JP4842186B2 - 無線受信機 - Google Patents

無線受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP4842186B2
JP4842186B2 JP2007083296A JP2007083296A JP4842186B2 JP 4842186 B2 JP4842186 B2 JP 4842186B2 JP 2007083296 A JP2007083296 A JP 2007083296A JP 2007083296 A JP2007083296 A JP 2007083296A JP 4842186 B2 JP4842186 B2 JP 4842186B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital signals
error
corrector
reference signal
amplitude
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007083296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008244918A (ja
Inventor
秀雄 大野
正俊 永安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2007083296A priority Critical patent/JP4842186B2/ja
Publication of JP2008244918A publication Critical patent/JP2008244918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4842186B2 publication Critical patent/JP4842186B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、直交変調方式を利用した無線通信システムに用いる無線受信機に関する。
QPSK及び多値QAM方式等の直交変調方式を利用した無線通信システムにおいて、アナログ回路の誤差等の装置不完全性は準同期検波方式の無線受信機における符号誤り率(BER)に影響を及ぼす。アナログ回路による誤差(以下、「アナログ回路による誤差」を「アナログ誤差」と略記する。)はキャリアリークの原因となるDCオフセット、イメージリークの原因となる振幅アンバランス及び直交度誤差である。これらアナログ誤差には送信側で発生するものと受信側で発生するものがある。送信側で発生するアナログ誤差は無線送信機で補正する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
送信側で発生するアナログ誤差は無線送信機で補正する場合、DCオフセットの検出による補正では周波数変換器で発生するローカル周波数のリーク分が検出できないという課題がある。また、フィードバック回路が必要でありコストがかかるという課題もある。また、変調側ローカルとフィードバック用ローカルとを同期させるという課題もある。さらに、ディジタル直交検波のため、アナログ‐ディジタル変換器(A/D)のサンプリング周波数が固定のままで、シンボルレートが速くなるとA/Dによる折り返し成分の影響が出るという課題がある。
そのため、送信側で発生するアナログ誤差を無線受信機で補正する技術が紹介されている(例えば、特許文献2及び3)。受信側のアナログ誤差はキャリア再生前の位相回転がある信号に基づいて補正することが可能である一方、送信側のアナログ誤差への補正はキャリア再生後の位相回転のない信号に対してする必要がある。そのため、特許文献2及び3の無線受信機は、搬送波の位相を補正する手段の前段において受信側で生ずるDCオフセット及び振幅アンバランスを補正し、後段において送信側で生ずるDCオフセット及び振幅アンバランスを補正している。
特開平09−321815号公報 特開平10−041992号公報 特許3451398号
引用文献2及び3の無線受信機は、等化器の出力信号又は識別信号を参照信号として受信側及び送信側のDCオフセット及び振幅アンバランスの補正を行っている。このように等化器からの出力を利用しているため、従来の送信側で発生するアナログ誤差を補正する無線受信機には、等化器が動作状態になければ正確な制御信号が利用できない、それに伴う等化器の特性が劣化する、等化器出力からのフィードバック回路が必要になる及び受信側で生じたアナログ誤差を補正するための逆位相補正回路が必要であるという課題があった。
そこで、前記課題を解決するため本発明は、等化器の出力を利用せず受信側及び送信側のアナログ誤差を補正できる無線受信機を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明に係る無線受信機は、等化器の出力を利用しないリファレンス信号を発生させ、受信側及び送信側のアナログ誤差を前記リファレンス信号に基づき適応的に補正することとした。
具体的には、本発明に係る無線受信機は、直交変調方式の無線信号を直交検波して2系統のディジタル信号を出力する直交検波部と、受信側誤差補正器、キャリア位相補正器、送信側誤差補正器、等化器、キャリア位相フィードバック器及びリファレンス信号発生器を有し、前記直交検波部が出力する2系統のディジタル信号を前記受信側誤差補正器、前記キャリア位相補正器、前記送信側誤差補正器、前記等化器の順で経由させてディジタル復調するディジタル復調部と、を備える無線受信機であって、前記受信側誤差補正器は、前記直交検波部から入力される2系統のディジタル信号と前記リファレンス信号発生器で発生したリファレンス信号とを比較し、前記直交検波部から入力される2系統のディジタル信号について前記直交検波部で生じた受信側誤差を適応的に補正し、前記キャリア位相補正器は、前記キャリア位相フィードバック器からの位相補正信号に基づき、前記受信側誤差補正器から入力される2系統のディジタル信号について搬送波の位相誤差を補正し、前記送信側誤差補正器は、前記キャリア位相補正器から入力される2系統のディジタル信号と前記リファレンス信号発生器で発生したリファレンス信号とを比較し、前記キャリア位相補正器から入力される2系統のディジタル信号について前記直交検波部が直交検波する前記無線信号に含まれる送信側誤差を適応的に補正し、前記等化器は、前記送信側誤差補正器から入力される2系統のディジタル信号の信号歪を補正して2系統のディジタル信号を出力し、前記キャリア位相フィードバック器は、前記等化器が出力する2系統のディジタル信号の位相誤差を検出し、前記位相誤差を補正する前記位相補正信号を生成して前記キャリア位相補正器へフィードバックすることを特徴とする。
本発明に係る無線受信機では、前記リファレンス信号発生器は、前記無線信号の変調方式に基づき前記直交検波部が出力する2系統のディジタル信号の理想信号をリファレンス信号として出力することができる。復調後のディジタル信号を理想値に近づけることができる。
本発明に係る無線受信機では、前記受信側誤差補正器及び前記送信側誤差補正器がそれぞれ補正する前記受信側誤差及び前記送信側誤差は、DCオフセット、振幅アンバランス及び直交度誤差であり、前記受信側誤差補正器及び前記送信側誤差補正器は、入力される2系統のディジタル信号についてそれぞれの直流成分と前記リファレンス信号発生器で発生したリファレンス信号の直流成分との差分であるDC差分を検出し、前記DC差分を適応的に補正するDC補正信号を前記直交検波部からの2系統のディジタル信号のそれぞれにフィードバックしてDCオフセットを低減するDCオフセット補正回路と、前記DCオフセット補正回路からの2系統のディジタル信号についてそれぞれの振幅の2乗値と前記リファレンス信号発生器で発生したリファレンス信号の振幅の2乗値との差分である振幅差分を検出し、前記振幅差分を適応的に補正する振幅補正信号を前記DCオフセット補正回路からの2系統のディジタル信号のそれぞれにフィードバックして振幅アンバランスを低減する振幅補正回路と、前記振幅補正回路からの2系統のディジタル信号の電力の和と前記リファレンス信号発生器で発生したリファレンス信号の電力との差分である電力差分を検出し、前記電力差分を適応的に補正する電力差分補正信号を前記振幅補正回路からの2系統のディジタル信号のそれぞれにフィードバックして直交度誤差を低減する直交度誤差補正回路と、をそれぞれ有することが好ましい。キャリアリークの原因となるDCオフセット、イメージリークの原因となる振幅アンバランス及び直交度誤差を独立して補正できる。
本発明は、リファレンス信号を利用するため、等化器の出力を利用せず受信側及び送信側のアナログ誤差を補正できる無線受信機を提供することができる。また、本発明に係る無線受信機は、等化器の出力を利用していないので、出荷時の固定の補正値では不可能であったアナログ部品の温度による特性変化や経年変化にも対応することができる。
添付の図面を参照して本発明を詳細に説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、それぞれ同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係る無線受信機500の構成を示したブロック図である。無線受信機500は、直交検波部10、ディジタル復調部20を備える。ディジタル復調部20は受信側誤差補正器21、キャリア位相補正器22、送信側誤差補正器23、等化器24、キャリア位相フィードバック器25及びリファレンス信号発生器26を有する。
無線受信機500は、図示しない直交変調方式の無線送信機からの無線信号を受信し、中間周波数に変換してIF信号とする。直交検波部10は、IF信号を準同期検波で直交検波してI−ch及びQ−chの2系統のディジタル信号を出力する。
無線受信機500は、ディジタル復調部20で前記2系統のディジタル信号をディジタル復調するため、前記2系統のディジタル信号を受信側誤差補正器21、キャリア位相補正器22、送信側誤差補正器23、等化器24の順で経由させる。
リファレンス信号発生器26は、無線信号の変調方式に基づき直交検波部10が出力する2系統のディジタル信号の理想信号を算出し、理想信号をリファレンス信号として出力する。理想信号は、無線信号の変調方式からシミュレーション結果を元に算出した理想的なディジタル信号である。
無線受信機500は、直交検波部10からの2系統のディジタル信号を受信側誤差補正器21に入力し、受信側で発生したアナログ誤差である受信側誤差を補正する。具体的には、受信側誤差補正器21は、直交検波部10から入力される2系統のディジタル信号とリファレンス信号発生器26で発生したリファレンス信号とを比較し、直交検波部10から入力される2系統のディジタル信号について直交検波部10で生じた受信側誤差を適応的に補正する。
続いて、無線受信機500は、キャリア位相補正器22で2系統のディジタル信号について搬送波の位相補正を行う。無線受信機500は、等化器24から出力される2系統のディジタル信号をフィードバックして搬送波の位相補正を行う。具体的には、キャリア位相フィードバック器25は、等化器24が出力する2系統のディジタル信号の位相誤差を検出し、位相誤差を補正する位相補正信号を生成してキャリア位相補正器22へフィードバックする。キャリア位相補正器22は、キャリア位相フィードバック器25からの位相補正信号に基づき、受信側誤差補正器21から入力される2系統のディジタル信号について搬送波の位相誤差を補正する。
続いて、無線受信機500は、送信側誤差補正器23で2系統のディジタル信号について送信側で発生したアナログ誤差である送信側誤差を補正する。キャリア位相補正器22によって搬送波に位相誤差のない2系統のディジタル信号となっているため、送信側誤差補正器23は2系統のディジタル信号について送信側誤差を補正できる。具体的には、送信側誤差補正器23は、キャリア位相補正器22から入力される2系統のディジタル信号とリファレンス信号発生器26で発生したリファレンス信号とを比較し、キャリア位相補正器22から入力される2系統のディジタル信号について直交検波部10が直交検波する無線信号に含まれる送信側誤差を適応的に補正する。
等化器24は、送信側誤差補正器23から入力される2系統のディジタル信号の信号歪を補正して2系統のディジタル信号を出力する。無線受信機500では、2系統のディジタル信号について等化器24の入力前に受信側及び送信側のアナログ誤差を補正している。そのため、等化器24の特性劣化を防止することができる。
このような構成の無線受信機500は、等化器の出力を利用せず受信側及び送信側のアナログ誤差を補正しており、初期引き込み時や同期外れの状態でもアナログ誤差を正しく補正することができる。その結果、等化器の特性劣化を防止でき、搬送波の同期が容易となる。
図2は、本実施形態に係る無線受信機600の構成を示したブロック図である。無線受信機600は図1の無線受信機500の構成をより具体的に示したブロック図である。無線受信機600は、直交検波部10A、ディジタル復調部20Aを備える。無線受信機600が補正するアナログ誤差はDCオフセット、振幅アンバランス及び直交度である。
直交検波部10Aは、図1の直交検波部10で説明した機能を実現するための一例である。直交検波部10Aは、ゲイン調整器101、ハイブリッド102、乗算器103、ローパスフィルタ(LPF)104、アナログ‐デジタル変換器(A/D)105、局部発振器106、PLL(Phase Locked Loop)107及び90°位相差分変換器108を有する。
ハイブリッド102は入力信号を2つに分岐して出力する。局部発振器106は直交検波部10Aに入力されるIF信号の周波数fIFを作るための基準参照周波数frefを発振する。PLL107は出力の周波数がfIFとなるようにロックする回路である。90°位相差分変換器108はPLL107からの出力を2系統に分岐し、2系統の信号の位相が直交するように位相差を調整する。乗算器103は90°位相差分変換器108の出力とハイブリッド102からの出力とを乗算する。乗算器103からの出力をLPF104を通過させることでIF信号のI相(I−ch)及びQ相(Q−ch)が得られる。直交検波部10Aは、これをA/D105でディジタル変換して出力する。なお、出力した信号の電力を電力検出器29で検出してゲイン調整器101へフィードバックしても良い。図2のIFAGCは、電力検出器29からゲイン調整器101へのフィードバック信号である。
ディジタル復調部20Aは、図1のディジタル復調部20で説明した機能を実現するための一例である。ディジタル復調部20Aは、図1のディジタル復調部20で説明したものの他にロールオフフィルタ(ROF)28及び硬判定器27を有する。
ROF28は、直交検波部10Aから入力された2系統のディジタル信号をフィルタリングし、受信側誤差補正器21へ出力する。硬判定器27は等化器24の出力について硬判定する。
無線受信機600は、直交検波部10Aで生じたDCオフセット、振幅アンバランス及び直交度誤差を補正するため、受信側誤差補正器21にDCオフセット補正回路(ADC1)211、振幅補正回路(ALC1)212及び直交度誤差補正回路(AQC1)213を含む。
DCオフセット補正回路211は、入力される2系統のディジタル信号についてそれぞれの直流成分とリファレンス信号発生器26で発生したリファレンス信号refの直流成分との差分であるDC差分を検出し、DC差分を適応的に補正するDC補正信号を直交検波部10Aからの2系統のディジタル信号のそれぞれにフィードバックしてDCオフセットを低減する。
図3は、DCオフセット補正回路211の一例を示したブロック図である。DCオフセット補正回路211は、入力端315、加算器314、出力端316、誤差検出部311、乗算器312及び補正値更新部313を持つ。入力端315から入力されるディジタル信号は加算器314でDC補正信号を加算されて出力端316から出力される。
誤差検出部311は、出力端316におけるディジタル信号について直流成分と図1で説明したリファレンス信号発生器26で発生したリファレンス信号refの直流成分との差分であるDC差分を検出する。リファレンス信号refの直流成分が0のときはリファレンス信号refの入力を省略してもよい。誤差検出部311は、検出したDC差分を正負の誤差符号として出力する。
乗算器312は、誤差検出部311から出力される誤差符号に対して、補正量の基準となるステップサイズμ及び誤差量を反転して補正量に変換する“−1”を乗算し、適応的に単位補正量を出力する。
補正値更新部313は、乗算器312からの単位補正量と過去のDC補正信号とを積分してDC補正信号の更新を行う。補正値更新部313は、更新されたDC補正信号を加算器314へ出力する。
以上の説明のように、DCオフセット補正回路211は直交検波部10Aで生じたDCオフセットを適応的に補正することができる。
振幅補正回路212は、DCオフセット補正回路211からのディジタル信号についてそれぞれの振幅の2乗値とリファレンス信号発生器26で発生したリファレンス信号の振幅の2乗値(ref amp2)との差分である振幅差分を検出し、前記振幅差分を適応的に補正する振幅補正信号をDCオフセット補正回路211からのディジタル信号のそれぞれにフィードバックして振幅アンバランスを低減する。
図4は、振幅補正回路212の一例を示したブロック図である。振幅補正回路212は、入力端325、乗算器324、出力端326、2乗部327、加算器328、誤差検出部321、乗算器322及び補正値更新部323を持つ。図3で説明したDCオフセット補正回路211からのディジタル信号は入力端325に入力され、乗算器324で振幅補正信号が乗算されて出力端326から出力される。
2乗部327は、出力端326におけるディジタル信号の振幅値を2乗した2乗振幅信号を出力する。加算器328は、2乗振幅信号からリファレンス信号の振幅の2乗値(ref amp2)を減算する。誤差検出部321は、ディジタル信号の振幅誤差である加算器328からの出力を正負の誤差符号として出力する。乗算器322は図3の乗算器321と同様に適応的に単位補正量を出力する。補正値更新部323は、乗算器322からの単位補正量と過去の振幅補正信号とを積分して振幅補正信号の更新を行う。補正値更新部323は、更新された振幅補正信号を乗算器324へ出力する。
以上の説明のように、振幅補正回路212は直交検波部10Aで生じた振幅アンバランスを適応的に補正することができる。
直交度誤差補正回路213は、振幅補正回路212からの2系統のディジタル信号の電力の和(out pow)とリファレンス信号発生器26で発生したリファレンス信号の電力(ref pow)との差分である電力差分を検出し、前記電力差分を適応的に補正する電力差分補正信号を振幅補正回路212からの2系統のディジタル信号のそれぞれにフィードバックして直交度誤差を低減する。
図5は、直交度誤差補正回路213の一例を示したブロック図である。直交度誤差補正回路213は、入力端335−i、入力端335−q、加算器334−i、加算器334−q、乗算器342−i、乗算器342−q、出力端336−i、出力端336−q、符号部341−i、符号部341−q、2乗部337−i、2乗部337−q、加算器340、加算器338、乗算器339、誤差検出部331、乗算器332及び補正値更新部333を持つ。2つの振幅補正回路212からのディジタル信号はそれぞれ入力端335−i及び入力端335−qに入力され、加算器334−i及び加算器334−qで直交補正信号が加算されて出力端336−i及び出力端336−qから出力される。
2乗部337−i及び2乗部337−qは、それぞれ出力端336−i及び出力端336−qにおけるディジタル信号の振幅値を2乗した2乗振幅信号を出力する。符号部341−i及び符号部341−qは、それぞれ出力端336−i及び出力端336−qにおけるディジタル信号の正負の符号を出力する。加算器340は、2乗部337−i及び2乗部337−qの出力を加算し、2系統のディジタル信号の電力の和(out pow)として出力する。加算器338は、2系統のディジタル信号の電力の和(out pow)からリファレンス信号の電力(ref pow)を減算する。乗算器339は、加算器338の出力に符号部341−i及び符号部341−qからの符号を乗算する。誤差検出部331は、2系統のディジタル信号の直交誤差である乗算器339からの出力を正負の誤差符号として出力する。
乗算器332は図3の乗算器321と同様に適応的に単位補正量を出力する。補正値更新部333は、乗算器332からの単位補正量と過去の直交補正値とを積分して直交補正値の更新を行う。補正値更新部333は、更新された直交補正値を乗算器342−i及び乗算器342−qへ出力する。乗算器342−iは、補正値更新部333からの更新された直交補正値と入力端335−qにおけるディジタル信号とを乗算し、直交補正信号として加算器334−iへ出力する。乗算器342−qは、補正値更新部333からの更新された直交補正値と入力端335−iにおけるディジタル信号とを乗算し、直交補正信号として加算器334−qへ出力する。
以上の説明のように、直交度誤差補正回路213は直交検波部10Aで生じた直交度誤差を適応的に補正することができる。
無線受信機600は、送信側誤差補正器23にDCオフセット補正回路(ADC2)231、振幅補正回路(ALC2)232及び直交度誤差補正回路(AQC2)233を含む。DCオフセット補正回路231は、図3で説明したDCオフセット補正回路211と同様に動作し、送信側で発生したDCオフセットを適応的に補正する。振幅補正回路232は、図3で説明した振幅補正回路212と同様に動作し、送信側で発生した振幅アンバランスを補正する。直交度誤差補正回路233は、図3で説明した直交度誤差補正回路213と同様に動作し、送信側で発生した直交度誤差を補正する。
図2には、等化器24が出力する2系統のディジタル信号の位相誤差を検出する位相誤差検出回路251、前記位相誤差を平均化する位相誤差平均化回路252及び前記位相誤差を補正する位相補正信号を生成する位相制御回路253を含むキャリア位相フィードバック器25の一例を示している。
無線受信機600は、以上のような構成とすることで、図1で説明した無線受信機500のように無線信号の受信側及び送信側で生ずるアナログ誤差を適応的に補正して復調することができる。
本発明は、直交変調方式などを用いた無線システムに利用することができる。
本発明に係る無線受信機の構成を示したブロック図である。 本発明に係る無線受信機の構成を示したブロック図である。 DCオフセット補正回路の一例を示したブロック図である。 振幅補正回路の一例を示したブロック図である。 直交度誤差補正回路の一例を示したブロック図である。
符号の説明
500、600 無線受信機
10、10A 直交検波部
101 ゲイン調整器
102 ハイブリッド
103 乗算器
104 ローパスフィルタ(LPF)
105 アナログ‐デジタル変換器(A/D)
106 局部発振器
107 PLL(Phase Locked Loop)
108 90°位相差分変換器
20、20A ディジタル復調部
21 受信側誤差補正器
211 DCオフセット補正回路(ADC1)
212 振幅補正回路(ALC1)
213 直交度誤差補正回路(AQC1)
22 キャリア位相補正器
23 送信側誤差補正器
231 DCオフセット補正回路(ADC2)
232 振幅補正回路(ALC2)
233 直交度誤差補正回路(AQC2)
24 等化器
25 キャリア位相フィードバック器
251 位相誤差検出回路
252 位相誤差平均化回路
253 位相制御回路
26 リファレンス信号発生器
27 硬判定器
28 ロールオフフィルタ(ROF)
29 電力検出器
315、325、335−i、335−q 入力端
314、328、334−i、334−q、338、340 加算器
316、326、336−i、336−q 出力端
311、321、331 誤差検出部
312、322、324、332、339、342−i、342−q 乗算器
313、323、333 補正値更新部
327、337−i、337−q 2乗部
341−i、341−q 符号部

Claims (3)

  1. 直交変調方式の無線信号を直交検波して2系統のディジタル信号を出力する直交検波部と、
    受信側誤差補正器、キャリア位相補正器、送信側誤差補正器、等化器、キャリア位相フィードバック器及びリファレンス信号発生器を有し、前記直交検波部が出力する2系統のディジタル信号を前記受信側誤差補正器、前記キャリア位相補正器、前記送信側誤差補正器、前記等化器の順で経由させてディジタル復調するディジタル復調部と、
    を備える無線受信機であって、
    前記受信側誤差補正器は、前記直交検波部から入力される2系統のディジタル信号と前記リファレンス信号発生器で発生したリファレンス信号とを比較し、前記直交検波部から入力される2系統のディジタル信号について前記直交検波部で生じた受信側誤差を適応的に補正し、
    前記キャリア位相補正器は、前記キャリア位相フィードバック器からの位相補正信号に基づき、前記受信側誤差補正器から入力される2系統のディジタル信号について搬送波の位相誤差を補正し、
    前記送信側誤差補正器は、前記キャリア位相補正器から入力される2系統のディジタル信号と前記リファレンス信号発生器で発生したリファレンス信号とを比較し、前記キャリア位相補正器から入力される2系統のディジタル信号について前記直交検波部が直交検波する前記無線信号に含まれる送信側誤差を適応的に補正し、
    前記等化器は、前記送信側誤差補正器から入力される2系統のディジタル信号の信号歪を補正して2系統のディジタル信号を出力し、
    前記キャリア位相フィードバック器は、前記等化器が出力する2系統のディジタル信号の位相誤差を検出し、前記位相誤差を補正する前記位相補正信号を生成して前記キャリア位相補正器へフィードバックすることを特徴とする無線受信機。
  2. 前記リファレンス信号発生器は、前記無線信号の変調方式に基づき前記直交検波部が出力する2系統のディジタル信号の理想信号を算出し、前記理想信号をリファレンス信号として出力することを特徴とする請求項1に記載の無線受信機。
  3. 前記受信側誤差補正器及び前記送信側誤差補正器がそれぞれ補正する前記受信側誤差及び前記送信側誤差は、DCオフセット、振幅アンバランス及び直交度誤差であり、
    前記受信側誤差補正器及び前記送信側誤差補正器は、
    入力される2系統のディジタル信号についてそれぞれの直流成分と前記リファレンス信号発生器で発生したリファレンス信号の直流成分との差分であるDC差分を検出し、前記DC差分を適応的に補正するDC補正信号を前記直交検波部からの2系統のディジタル信号のそれぞれにフィードバックしてDCオフセットを低減するDCオフセット補正回路と、
    前記DCオフセット補正回路からの2系統のディジタル信号についてそれぞれの振幅の2乗値と前記リファレンス信号発生器で発生したリファレンス信号の振幅の2乗値との差分である振幅差分を検出し、前記振幅差分を適応的に補正する振幅補正信号を前記DCオフセット補正回路からの2系統のディジタル信号のそれぞれにフィードバックして振幅アンバランスを低減する振幅補正回路と、
    前記振幅補正回路からの2系統のディジタル信号の電力の和と前記リファレンス信号発生器で発生したリファレンス信号の電力との差分である電力差分を検出し、前記電力差分を適応的に補正する電力差分補正信号を前記振幅補正回路からの2系統のディジタル信号のそれぞれにフィードバックして直交度誤差を低減する直交度誤差補正回路と、
    をそれぞれ有することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線受信機。
JP2007083296A 2007-03-28 2007-03-28 無線受信機 Expired - Fee Related JP4842186B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007083296A JP4842186B2 (ja) 2007-03-28 2007-03-28 無線受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007083296A JP4842186B2 (ja) 2007-03-28 2007-03-28 無線受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008244918A JP2008244918A (ja) 2008-10-09
JP4842186B2 true JP4842186B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=39915693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007083296A Expired - Fee Related JP4842186B2 (ja) 2007-03-28 2007-03-28 無線受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4842186B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014125600A1 (ja) 2013-02-14 2014-08-21 三菱電機株式会社 分波装置、合波装置および中継装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017152799A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 日本無線株式会社 無線受信機
JP6653960B2 (ja) * 2016-03-15 2020-02-26 日本無線株式会社 Sawセンサを用いた測定システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3451398B2 (ja) * 1992-11-11 2003-09-29 富士通株式会社 準同期検波復調回路
