JP4837951B2 - データブロードキャスト受信器のパワーマネジメント - Google Patents

Description

説明する主題は、電子通信に関し、具体的には、データブロードキャスト（ｄａｔａ ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ）受信器のパワーマネジメントに関する。

用語「データブロードキャスト」（時々「ブロードキャスト」とも称する）は、一般に、複数（通常は多数）の受信器への同一コンテンツの広く行きわたる配布を指す。電子コンピューティングおよび通信技術、特に無線通信技術の進歩によって、モバイル受信器にサービスするのに、データブロードキャスト技術を無線通信市場で適用できるようになった。そのような技術の例に、デジタルオーディオブロードキャストまたはデジタルビデオブロードキャストが含まれる。コンテンツは、同一の通信チャネル（たとえば、同一のタイムスロットまたは周波数）を使用して、複数のクライアントに同時にブロードキャストされ、これによって、ネットワークリソースが効率的に使用される。受信器の台数にかかわらずに、サーバは、コンテンツの１つのコピーを送信するだけであり、したがって、サーバの容量に対する影響が最小限になる。

従来のデータブロードキャストシステムは、プッシュシステムであり、ブロードキャスト通信チャネルを介してプッシュされるコンテンツをユーザが指定することを許容しない。そうではなく、データブロードキャストシステムは、ブロードキャストされる複数の文書を事前に選択する。文書は、時々「カルーセル（ｃａｒｏｕｓｅｌ）」と称するキューに置かれ、その後、輪番制で順次ブロードキャストされる。

無線受信デバイスは、しばしば、たとえば電池など、たくわえられた有限の電源を使用して動作する。無線受信器は、かなりの電力を消費し、これが電源を使い果たす。改善されたパワーマネジメント技術は、データブロードキャスト受信器サービスが限られた電源をより効率的に使用することを可能にする。

本明細書で説明され、特許請求される実施例は、データブロードキャストのシステムおよび方法ならびにデータブロードキャスト受信デバイスのパワーマネジメント技術を提供する。

例示的実施例で、データブロードキャスト受信デバイスは、データブロードキャストサーバからブロードキャストスケジュールを受信し、そのブロードキャストスケジュールをデータブロードキャスト受信デバイス内のプロファイル情報と相関させて、データブロードキャスト受信デバイス内の受信器モジュールをアクティブ化するスケジュールを決定する。受信器は、スケジュールに従ってアクティブ化される。

例示的な実施例で、ブロードキャストスケジュールに、特定のブロードキャストスケジュールに関連するコンテンツを識別するコンテンツ識別子を含めることができる。データブロードキャストに、ブロードキャストのコンテンツを識別するメタデータを含めることができる。受信器は、コンテンツ識別子およびメタデータを使用して、ブロードキャストデータがブロードキャストのためにスケジューリングされたデータに対応するかどうかを判定することができ、対応がない場合にエラールーチンを実施することができる。

１つの例示的な実施例で、データブロードキャストを受信する方法を提供する。この方法には、クライアントコンピューティングデバイスで、ブロードキャストサーバデバイスからブロードキャストスケジュール情報を受信することと、前記ブロードキャストスケジュール情報を前記クライアントコンピューティングデバイスのプロファイル情報と相関させることと、前記プロファイル情報で指定されたデータを受信するために、前記ブロードキャストスケジュール情報で示された時刻に前記クライアントコンピューティングデバイス内の受信器モジュールを選択的にアクティブ化することとが含まれる。

もう１つの例示的な実施例で、ブロードキャスト受信デバイスでデータを受信する方法を提供する。この方法には、前記ブロードキャスト受信デバイスで、ブロードキャストサーバからブロードキャストスケジュールを受信することであって、前記ブロードキャストスケジュールは、時間スケジュールおよびコンテンツ識別子を含む、受信することと、前記ブロードキャストスケジュールから判定された時間スケジュールに従って、前記ブロードキャスト受信デバイス内の受信器を選択的にアクティブ化することと、前記ブロードキャストスケジュールで示された時刻にブロードキャストデータを受信することであって、前記ブロードキャストデータは、コンテンツ部分および前記コンテンツ部分を記述したメタデータ部分を含む、受信することと、前記ブロードキャストデータの前記メタデータ部分が前記ブロードキャストスケジュールの前記コンテンツ識別子と一致しない場合にエラールーチンを実施することとが含まれる。

データブロードキャスト受信器で電力を管理する方法、システム、およびコンピュータプログラム製品の例示的な実施例を、本明細書で説明する。ある実施例では、加入者プリファレンス情報が、ブロードキャストスケジュールに従って受信器を選択的にアクティブ化するのに使用される。ある実施例では、ブロードキャストコンテンツが加入者プロファイルのコンテンツに対応しない場合に、エラー管理ルーチンを呼び出すことができる。
例示的なオペレーティング環境
図１は、本明細書で説明する主題を実施できるデータブロードキャスト環境１００の例示的実施例を示す概略図である。図１に示された環境１００が、単に例示的な環境であって、特定の使用または機能に関する限定を示唆することを意図したものではないことは理解されよう。本明細書で説明する主題は、ラジオ網、テレビジョン網、衛星ネットワーク、ディジタルラジオシステム、ブロードキャストディスクシステム、パブリッシュ／サブスクライブシステム、インターネットベースのブロードキャストシステムなどを含むがこれらに限定されないさまざまなデータ配信環境で実施することができる。

図１を参照すると、環境１００には、少なくとも１つのヘッドエンド１１２が含まれ、このヘッドエンド１１２は、ブロードキャスト地域１１０全体にわたって、ヘッドエンド１１２から送信されるデータブロードキャストサービスに加入した１つまたは複数の受信器１１４へ、データをブロードキャストする。本明細書では、用語ブロードキャストおよびその派生語は、有線または無線の通信媒体を介する通信信号の変調、符号化、および／または送信のいずれかの形を含むものとして広義に解釈されなければならない。同様に、本明細書では、用語「加入（ｓｕｂｓｃｒｉｂｅ）」は、ヘッドエンド１１２からブロードキャストされるデータの受信、復調、および／または復号のいずれかの形を含むものとして広義に解釈されなければならない。

図１に示された実施例では、ブロードキャスト環境１００には、複数のブロードキャスト地域１１０、１２０、および１３０が含まれ、このブロードキャスト地域のそれぞれにヘッドエンド１１２、１２２、および１３２が含まれる。各ヘッドエンド１１２、１２２、および１３２が、その各々のブロードキャスト地域全体にデータをブロードキャストする。図１に、３つのブロードキャスト地域１１０、１２０、および１３０を定義する３つの別々のヘッドエンド１１２、１２２、および１３２が示されているが、地域の特定の個数が重要でなく、たとえば動作環境の地理的サイズ、送信電力の制約、ならびに各々のヘッドエンド１１２、１２２、１３２からブロードキャストされる信号の干渉および／または妨害（ｏｂｓｔｒｕｃｔｉｏｎｓ）などに応じて変更できることは理解されよう。また、ヘッドエンドとブロードキャスト地域の間に１対１対応がある必要がないことも理解されよう。

ヘッドエンド１１２、１２２、１３２には、さらに、データ信号をブロードキャストするのに必要なインフラストラクチャが含まれる。無線通信環境では、そのようなインフラストラクチャに、特定の周波数（１つまたは複数）での、または特定の複数周波数プロトコルに従う、ラジオ周波数（ＲＦ）信号の符号化、変調、および送信または送受信のための機器を含めることができる。そのような機器は、市販されており、当業者に既知である。特定の符号化方式、変調方式、および／または送信方式は、重要でない。

ブロードキャスト環境１００に、さらに、複数の受信器１１４、１２４、１３４が含まれ、これらの受信器は、たとえば、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末（ＰＤＡ）、携帯電話機、または類似物などの無線通信デバイスとして具現化することができる。１つの例示的実施例では、受信器１１４、１２４、１３４に、サーバが受信器１１４、１２４、１３４に関連する位置情報を判定できるようにするアップリンク通信システムが含まれる。この位置情報は、ユーザの位置を正確に定義する必要がない。１実施例で、位置情報は、単に、現在のヘッドエンド１１２、１２２、または１３２が所与の受信器にサービスを現在提供していることを示す。そのような実施例では、各受信器１１４、１２４、１３４に、システム内のすべての他の受信器からその受信器を一意に識別する識別子が含まれる。一意の識別子を、受信器１１４、１２４、１３４から各々のヘッドエンド１１２、１２２、１３２に送信し、たとえば制御チャネルまたはデータチャネルで、受信器にサービスを提供することができる。そのような送信は、伝統的な２方向無線通信システム（たとえば、ＧＳＭ／ＣＤＭＡ）を使用してクライアントのデバイスからデータベースに送信されるＳＭＳ通知または小さいＩＰメッセージを利用することができる。

例示的実施例では、各ヘッドエンド１１２、１２２、１３２に、ブロードキャスト環境１００内で一意の識別子が割り当てられる。ヘッドエンド１１２、１２２、１３２は、ネットワークアドレス、ステーション名、搬送波周波数、または他の独自の指定によって識別することができる。ヘッドエンド１１２、１２２、１３２から受信器１１４、１２４、１３４へのデータブロードキャストは、通信チャネルを介して行われる。例示的な実施例では、通信チャネルを、たとえばＴＤＭＡ、ＦＤＭＡ、ＣＤＭＡなどの従来のＲＦブロードキャスト技術に従って搬送波を変調することによって定義することができる。送信されるコンテンツに、たとえばテキスト、オーディオ、ビデオなどを含むさまざまな形のデータを含めることができ、たとえばタイミング信号、電力信号、位置信号などを含む制御信号も含めることができる。制御信号は、帯域内でまたは別の制御チャネルでブロードキャストすることができる。

ブロードキャスト環境１００には、さらに、１つまたは複数のヘッドエンド１１２、１２２、１３２のブロードキャスト動作を管理するブロードキャストセンタ１４０と、加入者プロファイル情報および他のネットワーク管理情報を管理する管理センタ１５０が含まれる。ブロードキャストセンタ１４０には、ブロードキャストマネージャ１４２およびブロードキャストデータストア１４４が含まれる。管理センタ１５０には、加入者プロファイルマネージャ１５２および加入者データプロファイル１５４が含まれる。おおまかに言って、ブロードキャストセンタ１４０は、管理センタ１５０と協力して、加入者情報、ネットワーク情報、およびオペレーティング環境１００の１つまたは複数の各々のヘッドエンド１１２、１２２、１３２からのデータブロードキャストを管理する。

１つの例示的な実施例では、ブロードキャストセンタ１４０および管理センタ１５０は、たとえばブロードキャスト環境１００に関連するサーバコンピュータなど、単一のコンピューティングデバイスに備わっていてよい。代替実施例では、ブロードキャスト管理および加入者プロファイル管理の責任を、異なる形でヘッドエンドと管理センタ１５０の間で分散することができ、あるいは、管理センタ１５０またはヘッドエンド１１２、１２２、１３２のいずれかに統合することができる。たとえば、環境１００には、単一の管理センタ１５０を含めることができるが、各ヘッドエンド１１２、１２２、１３２には、ブロードキャストセンタ１４０を含めることができる。

例示的な実施例では、各々のヘッドエンド１１２、１２２、１３２が、管理センタ１５０と協力して、特定の建物または会社または学校キャンパス程度の小さい地域から国全体または大陸程度の大きい地域までの範囲にまたがる地理的地域をカバーすることができるデータブロードキャストネットワークを実施する。おおまかに言って、ヘッドエンド１１２、１２２、１３２は、管理センタ１５０と協力して、加入者情報、ネットワーク情報、およびデータブロードキャストを管理する。

図２は、ブロードキャストセンタ１４０および管理センタ１５０を含むように適合された例示的なコンピュータシステム２００の概略図である。このコンピュータシステム２００には、スクリーン２０４を有するディスプレイ２０２、１つまたは複数のユーザ入力デバイス２０６、およびコンピュータ２０８が含まれる。ユーザ入力デバイス２０６には、キーボード２１０、他のデバイス２１２、およびマウス２１４など、コンピュータがデベロッパの入力を受け取れるようにするデバイスを含めることができる。他のデバイス２１２には、タッチスクリーン、音声によってアクティブ化される入力デバイス、トラックボール、およびシステム２００がデベロッパから入力を受け取れるようにする他のデバイスを含めることができる。コンピュータ２０８には、処理装置２１６およびランダムアクセスメモリおよび／または読出し専用メモリ２１８が含まれる。

メモリ２１８には、コンピュータ２０８の動作を管理するオペレーティングシステム２２０が含まれる。例示的な実施例で、プロファイルマネージャ２２２およびブロードキャストマネージャ２２４を含む、処理装置２１６で実行可能な１つまたは複数のアプリケーションプログラムが、メモリ２１８に常駐する。メモリ２１８には、さらに、ユーザプロファイルデータファイル２２８およびデータブロードキャストファイル２３０を含む１つまたは複数のデータファイルが含まれる。システム２００の動作を、下で詳細に説明する。

図３は、データブロードキャスト受信器内の例示的なパワーマネジメントモジュールを示す概略図である。データブロードキャスト受信器は、たとえば、ラップトップコンピュータ３０２、携帯情報端末（ＰＤＡ）３０４、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）３０６、またはタブレットＰＣ ３０８など、任意のコンピュータベース処理デバイスで具現化することができる。これらのデバイスのそれぞれに、処理装置３１６およびメモリ３１８が含まれる。

メモリ３１８に、デバイスの動作を管理するオペレーティングシステム３２０が含まれる。例示的実施例では、プロファイルマネージャ３２２およびパワーマネージャ３２４を含む、処理装置３１６で実行可能な１つまたは複数のアプリケーションプログラムが、メモリ３１８に常駐する。メモリ３１８には、さらに、ユーザプロファイルデータファイル３２８および受信スケジュールデータファイル３３０を含む１つまたは複数のデータファイルが含まれる。

図４は、加入者プロファイル情報の例示的なデータ構造を示す図である。例示的な実施例で、データブロードキャストシステムの加入者は、加入者アイデンティティを含み、加入者が興味を持つ情報の特定のカテゴリを指定する加入者プロファイルを維持する。この情報は、たとえばコンピュータ２０８のメモリ２１８に格納されたユーザプロファイルデータファイル２２８などの適当なメモリ位置に格納することができる。このファイルは、たとえばリレーショナルデータベースとして実施することができる。例示的な実施例では、加入者プロファイル情報を、たとえばユーザプロファイルデータファイル３２８など、データブロードキャスト受信器のメモリ３１８に格納することもできる。加入者プロファイル情報データ構造には、たとえば、電子メール、電子カレンダなど、他の特定の個人情報または他の特定の個人情報へのリンクを含めることができることは理解されよう。

図４を参照すると、加入者プロファイル情報データ構造に、加入者ＩＤデータフィールド４０２および興味のある情報の１つまたは複数のカテゴリが含まれる。図４に示された例示的なデータ構造では、興味のあるカテゴリに、スポーツ４１０、金融４２０、ビジネス４３０、およびエンターテイメント４４０が含まれる。各カテゴリに、加入者ＩＤ４０２によって識別される加入者が興味を持つ情報をさらに詳細に指定するサブカテゴリを含めることができる。図４に示された例示的な実施例では、スポーツカテゴリ４１０に、サッカーサブカテゴリ４１２および野球サブカテゴリ４１４が含まれる。金融カテゴリ４２０には、株式市況サブカテゴリ４２２および住宅ローン金利サブカテゴリ４２４が含まれる。ビジネスカテゴリ４３０には、週間最新情報サブカテゴリ４３２が含まれ、エンターテイメントカテゴリには、ニューヒットサブカテゴリ４４２および堕ちたスター（ｆａｌｌｅｎ ｓｔａｒｓ）サブカテゴリ４４４が含まれる。図４に示されたデータ構造を拡張して、加入者が興味を持つ情報をさらに詳細に示すサブカテゴリの追加レイヤを含めることができることは理解されよう。一例として、サッカーサブカテゴリ４１２を拡張して、１つまたは複数の特定のチームに関する情報を含めることができ、株式市況サブカテゴリ４２２を拡張して、１つまたは複数の特定の株に関する情報を含めることができる。

図５は、データブロードキャストシステム１００のデータブロードキャストスケジュール５００を表すデータ構造を示す図である。データブロードキャストスケジュール５００は、ブロードキャストデータストア１４４に、たとえばコンピュータ２０８のメモリ２１８に格納されたブロードキャストデータファイル２３０の１つとして格納することができる。例示的な実施例で、データブロードキャストスケジュール５００を、表フォーマットで、ブロードキャストに関する一連の文書５１０として表すことができ、この文書５１０のそれぞれは、その文書の内容を記述するコンテンツ識別子５２０によって識別される。ブロードキャストスケジュール５００には、さらに、文書がブロードキャストされる周期を定義する、文書に関連するブロードキャスト周期５３０が含まれる。ブロードキャストスケジュールには、さらに、各文書の開始時刻５４０および停止時刻５５０が含まれる。一例として、図５に示されたブロードキャストスケジュールは、このブロードキャストスケジュール中の文書番号１が、サッカー情報を含み、０６：００：００に始まり０６：０５：００に終わる６０分毎にブロードキャストされることを反映したものである。

例示的な実施例では、データブロードキャストマネージャ２２４が、データブロードキャストスケジュール５００を維持する。データブロードキャストマネージャ２２４に、ユーザが文書をデータブロードキャストスケジュール５００に追加するかこれから削除し、かつ／または文書がブロードキャストされる周期を変更することを可能にするユーザインターフェースを含めることができる。ブロードキャスト継続時間は、ブロードキャストされるデータの量と、データブロードキャストシステム１００で使用可能な帯域幅との関数である。スケジューリングされたブロードキャストが完了した時に、ブロードキャストマネージャ２２４は、文書の次のブロードキャストを反映するように開始時刻５４０および停止時刻５５０を更新することができる。

データブロードキャストファイル２３０に、ブロードキャストされるコンテンツを含めることもできる。一例として、サッカー文書には、サッカーチームに関するスコアおよび他の情報を含めることができ、株式市況文書に、特定の株に関する現在の市況を含めることができる。この情報は、データブロードキャストマネージャ２２４によって、またはコンピュータ２０８の処理装置２１６で実行される別のアプリケーションプログラムによって周期的に更新することができる。文書のスケジューリングされたブロードキャスト時刻に達した時に、ブロードキャストマネージャは、データブロードキャストファイル２３０から文書を取り出し、システム１００の１つまたは複数のヘッドエンド１１２、１２２、１３２を介してその文書をブロードキャストする。これに関して、ブロードキャストスケジュールが各ブロードキャスト地域１１０、１２０、１２２で異なるように、ブロードキャストスケジュールを各ヘッドエンド１１２、１２２、１３２に固有のものとすることができることは理解されよう。

例示的な動作
例示的な実施例で、ユーザプロファイル４００およびブロードキャストスケジュール５００は、加入者が関心を持つ情報が各々のブロードキャスト地域１１０、１２０、１３０のヘッドエンド１１２、１２２、１３２によってブロードキャストされている時に受信器がアクティブ化されるように受信デバイスの受信器（または送受信器）のパワーマネジメントスケジュールを構成するのに使用される。１つの例示的な実施例で、ブロードキャストスケジュール５００が、たとえば制御チャネルで、周期的にブロードキャストされ、パワーマネジメントスケジュールが、受信器デバイスのパワーマネージャモジュール３２４によって構成される。もう１つの実施例では、パワーマネジメントスケジュールを、プロファイルマネージャ２２２またはコンピュータ２０８のメモリモジュール２１８内の別のアプリケーションによって構成し、加入者ＩＤを識別する識別子と共にシステム１００を介してブロードキャストすることができる。パワーマネジメントスケジュールは、ブロードキャストのために符号化または暗号化し、受信装置で復号することができる。

図６は、受信器用のパワーマネジメントスケジュールを構成する例示的方法での動作を示す流れ図である。動作６１０で、関心のあるカテゴリを、加入者のプロファイルから取り出し、動作６１５で、ブロードキャストスケジュール５００から対応するレコードを検索する。動作６２０で、対応するレコードが見つかった場合に、関心のある情報の開始時刻および終了時刻を記録する（動作６２５）。次に、制御が動作６３０に戻され、加入者プロファイルにまだカテゴリがある場合に、制御が動作６１０に渡され、加入者プロファイルの次のレコードが処理される。対照的に、加入者プロファイルにもうレコードがない場合には、制御を呼出し側ルーチンに返す。

図６の動作によって、加入者の受信デバイス３０２、３０４、３０６、３０８の受信器のパワーマネジメントスケジュールが構成される。図７は、受信器用の例示的なパワーマネジメントスケジュール７００を示す図である。パワーマネジメントスケジュールは、関心のあるコンテンツの複数のエントリ７２０と、各エントリに関連する開始時刻７４０および終了時刻７５０を含むデータ構造として具現化することができる。任意選択として、パワーマネジメントスケジュールに、コンテンツエントリ７２０ごとにブロードキャストの周期７３０を含めることができる。例示的実施例で、パワーマネジメントスケジュール７００を、受信デバイスのメモリ３１８内の受信スケジュールデータファイル３３０に格納することができる。パワーマネジメントスケジュールの特定の構成は、クリティカルでない。

動作中に、パワーマネージャ３２４は、パワーマネジメントスケジュール７００を使用して、パワーマネジメントスケジュール７００で示された開始時刻にデータブロードキャスト受信デバイス３０２、３０４、３０６、３０８の受信器を選択的にアクティブ化し、パワーマネジメントスケジュール７００で示された停止時刻にその受信器を非アクティブ化する。図８は、データブロードキャスト受信器の電力消費を管理する例示的プロセスでの動作を示す流れ図である。

図８を参照すると、動作８１０で、パワーマネージャ３２４が、受信したデバイスのメモリ３１８内の受信スケジュールデータファイル３３０からパワーマネジメントスケジュール７００を取り出す。動作８１５〜８２０で、パワーマネージャ３２４が、パワーマネジメントスケジュール７００の検索を開始して、開始時刻が現在時刻（すなわち、現在のシステム時刻）であるレコードがパワーマネジメントスケジュール７００に存在するかどうかを判定する。そのようなレコードが存在しない場合に、パワーマネージャ３２４は、開始時刻が現在時刻であるレコードに関するパワーマネジメントスケジュール７００の監視を継続する。

対照的に、開始時刻が現在時刻であるレコードが存在する（または、開始時刻から現在時刻を引いたものが「ウォームアップ」閾値未満である）場合に、制御は、動作８２５に渡され、受信器をアクティブ化して、受信デバイスが、その受信デバイスが位置するブロードキャスト地域１１０、１２０、１３０にサービスしている特定のヘッドエンド１１２、１２２、１３２によってブロードキャストされるコンテンツを受信できるようにする。

受信器がアクティブ化された時に、制御が、動作８３０に渡され、パワーマネージャ３２４が、受信されたコンテンツが正しいかどうかすなわち、そのコンテンツがブロードキャストスケジュールで示されたコンテンツと一致しているかどうかを判定する。例示的な実施例で、ブロードキャストシステムは、コンテンツと共にコンテンツ識別子をブロードキャストする。コンテンツ識別子は、帯域内でまたは別々の通信チャネルで帯域外で、ブロードキャストすることができる。コンテンツ識別子は、送信されるコンテンツを識別するキーワードまたはコードとして具現化することができる。このキーワードまたはコードは、ブロードキャストスケジュール５００と共にブロードキャストし、パワーマネジメントスケジュール７００に格納することもできる。受信されたコンテンツ識別子を、パワーマネジメントスケジュールに格納されたコードまたはキーワードと比較することができる。受信されたコンテンツ識別子とパワーマネジメントスケジュール内のキーワードまたはコードの間に対応がある場合に、そのコンテンツが正しいと推定することができ、ダウンロードが継続される。

対照的に、受信されたコンテンツ識別子とパワーマネジメントテーブル内のキーワードまたはコードとの間に対応がない場合に、制御が動作８３５に渡され、エラールーチンが呼び出される。例示的実施例では、エラールーチンは、処理装置３１６によって処理される時に、受信されたコンテンツが期待されたものでないことの表示（ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ）を作成する信号を生成することを含むことができる。任意選択として、エラールーチンが、受信器を非アクティブ化することができる。エラールーチンが呼び出された後に、制御は、動作８１５〜８２０に戻され、パワーマネージャが、現在時刻に開始されるようにスケジューリングされた別のブロードキャストについてパワーマネジメントスケジュールを監視する。

動作８３０で、コンテンツが正しい場合に、制御は、動作８４０〜８４５に渡され、受信器は、現在のシステム時刻がその特定のブロードキャストに関してパワーマネジメントテーブルで指定された停止時刻に達するまで、ブロードキャストされているコンテンツをダウンロードする。その後、受信器を非アクティブ化し（動作８５０）、制御を動作８１５〜８２０に戻し、パワーマネージャが、次のスケジューリングされたブロードキャストについてブロードキャストスケジュールを監視する。

例示的なコンピューティングデバイス
本明細書で説明するさまざまなコンポーネントおよび機能は、複数の個々のコンピュータを用いて実施される。図９に、符号９００によって参照される、そのようなコンピュータの典型的な例のコンポーネントを示す。図９に示されたコンポーネントは、例にすぎず、本発明の機能の範囲に関するいかなる限定を示唆することを意図するものではなく、本発明は、必ずしも図９に示された特徴に依存しない。

一般に、さまざまな異なる汎用のまたは専用のコンピューティングシステム構成を使用することができる。本発明と共に使用することができる適切な周知のコンピューティングシステム、コンピューティング環境、および／またはコンピューティング構成の例には、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、ラップトップデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、セットトップボックス、プログラム可能な家庭用電化製品、ネットワークＰＣ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、上記のシステムまたはデバイスのいずれかを含む分散コンピューティング環境などが含まれるが、これらに限定はされない。

コンピュータの機能は、多くの場合に、コンピュータによって実行される、プログラムモジュールなどのコンピュータ実行可能命令によって具現化される。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行するか特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などが含まれる。タスクを、通信ネットワークを介してリンクされたリモート処理デバイスによって実行することもできる。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールを、ローカルとリモートの両方のコンピュータ記憶媒体に置くことができる。

命令および／またはプログラムモジュールは、異なる時に、コンピュータの一部であるかコンピュータによって読み取ることができるさまざまなコンピュータ可読媒体に格納される。プログラムは、通常、たとえばフロッピディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ、または変調された信号などのある形の通信媒体で配布される。そこから、プログラムが、コンピュータの補助記憶装置にインストールまたはロードされる。実行時に、プログラムは、少なくとも部分的に、コンピュータの主記憶装置にロードされる。本明細書に記載の発明には、マイクロプロセッサまたは他のデータプロセッサと共に上で説明したステップを実施する命令プログラムおよび／またはモジュールを含む時の、上記および他のさまざまなタイプのコンピュータ可読媒体が含まれる。本発明には、上で説明した方法および技術に従ってプログラムされる時の、コンピュータ自体も含まれる。

例示のために、オペレーティングシステムなどのプログラムおよび他の実行可能プログラムコンポーネントを、本明細書では別個のブロックとして示すが、そのようなプログラムおよびコンポーネントが、さまざまな時にコンピュータのさまざまなストレージコンポーネントに存在し、コンピュータのデータプロセッサによって実行されることを諒解されたい。

図９を参照すると、コンピュータ９００のコンポーネントには、処理装置９０４、システムメモリ９０６、およびシステムメモリを含むさまざまなシステムコンポーネントを処理装置９０４に結合するシステムバス９０８を含めることができるが、これらに限定はされない。システムバス９０８は、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、およびさまざまなバスアーキテクチャのいずれかを使用するローカルバスを含む複数のタイプのバス構造のいずれかとすることができる。限定ではなく例として、そのようなアーキテクチャには、Ｉｎｄｕｓｔｒｙ Ｓｔａｎｄａｒｄ Ａｒｃｈｉｔｅｃｔｕｒｅ（ＩＳＡ）バス、マイクロチャネルアーキテクチャ（ＭＣＡ）バス、Ｅｎｈａｎｃｅｄ ＩＳＡ（ＥＩＳＡＡ）バス、Ｖｉｄｅｏ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ Ｓｔａｎｄａｒｄｓ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ（ＶＥＳＡ）ローカルバス、およびメザニンバスとも称するＰｅｒｉｐｈｅｒａｌ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｉｎｔｅｒｃｏｎｎｅｃｔ（ＰＣＩ）バスが含まれる。

コンピュータ９００には、通常、さまざまなコンピュータ可読媒体が含まれる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ９００によってアクセスすることができるすべての使用可能な媒体とすることができ、揮発性媒体および不揮発性媒体、リムーバブル媒体および非リムーバブル媒体の両方を含めることができる。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体に、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含めることができる。「コンピュータ記憶媒体」には、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報の記憶のための方法または技術で実施された、揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブルの媒体が含まれる。コンピュータ記憶媒体には、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリ、および他のメモリ技術、ＣＤ−ＲＯＭ、ディジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）、または他の光学ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、あるいは所望の情報を格納するのに使用でき、コンピュー９００によってアクセスできる他のすべての媒体が含まれるが、これに限定はされない。通信媒体は、通常、搬送波または他のトランスポート機構などの変調されたデータ信号中にコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータが具現化されるものであり、任意の情報伝達媒体が含まれる。用語「変調されたデータ信号」は、信号内で情報を符号化する形でその特性の１つまたは複数を設定または変更された信号を意味する。限定ではなく例として、通信媒体には、有線ネットワークまたは直接配線接続などの有線媒体と、音響、ＲＦ、赤外線、および他の無線媒体などの無線媒体が含まれる。上記のいずれかの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれなければならない。

システムメモリ９０６には、読出し専用メモリ（ＲＯＭ）９１０およびランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）９１２などの揮発性メモリおよび／または不揮発性メモリの形のコンピュータ記憶媒体が含まれる。起動中などにコンピュータ９００内の要素の間での情報の転送を助ける基本ルーチンを含む基本入出力システム９１４（ＢＩＯＳ）は、通常、ＲＯＭ ９１０に格納される。ＲＡＭ ９１２には、通常は、処理装置９０４から即時にアクセス可能、かつ／または処理装置９０４によって現在操作中のデータおよび／またはプログラムモジュールが含まれる。限定ではなく例として、図９に、オペレーティングシステム９１６、アプリケーションプログラム９１８、他のプログラムモジュール９２０、およびプログラムデータ９２２を示す。

コンピュータ９００には、他のリムーバブル／非リムーバブル、揮発性／不揮発性のコンピュータ記憶媒体も含めることができる。例としてのみ、図９に、非リムーバブル不揮発性磁気メディアから読み取るかこれに書き込むハードディスクドライブ９２４、リムーバブル不揮発性磁気ディスク９２８から読み取るかこれに書き込む磁気ディスクドライブ９２６、ＣＤ−ＲＯＭまたは他の光メディアなどのリムーバブル不揮発性光ディスク９３２から読み取るかこれに書き込む光ディスクドライブ９３０を示す。例示的なオペレーティング環境で使用できる他のリムーバブル／非リムーバブル、揮発性／不揮発性のコンピュータ記憶媒体には、磁気テープカセット、フラッシュメモリカード、ディジタル多用途ディスク、ディジタルビデオテープ、ソリッドステートＲＡＭ、ソリッドステートＲＯＭなどが含まれるが、これに限定はされない。ハードディスクドライブ９２４は、通常は、データ媒体インターフェース９３４などの非リムーバブルメモリインターフェースを介してシステムバス９０８に接続され、磁気ディスクドライブ９２６および光ディスクドライブ９３０は、通常、リムーバブルメモリインターフェースによってシステムバス９０８に接続される。

上で説明し、図９に示したドライブおよびそれに関連するコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ９００のコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、および他のデータの記憶を提供する。図９では、たとえば、ハードディスクドライブ９２４が、オペレーティングシステム９１６’、アプリケーションプログラム９１８’、他のプログラムモジュール９２０’、およびプログラムデータ９２２’を格納するものとして図示されている。これらのコンポーネントを、オペレーティングシステム９１６、アプリケーションプログラム９１８、他のプログラムモジュール９２０、およびプログラムデータ９２２と同一のものまたは異なるもののいずれかとすることができることに留意されたい。オペレーティングシステム９１６、アプリケーションプログラム９１８、他のプログラムモジュール９２０、およびプログラムデータ９２２は、最低限でもそれらが異なるコピーであることを示すために、異なる符号を与えられている。ユーザは、キーボード９３６、マウス、トラックボール、またはタッチパッドなどの入力デバイスを介してコンピュータ９００にコマンドおよび情報を入力することができる。他の入力デバイス（図示せず）には、マイクロホン、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星パラボラアンテナ、スキャナなどを含めることができる。上記および他の入力デバイスは、しばしば、システムバスに結合された入出力（Ｉ／Ｏ）インターフェース９４２を介して処理装置９０４に接続されるが、パラレルポート、ゲームポート、またはｕｎｉｖｅｒｓａｌ ｓｅｒｉａｌ ｂｕｓ（ＵＳＢ）などの他のインターフェースおよびバス構造によって接続することもできる。モニタ９４４または他のタイプのディスプレイデバイスも、ビデオアダプタ９４６などのインターフェースを介してシステムバス９０８に接続される。モニタ９４４のほかに、コンピュータに、Ｉ／Ｏインターフェース９４２を介して接続できる他の周辺出力デバイス（たとえばスピーカ）および１つまたは複数のプリンタも含めることができる。

コンピュータは、リモートコンピューティングデバイス９５０などの１つまたは複数のリモートコンピュータへの論理接続を使用してネットワーク化された環境で動作することができる。リモートコンピューティングデバイス９５０は、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークＰＣ、ピアデバイス、または他の一般的なネットワークノードとすることができ、通常は、コンピュータ９００に関して上で説明した要素の多くまたはすべてが含まれる。図９に示された論理接続に、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）９５２および広域ネットワーク（ＷＡＮ）９５４が含まれる。図９に示されたＷＡＮ ９５４は、インターネットであるが、ＷＡＮ ９５４に、他のネットワークも含めることもできる。そのようなネットワーキング環境は、オフィス、会社全体のコンピュータネットワーク、イントラネットなどで一般的ものである。

ＬＡＮネットワーキング環境で使用される時に、コンピュータ９００は、ネットワークインターフェースまたはネットワークアダプタ９５６を介してＬＡＮ ９５２に接続される。ＷＡＮネットワーキング環境で使用される時、コンピュータ９００には、通常、インターネット９５４を介する通信を確立するモデム９５８または他の手段が含まれる。モデム９５８は、内蔵または外付けとすることができるが、Ｉ／Ｏインターフェース９４２または他の適当な機構を介してシステムバス９０８に接続することができる。ネットワーク化された環境では、コンピュータ９００に関して図示されたプログラムモジュールまたはその一部を、リモートコンピューティングデバイス９５０に格納することができる。限定ではなく一例として、図９に、リモートコンピューティングデバイス９５０に常駐するものとしてリモートアプリケーションプログラム９６０を示す。図示のネットワーク接続が例示的であり、コンピュータの間の通信リンクを確立する他の手段を使用できることは理解されよう。

結論
説明した配置および手順を、構造的特徴および／または方法論的動作に固有の言葉で説明したが、添付の特許請求の範囲で規定される主題は、前述の特定の特徴または動作に必ずしも限定されないことを理解されたい。むしろ、特定の特徴および動作は、特許請求される主題を実施する好ましい形態として開示したものである。

データブロードキャストネットワークの例示的実施例を示す概略図である。 例示的なデータブロードキャストシステムのデータブロードキャストを示す概略図である。 データブロードキャスト受信器内の例示的なパワーマネジメントモジュールを示す概略図である。 加入者プロファイル情報の例示的データ構造を示す図である。 データブロードキャストカルーセルを表すデータ構造を示す図である。 パワーマネジメントスケジュールを構成する例示的プロセスでの動作を示す流れ図である。 受信器用のパワーマネジメントルーチンの例示的なデータ構造を示す図である。 データブロードキャスト受信器の電力消費を管理する例示的プロセスでの動作を示す流れ図である。 例示的なコンピューティングデバイスを示す概略図である。

符号の説明

１４０ ブロードキャストセンタ
１４２ ブロードキャストマネージャ
１４４ ブロードキャストデータストア
１５０ 管理センタ
１５２ 加入者プロファイルマネージャ
１５４ プロファイルデータストア
２１０ キーボード
２１２ 他のデバイス
２１４ マウス
２１６ 処理装置
２１８ メモリ
２２０ オペレーティングシステム
２２２ プロファイルマネージャ
２２４ データブロードキャストマネージャ
２２８ ユーザプロファイルデータファイル
２３０ データブロードキャストファイル
３１６ 処理装置
３１８ メモリ
３２０ オペレーティングシステム
３２２ プロファイルマネージャ
３２４ パワーマネージャ
３２８ ユーザプロファイルデータファイル
３３０ 受信スケジュールデータファイル
９０４ 処理装置
９０６ システムメモリ
９０８ システムバス
９１０ ＲＯＭ
９１２ ＲＡＭ
９１４ ＢＩＯＳ
９１６ オペレーティングシステム
９１８ アプリケーションプログラム
９２０ ソフトウェアコンポーネント
９２２ プログラムデータ
９３４ データ媒体インターフェース
９３６ キーボード
９４２ Ｉ／Ｏインターフェース ９４４ モニタ
９４６ ビデオアダプタ
９５０ リモートデバイス
９５２ ＬＡＮ
９５４ インターネット
９５６ ネットワークアダプタ
９５８ モデム
９６０ リモートソフトウェアコンポーネント
９１６’ オペレーティングシステム
９１８’ アプリケーションプログラム
９２０’ ソフトウェアコンポーネント
９２２’ プログラムデータ

Claims (10)

1. 無線通信デバイスで、ユーザの興味のあるカテゴリを反映したプロファイル情報を格納することと、
   前記無線通信デバイスで、ブロードキャストサーバデバイスから、関連する識別子と関連するブロードキャスト開始時刻と関連するブロードキャスト停止時刻を有する複数のデータファイルに関連したブロードキャストスケジュール情報を受信することと、
   前記プロファイル情報に基づいてユーザが興味のあるカテゴリを求めて前記ブロードキャストスケジュール情報を探して、少なくとも１つの興味のあるカテゴリにマッチする少なくとも１つ以上のデータファイルを選択することと、
   前記選択された１つ又はそれ以上のデータファイルについての、識別子と、ブロードキャスト開始時刻と、ブロードキャスト停止時刻とをパワーマネジメントスケジュール内に格納することと、
   前記無線通信デバイスのバッテリリソースを節約することであって、
   興味のあるカテゴリの少なくとも１つに対応する選択されたデータファイルの１つのコンテンツを受信するために前記パワーマネジメントスケジュール内に示されたブロードキャスト開始時刻に前記無線通信デバイスの受信モジュールをアクティブ化することと、
   コンテンツ部分および該コンテンツ部分を識別するコンテンツ識別子を含むブロードキャストデータを受信することと、
   前記選択されたデータファイルについて格納された識別子をブロードキャストデータ内の前記コンテンツ識別子と比較することと、
   前記選択されたデータファイルについて格納された識別子がブロードキャストデータ内のコンテンツ識別子と対応がない場合に、前記選択されたデータファイルについてのブロードキャスト停止時刻より前に受信モジュールを非アクティブ化することとを含む、節約することとを
   を備えることを特徴とする方法。
2. 前記無線通信デバイスで、ブロードキャストサーバデバイスからブロードキャストスケジュール情報を受信することは、前記ブロードキャストサーバデバイスと前記無線通信デバイスとの間の制御チャネルを監視することを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記無線通信デバイスで、ブロードキャストサーバデバイスからブロードキャストスケジュール情報を受信することは、
   前記無線通信デバイス内の受信器モジュールを周期的にアクティブ化することと、
   制御チャネルを介してブロードキャストスケジュール情報を受信することと、
   前記受信器モジュールを非アクティブ化することと
   を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記受信されたブロードキャストスケジュール情報をデータストアに格納することと、
   を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記選択されたデータファイルについて格納された識別子がブロードキャストデータ内のコンテンツ識別子と対応がない場合に、エラールーチンを実施することをさらに備えることを特徴とする請求項４に記載の方法。
6. 前記ブロードキャストスケジュール情報は周期的にブロードキャストされ、該周期に基づいてブロードキャストされる時刻を算出することを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 無線通信デバイスであって
   受信器と、
   プロセッサと、
   動作可能なように前記プロセッサに接続される、論理命令を含むメモリモジュールと
   を含み、前記論理命令は、前記プロセッサによる実行時に、
   ユーザの興味のあるカテゴリを反映したプロファイル情報を前記メモリモジュールに格納することと、
   ブロードキャストサーバデバイスから、関連する識別子と関連するブロードキャスト開始時刻と関連するブロードキャスト停止時刻を有する複数のデータファイルに関連したブロードキャストスケジュール情報を前記受信器で受信することと、
   興味のあるカテゴリを求めて前記ブロードキャストスケジュール情報を探して、少なくとも１つの興味のあるカテゴリにマッチする少なくとも１つ以上のデータファイルを選択することと、
   前記選択された１つ又はそれ以上のデータファイルについての、識別子と、ブロードキャスト開始時刻と、ブロードキャスト停止時刻とを前記メモリモジュール内に格納されたパワーマネジメントスケジュール内に格納することと、
   前記無線通信デバイスのバッテリリソースを節約することであって、
   興味のあるカテゴリの少なくとも１つに対応する選択されたデータファイルの１つのコンテンツを受信するために前記パワーマネジメントスケジュール内に示されたブロードキャスト開始時刻に前記無線通信デバイスの前記受信器をアクティブ化することと、
   コンテンツ部分および該コンテンツ部分を識別するコンテンツ識別子を含むブロードキャストデータを前記受信器で受信することと、
   前記選択されたデータファイルについて格納された識別子をブロードキャストデータ内の前記コンテンツ識別子と比較することと、
   前記選択されたデータファイルについて格納された識別子がブロードキャストデータ内のコンテンツ識別子と対応がない場合に、前記選択されたデータファイルについてのブロードキャスト停止時刻より前に前記受信器を非アクティブ化することとを含む、節約する
   ことを特徴とする無線通信デバイス。
8. 前記１又は２以上のブロードキャストは少なくとも２つのブロードキャストを含むことを特徴とする請求項７に記載の無線通信デバイス。
9. 前記選択されたデータファイルについて格納された識別子がブロードキャストデータ内のコンテンツ識別子と対応がない場合に、エラールーチンを実施する論理命令をさらに含むことを特徴とする請求項７または８に記載の無線通信デバイス。
10. コンピュータに、請求項１から６に記載の方法の各手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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