JP4830077B2 - 確保器/下降器タイプの安全装置 - Google Patents

確保器/下降器タイプの安全装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4830077B2
JP4830077B2 JP2008524560A JP2008524560A JP4830077B2 JP 4830077 B2 JP4830077 B2 JP 4830077B2 JP 2008524560 A JP2008524560 A JP 2008524560A JP 2008524560 A JP2008524560 A JP 2008524560A JP 4830077 B2 JP4830077 B2 JP 4830077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
zile
safety device
satellite gear
rotational speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008524560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009502384A (ja
Inventor
タルキャニ,スリム
ヴァランボワ,ギイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glisswin
Original Assignee
Glisswin
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glisswin filed Critical Glisswin
Publication of JP2009502384A publication Critical patent/JP2009502384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4830077B2 publication Critical patent/JP4830077B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B1/00Devices for lowering persons from buildings or the like
    • A62B1/06Devices for lowering persons from buildings or the like by making use of rope-lowering devices
    • A62B1/08Devices for lowering persons from buildings or the like by making use of rope-lowering devices with brake mechanisms for the winches or pulleys
    • A62B1/12Devices for lowering persons from buildings or the like by making use of rope-lowering devices with brake mechanisms for the winches or pulleys hydraulically operated
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B1/00Devices for lowering persons from buildings or the like
    • A62B1/06Devices for lowering persons from buildings or the like by making use of rope-lowering devices
    • A62B1/08Devices for lowering persons from buildings or the like by making use of rope-lowering devices with brake mechanisms for the winches or pulleys
    • A62B1/10Devices for lowering persons from buildings or the like by making use of rope-lowering devices with brake mechanisms for the winches or pulleys mechanically operated

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

本発明は、確保器/下降器タイプの安全装置に関するものであり、該安全装置は、ザイルと協働することを目的としており、前記ザイルを収容するのに適し、かつフレームと回転自在に一体化する手段を含むものであり、該フレームには前記収容手段と協働するのに適した前記ザイルの締めつけ手段が枢動自在に取り付けられ、前記締めつけ手段およびフレームは、引っかけ手段とりわけカラビナと協働することを目的とした通し孔を、締めつけ位置で向かい合った状態で含む。
