JP4832187B2 - 高速偏光装置、およびこれを用いた高速複屈折測装置、立体画像表示装置 - Google Patents

高速偏光装置、およびこれを用いた高速複屈折測装置、立体画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、光源からの光の偏光方向を高速で切り換える高速偏光装置、およびこの高速偏光装置を用いて試料に照射する光の偏光方向を変化させ、該試料からの出力光の光量を測定することで複屈折特性を計測する高速複屈折計測装置、ならびに偏光状態の変化を利用して立体画像を表示する立体画像表示装置に関する。
従来より、各種光学素子の光学特性評価や半導体薄膜形成プロセス評価等を行うために、計測対象に光を照射して、この計測対象からの反射光や透過光により偏光状態をエリプソメータ(偏光解析装置)を用いて計測することが知られている(例えば特許文献1参照)。
このエリプソメータの測定原理にはいくつか種類があるが、その中に、回転偏光子法、回転検光子法、回転補償子法と呼ばれる計測手法がある。これらの計測手法は、それぞれ、偏光子、検光子、補償子を回転させることにより、入射光の偏光状態、または出射光の偏光状態を計測するものである。いずれの手法においても、偏光子、検光子、補償子の半回転を1単位として所定角度毎のデータが取得され、この所定角度毎に計測される光量データから計測対象の偏光状態が算出される。
ここで、上記各計測手法について簡単に説明する。
回転偏光子法による計測システムは、図8に一例を示すように、半導体レーザなどの光源101と、任意方向の直線偏光を形成する偏光子102と、計測対象である試料103と、検光子104と、検光子104を透過した光を受光する受光器105とを備える。また、偏光子102は、偏光方向を変化させるための回転機構が付設され、この回転機構には、モータ106Aの出力軸に固着された第1プーリ106Bと、この第1プーリ106Bと無端ベルト106Cで連結され偏光子102を回転可能に取り付けた第2プーリ106Dとを備えている。光源101からの光は偏光子102を通過して試料103に照射され、試料103からの透過光が検光子104を通して受光器105で計測される。偏光子102の偏光方向をモータ106Aによる回転駆動によって変化させ、試料103に入射する偏光方向を変化させることにより、各偏光方向の透過光量が受光器105で求められ、試料103の偏光特性が計測される。
また、回転検光子法では、図9に計測システムの一例を示すように、半導体レーザなどの光源101と、特定方向の直線偏光を形成する偏光子102と、試料103と、任意方向の直線偏光を形成する検光子104と、検光子104からの透過光を受光する受光器105とを備えている。本構成においては、図8に示す偏光子102に付設される回転機構を、偏光子102に代えて検光子104に設けた計測システムの構成となっている。この方式では、試料103からの透過光を各偏光方向成分に分解して偏光状態を計測する。
さらに、回転補償子法では、図10(a)に計測システムの一例を示すように、半導体レーザなどの光源101と、特定方向の直線偏光を形成する偏光子102と、試料103と、偏光状態を検出する検光子104と、検光子104からの透過光を受光する受光器105に加え、偏光子102と試料103との間の光路途中で回転可能に支持された補償子107を設けた計測システムの構成となっている。この補償子107は、図8に示すような回転機構により回転駆動されて、試料へ照射される光の偏光状態が変化する。この時、試料103を透過した光の偏光状態は、補償子107の回転とともに変化しているが、これを検光子104を通して受光器105で検出することで試料103の偏光特性が計測される。また、この回転補償子法では、図10(b)に示すように、補償子107を試料1
03と検光子104との間の光路途中に設けた計測システムとしてもよい。
特開2004−294370号公報
ところで、上述したような各種の手法を用いた偏光状態の計測にあっては、いずれの手法のものであっても、モータ106Aの回転動作で偏光子102、検光子104、補償子107の偏光状態を変化させているので、偏光状態の計測作業を高速で行うには、モータ106Aの回転速度が律速となる。したがって、偏光状態の計測速度はモータの最大回転速度以上に設定できず、動力伝達機構による回転速度差(増速)を加味しても高速化に限界があった。このため、大面積の計測に多大な時間を要しており、また、短時間で状態が変化する物体を計測する際には、計測間隔を短くできず、短期間の状態変化が計測できない等の問題を生じていた。
また、偏光状態を高速に変更する機構は、上記のような光学特性の計測装置に限らず、他の分野、例えば三次元画像を表示するディスプレイ等の分野においても偏光方向を切り換える機能が必要とされ、高速な切り換えが必要とされていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、偏光状態の高速切替えができる高速偏光装置、及びこれを用いた偏光計測装置、表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 偏光状態の異なる光を連続生成する高速偏光装置であって、
それぞれ特定の方向に偏光された偏光光を照射する複数の偏光光照射ユニットと、
回転駆動されながら前記複数の偏光光照射ユニットからの出射光を受けて所定の一定方向に反射光を出力する回転反射体と、
前記回転反射体からの反射光の光路途中に配置され前記反射光の偏光方向を所定の一定方向に設定する検光子と、を備え、
前記偏光光照射ユニットが、光源と、該光源からの光の偏光方向を設定する偏光子と、前記回転反射体による偏光状態の変化を補う第1の補償子と、をそれぞれ有し、前記回転反射体を中心とした放射状に複数配置されたことを特徴とする高速偏光装置。
この高速偏光装置によれば、複数の偏光光照射ユニットからの出射光を回転反射体で切り換えることで、偏光状態の高速切り替えが実現できる。
(2) (1)記載の高速偏光装置であって、
複数の前記偏光光照射ユニットが、該偏光光照射ユニット毎にそれぞれ異なる偏光方向を有する偏光子を備えたことを特徴とする高速偏光装置。
この高速偏光装置によれば、偏光光照射ユニット毎にそれぞれ異なる偏光方向を有する偏光子を備えることで、各偏光光照射ユニットで異なる偏光方向の偏光光を生成できる。
(3) (1)記載の高速偏光装置であって、
複数の前記偏光光照射ユニットが、所定の一定方向を偏光方向とされた偏光子と、前記偏光光照射ユニット毎にそれぞれ異なる位相差を有する第2の補償子と、を備えたことを特徴とする高速偏光装置。
この高速偏光装置によれば、偏光光照射ユニット毎にそれぞれ異なる位相差(面内角度)を有する第2の補償子により、各偏光光照射ユニットで異なる偏光状態の偏光光を生成できる。
(4) 偏光状態の異なる光を連続生成する高速偏光装置であって、
光源と、
該光源からの光の偏光方向を所定の一定方向に設定する偏光子と、
回転駆動されながら前記偏光子からの出射光を受けて所定方向に反射光を出力する回転反射体と、
前記回転反射体からの反射光を受けてそれぞれ特定の偏光方向に設定する複数の偏光方向分解ユニットと、を備え、
前記偏光方向分解ユニットが、前記回転反射体による偏光状態の変化を補う第1の補償子をそれぞれ備え、前記回転反射体を中心とする放射状に複数配置されたことを特徴とする高速偏光装置。
この高速偏光装置によれば、複数の偏光方向分解ユニットで試料からの出力光を偏光方向毎に取り出すことができ、高速な偏光状態計測が実現できる。
(5) (4)記載の高速偏光装置であって、
複数の前記偏光方向分解ユニットが、該偏光方向分解ユニット毎にそれぞれ異なる偏光方向を有する検光子を備えたことを特徴とする高速偏光装置。
この高速偏光装置によれば、偏光方向分解ユニット毎にそれぞれ異なる偏光方向を有する検光子を備えることで、各偏光方向分解ユニットで異なる偏光方向に分解できる。
(6) (4)記載の高速偏光装置であって、
複数の前記偏光方向分解ユニットが、所定の偏光方向を有する検光子と、前記偏光方向分解ユニット毎にそれぞれ異なる位相差を有する第2の補償子と、を備えたことを特徴とする高速偏光装置。
この高速偏光装置によれば、偏光方向分解ユニット毎にそれぞれ異なる位相差(面内角度)を有する第2の補償子により、各偏光方向分解ユニットで異なる偏光方向に分解できる。
(7) (1)〜(3)のいずれか1項記載の高速偏光装置と、
前記検光子からの出力光を受光する受光器と、を備え、
前記受光器により得られる受光量に基づいて、前記回転反射体から前記検光子までの光路途中に配置された試料に対する偏光特性を計測することを特徴とする高速複屈折計測装置。
この高速偏光装置によれば、各偏光光照射ユニットにより、高速に偏光方向を切り換えることができるので、試料の複屈折性特性を解析する際に、大面積の試料の計測であっても高速に処理が行え、また、短時間で状態が変化する物体を計測する場合でも、計測間隔を短くして短期間の状態変化を精度よく計測することができる。
(8) (4)〜(6)のいずれか1項記載の高速偏光装置と、
前記偏光方向分解ユニットに対応して設けられ前記検光子および前記第2の補償子からの出力光を受光する複数の受光器と、を備え、
前記受光器により得られる受光量に基づいて、前記偏光子から前記回転反射体までの光路途中に配置された試料に対する偏光特性を計測することを特徴とする高速複屈折計測装置。
この高速偏光装置によれば、各偏光方向分解ユニットにより、高速に偏光方向を切り換えることができるので、試料の複屈折性特性を解析する際に、大面積の試料の計測であっ
ても高速に処理が行え、また、短時間で状態が変化する物体を計測する場合でも、計測間隔を短くして短期間の状態変化を精度よく計測することができる。
(9) (1)〜(3)のいずれか1項記載の高速偏光装置を用いて、互いに直交する偏光方向の光を繰り返し出射する偏光光出射手段と、
表示面全体に対して偏光方向が変更可能な偏光表示手段と、
前記偏光光出射手段からの出射光の偏光方向変化に同期して前記偏光表示手段へ右目用視差画像信号及び左目用視差画像信号を供給して前記偏光表示手段に画像表示を行わせる画像信号供給手段と、
偏光方向が互いに直交する右目用偏光膜及び左目用偏光膜を有する眼鏡と、
を備えた立体画像表示装置。
この高速偏光装置によれば、高速に偏光方向を切り換えることができるので、表示内容を高速で変化させることができ、より高品位な立体画像表示機能が実現できる。
本発明によれば、偏光状態の高速切り替えができる高速偏光装置を提供することで、これを複屈折計測装置に適用する場合には、大面積の計測であっても高速に処理が行え、また、短時間で状態が変化する物体を計測する場合でも、計測間隔を短くして短期間の状態変化を精度よく計測することができる。また、高速偏光装置を三次元画像を表示する際に偏光状態を切り換えるために適用する場合には、偏光方向切り換えを高速に行うことができ、より高品位な立体画像表示機能が実現できる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る高速偏光装置、及びこれを用いた複屈折計測装置を示すブロック説明図である。
高速偏光装置150は、偏光方向の異なる光を連続生成する装置であって、光源11及び該光源11からの光の偏光方向をそれぞれ特定方向に設定する偏光子13を有する複数の偏光光照射ユニット15と、回転駆動され複数の照射ユニット15からの出射光を受けて所定の一定方向に反射光を出力するポリゴンミラー(回転反射体)17と、ポリゴンミラー17からの反射光の光路途中に該反射光の偏光方向を所定の一定方向に設定する検光子19と、を備えている。また、この高速偏光装置150を用いた複屈折計測装置100はさらに、回転するポリゴンミラー17の回転角度信号を検出して出力する回転検出部21と、検光子19からの出力光を受光する受光器23と、ポリゴンミラー17を含む各部を制御する制御部25とを備え、受光器23により得られる受光量に基づいて、ポリゴンミラー17から検光子19までの光路途中に配置された試料Sに対する偏光特性を計測する。この複屈折計測装置100は、回転偏光子法に基づいた光学特性の計測がなされる。
偏光光照射ユニット15は、ポリゴンミラー17を中心とする放射状にそれぞれ配置されている。本実施形態においては、光軸α〜αを傾けた円弧上に配置されている。また、偏光光照射ユニット15は、ポリゴンミラー17による偏光状態の変化を補うための第1の補償子27をそれぞれ備えている。本実施形態では、第1の補償子27として波長板(例えばλ/4板)を使用し、補償子の面内角度を調整することで、ポリゴンミラー17による反射時の偏光状態の変化を補償する。第1の補償子27は、回転自在に支持されており、後述する調整によって、適正な角度に固定される。
各偏光光照射ユニット15が備える光源11は、それぞれ同一の固有波長(λ)のコヒーレント光を出射する半導体レーザ(LD)、固有の波長帯域の光を出射する発光ダイオ
ード(LED)、或いは各種のランプ等を用いて構成される。ランプを用いる場合には、固有波長の光を選択的に取り出すために、その直後の光路上に色フィルタや干渉フィルタを設置し、さらにコリメータ等を設置して平行光化するとよい。
偏光子13は、光源11からの光を所定の一定方向の直線偏光を形成するものであり、本実施形態では、第1偏光子POL〜第n偏光子POLで構成されている。これらの各偏光子POL1〜POLは、各光軸α〜αに対してそれぞれ垂直な面内において
、図2に示すように、所定の一定角度(β)ずつ、時計回りの方向にずれた直線偏光を順次設定されている。これにより、各偏光光照射ユニット15からの各直線偏光の方位は、0〜180度の範囲を網羅するよう等間隔で設定される。つまり、それぞれの偏光子13を透過した後の直線偏光E1〜Enは、それぞれ、偏光方向が等角的に角度βだけずれた状態に調整されている。角度βは、5度から90度、好ましくは10度〜60度、特に20度で9方位にすることがスペース効率と計測精度の点で好ましい。
第1の補償子27は、ポリゴンミラー17で反射する際の偏光状態の変化を補償する、換言すれば、ポリゴンミラー17で反射する際の偏光状態の変化を予め求めておき、その変化分をキャンセルさせる光学補償性能を備えておくものである。この第1の補償子27の面内角度調整時には、試料Sを光路から外し、ポリゴンミラー17の角度を、特定の光源からの光を直接検光子19に入射する角度に設定し、検光子19からの出力光を受光器23で測定し、検光子19に入射する光が光源11の直後に設置した偏光子13の方位と一致する直線偏光光となるように、第1の補償子27の角度を調整する。この調整作業は、各偏光光照射ユニット15に対して同様に行われる。
本実施形態の第1の補償子27は、各偏光光照射ユニット15のそれぞれに対して、偏光子13とポリゴンミラー17との間の光路上にそれぞれ設置しているが、これに限らず、第1の補償子27の配置位置は、例えばポリゴンミラー17と試料Sとの間の光路上等に設置してもよい。その場合は、各ユニットからの光の反射による偏光変化を補償するよう、第1の補償子27をポリゴンミラー17の回転に同期して高速に調整する。
ポリゴンミラー17は、複数の方向から入射する光を特定の一方向に投光させるようになっており、本実施形態では正八角柱で構成された八個の反射面を有する。そして、各偏光光照射ユニット15の光源11〜第1の補償子27の各光学部材は、各光学系の光軸α1〜αが、ポリゴンミラー17の反射面に対してほぼ一点に収斂するように、それぞれ
、ポリゴンミラー17を中心とする円弧(走査範囲)の中心角γに対して等間隔に設定する。各光軸α1〜α間の中心角δが下式のように設定される。
δ=γ/(n−1)
=γ/n
このポリゴンミラー17は、本実施形態の場合、図示しないモータにより所定の一定速度で回転駆動される。本構成では、偏光子13に対応して0〜180度の範囲(計測の一単位)で複数段階に設定された各直線偏光光が、試料Sに対して、ポリゴンミラー17の面数に応じて繰り返し入射することになる。つまり、ポリゴンミラー17から出射される反射光は、ポリゴンミラーの回転速度×面数で上記計測の一単位分の偏光方向の切り換えが行われる。
なお、本実施形態では、回転反射体としてポリゴンミラー17を用いているが、これに限らず、例えばガルバノミラーなどの他の反射体で構成してもよい。
検光子19は、試料Sを透過した後の各種の偏光方向を有する直線偏光光から特定方向の直線偏光光成分を取り出すものであり、構造的には前述の偏光子13と同様の構成のものが用いられている。
受光器23は、試料Sからの透過光が検光子19を透過した光を検出する。本実施形態においては、受光器23が検光子19を透過した特定成分の光を検出すると、その入射光量に応じた大きさの検出信号を制御部25へ出力するようになっている。受光器23としては、例えば光電子倍増管やフォトダイオード等の受光素子を用いることができる。
制御部25は、回転検出部21からの回転位置信号から割り出される直線偏光E〜Eの方位角(β)と、各タイミングでの受光器23からの出力信号とに基づくデータから、試料Sに対する直線偏光の透過部分での偏光状態を求め、試料Sの複屈折特性を解析する。
上記構成において、試料Sには、ポリゴンミラー17による反射光が入射されるが、試料Sの全面を解析したい場合には、例えばY−Z面方向に試料Sと光学系とを相対移動させながら順次投光領域をずらしながらスキャンするように、2次元移動機構などを付設させる。なお、本実施形態では、試料Sに照射した直線偏光光を試料Sで透過させるように構成したが、照射した直線偏光光を反射させ、この反射光を測定する構成であってもよい。このような設計変更は以下の各実施形態の構成についても同様に適用できる。
次に、上記構成の複屈折計測装置の作用を説明する。
各偏光光照射ユニット15の光源11から出射する光(検査光)は、偏光子13(POL〜POL)でそれぞれ互いに異なる方位角の直線偏光となって第1の補償子27へ
入射し、ここでポリゴンミラー17での反射時の影響を予めキャンセル(補償)するような光学作用を受ける。その後、検査光は、ポリゴンミラー17による反射の際に偏光状態が変化するが、前述したように第1の補償子27でその分の補償がなされているので、ポリゴンミラー17を反射後の検出光は、偏光子13を透過直後の方位角と同じ状態に戻る。
次に、ポリゴンミラー17を反射後の検査光は、試料Sを透過した後、検光子19に照射される。そして、検光子19で設定された方位角と一致する偏光状態の直線偏光(成分)だけが通過を許容されて受光器23へ入射する。このようにして受光器23へ入射した光は、その入射光量に応じた検出信号を出力する。検出信号が制御部25に入力されると、この制御部25は、回転検出部21からの回転位置信号と合わせて、前述の解析式(1)によって試料のSの照射部位における複屈折解析がなされる。
即ち、本実施形態では、各々の光源11からの光が、第1偏光子POL〜第n偏光子POLで方位角が相互に少しずつ異なる偏光状態になるよう調整され、また、第1の補償子27により偏光状態の補償された各検査光は、ポリゴンミラー17に順次入射するとともに試料Sに向かって反射する。従って、各検査光(E〜E)は、それぞれ偏光方向の角度をβずつ異ならせた状態で、0〜180度の計測一単位分を等間隔で網羅する直線偏光光として、高速に切り換えながら試料Sに入射される。この試料Sに入射する各検査光は、その試料S内の照射部位における複屈折性に応じて偏光状態を変化させられる。
その結果、試料Sを通過した後の各検査光は、試料Sの複屈折性による影響を受けて、試料Sの光路直後に設置した検光子19により特定の偏光方位の成分のみ通過して受光器23に入射する。その結果、受光器23で検出される光量が、ポリゴンミラー17の回転に伴って時間的に刻々変化して検出される。その検出される検出信号と回転検出部21からの回転位置信号に基づいて制御部25は、試料Sの検査光の照射部位における光学特性、光学物性などを高速に解析することができる。
このように、本実施形態の回転偏光子型の偏光計測装置100では、ポリゴンミラー17の回転速度と面数に応じて偏光方向の切り換え速度が向上し、高速に偏光方向を切り換えて、各偏光方向における受光器23からの検出信号を連続して取得することができる。
これによって、計測速度が向上し、大面積の被測定領域を短時間で測定したり、高速に状態が変化する対象物を細かなタイミングで測定することが可能となり、測定精度と測定結果の信頼性が向上できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以降の実施形態に対して、第1の実施形態と同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、その説明は省略或いは簡略化することにする。
図3は、本実施形態に係る高速偏光装置及び複屈折計測装置を示すブロック説明図である。本実施形態の高速偏光装置250及び複屈折計測装置200が第1の実施形態の高速偏光装置150及び複屈折計測装置100と異なる点は、第1の実施形態においては試料Sに対して複数の偏光光照射ユニット15から検査光を照射していることに対して、本実施形態においては、試料Sに照射する入射光光路を一本化し、試料Sからの透過光を、複数の光路に分解してそれぞれで検出する、回転検光子法に基づく計測である点である。
本実施形態に係る高速偏光装置250は、単一の光源31と、この光源31からの光を入射して所定の一定方向の直線偏光光(検査光)を出射する偏光子33と、この偏光子33からの検査光が試料Sを透過して導入される回転反射鏡であるポリゴンミラー17と、ポリゴンミラー17からの反射光を受けてそれぞれ特定方向に偏光方向を変更する複数の偏光方向分解ユニット35と、を備えている。偏光方向分解ユニット35は、ポリゴンミラー17を中心とする放射状に配置され、ポリゴンミラー17による偏光状態の変化を補う第1の補償子27と、偏光方向分解ユニット35毎にそれぞれ異なる偏光方向を有する検光子37と、検光子37からの出力光を受光する受光器39と、を備える。
また、この高速偏光装置250を用いた複屈折計測装置200は、前述同様に、回転するポリゴンミラー17の回転角度信号を検出して出力する回転検出部21と、ポリゴンミラー17を含む各部を制御する制御部25とを備え、各受光器39により得られる受光量に基づいて、偏光子33からポリゴンミラー17までの光路途中に配置された試料Sに対する偏光特性を計測する。
検光子37は、本実施形態では、第1検光子ANA〜第n検光子ANAで構成されている。これらの各検光子ANA1〜ANAは、各光軸α〜αに対してそれぞれ垂
直な面内において、前述の図2と同様に、所定の一定角度(β)ずつ、時計回りの方向にずれた直線偏光を順次設定されている。これにより、ポリゴンミラー17からの反射光は、各偏光方向分解ユニット35によって、0〜180度の範囲を網羅しつつ等間隔に偏光方向成分が分解される。つまり、各偏光方向分解ユニット35において、それぞれの検光子37を透過後の直線偏光E〜Eについては、それぞれ、偏光方向が等角的に角度βだけずれた状態にされたものになっている。
受光器39は、各光路α〜αにそれぞれ設置しており、各偏光方向分解ユニット35の受光器39による検出信号は、制御部25に出力されて、回転検出部21からの回転位置信号と併せて、試料Sに対する偏光特性が計測される。
また、本実施形態においても、ポリゴンミラー17で反射する際に受ける光学的変化をキャンセル(補償)するための第1の補償子27を各偏光方向分解ユニット35の中に備えている。第1の補償子27は、第1実施形態同様に波長板(例えばλ/4板)が用いられる。
上記構成によれば、各偏光方向分解ユニット35の第1検光子ANA〜第n検光子ANAにより、試料Sを透過後の検査光の偏光成分について、直線偏光の方位角が0〜180度の範囲のいずれであっても、その方位角を検出することができる。
制御部25は、直線偏光E〜Eの方位角(β)と受光器39からの出力信号とに関するデータから、次に示す解析式(1)により、試料Sに対する直線偏光の透過部分での偏光状態を求め、試料Sの複屈折特性を解析する。
Figure 0004832187
ただし、I0は入射光の光強度に比例する反射光の比例定数、Aは検光子の回転角度、
ΨとΔはエリプソメトリーデータ、S1,S2は試料での光反射を表すパラメータである。
次に、上記構成の複屈折計測装置の作用を説明する。
光源31から出射する検査光は、偏光子33で特定の方位角の直線偏光となって試料Sの一部に照射される。そして、試料Sを透過した検査光はポリゴンミラー17へ入射する。ポリゴンミラー17で反射した検査光は、等角的に放射状に複数設置された各光路α〜α上に配置された偏光方向分解ユニット35で検出されることになる。
各偏光方向分解ユニット35にそれぞれ設置された第1の補償子27によって、各検査光は、ポリゴンミラー17での反射の際の影響がキャンセル(補償)される。つまり、各検査光は、ポリゴンミラー17での反射の影響を受けない直線偏光状態が維持される。
その後、各検光子37で通過が許容された偏光状態の検査光だけが、つまり各検光子37でそれぞれ設定された各方位角と一致する偏光方位の直線偏光成分だけが、その検光子37での通過を許容されて受光器39へ入射する。このようにして受光器39へ入射した光は、その入射光量に応じた検出信号を出力する。これが制御部25に入力されると、制御部25では上記の解析式(2)によって試料Sの照射部位における複屈折状態の解析がなされる。
本実施形態によれば、受光器39側で検査光を高速に分解することで、環境中の光の影響を受けることが防止され、測定精度を向上させることができる。また、単一の光源11だけで済み、複数の光源を必要する構成よりも光源自体の個体差の影響を受けることがなくなる。なお、本実施形態においては、複数の受光器39を配置しているが、これに限らず、複数の光軸α〜αによる光量をまとめて受光可能なラインセンサを配置する構成として、構成を簡単化してもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る高速偏光装置、及び複屈折計測装置の第3実施形態を説明する。
図4は、本実施形態に係る高速偏光装置及び複屈折計測装置を示すブロック説明図である。本実施形態の高速偏光装置350においては、偏光方向の異なる光を連続生成する高速偏光装置であって、それぞれ特定の方向に偏光された偏光光を照射する複数の偏光光照射ユニット16と、回転駆動されながら複数の偏光光照射ユニット16からの出射光を受けて所定の一定方向に反射光を出力するポリゴンミラー17と、ポリゴンミラー17からの反射光の光路途中に配置され反射光の偏光方向を所定の一定方向に設定する検光子19と、を備えている。また、この高速偏光装置350を用いた複屈折計測装置300はさらに、回転するポリゴンミラー17の回転角度信号を検出して出力する回転検出部21と、検光子19からの出力光を受光する受光器23と、ポリゴンミラー17を含む各部を制御する制御部25とを備え、受光器23により得られる受光量に基づいて、ポリゴンミラー
17から検光子19までの光路途中に配置された試料Sに対する偏光特性を計測する。
偏光光照射ユニット16は、光源11と、光源11からの光の偏光方向を設定する偏光子41と、ポリゴンミラー17による偏光状態の変化を補う第1の補償子27と、をそれぞれ有し、ポリゴンミラー17を中心とした放射状に複数配置されている。
偏光子41は、所定の一定方向の直性偏光を形成する、つまり各光源で同じ面内角度を持つ。この偏光子41と第1の補償子27との間に、それぞれ第2の補償子43(COM〜COM)を設置している。つまり、本実施形態の構成では、回転補償子法に基づいた光学特性の計測がなされ、第2の補償子43によって、偏光状態を段階的に切り換えている。
第2の補償子43は、前述のように、各光路α〜αに設置された第1補償子COM〜第n補償子COMで構成されており、第1の実施形態の各偏光子13と同様に、各光軸α〜αに対してそれぞれ垂直な面内において、図2に示すように、所定の一定角度(β)ずつ、時計回りの方向にずれた直線偏光方向となるように設定されている。これにより、各偏光光照射ユニット16の第1の補償子27の直前では、通常の回転補償子法において補償子を回転させたのと同じ偏光光になるように設定される。
次に、上記構成の複屈折計測装置300の作用について説明する。
各光源11からの検査光は、それぞれ同一方位の偏光方向の偏光子41を透過して直線偏光にされた後、第2の補償子43である第1補償子COM〜第n補償子COMで偏光状態が調整される。その後、検査光はポリゴンミラー17に照射されて、その反射光が同一光路を進行して試料Sに照射される。試料Sからの透過光は、検光子19を介して受光器23で検出される。
制御部25はE〜Eの方位角と受光器23からの出力信号とに基づくデータから、試料Sに対する直線偏光の透過部分での偏光状態を求め、試料Sの複屈折特性を解析する。
本実施形態によれば、ポリゴンミラー17の回転により、光源からの偏光光が順次試料Sに照射されて、高速に偏光状態を切り換えた回転補償子法に基づく計測が行える。
(第4の実施形態)
次に、本発明に係る高速偏光装置、及び複屈折計測装置の第4実施形態を説明する。
図5は、本実施形態に係る高速偏光装置及び複屈折計測装置を示すブロック説明図である。本実施形態の高速偏光装置450においては、単一の光源31と、この光源31からの光を入射して所定の一定方向の直線偏光光(検査光)を出射する偏光子33と、この偏光子33からの検査光が試料Sを透過して導入される回転反射鏡であるポリゴンミラー17と、ポリゴンミラー17からの反射光を受けてそれぞれ特定方向に偏光方向を変更する複数の偏光方向分解ユニット36と、を備えている。偏光方向分解ユニット36は、ポリゴンミラー17を中心とする円弧上に配置され、ポリゴンミラー17による偏光状態の変化を補う第1の補償子27と、第2の補償子43(COM〜COM)と、所定の偏光方向を有する検光子37と、検光子37からの出力光を受光する受光器39と、を備える。
また、この高速偏光装置450を用いた複屈折計測装置400はさらに、回転するポリゴンミラー17の回転角度信号を検出して出力する回転検出部21と、ポリゴンミラー17を含む各部を制御する制御部25とを備え、各受光器39により得られる受光量に基づいて、偏光子33からポリゴンミラー17までの光路途中に配置された試料Sに対する偏光特性を計測する。この複屈折計測装置400は、回転補償子法に基づいた光学特性の計
測がなされる。
次に、上記構成の本実施形態の作用について説明する。
光源31から出射する検査光は、偏光子33で偏光状態が変化し、特定の方位角の直線偏光となって試料Sの一部に照射される。そして、試料Sを透過した検査光はポリゴンミラー17へ入射する。ポリゴンミラー17で反射した検査光は、等角的に放射状に複数設置された各光路α〜α上に配置された偏光方向分解ユニット36で検出されることになる。
各偏光方向分解ユニット36にそれぞれ設置された第1の補償子27によって、各検査光は、ポリゴンミラー17での反射の際の影響がキャンセル(補償)される。その後、第2の補償子43で偏光状態をさらに変化させ、検光子37で透過を許された偏光方向の光だけが受光器39に入射する。このようにして受光器39へ入射した光は、その入射光量に応じた検出信号を出力し、これが制御部25に入力されると、この制御部25では所定の解析式(2)によって試料Sの照射部位における複屈折状態の解析がなされる。
Figure 0004832187
ただし、Cは補償子の回転角度、S3は試料での光反射を表すパラメータである。
本実施形態によれば、受光器39側で検査光を高速に分解することで、環境中の光の影響を受けることが防止され、測定精度を向上させることができる。また、単一の光源31だけで済み、複数の光源を必要する構成よりも光源自体の個体差の影響を受けることがなくなる。
(第5実施形態)
次に、本発明に係る第5実施形態を説明する。
図6は、本発明に係る立体画像表示装置500を示すブロック説明図である。
本実施形態の表示装置5は、3次元画像を表示するための表示装置であって、大略構成として、前述の高速偏光装置を用いて互いに直交する偏光方向の光を繰り返し出射する偏光光出射手段510と、表示面全体に対して偏光方向が変更可能な偏光表示手段520と、偏光光出射手段510からの出射光の偏光方向変化に同期して、偏光表示手段手段520へ右目用視差画像信号及び左目用視差画像信号を供給し、偏光表示手段520に画像表示を行わせる画像信号供給手段530と、偏光方向が互いに直交する右目用偏光膜及び左目用偏光膜を有する眼鏡540と、を備えている。
偏光光出射手段510は、本実施形態においては図1に示す高速偏光装置150の偏光子13を、右目用及び左目用偏光光を得るために、互いに直交する偏光方向に順次配列した構成としている。したがって、ポリゴンミラー17からの反射出力光は、偏光方向が右目用偏光光R、左目用偏光光Lの繰り返しとなる。
偏光表示手段520は、ポリゴンミラー17からの反射出力光を受けて、2次元の透過型スクリーン等のディスプレイ53に画像を表示させるものであり、映像信号供給手段530である画像出力部530から出力される画像信号に基づいて画像表示を行う。ディス
プレイ53の光路後方には、ポリゴンミラー17からの反射出力光を面照射するために走査或いは拡散させる面照射光変換部55を配置して、ディスプレイ53のバックライトとして機能させる。画像出力部530は、ポリゴンミラー17の回転角に応じて、つまり、偏光方向に同期させて右目用視差画像信号と、左目用視差画像信号を交互にディスプレイ53に出力する。ディスプレイ53は、図7に一例を示す断面構造の液晶パネルであり、右目用偏光光Rが照射されたタイミングで右目用画像を表示し、左目用偏光光Lが照射されたタイミングで左目用画像を表示する。なお、ディスプレイ53は、反射型スクリーンであってもよい。
透過型スクリーンであるディスプレイ53は、ガラス基板57,58の内側にLTO等の透明電極層59,60が配設され、これら透明電極層59,60の間に液晶層63が形成されている。また、液晶層63の両外側には、配向層65が形成されている。
眼鏡540は、偏光方向が互いに直交する右目用偏光膜62R及び左目用偏光膜62Lを有する眼鏡540と、を備えている。右目用画像と左目用画像とが交互に高速に切り換わりつつ表示されるディスプレイ53を、観察者が眼鏡540を通して見ると、右目用偏光光Rをバックライトとして右目用視差画像が右目に入り、左目用偏光光Lをバックライトとして左目用視差画像が左目に入り、立体画像として認識される。図1に示す高速偏光装置100の検光子19が右目用偏光膜62R及び左目用偏光膜62Lに相当する。
本実施形態によれば、高速に右目用視差画像と左目用視差画像とが切り換わるので、大画面画像であっても視覚的に良好な三次元画像が映出でき、高品位な立体画像を表示が行える。
なお、上記構成の他にも、例えば、画像出力部530からの信号を偏光光出射手段510の各ユニットに送信し、各ユニットから右目用視差画像、左目用視差画像を出力し、ポリコンミラー17で高速に画像を切り換えてスクリーンに表示する構成であってもよい。
次に、本発明の実施例について説明する。
図1に示す複屈折計測装置100を用いて、回転偏光子法における光学フイルムの複屈折計測を行った。光源11は9個のレーザ発生装置(波長:633nm)を使用し、それぞれの光源11の直後には偏光方向を0〜160度までを20度ずつ傾けた偏光子13を設置した。第1の補償子27にはλ/4板を使用し、第1の補償子27の面内角度を調整することでポリゴンミラー17による反射時の偏光変化を補償した。この第1の補償子27の面内角度調整時には、ポリゴンミラー17の角度を、特定の光源からの光が受光器23に入射する角度に固定し、試料Sを取り外した状態で検光子19を回転することで検光子19に入射する光の偏光状態を測定した。そして、検光子19に入射する光が光源11の直後に設置した偏光子13の方位と一致する直線偏光になるように第1の補償子27の角度を調整した。この調整を全ての光源11の後の第1の補償子27に対して行った。
ポリゴンミラー17は8面タイプを使用し、20回転/秒で回転させた。試料Sへは、0〜180度の直線偏光光が1秒間に160回繰返し入射することになる。従来法で偏光板を20回転/秒で回転させた場合、0〜180度の直線偏光が1秒間に40回試料Sに入射することになるが、これと比較すると、本方式では計測速度は4倍となった。
そして、ポリゴンミラー17の回転角と、受光器23からの光強度データ所得のタイミングを合わせることで、試料Sと検光子19を透過してくる各光源11からの光強度を取り込み、データをコンピュータに保存した。このデータの解析を行うことで試料Sの複屈折特性を測定した。
この場合には、4倍の計測速度で、従来と同等レベルの精度で複屈折特性を測定することができた。
図3に示す複屈折計測装置200を用いて、回転検光子法における光学フイルムの複屈折計測を行った。光源31として単一のレーザ発生装置(633nm)を使用し、直後に透過軸方位が45度である偏光子33を設置した。偏光子33の後に試料Sを設置し、試料Sを透過した光を8面タイプのポリゴンミラー17で、9つの光軸α〜αへ順次照射した。各光軸の9つの受光器39の直前に検光子37を設置した。この検光子37は、透過軸方位を0〜160度までを20度ずつ傾けた。各検光子37の直前には第1の補償子27を設置した。第1の補償子27にはλ/4板を使用し、補償子の面内角度を調整することでポリゴンミラー17による反射時の偏光変化を補償した。この第1の補償子27の面内角度調整時には、ポリゴンミラー17の角度を光源31からの光が特定の受光器39に入射する角度に固定し、試料Sを取り外した状態で検光子37を回転することで検光子37に入射する光の偏光状態を測定する。そして、検光子37に入射する光が、光源31の直後に設置した偏光子33の偏光方位と一致するように第1の補償子27の面内角度を調整した。この調整を全ての受光器39の前に設置した第1の補償子27に対して行った。
ポリゴンミラー17は8面タイプを使用し、20回転/秒の速度で回転させた。このとき試料Sからの出射光の偏光状態測定は、検光子37の透過軸方位を、0〜180度を1
単位として1秒間に160回繰返し変化させて測定したことと同等となる。従来法で偏光
板を20回転/秒の速度で回転させた場合、0〜180度の直線偏光が1秒間に40回試料Sに入射することになるが、これと比較すると、本方式では計測速度は4倍となった。
そして、ポリゴンミラー17の回転角と、各受光器39の光強度データ所得のタイミングを合わせることで、試料Sと検光子37を透過してくる光源31からの光強度を取り込み、データをコンピュータに保存した。このデータの解析を行うことで試料Sの複屈折特性を測定した。
この場合には、4倍の計測速度で、従来と同等レベルの精度で複屈折特性を測定することができた。
図4に示す複屈折計測装置300を用いて、回転補償子法(補償子が試料より光源側の
場合)における光学フイルムの複屈折計測を行った。
光源11は9個のレーザ発生装置(波長633nm)を使用し、それぞれの光源11の直後には透過軸方位45度の偏光子41を設置した。それぞれの偏光子41の直後に設置する第2の補償子43にはλ/4板を使用し、0〜160度まで20度ずつ傾けて設置した。それぞれの第2の補償子43の直後に設置する第1の補償子27にはλ/4板を使用し、第1の補償子27の面内角度を調整することでポリゴンミラー17による反射時の偏光変化を補償した。第1の補償子27の角度調整時には、ポリゴンミラー17の角度を特定の光源11からの光が受光器23に入射する角度に固定し、第2の補償子43と試料Sを取り外した状態で検光子19を回転しつつ光量を測定し、検光子19に入射する光が方位角45度の直線偏光になるように第1の補償子27の角度を調整した。この調整を全ての光源11の後の第1の補償子27に対して行った。
ポリゴンミラー17は8面タイプを使用し、試料Sの測定時には20回転/秒で回転させた。試料Sへは、第2の補償子27の0〜180度の回転に相当する光が1秒間に160回繰返し入射することになる。従来法で第2の補償子27を20回転/秒で回転させた場合、0〜180度の回転に相当する光が1秒間に40回試料Sに入射することになるが、これと比較すると、本方式では計測速度は4倍となった。
ポリゴンミラー17の回転角と、受光器23からの光強度データ所得のタイミングを合
わせることで、試料Sと検光子19を透過してくる各光源11からの光強度を取り込み、データをコンピュータに保存した。このデータの解析を行うことで試料Sの複屈折特性を測定した。
この場合には、4倍の計測速度で、従来と同等レベルの精度で複屈折特性を測定することができた。
本発明の第1の実施形態に係る高速偏光装置、及びこれを用いた複屈折計測装置を示すブロック説明図である。 各検査光の偏光角度を示す説明図である。 第2実施形態に係る高速偏光装置及び複屈折計測装置を示すブロック説明図である。 第3実施形態に係る高速偏光装置及び複屈折計測装置を示すブロック説明図である。 第4実施形態に係る高速偏光装置及び複屈折計測装置を示すブロック説明図である。 本発明に係る立体画像表示装置を示すブロック説明図である。 液晶パネルの断面構造を示す図である。 従来のエリプソメータによる偏光状態の具体的な測定方法の一つである回転偏光子法を示す原理図である。 従来のエリプソメータによる偏光状態の具体的な測定方法の一つである回転検光子法を示す原理図である。 (a)は従来のエリプソメータによる偏光状態の具体的な測定方法の一つである回転補償法の一例を示す原理図、(b)はその変形例を示す原理図である。
符号の説明
11 光源
13 偏光子(POL1〜POLn)
15 偏光光照射ユニット
17 ポリゴンミラー(回転反射体)
19 検光子
21 回転検出部
23 受光器
25 制御部
27 第1の補償子
31 光源
33 偏光子
35、36 偏光方向分解ユニット
37 検光子(ANA1〜ANA
39 受光器
41 偏光子
43 第2の補償子(COM〜COM
53 ディスプレイ
55 面照射光変換部
57,58 ガラス基板
59,60 透明電極層
62R 右目用偏光膜
62L 左目用偏光膜
100,200,300,400 複屈折計測装置
150,250,350,450 高速偏光装置
500 立体画像表示装置
510 偏光光出射手段
520 偏光表示手段
530 画像信号供給手段
540 眼鏡

Claims (9)

  1. 偏光状態の異なる光を連続生成する高速偏光装置であって、
    それぞれ特定の方向に偏光された偏光光を照射する複数の偏光光照射ユニットと、
    回転駆動されながら前記複数の偏光光照射ユニットからの出射光を受けて所定の一定方向に反射光を出力する回転反射体と、
    前記回転反射体からの反射光の光路途中に配置され前記反射光の偏光方向を所定の一定方向に設定する検光子と、を備え、
    前記偏光光照射ユニットが、光源と、該光源からの光の偏光方向を設定する偏光子と、前記回転反射体による偏光状態の変化を補う第1の補償子と、をそれぞれ有し、前記回転反射体を中心とした放射状に複数配置されたことを特徴とする高速偏光装置。
  2. 請求項1記載の高速偏光装置であって、
    複数の前記偏光光照射ユニットが、該偏光光照射ユニット毎にそれぞれ異なる偏光方向を有する偏光子を備えたことを特徴とする高速偏光装置。
  3. 請求項1記載の高速偏光装置であって、
    複数の前記偏光光照射ユニットが、所定の一定方向を偏光方向とされた偏光子と、前記偏光光照射ユニット毎にそれぞれ異なる位相差を有する第2の補償子と、を備えたことを特徴とする高速偏光装置。
  4. 偏光状態の異なる光を連続生成する高速偏光装置であって、
    光源と、
    該光源からの光の偏光方向を所定の一定方向に設定する偏光子と、
    回転駆動されながら前記偏光子からの出射光を受けて所定方向に反射光を出力する回転反射体と、
    前記回転反射体からの反射光を受けてそれぞれ特定の偏光方向に設定する複数の偏光方向分解ユニットと、を備え、
    前記偏光方向分解ユニットが、前記回転反射体による偏光状態の変化を補う第1の補償子をそれぞれ備え、前記回転反射体を中心とする放射状に複数配置されたことを特徴とする高速偏光装置。
  5. 請求項4記載の高速偏光装置であって、
    複数の前記偏光方向分解ユニットが、該偏光方向分解ユニット毎にそれぞれ異なる偏光方向を有する検光子を備えたことを特徴とする高速偏光装置。
  6. 請求項4記載の高速偏光装置であって、
    複数の前記偏光方向分解ユニットが、所定の偏光方向を有する検光子と、前記偏光方向分解ユニット毎にそれぞれ異なる位相差を有する第2の補償子と、を備えたことを特徴とする高速偏光装置。
  7. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の高速偏光装置と、
    前記検光子からの出力光を受光する受光器と、を備え、
    前記受光器により得られる受光量に基づいて、前記回転反射体から前記検光子までの光路途中に配置された試料に対する偏光特性を計測することを特徴とする高速複屈折計測装置。
  8. 請求項4〜請求項6のいずれか1項記載の高速偏光装置と、
    前記偏光方向分解ユニットに対応して設けられ前記検光子および前記第2の補償子からの出力光を受光する複数の受光器と、を備え、
    前記受光器により得られる受光量に基づいて、前記偏光子から前記回転反射体までの光路途中に配置された試料に対する偏光特性を計測することを特徴とする高速複屈折計測装置。
  9. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の高速偏光装置を用いて、互いに直交する偏光方向の光を繰り返し出射する偏光光出射手段と、
    表示面全体に対して偏光方向が変更可能な偏光表示手段と、
    前記偏光光出射手段からの出射光の偏光方向変化に同期して前記偏光表示手段へ右目用視差画像信号及び左目用視差画像信号を供給して前記偏光表示手段に画像表示を行わせる画像信号供給手段と、
    偏光方向が互いに直交する右目用偏光膜及び左目用偏光膜を有する眼鏡と、
    を備えた立体画像表示装置。
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