JP4831089B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Description
これは、文字や線画などを含んだ画像をJPEG等の変換符号化で圧縮すると、文字や線画部の歪が大きくなるという問題を解消する方式である。
MRCでは、入力画像から、文字や線画部を抽出する。また、抽出した文字や線画の色データを抽出する。さらに、入力画像から前記の文字や線画部を除去する。文字や線画部は2値データとして、MH、MMR、JBIG等の2値データ圧縮方式で符号化される。色データは、JPEG等の多値画像圧縮方式で符号化される。さらに、入力画像から前記の文字や線画部を除去した後のバックグラウンド画像は、JPEG等の多値画像圧縮方式で符号化される。
あるいは、前記のようなMRCフォーマットではなくて、文字や線画を圧縮する場合に、文字や線画の色ごとに違う2値データとすることも可能である。
例えば、入力画像から黒の文字や線画を抜き出して2値データを作成する。また、入力画像から赤の文字や線画を抜き出して2値データを作成する。さらに、入力画像から、前記黒や赤の文字や線画を除去した多値画像データを作成する。黒の文字や線画を抜き出して作成した2値データは2値データ圧縮方式で圧縮される。また、この画像の色は黒であるという情報を別途付与する。同様に、赤の文字や線画を抜き出して作成した2値データは2値データ圧縮方式で圧縮される。また、この画像の色は赤であるという情報を別途付与する。さらに、入力画像から前記の文字や線画部を除去した後のバックグラウンド画像は、JPEG等の多値画像圧縮方式で符号化される。
以上のようにバックグラウンド画像を作成する場合、単純に文字や線画部分を除去しただけでは、高周波成分が発生し、JPEG等の変換符号化に適さない画像となってしまう。抜き出した文字や線画部を穴埋めすることによって、圧縮効率を上げることが可能となる。穴埋め画素値は、復号時に文字線画部で上書きされてしまうため、任意である。そのため、様々な穴埋め方式が提案されている。
また、例えば、特許文献10、特許文献11では、バックグラウンド画像に平滑化フィルタをかけて穴埋めする方法が述べられている。
また、例えば、特許文献12、特許文献13、特許文献14では、最も近い非文字線画部の画素値で穴埋めする方法が述べられている。
あるいは、例えば、特許文献15では、平均値や最も近い非文字線画部の画素値で穴埋めした後で平滑化フィルタをかける手法が述べられている。
請求項1の発明は、2値画像として取り扱うべき画素の位置を示す情報である位置情報を用いて、対象の画素が2値画像として取り扱うべきか否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段によって対象の画素が2値画像として取り扱うべきと判断された場合は、該画素と所定の距離内にあって、2値画像として取り扱うべきではない複数の画素の画素値を用いて、前記対象の画素の画素値を算出する第1の画素値算出手段と、前記対象の画素の画素値を前記第1の画素値算出手段によって算出された画素値に変更し、該画素値を変更した画素の前記位置情報を2値画像として取り扱うべきではない画素を示す位置情報に変更する画素値変更手段と、前記画素値変更手段によって変更された位置情報を用いて、対象の複数画素である第1の画素群が2値画像として取り扱うべきか否かを判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段によって第1の画素群が2値画像として取り扱うべきと判断された場合は、該第1の画素群と所定の距離内にあって、2値画像として取り扱うべきではない複数画素である第2の画素群の画素値を用いて、該第1の画素群の画素値を算出する第2の画素値算出手段を具備し、前記第2の判断手段が処理対象とする第1の画素群は、複数の画素により構成されており、前記第1の画素値算出手段が処理対象とした対象の画素は含まれておらず、前記第2の画素群とは異なることを特徴とする画像処理装置である。
1つの画像を文字線画等からなる2値画像と背景画像である多値画像(カラー画像を含む)とに分離して扱えるようにするためのファイルを対象とし、特に、多値画像から2値画像として取り扱うべき画像を削除したものを対象とする。その2値画像として取り扱うべき画像を削除した部分を、ここでは「穴」ともいう。また、その穴の位置にある画素を他の画素値で置き換えることを「穴埋め」ともいう。2値画像として取り扱うべき画像としては、例えば、文字線画がある。以後、2値画像として取り扱うべき画像(領域)を「文字線画部」ともいう。
