JP4831283B2 - 光電子集積素子、光モジュールおよび光電子集積素子の製造方法 - Google Patents

光電子集積素子、光モジュールおよび光電子集積素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光電子集積素子、光モジュールおよび光電子集積素子の製造方法に関する。
受光素子を光通信用トランシーバの受信モジュールなどに組み込んで使用する際に、受光素子の後段に、TIA(Trans−Impedance Amplifier)などのトランジスタを設けて、光電流を増幅させる場合がある。この場合、受光素子と、トランジスタとを同一半導体基板上に形成する、いわゆるモノリシック集積を行うことができる。
モノリシック集積を行う場合には、受光素子の光吸収層と、トランジスタのコレクタ層とを同一工程により形成することができる。この場合に、トランジスタを高速駆動するためにコレクタ層の膜厚を小さくすると、フォトダイオードの光吸収層の膜厚も小さくなり、十分な受光感度が得られなくなる場合がある。そこで、受光素子の光吸収層の下にDBR(分布ブラッグ反射型)ミラーを設けることにより、入射光を光吸収層内で多重反射させて、受光感度を向上させる場合がある(たとえば、特許文献1参照)。
特開平8−264741号公報
本発明の目的は、受光感度を向上させることのできる受光素子を有する光電子集積素子、光モジュールおよび光電子集積素子の製造方法を提供することにある。
本発明に係る光電子集積素子は、
基板と、
前記基板の上方に形成された受光素子と、
前記受光素子の受光面の上に形成されたレンズ部と、
前記基板の上方に形成されたトランジスタと、
を含む。
本発明に係る光電子集積素子によれば、前記受光素子の上方に、前記レンズ部を設けることにより、該受光素子が受光する光の受光効率を向上させることができる。
本出願において、特定のもの(以下、「A」という。)の「上方」に形成された他の特定のもの(以下、「B」という。)とは、A上に直接形成されたBと、A上に、A上の他のものを介して形成されたBと、を含む。
本発明において、「受光素子」とは、たとえば、固体撮像素子、フォトダイオード、およびフォトディテクタを含む。
本発明に係る光電子集積素子において、前記トランジスタは、前記基板の上方に形成されたコレクタ層と、前記コレクタ層の上方に形成されたベース層と、前記ベース層の上方に形成されたエミッタ層と、を含むヘテロ接合バイポーラトランジスタであることができる。
本発明に係る光電子集積素子において、前記受光素子は、前記基板の上方に形成された前記光吸収層を、含み、
前記コレクタ層と前記光吸収層は、同一の工程で形成されることができる。
本発明に係る光電子集積素子において、前記受光素子は、前記基板の上方に形成されたコンタクト層を、含み、
前記ベース層と前記コンタクト層は、同一の工程で形成されることができる。
係る態様によれば、より簡素化された製造工程により、本発明に係る光電子集積素子を得ることができる。
本発明に係る光電子集積素子において、前記レンズ部の上端部は、前記受光素子の上端部の位置よりも高い位置にあることができる。
係る態様によれば、前記受光素子が受光する光の受光効率をより向上させることができる。
本発明に係る光電子集積素子において、前記受光素子の受光面を取り囲むようにして形成されたバンク層を含み、
前記レンズ部は、前記バンク層の内側に形成されることができる。
係る態様によれば、前記レンズ部の形状および大きさを、前記バンク層の形状および大きさを制御することにより、適切な形状および大きさにすることができる。
本発明に係る光電子集積素子において、前記バンク層は、断面形状が尖状であることができる。
係る態様によれば、前記バンク層が尖状であることにより、前記バンク層の形状および大きさを制御することにより、形状および大きさがより良好に制御されたレンズ部を得ることができる。
本発明に係る光電子集積素子において、前記バンク層は、前記受光素子を構成する電極であることができる。
係る態様によれば、前記受光素子を構成する電極をバンク層として利用することにより、簡素な製造工程により、本発明に係る光電子集積素子を得ることができる。
本発明に係る光電子集積素子において、前記受光面上に形成された土台部材を含み、
前記レンズ部は、前記土台部材の上に形成されることができる。
係る態様によれば、前記土台部材を設けることにより、前記土台部材の形状および大きさを制御することにより、形状および大きさがより良好に制御されたレンズ部を得ることができる。
本発明に係る光モジュールは、
本発明に係る光電子集積素子と、
発光素子と、
を含む。
本発明に係る光電子集積素子の製造方法において、該光電子集積素子は、受光素子と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタと、を含み、
本発明に係る光電子集積素子の製造方法は、
基板の上方にコレクタ層と光吸収層とを構成するための第1の半導体層を積層する工程と、
前記第1の半導体層の上方に、コンタクト層とベース層とを構成するための第2の半導体層を積層する工程と、
前記第1の半導体層および第2の半導体層をパターニングすることにより、前記コレクタ層および前記ベース層を形成する工程と、
前記第1の半導体層および第2の半導体層をパターニングすることにより、前記光吸収層および前記コンタクト層を形成する工程と、
前記受光素子の受光面上にレンズ部を形成する工程と、
を含む。
本発明に係る光電子集積素子の製造方法において、
前記レンズ部は、該レンズ部の材料を含む液滴を、前記受光面に向けて吐出する液滴吐出法によって形成されることができる。
本発明に係る光電子集積素子の製造方法において、
前記レンズ部を形成する前に、前記受光素子の受光面を取り囲むようにバンクを形成する工程を、含み、
前記レンズ部は、前記バンクの内側に、前記液滴を吐出して形成されることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら述べる。
1.光電子集積素子
図1は、本発明を適用した本実施の形態に係る光電子集積素子100を模式的を示す断面図である。光電子集積素子100は、半導体基板10と、受光素子200と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ300とを含む。以下、受光素子200、およびヘテロ接合バイポーラトランジスタ300について説明する。
1.1.受光素子の構造
受光素子200は、半導体基板10上に設けられている。半導体基板10は、GaAs基板である。受光素子200は、たとえば第1コンタクト層20と、光吸収層24と、第2コンタクト層26とが順次積層されて形成されている。そして受光素子200の受光面29上にレンズ部220が形成されている。
第1コンタクト層20は、n型GaAs層からなる。光吸収層24は、不純物がドーピングされていないGaAs層またはn型GaAs層からなる。第2コンタクト層26は、p型GaAs層からなる。したがって、第2コンタクト層26と、光吸収層24と、第1コンタクト層20によって、pinダイオードまたはpnダイオードが構成される。
第1コンタクト層20は、半導体基板10上に形成された柱状の半導体堆積体である。第1コンタクト層20は、たとえば円形の平面形状を有する。
光吸収層24は、第1コンタクト層20上に形成され、第2コンタクト層26は、光吸収層24上に形成される。光吸収層24および第2コンタクト層26は、柱状の半導体堆積体であり、円形の平面形状を有する。なお、図1に示す光吸収層24と第2コンタクト層26は、同一の平面形状を有してもよいし、異なる平面形状を有してもよい。
さらに受光素子200は、第1電極22および第2電極28を含む。第1電極22および第2電極28によって、受光素子200に電圧を印加する。第1電極22は、第1コンタクト層20上に形成され、第2電極28は、第2コンタクト層26上に形成されている。
第1電極22は、円形のリング状の平面形状を有し、開口部が設けられている。この開口部において、露出した第1コンタクト層20上に光吸収層24が積層されている。第1電極22は、第1コンタクト層20とオーミック接触することができる。第1電極22は、たとえば、クロムと金およびゲルマニウムの合金と、ニッケルと、金との積層膜からなることができる。
第2電極28は、円形のリング状の平面形状を有し、開口部が設けられている。この開口部において、露出した第2コンタクト層26の上面が受光面29である。したがって、第2電極28の開口部の平面形状および大きさを適宜設定することにより、受光面29の形状および大きさを設定することができる。第2電極28は、第2コンタクト層26とオーミック接触することができる。第2電極28は、たとえば、白金と、チタンと、白金と、金との積層膜からなることができる。
レンズ部220は、受光面29上に設けられる。レンズ部220は、入射した光を集光して通過させる機能を有する。具体的には、レンズ部220は、該レンズ部220に入射した光を集光する。レンズ部220に入ったすべての光または一部の光は、受光面29を介して第2コンタクト層26に出る。
レンズ部220の断面は円または楕円であり、第2電極28の開口部により構成される円または楕円との中心が一致していることが望ましい。図1に示すように、レンズ部220の頂上部220aが、第2電極28の上縁部の位置より高い位置にくるように、レンズ部220の大きさを設定することができる。レンズ部220の立体形状は、凸状、たとえば、円球状または切断円球状に形成することができる。これにより、レンズ部220は、光を集光する機能を有することができる。レンズ部220の断面の直径dを、第2電極28の開口部の直径より大きくすることができる。
レンズ部220は、たとえば熱または光等のエネルギーを付加することによって硬化可能な液体材料を硬化させることにより形成される。具体的には、レンズ部220は、液体材料からなる液滴を吐出して、硬化させることにより形成される。前記液体材料としては、たとえば、紫外線硬化型樹脂や熱硬化型樹脂を用いることができる。紫外線硬化型樹脂としては、たとえばアクリル樹脂、およびエポキシ樹脂が挙げられる。熱硬化型樹脂としては、たとえばポリイミド樹脂が挙げられる。
1.2.ヘテロ接合バイポーラトランジスタの構造
ヘテロ接合バイポーラトランジスタ300は、半導体基板10上に設けられている。ヘテロ接合バイポーラトランジスタ300は、コレクタコンタクト層30と、コレクタ層32と、ベース層34と、エミッタ層36と、エミッタコンタクト層38とが順次積層されて形成されている。
コレクタコンタクト層30は、n型GaAs層からなる。コレクタ層32は、不純物がドーピングされていないGaAs層またはn型GaAs層からなる。ベース層34は、p型GaAs層からなる。エミッタ層36は、n型Al0.3Ga0.7As層からなる。エミッタコンタクト層38は、n型GaAsまたはInGaAsからなる。
コレクタコンタクト層30は、半導体基板10上に形成された柱状の半導体堆積体である。コレクタコンタクト層30は、たとえば、矩形の平面形状を有する。
コレクタ層32とベース層34は、柱状の半導体堆積体である。コレクタ層32は、コレクタコンタクト層30上に形成され、ベース層34は、コレクタ層32上に形成されている。コレクタ層32とベース層34は、同一の平面形状を有してもよいし、異なる平面形状を有してもよい。コレクタ層32とベース層34は、たとえば、矩形の平面形状を有する。コレクタ層32を半導体基板10と平行な面で切断した場合、コレクタ層32の断面積は、コレクタコンタクト層30の断面積より小さい。すなわち、コレクタ層32は、コレクタコンタクト層30の上面の一部に設けられている。
エミッタ層36およびエミッタコンタクト層38は、柱状の半導体堆積体である。エミッタ層36は、ベース層34上に形成され、エミッタコンタクト層38は、エミッタ層36上に形成されている。エミッタ層36およびエミッタコンタクト層38は、同一の平面形状を有してもよいし、異なる平面形状を有してもよい。エミッタ層36およびエミッタコンタクト層38は、たとえば、矩形の平面形状を有する。エミッタ層36を半導体基板10と平行な面で切断した場合、エミッタ層36の断面積は、ベース層34の断面積より小さい。すなわち、エミッタ層36は、ベース層34の上面の一部に設けられている。
ヘテロ接合バイポーラトランジスタ300には、エミッタ電極40と、ベース電極42と、コレクタ電極44とが設けられている。エミッタ電極40と、ベース電極42と、コレクタ電極44は、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ300を駆動するために設けられている。
エミッタ電極40は、エミッタコンタクト層38上に形成され、ベース電極42は、ベース層34上に形成され、コレクタ電極44はコレクタコンタクト層30上に形成されている。エミッタ電極40は、矩形の平面形状を有する。またベース電極42およびコレクタ電極44は、矩形のリング状の平面形状を有する。ベース層34上におけるベース電極42の開口部には、エミッタ層36が形成される。またコレクタコンタクト層30上におけるコレクタ電極44の開口部には、コレクタ層32が形成される。
エミッタ電極40は、たとえば、チタンと、白金と、金との積層膜からなることができる。ベース電極42は、たとえば、白金と、チタンと、白金と、金との積層膜からなることができる。コレクタ電極44は、たとえば、金とゲルマニウムの合金と、ニッケルと、金との積層膜からなることができる。
1.3.光電子集積素子の動作
本実施の形態に係る光電子集積素子100の動作について、図1および図2を参照して説明する。
図2は、図1に示す光電子集積素子100の駆動回路(要部)の一例を模式的に示す図である。なお、下記の光電子集積素子100の駆動方法は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
まず、図2に示すように、光信号Pinが受光素子200に入力される。具体的には、図1に示すように、受光素子200において、光は、レンズ部220を介して、受光素子200の受光面29から第2コンタクト層26へと入射される。第2コンタクト層26へ入射した光は、次に光吸収層24へと入射する。この入射光の一部が光吸収層24にて吸収される結果、光吸収層24において光励起が生じ、電子および正孔が生じる。そして、素子外部から印加された電界により、電子は第1電極22に、正孔は第2電極28にそれぞれ移動する。その結果、受光素子200において、第1電極22から第2電極28の方向に電流(光電流)が生じる。
次に、この光電流による信号(光電流信号)が、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ300(以下、第1バイポーラトランジスタともいう)のベースに入力される。光電流信号は、この第1バイポーラトランジスタ300によって増幅されてコレクタから出力される。次に、第1バイポーラトランジスタ300のコレクタから出力された信号は、第2バイポーラトランジスタ310のベースに入力される。次に、第2バイポーラトランジスタ310のベースに入力された信号は、エミッタから出力される。第2バイポーラトランジスタ310のエミッタから出力された信号は、帰還抵抗Rを通じて負帰還が行われる。その結果、光電子集積素子の周波数特性が安定する。また、第2バイポーラトランジスタ310のエミッタから出力された信号は、第3バイポーラトランジスタ320を含むエミッタフォロア回路340に入力される。次に、エミッタフォロア回路340から出力信号Voutが出力される。
なお、第2バイポーラトランジスタ310および第3バイポーラトランジスタ320のうち少なくとも一方をモノリシックに集積して、光電子集積素子を形成することができる。
1.4.効果
次に図3を用いて、本実施の形態に係る光電子集積素子100の効果について説明する。図3は、受光素子の素子サイズと動作速度の関係を示す図である。図3のグラフの横軸は、受光素子の直径を示し、縦軸は、遮断周波数(3dB帯域)を示す。受光素子の動作速度は、遮断周波数によって示すことができる。図3に示す遮断周波数は以下のような条件で求めたものである。
受光素子の動作速度に関連する静電容量をCとし、負荷回路全体の等価抵抗をRとすると、CR時定数が定まる。光吸収層が十分薄い場合、受光素子の動作速度はCR時定数で決まり、これによる遮断周波数f(CR)は、
f(CR)=1/2πCR
で求めることができる。寄生容量を0.07pFとし、負荷抵抗を50Ωとし、コレクタ層の厚さを0.5μmとして計算した。
図3によれば、受光素子の直径が小さくなるほど、動作速度は向上している。したがって、動作速度を向上させるためには、受光素子の直径を小さくする必要があるが、受光素子の直径を小さくすると、受光面が小さくなり、たとえば光ファイバから出射された光の全光量を受光するのが困難となってしまう。
そこで、上述したように、受光素子200上にレンズ部220を設けることにより、レンズ部220が設けられていないときには受光することができない領域に出射された光であっても、該光をレンズ部220が集光して受光面29に出射することができる。したがって、レンズ部220を設けることにより、受光素子200の受光効率を向上させることができる。
2.光電子集積素子の製造方法
次に、本発明を適用した実施の形態に係る光電子集積素子100の製造方法の一例について、図4から図11を用いて説明する。図4から図11は、図1に示す光電子集積素子100の一製造工程を模式的に示す断面図であり、それぞれ図1に示す断面図に対応している。
(1)まず、半絶縁性GaAsからなる半導体基板10の表面10aに、組成を変調させながらエピタキシャル成長させることにより、図4に示すように、半導体層90が形成される。ここで、半導体層90は、たとえば、n型GaAs層12と、不純物がドーピングされていないGaAs層14と、p型GaAs層16と、n型Al0.3Ga0.7As層18と、n型InGaAs19とからなる。これらの層を順に半導体基板10上に積層させることにより、半導体層90が形成される。
エピタキシャル成長を行う際の温度は、成長方法や原料、半導体基板10の種類、あるいは形成する半導体層90の種類、厚さ、およびキャリア密度などによって適宜決定されるが、一般に、450℃〜800℃であるのが好ましい。また、エピタキシャル成長を行う際の所要時間も、温度と同様に適宜決定される。また、エピタキシャル成長させる方法としては、有機金属気相成長(MOVPE:Metal−Organic Vapor Phase Epitaxy)法や、MBE法(Molecular Beam Epitaxy)法、あるいはLPE法(Liquid Phase Epitaxy)を用いることができる。
(2)次に、半導体層90を所定の形状にパターニングして、エミッタコンタクト層38およびエミッタ層36が形成される(図5参照)。具体的には、まず、半導体層90上にレジストを塗布する。次に、リソグラフィ法により該レジストをパターニングすることにより、所定のパターンのレジスト層R1が形成される。
ついで、レジスト層R1をマスクとして、たとえばドライエッチング法またはウェットエッチング法により、半導体層90をエッチングする。これにより、エミッタコンタクト層38と、エミッタコンタクト層38と同じ平面形状を有するエミッタ層36とが形成される。その後、レジスト層R1が除去される。
(3)次いで、半導体層90(図4参照)を所定の形状にパターニングして、第2コンタクト層26、光吸収層24、ベース層34、およびコレクタ層32が形成される(図6参照)。具体的には、まず、少なくともp型GaAs層16およびエミッタコンタクト層38上にレジストを塗布した後、リソグラフィ法により該レジストをパターニングすることにより、所定のパターンのレジスト層R2が形成される。
次いで、レジスト層R2をマスクとして、たとえばドライエッチング法またはウェットエッチング法により、半導体層90をエッチングする。以上の工程により、図6に示すように、第2コンタクト層26、光吸収層24、ベース層34、およびコレクタ層32が形成される。また、平面視において、コレクタ層32およびベース層34の平面形状の面積は、エミッタコンタクト層38およびエミッタ層36の平面形状の面積よりも大きく形成することができる。その後、レジスト層R2が除去される。
(4)次いで、半導体層90(図4参照)を所定の形状にパターニングして、第1コンタクト層20およびコレクタコンタクト層30が形成される(図7参照)。具体的には、まず、少なくともn型GaAs層12、第2コンタクト層26、ベース層34およびエミッタコンタクト層38上にレジストを塗布した後、リソグラフィ法により該レジストをパターニングすることにより、所定のパターンのレジスト層R3が形成される。
次いで、レジスト層R3をマスクとして、たとえばドライエッチング法またはウェットエッチング法により、n型GaAs層12をエッチングする。以上の工程により、図7に示すように、第1コンタクト層20およびコレクタコンタクト層30が形成される。また、平面視において、コレクタコンタクト層30の平面形状の面積は、コレクタ層32およびベース層34の平面形状の面積よりも大きく形成することができ、第1コンタクト層20の平面形状の面積は、光吸収層24および第2コンタクト層26の平面形状の面積よりも大きく形成することができる。その後、レジスト層R3が除去される。
なお、本実施の形態においては、まず、エミッタ層36およびエミッタコンタクト層38を形成し、次に、光吸収層24、第2コンタクト層26、コレクタ層32、およびベース層34を形成する場合について説明したが、これらの形成順番は特に限定されない。すなわち、たとえば、光吸収層24、第2コンタクト層26、コレクタ層32、およびベース層34を形成し、次に、エミッタコンタクト層38およびエミッタ層36を形成することができる。
(5)次いで、第1電極22およびコレクタ電極44の形成領域(図8参照)をパターニングする。具体的には、まず、半導体基板10上の全面にレジストを塗布する。次に、リソグラフィ法により該レジストをパターニングすることにより、所定のパターンのレジスト層R4が形成される。
(6)次に、図9に示すように、第1コンタクト層20上に第1電極22が形成され、コレクタコンタクト層30上にコレクタ電極44が形成される。具体的には、たとえば真空蒸着法、スパッタリング法、またはメッキ法などにより、たとえば、金およびゲルマニウムの合金と、ニッケルと、金との積層膜(図示せず)を形成する。次いで、たとえばリフトオフ法、またはドライエッチング法などにより、所定の位置以外の積層膜を除去することにより、第1電極22およびコレクタ電極44が形成される。
なお、前記工程においては、第1電極22およびコレクタ電極44を同時にパターニングしているが、たとえば、第1電極22およびコレクタ電極44を個々に形成することができる。
上述では、金およびゲルマニウムの合金と、ニッケルと、金との積層膜を形成する例について説明したが、第1電極22およびコレクタ電極44を形成するための材料は、上述したものに限定されるわけではない。次いで、アニール処理を行う。アニール処理の温度は電極材料に依存する。本実施の形態で用いる電極材料の場合は、通常400℃前後で行う。
(7)次に、第2電極28、およびベース電極42の形成領域(図9参照)をパターニングする。具体的には、まず、半導体基板10上の全面にレジストを塗布する。次に、リソグラフィ法により該レジストをパターニングすることにより、所定のパターンのレジスト層R5が形成される。
(8)次に、図10に示すように、第2コンタクト層26上に第2電極28が形成され、ベース層34上にベース電極42が形成される。具体的には、たとえば真空蒸着法、スパッタリング法、またはメッキ法などにより、たとえば、白金と、チタンと、白金と、金との積層膜(図示せず)を形成する。次いで、たとえばリフトオフ法、またはドライエッチング法などにより、所定の位置以外の積層膜を除去することにより、第2電極28およびベース電極42が形成される。
なお、前記工程においては、第2電極28およびベース電極42を同時にパターニングしているが、たとえば、第2電極28とベース電極42とを個々に形成することができる。
上述では、白金と、チタンと、白金と、金との積層膜を形成する例について説明したが、第2電極28およびベース電極42を形成するための材料は、上述したものに限定されるわけではない。次いで、アニール処理を行う。アニール処理の温度は電極材料に依存する。本実施の形態で用いる電極材料の場合は、通常360℃前後で行う。
(9)次に、エミッタ電極40の形成領域(図10参照)をパターニングする。具体的には、まず、半導体基板10上の全面にレジストを塗布する。次に、リソグラフィ法により該レジストをパターニングすることにより、所定のパターンのレジスト層R6が形成される。
(10)次に、図11に示すように、エミッタコンタクト層38上にエミッタ電極40が形成される。具体的には、たとえば真空蒸着法、スパッタリング法、またはメッキ法などにより、たとえば、チタンと、白金と、金との積層膜(図示せず)を形成する。次いで、たとえばリフトオフ法、またはドライエッチング法などにより、所定の位置以外の積層膜を除去することにより、エミッタ電極40が形成される。
上述では、チタンと、白金と、金との積層膜を形成する例について説明したが、エミッタ電極40を形成するための材料は、上述したものに限定されるわけではない。
上述では、チタンと、白金と、金との積層膜を形成する例について説明したが、たとえば、タングステンおよびシリコンの合金と、チタンと、金との積層膜などを形成することもできる。
(11)次に、図1に示すように、レンズ部220が形成される。具体的には、たとえば、受光面29に対して、レンズ部220の液体材料の液滴214を吐出して、レンズ部220を形成する。
液滴214を吐出する方法としては、たとえば、ディスペンサ法またはインクジェット法があげられる。ディスペンサ法は、液滴を吐出する方法として一般的な方法であり、比較的広い領域に液滴214を吐出する場合に有効である。
またインクジェット法は、インクジェットヘッドを用いて液滴を吐出する方法であり、液滴を吐出する位置について、μmオーダーの単位で制御可能である。また吐出する液滴の量を、ピコリットルオーダーの単位で制御することができる。これにより、本工程において、インクジェット法を用いて液滴を吐出することにより、微細な構造のレンズ部220を作製することができる。図11には、インクジェットヘッド212のノズル213から受光面29に対して液滴214を吐出する工程が示されている。
レンズ部220の大きさは、液滴214の吐出量を調整することにより制御することができる。また、図1に示すように、レンズ部220の頂上部220aが、第2電極28の高さよりも高い位置になるように、液滴214の吐出量を調整する。
なお、液滴214を吐出する前に、必要に応じて、受光面29、第2電極28の上面および側壁に親液性処理または撥液性処理を行うことにより、液滴214に対する濡れ性を制御することができる。これにより、所定の形状および大きさを有するレンズ部220を形成することができる。
次に、受光面29上に吐出したレンズ部220の前駆体を硬化させて、レンズ部220を形成する。具体的には、レンズ部220の前駆体に対して、熱または光等のエネルギーを付与する。レンズ部220の前駆体を硬化する際には、レンズ部220に用いる液体材料の種類により適切な方法を用いる。たとえば、熱エネルギーの付加、紫外線の照射、またはレーザ光の照射などがあげられる。
以上の工程により、レンズ部220が設けられた受光素子200、およびヘテロ接合バイポーラトランジスタ300を含む光電子集積素子100が得られる(図1参照)。
上述したように、第1コンタクト層20およびコレクタコンタクト層30と、光吸収層24およびコレクタ層32と、第2コンタクト層26およびベース層34は、それぞれ同一の工程により製造されている。これにより、簡素な製造工程によって、光電子集積素子100を製造することができる。
3.変形例
3.1.第1の変形例
図12を用いて、本実施の形態に係る光電子集積素子100の変形例を説明する。図12は、変形例に係る光電子集積素子110を模式的に示す断面図である。光電子集積素子110は、バンク層232をさらに含む点で、図1に示す光電子集積素子100と異なる。
図12において光電子集積素子110を構成する部材のうち、図1に示す光電子集積素子100の対応する部材と実質的に同一の部材には、図1と同一の符号を付した。また光電子集積素子110の基本的な構造については、図1に示す光電子集積素子100と同様の構成および動作を有するので、異なる点についてのみ説明する。
バンク層232は、柱状の光吸収層24および第2コンタクト層26の側面に接した状態で、光吸収層24および第2コンタクト層26を取り囲むようにして形成される。またバンク層232は、第1コンタクト層20の上面に形成される。またバンク層232は、リング状に形成された第1電極22の内側に設けられる。バンク層232の上縁部が、第2コンタクト層26の上面より高い位置になるように、バンク層232は形成される。バンク層232の平面形状は、たとえば、円形状のリング状に形成される。
第2電極28は、第2コンタクト層26およびバンク層232の上に形成される。したがって、第2電極28の開口部は、上方に向かって大きくなるように形成される。
バンク層232は、第2電極28を形成する工程の前に形成される。バンク層232は、絶縁層からなり、第2電極28を形成する工程におけるアニール処理に耐え得るためには、バンク層232を構成する樹脂は、耐熱性に優れたものである必要がある。そこで、バンク層232は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂またはフッ素系樹脂から形成されることが望ましい。特に加工の容易性や絶縁性の観点から、バンク層232は、ポリイミド樹脂またはフッ素系樹脂から構成されることが望ましい。
ここでは、ポリイミド系樹脂を用いた場合についてバンク層232の製造工程を説明する。たとえばスピンコート法を用いて、ポリイミド前駆体を光吸収層24および第2コンタクト層26を取り囲むように塗布して、塗布したポリイミド前駆体の膜厚が、第2コンタクト層26の上面の高さより大きくなるようにする。
そしてホットプレート等を用いて加熱し、ポリイミド前駆体中の溶媒を除去する。次に、第2コンタクト層26上のポリイミド樹脂を除去する。
第2コンタクト層26の上に存在する樹脂を除去する方法としては、(I)樹脂前駆体を半硬化させた後、ウエットエッチングにより第2コンタクト層26の上に存在する樹脂を除去する方法(特願2001−066299号に記載されている方法を利用)、(II)樹脂前駆体をほぼ完全に硬化させた後、ドライエッチングにより第2コンタクト層26上に存在する樹脂を除去する方法等が例示できる。本実施の形態においては、前記(I)の方法を用いた場合について説明する。
前記(I)の方法では、樹脂前駆体を半硬化させる。ここで、半硬化とは、熱または光等のエネルギー線を付与することにより、続く工程におけるウエットエッチングに用いるエッチャントに対する溶解性を変化させることをいう。
次に、フォトリソグラフィ法により、半硬化させた樹脂前駆体において、下部に第2コンタクト層26が形成されている領域上にはレジスト層を形成せず、下部に第2コンタクト層26が形成されていない領域上にレジスト層を形成する。
次いで、ウエットエッチング法を用いてこの半導体基板10を処理することにより、図12に示すように、第2コンタクト層26上に形成されていた半硬化させた樹脂前駆体を除去する。その後、レジスト層を除去する。
続いて、この半導体基板10を、例えば350℃程度の炉に入れて、半硬化させた樹脂前駆体をイミド化させることにより、図12に示すように、ほぼ完全に硬化したバンク層232が得られる。上記工程においては、樹脂前駆体の膜厚を制御することにより、バンク層232の高さを制御することができる。
また、前記(I)の方法において、感光性を有する樹脂でバンク層232を形成する場合は、樹脂前駆体(感光していない状態)の上にレジスト層を形成せずに、一般的なレジストのパターニングと同様の方法で直接パターニングすることが可能である。
なお、上記の説明においては、前記(I)の方法について説明したが、第2コンタクト層26の上に存在する樹脂を除去する方法は、前記(I)の方法に限定されるわけではなく、前記(II)の方法を用いることもできる。以上の工程により、図12に示すように、バンク層232が形成される。
このようにバンク層232を形成することにより、たとえばインクジェットヘッド212のノズル213の位置が、第2電極28の開口部上ではなく、第2電極28上にあるときに、インクジェット210がレンズ部230の液体材料からなる液滴214を吐出した場合であっても、該液滴214は、第2電極28上に落下した後、第2コンタクト層26上に流れ出す。したがって、より精密にレンズ部230を形成するための液体材料の量を制御することができる。
3.2.第2の変形例
図13を用いて、本実施の形態に係る光電子集積素子100の第2の変形例を説明する。図13は、変形例に係る光電子集積素子120を模式的に示す断面図である。光電子集積素子120は、土台部材242をさらに含む点で、図1に示す光電子集積素子100と異なる。
図13において光電子集積素子120を構成する部材のうち、図1に示す光電子集積素子100の対応する部材と実質的に同一の部材には、図1と同一の符号を付した。また光電子集積素子120の基本的な構造については、図1に示す光電子集積素子100と同様の構成および動作を有するので、異なる点についてのみ説明する。
土台部材242は、所定波長の光を通過させる材質からなる。具体的には、土台部材242は、レンズ部240から入射した光を通過させることができる材質からなる。例えば、土台部材242は、ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、あるいはフッ素系樹脂を用いて形成することができる。
図13に示すように、土台部材の立体形状は特に限定されるわけではないが、少なくともその上面上にレンズ部240を設置することができる構造であることが必要とされる。
図13においては、土台部材242がテーパ状に形成されている場合を示している。
レンズ部240は、土台部材242の上面に対して液滴を吐出して、レンズ部240の前駆体(後述する)を形成した後、この前駆体を硬化させることにより形成される。この結果、所望の形状および大きさを有するレンズ部240を確実に形成することができる。
土台部材の上面の形状は、図13では、円であるが、土台部材242の上に形成されるレンズ部240の機能や用途によって定めることができる。言い換えれば、土台部材の上面の形状を制御することによって、レンズ部240の形状を制御することができる。
なお、図13において、土台部材242は、その上面が平面からなる場合を示したが、土台部材242の上面は、曲面であってもよい。これにより、レンズ部240は、ほぼ円球状に形成されることができる。
このように土台部材242を形成することにより、レンズ部240と受光面29との距離が、図1に示す場合と比べて長くなるため、レンズ部240が集光した光の受光面29におけるスポットサイズが小さくなるという効果が得られる。
3.3.第3の変形例
図14を用いて、本実施の形態に係る光電子集積素子100の第3の変形例を説明する。図14は、変形例に係る光電子集積素子130を模式的に示す断面図である。光電子集積素子130は、尖状バンク層252をさらに含む点で、図1に示す光電子集積素子100と異なる。
図14において光電子集積素子130を構成する部材のうち、図1に示す光電子集積素子100の対応する部材と実質的に同一の部材には、図1と同一の符号を付した。また光電子集積素子130の基本的な構造については、図1に示す光電子集積素子100と同様の構成および動作を有するので、異なる点についてのみ説明する。
尖状バンク層252は、その断面形状において、上端部が尖状である。また尖状バンク層252は、たとえば円状の開口部を有するリング形状の平面形状を有する。尖状バンク層252は、半導体基板10、第1コンタクト層20、第1電極22および第2電極28の上面に形成されている。そして尖状バンク層252の開口部は、上方に向かって広がるように形成されている。
尖状バンク層252は、第2電極28を形成する工程の後に形成され、尖状バンク層252が形成された後に、レンズ部250が形成される。尖状バンク層252は、たとえば、以下の方法により形成することができる。
まず、第2コンタクト層26および第2電極28が覆われるように、尖状バンク層252の材料を積層する。たとえば、尖状バンク層252の材料が樹脂である場合、材料は、スピンコート法、ディッピング法、インクジェット法等を用いて積層する。また、尖状バンク層252の材料が酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコンからなる場合、材料は、たとえばCVD法を用いて積層する。
次に積層した尖状バンク層252の材料を、たとえば以下の方法により尖状に形成する。まず、フォトリソグラフィ工程によって、所定のパターンのレジスト層を形成する。このレジスト層は、受光面29の上方に開口部を有する。このレジスト層の開口部の大きさや形状を制御することによって、尖状バンク層252の開口部の形状や大きさを制御することができる。続いて、このレジスト層をマスクとして、積層した尖状バンク層252の材料をパターニングする。これにより、受光面29を取り囲むようにして、尖状バンク層252が形成される。次に、レジスト層を除去する。
以上の工程により尖状バンク層252が形成される。尖状バンク層252が形成された後、尖状バンク層252の開口部に対して、インクジェット210が液滴214を吐出することによって、レンズ部250は、形成される。
尖状バンク層252は、断面形状が尖状であるため、尖状バンク層252の外側にレンズ部250の材料が濡れるのを防ぐことができる。また尖状バンク層252は、第2電極28の上面に形成されているため、レンズ部250の上端部と受光面29との距離が、図1に示す場合と比べて長くなるため、レンズ部250が集光した光の受光面29におけるスポットサイズが小さくなるという効果が得られる。
3.4.第4の変形例
図15を用いて、本実施の形態に係る光電子集積素子100の第4の変形例を説明する。図15は、変形例に係る光電子集積素子140を模式的に示す断面図である。光電子集積素子140は、バンク層264および尖状バンク層262をさらに含む点で、図1に示す光電子集積素子100と異なる。
図15において光電子集積素子140を構成する部材のうち、図1に示す光電子集積素子100の対応する部材と実質的に同一の部材には、図1と同一の符号を付した。また光電子集積素子140の基本的な構造については、図1に示す光電子集積素子100と同様の構成および動作を有するので、異なる点についてのみ説明する。
バンク層264は、第1の変形例に係るバンク層232と構成および製造方法において、同様であるので、説明を省略する。即ち、光電子集積素子140は、第1の変形例に係る光電子集積素子110のバンク層232の上に、尖状バンク層262を積層させたものである。
図15に示すように、尖状バンク層262は、その断面形状において、上端部が尖状である。また尖状バンク層262は、たとえば円状の開口部を有するリング形状の平面また尖状バンク層262は、第2電極28の外側に形成される。尖状バンク層262は、バンク層264の上面に形成されている。そして尖状バンク層262の開口部は、上方に向かって広がるように形成されている。
尖状バンク層262は、バンク層264を形成する工程の後に形成され、尖状バンク層262が形成された後に、レンズ部260が形成される。尖状バンク層262は、たとえば、以下の方法により形成することができる。
まず、光電子集積素子140の全面が覆われるように、尖状バンク層262の材料を積層する。たとえば、尖状バンク層262の材料がポリイミド樹脂、フッ素樹脂等の樹脂である場合、材料は、スピンコート法、ディッピング法、インクジェット法等を用いて積層する。また、尖状バンク層262の材料が酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコンからなる場合、材料は、たとえばCVD法を用いて積層する。
次に積層した尖状バンク層262の材料を、たとえば以下の方法により尖状に形成する。まず、フォトリソグラフィ工程によって、所定のパターンのレジスト層を形成する。このレジスト層は、受光面29の上方に開口部を有する。このレジスト層の開口部の大きさや形状を制御することによって、尖状バンク層262の開口部の形状や大きさを制御することができる。続いて、このレジスト層をマスクとして、積層した尖状バンク層262の材料をパターニングする。これにより、受光面29を取り囲むようにして、尖状バンク層262が形成される。次に、レジスト層を除去する。
以上の工程により尖状バンク層262が形成される。尖状バンク層262が形成された後、尖状バンク層262の開口部に対して、インクジェット210が液滴214を吐出することによって、レンズ部260は、形成される。
尖状バンク層262は、断面形状が尖状であるため、尖状バンク層262の外側にレンズ部260の材料が濡れるのを防ぐことができる。また尖状バンク層262は、バンク層264の上面に形成されているため、第2コンタクト層26の高さより高い位置に尖状バンク層262が形成される。従って、レンズ部260の上端部と受光面29との距離が、図1に示す場合と比べて長くなるため、レンズ部260が集光した光の受光面29におけるスポットサイズが小さくなるという効果が得られる。また尖状バンク層262は、第2電極28の外側に形成されているため、より大きい直径をもつレンズ部260を形成することができる。これにより、たとえば光ファイバからの光の結合効率をより良くすることができる。
4.光モジュール
次に図16を用いて、本発明に係る光電子集積素子を適用した光モジュールを説明する。図16は、本実施の形態に係る光モジュール700を模式的に示す断面図である。図16では、光電子集積素子100を適用した光モジュール700を説明する。
光モジュール700は、受信部400、送信部500、および電子回路部600を含む。電子回路部600は、増幅回路部610および駆動回路部620を含む。
受信部400は、サブマウント基板406と、光電子集積素子100と、筐体部402と、ガラス板404とを含む。半導体基板10は、サブマウント基板406上に設置されている。光電子集積素子100は、半導体基板10と、受光素子200と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ300とを含む。受光素子200およびヘテロ接合バイポーラトランジスタ300は、半導体基板10上に形成されている。
筐体部402は、樹脂材料で形成され、後述するスリーブ420と、集光部405と一体的に形成される。同様に筐体部402は、樹脂材料で形成され、後述するスリーブ420と一体的に形成される。樹脂材料としては、光を透過可能なものが選択され、たとえば、プラスチック系光ファイバ(POF)に用いられるポリメチルメタクリレート(PMMA)、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ジアリルフタレート、フェニルメタクリレート、フッ素系ポリマー等を採用することができる。
スリーブ420は、外部から光ファイバなどの導光部材(図示せず)をはめ込み可能に形成されており、収容空間422の周壁の一部を構成している。集光部405は、スリーブ420の収容空間422側に設けられ、導光部材からの光信号を集光して送り出す。これにより、導光部材からの光の損失を低減して、受光素子200と導光部材との光の結合効率を良好なものとすることができる。
送信部500は、サブマウント基板508と、発光素子510と、モニタフォトダイオード512と、斜めガラス部504と、筐体部502とを含む。発光素子510およびモニタフォトダイオード512は、サブマウント基板508上に設置されている。
斜めガラス部504は、スリーブ520の収容空間522側に設けられ、発光素子510からの光を反射および透過させる。モニタフォトダイオード512は、斜めガラス部504が反射した光を受け取る。駆動回路部620は、モニタフォトダイオード512が受け取った光の光量に応じて、発光素子510が発光する光量を調節する。光学部材504を透過した光は、送信部500のスリーブ520にはめ込まれる導光部材に送り出される。
発光素子510は、外部から入力した電気信号を光信号に変換して、導光部材(図示せず)を介して外部に出力する。受光素子200は、導光部材を介して光信号を受信し、これを電流に変換し、変換した電流をヘテロ接合バイポーラトランジスタ300に送る。ヘテロ接合バイポーラトランジスタ300は、受け取った電流を電圧出力に変換し、増幅して、電子回路部600に送る。増幅回路部610は、電圧出力が一定以上にならないように制御し、外部に出力する。なお、電気信号の出力端子や入力端子などの外部端子の説明は省略する。
このように、光電子集積素子100は、光モジュール700に用いられる。本実施の形態では、光電子集積素子100を用いて説明したが、これに限定されず、たとえば、変形例に係る光電子集積素子110、120、130、140が、光モジュールに適用されてもよい。
以上、本発明の好適な実施の形態について述べたが、本発明はこれらに限定されず、各種の態様を取りうる。
本実施の形態に係る光電子集積素子を模式的に示す断面図。 本実施の形態に係る光電子集積素子の駆動回路の一例を示す模式図。 受光素子の素子サイズと動作速度との関係を示す図。 本実施の形態に係る光電子集積素子の製造方法を示す断面図。 本実施の形態に係る光電子集積素子の製造方法を示す断面図。 本実施の形態に係る光電子集積素子の製造方法を示す断面図。 本実施の形態に係る光電子集積素子の製造方法を示す断面図。 本実施の形態に係る光電子集積素子の製造方法を示す断面図。 本実施の形態に係る光電子集積素子の製造方法を示す断面図。 本実施の形態に係る光電子集積素子の製造方法を示す断面図。 本実施の形態に係る光電子集積素子の製造方法を示す断面図。 変形例に係る光電子集積素子を模式的に示す断面図。 変形例に係る光電子集積素子を模式的に示す断面図。 変形例に係る光電子集積素子を模式的に示す断面図。 変形例に係る光電子集積素子を模式的に示す断面図。 本実施の形態に係る光モジュール700を模式的に示す断面図。
符号の説明
10 半導体基板、20 第1コンタクト層、22 第1電極、24 光吸収層、26 第2コンタクト層、28 第2電極、29 受光面、30 コレクタコンタクト層、32 コレクタ層、34 ベース層、36 エミッタ層、38 エミッタコンタクト層、40 エミッタ電極、42 ベース電極、44 コレクタ電極、100 光電子集積素子、200 受光素子、210 インクジェット、212 インクジェットヘッド、213 ノズル、214 液滴、220 レンズ部、230 レンズ部、232 バンク層、240 レンズ部、242 土台部材、250 レンズ部、252 尖状バンク層、260 レンズ部、262 尖状バンク層、300 ヘテロ接合バイポーラトランジスタ、400 受信部、402 筐体部、404 ガラス板、405 集光部、406 サブマウント基板、420 スリーブ、422 収容空間、500 送信部、502 筐体部、504 斜めガラス部、508 サブマウント基板、510 発光素子、512 モニタフォトダイオード、520 スリーブ、522 収容空間、600 電子回路部、610 増幅回路部、620 駆動回路部、700 光モジュール

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に形成された受光素子と、
    前記受光素子の受光面の上に形成されたレンズ部と、
    前記基板の上方に形成されたトランジスタと、
    を含み、
    前記受光素子は、
    前記基板の上方に形成された光吸収層と、
    前記光吸収層の上方に形成されたコンタクト層と、
    前記光吸収層および前記コンタクト層を取り囲むようにして形成されたバンク層と、
    前記コンタクト層および前記バンク層の上に形成された電極と、
    を含み、
    前記コンタクト層の上面は、前記受光面であり、
    前記バンク層の上縁部は、前記コンタクト層の上面より高い位置にあり、
    前記電極は、開口部を有するリング状の平面形状を有し、
    前記開口部は、上方に向かって大きくなるように形成され、
    前記レンズ部は、前記電極の内側に形成されている、光電子集積素子。
  2. 基板と、
    前記基板の上方に形成された受光素子と、
    前記受光素子の受光面の上に形成されたレンズ部と、
    前記基板の上方に形成されたトランジスタと、
    を含み、
    前記受光素子は、
    前記基板の上方に形成された光吸収層と、
    前記光吸収層の上方に形成されたコンタクト層と、
    前記光吸収層および前記コンタクト層を取り囲むようにして形成されたバンク層と、
    を含み、
    前記コンタクト層の上面は、前記受光面であり、
    前記バンク層の上縁部の断面形状は、尖状であり、
    前記バンク層の上縁部は、前記コンタクト層の上面より高い位置にあり、
    前記バンク層は、開口部を有するリング形状の平面形状を有し、
    前記開口部は、上方に向かって大きくなるように形成され、
    前記レンズ部は、前記バンク層の内側に形成されている、光電子集積素子。
  3. 請求項1または2において、
    前記トランジスタは、前記基板の上方に形成されたコレクタ層と、前記コレクタ層の上方に形成されたベース層と、前記ベース層の上方に形成されたエミッタ層と、を含むヘテロ接合バイポーラトランジスタである、光電子集積素子。
  4. 請求項3において、
    前記コレクタ層と前記光吸収層は、同一の工程で形成された、光電子集積素子。
  5. 請求項3または4において、
    前記ベース層と前記コンタクト層は、同一の工程で形成された、光電子集積素子。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載の光電子集積素子と、
    発光素子と、
    を含む光モジュール。
  7. 受光素子と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタと、を含む光電子集積素子の製造方法であって、
    基板の上方にコレクタ層と光吸収層とを構成するための第1の半導体層を積層する工程と、
    前記第1の半導体層の上方に、コンタクト層とベース層とを構成するための第2の半導
    体層を積層する工程と、
    前記第1の半導体層および前記第2の半導体層をパターニングすることにより、前記コレクタ層および前記ベース層を形成する工程と、
    前記第1の半導体層および第2の半導体層をパターニングすることにより、前記光吸収層および前記コンタクト層を形成する工程と、
    前記光吸収層および前記コンタクト層を取り囲むようにバンク層を形成する工程と、
    前記コンタクト層および前記バンク層上に、開口部を有し平面形状がリング状である電極を形成する工程と、
    前記電極の内側に位置するように、受光面となる前記コンタクト層の上面上にレンズ部を形成する工程と、
    を含み、
    前記バンク層は、上縁部が、前記コンタクト層の上面より高い位置になるように形成され、
    前記開口部は、上方に向かって大きくなるように形成され、
    前記レンズ部は、該レンズ部の材料を含む液滴を、前記電極の内側に向けて吐出する液滴吐出法によって形成される、光電子集積素子の製造方法。
  8. 受光素子と、ヘテロ接合バイポーラトランジスタと、を含む光電子集積素子の製造方法であって、
    基板の上方にコレクタ層と光吸収層とを構成するための第1の半導体層を積層する工程と、
    前記第1の半導体層の上方に、コンタクト層とベース層とを構成するための第2の半導
    体層を積層する工程と、
    前記第1の半導体層および前記第2の半導体層をパターニングすることにより、前記コレクタ層および前記ベース層を形成する工程と、
    前記第1の半導体層および第2の半導体層をパターニングすることにより、前記光吸収層および前記コンタクト層を形成する工程と、
    前記光吸収層および前記コンタクト層を取り囲み、開口部を有し平面形状がリング状であるバンク層を形成する工程と、
    前記バンク層の内側に位置するように、受光面となる前記コンタクト層の上面上にレンズ部を形成する工程と、
    を含み、
    前記バンク層は、上縁部の断面形状が、尖状となるように形成され、かつ、上縁部が、前記コンタクト層の上面より高い位置になるように形成され、
    前記開口部は、上方に向かって大きくなるように形成され、
    前記レンズ部は、該レンズ部の材料を含む液滴を、前記バンク層の内側に向けて吐出する液滴吐出法によって形成される、光電子集積素子の製造方法。
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