JP4834732B2 - エントロピコーディングの性能向上方法および装置、前記方法を利用したビデオコーディング方法および装置 - Google Patents

エントロピコーディングの性能向上方法および装置、前記方法を利用したビデオコーディング方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4834732B2
JP4834732B2 JP2008528956A JP2008528956A JP4834732B2 JP 4834732 B2 JP4834732 B2 JP 4834732B2 JP 2008528956 A JP2008528956 A JP 2008528956A JP 2008528956 A JP2008528956 A JP 2008528956A JP 4834732 B2 JP4834732 B2 JP 4834732B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coefficients
coefficient
block
entropy
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008528956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009506708A (ja
Inventor
リー,ベ−グン
ハン,ウ−ジン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Priority claimed from PCT/KR2006/003492 external-priority patent/WO2007029945A1/en
Publication of JP2009506708A publication Critical patent/JP2009506708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4834732B2 publication Critical patent/JP4834732B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/30Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using hierarchical techniques, e.g. scalability
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/30Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using hierarchical techniques, e.g. scalability
    • H04N19/34Scalability techniques involving progressive bit-plane based encoding of the enhancement layer, e.g. fine granular scalability [FGS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/13Adaptive entropy coding, e.g. adaptive variable length coding [AVLC] or context adaptive binary arithmetic coding [CABAC]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/146Data rate or code amount at the encoder output
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/187Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being a scalable video layer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

本発明はビデオ圧縮技術に関するものであって、より詳細には多階層基盤のコーデックにおいて、エントロピコーディングの性能を改善する方法および装置に関するものである。
インターネットを含む情報通信技術が発達するにともない文字、音声だけでなく画像通信が増加している。既存の文字中心の通信方式では消費者の多様な欲求を充足させるには足りず、これに伴い文字、映像、音楽など多様な形態の特性を受容できるマルチメディアサービスが増加している。マルチメディアデータはその量が膨大であり、大容量の保存媒体を必要とし伝送時に広い帯域幅を必要とする。したがって文字、映像、オーディオを含んだマルチメディアデータを伝送するためには圧縮コーディング技法を使用することが必須的である。
データを圧縮する基本的な原理はデータの重複(redundancy)要素を除去する過程である。イメージで同一な色やオブジェクトが反復されるような空間的重複や動画フレームにおいて隣接したフレームの変化がほとんどない場合やオーディオにおいて同じ音が継続して反復されるような時間的重複、または人間の視覚および知覚能力が高い周波数に鈍感なのを考慮した心理視覚重複を除去することによってデータを圧縮することができる。一般的なビデオコーディング方法において、時間的重複はモーション補償に基づいた時間的フィルタリング(temporal filtering)によって除去し、空間的重複は空間的変換(spatial transform)によって除去する。
データの重複を除去した結果は改めて量子化過程をとおし、所定の量子化ステップにしたがって損失符号化される。前記量子化された結果は最終的にエントロピ符号化(entropy coding)をとおし、最終的に無損失符号化される。
現在、ISO/IEC(International Organization for Standardization / International Electrotechnical Commission)とITU(International Telecommunication Union)のビデオ専門家の集いであるJVT(Joint Video Team)で進行中のスケーラブルビデオ符号化(以下、SVCという)草案(draft)では、既存のH.264を基盤とした多階層基盤のコーディング技術に関する研究が活発に進行されている。
現在H.264標準で使用されるエントロピ符号化技術としては、可変長符号化(CAVLC;Context−Adaptive Variable Length Coding)、CABAC(Context−Adaptive Binary Arithmetic Coding)、Exp_Golomb(exponential Golomb)等がある。
次の表(1)はH.264標準でコーディングされるパラメータごとに使用されるエントロピ符号化技法を表す。
Figure 0004834732
前記表(1)によればentropy_coding_modeフラッグが0である場合には、該当マクロブロックがインター予測モードであるのかイントラ予測モードであるのかを表すマクロブロック類型(macroblock type)、マクロブロックを構成するサブブロックの形態を表すマクロブロックパターン(macroblock pattern)、量子化ステップ(quantization step)を決定するインデックスである量子化パラメータ(quantization parameter)、インター予測モードで参照されるフレームの番号を表す参照フレームインデックス、およびモーションベクタはExp_Golombによって符号化される。そして、元のイメージと予測イメージ間の差異を表す残差データ(residual data)はCAVLCによって符号化される。
反面、前記entropy_coding_modeフラッグが1である場合には、前記すべてのパラメータはCABACでコーディングされる。
CABACは高い複雑性(high complexity)を有するパラメータで良い性能を表す。したがって、CAVLCなどのVLC(Variable Length Coding)基盤のエントロピコーディングは基礎的なプロファイルとしてセッティングされる。
J RidgeおよびM.Karczewiczによって16番目のJVTミーティングで提出された文書“Variable length code for SVC”(JVT−P056、Poznan、16−th JVT meeting;以下JVT−P056という)にはSVCの特性を考慮したCAVLC技法を提示している。JVT−P056は、離散階層(discrete layer)では既存のH.264と同一な処理過程にしたがうが、FGS階層(Fine Granular Scalability layer)では別途の統計的特性にともなうVLC技法を使用する。
現在、JSVM(Joint Scalable Video Model)では、FGSエンコーディングのため、3種類のスキャニングパス(scanning pass)を支援するが、それは重要パス(significant pass)、リファインメントパス(refinement pass)、および残余パス(remainder pass)である。それぞれのスキャニングパスに対し、その統計的特性によって互いに異なる方法が適用される。例えば、リファインメントパスではエントロピコーディングにおいて“0”値がより好まれるという事実に基づいて得られる一つのVLCテーブルが利用される。
JVT−P056ではFGS階層のためVLC技法を提示する。前記技法は離散階層では従来のCAVLC技法をそのまま使用するが、FGS階層での統計的特性を利用した別途の技法を使用する。
JVT−P056は重要パスに対し、次のような技法を提案する。コードワード(codeword)はカット−オフ(cut−off)パラメータ“m”によって特性が消される。コーディングされるシンボル“C”が前記mより小さかったり同じならば前記シンボルはExp_Golombコードを使用しエンコーディングされる。前記シンボルCが前記mより大きいならば、次の式(1)にしたがって長さ(length)および添え字(suffix)の二つの部分に分れてエンコーディングされる。
Figure 0004834732
前記Pはエンコーディングされたコードワードであって、長さおよび添え字(00、10、または10を有する)で成される。
リファインメントパスに対しては確率的に0が発生する可能性がさらに高いため、JVT−P056では、コーディングされる各リファインメント係数(refinement bit)のグループに含まれる0の個数に基づいた一つのVLCテーブルを利用し、互いに異なる長さを有するコードワードを割り当てる方法を提示する。前記リファインメント係数のグループ(以下、リファインメント係数グループ(refinement bit group)という)はリファインメント係数を所定個数単位で集めたものであって、例えば4個のリファインメント係数を一つのリファインメント係数グループと見なすことができる。
現在SVC草案は従来のH.264の単一階層コーディングアルゴリズムを多階層コーディングアルゴリズムで拡張したものであるため、各階層のコーディングにおいてはいくぶんかのオーバーヘッドが存在する。
しかし、現在SVC草案では従来のH.264と同様に、現在階層のいかなるブロックに対するエントロピコーディングを遂行するにおいて、同一階層の周辺ブロックの特性を参照する方式を使用している。しかし、多階層となったビデオの場合、前記現在階層の前記ブロックと対応される下位階層のブロックの特性を追加的に利用することができる。したがって、SVC基盤のエントロピコーディング時、下位階層の特性を利用する技法を考案する必要がある。
一方、前記JVT−P056では、リファインメントパスでリファインメント係数をコーディングするにおいて一つの固定されたVLCテーブルを利用する技法を提示している。しかし、一つのFGS階層内で互いに異なるフレーム、スライス、マクロブロック、または変換ブロック(DCT(Discrete Cosine Transform)後生成されたブロック)別に互いに異なる“0”の分布を有していることを考慮する時、一つのVLCテーブルを利用することだけでは充分ではない。
図1はリファインメントパスにおいて単一VLCテーブルを使用する場合にFGS階層別に0ではない係数の比率を表したのである。図1を見れば、FGS階層が増加するほどコーディングされるブロックのうち0ではない数は最大15%まで増加(0は最大15%まで減少)される特性がある。したがって、0の数が多いものと仮定された単一VLCテーブルがたとえ、第1FGS階層では効率的に使用されるとしても、その上位FGS階層でも相変らず効率的であると保障することは難しい。むしろ、各FGS階層別に互いに異なるVLCテーブルを適応的に(adaptively)使用することがより効率的であるといえる。したがって、リファインメントパスにおいて、複数のFGS階層別に互いに異なるVLCテーブルを適応的に使用する技法を考案する必要があるのである。
本発明は前記した必要性を考慮して考案されたものであって、多階層基盤のビデオコーデックにおいて階層間の関連性(inter−layer correlation)を利用してエントロピコーディングの性能向上させる方法および装置を提供することを目的とする。
また、本発明はリファインメントパスにおいて、各FGS別特性にしたがって適応的にVLCテーブルを選択できるようにすることによって、エントロピコーディングの性能を向上させる方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は前記言及した目的に制限されず、言及されていないまた他の目的は次の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
前記した目的を達成するため、多階層ビデオをコーディングして生成される係数のうち所定階層のブロックに含まれる第1係数を無損失符号化するエントロピ符号化方法において、(a)前記ブロックと対応される基礎階層の領域内に含まれる第2係数の分布を獲得する段階、(b)複数のルックアップテーブルのうち前記獲得された分布に適合したルックアップテーブルを選択する段階、および(c)前記選択されたルックアップテーブルにマッピングされる値で前記第1係数を変換する段階を含む。
前記した目的を達成するため、入力されたビットストリームのうち所定階層の第1ビットストリームを無損失復号化して、前記階層のブロックに対する第1係数を復元するエントロピ復号化方法において、(a)前記ブロックと対応される基礎階層の領域内に含まれる第2係数を復元する段階、(b)前記復元された第2係数の分布を獲得する段階、(c)複数のルックアップテーブルのうち前記獲得された分布に適合したルックアップテーブルを選択する段階、および(d)前記選択されたルックアップテーブルに基づいて前記第1ビットストリームを前記第1係数に変換する段階を含む。
前記した目的を達成するため、一つの離散階層と少なくとも一つ以上のFGS階層で形成される係数のうち前記FGS階層の第1係数を無損失符号化する可変長符号化方法において、(a)前記第1係数の絶対値を所定の個数単位でグループ化する段階、(b)前記第1係数が属する所定の単位領域に含まれる第2係数のうち0の比率を算出する段階、(c)前記比率が所定の臨界値を越えるのかの可否にしたがって複数のVLCテーブルのうち一つを選択する段階、および(d)前記選択されたVLCテーブルを参照して前記グループ化された第1個数の絶対値を対応されるコードワードに変換する段階を含む。
前記した目的を達成するため、入力されたビットストリームのうちFGS階層の第1ビットストリームを無損失復号化して前記FGS階層に対する第1係数を復元する可変長復号化方法において、(a)前記第1係数が属する所定の単位領域に含まれる既復元された第2係数のうち0の比率を算出する段階、(b)前記比率が所定の臨界値を越えるのかの可否にしたがって複数のVLCテーブルのうち一つを選択する段階、および(c)前記第1ビットストリームのうち前記選択されたVLCテーブル上の所定コードワードに対応される前記第1係数を復元する段階を含む。
前記した目的を達成するため、入力されたビットストリームのうちFGS階層の第1ビットストリームを無損失復号化して前記FGS階層に対するリファインメント係数(refinement coefficients)を復元する可変長復号化方法において、(a)前記第1ビットストリームに所定の単位領域別に挿入されているVLCテーブルのトークンを判読する段階、(b)前記トークンに該当するVLCテーブルをローディングする段階、および(c)前記第1ビットストリームのうち前記ローディングされたVLCテーブル上の所定コードワードに対応される前記第1係数を復元する段階を含む。
前記した目的を達成するため、入力されたビットストリームのうち所定階層の第1ビットストリームを無損失復号化して、前記階層のブロックに対する第1係数を復元するエントロピ復号化装置において、前記ブロックと対応される基礎階層の領域内に含まれる第2係数を復元する手段、前記復元された第2係数の分布を獲得する手段、複数のルックアップテーブルのうち前記獲得された分布に適合したルックアップテーブルを選択する手段、および前記選択されたルックアップテーブルに基づいて、前記第1ビットストリームを前記第1係数に変換する手段を含む。
前記した目的を達成するため、入力されたビットストリームのうちFGS階層の第1ビットストリームを無損失復号化して、前記FGS階層に対する第1係数を復元する可変長復号化装置において、前記第1係数が属する所定の単位領域に含まれる既復元された第2係数のうち0の比率を算出する手段、前記比率が所定の臨界値を越えるのかの可否にしたがって複数のVLCテーブルのうち一つを選択する手段、および前記第1ビットストリームのうち前記選択されたVLCテーブル上の所定コードワードに対応される前記第1係数を復元する手段を含む。
前記した目的を達成するため、入力されたビットストリームのうちFGS階層の第1ビットストリームを無損失復号化して、前記FGS階層に対するリファインメント係数を復元する可変長復号化装置において、前記第1ビットストリームに所定の単位領域別に挿入されているVLCテーブルのトークンを判読する手段、前記トークンに該当するVLCテーブルをローディングする手段、および前記第1ビットストリームのうち前記ローディングされたVLCテーブル上の所定コードワードに対応される前記第1係数を復元する手段を含む。
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。本発明の利点および特性、そしてそれらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になるであろう。しかし本発明は以下で開示される実施形態に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現されるものであり、単に本実施形態は本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範囲によってのみ定義される。明細書全体にかけて、同一参照符号は同一構成要素を指称する。
本発明の目的のエントロピコーディングの性能向上のため、本発明では2種類技法を提示しようとする。この中一つは階層間の関連性を利用した拡張されたCAVLC技法(以下、「拡張されたCAVLC技法」という)であり、他の一つはFGS階層別に適応的VLCテーブルを使用してエントロピコーディング性能を向上させる技法(以下、「階層別適応的VLC技法」という)である。
拡張されたCAVLC技法
現在、SVC草案では2種類の階層間(inter−layer)予測技法が提供されていている。一つはイントラベースモード(intra−base mode)であり、他の一つは残差予測モード(residual prediction mode)である。前記イントラベースモードは現在階層のブロックと対応される基礎階層のイメージを予測信号とし、前記現在階層のブロックと前記予測信号を差分しコーディング効率を上げる方法である。以下本発明において、“ブロック”という用語はDCT変換などの空間的変換において変換単位(例:4×4、8×8等)を意味するものとする。一方、前記残差予測モードは現在階層でインター予測をとおし生成される残差信号(residual signal)と、基礎階層でインター予測をとおし生成される基礎残差信号間の差分を求めることによって追加的にコーディング効率を上げる方法である。
このように、基礎階層から提供される前記予測信号や前記基礎残差信号は、現在階層の他のブロックまたは現在階層の他の残差信号よりさらに効率的な情報を提供する。したがって、ルックアップテーブル(look−up table)を選択するにおいて、図2で図示するように基礎階層の特性を利用するのが好ましいこともある。
ただし、SVC草案では前記イントラベースモードおよび残差予測モードを使用したり使用しないオプションをおけるようにしている。すなわち、Intra_base_modeフラッグが1である場合にはイントラベースモードを、Res_pred_flagフラッグが1である場合には残差予測モードを使用することを表し、各フラッグが0である場合には該当モードを使用しないことを表す。したがって、本発明で提示する拡張されたCAVLC技法を使用するためには前記フラッグのうち少なくとも一つは1である場合でなければならない。
図3は拡張されたCAVLC技法によるCAVLCエンコーダの構成を図示する図である。図3は既存のH.264で使用されていたCAVLCエンコーダと類似しているが、ルックアップテーブルを選択するにおいて基礎ブロックの特性だけを利用したり、周辺ブロックの特性および基礎ブロックの特性を組み合わせて利用し、Num_Trailコーディング部110は前記選択された参照テーブルを参照して係数の数(TotalCoeffs)およびTrailingOnesをコーディングするという点で差異がある。
図4は現在階層のブロック(C)をCAVLCエンコーディングするにおいて、前記ブロック(C)の周辺ブロック(A、B)および前記ブロック(D)に対応される基礎階層のブロック(D;以下基礎ブロックという)を参照する概念を図示する図である。例えば、図4で基礎階層はQCIF解像度を有する離散階層であり、現在階層はCIF解像度を有する離散階層であり得る。離散階層とFGS階層間またはFGS階層相互間には関連性がほぼなく、前記概念を適用しがたいであろう。
先に、基礎ブロックの情報だけを利用してルックアップテーブルを選択する場合を察し見れば、参照テーブル選択部160は基礎ブロック(D)に含まれる係数のうち0ではない個数をカウントする。そして、前記カウントされた個数にしたがって次の表(2)を利用してルックアップテーブルを選択する。
Figure 0004834732
テーブル1は小さい値のTotalCoeffsに特に短いコードを割り当てて大きい値のTotalCoeffsに特に長いコードを割り当てるために小さい個数の係数側に偏向した(biased)テーブルである。テーブル2は中間程度の個数を有する係数側に偏向して(2ないし4付近のTotalCoeff値には相対的に短いコードが割り当てられる)、テーブル3は高い個数を有する係数側に偏向し、テーブル4はすべてのTotalCoeffとTrailingOnes値に対して固定された6ビットコードを割り当てる。
次に、周辺ブロック(A、B)および基礎ブロック(D)の情報を組み合わせてルックアップテーブルを選択する場合を調べれば、参照テーブル選択部160は周辺ブロック(A、B)の0ではない係数のカウント(nA、nB)と基礎ブロックの0ではない係数のカウント(nD)を組み合わせてルックアップテーブルを選択する。例えばカウント(n)は次の式(2)と共に求めることができる。
= round(w×nA+w×nB+w×n) (2)
式(2)で、w、w、およびwはそれぞれの加重値であり、これらの合計は1である。前記加重値は簡単にすべて1/3にすることもでき、基礎ブロックの比重をより大きくすることもできる。または、前記加重値は通常的に使用されるR−D費用関数(Rate−Distortion cost function)を最小とする値に定めることができる。
もちろん、コーディング順序にしたがって周辺ブロックが一つだけ存在したり、存在しないこともある。式(2)は複数のデータから代表値を計算する一例として加重平均を挙げたものであって、このような代表値を計算する方法ではメディアン(median)等他の演算を利用することもできる。
テーブル選択部160は前記式(2)にしたがって計算されるnを前記表(2)に適用して4個のルックアップテーブルのうち一つを選択することができる。
また図3を参照すれば、Num_Trailコーディング部110はテーブル選択部160によって選択されたルックアップテーブルに基づいて、現在ブロックに含まれた0ではない係数(TotalCoeff)とTrailing Onesをコーディングする。前記Trailing Onesは前記係数のうち1または−1を意味する。
Num_Trailコーディング部110以後のSign_Trailコーディング部120、Levelコーディング部130、Total_zerosコーディング部140、およびRunコーディング部150での動作過程は従来のH.264と同様であるため概略的に説明する。
Sign_Trailコーディング部120は前記Trailing Onesの符号を逆順(スキャン順序の逆順)に単一ビット(0は+を、1は−を表す)でコーディングする。Levelコーディング部130は前記Trailing Onesを除いた残り係数のレベル(サイズ)をコーディングする。そして、Total_zerosコーディング部140は前記0ではない係数のうち最後の係数以前の全体0の個数(TotalZeros)をコーディングする。最後に、Runコーディング部150は前記0ではない係数の間に存在する0の個数をコーディングする。これでCAVLCコーディングされたビットストリームが出力される。前記選択されたルックアップテーブルはCAVLCデコーディング過程でも同一なプロセスを経て選択すれば良いため、前記ビットストリームにその情報を含む必要はない。
一方、前記ビットストリームから係数(量子化係数)をデコーディングする過程も前記エンコーダ100での過程と同様の順序で成される。ただし、各段階で遂行されたコーディング技法の逆にデコーディングされなければならないであろう。図5は図3のCAVLCエンコーダに対応するCAVLCデコーダの構成を図示するブロック図である。
テーブル選択部260はテーブル選択部160と同様に、基礎ブロックの係数の特性を利用したり、基礎ブロックの係数および周辺ブロックの係数の特性を組み合わせて複数のルックアップテーブルのうち一つを選択してNum_Trailデコーディング部210に提供する。ビデオエンコーディング過程と同様にビデオデコーディング過程でも、基礎階層が先に復元された後その上の階層(現在階層)が復元されるため、テーブル選択部260で選択されるルックアップテーブルとテーブル選択部(図3の160)で選択されるルックアップテーブルは一致するようになる。
Num_Trailデコーディング部210は前記提供されたルックアップテーブルに基づいて、入力されたビットストリームの始めから前記ルックアップテーブルの項目と一致するビットからTotalCoeffsおよびTrailingOnesを復元する。その次に、Sign_Trailデコーディング部220は前記ビットストリームのうちその次に1ビットずつを読み込み、前記TrailingOnesの符号を復元する。Levelデコーディング部230は前記ビットストリームに含まれたレベルに対するコードを読み込み、0ではない係数のうち前記TrailingOnes以外の係数のレベル(サイズ)を復元する。Total_Zerosデコーディング部240はTotalZerosに該当するコードを読み込み、前記TotalZeros(0ではない係数の個数)を復元する。最後に、Runデコーディング部250は入力されたビットストリームのうち残余ビットストリームを読み込み、前記0ではない係数の間にRun個数だけの0を挿入する。前記挿入される0の総個数は前記TotalZerosと一致しなければならない。これで、CAVLCコーディング以前の係数が復元される。
階層別適応的VLC技法
JVT−P056文書ではFGS階層のエントロピコーディングにおいて、CABAC代りにVLCを適用する技法を提示した。前記文書では、離散階層に比べてFGS階層のリファインメントパスでは0が発生する可能性がさらに大きいという特性を考慮し、一つのVLCテーブルを利用する。一般的に、複数のFGS階層のうち上位階層に行くほど、0の個数は増加し、同一なFGS階層内でもフレーム、スライス、マクロブロック、またはブロック別に前記0の個数の分布が同一なものであると見ることはできない。したがって、一つのVLCテーブルを使用することは最適であるとは見えず、各場合に応じて適応的に複数のVLCテーブルのうち一つのテーブルを選択できるようにする技法が要求される。
本発明は、一つの単位領域(フレーム、スライス、マクロブロック、またはブロック)に含まれる0の個数を基準に、互いに異なるVLCテーブルを選択することが可能なようにする。
図6はFGSスキーム(scheme)に応じて、量子化係数が一つの離散階層と少なくとも一つ以上のFGS階層で分離されて表示される例を図示する図である。各階層は4×4単位の係数から成るブロックで表示されている。同一な位置にある数字は一つの量子化係数を表現するために使用される。前記FGSスチームはビット率観点でのスケーラビリティ(scalability)を支援するために使用され、前記階層のうち上位階層から切り出すこと(truncation)で可変ビット率を具現することができる。もちろんいかなる階層中一部の数字だけを切り捨てることもできる。
例えば、4×4ブロックのうち1行の2列に位置する係数は3、−1、1である。この位置に対応される量子化係数を正しく復元するためにはこれら係数すべてが必要であるが、状況によっては1または、1および−1は切り出され得、デコーダ段では相対的に重要な下位階層の係数だけで前記量子化係数を復元するようになる(もちろん、損失が発生する)。
FGS階層は離散階層とはその特性が非常に相異なる。なぜなら、離散階層は多少ラフ(rough)であるが、元のイメージを表現していることに反して、FGS階層は差分(difference)概念を有する値で構成されているからである。また、離散階層では0、1、−1以外の他の値も表れる反面、FGS階層ではその特性上0、1、−1だけで表現されるのが一般的である。
前述した通り、FGS階層のコーディング時プロセスは重要パスおよびリファインメントパスに分けられ、これに伴い互いに異なるエントロピコーディング技法が適用される。重要パスでコーディングされるFGS階層上の係数はその対応される離散階層の係数が0である時であり、リファインメントパスでコーディングされるFGS階層上の係数はその対応される離散階層の係数が0ではない時である。第1FGS階層の場合、リファインメントパスでコーディングされる係数(すなわち、リファインメント係数)は陰影で表示されている。本発明による階層別適応的VLC技法は特に、前記リファインメントパスに適用されるのに適している。離散階層の係数をVLCコーディングする場合には、図3と同じようにLevel、Runなどをすべて考慮してコーディングするのが好ましい。しかしリファインメント係数の場合にはLevel、TrailingOnesなどのコーディングは不必要なであるため別途のVLCコーディングスキームが要求される。
図7は本発明の一実施形態によるリファインメント係数エンコーダ300の構成を図示するブロック図である。
現在リファインメント係数はグループ化部310に入力される。グループ化部310は入力されたリファインメント係数を所定の個数単位、例えば4個ずつグループ化してその絶対値(サイズ;1または0で成される)はサイズコーディング部330に提供し、その符号(sign;0を除いたリファインメント係数の符号)は符号コーディング部350に提供する。
一方、既コーディングされた単位領域(フレーム、スライス、マクロブロック、またはブロックを含む。以下同じである)のリファインメント係数を参照してサイズコーディング部330で使用されるVLCテーブルを選択する。前記単位領域は前記現在リファインメント係数が属するフレーム、スライス、マクロブロック、またはブロックとなり得る。例えば、フレーム単位でテーブルを選択すると選択候補となるテーブル数は減少される反面、テーブル選択の適応性(adaptivity)面では多少不利である。一方、ブロック単位でテーブルを選択すると非常に高い適応性を有し得るが、選択候補となるテーブル数が増加する。したがって、使用用途、目的などを考慮し、ユーザが任意で単位領域を選択できるようにするのが好ましい。
一旦、現在リファインメント係数が属する単位領域が決まれば、テーブル選択部320は前記単位領域に属するビットのうち0の個数をカウントする。そうして、前記ビットのうち0が占める比率が所定の臨界値(第1臨界値)を越えれば、0に偏向したテーブル(例:従来のJVT−P056で提示したテーブル)を選択し、そうでなければ相対的に0にそれほど偏向されていないテーブルを選択する。前記選択のためVLCテーブルは2個またはそれ以上を使用することができる。もし、2個のVLCテーブルのうちから選択(この時にはswitchingであると表現することができる)をすれば一つの臨界値だけあれば良く、それからVLCテーブルが一つ増加する度に第2臨界値、第3臨界値などが追加的に必要である。前記臨界値は経験的または実験的に決定され得る値として、例えば、7/8、3/4、2/3、1/2等で決まることができる。
例えば、前記第1臨界値を2/3とし、2個のVLCテーブルを使用するとすれば、前記VLCテーブルは表(3)および表(4)のように示し得る。前記単位領域の0の個数が2/3を越える場合には0側に偏向した表(3)のVLCテーブルが使用され得る。また、前記0の個数が2/3以下の場合には0側にそれほど偏向されていない表(4)のVLCテーブルが使用され得る。表(3)および表(4)においてシンボルは4個ずつグループ化されたリファインメント係数列のサイズ値であり、コードワードは前記シンボルがコーディングされる結果である。
Figure 0004834732
Figure 0004834732
表(3)のVLCテーブルは前記JVT−P056文書で提示された単一のVLCテーブルと同一である。しかし、表(4)には、0の個数が減少したことを考慮して表(3)とは異なるVLCテーブルが図示されている。表(4)のVLCテーブルではシンボルが有する4個のビットのうち2個が1である場合に最も短いコードワードを付与し、4個のビットのうち1個が1である場合および4個のビットすべてが0である場合にはその次に短いコードワードを付与している。したがって、表(4)のVLCテーブルはリファインメント係数のうち多少1が多い場合(特に、高いFGS階層で)に適用されれば、生成されるコードのサイズを減少させることができる。さらに多くの数臨界値およびVLCテーブルを使用することによって、リファインメント係数が有する特性をより細分化して表現することもできるのはもちろんである。
再び図7に戻ると、テーブル選択部320で選択されたVLCテーブルに対するトークン(token)はサイズコーディング部330に提供される。前記トークンは各々のVLCテーブルに対応されるインデックスを意味する。サイズコーディング部330は前記提供されたトークンに該当するVLCテーブルをテーブル保存部340から読み込む。テーブル保存部340はロム(ROM)、ピーロム(PROM)、イーイーピーロム(EPROM)、イーイーピーロム(EEPROM)、フラッシュメモリのような非揮発性メモリ素子またはラム(RAM)のような揮発性メモリ素子、ハードディスクのような保存媒体、またはその他該当分野で知られている任意の他の形態で具現され得る。
サイズコーディング部330は前記トークンに該当するVLCテーブルを参照し、グループ化部310から提供される所定個数(4個)のリファインメント係数の絶対値(すなわち、シンボル)をコードワードに変換する。
一方、符号コーディング部350はグループ化部310から提供される符号を1ビットの符号コードでコーディングする。通常、前記符号コードは陽の符号の場合0であり、陰の符号の場合1である。
Mux(multiplexer;360)はサイズコーディング部330から出力されるコードワードの集合と、符号コーディング部350から出力される符号コードの集合をマルチプレッシング(Multiplexing)してビットストリームを生成する。
例えば、現在コーディングするリファインメント係数の集合が{−1、0、1、1、0、0、1、−1}とする。グループ化部310は前記リファインメント係数の集合を4個ずつグループ化し、その絶対値である1011および0011はサイズコーディング部330に、その符号である{−+++−}は符号コーディング部350に提供する。
テーブル選択部320は単位領域のリファインメント係数のうち0が占める比率が所定の臨界値の2/3を越えない場合、前記表(4)のVLCテーブルに対するトークンをサイズコーディング部330に伝達する。サイズコーディング部330はテーブル保存部340から前記表(4)のようなVLCテーブルを読み込み、これを参照して前記提供された1011および0011に対応するコードワードに変換する。変換された結果、サイズコーディング部330から出力されてMux360に入力される値は11110100となる。一方、符号コーディング部350は前記符号{−+++−}を10001に変換する。前記変換された10001に対して追加的にいかなるエントロピコーディング方式を適用することも可能である。そうすれば、Mux360は前記11110100および前記10001を結合して出力する。
図8は図7のリファインメント係数エンコーダ300に対応されるリファインメント係数デコーダ400の構成を図示するブロック図である。入力されたビットストリームはDemux(demultiplexer;410)をとおし、コードワードの集合と、符号コードの集合で分離される。前記コードワードの集合はサイズデコーディング部430に前記符号コードの集合は符号デコーディング部450に各々提供される。
前記エンコーダ300でと同様に、テーブル選択部420は既復元された単位領域に含まれたリファインメント係数のうち0が占める比率を計算してそれが前記臨界値を越えるのかの可否にしたがって2個のVLCテーブルのうち一つを選択する。もちろん、ここでも複数の臨界値を設定し、3個以上のVLCテーブルを使用することも可能である。
サイズデコーディング部430は前記選択されたVLCテーブルをテーブル保存部440から読み込んだ後、前記VLCテーブルのコードワードと同一な値が表れる時まで、前記コードワードの集合を構成するビットを追加的に読み込む。もし、読み込んだ所定個数の前記ビットが前記選択されたVLCテーブルに含まれたいかなるコードワードと一致すれば、前記一致したコードワードをそれに対応されるシンボルに変換する。
前記変換されたシンボルは符号デコーディング部450に提供される。符号デコーディング部450はDemux410から提供された符号コードを一つずつ読み込み、サイズデコーディング部430から提供されるシンボル(4個のビットで構成される)のうち0ではない値(すなわち、1)に順に前記符号コードに該当する符号を付与する。これで、前記ビットストリームから現在リファインメント係数が復元される。
例えば、デコーダ400で入力されるビットストリームが1111010010001であると仮定しよう。Demux410は前記ビットストリームで11110100および10001を分離し、前者はサイズデコーディング部430に提供し、後者は符号デコーディング部450に提供する。一方、テーブル選択部420は既復元された単位領域のリファインメント係数が2/3に達し得ないことを確認し、表(4)のVLCテーブルのトークンをサイズデコーディング部430に伝達する。
サイズデコーディング部430は前記11110100を一ビットずつ読み込み、表(4)のコードワードのうち一致するコードワードがあるかを確認する。11110までは一致するコードワードがないため、その次に111101を確認するようになるが、このコードワードが前記表(4)に存在するためこれと対応されるシンボル1011を復元する。同様に残りビット00から0011を復元する。したがって、サイズデコーディング部430から出力されて符号デコーディング部450に入力される値は10110011である。
符号デコーディング部450は提供された10001に対応される符号の−+++−を復元した後、これを前記入力される10110011のうち0ではない値に付与する。その結果、最初にエンコーダ300に入力されていたリファインメント係数の集合である{−1、0、1、1、0、0、1、−1}が復元される。
以上では、リファインメント係数デコーダ400でも前記エンコーダ300と同様の過程を経て複数の候補VLCテーブルのうち一つを選択するものとして説明した。ところで、FGS階層はデコーダ400に伝えられる時、一部が切られて(truncated)伝送されることもあるため、現在ブロックが含まれる単位領域内の周辺特性を利用する場合、エンコーダとデコーダ間で一致しないVLCテーブルが使用される問題が発生することもある。この場合にはデコーダは本来の係数を全く復元することができなくなる深刻な問題がもたらされる。
したがって、本発明の他の実施形態において、リファインメント係数エンコーダ300で選択されたVLCテーブルのトークンがビットストリームに含まれてリファインメント係数デコーダ400に伝達される。前記VLCテーブルは単位領域、すなわちフレーム、スライス、マクロブロック、またはブロック単位で選択され得るが、非常に細かい単位でVLCテーブルを選択する場合の伝送時オーバーヘッドが大きくなり得るため、前記単位領域はスライスまたはマクロブロックであることが好ましい。この場合前記トークンはスライスヘッダーまたはマクロブロックヘッダーに含まれて伝送され得る。
前記トークンが含まれたビットストリームを受信したリファインメント係数デコーダ400は前記トークンに該当するVLCテーブルをテーブル保存部440から直ちに持って来ることができるため、テーブル選択部420は省略され得る。
図9は図3または図7と同じエントロピエンコーダが適用され得る多階層基盤のビデオエンコーダ1000の構成を図示するブロック図である。
本来のビデオシーケンスは向上階層エンコーダ600に入力され、同時にダウンサンプリング部550によってダウンサンプリング(階層間に解像度の変化がある場合に限る)された後基礎階層エンコーダ500に入力される。
予測部610は現在マクロブロックで所定の方法で予測されたイメージを差分することによって残差信号を求める。前記予測方法としては方向的イントラ予測、インター予測、イントラベース予測、および残差予測などがある。
変換部620は前記求めた残差信号をDCT、ウェーブレット変換など空間的変換技法を利用して変換し、変換係数を生成する。
量子化部630は前記変換係数を所定の量子化ステップで量子化して(量子化ステップが大きいほどデータの損失ないし圧縮率が高い)量子化係数を生成する。
向上階層エンコーダ600でと同様に、基礎階層エンコーダ500も同一な機能の予測部510、変換部520、および量子化部530を含む。ただし、予測部510はイントラベース予測や残差予測は使用することができないであろう。
エントロピエンコーダ640は前記量子化係数を無損失符号化して向上階層ビットストリームを出力し、同様にエントロピエンコーダ540は基礎階層ビットストリームを出力する。Mux650は向上階層ビットストリームと基礎階層ビットストリームを結合してビデオデコーダ段に伝送するビットストリームを生成する。
前記エントロピエンコーダ640は図3のCAVLCエンコーダ100、または図7のリファインメント係数エンコーダ300を含み得る。エントロピエンコーダ640がCAVLCエンコーダ100ならば、基礎階層エンコーダ500の量子化部530から提供される基礎ブロックの量子化係数のうち0ではないものの個数を基盤に、ルックアップテーブルを選択し、選択されたルックアップテーブルにしたがってNum_TrailコーディングなどのCAVLCエンコーディング過程を遂行する。
一方、エントロピエンコーダ640がリファインメント係数エンコーダ300として動作される場合には、前記基礎階層は離散階層に該当され、前記向上階層はFGS階層に該当する。エントロピエンコーダ640は、量子化係数の中でも離散階層の係数が0である係数、すなわちリファインメント係数を無損失符号化する。この時、エントロピエンコーダ640は量子化部630から単位領域に含まれるリファインメント係数を提起される。
図10は図5または図8でのようなエントロピデコーダが適用され得る多階層基盤のビデオデコーダ2000の構成を図示するブロック図である。
入力されるビットストリームはDemux860をとおし向上階層ビットストリームおよび基礎階層ビットストリームに分離されて向上階層エンコーダ800および基礎階層デコーダ700に各々提供される。
エントロピデコーダ810はエントロピエンコーダ640と対応される方式で無損失復号化を遂行して量子化係数を復元する。
逆量子化部820は前記復元された量子化係数を量子化部630で使用された量子化ステップで逆量子化する。
逆変換部830は前記逆量子化された結果を逆DCT変換、逆ウェーブレット変換などの逆空間的変換技法を使用して逆変換する。
逆例側部840は予測部610で求めた予測イメージを同一な方式で求めて、前記求めた予測イメージを前記逆変換された結果と加算することによってビデオシーケンスを復元する。
向上階層デコーダ800でと同様に、基礎階層デコーダ700も同一な機能のエントロピデコーダ710、逆量子化部720、逆変換部730、および逆予測部740を含む。
前記エントロピデコーダ810は図5のCAVLCデコーダ200、または図8のリファインメント係数デコーダ400を含み得る。エントロピデコーダ810がCAVLCデコーダ200ならば、基礎階層デコーダ700のエントロピデコーダ710から提供される基礎ブロックの量子化係数のうち0ではないものの個数を基盤に、ルックアップテーブルを選択し、選択されたルックアップテーブルにしたがってNum_TrailデコーディングなどのCAVLCデコーディング過程を遂行する。
一方、エントロピデコーダ810がリファインメント係数デコーダ400として動作される場合には、前記基礎階層は離散階層に該当され、前記向上階層がFGS階層に該当する。エントロピデコーダ810は、量子化係数の中でも離散階層の係数が0である係数、すなわちリファインメント係数を無損失符号化する。この時、エントロピデコーダ810は既エントロピデコーディングされた単位領域に含まれるリファインメント係数を利用する。
今まで図2ないし図6の各構成要素はメモリ上の所定領域で遂行されるタスク(task)、クラス(glass)、サブルーチン(sub−routine)、プロセス(process)、オブジェクト(object)、実行スレッド(execution thread)、プログラム(program)のようなソフトウェア(software)や、FPGA(field−programmable gate array)やASIC(application−specific integrated circuit)のようなハードウェア(hardware)で具現されることができ、また前記ソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせで形成されることもできる。前記構成要素はコンピュータで判読可能な保存媒体に含まれていることもでき、複数のコンピュータにその一部が分散して分布することもできる。
以上添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須の特性を変更せず、他の具体的な形態で実施され得ることを理解できるであろう。したがって以上で記述した実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的ではないものとして理解しなければならない。
前記した本発明の構成によれば、多階層基盤のビデオコーデックでエントロピコーディングの性能を向上させられる。これによって、与えられたビット内でより向上したビデオ画質を提供することができる。
単一VLCテーブルを使用する場合、0ではない係数の比率を各FGS階層別に示す図である。 基礎階層の特性を利用して現在階層をエントロピコーディングする基本概念を図示する図である。 拡張されたCAVLC技法によるCAVLCエンコーダの構成を図示するブロック図である。 現在階層のブロックをCAVLCエンコーディングするにおいて、周辺ブロックおよび基礎階層のブロックを参照する概念を図示する図である。 図3のCAVLCエンコーダに対応するCAVLCデコーダの構成を図示するブロック図である。 FGSスキームにしたがって、量子化係数が一つの離散階層と少なくとも一つ以上のFGS階層で分離して表示される例を図示する図である。 本発明の一実施形態によるリファインメント係数エンコーダの構成を図示するブロック図である。 図7のリファインメント係数エンコーダに対応するリファインメント係数デコーダの構成を図示するブロック図である。 図3または図7でのようなエントロピエンコーダが適用される多階層基盤のビデオエンコーダの構成を図示するブロック図である。 図5または図8でのようなエントロピデコーダが適用される多階層基盤のビデオデコーダの構成を図示するブロック図である。

Claims (18)

  1. 多階層ビデオをコーディングして生成される係数のうち所定階層のブロックに含まれる第1係数を無損失符号化するエントロピー符号化装置によるエントロピー符号化方法であって、
    前記エントロピー符号化装置の取得手段が、前記所定階層のブロックと対応される基礎階層の領域内に含まれる第2係数の分布である前記第2係数のうちで0ではない係数の個数を取得する段階と、
    前記エントロピー符号化装置の選択手段が、複数のルックアップテーブルのうち前記取得された係数の個数に適合したルックアップテーブルを選択する段階と、
    前記エントロピー符号化装置の変換手段が、前記選択されたルックアップテーブルにマッピングされる値で前記第1係数を変換する段階と、
    を含むことを特徴とするエントロピー符号化方法。
  2. 前記生成される係数は、量子化過程を経て生成される量子化係数である、
    請求項1記載のエントロピー符号化方法。
  3. 前記ブロックは、4×4又は8×8ピクセルサイズを有する、
    請求項1記載のエントロピー符号化方法。
  4. 前記選択する段階は、前記0ではない係数の個数が少ない場合、小さいサイズの係数に対して相対的に短い長さのマッピングコードが割り当てられたルックアップテーブルを選択し、前記0ではない係数の個数が多い場合、大きいサイズの係数に対して相対的に短い長さのマッピングコードが割り当てられたルックアップテーブルを選択する、
    請求項1記載のエントロピー符号化方法。
  5. 前記選択する段階は、
    前記第2係数の0ではない係数の個数をカウントする第1カウント段階と、
    前記ブロックと同一な階層の周辺ブロックの第3係数のうちの0ではない係数の個数をカウントする第2カウント段階と、
    前記第1カウント段階でカウントされた個数と前記第2カウント段階でカウントされた個数の代表値を求める段階と、
    前記代表値に基づいて前記適合したルックアップテーブルを選択する段階と、
    を含む請求項1記載のエントロピー符号化方法。
  6. 前記周辺ブロックは、前記所定階層のブロックの上側隣接ブロック及び左側隣接ブロックのうち少なくとも一つである、
    請求項5記載のエントロピー符号化方法。
  7. 前記代表値は、前記第1カウント段階でカウントされた個数と前記第2カウント段階でカウントされた個数の加重平均により算出される、
    請求項5記載のエントロピー符号化方法。
  8. 当該エントロピー符号化方法は、コンテクストに適応した可変長符号化を含む、
    請求項1記載のエントロピー符号化方法。
  9. 入力されたビットストリームのうち所定階層の第1ビットストリームを無損失復号化して前記所定階層のブロックに対する第1係数を復元するエントロピー復号化装置によるエントロピー復号化方法であって、
    前記エントロピー復号化装置の復元手段が、前記所定階層のブロックと対応される基礎階層の領域内に含まれる第2係数を復元する段階と、
    前記エントロピー復号化装置の取得手段が、前記復元された第2係数の分布である前記復元された第2係数のうちで0ではない係数の個数を取得する段階と、
    前記エントロピー復号化装置の選択手段が、複数のルックアップテーブルのうち前記取得された係数の個数に適合したルックアップテーブルを選択する段階と、
    前記エントロピー復号化装置の変換手段が、前記選択されたルックアップテーブルに基づいて前記第1ビットストリームを前記第1係数に変換する段階と、
    を含むことを特徴とするエントロピー復号化方法。
  10. 前記第1係数及び第2係数は量子化係数である、
    請求項9記載のエントロピー復号化方法。
  11. 前記ブロックは、4×4又は8×8ピクセルサイズを有する、
    請求項9記載のエントロピー復号化方法。
  12. 前記選択する段階は、前記0ではない係数の個数が少ない場合、小さいサイズの係数に対して相対的に短い長さのマッピングコードが割り当てられたルックアップテーブルを選択し、前記0ではない係数の個数が多い場合、大きいサイズの係数に対して相対的に短い長さのマッピングコードが割り当てられたルックアップテーブルを選択する、
    請求項9記載のエントロピー復号化方法。
  13. 前記選択する段階は、
    前記復元された2係数の0ではない係数の個数をカウントする第1カウント段階と、
    前記ブロックと同一な階層の周辺ブロックの第3係数のうちの0ではない係数の個数をカウントする第2カウント段階と、
    前記第1カウント段階でカウントされた個数と前記第2カウント段階でカウントされた個数の代表値を求める段階と、
    前記代表値に基づいて前記適合したルックアップテーブルを選択する段階と、
    を含む請求項記載のエントロピー復号化方法。
  14. 前記周辺ブロックは、前記所定階層のブロックの上側隣接ブロック及び左側隣接ブロックのうち少なくとも一つである、
    請求項13記載のエントロピー復号化方法。
  15. 前記代表値は、前記第1カウント段階でカウントされた個数と前記第2カウント段階でカウントされた個数の加重平均により算出される、
    請求項13記載のエントロピー復号化方法。
  16. 当該エントロピー復号化方法は、コンテクストに適応した可変長符号化を含む、
    請求項9記載のエントロピー復号化方法。
  17. 多階層ビデオをコーディングして生成される係数のうち所定階層のブロックに含まれる第1係数を無損失符号化するエントロピー符号化装置であって、
    前記所定階層のブロックと対応される基礎階層の領域内に含まれる第2係数の分布である前記第2係数のうちで0ではない係数の個数を取得する手段と、
    複数のルックアップテーブルのうち前記取得された係数の個数に適合したルックアップテーブルを選択する手段と、
    前記選択されたルックアップテーブルにマッピングされる値で前記第1係数を変換する手段と、
    を備えることを特徴とするエントロピー符号化装置
  18. 入力されたビットストリームのうち所定階層の第1ビットストリームを無損失復号化して前記所定階層のブロックに対する第1係数を復元するエントロピー復号化装置であって、
    前記ブロックと対応される基礎階層の領域内に含まれる第2係数を復元する手段と、
    前記復元された第2係数の分布である前記復元された第2係数のうちで0ではない係数の個数を取得する手段と、
    複数のルックアップテーブルのうち前記取得された係数の個数に適合したルックアップテーブルを選択する手段と、
    前記選択されたルックアップテーブルに基づいて前記第1ビットストリームを前記第1係数に変換する手段と、
    を備えることを特徴とするエントロピー復号化装置。
JP2008528956A 2005-09-06 2006-09-04 エントロピコーディングの性能向上方法および装置、前記方法を利用したビデオコーディング方法および装置 Expired - Fee Related JP4834732B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US71374605P 2005-09-06 2005-09-06
US60/713,746 2005-09-06
KR10-2005-0122564 2005-12-13
KR1020050122564A KR100736086B1 (ko) 2005-09-06 2005-12-13 엔트로피 코딩의 성능 향상 방법 및 장치, 상기 방법을이용한 비디오 코딩 방법 및 장치
PCT/KR2006/003492 WO2007029945A1 (en) 2005-09-06 2006-09-04 Method and apparatus for enhancing performance of entropy coding, video coding method and apparatus using the method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009506708A JP2009506708A (ja) 2009-02-12
JP4834732B2 true JP4834732B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=38100702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008528956A Expired - Fee Related JP4834732B2 (ja) 2005-09-06 2006-09-04 エントロピコーディングの性能向上方法および装置、前記方法を利用したビデオコーディング方法および装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8514943B2 (ja)
JP (1) JP4834732B2 (ja)
KR (1) KR100736086B1 (ja)
CN (1) CN101258755B (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7778472B2 (en) * 2006-03-27 2010-08-17 Qualcomm Incorporated Methods and systems for significance coefficient coding in video compression
KR100809301B1 (ko) * 2006-07-20 2008-03-04 삼성전자주식회사 엔트로피 부호화/복호화 방법 및 장치
US8170094B2 (en) * 2006-11-30 2012-05-01 Motorola Mobility, Inc. Method and system for scalable bitstream extraction
US8150172B2 (en) 2007-05-04 2012-04-03 Qualcomm Incorporated Video coding mode selection using estimated coding costs
CN100566427C (zh) * 2007-07-31 2009-12-02 北京大学 用于视频编码的帧内预测编码最佳模式的选取方法及装置
US8848787B2 (en) 2007-10-15 2014-09-30 Qualcomm Incorporated Enhancement layer coding for scalable video coding
WO2009052206A1 (en) * 2007-10-15 2009-04-23 Qualcomm Incorporated Improved enhancement layer coding for scalable video coding
KR100937590B1 (ko) * 2007-10-23 2010-01-20 한국전자통신연구원 다중 품질 서비스 영상 콘텐츠 제공 시스템 및 그것의업그레이드 방법
KR20110068792A (ko) 2009-12-16 2011-06-22 한국전자통신연구원 적응적 영상 부호화 장치 및 방법
EP2947878B1 (en) * 2010-04-23 2017-02-15 M&K Holdings Inc. Apparatus for encoding an image
US20110310976A1 (en) * 2010-06-17 2011-12-22 Qualcomm Incorporated Joint Coding of Partition Information in Video Coding
FR2963190B1 (fr) * 2010-07-23 2013-04-26 Canon Kk Procede et dispositif de codage d'une sequence d'images
KR20120028262A (ko) * 2010-09-13 2012-03-22 한국전자통신연구원 엔트로피 부호화/복호화 방법 및 장치
US20120163456A1 (en) 2010-12-22 2012-06-28 Qualcomm Incorporated Using a most probable scanning order to efficiently code scanning order information for a video block in video coding
AU2012278484B2 (en) * 2011-07-01 2016-05-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for entropy encoding using hierarchical data unit, and method and apparatus for decoding
CN103024370B (zh) * 2011-09-23 2018-03-23 中兴通讯股份有限公司 一种运动矢量二次压缩编解码方法及装置
CN105847827B (zh) * 2012-01-20 2019-03-08 索尼公司 有效度图编码的复杂度降低
WO2014053518A1 (en) 2012-10-01 2014-04-10 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Scalable video coding using subblock-based coding of transform coefficient blocks in the enhancement layer
US9247256B2 (en) 2012-12-19 2016-01-26 Intel Corporation Prediction method using skip check module
GB2539488B8 (en) * 2015-06-18 2020-08-19 Gurulogic Microsystems Oy Encoder, decoder and method employing palette utilization and compression
WO2018030293A1 (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 符号化装置、復号装置、符号化方法及び復号方法
NZ772208A (en) 2018-07-02 2022-11-25 Huawei Tech Co Ltd Apparatus and method for filtering in video coding
EP3844959A2 (en) 2018-09-16 2021-07-07 Huawei Technologies Co., Ltd. Apparatus and method for filtering in video coding with look-up table selected based on bitstream information

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001094982A (ja) * 1999-09-20 2001-04-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 階層的画像符号化方法及びその装置と、その方法の実現に用いられるプログラム記録媒体と、階層的画像復号方法及びその装置と、その方法の実現に用いられるプログラム記録媒体

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3263807B2 (ja) * 1996-09-09 2002-03-11 ソニー株式会社 画像符号化装置および画像符号化方法
KR100477795B1 (ko) * 1997-08-13 2005-07-18 주식회사 팬택앤큐리텔 이진모양정보의신축형모양정보부호화시부가정보부호화방법
US6351563B1 (en) 1997-07-09 2002-02-26 Hyundai Electronics Ind. Co., Ltd. Apparatus and method for coding/decoding scalable shape binary image using mode of lower and current layers
JP3838393B2 (ja) * 1997-09-02 2006-10-25 株式会社半導体エネルギー研究所 イメージセンサを内蔵した表示装置
JP4271268B2 (ja) * 1997-09-20 2009-06-03 株式会社半導体エネルギー研究所 イメージセンサおよびイメージセンサ一体型アクティブマトリクス型表示装置
JP4044187B2 (ja) * 1997-10-20 2008-02-06 株式会社半導体エネルギー研究所 アクティブマトリクス型表示装置およびその作製方法
JPH11326954A (ja) * 1998-05-15 1999-11-26 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US6724012B2 (en) * 2000-12-14 2004-04-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display matrix with pixels having sensor and light emitting portions
US6959116B2 (en) * 2001-09-18 2005-10-25 Emc Corporation Largest magnitude indices selection for (run, level) encoding of a block coded picture
US6944222B2 (en) * 2002-03-04 2005-09-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Efficiency FGST framework employing higher quality reference frames
US7062096B2 (en) * 2002-07-29 2006-06-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus and method for performing bitplane coding with reordering in a fine granularity scalability coding system
US7010037B2 (en) 2002-08-06 2006-03-07 Koninklijke Philips Electronics N.V. System and method for rate-distortion optimized data partitioning for video coding using backward adaptation
US6795584B2 (en) * 2002-10-03 2004-09-21 Nokia Corporation Context-based adaptive variable length coding for adaptive block transforms
US7395210B2 (en) * 2002-11-21 2008-07-01 Microsoft Corporation Progressive to lossless embedded audio coder (PLEAC) with multiple factorization reversible transform

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001094982A (ja) * 1999-09-20 2001-04-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 階層的画像符号化方法及びその装置と、その方法の実現に用いられるプログラム記録媒体と、階層的画像復号方法及びその装置と、その方法の実現に用いられるプログラム記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
CN101258755B (zh) 2011-05-18
CN101258755A (zh) 2008-09-03
US20070053426A1 (en) 2007-03-08
JP2009506708A (ja) 2009-02-12
US8514943B2 (en) 2013-08-20
KR20070027422A (ko) 2007-03-09
KR100736086B1 (ko) 2007-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4834732B2 (ja) エントロピコーディングの性能向上方法および装置、前記方法を利用したビデオコーディング方法および装置
JP4589290B2 (ja) ある階層のフラグを階層間の連関性を用いて符号化する方法、前記符号化されたフラグを復号化する方法、及び装置
KR100809298B1 (ko) 플래그 인코딩 방법, 플래그 디코딩 방법, 및 상기 방법을이용한 장치
KR100636229B1 (ko) 신축형 부호화를 위한 적응적 엔트로피 부호화 및 복호화방법과 그 장치
US8345752B2 (en) Method and apparatus for entropy encoding/decoding
US7348903B2 (en) Method and apparatus for enhancing performance of entropy coding, and video coding method and apparatus using the entropy coding performance enhancing method
KR100714706B1 (ko) 엔트로피 코딩의 성능 향상 방법 및 장치, 상기 방법을이용한 비디오 코딩 방법 및 장치
KR101041973B1 (ko) 플래그 부호화 방법, 플래그 복호화 방법, 및 상기 방법을이용한 장치
JP4837047B2 (ja) ビデオ信号をグループ別にエンコーディングおよびデコーディングする方法および装置
JP2009506710A (ja) エントロピコーディングの性能向上方法および装置、前記方法を利用したビデオコーディング方法および装置
KR100772870B1 (ko) Fgs 계층의 블록에 포함되는 계수의 특성에 따라 비디오신호를 부호화하고 복호화하는 방법 및 장치
US20070071088A1 (en) Method and apparatus for entropy encoding and entropy decoding fine-granularity scalability layer video data
KR100834757B1 (ko) 엔트로피 부호화 효율을 향상시키는 방법 및 그 방법을이용한 비디오 인코더 및 비디오 디코더
WO2007029945A1 (en) Method and apparatus for enhancing performance of entropy coding, video coding method and apparatus using the method
KR100763192B1 (ko) Fgs 계층의 비디오 데이터를 엔트로피 부호화 및복호화하는 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees