JP4832542B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4832542B2
JP4832542B2 JP2009065388A JP2009065388A JP4832542B2 JP 4832542 B2 JP4832542 B2 JP 4832542B2 JP 2009065388 A JP2009065388 A JP 2009065388A JP 2009065388 A JP2009065388 A JP 2009065388A JP 4832542 B2 JP4832542 B2 JP 4832542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake air
air amount
target
target intake
estimated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009065388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010216401A (ja
Inventor
大輔 塩見
浩 矢谷
誉顕 福迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009065388A priority Critical patent/JP4832542B2/ja
Priority to US12/725,653 priority patent/US8594905B2/en
Publication of JP2010216401A publication Critical patent/JP2010216401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4832542B2 publication Critical patent/JP4832542B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D17/00Controlling engines by cutting out individual cylinders; Rendering engines inoperative or idling
    • F02D17/02Cutting-out
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D37/00Non-electrical conjoint control of two or more functions of engines, not otherwise provided for
    • F02D37/02Non-electrical conjoint control of two or more functions of engines, not otherwise provided for one of the functions being ignition
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0002Controlling intake air
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/10Parameters related to the engine output, e.g. engine torque or engine speed
    • F02D2200/1002Output torque
    • F02D2200/1004Estimation of the output torque
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2250/00Engine control related to specific problems or objectives
    • F02D2250/18Control of the engine output torque
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/008Controlling each cylinder individually
    • F02D41/0087Selective cylinder activation, i.e. partial cylinder operation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関し、特に機関の目標吸気量を算出し、目標吸気量に応じた吸気量制御を行うとともに、点火時期制御を行う制御装置に関する。
特許文献1には、内燃機関のアイドル回転数制御装置が示されている。この制御装置によれば、アイドル回転数が目標回転数と一致するように吸気量を補正する補正空気量が算出されるとともに、点火時期の遅角補正量が増加するほど、補正空気量を増加させる制御が行われる。点火時期の遅角補正量が増加すると機関出力トルクが減少することに着目したものであり、点火時期の遅角補正が行われているときは、吸気量を増量することにより、アイドル回転数の制御応答性が確保される。
特許第2929895号公報
機関の目標出力トルクに応じて目標吸気量を算出し、実際の吸気量が目標吸気量と一致するように吸気量制御を行う場合には、点火時期の遅角補正との関係で以下の点を考慮する必要がある。すなわち、機関温度、あるいは吸気温度が高いとき、またはノッキングが発生し易いときなどには、点火時期の遅角補正が行われるため、機関出力トルクを目標トルクに制御する場合に、特許文献1に示されるようなアイドル運転状態に限らず、アイドル以外の通常運転状態においても、点火時期の設定を考慮して目標空気量を設定することが必要である。ところが吸気量が変化すると、吸気圧が変化し、点火時期の遅角補正量も変化し、遅角補正量が変化すると、機関出力トルクが変化するため目標吸気量の変更が必要となる。このため、特許文献1に示されるような単純な制御では、特に目標出力トルクが変化したときに機関出力トルクを適切に追従させることができない。
本発明は上述した点に着目してなされたものであり、点火時期制御を考慮した吸気量制御を行い、機関出力トルクを目標出力トルクと一致させる制御の制御応答性を向上させることができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関の目標出力トルク(TRQOBJ,TRQCGj)に応じて目標吸気量(GAIROBJ)を算出する目標吸気量算出手段と、前記目標吸気量(GAIROBJ)に応じて前記機関の吸気量を制御する吸気量制御手段と、前記機関の点火時期(IGLOG)を制御する点火時期制御手段とを備える、内燃機関の制御装置において、前記目標吸気量算出手段は、仮目標吸気量の初期値設定を行った後に、該仮目標吸気量(GAIROBJMID,GAIROBJT)を前記機関に供給した場合における前記点火時期の遅角補正量である推定遅角補正量(STIGRTD)を算出する第1ステップと、前記仮目標吸気量(GAIROBJMID)及び推定遅角補正量(STIGRTD)に応じて前記機関の推定出力トルク(TRQTMP)を算出する第2ステップと、前記推定出力トルク(TRQTMP)が前記目標出力トルク(TRQOBJ,TRQCGj)に近づくように前記仮目標吸気量(GAIROBJMID)を修正する第3ステップとを、前記推定出力トルク(TRQTMP)と前記目標出力トルク(TRQOBJ,TRQCGj)との差が所定閾値(DTRQTH)以下となる収束時点まで繰り返し実行し、前記目標吸気量(GAIROBJ)を、前記収束時点における仮目標吸気量(GAIROBJMID)に設定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、内燃機関の目標出力トルク(TRQOBJ,TRQCGj)に応じて目標吸気量(GAIROBJ)を算出する目標吸気量算出手段と、前記目標吸気量(GAIROBJ)に応じて前記機関の吸気量を制御する吸気量制御手段と、前記機関の点火時期(IGLOG)を制御する点火時期制御手段とを備える、内燃機関の制御装置において、前記目標吸気量算出手段は、仮トルク減少係数(K0)の初期値設定を行った後に、該仮トルク減少係数(K0)及び目標出力トルク(TRQOBJ,TRQCGj)に応じて仮目標吸気量(GAIROBJT)を算出する第1ステップと、該仮目標吸気量(GAIROBJT)を前記機関に供給した場合における前記点火時期の遅角補正量である推定遅角補正量(STIGRTD)を算出する第2ステップと、前記推定遅角補正量(STIGRTD)に応じて、前記機関の出力トルクの減少率を示す推定トルク減少係数(KIG)を算出する第3ステップと、前記仮トルク減少係数(K0)が前記推定トルク減少係数(KIG)に近づくように前記仮トルク減少係数(K0)を修正する第4ステップとを、前記仮トルク減少係数(K0)と前記推定トルク減少係数(KIG)との差(DK)が所定閾値(DKTH)以下となる収束時点まで繰り返し実行し、前記目標吸気量(GAIROBJ)を、前記収束時点における仮目標吸気量(GAIROBJT)に設定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置において、前記目標吸気量算出手段において前記目標吸気量(GAIROBJ)の算出に要する最大時間(T2×IMAX)が、前記吸気量制御手段の制御周期(T1)より短くなるように、前記目標吸気量算出手段の演算周期(T2)が設定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置において、前記機関は第1気筒群及び第2気筒群からなる複数の気筒を有し、前記第1及び第2気筒群をともに作動させる全筒運転と、前記第1及び第2気筒群の一方を作動させる一部気筒運転とを切り換える作動気筒切換手段を備え、前記目標吸気量算出手段は、前記全筒運転と一部気筒運転の切換に対応して、前記目標吸気量(GAIROBJ)の算出を行うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、仮目標吸気量の初期値設定が行われた後に、該仮目標吸気量を機関に供給した場合における点火時期の推定遅角補正量を算出する第1ステップと、仮目標吸気量及び推定遅角補正量に応じて推定出力トルクを算出する第2ステップと、推定出力トルクが目標出力トルクに近づくように仮目標吸気量を修正する第3ステップとが繰り返し実行され、推定出力トルクと目標出力トルクとの差が所定閾値以下となった収束時点の仮目標吸気量が、目標吸気量として設定される。このように第1から第3ステップを繰り返して実行することにより、点火時期の遅角補正量の設定を考慮した吸気量制御を行い、機関出力トルクを目標出力トルクと一致させる制御の制御応答性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、仮トルク減少係数の初期値設定が行われた後に、該仮トルク減少係数及び目標出力トルクに応じて仮目標吸気量を算出する第1ステップと、該仮目標吸気量を機関に供給した場合における点火時期の推定遅角補正量を算出する第2ステップと、推定遅角補正量に応じて機関の出力トルクの減少率を示す推定トルク減少係数を算出する第3ステップと、仮トルク減少係数が推定トルク減少係数に近づくように仮トルク減少係数を修正する第4ステップとが、仮トルク減少係数と推定トルク減少係数との差が所定閾値以下となる収束時点まで繰り返し実行され、仮トルク減少係数と推定トルク減少係数との差が所定閾値以下となった収束時点の仮目標吸気量が、目標吸気量として設定される。このように第1から第4ステップを繰り返して実行することにより、点火時期の遅角補正量の設定を考慮した吸気量制御を行い、機関出力トルクを目標出力トルクと一致させる制御の制御応答性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、目標吸気量の算出に要する最大時間が、吸気量制御手段の制御周期より短くなるように、目標吸気量の演算周期が設定されているので、最適な目標吸気量を吸気量制御に確実に反映させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、全筒運転と一部気筒運転の切換に対応して、上述した目標吸気量の算出が行われるので、作動気筒数の切換を行うときに目標吸気量を適切に設定し、当該切換に伴う機関回転数の変動を抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 目標トルク(TRQCG1,TRQCG2)を設定する処理のフローチャートである。 図2の処理を説明するためのタイムチャートである。 点火時期制御のフローチャートである。 図4の処理を説明するためのタイムチャートである。 目標吸気量(GAIROBJ)を算出する処理のフローチャートである。 図6の処理において点火時期の推定遅角補正量(STIGRTD)を算出する処理のフローチャートである。 図6の処理で参照されるマップを示す図、及び図6の処理を説明するための図である。 図6の処理を説明するためのタイムチャートである。 図6の処理の変形例のフローチャートである。 図10の処理で参照されるテーブルを示す図である。 図10の処理を説明するためのタイムチャートである。 最適点火時期(IGMAP)及び遅角補正量(IGTRD)を算出するためのマップを示す図である。 本発明を適用可能な他の内燃機関の例を説明するための図である。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。V型10気筒の内燃機関(以下単に「エンジン」という)1は、#1〜#5気筒(第1気筒群)が設けられた第1バンクと、#6〜#10気筒(第2気筒群)が設けられた第2バンクとを備え、第2バンクには#6〜#10気筒を一時的に休止させるための気筒休止機構30が設けられている。
エンジン1の吸気管2は、第1分岐吸気管2Aと、第2分岐吸気管2Bとに分岐している。第1分岐吸気管2Aは第1バンクの気筒に空気を供給し、第2分岐吸気管2Bは第2バンクの気筒に空気を供給する。第1分岐吸気管2Aの途中にはスロットル弁3Aが配されている。スロットル弁3Aには、スロットル弁3Aの開度THを検出するスロットル弁開度センサ(図示せず)が設けられており、その検出信号が電子制御ユニット(以下「ECU」という)5に供給される。スロットル弁3Aは、アクチュエータ4Aにより開閉駆動可能に構成されており、アクチュエータの作動はECU5により制御される。
燃料噴射弁6Aは図示しない吸気弁の少し上流側に各気筒毎に設けられており、各燃料噴射弁6Aは図示しない燃料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射弁6の開弁時間が制御される。
スロットル弁3Aの直ぐ下流には吸気圧PBAを検出する吸気圧センサ7Aが設けられており、その検出信号はECU5に供給される。
第2分岐吸気管2Bにも第1分岐吸気管2Aと同様に、スロットル弁3B、アクチュエータ4B、燃料噴射弁6B、及び吸気圧センサ7Bが設けられており、ECU5と接続されている(接続線は図示省略)。したがって、吸気圧PBAの検出値は、吸気圧センサ7Aによって得られるものと、吸気圧センサ7Bによって得られるものとがある。以下に説明する制御においては、制御対象気筒が設けられているバンクに対応した吸気圧センサによる検出値が、吸気圧PBAとして適用される。
吸気管2の分岐点の上流側には、吸気温TAを検出する吸気温センサ8が取付けられており、その検出信号がECU5に供給される。
エンジン1には、エンジン冷却水温TWを検出する冷却水温センサ9及びノッキングを検出するノッキングセンサ21が取り付けられており、これらのセンサの検出信号はECU5に供給される。
ECU5には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ10が接続されており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU5に供給される。クランク角度位置センサ10は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置でTDCパルスを出力するTDCセンサ及びTDCパルスより短い一定クランク角周期(例えば6度周期)でCRKパルスを発生するCRKセンサから成り、CYLパルス、TDCパルス及びCRKパルスがECU5に供給される。これらの信号パルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
気筒休止機構30は複数の電磁弁を有しており、電磁弁の作動がECU5により制御される。電磁弁を開閉することにより、全気筒を作動させる全筒運転と、#1〜#5気筒を作動させ、#6〜#10気筒を休止させる一部気筒運転との切換が行われる。
エンジン1の各気筒に設けられた点火プラグ12は、ECU5に接続されており、点火プラグ12の駆動信号、すなわち点火信号がECU5から供給される。
ECU5には、エンジン1により駆動される車両のアクセルペダルの操作量(以下「アクセルペダル操作量」という)APを検出するアクセルセンサ22、大気圧PAを検出する大気圧センサ23、及びエンジン1により駆動される車両の走行速度(車速)VPを検出する車速センサ24が接続されており、これらのセンサの検出信号がECU5に供給される。
ECU5は、各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理回路(以下「CPU」という)、CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、燃料噴射弁6A,6B、点火プラグ12、気筒休止機構30の電磁弁などに駆動信号を供給する出力回路を備えている。
ECU5は、各種センサの検出信号に基づいて、スロットル弁3A,3B、燃料噴射弁6A,6Bの開弁時間、及び点火時期を制御するとともに、エンジン1の全筒運転と、一部気筒運転との切り換え制御を行う。
本実施形態では、アクセルペダル操作量APなどに応じてエンジン1の目標出力トルクTRQOBJが算出され、目標出力トルクTRQOBJに応じて目標吸気量GAIROBJが算出され、目標吸気量GAIROBJに応じて目標スロットル弁開度THOBJが算出される。そして、検出されるスロットル弁開度THが目標スロットル弁開度THOBJと一致するようにスロットル弁3A,3Bが駆動される。
図2は、目標出力トルクTRQOBJを算出し、目標出力トルクTRQOBJに応じて第1バンク目標トルクTRQCG1及び第2バンク目標トルクTRQCG2の設定を行う処理のフローチャートである。この処理はECU5のCPUで第1所定時間T1(例えば10msec)毎に実行される。
ステップS11では、エンジン運転状態に応じて目標出力トルクTRQOBJを算出する。目標出力トルクTRQOBJは、通常運転状態(アイドル運転状態以外の運転状態)では、アクセルペダル操作量APにほぼ比例するように設定され、アイドル運転状態では、エンジン回転数NEが目標回転数に維持されるように、主としてエンジン1の負荷となる補機(例えば空調装置、パワーステアリングなど)の作動状態に応じて設定される。
ステップS12では、休止条件成立フラグFCSTPが「1」であるか否かを判別する。休止条件成立フラグFCSTPは、図示しない処理において、エンジン回転数NE、スロットル弁開度TH、車速VPなどに応じた、一部気筒運転を行うための気筒休止条件が成立したとき「1」に設定され、気筒休止条件が成立していないとき「0」に設定される。
FCSTP=0であって全筒運転中であるときは、一部気筒運転から全筒運転へ移行した直後に行われる全筒移行制御中であるか否かを判別する(ステップS13)。全筒移行制御中であるときは、ステップS14に進んで全筒移行制御を実行する。一部気筒運転中は、第1バンクの気筒のみ作動するため、第1バンク目標トルクTRQCG1が目標出力トルクTRQOBJに設定され、第2バンク目標トルクTRQCG2は「0」に設定される。そこで、全筒移行制御では、第1バンク目標トルクTRQCG1を目標出力トルクTRQOBJから(TRQOBJ/2)まで徐々に減少させるとともに、第2バンク目標トルクTRQCG2を「0」から(TRQOBJ/2)まで徐々に増加させる制御が行われる(図3,時刻t3〜t4参照)。
ステップS15では、収束演算実行フラグFCTLを「1」に設定する。収束演算実行フラグFCTLが「1」であるときは、後述するように目標吸気量GAIROBJの算出に収束演算が適用される。
全筒移行制御が完了する(第1バンク目標トルクTRQCG1が(TRQOBJ/2)に達する)と、ステップS13からステップS16に進み、第1及び第2バンク目標トルクTRQCG1,TRQCG2をともに(TRQOBJ/2)に設定する。ついて収束演算実行フラグFCTLを「0」に設定する(ステップS21)。
ステップS12でFCSTP=1であって一部気筒運転中であるときは、一部気筒運転へ移行した直後に行われる休筒移行制御中であるか否を判別する(ステップS17)。その答が肯定(YES)であるときは、休筒移行制御を実行する(ステップS18)。すなわち、第1バンク目標トルクTRQCG1を(TRQOBJ/2)から目標出力トルクTRQOBJまで徐々に増加させるとともに、第2バンク目標トルクTRQCG2を(TRQOBJ/2)から「0」まで徐々に減少させる制御が行われる(図3,時刻t1〜t2参照)。ステップS19では収束演算実行フラグFCTLを「1」に設定する。
休筒移行制御が完了する(第1バンク目標トルクTRQCG1がTRQOBJに達する)と、ステップS17からステップS20に進み、第1バンク目標トルクTRQCG1を目標出力トルクTRQOBJに設定するととともに、第2バンク目標トルクTRQCG2をともに「0」に設定する。その後ステップS21に進む。
図3は図2の処理を説明するためのタイムチャートである。時刻t1に休止条件成立フラグFCSTPが「0」から「1」に変化すると、時刻t2まで休筒移行制御が行われ、第1バンク目標トルクTRQCG1は徐々に増加し、第2バンク目標トルクTRQCG2は徐々に減少する。時刻t1からt2までの間、収束演算実行フラグFCTLが「1」に設定される。時刻t3に休止条件成立フラグFCSTPが「1」から「0」に変化すると、時刻t4まで全筒移行制御が行われ、第1バンク目標トルクTRQCG1は徐々に減少し、第2バンク目標トルクTRQCG2は徐々に増加する。時刻t3からt4までの間、収束演算実行フラグFCTLが「1」に設定される。
図4は点火時期制御を行う処理のフローチャートである。この処理はECU5のCPUでTDCパルスの発生に同期して実行される。点火時期は、ピストンが圧縮上死点に位置するタイミングからの進角量で示されるパラメータである。
ステップS30では、アイドルフラグFIDLが「1」であるか否かを判別する。アイドルフラグFIDLは、エンジン1がアイドル運転状態にあるとき「1」に設定される。
エンジン1がアイドル運転状態以外の通常運転状態にあるときは、ステップS30からステップS31に進み、アイドル運転移行完了フラグFNICを「0」に設定する。ステップS32ではエンジン回転数NE及び吸気圧PBAに応じて、最適点火時期(エンジン出力トルクを最大とする点火時期)が設定されたMBT(Minimum Spark Advance for Best Torque)マップを検索し、最適点火時期IGMAPを算出する。
ステップS33では、通常運転移行完了フラグFINCが「0」であるか否かを判別する。通常運転移行完了フラグFINCは、アイドル運転状態において「0」に設定されるので(ステップS40)、アイドル運転から通常運転へ移行した直後は、ステップS33の答は肯定(YES)となり、下記式(1)により基本点火時期IGBASEを所定量DIGだけ増加させる(ステップS34)。
IGBASE=IGBASE+DIG (1)
ステップS35では、基本点火時期IGBASEが最適点火時期IGMAP以上であるか否かを判別する。最初はこの答は否定(NO)となるので、直ちにステップS51に進む。ステップS34が繰り返し実行され、基本点火時期IGBASEが徐々に増加して最適点火時期IGMAPに達すると、ステップS35の答が肯定(YES)となり、通常運転移行完了フラグFINCを「1」に設定するとともに、収束演算実行FCTLを「0」に設定する(ステップS36)。通常運転移行完了フラグFINCが「1」に設定された後は、ステップS33から直ちにステップS37に進む。
ステップS37では、基本点火時期IGBASEを最適点火時期IGMAPに設定する。
ステップS51〜S54では、基本点火時期IGBASEを遅角方向に補正する遅角補正量(遅角方向を「正」とする)を算出する。
ステップS51では、エンジン回転数NE及び吸気圧PBAに応じてDIGRSVマップを検索し、基本遅角補正量DIGRSVを算出する。吸気圧PBAが高い高負荷運転状態では、ノック限界点火時期(ノッキングが発生し易くなる点火時期範囲の下限値)IGKNKが最適点火時期IGMAPより小さく(遅角側)なるため、基本遅角補正量DIGRSV(=IGMAP−IGKNK)を適用することにより、ノッキングの発生を防止する。
ステップS52では、エンジン冷却水温TWに応じて冷却水温補正量IGTW算出するとともに、吸気温TAに応じて吸気温補正量IGTAを算出する。ステップS53では、ノッキング検出処理(図示せず)における検出結果に応じて、ノック補正量IGKNOCKを算出する。ノック補正量IGKNOCKは、ノックセンサ21の出力に基づいてノッキングが検出されると所定増加量だけ増量され、ノッキングが検出されない期間中は徐々に減量される。ノッキングの検出手法及びノック補正量IGKNOCKの算出手法は例えば特開2004−353473号公報に示されるような公知の手法が適用される。
ステップS54では上記以外の遅角補正量、例えばフュエルカット運転開始直前に適用される遅角補正量、フュエルカット運転から通常運転に復帰したときに適用される遅角補正量、及びアイドル運転状態においてエンジン回転数NEを目標回転数に維持するために適用される遅角補正量の和として、付加遅角補正量IGRTDが算出される。
ステップS55では、下記式(2)により、点火時期IGLOGが算出される。点火プラグ12に供給される点火信号は、点火時期IGLOGに応じた時期に出力される。
IGLOG=IGBASE−DIGRSV−IGTW
−IGTA−IGKNOCK−IGRTD (2)
一方エンジン1がアイドル運転状態にあるときは、ステップS30からステップS40に進み、通常運転移行完了フラグFINCを「0」設定するとともに、収束演算実行フラグFCTLを「1」に設定する。ステップS41では、エンジン回転数NE及び吸気圧PBAに応じて、最適点火時期(MBT)より所定遅角量だけ遅角側に設定されるアイドル基本点火時期IGIDLMAPを算出する。
ステップS42では、アイドル運転移行完了フラグFNICが「0」であるか否かを判別する。通常運転からアイドル運転へ移行した直後は、この答が肯定(YES)であるので、下記式(3)により基本点火時期IGBASEを所定量DIGだけ減少させる(ステップS43)。
IGBASE=IGBASE−DIG (3)
ステップS44では、基本点火時期IGBASEがアイドル基本点火時期IGIDLMAP以下であるか否かを判別する。最初はこの答は否定(NO)となるので、直ちにステップS51に進む。ステップS43が繰り返し実行され、基本点火時期IGBASEが徐々に減少してアイドル基本点火時期IGIDLMAPに達すると、ステップS44の答が肯定(YES)となり、アイドル運転移行完了フラグFNICを「1」に設定する(ステップS45)。アイドル運転移行完了フラグFNICが「1」に設定された後は、ステップS42から直ちにステップS46に進む。
ステップS46では、基本点火時期IGBASEをアイドル基本点火時期IGIDLMAPに設定する。そのステップS51に進む。
図5は、図4の処理を説明するためのタイムチャートである。時刻t11にアイドル運転状態に移行すると、基本点火時期IGBASEは最適点火時期IGMAPから徐々に減少し、時刻t12にアイドル基本点火時期IGIDLMAPに達する。以後アイドル状態が終了する時刻t13まで、基本点火時期IGBASEはアイドル基本点火時期IGIDLMAPに維持される。時刻t13に通常運転状態へ移行すると、基本点火時期IGBASEは徐々に増加し、時刻t14に最適点火時期IGMAPに達すると、以後は最適点火時期IGMAPに維持される。収束演算実行フラグFCTLは、時刻t11からt14まで「1」に設定される。
図6は、バンク毎の目標トルクTRQCGj(j=1または2)に応じて目標吸気量GAIROBJを算出する処理のフローチャートである。この処理は、ECU5のCPUで、第1所定時間T1より短い第2所定時間T2(例えば0.01msec)毎に実行される。
ステップS71では収束演算実行フラグFCTLが「1」であるか否かを判別する。この答が否定(NO)であるときは、通常制御によって目標吸気量GAIROBJを算出する(ステップS72)。すなわち、目標トルクTRQCGj及びエンジン回転数NEに応じて目標吸気量GAIROBJを算出する。
ステップS71でFCTL=1であるときは、ステップS73に進み、下側目標吸気量GAIROBJLOを「0」に設定するとともに、上側目標吸気量GAIROBJHIを下記式(4)により算出する。式(4)のGAIRMAXは、吸気量の最大値であり、ΔGAIRは微少加算値である。
GAIROBJHI=GAIRMAX+ΔGAIR (4)
ステップS74ではインデクスパラメータiを「1」に設定する。ステップS75では、下記式(5)により、下側目標吸気量GAIROBJLOと上側目標吸気量GAIROBJHIの平均値として中間目標吸気量GAIROBJMIDを算出する。
GAIROBJMID=(GAIROBJLO+GAIROBJHI)/2
(5)
ステップS76では、エンジン回転数NE及び中間目標吸気量GAIROBJMIDに応じて、STPBGATQマップを検索し、推定吸気圧STPBGATQを算出する。STPBGATQマップは、図8(a)に示すように、推定吸気圧STPBGATQが中間目標吸気量GAIROBJMIDにほぼ比例するように設定されている。
ステップS77では、図7に示すSTIGRTD算出処理を実行し、点火時期の推定遅角補正量STIGRTDを算出する。図7のステップS91では、下記式(6)により、図3の処理で算出されるノック補正量IGKNOCKの移動平均値(以下「平均化ノック補正量」という)IGKNKAVを算出する。式(6)の「k」は、ノック補正量IGKNOCKの算出周期で離散化した離散化時刻であり、現在値を「0」として時刻が過去に遡るほど増加する。またNAVは、例えば「10」に設定される所定値である。
Figure 0004832542
ステップS92では、図3のステップS51で使用するマップを用いて、推定吸気圧STPBGATQ及びエンジン回転数NEに応じて推定基本遅角補正量STDIGRSVを算出する。
ステップS93では、下記式(7)によりアイドル遅角補正量DIGMIDLを算出する。アイドル遅角補正量DIGMIDLは、図5(c)に示すように、アイドル運転状態及びアイドル運転状態から通常運転状態へ移行した直後の移行制御中において「0」より大きな値をとる。
DIGMIDL=IGMAP−IGBASE (7)
ステップS93では、図3の処理で算出される冷却水温補正量IGTW、吸気温補正量IGTA、ステップS91で算出される平均化ノック補正量IGKNKAV、ステップS92で算出される推定基本遅角補正量STDIGRSV、及びステップS93で算出されるアイドル遅角補正量DIGMIDLを下記式(8)に適用し、推定遅角補正量STIGRTDを算出する。本実施形態においては、推定遅角補正量STIGRTDには、付加遅角補正量IGRTDは含まれない。
STIGRTD=STDIGRSV+IGTW+IGTA
+IGKNKAV+DIGMIDL (8)
図6に戻り、ステップS78では、推定遅角補正量STIGRTD及びエンジン回転数NEに応じてKIGTRQDNマップを検索し、点火時期の遅角補正によるエンジン出力トルクの減少率を示すトルク減少係数KIGTRQDNを算出する。KIGTRQDNマップは、図8(b)に示すように、推定遅角補正量STIGRTDが増加するほど、トルク減少係数KIGTRQDNが減少するように設定されている。トルク減少係数KIGTRQDNは、「0」より大きく「1」以下の値をとる。
ステップS79では、中間目標吸気量GAIROBJMID及びトルク減少係数KIGTRQDNを下記式(9)に適用し、推定出力トルクTRQTMPを算出する。式(9)のKGATRQは、所定値に設定される換算係数である。
TRQTMP=GAIROBJMID×KIGTRQDN×KGATRQ
(9)
ステップS80では、推定出力トルクTRQTMPが目標トルクTRQCGjと等しいか否かを判別する。通常、最初はこの答は否定(NO)となるので、インデクスパラメータiがその最大値IMAX(例えば15)と等しいか否かを判別する。最大値IMAXは、推定出力トルクTRQTMP及び目標トルクTRQCGjを表す数値のビット数に依存するパラメータであり、15ビットで表す場合には、最大値IMAXは「15」に設定される。
ステップS81の答は最初は否定(NO)となるので、ステップS82に進み、推定出力トルクTRQTMPが目標トルクTRQCGjより大きいか否かを判別する。この答が肯定(YES)であるときは、上側目標吸気量GAIROBJHIを中間目標吸気量GAIROBJMIDに設定する(ステップS83)一方、TRQTMP≦TRQCGjであるときは、下側目標吸気量GAIROBJLOを中間目標吸気量GAIROBJMIDに設定する(ステップS84)。次いでインデクスパラメータiを「1」だけ増加させ、ステップS75に戻る。
ステップS75〜S85の演算を繰り返すことにより、推定出力トルクTRQTMPは、例えば図8(c)に示すように目標トルクTRQCGjに収束していく。図8(c)には4回の演算の収束する例が示されている。
推定出力トルクTRQTMPが目標トルクTRQCGjに収束し、ステップS80の答が肯定(YES)となったとき、またはインデクスパラメータiが最大値IMAXに達したときは、ステップS86に進み、下記式(10)により、目標吸気量GAIROBJを算出する。式(10)は、中間目標吸気量GAIROBJMIDについて、最大吸気量GAIRMAXを超えないようにリミット処理演算を行って目標吸気量GARIOBJを算出するものである。
GAIROBJ=min(GAIROBJMID,GAIRMAX)
(10)
図6の処理により算出される目標吸気量GAIROBJに応じて、所定の変換テーブルを検索することにより、目標スロットル弁開度THOBJが算出され、検出されるスロットル弁開度THが目標スロットル弁開度THOBJと一致するようにスロットル弁が駆動される。このスロットル弁開度制御処理は、第1所定時間T1毎に実行される。
なお図6の処理の実行周期である第2所定時間T2は、CPUの演算負荷状態に応じて変更されるが、目標吸気量GAIROBJの算出に要する最大時間(T2×IMAX)が、第1所定時間T1より短くなるように設定される。これにより、上述した収束演算を行う場合でも、スロットル弁開度の制御周期より短い時間で、目標吸気量GAIROBJの算出が完了し、制御遅れを防止することができる。
以上のように図6の処理では、収束演算実行フラグFCTLが「1」であるときに、収束演算による目標吸気量GAIROBJの算出が行われる。すなわち、仮の目標吸気量である中間目標吸気量GAIROBJMIDを用いて、点火時期の推定遅角補正量STIGRTDが算出され、点火時期の遅角補正による出力トルクの減少を考慮して推定出力トルクTRQTMPが算出され、推定出力トルクTRQTMPが目標トルクTRQCGjに収束する方向に、中間目標吸気量GAIROBJMIDが更新され、目標吸気量GAIROBJが、推定出力トルクTRQTMPが目標トルクTRQCGjに収束した時点の中間目標吸気量GAIROBJMIDに設定される。
図9は、収束演算の効果を説明するためのタイムチャートであり、時刻t21において、休止条件成立フラグFCSTPが「1」から「0」に変化したときの、第1バンクの気筒(一部気筒運転中も作動する気筒)に対応する制御パラメータの推移を示す。時刻t21において、推定遅角補正量STIGRTD(同図(c))に応じてトルク減少係数KIGTRQDN(同図(b))が算出されるため、トルク減少係数KIGTRQDNは、推定遅角補正量STIGRTDに応じた値に直ちに低下する。
図9(d)の実線は推定吸気圧STPBGATQに対応し、破線は吸気圧PBAに対応する。吸気圧PBAは、全筒運転に対応した吸気圧まで徐々に低下するのに対し、推定吸気圧STPBGATQは、収束演算によって直ちに全筒運転に対応した吸気圧まで低下する。同図(e)の実線は、収束演算により得られる目標吸気量GAIROBJに対応し、破線は従来の手法により得られる目標吸気量GAIROBJに対応する。
従来の手法では、現在の点火時期を元に、目標トルクに応じた目標吸気量GAIROBJの算出が行われるため、同図のA部に示すように目標吸気量GAIROBJのアンダーシュートが発生し、その後に徐々に全筒運転に対応した値に収束する。これに対し、目標吸気量に対応した点火時期を推定し、該推定点火時期を用いた収束演算を行うことにより、アンダーシュートの発生を防止することができる。その結果、目標吸気量GAIROBJの制御応答性を改善し、実際の吸気量の制御応答性を改善することができる。
なお、この図の時間軸のスケールは、上記収束演算の演算周期に比べて非常に大きいので、最大でIMAX回の繰り返し演算は、図9の時刻t21で示した点で完了する。したがって、目標吸気量GAIROBJは時刻t21においてステップ的に変化する。
以上のように本実施形態では、図6のステップS75を最初に実行するときに、仮目標吸気量である中間目標吸気量GAIROBJMIDの初期化が行われ、その後、中間目標吸気量GAIROBJMIDをエンジン1に供給した場合における吸気圧に相当する推定吸気圧STPBGATQを算出するステップS76と、推定吸気圧STPBGATQにおける点火時期の推定遅角補正量STIGRTDを算出するステップS77と、中間目標吸気量GAIROBJMID及び推定遅角補正量STIGRTDに応じて推定出力トルクTRQTMPを算出するステップS78及びS79と、推定出力トルクTRQTMPが目標トルクTRQCGjに近づくように中間目標吸気量GAIROBJMIDを修正するステップS82〜S84及びS75とを繰り返し実行する収束演算が実行され、推定出力トルクTRQTMPが目標トルクTRQCGjと一致した収束時点の中間目標吸気量GAIROBJMIDが、目標吸気量GAIROBJとして設定される。このように収束演算を実行することにより、点火時期の遅角補正量の設定を考慮した吸気量制御を行い、エンジンの実際の出力トルクを目標出力トルクTRQOBJと一致させる制御の制御応答性を向上させることができる。例えば図9を参照して説明したように、目標トルクTRQCGjが急変する場合において、目標吸気量GAIROBJが適切に設定され、制御応答性が改善される。
また全筒運転と一部気筒運転の切換に伴う目標トルクTRQCGjの変更に対応して、収束演算による目標吸気量GAIROBJの算出が行われるので、作動気筒数の切換に伴う目標トルクTRQCGjの変更時において目標吸気量GAIROBJを適切に設定し、切換に伴うエンジン回転数NEの変動を抑制することができる。
本実施形態では、気筒休止機構30及びECU5が作動気筒切換手段を構成し、スロットル弁3A,3B、アクチュエータ4A,4B、及びECU5が吸気量制御手段を構成し、ECU5が目標吸気量算出手段、及び点火時期制御手段を構成する。具体的には、図6及び図7の処理が目標吸気量算出手段に相当し、図3の処理が点火時期制御手段に相当する。
[変形例1]
上述した実施形態において、図6の処理に代えて図10の処理により、目標吸気量GAIROBJを算出するようにしてもよい。
図10の処理は、図6のステップS82〜S84を削除し、ステップS73,S75,S76,S78〜S81,及びS86を、それぞれステップS73a,S75a,S76a,S78a〜S81a,及びS86aに変更したものである。
ステップS73aでは、仮トルク減少係数K0を「0.5」に設定する。ステップS76aでは、目標トルクTRQCGj及び仮トルク減少係数K0に応じて図11(a)に示すGAIROBJTマップを検索し、仮目標吸気量GAIROBJTを算出する。GAIROBJTマップは、仮トルク減少係数K0が減少するほど、仮目標吸気量GAIROBJTの変化に対する目標トルクTRQCGjの変化率が減少するように設定されている。換言すれば、仮トルク減少係数K0が減少するほど、目標トルクTRRQCGjの変化に対する仮目標吸気量GARIOBJTの変化率が増加するように設定されている。
ステップS76aでは、エンジン回転数NE及び仮目標吸気量GAIROBJTに応じて、STPBGATQマップを検索し、推定吸気圧STPBGATQを算出する。ステップS78aでは、推定遅角補正量STIGRTD及びエンジン回転数NEに応じてKIGマップを検索し、点火時期の遅角補正によるエンジン出力トルクの減少率を示すトルク減少係数KIGを算出する。KIGマップは、図11(b)に示すように、推定遅角補正量STIGRTDが増加するほど、トルク減少係数KIGが減少するように設定されている。トルク減少係数KIGは、「0」より大きく「1」以下の値をとる。
ステップS79aでは、下記式(11)により仮トルク減少係数K0を更新する。
K0=(KIG+K0)/2 (11)
ステップS80aでは、トルク減少係数KIGが仮トルク減少係数K0と等しいか否かを判別する。通常、最初はこの答は否定(NO)となるので、インデクスパラメータiが最大値IMAXa(例えば8)と等しいか否かを判別する(ステップS81a)。最初はこの答も否定(NO)となるので、インデクスパラメータiを「1」だけ増加させて(ステップS85)、ステップS75aに戻る。
最大値IMAXaは、トルク減少係数KIG及び仮トルク減少係数K0を表す数値のビット数に依存するパラメータであり、例えば8ビットで表す場合には、最大値IMAXaは「8」に設定される。
ステップS75a〜S85の演算を繰り返すことにより、仮トルク減少係数K0とトルク減少係数KIGは等しくなり、ステップS80aの答が肯定(YES)となったとき、またはインデクスパラメータiが最大値IMAXaに達したときは、ステップS86aに進み、下記式(12)により、目標吸気量GAIROBJを算出する。式(12)は、仮目標吸気量GAIROBJTについて、最大吸気量GAIRMAXを超えないようにリミット処理演算を行って目標吸気量GAIROBJを算出するものである。
GAIROBJ=min(GAIROBJT,GAIRMAX) (12)
図12は、図10の処理を説明するためのタイムチャートであり、時刻t31において目標トルクTRQCGjがステップ状に減少した例が示されている(図12(a))。図12(b)〜図12(e)は、それぞれ仮目標吸気量GAIROBJT,推定吸気圧STPBGATQ,推定遅角補正量STIGRTD,及び仮トルク減少係数K0の推移を示す。この例では、8回の演算で仮トルク減少係数K0が一定となる、すなわちトルク減少係数KIGと等しくなり、目標吸気量GAIROBJの算出が完了する。
この変形例1によれば、目標吸気量GAIROBJが得られるまでの最大演算回数を、図6の処理に比べて減少させることができる。
[変形例2]
吸入空気量に応じて最適点火時期IGMAP、及び最適点火時期IGMAPからの遅角補正量IGRTDを算出することもできる(例えば図13に示すように吸入空気量に応じて設定される)。したがって、仮目標吸気量である中間目標吸気量GAIROBJMIDから直接、推定遅角補正量STIGRTDを算出するようにしてもよい。すなわち、エンジン回転数NE及び中間目標吸気量GAIROBJMIDに応じて推定遅角補正量STIGRTDが設定されたマップを検索することにより、推定遅角補正量STIGRTDを算出するようにしてもよい。
[変形例3]
またスロットル弁開度とエンジン回転数NEなどのエンジン運転状態が定まれば吸入空気量を定まるので、目標吸気量に相当するパラメータとして目標スロットル弁開度THOBJを用いてもよい。この場合、仮目標スロットル弁開度THOBJTに基づいて推定遅角補正量STIGRTDを算出するようにしてもよい。すなわち、目標出力トルクTRQCGjに応じて仮目標スロットル弁開度THOBJTの初期値設定を行い、その後、仮目標スロットル弁開度THOBJTに基づいて推定遅角補正量STIGRTDを算出するステップと、仮目標スロットル弁開度THOBJT及び推定遅角補正量STIGRTDに応じて推定出力トルクTRQTMPを算出するステップと、推定出力トルクTRQTMPが目標出力トルクTRQCGjに近づくように仮目標スロットル弁開度THOBJTを修正するステップとを、推定出力トルクTRQTMPと目標出力トルクTRQCGjとの差DTRQ(=|TRQTMP−TRQCGj|)が所定閾値DTRQTH(例えば1Nm)以下となる収束時点まで繰り返し実行し、目標スロットル弁開度THOBJを、その収束時点における仮スロットル弁開度THOBJTに設定するようにしてもよい。
[その他の変形例]
上述した実施形態では、第1気筒群(第1バンク)と第2気筒群(第2バンク)のそれぞれが吸気制御弁(スロットル弁3A,3B)を備える構成を示したが、本発明はこれに限るものではなく、図14(a)に示すように、第1気筒群(第1バンク)と第2気筒群(第2バンク)で共通の吸気制御弁(スロットル弁3C)を備える構成に適用しても良い。共通の吸気制御弁を備える場合は、目標出力トルクが同じ場合でも、当該吸気制御弁の開度と吸入空気量の関係(マップ)を、図14(b)に示すように全筒運転時(実線)と一部気筒運転時(破線)とで切り換える必要がある。全筒運転と一部気筒運転の切換に対応して本発明により目標吸気量の算出を行うことで、当該切換に伴うエンジン回転数の変動を抑制することできる。
また上述した実施形態では、全筒運転と一部気筒運転の切換時、アイドル運転状態、及びアイドル運転状態から通常運転状態へ移行直後において(収束演算実行フラグFCTLが「1」であるとき)、図6の目標空気量算出処理を実行し、収束演算による目標吸気量GAIROBJの算出を行うようにしたが、常時収束演算によって目標吸気量GAIROBJを算出するようにしてもよい。常時収束演算を実行することで、補機負荷の投入やアクセルペダル操作によって目標出力トルクが大きく変動した場合でも、エンジン出力トルクを当該目標出力トルクと一致させる制御の制御応答性を向上させることができる。
また上述した図6の処理では、推定出力トルクTRQTMPが目標トルクTRQCGjと一致した時点を収束時点としたが、推定出力トルクTRQTMPと目標トルクTRQCGjの差DTRQが所定閾値DTRQTH以下となった時点を収束時点として、目標吸気量GAIROBJを、その収束時点における中間目標吸気量GAIROBJMIDに設定するようにしてもよい。
また図10の処理では、仮トルク減少係数K0がトルク減少係数KIGと一致した時点を収束時点としたが、仮トルク減少係数K0がトルク減少係数KIGとの差DK(=|K0−KIG|)が所定閾値DKTH(例えば0.02)以下となった時点を収束時点として、目標吸気量GAIROBJを、その収束時点における仮目標吸気量GAIROBJTに設定するようにしてもよい。
また上述した実施形態では、V型10気筒エンジンの制御に本発明を適用した例を示したが、本発明は、吸気系が単一の通常の直列気筒エンジンの制御にも適用可能である。
また本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンなどの制御にも適用が可能である。
1 内燃機関
2A 第1分岐吸気管
2B 第2分岐吸気管
3A,3B スロットル弁(吸気量制御手段)
4A,4B アクチュエータ(吸気量制御手段)
5 電子制御ユニット(目標吸気量算出手段,点火時期制御手段,吸気量制御手段、作動気筒切換手段)
12 点火プラグ
22 アクセルセンサ
30 気筒休止機構(作動気筒切換手段)

Claims (4)

  1. 内燃機関の目標出力トルクに応じて目標吸気量を算出する目標吸気量算出手段と、前記目標吸気量に応じて前記機関の吸気量を制御する吸気量制御手段と、前記機関の点火時期を制御する点火時期制御手段とを備える、内燃機関の制御装置において、
    前記目標吸気量算出手段は、仮目標吸気量の初期値設定を行った後に、
    該仮目標吸気量を前記機関に供給した場合における前記点火時期の遅角補正量である推定遅角補正量を算出する第1ステップと、
    前記仮目標吸気量及び推定遅角補正量に応じて前記機関の推定出力トルクを算出する第2ステップと、
    前記推定出力トルクが前記目標出力トルクに近づくように前記仮目標吸気量を修正する第3ステップとを、
    前記推定出力トルクと前記目標出力トルクとの差が所定閾値以下となる収束時点まで繰り返し実行し、前記目標吸気量を、前記収束時点における仮目標吸気量に設定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 内燃機関の目標出力トルクに応じて目標吸気量を算出する目標吸気量算出手段と、前記目標吸気量に応じて前記機関の吸気量を制御する吸気量制御手段と、前記機関の点火時期を制御する点火時期制御手段とを備える、内燃機関の制御装置において、
    前記目標吸気量算出手段は、仮トルク減少係数の初期値設定を行った後に、
    該仮トルク減少係数及び目標出力トルクに応じて仮目標吸気量を算出する第1ステップと、
    該仮目標吸気量を前記機関に供給した場合における前記点火時期の遅角補正量である推定遅角補正量を算出する第2ステップと、
    前記推定遅角補正量に応じて、前記機関の出力トルクの減少率を示す推定トルク減少係数を算出する第3ステップと、
    前記仮トルク減少係数が前記推定トルク減少係数に近づくように前記仮トルク減少係数を修正する第4ステップとを、
    前記仮トルク減少係数と前記推定トルク減少係数との差が所定閾値以下となる収束時点まで繰り返し実行し、前記目標吸気量を、前記収束時点における仮目標吸気量に設定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 前記目標吸気量算出手段において前記目標吸気量の算出に要する最大時間が、前記吸気量制御手段の制御周期より短くなるように、前記目標吸気量算出手段の演算周期が設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記機関は第1気筒群及び第2気筒群からなる複数の気筒を有し、
    前記第1及び第2気筒群をともに作動させる全筒運転と、前記第1及び第2気筒群の一方を作動させる一部気筒運転とを切り換える作動気筒切換手段を備え、
    前記目標吸気量算出手段は、前記全筒運転と一部気筒運転の切換に対応して、前記目標吸気量の算出を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
JP2009065388A 2009-03-18 2009-03-18 内燃機関の制御装置 Expired - Fee Related JP4832542B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009065388A JP4832542B2 (ja) 2009-03-18 2009-03-18 内燃機関の制御装置
US12/725,653 US8594905B2 (en) 2009-03-18 2010-03-17 Control system for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009065388A JP4832542B2 (ja) 2009-03-18 2009-03-18 内燃機関の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010216401A JP2010216401A (ja) 2010-09-30
JP4832542B2 true JP4832542B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=42736404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009065388A Expired - Fee Related JP4832542B2 (ja) 2009-03-18 2009-03-18 内燃機関の制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8594905B2 (ja)
JP (1) JP4832542B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013217195A1 (de) 2012-08-31 2014-03-06 Honda Motor Co., Ltd. Einlass-Steuer-/Regelsystem für Verbrennungsmotor

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8813720B2 (en) * 2010-01-27 2014-08-26 Denso Corporation Cylinder deactivation EMS control
JP5409538B2 (ja) 2010-07-22 2014-02-05 本田技研工業株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP5287818B2 (ja) * 2010-10-01 2013-09-11 三菱自動車工業株式会社 エンジンの制御装置
US8439012B2 (en) * 2011-11-04 2013-05-14 Ford Global Technologies, Llc Method and system for engine control
EP3006704B1 (en) * 2013-05-24 2017-11-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for internal combustion engine
WO2016201011A1 (en) * 2015-06-08 2016-12-15 Pinnacle Engines, Inc. Fuel delivery control based on engine speed fluctuations
US10337441B2 (en) 2015-06-09 2019-07-02 GM Global Technology Operations LLC Air per cylinder determination systems and methods
DE112019004621T5 (de) * 2018-11-12 2021-06-24 Hitachi Astemo, Ltd. Motorsteuerungsvorrichtung und motorsteuerungsverfahren
CN113494366A (zh) * 2020-04-01 2021-10-12 长城汽车股份有限公司 一种车辆减排方法和装置
US11378028B2 (en) * 2020-10-08 2022-07-05 Ford Global Technologies, Llc System and method for diagnosing cylinder deactivation

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3225068B2 (ja) * 1991-12-11 2001-11-05 マツダ株式会社 エンジンの制御装置
JP2929895B2 (ja) 1993-05-06 1999-08-03 トヨタ自動車株式会社 アイドル回転数制御装置
JP3175491B2 (ja) * 1994-09-01 2001-06-11 トヨタ自動車株式会社 可変気筒エンジンの制御装置
JP4041178B2 (ja) * 1996-09-26 2008-01-30 本田技研工業株式会社 気筒休止エンジンの制御装置
JP2006097503A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Toyota Motor Corp 可変気筒内燃機関の点火時期制御装置
US9163578B2 (en) * 2008-10-15 2015-10-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for internal combustion engine
JP5043165B2 (ja) * 2010-08-27 2012-10-10 本田技研工業株式会社 内燃機関の制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013217195A1 (de) 2012-08-31 2014-03-06 Honda Motor Co., Ltd. Einlass-Steuer-/Regelsystem für Verbrennungsmotor
US9284897B2 (en) 2012-08-31 2016-03-15 Honda Motor Co., Ltd. Intake control system for internal combustion engine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010216401A (ja) 2010-09-30
US20100236521A1 (en) 2010-09-23
US8594905B2 (en) 2013-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4832542B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5103459B2 (ja) エンジンの制御装置
EP2060761B1 (en) Electronic throttle control system for internal combustion engine
JP5043165B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4841638B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JP2007247476A (ja) 内燃機関の制御装置
JP3851612B2 (ja) 内燃機関のノック制御装置
JP5519410B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置
CN108571389B (zh) 内燃机的控制装置
JP5514601B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6511102B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US6827062B2 (en) Ignition timing control apparatus for internal combustion engine
JP5357848B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4317842B2 (ja) 圧力状態検出装置の異常判定装置
JP5285501B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4105019B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4270103B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US7891335B2 (en) Control system for internal combustion engine
JP5543622B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP3875964B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2011247108A (ja) 内燃機関ノッキング制御装置
JP2004339940A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4454969B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2013053554A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5574018B2 (ja) 内燃機関ノッキング制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees