JP4838024B2 - 積算流量計の逆流防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス供給側とガス需用側とを繋ぐガス管路の中途部に設けられてガス流量を積算指示する積算流量計の逆流防止装置に関する。
工場等のガス大口需要家に設置されてガス流量を積算指示する積算流量計には、計量精度が高く使用流量範囲が広いルーツメータが多く使用されている。このルーツメータは、ケーシング内に2つの回転子が回転自在に設けられ、ガスの流れによってこれらの回転子が回転してガス流量を計量するように構成されている。このルーツメータは、ガスが逆方向に流れると逆回転するようになっているが、ガス管路内で発生する圧力脈動等のガス圧変動によって逆回転時と正回転時との回転数が異なり、実際にガスを使用していなくても指針が進み計量してしまうという問題(カウントアップという現象)が希に発生する。
そこで、特許文献1に記載されているように、ルーツメータを逆回転させるガスの逆流を規制する逆流防止装置が提案されている。この逆流防止装置70は、図8(構成図)に示すように、ガス供給側とガス需用側とを繋ぐガス管路80(文献ではガス配管)の中途部に設けられたルーツメータ89の上流側のガス管路80にガバナ本体72を設け、このガバナ本体72をバイパスするバイパス管73にガバナ本体72の圧力制御室72aと連通してガバナ本体72を開閉するベンチュリ74を設け、ベンチュリ74よりも上流側のバイパス管73に下流側から上流側へのガスの逆流を規制する逆止弁75を設けて構成されている。なお、ベンチュリ74と圧力制御室72aとは制御管76を介して連通している。
この逆流防止装置70によれば、夜間や休日などのように工場等が休業中であってガス需用側においてガスの消費がされていないときに、ガス供給側の一般家庭等でガス消費量が多くなると、上流側より下流側のガス圧が高くなって(P1<P2)、下流側から上流側にガスが逆流しようとするが、逆止弁75によってガスの逆流が規制される一方で、逆流するガスは制御管76を流れてガバナ本体72内のスリーブ72bを押し付けてガバナ本体72内のガス流通路72cを遮断する。このため、上流側へのガスの逆流を完全に遮断することができ、ルーツメータ89に逆流するガスが流れるのを防止することができる。
特公平6−78925号公報(第1図)
この従来の逆流防止装置に使用されているスリーブは、硬度が比較的に大きいものであり、ガス圧に対するスリーブの開動作の応答性は鈍い。このため、この逆流防止装置では、ガスをバイパス管の上流側から下流側に流したときに制御管76に負圧を発生させてスリーブの応答性を向上するために、バイパス管路にベンチュリが設けられている。
このように従来の逆流防止装置は、ガバナ本体の他にベンチュリや逆止弁が設けられており、構造が複雑化しているとともにコストが高いという問題がある。
なお、スリーブの開動作の応答性を高めるために硬度が比較的に小さいスリーブを使用すれば、ベンチュリや逆止弁が不要になり構造を簡素化してコストを安価にすることができると考えられる。しかしながら、スリーブの硬度を低くすると、スリーブの耐圧能力が低下してスリーブが破損する虞が増大し、ガス管路を流れるガスのガス圧を上側に変更する場合に、その上側への変更許容範囲が狭くなるという不都合が生じる。
本発明は、構造が簡素であってコストが安価な積算流量計の逆流防止装置が望まれており、このような要望に応える積算流量計の逆流防止装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために本発明の積算流量計(例えば、実施形態におけるルーツメータ89)の逆流防止装置は、ガス供給側とガス需用側とを繋ぐガス管路の中途部に設けられてガス流量を積算指示する積算流量計に流れるガスの逆流を規制する積算流量計の逆流防止装置であって、積算流量計より上流側又は下流側のガス管路にガバナ本体を設け、ガバナ本体より下流側のガス管路と該ガバナ本体の圧力制御室とを絞りのないパイロット管路で繋ぎ、ガバナ本体は、両端部が開口するガス流通路を有するケーシングと、該ガス流通路の途中に設けられてガス流通用のスリットを有するクロージャと、該クロージャの外周に配設されてスリットを開閉してガス流通路を連通し及び遮断するスリーブと、該スリーブの外側に形成されてパイロット管路から流れるガスを受容する圧力制御室とを有し、スリーブは、スリットに沿って延びてガス圧を受ける圧力面部と、該圧力面部の外側端部に設けられてガス流通路に取り付けられる取付部とを有して弾性変形可能であって少なくとも約0.3MPaの耐圧力を有し、圧力面部は、ガス需用側のガス圧より約10kPaを超える高いガス供給側のガス圧を受けると、スリットが開く方向に変形してガス流通路を連通してガス需用側へのガスの流れを許容し、ガス供給側のガス圧からガス需用側のガス圧を減算したときの差圧が約10kPa以下であると、スリットに沿った位置に戻ってスリットを閉じてガス流通路を遮断してガス供給側へのガスの逆流を規制することを特徴とする。
この発明によれば、積算流量計の逆流防止装置は、積算流量計より上流側又は下流側のガス管路に設けられたガバナ本体と、ガバナ本体より下流側のガス管路と該ガバナ本体の圧力制御室を繋ぐパイロット管路とを備えてなることにより、本発明の逆流防止装置は、ガバナ本体以外にベンチュリや逆止弁を有した逆流防止装置と比較して、ベンチュリや逆止弁が不要であり、構造が簡素となってコストを安価にすることができる。またスリーブは、圧力面部と取付部とを有して弾性変形可能であって少なくとも約0.3MPaの耐圧力を有し、圧力面部は、ガス需用側のガス圧より約10kPaを超える高いガス供給側のガス圧を受けると、スリットを開いてガス需用側へのガスの流れを許容し、ガス供給側のガス圧からガス需用側のガスを減算したときの差圧が約10kPa以下であると、スリットを閉じてガス供給側へのガスの逆流を規制することで、ガス管路に流れるガスの最高使用圧力を中圧B(0.1〜0.3MPa未満)の範囲内であれば工事等によって減圧操作が行われた場合であっても、スリーブに作用するガス圧はスリーブの耐圧範囲内であり、低差圧(約10kPa)で圧力面部が弾性変形するので、ガス管路内を流れるガスの流量変化に精度良く応答してスリットを開閉することができる。このため、本発明の逆流防止装置は、ガスの最高使用圧力が中圧Bの範囲内で使用することができる。
また本発明は、パイロット管路に、ガバナ本体をバイパスして上流側のガス管路に連通するバイパス連通管路に接続し、該バイパス連通管路に、パイロット管路から上流側のガス管路側へのガス流通を許容するとともに上流側のガス管路からパイロット管路側へのガス流通を規制する逆止弁を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、パイロット管路にガバナ本体をバイパスして上流のガス管路に連通するバイパス連通管路を接続し、このバイパス連通管路に上流側から下流側へのガス流通を規制する逆止弁を設けることにより、ガス供給側のガス管路で工事等によって減圧操作等が行われた場合、ガス供給側のガス圧がガス需用側のそれより著しく小さくなると、ガスがパイロット管路を上流側に流れてスリーブを大きな力で押し付けてスリーブが損傷する虞が生じるが、バイパス連通管路に上流側への流れを許容する逆止弁を設けることで、パイロット管路を上流側に流れるガスはバイパス連通管路を通って上流側のガス管路に流すことができる。このため、スリーブにガス圧の高いガスが作用する事態が防止されて、スリーブの損傷を未然に防止することができる。この方法によれば、ガス管路内を流れるガスの最高使用圧力が中圧A(0.3〜1MPa未満)になっても、この最高使用圧力によってスリーブがスリットに押し付けられることがないので、スリーブが損傷する虞は無い。このため、本発明の逆流防止装置は、中圧A(0.3〜1MPa未満)の最高使用圧力であっても使用することができ、ガス管路を流れるガスのガス圧の許容範囲を拡大することができる。
また本発明の逆止弁は、バイパス連通管路に着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
この発明によれば、逆止弁をバイパス連通管路に着脱可能に取り付けることにより、使用環境に合わせて逆止弁の作動圧力を調整してバイパス連通管路に取り付けることができる。このため、スリーブの損傷を確実に防止してスリーブの寿命低下を未然に防止することができる。
さらに本発明のパイロット管路は、ガバナ本体に着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
この発明によれば、パイロット管路をガバナ本体に着脱可能に取り付けることにより、ガス管路に流れるガスの圧力を変更する場合やメンテナンスする場合等において、パイロット管路を容易に取り外すことができ、作業性を向上することができる。
本発明に係わる積算流量計の逆流防止装置によれば、積算流量計より上流側又は下流側のガス管路に設けられたガバナ本体と、ガバナ本体より下流側のガス管路とガバナ本体の圧力制御室を繋ぐパイロット管路とを備え、ガバナ本体内に設けられたクロージャのガス流通用のスリットを開閉するスリーブが弾性変形可能であって少なくとも約0.3MPaの耐圧力を有し、低差圧(約10kPa)で作動することにより、構造が簡素であってコストが安価な積算流量計の逆流防止装置を提供することができる。
以下、本発明に係わる積算流量計の逆流防止装置の好ましい実施の形態を図1(側面図)〜図7(概略構成図)に基づいて説明する。先ず、本発明の逆流防止装置を説明する前に、この逆流防止装置が取り付けられたガス管路について概説する。なお、本実施の形態は、最高使用圧力が中圧B(0.1〜0.3MPa未満)であるガスが流れるガス管路を例にして、説明する。
ガス管路80は、図1に示すように、ガス供給側である上流側のガス管路81とガス需用側である下流側のガス管路82とを第1ボールバルブ83を介して接続し、この第1ボールバルブ83をバイパスするようにしてガス管路81,82に連通する連通管路84を接続して構成されている。連通管路84の両端部は第2ボールバルブ85及び第3ボールバルブ86を介して上流側のガス管路81と下流側のガス管路82に接続されている。
このガス管路80は、第1ボールバルブ83を開いて第2ボールバルブ85及び第3ボールバルブ86を閉じると、上流側のガス管路81内のガスを第1ボールバルブ83に通して下流側のガス管路82に流し、第1ボールバルブ83を閉じて第2ボールバルブ85及び第3ボールバルブ86を開くと、上流側のガス管路81内のガスを連通管路84に通して下流側のガス管路82に流すことができる。連通管路84には、上流側から下流側にフィルター87、ガバナ本体10、ルーツメータ89が配設されている。
フィルター87は、連通管路84内を流れるガスに混入した塵等を除去する機能を有する。ルーツメータ89は、ガス流量を積算指示する積算流量計である。
このように構成されたガス管路80に積算流量計の逆流防止装置1(以下、単に逆流防止装置1と記す。)が取り付けられている。逆流防止装置1は、図2(断面図)に示すように、ガバナ本体10と、ガバナ本体10より下流側の連通管路84とガバナ本体10内の後述する圧力制御室11を繋ぐパイロット管路60とを有してなる。パイロット管路60は、ガバナ本体10の上部に取り付けられたブロック61内に設けられている。
ガバナ本体10は、両端部が開口するガス流通路13を有したケーシング12と、ガス流通路13内に挿着されてガス流通用のスリット21を周面に多数有した一対のクロージャ20と、クロージャ20の外周に配設されてスリット21を開閉してガス流通路13を連通し及び遮断するスリーブ30と、スリーブ30の外側に形成されてパイロット管路60から流れるガスを受容する前述した圧力制御室11とを有してなる。
ケーシング12は、円筒状を有し、内側がガス流通路13を形成している。ケーシング12の上部にはパイロット管路60に連通するケーシング側連通路14が設けられ、このケーシング側連通路14は圧力制御室11に連通している。またケーシング上部のガス需用側端部にはクロージャ20に設けられた後述するクロージャ側連通路22に連通する連絡通路15が設けられている。このため、圧力制御室11は、ケーシング側連通路14、パイロット管路60、連絡通路15、クロージャ側連通路22及びクロージャ20を介して連通管路84に連通している。
クロージャ20は、図2(断面図)及び図3(斜視図)に示すように、円環状の取付基部23とこの取付基部23の側部から突出する円錐台形状の突出部24とを有してなる。突出部24は、内部に空間部24aを形成し、外周に直線状に延びる多数のスリット21を周方向に所定間隔を有して配設している。空間部24aの取付基部側は取付基部23の中央に形成された開口部23aに連通している。このため、スリット21は、空間部24a、開口部23aを介して連通管路84に連通している。クロージャ20は、ケーシング12の両側に各突出部24が対向するようにして配設されて、一対のクロージャ20は締結手段25によって一体化されている。
スリーブ30は、図2及び図4(斜視図)に示すように、中央部がくびれて細くなる鼓状を有し、スリット21に沿って延びてガス圧を受ける圧力面部31と、圧力面部31の外側両端部に設けられてガス流通路13に取り付けられる取付部32とを有してなる。スリーブ30は、合成樹脂材料等(例えば、NBR)で一体成形されて弾性変形が可能である。
スリーブ30は、少なくとも約0.3MPaの耐圧力を有し、圧力面部31は、ガス需用側のガス圧より約10kPaを超える高いガス供給側のガス圧を受けると、図2の二点鎖線で示すようにスリット21が開く方向に弾性変形してガス流通路13を連通してガス需用側へのガスの流れを許容し、ガス供給側のガス圧からガス需用側のガス圧を減算したときの差圧が約10kPa以下になると、スリット21に沿った位置に戻ってスリット21を閉じてガス流通路13を遮断するような弾性を有している。
圧力制御室11は、ガバナ本体10内に挿着されたスリーブ30の圧力面部31の周面とケーシング12の内面とで囲まれた領域であり、円環状をなしている。
ガバナ本体10のケーシング側連通路14及び連絡通路15には、これらの通路を連通する前述したパイロット管路60が取り付けられている。パイロット管路60を形成するブロック61は、ガバナ本体10の上部に締結手段を介して着脱可能に取り付けられている。つまり、パイロット管路60は、ブロック61を介してガバナ本体10に着脱可能である。
このように構成された逆流防止装置1は、図5(a)(概略構成図)に示すように、ガス供給側のガス圧P1がガス需用側のそれP2よりも高く、且つこれらの差圧が約10kPaを超えると、スリーブ30の圧力面部31の内側に作用するガス圧がパイロット管路60を介して圧力面部31の外側に作用するガス圧よりも約10kPaを超える圧力となり、圧力面部31は弾性変形してスリットが開いてガバナ本体10のガス流通路13が連通状態になり、ガス供給側のガスがガバナ本体10内を流れての下流側のガス管路82に流れる。
一方、図5(b)(概略構成図)に示すように、ガス供給側のガス圧P1からガス需用側のガス圧P2を減算したときの差圧が約10kPa以下であると、パイロット管路60から圧力面部31の表側に作用する圧力によって、圧力面部31がスリットに沿った位置に戻されて、スリットが閉じてガス流通路13が遮断される。つまり、ガス供給側のガス圧P1がガス需用側のガス圧P2より高くその差圧が0より大きく且つ約10kPa以下である場合や、ガス需用側のガス圧P2がガス供給側のガス圧P1と同一又は高い場合に、圧力面部31はガス流通路13を遮断する。
このため、上流側のガス管路81を流れるガスの最高使用圧力を中圧B(0.1〜0.3MPa未満)の範囲内で使用すれば、スリーブ30に作用するガス圧はスリーブ30の耐圧範囲内となり、スリーブ30の圧力面部31は低差圧(約10kPa)で弾性変形するので、圧力面部31はガス管路81,82内を流れるガスの流量変化に精度良く応答してスリット21を開閉することができる。このため、本発明の逆流防止装置1は、ガスの最高使用圧力を中圧Bの範囲内で使用することができる。
なお、ガス需用側のガス圧P2がガス供給側のガス圧P1よりかなり大きい場合には、スリーブ30の圧力面部31にさらに大きな力が作用して、圧力面部31がスリット21内に押し込まれて圧力面部31が損傷する虞が生じる。そこで、図6(側面図)及び図7(a)(概略構成図)に示すように、この大きな圧力が圧力面部31に作用しないようにするため、ガバナ本体10をバイパスして上流側のガス管路81に連通するバイパス連通管路65をパイロット管路60に接続し、このバイパス連通管路65に、パイロット管路60から上流側のガス管路81側へのガス流通を許容するとともに上流側のガス管路81からパイロット管路60側へのガス流通を規制する逆止弁67を設けてもよい。
逆止弁67は、この両端部に雄ねじ部(図示省略)を備え、この雄ねじ部の一方をバイパス連通管路65に設けられたナット65aに螺合し、雄ねじ部の他方をブロック61に設けられナット65aに螺合することで、逆止弁67をバイパス連通管路65に着脱可能に取り付けることができるようになっている。このため、使用環境に合わせて逆止弁67の作動圧力を調整してバイパス連通管路65に取り付けることができ、スリーブ30の損傷を確実に防止してスリーブ30の寿命低下を未然に防止することができる。
このように逆止弁67をバイパス連通管路65に設けると、上流側のガス管路81内のガス圧P1が下流側のガス管路82内のガス圧P2よりも大きい場合には、上流側のガス管路81内のガスはガバナ本体10内を通って下流側のガス管路82に流れる。一方、図7(b)(概略構成図)に示すように、上流側のガス管路81で工事等によって減圧操作等が行われた場合、上流側のガス圧P1が下流側のそれP2より著しく小さくなると、パイロット管路60を上流側に流れるガスはバイパス連通管路65を通って上流側のガス管路81に流れる。このため、スリーブ30の圧力面部31に高いガス圧が作用する事態が防止されて、圧力面部31の損傷を未然に防止することができる。この方法によれば、ガス管路81,82,84内を流れるガスの最高使用圧力を中圧A(0.3〜1MPa未満)にしても、この最高使用圧力によってスリーブ30の圧力面部31がスリットに押し付けられることがないので、圧力面部31(スリーブ30)が損傷する虞は無い。このため、本発明の逆流防止装置1は、中圧A(0.3〜1MPa未満)の最高使用圧力であっても使用することができ、ガス管路81,82,84を流れるガスのガス圧の許容範囲を拡大することができる。
本発明の一実施の形態に係わる積算流量計の逆流防止装置を装着したガス配管の側面図を示す。 逆流防止装置の縦断面図を示す。 ガバナ本体に挿着されるクロージャの斜視図を示す。 ガバナ本体に挿着されるスリーブの斜視図を示す。 逆流防止装置の概略構成図を示す。 本発明の他の実施の形態に係わる積算流量計の逆流防止装置を装着したガス配管の側面図を示す。 他の実施の形態に係わる逆流防止装置の概略構成図を示す。 従来の積算流量計の逆流防止装置の概略構成図を示す。
符号の説明
1 積算流量計の逆流防止装置
10 ガバナ本体
11 圧力制御室
12 ケーシング
13 ガス流通路
20 クロージャ
21 スリット
30 スリーブ
31 圧力面部
32 取付部
60 パイロット管路
65 バイパス連通管路
67 逆止弁
80 ガス配管
89 ルーツメータ(積算流量計)

Claims (4)

  1. ガス供給側とガス需用側とを繋ぐガス管路の中途部に設けられてガス流量を積算指示する積算流量計に流れるガスの逆流を規制する積算流量計の逆流防止装置であって、
    前記積算流量計より上流側又は下流側のガス管路にガバナ本体を設け、
    前記ガバナ本体より下流側のガス管路と該ガバナ本体の圧力制御室とを絞りのないパイロット管路で繋ぎ、
    前記ガバナ本体は、両端部が開口するガス流通路を有するケーシングと、該ガス流通路の途中に設けられてガス流通用のスリットを有するクロージャと、該クロージャの外周に配設されて前記スリットを開閉して前記ガス流通路を連通し及び遮断するスリーブと、該スリーブの外側に形成されて前記パイロット管路から流れるガスを受容する前記圧力制御室とを有し、
    前記スリーブは、前記スリットに沿って延びてガス圧を受ける圧力面部と、該圧力面部の外側端部に設けられて前記ガス流通路に取り付けられる取付部とを有して弾性変形可能であって少なくとも約0.3MPaの耐圧力を有し、
    前記圧力面部は、ガス需用側のガス圧より約10kPaを超える高いガス供給側のガス圧を受けると、前記スリットが開く方向に変形して前記ガス流通路を連通してガス需用側へのガスの流れを許容し、ガス供給側のガス圧からガス需用側のガス圧を減算したときの差圧が約10kPa以下であると、前記スリットに沿った位置に戻って前記スリットを閉じて前記ガス流通路を遮断してガス供給側へのガスの逆流を規制することを特徴とする積算流量計の逆流防止装置。
  2. 前記パイロット管路に、前記ガバナ本体をバイパスして前記上流側のガス管路に連通するバイパス連通管路を接続し、該バイパス連通管路に、前記パイロット管路から前記上流側のガス管路側へのガス流通を許容するとともに前記上流側のガス管路から前記パイロット管路側へのガス流通を規制する逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の積算流量計の逆流防止装置。
  3. 前記逆止弁は、前記バイパス連通管路に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の積算流量計の逆流防止装置。
  4. 前記パイロット管路は、前記ガバナ本体に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の積算流量計の逆流防止装置。
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