JP4842037B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

この発明は、演出効果を出すための効果音を出力するパチンコ機に関する。
従来、この種のパチンコ機として、パチンコ機周囲の音量レベルを測定するマイクロフォンを備え、そのマイクロフォンによって測定された音量レベルに応じて効果音の出力レベルを変更するものが知られている(特許文献1)。
また、遊技者に何かをアピールしたい場合に、周波数の低い音声だけを大音量で発したり、パチンコ機のエラー発生や不正行為を報知したい場合に、基本音量よりも大きいレベルの特定音量で音声を出力するものが知られている(特許文献2)。
特開2003−144695号公報(第42,46段落、図15〜図18)。 特開2005−176984号公報(第19,32,33段落、図7〜図9)。
図14は、パチンコ機の裏側の構造を示す説明図である。パチンコ機500の裏側上部には、島設備から供給される遊技球を貯留する球タンク4と、この球タンク4から供給される遊技球を払出す払出装置62とが配置されている。球タンク4と払出装置62とはタンクレール8によって連結されており、払出装置62と、パチンコ機500の前面に配置された上皿の遊技球供給口(図示せず)とは流下樋9によって連結されている。
そして、入賞が発生すると、払出装置62が駆動し、所定個数の遊技球が流下樋9を介して上皿へ払出される。このとき、球タンク4に貯留されている遊技球はタンクレール8を通って払出装置62へ供給されるが、タンクレール8の内部を流下する遊技球がタンクレール8の内壁と擦れたり衝突したりするときの音が発生する。また、払出装置62から払出された遊技球が流下樋9を流下するときに流下樋9の内壁と擦れたり衝突したりするときの音が発生する。さらに、島設備から球タンク4へ遊技球が供給されるときも、その供給された遊技球が球タンク4内の遊技球や球タンク4の内壁と衝突するときの音が発生する。以下、遊技球の流下が原因で発生する音を通流音という。さらに、払出装置62が駆動するときの払出モータなどの駆動音も発生する。
一方、遊技中には、払出装置の駆動とは関係なく、演出効果を出すための様々な効果音が出力される。例えば、動画を表示する演出表示器を備え、動画表示に続いて確定表示された静止画像が特定の静止画像であった場合に大当りを発生させるパチンコ機では、演出表示器に表示される動画の進行に従って様々な効果音が出力され、遊技の興趣を高める。
しかし、前述の従来のパチンコ機は、何れも、効果音が出力されているときに払出装置が駆動したような場合に、払出装置による遊技球の払出しに伴う騒音が邪魔して効果音を聞き取りにくくなるという問題がある。
特に、演出表示器が、大当り発生を予感させるような画像を表示するときに特別の効果音を出力するように構成されている場合に、その特別の効果音が聴き取りにくい状況が発生すると、遊技に対する興趣を減退させかねない。
例えば、演出表示器が複数の表示領域にてそれぞれ複数の図柄を変動表示し、その変動表示が停止したときに各表示領域にて確定表示された図柄の組合せが大当り図柄であった場合に大当りが発生するパチンコ機では、図柄の変動途中で「リーチ!・・・」という音声(・・・の部分は、任意の内容)が出力される場合がある。ここで、リーチとは、1つの表示領域では図柄の変動表示が行われているが、他の表示領域では図柄の変動表示が終了し、大当り図柄を構成する図柄がそれぞれ確定表示されている状態のことである。大当りは、必ずと言っていいほどリーチを経て発生するため、図柄の変動状態がリーチになることは、遊技者にとって大変関心の高い重要な事項である。
しかし、上記音声の冒頭部分の「リーチ!」なる音声が、遊技球の払出しに伴う騒音によって聞こえない事態が発生すると、音声による演出効果が台無しになり、面白味もなくなってしまう。
そこでこの発明は、払出装置による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって効果音が聞き取りにくくなることのないパチンコ機を実現することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、遊技領域に設けられた入賞口(14,22,23,27,41,44)と、前記入賞口に受入れられた遊技球を検出し、入賞検出信号を出力する入賞検出手段(14a,22a,23a,27a,41a,44a)と、遊技球を貯留する貯留部材(6,7)と、入力した駆動信号により遊技球を前記貯留部材へ払出す払出装置(62)と、前記払出装置により払出された遊技球を検出し、払出検出信号を出力する払出検出手段(62a,62b)と、入力した音声信号により音声を出力する音声出力装置(72〜79,R,L,B)と、入力した払出制御信号に表される個数の遊技球を前記払出装置により払出させるための駆動信号を前記払出装置へ出力する払出制御装置(200)と、入力した音声制御信号に表される音声を出力させるための音声信号を前記音声出力装置へ出力する音声制御装置(70)と、前記入賞検出信号を入力し、所定個数の遊技球の払出しを指示する払出制御信号を前記払出制御装置へ出力する処理と、遊技状態に応じた内容の音声を前記音声出力装置により出力させるための音声制御信号を前記音声制御装置へ出力する処理とを実行する主制御装置(100)とを備えたパチンコ機(1)において、前記音声出力装置が音声の出力を開始する場合に前記払出装置が遊技球を払出しているか否かを判定する第1判定手段と、前記音声出力装置が音声の冒頭部分の出力を開始するタイミングと、前記払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合するか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段が肯定判定した場合に、前記音声出力装置が前記音声を出力するときの音量レベルを所定の音量レベルよりも増大させる音量増大手段と、前記第2判定手段が肯定判定した場合に、前記払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングを、前記音声出力装置が前記音声の少なくとも冒頭部分の出力を終了するまで遅延させる遅延手段と、を備えたという技術的手段を用いる。
第1判定手段が、音声出力装置が音声の出力を開始する場合に払出装置が遊技球を払出していると肯定判定した場合は、音量増大手段により、音声出力装置が音声を出力するときの音量レベルを所定の音量レベルよりも増大させることができる。また、第2判定手段が、前記音声出力装置が音声の冒頭部分の出力を開始するタイミングと、前記払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合すると肯定判定した場合は、遅延手段により、払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングを、音声出力装置が音声の少なくとも冒頭部分の出力を終了するまで遅延させることができる。
従って、払出装置による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって音声が聞き取りにくくなることのないパチンコ機を実現することができる。
請求項2に記載の発明では、遊技領域に設けられた入賞口(14,22,23,27,41,44)と、前記入賞口に受入れられた遊技球を検出し、入賞検出信号を出力する入賞検出手段(14a,22a,23a,27a,41a,44a)と、遊技球を貯留する貯留部材(6,7)と、入力した駆動信号により遊技球を前記貯留部材へ払出す払出装置(62)と、前記払出装置により払出された遊技球を検出し、払出検出信号を出力する払出検出手段(62a,62b)と、入力した音声信号により音声を出力する音声出力装置(72〜79,R,L,B)と、入力した払出制御信号に表される個数の遊技球を前記払出装置により払出させるための駆動信号を前記払出装置へ出力する払出制御装置(200)と、入力した音声制御信号に表される音声を出力させるための音声信号を前記音声出力装置へ出力する音声制御装置(70)と、前記入賞検出信号を入力し、所定個数の遊技球の払出しを指示する払出制御信号を前記払出制御装置へ出力する処理と、遊技状態に応じた内容の音声を前記音声出力装置により出力させるための音声制御信号を前記音声制御装置へ出力する処理とを実行する主制御装置(100)とを備えたパチンコ機(1)において、前記音声出力装置が音声の出力を開始する場合に前記払出装置が遊技球を払出しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が肯定判定した場合に、前記音声出力装置が前記音声を出力するときの音量レベルを所定の音量レベルよりも増大させる音量増大手段と、を備えたという技術的手段を用いる。
音声出力装置が音声の出力を開始する場合に払出装置が遊技球を払出していると、判定手段が肯定判定した場合は、音声出力装置が音声を出力するときの音量レベルを、音量増大手段により、所定の音量レベルよりも増大させることができる。
従って、払出装置による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって音声が聞き取りにくくなることのないパチンコ機を実現することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のパチンコ機(1)において、前記払出装置が遊技球を払出している状態であることを表す払出状態信号を出力する払出状態信号出力手段を備えており、前記判定手段は、入力した前記払出状態信号に基づいて、前記払出装置(62)が遊技球を払出しているか否かを検出し、その検出結果に基づいて前記判定を行うという技術的手段を用いる。
払出状態信号出力手段から出力されている払出状態信号は、払出装置が遊技球を払出している状態であることを表すため、払出装置が遊技球を払出しているか否かを払出状態信号に基づいて正確に検出することができるので、その検出結果に基づいて、音声出力装置が音声の出力を開始する場合に払出装置が遊技球を払出しているか否かを正確に判定することができる。
例えば、払出状態信号の信号レベルを、払出装置が遊技球を払出している状態である場合はハイレベルに設定し、遊技球を払出していない状態である場合はローレベルに設定すれば、払出状態信号の信号レベルを検出することにより、払出装置が遊技球を払出しているか否かを正確に判定することができる。例えば、払出状態信号出力手段は、払出装置を駆動する駆動回路から払出装置へ出力されている駆動信号の状態を払出状態信号に反映して出力することができる。また、払出制御装置が未払いの遊技球の個数を記憶する記憶手段を備える場合は、その記憶手段に未払いの遊技球の個数が残っている状態を表す信号を払出状態信号として出力することもできる。つまり、払出装置が遊技球を払出している状態であることを判定手段が判定することができれば、払出状態信号出力手段は、どのような構成でもよい。
請求項4に記載の発明では、請求項2に記載のパチンコ機(1)において、前記判定手段は、入力した前記払出検出信号に基づいて、前記払出装置(62)が遊技球を払出しているか否かを検出し、その検出結果に基づいて前記判定を行うという技術的手段を用いる。
払出検出信号は、払出検出手段が払出装置により払出された遊技球を検出したときに出力する信号であるため、その払出検出信号を入力することにより、払出装置が遊技球を払出しているか否かを正確に判定することができる。
例えば、払出検出信号の信号レベルを、遊技球を検出したときはハイレベルに設定し、検出していないときはローレベルに設定すれば、払出検出信号の信号レベルを検出すれば、払出装置が遊技球を払出しているか否かを正確に判定することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項2に記載のパチンコ機(1)において、前記判定手段は、入力した前記入賞検出信号に基づいて、前記音声出力装置(72〜79,R,L,B)が前記音声の出力を開始するタイミングと、前記払出装置(62)が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合するか否かを判定するという技術的手段を用いる。
遊技球が入賞口に受入れられ、その遊技球が入賞検出手段によって検出されると払出装置により遊技球が払出されることになるため、入賞検出手段から出力される入賞検出信号を入力すれば、音声出力装置が音声の出力を開始するタイミングと、払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合するか否かを判定することができる。
従って、競合すると肯定判定した場合に、音声出力装置が音声を出力するときの音量レベルを所定の音量レベルよりも増大させれば、払出装置による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって音声が聞き取りにくくなることがない。
例えば、入賞検出信号の信号レベルを、遊技球を検出したときはハイレベルに設定し、検出していないときはローレベルに設定すれば、入賞検出信号の信号レベルを検出すれば、音声出力装置が音声の出力を開始するタイミングと、払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合するか否かを判定することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項2ないし請求項5のいずれか1つに記載のパチンコ機(1)において、前記音声制御装置(70)は、所定の音量レベルに設定された第1音声信号と、前記所定の音量レベルよりも大きい音量レベルに設定された第2音声信号とが記憶された音声信号記憶手段(SE1,SE2)を備えており、前記音量増大手段は、前記判定手段が肯定判定した場合に、前記音声出力装置が前記音声を出力するための音声信号として前記音声信号記憶手段から前記第2音声信号を選択するという技術的手段を用いる。
所定の音量レベルに設定された第1音声信号と、前記所定の音量レベルよりも大きい音量レベルに設定された第2音声信号とが記憶された音声信号記憶手段を音声制御装置に備えるという比較的簡易なハードウエア構成と、払出装置が遊技球を払出しているときに音声出力装置が音声を出力するときは、音声信号記憶手段から第2音声信号を選択するという比較的簡易なソフトウエア構成とで音声制御を行うため、従来のパチンコ機の構造を大きく変更する必要がない。
請求項7に記載の発明では、遊技領域に設けられた入賞口(14,22,23,27,41,44)と、前記入賞口に入賞した遊技球を検出し、入賞検出信号を出力する入賞検出手段(14a,22a,23a,27a,41a,44a)と、遊技球を貯留する貯留部材(6,7)と、入力した駆動信号により遊技球を前記貯留部材へ払出す払出装置(62)と、入力した音声信号により音声を出力する音声出力装置(72〜79,R,L,B)と、入力した払出制御信号に表される個数の遊技球を前記払出装置により払出させるための駆動信号を前記払出装置へ出力する払出制御装置(200)と、入力した音声制御信号に表される音声を出力させるための音声信号を前記音声出力装置へ出力する音声制御装置(70)と、前記入賞検出信号を入力し、所定個数の遊技球の払出しを指示する払出制御信号を前記払出制御装置へ出力する処理と、遊技状態に応じた内容の音声を前記音声出力装置により出力させるための音声制御信号を前記音声制御装置へ出力する処理とを実行する主制御装置とを備えたパチンコ機(1)において、前記音声出力装置が音声の冒頭部分の出力を開始するタイミングと、前記払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が肯定判定した場合に、前記払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングを、前記音声出力装置が前記音声の少なくとも冒頭部分の出力を終了するまで遅延させる遅延手段と、を備えたという技術的手段を用いる。
判定手段が、音声出力装置が音声の冒頭部分の出力を開始するタイミングと、払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合すると肯定判定した場合に、遅延手段により、払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングを、音声出力装置が音声の少なくとも冒頭部分の出力を終了するまで遅延させることができる。
従って、払出装置による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって音声の少なくとも冒頭部分が聞き取りにくくなることのないパチンコ機を実現することができる。
例えば、後述の実施形態にて説明するように、音声出力装置が「リーチ!・・・」という音声(・・・の部分は、任意の内容)の出力を開始するタイミングと、払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合した場合に、払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングと、音声出力装置が音声の少なくとも冒頭部分の「リーチ!」という音声の出力を終了するまで遅延させることができる。
従って、遊技者にとって重要な「リーチ!」という音声が、払出装置による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって聞き取りにくくなることのないパチンコ機を実現することができる。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載のパチンコ機(1)において、前記音声制御装置(70)は、前記音声出力装置(72〜79,R,L,B)へ出力しようとする前記音声信号が、特定内容の音声を前記音声出力装置から出力させるための音声信号であることを表す信号を前記払出制御装置(200)へ出力し、前記払出制御装置は、前記表す信号を入力したときに前記判定を行い、その判定の結果に応じて前記遅延を行うという技術的手段を用いる。
音声信号を音声出力装置へ出力するのは音声制御装置自身であるから、音声制御装置は、出力しようとする音声信号が、特定内容の音声を出力させるための音声信号であるか否かの解析と、その解析結果を表す信号の出力とを容易に行うことができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態において使用する符号と対応するものである。
<第1実施形態>
この発明の第1実施形態について説明する。
[全体の主要構成]
まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、そのパチンコ機の外観を正面から見た説明図である。図2は図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤を正面から見た概略説明図である。
図1に示すように、パチンコ機1には、外殻を構成する外枠2が設けられており、その外枠2にはガラス枠3が開閉可能に取付けられている。ガラス枠3の内側には遊技盤5が設けられており、外枠2の前面右下方には、遊技盤5へ遊技球を発射する発射装置を操作する発射レバー15aが回動可能に取付けられている。遊技盤5の下方には、払出された賞球や貸球を収容する上受け皿6が設けられており、上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球を収容する下受け皿7が設けられている。
外枠2の左側面には、プリペイドカードユニット90が接続されており、プリペイドカードユニット90には、プリペイドカードを挿入するカード挿入口98が設けられている。カード挿入口98の内部には、プリペイドカードに記録された情報(残り度数)を読取るとともに、その情報を貸球要求の数に応じて書換え、残り度数を算出する装置が設けられている。上受け皿6の前面には、遊技球の貸出しを行う場合に押す貸出ボタン81と、カード挿入口98に挿入されているプリペイドカードを返却するために押す返却ボタン82と、プリペイドカードユニット90により読取られたプリペイドカードの残り度数などを表示する度数表示部84とが備えられている。
[遊技盤の主要構成]
遊技盤5の略中央には、合成樹脂製の構造体であるセンターケース30が備えられている。センターケース30には、動画や静止画像などの演出画像を表示する演出表示器32が設けられている。演出表示器32は、例えば、複数の特別図柄(たとえば、0〜9の数字を表現した図柄)を縦方向に配列した図柄列を画面の横方向3個所の表示領域においてそれぞれ上から下に向けて変動(スクロール)させる。
センターケース30の下方には、始動口27を内部に有する普通電動役物28が設けられている。遊技球が始動口27に入賞すると、演出表示器32が特別図柄の変動表示を開始する。また、遊技球が始動口27に入賞すると、所定個数(たとえば、4個)の賞球が払出される。なお、特別図柄の変動表示中に遊技球が始動口27に入賞した場合は、その入賞による特別図柄の変動表示が保留され、その保留された変動表示は、現在行われている変動表示終了後に行われる。その保留されている数は演出表示器32の画面に数字や記号などで表示される。
演出表示器32は、特別図柄の変動表示開始から所定時間経過すると、各表示領域において変動している各図柄列を所定の順序で停止させ、各表示領域に確定図柄を表示する。そして、各確定図柄を組み合わせたものが大当り図柄(たとえば、777などの同一数字からなるもの)の場合に大当りが発生する。大当りが発生すると、普通電動役物28の下方に設けられた変動入賞装置40が作動し、大入賞口開閉部材43が開放し、大入賞口41が開口する。そして、大入賞口41に遊技球が入賞すると、所定個数(たとえば15個)の賞球が払出される。大入賞口41が開口してから所定時間(たとえば約30秒)経過したか、あるいは大入賞口41への入賞数が所定数(たとえば10個)に達したかのいずれかの条件が満足されると大入賞口41が閉口する。大入賞口41の開口から閉口までを1ラウンドといい、複数のラウンド(たとえば15ラウンド)を実行することができる。
演出表示器32の上方には、普通図柄を表示する普通図柄表示装置34が設けられている。普通図柄表示装置34は複数の普通図柄を所定の順序で表示する(以下、その表示を普通図柄の変動表示という)。この実施形態では、普通図柄表示装置34は3個のLEDを備えており、各LEDの点灯状態および消灯状態の組合せが普通図柄を表現しており、遊技球が遊技盤5に設けられた右ゲート25または左ゲート26を通過すると普通図柄表示装置34が普通図柄の変動表示を開始し、当りの普通図柄で停止すると、普通電動役物28の両翼が開放し、始動口27への入賞が容易となる。なお、普通図柄の変動表示中に遊技球が右ゲート25または左ゲート26を通過した場合は、その通過による普通図柄の変動表示が保留され、その保留された変動表示は、現在行われている変動表示終了後に行われる。その保留されている数は、4個のLEDを備えた普通図柄始動記憶数表示装置35のLEDの点灯数により表示される。
また、遊技盤5には、右入賞口22、左入賞口23、右下入賞口14および左下入賞口44(以下、これらの入賞口を一般入賞口という)が設けられている。一般入賞口に入賞すると所定個数(たとえば、7個)の賞球が払出される。
その他遊技盤5には、風車24、LEDにより装飾された装飾風車46、発射された遊技球を遊技領域へ案内する案内レール16、遊技盤5の上方角部を装飾するコーナー飾り11、側部を装飾するサイド飾り20、どこにも入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口45などが設けられている。なお、図示しないが、遊技盤5の盤面には、多くの遊技釘が打ち込まれており、発射された遊技球は遊技釘に衝突することによって流下方向が変化し、入賞口に入賞したり、右ゲート25または左ゲート26を通過したりする。
[パチンコ機1の電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図3を参照して説明する。
パチンコ機1には、主制御基板100が設けられており、その主制御基板100には、MPU110が搭載されている。MPU110は、メインCPU112と、ROM114と、RAM116とを備える。メインCPU112は、遊技球が始動口27または一般入賞口に入賞したとの判定(以下、入賞判定という)、遊技球が右ゲート25または左ゲート26を通過したとの判定(以下、ゲート通過判定という)、遊技球が始動口27に入賞したときに行う大当りかハズレかの判定など、遊技の進行に必要な主な制御を実行する。
ROM114には、メインCPU112が各種制御などを実行するための各種制御プログラム、制御プログラム実行時に参照する各種テーブルなどが記録されている。RAM116は、メインCPU112の処理結果などの遊技中に発生する各種データおよびROM114から読出された制御プログラムなどを一時的に格納する格納領域と、電源遮断時に停電直前の遊技状態を示すデータなどをバックアップして記憶するバックアップ領域とを備える。
主制御基板100には、始動口27に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ(SW)27aと、大入賞口41に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ(SW)41aと、右入賞口22に入賞した遊技球を検出する右入賞口スイッチ(SW)22aと、左入賞口23に入賞した遊技球を検出する左入賞口スイッチ(SW)23aと、右下入賞口14に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ(SW)14aと、左下入賞口44に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ(SW)44a(以下、これらのスイッチを入賞検出スイッチという)とが電気的に接続されている。また、主制御基板100は、通信ケーブルL1によって払出制御基板200と、通信ケーブルL2によって演出制御基板50とそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板200は、通信ケーブルL3によって演出制御基板50の音声制御回路70と電気的に接続されている。
演出制御基板50には、スピーカR,L,Bと、演出表示器32と、ランプ制御基板300とが電気的に接続されている。スピーカRおよびLは、中高音域用であり、スピーカRが右チャンネル出力用に、スピーカLが左チャンネル出力用にそれぞれ設定されている。また、スピーカBは、中低音域用である。これら3つのスピーカは、パチンコ機1の内部または外部に配置されており、各スピーカにより、サラウンド効果を有する音場が形成される。演出制御基板50には、各スピーカから出力される音声を制御する音声制御回路70と、演出表示器32の画像表示を制御する画像制御回路80とが搭載されている。音声制御回路70は払出制御基板200と電気的に接続されている。
払出制御基板200には、主制御基板100から送信されてくる払出制御コマンド、プリペイドカードユニット90から送信されてくる貸球要求コマンドなどを受信するMPU210が搭載されており、MPU210には、賞球および貸球の払出しなどの制御を実行するサブCPU212と、このサブCPU212が賞球および貸球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM214と、払出すべき賞球または貸球の総数やサブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読出された制御プログラムなどを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。また、RAM216は、電源遮断時に、入賞数や未払いの賞球総数などを示すデータをバックアップして記憶するバックアップ領域を備える。
また、払出制御基板200には、払出装置62に備えられた払出センサ62a,62bおよび払出モータ62cを駆動する駆動回路62dが電気的に接続されている。払出装置62には、遊技球の払出口が2箇所設けられており、一方の払出口に払出センサ62aが、他方の払出口に払出センサ62bがそれぞれ配置されている。
主制御基板100のメインCPU112は、入賞検出スイッチがONしたことを検出すると、そのONした入賞検出スイッチに対応して設定されている払出個数の賞球の払出しを指示する払出制御コマンドを払出制御基板200のサブCPU212へ出力する。そして、サブCPU212が、入力した払出制御コマンドに従って駆動回路62dを駆動制御するための制御信号を駆動回路62dへ出力すると、駆動回路62dは、入力した制御信号に従って払出モータ62cを駆動するための駆動信号を払出モータ62cへ出力し、払出モータ62cが駆動される。そして、払出モータ62cが駆動されると、遊技球が各払出口から交互に払出され、遊技球が通過した方の払出センサがONし、そのONに基づいてサブCPU212が払出個数をカウントする。
また、サブCPU212は、払出モータ62cが遊技球を払出している状態であることを表す払出状態信号を演出制御基板50の音声制御回路70へ出力する。この実施形態では、払出状態信号の信号レベルは、サブCPU212が駆動回路62dへ制御信号を出力している期間はハイレベルを維持し、未払いの遊技球がなくなり、制御信号の出力が停止したときにローレベルに戻る。
[音声制御回路]
次に、音声制御回路70について、その回路図である図4を参照して説明する。
サブCPU71は、主制御基板100のメインCPU112から送信された演出制御コマンドを受信し、その受信した演出制御コマンドに従ってメロディIC72および音源IC73を制御する。
音声データROM74には、複数、たとえば64のADPCM(Aduptive Differential Pulse Code Modulation)音源データと、複数、たとえば64曲の曲データが記録されている。ここで、ADPCM音源データとは、ドラムやキーボードなどの楽器の音、人間の声や擬音などからなる単発音をサンプリングしてデジタル化した音声データである。
音源IC73はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、サブCPU71から送信される音声制御データを入力すると、内部ROMに記憶された制御プログラムに基づいて音声データROM74から音声データを1つずつ読出し、その読出した音声データを所定の周波数、音量およびパンポット(音像定位)に従ってADPCM方式で再生し、再生したデジタル信号(AOR0、AOL0)をサラウンドIC75へ出力する。サラウンドIC75は、入力したデジタル信号をサラウンド効果を出すためのデジタル信号に変換し、その変換したデジタル信号をアナログ信号(ROUT、LOUT)に変換してオペアンプ76,77の各非反転入力へ出力する。オペアンプ76,77は、入力したアナログ信号を所定の増幅率で増幅し、デジタルアンプ78へ出力する。そして、デジタルアンプ78がスピーカR、Lを駆動し、各スピーカは、メインCPU112から送信された演出制御コマンドに対応した音声のうち、中低音域の音声を出力する。また、音源IC73は、中低音域用のデジタル信号(AOR1)については、直接デジタルアンプ79へ出力し、スピーカBは、メインCPU112から送信された演出制御コマンドに対応した音声のうち、中低音域の音声を出力する。
また、音声制御回路70には、メロディIC72が搭載されている。メロディIC72は、音源IC73および音声データROM74の両者の機能を併せ持っており、音声データROM74に格納された各種の音声データと同じ音声データが格納された格納領域SE1およびSE2を有する。格納領域SE1には、通常の出力レベルで信号を出力するための音声データが格納されており、格納領域SE2には、通常の出力レベルよりも大きい出力レベルで信号を出力するための音声データが格納されている。メロディIC72は、サブCPU71から送信される選択信号(SELECT)によって格納領域SE1またはSE2を選択し、その選択した格納領域の中から、サブCPU71から送信される音声制御データにより指示されている音声データを読出し、その読出した音声データを所定の周波数、音量およびパンポット(音像定位)に従ってADPCM方式で再生し、それをアナログ信号に変換して出力する。メロディIC72から出力されたアナログ信号は、サラウンドIC75から出力されたアナログ信号と加算重畳され、その加算重畳されたアナログ信号は、オペアンプ76,77の各非反転入力に入力される。
[効果音の音量を変更するための制御]
次に、払出装置62が遊技球を払出している期間中は効果音の音量を大きくするためにCPUが実行する制御について説明する。
図5は、サブCPU212が実行する払出制御1の流れを示すフローチャートであり、図6は、サブCPU71が実行する音声制御1の流れを示すフローチャートである。
(払出制御1)
払出制御基板200のサブCPU212は、最初に実行する処理で、この時点でセットされている払出状態信号を音声制御回路70のサブCPU71へ送信する(図5のステップ(以下、Sと略す)1)。つまり、サブCPU212は、MPU210が駆動回路62dへ制御信号を出力している期間は、信号レベルがハイレベルの払出状態信号をサブCPU71へ送信し、未払いの遊技球が存在せず、MPU210が駆動回路62dへ制御信号を出力していないときは、信号レベルがローレベルの払出状態信号をサブCPU71へ送信する。
そして、払出装置62が遊技球を払出中であることを示す払出中フラグが1にセットされているか否かを判定し(S2)、否定判定すると(S2:No)、後述するS10へ処理を移行する。一方、肯定判定すると(S2:Yes)、払出モータ62cを駆動する駆動回路(図示せず)へ駆動制御信号を出力し(S3)、払出装置62が遊技球を払出している状態であることを示す払出状態信号の信号レベルをハイレベルに設定する(S4)。
続いて、払出センサ62aまたは62bがONしたか否かを判定し(S5)、肯定判定した場合は(S5:Yes)、予めセットされている未払いの払出数Nから1を減算する(S6)。次に払出数Nが0か否かを判定し(S7)、肯定判定すると(S7:Yes)、払出中フラグを0にリセットし(S8)、払出状態信号の信号レベルをローレベルに設定する(S9)。先のS7で否定判定した場合(S7:No)、また先のS5で否定判定した場合は(S5:No)、次のS10へ移行する。
主制御基板100のメインCPU112から、遊技球の払出しを指示する払出制御コマンドを受信したか否かを判定する(S10)。ここで肯定判定した場合は(S10:Yes)、その受信した払出制御コマンドを解析し(S11)、その払出制御コマンドにより指示されている払出数Nをセットし(S12)、払出中フラグを1にセットして(S13)次の処理へ移行する。先のS10で否定判定した場合は(S10:No)、そのまま次の処理へ移行する。
以上のように、払出制御1では、サブCPU212からサブCPU71へ送信する払出状態信号の信号レベルは、払出装置62が遊技球を払出している状態である場合は、ハイレベルに変化し、払出装置62が遊技球を払出していない状態である場合は、ローレベルに変化する。
(音声制御1)
音声制御回路70のサブCPU71は、主制御基板100のメインCPU112から、音声出力を指示する演出制御コマンドを受信したか否かを判定し(図6のS30)、肯定判定した場合は(S30:Yes)、その受信した演出制御コマンドが、どのような音声の出力を指示するものであるかを解析し(S31)、音源IC73およびメロディIC72を制御するための音声制御データをセットする。先のS30で否定判定した場合は(S30:No)、そのまま次の処理へ移行する。
続いて、払出制御基板200のサブCPU212が払出制御1のS1(図5)において送信した払出状態信号を取得し(S32)、その取得した払出状態信号の信号レベルから払出装置62が遊技球を払出している状態であるか否かを判定する(S33)。ここで、取得した払出状態信号の信号レベルがハイレベルであり、肯定判定した場合は(S33:Yes)、メロディIC72の格納領域を選択するための選択信号(SELECT)を格納領域SE2の選択を指示する選択信号に切替え(S34)、格納領域SE2を有効にし、格納領域SE1を無効にする。つまり、払出装置62が遊技球を払出している状態であるため、払出していないときよりも大きい音量に設定し、払出装置62による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音により、効果音が聴き取りにくくなることがないようにする。
また、取得した払出状態信号の信号レベルがローレベルであり、払出装置62が遊技球を払出している状態でないと判定した場合は(S33:No)、選択信号を格納領域SE1の選択を指示する選択信号に切替え(S35)、格納領域SE1を有効にし、格納領域SE2を無効にする。つまり、払出装置62は遊技球を払出していないため、通常の音量に設定した状態を維持する。
続いて、先のS31においてセットした音声制御データを音源IC73およびメロディIC72へ出力し、演奏開始信号(PLAY)を出力すると(S36)、音源IC73およびメロディIC72が、音声制御データに従って音声出力を開始する(S36)。このとき、メロディIC72は、先のS34において格納領域SE2が選択されている場合は、払出装置62が遊技球を払出していないときよりも大きい出力レベルの音声信号をオペアンプ76,77へ出力し、格納領域SE1が選択されている場合は、払出装置62が遊技球を払出していないときの通常の出力レベルの音声信号をオペアンプ76,77へ出力する。
以上のように、音声制御1では、効果音の音量を、払出制御基板200のサブCPU212から送信される払出状態信号の信号レベルがハイレベルの場合に大きくし、ローレベルの場合に小さくする。
[第1実施形態の効果]
(1)以上のように、上記第1実施形態のパチンコ機1を使用すれば、払出装置62が遊技球を払出している期間は、払出装置62が非駆動状態であるときよりも大きい音量で効果音を出力することができる。
従って、払出装置62による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって効果音が聞き取りにくくなることのないパチンコ機を実現することができる。
(2)払出制御基板200のサブCPU212から音声制御回路70のサブCPU71へ出力されている払出状態信号は、サブCPU212のサブCPU212から駆動回路62dへ制御信号が出力されているときに信号レベルがハイレベルに変化する信号であるため、払出装置62が遊技球を払出している状態を正確に反映する。
従って、サブCPU71が音声の出力制御を開始する場合に払出状態信号の信号レベルを検出すれば、払出装置62が遊技球を払出しているか否かを正確に判定することができる。
(3)通常の出力レベルで信号を出力するための音声データが格納された格納領域SE1と、通常の出力レベルよりも大きい出力レベルで信号を出力するための音声データが格納された格納領域SE2とを音声制御回路70に備えるという比較的簡易なハードウエア構成と、払出装置62が遊技球を払出しているときにサブCPU71が音声の出力制御を開始するときは、格納領域SE2から音声信号を選択するという比較的簡易なソフトウエア構成とで音声制御を行うため、従来のパチンコ機の構造を大きく変更する必要がない。
<第2実施形態>
次に、この発明の第2実施形態について説明する。この実施形態のパチンコ機は、払出制御基板200のサブCPU212が、遊技球の払出しを検出したタイミングで効果音の音量を大きくできることを特徴とする。図7は、サブCPU212が実行する払出制御2の流れを示すフローチャートであり、図8は、サブCPU71が実行する音声制御2の流れを示すフローチャートである。なお、この実施形態のパチンコ機は、払出制御2および音声制御2の一部以外は、前述の第1実施形態と同じ構成および機能であるため、同じ部分の説明を省略し、同じ部分については共通の符号を用いる。
(払出制御2)
サブCPU212は、最初に実行する処理で、この時点でセットされている払出検出信号を音声制御回路70のサブCPU71へ送信する(図7のS14)。そして第1実施形態において説明した払出制御1のS2〜S3と同じ処理を実行すると、払出センサがONしたか否かを判定し(図7のS5)、肯定判定すると(S5:Yes)、払出検出信号の信号レベルをハイレベルに設定する(S15)。続いて第1実施形態において説明した払出制御1のS6〜S8と同じ処理を実行すると、払出検出信号の信号レベルをローレベルに設定する(S16)。つまり、未払いの払出数Nが0になった場合は、払出検出信号の信号レベルをローレベルに設定する。また、先のS5で否定判定をした場合も同様にS16へ移行する。
以上のように、払出制御2では、サブCPU212からサブCPU71へ送信する払出検出信号の信号レベルは、払出センサ62a,62bが遊技球を検出し、未払いの払出数Nが0になっていない期間は、ハイレベルに変化し、払出センサ62a,62bが遊技球を検出しない場合および未払いの払出数Nが0の場合は、ローレベルに変化する。
(音声制御2)
サブCPU71は、第1実施形態において説明した音声制御1のS30〜S31と同じ処理を実行すると、サブCPU212から送信された払出検出信号を取得し(図8のS37)、取得した払出検出信号の信号レベルから払出装置62が駆動中であるか否かを判定する(S38)。ここで、取得した払出検出信号の信号レベルがハイレベルであり、肯定判定した場合は(S38:Yes)、メロディIC72の格納領域を選択するための選択信号(SELECT)を格納領域SE2の選択を指示する選択信号に切替え(S34)、取得した払出検出信号の信号レベルがローレベルであり、否定判定した場合は(S38:No)、選択信号を格納領域SE1の選択を指示する選択信号に切替える(S35)。
以上のように、音声制御2では、効果音の音量を、払出制御基板200のサブCPU212から送信される払出検出信号の信号レベルがハイレベルの場合に大きくし、ローレベルの場合に小さくする。
[第2実施形態の効果]
(1)以上のように、上記第2実施形態のパチンコ機1を使用すれば、払出装置62が遊技球を払出している期間は、払出装置62が非駆動状態であるときよりも大きい音量で効果音を出力することができる。
従って、払出装置62による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって効果音が聞き取りにくくなることのないパチンコ機を実現することができる。
(2)払出制御基板200のサブCPU212から音声制御回路70のサブCPU71へ出力されている払出検出信号は、払出センサ62a,62bが遊技球を検出したときに信号レベルがハイレベルに変化する信号であるため、払出装置62が遊技球を払出している状態を正確に反映する。
従って、サブCPU71が音声の出力制御を開始する場合に払出検出信号の信号レベルを検出すれば、払出装置62が遊技球を払出しているか否かを正確に判定することができる。
(3)また、第2実施形態のパチンコ機は、払出制御2および音声制御2の一部を除いて第1実施形態と同じ構成および機能を有するため、第1実施形態の効果(3)と同じ効果を奏することができる。
<第3実施形態>
次に、この発明の第3実施形態について説明する。この実施形態のパチンコ機は、主制御基板100のメインCPU112が、入賞を検出したタイミングで効果音の音量を大きくできることを特徴とする。図9は、メインCPU112が実行する入賞検出処理の流れを示すフローチャートであり、図10は、サブCPU71が実行する音声制御3の流れを示すフローチャートである。なお、この実施形態のパチンコ機は、入賞検出処理および音声制御3の一部以外は、前述の第1実施形態と同じ構成および機能であるため、同じ部分の説明を省略し、同じ部分については共通の符号を用いる。
メインCPU112は、入賞口スイッチに対応した個数の賞球の払出しを指示する払出制御コマンドを払出制御基板200のサブCPU212へ送信し(図9のS51)、この時点でセットされており、入賞を検出したか否かを表す入賞検出信号を音声制御回路70のサブCPU71へ送信する(S52)。
入賞を検出したことを表す入賞検出フラグが1にセットされているか否かを判定し(S53)、肯定判定すると(S53:Yes)、入賞検出信号の出力継続期間を規定する継続カウンタCを所定値にセットし(S54)、継続カウンタCを所定値にセットしたことを表す入賞検出フラグを2にセットする(S55)。
ここで、継続カウンタCの所定値は、入賞が検出されてから、その入賞に対応する払出数の賞球の払出しが終了するまでに要する時間、または、その時間以上に設定する。例えば、その時間が3秒であり、メインCPU112が入賞検出処理を実行する周期が2msである場合は、継続カウンタCの所定値を1,500(=3秒/2ms)以上に設定する。また、先のS53で否定判定した場合は(S53:No)、次のS56へ移行する。
入賞検出フラグが2にセットされているか否かを判定し(S56)、肯定判定の場合(S56:Yes)、継続カウンタCが0であるか否かを判定する(S57)。肯定判定の場合(S57:Yes)、入賞検出フラグを0にセットし(S58)、入賞検出信号の信号レベルをローレベルに設定する(S59)。先のS57で否定判定した場合(S57:No)、継続カウンタCから1を減算する(S60)。先のS56で否定判定した場合(S56:No)、次のS61へ移行する。
続いて、入賞口(始動口を含む)スイッチの状態を読込み(S61)、スイッチ検出情報を保存する(S62)。例えば、入賞口スイッチがオンし、入賞口スイッチが接続されている入力ポートの信号レベルがハイレベルであった場合は、スイッチ検出情報として「1」を保存する。そしてスイッチ検出情報の遷移状態(例えば、0から1へ遷移した状態)から入賞口(始動口を含む)スイッチがONしたか否かの入賞判定を行い(S63)、ここで肯定判定すると(S63:Yes)、入賞を検出したことを表す入賞検出情報を保存する(S64)。次に入賞検出情報をハイレベルに設定し(S65)、入賞検出フラグを1にセットする(S66)。先のS63で否定判定した場合(S63:No)、次のS67へ移行する。
先のS64で保存した入賞検出情報が、未処理で残っていないことを判定し(S67)、否定判定した場合(S67:No)、入賞口スイッチに対応した個数の賞球の払出しを指示する払出制御コマンドを所定の作業領域に格納する(S68)。先のS67で肯定判定した場合(S67:Yes)、次の処理へ移行する。
以上のように、入賞検出処理では、サブCPU212からサブCPU71へ送信する入賞検出信号の信号レベルは、入賞を検出してから賞球の払出しが終了するまでの期間は、ハイレベルに変化し、賞球が払出されていない期間は、ローレベルに変化する。
サブCPU71は、第1実施形態において説明した音声制御1のS30〜S31と同じ処理を実行すると、メインCPU112が送信した入賞検出信号を取得し(図10のS39)、取得した入賞検出信号が入賞を検出したことを表すか否かを判定する(S40)。ここで、取得した入賞検出信号の信号レベルがハイレベルであり、肯定判定した場合は(S40:Yes)、メロディIC72の格納領域を選択するための選択信号(SELECT)を格納領域SE2の選択を指示する選択信号に切替え(S34)、取得した入賞検出信号の信号レベルがローレベルであり、否定判定した場合は(S40:No)、選択信号を格納領域SE1の選択を指示する選択信号に切替える(S35)。
以上のように、音声制御3では、効果音の音量を、主制御基板100のメインCPU112から出力される入賞検出信号の信号レベルがハイレベルの場合に大きくし、ローレベルの場合に小さくする。
[第3実施形態の効果]
(1)以上のように、上記第3実施形態のパチンコ機1を使用すれば、主制御基板100のメインCPU112によって遊技球の入賞が検出されたときは、その検出から賞球の払出しが終了するまでの期間、払出装置62が非駆動状態であるときよりも大きい音量で音声を出力することができる。
従って、遊技球が入賞口に入賞して払出装置62による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって効果音が聞き取りにくくなることのないパチンコ機を実現することができる。
(2)主制御基板100のメインCPU112から音声制御回路70のサブCPU71へ出力されている入賞検出信号は、入賞口(始動口を含む)スイッチから出力されている信号のレベルがハイレベルに変化したことに対応する信号であるため、払出装置62が遊技球の払出しを開始するタイミングを正確に反映する。
従って、サブCPU71が音声の出力制御を開始する場合に入賞検出信号の信号レベルを検出すれば、払出装置62が遊技球の払出しを開始するか否かを正確に判定することができる。
(3)また、第3実施形態のパチンコ機は、払出制御2および音声制御2の一部を除いて第1実施形態と同じ構成および機能を有するため、第1実施形態の効果(3)と同じ効果を奏することができる。
<第4実施形態>
次に、この発明の第4実施形態について説明する。この実施形態のパチンコ機は、音声出力装置が音声の冒頭部分の出力を開始するタイミングと、払出装置62が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合する場合は、払出装置62が遊技球の払出しを開始するタイミングを、音声出力装置が音声の少なくとも冒頭部分の出力を終了するまで遅延させることができることを特徴とする。図11は、この実施形態のパチンコ機の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。図12は、サブCPU71が実行する音声制御4の流れを示すフローチャートであり、図13は、サブCPU212が実行する払出制御4の流れを示すフローチャートである。なお、この実施形態のパチンコ機は、音声制御回路70と払出制御基板200とが電気的に接続されていること、および音声制御4および払出制御4以外は、前述の第1実施形態と同じ構成および機能であるため、同じ部分の説明を省略し、同じ部分については共通の符号を用いる。
図11に示すように、音声制御回路70は通信ケーブルL4によって払出制御基板200と電気的に接続されている。
[音声制御4]
サブCPU71は、第1実施形態において説明した音声制御1のS30〜S31と同じ処理を実行すると、メインCPU112から送信された演出コマンドに指定された音声の内容が特定内容であるか否かを判定する(S41)。ここで、特定内容とは、複数種類の音声の内容のうち、遊技の進行状態を報知する上で重要な内容を意味する。例えば、音声の冒頭部分に「リーチ!」などの遊技者にとって重要な内容を報知するもののことである。また、音声の内容が特定内容であるか否かは、演出コマンドの種類が、特定内容の音声を表すものとして設定されている特定の演出コマンドであるか否かに基いて判定する。
ここで、肯定判定した場合は(S41:Yes)、遊技球の払出しの遅延を指示する払出遅延指示信号の信号レベルをハイレベルに設定する(S42)。また、先のS41で否定判定した場合は(S41:No)、払出遅延指示信号の信号レベルをローレベルに設定する(S43)。
[払出制御4]
サブCUP212は、払出装置62が遊技球を払出中であることを示す払出中フラグが1にセットされていると判定すると(図13のS2:Yes)、音声制御回路70から送信されている払出遅延指示信号の信号レベルがハイレベルであるか否かを判定する(S18)。ここで肯定判定した場合は(S18:Yes)、払出装置を駆動する駆動信号の出力開始の遅延時間を計測するための遅延カウンタLを所定値にセットする(S19)。
ここで、遅延カウンタLの所定値は、スピーカR、L、Bが特定内容の音声を出力開始してから出力終了するまでに要する時間、または、その時間以上に設定する。例えば、その時間が2秒であり、サブCPU212が払出制御4を実行する周期が2msである場合は、遅延カウンタLの所定値を1,000(=2秒/2ms)以上に設定する。
続いて、遅延カウンタLが0であるか否かを判定し(S20)、肯定判定した場合は(S20:Yes)、駆動信号を出力し(S3)、否定判定した場合には(S20:No)、遅延カウンタLから1を減算する(S21)。また、先のS18で否定判定した場合はS20へ移行する。つまり、遅延カウンタLが0になるまで(特定内容の音声の出力が終了するまで)、駆動信号を出力しないで遊技球の払出しを遅延する。そして、遅延カウンタLが0になると、駆動信号を出力して遊技球の払出しを再開する。
[第4実施形態の効果]
(1)以上のように、上記第4実施形態のパチンコ機1を使用すれば、音声出力装置が特定内容の音声の冒頭部分の出力を開始するタイミングと、払出装置62が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合する場合に、払出装置62が遊技球の払出しを開始するタイミングを、音声出力装置が特定内容の音声の少なくとも冒頭部分の出力を終了するまで遅延させることができる。
従って、払出装置62による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって特定内容の音声の少なくとも冒頭部分が聞き取りにくくなることのないパチンコ機を実現することができる。
(2)音声信号を音声出力装置へ出力するのは音声制御装置70自身であるから、音声制御装置70は、出力しようとする音声信号が、特定内容の音声を出力させるための音声信号であるか否かを、メインCPU112から受信した演出コマンドが特定の演出コマンドであるか否かに基いて容易に解析することができる。また、その解析結果を、払出遅延指示信号の信号レベルの変化にして表すことにより、容易に出力することができる。
<他の実施形態>
(1)第1ないし第3実施形態のいずれかと、第4実施形態とを組み合わせることもできる。つまり、音声出力装置が音声を出力するときに既に払出装置62が遊技球を払出している場合は、遊技球が払出されている期間、払出されていない期間のときよりも大きい音量で効果音を出力する。また、音声出力装置が出力しようとする音声が特定内容の音声であり、その音声の出力を開始するタイミングと、払出装置62が遊技球を払出すタイミングとが競合する場合は、払出装置62が遊技球の払出しを開始するタイミングを、音声出力装置が特定内容の音声の少なくとも冒頭部分の出力を終了するまで遅延させる。
このように、払出装置62が遊技球を払出している期間は音量を大きくする制御と、音声出力装置が出力しようとする音声が特定内容の音声である場合は遊技球の払出しを遅延させる制御とを組み合わせることにより、払出装置62による遊技球の払出しに伴って発生する通流音および駆動音によって特定内容の音声の少なくとも冒頭部分が聞き取りにくくなることのないパチンコ機を実現することができる。なお、このパチンコ機が、請求項1に係るパチンコ機に対応する。
(2)前述の各実施形態では、音声制御回路70に音源IC73、音声データROM74およびメロディIC72を搭載した構成を説明したが、この構成は、音源IC73および音声データROM74が従来から搭載されている音声制御回路に対してメロディIC72を追加した構成であり、従来の音声制御回路を利用できるため、音声制御回路を新規に製造する場合よりもパチンコ機の製造コストを低減することができる。
特に、音声制御回路に音量切替スイッチが搭載されており、その音量切替スイッチによって音量が固定される構成の音声制御回路の場合は、ソフト的に音量を大きくすることが困難であるため、前述の各実施形態のように、音量をソフト的に切替えることができるメロディIC72を追加することにより、本願発明に係るパチンコ機を実施することができる。
(3)音源IC73が、メロディIC72のようにソフト的に音量を切替えることができる機能を有する場合は、サブCPU71が実行する制御プログラムを変更することにより、遊技球が払出される期間中は音量を大きくすることができる。
(4)前述の各実施形態では、音量の大きさ毎に音声データを格納した格納領域SE1,SE2を有するメロディIC72を説明したが、音声データを格納した1つの格納領域と、異なる音量を設定した複数の音量設定レジスタとを設け、サブCPU71から出力する選択信号により、音量設定レジスタを選択し、その選択された音量設定レジスタに設定されている音量に従って信号を出力するように構成してもよい。
(5)スピーカの数は、2個または4個以上でもよいし、サラウンド効果を出さない場合は、勿論、サラウンドICを設ける必要はない。
この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を正面から見た説明図である。 図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤を正面から見た概略説明図である。 パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 音声制御回路70の回路図である。 サブCPU212が実行する払出制御1の流れを示すフローチャートである。 サブCPU71が実行する音声制御1の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態においてサブCPU212が実行する払出制御2の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態においてサブCPU71が実行する音声制御2の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態においてメインCPU112が実行する入賞検出処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態においてサブCPU71が実行する音声制御3の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態のパチンコ機の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 第4実施形態においてサブCPU71が実行する音声制御4の流れを示すフローチャートである 第4実施形態においてサブCPU212が実行する払出制御4の流れを示すフローチャートである パチンコ機の裏側の構造を示す説明図である。
符号の説明
1・・パチンコ機、6・・上皿(貯留部材)、14・・右下入賞口、
22・・右入賞口、23・・左入賞口、44・・左下入賞口、62・・払出装置、
71・・サブCPU(音声制御装置)、72・・メロディIC72(音声出力装置)、
73・・音源IC(音声出力装置)、78,79・・デジタルアンプ(音声出力装置)
R,L,B・・スピーカ(音声出力装置)、100・・主制御基板(主制御装置)。

Claims (8)

  1. 遊技領域に設けられた入賞口と、
    前記入賞口に受入れられた遊技球を検出し、入賞検出信号を出力する入賞検出手段と、
    遊技球を貯留する貯留部材と、
    入力した駆動信号により遊技球を前記貯留部材へ払出す払出装置と、
    前記払出装置により払出された遊技球を検出し、払出検出信号を出力する払出検出手段と、
    入力した音声信号により音声を出力する音声出力装置と、
    入力した払出制御信号に表される個数の遊技球を前記払出装置により払出させるための駆動信号を前記払出装置へ出力する払出制御装置と、
    入力した音声制御信号に表される音声を出力させるための音声信号を前記音声出力装置へ出力する音声制御装置と、
    前記入賞検出信号を入力し、所定個数の遊技球の払出しを指示する払出制御信号を前記払出制御装置へ出力する処理と、遊技状態に応じた内容の音声を前記音声出力装置により出力させるための音声制御信号を前記音声制御装置へ出力する処理とを実行する主制御装置とを備えたパチンコ機において、
    前記音声出力装置が音声の出力を開始する場合に前記払出装置が遊技球を払出しているか否かを判定する第1判定手段と、
    前記音声出力装置が音声の冒頭部分の出力を開始するタイミングと、前記払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合するか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段が肯定判定した場合に、前記音声出力装置が前記特定内容の音声を出力するときの音量レベルを所定の音量レベルよりも増大させる音量増大手段と、
    前記第2判定手段が肯定判定した場合に、前記払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングを、前記音声出力装置が前記特定内容の音声の少なくとも冒頭部分の出力を終了するまで遅延させる遅延手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 遊技領域に設けられた入賞口と、
    前記入賞口に受入れられた遊技球を検出し、入賞検出信号を出力する入賞検出手段と、
    遊技球を貯留する貯留部材と、
    入力した駆動信号により遊技球を前記貯留部材へ払出す払出装置と、
    前記払出装置により払出された遊技球を検出し、払出検出信号を出力する払出検出手段と、
    入力した音声信号により音声を出力する音声出力装置と、
    入力した払出制御信号に表される個数の遊技球を前記払出装置により払出させるための駆動信号を前記払出装置へ出力する払出制御装置と、
    入力した音声制御信号に表される音声を出力させるための音声信号を前記音声出力装置へ出力する音声制御装置と、
    前記入賞検出信号を入力し、所定個数の遊技球の払出しを指示する払出制御信号を前記払出制御装置へ出力する処理と、遊技状態に応じた内容の音声を前記音声出力装置により出力させるための音声制御信号を前記音声制御装置へ出力する処理とを実行する主制御装置とを備えたパチンコ機において、
    前記音声出力装置が音声の出力を開始する場合に前記払出装置が遊技球を払出しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が肯定判定した場合に、前記音声出力装置が前記音声を出力するときの音量レベルを所定の音量レベルよりも増大させる音量増大手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  3. 前記払出装置が遊技球を払出している状態であることを表す払出状態信号を出力する払出状態信号出力手段を備えており、
    前記判定手段は、入力した前記払出状態信号に基づいて、前記払出装置が遊技球を払出しているか否かを検出し、その検出結果に基づいて前記判定を行うことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 前記判定手段は、入力した前記払出検出信号に基づいて、前記払出装置が遊技球を払出しているか否かを検出し、その検出結果に基づいて前記判定を行うことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機。
  5. 前記判定手段は、入力した前記入賞検出信号に基づいて、前記音声出力装置が前記音声の出力を開始するタイミングと、前記払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合するか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機。
  6. 前記音声制御装置は、
    所定の音量レベルに設定された第1音声信号と、前記所定の音量レベルよりも大きい音量レベルに設定された第2音声信号とが記憶された音声信号記憶手段を備えており、
    前記音量増大手段は、前記判定手段が肯定判定した場合に、前記音声出力装置が前記音声を出力するための音声信号として前記音声信号記憶手段から前記第2音声信号を選択することを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1つに記載のパチンコ機。
  7. 遊技領域に設けられた入賞口と、
    前記入賞口に入賞した遊技球を検出し、入賞検出信号を出力する入賞検出手段と、
    遊技球を貯留する貯留部材と、
    入力した駆動信号により遊技球を前記貯留部材へ払出す払出装置と、
    入力した音声信号により音声を出力する音声出力装置と、
    入力した払出制御信号に表される個数の遊技球を前記払出装置により払出させるための駆動信号を前記払出装置へ出力する払出制御装置と、
    入力した音声制御信号に表される音声を出力させるための音声信号を前記音声出力装置へ出力する音声制御装置と、
    前記入賞検出信号を入力し、所定個数の遊技球の払出しを指示する払出制御信号を前記払出制御装置へ出力する処理と、遊技状態に応じた内容の音声を前記音声出力装置により出力させるための音声制御信号を前記音声制御装置へ出力する処理とを実行する主制御装置とを備えたパチンコ機において、
    前記音声出力装置が音声の冒頭部分の出力を開始するタイミングと、前記払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングとが競合するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が肯定判定した場合に、前記払出装置が遊技球の払出しを開始するタイミングを、前記音声出力装置が前記音声の少なくとも冒頭部分の出力を終了するまで遅延させる遅延手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  8. 前記音声制御装置は、前記音声出力装置へ出力しようとする前記音声信号が、特定内容の音声を前記音声出力装置から出力させるための音声信号であることを表す信号を前記払出制御装置へ出力し、
    前記払出制御装置は、前記表す信号を入力したときに前記判定を行い、その判定の結果に応じて前記遅延を行うことを特徴とする請求項7に記載のパチンコ機。
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