JP4838693B2 - 軌道系交通システム - Google Patents

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本発明は、連接車両が定められた軌道上を走行する軌道系交通システムにおいて、先頭車両が曲線軌道に進入する時に先頭車両がレールから受ける衝撃を緩和し、車輪フランジや台車各部の摩耗を低減するとともに、乗り心地を改善した軌道系交通システムに関する。
近年、例えばLRV(Light Rail Vehicle)と称される超低床型の鉄道車両が開発・研究されている。
LRVは、近距離交通用として、主として道路路面を走行し、連接車両で構成されている。原則として単車運行する路面電車・路線バスに対し、1編成当りの輸送力が大きい。低床式路面電車は、曲率半径20mR以下の通過と、バリアフリー化のための低床構造を実現するため、車体及び台車の構造は以下のようになっている。
即ち、車体は通常の鉄道車両に比較し、短い車体の端をピンにて連結した連結構造をなし、連接部にはダンパやバネを設け、回転の動きに抑制をかけ、高速走行時の安定性を確保している。台車は、前部及び後部の両先頭車に配置され、中間車は1両置きに1車体1台車で配置される。LRVとしては他の配置・構成のものもあるが、本発明ではこの配置のものに対する改善である。台車の車輪は左右独立車輪で左右の車輪間を低く構成し、車両の床が前後に低く通せる構造になっている。台車は車両に対し上下方向は支持バネのたわみ変化分動くが、左右方向及び旋回方向は、あまり動かないよう制限している。
直線軌道から曲線軌道に進入する時、先頭車両が最も大きな衝撃を受ける。前記のように、短い車体と連接構造、1両おきの1車体1台車配置と旋回しない台車により、小曲線(曲率半径が小さい曲線軌道、例えば曲率半径が50mR以下)を通過する場合は、各車体が連接ピンで折れることで各台車をレールの接線方向に向かせて通過を可能としている。
従来の低床式路面電車の構成を図9により説明する。図9の(a)は平面視構成図、(b)は立面視構成図、(c)は側面視構成図である。図9において、先頭車A及びBには車体01の下部に台車02が設けられ、この2台の台車02により連接車両全体を支えている。なお中間車Cには台車はなく、その分車体01の内部区間が広く取られている。各車両は、上下2段に設けられたピン連接器03によりヨー方向に回転可能に接続されている。なおピン連接器の代わりに球面ジョイントを設けてもよい。各車両の床面は台車02を配置した部分を除いて低床式となっている。
台車02は、台車枠020の四隅に車輪021が取り付けられ、該車輪021が走行路面05に敷設されたレール04上を走行する。先頭車Aを先頭車両として使用する場合は矢印a方向に走行し、先頭車Bを先頭車両として使用する場合は矢印aの逆方向に走行する。台車枠020の上面にはコイルバネ022が取り付けられ、図9(c)に示すように、コイルバネ022によって車体01を弾性的に支持している。車体1と台車2とはボルスタンカと称される牽引ロッド012で接続されている。台車枠020に牽引ロッド012の一端の接続端013が接続され、牽引ロッド012の他の接続端014は車体側受011に接続されている。牽引ロッド012は、車両走行方向aに向けて2本平行に設けられ、先頭車A又はBでは、それぞれ車体側受011が走行方向上流側に配置されている。
特許文献1(特開平11−342844号公報)には、レール車両用、特に近距離交通のための路面鉄道車両又は都市鉄道車両の台車の構造が開示されている。特許文献1の発明の目的は、同じ車体で両方向の走行が可能なように車体に対して台車部分を180°回転できる構成としたものである。本構造の台車は、車体に対し上下・左右の平行変位は許容され、車体と台車の回転方向(ヨー方向)の動きは拘束されている。曲線通過時は、車体間の連接部が角度をもつことで、台車も曲線軌道の接線方向に向くようにしている。
特許文献2(特開2006−160087号公報)には、本出願人が提案した台車構造が開示されている。この台車構造は、車体と台車を連結する牽引ロッドの台車側及び車体側接続端に防振ゴムを設け、該牽引ロッドの車体側と台車側の接続位置を特定し、左右ストッパの位置を台車中心より後ろ側に設けている。左右ストッパの位置を台車中心より後ろ側に設けたことにより、曲線軌道通過時に車体が慣性力で外軌道側に振られることを利用し、車体側に接続した係止部材が台車側に接続した抑止部材に当った衝撃で、台車を内軌道側に向かせ、これによって先頭側車輪のアタック角を小さくすることにより、衝撃を緩和し摩耗を少なくするとともに、乗り心地を良くしている。
特開平11−342844号公報 特開2006−160087号公報
前記のとおり、LRV等の低床式路面電車は、連接構造の車両はピン結合で連接され、台車が車体に対し旋回せずとも、各車体が短く折れ曲がることで曲線軌道を通過する方式であるが、以下のような問題点があった。
特許文献1の台車構造においては、曲線軌道進入時に先頭車両には遠心力や慣性力が作用し、また後部連接構造の影響から、台車先頭軸車輪のアタック角(車輪とレールとのなす角度)が大きくなり、レールから受ける衝撃が大きくなることから、各部に無理な力や衝撃を与え、部品の摩耗や損傷を与えるとともに、車両の乗り心地を害する。
また特許文献2のように、牽引ロッドの台車側取り付け部に防振ゴムを設けた構造では、曲線軌道進入時に車両がレールから受ける衝撃力は緩和され、各部の摩耗や損耗も防振ゴムを設けたことにより低減する。しかし、曲率半径30mR以下の小曲線軌道の走行時には車体間の折れ角が非常に大きいことから、防振ゴムだけでは無理な力の吸収が十分とは言えない。また、このような小曲線では通過速度も十分に下げて走行するため、ストッパに当るような慣性力が発生しない。従って小曲線通過時に先頭側車両のアタック角を小さくすることができないという問題がある。
そこで、本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、定められた軌道上を走行し複数の車両を連接した連接車両からなる交通システムにおいて、曲線軌道を通過する際に、先頭車両の車輪の軌道に対するアタック角を小さくすることによって、軌道から受ける衝撃を緩和し、もって曲線軌道通過時の乗り心地を改善するとともに、車輪フランジの摩耗や台車各部の損耗を抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の軌道系交通システムは、
複数の車両を少なくともヨー方向に回動可能に連接した連接車両を定められた軌道上を走行させる軌道系交通システムにおいて、
先頭車両の車体と台車とは相対的に旋回可能に構成され、該先頭車両の台車と、該先頭車両に続く第2車両の前部で車体幅方向端部近傍との間をリンク機構で接続し、
該リンク機構は、該先頭車両の車体後部に支軸を介して回動可能に取り付けられたリンク部材を含み、曲線軌道進入時に該先頭車両の台車が内軌道側に旋回する動作を該リンク部材を介して該第2車両の車体に伝達することにより、該第2車両の車体からの反力を受けて、該曲線軌道による内軌道側への旋回動作以上の旋回動作を該台車に与えるように構成され
前記曲線軌道の曲率半径が所定値以下の小曲線軌道のときにだけ前記旋回動作以上の旋回動作を前記先頭車両の台車に与える遊間機構を前記リンク部材に介設したことを特徴とするものである。
本発明は、連接車両が直線軌道から曲線軌道に進入する時、先頭車両が内軌道側に旋回する。このとき前記リンク機構により曲線軌道による内軌道側への旋回動作以上の旋回動作を先頭車両の台車に与えることができる。このため曲線軌道進入時の先頭車両のアタック角を小さくできるため、曲線軌道進入時の先頭車両に加わる衝撃を緩和でき、これによって車輪フランジ、その他車体の摩耗を低減できるとともに、車体に加わる振動等を低減できるため、乗り心地を向上させることができる。
前記リンク機構は、例えば、前記リンク部材がL字形リンク部材であり、先頭車両の車体後部にL字形のリンク部材をその中央部を中心に水平方向に回動可能に設け、該L字形リンク部材の一端を第1のリンクロッドを介して該先頭車両の台車の後端部近傍に接続するとともに、該L字形リンク部材の他端を第2のリンクロッドを介して前記第2車両の幅方向端部近傍に接続してなるものである。
なおここで「リンクロッド」とは、該L字形リンク部材の両端部の動きを確実に先頭車両又は第2車両に伝達できる剛性のロッドを意味する。また「回動」とは、正又は逆の2方向に回転することをいう。
リンク機構が前記構成の場合、先頭車両が直線軌道から曲線軌道に進入する時、先頭車両は内軌道側に向きを変える。先頭車両が向きを変えることにより、先頭車両と第2車両との車両幅方向端部の間隔が変わるので、該第2のリンクロッドの反力を受けて該L字形リンク部材が水平方向に回転する。該L字形リンク部材が水平方向に回転することにより、該第1のリンクロッドが先頭車両の台車を内軌道側に向ける作用力を加える。これによって先頭車両は、曲線軌道による内軌道側への旋回動作以上の旋回動作を与えられるので、曲線軌道に進入するときのアタック角を小さくすることができる。
また、前記リンク機構は、前記リンク部材が直線状リンクロッドであり、該リンクロッド中央部を中心として、先頭車両に直線状のリンクロッドを車両の長手方向と直交する方向に回動可能に設け、該直線状リンクロッドの一端を第1のリンクロッドを介して該先頭車両の台車の幅方向端部近傍に接続し、該直線状リンクロッドの他端を第2のリンクロッドを介して第2車両の幅方向端部近傍に接続してなるものでもよい。
かかる構成のリンク機構においても、先頭車両が直線軌道から曲線軌道に進入する時、先頭車両が内軌道側に向きを変えることにより、先頭車両と第2車両との車両幅方向端部の間隔が変わるので、該第2のリンクロッドの作用力により該直線状リンクロッドがその中央部を中心に回動する。これにより、該第1のリンクロッドが先頭車両の台車を内軌道側に向ける作用力を加える。これによって、先頭車両は曲線軌道による内軌道側への旋回動作以上の旋回動作を与えられるので、先頭車両が曲線軌道に進入するときのアタック角を従来より小さくすることができる。
このように曲線軌道に進入するときのアタック角を小さくできるので、曲線軌道通過時の乗り心地が改善されるとともに、車輪フランジの摩耗や台車各部の摩耗を低減でき、メンテナンスを容易にすることができる。また、レール側の損傷も少なくなるため、保線費用も軽減できる。
なお前記リンク機構は、車両の片側又は両側に設けることができる。両側に設ければ、車両を曲線軌道の曲がり方向に向けるモーメントをより有効に付与することができる。該リンク機構を両側に設ければ、該モーメント力以外に車両に付加される種々の分力が両側で互いに打ち消し合い、車両を内軌道側に向ける純粋なモーメント力のみを付与することができる。
また本発明によれば、リンク機構を構成する第1のリンクロッド又は第2のリンクロッドに、これらリンクロッドの動きを所定の遊び区間をもって伝達する遊間機構が介設されている。
直線や大きな曲率半径(曲率半径50mR以上)での高速走行時には車体のわずかな動きが前記リンク機構により先頭車両の台車に伝達されて、先頭車両の蛇行動を起こすことがある。しかし前記構成とすることにより、該リンク機構のリンクロッドの動きが一定の遊び区間以内の場合は前記遊間機構で吸収されて先頭車両の台車に伝わらない。従って先頭車両の台車の旋回が抑えられるので、蛇行動は発生しない。これによって、高速走行時の走行安定性を確保できる。
前記遊間機構は、一方のリンクロッドが一端に接続され、他方のリンクロッドが他端から内部に挿入されたシリンダと、該シリンダの内部で該他方のリンクロッドに取り付けられ該シリンダ内を摺動可能なピストンと、該シリンダの内部で該ピストンの両側に所定の遊び区間を設けるために配置されたスペーサとからなるように構成することができる。
また前記遊間機構は、一方のリンクロッドが一端に接続され他方のリンクロッドが他端から内部に挿入されたシリンダと、該シリンダの内部で該他方のリンクロッドに取り付けられ該シリンダ内を摺動可能なピストンと、該シリンダの内部で該ピストンの両側の空間に充填された弾性部材(例えばコイルバネや円筒ゴム等)とからなり、該弾性部材の反力が該先頭車両の台車を旋回するのに必要な最小力以上になったとき、前記リンク機構により該台車を旋回するように構成することができる。
かかる構成によって、小曲線軌道(例えば50mR)以上でのみ台車が旋回するように該弾性部材の弾性力を設定できる。また、該弾性部材の弾性力が該ピストンに作用することにより、該リンク機構を通じて先頭車両と第2車両との間で復元特性が作用し合うことになり、これによって高速走行時の走行安定性を高めることができる。
また本発明において、先頭車両と該先頭車両の台車とを車両の長手方向に並列に向けた2本の牽引ロッドを介して接続し、該牽引ロッド両端の接続部に防振ゴムを介在させるように構成してもよい。かかる構成では、前記牽引ロッド両端の接続部に防振ゴムを介在させているので、先頭車両の車体に対し台車をより曲線軌道の内軌道側に旋回できるので、台車のアタック角をさらに小さくすることができ、曲線軌道を通過しやすくなる。
また本発明において、先頭車両と該先頭車両の台車とを車両の長手方向に向けた1本の牽引ロッドを介して接続し、該先頭車両の車体に対する該台車の所定以上の相対回転を抑止する回転抑止機構を設けるようにしてもよい。かかる構成とすることにより、先頭車両の台車がより回転しやすくなる。ただし、該回転抑止機構を設けて、台車が車体に対して許容範囲以上相対回転しないようにしている。
本発明によれば、先頭車両の台車と、該先頭車両に続く第2車両の前部で車体幅方向端部近傍との間をリンク機構で接続し、該リンク機構は、該先頭車両の車体後部に支軸を介して回動可能に取り付けられたリンク部材を含み、曲線軌道進入時に該先頭車両の台車が内軌道側に旋回する動作を、該リンク部材を介して該第2車両に伝達することにより、該曲線軌道による内軌道側への旋回動作以上の旋回動作を該台車に与えるように構成したことにより、車両が直線軌道から曲線軌道に進入する際に、車輪の軌道に対するアタック角を小さくし、もって車両に加わる軌道からの衝撃を緩和することにより、車両の損傷や摩耗を低減し、かつ乗り心地を向上することができる。
しかも本発明によれば、前記曲線軌道の曲率半径が所定値以下の小曲線軌道のときにだけ前記旋回動作以上の旋回動作を前記先頭車両の台車に与える遊間機構を前記リンク部材に介設したので、直線軌道や大きな曲率半径の曲線軌道においては蛇行動の発生を抑え、高速走行時の走行安定性を確保することができる。

以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明の第1の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1の(a)は、第1実施形態の直線軌道走行時の平面視構成図、(b)は第1実施形態の曲線軌道走行時の平面視構成図である。図2の(a)は台車の平面図、(b)は同じく立面図、(c)は同じく側面図である。図3は牽引ロッド12の立面図、図4の(a)は遊間機構33の縦断面図、(b)は曲線軌道の曲率半径とリンクロッド32のストローク量との関係を示す線図である。図1において、図9に示す従来の低床式路面電車と同一の部位又は機器は図9と同一符号を付し、それらの説明を省略する。
図2において、車輪26はそれぞれ独立して台車枠25に回転可能に取り付けられている。各車輪間には軸支持部材28が架設されている。車体1と台車2とは、車両の長手方向に平行に配置された牽引ロッド12により接続される。牽引ロッド12の一端13は台車側受15に接続され、牽引ロッド12の走行方向a側の他端14は車体側受11に接続されている。図3において、牽引ロッド12は、台車側受15に接続された台車側接続軸130と牽引ロッド12の接続端13との間に防振ゴム131が介装され、また車体側受11に接続された車体側接続軸140と接続端14との間に防振ゴム141が介装されている。
防振ゴム131及び141が介装されたことにより、該防止ゴムの撓みを利用して、車体1に対する台車2の相対的な回転を可能とする。また、台車2の中央には車両の幅方向にダンパ16が設けられている。ダンパ16は、その一端が車体側受17に接続され、ダンパ16の他端は台車側受18に接続されている。ダンパ16によって車体1と台車2の車幅方向の相対的な移動に抗する減衰力を与え、該相対移動を抑制している。
またダンパ16の走行方向手前側には車幅方向に台車側受19及び20に取り付けられたストッパ21及び22が設けられている。該ストッパ21と22間には車体側に接続された係止部材23が配置され、車体1と台車2の車幅方向の相対移動に対して係止部材23がストッパ21又は22に係止することによって、車幅方向の最大許容相対移動量を規定している。
また図1及び図2に示すように、先頭車両Aの台車2の後端部と中間車Cの幅方向端部近傍とを結ぶリンク機構30が設けられている。該リンク機構30は、先頭車両Aの後端部に取り付けられたL字形をなすリンク部材であるL形リンク31と、L形リンク31の一端に接続された剛性のリンクロッド32と、該リンクロッド32に介設された遊間機構33と、L形リンク31の他端を中間車Cの前部幅方向端部近傍35に接続する剛性のリンクロッド34とからなり、これらのリンク部材は互いにピン結合されている。リンクロッド32の他端は台車2に取り付けられたロッド受け24に接続されている。該L形リンク31は、先頭車両Aの後端部に中央部の支軸31aを中心に水平方向に回動可能に取り付けられている。
次に遊間機構33の構成を図4に基づいて説明する。図4において、リンクロッド32は、L形リンク31側からシリンダ330の内部に挿入されるリンクロッド32aと、シリンダ330の台車枠25側の端面に接続されるリンクロッド32bとに分割される。シリンダ330の内部で、リンクロッド32aにピストン331が取り付けられ、シリンダ330の内部でピストン331の移動量を規定するためのスペーサ332が挿入される。これによってピストン331の両側に遊び区間Dが規定される。
図4(b)は、曲線軌道の曲率半径とリンクロッド32のストロークとの関係を示し、寸法Dは、曲線軌道の曲率半径が50mR以下であるときにピストン331がスペーサ332に当ることを示している。
かかる構成のリンク機構30は、先頭車Bにも装備され、先頭車Bが先頭車として走行するときに使用される。本明細書では先頭車Aが先頭車両として走行する場合を説明する。
かかる構成の本実施形態において、図1(a)に示すように、連接車両が直線軌道を走行する場合にはリンク機構30は作動しない。図1(b)に示すように、曲線軌道bに進入した時、リンク機構30を取り付けた側の車幅方向端部における先頭車Aと中間車Cとの間隙が縮まり、L形リンク31はリンクロッド34によって矢印c方向に押され、矢印d方向に回転する。これによってリンクロッド32が矢印e方向に押されるため、遊間機構33において、リンクロッド32aに接続されシリンダ330内に収容されたピストン331がシリンダ330内を摺動する。シリンダ330内では遊び区間Dが設けられており、ピストン331はこの遊び区間Dを摺動した後初めてシリンダ330及びリンクロッド32bを矢印e方向に動かす。
リンクロッド32bが矢印e方向に動くことにより、台車2が曲線軌道bによる内軌道側への曲がり以上に該曲がり方向に回転する。また先頭車Aの車体1と台車2とを接続する牽引ロッド12の台車側接続端13及び車体側接続端14は防振ゴム131及び141を使用しているので、台車2は車体1に対してさらに余分に旋回できる。その結果、図1(b)に示すように、本実施形態では、台車2のアタック角gは従来に比べて角度fだけ小さくなる。
このように本実施形態によれば、曲線軌道bでの先頭車Aの台車2のアタック角gを先頭車Aの車体1より角度fだけ小さくできるので、レール4から先頭車Aに加わる衝撃を緩和できる。そのため車両の曲線軌道通過時の乗り心地が改善されるとともに、車輪フランジの摩耗や台車各部の摩耗が少なくなり、メンテナンスが容易になる。
また遊間機構33を設けたことにより、先頭台車2の旋回の動きが遊間機構33の遊び区間の範囲内であれば、リンク機構30による曲線軌道の内軌道側への作用力は働かない。従って該遊び区間を曲率半径がある値(例えば50mR)以下でなければリンク機構30が作動しないように設定することができる。直線軌道や大きな曲率半径(曲率半径50mR以上)での高速走行時には車体の動きによって台車が旋回の動きをした場合、車体の蛇行動を招くことがあるが、本実施形態では遊間機構30を設けたことにより、直線軌道や大きな曲率半径の曲線軌道での蛇行動の発生を抑え、高速走行時の走行安定性を確保することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態を図5により説明する。図5(a)は、本実施形態の遊間機構33を示す縦断面図、図5(b)は曲線軌道の曲率半径とコイルバネ333のバネ反力との関係を示す線図である。図5において、本実施形態では、図4に示す第1実施形態の遊間機構33と比べて、シリンダ330内部空間にスペーサ332の代わりにコイルバネ333を充填したものである。その他の構成は前記第1実施形態と同一である。このようにコイルバネ333を装着した遊間機構33では、リンクロッド32a又は32bの軸方向移動によるコイルバネ333の反力が台車2の旋回剛性(台車が旋回するのに必要な最小力)以上にならないと、台車2は旋回しない。従って、曲線軌道が小曲線(例えば50mR)以上でのみ台車2が旋回するようにコイルバネ333の弾性力を設定する。
かかる構成の本実施形態によれば、リンクロッド32a又は32bの軸方向移動によって生じるコイルバネ333のバネ反力が設定値以上にならないと台車2が旋回しないので、直線軌道や大きな曲率半径を有する曲線軌道での走行時には、遊間機構33によって台車2の旋回が押えられ、従って蛇行動を発生することもなく、高速走行時の走行安定性を確保できる。
また直線軌道や大きな曲率半径を有する曲線軌道では、コイルバネ333のバネ力の初期設定負荷により、先頭車Aと中間車Cとの間で復元特性が作用し合うことにより、高速走行時の走行安定性を高めることができる。なおコイルバネ333の代わりに防振ゴム等の弾性体を装着しても同様の作用効果を得ることができる。
このように本実施形態では、直線軌道や大きな曲率半径(50mR以上)を有する曲線軌道では先頭車Aの台車に旋回力を作用させずに走行安定性を確保し、大きな横圧や衝撃が発生する曲率半径の小さな曲線軌道(曲率半径が50mR以下)では該台車に旋回力を与えて、該台車のアタック角を小さくすることにより、車両の曲線軌道通過時の乗り心地が改善されるとともに、車輪フランジの摩耗や台車各部の摩耗が少なくなり、メンテナンスが容易になる。
(実施形態3)
次に本発明の第3実施形態を図6に基づいて説明する。図6は第3実施形態の台車2の平面図である。図6において、本実施形態では、前記第1実施形態と比べて、牽引ロッド12を1本にし、かつ台車2の中央に長手方向に配置したことにより、車体1に対する台車2の相対的な旋回を可能にしたものである。従って本実施形態においては、前記第1実施形態のように、牽引ロッド12の台車側接続端13及び車体側接続端14に防振ゴムを介設する必要がない。
また本実施形態では、牽引ロッド12を挟んで台車側受41、42及び43にストッパ44a、44b、44c及び44dを設け、該ストッパに対面する車幅方向位置に間隔を置いて車体側に接続された係止部材45a、45b、45c及び45dを配置している。該ストッパと該係止部材との間隔は、車体1と台車2との車幅方向相対移動の最大許容値に設定されている。本実施形態のその他の構成は前記第1実施形態と同一である。
かかる構成の本実施形態において、1本の牽引ロッド12を台車2の中央に車両の長手方向に配置したことにより、車体1と台車2との相対旋回が可能となる。ただし台車2が車体1に対し過度に相対旋回しないように、ストッパ44a〜44dと係止部材45a〜45dとからなる旋回抑制機構を設けている。
本実施形態によれば、台車2が車体1に対して相対旋回可能であるので、曲線軌道bの走行時にリンク機構30による内軌道側への作用力により、車体1に対して台車2をさらに曲線軌道の曲がり方向に旋回させることができ、台車2のアタック角を小さくすることができる。これにより車両の曲線軌道通過時の乗り心地が改善されるとともに、車輪フランジの摩耗や台車各部の摩耗が少なくなり、メンテナンスが容易になる。
(実施形態4)
次に本発明の第4実施形態を図7〜図8により説明する。図7(a)は第4実施形態の直線軌道走行時の平面視構成図、(b)は第4実施形態の曲線軌道走行時の平面視構成図である。図8の(a)は台車の平面図、(b)は同じく立面図である。
本実施形態は、図6に示す前記第3実施形態と比べて、リンク機構50が第3実施形態のリンク機構30と異なり、その他の構成は同一である。
本実施形態のリンク機構50を図8により説明する。図8において、本実施形態のリンク機構50は車両の両側に2組配置されている。一端が中間車Cの前部幅方向端部近傍にピン結合されたリンクロッド34は直線状リンクロッド51の一端に接続されている。直線状リンクロッド51は、その中央部にある支点51aを中心に垂直面上で回動可能に先頭車Aの車体に取り付けられている。なお図7の(a)及び(b)では、直線状リンクロッド51が水平方向に配置されているように図示されているが、便宜上そのように図示したものである。
直線状リンクロッド51の他端にはリンクロッド32aの一端が接続され、該リンクロッド32aの他端は遊間機構33に接続されている。遊間機構33の他端は台車枠25の側部に設けられたロッド受24にリンクロッド32bを介して接続されている。リンク機構50を構成する各リンク部材は互いにピン結合されている。なお、遊間機構33の構成は前記第1実施形態と同一であり、遊間機構33はリンクロッド32に介設する代わりに、リンクロッド34に介設してもよい。また、遊間機構33は図4に示すスペーサ332を設けたもの以外に、図5に示すコイルバネ333を設けたものや、あるいはコイルバネ333の代わりに、防振ゴムを設けたものでもよい。
かかる構成の本実施形態においては、図7(a)のように、連接車両が直線軌道を走行する間は、リンク機構50は作動しない。図7(b)にように曲線軌道bに進入して先頭車Aが曲線軌道bの内軌道側に曲がってからリンク機構50が作動する。先頭車Aが曲線軌道bに沿って内軌道側に曲がると、左側遊間機構33は矢印h方向に移動し、右側遊間機構33は矢印i方向に移動する。これらの動きがリンクロッド32を介して直線状リンクロッド51に伝達され、左側直線状リンクロッド51は支点51aを中心に矢印j方向に回転し、右側直線状リンクロッド51は支点51aを中心に矢印k方向に回転する。
左側直線状リンクロッド51の回転に伴い、逆に左側直線状リンクロッド51の他端が左側リンクロッド34に押されて、左側直線状リンクロッド51はさらに矢印j方向に回転する。一方右側直線状リンクロッド51は右側リンクロッド34に引っ張られてさらに矢印k方向に回転する。このため先頭車Aの曲線軌道に沿う旋回に加えてさらにリンク機構50によって旋回させられるため、先頭車Aの曲線軌道に対するアタック角が小さくなる。本実施形態では、台車2が車体1に対して相対回転可能であるので、台車2はさらに曲線軌道bの内軌道側に旋回する。
これらの作用により、先頭車Aの曲線軌道bに対するアタック角gは従来よりもfだけ小さくなる。従って先頭車Aが曲線軌道bから受ける衝撃が緩和され、車両の曲線軌道通過時の乗り心地が改善されるとともに、車輪フランジの摩耗や台車各部の摩耗が低減され、メンテナンスが容易になる。
また本実施形態では、遊間機構33を具備するので、直線軌道や大きな曲率半径の曲線軌道を走行する場合は、リンク機構50の旋回力が先頭車Aの台車に加わらないので、蛇行動の発生をなくすことができる。
また本実施形態では、車両の両側にリンク機構50を設けているので、先頭車Aに対する旋回力を確実に伝えることができるとともに、遊間機構33にコイルバネ333を装着する場合は、コイルバネ333の弾性力を前記第1から第3実施形態の1/2に設定できる。従ってリンク機構50に加わる荷重は約1/2となり、車体1や台車枠25に与える強度的影響を小さくでき、従来の台車に大きな改造をする必要がない。
さらにコイルバネ333等の弾性力が1/2でよいことから、設計の自由度が増すとともに、耐久性を増すことができる。また仮に片側のリンク機構50が外部からの影響で損傷を受け、外すことになっても、機能を完全にダウンさせることがなく、安全性が向上する。
なお本実施形態において、遊間機構33に装着されるコイルバネ333の代わりに円筒ゴムを装着してゴムによる反力を利用してもよい。
本発明によれば、定められた軌道上を走行する連接車両において、曲線軌道進入時に先頭車両に加わる衝撃を緩和し、曲線軌道通過時の乗り心地を改善するとともに、車輪フランジの磨耗や先頭車両台車各部の摩耗を低減し、メンテナンスを容易にする。
本発明の第1実施形態に係り、(a)は直線軌道走行時の平面視構成図、(b)は曲線軌道走行時の平面視構成図である。 (a)は前記第1実施形態の台車の平面図、(b)は同じく立面図、(c)は同じく側面図である。 前記第1実施形態の牽引ロッド12の立面図である。 (a)は前記第1実施形態の遊間機構33の縦断面図、(b)は曲線軌道の曲率半径とリンクロッドのストロークとの関係を示す線図である。 (a)は本発明の第2実施形態の遊間機構33を示す縦断面図、(b)は曲線軌道の曲率半径とコイルバネ333のバネ反力との関係を示す線図である。 本発明の第3実施形態の台車2の平面図である。 本発明の第4実施形態に係り、(a)は直線軌道走行時の平面視構成図、(b)は曲線軌道走行時の平面視構成図である。 (a)は前記第4実施形態の台車の平面図、(b)は同じく立面図である。 従来の低床式路面電車に係り、(a)は平面視構成図、(b)は立面視構成図、(c)は側面視構成図である。
符号の説明
01、1 車体
02、2 台車
12 牽引ロッド
13、14 接続端
30、50 リンク機構
31 L形リンク(L字形リンク部材)
32 リンクロッド(第1リンクロッド)
33 遊間機構
34 リンクロッド(第2リンクロッド)
44a、44b、44c、44d ストッパ(回転抑止機構)
45a、45b、45c、45d 係止部材(回転抑止機構)
51 直線状リンクロッド
131、141 防振ゴム
330 シリンダ
331 ピストン
332 スペーサ
333 コイルバネ
A、B 先頭車
C 中間車
D 遊び区間

Claims (7)

  1. 複数の車両を少なくともヨー方向に回動可能に連接した連接車両を定められた軌道上を走行させる軌道系交通システムにおいて、
    先頭車両の車体と台車とは相対的に旋回可能に構成され、該先頭車両の台車と、該先頭車両に続く第2車両の前部で車体幅方向端部近傍との間をリンク機構で接続し、
    該リンク機構は、該先頭車両の車体後部に支軸を介して回動可能に取り付けられたリンク部材を含み、曲線軌道進入時に該先頭車両の台車が内軌道側に旋回する動作を該リンク部材を介して該第2車両の車体に伝達することにより、該第2車両の車体からの反力を受けて、該曲線軌道による内軌道側への旋回動作以上の旋回動作を該台車に与えるように構成され
    前記曲線軌道の曲率半径が所定値以下の小曲線軌道のときにだけ前記旋回動作以上の旋回動作を前記先頭車両の台車に与える遊間機構を前記リンク部材に介設したことを特徴とする軌道系交通システム。
  2. 前記リンク機構は、前記リンク部材がL字形リンク部材であり、先頭車両の車体後部にL字形のリンク部材をその中央部を中心に水平方向に回動可能に設け、該L字形リンク部材の一端を第1のリンクロッドを介して該先頭車両の台車の後端部近傍に接続するとともに、該L字形リンク部材の他端を第2のリンクロッドを介して前記第2車両の幅方向端部近傍に接続したことを特徴とする請求項1に記載の軌道系交通システム。
  3. 前記リンク機構は、前記リンク部材が直線状リンクロッドであり、該リンクロッド中央部を中心として、先頭車両に直線状のリンクロッドを車両の長手方向と直交する方向に回動可能に設け、該直線状リンクロッドの一端を第1のリンクロッドを介して該先頭車両の台車の幅方向端部近傍に接続し、該直線状リンクロッドの他端を第2のリンクロッドを介して前記第2車両の幅方向端部近傍に接続したことを特徴とする請求項1に記載の軌道系交通システム。
  4. 前記遊間機構は、一方のリンクロッドが一端に接続され、他方のリンクロッドが他端から内部に挿入されたシリンダと、該シリンダの内部で該他方のリンクロッドに取り付けられ該シリンダ内を摺動可能なピストンと、該シリンダの内部で該ピストンの両側に所定の遊び区間を設けるために配置されたスペーサとからなることを特徴とする請求項1に記載の軌道系交通システム。
  5. 前記遊間機構は、一方のリンクロッドが一端に接続され、他方のリンクロッドが他端から内部に挿入されたシリンダと、該シリンダの内部で該他方のリンクロッドに取り付けられ該シリンダ内を摺動可能なピストンと、該シリンダの内部で該ピストンの両側の空間に充填された弾性部材とからなり、該弾性部材の反力が該先頭車両の台車を旋回するのに必要な最小力以上になったとき、前記リンク機構により該台車を旋回するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の軌道系交通システム。
  6. 前記先頭車両の車体と台車とを車両の長手方向に並列に向けた2本の牽引ロッドを介して接続し、該牽引ロッドの両端の接続部に防振ゴムを介在させることにより、該車体と台車とを相対的に旋回可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の軌道系交通システム。
  7. 前記先頭車両の車体と台車とを車両の長手方向に向けた1本の牽引ロッドを介して接続し、該車体に対する該台車の所定以上の相対回転を抑止する回転抑止機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の軌道系交通システム。
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