JP4832735B2 - 熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法及び射出成形装置 - Google Patents
熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法及び射出成形装置 Download PDFInfo
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前記固定型と可動型とからなる金型(モールド)の各々に、
キャビティに対向し、且つ相互に対向するように設けられた凹部の表面が波形であり、該波形凹部(以下、「波形凹部」又は単に「凹部」と言う。)の各々にIHコイルが配設されていると共に、
前記波形凹部の各々に冷媒路が配設され、
前記キャビティを構成する金型が55℃以下に保持されており、射出充填後に60℃以上、100℃以下に加熱されることを特徴とする熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法。
キャビティに対向し、且つ相互に対向するように波形凹部が設けられ、該波形凹部の各々に冷媒路が配設されていると共に、
前記波形凹部を取り囲むように環状溝が設けられ、該環状溝の各々にIHコイルが配設されている
構成であることを特徴とする前記1に記載の熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法。
前記固定型と可動型とからなる金型(モールド)の各々に、
キャビティに対向し、且つ相互に対向するように設けられた凹部の表面が波形であり、該波形凹部の各々にIHコイルが配設されていると共に、
前記波形凹部の各々に冷媒路が配設され、
前記キャビティを構成する金型が55℃以下に保持されており、射出充填後に60℃以上、100℃以下に加熱されることを特徴とする熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形装置。
熱硬化性ウレタンゴムがイソシアネート基含有化合物と、融点が50℃以上固形ポリアミンの表面アミノ基を不活性化した潜在性硬化剤を主成分とすることを特徴とする前記1〜5のいずれかに記載の熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法。
キャビティに対向し、且つ相互に対向するように波形凹部が設けられ、該波形凹部の各々に冷媒路が配設されていると共に、
前記波形凹部を取り囲むように環状溝が設けられ、該環状溝の各々にIHコイルが配設されている
構成であることを特徴とする前記6に記載の熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形装置。
特に、キャビティを構成する金型を55℃以下に保持し、射出充填後に60℃以上、100℃以下に加熱する構成とすることで、ゲート付近の樹脂の流れが阻害されることなく、成形品にフローマークやウエルドラインがつき難いという効果を発揮できる。
更に、固定型と可動型とからなる金型(モールド)の各々に、キャビティに対向し、且つ相互に対向するように凹部が設けられ、該凹部の各々にIHコイルが配設されていると共に、前記凹部の各々に冷媒路が配設されている、即ち、IHコイル及び冷媒路を金型(モールド)に埋設するのではなく外装した構成を有してIHコイルと冷媒を併用してキャビティの加熱制御及び冷却を行うので、成形品のウエルドラインを効果的に抑制することができる。
更にまた、前記凹部の表面が波形であるので、該凹部の表面積を大とすることできるため熱効率が上がる。
図1は本発明に係る射出成形装置の一実施例を示す概略断面図、図2は図1のII−II線概略横断面図、図3は本発明に係る射出成形装置の他の実施例を示す概略断面図、図4は図3のIV−IV線概略横断面図、図5は高粘度材料へのガス混入方法に用いられる装置の回路図、図6はバルブノズル(ゲート閉状態)の一例を示す断面図、図7は図6のバルブノズルのゲート開状態を示す断面図である。
鉄を多く含む金属の周囲または近くにコイルを配設して、コイルに電流が流れると磁力線が発生する。磁力線は金属を通過するが、例えば、交流は大きさや向きが絶えず変化するため、発生する磁力線も絶えず変化することになる。このように金属に磁力線の変化を与えると、電磁誘導作用によって渦電流が流れ鉄系金属は抵抗が大きいので熱くなる。電磁誘導作用とは、磁力線の変化がコイルに電気を誘導する働きをいう。本発明では、例えば、10KHz〜200KHz、好ましくは15KHz〜100KHzを用いる。この高周波は鉄系金属加熱に適していて、効率がよく、急速に加熱が可能である。
図3に示すように、本発明に係る射出成形装置は、上型31と下型32とからなり、キャビティ33を有する金型(モールド)3と、該キャビティ33に対向し、且つ相互に対向するように設けられた凹部31A・32Aと、該凹部31A・32Aの各々に冷却手段34が配設されていると共に、前記凹部31A・32Aを取り囲むように環状溝31B・32Bが設けられ、該環状溝31B・32Bの各々にIHコイル35が絶縁体熱シート36を介して配設される構成である。38は冷却手段34の冷媒の入口であり、39は出口である。
ピストンがシリンダー内を往復移動して吸入行程と吐出工程を行うピストンポンプを用い、前記ピストンポンプの吸入工程において前記シリンダー内に例えば0.1〜5kg/cm2のガスを供給し、前記ピストンが吸入端に達して吸入工程が終了し且つ前記シリンダー内に調整された圧力のガスが充填された状態となった後で、前記シリンダー内に高粘度材料を供給し、前記高粘度材料の供給の終了後に前記ピストンポンプの吐出工程を行い、前記吐出工程において前記ガス及び高粘度材料をバルブノズルに導入する。
図5において、ガス混入装置1は、ガス供給装置10、高粘度材料供給装置11、ガス導入装置12、制御装置19、加圧装置13、分散装置14、吐出装置15から構成されている。
2 ノズル
3 金型
4 高粘度材料(熱硬化性発泡ウレタンゴム原料)
Claims (8)
- 高粘度材料へのガス混入方法を用いて、熱硬化性発泡ウレタンゴム材料を形成し、これを射出成形機ノズルに導入し、この射出成形機ノズルから、前記熱硬化性発泡ウレタンゴム材料が固定型と可動型とからなる金型のキャビティに射出充填され、この充填完了直前又は充填後に、前記キャビティがIHコイルによって加熱制御される熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法において、
前記固定型と可動型とからなる金型(モールド)の各々に、
キャビティに対向し、且つ相互に対向するように設けられた凹部の表面が波形であり、該波形凹部の各々にIHコイルが配設されていると共に、
前記波形凹部の各々に冷媒路が配設され、
前記キャビティを構成する金型が55℃以下に保持されており、射出充填後に60℃以上、100℃以下に加熱されることを特徴とする熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法。 - 固定型と可動型とからなる金型(モールド)の各々に、
キャビティに対向し、且つ相互に対向するように波形凹部が設けられ、該波形凹部の各々に冷媒路が配設されていると共に、
前記波形凹部を取り囲むように環状溝が設けられ、該環状溝の各々にIHコイルが配設されている
構成であることを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法。 - 前記環状溝が波形又は上下若しくは下方に突き抜けた直線状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法。
- ゲートの開閉動作がスプリング方式であり、ノズルの流路の中央にニードルを配置し、このニードルの先端部をノズルのゲートに係合させると共に、該ニードルの後端大径部側にスプリングを配置して、該スプリングによる押圧力と前記流路に導入される成形用材料の圧力との差により該ニードルを移動させて前記ノズルのゲートの開閉制御を行うノズルにおいて、多数個取りまたは多点ゲート金型に対して複数のノズルが備えられており、それぞれのノズルには、スプリングの押圧力を調整する機構が備えられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法。
- 熱硬化性ウレタンゴムがイソシアネート基含有化合物と、融点が50℃以上固形ポリアミンの表面アミノ基を不活性化した潜在性硬化剤を主成分とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形法。
- 高粘度材料へのガス混入方法を用いて、熱硬化性発泡ウレタンゴム材料を形成する発泡ウレタンゴム形成装置と、ゲートの開閉動作をオープンゲート方式、空気圧・油圧式又はスプリング方式のいずれかにより行う射出成形機ノズルと、前記射出成形機の固定型と可動型とからなる金型のキャビティを過熱制御するIHコイルとを有する熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形装置において、
前記固定型と可動型とからなる金型(モールド)の各々に、
キャビティに対向し、且つ相互に対向するように設けられた凹部の表面が波形であり、該波形凹部の各々にIHコイルが配設されていると共に、
前記波形凹部の各々に冷媒路が配設され、
前記キャビティを構成する金型が55℃以下に保持されており、射出充填後に60℃以上、100℃以下に加熱されることを特徴とする熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形装置。 - 固定型と可動型とからなる金型(モールド)の各々に、
キャビティに対向し、且つ相互に対向するように波形凹部が設けられ、該波形凹部の各々に冷媒路が配設されていると共に、
前記波形凹部を取り囲むように環状溝が設けられ、該環状溝の各々にIHコイルが配設されている
構成であることを特徴とする請求項6に記載の熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形装置。 - 前記環状溝が波形又は上下若しくは下方に突き抜けた直線状であることを特徴とする請求項6又は7に記載の熱硬化性発泡ウレタンゴム射出成形装置。
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