図4に示す例は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)による圧縮対象である1つのブロック400を示している。ブロック400内には、境界線420を境にして、非穴領域410と穴領域430が混在している。
穴領域430は、文字線画部として抽出された領域が抜き出された(削除された)後の画像領域である。抜き出された部分(穴領域430)の画素値は任意であるが、ここでは0としている。また、非穴領域410内は、3種類の画素値を有する画素(画素401、402、403)があるとする。
例えば、図4に示したブロック400に対して、背景技術欄で示した技術を用いた場合、ブロック毎に非穴領域の画質を大きく変えずに圧縮率を上げるために、非穴領域410の画素の平均値を用いて穴領域430に対して穴埋め処理を行うと、図5に示す例のブロック500の穴埋後領域530のようになる。
図5に示した例のブロック500の状態に対して、穴の形状がベクトル化、アンチエイリアシング処理などによって変化した場合(つまり、図4に示した境界線420が図6に示す境界線620に変化)、図6に示す例のブロック600のように穴埋めした画素値(画素601、602、603)が露出し、JPEGによる圧縮をしたときに画質が劣化してしまう。
図5の例に示したブロック500をそのままJPEGによる圧縮をした場合に非穴領域410と穴埋後領域530との境界の画素値差が大きい場合は、図7の例に示すブロック700のように、非穴領域710における境界部分(境界線420に接する画素711〜720)の画質が劣化するおそれがある。
画像800は、8画素×8画素の4つのブロック(ブロック860、870、880、890)からなる。ブロック860は、非穴領域810のみからなる。ブロック870、880は、境界線820によって区切られており、非穴領域810と穴領域830の両方が混在している。ブロック890は、穴領域830のみからなる。
画像800のように、ブロック内の画素全てが穴領域830となるブロック890がある場合は、そのブロック内に非穴領域の画素がないため、背景技術欄で示した技術を用いた場合、穴埋め処理はできない。
図8の例に示した画像800に対して、穴の形状(境界線820)がベクトル化、アンチエイリアシング処理などによって変化した場合、図9の例に示すように穴埋めされない画素(白抜けとなる画素951)が露出し、JPEGによる圧縮をしたときに画質が劣化してしまう。
また穴の形状が変わらないような場合でも、非穴領域の画素がないブロックを穴埋めできない場合は、図7に示す例のようにJPEGによる圧縮をした場合に、非穴領域の境界付近で画質劣化が生じるおそれがある。
図10は、周辺にある画素値を用いた穴領域の穴埋めの例を示す説明図である。つまり、図4の例に示したブロック400に対して、5×5の平均値フィルタを用いて穴埋め処理を行った結果を示している。
図11は、図10の例に示したブロック1000の穴領域を穴埋めした後に圧縮、復号した場合の例を示す説明図である。
穴の形状がベクトル化、アンチエイリアシング処理などによって変化した場合でも、図11の例に示すブロック1100のように、画質劣化は少ない。さらに穴の形状が変わらない場合においても、非穴領域1110と穴領域1130との境界線1120付近の画素値の差が少ないため、図7の例に示すブロック700のような非穴領域710の境界線420付近に見られる画質劣化は少ない。つまり、画質劣化している画素は、ブロック1100では画素1101から1103の3画素であり、ブロック700では画素711から720の10画素である。
ただし、図10の例に示すブロック1000のように、穴埋め処理後の穴領域1030の画素値は微妙に変わる(様々な画素値を持つ)ため、高圧縮を目的に行った穴埋め処理の効果は少なくなってしまう。
次に、本実施の形態の概要を説明する。本実施の形態は、画素毎の穴埋め処理、複数画素(例えばブロック、以下ブロックを例示する)毎の穴埋め処理の2つの穴埋め処理を行っている。
前述の前提からわかるように、穴埋め処理は以下の条件を満たしていることが望ましい。つまり、
(1)穴領域の外側(非穴領域)の画素値を用いて、穴領域の画素値を作成する。
(2)できるだけ、距離的に近い非穴領域の画素値を用いて、穴領域の画素値を作成する。
(3)しかしながら、複数の非穴領域の画素値を用いて穴領域の画素値を作成したほうが安定性が高い。
(4)しかも、穴領域の任意の画素値の影響をのぞくため、穴領域の画素値は用いないことが望ましい。
(5)また、フィルタリング処理で対応でき、そのフィルタリングは2次元的に行うことが望ましい。
つまり、例えば、以下のような構成とする。
(1)複数の画素値を用いて穴領域の画素値を作成する以下のフィルタリング処理を行う。フィルタを用いることによって、穴埋めすべき画素と所定距離内にある画素を用いることができるようになる。
(2)対象画素の近くであれば、より影響度の高いフィルタ係数を用いる。
(3)穴領域の影響度は0とする。
画素位置(I,J)の画素値をP(I,J)とする。
次に示すような穴/非穴情報T(I,J)を利用する。
・画素位置(I,J)が非穴画素(非文字線画部)であるとき、T(I,J)=1とする。
・画素位置(I,J)が穴画素(文字線画部)であるとき、T(I,J)=0とする。
すなわち、2値画像として取り扱うべき画素の位置を示す情報としての具体例が、T(I,J)となる。そして、ここでは、2値画像として取り扱うべき画素とは、穴の領域内にある画素のことである。
サイズが(2N+1)×(2N+1)のフィルタH(m,n)(ただし、−N≦m≦N、−N≦n≦N)を予め用意する(記憶装置に記憶させておく)。
さらに、フィルタH(m、n)を後述するようにすれば、対象画素の近くであれば、より影響度の高いフィルタ係数を利用することが可能となる。
穴領域と非穴領域との境界から所定の距離以上にあるものに対しては、ブロック内に非穴領域の画素があれば、その平均値で穴埋め処理をする。
そして、ブロック内の全ての画素が穴領域である場合は、付近の非穴領域があるブロック内の画素値を用いて穴埋め処理をし、付近に非穴領域があるブロックがない場合は処理をしない。この処理を繰り返し行うことで、ブロック内の全ての画素が穴領域であるブロックの穴埋め処理を行う。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、コンピュータ・プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。
画素単位穴埋処理モジュール110は、穴/非穴判定処理モジュール111、フィルタリング処理モジュール112、出力モジュール113を有している。
ブロック単位穴埋処理モジュール120は、ブロック分割処理モジュール121、穴/非穴ブロック判定処理モジュール122、ブロック内画素値決定処理モジュール123、フィルタリング処理モジュール124、出力モジュール125を有している。
出力モジュール113は、穴/非穴判定処理モジュール111、フィルタリング処理モジュール112、ブロック単位穴埋処理モジュール120のブロック分割処理モジュール121と接続されており、穴/非穴判定処理モジュール111からP(I,J)の画素値を受け取り、又はフィルタリング処理モジュール112からフィルタリング処理の結果を受け取り、ブロック単位穴埋処理モジュール120のブロック分割処理モジュール121へ出力する。そして、画素値を変更した画素の穴/非穴情報T(I,J)を非穴画素(T(I,J)=1)に変更する。
フィルタリング処理モジュール124は、穴/非穴ブロック判定処理モジュール122、出力モジュール125と接続されており、穴/非穴ブロック判定処理モジュール122によってブロック内の全ての画素が穴領域内の画素であると判断された場合であって、ブロックを画素と見立てて数3と同様の計算を行う。なお、数3内の画素値としては、対応するブロック内の画素の平均値とする。
ステップS202では、穴/非穴判定処理モジュール111が対象とする画像P(I,J)を受け付ける。
ステップS204では、穴/非穴判定処理モジュール111が穴/非穴情報T(I,J)を受け付ける。
ステップS206では、穴/非穴判定処理モジュール111が対象とする画素は穴であるか否かを判断する。かかる判断において穴であると判断した場合(Y)はステップS208へ進み、それ以外の場合(N)はステップS210へ進む。
ステップS208では、フィルタリング処理モジュール112がフィルタリング処理を行う。
ステップS210では、出力モジュール113がステップS208で処理された画素値又はステップS206で対象となった画素の画素値を画像として出力する。また、穴/非穴情報T(I,J)を変更する。
ステップS214では、ブロック分割処理モジュール121がステップS212で受け取った画像内をブロックに分割する。
ステップS216では、穴/非穴ブロック判定処理モジュール122が穴/非穴情報T(I,J)を受け付ける。
ステップS218では、穴/非穴ブロック判定処理モジュール122が対象となっているブロック内の一部に穴があるか否かを判断する。かかる判断において穴があると判断した場合(Y)はステップS220へ進み、それ以外の場合(N)はステップS222へ進む。
ステップS220では、ブロック内画素値決定処理モジュール123が、同じブロック内の非穴領域の画素の画素値を用いて、そのブロック内の穴領域の画素の画素値を決定する。
ステップS222では、穴/非穴ブロック判定処理モジュール122が対象となっているブロック内の全ての画素は穴であるか否かを判断する。かかる判断において穴であると判断した場合(Y)はステップS224へ進み、それ以外の場合(N)はステップS226へ進む。
ステップS224では、フィルタリング処理モジュール124がフィルタリング処理によって画素値を決定する。
ステップS226では、出力モジュール125が穴埋めされた画像を出力する。
この後に、穴埋めされた画像に対して、JPEGによる圧縮処理等が行われる。
穴/非穴判定処理モジュール111は、穴/非穴情報T(I,J)と、穴埋め前の入力画像P(I,J)を受け付ける。
穴/非穴判定処理モジュール111において、
・T(I,J)=1の場合は、P(I,J)の画素値を穴埋め画像Q(I,J)の画素値として出力する。
・T(I,J)=0の場合は、穴埋め画像Q(I,J)の画素値を計算する。
そして、m及びnを−N≦m≦N、−N≦n≦Nの範囲で変化させて、フィルタリング処理モジュール112では、T(I+m,J+n)=1の場合のみ、数1を計算する。つまり、フィルタ係数H(m,n)と、P(I+m,J+n)を乗算してさらに積算する。そして、数2を計算する。つまり、フィルタ係数H(m,n)を積算する。そして、数3を計算して、穴埋め画像Q(I,J)を得る。
出力モジュール113は、穴/非穴判定処理モジュール111からの穴埋め画像Q(I,J)又はフィルタリング処理モジュール112からの穴埋め画像Q(I,J)を出力する。
なお、フィルタ係数は整数であっても小数であってもよい。ただし、整数を用いると演算が簡易であり処理速度が向上する。さらに、2の冪乗であれば、乗算がさらに簡易となり処理速度向上の要請に対応できる。
図12は、画素単位で穴埋め処理を行った後の画像例を示す説明図である。つまり、画素単位穴埋処理モジュール110によって、穴領域側にあって、非穴領域と穴領域との境界領域に対して、画素単位穴埋め処理を行った後、その画像をJPEGブロックサイズに分割する。図12の例に示すように、画素単位穴埋処理モジュール110による穴埋め処理が終了した画像1200を6×5個のブロック1201に分割する。なお、画素単位穴埋処理モジュール110によって穴埋めされた画素は、画像1200内の1210(右上斜め線の領域)と穴領域1230(空白の領域)との境界線1220の穴領域1230側にある画素単位穴埋領域1240(右下斜め線の領域)である。フィルタリング処理モジュール112で用いるフィルタサイズが5×5である場合は、画素単位穴埋領域1240の幅は2画素である。
なお、画像1200を縮小する場合は、縮小率を考慮してブロックサイズを決定するようにしてもよい。例えば、1/2に縮小する場合、ここで分割するブロックサイズを16×16とする。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態のフィルタリング処理モジュール112による処理を以下に示す処理にするものである。
対象画像の距離変換を行い、距離画像を作成する。図4の例に示した対象画像に対して、距離変換を行った結果である距離画像1800を図18に示す。つまり、距離画像は対象画像と同じサイズを有しており、穴領域1830の画素が非穴領域1810からどれだけ離れているかを示すものであり、ここでの距離は、非穴領域1810へたどり着くまでの画素数(縦横斜めを含む)で表している。フィルタリング処理モジュール112は、穴/非穴情報を用いて距離画像を生成して、距離画像を用いて、フィルタリング処理を行ってもよい。
つまり、フィルタリング処理モジュール112が画素単位のフィルタリング処理を行う場合、この距離画像の距離値を参照して、距離値が所定値以下のものに対してだけフィルタリング処理を行い、穴中心部にある画素に対してはフィルタリング処理を行わせないようにすることができ、さらなる高速化が可能となる。
また、穴埋め対象である複数画素としてブロックを例示したが、ブロックの形状は矩形に限る必要はない。同様に、フィルタの形状も矩形に限る必要はない。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
111…穴/非穴判定処理モジュール
112…フィルタリング処理モジュール
113…出力モジュール
120…ブロック単位穴埋処理モジュール
121…ブロック分割処理モジュール
122…穴/非穴ブロック判定処理モジュール
123…ブロック内画素値決定処理モジュール
124…フィルタリング処理モジュール
125…出力モジュール
Claims (4)
- 2値画像として取り扱うべき画素の位置を示す情報である位置情報を用いて、対象の画素が2値画像として取り扱うべきか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段によって対象の画素が2値画像として取り扱うべきと判断された場合は、該画素と所定の距離内にあって、2値画像として取り扱うべきではない複数の画素の画素値を用いて、前記対象の画素の画素値を算出する第1の画素値算出手段と、
前記対象の画素の画素値を前記第1の画素値算出手段によって算出された画素値に変更し、該画素値を変更した画素の前記位置情報を2値画像として取り扱うべきではない画素を示す位置情報に変更する画素値変更手段と、
前記画素値変更手段によって変更された位置情報を用いて、対象の複数画素である第1の画素群が2値画像として取り扱うべきか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段によって第1の画素群が2値画像として取り扱うべきと判断された場合は、該第1の画素群と所定の距離内にあって、2値画像として取り扱うべきではない複数画素である第2の画素群の画素値を用いて、該第1の画素群の画素値を算出する第2の画素値算出手段
を具備し、
前記第2の判断手段が処理対象とする第1の画素群は、複数の画素により構成されており、前記第1の画素値算出手段が処理対象とした対象の画素は含まれておらず、前記第2の画素群とは異なる
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記第2の判断手段は、対象としている複数画素のうち、2値画像として取り扱うべきものと2値画像として取り扱うべきではないものとが混在しているか否かを判断し、
前記第2の画素値算出手段は、前記第2の判断手段によって混在していると判断された場合は、前記2値画像として取り扱うべきではない画素の画素値を用いて、前記2値画像として取り扱うべき画素の画素値を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第2の判断手段は、対象としている複数画素が、2値画像として取り扱うべきもののみであるか否かを判断し、
前記第2の画素値算出手段は、前記第2の判断手段によって2値画像として取り扱うべきもののみであると判断された場合は、前記対象としている複数画素の周辺の複数の画素を用いて、該対象としている複数画素の画素値を算出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
2値画像として取り扱うべき画素の位置を示す情報である位置情報を用いて、対象の画素が2値画像として取り扱うべきか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段によって対象の画素が2値画像として取り扱うべきと判断された場合は、該画素と所定の距離内にあって、2値画像として取り扱うべきではない複数の画素の画素値を用いて、前記対象の画素の画素値を算出する第1の画素値算出手段と、
前記対象の画素の画素値を前記第1の画素値算出手段によって算出された画素値に変更し、該画素値を変更した画素の前記位置情報を2値画像として取り扱うべきではない画素を示す位置情報に変更する画素値変更手段と、
前記画素値変更手段によって変更された位置情報を用いて、対象の複数画素である第1の画素群が2値画像として取り扱うべきか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段によって第1の画素群が2値画像として取り扱うべきと判断された場合は、該第1の画素群と所定の距離内にあって、2値画像として取り扱うべきではない複数画素である第2の画素群の画素値を用いて、該第1の画素群の画素値を算出する第2の画素値算出手段
として機能させ、
前記第2の判断手段が処理対象とする第1の画素群は、複数の画素により構成されており、前記第1の画素値算出手段が処理対象とした対象の画素は含まれておらず、前記第2の画素群とは異なる
ことを特徴とする画像処理プログラム。
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