、必ず空間を有する形状とされている。
上記放熱部材14は、主体金具1と絶縁碍子2とが当接する当接部のうち、最も軸線方向先端側に位置している。すなわち放熱部材14は、絶縁碍子2と主体金具1との間に形成される放熱経路のうち、最も軸線方向先端側に位置した放熱経路として作用する。このように、主体金具1及び絶縁碍子2に圧入した放熱部材14によって放熱経路を形成することにより、例えば、主体金具と絶縁碍子とに夫々対向する段部を形成して、これらの間にリング状等の伝熱部材を挟持する場合に比べて、段部等の構造を設ける必要がなくなるため、脚長(ガスポケットの長さ)を最大限長くすることができる。これによって、放熱性を良好に維持しつつ、耐汚損性の良好なスパークプラグを得ることができるとともに、スパークプラグ全体の小径化を図ることができる。
また、圧入によって、放熱部材14と、絶縁碍子2及び主体金具1とが径方向の締め付けによって接触しているため、軸方向に押圧されて接触している場合に比べて、熱サイクルが加わった場合において、より確実に接触状態を維持することができる。すなわち、熱サイクルが加わった場合、絶縁碍子2の径方向の伸縮よりも、軸方向の伸縮が大きくなる。このため、軸方向に押圧されて伝熱部材が接触している場合、熱が加わって絶縁碍子2が伸びると伝熱部材の変形が進み、温度が常温に戻り絶縁碍子2の伸びが戻ると接触が保たれない場合がある。一方、本実施形態によれば、絶縁碍子2の軸方向への伸縮に対しては、放熱部材14と絶縁碍子2(又は主体金具1)とがスライドすることで吸収できる。また、径方向への絶縁碍子2の伸縮は軸方向に比べて僅かであることに加え、放熱部材14自身がたわむように変形したりするため、問題とならない。このため、良好な放熱性を維持することができる。
上記のように、放熱部材14と絶縁碍子2とがスライドするためには、図3に示す放熱部材14の、内側圧入接触部141の軸方向長さL1と、外側圧入接触部の軸方向長さL2とが、
0.1mm≦L1≦(L2×1.5)
とされていることが好ましい。すなわち、接触面積を確保し、絶縁碍子2からの放熱性を十分確保するためには、L1は、0.1mm以上とすることが好ましい。また、一般的にセラミックからなる絶縁碍子2と金属からなる放熱部材14との摩擦係数は、約0.12であり、金属同士の主体金具1と放熱部材14との摩擦係数は、約0.25で約2倍以上の差がある。このため、安全性と摩擦係数のばらつきを見込んで、L1≦(L2×1.5)とすれば、主体金具1と放熱部材14との間に比べて、絶縁碍子2と放熱部材14との間を滑り易い状態に維持できる。このようにすれば、絶縁碍子2に熱による伸長、収縮が生じた場合に、放熱部材14が主体金具1に固定された状態で、絶縁碍子2との間で滑り、放熱部材14の主体金具1に対する位置が移動することなく保持される。
また、逆に
(L2×2.5)≦L1
として、主体金具1と放熱部材14との間に比べて、絶縁碍子2と放熱部材14との間を滑り難い状態に維持し、これによって絶縁碍子2に熱による伸長、収縮が生じた場合に、放熱部材14が絶縁碍子2に固定された状態で、主体金具1との間で滑るよう構成することもできる。この場合、放熱部材14の絶縁碍子2に対する位置が移動することなく保持される。
さらに、前述したとおり、放熱部材14は、内側圧入接触部141と、外側圧入接触部140とが、互いに軸線方向位置が異なるように配置され、これによって、放熱部材14を軸線方向に直交する任意の径方向断面で見たときに、内側圧入接触部141と主体金具1の内周面との間及び外側圧入接触部140と絶縁碍子2の外周面との間のそれぞれに、必ず空間を有する形状とされている。放熱部材14をこのような形状とすることにより、絶縁碍子2への締め付け負荷を軽減することができる。放熱部材14は、絶縁碍子2のうち、小径で肉厚の薄い碍子脚長部23と当接されているため、このように面圧を抑制することは、絶縁碍子2の破損を防止する上で有効である。また、圧入による主体金具1の径方向の膨れを防止することができ、ねじ部7のねじ精度の低下を防止することができる。
上記のように、放熱部材14を、軸線方向に直交する任意の径方向断面で見たときに、内側圧入接触部141と主体金具1の内周面との間及び外側圧入接触部140と絶縁碍子2の外周面との間のそれぞれに、必ず空間を有する形状とする場合、内側圧入接触部141と、外側圧入接触部140とが、互いに軸線方向位置が異なるように配置したものに限らず、例えば、図4,5に示す形状の放熱部材142、143等も用いることができる。このような放熱部材142、143等によっても、例えば、これらの図に直線A,Bで例示した軸線方向に直交する径方向断面で見たときに、内側圧入接触部141と主体金具1の内周面との間及び外側圧入接触部140と絶縁碍子2の外周面との間のそれぞれに、必ず空間を有する(部材のない部分がある)形状とすることができる。
また、内側圧入接触部141と、外側圧入接触部140とが、互いに軸線方向位置が異なるように配置した場合についても、図3に示した形状の放熱部材14に限られない。例えば、図6,7に示した放熱部材144、145の如き形状のもの、その他どのような形状のものも使用することができる。
図8は、主体金具1の放熱部材14配置位置より先端側に、放熱部材14配置位置より内径が小さな径小部50を設けたスパークプラグ110を示している。このように径小部50を設ければ、万一放熱部材14の圧入状態が緩んだ場合でも、放熱部材14が内燃機関の燃焼室内等に抜け落ちることを防止することができる。また、同図に示すように、絶縁碍子2の碍子脚長部23のうち、放熱部材14が当接される当接部位230は、軸線に対して略平行とすることが好ましい。これによって、放熱部材14と絶縁碍子2との圧入状態が良好に保たれる。また、この当接部位230に隣接する隣接部位231については、先端に向かって小径となる傾斜面とすることが好ましい。これによって、放熱部材14の圧入を容易に行うことが可能となる。さらに、主体金具1についても、放熱部材14の圧入を容易にするため、テーパー状又はRを付けた圧入導入部232を設けることが好ましい。
また、上記の放熱部材14を圧入して主体金具1と絶縁碍子2とを組み付ける際には、例えば、図9に示すように、絶縁碍子2を段付き構造とし、放熱部材14を絶縁碍子2に圧入した後、絶縁碍子2と共に放熱部材14を主体金具1内に圧入することが好ましい。これによって、圧入時に絶縁碍子2に破損が生じる可能性を低減することができる。すなわち、逆に、主体金具1内に放熱部材14を圧入した後に、絶縁碍子2を放熱部材14に圧入しようとすると、絶縁碍子2の偏芯、軸振れ等によって、絶縁碍子2の碍子脚長部23の先端を放熱部材14に圧入する際にその両者が全周にわたって均一に当接せず、碍子脚長部23の後端側に大きな曲げ応力が加わり、絶縁碍子2に破損が生じる可能性があるからである。一方、前記したように、放熱部材14を絶縁碍子2に圧入した後、絶縁碍子2と共に放熱部材14を主体金具1内に圧入すれば、曲げ応力に関与する支点間距離を短くすることができ、上記のような絶縁碍子2の破損可能性を大幅に低減することができる。
また、本実施形態によれば、放熱部材14の軸方向位置を変更することによって、熱価を容易に調節することが可能である。この場合において、主体金具1及び絶縁碍子2、さらに放熱部材14についても、共通部品化が可能となる。
なお、本実施形態では、上記した放熱部材14より後端側に、放熱経路を形成するための環状の伝熱部材40が、絶縁碍子2と主体金具1との間に介在するように設けられている。この伝熱部材40は、熱伝導性の良好な金属、例えば銅、アルミニウム等から構成されている。このように、絶縁碍子2の軸方向に離間した複数個所(2箇所)において、絶縁碍子2から主体金具1へ放熱する放熱経路を形成することにより、放熱を精度良く制御することができ、耐汚損性の低下を招くことなく、ワイドレンジ化することができる。
すなわち、この場合、図1中の放熱部材14による先端側の放熱経路は、主として絶縁碍子2の先端部からの熱を主体金具1に放熱する。また、図1中の伝熱部材40による後端側の放熱経路は、中心電極3と抵抗体30とを接合する部分に隣接して設けられており、熱伝導性の良好な銅芯入り中心電極3からの熱を主体金具1に放熱する。これによって、これらの部位の温度を夫々所望の熱価に合うように所望温度に制御することができ、プリイグニッションの発生等を防止してワイドレンジ化を実現することができる。また、ガスポケットの長さを小さくする必要もないため、くすぶり等の耐汚損性が悪化することもない。
嵌合部9は、絶縁碍子2を嵌合保持するためのものであり、本実施形態においてこの嵌合部9は、絶縁碍子2を圧入することによって、径方向に嵌合保持するようになっている。このように、嵌合部9を工具係合部8よりも後端側に設けることにより、工具係合部8に工具を係合させてスパークプラグ100をプラグ取付孔に締め付けた際等に、嵌合部9にねじれトルクや軸力が加わることを防止したり低減することができ、嵌合部9における結合部分(嵌合保持)の信頼性を向上させることができる。すなわち、スパークプラグ100のプラグ取付孔への取り付け、取り外しを繰り返して何度も行ったとしても、嵌合部9への影響が小さく、絶縁碍子2との結合状態に緩み等が生じることがない。また、主体金具1の後端側で絶縁碍子2を支持することにより、絶縁碍子2が振動した際の振動周波数を高めることができ、耐振動性を向上させることができる。
また、上記のような嵌合部9を、例えばねじ部7の部分に設けたとすると、絶縁碍子2の圧入によってねじ部7が膨らみ、ねじ精度が低下する可能性があるが、本実施形態のように、工具係合部8よりも後端側に嵌合部9を設けることにより、このような不具合が生じることを防止することができる。更に、更に、後端側に設けることで絶縁碍子2の碍子径大部21側で嵌合することができる。碍子径大部21は他の部位に比べて厚肉に構成することができ、絶縁碍子2の破壊荷重が小/中径部と比べて高く、そのため嵌合力を強めに設計しても、絶縁碍子2が破壊、損傷することを防ぐことができる。また、エンジンで使用したときに、比較的低温となるため気密漏れ等の不具合が生じにくい。
一方、前記したとおり、絶縁碍子2は、先端側から順に、碍子脚長部23、碍子中胴部22、碍子径大部21とされている。そして、碍子径大部21の碍子中胴部22側端部は、所定角度のテーパーが形成され、主体金具1の嵌合部9に圧入するための圧入導入部24とされている。この圧入導入部24のテーパー角度は、1〜5度程度とすることが好ましく、2〜4度程度とすることがさらに好ましい。テーパー角度を1度以上、好ましくは2度以上とする理由は、テーパー角度によって、テーパー長(圧入導入部長さ)が変化し、テーパー角度が1度未満となると、テーパー長が急激に長くなるためである。また、テーパー角度を5度以下、好ましくは4度以下とする理由は、十分な抜き後の嵌合代を確保するためである。この抜き後の嵌合代とは、一旦圧入した後引き抜いた時の絶縁碍子2の外形(D1)と圧入部9の内径(D2)との径差(D2−D1)のことを示しており、十分な嵌合強度(一定以上の抜け荷重)を得るためにはある程度大きい必要がある。
上記のように、本実施形態では、嵌合部9に、絶縁碍子2を圧入して嵌合保持する構成となっているので、従来のように主体金具1の加締め部を係合させるための大径の部位を絶縁碍子2に設ける必要がなく、スパークプラグ100の最大径を細くすることができる。これによって、エンジンに設けるスパークプラグ100取り付け用の孔の径を小さくすることができ、エンジン設計における自由度を高めることができる。なお、圧入の他、焼き嵌め、冷やし嵌め、或いはこれらの組み合わせによって、嵌合部9に絶縁碍子2を嵌合させるようにしても良い。
また、本実施形態のスパークプラグでは、嵌合部分の信頼性を高める、すなわち抜け荷重を高くする必要があるが、この抜け荷重を高くすればするほど、圧入荷重も高くなってしまう。このようなときには、圧入時に潤滑材を使用することで嵌合部の信頼性を高く保ったまま、圧入荷重を少なくすることができる。この場合、圧入後に熱処理を行うことで抜け荷重が増大する。これは、熱処理によって潤滑材が分解され潤滑効果がなくなるためと、嵌合部9の接触状態が熱処理前では点接触の状態にあるが、点接触部には局所的に高面圧が掛かっており、この状態に熱を与えることで主体金具材が軟化、そして塑性変形することで接触状態が点から面接触へと変化し、嵌合部9の真の接触面積が増大するための2つの効果による。このような潤滑材としては、例えばパスキンM30(商品名)、セロゾール(商品名)等を使用することができる。
熱処理は、例えば温度300℃で15分程度行うことが好ましい。このような圧入後の熱処理を行わなかった場合、圧入荷重と抜け荷重は略同一となる。ところが、上記のような熱処理を行うことにより、例えば嵌合部直径(絶縁碍子の外径)が10mmのスパークプラグの場合に実際に測定したデータの一例を挙げれば、圧入荷重が150Kgに対して、室温での抜け荷重が610Kg、200℃での抜け荷重が520Kgとなった。また、例えば嵌合部直径(絶縁碍子の外径)が8mmのスパークプラグの場合に実際に測定したデータの一例を挙げれば、圧入荷重が157Kgに対して、室温での抜け荷重が357Kg、200℃での抜け荷重が276Kgとなった。この圧入の際は、主体金具1の座面5を支持して絶縁碍子2の圧入を行っている。主体金具1には公知の方法によって、先端に接地電極10が接合されているので(図1参照。)、この接地電極10を変形させてしまうことなく圧入を行うためには座面5を支持して圧入することが好ましい。
さらに、上記嵌合部9は、絶縁碍子2の外側との間で、必要とされる気密性が確保できるようになっている。スパークプラグ100を取り付けた状態で内部から1.55MPaの圧力が加わった場合の気密性について測定したところ、常温では漏れ量が略0ml/min、200℃で略1ml/min程度であり、一般に市販されている加締めによるスパークプラグと同等以上の気密性が確保されていることが分かった。このように、本実施形態に係るスパークプラグ100では、嵌合部9において気密性を確保するようになっているので、従来のように気密性を確保するためのシールとなるタルク粉末等の充填が必要なく、このため構造を簡易化することができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。例えば、本実施形態に記載したL字形状の接地電極10の他、複数の接地電極を組み合わせたもの、さらには一般に沿面放電タイプと呼ばれるもののひとつである主体金具の先端部が火花放電電極を兼ねるタイプであってもよい。
また、嵌合部において絶縁碍子と当接する部分の長さは1mm以上とすることが好ましい。しかしながら、長すぎると過剰な圧入荷重を必要としてしまうため、作製の面からは嵌合部の内径を上限とすることが好ましい。
本発明の実施形態に係るスパークプラグの要部断面構成を拡大して示す図。 図1のスパークプラグの全体の外観構成を示す図。 図1のスパークプラグの要部断面構成を拡大して示す図。 他の実施形態のスパークプラグの要部断面構成を拡大して示す図。 他の実施形態のスパークプラグの要部断面構成を拡大して示す図。 他の実施形態のスパークプラグの要部断面構成を拡大して示す図。 他の実施形態のスパークプラグの要部断面構成を拡大して示す図。 他の実施形態に係るスパークプラグの要部断面構成を拡大して示す図。 実施形態に係るスパークプラグの製造方法を説明するための図。
符号の説明
1……主体金具、2……絶縁碍子、3……中心電極、4……端子金具、7……ねじ部、8……工具係合部、9……嵌合部、10……接地電極、14……放熱部材、100……スパークプラグ。

Claims (10)

  1. 軸線方向に延在する中心電極と、
    前記中心電極を保持する円筒状の絶縁碍子と、
    前記絶縁碍子の一部を収容するとともに、機関に取り付けられた際に当該機関との間で気密封止面を形成する座面と、先端部に配置され前記中心電極との間で火花放電を生じさせるための接地電極とを有する円筒状の主体金具と、
    前記主体金具の先端と前記座面との間の、前記絶縁碍子と前記主体金具との間に圧入され、前記絶縁碍子と前記主体金具との間の放熱経路を形成する環状の放熱部材であって、前記絶縁碍子の外周面に接触する内側圧入接触部と前記主体金具の内周面に接触する外側圧入接触部とを有し、当該放熱部材を軸線方向に直交する任意の径方向断面で見たときに、前記内側圧入接触部と前記主体金具の内周面との間及び前記外側圧入接触部と前記絶縁碍子の外周面との間のそれぞれに空間を有する形状とされた放熱部材と
    を具備し、
    前記絶縁碍子のうち、前記放熱部材の前記内側圧入接触部と当接する部位が軸線に対して平行であり、
    前記絶縁碍子のうち、前記放熱部材の前記内側圧入接触部と当接する部位の先端側に隣接する部位が先端に向かって小径となる傾斜面を有する
    ことを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記放熱部材は、前記内側圧入接触部と、前記外側圧入接触部とが、互いに異なる軸線方向位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記放熱部材の、前記内側圧入接触部の軸方向長さL1と、前記外側圧入接触部の軸方向長さL2とが、
    0.1mm≦L1≦(L2×1.5)
    とされていることを特徴とする請求項1又は2記載のスパークプラグ。
  4. 前記放熱部材の、前記内側圧入接触部の軸方向長さL1と、前記外側圧入接触部の軸方向長さL2とが、
    (L2×2.5)≦L1
    とされていることを特徴とする請求項1又は2記載のスパークプラグ。
  5. 前記主体金具の前記放熱部材配置位置より先端側に、前記放熱部材配置位置より内径が小さな径小部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のスパークプラグ。
  6. 前記絶縁碍子の段付き部まで前記放熱部材を圧入した後、当該絶縁碍子と放熱部材とを前記主体金具に圧入して構成されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のスパークプラグ。
  7. 前記主体金具に、前記放熱部材を圧入するための圧入導入部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載のスパークプラグ。
  8. 前記放熱部材よりも後端側に、前記絶縁碍子と前記主体金具との間を気密封止する気密封止部を有することを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載のスパークプラグ。
  9. 前記気密封止部が、前記主体金具に設けられ、圧入、焼き嵌め、冷やし嵌めのいずれかによって前記絶縁碍子を保持する嵌合部であることを特徴とする請求項8項記載のスパークプラグ。
  10. 前記絶縁碍子が前記嵌合部にて圧入により保持され、当該絶縁碍子の前記嵌合部に当接する部分のうち少なくともその先端側を後端側よりも径小とする圧入導入部が設けられていることを特徴とする請求項9記載のスパークプラグ。
JP2006131443A 2006-05-10 2006-05-10 スパークプラグ Expired - Fee Related JP4842700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006131443A JP4842700B2 (ja) 2006-05-10 2006-05-10 スパークプラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006131443A JP4842700B2 (ja) 2006-05-10 2006-05-10 スパークプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007305374A JP2007305374A (ja) 2007-11-22
JP4842700B2 true JP4842700B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=38839141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006131443A Expired - Fee Related JP4842700B2 (ja) 2006-05-10 2006-05-10 スパークプラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4842700B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5207309B2 (ja) * 2009-03-26 2013-06-12 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
WO2019073646A1 (ja) * 2017-10-11 2019-04-18 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6061780A (ja) * 1983-09-16 1985-04-09 Hitachi Koki Co Ltd 定着器の温度制御法
JPS6161780A (ja) * 1984-09-03 1986-03-29 株式会社ブリヂストン ロボツトハンド
DE102005044267B4 (de) * 2005-09-16 2018-06-14 Robert Bosch Gmbh Zündkerze

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007305374A (ja) 2007-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1931002B1 (en) Spark plug
US7896720B2 (en) Method of producing spark plug, and spark plug
JP4482589B2 (ja) プラズマジェット点火プラグ
WO2010035717A1 (ja) スパークプラグ
JP4741316B2 (ja) スパークプラグ
US20020067112A1 (en) Spark plug
US10720759B2 (en) Ignition plug
JP4842700B2 (ja) スパークプラグ
JP4741323B2 (ja) スパークプラグ
JP6678199B2 (ja) スパークプラグ
JP4824464B2 (ja) スパークプラグ
JP4921039B2 (ja) スパークプラグ
JP6262796B2 (ja) スパークプラグの製造方法及びスパークプラグ
JP7492938B2 (ja) スパークプラグ
JP5207309B2 (ja) スパークプラグ
JP4960002B2 (ja) スパークプラグ
JP5816643B2 (ja) 点火プラグ
JP7076413B2 (ja) スパークプラグ
JP4813965B2 (ja) スパークプラグ
JP5301635B2 (ja) スパークプラグ
JP5333750B2 (ja) スパークプラグ
JP6707404B2 (ja) スパークプラグ
JP2007059078A (ja) スパークプラグ及びその製造方法
JP2007059079A (ja) スパークプラグ
JP5837858B2 (ja) 点火プラグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4842700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees