JP4834051B2 - 半導体記憶装置及び半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体記憶装置及び半導体装置に係り、詳しくは主にモバイル機器に搭載される非同期型メモリシステムにおけるSRAM(リフレッシュ動作が不必要なメモリ)と互換性のあるDRAM(リフレッシュ動作の必要なメモリ)と、不揮発性メモリとの混合メモリシステムに関するものである。
近年、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)や、通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末は、小型化が進められるとともに、扱うデータ量が増加する傾向にある。例えば、携帯電話は、音声により会話する機能のみならず、テキストデータや画像データを伝送する機能を有するようになってきている。さらに、携帯電話は、今後インターネットサービスが多様することで一種の情報端末(携帯型のパーソナルコンピュータ)になると予想されている。これらの機能によって、携帯電話で扱うデータの情報量は、大幅に増加する傾向にある。
また、携帯機器の通信速度は、向上する傾向にある。さらに、携帯機器は、大きさが小さくなることで、内蔵するバッテリも小さくなる傾向にある。従って、携帯電話などの携帯機器に搭載されるメモリには、高速、大容量、低消費電力でなければならない。更に、価格競争の激しい携帯電話では、部品コストを極力低減する必要がある。このため、ワークメモリは、大容量かつ低価格でなければならない。
従来、携帯端末、例えば携帯電話には、動作中の必要なデータを保持するためにワークメモリが搭載され、そのワークメモリとして所定(例えば4Mビット程度)の記憶容量を持つSRAMが用いられてきた。しかし、伝送するデータ量の増大と通信速度の高速化にともない、SRAMに代えてフラッシュメモリとDRAMを携帯電話に搭載することが検討されている。
DRAMはビット単価が安く、リードライトが高速であるという利点を持つ。しかし、待機時にデータを保持するために電力を消費する。その待機時の消費電流は、メモリ全体のデータをDRAM自身が自動で継続して保持するセルフリフレッシュモード時で数100μA、書き込まれたデータの保持が不要なスタンバイモード時で数10μAである。
フラッシュメモリはリフレッシュが不要でスタンバイ時の消費電流が数μAと少ないという利点を持つ。一方、フラッシュメモリはデータの書き込み動作に数μsから数十μsが必要であり、書き込みに時間がかかる。
従って、携帯電話は、通話状態(通話やデータ伝送)では大容量で高速なDRAMをワークメモリとして使用する。そして、通話状態から待ち状態になると、DRAMのデータのうち保持の必要なデータをフラッシュメモリに退避する。そして、DRAM自身を停止させる。このような動作によって、携帯電話の低消費電力化を図っている。
ところで、携帯電話を待ち状態から通話状態にするときに、DRAMを再活性させた後、フラッシュメモリのデータをDRAMに書き戻さなければならない。この動作によって待ち時間(システムビジー)が発生し、システム全体(携帯電話)のパフォーマンスが低下するという問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものである。この問題に対し、部分リフレッシュ機能を持つDRAMを用いることが考えられる。この部分リフレッシュ機能は、予め設定された領域のみをリフレッシュする機能である。携帯電話において、電源をオンにした状態における一部のデータだけを保持しておけば他の全ての情報を保持しておかなくてもよいといったものがある。従って、保持するデータの領域を指定する、あるいはリフレッシュする領域にデータを書き込む。このようなDRAMを用いた携帯電話は、メモリ全体をリフレッシュするDRAMを用いたものに比べて消費電力が少なく、フラッシュメモリからの書き戻しによる待ち時間を少なくしてパフォーマンスの低下を抑える。
しかし、システムによっては、前述の低消費電力化を最重要視した携帯機器の設計を選択する場合もある。また、1つのシステムで部分リフレッシュとDRAM自身の停止の両者をシステムの状態によって使い分けるようなシステム設計も考えられる。このように、それぞれ異なる低消費電力モードを有するデバイスを提供する必要がある。
従って、その目的は携帯システムの消費電力とパフォーマンスの向上に対応することができる半導体記憶装置及び半導体装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、前記メモリセルの一部の領域をリフレッシュするリフレッシュモードにおいて、前記全メモリセルの領域のうち、リフレッシュ特性の良い固定された領域を前記リフレッシュする領域とした。また、前記固定された領域を示す第1のアドレス情報を前記リフレッシュ特性のよい領域を指定する第2のアドレス情報に変換するアドレススクランブル回路と、前記第1のアドレス情報を第2のアドレス情報に変換するための変換情報又は変換された第2のアドレス情報を読み出し、当該変換情報又は変換された第2のアドレス情報を外部に出力するテスト回路とを有する。この構成によれば、リフレッシュ時間を長くして消費電流が少なくなる。
請求項2に記載の発明のように、半導体装置は、請求項1に記載のデータ保持動作を必要とする第1の半導体記憶装置と、データ保持動作を必要としない第2の半導体記憶装置とを備えることで、システムのパフォーマンスと低消費電力が実現できる。
以上詳述したように、本発明によれば、携帯システムの消費電力とパフォーマンスの向上に対応することができる半導体記憶装置及び半導体装置を提供することができる。
以下、本発明を半導体記憶装置に具体化した一実施の形態を図1〜図23に従って説明する。
本実施形態の半導体記憶装置はSRAMインタフェースを持つDRAM、即ち情報の記憶にダイナミック型のメモリセルを含むメモリコア(メモリセル、ロウデコーダ、コラムデコーダ、センスアンプを含む)を有し、外部とのインタフェースにメモリセルに対するリフレッシュのための信号、コマンドの入力が不要な非同期型メモリである。このDRAMは、通常動作においてメモリセルの情報を保持するセルフリフレッシュ機能を有している。従って、このDRAMは、外部にリフレッシュのための回路構成を加えることなくSRAMと置き換えが可能である。
図2は、本実施形態の半導体記憶装置(DRAM)の状態遷移図である。
また、このDRAMは、通常の読み出し/書き込み等にかかる動作を行う通常モードと、低消費電力化のためのパワーダウンモードを持ち、そのパワーダウンモードは、複数の低消費電力モードを備える。各低消費電力モードは、「スリープモード」、「リフレッシュ停止モード(Napモード)」、「部分セルフリフレッシュモード(S−Refモード)」であり、デバイスの内部電源の制御とメモリコアのリフレッシュの制御の組み合わせが相違している。
先ず、DRAMは、パワーオンによりコールドスタート(CST)からパワーダウンモードの何れかのモード(本実施形態では「スリープモード」)を経て通常モードのスタンバイモード(STB)へと遷移する。尚、経由するパワーダウンモードにおけるモードを、「Napモード」又は「S−Refモード」にて設定しても良い。尚、通常モードでは、自動で全メモリセル領域のデータを保持するセルフリフレッシュ機能が働いている。
スタンバイモードにおいて読み出しコマンドまたは書き込みコマンドを受け付けると、そのコマンドに応じてリードモード(RD)又はライトモード(WR)へ移行し、読み出し動作または書き込み動作が実行される。読み出し動作または書き込み動作の実行後は、コマンドに応じてスタンバイモードへ移行するか、または各モードからアウトプットディセーブル(OD)へ移行、又はアウトプットディセーブルを経てスタンバイモードへ移行する。尚、コマンドによってリードモードからライトモードへ移行する(リードアフタライトコマンド)場合もある。
スタンバイモード中にプログラムコマンドを受け付けると、第1のプログラムモード(PRO)へ移行する。また、スタンバイモード中に後述するプログラムモード信号/PEの状態を検出して第2のプログラムモード(PE)へ移行する。尚、その第1または第2のプログラムモードにおいて、DRAMは、外部から入力される設定コードに基づいてパワーダウンモードが有する複数のモードのうちの1つを選択し、その選択したモードに対する設定を詳細設定コードに基づいて行う。その設定を終了すると、DRAMは、自動的にスタンバイモードへ移行する。
スタンバイモード中に所定の信号の状態を検出して直ちにパワーダウンモードに移行する。尚、本実施形態では、後述するチップイネーブル信号CE2を受けてパワーダウンモード(選択した低消費電力モード)に移行する。各低消費電力モードは、それぞれ消費電力量、パワーダウンモードから通常モードへ移行したときの待ち時間が異なる。従って、複数の低消費電力モードから1つを選択することで、容易に複数の低消費電力化の要望に対応することができる。また、通常モードから移行する低消費電力モードは、予め通常モード(プログラムモード)において設定されているため、チップイネーブル信号CE2が変更されてから短時間で低消費電力モードに移行することができる。
図3は、モードに対する内部電源とリフレッシュ動作の状態を示す説明図である。
DRAMは、各低消費電力モードに対応して内部電源回路、リフレッシュ動作の状態を変更する。
モード端子に高レベル(Hレベル)のチップイネーブル信号CE2が供給される時、DRAMは通常モードにて動作する。この通常モードにおいて、DRAMは、全ての低消費電力モードにおいて内部電源回路を活性化し、メモリコアの全領域をセルフリフレッシュする。
DRAM内には複数の内部電源回路が存在する。第1の内部電源回路は、メモリセルを含むメモリコアに電源を供給する。第2の内部電源回路は、メモリコアを駆動する周辺回路に電源を供給する。第3の内部電源回路は、外部とのインタフェースに電源を供給する。第4の内部電源回路は、パワーダウンモード等を判断する回路に電源を供給する。第5の内部電源回路は、基板に負電位や昇圧電位を供給する。尚、これら以外の内部電源回路が存在しても良い。
一方、モード端子に低レベル(Lレベル)のチップイネーブル信号CE2が供給される時、DRAMは、各低消費電力モードにて動作する。DRAMは上記第3及び第4の内部電源回路以外を、「スリープモード」の時に停止し、「Napモード」又は「S−Refモード」の時に活性化する。また、DRAMはメモリコアのリフレッシュを、「スリープモード」又は「Napモード」の時に停止し、「S−Refモード」の時に予めプログラムした状態に基づいて選択リフレッシュを実行する。
これら動作により、DRAMは、「スリープモード」の時に一部の内部電源回路及びリフレッシュ動作を停止することで、消費電力を大きく低減する。しかし、このモードから通常モードに移行させた場合、メモリコアに対して読み出し/書き込みが可能になるまでの時間(内部電源回路を活性化して所定電圧の内部電源をメモリコアなどに供給するまでの第1の待ち時間)が必要である。また、DRAMへ必要なデータを書き込む時間(第2の待ち時間)が必要である。
また、DRAMは、「Napモード」の時にリフレッシュ動作を停止することで、消費電力を低減する。この場合、内部電源回路が活性化しているため、上記第1の待ち時間は必要がない。従って、第2の待ち時間のみでDRAMを再び使用することができるようになる。
一方、DRAMは、「S−Refモード」の時に設定された領域のみセルフリフレッシュを行うことで、全領域をリフレッシュする場合に比べて消費電力を低減する。この場合、システムは、予めプログラム設定したパワーダウン時にセルフリフレッシュされる領域に必要なデータを格納しておくことで、直ちにDRAMのアクセスが可能となる。
次に、本実施形態のDRAMのパワーダウンモードに係る構成の概略を図1に従って説明する。
尚、図1には、本実施形態で説明するDRAM10のパワーダウンモードに関する回路、信号が示されている。
DRAM10は、コマンドデコーダ11、外部信号エントリ回路12、エントリコントロール回路13、モード設定アドレスバッファ14、モードラッチ回路15、バッファ16、パワーダウンモード判定回路17、リフレッシュ動作判定回路18、セルフリフレッシュ用発振器19、リフレッシュコントロール回路20、ロウ系制御回路21、内部電源回路22、DRAMコア23を備えている。
DRAMコア23は、複数のワード線と複数のビット線との交点にメモリセルがマトリクス状に接続されたメモリセルアレイと、ビット線を選択するためのコラム系制御回路、メモリセルに対するデータの入出力(I/O)回路を含む。
コマンドデコーダ11には、外部から第1のチップイネーブル信号/CE1、ライトイネーブル信号/WE、アウトプットイネーブル信号/OE、上位ビット信号/UB、下位ビット信号/LBが供給される。尚、符号先頭の”/”は、その信号が負論理の信号であることを示す。
第1のチップイネーブル信号/CE1は、読み出し動作及び書き込み動作等を実行するときにLレベルにされ、DRAM10を活性化する信号である。ライトイネーブル信号/WEは、書き込み動作を実行するときにLレベルにされ、データの書き込みを可能にする信号である。アウトプットイネーブル信号/OEは、読み出し動作を実行するときにLレベルにされ、データ出力を可能にする信号である。上位及び下位ビット信号/UB,/LBは、入出力データをマスクする信号である。
コマンドデコーダ11は、これら信号をデコードしてコマンドを生成する。そして、コマンドデコーダ11は、そのコマンドが通常動作のためのコマンドの場合、そのコマンドに対応して生成した信号をロウ系制御回路21に出力する。この信号には、読み出し/書き込みのためのコマンドに対応して生成されたリード/ライト信号RD/WRを含み、コマンドデコーダ11はそのリード/ライト信号RD/WRをエントリコントロール回路13にも出力する。
また、コマンドデコーダ11は、コマンドがパワーダウンモード設定のためのコマンドの場合、そのコマンドに対応して第1のプログラムモード信号Proをエントリコントロール回路13に出力する。及びリード/ライト信号RD/WRをエントリコントロール回路13に出力する。この第1のプログラムモード信号Proは、外部コマンドによってDRAM10がエントリするモードを設定するための信号である。
尚、パワーダウンモード設定のためのコマンドは、動作不能または通常の動作にとって意味をなさない各信号/CE1,/WE,/OE,/UB,/LBの組み合わせ(イリーガルパターン)が使用される。この組み合わせのコマンドをイリーガルコマンドと呼ぶ。
外部信号エントリ回路12は、第1のチップイネーブル信号/CE1に基づいて通常動作を行わないときに、外部から入力される第2のプログラムモード信号/PEを増幅してエントリコントロール回路13に出力する。詳しくは、外部信号エントリ回路12は、第1のチップイネーブル信号/CE1がHレベルの時に、第2のプログラムモード信号/PEを出力する。この第2のプログラムモード信号/PEは、外部信号によってDRAM10がエントリするモードを設定するための信号である。
従って、本実施形態のDRAM10は、通常モードからパワーダウンモードへ移行するときに、そのパワーダウンモードが持つ複数の低消費電力モードの何れに移行するかが外部コマンドによるモード設定サイクル、又は外部信号によって設定される。
エントリコントロール回路13は、第1のプログラムモード信号Proとリード/ライト信号RD/WRに応答して生成した第1のアドレスイネーブル信号proaddz 及び第1のエントリ信号proentz をモード設定アドレスバッファ14とモードラッチ回路15に出力する。詳述すると、エントリコントロール回路13は、第1のプログラムモード信号Proの入力回数をカウントしたカウント値が規定回数に到達すると第1のアドレスイネーブル信号proaddz 及び第1のエントリ信号proentz を生成する。一方、そのカウント値が規定回数に到達する前にリード/ライト信号RD/WRを入力すると、エントリコントロール回路13はカウント値をクリアする。
従って、エントリコントロール回路13は、第1のプログラムモード信号Proを規定回数連続して入力する、即ちコマンドデコーダ11がイリーガルコマンドを規定回数連続して受け付けたときのみ、第1のアドレスイネーブル信号proaddz 及び第1のエントリ信号proentz を出力する。この動作によって、ノイズ等の影響により誤ってプログラムモードにエントリする(移行する)ことを防いでいる。
尚、コマンドデコーダ11がイリーガルコマンドを規定回数連続して受け付けたときに第1のプログラムモード信号Proを出力する構成とし、エントリコントロール回路13はそのプログラムモード信号Proに応答して第1のアドレスイネーブル信号proaddz 及び第1のエントリ信号proentz を出力するようにしてもよい。
また、エントリコントロール回路13は、第2のプログラムモード信号/PEに応答して生成した第2のアドレスイネーブル信号peaddz及び第2のエントリ信号peentzをモード設定アドレスバッファ14とモードラッチ回路15に出力する。詳述すると、エントリコントロール回路13は、第2のプログラムモード信号/PEが所定のパターンにて変化したことを検知して第2のプログラムモード信号/PEを出力する。本実施形態では、第2のプログラムモード信号/PEは通常Hレベルであり、この信号/PEがH→L→Hと変化した時に第2のアドレスイネーブル信号peaddz及び第2のエントリ信号peentzを出力する。この動作により、外部入力信号によるプログラムモードへのエントリを可能にしている。
従って、本実施形態のDRAM10は、外部コマンド又は専用端子からの外部信号によりプログラムモードPRO,PEにエントリするように構成されている。この構成により、異なるユーザの要望に対応している。
モード設定アドレスバッファ14は、外部から入力されるアドレス信号ADDのうちモード設定に必要なビットを、第1又は第2のアドレスイネーブル信号proaddz ,peaddzに応答してモードラッチ回路15に出力する。本実施形態のアドレスバッファ16は、モードの設定のために複数ビット(本実施形態では4ビット)のアドレス信号A<0:3> を出力する。尚、符号A<0:3> は、A0〜A3を示している。
モードラッチ回路15は、第1及び第2のアドレスイネーブル信号proaddz ,peaddz、第1及び第2のエントリ信号proentz ,peentzに基づいてアドレス信号A<0:3> をラッチしてリフレッシュアドレス信号paz<0:3>をリフレッシュコントロール回路20に出力する。リフレッシュアドレス信号paz<0:3>は、「S−Refモード」において、選択リフレッシュを実行する領域の情報を含む。
更に、モードラッチ回路15は、リフレッシュアドレス情報paz<0:3>をデコードしてリフレッシュ停止モード信号(Napモード信号)napz、選択リフレッシュモード信号(S−Refモード信号)srefz ,スリープモード信号sleepzを生成する。
詳しくは、モードラッチ回路15は、第1又は第2のアドレスイネーブル信号proaddz ,peaddzに応答してアドレス信号A<0:3> をコード(Code)としてラッチする。このコードには、エントリするモードの情報と、そのエントリしたモードにおける動作を設定する情報(選択リフレッシュモードにおける領域選択情報)とを含む。
本実施形態では、アドレス信号A0,A1はモード選択情報であり、アドレス信号A2,A3は領域選択情報である。従って、本実施形態のDRAM10は、「S−Refモード」において、DRAMコア23を4つの領域に分割し、アドレス信号A2,A3に基づく1つの領域を選択的にリフレッシュする。
モードラッチ回路15は、コードの情報(モード選択情報)に基づいて上記したNapモード信号napz、S−Refモード信号srefz ,スリープモード信号sleepzの何れかをアサート(本実施形態ではHレベルに)する。
そして、モードラッチ回路15は、Napモード信号napzとS−Refモード信号srefz をリフレッシュコントロール回路20に出力し、スリープモード信号sleepzを内部電源回路22に出力する。
バッファ16は、外部から入力される第2のチップイネーブル信号CE2を増幅してパワーダウンモード判定回路17に出力する。第2のチップイネーブル信号CE2は、通常モードとパワーダウンモードとを切り替えるための信号である。
パワーダウンモード判定回路17には、リフレッシュ動作判定回路18からリフレッシュ要求信号psrtz が入力される。リフレッシュ動作判定回路18は、セルフリフレッシュ用発振器19からのクロック信号CLKに基づいてリフレッシュ要求信号psrtzを生成する。
セルフリフレッシュ用発振器19は、所定の周波数を持つクロック信号CLKを生成し、それをリフレッシュ動作判定回路18に出力する。リフレッシュ動作判定回路18は、クロック信号CLKを分周またはカウントして所定の周期を持つリフレッシュ(REF)要求信号psrtz を発生させる。このリフレッシュ要求信号psrtz の周期は、DRAMコア23が持つ全てのメモリセルの情報を正しくリフレッシュするのに必要な時間に応じて設定されている。そして、リフレッシュ動作判定回路18は、発生したリフレッシュ要求信号psrtz をパワーダウンモード判定回路17とリフレッシュコントロール回路20に出力する。
尚、後述するS−Refモード時には、選択リフレッシュを行うメモリセル領域の情報維持特性に合わせてリフレッシュ要求信号を変化させても良い。更に、後述するようにアドレススクランブルした場合にも同様である。
パワーダウンモード判定回路17は、第2のチップイネーブル信号CE2に応答してその時々のモードを判定し、リフレッシュ要求信号psrtz に同期してパワーダウン(PD)モード信号pdmodez のレベルをその時々のモードに対応するレベルに変更する。例えば、通常モード(第2のチップイネーブル信号CE2がHレベル)からパワーダウンモード(信号CE2がLレベル)へ切り替えられると、パワーダウンモード判定回路17はリフレッシュ要求信号psrtz の立ち下がりエッジに応答してHレベルのPDモード信号pdmodez を出力する。同様に、パワーダウンモードから通常モードへ切り替えられると、パワーダウンモード判定回路17は、リフレッシュ要求信号psrtz の立ち下がりエッジに応答してLレベルのPDモード信号pdmodez を出力する。
この動作は、内部的に生成される(外部とは非同期の)リフレッシュ要求信号psrtz に対して、非同期に入力される第2のチップイネーブル信号CE2により実行中のセルフリフレッシュ動作が停止されてメモリセルの情報が破壊されるのを防ぐ。
リフレッシュコントロール回路20は、パワーダウンモード信号pdmodez に応答して通常モードの時にはリフレッシュ要求信号psrtz と実質的に同一のパルスを有するリフレッシュ信号srtzをロウ系制御回路21に出力する。
ロウ系制御回路21は、リフレッシュコントロール回路からパルスを有するリフレッシュ信号srtzに応答して図示しないリフレッシュアドレスカウンタの出力により選択されたDRAMコア23のワード線を活性化する。この動作により、活性化したワード線に接続されたメモリセルの情報がリフレッシュされる。
一方、リフレッシュコントロール回路20は、パワーダウンモード信号pdmodez に応答してパワーダウンモードの時には、Napモード信号napz、S−Refモード信号srefz 及びリフレッシュアドレス信号paz<0:3>に基づいて、リフレッシュ要求信号psrtz から生成したリフレッシュ信号srtzを出力する。
詳述すると、リフレッシュコントロール回路20は、Napモード信号napzがHレベルの場合、そのNapモード信号napzがHレベルである期間Lレベルのリフレッシュ信号srtzを出力する。ロウ系制御回路21は、Lレベルのリフレッシュ信号srtzに応答してワード線を活性化しない。従って、Napモード信号napzがHレベル、即ち「Napモード」の場合、DRAMコア23のリフレッシュが停止される。
リフレッシュコントロール回路20は、S−Refモード信号srefz がHレベルの場合、リフレッシュアドレス信号paz<0:3>の領域情報に基づいて部分的にパルスを有するリフレッシュ信号srtzを生成する。詳しくは、リフレッシュアドレスカウンタの出力、即ちリフレッシュしようとするDRAMコア23のアドレスがリフレッシュアドレス信号PAZ<0:3>の領域情報(アドレス信号A2,A3)と一致する時にリフレッシュ要求信号psrtz と実質的に同一のパルスを有するリフレッシュ信号srtzを出力し、ロウ系制御回路21はそのリフレッシュ信号srtzに応答してワード線を活性化する。この動作によって領域情報(アドレス信号A2,A3)により示される領域のメモリセルがリフレッシュされる。
内部電源回路22は、DRAMコア23を含む回路に対する電源の供給を制御するための回路である。内部電源回路22は、入力されるスリープモード信号sleepzに応答して活性化/非活性化する。活性化した内部電源回路22は、DRAMコア23を含む回路に供給する内部電圧を生成する。非活性化した内部電源回路22は、内部電圧の発生を停止する。
尚、図ではスリープモード信号sleepzで制御される内部電源回路22を示したが、スリープモード信号sleepzで制御されない内部電源回路もDRAM10には搭載されている。
図4は、上記のように構成されたDRAM10を携帯電話に使用した例を示すブロック図である。
この携帯電話30は、回路基板上にCPU31とMCP32を搭載している。
MCP32は、本実施形態のDRAM10とフラッシュメモリ33とを備えている。MCPとは、DRAMとフラッシュメモリのように異なる機能のチップをスタックして1つのパッケージにしたマルチチップパッケージである。従来では、回路基板上にCPUとSRAM又はフラッシュメモリのみが搭載されていた。
CPU31は、DRAM10及びフラッシュメモリ33に対するデータの読み書きを制御している。DRAM10はワークメモリとして使用され、フラッシュメモリ33は携帯電話のオフ時及び待ち状態時のバックアップメモリとして使用されている。
図5は、図4の携帯電話30の使用状態を示す説明図である。
この例では、CPU31は、携帯電話30の電源オフ時にDRAM10から必要なデータをフラッシュメモリ33に転送する。
携帯電話30は、電源がオンされると待ち状態になる。この時、DRAM10は、CPU31の制御により設定された複数の低消費電力モードうちの何れかになっている。DRAM10が「スリープモード」の時、DRAM10の消費電力は、フラッシュメモリ33のスタンバイ時の消費電力と同程度である。必要なデータは、フラッシュメモリ33に保持されている。
この後、携帯電話30が待ち状態から通話状態になると、CPU31は、図4に示したチップイネーブル信号CE2をHレベルにする。CPU31は、DRAM10がスタンバイモード(図2)になった後、フラッシュメモリ33に保持されているデータをDRAM10に転送する。ここで、通話状態とは、データの伝送を含んでいる。
通話状態から待ち状態になると、CPU31は、DRAM10のデータのうち保持の必要なデータをフラッシュメモリ33に退避する。この後、CPU31は、チップイネーブル信号CE2をLレベルにし、DRAM10をパワーダウンモードに移行させる。DRAM10は、パワーダウンモードにおいて「スリープモード」又は「Napモード」に設定されている場合はリフレッシュ動作を行わないため、全てのデータが消失する。一方、DRAM10は、「S−Refモード」に設定されている場合は一部の領域(選択メモリ)のみに対してリフレッシュ動作を行うため必要なデータが保持され、不要なデータは消失する。
このような動作によって、携帯電話の待ち状態における消費電力がパワーダウンモードにおける複数の低消費電力モードに応じて低減される。
この後、携帯電話30が待ち状態から通話状態になると、CPU31は、図4に示したチップイネーブル信号CE2をHレベルにする。その信号CE2に応答したDRAM10はスタンバイモード(図2)になる。この時、「スリープモード」から「通常モード」へ移行した場合、DRAM10は、先ず内部電源回路22を活性化させてDRAMコアに電源の供給を再開する。そして、t1時間経過後、CPU31は、フラッシュメモリ33に保持されているデータをDRAM10に転送する(図5、上段)。このデータ転送に上記と同様にt2時間かかる。従って、「スリープモード」に設定されている場合、待ち状態から通話可能な状態になるまでにt1+t2時間必要である。しかし、内部電源回路22が停止されているため、極めて高いレベルで消費電力が低減される。
「Napモード」から「通常モード」に移行した場合、内部電源回路22は活性化しているので、CPU31は、直ちにフラッシュメモリ33に保持されているデータをDRAM10に転送する(図5、中段)。このデータ転送に上記と同様にt2時間かかる。従って、「Napモード」に設定されている場合、DRAM10の全データを保持する場合に比べて消費電力が低減され、「スリープモード」に比べて時間t1だけ携帯電話のパフォーマンスが向上する。
「S−Refモード」から「通常モード」に移行した場合、DRAM10には必要なデータのみが保持されているため、直ちに通話可能になる(図5,下段)。従って、「S−Refモード」に設定されている場合、待ち状態から通話可能な状態になるまでの待ち時間がない(又はほぼゼロ)ため、携帯電話30のパフォーマンスはほとんど低下しない。システムは、複数の低消費電力モードを場合によって使い分ける。
なお、DRAM10及びフラッシュメモリ33の制御はCPU31ではなく、専用のメモリコントローラ等を使用して行っても良い。また、データの転送は、待ち状態と通話状態の切り替え時に限らず、通話中に必要に応じて行っても良い。更に、データのバックアップ用のメモリは、フラッシュメモリ33に限らずSRAMでもよい。データを携帯電話の基地局等のサーバに退避しても良い。
図6は、モードの切替えを説明する波形図である。
DRAM10は、モード端子(第2のチップイネーブル信号CE2)によって通常動作とパワーダウンモードの切り替えを制御する。通常動作時に予め次のパワーダウンモード時のモードを設定しておくことで、通常動作からパワーダウンモードに移行するときに要する時間(移行時間)を短縮する。
DRAM10は、リフレッシュ要求信号psrtz の立ち下がりをトリガとしてモード判定を行う。これは、第2のチップイネーブル信号CE2とリフレッシュ要求信号psrtzとが互いに非同期であることに起因するリフレッシュ不良を防ぐためである。即ち、通常動作に置いてリフレッシュ要求信号psrtzに基づいてDRAMコアのリフレッシュを行っている時にパワーダウンモードに切り替えると、その切り替えられたモードがリフレッシュを実行しないモード(またはリフレッシュしない領域)の場合には途中でリフレッシュが打ち切られ情報が破壊する場合があるからである。
DRAM10は、モード設定情報をパワーダウンモードイクジット(パワーダウンモードから脱出)するときに保持する。この保持によって、通常動作におけるモード設定を1度行うだけでよく、再設定の手間を省くことができる。尚、モード設定をイクジット時にデフォルト値に自動設定する、又はデフォルト値を変更可能にするようにしても良い。このようにすることで、システムが一時的に低消費電力モードを変更した場合に、元のモードに設定し直す手間を省くことができる。
図7は、モード設定サイクルを説明する波形図である。
DRAM10は、モード設定用の専用端子を備え、その専用端子からパワーダウン時に必要な情報を取り込むことで、通常動作の安全動作を保証する。
即ち、DRAM10は、第1のチップイネーブル信号/CE1がHレベルの時に通常動作を行わない。この期間に、専用端子から入力される第2のプログラムモード信号/PEに応答してアドレス信号ADDに基づくアドレスコードCodeを取り込む。詳しくは、DRAM10は、第2のプログラムモード信号/PEの立ち下がりでアドレスコードの入力を活性化し、同信号/PEの立ち上がりでアドレスコード情報をラッチする。
一方、DRAM10は、第1のチップイネーブル信号/CE1がLレベルの時、リードコマンドに応答してアドレス信号ADDを取り込む。
尚、図中t1〜t5は外部仕様タイミング条件である。
尚、図のタイミングにおいて、第2のプログラムモード信号/PEの立ち下がりで外部専用端子の入力回路を活性化し、アドレス信号に対するデコード動作を開始する。そして、第2のプログラムモード信号/PEの立ち上がりでデコード結果を確定し、前記入力回路を非活性化する。この動作によって、消費電力の低減を図ることができる。
上記したモード設定サイクルにおいて、第2のプログラムモード信号/PEの論理を反転してもよい。また、アドレスコードはデータ端子(DQ)から入力しても良い。
図8は、コマンドの説明図である。
コマンド1〜6,8〜10は通常動作にて用いられるコマンドであり、コマンド7,11は通常動作では意味をなさないコマンドである。コマンド7は、ライト(WR)動作であるが信号/LB,/UBがHレベルであるためデータを入力しない(マスクされている)。コマンド11は、リード(RD)動作であるが、同様に信号/LB,/IBによりマスクされているためデータを出力しない。
このように、通常動作に用いないコマンド(イリーガルコマンド)をパワーダウンモード時に必要な情報を取り込むことで、専用端子を設けることなく情報の設定を行うことができる。
図9は、モード設定サイクルを説明する波形図であり、図8のコマンド11を複数継続して入力することでモード設定に必要な情報をアドレスコードとして取り込む場合を示す。
DRAM10は、コマンド11に応答してアドレス信号ADDをアドレスコードCodeとして取り込む。この動作をN回繰り返す。1回目からN回目までコマンド11に対応して取り込んだN個のアドレスコードCodeが全て一致する場合に、そのアドレスコードCodeを有効にしてモード設定を行う。
尚、コマンド11がN−1回一致した場合に、N回目のコマンド11に対応して取り込んだアドレスコードCodeに基づいてモード設定を行うようにしてもよい。また、アドレスコードCodeの取り込みを任意のサイクル(例えば1回目)に変更して実施しても良い。他にも種々の応用が展開できる。
図10は、モードを設定するアドレスコードの説明図である。
この例は、アドレス信号A0〜A3をアドレスコードCodeとして取り込み、そのコードに基づいてモード設定を行う。
DRAM10は、アドレスコードCodeとして取り込んだアドレス信号A0,A1に基づいて低消費電力モードを選択し、アドレス信号A2,A3に基づいてそのモードにおける動作(S−Refモードにおいてリフレッシュするブロック領域)を設定する。
詳しくは、アドレス信号A0,A1が共にLレベル(”0”)の場合にNapモード、アドレス信号A0Lレベルかつアドレス信号A1がHレベル(”1”)の場合にS−Refモード、アドレス信号A0,A1が共にHレベルの場合にスリープモードに設定する。更に、S−Refモードに設定する場合、アドレス信号A2,A3が共にLレベルの場合にはブロック領域#00、アドレス信号A2がLレベルかつアドレス信号A3がHレベルの場合にはブロック領域#10、アドレス信号A2がHレベルかつアドレス信号A3がLレベルの場合にはブロック領域#01、アドレス信号A2,A3が共にHレベルの場合にはブロック領域#11を設定する。
尚、ブロック領域は1/4に限られるものではなく、1/2,1/8の領域など適宜領域の大きさを変更可能に構成してもよい。更に複数の領域を指定可能に構成してもよい。例えば1/2の領域をリフレッシュする設定とともに、1/4の領域を2カ所(領域を1/4ずつ2回に分けて)設定する。このように構成することで、種々の要望に対応してシステムのパフォーマンスを向上させることができる。
次に、図1のエントリコントロール回路13、モードラッチ回路15、パワーダウンモード判定回路17、リフレッシュコントロール回路20の構成の一例と動作を図11〜図23に従って説明する。
図11は、エントリコントロール回路の一例を示す回路図である。
エントリコントロール回路13は、第1及び第2エントリ回路13a,13bを含む。第1エントリ回路13aは第1のプログラムモード信号PRO及びリード/ライト信号RD/WRに応答して第1のアドレスイネーブル信号proaddz 及び第1のエントリ信号proentz を生成する回路である。第2のエントリ回路13bは第2のプログラムモード信号/PEに応答して第2のアドレスイネーブル信号peaddz及び第2のエントリ信号peentzを生成する回路である。
第1エントリ回路13aは、カウンタ回路41、パルス生成回路42、インバータ回路43,44,45、ノア回路46から構成されている。
第1のプログラムモード信号PROはカウンタ回路41とパルス生成回路42に入力される。
パルス生成回路42は、インバータ回路47とナンド回路48とから構成されている。第1のプログラムモード信号PROはインバータ回路47とナンド回路48の一方の入力端子に入力されインバータ回路47の出力信号はナンド回路48の他方の入力端子に入力される。尚、インバータ回路の段数は奇数段であればよい。
このように構成されたパルス生成回路42は、第1のプログラムモード信号PROの立ち上がりエッジに応答して所定のパルス幅を持つLレベルの1ショットパルス信号を出力する。インバータ回路43はそのパルス信号を論理反転した信号をカウンタ回路41に出力する。
カウンタ回路41は、本実施形態では、4つのフリップフロップ回路41a,41b,41c,41dから構成されている。各段のフリップフロップ回路41a〜41cの出力端子は後段のフリップフロップ回路41b〜41dのデータ入力端子に接続されている。初段のフリップフロップ回路41aのデータ入力端子には第1のプログラムモード信号PROが入力される。各段のフリップフロップ回路41a〜41dのクロック端子にはインバータ回路43の出力端子が供給される。そして、3段目のフリップフロップ回路41cの出力端子から第1のアドレスイネーブル信号proaddz が出力され、最終段(4段目)のフリップフロップ回路41dの出力端子から第1のエントリ信号proentz が出力される。
その第1のエントリ信号proentz はインバータ回路44,45を介してノア回路46の一方の入力端子に入力され、ノア回路46の他方の入力端子にはリード/ライト信号RD/WRが入力される。そして、ノア回路46の出力信号は、各段のフリップフロップ回路41a〜41dのクリア端子に出力される。
第2エントリ回路13bは、インバータ回路51,52とパルス生成回路53から構成されている。外部端子54に供給される第2のプログラムモード信号/PEは、インバータ回路51とパルス生成回路53に供給される。尚、この図では、図1の外部信号エントリ回路12を省略してある。
インバータ回路51は第2のプログラムモード信号/PEを論理反転して第2のアドレスイネーブル信号peaddzを出力する。パルス生成回路53は上記のパルス生成回路42と同様に構成され、第2のプログラムモード信号/PEの立ち上がりエッジに応答して所定のパルス幅を持つ1ショットパルス信号をインバータ回路52に出力し、インバータ回路52はそのパルス信号を論理反転して第2のエントリ信号peentzを出力する。
図15は、プログラムモード設定回路であるエントリコントロール回路13(第1エントリ回路13a)の動作波形図である。
図15(a)に示すように、第1エントリ回路13aは、3回目のサイクルでHレベルの第1のアドレスイネーブル信号proaddz を出力し、4回目のサイクルで第1のエントリ信号proentz を出力する。そして、第1エントリ回路13aは、第1のアドレスイネーブル信号proaddz 及び第1のエントリ信号proentz を同時にリセットする。
図15(b)に示すように、第1エントリ回路13aは、カウントの途中でリードコマンドRD(リード/ライト信号RD/WR)を受け付けるとカウントをリセットするため、第1のアドレスイネーブル信号proaddz 及びイネーブル信号proaddz をLレベルに保持する。
図16は、プログラムモード設定回路であるエントリコントロール回路13(第2エントリ回路13b)の動作波形図である。
第2エントリ回路13bは、Lレベルの第2のプログラムモード信号/PEに応答してHレベルの第2のアドレスイネーブル信号peaddzを出力した後、Hレベルの第2のプログラムモード信号/PEに応答してHレベルの第2のイネーブル信号peaddzを出力する。
図12は、モードラッチ回路の一例を示す回路図である。
モードラッチ回路15は、合成エントリ信号生成回路15a、モード設定用アドレスバッファ15b、モード設定用アドレスラッチ15c、モード設定用デコーダ15dを含む。
合成エントリ信号生成回路15aは、ノア回路61とインバータ回路62から構成されている。ノア回路61には、第1のエントリ信号proentz と第2のエントリ信号peentzが入力され、出力端子はインバータ回路62の入力端子に接続され、そのインバータ回路62から合成信号entzを出力する。
図17は、合成エントリ信号生成回路の動作波形図である。
図17(a)に示すように、信号生成回路15aは、第1のエントリ信号proentz に応答して合成信号entzを出力する。また、図17(b)に示すように、信号生成回路15aは、第2のエントリ信号peentzに応答して合成信号entzを出力する。
図12のモード設定用アドレスバッファ15bはナンド回路63,64,65から構成されている。第1ナンド回路63には第1のアドレスイネーブル信号proaddz と外部端子66に供給されるアドレス信号A<0:3> が入力される。第2ナンド回路64にはアドレス信号A<0:3> と第2のアドレスイネーブル信号peaddzとが入力される。第1及び第2ナンド回路63,64の出力信号は第3ナンド回路65に入力され、その第3ナンド回路65からアドレス信号az<0:3> が出力される。尚、このモード設定用アドレスバッファ15bは、図1のモード設定アドレスバッファ14に対応する。
図18は、モード設定用アドレスバッファの動作波形図である。
アドレスバッファ15bは、Hレベルの第2のアドレスイネーブル信号peaddzに応答して入力回路を活性化してアドレス信号az<0:3> を出力する。尚、第1のアドレスイネーブル信号proaddz に応答して同様に動作する。
図12のモード設定用アドレスラッチ15cはアドレス信号az<0:3> のビット数に対応する数のフリップフロップ回路67(図では1つのフリップフロップ回路として示す)から構成されている。フリップフロップ回路67のデータ端子にはアドレス信号az<0:3> が入力され、クロック端子には合成信号entzが入力され、クリア端子にはクリア信号pcrzが入力される。従って、フリップフロップ回路67は合成信号entzに応答してアドレス信号az<0:3> をラッチし、リフレッシュアドレス信号paz<0:3>を出力する。
図19は、モード設定用アドレスラッチの動作波形図である。
アドレスラッチ15cは、Hレベルの第2のアドレスイネーブル信号peaddzに応答して出力されたアドレス信号az<0:3> を合成信号entzに応答してラッチしたコードCodeをリフレッシュアドレス信号paz<0:3>として出力する。尚、第1のアドレスイネーブル信号proaddz に応答して同様に動作する。
図12のモード設定用デコーダ15dは、リフレッシュアドレス信号paz<0:3>をデコードしてNapモード信号napz、S−Refモード信号srefz 、スリープモード信号sleepzを出力する。
図20は、モード設定用デコーダの動作波形図である。
デコーダ15dは、リフレッシュアドレス信号paz<0:3>をデコードして複数のモード信号sleepz,napz,srefz のうちの1つ(図ではスリープモード信号sleepz)を選択してそれをHレベルにする。
図13は、パワーダウンモード判定回路の一例を示す回路図である。
パワーダウンモード判定回路17は、パルス生成回路71とフリップフロップ回路72を含む。パルス生成回路71は図11のパルス生成回路42と同様に構成され、リフレッシュ要求信号psrtz の立ち下がりエッジに応答して所定のパルス幅を持つHレベルの1ショットパルス信号を出力する。
フリップフロップ回路72はデータ入力端子に外部端子73に供給される第2のチップイネーブル信号CE2が入力される。尚、この図では、図1のバッファ回路16を省略してある。
フリップフロップ回路72は、パルス生成回路71からの信号に応答して第2のチップイネーブル信号CE2をラッチして出力端子からパワーダウンモード信号pdmodez を出力する。
図21は、パワーダウンモード判定回路の動作波形図である。
パワーダウンモード判定回路17は、リフレッシュ要求信号psrtz の立ち下がりで第2のチップイネーブル信号CE2の状態をラッチし、パワーダウンモード信号pdmodez を出力する。
図14は、リフレッシュコントロール回路の一例を示す回路図である。
リフレッシュコントロール回路20は、EOR回路81,82、ノア回路83、ナンド回路84、インバータ回路85,86、セレクタ87を含む。EOR回路81にはリフレッシュアドレス信号paz<1>とリフレッシュアドレスカウンタ信号rfaz<1> が入力され、EOR回路82にはリフレッシュアドレス信号paz<0>とリフレッシュアドレスカウンタ信号rfaz<0> が入力される。両EOR回路81,82の出力端子はノア回路83の2つの入力端子に接続されている。従って、EOR回路81,82は、それぞれリフレッシュアドレス信号paz<1>とリフレッシュアドレスカウンタ信号rfaz<1> 、リフレッシュアドレス信号paz<0>とリフレッシュアドレスカウンタ信号rfaz<0> とが一致する場合にHレベルの信号を出力する。
ノア回路83の出力端子はナンド回路84の入力端子に接続されている。ナンド回路84は3入力素子であり、リフレッシュ要求信号psrtz とS−Ref信号srefz が入力される。ナンド回路84の出力端子はインバータ回路85の入力端子に接続され、インバータ回路85の出力端子はセレクタ87の入力端子Bに接続されている。セレクタ87の入力端子Aにはリフレッシュ要求信号psrtz が入力される。セレクタ87は、選択端子に入力されるパワーダウンモード信号pdmodez に応答してリフレッシュ要求信号psrtz 又はインバータ回路85の出力信号を反転してインバータ回路86に出力する。インバータ回路86は入力信号を論理反転してリフレッシュ信号srtzを出力する。
図22は、リフレッシュコントロール回路の動作波形図である。
Hレベルの第2のチップイネーブル信号CE2が入力されるとパワーダウンモード信号pdmodez がLレベルとなる。リフレッシュコントロール回路20はリフレッシュ要求信号psrtz と同じ波形を持つリフレッシュ信号srtzを出力する。この動作によってDRAMコア23の全メモリがリフレッシュされる。
Lレベルの第2のチップイネーブル信号CE2が入力されるとパワーダウンモード信号pdmodez がHレベルとなる。
スリープモードを選択した状態では、リフレッシュコントロール回路20はLレベルのリフレッシュ信号srtz(Sleep) を出力する。この動作によってDRAMコア23の全てのメモリがリフレッシュされない。このスリープモードにおいて図1の内部電源回路22は非活性化している。従って、通常動作に移行した時、内部電源回路22の動作によって所定の動作電圧が供給された後、メモリのリフレッシュが再開される。
Napモードを選択した状態では、リフレッシュコントロール回路20はLレベルのリフレッシュ信号srtz(Nap) を出力する。この動作によってDRAMコア23の全てのメモリがリフレッシュされない。このNapモードにおいて図1の内部電源回路22は活性化した状態にある。従って、通常動作に移行した時、直ちにメモリのリフレッシュが再開される。
S−Refモードを選択した状態では、リフレッシュコントロール回路20は、リフレッシュアドレスカウント信号rfaz<0:1> とリフレッシュアドレス信号paz<0:1>とを比較判定する。そして、図23に示すように、それらが一致した場合にのみリフレッシュ要求信号psrtz と同じ波形を持つリフレッシュ信号srtz(S-Ref) を出力する。この動作によって、DRAMコア23の所定の領域のメモリがリフレッシュされる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)DRAM10は、パワーダウンモードにメモリセルを含むメモリコアに供給する動作電圧の制御とメモリコアに対するリフレッシュの制御を組み合わせた「スリープモード」、「リフレッシュ停止モード(Napモード)」、「部分セルフリフレッシュモード(S−Refモード)」を備えた。これらモードを適宜選択可能にすることで、低消費電力化とパフォーマンスの向上に容易に対応することができる。
(2)「スリープモード」、「Napモード」、「S−Refモード」への移行の選択は通常モードにて行い、第2のチップイネーブル信号CE2の変化に応じて直ちに選択されたモードへ移行するようにした。その結果、移行する際にその移行するモードを判別する必要がないため、移行に要する時間を短くすることができる。
(3)「スリープモード」、「Napモード」、「S−Refモード」への移行の選択は外部コマンド又は第2のプログラムモード信号/PEに基づいて行うようにした。その結果、ユーザの要望(コマンド、信号変化)に容易に対応することができる。
(4)「スリープモード」、「Napモード」、「S−Refモード」の選択を行うプログラムモードProへの移行はイリーガルコマンドを複数連続して入力することで行うようにした。その結果、誤ってプログラムモードへ移行することを防止することができる。
(5)DRAM10は、通常モードにおいてセルフリフレッシュを行う機能を有している。従って、DRAM10は、外部にリフレッシュのための回路構成を加えることなくSRAMと置き換えが可能であるため、回路(CPU31との接続)を大幅に変更する必要が無く、設計変更の手間とコストを削減することができる。
尚、前記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・S−Refモード時にリフレッシュする領域を任意に設定したが、外部使用上で領域を固定して実施しても良い。その際、内部でリフレッシュ特性の良い(一般的には、メモリセルからの電荷のリークが少ない)メモリブロックをリフレッシュする領域とする。これにより、リフレッシュ間隔を長くしてS−Refモードにおける消費電力を更に低減することができる。
リフレッシュ特性の良い領域をリフレッシュ領域に設定するためにはアドレススクランブルを用いる。図24はアドレススクランブル回路90の一例を示すブロック回路図である。このアドレススクランブル回路90は、アドレスバッファ91とアドレスデコーダ92との間に設けられる。
アドレススクランブル回路90は、インバータ回路93,94、ENOR回路95〜98、フューズ回路99を含む。アドレス信号A0を増幅するアドレスバッファ91aの出力信号はインバータ回路93とENOR回路95に入力され、インバータ回路93の出力信号はENOR回路96に入力される。アドレス信号A1を増幅するアドレスバッファ91bの出力信号はインバータ回路94とENOR回路97に入力され、インバータ回路94の出力信号はENOR回路98に入力される。
ENOR回路95,96にはフューズ回路99からフューズ信号f<0>が入力され、ENOR回路97,98にはフューズ回路99からフューズ信号f<1>が入力される。各ENOR回路95〜98の出力信号はデコーダ92に入力され、そのデコーダ92からDRAMコアのブロックを選択するための信号(#00〜#11)が出力される。
フューズ回路99は、不揮発性素子、例えばレーザ等により切断可能なフューズ素子から構成されている。尚、フューズ回路99をPROM等の不揮発性素子により構成しても良い。
フューズ回路99には、予めテスト回路100によるメモリの特性試験によって得られたフューズ情報が格納され、その情報に基づいてフューズ信号f<0:1>が出力される。
このように構成されたアドレススクランブル回路90は、フューズ信号f<0:1>とアドレス信号A0,A1のEOR論理(排他的論理和)をとり、アドレス信号A0,A1に基づくブロックをフューズ信号f<0:1>に基づくブロック番号に内部的に置き換える。図25は、フューズ信号f<0:1>とアドレス信号A0,A1の対応を示す図である。
フューズ信号f<0:1>がLレベルの時にはアドレス信号A0,A1に基づいてブロックが選択される。例えば、アドレス信号A0,A1が共にLレベルの場合にはブロック#00が選択される。
一方、フューズ信号f<0:1>の少なくとも一方がHレベルの場合、そのフューズ信号f<0:1>とアドレス信号A0,A1に基づいてブロックが選択される。例えば、フューズ信号f<0:1>が(L,H)レベルの場合、共にLレベルのアドレス信号A0,A1に基づいてブロック#01が選択される。
尚、フューズ回路99に記憶したフューズ情報を読み出した信号S1、もしくはスクランブル後のアドレス情報(信号S2)を外部に出力する(例えば、テスト回路100により読み出して出力する)構成としても良い。この構成により、メモリエリアの置き換えを外部から確認することができる。
図26は、アドレススクランブルの説明図である。
メモリアレイ110は4つのサブアレイ111,112,113,114から構成され、各サブアレイは外部アドレスにてブロック#00,#01,#10,#11に定義されている。特性試験の結果、各ブロック#00〜#11のリフレッシュ特性(tREF)は、それぞれ400ms、800ms、1.2s、600msである。これら特性から、一般的に通常モードにおけるメモリアレイ110のセルフリフレッシュ周期は、ブロック#00のリフレッシュ特性により400msに設定される。
今、DRAMのS−Refモードにおけるリフレッシュ領域は、ブロック#00に設定されている。しかし、上記のメモリアレイ110を持つDRAMでは、ブロック#10の方がリフレッシュ特性がよい。従って、アドレススクランブルにより、外部仕様に基づく論理的なS−Ref領域を、物理的なS−Ref領域に置き換える。このようなアドレススクランブルにより、S−Refモードにおけるリフレッシュ間隔は、物理的にブロック#00を選択する場合に比べて3倍の間隔となる。
このように、アドレススクランブルを行うS−Refモードにおける消費電力は、アドレススクランブルを行わない場合に比べて少なくなる。そして、その消費電力は、メモリアレイ110全体をリフレッシュする場合に比べて1/4以下になる。
・上記実施形態では「S−Refモード」においてDRAMコア23を4つの領域に分割したが、分割数を適宜変更して実施してもよい。また、コードとして受け取るアドレス信号に、分割数を変更する情報を付加して実施してもよい。
・上記実施形態では、プログラムサイクルによるエントリと外部専用端子によるエントリとを行うようにしたが、何れか一方によりパワーダウンモードにエントリする半導体記憶装置に具体化しても良い。
・上記実施形態はDRAM10に適用した例を説明したが、FCRAM(Fast Cycle RAM)等に適用して実施してもよい。
・上記実施形態のDRAM10の製造プロセスは、CMOSプロセスに限られず、Bi−CMOSプロセスでもよい。
以上の様々な実施の形態をまとめると、以下のようになる。
(付記1)
記憶保持のためにメモリセルのリフレッシュを定期的に実施する半導体記憶装置であって、
メモリセルに対して通常動作を行う第1のモードと、
消費電力を削減する第2のモードとを備え、
前記第2のモードは、デバイスの内部電源の制御と前記リフレッシュの制御を組み合わせた複数の動作モードを有すること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記2)
前記複数の動作モードは、
全てのメモリセルに対するリフレッシュと、前記メモリセルを含むメモリコアに動作電圧を供給する内部電源回路を停止する第1の動作モードと、
全てのメモリセルに対するリフレッシュを停止し、前記内部電源回路を停止しない第2の動作モードと、
前記メモリセルの一部の領域をリフレッシュする第3の動作モードとを備えること
を特徴とする付記1記載の半導体記憶装置。
(付記3)
該半導体記憶装置は、前記第1のモードにおいて定期的に全てのメモリセルをセルフリフレッシュする機能を持つことを特徴とする付記1記載の半導体記憶装置。
(付記4)
前記第1のモードと前記第2のモードの切り替えを、内部にて生成した信号を基準にして外部端子に供給される信号の状態に基づいて行うことを特徴とする付記1〜3のうちの何れか1つに記載の半導体記憶装置。
(付記5)
前記内部にて生成した信号に基づいて前記外部端子に供給される信号をラッチしてパワーダウンモード信号を出力するパワーダウンモード判定回路と、
前記パワーダウンモード信号に基づいて前記複数の動作モードに対応するリフレッシュ信号を生成するリフレッシュコントロール回路とを備えたこと
を特徴とする付記4記載の半導体記憶装置。
(付記6)
前記外部端子はモード制御のための外部専用端子であることを特徴とする付記4又は5記載の半導体記憶装置。
(付記7)
前記第3の動作モードにおいてリフレッシュする領域の設定を、前記第1のモードにおけるスタンバイモードから移行するプログラムモードにおいて実施すること
を特徴とする付記2〜6のうちの何れか1つに記載の半導体記憶装置。
(付記8)
前記第1〜第3の動作モードの選択を、前記第1のモードにおけるスタンバイモードから移行するプログラムモードにおいて実施すること
を特徴とする付記2〜6のうちの何れか1つに記載の半導体記憶装置。
(付記9)
前記プログラムモードは、コマンドに基づいて移行する第1のプログラムモードと、外部端子に供給される信号に基づいて移行する第2のプログラムモードの少なくとも一方を備えることを特徴とする付記7又は8記載の半導体記憶装置。
(付記10)
前記第1のプログラムモードへの移行は、前記第1のモードにて実行されないイリーガルコマンドに基づいて行われることを特徴とする付記9記載の半導体記憶装置。
(付記11)
前記イリーガルコマンドを複数回入力した場合に前記第1のプログラムモードへ移行することを特徴とする付記10記載の半導体記憶装置。
(付記12)
前記イリーガルコマンドを複数回入力している間に該イリーガルコマンドと異なるコマンドを入力した場合に前記イリーガルコマンドのカウントをリセットすることを特徴とする付記11記載の半導体記憶装置。
(付記13)
前記イリーガルコマンドとともに前記第3の動作モードの設定のための情報を入力することを特徴とする付記10〜12のうちの何れか1つに記載の半導体記憶装置。
(付記14)
前記第2のプログラムモードへの移行は、外部端子に供給される信号に基づいて行うことを特徴とする付記9記載の半導体記憶装置。
(付記15)
前記第2のプログラムモードへの移行は、前記外部端子に供給される信号のレベルが複数回変更された場合に実施することを特徴とする付記14記載の半導体記憶装置。
(付記16)
前記第3の動作モードにおいてリフレッシュする領域を任意に設定可能にしたことを特徴とする付記2〜15のうちの何れか1つに記載の半導体記憶装置。
(付記17)
前記第3の動作モードにおいてリフレッシュする領域の容量を任意に設定可能にしたことを特徴とする付記2〜16のうちの何れか1つに記載の半導体記憶装置。
(付記18)
前記第3の動作モードにおいてリフレッシュする領域は、前記全メモリセルの領域のうち、リフレッシュ特性の良い領域であること
を特徴とする付記2〜17のうちの何れか1つに記載の半導体記憶装置。
(付記19)
メモリセルの記憶保持のために定期的にリフレッシュを必要とする半導体記憶装置であって、
前記メモリセルの一部の領域をリフレッシュするリフレッシュモードを備え、 前記全メモリセルの領域のうち、リフレッシュ特性の良い領域を前記リフレッシュする領域としたこと
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記20)
前記リフレッシュする前記メモリセルの一部の領域は固定された領域であり、
前記固定された領域を示す第1のアドレス情報を前記リフレッシュ特性のよい領域を指定する第2のアドレス情報に変換するアドレススクランブル回路を備えたこと
を特徴とする付記18又は19記載の半導体記憶装置。
(付記21)
前記第1のアドレス情報を前記第2のアドレス情報に変換するための変換情報は不揮発性素子に記憶されていること
を特徴とする付記20記載の半導体記憶装置。
(付記22)
前記変換情報を外部へ出力するための手段を有すること
を特徴とする付記21記載の半導体記憶装置。
(付記23)
付記1〜22のうちの何れか1つに記載の半導体記憶装置と、
データ保持動作を必要としない半導体記憶装置とを備えたことを特徴とする半導体装置。
(付記24)
記憶保持のためにメモリセルのリフレッシュを定期的に実施し、メモリセルに対して通常動作を行う第1のモードと、
消費電力を削減する第2のモードとを備える半導体記憶装置において、
複数の外部制御ピンの状態を入力して少なくとも第1の情報と第2の情報を出力するコマンドデコーダと、
前記コマンドデコーダの第1の情報をカウンタに入力するエントリコントロール回路とを備えること
を特徴とする半導体記憶装置。
(付記25)
前記カウンタのリセットを前記第2の情報に基づいて行うことを特徴とする付記24に記載の半導体記憶装置。
(付記26)
記憶保持のためにメモリセルのリフレッシュを定期的に実施し、メモリセルに対して通常動作を行う第1のモードと、
消費電力を削減する複数の動作モードを持つ第2のモードとを備える半導体記憶装置において、
外部とは非同期に発生されるリフレッシュ要求信号と、
前記複数の動作モードのうちの1つに対応するリフレッシュ動作モード信号と、
前記第2のモード時で且つ前記リフレッシュ動作モード信号がイネーブルの時に、リフレッシュ領域の設定アドレスとリフレッシュカウンタアドレスとが一致したら、前記リフレッシュ要求信号をメモリ制御回路に伝えるリフレッシュコントロール回路と
を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
一実施形態の半導体記憶装置のブロック回路図である。 半導体記憶装置の状態遷移図である。 モードに対する内部電源とリフレッシュ動作の状態を示す説明図である。 一実施形態の半導体記憶装置を携帯電話に使用した例を示すブロック図である。 携帯電話の使用状態を示す説明図である。 モードの切替えを説明する波形図である。 モード設定サイクルを説明する波形図である。 コマンドの説明図である。 モード設定サイクルを説明する波形図である。 モードを設定するアドレスコードの説明図である。 エントリコントロール回路の回路図である。 モードラッチ回路の回路図である。 パワーダウンモード判定回路の回路図である。 リフレッシュコントロール回路の回路図である。 (a)、(b)は、プログラムモード設定回路の動作波形図である。 プログラムモード設定回路の動作波形図である。 (a)、(b)は、合成エントリ信号生成回路の動作波形図である。 モード設定用アドレスバッファの動作波形図である。 モード設定用アドレスラッチの動作波形図である。 モード設定用デコーダの動作波形図である。 パワーダウンモード判定回路の動作波形図である。 リフレッシュコントロール回路の動作波形図である。 リフレッシュコントロール回路の動作波形図である。 アドレススクランブルを説明する回路図である。 アドレススクランブルの説明図である。 アドレススクランブルの説明図である。
符号の説明
11 コマンドデコーダ
12 外部信号エントリ回路
13 エントリコントロール回路
14 モード設定アドレスバッファ
15 モードラッチ回路
17 パワーダウンモード判定回路
18 リフレッシュ動作判定回路
20 リフレッシュコントロール回路
22 内部電源回路
23 DRAMコア

Claims (2)

  1. メモリセルの記憶保持のために定期的にリフレッシュを必要とする半導体記憶装置であって、
    前記メモリセルの一部の領域をリフレッシュするリフレッシュモードを備え、
    前記全メモリセルの領域のうち、リフレッシュ特性の良い固定された領域を前記リフレッシュする領域とし
    前記固定された領域を示す第1のアドレス情報を前記リフレッシュ特性のよい領域を指定する第2のアドレス情報に変換するアドレススクランブル回路と、
    前記第1のアドレス情報を第2のアドレス情報に変換するための変換情報又は変換された第2のアドレス情報を読み出し、当該変換情報又は変換された第2のアドレス情報を外部に出力するテスト回路とを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の半導体記憶装置と、
    データ保持動作を必要としない半導体記憶装置とを備えたことを特徴とする半導体装置
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