本発明は、クライミング、アルピニズム、および類似の分野に関係するものであり、とりわけ本発明は人を確保することを目的とした安全装置に関している。さらに本発明は、人の救助および避難にもその応用を見出している。
クライミングおよびアルピニズムは、厳しい安全ルールを守りながら、なおかつ慎重さと注意力を必要とする危険を伴うスポーツである。利用される用具は、それらの強度を向上させるため、それらの利用を単純化するため、それらの重さを減らすためなどの変更を絶えず受ける。
本発明は、この改良の範囲に含まれるものであり、またつまり、とりわけ下降器、確保器あるいは類似物のタイプの安全装置に関するものである。
下降器は、人が、岩壁、壁、傾斜あるいは他のものに沿って下るためにザイルで自分自身を自己確保することを可能にする。既知の下降器には、その形状ゆえのエイト環があり、懸垂下降と呼ばれる下降のために多くの場合利用される。該下降器は、利用が非常に単純で、クライマーによるザイルあるいはザイルの自由な側の保持を必要とするものであるが、しかしながら落下の際あるいは人がザイルを放した場合のザイルの固定を可能にするものではない。そのような下降器は、複数の機能を持つものであって、岩壁を登攀しているあるいは降りている人を確保するのに役立つこともできる。該下降器は、しかしながら、クライマーを確保する人によりザイルが放されてもザイルを固定しないという同じ不都合を呈する。
制動器は、クライマーの力でザイルを固定することによってとりわけこの問題を解決する。そのような装置は、一般的に、装置を動かすためのトリガーおよびザイルへの固定を保証するための歯状のくりぬきを含む。制動器は、それでもザイルに沿って再び上がることを可能にすることを目的としている。
それゆえに、従来技術は、クライマーの登攀あるいは下降を他の人によって確実に安全な状態で確保することを目的とした、確保器および小さな板(plaquette)のタイプの確保システムも含むものである。これらの確保システムは、とりわけねじ式あるいはオートロック式の安全カラビナと組合わせて利用されることを特徴とする。
これらの確保システムは、多数の形状や利用の中で、とりわけオートブロックおよびオートブレーキの確保器/下降器を含む。そのような装置は、落下の場合に、大きな張力がザイルに働くとすぐに固定を可能にするが、だからといってザイルの自由な側の保持を必要とはしない。そうするために、この装置は、ザイルを収容することを目的とした溝付き滑車を二つ含み、また前記ザイルのかみ合いを可能にするために、前記滑車のうちの一つの回転軸にしたがった枢動によって、二つの部分に開くように関節式に連結される。二つの部分は、カラビナを収容するために、閉じられた位置で互いに向かい合って設けられた孔を含む。前記滑車のうちの一つは、ザイルを挟むように、その軸で枢動するのに適して取り付けられることで、ザイルが繰り出されることを阻止する。取っ手は、ザイルの制動によって、トップロープと呼ばれる下降を可能にするためにザイルを緩めるのに役立つが、しかしそのときザイルの自由な側を保持することが必要である。
そのような装置は、しかしながら、室内にせよ断崖にせよ、安全手段に関して既に申し分なく必要な装備が整っている場所においてのクライミングに限られる。
従来技術の装置の別の不都合は、落下の際に重みを食い止めるのに、摩擦力がもう十分には高くないので、ザイルが滑る可能性があることである。さらに、落下の場合の停止は多くの場合急激で不意であるため、岩壁に対するクライマーの衝突を引き起こす可能性がある。
本発明は、利用が単純で設置の時間のかからない、軽く、そして最適な安全をもたらす確保器/下降器タイプの安全装置を提案することによって、従来技術の不都合を改善することを目的とする。とりわけ、該装置は、ザイルに対して下降速度を調節することを可能にする。さらに、本発明による確保器/下降器は、ザイルのあらゆる滑りを防ぎ、また落下の場合の急激な停止を回避する。
そうするために、本発明は、ザイルと協働することを目的とし、前記ザイルを収容するのに適し、かつフレームと回転自在に一体化する手段を含む、確保器/下降器タイプの安全装置に関しており、該フレームには前記収容手段と協働するのに適した前記ザイルの締めつけ手段が枢動自在に取り付けられ、前記締めつけ手段およびフレームは、引っかけ手段とりわけカラビナと協働するのに適した通し孔を締めつけ位置で向かい合った状態で含むものであり、該安全装置は、前記収容手段が滑車の形状を呈し該滑車がその回転速度を調節するのに適した手段を含むことを特徴とする。
本発明の他の特徴によると、滑車の回転速度を調節するのに適した手段は、前記滑車の回転速度の増大にしたがって該滑車の減速を強めるのに適した、速度の減速手段を含む。
有利には、滑車の回転速度を調節するのに適した手段は、摩擦によるおよび/または流体を介した滑車の制動手段を含む。
好ましくは、減速手段は、遊星歯車装置から成る。
特徴的な仕方で、減速手段は、衛星歯車受けを含み、該衛星歯車受けは、前記滑車に対して回転自在に取り付けられ、また二重の歯状の衛星歯車を少なくとも一つ支えるものであり、該二重の歯状の衛星歯車は、一方では前記滑車と連動する歯のある冠とのかみ合いによって、そして他方では前記フレームと連動する歯のある冠とのかみ合いによって協働するものであり、前記歯のある冠の歯形は、前記歯のある冠のそれぞれの間のかみ合い比が、衛星歯車受けを滑車の回転速度と異なる速さで駆動するように形作られている。
さらに、衛星歯車受けは、摩擦によるおよび/または流体を介した滑車の制動手段を含む。
一つの実施態様によると、制動手段は、少なくとも一つのバランスウエイトを含み、該バランスウエイトは、滑車に対して半径方向に移動が自在であり、また前記滑車の内側に設けられた軌道への摩擦によって協働するのに適したものである。
有利には、締めつけ手段は、前記溝の中にザイルを保持するように、また該溝の中でのザイルの滑りを防ぐように、滑車の周囲の全部もしくは一部に延びる。
好適には、締めつけ手段は、滑車を少なくとも一つ含むが、該滑車は、ザイルと協働することを目的とし、また前記ザイルの通過のために準備されるスペースにおいて回転自在に取り付けられるものである。
さらに、通し孔は、ザイルの滑りを防ぐ手段に直径方向に向かい合う。
本発明は、先の装置に組み合わされるザイルにも関しており、ザイルが輪状にされることを特徴とする。
本発明の他の特徴および利点は、付属の図面を参照して、本発明の非制限的な実施態様の以下につづく詳細な記述により明らかになるものである:
‐図1は、本発明による安全装置の概略図を示すものである;
‐図2は、安全装置の別の図でありザイルに引っ掛かっている;
‐図3は、本発明による安全装置の一部の斜視図である;
‐図4は、安全装置の簡略化された断面図である;そして
‐図5は、安全装置の一部の分解組立図である。
本発明は、確保器/下降器タイプの安全装置1に関するものであり、該安全装置は、クライミングやアルピニズムの範囲内での人の確保の分野におけるだけでなく、また救助および避難においてもその応用を見出すであろうものである。
安全装置は、ザイル2と協働することを目的としている。一般的な仕方で、図2に示すように、このザイル2は、ザイル2を固定するために保持することが必要である自由側あるいは緩み側3、および、たいていの場合固定点につながれる張り側4を含み、前記安全装置1は、これらの二つの側(3、4)の間に配置される。
安全装置1のザイル2への固定の一つの特定の態様において、前記ザイル2は、輪状にされる、すなわちその両端が互いにつながれる。そのようにすることでザイル2を前記装置1を通して際限なく回すことが可能であり、決してザイルを巻き上げる(remontee)ことはないのであって、このことは、複数の人を次々に救助する際に役立つことが明らかになっている。とりわけ、安全装置1は、固定点に固定されることで、ザイル2に吊される人の下降速度を調節する単なる滑車として役立つことができる。
したがって、前記安全装置1は、前記ザイル2を収容することに適した手段5を含む。この収容手段5は、回転自在にフレーム6に一体化し、また好適には滑車7の形状を呈し、該滑車は、前記ザイル2と協働するように形作られる溝8を含む。前記滑車7は、前記フレーム6上の軸9に回転自在に取り付けられる。
前記ザイル2の締めつけ手段10は、前記フレーム6に枢動自在に取り付けられる。この締めつけ手段10は、とりわけ滑車7の溝の中でザイル2を固定して滑車に対するザイルの滑りを防ぐように、収容手段5と協働するのに適している。そうするために、図1および2に示すように、締めつけ手段10は弓形11の形状を呈することができ、該弓形は、前記フレーム6に、関節式に、かつ回転自在に連結するが、しかし他の関節式連結手段および/または固定手段によって、例えばクリップ留めによって、該弓形を固定するように準備することも可能である。
非常に特徴的な仕方で、フレーム6および締めつけ手段10は、図示されていないひっかけ手段とりわけカラビナと協働することを目的とした通し孔12を向かい合って含む。この通し孔12は、カラビナの開き位置の状態でカラビナの通過を可能にするように形作られている。いったんカラビナが通されると、フレーム6および締めつけ手段10は、固定されて互いに一体化される。
枢動自在な締めつけ手段10を支えるフレーム6に対する滑車7の回転自在なこの特徴的な配置により、安全装置1を非常に単純にザイル2に直接固定することを可能にし、ザイル2の一端を結んだりザイルをわがねたりなどしなくてもよい。
本発明による装置1の一つの特徴は、前記安全装置1を介した確保される人の下降速度の調節にある。そうするために、前記収容手段5は、前記滑車7の回転速度を調節するのに適した手段13を含む。この調節手段13は、前記滑車7の回転速度の増大にしたがって該滑車の減速を強めるのに適した、速度の減速手段14を含む。減速手段14は、好適には遊星歯車装置から成るが、該遊星歯車装置はとりわけ図5の実施態様での分解組立図で示されている。滑車7はそのとき、前記遊星歯車装置の差動歯車箱の役目を果たす。
本発明の簡略化された実施態様が示される図4を参照して、減速手段14は、衛星歯車受け15を含み、該衛星歯車受けはとりわけ前記フレーム6と連動する軸9に前記滑車7に対して回転自在に取り付けられる。このように、衛星歯車受け15は、滑車7に対しておよび前記フレーム6に対して自由に回転する。この衛星歯車受け15は、少なくとも一つの衛星歯車16を支えるが、該衛星歯車は軸17に回転自在に取り付けられるものである。本発明の推奨実施態様において、衛星歯車16は、全体で三つであり、前記衛星歯車受け15と連動する三つの軸17にそれぞれに取り付けられる。この場合、それらの衛星歯車16は、互いに関連しながら自由である。
非常に特徴的な仕方で、衛星歯車16は、歯状突起をもち、また二重に準備されることで、一方では前記滑車7の内側の周囲に延長する軌道に設けられた歯形18Aと、また他方では前記フレーム6の内側の周囲に延長する軌道に設けられた歯形19Aと、かみ合いによって協働するものである。
フレーム6が、前記滑車7とフレーム6の間で実現される軸受20を介して前記滑車7に対して回転自在に取り付けられることに注目することが必要である。好ましくはまた図3の実施態様に示すように、軸受の冠21は、前記軸受20を閉じるために前記滑車7に固定される。別の実施態様によると、この冠21は、前記フレーム6に固定されることができ得る。
歯形18Aおよび19Aは、前記歯形18Aおよび19Aのそれぞれの間でのかみ合い比が衛星歯車受け15を滑車7の回転速度と異なる速さで駆動するように形作られる。実際、それぞれの歯形18Aおよび19Aの歯の数は異なる。衛星歯車16が、前記歯形18Aおよび19Aとそれぞれに協働するために形作られた二つの同一の歯形22および23を用いて二重に準備されることに留意されたい。さらに、複数の衛星歯車16の場合において、該複数の衛星歯車は、互いの間でかみ合わない。このように、衛星歯車16は、前記歯形のうちの一つ18A(あるいは19A)を駆け巡るのにもう一つの歯形19A(対応して18A)よりも多くの時間を費やすはずであろう。ところで、衛星歯車16の歯形22および23は連動しているので、この差が、回転速度の差動装置および前記衛星歯車受け15の駆動をもたらす。このように、前記歯形18Aおよび19Aのそれぞれの間のかみ合い比が、衛星歯車受け15を、滑車7の回転速度と異なる速さで駆動する。
本発明の推奨的な実施態様において、歯形18Aおよび19Aはそれぞれに、前記滑車7と連動する歯のある冠18Bに、また他方では前記フレーム6と連動する歯のある冠19Bに、替えられる。これらの歯のある冠18Bおよび19Bは、取り外しができ、また固定手段を介して、例えば図3と5に示すように中ぐり加工24を介したねじのねじ留めによって、固定される。
有利には、調節手段13は、滑車7の制動手段25を含む。図に示される本発明の推奨実施態様によると、制動は摩擦によって行われる。とりわけ、この摩擦による制動手段25は、衛星歯車受けの中に含まれ、また滑車7に対して半径方向に移動が自在のバランスウエイト26を少なくとも一つ含む。図3および4に示すように、このバランスウエイト26は、衛星歯車受け15の回転に起因する遠心力の影響を受けて窪み27の中でスライドする。バランスウエイト26はそのとき、前記窪み27の外側に向かって追い出され、また前記滑車7の内側に設けられた軌道28への摩擦により協働する。
滑車7のゆっくりした回転の際、バランスウエイト26は、窪み27からほとんど出ずあるいは出ず、衛星歯車受けは滑車7の速度にほぼ同一の速度を持つ。それに対し、遊星歯車装置の減速効果は衛星歯車受け15を加速させ、その結果、バランスウエイト26が窪み27からそれ以上に出て滑車7と接触することで滑車を制動するようなる。
図5に示すように、衛星歯車受け15は、複数の、好ましくは三つのバランスウエイト26を含み、それらは窪み27の中にそれぞれが組み込まれることを目的としている。
図示されていない別の実施態様によると、制動は、流体とりわけオイルあるいは類似物を通して滑車7の駆動の抵抗力を介して行われることができる。そうするために、滑車7の全部かもしくは一部は、前記流体の中に漬かっていることができ、前記滑車はそのとき防水加工される。
さらに別の実施態様によると、摩擦による制動手段25は、滑車7のスピードダウンを増大させるために流体を介した制動と組み合わされることができる。
本発明による安全装置1の別の特徴は、ザイル2が、大きな荷重の影響、あるいは急激なおよび/または時間をかけた加速の影響を受けてさえも、滑らないことにある。
このような特徴を得るために、締めつけ手段10は、ザイル2を前記溝8の中に保持しまた該溝におけるザイルの滑りを防ぐように、滑車7の周囲の全部もしくは一部に延びる。とりわけ、弓形11は、滑車の周囲の長さのほぼ半分に沿って滑車7の周りに延びる。
図示されていない実施態様において、締めつけ手段10は、互いに関連しながら取り外しできる二つの弓形を含むことができ、そして二つともそれらの端の一つで前記フレーム6に枢動自在に取り付けられる。これらの弓形はそれぞれが、それらの反対側の端のところに、フレーム6の孔と組み合わせてカラビナを収容することを目的とした通し孔12を形成するための孔を含む。
図1および2に示すように、締めつけ手段10は、軸受けコロ29を少なくとも一つ含むが、該軸受けコロは、ザイル2と協働することを目的とし、また前記ザイル2の通過のために準備されるスペース30において回転自在に取り付けられるものである。好ましくは、締めつけ手段10は、二つの軸受けコロ29を含み、該二つの軸受けコロは、スペース30の両側に回転自在に取り付けられて、ザイル2の滑りを防ぐ手段を形成するものである。
ザイル2の両側3および4は、滑車7の溝8の中にはめられるザイル2を押さえつける各軸受けコロ29に寄りかかることを目的としている。軸受けコロ29は、ザイル2の動きを改善し、また装置1に対するザイルの摩擦を防ぎ、時期尚早の損耗を回避する。さらにザイル2がほぼ垂直に溝8から出ていることで、滑車7の出口でのザイル2の滑りを防ぐ。
溝8の内壁が、好ましくは凹凸、歯形あるいは他のものによってざらざらしているか、あるいは滑らかでないように準備することができ、前記滑車7へのザイル2の引っかかりを改善することに注目することが必要である。
さらに、引っかけ用通し孔12は、ザイル2の滑りを防ぐ手段に直径方向に向かいあっており、図1および2で示すとおりである。この特徴的な位置により、前記安全装置1が固定点に引っかかって滑車の従来の役割を果たすことを可能にする。
最後に、この安全装置1は、必要な軽さと頑丈さの特徴を呈するあらゆる材料製、とりわけ金属製で実現されることができる。
本発明による安全装置1は、したがって、単純で安全なそして速い固定を可能にしつつ、確保される人の下降速度を調節することを可能にする。
本発明による安全装置の概略図である。 本発明による安全装置が、ザイルに引っ掛かっている状態を示す図である。 本発明による安全装置の一部の斜視図である。 安全装置の簡略化された断面図である。 安全装置の一部の分解組立図である。
符号の説明
1 安全装置
2 ザイル
5 ザイル収容手段
6 フレーム
7 滑車
8 溝
10 ザイル締めつけ手段
12 通し孔
13 速度調節手段
14 速度減速手段
15 衛星歯車受け
16 衛星歯車
18A、19A 歯形
18B、19B 歯のある冠
20 軸受
25 滑車の制動手段
26 バランスウエイト
27 窪み
28 軌道
29 軸受けコロ

Claims (4)

  1. ザイル(2)と協働することを目的とする、確保器/下降器タイプの安全装置(1)であって、該安全装置は、
    前記ザイル(2)を収容するのに適し、かつフレーム(6)回転自在に取り付けられ収容手段(5)を含んでおり、
    該フレームには、前記収容手段(5)と協働するのに適した前記ザイル(2)の締めつけ手段(10)が、枢動自在に取り付けられ、
    前記締めつけ手段(10)および前記フレーム(6)は、引っかけ手段、とりわけカラビナと協働するのに適した通し孔(12)を、締めつけ位置で向かい合った状態で含んでおり、
    前記収容手段(5)滑車(7)であり、
    該滑車がその回転速度を調節するのに適した手段(13)を有しており、
    前記滑車(7)の回転速度を調節するのに適した手段(13)が、前記滑車(7)の回転速度の増大にしたがって該滑車の減速を強めるのに適した、速度の減速手段(14)を含み、
    前記減速手段(14)が遊星歯車装置から成り、
    減速手段(14)が衛星歯車受け(15)を含み、
    該衛星歯車受けは前記滑車(7)に対して回転自在に取り付けられ、また、該衛星歯車受けは二重の歯状の衛星歯車(16)を少なくとも一つ支えるものであり、
    該二重の歯状の衛星歯車は、一方では前記滑車(7)と連動する歯のある冠(couronne dentee)(18B)と、他方では前記フレーム(6)と連動する歯のある冠(couronne dentee)(19B)と、かみ合いによって協働するものであり、
    前記歯のある冠(18B、19B)の歯形(18A、19A)が、前記歯のある冠(18B、19B)のそれぞれの間のかみ合い比が前記衛星歯車受け(15)を滑車(7)の回転速度と異なる速さで駆動するように形作られ、
    締めつけ手段(10)が、溝(8)の中にザイル(2)を保持するように、また該溝の中でのザイルの滑りを防ぐように、締めつけ位置において、滑車(7)の周囲の全部もしくは一部に延び、
    ザイル(2)は、締めつけ位置における前記締めつけ手段(10)と、前記収容手段(5)との間で締めつけられ、
    前記締めつけ手段(10)の一端に枢動軸があり、前記締めつけ手段(10)のもう一端に前記通し孔(12)があることを特徴とする、確保器/下降器タイプの安全装置。
  2. 前記滑車(7)の回転速度を調節するのに適した手段(13)が、摩擦による前記滑車(7)の制動手段(25)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の安全装置。
  3. 前記滑車(7)の回転速度を調節するのに適した手段(13)が、流体を介した前記滑車(7)の制動手段(25)を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の安全装置。
  4. 制動手段(25)が、少なくとも一つのバランスウエイト(26)を含み、
    該バランスウエイトは、滑車(7)に対して半径方向に移動が自在であり、また前記滑車(7)の内側に設けられた軌道(28)に対する摩擦によって協働するのに適したものであることを特徴とする、請求項またはに記載の安全装置。
JP2008524560A 2005-08-04 2006-08-03 確保器/下降器タイプの安全装置 Expired - Fee Related JP4830077B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0552427A FR2889453B1 (fr) 2005-08-04 2005-08-04 Dispositif de securite de type assureur/descendeur
FR0552427 2005-08-04
PCT/FR2006/050781 WO2007015032A1 (fr) 2005-08-04 2006-08-03 Dispositif de securite de type assureur/descendeur

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009502384A JP2009502384A (ja) 2009-01-29
JP4830077B2 true JP4830077B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=36406517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008524560A Expired - Fee Related JP4830077B2 (ja) 2005-08-04 2006-08-03 確保器/下降器タイプの安全装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US8096385B2 (ja)
EP (1) EP1909921B1 (ja)
JP (1) JP4830077B2 (ja)
CN (1) CN101262908B (ja)
CA (1) CA2617278C (ja)
ES (1) ES2400667T3 (ja)
FR (1) FR2889453B1 (ja)
HK (1) HK1123515A1 (ja)
WO (1) WO2007015032A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4562078B2 (ja) 2002-07-29 2010-10-13 イデシア・リミテッド 電子生体測定同一性認識のための方法及び装置
TWI339588B (en) * 2007-06-25 2011-04-01 Lifeline Descent Systems Pty Ltd Descent device
KR100851027B1 (ko) * 2007-08-02 2008-08-12 왕종문 비상탈출용 완강기
ES2372089T3 (es) * 2007-09-26 2012-01-13 Eurl Miceli Design Dispositivo anticaída seguidor.
MX2011013362A (es) * 2009-06-12 2012-02-28 Capital Safety Group Australia Pty Ltd Descensor con freno de accionamiento automatico.
JP5437296B2 (ja) * 2010-03-01 2014-03-12 金治 大塩 クライミング用ロープの制動装置
CN103566493B (zh) * 2012-08-03 2015-09-23 何少敦 一种悬吊器
US9623269B2 (en) * 2013-03-14 2017-04-18 Black Diamond Equipment, Ltd. Systems for assisted braking belay with a cam-clutch mechanism
CN104740849B (zh) * 2015-03-25 2016-11-30 山东师范大学 悬崖速降支撑架
CN105148417A (zh) * 2015-09-01 2015-12-16 上海大学 一种单手柄可调速下降器
CN106395665A (zh) * 2016-11-14 2017-02-15 西安君昂户外运动俱乐部有限公司 一种用于拓展设备钢丝绳上的可变向人员保护装置
KR101870567B1 (ko) * 2017-04-04 2018-06-22 제주특별자치도(제주특별자치도해양수산연구원장) 등반용 로프 손잡이
US10864387B2 (en) * 2017-04-19 2020-12-15 Auburn University Tactical rope insertion assist device
CN108392799B (zh) * 2018-04-17 2019-11-22 温岭市奕足鞋业有限公司 一种攀岩爱好者使用的防划伤安全式吊绳装置
TWI684472B (zh) * 2018-09-11 2020-02-11 振鋒企業股份有限公司 防墜器
CN113559474B (zh) * 2021-07-03 2022-11-04 玉环铭涵洁具有限公司 一种户外探险用的降升器
CN113893471B (zh) * 2021-11-08 2022-11-25 嘉兴学院 一种高层应急缓降擒纵机构及其缓降器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4422979Y1 (ja) * 1966-05-27 1969-09-29
JPS4855022A (ja) * 1971-11-14 1973-08-02
JPS6190679A (ja) * 1984-10-09 1986-05-08 石野 喜代治 手動操作の自重降下避難脱出機
JPS63197469A (ja) * 1987-02-12 1988-08-16 石岡 繁雄 滑落事故防止装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1190483A (en) * 1913-11-14 1916-07-11 Walter H Tibbals Fire-escape.
US2976955A (en) * 1958-06-16 1961-03-28 Eastern Rotorcraft Corp Velocity control mechanism for rope device
FR2451752A1 (fr) * 1979-03-23 1980-10-17 Petzl Paul Dispositif descendeur autobloquant perfectionne
ATE131394T1 (de) * 1990-10-10 1995-12-15 Rollgliss Ag Schweiz Auf- und abseilgerät
US5127490A (en) * 1991-08-22 1992-07-07 Sheu Por Jiy Emergency descent device
FR2751233B1 (fr) * 1996-07-16 1998-10-09 Tractel Sa Dispositif d'arret automatique de chute pour des personnels travaillant en hauteur
DE10210969A1 (de) * 2002-03-13 2003-10-09 Mittelmann Armaturen Abseilgerät mit Windenfunktion
CN2659487Y (zh) * 2003-11-19 2004-12-01 湖南跃进机电有限责任公司 固定式连续高处救生器
FR2898506B1 (fr) * 2006-03-15 2008-05-30 Zedel Soc Par Actions Simplifi Appareil multifonctionnel d'assurage pour corde

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4422979Y1 (ja) * 1966-05-27 1969-09-29
JPS4855022A (ja) * 1971-11-14 1973-08-02
JPS6190679A (ja) * 1984-10-09 1986-05-08 石野 喜代治 手動操作の自重降下避難脱出機
JPS63197469A (ja) * 1987-02-12 1988-08-16 石岡 繁雄 滑落事故防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8096385B2 (en) 2012-01-17
JP2009502384A (ja) 2009-01-29
EP1909921A1 (fr) 2008-04-16
WO2007015032A1 (fr) 2007-02-08
FR2889453B1 (fr) 2007-11-30
US20080210488A1 (en) 2008-09-04
ES2400667T3 (es) 2013-04-11
CN101262908A (zh) 2008-09-10
CA2617278C (fr) 2010-01-05
CA2617278A1 (fr) 2007-02-08
CN101262908B (zh) 2011-06-08
EP1909921B1 (fr) 2012-11-28
FR2889453A1 (fr) 2007-02-09
HK1123515A1 (en) 2009-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4830077B2 (ja) 確保器/下降器タイプの安全装置
AU2006222451B2 (en) Abseiling device having a winch function
US4923037A (en) Fall arrest device
US20030034203A1 (en) Belay/rappel device for use in climbing activities and the like
US20080142296A1 (en) Device for Roping Down a Load
EP1299158A2 (en) Controlled descent device
CA2728768A1 (en) Descent device
US20110114415A1 (en) Belay device with a sliding slack bar
US20070000737A1 (en) Universal belay device
US3889777A (en) Descent escape device
US20130240811A1 (en) Rope grip apparatus
CA2470126C (en) Constant velocity rappelling device with braking device
US20230414978A1 (en) Controlled descender and/or ascender device
EP3365069B1 (en) Descender
CA3031953C (en) Hitch-minding pulley
US11779780B1 (en) Controlled ascender/descender device
KR200321547Y1 (ko) 완강기
CA3217910A1 (en) Rope brake
WO2024118200A1 (en) Controlled descender and/or ascender device
KR200329045Y1 (ko) 완강기
JP2023010693A (ja) 可搬式動力駆動システム用のロープグラブ装置
WO1994019064A1 (en) Climbing safety device
GB2330615A (en) Climbing aid for karabiners

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4830077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees