JP4841192B2 - 信号処理回路および方法、並びに情報処理装置 - Google Patents

信号処理回路および方法、並びに情報処理装置 Download PDF

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本発明は、信号処理回路および方法、並びに情報処理装置に関し、特に、ICカード機能/リーダライタ機能実行部を有する信号処理回路および、その信号処理回路を実装した情報処理装置に関する。
近年、FeliCa(登録商標)などのICチップを内蔵した携帯電話機が普及してきている。これにより、ユーザは、例えば商品購入時の代金を、店舗の所定の位置に用意されたリーダ/ライタに自分の携帯電話機をかざすことによって、ICカード機能実行部に記憶されている電子マネーを用いて支払うことができる。
また、近年、携帯電話機などに内蔵されるこのようなICカード機能を実行するデバイスであるICチップを、携帯電話機の外部にあるリーダ/ライタと、携帯電話機の内部にあるCPU(ICチップの外部にある、携帯電話機としての機能を実現するメインのCPU)との間でデータのやりとりを行うためのインタフェースとして用いることも提案されている。
例えば、携帯電話機のCPUにより管理されているアドレス帳のデータがICカード機能実行部に転送され、それが外部のリーダ/ライタにより読み出されることによって、携帯電話機のCPUから外部のリーダ/ライタに対するアドレス帳のデータの転送が実現される。反対に、例えば、リーダ/ライタによりICカード機能実行部に書き込まれたアドレス帳のデータが、ICカードから携帯電話機のCPUに転送されることによって、外部のリーダ/ライタから携帯電話機のCPUに対するアドレス帳のデータの転送が実現される。
2つのモジュール(外部リーダライタと、携帯電話機等の情報処理装置のコントローラ)間で情報処理装置に内蔵されたICチップを介して行われるいわゆる三者間通信については特許文献1に開示されている。
特許第3617509号明細書
しかしながら、このような三者間通信の中心となるICチップにおいては、ICチップ−携帯電話機のCPU間、ICチップ−外部リーダ/ライタ間のいずれのやりとりもが単一のクロックに従って行われていることから、携帯電話機のCPUから外部のリーダ/ライタにデータを転送する過程で、または、外部のリーダ/ライタから携帯電話機のCPUにデータを転送する過程で、通信の同期を確保できない区間が発生し、これにより、転送されるデータに誤りが生じてしまうことがあった。
例えば、ICチップ全体が、携帯電話機のCPUの動作クロックと同期のとれたクロックを用いて動作するようになされている場合、ICチップ−携帯電話機のCPU間では通信の同期を確保することができるが、そのクロックの周波数が外部のリーダ/ライタで用いられるクロックの周波数と異なるときには、ICチップ−外部リーダ/ライタ間では同期を確保できなくなることがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、例えば三者間通信における通信の誤りを防止することができるようにするものである。
本発明の一側面の信号処理回路は、情報処理装置に実装される信号処理回路であって、前記情報処理装置の内部に設けられる情報処理部とのデータの送受信を有線で行う有線通信手段と、前記情報処理装置の外部にある外部機器とのデータの送受信を無線で行う無線通信手段と、前記外部機器、または前記情報処理部に転送する転送対象のデータを記憶する記憶手段と、動作モードに基づいて設定された前記外部機器から出力される電磁波から得られた第1のクロック、または前記情報処理部において用いられるクロックと同期のとれた第2のクロック従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記有線通信手段または前記無線通信手段の動作とを行わせる第1の制御手段と、前記動作モードに基づいて設定された前記第1のクロック、または前記第2のクロック従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段または前記無線通信手段の動作とを行わせる第2の制御手段とを備える。
本発明の一側面の情報処理装置は、この信号処理回路を含む。
前記動作モードがICカードとして動作し、リーダライタである前記外部機器との間で通信を行うモードである場合、前記第1の制御手段は、前記第1のクロックに従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記無線通信手段の動作とを行わせ、前記第2の制御手段は、前記第1のクロックに従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段の動作とを行わせるようにすることができる。
前記動作モードがリーダライタとして動作し、ICカードである前記外部機器との間で通信を行うモードである場合、前記第1の制御手段は、前記第2のクロックに従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記無線通信手段の動作とを行わせ、前記第2の制御手段は、前記第2のクロックに従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段の動作とを行わせるようにすることができる。
前記動作モードがICカードとして動作し、前記情報処理部から供給されてきたデータを前記外部機器に転送するモードである場合、前記第1の制御手段は、前記第1のクロックに従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記無線通信手段の動作とを行わせ、前記第2の制御手段は、前記第2のクロックに従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段の動作とを行わせるようにすることができる。
前記動作モードがICカードとして動作し、前記外部機器から供給されてきたデータを前記情報処理部に転送するモードである場合、前記第1の制御手段は、前記第1のクロックに従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記有線通信手段の動作とを行わせ、前記第2の制御手段は、前記第2のクロックに従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記無線通信手段の動作とを行わせるようにすることができる。
本発明の一側面の信号処理方法は、情報処理装置に実装されて、前記情報処理装置の内部に設けられる情報処理部とのデータの送受信を有線で行う有線通信手段と、前記情報処理装置の外部にある外部機器とのデータの送受信を無線で行う無線通信手段と、前記外部機器、または前記情報処理部に転送する転送対象のデータを記憶する記憶手段とを備える信号処理回路の信号処理方法であって、動作モードに基づいて設定された前記外部機器から出力される電磁波から得られた第1のクロック、または前記情報処理部において用いられるクロックと同期のとれた第2のクロック従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記有線通信手段または前記無線通信手段の動作とを行わせ、前記動作モードに基づいて設定された前記第1のクロック、または前記第2のクロック従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段または前記無線通信手段の動作とを行わせるステップを含む。
本発明の一側面においては、動作モードに基づいて設定された外部機器から出力される電磁波から得られた第1のクロック、または情報処理部において用いられるクロックと同期のとれた第2のクロック従って、記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、有線通信手段または無線通信手段の動作とが行われ、動作モードに基づいて設定された第1のクロック、または第2のクロック従って、記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、有線通信手段または無線通信手段の動作とが行われる。
本発明の一側面によれば、通信の誤りを防止することができる。
ここで、非接触ICカード機能を搭載したICチップは、RFアナログ・フロントエンドとロジック回路(プロトコル制御、RF変調部、コマンド処理、暗号処理、メモリ管理)を1チップで構成してもよいし、あるいはこれらを分離した2チップ以上のICで構成するようにしてもよい。以下では、これらを総称して、単に「ICカード」と呼ぶこともある。また、ICチップは、情報処理装置に内蔵されるものやSIMカードタイプのものがある。ICカードやICチップを含めて、「ICカード機能実行部」と呼ぶ。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置1と、情報処理装置1と無線通信が可能な外部リーダ/ライタ2を示す図である。
情報処理装置1は、例えば携帯電話機であり、CPU(Central Processing Unit)11とICカード機能実行部12を内蔵している。ICカード機能実行部12であるICチップには、ICカードとしての機能だけでなく、外部のICカードのデータの読み書きを行うリーダライタ機能を搭載していてもよい。
CPU11は、情報処理装置1の各部を制御して携帯電話機としての機能(例えば、通話機能、アドレス帳のデータの管理機能等)を実現する。また、CPU11は、ICカード機能実行部12との間で有線で通信を行い、外部リーダ/ライタ2に転送するデータをICカード機能実行部12に出力したり、外部リーダ/ライタ2から転送されてきたデータをICカード機能実行部12を介して取得したりする。
ICカード機能実行部12は、ICカード用LSI(Large Scale Integrated Circuit)21とアンテナ22を内蔵しており、外部リーダ/ライタ2から輻射される電磁波から得られる電力、クロックに基づいて動作し、外部リーダ/ライタ2から送信されてきたコマンドを実行することによって、記憶しているデータの読み出し(外部リーダ/ライタ2に対するデータの送信)、または、データの書き込み(外部リーダ/ライタ2から送信されてきたデータの記憶)を行う。
また、ICカード機能実行部12はリーダ/ライタ機能も搭載しており、ICカードとして機能して自分自身が記憶しているデータを外部リーダ/ライタ2に提供するだけでなく、電磁波を自ら輻射し、情報処理装置1の外部にICカードがあるときには、そのICカードにコマンドを実行させることによって、ICカードに記憶されているデータを読み出したり、ICカードに対してデータを書き込んだりすることができる。
ICカード用LSI21は、ICカード12全体がICカードとして動作するのか、リーダ/ライタとして動作するのかの動作モードの設定を行うとともに、ICカード用LSI21を構成する各部の動作クロック等を切り替え、ICカード機能実行部12を介して外部リーダ/ライタ2とCPU11の間でデータの転送が行われる場合に、外部リーダ/ライタ2とICカード用LSI21、CPU11とICカード用LSI21のそれぞれの間において同期が確保された通信が行われるようにし、外部リーダ/ライタ2からCPU11に対して転送されるデータ、またはCPU11から外部リーダ/ライタ2に対して転送されるデータに誤りが生じるのを防止する。
後述するように、ICカード用LSI21には、アンテナ22において受信された外部リーダ/ライタ2が輻射する電磁波から取得されたクロックと、CPU11の動作クロックと同期のとれたクロックの2つのクロックが供給されており、この2つのクロックが、そのときの動作モードやデータの転送先に応じて、ICカード用LSI21を構成する各部の動作クロック等として切り替えて用いられる。
アンテナ22は、ICカード機能実行部12がICカードとして動作している状態で外部リーダ/ライタ2にかざされたとき、外部リーダ/ライタ2から輻射される電磁波を受信する。アンテナ22の後段に設けられるRF部(図示せず)においては、アンテナ22において受信された電磁波から電力が生成され、それがICカード用LSI21に出力されるとともに、電磁波を復調して得られたクロック、および、外部リーダ/ライタ2から送信されてきたデータがICカード用LSI21に出力される。また、アンテナ22は、ICカード機能実行部12がリーダ/ライタとして動作している場合、ICカード用LSI21による制御に従って電磁波を輻射し、外部のICカードにデータを書き込んだりする。
外部リーダ/ライタ2は、コマンドに応じた変調波を電磁波として輻射し、それに対するアンテナ(図示せず)の負荷の変化に基づいて、ICカードとして動作する、情報処理装置1のICカード機能実行部12が近接されたか否かを検出する。ICカード機能実行部12が近接されたことを検出したとき、外部リーダ/ライタ2は、転送対象のデータをICカード機能実行部12に送信して書き込んだり、CPU11からICカード機能実行部12に書き込まれた転送対象のデータを読み出すなど、ICカード機能実行部12との間でデータの送受信を無線により行う。
図2は、ICカード用LSI21の詳細な構成例を示すブロック図である。
図2において、「外部」とはICカード用LSI21の外にあることを意味する。従って、情報処理装置1の外部にあるリーダ/ライタだけでなく、情報処理装置1の内部にあるCPU11において実現される機能部であっても、それは「外部」の機能部として表される。
図2の例においては、CPU31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、およびフラッシュメモリ34がバス35を介して相互に接続されている。このバス35にはまた、データ転送用バッファ37も接続されており、このデータ転送用バッファ37には、無線インタフェース終端部36、および有線インタフェース終端部38が接続されている。
CPU31は、ROM32に記憶されているプログラム、または、フラッシュメモリ34からRAM33にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。ROM32には、CPU31が使用するプログラムや演算用のパラメータなどが記憶される。RAM33には、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。フラッシュメモリ34には、CPU31が実行するプログラムや電子マネーデータなどの各種のデータが記憶される。
無線インタフェース終端部36は、外部リーダ/ライタ2と無線通信を行い、外部リーダ/ライタ2から送信されてきたデータをデータ転送用バッファ37に書き込んだり、例えば有線インタフェース終端部38によりデータ転送用バッファ37に書き込まれたデータを読み出して外部リーダ/ライタ2に送信する。
また、ICカード機能実行部12がリーダ/ライタとして動作する場合、無線インタフェース終端部36は、外部のICカードと無線通信を行い、データ転送用バッファ37に記憶されているデータを読み出して外部のICカードに送信したり、外部のICカードから送信されてきたデータ(外部のICカードから読み出したデータ)をデータ転送用バッファ37に書き込む。
このような無線インタフェース終端部36の動作は、基本的に、セレクタ39(以下、セレクタAという)から供給されてくるクロックに従って行われる(点線矢印で示すように、セレクタ40(以下、セレクタBという)から供給されてくるクロックに従って行われることもある)。
データ転送用バッファ37は転送対象のデータを一時的に記憶する。すなわち、CPU11から外部リーダ/ライタ2にデータを転送する場合には、CPU11から有線インタフェース終端部38に供給されてきた転送対象のデータが、有線インタフェース終端部38によりデータ転送用バッファ37に書き込まれ、無線インタフェース終端部36により読み出されて外部リーダ/ライタ2に送信される。
反対に、外部リーダ/ライタ2からCPU11にデータを転送する場合には、外部リーダ/ライタ2から送信され、無線インタフェース終端部36において受信された転送対象のデータが、無線インタフェース終端部36によりデータ転送用バッファ37に書き込まれ、有線インタフェース終端部38により読み出されてCPU11に出力される。
このデータ転送用バッファ37に対するデータの読み出し(外部リーダ/ライタ2からCPU11にデータを転送する場合には有線インタフェース終端部38による読み出し、CPU11から外部リーダ/ライタ2にデータを転送する場合には無線インタフェース終端部36による読み出し)は、セレクタAから供給されてくるクロックに従って行われる。
また、データの書き込み(外部リーダ/ライタ2からCPU11にデータを転送する場合には無線インタフェース終端部36による書き込み、CPU11から外部リーダ/ライタ2にデータを転送する場合には有線インタフェース終端部38による書き込み)は、セレクタBから供給されてくるクロックに従って行われる。
有線インタフェース終端部38は、CPU11において実現される外部コントローラ51と有線通信を行い、外部コントローラ51から送信されてきたデータをデータ転送用バッファ37に書き込んだり、データ転送用バッファ37に記憶されているデータを読み出して外部コントローラ51に出力したりする。
このような有線インタフェース終端部38の動作は、基本的に、セレクタBから供給されてくるクロックに従って行われる(点線矢印で示すように、セレクタAから供給されてくるクロックに従って行われることもある)。
セレクタAおよびセレクタBには、それぞれ、外部リーダ/ライタ2からの電磁波から得られたクロック(外部リーダ/ライタ2で用いられるクロックと同期のとれたクロック)であるクロックAと、CPU11(外部コントローラ51)で用いられるクロックと同期のとれたクロックであるクロックBが供給されている。
セレクタAにおいては、クロックAとクロックBのうちのいずれかのクロックがCPU31による制御に従って選択され、選択されたクロックが、動作クロックとして無線インタフェース終端部36に、あるいは読み出しクロックとしてデータ転送用バッファ37に、それぞれ供給される(点線で示すように、セレクタAにより選択されたクロックが動作クロックとして有線インタフェース終端部38に供給されることもある)。
同様に、セレクタBにおいては、クロックAとクロックBのうちのいずれかのクロックがCPU31による制御に従って選択され、選択されたクロックが、動作クロックとして有線インタフェース終端部38に、あるいは書き込みクロックとしてデータ転送用バッファ37に、それぞれ供給される(点線で示すように、セレクタBにより選択されたクロックが動作クロックとして無線インタフェース終端部36に供給されることもある)。
CPU11において実現される外部コントローラ51は、転送対象のデータを有線インタフェース終端部38に出力するとともに、外部リーダ/ライタ2から送信され、有線インタフェース終端部38から供給されてきた転送対象のデータを取得する。
図3は、ICカード用LSI21の機能構成例を示すブロック図である。図3に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図2のCPU31により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
動作モード切替部61は、ユーザによる指示などに応じて、ICカード機能実行部12全体がICカードとして動作するのか、リーダ/ライタとして動作するのかの動作モードの設定を行い、設定したモードの情報をセレクタ切替部62に出力する。
セレクタ切替部62は、動作モード切替部61により設定された動作モードやデータの転送先に応じて、セレクタAとセレクタBにおいて選択されるクロックを選択し、選択したクロックが各部に供給されるように、それぞれのセレクタのスイッチを切り替える。セレクタ切替部62によるクロックの選択は、例えばあらかじめ用意されているテーブルに基づいて行われる。
図4は、セレクタ切替部62が有するテーブルの例を示す図である。
図4に示すように、テーブルには、ICカード用LSI21の動作モードやデータの転送先と、各セレクタにおいて選択するクロックが対応付けられている。
図4の例では、ICカード機能実行部12がICカードとして動作するモードである場合、無線インタフェース終端部36の動作クロック、データ転送用バッファ37の読み出し/書き込みクロック、および、有線インタフェース終端部38の動作クロックとしてクロックA(外部リーダ/ライタ2で用いられるクロックと同期のとれたクロック)が対応付けられている。
また、図4の例では、ICカード機能実行部12がリーダ/ライタとして動作するモードである場合、無線インタフェース終端部36の動作クロック、データ転送用バッファ37の読み出し/書き込みクロック、および、有線インタフェース終端部38の動作クロックとしてクロックB(外部コントローラ51で用いられるクロックと同期のとれたクロック)が対応付けられている。
さらに、ICカード機能実行部12がICカードとして動作し、外部コントローラ51から外部リーダ/ライタ2にデータを転送する場合、無線インタフェース終端部36の動作クロックとデータ転送用バッファ37の読み出しクロックとしてクロックAが、データ転送用バッファ37の書き込みクロックと有線インタフェース終端部38の動作クロックとしてクロックBがそれぞれ対応付けられている。
また、外部リーダ/ライタ2から外部コントローラ51にデータを転送する場合、無線インタフェース終端部36の動作クロックとデータ転送用バッファ37の書き込みクロックとしてクロックAが、データ転送用バッファ37の読み出しクロックと有線インタフェース終端部38の動作クロックとしてクロックBがそれぞれ対応付けられている。
ここで、以上のような構成を有する情報処理装置1(ICカード用LSI21)の動作について説明する。
はじめに、ICカード機能実行部12がICカードとして動作する場合のICカード用LSI21の動作について説明する。すなわち、この場合、図4を参照して説明したように、セレクタAおよびセレクタBの双方においてクロックAが選択される。
図5は、ICカード用LSI21がICカードとして動作し、外部リーダ/ライタ2との間で通信を行う場合のクロック選択の例を示す図である。
この場合、セレクタ切替部62は、セレクタAとセレクタBの双方においてクロックAを選択し、無線インタフェース終端部36の動作クロック、データ転送用バッファ37の読み出し/書き込みクロック、有線インタフェース終端部38の動作クロックのそれぞれをクロックAとする。
このとき、ICカード用LSI21から外部リーダ/ライタ2に対して送信されるデータ(例えばフラッシュメモリ34に記憶されているデータ)はクロックAでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックAを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックAでデータ転送用バッファ37から読み出されて外部リーダ/ライタ2に転送される。
反対に、外部リーダ/ライタ2から送信されてきたデータは、クロックAを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックAでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックAでデータ転送用バッファ37から読み出されてフラッシュメモリ34などに転送される。
これにより、ICカード用LSI21から外部リーダ/ライタ2に対するデータの送信、および、外部リーダ/ライタ2からICカード用LSI21に対するデータの送信のいずれも、外部リーダ/ライタ2で用いられるクロックと同期のとれたクロックAで行われることになり、同期の確保されたデータ転送がICカード用LSI21と外部リーダ/ライタ2の間で実現される。
図6は、図5に示すようにしてクロックを選択するICカード用LSI21の処理について説明するフローチャートである。
ステップS1において、セレクタAは、セレクタ切替部62による制御に従ってクロックAとクロックBのうちのクロックAを選択し、それを、無線インタフェース終端部36とデータ転送用バッファ37に出力する。
ステップS2において、セレクタBは、セレクタ切替部62による制御に従ってクロックAとクロックBのうちのクロックAを選択し、それを、データ転送用バッファ37と有線インタフェース終端部38に出力する。
これにより、無線インタフェース終端部36と有線インタフェース終端部38においては、クロックAを動作クロックとしてその動作が行われ、データ転送用バッファ37においては、クロックAを読み出し/書き込みクロックとしてデータの読み出し/書き込みが行われる。
図7は、ICカード用LSI21がリーダ/ライタとして動作し、外部コントローラ51からのデータを外部ICカード2Aに書き込んだり、外部ICカード2Aに記憶されているデータを読み出す場合のクロック選択の例を示す図である。
この場合、セレクタ切替部62は、セレクタAとセレクタBの双方においてクロックBを選択し、無線インタフェース終端部36の動作クロック、データ転送用バッファ37の読み出し/書き込みクロック、有線インタフェース終端部38の動作クロックのそれぞれをクロックBとする。
このとき、外部コントローラ51からICカード用LSI21を介して外部ICカード2Aに送信されるデータは、クロックBを動作クロックとして動作する有線インタフェース終端部38によりクロックBでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックBを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックBでデータ転送用バッファ37から読み出されて外部ICカード2Aに転送される。