JP3421452B2 (ja) * 1994-12-07 2003-06-30 富士通株式会社 非線形歪補償装置
JPH1041992A (ja) * 1996-07-24 1998-02-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 準同期検波復調装置
JP3371876B2 (ja) * 2000-01-26 2003-01-27 日本電気株式会社 自動直交制御機能を備えた復調器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014125600A1 (ja) 2013-02-14 2014-08-21 三菱電機株式会社 分波装置、合波装置および中継装置
US9917634B2 (en) 2013-02-14 2018-03-13 Mitsubishi Electric Corporation Demultiplexing apparatus, multiplexing apparatus, and relay apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008244918A (ja) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8306156B2 (en) Data aided detection of spectrum inversion
US20150098714A1 (en) Optical communication receiving device and frequency offset compensation method
US9806823B2 (en) Cycle slip compensation in a coherent receiver
US6731698B1 (en) Quadrature demodulation circuit capable for canceling offset
US8411797B2 (en) Frequency offset compensation in a digital frequency shift keying receiver
US6028902A (en) Clock phase detecting circuit
US7664210B2 (en) Non-coherent synchronous direct-conversion receiving apparatus for compensating frequency offset
JP4842186B2 (ja) 無線受信機
US20100273439A1 (en) Radio communication apparatus and dc offset adjustment method
US8718481B2 (en) Method and device for phase recovery and communication system comprising such device
US8199864B1 (en) Quadrature phase shift keying demodulator of digital broadcast reception system and demodulation method thereof
US9025969B2 (en) Method with improved phase robustness in coherent detected optical system
US20040062322A1 (en) Phase error corrector and method
JP3693963B2 (ja) デジタル復調回路
EP1128620A1 (en) Apparatus for detecting frequency offset
JP5136854B2 (ja) クロック再生回路、復調回路、受信機、及び無線通信システム、並びにクロック再生回路の動作方法
US8457189B2 (en) Receiving apparatus having equalizer, and receiving method
KR102384422B1 (ko) 수신 장치 및 방법, 복조 장치
JP2017152799A (ja) 無線受信機
KR100819054B1 (ko) Mpsk 시스템의 기저대역 수신기에서의 반송파 복원장치 및 방법
JP4578926B2 (ja) Dcオフセット校正可能な位相変調用復調器
JP4375032B2 (ja) Qam送信システムおよびqam受信装置
KR100451741B1 (ko) 반송파 복구 장치
JP5721173B2 (ja) 復調装置及び復調方法
WO2017057338A1 (ja) 復調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4842186

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees