JP4834350B2 - 生体情報計測装置及びそのキャリブレーション方法 - Google Patents

生体情報計測装置及びそのキャリブレーション方法 Download PDF

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Description

本発明は、健康管理、疾病の診断や治療、美容などのために、血液、生体組織細胞内外の体液中の物質濃度、生体組織の光物性情報などを光学的に測定する生体情報計測装置及びそのキャリブレーション方法に係り、特に可視光、近赤外光、中間赤外光などを用いて、生体内の血中成分濃度、ガス濃度、生体組織の変性に関する情報を非侵襲的に測定する生体情報計測装置及びそのキャリブレーション方法に関する。
被検体内に存在する物質の成分や濃度を測定するための代表的な従来装置としては、血液中のグルコース濃度(血糖値)を測定する血糖計がある。現在、広く用いられている血糖計は、被検体の指や腕などの部位に針を刺して採取した少量の血液などの被検試料を利用するもので、この被検試料のグルコースを化学反応させてその濃度を測定する。
そして、標準的なグルコース濃度の計測法の1つに、酵素センサを用いた方法がある。グルコース検知に使用される酵素としては、例えばグルコースオキシダーゼ(GOD)がある。この酵素を高分子膜などに固定化しておき、被検体物質中のグルコースがそのGOD固定化膜に接触することによって酸素が消費され、この酸素の変化を捕らえることでグルコース濃度を測定することができる。このような採血式の血糖計は、携帯可能な大きさであり、糖尿病患者の血糖値の管理に利用されている。
しかしながら、上記方法では採血のために指や腕などに針を刺す必要があり、被検体の皮膚を損傷すると共に苦痛を伴う。糖尿病患者の血糖値を厳密に管理するためには、一日に5、6回以上の測定が望ましいにもかかわらず、被検体への負荷を考慮して現状では一日に2、3回程度の測定回数に留まっている。
一方、グルコース等の被検体内に存在する物質の成分や濃度を、採血や細胞間質液の抽出によらず非侵襲的に測定する生体情報計測装置が知られている。この生体情報計測装置は、被検体の皮膚表面などに異なる複数の波長の近赤外光を照射し、被検体内を拡散、透過、若しくは反射した光を検出して生成された光データを演算処理することにより、被検体内に存在する物質の成分や濃度を測定するものである。
上記の生体情報計測装置では、被検体の皮膚表面に光源部からの光を照射する照射位置と、被検体内を拡散、透過、若しくは反射した光を受光する受光位置が空間的に異なる複数の部位を対象として、それぞれ照射・受光部を設け、その照射・受光部を構成している複数の光ファイバを被検体の被測定部位表面に直接接触させて測定が行われる(例えば、特許文献1参照。)。
また、生体情報計測装置においては、血糖計などの標準的な参照装置による複数の被検体の被検試料の測定により得られたグルコース濃度などの参照データと、前記複数の被検体を非侵襲的に測定して得られた光データとの相関関係を求めるキャリブレーションが行われる。そして、その求めた相関関係に基づいて、測定対象の被検体を非侵襲的に測定して得られた光データを処理してグルコース濃度などが算出される(例えば、特許文献2参照。)。
特表2002−515277号公報 特開2000−60826号公報
しかしながら、従来の生体情報計測装置では、参照データと光データとの相関関係が、被験者や測定部位に関わる要因、被験者の体調、病態、投薬などに関わる要因、季節や温度などの環境に関わる要因、光の強度などの光源部に関わる要因などによって変動する恐れがあるので、生体情報計測装置の操作者が定期的にキャリブレーションを行う必要がある。また、キャリブレーションのタイミングを逃して気付かずに測定した場合には測定精度が低下する問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、被検体の体液成分の濃度、生体組織などを光学的に測定して正確に定量・定性分析するためのキャリブレーションを簡便に行うことができる生体情報計測装置及びそのキャリブレーション方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に係る本発明の生体情報計測装置は、 被検体に光を照射し、前記被検体内を拡散、透過、若しくは反射した光を検出する光検出手段と、前記光検出手段からの光信号から光データを生成するデータ収集手段と、前記被検体から採取された被検試料を測定して参照データを生成する参照装置から得られた前記参照データを受付ける参照データ生成手段と、前記参照データ生成手段からの前記参照データ及び前記データ収集手段からの前記光データの内の一方のデータと、この一方のデータの生成時刻との差が許容時間内に入る時刻に生成された他方のデータとを含むペアデータを生成するペアデータ生成手段と、前記ペアデータ生成手段により生成された前記ペアデータ、及び予め前記ペアデータ生成手段により生成された複数のペアデータが保存されるペアデータ記憶手段と、前記ペアデータ記憶手段から複数の前記ペアデータを読み出してキャリブレーションテーブルを生成及び更新するキャリブレーションテーブル生成手段と、前記キャリブレーションテーブル生成手段により生成又は更新された前記キャリブレーションテーブルを用いて、前記データ収集手段からの前記光データを処理して測定データを生成する測定データ生成手段と、前記測定データ生成手段により生成された測定データが保存される測定データ記憶手段と、前記測定データ生成手段により生成された前記測定データと、前記測定データ記憶手段に保存されている直近の少なくとも1つの測定データとの差が許容範囲よりも大きい時に、前記キャリブレーションテーブルを無効と判定する判定手段と、を備え、前記キャリブレーションテーブル生成手段は、前記判定手段が前記キャリブレーションテーブルを無効と判定した時に、前記キャリブレーションテーブルを更新するようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に係る本発明の生体情報計測装置は、被検体に光を照射し、前記被検体内を拡散、透過、若しくは反射した光を検出する光検出手段と、前記被検体から採取された被検試料をセンサで測定し、前記センサから得られるセンサ信号を検出するセンサ検出手段と、前記光検出手段からの光信号から光データの生成、及び前記センサ検出手段からのセンサ信号からセンサデータの生成を行うデータ収集手段と、前記データ収集手段からの前記センサデータから参照データを生成する参照データ生成手段と、前記参照データ生成手段からの前記参照データ及び前記データ収集手段からの前記光データの内の一方のデータと、この一方のデータの生成時刻との差が許容時間内に入る時刻に生成された他方のデータとを含むペアデータを生成するペアデータ生成手段と、前記ペアデータ生成手段により生成された前記ペアデータ及び予め前記ペアデータ生成手段により生成された複数のペアデータが保存されるペアデータ記憶手段と、前記ペアデータ記憶手段から複数の前記ペアデータを読み出してキャリブレーションテーブルを生成及び更新するキャリブレーションテーブル生成手段と、前記キャリブレーションテーブル生成手段により生成又は更新された前記キャリブレーションテーブルを用いて、前記データ収集手段からの前記光データを処理して測定データを生成する測定データ生成手段と、前記測定データ生成手段により生成された測定データが保存される測定データ記憶手段と、前記測定データ生成手段により生成された前記測定データと、前記測定データ記憶手段に保存されている直近の少なくとも1つの測定データとの差が許容範囲よりも大きい時に、前記キャリブレーションテーブルを無効と判定する判定手段と、を備え、前記キャリブレーションテーブル生成手段は、前記判定手段が前記キャリブレーションテーブルを無効と判定した時に、前記キャリブレーションテーブルを更新するようにしたことを特徴とする。
また、請求項20に係る本発明の生体情報計測装置のキャリブレーション方法は、被検体に光を照射し、前記被検体内を拡散、透過、若しくは反射した光を光検出手段により検出し、前記光検出手段からの光信号から光データをデータ収集手段により生成し、前記被検体から採取された被検試料を測定して参照データを生成する参照装置から得られた前記参照データを参照データ生成手段により受付けを行い、前記参照データ生成手段からの前記参照データ及び前記データ収集手段からの前記光データの内の一方のデータと、この一方のデータの生成時刻との差が許容時間内に入る時刻に生成された他方のデータとを含むペアデータをペアデータ生成手段により生成し、前記ペアデータ生成手段により生成された前記ペアデータを、予め前記ペアデータ生成手段により生成された複数のペアデータが保存されるペアデータ記憶手段に保存し、前記ペアデータ記憶手段から複数の前記ペアデータを読み出してキャリブレーションテーブルをキャリブレーションテーブル生成手段より生成又は更新し、前記キャリブレーションテーブル生成手段により生成又は更新された前記キャリブレーションテーブルを用いて、測定データ生成手段により前記データ収集手段からの前記光データを処理して測定データを生成し、前記測定データ生成手段により生成された測定データを測定データ記憶手段により記憶し、前記測定データ生成手段により生成された前記測定データと、前記測定データ記憶手段に保存されている直近の少なくとも1つの測定データとの差が許容範囲よりも大きい時に、判定手段により前記キャリブレーションテーブルを無効と判定し、前記判定手段により前記キャリブレーションテーブルが無効であると判定された時に、前記キャリブレーションテーブルを前記キャリブレーションテーブル生成手段により更新することを特徴とする。
また、請求項21に係る本発明の生体情報計測装置のキャリブレーション方法は、被検体に光を照射し、前記被検体内を拡散、透過、若しくは反射した光を光検出手段により検出し、前記被検体から採取された被検試料をセンサで測定し、前記センサから得られるセンサ信号をセンサ検出手段により検出し、前記光検出手段からの光信号から光データの生成、及び前記センサ検出手段からのセンサ信号からセンサデータの生成をデータ収集手段により行い、前記データ収集手段からの前記センサデータから参照データを参照データ生成手段により生成し、前記参照データ生成手段からの前記参照データ及び前記データ収集手段からの前記光データの内の一方のデータと、この一方のデータの生成時刻との差が許容時間内に入る時刻に生成された他方のデータとを含むペアデータをペアデータ生成手段により生成し、前記ペアデータ生成手段により生成された前記ペアデータを、予め前記ペアデータ生成手段により生成された複数のペアデータが保存されるペアデータ記憶手段に保存し、前記ペアデータ記憶手段から複数の前記ペアデータを読み出してキャリブレーションテーブルをキャリブレーションテーブル生成手段より生成又は更新し、前記キャリブレーションテーブル生成手段により生成又は更新された前記キャリブレーションテーブルを用いて、測定データ生成手段により前記データ収集手段からの前記光データを処理して測定データを生成し、前記測定データ生成手段により生成された測定データを測定データ記憶手段により記憶し、前記測定データ生成手段により生成された前記測定データと、前記測定データ記憶手段に保存されている直近の少なくとも1つの測定データとの差が許容範囲よりも大きい時に、判定手段により前記キャリブレーションテーブルを無効と判定し、前記判定手段により前記キャリブレーションテーブルが無効であると判定された時に、前記キャリブレーションテーブルを前記キャリブレーションテーブル生成手段により更新することを特徴とする。
本発明によれば、外部からの参照データの受信又は測定毎に、キャリブレーションテーブルの有効性を判定し、無効の場合にはキャリブレーションテーブルが更新されるので、キャリブレーションを簡便に行うことができる。
本発明は、被検体の生体情報を非侵襲的に測定する生体情報計測装置として、例えば被検体の指、腕などの様々な測定部位から、グルコース、ヘモグロビンなどの体液成分濃度などの様々な生体情報を測定することができるが、ここでは被検体の指からグルコース濃度を測定する場合について説明する。
以下に、本発明に係る生体情報計測装置の実施例を、図1乃至図6を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係る生体情報計測装置の構成を示したブロック図である。この生体情報計測装置10は、被検体Pに光を照射し、被検体Pから受光した光を検出して電気信号(光信号)に変換する光検出部3と、被検体Pから採取された血液などの被検試料からセンサ信号を検出するセンサ検出部4と、光検出部3からの光信号やセンサ検出部4からのセンサ信号を増幅する信号増幅部51と、信号増幅部51からの増幅された光信号やセンサ信号をアナログ/デジタルコンバータにより変換して光データやセンサデータを生成するデータ収集部52とを備えている。
また、生体情報計測装置10は、外部から参照データを受信する外部情報受信部53と、データ収集部52からの光データ又はセンサデータ、又は外部情報受信部53からの参照データに基づいて、キャリブレーションテーブルの生成及び更新や、このキャリブレーションテーブルを用いて光データを処理して測定データの生成などを行うデータ処理部6と、データ処理部6において生成された測定データなどを出力する出力部7と、被検体PのID、氏名などの被検体情報や各種コマンド信号を入力する操作部8と、上述の各ユニットを制御する制御部9とを備えている。
更に、生体情報計測装置10は、光検出部3、センサ検出部4、信号増幅部51、データ収集部52、外部情報受信部53、データ処理部6、出力部7、操作部8、及び制御部9に電力を供給する図示しない電源部を備えている。
光検出部3は、被検体Pに光を照射し、被検体P内を拡散、透過、若しくは反射した光を検出する光学部1と、被検体Pの測定部位の温度を制御する温度制御部2と、光学部1及び温度制御部2を有する光インターフェース部31とを備えている。
光学部1は、単色光あるいはそれに近い光を発生させる半導体レーザや発光ダイオード等の複数の小型発光素子で構成される光源部11と、光源部11で発光した一つ若しくは複数の小型発光素子からの光を合波して同一光軸に重ね合わせる合波部12と、合波部12から出力された光を被検体Pの測定部位に照射し、その照射され被検体P内を拡散、透過、若しくは反射した光を受光する照射・受光部13と、照射・受光部13で受光した光を検出して電気信号に変換する光信号検出部14とを備えている。
そして、グルコース濃度は、400nm〜2500nmの領域における波長を用いて測定が行われ、ヘモグロビン濃度は、この濃度に依存して変化する500nm〜1600nmの領域における波長を用いて測定が行われる。
温度制御部2は、被検体Pの被測定部位に対して加温或いは冷却を行うペルチェ素子などで構成される加温・冷却部21と、被測定部位近傍の温度を測定する熱電対やサーミスタなどの温度センサ22と、温度センサ22からの検出信号に基づいて加温・冷却部21を制御する温度制御回路23とを備えている。
光インターフェース部31は、熱伝導性のよいアルミニューム材などからなり、光学部1の照射・受光部13を有すると共に、温度制御部2からの熱を伝達して被検体Pの測定部位を温度制御するために設けられている。そして、図2、図6で明らかなように光インターフェース部31に被検体Pの測定部位を接触させた状態で、光学部1による測定が行われる。
図2は、照射・受光部13の構成の詳細を示した図である。この照射・受光部13は、光源部11から出力された光を合波部12を介して被検体Pに照射する照射用光ファイバ131と、被検体Pからの光を受光して光信号検出部14に出力する受光用光ファイバ132とを備えている。
次に、照射・受光部13における光の流れを図2に示した実線及び破線で示した矢印を参照して説明する。
光源部11から出力された光は、合波部12を介して実線の矢印で示した照射光として照射用光ファイバ131から被検体Pの指の腹部などの皮膚表面に照射される。そして、被検体Pの皮膚表面に照射された光は、被検体P内の主に表皮から真皮にかけて侵入する。
その過程で、被検体P内の斜線で示した範囲において拡散、透過、若しくは反射した光は、受光用ファイバ132に入射する。そして、受光用光ファイバ132から出射される入射した入射光が、光信号出力部14に入力される。
図1のセンサ検出部4は、被検体Pの被検試料中の特定の成分を選択的に検出して電気信号に変換するセンサ部41と、このセンサ部41の電気信号をセンサ信号として検出するセンサ信号検出部42と、このセンサ部41を挿入可能なセンサインターフェース部43とを備えている。
センサ部41は、被検試料中の特定の成分を検出して電気信号に変換するセンサ41aを有し、センサ41aからの電気信号をセンサ信号検出部42に出力する。
センサ41aは、例えば酸素電極の表面にグルコースオキシダーゼ(GOD)を含む高分子膜が固定化された酵素センサからなる。この酵素センサは、被検試料中のグルコースがそのGOD固定化膜に接触することによって酸素が消費され、酸素電極がこの酸素の変化を捕らえて電気信号に変換する。
信号増幅部51は、光検出部3からの光信号やセンサ検出部4からのセンサ信号を、夫々所定の倍率で増幅してデータ収集部52に出力する。
データ収集部52は、信号増幅部51から出力された光信号やセンサ信号をアナログ/デジタルコンバータによりデジタル信号に変換して光データやセンサデータを生成する。次いで、操作部8からの入力により制御部9から供給される被検体Pの被検体情報を光データやセンサデータに付加し、更に光データに対してはその生成時刻の情報を付加してデータ処理部6に出力する。
外部情報受信部53は、参照装置100aによる被検体Pの被検試料の測定により得られた参照データが保存されている磁気カード、ICカードなどの記憶媒体101から参照データを読み取るリーダ54と、参照装置100bによる被検体Pの被検試料の測定により得られた参照データを通信回線102を介して受信するインターフェース55とを備えている。
参照装置100aは、生体情報計測装置10のセンサ検出部4、信号増幅部51、及びデータ収集部52と同様に動作するセンサ検出部4a、信号増幅部51a、及びデータ収集部52aと、このデータ収集部52aからのセンサデータから参照データを生成してその生成時刻を付加する参照データ生成部61aとを備えている。そして、参照データ生成部61aで生成された参照データに参照装置100aの装置IDが付加された参照データが記憶媒体101に保存される。
参照装置100bは、参照装置100aのセンサ検出部4a、信号増幅部51a、データ収集部52a、及び参照データ生成部61aと同様に動作するセンサ検出部4b、信号増幅部51b、データ収集部52b、及び参照データ生成部61bを備えている。そして、参照データ生成部61bで生成された参照データに参照装置100bの装置IDが付加された参照データが通信回線102を介して生体情報計測装置10に送信される。
なお、外部情報受信部53に、外部からの赤外線を受信する赤外線ポートを設け、外部の参照装置からの参照データを赤外線を介して受信するようにしてもよい。また、外部からの電波を受信する電波受信部を設け、外部の参照装置からの参照データを電波を介して受信するようにしてもよい。
データ処理部6は、データ収集部52からの光データ、又はデータ収集部52からのセンサデータを処理して生成された参照データ、又は外部情報受信部53からの参照データに基づいて、光データを処理するためのキャリブレーションテーブルの生成及び更新、生成又は更新されたキャリブレーションテーブルの有効性の判定、生成又は更新されたキャリブレーションテーブルを用いて光データを処理して測定データの生成などを行う。
出力部7は、データ処理部6からの様々なデータや情報を、表示出力する表示部71及び音声出力する音声部72を備え、データ処理部6において生成された測定データ、参照データ、キャリブレーションテーブルなどを出力する。
なお、出力部7には、上記に述べた出力以外にも、表示灯による点灯を利用した視覚伝達手段、あるいはバイブレータ駆動部を設置し、その振動を利用した振動伝達手段によっても伝達可能である。更には、それら複数の手段を併用することも可能である。
操作部8は、操作パネル上に設けられたボタンや音声入力のためのマイク、出力部7の表示部71上に設けられたタッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、被検体Pの被検体情報の入力、光検出部3による光学測定操作或いはセンサ検出部4によるセンサ測定操作、データ処理部6に保存される各種データの出力操作などが行われる。
制御部9は、操作部8からの入力信号に基づいて、光検出部3、センサ検出部4、信号増幅部51、データ収集部52、外部情報受信部53、データ処理部6、出力部7などの各ユニットの制御、システム全体の制御を統括して行う。
次に、図3を参照して、データ処理部6の構成の詳細を説明する。図3は、データ処理部6の詳細な構成を示した図である。このデータ処理部6は、データ収集部52からのセンサデータを処理して参照データの生成や、外部情報受信部53からの参照データの受付けを行う参照データ生成部61と、参照データ生成部61からの参照データやデータ収集部52からの光データを受付ける照合部62とを備えている。
また、データ処理部6は、照合部62で受付けた光データや参照データが保存されるデータ記憶部63と、照合部62で受付けた光データを処理するためのキャリブレーションテーブルを生成及び更新するキャリブレーションテーブル生成部64と、キャリブレーションテーブル生成部64で生成又は更新されたキャリブレーションテーブルの有効性を判定する判定部65と、キャリブレーションテーブル生成部64で生成又は更新されたキャリブレーションテーブルを用いてデータ収集部52からの光データを処理して測定データを生成する測定データ生成部66とを備えている。
参照データ生成部61は、予め操作部8から入力設定されたセンサデータのキャリブレーションテーブルを用いて、データ収集部52から出力されたセンサデータを処理して参照データを生成し、更にその生成時刻を付加して照合部62に出力する。また、外部情報受信部53からの参照データを受付けて、予め操作部8から登録された参照装置100a,100bなどの装置IDを有する参照データを照合部62に出力する。
照合部62は、参照データ生成部61からの参照データや、データ収集部52からの光データを受付データとして受付け、この受付データに付加されている被検体情報、生成時刻などの検査情報を、データ記憶部63のキャリブレーションデータ記憶回路63aに予め保存されている光データや参照データの検査情報と照合する。
受付データが参照データの場合、この参照データの被検体情報と一致し、且つ前記参照データの生成時刻と例えば15分の許容時間内で一致する生成時刻の情報を有する光データをキャリブレーションデータ記憶回路63aから読み出す。
そして、読み出した光データ及び前記参照データから構成されるペアデータを生成し、このペアデータに生成時刻を付加してペアデータ記憶回路63bに保存すると共に、前記参照データを判定部65に出力する。なお、ペアデータの生成により、このペアデータの光データはキャリブレーションデータ記憶回路63aから消去される。
また、受付データが光データの場合、この光データの被検体情報と一致し、且つ前記光データの生成時刻と許容時間内で一致する生成時刻の情報を有する参照データをキャリブレーションデータ記憶回路63aから読み出す。
そして、読み出した参照データ及び前記光データから構成されるペアデータを生成し、このペアデータに生成時刻を付加してデータ記憶部63のペアデータ記憶回路63bに保存すると共に判定部65に出力する。なお、ペアデータの生成により、このペアデータの参照データはキャリブレーションデータ記憶回路63aから消去される。
更に、受付データが光データ或いは参照データの一方であって、この一方の検査情報に一致する他方がキャリブレーションデータ記憶回路63aに保存されていない場合、前記一方をキャリブレーションデータ記憶回路63aに保存すると共に判定部65に出力する。また、当該装置の操作者にペアデータの生成を促すための前記一方に一致する前記他方がないことの照合情報を制御部9を介して出力部7に出力する。
データ記憶部63は、互いに検査情報が一致しない参照データ及び光データが保存されるキャリブレーションデータ記憶回路63a、照合部62で生成されたペアデータが保存されるペアデータ記憶回路63b、及び照合部62で受付けた参照データ、測定データ生成部66で生成された測定データなどが保存される測定データ記憶回路63cから構成される。
キャリブレーションテーブル生成部64は、ペアデータ記憶回路63bに保存されている被検体P或いは複数の被験者群の測定により生成された複数のペアデータを読み出して、読み出したペアデータから統計的に解析し数理モデル化された両者間の相関を示すキャリブレーションテーブルを生成及び更新して、内部のメモリに保存する。
また、判定部65からのキャリブレーションテーブル無効の情報に基づいて、ペアデータ記憶回路63bから複数のペアデータを読み出して、内部に保存したキャリブレーションテーブルを更新する。そして、生成又は更新したキャリブレーションテーブルの例えば相関係数が許容範囲から外れ異常である場合、又は正常である場合のキャリブレーション情報を、測定データ生成部66、制御部9を介して出力部7などに出力する。
ここで、更新されたキャリブレーションテーブルが異常である場合、所定のアルゴリズムに基づいて、後述する有効時間切れ、又は異常のキャリブレーションテーブルのいずれかを選択して、選択したキャリブレーションテーブルにキャリブレーションエラーの情報を付加して保存する。
判定部65は、照合部62から参照データ、光データ、ペアデータなどを受信する毎に、キャリブレーションテーブル生成部64に保存されているキャリブレーションテーブルの有効性を判定して、そのキャリブレーションテーブルの有効又は無効の判定情報をキャリブレーションテーブル生成部64、測定データ生成部66、制御部9を介して出力部7などに出力すると共に、照合部62からの参照データ、光データ、ペアデータなどを測定データ生成部66に出力する。
そして、判定部65では、照合部62からの参照データ又は光データの生成時刻と、キャリブレーションテーブル生成部64に保存されているキャリブレーションテーブルの生成時刻との差を求め、この生成時刻の差がキャリブレーション有効時間から外れたときにキャリブレーションテーブルを無効と判定する。
測定データ生成部66は、キャリブレーションテーブル生成部64からキャリブレーションテーブルを読み出して、このキャリブレーションテーブルを用いて判定部65から出力された光データや、ペアデータの光データを処理し、この光データの検査情報を付加した測定データを生成して測定データ記憶回路63cに保存すると共に出力部7に出力する。そして、キャリブレーションテーブル生成部64から読み出したキャリブレーションテーブルにキャリブレーションエラーの情報が付加されている場合、生成した測定データにこそのキャリブレーションテーブルを付加して測定データ記憶回路63cに保存すると共に出力部7に出力する。
また、キャリブレーションテーブル生成部64で更新されたキャリブレーションテーブルが正常である場合、又は判定部65で判定されたキャリブレーションテーブルが有効である場合、このキャリブレーションテーブルの生成時刻に対してキャリブレーション有効時間内の生成時刻を有し、且つキャリブレーションエラーの情報が付加された測定データ(異常データ)を測定データ記憶回路63cから読み出す。
そして、キャリブレーションエラーが付加されているキャリブレーションテーブルを用いて異常データを光データに変換し、この光データを正常又は有効なキャリブレーションテーブルを用いて異常データを更新した測手データを生成して測定データ記憶回路63cに保存すると共に出力部7に出力する。
更に、判定部65からの参照データや、ペアデータの参照データを測定データ記憶回路63cに保存すると共に出力部7に出力する。
以下、図1乃至図6を参照して、実施例に係る生体情報計測装置10の動作を説明する。まず、図4は、参照データを得るためのセンサ測定の動作を示したフローチャートである。このセンサ測定は、生体情報計測装置10の精度管理やキャリブレーションのために行われ、例えばセンサ測定開始時刻に対してペアデータ有効時間内の過去の時刻に被検体Pの光学測定が行われ、この光学測定における光データに一致する参照データがないことの照合情報に基づいて行われる。
生体情報計測装置10の操作者が操作部8から被検体Pの被検体情報を入力し、更にセンサ測定操作することにより、生体情報計測装置10は、センサ測定を開始する(ステップS1)。
制御部9は、操作部8からの入力情報に基づいて、センサ検出部4、信号増幅部51、データ収集部52、データ処理部6、及び出力部7にセンサ測定を指示する。そして、被検体Pから採取した被検試料を、図6に示した生体情報計測装置10のセンサ検出部4のセンサ41a上に滴下したセンサ部41を、センサインターフェース部43に挿入することにより、センサ信号検出部42は、センサ部41からセンサ信号を検出して信号増幅部51に出力する。
信号増幅部51は、センサ信号検出部42からのセンサ信号を所定の倍率で増幅してデータ収集部52に出力する。データ収集部52は、信号増幅部51からのセンサ信号からセンサデータを生成して、データ処理部6の参照データ生成部61に出力する。参照データ生成部61は、データ収集部52から出力されたセンサデータを処理し参照データを生成して照合部62に出力する。
照合部62は、参照データ生成部61からの参照データを受付けて、被検体P或いは複数の被験者群の測定により予めデータ記憶部63のキャリブレーションデータ記憶回路63aに保存されている光データと照合する。そして、受付けた参照データの検査情報と一致する検査情報を有する光データがキャリブレーションデータ記憶回路63aに保存されている場合(ステップS2のはい)、その光データをキャリブレーションデータ記憶回路63aから読み出して、ペアデータを生成してペアデータ記憶回路63bに保存すると共に、受付けた参照データを判定部65に出力する(ステップS3)。
また、参照データの検査情報に一致する光データがキャリブレーションデータ記憶回路63aに保存されていない場合(ステップS2のいいえ)、例えば「参照データに一致する光データは、ありませんでした。キャリブレーションが必要なので15分以内に光学測定を行ってください。」などの照合情報を制御部9を介して出力部7に出力し、受付けた参照データをキャリブレーションデータ記憶回路63aに保存すると共に判定部65に出力する(ステップS4)。
判定部65は、照合部62からの参照データの生成時刻とキャリブレーションテーブル生成部64に保存されているキャリブレーションテーブル生成時刻との差を求める。その生成時刻の差がキャリブレーション有効時間内である場合(ステップS5のはい)、予めキャリブレーションテーブル生成部64に保存されているキャリブレーションテーブルを有効と判定する。
そして、キャリブレーションテーブル生成時刻からキャリブレーション有効時間後のキャリブレーションテーブル有効時刻を算出し、例えば「キャリブレーションテーブルは、4月3日12時30まで有効です。」などのキャリブレーションテーブル有効時刻を含む判定情報を制御部9を介して出力部7に出力すると共に、キャリブレーションテーブル有効の情報及び照合部62からの参照データを測定データ生成部66に出力する(ステップS7)。
また、前記生成時刻の差がキャリブレーション有効時間よりも大きい場合(ステップS5のいいえ)、キャリブレーションテーブル無効の情報及び参照データの生成時刻の情報をキャリブレーションテーブル生成部64に出力すると共に、参照データを測定データ生成部66に出力する(ステップS6)。
キャリブレーションテーブル生成部64は、判定部65からのキャリブレーションテーブル無効の情報に基づいて、判定部65からの参照データの生成時刻の情報に対してペアデータ有効時間内の生成時刻の情報を有するペアデータを、被検体P或いは複数の被験者群の測定により生成されたペアデータが予め保存されているペアデータ記憶回路63bから読み出して、キャリブレーションテーブルを更新すると共にその更新による生成時刻を付加する。(ステップS8)。
そして、更新されたキャリブレーションテーブルが異常である場合(ステップS9のいいえ)、「キャリブレーションを行いましたが、キャリブレーションテーブルに異常が発生しました。測定データの正確度は低い可能性があります。」などのキャリブレーション情報を制御部9を介して出力部7に出力する(ステップS10)。
また、更新されたキャリブレーションテーブルが正常である場合(ステップS9のはい)、キャリブレーションテーブル生成部64は、キャリブレーションテーブル正常の情報を測定データ生成部66に出力すると共に、例えば「キャリブレーションが正しく行われました。」などのキャリブレーション情報を制御部9を介して出力部7に出力する(ステップS11)。
測定データ生成部66は、ステップS7における判定部65からのキャリブレーションテーブル有効、またはステップS11におけるキャリブレーションテーブル生成部64からのキャリブレーションテーブル正常の情報に基づいて、この有効又は正常のキャリブレーションテーブルの生成時刻に対してキャリブレーション有効時間内の生成時刻を有し、且つキャリブレーションエラーの情報が付加された測定データを測定データ記憶回路63cから読み出して更新する(ステップS12)。
そして、更新した測定データ及び判定部65からの参照データを測定データ記憶回路63cに保存すると共に出力部7に出力する(ステップS13)。
出力部7に、ステップS10における制御部9からのキャリブレーション情報、又はステップS13における測定データ生成部66からの更新後の測定データ及び参照データが出力された時点で、制御部9は、センサ検出部4、信号増幅部51、データ収集部52、データ処理部6、出力部7にセンサ測定動作の停止を指示する。そして、生体情報計測装置10は、センサ測定を終了する(ステップS14)。
このように、照合部62で参照データを受付ける毎に、この参照データ及びこの参照データの検査情報と一致する検査情報を有する光データから構成されるペアデータを生成し、前記参照データに基づいて予め生成又は更新されたキャリブレーションテーブルが無効と判定された時に、前記ペアデータ及び予め生成されたペアデータを用いて、キャリブレーションテーブルを更新することができる。
また、キャリブレーションテーブルが有効であると判定された場合、又は無効であると判定され、更新されたキャリブレーションテーブルが正常である場合、このキャリブレーションテーブルを用いて、過去に生成されたキャリブレーションエラーの情報を有する測定データを更新することができる。
更に、受付けた参照データに一致する光データがないことの照合情報、キャリブレーションテーブルの有効時刻又は無効の判定情報、キャリブレーションテーブルを生成又は更新した時の正常または異常のキャリブレーション情報などを出力部7に出力することができる。
次に、図5は、測定データを得るための光学測定の動作を示したフローチャートである。
生体情報計測装置10の操作者が操作部8から被検体Pの被検体情報を入力し、更に光学測定操作することにより、生体情報計測装置10は、光学測定を開始する(ステップS21)。
制御部9は、操作部8からの入力情報に基づいて、光検出部3、信号増幅部51、データ収集部52、データ処理部6、及び出力部7に光学測定を指示する。そして、被検体Pの指の腹面を図6に示した生体情報計測装置10の光インターフェース部31に接触させることにより、光検出部3の照射・受光部13は、光源部11からの光を合波部12を介して被検体Pに照射し、被検体P内を拡散、透過、若しくは反射して受光した光を光信号出力部14に出力する。光信号出力部14は、照射・受光部13からの光を検出してその光信号を信号増幅部51に出力する。
信号増幅部51は、光信号検出部14からの光信号を所定の倍率で増幅してデータ収集部52に出力する。データ収集部52は、信号増幅部51からの光信号から光データを生成して、データ処理部6の照合部62に出力する。
照合部62は、データ収集部52からの光データを受付けて、被検体P或いは複数の被験者群の測定により予めデータ記憶部63のキャリブレーションデータ記憶回路63aに保存されている参照データと照合する。そして、受付けた光データの検査情報と一致する検査情報を有する参照データがキャリブレーションデータ記憶回路63aに保存されている場合(ステップS22のはい)、その参照データをキャリブレーションデータ記憶回路63aから読み出して、ペアデータを生成してペアデータ記憶回路63bに保存すると共に判定部65に出力する(ステップS23)。
また、受付けた光データの検査情報と一致する参照データがキャリブレーションデータ記憶回路63aに保存されていない場合(ステップS22のいいえ)、例えば「光データに一致する参照データはありませんでした。15分以内にセンサ測定を行えばペアデータを生成することができます。」などの照合情報を制御部9を介して出力部7に出力し、受付けた光データをキャリブレーションデータ記憶回路63aに保存すると共に判定部65に出力する(ステップS24)。
判定部65は、ステップS23における照合部62からのペアデータの光データ、又はステップS24における照合部62からの光データの生成時刻と、キャリブレーションテーブル生成部64に保存されているキャリブレーションテーブルの生成時刻との差を求める。
この生成時刻の差がキャリブレーション有効時間内である場合(ステップS25のはい)、図4のステップS7と同様に判定情報を制御部9を介して出力部7に出力し、キャリブレーションテーブル有効の情報、及び照合部62からのペアデータ又は光データを測定データ生成部66に出力する(ステップS27)。
また、前記生成時刻の差がキャリブレーション有効時間よりも大きい場合(ステップS25のいいえ)、キャリブレーションテーブル無効の情報及びペアデータの光データ又は光データの生成時刻の情報をキャリブレーションテーブル生成部64に出力すると共に、ペアデータ又は光データを測定データ生成部66に出力する(ステップS26)。
キャリブレーションテーブル生成部64は、判定部65からのキャリブレーションテーブル無効の情報に基づいて、判定部65からのペアデータ又は光データの生成時刻の情報に対してペアデータ有効時間内の生成時刻の情報を有するペアデータを、被検体P或いは複数の被験者群の測定により生成されたペアデータが予め保存されているペアデータ記憶回路63bから読み出して、キャリブレーションテーブルを更新して更新した生成時刻を付加する。(ステップS28)。
そして、更新されたキャリブレーションテーブルが異常である場合(ステップS29のいいえ)、キャリブレーションテーブル異常の情報を測定データ生成部66に出力すると共に、図4のステップS10と同様にキャリブレーション情報を制御部9を介して出力部7に出力する(ステップS30)。
また、更新されたキャリブレーションテーブルが正常である場合(ステップS29のはい)、キャリブレーション正常の情報を測定データ生成部66に出力すると共に、図4のステップS11と同様にキャリブレーション情報を制御部9を介して出力部7に出力する(ステップS31)。
測定データ生成部66は、ステップS27における判定部65からのキャリブレーションテーブル有効、又はステップS31におけるキャリブレーションテーブル生成部64からのキャリブレーションテーブル正常の情報に基づいて、キャリブレーションテーブル生成部64から有効又は正常のキャリブレーションテーブルを読み出して、このキャリブレーションテーブルを用いて判定部65から出力された光データ又はペアデータの光データを処理して測定データを生成し、この測定データを測定データ記憶回路63cに保存すると共に出力部7に出力する(ステップS32)。
また、前記キャリブレーションテーブルの生成時刻に対してキャリブレーション有効時間内の生成時刻を有し、且つキャリブレーションエラーの情報が付加された測定データを測定データ記憶回路63cから読み出して更新してする。そして、更新した測定データ及び判定部65からの参照データを測定データ記憶回路63cに保存すると共に出力部7に出力する。(ステップS32)。
更に、ステップS30におけるキャリブレーションテーブル生成部64からのキャリブレーションテーブル異常の情報に基づいて、キャリブレーションテーブル生成部64のキャリブレーションエラーの情報が付加されたキャリブレーションテーブルを読み出して、このキャリブレーションテーブルを用いて、判定部65から出力されたペアデータの光データ又は光データから測定データを生成する。そして、この測定データにキャリブレーションエラーの情報及び測定データの生成に用いたキャリブレーションテーブルを付加して測定データ記憶回路63cに保存すると共に出力部7に出力する(ステップS33)。
出力部7に、ステップS32における測定データ生成部66からのペアデータから生成された測定データ及びペアデータを構成している参照データ、又は光データから生成された測定データ、及び更新された測定データが出力される。
或いは、ステップS33における測定データ生成部66からのペアデータから生成された測定データ及びペアデータを構成している参照データ、又は光データから生成された測定データが出力される。
出力部7に、各情報や各データが出力された時点で、制御部9は、光検出部3、信号増幅部51、データ収集部52、データ処理部6、出力部7に光学測定動作の停止を指示する。そして、生体情報計測装置10は、光学測定を終了する(ステップS34)。
このように、照合部62で光データを受付ける毎に、この光データ及びこの光データの検査情報と一致する検査情報を有する参照データからペアデータを生成し、前記光データに基づいて予め生成又は更新されたキャリブレーションテーブルが無効と判定された時に、前記ペアデータ及び予め生成されたペアデータを用いて、キャリブレーションテーブルを更新することができる。そして、この更新したキャリブレーションテーブルが正常である場合、このキャリブレーションテーブルを用いて受付けた光データを処理して測定データを生成することができる。
また、キャリブレーションテーブルが有効であると判定された場合、又は無効であると判定され、更新されたキャリブレーションテーブルが正常である場合、このキャリブレーションテーブルを用いて、過去に生成されたキャリブレーションエラーの情報を有する測定データを更新することができる。
更に、受付けた光データに一致する参照データがないことの照合情報、キャリブレーションテーブルの有効時刻又は無効の判定情報、キャリブレーションテーブルを生成又は更新した時の正常又は異常のキャリブレーション情報などを出力部7に出力することができる。
以上述べた本発明の実施例によれば、光データ及び参照データの一方を受付ける毎に、この一方及びこの一方の検査情報と一致する他方から構成されるペアデータを生成し、受付けた前記一方に基づいてキャリブレーションテーブルが無効と判定された時に、前記ペアデータ及び過去のペアデータを用いてキャリブレーションテーブルを更新できるので、キャリブレーションを簡便に行うことができる。
また、受付データが光データであって、更新されたキャリブレーションテーブルが正常である場合、更新されたキャリブレーションテーブルを用いて、受付けた光データを処理できるので、精度よく測定することができる。
また、受付データが光データであって、キャリブレーションテーブルが有効であると判定された場合、又は無効と判定され更新したキャリブレーションテーブルが正常である場合、有効又は更新したキャリブレーションテーブルを用いて、過去に生成されたキャリブレーションエラーの情報を有する測定データを更新することができる。従って、再測定を防ぐことができ効率よく測定することができる。
更に、光データ及び参照データの一方を受付けた時に、この一方に一致する他方がないことの照合情報、キャリブレーションテーブル有効時刻又は無効の判定情報、及びキャリブレーションテーブルを生成又は更新したときの正常又は異常のキャリブレーション情報を出力部7に出力させることにより、キャリブレーションの状態やキャリブレーションのタイミングを容易に把握することができる。従って、適宜キャリブレーションを行うことができるので測定精度の低下を防ぐことができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば外部に出力するための送信インターフェース、記憶媒体101にデータを書き込むためのライタなどで構成される内部情報送信部を設け、データ収集部52で生成された光データ、参照データ生成部61でデータ収集部52からのセンサデータから生成された参照データ、照合部62で生成されたペアデータ、及び測定データ生成部66で生成された測定データなどの各データに生体情報計測装置10の装置IDを付加して、前記内部情報送信部を介して、データ記憶部63と同様に構成されたデータ記憶部を有する外部のデータ記憶装置に保存し、必要に応じて外部情報受信部53を介して受信するように実施してもよい。
次に、データ処理部6における処理を、以下に説明する手順で実施するようにしてもよい。照合部62における受付データが光データの場合、照合部62は、その光データを測定データ生成部66に出力する。測定データ生成部66は、キャリブレーションテーブル生成部64のキャリブレーションテーブルを用いて、前記光データから第1の測定データを生成して判定部65に出力する。判定部65は、第1の測定データと、測定データ記憶回路63cに保存されている直近の少なくとも1つの測定データとの差が許容範囲よりも大きい時に、前記キャリブレーションテーブルを無効と判定する。キャリブレーションテーブル生成部64は、判定部65の無効判定に応じて前記キャリブレーションテーブルを更新し、測定データ生成部66は、更新された前記キャリブレーションテーブルを用いて第1の測定データを第2の測定データに更新する。
また、照合部62における受付データが光データであって、その光データからペアデータが生成された場合、照合部62は、そのペアデータを測定データ生成部66に出力する。測定データ生成部66は、キャリブレーションテーブル生成部64のキャリブレーションテーブルを用いて、前記ペアデータの光データから第1の測定データを生成して判定部65に出力する。判定部65は、第1の測定データと前記ペアデータの参照データとの差が許容範囲から外れた時に、前記キャリブレーションテーブルを無効と判定する。キャリブレーションテーブル生成部64は、判定部65の無効判定に応じて前記キャリブレーションテーブルを更新し、測定データ生成部66は、更新された前記キャリブレーションテーブルを用いて第1の測定データを更新して第2の測定データを生成する。
更に、照合部62における受付データが参照データであって、その参照データからペアデータが生成された場合、照合部62は、そのペアデータを判定部65に出力する。判定部65は、測定データ記憶回路63cに保存されている前記ペアデータの光データの検査情報が一致する測定データと、前記ペアデータの参照データとの差が許容範囲から外れた時に、キャリブレーションテーブル生成部64のキャリブレーションテーブルを無効と判定する。キャリブレーションテーブル生成部64は、判定部65の無効判定に応じて前記キャリブレーションテーブルを更新する。
本発明の実施例に係る生体情報計測装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係る照射・受光部の構成の詳細を示す図。 本発明の実施例に係るデータ処理部の構成の詳細を示すブロック図。 本発明の実施例に係る参照データを得るためのセンサ測定の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例に係る測定データを得るための光学測定の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例に係る生体情報計測装置の外観図。
P 被検体
1 光学部
2 温度制御部
3 光検出部
4、4a、4b センサ検出部
6 データ処理部
7 出力部
8 操作部
9 制御部
10 生体情報計測装置
11 光源部
12 合波部
13 照射・受光部
14 光信号検出部
31 光インターフェース部
41 センサ部
41a センサ
42 センサ信号検出部
43 センサインターフェース部
51、51a、51b 信号増幅部
52、52a、52b データ収集部
53 外部情報受信部
54 リーダ
55 インターフェース
100a、100b 参照装置
101 記憶媒体
102 通信回線

Claims (21)

  1. 被検体に光を照射し、前記被検体内を拡散、透過、若しくは反射した光を検出する光検出手段と、
    前記光検出手段からの光信号から光データを生成するデータ収集手段と、
    前記被検体から採取された被検試料を測定して参照データを生成する参照装置から得られた前記参照データを受付ける参照データ生成手段と、
    前記参照データ生成手段からの前記参照データ及び前記データ収集手段からの前記光データの内の一方のデータと、この一方のデータの生成時刻との差が許容時間内に入る時刻に生成された他方のデータとを含むペアデータを生成するペアデータ生成手段と、
    前記ペアデータ生成手段により生成された前記ペアデータ、及び予め前記ペアデータ生成手段により生成された複数のペアデータが保存されるペアデータ記憶手段と、
    前記ペアデータ記憶手段から複数の前記ペアデータを読み出してキャリブレーションテーブルを生成及び更新するキャリブレーションテーブル生成手段と、
    前記キャリブレーションテーブル生成手段により生成又は更新された前記キャリブレーションテーブルを用いて、前記データ収集手段からの前記光データを処理して測定データを生成する測定データ生成手段と、
    前記測定データ生成手段により生成された測定データが保存される測定データ記憶手段と、
    前記測定データ生成手段により生成された前記測定データと、前記測定データ記憶手段に保存されている直近の少なくとも1つの測定データとの差が許容範囲よりも大きい時に、前記キャリブレーションテーブルを無効と判定する判定手段と、
    を備え、
    前記キャリブレーションテーブル生成手段は、前記判定手段が前記キャリブレーションテーブルを無効と判定した時に、前記キャリブレーションテーブルを更新するようにしたことを特徴とする生体情報計測装置。
  2. 前記参照装置により生成された前記参照データを、前記参照装置と接続された通信回線を介して受信するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の生体情報計測装置。
  3. 前記参照装置により生成され、記憶媒体に保存された前記参照データを、記憶媒体読み取り手段により読み取るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の生体情報計測装置。
  4. 音声を受信して入力する音声入力手段を有し、
    前記参照装置により生成された前記参照データを、前記音声入力手段から取得するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の生体情報計測装置。
  5. 被検体に光を照射し、前記被検体内を拡散、透過、若しくは反射した光を検出する光検出手段と、
    前記被検体から採取された被検試料をセンサで測定し、前記センサから得られるセンサ信号を検出するセンサ検出手段と、
    前記光検出手段からの光信号から光データの生成、及び前記センサ検出手段からのセンサ信号からセンサデータの生成を行うデータ収集手段と、
    前記データ収集手段からの前記センサデータから参照データを生成する参照データ生成手段と、
    前記参照データ生成手段からの前記参照データ及び前記データ収集手段からの前記光データの内の一方のデータと、この一方のデータの生成時刻との差が許容時間内に入る時刻に生成された他方のデータとを含むペアデータを生成するペアデータ生成手段と、
    前記ペアデータ生成手段により生成された前記ペアデータ及び予め前記ペアデータ生成手段により生成された複数のペアデータが保存されるペアデータ記憶手段と、
    前記ペアデータ記憶手段から複数の前記ペアデータを読み出してキャリブレーションテーブルを生成及び更新するキャリブレーションテーブル生成手段と、
    前記キャリブレーションテーブル生成手段により生成又は更新された前記キャリブレーションテーブルを用いて、前記データ収集手段からの前記光データを処理して測定データを生成する測定データ生成手段と、
    前記測定データ生成手段により生成された測定データが保存される測定データ記憶手段と、
    前記測定データ生成手段により生成された前記測定データと、前記測定データ記憶手段に保存されている直近の少なくとも1つの測定データとの差が許容範囲よりも大きい時に、前記キャリブレーションテーブルを無効と判定する判定手段と、
    を備え、
    前記キャリブレーションテーブル生成手段は、前記判定手段が前記キャリブレーションテーブルを無効と判定した時に、前記キャリブレーションテーブルを更新するようにしたことを特徴とする生体情報計測装置。
  6. 前記測定データ生成手段は、前記判定手段が前記キャリブレーションテーブルを無効と判定した時に、前記キャリブレーションテーブル生成手段により更新される前記キャリブレーションテーブルを用いて、前記測定データを生成するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の生体情報計測装置。
  7. 前記判定手段は、前記参照データ生成手段からの前記参照データ又は前記データ収集手段からの前記光データの生成時刻と、前記キャリブレーション生成手段により生成又は更新された前記キャリブレーションテーブルの生成時刻との差がキャリブレーション有効時間よりも大きい時に、前記キャリブレーションテーブルを無効と判定することを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の生体情報計測装置。
  8. 前記測定データ生成手段は、前記データ収集手段からの前記光データに基づいて、前記光データを処理して測定データを生成し、
    前記判定手段は、前記測定データ生成手段により生成された前記測定データと、前記光データから生成されたペアデータの参照データとの差が許容範囲よりも大きい時に、前記キャリブレーションテーブルを無効と判定することを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の生体情報計測装置。
  9. 前記判定手段は、前記参照データ生成手段からの前記参照データに基づいて、前記参照データと、前記参照データから生成されたペアデータの光データから生成された測定データとの差が許容範囲よりも大きい時に、前記キャリブレーションテーブルを無効と判定することを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の生体情報計測装置。
  10. 前記キャリブレーションテーブル生成手段は、前記ペアデータ記憶手段からペアデータ有効時間内の時刻に生成された前記ペアデータを読み出して、前記キャリブレーションテーブルを生成又は更新するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の生体情報計測装置。
  11. 前記測定データ生成手段により生成された前記測定データを出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の生体情報計測装置。
  12. 互いに生成時刻が一致しない前記光データ及び前記参照データが保存されるキャリブレーションデータ記憶手段を有し、
    前記参照データ生成手段からの前記参照データ及び前記データ収集手段からの前記光データの内の前記一方のデータに対して前記他方のデータが前記キャリブレーションデータ記憶手段に保存されていない時に、その情報を前記出力手段に出力するようにしたことを特徴とする請求項11に記載の生体情報計測装置。
  13. 前記情報は、前記キャリブレーションデータ記憶手段に保存されていない前記他方のデータが光データである場合、前記一方のデータの生成時刻に対して前記許容時間内に新たな光データの生成が可能なように光学測定を促す情報であることを特徴とする請求項12に記載の生体情報計測装置。
  14. 前記キャリブレーションテーブル生成手段により生成又は更新された前記キャリブレーションテーブルの正常又は異常のキャリブレーション情報を前記出力手段に出力するようにしたことを特徴とする請求項11に記載の生体情報計測装置。
  15. 前記判定手段により判定された前記キャリブレーションテーブルの有効又は無効の判定情報を前記出力手段に出力するようにしたことを特徴とする請求項11に記載の生体情報計測装置。
  16. 前記測定データ記憶手段は、前記測定データ生成手段により無効又は異常のキャリブレーションテーブルを用いて生成され、キャリブレーションエラーの情報が付加された測定データが保存され、
    前記測定データ生成手段は、前記キャリブレーションテーブルが前記判定手段により有効であると判定された場合、又は更新された前記キャリブレーションテーブルが正常である場合、前記測定データ記憶手段からキャリブレーションエラーの情報が付加された前記測定データを読み出して、有効又は正常の前記キャリブレーションテーブルを用いて更新するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の生体情報計測装置。
  17. 前記出力手段に、前記測定データと共にこの測定データを生成するための光データから生成されたぺアデータの参照データを表示するようにしたことを特徴とする請求項11に記載の生体情報計測装置。
  18. 前記測定データは、前記被検体の体液中に含まれるグルコース濃度であって、前記グルコースの定量にあたって、少なくとも400〜2500nmの領域から選択された波長の光を用いることを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の生体情報計測装置。
  19. 前記測定データは、前記被検体の血液中に含まれるヘモグロビン濃度であって、前記ヘモグロビンの定量にあたって、少なくとも500〜1600nmの領域から選択された波長の光を用いることを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の生体情報計測装置。
  20. 被検体に光を照射し、前記被検体内を拡散、透過、若しくは反射した光を光検出手段により検出し、
    前記光検出手段からの光信号から光データをデータ収集手段により生成し、
    前記被検体から採取された被検試料を測定して参照データを生成する参照装置から得られた前記参照データを参照データ生成手段により受付けを行い、
    前記参照データ生成手段からの前記参照データ及び前記データ収集手段からの前記光データの内の一方のデータと、この一方のデータの生成時刻との差が許容時間内に入る時刻に生成された他方のデータとを含むペアデータをペアデータ生成手段により生成し、
    前記ペアデータ生成手段により生成された前記ペアデータを、予め前記ペアデータ生成手段により生成された複数のペアデータが保存されるペアデータ記憶手段に保存し、
    前記ペアデータ記憶手段から複数の前記ペアデータを読み出してキャリブレーションテーブルをキャリブレーションテーブル生成手段より生成又は更新し、
    前記キャリブレーションテーブル生成手段により生成又は更新された前記キャリブレーションテーブルを用いて、測定データ生成手段により前記データ収集手段からの前記光データを処理して測定データを生成し、
    前記測定データ生成手段により生成された測定データを測定データ記憶手段により記憶し、
    前記測定データ生成手段により生成された前記測定データと、前記測定データ記憶手段に保存されている直近の少なくとも1つの測定データとの差が許容範囲よりも大きい時に、判定手段により前記キャリブレーションテーブルを無効と判定し、
    前記判定手段により前記キャリブレーションテーブルが無効であると判定された時に、前記キャリブレーションテーブルを前記キャリブレーションテーブル生成手段により更新することを特徴とする生体情報計測装置のキャリブレーション方法。
  21. 被検体に光を照射し、前記被検体内を拡散、透過、若しくは反射した光を光検出手段により検出し、
    前記被検体から採取された被検試料をセンサで測定し、前記センサから得られるセンサ信号をセンサ検出手段により検出し、
    前記光検出手段からの光信号から光データの生成、及び前記センサ検出手段からのセンサ信号からセンサデータの生成をデータ収集手段により行い、
    前記データ収集手段からの前記センサデータから参照データを参照データ生成手段により生成し、
    前記参照データ生成手段からの前記参照データ及び前記データ収集手段からの前記光データの内の一方のデータと、この一方のデータの生成時刻との差が許容時間内に入る時刻に生成された他方のデータとを含むペアデータをペアデータ生成手段により生成し、
    前記ペアデータ生成手段により生成された前記ペアデータを、予め前記ペアデータ生成手段により生成された複数のペアデータが保存されるペアデータ記憶手段に保存し、
    前記ペアデータ記憶手段から複数の前記ペアデータを読み出してキャリブレーションテーブルをキャリブレーションテーブル生成手段より生成又は更新し、
    前記キャリブレーションテーブル生成手段により生成又は更新された前記キャリブレーションテーブルを用いて、測定データ生成手段により前記データ収集手段からの前記光データを処理して測定データを生成し、
    前記測定データ生成手段により生成された測定データを測定データ記憶手段により記憶し、
    前記測定データ生成手段により生成された前記測定データと、前記測定データ記憶手段に保存されている直近の少なくとも1つの測定データとの差が許容範囲よりも大きい時に、判定手段により前記キャリブレーションテーブルを無効と判定し、
    前記判定手段により前記キャリブレーションテーブルが無効であると判定された時に、前記キャリブレーションテーブルを前記キャリブレーションテーブル生成手段により更新することを特徴とする生体情報計測装置のキャリブレーション方法。
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