JP4838850B2 - 通信装置、端末、無線チャネル品質管理方法 - Google Patents

通信装置、端末、無線チャネル品質管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に、無線通信システムにおける無線チャネルの品質管理の技術に関する。
基地局(親局)と端末(子局)と間で信号の送受信を行う無線通信システムがある。このシステムにおいて、端末が送信する上り信号が基地局で一定の受信電力で受信されるようにするための送信電力及び送信タイミングの制御や、基地局が送信する下り信号を端末で受信したときの電波の強度及び無線チャネル品質の基地局への通知は一般的に行われている。
このうち、上り送信電力の制御は、基地局近傍の端末の送信電力を小さくして他の端末の通信への干渉の削減と省電力とを図る一方で、基地局から遠方の端末の送信電力は大きくして基地局で受信されるこの端末からの電波の強度を高めるというものである。また、上り送信タイミングの制御は、伝播遅延等による基地局での受信タイミングを補正するために行うものである。これらの制御によって、無線チャネルの品質の安定化が図られる。
また、端末で受信した下り信号の電波強度及び無線チャネル品質の基地局への通知は、無線チャネルの品質に応じて変調方式を動的に選択する適応変調方式において特に重要である。このような適応変調方式を採用した代表的な無線通信システムとして、3GPP(3rd Generation Partnership Project)にて規格化されているHSPDA(High Speed Downlink Packet Access )や、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)において標準化が進められている802.16仕様(いわゆるWiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access )などがある。
WiMAXにおいては、送信電力及び送信タイミングの制御や無線チャネル品質の通知に関する制御メッセージは、ユーザデータと同様に、無線フレーム上のバーストと呼ばれるある領域を用いて送受信される。このため、ひとつの基地局に対して同時に接続している端末数が多くなるほど、また、送受信の頻度が高くなるほど、こういった制御メッセージのために消費される無線フレーム上のリソース量が増大し、その分ユーザデータの送受信に使用できるリソース量は当然少なくなる。こうなると、スループットの低下や、伝送データの遅延や廃棄が発生し、通信品質(QoS:Quality of Service)に影響を及ぼすこととなる。
ところで、WiMAXにおいて、送信電力及び送信タイミングの制御手順はレンジング(Ranging)手順として定義されているが、その制御手順の実行周期の決定手法は任意であり、システムベンダマターとされている。また、無線チャネル品質の通知手順についても、毎回基地局からの要求に対して端末が応答して通知する手順や、CQICHなる通知用の無線チャネルを確立して端末から基地局へ一定間隔で通知する手順などは規定されているものの、その通知間隔の決定手法はシステムベンダマターとされている。
このような制御手順の実行周期の決定手法や通知間隔の決定手法に関し、幾つかの提案がなされている。
例えば特許文献1には、無線チャネル品質の変化程度若しくはその分散に基づいて、無線チャネル品質の報告周期を変化させる技術が開示されている。
また、例えば特許文献2には、無線チャネル品質若しくはその分散が閾値を超えた場合に、無線チャネル品質の通知間隔を長くするという技術が開示されている。
特開2005−244991号公報 特開2004−207839号公報
従来の無線チャネル品質の管理手法では、特に、端末の態様、端末の状況、端末が使用するコネクションの種別などといった端末の属性を特に意識することなく、全ての端末に対して一律同じ方法で管理を行っている。このため、以下のような効率の低下を生じさせている。
例えばWiMAXにおいては、FWA(固定無線アクセス:Fixed Wireless Access )向けの802.16−2004仕様とモバイル(移動通信)向けの802.16e仕様との両方が含まれている。また、実際のWiMAXシステムにおいてもFWA向けの固定端末とモバイル向けの移動端末とが混在することが考えられる。一般的には、固定端末の方が移動端末よりも無線チャネル品質がより安定していることが予想されるが、ここで、固定端末と移動端末との両者に対して無線チャネル品質の管理を均一に行うと、固定端末についての制御メッセージが移動端末のものよりも冗長となり、無線リソースを浪費する虞がある。
またWiMAXはQoSをサポートしていることを特徴としており、UGS(Unsolicited Grant Service)、ertPS(extended real-time Poling Service)、rtPS(real-time Poling Service)、nrtPS(non real-time Poling Service)、BE(Best Effort)などのスケジューリングタイプ(以下、「QoSクラス」と称することとする。)が定義されている。ここで、例えば通信の優先度が高いUGSクラスでは、必要な帯域や許容遅延などを保証した通信が可能であるが、通信の優先度の低いBEではそのような通信品質の保証は無く、無線リソースに空きがあれば通信を行う。
このように、端末が使用するコネクション毎にQoSクラスが異なるにも拘らず、全ての端末に対して無線チャネル品質の管理を均一に行うと、低優先度のQoSクラスのコネクションについての制御メッセージが高優先度のQoSクラスのコネクションについてのものよりも冗長となる。すると、品質を保証しなければならない高優先度のQoSクラスのコネクションに必要な無線リソースが少なくなってしまうため、通信品質が保証できなくなる虞がある。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、無線通信システムでの無線チャネルの品質管理における無線リソースの利用効率を向上させることである。
本発明の態様のひとつである親局装置は、親局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおける親局装置であって、端末装置の属性若しくは該端末装置との通信において指定されているコネクションの属性を示す属性情報の識別を行う識別部と、端末装置との間に確立された無線チャネルの品質管理のために該端末装置へ周期的に通知している管理情報の通知周期を、属性情報の識別結果に基づいて決定する制御を行う制御部と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
この構成によれば、管理情報の通知が上述した属性に応じた適切な頻度で行うことができるようになる結果、無線リソースの利用効率が向上する。
なお、上述した本発明に係る親局装置において、無線チャネルの品質を監視する監視部を更に有し、制御部は、更に無線チャネルの品質の監視結果に基づいて通知周期を決定する制御を行う、ように構成することもできる。
この構成によれば、管理情報の通知が無線チャネルの品質にも応じた適切な頻度で行うことができるようになる結果、無線リソースの利用効率が向上する。
なお、このとき、監視部は、無線チャネルのCQI(チャネル品質識別子)、該無線チャネルを確立している通信相手方から送られてくる信号のRSSI(受信信号強度)、該信号の受信タイミング精度、及び該信号の受信電力のうちの少なくともいずれか1つ以上であって端末装置から送られてくるものを、該無線チャネルの品質として監視するように構成することができる。
この構成によれば、管理情報の通知が、端末装置側で測定された無線チャネルの品質に応じた適切な頻度で行うことができるようになる。
あるいは、このとき、監視部は、無線チャネルのCQI(チャネル品質識別子)、該無線チャネルを確立している通信相手方から送られてくる信号のRSSI(受信信号強度)、該信号の受信タイミング精度、及び該信号の受信電力のうちの少なくともいずれか1つ以上であって親局装置で測定されたものを、該無線チャネルの品質として監視するように構成することもできる。
この構成によれば、管理情報の通知が、親局装置で測定された無線チャネルの品質に応じた適切な頻度で行うことができるようになる。
また、前述した本発明に係る親局装置において、制御部による制御によって決定された通知周期を端末装置へ指示する指示部を更に有するように構成することができる。
この構成によれば、端末装置から親局装置への管理情報の通知を、親局装置側で決定された通知周期で端末装置に行わせることができるようになる。
また、前述した本発明に係る親局装置において、属性情報で示されている属性は、端末装置が固定端末であるか移動端末であるかを識別する属性であるように構成することができる。
この構成によれば、管理情報の通知を、端末装置が固定端末であるか移動端末であるかにより適切な頻度で行うことができるようになる。
また、前述した本発明に係る親局装置において、属性情報で示されている属性は、端末装置の電源の残量を示しているように構成することができる。
この構成によれば、管理情報の通知を、端末装置の電源の残量に応じた適切な頻度で行うことができるようになる。
また、前述した本発明に係る親局装置において、属性情報で示されている属性は、端末装置との通信の優先度若しくは該端末装置との通信について指定されているコネクションの優先度を示しているように構成することができる。
この構成によれば、管理情報の通知を、端末装置との通信の優先度若しくは端末装置との通信について指定されているコネクションの優先度に応じた適切な頻度で行うことができるようになる。
また、本発明の別の態様のひとつである端末装置は、親局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおける端末装置であって、端末装置の属性若しくは親局装置との通信において指定されているコネクションの属性を示す属性情報の識別を行う識別部と、親局装置との間に確立された無線チャネルの品質管理のために該親局装置へ周期的に通知している管理情報の通知周期を、属性情報の識別結果に基づいて決定する制御を行う制御部と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
この構成によれば、管理情報の通知が上述した属性に応じた適切な頻度で行うことができるようになる結果、無線リソースの利用効率が向上する。
なお、上述した本発明に係る端末装置において、無線チャネルの品質を監視する監視部を更に有し、制御部は、更に無線チャネルの品質の監視結果に基づいて通知周期を決定する制御を行う、ように構成することができる。
この構成によれば、管理情報の通知が無線チャネルの品質にも応じた適切な頻度で行うことができるようになる結果、無線リソースの利用効率が向上する。
なお、このとき、監視部は、無線チャネルのCQI(チャネル品質識別子)、該無線チャネルを確立している通信相手方から送られてくる信号のRSSI(受信信号強度)、該信号の受信タイミング精度、及び該信号の受信電力のうちの少なくともいずれか1つ以上であって親局装置から送られてくるものを、該無線チャネルの品質として監視するように構成することができる。
この構成によれば、管理情報の通知が、親局装置側で測定された無線チャネルの品質に応じた適切な頻度で行うことができるようになる。
あるいは、このとき、監視部は、無線チャネルのCQI(チャネル品質識別子)、該無線チャネルを確立している通信相手方から送られてくる信号のRSSI(受信信号強度)、該信号の受信タイミング精度、及び該信号の受信電力のうちの少なくともいずれか1つ以上であって端末装置で測定されたものを、該無線チャネルの品質として監視するように構成することもできる。
この構成によれば、管理情報の通知が、端末装置で測定された無線チャネルの品質に応じた適切な頻度で行うことができるようになる。
また、前述した本発明に係る端末装置において、制御部による制御によって決定された通知周期を親局装置へ指示する指示部を更に有するように構成することができる。
この構成によれば、親局装置から子局装置への管理情報の通知を、子局装置側で決定された通知周期で親局装置に行わせることができるようになる。
また、前述した本発明に係る端末装置において、属性情報で示されている属性は、端末装置が固定端末であるか移動端末であるかを識別する属性であるように構成することができる。
この構成によれば、管理情報の通知を、端末装置が固定端末であるか移動端末であるかにより適切な頻度で行うことができるようになる。
また、前述した本発明に係る端末装置において、属性情報で示されている属性は、端末装置の電源の残量を示しているように構成することができる。
この構成によれば、管理情報の通知を、端末装置の電源の残量に応じた適切な頻度で行うことができるようになる。
また、前述した本発明に係る端末装置において、属性情報で示されている属性は、親局装置との通信の優先度若しくは該親局装置との通信について指定されているコネクションの優先度を示しているように構成することができる。
この構成によれば、管理情報の通知を、親局装置との通信の優先度若しくは親局装置との通信について指定されているコネクションの優先度に応じた適切な頻度で行うことができるようになる。
また、本発明の更なる別の態様のひとつである無線チャネルの品質管理方法は、親局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて該親局装置と該端末装置との間に確立される無線チャネルの品質管理の方法であって、無線チャネルの品質を監視し、端末装置の属性若しくは親局装置と端末装置との通信において指定されているコネクションの属性を示す属性情報の識別を行い、無線チャネルの品質管理のために通信の相手方に対して周期的に通知する管理情報の通知周期の決定を、該無線チャネルの品質の監視結果と属性情報の識別結果との両者に基づいて行う、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
この構成によれば、管理情報の通知が上述した属性に応じた適切な頻度で行うことができるようになる結果、無線リソースの利用効率が向上する。
なお、上述した本発明に係る無線チャネルの品質管理方法において、属性情報で示されている属性は、端末装置が固定端末であるか移動端末であるかを識別する属性であり、端末装置が移動端末との識別結果を得た場合には、該端末装置が固定端末との識別結果を得た場合よりも短くなるように通知周期の決定を行い、端末装置が固定端末との識別結果を得ている場合において、無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも大きいとの監視結果を得た場合には、通知周期を短く変更する決定を行い、端末装置が移動端末との識別結果を得ている場合において、無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも小さいとの監視結果を得た場合には、通知周期を長く変更する決定を行う、ようにすることができる。
このようにすることにより、管理情報の通知を、端末装置が固定端末であるか移動端末であるかにより適切な頻度で行うことができるようになる。
また、前述した本発明に係る無線チャネルの品質管理方法において、属性情報で示されている属性は、端末装置の電源の残量を示しており、属性情報の識別によって識別された端末装置の電源の残量が所定の閾値よりも少ない場合には、該端末装置の電源の残量が該閾値よりも多く残っている場合よりも長くなるように通知周期の決定を行い、属性情報の識別によって識別された端末装置の電源の残量が閾値よりも少ない場合において、無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも大きいとの監視結果を得た場合には、通知周期を短く変更する決定を行い、属性情報の識別によって識別された端末装置の電源の残量が閾値よりも多く残っている場合において、無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも小さいとの監視結果を得た場合には、通知周期を長く変更する決定を行う、ようにすることができる。
このようにすることにより、管理情報の通知を、端末装置の電源の残量に応じた適切な頻度で行うことができるようになる。
また、前述した本発明に係る無線チャネルの品質管理方法において、属性情報で示されている属性は、端末装置との通信の優先度若しくは該端末装置との通信について指定されているコネクションの優先度を示しており、属性情報の識別によって識別された優先度が所定の優先度よりも高い場合には、該属性情報の識別によって識別された優先度が該所定の優先度よりも低い場合よりも短くなるように通知周期の決定を行い、属性情報の識別によって識別された優先度が所定の優先度よりも高い場合において、無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも大きいとの監視結果を得た場合には、通知周期を短く変更する決定を行い、無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも小さいとの監視結果を得た場合には、通知周期を長く変更する決定を行う、ようにすることができる。
このようにすることにより、管理情報の通知を、親局装置との通信の優先度若しくは親局装置との通信について指定されているコネクションの優先度に応じた適切な頻度で行うことができるようになる。
本発明によれば、以上のようにすることにより、無線通信システムでの無線チャネルの品質管理における無線リソースの利用効率が向上するという効果を奏する。
本発明を実施する通信システムの第一の基本構成を示す図である。 図1に示した通信システムの具体的な構成例(その1)を示す図である。 図1に示した通信システムの具体的な構成例(その2)を示す図である。 図1に示した通信システムの具体的な構成例(その3)を示す図である。 本発明を実施する通信システムの第二の基本構成を示す図である。 図3に示した通信システムの具体的な構成例(その1)を示す図である。 図3に示した通信システムの具体的な構成例(その2)を示す図である。 図3に示した通信システムの具体的な構成例(その3)を示す図である。 無線チャネル品質通知周期デフォルト値決定処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 通知周期デフォルト値判定処理の第一の例を示す図である。 通知周期デフォルト値判定処理の第二の例を示す図である。 通知周期デフォルト値判定処理の第三の例を示す図である。 無線チャネル品質通知周期変更処理の処理内容の第一の例をフローチャートで示した図である。 通知周期変更判定処理の第一の例を示す図である。 通知周期変更判定処理の第二の例を示す図である。 通知周期変更判定処理の第三の例を示す図である。 無線チャネル品質通知周期変更処理の処理内容の第二の例をフローチャートで示した図である。 親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第一の例を示す図である。 親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第二の例を示す図である。 親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第三の例を示す図である。 親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第四の例を示す図である。 親局と端末との間で確立している無線チャネルの品質の変化の様子を示す図(その1)である。 親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第五の例を示す図である。 親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第六の例を示す図である。 親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第七の例を示す図である。 親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第八の例を示す図である。 親局と端末との間で確立している無線チャネルの品質の変化の様子を示す図(その2)である。 WiMAXを採用して無線通信を行っている親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第一の例を示す図である。 WiMAXを採用して無線通信を行っている親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第二の例を示す図である。 WiMAXを採用して無線通信を行っている親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第三の例を示す図である。 WiMAXを採用して無線通信を行っている親局と端末との間の制御メッセージの授受の手順の第四の例を示す図である。 Periodic_Rangingメッセージシーケンスを説明する図である。 WiMAXを採用して無線通信を行っている親局と端末との間でのPeriodic_Rangingメッセージシーケンスの進行の様子を示す図(その1)である。 WiMAXを採用して無線通信を行っている親局と端末との間でのPeriodic_Rangingメッセージシーケンスの進行の様子を示す図(その2)である。
符号の説明
1 送受信部
2 監視部
3 識別部
4 制御部
5 指示部
10 基地局
20 制御局
30 端末
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、通信ネットワーク内に存在する通信装置のうち、基地局と制御局とを総称するときは「親局」と称することとして、子局である端末と区別することとする。
以下に説明する本発明を実施する無線通信システムの実施例では、まず、親局若しくは端末において、端末の属性若しくは親局と端末とのコネクションの属性を識別する。この属性として、以下の情報を使用する。
(1)端末が固定端末であるか移動端末であるかを示す情報
(2)端末の電源の残量を示す情報
(3)端末の通信優先度及び端末との通信に指定されているコネクション(QoSクラス)の優先度
ここで、属性情報として、上記の(1)の情報を使用する場合には、以下のようにして無線チャネルの品質管理を行う。
まず、親局は、例えば端末との接続を確立したときに、無線チャネル品質の通知周期のデフォルト値を決定する。ここで、接続先の端末が固定端末の場合には比較的長い通知周期(例えば1秒)をデフォルト値とし、移動端末の場合には比較的短い通知周期(例えば50ミリ秒)をデフォルト値とする。
次に、親局は、このデフォルト値の通知周期で、無線チャネル品質情報の通知を端末に対して周期的に要求する。そして、この要求に応じて端末より通知される制御メッセージに示されている無線チャネル品質の計測結果に基づいて、無線チャネル品質の変動度合いを監視する。なお、この変動度合いの監視の手法としては、例えば、過去数回の計測結果値に対する移動平均、変化量の絶対値の和、または分散を求める手法などがある。
親局は、この監視結果に基づき、端末が移動端末であるにも拘らず無線チャネル品質の変動が小さいと判断される場合には、無線チャネル品質の通知周期をデフォルト値よりも長く(例えば500ミリ秒)する。こうすることで、無線チャネル品質を通知する制御メッセージの量が削減される。一方、親局は、この監視結果に基づき、端末が固定端末であるにも拘らず無線チャネル品質の変動が大きいと判断される場合には、無線チャネル品質の通知周期をデフォルト値よりも短く(例えば100ミリ秒)する。こうすることにより、無線チャネル品質がより正確に把握できるようになるので通信エラーの増加が抑制されて通信品質が維持される。
また、属性情報として、上記の(2)の情報を使用する場合には、以下のようにして無線チャネルの品質管理を行う。
まず、親局は、例えば端末との接続を確立したときに、無線チャネル品質の通知周期のデフォルト値を決定する。ここで、接続先の端末が使用している電源の残量が所定値よりも少なくなっている場合には比較的長い通知周期(例えば1秒)をデフォルト値とし、その残量が所定値以上残っている場合には比較的短い通知周期(例えば50ミリ秒)をデフォルト値とする。
次に、親局は、このデフォルト値の通知周期で、無線チャネル品質情報の通知を端末に対して周期的に要求する。そして、この要求に応じて端末より通知される制御メッセージに示されている無線チャネル品質の計測結果に基づいて、無線チャネル品質の変動度合いを、前述したものと同様の手法を用いて監視する。
ここで、親局は、この監視結果に基づき、端末の電源の残量が所定値以上残っておりしかも無線チャネル品質の変動が小さいと判断される場合には、無線チャネル品質の通知周期をデフォルト値よりも長く(例えば500ミリ秒)する。こうすることで、無線チャネル品質を通知する制御メッセージの量が削減される上に、端末の電力消費量も削減されるので、端末の使用をより長時間継続することができる。一方、親局は、この監視結果に基づき、端末の電源の残量が所定値よりも少なくなっている上に無線チャネル品質の変動が大きいと判断される場合には、無線チャネル品質の通知周期をデフォルト値よりも短く(例えば100ミリ秒)する。こうすることにより、無線チャネル品質がより正確に把握できるようになるので通信エラーの増加が抑制されて通信品質が維持される。なお、この場合には端末の電力消費量が却って増加するものの、通信品質を維持して通信を継続させることによって、通信エラーの発生に伴うデータの再送などといった電力を無駄に消費するような動作が抑制されるので、実効的なスループットの向上が期待できる。
また、属性情報として、上記の(3)の情報を使用する場合には、以下のようにして無線チャネルの品質管理を行う。
まず、親局は、例えば端末との接続を確立したときに、無線チャネル品質の通知周期のデフォルト値を決定する。ここで、親局に接続される他の端末との通信に対する接続先の端末との通信の優先度が所定の優先度よりも低い場合、若しくは、親局に接続される他のコネクションに対する接続先の端末とのコネクションの優先度が所定の優先度よりも低い場合には、比較的長い通知周期(例えば1秒)をデフォルト値とし、それらの優先度が所定の優先度以上に高い場合には比較的短い通知周期(例えば50ミリ秒)をデフォルト値とする。
次に、親局は、このデフォルト値の通知周期で、無線チャネル品質情報の通知を端末に対して周期的に要求する。そして、この要求に応じて端末より通知される制御メッセージに示されている無線チャネル品質の計測結果に基づいて、無線チャネル品質の変動度合いを、前述したものと同様の手法を用いて監視する。
ここで、親局は、この監視結果に基づき、無線チャネル品質の変動が小さいと判断される場合には、端末の通信優先度若しくはコネクションの優先度が高い場合でも低い場合でも無線チャネル品質の通知周期をデフォルト値よりも長く(端末の通信優先度若しくはコネクションの優先度が低い場合には例えば5秒、これらの優先度が高い場合には例えば500ミリ秒)する。こうすることで、無線チャネル品質を通知する制御メッセージの量が削減される上に、端末の電力消費量も削減されるので、端末の使用をより長時間継続することができる。一方、親局は、この監視結果に基づき、端末の通信優先度若しくはコネクションの優先度が所定の優先度以上に高い場合であってしかも無線チャネル品質の変動が大きいと判断される場合には、無線チャネル品質の通知周期をデフォルト値よりも短く(例えば10ミリ秒)する。こうすることにより、無線チャネル品質がより正確に把握できるようになるので通信エラーの増加が抑制されて通信品質が維持される。
なお、上述したようにして親局が無線チャネルの品質管理を行う代わりに、上述した属性情報に基づく無線チャネル品質管理のための制御情報の通知周期の決定を端末側で行い、その結果に基づいて親局が無線チャネルの品質管理を行う実施例についても後で説明する。
まず、図1について説明する。同図は、本発明を実施する通信システムの基本構成を示している。同図に示すように、この通信システムは、送受信部1、監視部2、識別部3、及び制御部4を備えて構成されている。
送受信部1は、他の通信装置との間で無線若しくは有線の通信ネットワークを介してユーザデータや制御メッセージの送受信を行う。なお、無線通信ネットワークを介して接続される場合には、送受信部1は、他の通信装置から到来する無線信号の品質の計測も行う。
監視部2は、無線チャネル品質の計測結果の通知情報に基づいて、若しくは送受信部1で計測された無線信号の品質の計測結果に基づいて、無線チャネル品質の変動の度合いを監視する。この監視の手法として、ここでは、過去数回の計測結果値に対する移動平均、変化量の絶対値の和、または分散を求める手法のいずれかの手法を用いる。
識別部3は、端末と親局との間での通信により蓄積される属性情報、または、端末と親局との間で接続を確立する際などに交換される属性情報に基づいて、端末の属性若しくは親局と端末とのコネクションの属性の識別を行う。
制御部4は、監視部2で得た無線チャネル品質の変動度合いと識別部3で得た属性情報とに基づいて、無線チャネル品質の通知周期の決定を、前述したようにして行う。
なお、図1に示した通信システムの各構成要素は、通信ネットワーク上に存在する通信装置のいずれかに備えるように構成することができる。
図1に示した通信システムの具体的な構成例を図2A、図2B、及び図2Cに示す。これらの図に例示した通信システムは、いずれも、基地局10と、1つ以上の基地局10の動作(端末30との通信動作)を一括して制御する制御局20と、基地局10との間で無線通信により信号の送受信を行う端末30とを備えて構成されている。なお、基地局10、制御局20、及び端末30は、通信ネットワーク上に存在する通信装置である。
ここで、図2Aに示した構成例は、図1に示した通信システムの各構成要素を、基地局10に全て備える構成としたものである。
また、図2Bに示した構成例は、図1に示した通信システムの各構成要素を、基地局10と制御局20とに分けて備える構成としたものである。なお、図2Bの構成例では、図1に示した構成要素のうち、送受信部1及び監視部2については基地局10に備えるように構成し、識別部3及び制御部4については制御局20に備えるように構成している。この構成では、複数設置される基地局10に対して1つの制御局20を対応付けて設置することが可能であり、このように構成することにより、識別部3及び制御部4の集中化を図ることができる。
また、図2Cに示した構成例は、図1に示した通信システムの各構成要素を、端末30に全て備える構成としたものである。
なお、図1に示した本発明を実施する通信システムの基本構成に対し、図3に示すように、指示部5を更に備えるように構成することもできる。
指示部5は、制御部4により決定した無線チャネル品質の通知周期を、他の通信装置へ指示する。
なお、図3に示した通信システムの各構成要素は、通信ネットワーク上に存在する通信装置のいずれかに備えるように構成することができる。
図3に示した通信システムの具体的な構成例を図4A、図4B、及び図4Cに示す。これらの図に例示した通信システムにおいて、基地局10、制御局20、及び端末30は、通信ネットワーク上に存在する通信装置である。
図4Aに示した構成例は、図3に示した通信システムの各構成要素を、基地局10に全て備える構成としたものである。また、図4Bに示した構成例は、図3に示した通信システムの各構成要素を、基地局10と制御局20とに分けて備える構成としたものである。更に、図4Cに示した構成例は、図3に示した通信システムの各構成要素を、端末30に全て備える構成としたものである。
なお、無線チャネル品質の通知周期が端末30における制御部4で決定される図4Cの場合には、端末30の指示部5がその通知周期を親局に報告する。この報告を受けた親局は、報告された周期に基づいて端末30への品質計測要求を行う。一方、図4Aや図4Bの場合には、親局における制御部4で決定した通知周期を指示部5が端末に報告する。この報告を受けた端末は、その報告された周期で品質計測情報を自律的に通知する。
次に図5について説明する。同図は、本発明を実施する通信システムで行われる無線チャネル品質通知周期デフォルト値決定処理の処理内容をフローチャートで示したものである。この処理は、図1、図2A〜C、図3、及び図4A〜Cの各図に示した通信システムにおいて、親局と端末との接続が確立されたときに行われる処理である。
図5において、まず、S101では、親局との接続を確立した端末に関連付けられている属性情報に基づいて、その端末の属性若しくはその端末との接続におけるコネクションの属性を識別する処理が識別部3によって行われる。
S102では、識別部3によって識別された属性に基づき、無線チャネル品質の通知周期のデフォルト値を短周期とするか長周期とするかを判定する処理が制御部4で行われる。そして、この判定結果に基づき、S103若しくはS104のどちらかに処理を進める。
このS102の処理の具体例を図6A、図6B、及び図6Cに示す。
図6Aに示したS102−1の処理は、親局との接続を確立した端末が固定端末であるか移動端末であるかを判定する処理である。ここで、この端末が移動端末であるときにはS103に処理を進め、固定端末であるときにはS104に処理を進める。
また、図6Bに示したS102−2の処理では、親局との接続を確立した端末の電源の残量が、予め設定されている所定値以上に残っているか否かを判定する処理である。ここで、電源残量が所定値以上であるとき(判定結果がYesのとき)にはS103に処理を進め、電源残量が所定値に満たないとき(判定結果がNoのとき)にはS104に処理を進める。
また、図6Cに示したS102−3の処理では、優先度(端末の通信優先度若しくはコネクションの優先度)が予め設定されている所定値以上の高さであるか否かを判定する処理である。ここで、優先度が所定値以上の高さであるとき(判定結果がYesのとき)にはS103に処理を進め、優先度が所定値よりも低いとき(判定結果がNoのとき)にはS104に処理を進める。
図5の説明へ戻る。S103では、無線チャネル品質の通知周期のデフォルト値を短周期に決定する処理が制御部4で行われ、その後はS105に処理を進める。
S104では、無線チャネル品質の通知周期のデフォルト値を、上述した短周期よりも長い周期である長周期に決定する処理が制御部4で行われ、その後はS105に処理を進める。
S105では、決定されたデフォルト値の通知周期の下で、無線チャネル品質計測処理、すなわち、親局と端末との間に確立した無線チャネルの品質を計測して通知する処理が送受信部1で開始され、その後はこの図5の処理を終了する。
次に図7について説明する。同図は、本発明を実施する通信システムで行われる無線チャネル品質通知周期変更処理の処理内容の第一の例をフローチャートで示したものである。この処理は、図1及び図2A〜Cの各図に示した通信システムにおいて、上述した無線チャネル品質計測処理の開始と共に開始される処理である。
図7において、まず、S201では、無線チャネル品質の計測結果を受信する処理が送受信部1で行われる。なお、図2Cに示されているように構成されている通信システムでは、送受信部1自身で計測した無線チャネル品質の計測結果を取得する処理がここで行われる。
続くS202では、送受信部1で受信した計測結果に関連付けられている属性情報に基づいて、その端末の属性若しくはその端末との接続におけるコネクションの属性を識別する処理が識別部3によって行われる。
S203では、送受信部1によって得た計測結果に基づいて、無線チャネル品質の変動の度合いを監視する処理が監視部2で行われる。
S204では、識別部3によって識別された属性と監視部2による無線チャネル品質の計測結果の変動の度合いの監視結果とに基づき、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要があるか否かを判定する処理が制御部4で行われる。ここで、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要があると判定されたときにはS205に処理を進め、無線チャネル品質の通知周期を変更する処理が制御部4で行われ、その後はこの図7の処理を終了する。一方、無線チャネル品質の通知周期の変更は不要であると判定されたときには、無線チャネル品質の通知周期を変更することなく、このまま図7の処理を終了する。
上述したS204の処理の具体例を図8A、図8B、及び図8Cに示す。
図8Aに示したS204−1の処理では、親局との接続を確立した端末が固定端末であって且つ無線チャネル品質の計測結果の変動度合いが所定の閾値以上に大きい場合には、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要があると判定してS205に処理を進める。このときのS205の処理では、無線チャネル品質の通知周期を変更してデフォルト値よりも短くする。また、この端末が移動端末であって且つ無線チャネル品質の計測結果の変動度合いが所定の閾値よりも小さい場合にも、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要があると判定してS205に処理を進める。但し、このときのS205の処理では、無線チャネル品質の通知周期を変更してデフォルト値よりも長くする。一方、この他の場合には、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要はないと判定し、図7の処理を終了する。
また、図8Bに示したS204−2の処理では、親局との接続を確立した端末の電源の残量が、予め設定されている所定値に満たない場合であって且つ無線チャネル品質の計測結果の変動度合いが所定の閾値以上に大きい場合には、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要があると判定してS205に処理を進める。このときのS205の処理では、無線チャネル品質の通知周期を変更してデフォルト値よりも短くする。また、この端末の電源の残量が、予め設定されている所定値以上残っている場合であって且つ無線チャネル品質の計測結果の変動度合いが所定の閾値よりも小さい場合にも、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要があると判定してS205に処理を進める。但し、このときのS205の処理では、無線チャネル品質の通知周期を変更してデフォルト値よりも長くする。一方、この他の場合には、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要はないと判定し、図7の処理を終了する。
また、図8Cに示したS204−3の処理では、優先度(端末の通信優先度若しくはコネクションの優先度)が予め設定されている所定値以上に高い場合であって且つ無線チャネル品質の計測結果の変動度合いが所定の閾値以上に大きい場合には、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要があると判定してS205に処理を進める。このときのS205の処理では、無線チャネル品質の通知周期を変更してデフォルト値よりも短くする。また、この優先度の高低に拘らず無線チャネル品質の計測結果の変動度合いが所定の閾値よりも小さい場合にも、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要があると判定してS205に処理を進める。但し、このときのS205の処理では、無線チャネル品質の通知周期を変更してデフォルト値よりも長くする。一方、この他の場合には、無線チャネル品質の通知周期を変更する必要はないと判定し、図7の処理を終了する。
次に図9について説明する。同図は、本発明を実施する通信システムで行われる無線チャネル品質通知周期変更処理の処理内容の第二の例をフローチャートで示したものである。この処理は、図3及び図4A〜Cの各図に示した通信システムにおいて、上述した無線チャネル品質計測処理の開始と共に開始される処理である。
この図9に示した第二の例は、S205の処理が実行された後に続けてS206の処理が実行される点を除けば、図7に示した第一の例と同様である。このS206では、S205の処理によって変更された通知周期を他の装置へ指示する処理が指示部5によって行われる。
次に、図2A〜C及び図4A〜Cの各図に示した通信システムにおいて、親局(基地局10及び制御局20)と端末30との間の通信による制御メッセージの授受の様子について説明する。
まず、図10A、図10B、図10C、及び図10Dの各図について説明する。これらの図は、いずれも、親局(基地局10及び制御局20)と端末30との間の制御メッセージの授受の手順の例を示している。また、図11は、親局と端末30との間で確立している無線チャネルの品質の変化の様子を示している。なお、この図11に示されている変化の様子は、図10A、図10B、図10C、及び図10Dのいずれの場合にも共通のものである。
図10A、図10B、図10C、及び図10Dに示した各例においては、いずれも、端末30が移動端末であるとする。従って、これらの例では、図5に示した無線チャネル品質通知周期デフォルト値決定処理においてS103の処理が実行され、その結果、無線チャネル品質の通知周期のデフォルト値は短周期に設定されている。
図10Aは、図2A及び図2Bに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図7に示した無線チャネル品質計測処理の第一の例が実行されている。
図10Aにおいて、親局と端末30との接続が確立した後、親局の送受信部1は、デフォルト値である短い通知周期で、無線チャネル品質情報の通知要求を含む制御メッセージを端末30へ繰り返し送信する。端末30は、この制御メッセージを受信する度に、無線チャネル品質の計測結果を含む制御メッセージを時刻t1、t2、t3において返信する。
送受信部1は、通知要求に応じて端末30から返信される制御メッセージを受信し、受信した制御メッセージに含まれている無線チャネル品質の計測結果を取得する(図7のS201)。なお、端末30が移動端末であることは、受信した制御メッセージに含まれている属性情報を識別部3が識別することで認識される(図7のS202)。
親局の監視部2は、この無線チャネル品質の計測結果を監視している(図7のS203)。ここで、時刻t1から時刻t3までのものについての監視結果から、無線チャネル品質の変動度合い(図11における縦軸方向の変動)が所定の閾値よりも小さいことが判明したとする。すると、このことと端末30が移動端末であることとにより、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図7のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりも長い周期へと変更する(図7のS205)。
以降、送受信部1は、変更後の長い通知周期で、無線チャネル品質情報の通知要求を含む制御メッセージを端末30へ繰り返し送信する。端末30は、この制御メッセージを受信する度に、無線チャネル品質の計測結果を含む制御メッセージを時刻t4、t5、t6、…において返信するようになる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知が変更後の長い通知周期で行われるようになる。
図10Bは、図2Cに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図7に示した無線チャネル品質計測処理の第一の例が実行されている。
図10Bにおいて、親局と端末30との接続が確立した後、端末30の送受信部1は、デフォルト値である短い通知周期で、無線チャネル品質の計測を行ってこの計測結果を繰り返し取得する(図7のS201)。そして、この計測結果を含む制御メッセージを時刻t1、t2、t3において親局へ送信する。親局は、この制御メッセージを受信することによって無線チャネル品質の計測結果を取得する。なお、この例では、端末30自身が識別部3を備えているので、端末30が移動端末であることは、属性情報を識別部3が識別するまでもなく(図7のS202)、制御部4は認識可能である。
一方、端末30の監視部2は、この無線チャネル品質の計測結果を監視している(図7のS203)。ここで、時刻t1から時刻t3までのものについての監視結果から、無線チャネル品質の変動度合い(図11における縦軸方向の変動)が所定の閾値よりも小さいことが判明したとする。すると、このことと端末30が移動端末であることとにより、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図7のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりも長い周期へと変更する(図7のS205)。
以降、送受信部1は、変更後の長い通知周期で、無線チャネル品質の計測を行ってこの計測結果を繰り返し取得し、そして、この計測結果を含む制御メッセージを時刻t4、t5、t6、…において親局へ送信するようになる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知が変更後の長い通知周期で行われるようになる。
なお、親局は、端末30から送られてくる無線チャネル品質の計測結果を常時受信可能であるので、図10Bの例では、端末30が無線チャネル品質の通知周期の変更の指示を親局へ行うことは必須ではない。
図10Cは、図4A及び図4Bに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図9に示した無線チャネル品質計測処理の第二の例が実行されている。
図10Cにおいて、親局と端末30との接続が確立した後、端末30は、デフォルト値である短い通知周期に対応する時刻t1、t2、t3において、無線チャネル品質の計測結果を含む制御メッセージを親局へ送信する。親局は、この制御メッセージを受信することによって無線チャネル品質の計測結果を取得する(図9のS201)。なお、端末30が移動端末であることは、受信した制御メッセージに含まれている属性情報を識別部3が識別することで認識される(図9のS202)。
親局の監視部2は、この無線チャネル品質の計測結果を監視している(図9のS203)。ここで、時刻t1から時刻t3までのものについての監視結果から、無線チャネル品質の変動度合い(図11における縦軸方向の変動)が所定の閾値よりも小さいことが判明したとする。すると、このことと端末30が移動端末であることとにより、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図9のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりも長い周期へと変更する(図9のS205)。ここで、指示部5は、この通知周期を含む制御メッセージを生成し、生成した制御メッセージの端末30への送信を送受信部1に行わせる(図9のS206)。
この制御メッセージを受信した端末30は、以降、制御メッセージに含まれている変更後の長い通知周期に対応する時刻t4、t5、t6、…において、無線チャネル品質の計測結果を含む制御メッセージを親局へ送信するようになる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知が変更後の長い通知周期で行われるようになる。
図10Dは、図4Cに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図9に示した無線チャネル品質計測処理の第二の例が実行されている。
図10Dにおいて、親局と端末30との接続が確立した後、親局は、デフォルト値である短い通知周期で、無線チャネル品質情報の通知要求を含む制御メッセージを端末30へ繰り返し送信する。端末30の送受信部1は、この制御メッセージを受信する度に、無線チャネル品質の計測を行ってこの計測結果を取得し、この計測結果を含む制御メッセージを時刻t1、t2、t3において親局へ送信する(図9のS201)。親局は、この制御メッセージを受信することによって無線チャネル品質の計測結果を取得する。なお、この例では、端末30自身が識別部3を備えているので、端末30が移動端末であることは、属性情報を識別部3が識別するまでもなく(図9のS202)、制御部4は認識可能である。
一方、端末30の監視部2は、この無線チャネル品質の計測結果を監視している(図9のS203)。ここで、時刻t1から時刻t3までのものについての監視結果から、無線チャネル品質の変動度合い(図11における縦軸方向の変動)が所定の閾値よりも小さいことが判明したとする。すると、このことと端末30が移動端末であることとにより、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図9のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりも長い周期へと変更する(図9のS205)。ここで、指示部5は、この通知周期を含む制御メッセージを生成し、生成した制御メッセージの親局への送信を送受信部1に行わせる(図9のS206)。
この制御メッセージを受信した親局は、以降、変更後の長い通知周期で、無線チャネル品質情報の通知要求を含む制御メッセージを端末30へ繰り返し送信する。端末30の送受信部1は、この制御メッセージを受信する度に、無線チャネル品質の計測を行ってこの計測結果を取得し、この計測結果を含む制御メッセージを時刻t4、t5、t6、…において親局へ送信するようになる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知が変更後の長い通知周期で行われるようになる。
次に、図12A、図12B、図12C、及び図12Dの各図について説明する。これらの図も、親局(基地局10及び制御局20)と端末30との間の制御メッセージの授受の手順の例を示している。また、図13は、親局と端末30との間で確立している無線チャネルの品質の変化の様子を示している。なお、この図13に示されている変化の様子は、図12A、図12B、図12C、及び図12Dのいずれの場合にも共通のものである。
図12A、図12B、図12C、及び図12Dの各例においては、いずれも、親局と端末30との間で、優先度が所定の優先度以上に高いQoSクラスのコネクションが確立されているものとする。これらの例では、図5に示した無線チャネル品質通知周期デフォルト値決定処理においてS103の処理が実行され、その結果、無線チャネル品質の通知周期のデフォルト値は短周期に設定されている。
図12Aは、図2A及び図2Bに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図7に示した無線チャネル品質計測処理の第一の例が実行されている。
図12Aにおいて、親局と端末30との接続が確立した後、親局の送受信部1は、デフォルト値である長い通知周期で、無線チャネル品質情報の通知要求を含む制御メッセージを端末30へ繰り返し送信する。端末30は、この制御メッセージを受信する度に、無線チャネル品質の計測結果を含む制御メッセージを時刻t1、t2、t3において返信する。
送受信部1は、通知要求に応じて端末30から返信される制御メッセージを受信し、受信した制御メッセージに含まれている無線チャネル品質の計測結果を取得する(図7のS201)。また、このとき、識別部3は、受信した制御メッセージに含まれている属性情報(ここではQoSクラス)を識別して、端末30との間で確立されているコネクションの優先度の認定を行う(図7のS202)。
親局の監視部2は、無線チャネル品質の計測結果を監視している(図7のS203)。ここで、時刻t1から時刻t3までのものについての監視結果から、無線チャネル品質の変動度合い(図13における縦軸方向の変動)が所定の閾値以上に大きいことが制御部4で判明したとする。また、このとき、優先度の高低比較により、端末30との間で確立されているコネクションの優先度が所定の優先度以上に高いことも制御部4で判明する。すると、これらの結果から、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図7のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりもさらに短い周期へと変更する(図7のS205)。
以降、送受信部1は、変更後の短い通知周期で、無線チャネル品質情報の通知要求を含む制御メッセージを端末30へ繰り返し送信する。端末30は、この制御メッセージを受信する度に、無線チャネル品質の計測結果を含む制御メッセージを時刻t4、t5、t6、…において返信するようになる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知が変更後の短い通知周期で行われるようになる。
図12Bは、図2Cに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図7に示した無線チャネル品質計測処理の第一の例が実行されている。
図12Bにおいて、親局と端末30との接続が確立した後、端末30の送受信部1は、デフォルト値である長い通知周期で、無線チャネル品質の計測を行ってこの計測結果を繰り返し取得する(図7のS201)。そして、この計測結果を含む制御メッセージを時刻t1、t2、t3において親局へ送信する。親局は、この制御メッセージを受信することによって無線チャネル品質の計測結果を取得する。また、このとき、端末30の識別部3は、制御メッセージに含まれている属性情報(ここではQoSクラス)を識別して、親局との間で確立されているコネクションの優先度の認定を行う(図7のS202)。
一方、端末30の監視部2は、無線チャネル品質の計測結果を監視している(図7のS203)。ここで、時刻t1から時刻t3までのものについての監視結果から、無線チャネル品質の変動度合い(図13における縦軸方向の変動)が所定の閾値以上に大きいことが判明したとする。また、このとき、優先度の高低比較により、端末30との間で確立されているコネクションの優先度が所定の優先度以上に高いことも制御部4で判明する。すると、これらの結果から、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図7のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりもさらに短い周期へと変更する(図7のS205)。
以降、送受信部1は、変更後の短い通知周期で、無線チャネル品質の計測を行ってこの計測結果を繰り返し取得し、そして、この計測結果を含む制御メッセージを時刻t4、t5、t6、…において親局へ送信するようになる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知が変更後の短い通知周期で行われるようになる。
なお、親局は、端末30から送られてくる無線チャネル品質の計測結果を常時受信可能であるので、図12Bの例では、端末30が無線チャネル品質の通知周期の変更の指示を親局へ行うことは必須ではない。
図12Cは、図4A及び図4Bに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図9に示した無線チャネル品質計測処理の第二の例が実行されている。
図12Cにおいて、親局と端末30との接続が確立した後、端末30は、デフォルト値である長い通知周期に対応する時刻t1、t2、t3において、無線チャネル品質の計測結果を含む制御メッセージを親局へ送信する。親局は、この制御メッセージを受信することによって無線チャネル品質の計測結果を取得する(図9のS201)。また、このとき、識別部3は、制御メッセージに含まれている属性情報(ここではQoSクラス)を識別して、親局との間で確立されているコネクションの優先度の認定を行う(図9のS202)。
親局の監視部2は、無線チャネル品質の計測結果を監視している(図9のS203)。ここで、時刻t1から時刻t3までのものについての監視結果から、無線チャネル品質の変動度合い(図13における縦軸方向の変動)が所定の閾値以上に大きいことが判明したとする。また、このとき、優先度の高低比較により、端末30との間で確立されているコネクションの優先度が所定の優先度以上に高いことも制御部4で判明する。すると、これらの結果から、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図9のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりもさらに短い周期へと変更する(図9のS205)。ここで、指示部5は、この通知周期を含む制御メッセージを生成し、生成した制御メッセージの端末30への送信を送受信部1に行わせる(図9のS206)。
この制御メッセージを受信した端末30は、以降、制御メッセージに含まれている変更後の短い通知周期に対応する時刻t4、t5、t6、…において、無線チャネル品質の計測結果を含む制御メッセージを親局へ送信するようになる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知が変更後の短い通知周期で行われるようになる。
図12Dは、図4Cに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図9に示した無線チャネル品質計測処理の第二の例が実行されている。
図12Dにおいて、親局と端末30との接続が確立した後、親局は、デフォルト値である長い通知周期で、無線チャネル品質情報の通知要求を含む制御メッセージを端末30へ繰り返し送信する。端末30の送受信部1は、この制御メッセージを受信する度に、無線チャネル品質の計測を行ってこの計測結果を取得し、この計測結果を含む制御メッセージを時刻t1、t2、t3において親局へ送信する(図9のS201)。親局は、この制御メッセージを受信することによって無線チャネル品質の計測結果を取得する。また、このとき、端末30の識別部3は、制御メッセージに含まれている属性情報(ここではQoSクラス)を識別して、親局との間で確立されているコネクションの優先度の認定を行う(図9のS202)。
一方、端末30の監視部2は、この無線チャネル品質の計測結果を監視している(図9のS203)。ここで、時刻t1から時刻t3までのものについての監視結果から、無線チャネル品質の変動度合い(図13における縦軸方向の変動)が所定の閾値以上に大きいことが判明したとする。また、このとき、優先度の高低比較により、端末30との間で確立されているコネクションの優先度が所定の優先度以上に高いことも制御部4で判明する。すると、これらの結果から、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図9のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりもさらに短い周期へと変更する(図9のS205)。ここで、指示部5は、この通知周期を含む制御メッセージを生成し、生成した制御メッセージの親局への送信を送受信部1に行わせる(図9のS206)。
この制御メッセージを受信した親局は、以降、変更後の短い通知周期で、無線チャネル品質情報の通知要求を含む制御メッセージを端末30へ繰り返し送信する。端末30の送受信部1は、この制御メッセージを受信する度に、無線チャネル品質の計測を行ってこの計測結果を取得し、この計測結果を含む制御メッセージを時刻t4、t5、t6、…において親局へ送信するようになる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知が変更後の短い通知周期で行われるようになる。
次に、図2A〜C及び図4A〜Cの各図に示した通信システムが前述したWiMAXを採用している場合に、WiMAXで規定されている制御メッセージを利用して本発明に係る無線チャネル品質の管理を行う実施例について説明する。
図14A、図14B、図14C、及び図14Dの各図について説明する。これらの図は、WiMAXを採用して無線通信を行っている親局(基地局10及び制御局20)と端末30との間での制御メッセージの授受の手順の例を示している。
図14A、図14B、図14C、及び図14Dに示した各例においては、いずれも、端末30が移動端末であるとする。従って、これらの例では、図5に示した無線チャネル品質通知周期デフォルト値決定処理においてS103の処理が実行され、その結果、無線チャネル品質の通知周期のデフォルト値は短周期に設定されている。
図14Aは、図2A及び図2Bに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図7に示した無線チャネル品質計測処理の第一の例が実行されている。
図14Aにおいて、親局と端末30との接続が確立した後、親局の送受信部1は、デフォルト値である短い通知周期で、REP−REQ(Report request)メッセージを端末30へ繰り返し送信する。REP−REQメッセージとは、例えばCQI(Channel Quality Indicator :チャネル品質識別子)やRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度)などといった、親局と端末30との間で確立した無線チャネルの品質を表す情報の通知要求を行うための制御メッセージである。端末30は、このREP−REQメッセージを受信する度に、REP−RES(Report Response)メッセージを返信する。REP−RESメッセージはREP−REQメッセージに対する応答の制御メッセージであって、前述したCQIやRSSIの他、例えばCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio :搬送波対干渉及び雑音電力比)などといった、端末30で計測された無線チャネル品質を表す情報や、端末30の属性情報(ここでは端末30が移動端末であることを示す情報)を含むものである。
送受信部1は、REP−REQメッセージに応じて端末30から返信されるREP−RESメッセージを受信し、受信したREP−RESメッセージに含まれている無線チャネル品質の計測結果情報を取得する(図7のS201)。なお、端末30が移動端末であることは、受信したREP−RESメッセージに含まれている属性情報を識別部3が識別することで認識される(図7のS202)。
親局の監視部2は、この無線チャネル品質の計測結果を監視している(図7のS203)。ここで、その時点までの監視結果から、無線チャネル品質の変動度合いが所定の閾値よりも小さいことが判明したとする。すると、このことと端末30が移動端末であることとにより、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図7のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりも長い周期へと変更する(図7のS205)。
以降、送受信部1は、変更後の長い通知周期で、REP−REQメッセージを端末30へ繰り返し送信する。すると、端末30は、このREP−REQメッセージを受信する度に、REP−RESメッセージを返信するようになる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知(すなわち端末30からのREP−RESメッセージの送信)が変更後の長い通知周期で行われるようになる。
図14Bは、図2Cに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図7に示した無線チャネル品質計測処理の第一の例が実行されている。
図14Bにおいて、親局と端末30との接続が確立すると、親局は、CQICH_Allocation_UL−MAP_IE(Information Element)メッセージを端末30へ送信する。このメッセージは、端末30から親局へCQI情報を通知する無線チャネル(CQICH)を確立する制御メッセージである。この制御メッセージには、Period(CQI情報の通知間隔)、Frame_Offset(メッセージ受信後に最初にCQI情報の通知を行うまでのオフセット時間)、Duration(CQI情報の通知を行うことが許される期間)などの各情報が含まれている。従って、このときのPeriod情報は、デフォルト値である短い通知周期を示している。
WiMAXでは、端末30から親局への上り通信路に、複数のサブチャネル及び複数のスロットでサブフレームが構成される。CQICH_Allocation_UL−MAP_IEメッセージにより、端末30から親局へのCQI情報の通知のために親局がこのサブフレーム上に割り当てたデータ伝送路(すなわちCQICH)が特定される。
なお、UL−MAP(Uplink Map)とは、このサブフレームにおける端末毎且つデータ種別毎のデータ伝送路の割り当てを示したマップ情報のことである。前述した属性情報(ここでは端末30が移動端末であることを示す情報)は、例えば、このサブフレームにおける別のデータ伝送路が割り当てられて親局へ伝えられる。
CQICH_Allocation_UL−MAP_IEメッセージを受信した端末30の送受信部1は、デフォルト値である短い通知周期で、無線チャネル品質の計測(ここではCQIの計測)を行ってこの計測結果を繰り返し取得する(図7のS201)。そして、そのメッセージを受信してからそのメッセージに含まれていたFrame_Offset情報の時間が経過した後に、そのメッセージで特定される無線チャネル(すなわちCQICH)を用いて計測結果(CQI情報)を親局へ送信して繰り返し通知する。なお、この通知は、そのメッセージに含まれていたPeriod情報に従った時間間隔で行われる。
なお、この例では、端末30自身が識別部3を備えているので、端末30が移動端末であることは、属性情報を識別部3が識別するまでもなく(図7のS202)、制御部4は認識可能である。
一方、端末30の監視部2は、この無線チャネル品質の計測結果を監視している(図7のS203)。ここで、その時点までの監視結果から、無線チャネル品質の変動度合いが所定の閾値よりも小さいことが判明したとする。すると、このことと端末30が移動端末であることとにより、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図7のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりも長い周期へと変更する(図7のS205)。そして、前述したPeriod情報の変更要求を示す制御メッセージの送信を送受信部1に行わせる。なお、この制御メッセージは、WiMAXでは規定されていない本実施例独自のものである。
この制御メッセージを受信した親局は、その制御メッセージに含まれている時間間隔に変更したPeriod情報を含むCQICH_Allocation_UL−MAP_IEメッセージを端末30へ送信する。このメッセージを受信した端末30の送受信部1は、変更後の長い通知周期で、無線チャネル品質の計測(ここではCQIの計測)を行ってこの計測結果を繰り返し取得する。そして、そのメッセージを受信してからそのメッセージに含まれていたFrame_Offset情報の時間が経過した後に、そのメッセージで特定される無線チャネル(すなわちCQICH)を用いて計測結果(CQI情報)を親局へ送信して繰り返し通知する。この通知は、そのメッセージに含まれていたperiod情報に従った変更後の長い時間間隔で行われる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知が変更後の長い通知周期で行われるようになる。
図14Cは、図4A及び図4Bに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図9に示した無線チャネル品質計測処理の第二の例が実行されている。
図14Cにおいて、親局と端末30との接続が確立すると、親局の送受信部1は、CQICH_Allocation_UL−MAP_IEメッセージを端末30へ送信する。このときにこの制御メッセージに含まれているPeriod情報は、デフォルト値である短い通知周期を示している。
CQICH_Allocation_UL−MAP_IEメッセージを受信した端末30は、このメッセージに含まれているPeriod情報に従い、デフォルト値である短い通知周期で、無線チャネル品質の計測(ここではCQIの計測)を行ってこの計測結果を繰り返し取得する。そして、そのメッセージを受信してからそのメッセージに含まれていたFrame_Offset情報の時間が経過した後に、そのメッセージで特定されるCQICHを用いて計測結果(CQI情報)を親局へ送信して繰り返し通知する。なお、この通知は、そのメッセージに含まれていたPeriod情報に従った短い時間間隔で行われる。
親局の送受信部1は、このCQI情報の通知を受信することによって無線チャネル品質の計測結果を取得する(図9のS201)。更に、親局の識別部3は、上り通信路におけるCQICHとは別のデータ伝送路を用いて端末30から送られてくる前述した属性情報(ここでは端末30が移動端末であることを示す情報)を識別して、端末30が移動端末であることを認識する(図9のS202)。
一方、親局の監視部2は、この無線チャネル品質の計測結果を監視している(図9のS203)。ここで、その時点までの監視結果から、無線チャネル品質の変動度合いが所定の閾値よりも小さいことが判明したとする。すると、このことと端末30が移動端末であることとにより、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図9のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりも長い周期へと変更する(図9のS205)。そして、前述したPeriod情報を長い時間間隔を示すものと変更したCQICH_Allocation_UL−MAP_IEメッセージの端末30への送信を送受信部1に行わせる(図9のS206)。
このメッセージを受信した端末30は、以降、変更後の長い通知周期で、無線チャネル品質の計測(ここではCQIの計測)を行ってこの計測結果を繰り返し取得する。そして、そのメッセージを受信してからそのメッセージに含まれていたFrame_Offset情報の時間が経過した後に、そのメッセージで特定されるCQICHを用いて計測結果(CQI情報)を親局へ送信して繰り返し通知する。この通知は、そのメッセージに含まれていたPeriod情報に従った変更後の長い時間間隔で行われる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知が変更後の長い通知周期で行われるようになる。
図14Dは、図4Cに示した通信システムでの制御メッセージの授受の手順を示している。なお、この通信システムでは、図9に示した無線チャネル品質計測処理の第二の例が実行されている。
図14Dにおいて、親局と端末30との接続が確立した後、親局は、デフォルト値である短い通知周期で、前述したREP−REQメッセージを端末30へ繰り返し送信する。端末30の受信部1は、このREP−REQメッセージを受信する度に、CINR等の無線チャネル品質の計測を行ってこの計測結果を取得し、この計測結果を含むREP−RESメッセージを返信する(図9のS201)。
親局は、端末30から返信されるREP−RESメッセージを受信し、受信したREP−RESメッセージに含まれている無線チャネル品質の計測結果情報を取得する(図9のS201)。なお、この例では、端末30自身が識別部3を備えているので、端末30が移動端末であることは、属性情報を識別部3が識別するまでもなく(図9のS202)、制御部4は認識可能である。
一方、端末30の監視部2は、この無線チャネル品質の計測結果を監視している(図9のS203)。ここで、その時点までの監視結果から、無線チャネル品質の変動度合いが所定の閾値よりも小さいことが判明したとする。すると、このことと端末30が移動端末であることとにより、通知周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図9のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、無線チャネル品質の通知周期をそれまでよりも長い周期へと変更する(図9のS205)。そして、REP−REQメッセージの通知周期の変更要求を示す制御メッセージの送信を送受信部1に行わせる(図9のS206)。なお、この制御メッセージは、WiMAXでは規定されていない本実施例独自のものである。
この制御メッセージを受信した親局は、以降、その制御メッセージに含まれている変更後の長い通知周期で、REP−REQメッセージを端末30へ繰り返し送信する。すると、端末30の送受信部1は、このREP−REQメッセージを受信する度に、CINR等の無線チャネル品質の計測を行ってこの計測結果を取得し、この計測結果を含むREP−RESメッセージを返信するようになる。こうして、端末30からの無線チャネル品質の親局への通知(すなわち端末30からのREP−RESメッセージの送信)が変更後の長い通知周期で行われるようになる。
次に、WiMAXにおけるPeriodic_Rangingメッセージシーケンスを利用して本発明に係る無線チャネル品質の管理を行う実施例について説明する。
まず、Periodic_Rangingメッセージシーケンスについて、図15を用いて説明する。このシーケンスは、端末30の動作を親局の動作に同期させるために所定の時間間隔で周期的に行われる、一連の制御メッセージの交換手順のことである。
図15では、この一連の制御メッセージを「1セット」と表示している。この1セット分の制御メッセージの交換手順を説明する。
まず、端末30は、親局への上り通信路におけるコンテンション通信用のデータ伝送路を用い、Periodic_Ranging_Codeを親局へ送信する。このコードは、レンジングを行う端末30を識別するものである。
親局は、端末30から送られてくるRanging_Requestを含む信号の受信電力と、この信号の受信タイミングとを測定する。そして、親局と端末30との間で確立した無線チャネルの品質を表すこれらの値の測定が完了すると、親局が端末30に対して要求するこの受信電力及び測定タイミングの要求値とこの測定結果とのずれを補償するための制御情報が含まれているRanging_Responseを端末30へ送信する。
このRanging_Responseを受信した端末30は、そこに含まれている上述の制御情報に従って、自身の送信電力及び送信タイミングの調整を行う。
次に親局は、端末30へUL−MAPを端末30へ送信する。UL−MAPを受信した端末30は、このUL−MAPで指定されているデータ伝送路を用いてRanging_Requestを親局へ直ちに送信する。このRanging_Requestには、端末30のMACアドレスなどの情報が含まれ、親局へ通知される。親局はこれに対する応答としてRanging Responseを端末30へ送信する。
こうして、端末30の動作と親局の動作との同期が維持される。
図16A及び図16Bについて説明する。これらの図は、WiMAXを採用して無線通信を行っている親局(基地局10及び制御局20)と端末30との間でのPeriodic_Rangingメッセージシーケンスの進行の様子を示している。なお、これらの図における「1セット」の表示は、図15に示した1セット分の制御メッセージの交換手順を省略して示している。
なお、図16A及び図16Bに示した例においては、端末30が移動端末であるとする。従って、これらの例では、図5に示した無線チャネル品質通知周期デフォルト値決定処理においてS103の処理が実行され、その結果、無線チャネル品質の通知周期(ここでは、Periodic_Rangingメッセージシーケンスの実行周期)のデフォルト値は短周期に設定されている。
図16Aは、図2Cに示した通信システムでのPeriodic_Rangingメッセージシーケンスの進行の様子を示している。なお、この通信システムでは、図7に示した無線チャネル品質計測処理の第一の例が実行されている。
図16Aにおいて、端末30の送受信部1は、デフォルト値である短い周期で、Periodic_Rangingメッセージシーケンスを繰り返して前述した制御情報を受信する(図7のS201)。なお、この例では、端末30自身が識別部3を備えているので、端末30が移動端末であることは、属性情報を識別部3が識別するまでもなく(図7のS202)、制御部4は認識可能である。
一方、端末30の監視部2は、この無線チャネル品質の計測結果を監視している(図7のS203)。ここで、その時点までの監視結果から、無線チャネル品質(ここでは、制御情報で示されている、受信電力及び測定タイミングの要求値とそれらの測定結果とのずれの補償のための制御量)の変動度合いが所定の閾値よりも小さいことが判明したとする。すると、このことと端末30が移動端末であることとにより、Periodic_Rangingメッセージシーケンスの実行周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図7のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、この実行周期をそれまでよりも長い周期へと変更する(図7のS205)。
以降、送受信部1は、変更後の長い実行周期で、Periodic_Rangingメッセージシーケンスを繰り返す。こうして、親局から端末30への無線チャネル品質の通知が変更後の長い通知周期で行われるようになる。
図16Bは、図4A及び図4Bに示した通信システムでのPeriodic_Rangingメッセージシーケンスの進行の様子を示している。なお、この通信システムでは、図9に示した無線チャネル品質計測処理の第二の例が実行されている。
図16Bにおいて、端末30は、デフォルト値である長い周期で、Periodic_Rangingメッセージシーケンスを繰り返して前述した制御情報を受信する。親局は、このシーケンスを繰り返す度に、端末30から送られてくるRanging_Requestを含む信号の受信電力と、この信号の受信タイミングとを測定することによって、無線チャネル品質の計測結果を取得する(図9のS201)。また、このとき、識別部3は、UL−MAPで指定されている他のデータ伝送路を用いて端末30から送られてきた属性情報を識別して、端末30が移動端末であることを認識する。(図9のS202)。
一方、親局の監視部2は、上述した無線チャネル品質の計測結果を監視している(図9のS203)。ここで、その時点までの監視結果から、無線チャネル品質(ここでは上述した受信電力や受信タイミング)の変動度合いが所定の閾値よりも小さいことが判明したとする。すると、このことと端末30が移動端末であることとにより、Periodic_Rangingメッセージシーケンスの実行周期の変更が必要との判定が制御部4で下される(図9のS204の判定結果が「変更要」になる)。制御部4は、この場合には、この実行周期をそれまでよりも長い周期へと変更する(図9のS205)。ここで、指示部5は、この変更後の実行周期を含む制御メッセージを生成し、生成した制御メッセージの端末30への送信を送受信部1に行わせる(図9のS206)。なお、この制御メッセージは、WiMAXでは規定されていない本実施例独自のものである。
この制御メッセージを受信した端末30は、以降、制御メッセージに含まれている変更後の長い実行周期で、Periodic_Rangingメッセージシーケンスを繰り返す。こうして、親局から端末30への無線チャネル品質の通知が変更後の長い通知周期で行われるようになる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。

Claims (10)

  1. 親局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおける親局装置であって、
    前記端末装置の属性若しくは該端末装置との通信において指定されているコネクションの属性を示す属性情報の識別を行う識別部と、
    前記端末装置との間に確立された無線チャネルの品質を監視する監視部と、
    前記無線チャネルの品質管理のために前記端末装置へ周期的に通知している管理情報の通知周期を、前記属性情報の識別結果と前記無線チャネルの品質の監視結果とに基づいて決定する制御を行う制御部と、
    を有し、
    前記監視部は、前記無線チャネルのCQI(チャネル品質識別子)、該無線チャネルを確立している通信相手方から送られてくる信号のRSSI(受信信号強度)、及び該信号の受信電力のうちの少なくともいずれか1つ以上であって前記端末装置から送られてくるものを、該無線チャネルの品質として監視する
    ことを特徴とす親局装置。
  2. 親局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおける親局装置であって、
    前記端末装置の属性若しくは該端末装置との通信において指定されているコネクションの属性を示す属性情報の識別を行う識別部と、
    前記端末装置との間に確立された無線チャネルの品質を監視する監視部と、
    前記無線チャネルの品質管理のために前記端末装置へ周期的に通知している管理情報の通知周期を、前記属性情報の識別結果と前記無線チャネルの品質の監視結果とに基づいて決定する制御を行う制御部と、
    を有し、
    前記監視部は、前記無線チャネルのCQI(チャネル品質識別子)、該無線チャネルを確立している通信相手方から送られてくる信号のRSSI(受信信号強度)、及び該信号の受信電力のうちの少なくともいずれか1つ以上であって前記親局装置で測定されたものを、該無線チャネルの品質として監視する
    ことを特徴とす親局装置。
  3. 前記制御部による制御によって決定された通知周期を前記端末装置へ指示する指示部を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の親局装置。
  4. 親局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおける端末装置であって、
    前記端末装置の属性若しくは前記親局装置との通信において指定されているコネクションの属性を示す属性情報の識別を行う識別部と、
    前記親局装置との間に確立された無線チャネルの品質を監視する監視部と、
    前記無線チャネルの品質管理のために前記親局装置へ周期的に通知している管理情報の通知周期を、前記属性情報の識別結果と前記無線チャネルの品質の監視結果とに基づいて決定する制御を行う制御部と、
    を有し、
    前記監視部は、前記無線チャネルのCQI(チャネル品質識別子)、該無線チャネルを確立している通信相手方から送られてくる信号のRSSI(受信信号強度)、及び該信号の受信電力のうちの少なくともいずれか1つ以上であって前記端末装置で測定されたものを、該無線チャネルの品質として監視する
    ことを特徴とする端末装置。
  5. 親局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおける端末装置であって、
    前記端末装置の属性若しくは前記親局装置との通信において指定されているコネクションの属性を示す属性情報の識別を行う識別部と、
    前記親局装置との間に確立された無線チャネルの品質を監視する監視部と、
    前記無線チャネルの品質管理のために前記親局装置へ周期的に通知している管理情報の通知周期を、前記属性情報の識別結果と前記無線チャネルの品質の監視結果とに基づいて決定する制御を行う制御部と、
    を有し、
    前記監視部は、前記無線チャネルのCQI(チャネル品質識別子)、該無線チャネルを確立している通信相手方から送られてくる信号のRSSI(受信信号強度)、及び該信号の受信電力のうちの少なくともいずれか1つ以上であって前記親局装置から送られてくるものを、該無線チャネルの品質として監視する
    ことを特徴とする端末装置。
  6. 親局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて該親局装置と該端末装置との間に確立される無線チャネルの品質管理の方法であって、
    前記無線チャネルの品質として、前記無線チャネルのCQI(チャネル品質識別子)、該無線チャネルを確立している通信相手方から送られてくる信号のRSSI(受信信号強度)、及び該信号の受信電力のうちの少なくともいずれか1つ以上であって前記端末装置で測定されたものを監視し、
    前記端末装置の属性若しくは親局装置と端末装置との通信において指定されているコネクションの属性を示す属性情報の識別を行い、
    前記無線チャネルの品質管理のために前記通信の相手方に対して周期的に通知する管理情報の通知周期の決定を、該無線チャネルの品質の監視結果と前記属性情報の識別結果との両者に基づいて行う、
    ことを特徴とする無線チャネルの品質管理方法。
  7. 親局装置と端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて該親局装置と該端末装置との間に確立される無線チャネルの品質管理の方法であって、
    前記無線チャネルの品質として、前記無線チャネルのCQI(チャネル品質識別子)、該無線チャネルを確立している通信相手方から送られてくる信号のRSSI(受信信号強度)、及び該信号の受信電力のうちの少なくともいずれか1つ以上であって前記親局装置で測定されたものを監視し、
    前記端末装置の属性若しくは親局装置と端末装置との通信において指定されているコネクションの属性を示す属性情報の識別を行い、
    前記無線チャネルの品質管理のために前記通信の相手方に対して周期的に通知する管理情報の通知周期の決定を、該無線チャネルの品質の監視結果と前記属性情報の識別結果との両者に基づいて行う、
    ことを特徴とする無線チャネルの品質管理方法。
  8. 前記属性情報で示されている属性は、前記端末装置が固定端末であるか移動端末であるかを識別する属性であり、
    前記端末装置が移動端末との識別結果を得た場合には、該端末装置が固定端末との識別結果を得た場合よりも短くなるように前記通知周期の決定を行い、
    前記端末装置が固定端末との識別結果を得ている場合において、前記無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも大きいとの監視結果を得た場合には、前記通知周期を短く変更する決定を行い、
    前記端末装置が移動端末との識別結果を得ている場合において、前記無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも小さいとの監視結果を得た場合には、前記通知周期を長く変更する決定を行う、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の無線チャネルの品質管理方法。
  9. 前記属性情報で示されている属性は、前記端末装置の電源の残量を示しており、
    前記属性情報の識別によって識別された前記端末装置の電源の残量が所定の閾値よりも少ない場合には、該端末装置の電源の残量が該閾値よりも多く残っている場合よりも長くなるように前記通知周期の決定を行い、
    前記属性情報の識別によって識別された前記端末装置の電源の残量が前記閾値よりも少ない場合において、前記無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも大きいとの監視結果を得た場合には、前記通知周期を短く変更する決定を行い、
    前記属性情報の識別によって識別された前記端末装置の電源の残量が前記閾値よりも多く残っている場合において、前記無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも小さいとの監視結果を得た場合には、前記通知周期を長く変更する決定を行う、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の無線チャネルの品質管理方法。
  10. 前記属性情報で示されている属性は、前記端末装置との通信の優先度若しくは該端末装置との通信について指定されているコネクションの優先度を示しており、
    前記属性情報の識別によって識別された優先度が所定の優先度よりも高い場合には、該属性情報の識別によって識別された優先度が該所定の優先度よりも低い場合よりも短くなるように前記通知周期の決定を行い、
    前記属性情報の識別によって識別された優先度が所定の優先度よりも高い場合において、前記無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも大きいとの監視結果を得た場合には、前記通知周期を短く変更する決定を行い、
    前記無線チャネルの品質の変動が所定の判定閾値よりも小さいとの監視結果を得た場合には、前記通知周期を長く変更する決定を行う、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の無線チャネルの品質管理方法。
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