反対に、外部ICカード2Aから送信されてきたデータ(読み出されたデータ)は、クロックBを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックBでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックBを動作クロックとして動作する有線インタフェース終端部38によりクロックBでデータ転送用バッファ37から読み出されて外部コントローラ51に転送される。
外部ICカード2Aにおいては、リーダ/ライタとして動作するICカード用LSI21からの電磁波を復調して得られたクロック(クロックB)がその動作クロックとして用いられるから、ICカード用LSI21から外部ICカード2Aに対するデータの送信、および、外部ICカード2AからICカード用LSI21に対するデータの送信のいずれも、外部ICカード2Aで用いられるクロックと同期のとれたクロックBで行われることになり、同期の確保されたデータ転送がICカード用LSI21と外部ICカード2Aの間で実現される。
図8は、図7に示すようにしてクロックを選択するICカード用LSI21の処理について説明するフローチャートである。
ステップS11において、セレクタAは、セレクタ切替部62による制御に従ってクロックAとクロックBのうちのクロックBを選択し、それを、無線インタフェース終端部36とデータ転送用バッファ37に出力する。
ステップS12において、セレクタBは、セレクタ切替部62による制御に従ってクロックAとクロックBのうちのクロックBを選択し、それを、データ転送用バッファ37と有線インタフェース終端部38に出力する。
これにより、無線インタフェース終端部36と有線インタフェース終端部38においては、クロックBを動作クロックとしてその動作が行われ、データ転送用バッファ37においては、クロックBを読み出し/書き込みクロックとしてデータの読み出し/書き込みが行われる。
図9は、ICカード用LSI21がICカードとして動作し、外部コントローラ51からのデータを外部リーダ/ライタ2に転送する場合のクロック選択の例を示す図である。
この場合、セレクタ切替部62は、セレクタAにおいてクロックAを、セレクタBにおいてクロックBをそれぞれ選択することによって、無線インタフェース終端部36の動作クロック、データ転送用バッファ37の読み出しクロックをクロックAとするとともに、データ転送用バッファ37の書き込みクロック、有線インタフェース終端部38の動作クロックをクロックBとする。
このとき、外部コントローラ51からICカード用LSI21を介して外部リーダ/ライタ2に送信されるデータは、クロックBを動作クロックとして動作する有線インタフェース終端部38によりクロックBでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックAを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックAでデータ転送用バッファ37から読み出されて外部リーダ/ライタ2に転送される。
これにより、ICカード用LSI21から外部リーダ/ライタ2に対するデータの送信が、外部リーダ/ライタ2で用いられるクロックと同期のとれたクロックAで行われることになり、同期の確保されたデータ転送がICカード用LSI21と外部リーダ/ライタ2の間で実現される。
図10は、図9に示すようにしてクロックを選択するICカード用LSI21の処理について説明するフローチャートである。
ステップS21において、セレクタAは、セレクタ切替部62による制御に従ってクロックAとクロックBのうちのクロックAを選択し、それを、無線インタフェース終端部36とデータ転送用バッファ37に出力する。
ステップS22において、セレクタBは、セレクタ切替部62による制御に従ってクロックAとクロックBのうちのクロックBを選択し、それを、データ転送用バッファ37と有線インタフェース終端部38に出力する。
これにより、無線インタフェース終端部36においては、クロックAを動作クロックとしてその動作が行われ、データ転送用バッファ37においては、クロックAを読み出しクロックとしてデータの読み出しが行われる。また、有線インタフェース終端部38においては、クロックBを動作クロックとしてその動作が行われ、データ転送用バッファ37においては、クロックBを書き込みクロックとしてデータの書き込みが行われる。
図11は、ICカード用LSI21がICカードとして動作し、外部リーダ/ライタ2からのデータを外部コントローラ51に転送する場合のクロック選択の例を示す図である。
なお、この場合、セレクタAにより選択されたクロックは、データ転送用バッファ37の読み出しクロックとして供給されるとともに、図2において点線矢印で示したように、有線インタフェース終端部38の動作クロックとして供給される。また、セレクタBにより選択されたクロックは、データ転送用バッファ37の書き込みクロックとして供給されるとともに、図2において点線矢印で示したように、無線インタフェース終端部36の動作クロックとして供給される。
セレクタ切替部62は、セレクタAにおいてクロックBを、セレクタBにおいてクロックAをそれぞれ選択することによって、無線インタフェース終端部36の動作クロック、データ転送用バッファ37の書き込みクロックをクロックAとするとともに、データ転送用バッファ37の読み出しクロック、有線インタフェース終端部38の動作クロックをクロックBとする。
このとき、外部リーダ/ライタ2から送信されてきたデータは、クロックAを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックAでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックBを動作クロックとして動作する有線インタフェース終端部38によりクロックBでデータ転送用バッファ37から読み出されて外部コントローラ51に転送される。
これにより、外部リーダ/ライタ2からICカード用LSI21に対するデータの送信が、外部リーダ/ライタ2で用いられるクロックと同期のとれたクロックAで行われることになり、同期の確保されたデータ転送がICカード用LSI21と外部リーダ/ライタ2の間で実現される。
図12は、図11に示すようにしてクロックを選択するICカード用LSI21の処理について説明するフローチャートである。
ステップS31において、セレクタAは、セレクタ切替部62による制御に従ってクロックAとクロックBのうちのクロックBを選択し、それを、データ転送用バッファ37と有線インタフェース終端部38に出力する。
ステップS32において、セレクタBは、セレクタ切替部62による制御に従ってクロックAとクロックBのうちのクロックAを選択し、それを、無線インタフェース終端部36とデータ転送用バッファ37に出力する。
これにより、無線インタフェース終端部36においては、クロックAを動作クロックとしてその動作が行われ、データ転送用バッファ37においては、クロックAを書き込みクロックとしてデータの書き込みが行われる。また、有線インタフェース終端部38においては、クロックBを動作クロックとしてその動作が行われ、データ転送用バッファ37においては、クロックBを読み出しクロックとしてデータの読み出しが行われる。
以上においては、クロックの切り替えを行うセレクタ(セレクタA,B)が、ICカード用LSI21の内部に設けられるものとしたが、クロック制御用のLSIとして、ICカード用LSI21の外側に設けられるようにしてもよい。
図13は、クロック制御用のLSIであるクロック制御LSI71が設けられる場合の情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。図13において、図2と対応する部分には同じ符号を付してある。
クロック制御LSI71に設けられるセレクタA(セレクタ81)とセレクタB(セレクタ82)には、それぞれ、図2のセレクタAとセレクタBと同様に、外部リーダ/ライタ2から輻射された電磁波から得られたクロックであるクロックAと、CPU11で用いられるクロックと同期のとれたクロックであるクロックBが供給されており、基本的に、無線インタフェース終端部36の動作クロックとして用いられるクロックと、データ転送用バッファ37の読み出しクロックとして用いられるクロックがセレクタAにより選択される。また、有線インタフェース終端部38の動作クロックとして用いられるクロックと、データ転送用バッファ37の書き込みクロックとして用いられるクロックがセレクタBにより選択される。
なお、点線矢印で示すように、図2の場合と同様に、セレクタAにより選択されたクロックが有線インタフェース終端部38の動作クロックとして供給され、セレクタBにより選択されたクロックが無線インタフェース終端部36の動作クロックとして供給されることもある。
他の構成は、基本的に図2の構成と同様である。すなわち、ICカード用LSI21には、CPU31、ROM32、RAM33、フラッシュメモリ34が設けられ、それらはバス35を介して接続されている。また、ICカード用LSI21には、無線インタフェース終端部36、データ転送用バッファ37、および有線インタフェース終端部38が設けられる。図13のセレクタAとセレクタBの切り替えを制御するセレクタ切替部62(図3)は、ICカード用LSI21のCPU31により実現されるようにしてもよいし、クロック制御LSI71に内蔵されるCPU(図示せず)により実現されるようにしてもよい。
このようにクロック制御用のLSIであるクロック制御LSI71が設けられ、クロック制御LSI71により無線インタフェース終端部36、データ転送用バッファ37、および有線インタフェース終端部38に供給されるクロックが制御されることによっても、上述したようにして通信の同期を確保することができる。
図14は、ICカード用LSI21がICカードとして動作し、外部リーダ/ライタ2との間で通信を行う場合のクロック選択の例を示す図である。すなわち、図14に示されるクロックの選択は、図5に示されるクロックの選択に対応する。
この場合、セレクタ切替部62は、クロック制御LSI71のセレクタAとセレクタBの双方においてクロックAを選択し、無線インタフェース終端部36の動作クロック、データ転送用バッファ37の読み出し/書き込みクロック、有線インタフェース終端部38の動作クロックのそれぞれをクロックAとする。
このとき、ICカード用LSI21から外部リーダ/ライタ2に対して送信されるデータ(例えばフラッシュメモリ34に記憶されているデータ)はクロックAでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックAを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックAでデータ転送用バッファ37から読み出されて外部リーダ/ライタ2に転送される。
反対に、外部リーダ/ライタ2から送信されてきたデータは、クロックAを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックAでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックAでデータ転送用バッファ37から読み出されてフラッシュメモリ34などに転送される。
これにより、ICカード用LSI21から外部リーダ/ライタ2に対するデータの送信、および、外部リーダ/ライタ2からICカード用LSI21に対するデータの送信のいずれも、外部リーダ/ライタ2で用いられるクロックと同期のとれたクロックAで行われることになり、同期の確保されたデータ転送がICカード用LSI21と外部リーダ/ライタ2の間で実現される。
図14に示されるようなクロック制御LSI71によるクロックの選択は、図6のフローチャートに従って行われる。
図15は、ICカード用LSI21がリーダ/ライタとして動作し、外部コントローラ51からのデータを外部ICカード2Aに書き込んだり、外部ICカード2Aに記憶されているデータを読み出す場合のクロック選択の例を示す図である。すなわち、図15に示されるクロックの選択は、図7に示されるクロックの選択に対応する。
この場合、セレクタ切替部62は、クロック制御LSI71のセレクタAとセレクタBの双方においてクロックBを選択し、無線インタフェース終端部36の動作クロック、データ転送用バッファ37の読み出し/書き込みクロック、有線インタフェース終端部38の動作クロックのそれぞれをクロックBとする。
このとき、外部コントローラ51からICカード用LSI21を介して外部ICカード2Aに送信されるデータは、クロックBを動作クロックとして動作する有線インタフェース終端部38によりクロックBでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックBを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックBでデータ転送用バッファ37から読み出されて外部ICカード2Aに転送される。
反対に、外部ICカード2Aから送信されてきたデータ(読み出されたデータ)は、クロックBを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックBでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックBを動作クロックとして動作する有線インタフェース終端部38によりクロックBでデータ転送用バッファ37から読み出されて外部コントローラ51に転送される。
外部ICカード2Aにおいては、リーダ/ライタとして動作するICカード用LSI21からの電磁波を復調して得られたクロック(クロックB)がその動作クロックとして用いられるから、ICカード用LSI21から外部ICカード2Aに対するデータの送信、および、外部ICカード2AからICカード用LSI21に対するデータの送信のいずれも、外部ICカード2Aで用いられるクロックと同期のとれたクロックBで行われることになり、同期の確保されたデータ転送がICカード用LSI21と外部ICカード2A間で実現される。
図15に示されるようなクロック制御LSI71によるクロックの選択は、図8のフローチャートに従って行われる。
図16は、ICカード用LSI21がICカードとして動作し、外部コントローラ51からのデータを外部リーダ/ライタ2に転送する場合のクロック選択の例を示す図である。すなわち、図16に示されるクロックの選択は、図9に示されるクロックの選択に対応する。
この場合、セレクタ切替部62は、クロック制御LSI71のセレクタAにおいてクロックAを、セレクタBにおいてクロックBをそれぞれ選択することによって、無線インタフェース終端部36の動作クロック、データ転送用バッファ37の読み出しクロックをクロックAとするとともに、データ転送用バッファ37の書き込みクロック、有線インタフェース終端部38の動作クロックをクロックBとする。
このとき、外部コントローラ51からICカード用LSI21を介して外部リーダ/ライタ2に送信されるデータは、クロックBを動作クロックとして動作する有線インタフェース終端部38によりクロックBでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックAを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックAでデータ転送用バッファ37から読み出されて外部リーダ/ライタ2に転送される。
これにより、ICカード用LSI21から外部リーダ/ライタ2に対するデータの送信が、外部リーダ/ライタ2で用いられるクロックと同期のとれたクロックAで行われることになり、同期の確保されたデータ転送がICカード用LSI21と外部リーダ/ライタ2間で実現される。
図16に示されるようなクロック制御LSI71によるクロックの選択は、図10のフローチャートに従って行われる。
図17は、ICカード用LSI21がICカードとして動作し、外部リーダ/ライタ2からのデータを外部コントローラ51に転送する場合のクロック選択の例を示す図である。すなわち、図17に示されるクロックの選択は、図11に示されるクロックの選択に対応する。
この場合、セレクタ切替部62は、クロック制御LSI71のセレクタAにおいてクロックBを、セレクタBにおいてクロックAをそれぞれ選択することによって、無線インタフェース終端部36の動作クロック、データ転送用バッファ37の書き込みクロックをクロックAとするとともに、データ転送用バッファ37の読み出しクロック、有線インタフェース終端部38の動作クロックをクロックBとする。
このとき、外部リーダ/ライタ2から送信されてきたデータは、クロックAを動作クロックとして動作する無線インタフェース終端部36によりクロックAでデータ転送用バッファ37に書き込まれ、クロックBを動作クロックとして動作する有線インタフェース終端部38によりクロックBでデータ転送用バッファ37から読み出されて外部コントローラ51に転送される。
これにより、外部リーダ/ライタ2からICカード用LSI21に対するデータの送信が、外部リーダ/ライタ2で用いられるクロックと同期のとれたクロックAで行われることになり、同期の確保されたデータ転送がICカード用LSI21と外部コントローラ51の間で実現される。
図17に示されるようなクロック制御LSI71によるクロックの選択は、図12のフローチャートに従って行われる。
以上のようにクロック制御用のLSIをICカード用LSIとは別に設けることによって、ICカード用LSIの内部に、クロック制御用の構成を作り込む必要がない。
なお、本明細書において、フローチャートに示される各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置と、情報処理装置と無線通信が可能な外部リーダ/ライタを示す図である。 図1のICカード用LSIの詳細な構成例を示すブロック図である。 ICカード用LSIの機能構成例を示すブロック図である。 図3のセレクタ切替部が有するテーブルの例を示す図である。 ICカード用LSIがICカードとして動作する場合のクロック選択の例を示す図である。 クロック選択処理について説明するフローチャートである。 ICカード用LSIがリーダ/ライタとして動作する場合のクロック選択の例を示す図である。 他のクロック選択処理について説明するフローチャートである。 ICカード用LSIがICカードとして動作し、外部コントローラからのデータを外部リーダ/ライタに転送する場合のクロック選択の例を示す図である。 さらに他のクロック選択処理について説明するフローチャートである。 ICカード用LSIがICカードとして動作し、外部リーダ/ライタからのデータを外部コントローラに転送する場合のクロック選択の例を示す図である。 クロック選択処理について説明するフローチャートである。 情報処理装置の他の構成例を示すブロック図である。 図13のICカード用LSIがICカードとして動作する場合のクロック選択の例を示す図である。 図13のICカード用LSIがリーダ/ライタとして動作する場合のクロック選択の例を示す図である。 図13のICカード用LSIがICカードとして動作し、外部コントローラからのデータを外部リーダ/ライタに転送する場合のクロック選択の例を示す図である。 図13のICカード用LSIがICカードとして動作し、外部リーダ/ライタからのデータを外部コントローラに転送する場合のクロック選択の例を示す図である。
符号の説明
1 情報処理装置, 11 CPU, 12 ICカード機能実行部, 21 ICカード用LSI, 36 無線インタフェース終端部, 37 データ転送用バッファ, 38 有線インタフェース終端部, 39,40 セレクタ, 51 外部コントローラ, 61 動作モード切替部, 62 セレクタ切替部, 71 クロック制御LSI, 81,82 セレクタ

Claims (7)

  1. 情報処理装置に実装される信号処理回路であって、
    前記情報処理装置の内部に設けられる情報処理部とのデータの送受信を有線で行う有線通信手段と、
    前記情報処理装置の外部にある外部機器とのデータの送受信を無線で行う無線通信手段と、
    前記外部機器、または前記情報処理部に転送する転送対象のデータを記憶する記憶手段と、
    動作モードに基づいて設定された前記外部機器から出力される電磁波から得られた第1のクロック、または前記情報処理部において用いられるクロックと同期のとれた第2のクロック従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記有線通信手段または前記無線通信手段の動作とを行わせる第1の制御手段と、
    前記動作モードに基づいて設定された前記第1のクロック、または前記第2のクロック従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段または前記無線通信手段の動作とを行わせる第2の制御手段と
    を備える信号処理回路。
  2. 前記動作モードがICカードとして動作し、リーダライタである前記外部機器との間で通信を行うモードである場合、
    前記第1の制御手段は、前記第1のクロックに従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記無線通信手段の動作とを行わせ、
    前記第2の制御手段は、前記第1のクロックに従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段の動作とを行わせる
    請求項1に記載の信号処理回路。
  3. 前記動作モードがリーダライタとして動作し、ICカードである前記外部機器との間で通信を行うモードである場合、
    前記第1の制御手段は、前記第2のクロックに従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記無線通信手段の動作とを行わせ、
    前記第2の制御手段は、前記第2のクロックに従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段の動作とを行わせる
    請求項1または請求項2に記載の信号処理回路。
  4. 前記動作モードがICカードとして動作し、前記情報処理部から供給されてきたデータを前記外部機器に転送するモードである場合、
    前記第1の制御手段は、前記第1のクロックに従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記無線通信手段の動作とを行わせ、
    前記第2の制御手段は、前記第2のクロックに従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段の動作とを行わせる
    請求項1乃至3のいずれかに記載の信号処理回路。
  5. 前記動作モードがICカードとして動作し、前記外部機器から供給されてきたデータを前記情報処理部に転送するモードである場合、
    前記第1の制御手段は、前記第1のクロックに従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記有線通信手段の動作とを行わせ、
    前記第2の制御手段は、前記第2のクロックに従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記無線通信手段の動作とを行わせる
    請求項1乃至4のいずれかに記載の信号処理回路。
  6. 情報処理装置に実装されて、
    前記情報処理装置の内部に設けられる情報処理部とのデータの送受信を有線で行う有線通信手段と、
    前記情報処理装置の外部にある外部機器とのデータの送受信を無線で行う無線通信手段と、
    前記外部機器、または前記情報処理部に転送する転送対象のデータを記憶する記憶手段と
    を備える信号処理回路の信号処理方法であって、
    動作モードに基づいて設定された前記外部機器から出力される電磁波から得られた第1のクロック、または前記情報処理部において用いられるクロックと同期のとれた第2のクロック従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記有線通信手段または前記無線通信手段の動作とを行わせ、
    前記動作モードに基づいて設定された前記第1のクロック、または前記第2のクロック従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段または前記無線通信手段の動作とを行わせる
    ステップを含む信号処理方法。
  7. 情報処理部と信号処理回路を少なくとも備える情報処理装置において、
    前記信号処理回路は、
    有線インターフェースを介して前記情報処理部とデータの送受信を行う有線通信手段と、
    無線インターフェースを介して外部機器とのデータの送受信を行う無線通信手段と、
    前記外部機器、または前記情報処理部に転送する転送対象のデータを記憶する記憶手段と、
    動作モードに基づいて設定された前記外部機器から出力される電磁波から得られた第1のクロック、または前記情報処理部において用いられるクロックと同期のとれた第2のクロック従って、前記記憶手段に記憶されている転送対象のデータの読み出しと、前記有線通信手段または前記無線通信手段の動作とを行わせる第1の制御手段と、
    前記動作モードに基づいて設定された前記第1のクロック、または前記第2のクロック従って、前記記憶手段に対する転送対象のデータの書き込みと、前記有線通信手段または前記無線通信手段の動作とを行わせる第2の制御手段と
    を備える情報処理装置
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