JP4830469B2 - 電磁弁の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コイルに通電することで得られる電磁力の作用により流路を開閉可能な電磁弁の制御装置に関するものである。
電磁弁のコイルの構成として、2系統のコイルを備えた構成が検討されている。
例えば、種類の異なる2系統のコイルによって構成された2重コイルを備える電磁弁が考えられる。これは、コイルの1系統を電磁弁開弁後に電磁弁を開弁状態に維持するための保持コイルとし、もう1系統を電磁弁を開弁する際に大きな電磁力を発生させるための吸引コイルに特化した構成である。一般に、電磁弁の開弁動作には大きな電磁力が要求されるが、一旦開弁動作が完了した後、電磁弁を開弁状態に維持するためには大きな電磁力は必要とされない。そのため、開弁動作時にのみ吸引コイルに大電流を通電することで大きな電磁力を発生させ、開弁後は吸引コイルの通電を停止するとともに保持コイルに少ない電流を通電することで電磁弁の開弁状態を維持するものである。
また、別の構成として、同一種類の2つのコイルによって冗長構成とした2重コイルを備える電磁弁が考えられる。これは、1系統のコイルだけでも電磁弁の開閉動作を行うのに十分な電磁力を発生できるように設計されたコイルを2系統備え、2系統のコイルに対して同一の制御を行うものである。航空用途などの高い信頼性が要求される場合においては、たとえ1系統のコイルが故障したとしても残りの1系統のコイルによって電磁弁としての機能を維持することが要求されるため、このような冗長構成が有効である。
なお、関連する技術として、特許文献1に記載の電磁弁を挙げることができる。
特開平4−351385号公報
異なる種類のコイルによって構成された2重コイルを備える電磁弁の場合、2系統のうちいずれか1系統のコイルが故障すると電磁弁としての機能を果たすことができなくなる。すなわち、このような2重コイルは冗長性を有しておらず、高い信頼性の要求に応えることができない場合がある。
逆に、同一種類の2つのコイルによって冗長構成とされた2重コイルを備える電磁弁の場合、1系統のコイルだけでも電磁弁としての機能を果たすことが可能なため、2系統のコイルとも正常な場合には1系統分の通電は余分な電力消費であり、この電力消費に伴う発熱やコイルの劣化が問題になる場合がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2重コイルを備える電磁弁において、電磁弁の駆動に際してコイル正常時及び1系統故障時のいずれの場合においても電磁弁としての機能を維持するとともに、電磁弁の信頼性・耐久性を高め、消費電力を低減することを可能にする技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の電磁弁の制御装置は、
電磁力が作用することによって駆動される弁体と、
通電されることにより前記弁体に作用し弁体を駆動可能な電磁力を発生する第1のコイルと、
通電されることにより前記第1のコイルが発生する電磁力と同等の大きさの前記弁体に作用する電磁力を発生する第2のコイルと、
前記第1のコイル及び第2のコイルの双方に通電することで前記弁体に電磁力を作用させ前記弁体を開弁及び/又は閉弁させる駆動手段と、
前記第1のコイル又は第2のコイルのいずれか一方にのみ通電することで前記弁体を開弁位置又は閉弁位置に保持する保持手段と、
前記保持手段が通電対象とするコイルを前記保持手段が前回通電したコイルとは異なるコイルに切り替える切替手段と、
を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、第1のコイル及び第2のコイルはともに弁体を駆動可能な電磁力を発生することができるので、たとえ2系統のコイルのいずれか一方が故障したとしても、残りの1系統のコイルのみを使用して弁体を開閉駆動することができる。すなわち、このように構成された電磁弁は冗長性を有するため、高い信頼性を要求される用途にも使用することが可能である。
また、2系統のコイルは弁体を開閉駆動する時には双方とも通電状態となるが、弁体の開閉駆動が完了した後は2系統のうちいずれか1系統のコイルの通電を停止し、残りの1系統のコイルが発生する電磁力のみによって弁体を開弁位置又は閉弁位置に維持するように制御される。このため、コイルの消費電流を低く抑えることができる。その結果、特に比較的短い周期で電磁弁を開閉動作させるような用途において、コイルの耐久性・信頼性を向上させることができるとともに、電磁弁の低消費電力化が可能となる。
さらに、上記の構成によれば、弁体の開閉駆動完了後に通電が停止される1系統のコイルは、2系統のコイルから交互に選択されるように切り替え制御されるため、2系統のコイルにおいて通電による発熱が分散されるようになる。その結果、コイルの状態が均等に保たれ、2系統のコイルによる冗長性がより確実なものとなる。
また、この電磁弁のコイル部は第1のコイル及び第2のコイルによって冗長構成となっているので、本来1系統のコイルのみを使用して電磁弁としての機能を果たすことが可能であるが、弁体の開閉駆動時に2系統のコイルに通電して双方のコイルの発生する電磁力を利用して弁体を開閉駆動するようにしているため、弁体の開閉動作の応答性をより速くすることができる。これにより、弁体の開閉動作をより確実に行うことが可能となっている。
このように、2系統のコイルを完全に交互に通電するのではなく、弁体を開弁駆動する際には双方のコイルに通電するようにしているため、例えば、各コイルの通電回路にコイルの異常を検知する回路を組み込むことによって、電磁弁の開閉動作時に同時に各コイルの状態を把握することができる。これにより、コイルに故障が発生した場合に、いち早くコイルの故障を検知することが可能になり、次回の電磁弁動作時においてコイル故障に対応した制御に移行することが可能になる。その結果、電磁弁としての信頼性を向上させることができる。
本発明に係る電磁弁とその制御装置は高い信頼性と耐久性を有するため、例えば航空機などの信頼性要求が厳しい用途にも使用することが可能である。例えば、圧縮空気を噴出することで姿勢及び/又は推力を制御する航空機の圧縮空気噴出ノズルに備えられ圧縮空気の流量を調節する電磁弁に使用することもできる。
本発明の電磁弁の制御装置により、2重コイルを備える電磁弁において、電磁弁の駆動
に際してコイル正常時及び1系統故障時のいずれの場合においても電磁弁としての機能を維持するとともに、電磁弁の信頼性・耐久性を高め、消費電力を低減することが可能になる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この最良の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本実施例に係る電磁弁の概略構成を示す図である。電磁弁10は、装置外装となるケース11の内部に、コイル部12が巻き回されたボビン13や、プランジャースプリング5を有するプランジャー3等の各部品が収容された構造となっている。
ボビン13に巻き回されているコイル部12は、第1のコイル1と第2のコイル2との同種類の2系統のコイルを組み合わせた2重コイル構成となっている。第1のコイル1と第2のコイル2はそれぞれ独立に通電制御可能な電気的に独立のコイルである。ボビン13の中央部にはプランジャー3が挿入されており、ボビン13の軸線方向に移動することができる。
図2は、電磁弁10の動作を制御する電磁弁制御装置の回路構成を示す図である。この電磁弁制御装置には、電磁弁10の動作を制御する電子制御コンピュータであるECU20が備えられており、第1のコイル1及び第2のコイル2に対する通電タイミングの制御や故障判定処理などを実行する。ECU20の第1のI/Oポート21aには、第1のインバータ25a及びPNP型の第1のトランジスタ22aを介して電磁弁10の第1のコイル1が接続されている。また、ECU20の第2のI/Oポート21bには、第2のインバータ25b及びPNP型の第2のトランジスタ22bを介して電磁弁10の第2のコイル2が接続されている。
具体的には、第1のコイル1の一端(−)は抵抗R1を介して接地され、他端(+)は第1のトランジスタ22aのコレクタに接続されている。第1のトランジスタ22aのエミッタは電源24に接続され、ベースは抵抗及びインバータ25aを介してECU20の第1のI/Oポート21aに接続されている。また、第2のコイル2の一端(−)は抵抗R2を介して接地され、他端(+)は第2のトランジスタ22bのコレクタに接続されている。第2のトランジスタ22bのエミッタは電源24に接続され、ベースは抵抗及びインバータ25bを介してECU20の第2のI/Oポート21bに接続されている。
このような構成により、ECU20の第1のI/Oポート21aからの制御信号S1の状態がHighになると、後段のインバータ25aの出力はLow状態となるので、第1のトランジスタ22aのエミッタ端子とコレクタ端子が導通状態となる。すると、エミッタ端子に接続された電源24から第1のコイル1の(+)端子に電流が供給される。これにより、第1のコイル1に通電が行われてプランジャ3の近傍に通電電流に応じた磁束が発生し、プランジャー3を駆動する電磁力が発生する。電磁力がプランジャースプリング5の反発力を超えると、プランジャー3が図1の上方に移動し、電磁弁10は開弁状態となる。逆に、ECU20の第1のI/Oポート21aからの制御信号S1の状態がLowになると、第1のコイル1に対する通電が停止し、電磁力が発生しなくなるので、プランジャースプリング5の反発力により電磁弁10は閉弁状態となる。
第2のコイル2についても、上記の第1のコイル1の場合と同様に、ECU20の第2
のI/Oポート21bからの制御信号S2の状態に応じて通電制御され、電磁弁10を開閉駆動することができる。
このように、第1のコイル1及び第2のコイル2はそれぞれ単独で電磁弁10を開閉駆動し得るように構成されている。そのため、本実施例に係る電磁弁10は、第1のコイル1或いは第2のコイル2のいずれか一方が故障したとしても、残りのコイルのみを使用して電磁弁としての機能を果たすことが可能であり、コイルに関して冗長性を有している。
また、この電磁弁制御装置では、第1のコイル1の(−)端子と抵抗R1の間において回路が分岐され、ECU20の第3のI/Oポート23aに接続されている。また、第2のコイル2の(−)端子と抵抗R2の間において回路が分岐され、ECU20の第4のI/Oポート23bに接続されている。
このような構成により、制御信号S1がHigh状態になった時、すなわち第1のコイル1に対する通電制御が行われた時に、抵抗R1の両端に発生する電圧V1をECU20によって監視することができる。この時、第1のコイル1に正常な大きさの電流Ic1が流れれば、抵抗R1の両端にはR1×Ic1の大きさの電圧が発生するはずであるから、通電制御時に抵抗R1の両端に発生する電圧を監視することによって第1のコイル1の故障(断線など)を検知することが可能になる。すなわち、第1のコイルが断線している場合は、制御信号S1がHigh状態になっても、抵抗R1に電流が流れないため、抵抗R1における電圧降下が発生せず、ECU20の第3のI/Oポート23aに入力される電圧は0Vとなる。
第2のコイルに関しても上記の第1のコイルと同様に、抵抗R2の両端に発生する電圧V2をECU20によって監視することで、第2のコイルの故障を検知することが可能になる。
以下、図3を用いて本実施例の電磁弁制御装置による電磁弁10の制御法について説明する。
図3は、ECU20の第1のI/Oポート21a及び第2のI/Oポート21bから出力される制御信号S1及びS2の状態と、その状態に対応する第1のコイル1及び第2のコイル2の通電状態、電磁弁10の開閉状態の時間変化を示すタイムチャートである。
電磁弁10を開弁する時には大きな電磁力が必要となるため、ECU20は制御信号S1及びS2を両方ともHigh状態とし、第1のコイル1及び第2のコイル2の双方に通電する(図3のA1、A2)。第1のコイル1及び第2のコイルはそれぞれ単独でも電磁弁10を開閉駆動しうるように構成されているが、このように双方のコイルの発生する電磁力によって電磁弁10を開弁駆動することによって、制御信号S1及びS2がHight状態になってから実際に電磁弁10の開弁動作が完了するまでに要する時間を短縮することができ、電磁弁10の応答性を向上させることができる。
電磁弁10の開弁動作が完了した後、電磁弁10を開弁状態に維持するためにはそれほど大きな電磁力は必要とされないため、ECU20は制御信号S1又はS2のいずれか一方をLow状態とし、第1のコイル1又は第2のコイル2のいずれか一方の通電を停止し、残りのコイルにのみ通電する(図3のB1、B2)。本実施例では、電磁弁10を開弁状態に維持する際に通電を停止されるコイル(以下、「吸引コイル」という)を第1のコイル1と第2のコイル2から交互に選択するようにしている。すなわち、電磁弁10を開弁状態を維持するためにECU20が制御信号S1をHigh状態かつ制御信号S2をLow状態にして第2のコイル2を吸引コイルとした場合(図3のB2)、次回の電磁弁1
0の開弁制御時に電磁弁10を開弁状態に維持する際には、ECU20は制御信号S1をLow状態かつ制御信号S2をHigh状態にして第1のコイル1を吸引コイルとする(図3のB1)。こうすることにより、第1のコイル1又は第2のコイル2のいずれか一方の使用頻度が高くなることが抑制され、2系統のコイルの状態を均等に保つことが可能になる。その結果、電磁弁10のコイルに関する冗長性を向上させることができる。以下では、電磁弁10を開弁状態に維持するために通電されるコイルを「保持コイル」という。
電磁弁10を閉弁する時には、ECU20は制御信号S1及びS2を両方ともLow状態とし、第1のコイル1及び第2のコイル2の両方の通電を停止する(図3のC)。これによりプランジャー3に作用する電磁力が無くなるため、プランジャースプリング5の反発力により電磁弁10は閉弁する。
以下、ECU20によって行われる電磁弁10の開閉制御について、図4のフローチャートに基づいて説明する。図4のフローチャートは電磁弁10の開閉制御を行うためのルーチンを示すフローチャートであり、このルーチンはECU20によって所定期間毎に繰り返し実行される。
まず、ステップ401では、ECU20は、電磁弁開弁コマンドを確認する。すなわち、ECU20は、電磁弁開弁コマンドの状態を格納する電磁弁開弁フラグVALVE_Cが1であるか否かを確認する。電磁弁開弁フラグVALVE_Cは、電磁弁10を開弁すべき時に1がセットされ、閉弁すべき時に0がセットされる変数である。ステップ401で肯定判定された場合(VALVE_C=1)、ECU20は、電磁弁10を開弁すべきと判定してステップ409以降の電磁弁開弁制御に移る。一方、ステップ401で否定判定された場合(VALVE_C=0)、ECU20は、電磁弁10を閉弁すべきと判定してステップ402の電磁弁閉弁制御を実行した後、本ルーチンの実行を終了する。電磁弁閉弁制御については後述する。
ステップ409では、ECU20は、第1のコイル1及び第2のコイル2の故障判定を行う。具体的には、ECU20は、第1のコイル1の故障判定フラグCOIL1_Fが0であるか否か、さらに、第2のコイル2の故障判定フラグCOIL2_Fが0であるか否かを判定する。故障判定フラグCOIL1_Fは第1のコイル1が故障している場合に1がセットされ、正常である場合に0がセットされる変数である。同様に、故障判定フラグCOIL2_Fは第2のコイル2が故障している場合に1がセットされ、正常である場合に0がセットされる変数である。ステップ409において、第1のコイル1と第2のコイル2の双方とも正常であると判定された場合(COIL1_F=0かつCOIL2_F=0)、ECU20は、ステップ410以降の両コイル正常時の開弁制御を実行する。一方、ステップ409において、第1のコイル1又は第2のコイル2のどちらか一方が故障していると判定された場合(COIL1_F=1又はCOIL2_F=1)、ECU20は、ステップ426の故障時開弁制御を実行する。ステップ426の故障時開弁制御については後述する。
ステップ410では、ECU20は、コイル切り替えフラグCNG_Fに0をセットする。コイル切り替えフラグCNG_Fは、電磁弁閉弁制御において後述するコイル切り替え処理を実施するか否かを判定する基準となる変数である。コイル切り替えフラグCNG_Fが0の場合、コイル切り替え処理が実施され、コイル切り替えフラグCNG_Fが1の場合コイル切り替え処理は実施されない。これは、本実施例の電磁弁制御装置では、電磁弁10の開弁制御が行われる毎に、吸引コイルが2系統のコイルから交互に選択されることに対応している。すなわち、ステップ411以降の両コイル正常時の開弁制御が実行された場合、次回の開弁制御時において吸引コイルとして選択されるコイルを今回吸引コイルとして選択されたコイルとは別のコイルに切り替えるべくコイル切り替え処理を実施
するために、コイル切り替えフラグCNG_Fが0にセットされる。
ステップ411では、ECU20は、吸引コイルを選択する。具体的には、吸引コイルフラグCOIL_Nの値が1であるか否かを判定する。吸引コイルフラグCOIL_Nは、吸引コイルとして第1のコイル1が使用される場合には1がセットされ、吸引コイルとして第2のコイル2が使用される場合にはその他の値がセットされる変数である。ステップ411で肯定判定された場合(COIL_N=1)、ECU20は、第1のコイル1を吸引コイルとし、第2のコイル2を保持コイルとして選定し、次のステップ412に進む。一方、ステップ411で否定判定された場合(COIL_N≠1)、ECU20は、第2のコイル2を吸引コイルとし、第1のコイル1を保持コイルとして選定し、次のステップ417に進む。
ステップ412では、ECU20は、保持コイルである第2のコイル2に通電する。具体的には、ECU20は、制御信号S2をHigh状態にする。
ステップ413では、ECU20は、吸引コイルの通電時間が終了したか否かを判定する。具体的には、ECU20は、タイマーカウンタT1が所定値TS以上の値になったか否かを判定する。ここで、所定値TSは、電磁弁10の開弁動作が完了するまでの時間であり、予め求められている。
ステップ413で否定判定された場合(T1<TS)、ECU20は、吸引コイルの通電時間は終了していないと判定し、吸引コイルである第1のコイル1に通電すべく次のステップ414において制御信号S1をHigh状態とする。これにより第1のコイル1及び第2のコイル2の双方が通電状態となり、2系統のコイルの双方の発生する電磁力が電磁弁10のプランジャー3に作用することによって電磁弁10が開弁駆動される。次のステップ415で、ECU20は、タイマーカウンタT1の値を増加させる。
一方、ステップ413で肯定判定された場合(T1≧TS)、ECU20は、吸引コイルの通電時間は終了したと判定し、吸引コイルである第1のコイル1の通電を停止すべく次のステップ416において制御信号S1をLow状態とする。これにより第2のコイル2の発生する電磁力のみで電磁弁10の開弁状態が維持されるようになる。
さて、ステップ411で否定判定された場合(COIL_N≠1)、ECU20は、ステップ417に進み、保持コイルである第1のコイル1に通電する。具体的には、ECU20は、制御信号S1をHigh状態にする。
ステップ418では、ECU20は、吸引コイルの通電時間が終了したか否かを判定する。具体的には、ECU20は、タイマーカウンタT1が所定値TS以上の値になったか否かを判定する。ここで、所定値TSは、電磁弁10の開弁動作が完了するまでの時間であり、予め求められている。
ステップ418で否定判定された場合(T1<TS)、ECU20は、吸引コイルの通電時間は終了していないと判定し、吸引コイルである第2のコイル2に通電すべく次のステップ419において制御信号S2をHigh状態とする。これにより第1のコイル1及び第2のコイル2の双方が通電状態となり、2系統のコイルの双方の発生する電磁力が電磁弁10のプランジャー3に作用することによって電磁弁10が開弁駆動される。次のステップ420で、ECU20は、タイマーカウンタT1の値を増加させる。
一方、ステップ418で肯定判定された場合(T1≧TS)、ECU20は、吸引コイルの通電時間は終了したと判定し、吸引コイルである第2のコイル2の通電を停止すべく
次のステップ421において制御信号S2をLow状態とする。これにより第1のコイル1の発生する電磁力のみで電磁弁10の開弁状態が維持されるようになる。
ステップ422では、ECU20は、第1のコイル1及び第2のコイル2の故障判定処理を行う。この故障判定処理の結果は、後述する故障判定処理サブルーチンを実行することによって故障判定フラグCOIL1_F及びCOIL2_Fに格納される。
ステップ423では、ECU20は、電磁弁10の開弁時間が終了したか否かを判定する。具体的には、ECU20は、タイマーカウンタT2が所定値TR以上の値になったか否かを判定する。ここで、所定値TRは、電磁弁10を開弁してから閉弁するまでの時間である。ステップ423で否定判定された場合(T2<TR)、ECU20は、電磁弁10の開弁時間は終了していないと判定し、本ルーチンの実行を一旦終了する。一方、ステップ423で肯定判定された場合(T2≧TR)、ECU20は、電磁弁10の開弁時間が終了したと判定し、次回の本ルーチンの実行時に電磁弁10の閉弁処理を実行すべく次のステップ424にて電磁弁開弁フラグVALVE_Cに0をセットし、本ルーチンの実行を一旦終了する。
図5は、上記の電磁弁10の開閉制御ルーチンの中のステップ422で実行される故障判定処理サブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップ501では、ECU20は、第1のコイル1に通電が行われているか否かを判定する。具体的には、制御信号S1がHigh状態であるか否かを判定する。ステップ501で肯定判定された場合(S1=H)、ECU20は、第1のコイルに通電が行われていると判定して、ステップ502に進む。一方、ステップ501で否定判定された場合(S1=L)、ECU20は、第1のコイル1に通電は行われていないと判定して、ステップ504に進む。
ステップ502では、ECU20は、第1のコイル1が故障しているか否かを判定する。具体的には、ECU20は、第1のコイル1の(−)端子に接続された抵抗R1の両端に発生する電圧V1が所定の基準値K1より大きいか否かを判定することによって、第1のコイル1に通電している電流が正常なレベルであるか否かを判定する。これは、第1のコイル1が正常であれば、制御信号S1がHigh状態の時には第1のコイル1が通電状態となり、それによって第1のコイル1の(−)端子に接続された抵抗R1にも電流Ic1が流れるため、抵抗R1の両端にはR1×Ic1の電圧が生じるのに対し、第1のコイル1に断線などの故障が生じている場合は、制御信号S1がHigh状態であっても第1のコイル1が通電状態にならず、そのため抵抗R1に流れる電流は小さくなり、従って抵抗R1の両端に生じる電圧も小さくなるからである。基準値K1は第1のコイル1が正常であるとみなすことが可能な通電電流Ic1の下限値に対応した抵抗R1における電圧降下に基づいて予め定められている。
ステップ502で肯定判定された場合(V1>K1)、ECU20は、第1のコイル1は正常であると判定して、ステップ504に進む。一方、ステップ502で否定判定された場合(V1≦K1)、ECU20は、第1のコイルは故障していると判定して、続くステップ503において故障判定フラグCOIL1_Fに1をセットし、ステップ504に進む。
ステップ504〜ステップ506では、上記の第1のコイル1の故障判定と同様にして第2のコイル2の故障判定を行う。
第1のコイル1及び第2のコイル2の故障判定を実行して、ECU20は、本サブルー
チンの実行を終了する。
図6は、上記の電磁弁10の開閉制御ルーチンの中のステップ402で実行される電磁弁10の閉弁制御サブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップ601では、ECU20は、電磁弁10を閉弁すべく第1のコイル1及び第2のコイル2の通電を双方とも停止する。具体的には、ECU20は、制御信号S1及びS2を双方ともLow状態にする。これにより、電磁弁10のプランジャー3に作用する電磁力が発生しなくなるため、プランジャースプリング5の反発力により電磁弁10が閉弁する。
ステップ602では、ECU20は、タイマーカウンタT1及びT2をリセットする。
ステップ603では、ECU20は、コイル切り替え処理を実行するか否かを判定する。具体的には、ECU20は、コイル切り替えフラグCNG_Fが0であるか否かを判定する。ステップ603で肯定判定された場合(CNG_F=0)、ECU20は、ステップ604以降のコイル切り替え処理を実行する。一方、ステップ603で否定判定された場合(CNG_F=1)、ECU20は、本サブルーチンの実行を終了する。
ステップ604では、ECU20は、前回の電磁弁10の開弁制御実施時に吸引コイルとして選択されたコイルを確認する。具体的には、ECU20は、吸引コイルフラグCOIL_Nが1であるか否かを確認する。ステップ604で肯定判定された場合(COIL_N=1)、ECU20は、前回の電磁弁10の開弁制御実施時に吸引コイルとして選択されたのは第1のコイルであると判定し、次回の開弁制御時に第2のコイルを吸引コイルとして選択すべく、続くステップ605において吸引コイルフラグCOIL_Nに2をセットする。一方、ステップ604で否定判定された場合(COIL_N≠1)、ECU20は、前回の電磁弁10の開弁制御実施時に吸引コイルとして選択されたのは第2のコイルであると判定し、次回の開弁制御時に第1のコイルを吸引コイルとして選択すべく、続くステップ606において吸引コイルフラグCOIL_Nに1をセットする。
ステップ607では、ECU20は、次回の電磁弁10の開弁制御実施時まで上記のコイル切り替え処理を実行しないように、コイル切り替えフラグCNG_Fに1をセットして、本サブルーチンの実行を終了する。
図7は、上記の電磁弁10の開閉制御ルーチンの中のステップ426で実行されるコイル故障時の電磁弁10の開弁制御サブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップ701では、ECU20は、第1のコイルの故障判定を行う。具体的には、ECU20は、故障判定フラグCOIL1_Fが1であるか否かを判定する。ステップ701で肯定判定された場合(COIL1=1)、ECU20は、第1のコイル1は故障していると判定して、ステップ702に進む。一方、ステップ701で否定判定された場合(COIL1≠1)、ECU20は、第1のコイルは正常であると判定して、ステップ704に進む。
ステップ702では、ECU20は、第2のコイルの故障判定を行う。具体的には、ECU20は、故障判定フラグCOIL2_Fが1であるか否かを判定する。ステップ702で肯定判定された場合(COIL2=1)、ECU20は、第2のコイル2も故障していると判定して、ステップ705に進む。一方、ステップ702で否定判定された場合(COIL2≠1)、ECU20は、第2のコイルは正常であると判定して、ステップ703に進む。
ステップ703では、ECU20は、正常な第2のコイルのみを用いて電磁弁10の開弁制御を実行する。具体的には、制御信号S1をLow状態にするとともに、制御信号S2をHigh状態にする。これにより、第2のコイル2にのみ通電が行われ、第2のコイル2の発生する電磁力によって電磁弁10の開弁動作及び開弁状態の維持が実行されることになる。
ステップ704では、ECU20は、正常な第1のコイルのみを用いて電磁弁10の開弁制御を実行する。具体的には、制御信号S1をHigh状態にするとともに、制御信号S2をLow状態にする。これにより、第1のコイル1にのみ通電が行われ、第1のコイル1の発生する電磁力によって電磁弁10の開弁動作及び開弁状態の維持が実行されることになる。
このように、2系統のコイルのうちいずれか一方が故障した場合であっても、本実施例の第1のコイル1及び第2のコイル2はそれぞれ単独でも電磁弁10を開弁駆動可能な電磁力を発生し得るように構成されているため、電磁弁10は電磁弁としての機能を失うことなく開閉制御可能となる。
ステップ705では、ECU20は、第1のコイル1及び第2のコイル2に対する通電を停止する。これは双方のコイルともに故障していると判定されたためである。
以上のステップを実行して、ECU20は本サブルーチンの実行を終了する。
図8は、第1のコイル1の故障時に上記のコイル故障時の電磁弁10の開弁制御サブルーチンが実行された場合の、ECU20の制御信号S1及びS2の状態と、その状態に対応する第2のコイル2の通電状態、電磁弁10の開閉状態を示すタイムチャートである。
図8に示すように、第1のコイル1が故障している場合には、電磁弁10の開弁動作時(図3のA1,A2に相当する期間)及び電磁弁10の開弁状態を維持する期間(図3のB1,B2に相当する期間)ともに、第2のコイル2にのみ通電される。これにより、第2のコイル2の発生する電磁力によって電磁弁10の開弁駆動及び開弁状態の維持が行われる。
このように、第1のコイル1が故障していない場合と比較して電磁弁10の開弁駆動の応答性は若干低下する可能性もあるが、電磁弁としての機能を失うことなく開閉制御を継続することが可能になっている。すなわち、本実施例の電磁弁10はコイルに関して冗長性を有し、信頼性が向上している。
図9は、第2のコイル2の故障時に上記のコイル故障時の電磁弁10の開弁制御サブルーチンが実行された場合の、ECU20の制御信号S1及びS2の状態と、その状態に対応する第1のコイル1の通電状態、電磁弁10の開閉状態を示すタイムチャートである。
図9に示すように、第2のコイル2が故障している場合には、電磁弁10の開弁動作時(図3のA1,A2に相当する期間)及び電磁弁10の開弁状態を維持する期間(図3のB1,B2に相当する期間)ともに、第1のコイル1にのみ通電される。これにより、第1のコイル1の発生する電磁力によって電磁弁10の開弁駆動及び開弁状態の維持が行われる。
このように、第2のコイル2が故障していない場合と比較して電磁弁10の開弁駆動の応答性は若干低下する可能性もあるが、電磁弁としての機能を失うことなく開閉制御を継
続することが可能になっている。すなわち、本実施例の電磁弁10はコイルに関して冗長性を有し、信頼性が向上している。
ECU20が上記のルーチンを実行することにより、本発明の開弁手段、保持手段、及び切り替え手段が実現される。これにより、2系統のコイルによって冗長構成とされた電磁弁において、電磁弁の駆動に際して各コイルが正常な場合も、1系統が故障している場合も、電磁弁としての機能を維持するとともに、電磁弁の信頼性・耐久性を高め、消費電力を低減することができる。
これにより、高い信頼性を要求される航空機用途などに本実施例に係る制御装置によって制御される電磁弁を使用することが可能になる。例えば、ガスタービンエンジンによって生成される圧縮空気によって姿勢や推力を制御する垂直離着陸機では、機体に設けられたノズルから複数の方向に圧縮空気を噴出することで機体姿勢をロール、ピッチ、ヨー方向に制御するものが考えられるが、このようなノズルからの圧縮空気の噴出量を調製する流量調整弁として本実施例の電磁弁を使用することができる。
次に、上記の実施例1とは異なる本発明の実施形態について、図10に基づいて説明する。
図10は、電磁弁10の動作を制御する電磁弁制御装置の回路構成を示す図である。この電磁弁制御装置には、電磁弁10の動作を制御する電子制御コンピュータであるECU20が備えられており、第1のコイル1及び第2のコイル2に対する通電タイミングの制御や故障判定処理などを実行する。ECU20の第1のI/Oポート21aには、NPN型の第1のトランジスタ26aを介して電磁弁10の第1のコイル1が接続されている。また、ECU20の第2のI/Oポート21bには、NPN型の第2のトランジスタ26bを介して電磁弁10の第2のコイル2が接続されている。
具体的には、第1のコイル1の一端(+)は電源24に接続され、他端(−)は第1のトランジスタ26aのコレクタに接続されている。第1のトランジスタ26aのエミッタは抵抗R1を介して接地され、ベースは抵抗を介してECU20の第1のI/Oポート21aに接続されている。また、第2のコイル2の一端(+)は電源24に接続され、他端(−)は第2のトランジスタ26bのコレクタに接続されている。第2のトランジスタ26bのエミッタは抵抗R2を介して接地され、ベースは抵抗を介してECU20の第2のI/Oポート21bに接続されている。
このような構成により、ECU20の第1のI/Oポート21aからの制御信号S1の状態がHighになると、第1のトランジスタ26aのエミッタ端子とコレクタ端子が導通状態となる。すると、電源24から第1のコイル1の(+)端子に電流が供給され、第1のコイルに通電が行われる。これによりプランジャ3の近傍に通電電流に応じた磁束が発生し、プランジャー3を駆動する電磁力が発生する。電磁力がプランジャースプリング5の反発力を超えると、プランジャー3が図1の上方に移動し、電磁弁10は開弁状態となる。逆に、ECU20の第1のI/Oポート21aからの制御信号S1の状態がLowになると、第1のコイル1に対する通電が停止し、電磁力が発生しなくなるので、プランジャースプリング5の反発力により電磁弁10は閉弁状態となる。
第2のコイル2についても、上記の第1のコイル1の場合と同様に、ECU20の第2のI/Oポート21bからの制御信号S2の状態に応じて通電制御され、電磁弁10を開閉駆動することができる。
このように、第1のコイル1及び第2のコイル2はそれぞれ単独で電磁弁10を開閉駆動し得るように構成されている。そのため、本実施例に係る電磁弁10は、第1のコイル1或いは第2のコイル2のいずれか一方が故障したとしても、残りのコイルのみを使用して電磁弁としての機能を果たすことが可能であり、コイルに関して冗長性を有している。
また、この電磁弁制御装置では、第1のトランジスタ26aのエミッタ端子と抵抗R1の間において回路が分岐され、ECU20の第3のI/Oポート23aに接続されている。また、第2のトランジスタ26bのエミッタ端子と抵抗R2の間において回路が分岐され、ECU20の第4のI/Oポート23bに接続されている。
このような構成により、制御信号S1がHigh状態になった時、すなわち第1のコイル1に対する通電制御が行われた時に、抵抗R1の両端に発生する電圧V1をECU20によって監視することができる。この時、第1のコイル1に正常な大きさの電流Ic1が流れれば、抵抗R1の両端にはR1×Ic1の大きさの電圧が発生するはずであるから、通電制御時に抵抗R1の両端に発生する電圧を監視することによって第1のコイルの故障(断線など)を検知することが可能になる。すなわち、第1のコイルが断線している場合は、制御信号S1がHigh状態になっても、抵抗R1に電流が流れないため、抵抗R1における電圧降下が発生せず、ECU20の第3のI/Oポート23aに入力される電圧は0Vとなる。
第2のコイルに関しても上記の第1のコイルと同様に、抵抗R2の両端に発生する電圧V2をECU20によって監視することで、第2のコイルの故障を検知することが可能になる。
本実施例の電磁制御弁制御装置における具体的な通電制御については上記実施例1と同様であるので説明を省略する。
なお、以上述べた実施の形態は本発明を説明するための一例であって、本発明の本旨を逸脱しない範囲内において上記の実施形態には種々の変更を加え得る。
本発明の実施例1における電磁弁の概略構成を示す図である。 本発明の実施例1における電磁弁制御装置の回路構成を示す図である。 本発明の実施例における電磁弁の開閉制御が実行された時の制御信号、コイルの通電状態、電磁弁の開閉状態の時間変化を示すタイムチャートである。 本発明の実施例における電磁弁の開閉制御を行うためのルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施例における故障判定処理サブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施例における電磁弁の閉弁制御サブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施例におけるコイル故障時の開弁制御サブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施例におけるコイル故障時の電磁弁の開閉制御が実行された時の制御信号、コイルの通電状態、電磁弁の開閉状態の時間変化を示すタイムチャートである。 本発明の実施例におけるコイル故障時の電磁弁の開閉制御が実行された時の制御信号、コイルの通電状態、電磁弁の開閉状態の時間変化を示すタイムチャートである。 本発明の実施例2における電磁弁制御装置の回路構成を示す図である。
符号の説明
1・・・第1のコイル
2・・・第2のコイル
3・・・プランジャー
4・・・バルブ本体
5・・・プランジャースプリング
10・・・電磁弁
11・・・ケース
12・・・コイル部
13・・・ボビン
20・・・ECU
21a・・・第1I/Oポート
21b・・・第2I/Oポート
22a・・・第1トランジスタ
22b・・・第2トランジスタ
23a・・・第3I/Oポート
23b・・・第4I/Oポート
24・・・電源
25a・・・第1インバータ
25b・・・第2インバータ
26a・・・第1トランジスタ
26b・・・第2トランジスタ

Claims (3)

  1. 電磁力が作用することによって駆動される弁体と、
    通電されることにより前記弁体に作用し弁体を駆動可能な電磁力を発生する第1のコイルと、
    通電されることにより前記第1のコイルが発生する電磁力と同等の大きさの前記弁体に作用する電磁力を発生する第2のコイルと、
    前記第1のコイル及び第2のコイルの双方に通電することで前記弁体に電磁力を作用させ前記弁体を開弁及び/又は閉弁させる駆動手段と、
    前記第1のコイル又は第2のコイルのいずれか一方にのみ通電することで前記弁体を開弁位置又は閉弁位置に保持する保持手段と、
    前記保持手段が通電対象とするコイルを前記保持手段が前回通電したコイルとは異なるコイルに切り替える切替手段と、
    を備えることを特徴とする電磁弁の制御装置。
  2. 前記電磁弁は、圧縮空気を噴出することで姿勢及び/又は推力を制御する航空機の圧縮空気噴出ノズルに備えられ圧縮空気の流量を調節する電磁弁であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁の制御装置。
  3. 前記第1のコイル及び前記第2のコイルの各々の通電回路に組み込まれコイルの異常を検知する回路と、
    前記回路により前記弁体の開閉動作時に前記第1のコイル及び前記第2のコイルの故障を検知する手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁弁の制御装置。
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