JP4828893B2 - 光学ガラス - Google Patents

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Description

本発明は、高屈折率低分散性を有し、さらに低い転移温度(Tg)を有し、精密プレス成形に使用するガラスプリフォーム材、及び精密プレス成形に適した光学ガラスに関する。
近年、光学機器の小型軽量化が著しく進行している中で、光学機器の光学系を構成するレンズの枚数を減少させる目的でガラス製の非球面レンズが多く用いられるようになってきている。ガラス製の非球面レンズは、加熱軟化したガラスプリフォーム材を、高精度な成形面をもつ金型でプレス成形し、金型の高精度な成形面の形状をガラスプリフォーム材に転写して得る方法、すなわち、精密プレス成形によって製造されることが主流となっている。
精密プレス成形によって、ガラス成形品を得るにあたっては、加熱軟化させたガラスプリフォーム材を高温環境下でプレス成形することが必要であるので、この際使用する金型も高温に曝され、金型の成形面が酸化、侵食されたり、金型成形面の表面に設けられている離型膜が損傷したりして金型の高精度な成形面が維持できなくなることが多く、また、金型自体も損傷し易い。そのようになると、金型の交換、メンテナンスの回数が増加して、低コスト、大量生産を実現できなくなる。そこで、精密プレス成形に使用するガラス及び精密プレス成形に使用するガラスプリフォーム材のガラスは、上記損傷を抑制し、金型の高精度な成形面を長く維持し、かつ低い温度での精密プレス成形を可能にするという観点から、できるだけ低い転移温度(Tg)を有することが望まれている。現在、精密プレス成形に使用するガラスプリフォーム材のガラスの転移温度(Tg)が630℃を超えると精密プレス成形が困難となるため、転移温度(Tg)が630℃以下である高屈折率低分散性ガラスが求められている。また、失透が生じたガラスプリフォーム材を精密プレス成形しても失透は消失せず、失透を含むガラス成形品は、レンズ等の光学素子として使用することができないため、精密プレス成形に使用するガラスプリフォーム材のガラスは、耐失透性が優れたガラスであることが必要とされる。
非球面レンズに用いられる光学ガラスは、種々の光学定数(屈折率(nd)及びアッベ数(νd))を有するものが求められているが、なかでも、近年、光学系の焦点距離の短縮、小型化の為、高屈折率低分散性を有するものが求められている。特に光学設計上、屈折率(nd)が1.9以上、アッベ数(νd)が25以上を有する高屈折率低分散性光学ガラスが強く求められている。
そのため、従来から高屈折率低分散ガラスを得る為に種々の提案がされている。例えば、特開平9−278480(特許文献1)にはB−GeO−La−Nb−ZrO−TiO系の光学ガラス、特開昭52−155614(特許文献2)には、B−La−Gd−WO−ZrO系の光学ガラスが、特開昭53−4023(特許文献3)には、B−La−HfO系の光学ガラスが開示されているが、これらの公報に具体的に開示されているガラスは、転移温度を下げ、また、ガラスの溶融性を良くするアルカリ成分の含有量が0.5%までと少ないため、転移温度(Tg)が高くなり、精密プレス成形が困難になり、また、ガラスの溶融性が悪くなる。
特開2002−362939(特許文献4)には、B−CaO−La−Nb−TiO−ZrO系の光学ガラスが開示されているが、この公報に具体的に開示されているガラスは、低屈折率成分であるBとSiOの合計含有量が19〜28%と多く、上記所望の光学定数を満たしていない。
特開2000−128570(特許文献5)には、SiO−B−CaO−La−TiO2系の光学ガラスが、特開2000−159537(特許文献6)には、SiO−B−ZrO−La−TiO系開示されている。これらの公報に記載の光学ガラスは屈折率を上げるためにTiOを多量に含有させている。しかしTiOは多量に含有させると透過率を著しく悪化させ、ガラスを着色させるという不利益がある。
特開昭52−63211(特許文献7)には、B−La−Y−TiO系の光学ガラスが開示されているが、転移温度を下げ、また、ガラスの溶融性を良くする成分である、アルカリ成分を含有しておらず、転移温度(Tg)が高くなり、精密プレス成形が困難になる。
特開昭54−103411(特許文献8)には、B−La−Ta系の光学ガラスが開示されているが、転移温度を下げ、また、ガラスの溶融性を良くする成分であるアルカリ成分を含有しておらず、転移温度(Tg)が高くなり、精密プレス成形が困難になる。
特開2004−175632(特許文献9)にはSiO−B−BaO−La−TiO系の光学ガラスが開示されているが、この公報に具体的に開示されているガラスは、TiOを多量に含有しているが、TiOは多量に含有させると透過率を著しく悪化させ、ガラスを着色させるという不利益がある。
特開平9−278480 特開昭52−155614 特開昭53−4023 特開2002−362939 特開2000−128570 特開2000−159537 特開昭52−63211 特開54−103411 特開2004−175632
従来の低分散性光学ガラスでは、転移温度(Tg)が高いか又は転移温度(Tg)は低くても、近年強く求められている前記特定範囲の光学定数を有することはできない。また、Tgを下げ得る成分、例えばLiO等を増加させると耐失透性の低下等を生じ、光学ガラスの安定性を損なうこととなる。一方、従来の技術においては、高屈折率を追い求めるためにTiOを多量に含有させる傾向がある、しかしその結果光学ガラスの着色性が悪化し、実用性にかけるものとなってしまっていた。本発明は、前記従来の技術に記載した光学ガラスの諸欠点を総合的に解消し、TiOを多量に含有させること無く前記特定範囲の光学定数を有し、かつ、転移温度(Tg)が低く、精密プレス成形に使用できるガラスプリフォーム材及び精密プレス成形に適し、安定性に優れた光学ガラスを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意試験研究を重ねた結果、ガラス組成物においてSiO、B及びGeOからなる群より選択される1種又は2種以上、並びにLa、Nb、Ta、LiO及びZnOを含有させることにより、さらにZnO及びLiOの比、及び/又はZnO及びLiO含有量とLa含有量との比を所定の範囲に規定することにより、前記特定範囲の光学定数を有しかつ精密プレス成形が可能な低い転移温度(Tg)を有し、かつ安定性に優れた精密プレス成形に使用するガラスプリフォーム材、及び精密プレス成形に適した光学ガラスが得られることを見出した。
本発明の第1の構成は、屈折率(nd)が1.9以上、アッベ数(νd)が25以上を有し、質量%で、B 5〜15%、La 20〜29%、Nb 22〜30%、Ta 4〜15%、Li O 0.5%を超え6%まで、GeO 1〜20%、及びZnO 2〜10%を含有する光学ガラスである。
本発明の第2の構成は、液相温度が1150℃以下である前記構成1の光学ガラスである。
本発明の第3の構成は、液相温度における粘度(dPa・s)の対数logηが0.3以上である前記構成1及び2の光学ガラスである。
本発明の第4の構成は、ガラス転移温度(Tg)が630℃以下である前記構成1〜3の光学ガラスである。
本発明の第5の構成は、質量%で表したB、La、Nb、Ta、GeO及びLiOの各成分の合計量が、76%以上である前記構成1〜4の光学ガラスである。
本発明の第6の構成は、質量%で表したLiO含有量に対するZnO含有量が1.5〜7.5である前記構成1〜5の光学ガラスである。
本発明の第7の構成は、質量%で表したLa含有量に対するZnO及びLiO含有量の和の値が0.1〜0.5の範囲である前記構成1〜6の光学ガラスである。
本発明の第8の構成は、質量%
SiO 0〜5.5%、及び/又は
Gd 0〜8%、及び/又は
0〜8%、及び/又は
Yb 0〜8%、及び/又は
TiO 0〜5%未満、及び/又は
ZrO 0〜10%、及び/又は
WO 0〜7%、及び/又は
Bi 0〜3%、及び/又は
RO 0〜15%
ただし、ROは、CaO、SrO及びBaOから選ばれる1種又は2種以上、及び/又は
Sb 0〜1%
の酸化物換算組成の各成分をさらに含有し、かつ上記酸化物の一部又は全部をフッ化物置換したFの合計量が、上記酸化物換算組成100質量部に対して0〜5質量部の範囲となる各成分を含有する前記構成1〜7の光学ガラスである。
本発明の第9の構成は、mol%で
10〜35%
La 5〜20%
Nb 8〜22%
Ta 1〜10%
LiO 1〜20%
GeO 1〜34%
ZnO 3〜20%
及び
SiO 0〜15%及び/又は
Gd 0〜5%及び/又は
0〜5%及び/又は
Yb 0〜5%及び/又は
TiO 0〜10%及び/又は
ZrO 0〜15%及び/又は
WO 0〜5%及び/又は
RO 0〜30%
ただし、ROは、CaO、SrO及びBaOから選ばれる1種又は2種以上、及び/又はSb 0〜1%
の酸化物換算組成の各成分を含有し、かつ酸化物換算組成の総モル数に対する上記酸化物の一部又は全部をフッ化物置換したFのモル数の比が0〜0.25となるように各成分を含有する光学ガラスである。
本発明の第10の構成は、SiOとBの合計含有量が、質量%で5%以上かつ17%未満である前記構成1〜9の光学ガラスである。
本発明の第11の構成は、前記構成1〜10の光学ガラスからなる精密プレス成形用プリフォームである。
本発明の第12の構成は、前記構成11の精密プレス成形用プリフォームを精密プレス成形してなる光学製品である。
本発明によれば、屈折率(nd)が1.9以上、アッベ数(νd)が25以上であり、かつ精密プレス成形が可能な低い630℃以下の転移温度(Tg)を有し、かつ安定性に優れた精密プレス成形に使用するガラスプリフォーム材、及び精密プレス成形に適した光学ガラスが得られる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の光学ガラスに含有できる成分について説明する。以下、特に断らない限り各成分の含有率は質量%で表すものとする。
上記組成のガラスにおいてSiO成分は、本発明の光学ガラスにおいて、ガラスの粘度を高め、耐失透性を向上させるのに有効な成分であるが、その量が多すぎると転移温度(Tg)が高くなり、未熔解物が発生しやすくなる。また、低屈折率成分である為、所望の光学定数を満たすことができなくなる。
従って、耐失透性を維持し、低い転移温度(Tg)を得やすくするためには、好ましくは5.5%、より好ましくは5%、最も好ましくは4%を上限として含有できる。
SiO成分は、原料として例えばSiO等を使用してガラス組成物中に導入できる。
成分は、本発明の光学ガラスにおいて、ガラス形成酸化物成分として欠かすことのできない成分である。しかし、その量が少なすぎると耐失透性が不十分となり、多すぎると化学的耐久性が悪くなる。従って、良好な化学的安定性を維持しやすくする為には、好ましくは5%、より好ましくは6%、最も好ましくは7%を下限とし、好ましくは15%、より好ましくは14.5%、最も好ましくは14%を上限として含有できる。
成分は、原料として例えばHBO等を使用してガラス組成物中に導入できる。
本発明の光学ガラスにおいてはSiOとBの含有量の和が所定の範囲内であることが好ましい。この値が大きすぎると未熔解物を発生しやすく、また所望の光学定数の値を維持し難くなる。また小さすぎるとガラスの対失透性が不十分となるといった不利益を生じてしまう。従って、当該値は各成分の含有量を質量%で表した場合に、好ましくは5%、より好ましくは5.5%、最も好ましくは6%を下限とし、好ましくは17%未満、より好ましくは16.5%、最も好ましくは16%を上限とする。
La成分は、ガラスの屈折率を高め、低分散化させるのに有効であり低分散性を有する本発明のガラスに欠かすことのできない成分である。しかし、その量が少なすぎるとガラスの光学定数の値を前記特定範囲内に維持し難く、多すぎると耐失透性が悪くなる。
従って、上記効果を奏するために、好ましくは20%、より好ましくは21%、最も好ましくは22%を下限とし、好ましくは29%、より好ましくは28%、最も好ましくは27%を上限として含有することができる。La成分は、原料として例えばLa、La(NO・xHO、LaF等を使用してガラス組成物中に導入できる。
Nb成分は、ガラスの屈折率を高め、本発明のガラスに欠かすことのできない成分である。しかし、その量が少なすぎるとガラスの光学定数の値を前記特定範囲内に維持し難く、多すぎるとガラスが着色し、透過率を悪化させる。
従って、本発明の光学ガラスにおける所望の光学定数を維持しつつ良好な透過率を維持しやすくするためには、22%を下限とし、好ましくは30%、より好ましくは29%、最も好ましくは28%を上限として含有することができる。
Nb成分は、原料として例えばNb等を使用してガラス組成物中に導入きる。
Ta成分は、ガラスの屈折率を高め、対失透性を向上させるのに有効な成分である。しかし、その量が少なすぎるとガラスの光学定数の値を前記特定範囲内に維持し難く、その量が多すぎると、対失透性を悪化させ、未熔解物が発生しやすくなる。
従って、上記効果を奏するために、好ましくは4%、より好ましくは5%、最も好ましくは6%を下限とし、好ましくは15%、より好ましくは14%、最も好ましくは13%を上限として含有することができる。Ta成分は、原料として例えばTa等を使用してガラス組成物中に導入できる。
GeO成分は、ガラスの屈折率を高め、対失透性を向上させる効果があるが、その量が少なすぎるとガラスの光学定数の値を前記特定範囲内に維持し難く、その量が多すぎると、非常に原料が高価であり、コストが高くなってしまう。
従って、上記効果を奏するために、好ましくは1%、より好ましくは3%、最も好ましくは6%を下限とし、好ましくは20%、より好ましくは19%、最も好ましくは18%を上限として含有することができる。GeO成分は、原料として例えばGeO等を使用してガラス組成物中に導入できる。
LiO成分は、転移温度(Tg)を大幅に下げ、かつ、混合したガラス原料の溶融を促進する効果を奏する。しかしその量が少なすぎるとこれらの効果が不十分であり、多すぎると耐失透性が急激に悪化する。
従って、上記効果を奏するために、好ましくは0.5%以上を超えることを下限とし、好ましくは6%、より好ましくは5%、最も好ましくは4%を上限として含有することができる。
LiO成分は、原料として例えばLiCO、LiF、LiNO、LiOH、等を使用してガラス組成物中に導入できる。
ZnO成分は、転移温度(Tg)を低める効果が大きい成分であるが、高分散成分である為、過剰に添加すると上記特定範囲内の光学定数を有することが難しくなり、耐失透性も悪くなる。
従って、良好な耐失透性を維持しつつ転移温度(Tg)を低くするためには、好ましくは10%以下、より好ましくは9%以下、最も好ましくは8%以下の量で含有し、好ましくは2%、より好ましくは3%、最も好ましくは4%を下限として含有することができる。
ZnO成分は、原料として例えばZnO、ZnF等を使用してガラス組成物中に導入できる。
本発明の光学ガラスにおいてはLiO含有量に対するZnO含有量の比が所定の範囲内であることが好ましい。この値が大きすぎると耐失透性が悪くなり、小さすぎると化学的耐久性が悪くなるといった不利益を生じてしまう。従って、当該値は各成分の含有量を質量%で表した場合に、好ましくは1.5、より好ましくは1.6、最も好ましくは1.7を下限とし、好ましくは7.5、より好ましくは7.4、最も好ましくは7.3を上限とする。
さらに本発明においてはLa含有量に対するZnO及びLiO含有量の和の値、すなわち(ZnO+LiO)/Laの値が所定の範囲内の値となることが好ましい。この値が大きすぎると粘度(logη)が低くなりプレス時の作業性が悪くなる上、所望の光学定数も維持し難くなる。他方、小さすぎると転移温度(Tg)が高くなり、対失透性が悪くなる。従って、当該値は各成分の含有量を質量%で表した場合に、好ましくは0.1、より好ましくは0.15、最も好ましくは0.2を下限とし、好ましくは0.5、より好ましくは0.45、最も好ましくは0.4を上限とする。
Gd成分は、ガラスの屈折率を高め、低分散化させるのに有効である。しかし、その量が多すぎると耐失透性が悪くなる。
従って、本発明における所望の光学定数を維持しつつ良好な耐失透性を維持しやすくするために、好ましくは8%以下、より好ましくは6%以下、最も好ましくは4%以下で含有することができる。
Gd成分は、原料として例えばGd、GdF等を使用してガラス組成物中に導入できる。
成分は、ガラスの屈折率を高め、低分散化させるのに有効である。しかし、その量が多すぎると耐失透性が悪くなる。
従って、本発明における所望の光学定数を維持しつつ良好な耐失透性を維持しやすくするために、好ましくは8%以下、より好ましくは6%以下、最も好ましくは4%以下で含有することができる。
成分は、原料として例えばY、YF等を使用してガラス組成物中に導入できる。
Yb成分は、ガラスの屈折率を高め、低分散化させるのに有効である。しかし、過剰に添加するとガラスの耐失透性を悪化させる。
従って、本発明における所望の光学定数を維持しつつ良好な耐失透性を維持しやすくするために、好ましくは8%以下、より好ましくは6%以下、最も好ましくは4%以下で含有することができる。
Yb成分は、原料として例えばYb、YbF等を使用してガラス組成物中に導入できる。
TiO成分は光線透過率を悪化させることと、ガラスを高分散化させるが、ガラスのソーラリゼーション防止のため任意に添加することもできる。本発明の光学定数を維持するためには、その量は好ましくは5%未満、より好ましくは4.5%以下、最も好ましくは4%以下で含有することができる。
TiO成分は、原料として例えばTiO等を使用してガラス組成物中に導入できる。
ZrO成分は、光学定数を調整し、耐失透性を改善し、化学的耐久性を向上させる効果があるが、しかし、過剰に添加すると逆に耐失透性が悪くなる。
従って、良好な化学的耐久性、耐失透性を維持しやすくする為には、好ましくは10%以下、より好ましくは9%以下、最も好ましくは8%以下で含有させることができる。
ZrO成分は、原料として例えばZrO、ZrF等を使用してガラス組成物中に導入できる。
CaO、SrO及びBaO成分から選ばれる1種又は2種以上の成分であるRO成分は光学定数の調整に有効である。しかし、CaO、SrO及びBaO成分の合計量が多すぎると耐失透性が悪くなる。
従って、特に良好な耐失透性を維持しやすくする為には、好ましくは15%以下、より好ましくは13%以下、最も好ましくは10%以下で含有させることができる。
CaO成分は、原料として例えばCaCO、CaF、Ca(OH)、等を使用してガラス組成物中に導入できる。
SrO成分は、原料として例えばSr(NO、SrF、Sr(OH)等を使用してガラス組成物中に導入できる。
BaO成分は、原料として例えばBaCO、Ba(NO、BaF、Ba(OH)等を使用してガラス組成物中に導入できる。
WO成分は、光学定数を調整し、対失透性を改善する効果があるが、その量が多いと逆に耐失透性や、可視域の短波長域の光線透過率が悪くなる。
従って、良好な対失透性を保ち、可視域の短波長域の光線透過率が優れたガラスを得やすくする為には、好ましくは7%以下、より好ましくは6%以下、最も好ましくは5%以下で含有させることができる。
WO成分は、原料として例えばWO等を使用してガラス組成物中に導入できる。
Bi成分は、ガラスの屈折率を高め、点移転(Tg)を下げる効果があるが、環境に有害な影響を与え、環境負荷の大きい成分であるため、好ましくは4%、より好ましくは2%を上限とし、最も好ましくは含有しない。
Sb2O3成分は、ガラス溶融時の脱泡剤として添加しうるが、その量は1%までで十分である。
F成分は、ガラスの分散を低くしつつ、転移温度(Tg)を低下させ、耐失透性を向上させるために有効であり、特にF成分をLa成分と共存させることにより、前記特定範囲内の光学定数を有し、かつ、精密プレス成形が可能な低い転移温度(Tg)を有する低分散性の光学ガラスを得ることができる。
なお、本発明の光学ガラス中においては、F成分は各珪素や他の金属元素の1種又は2種以上の酸化物一部又は全部と置換したフッ化物の形態で存在するものと考えられる。当該酸化物の一部又は全部と置換したフッ化物のFとしての合計量が多すぎると、フッ素成分の揮発量が多くなり、均質なガラスを得にくくなる。
従って、酸化物換算組成のガラス組成物100質量部に対して、好ましくは5質量部以下、より好ましくは4質量部以下、最も好ましくは3%質量部以下の量を含有する。なお、本明細書中において「酸化物換算組成」とは、本発明のガラス構成成分として使用される弗化物等がガラス溶融時に全て分解され酸化物へ変化すると仮定した場合の生成酸化物の総重量を100質量%として各成分を表記した組成である。
次に本発明の光学ガラスにおいて含有させるべきでない成分について説明する。
鉛化合物は、精密プレス成形時に金型と融着しやすい成分であるという問題並びにガラスの製造のみならず、研磨等のガラスの冷間加工及びガラスの廃棄に至るまで、環境対策上の措置が必要となり、環境負荷が大きい成分であるという問題があるため、本発明の光学ガラスに含有させるべきではない。
As、カドミウム及びトリウムは、共に、環境に有害な影響を与え、環境負荷の非常に大きい成分であるため、本発明の光学ガラスに含有させるべきではない。
は、本発明の光学ガラスに含有させると、耐失透性を悪化させやすいのでPを含有させることは好ましくない。
TeOは、白金製の坩堝や、溶融ガラスと接する部分が白金で形成されている溶融槽でガラス原料を溶融する際、テルルと白金が合金化し、合金となった箇所は耐熱性が悪くなるため、その箇所に穴が開き溶融ガラス流出する事故がおこる危険性が憂慮されるため、本発明の光学ガラスに含有させるべきではない。
さらに本発明の光学ガラスにおいては、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Mo、Eu、Nd、Sm、Tb、Dy、Er等の着色成分は含有しないことが好ましい。ただし、ここでいう「含有しない」とは、不純物として混入される場合を除き、人為的に含有させないことを意味する。
本発明のガラス組成物は、その組成が質量%で表されているため直接的にmol%の記載に表せるものではないが、本発明において要求される諸特性を満たすガラス組成物中に存在する各成分のmol%表示による組成は、酸化物換算組成で概ね以下の値をとる。
10〜35%
La 5〜20%
Nb 8〜22%
Ta 1〜10%
LiO 1〜20%
GeO 1〜34%
ZnO 3〜20%及び/又は
及び
SiO 0〜15%及び/又は
Gd 0〜5%及び/又は
0〜5%及び/又は
Yb 0〜5%及び/又は
TiO 0〜10%及び/又は
ZrO 0〜15%及び/又は
WO 0〜5%及び/又は
RO 0〜30%
ただし、ROは、CaO、SrO及びBaOから選ばれる1種又は2種以上、及び/又はSb 0〜1%
の酸化物換算組成の各成分を含有し、かつ酸化物換算組成の総モル数に対する上記酸化物の一部又は全部をフッ化物置換したFのモル数の比が0〜0.25となる。
本発明のガラス組成物におけるSiO成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね15mol%、より好ましくは概ね13mol%、最も好ましくは概ね11mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるB成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね10mol%、より好ましくは概ね12mol%、最も好ましくは概ね13mol%を下限とし、好ましくは概ね35mol%、より好ましくは概ね33mol%、最も好ましくは概ね32mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるLa成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね5mol%、より好ましくは概ね7mol%、最も好ましくは概ね8mol%を下限とし、好ましくは概ね20mol%、より好ましくは概ね18mol%、最も好ましくは概ね17mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるNb成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね8mol%、より好ましくは概ね9mol%、最も好ましくは概ね10mol%を下限とし、好ましくは概ね22mol%、より好ましくは概ね21mol%、最も好ましくは概ね20mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるTa成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、1mol%を下限とし、好ましくは概ね10mol%、より好ましくは概ね8mol%、最も好ましくは概ね6mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるGeO成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね1mol%、より好ましくは概ね4mol%、最も好ましくは概ね7mol%を下限とし、好ましくは概ね34mol%、より好ましくは概ね33mol%、最も好ましくは概ね32mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるLiO成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、1mol%を下限とし、好ましくは概ね20mol%、より好ましくは概ね18mol%、最も好ましくは概ね17mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるGd成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね5mol%、より好ましくは概ね4mol%、最も好ましくは概ね3mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるY成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね5mol%、より好ましくは概ね4mol%、最も好ましくは概ね3mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるYb成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね5mol%、より好ましくは概ね4mol%、最も好ましくは概ね3mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるTiO成分の効果は上述のとおりである。本発明のガラス中においては好ましくは概ね10mol%、より好ましくは概ね9mol%、最も好ましくは概ね8mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるZrO成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね15mol%、より好ましくは概ね14mol%、最も好ましくは概ね12mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるZnO成分の効果は上述のとおりである。本発明のガラス中においては好ましくは概ね20mol%未満、より好ましくは概ね18mol%、最も好ましくは16mol%を上限とし、3mol%、好ましくは4mol%、最も好ましくは5mol%を下限として含有することができる。
本発明のガラス組成物におけるRO成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね30mol%、より好ましくは概ね28mol%、最も好ましくは概ね26mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるWO成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね5mol%、より好ましくは概ね4.5mol%、最も好ましくは概ね4mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるSiO、B成分の合計含有量の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、好ましくは概ね10mol%、より好ましくは概ね12mol%、最も好ましくは概ね14mol%を下限とし、好ましくは概ね42mol%、より好ましくは概ね41mol%、最も好ましくは概ね40mol%を上限として含有できる。
本発明のガラス組成物におけるSb成分の効果は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、概ね1mol%以下で十分である。
本発明のガラス組成物におけるF成分は上述のとおりであるが、当該効果を奏するために、酸化物換算組成の総モル数に対する上記酸化物の一部又は全部をフッ化物置換したFのモル数の比が好ましくは概ね0.25以下、より好ましくは0.24以下、最も好ましくは0.23以下となるように含有される。
次に本発明の光学ガラスの物性について説明する。
本発明の光学ガラスは、主に加熱軟化させて精密プレス成形によってガラス成形品を得るためのガラスプリフォーム材として使用される。従ってこの際使用する金型の損傷を抑制し、金型の高精度な成形面を長く維持し、かつ、低い温度での精密プレス成形を可能にするために、できるだけ低い転移温度(Tg)を有することが望まれている。そのため、上記特定範囲の組成を用いることにより、所望のガラス転移温度(Tg)を実現させたものである。
ここでTgが低すぎると化学的耐久性が悪化し同時に耐失透性が低下し安定した生産を行うことが困難になる。また、Tgが高くなりすぎるとモールドプレス性が悪化するだけでなく溶融性が低下し溶け残り等が発生しやすい。しかし溶け残り防止のために溶融温度を高くすると溶融容器からの白金溶け込み量が増し光線透過性が悪化してしまう傾向にある。従って、本発明の光学ガラスのTgは好ましくは570℃、より好ましくは575℃、最も好ましくは580℃を下限とし、好ましくは630℃、より好ましくは625℃、最も好ましくは620℃を上限とする。
本発明の光学ガラスでは、下記製造方法により、安定した生産を実現するため、液相温度を1150℃以下とすることが重要である。特に好ましくは1135℃以下とすることで、安定生産可能な温度範囲が広くなり、また、ガラス熔解温度を下げることができるため、消費されるエネルギーを抑えることができる。
本明細書中において、「液相温度」とは一般の溶解炉を使用し、50ccのガラス試料を白金製のルツボにて溶融させ、その後、任意の温度で2時間保持した後取り出し、ガラスの結晶の有無を目視にて観察し、結晶が認められない一番低い温度を表す。
前述のとおり本発明の光学ガラスはプレス成形用のプリフォーム材として使用することができ、或いは溶融ガラスをダイレクトプレスすることも可能である。プリフォーム材として使用する場合、その製造方法及び熱間成形方法は特に限定されるものではなく、公知の製造方法及び成形方法を使用することができる。プリフォーム材の製造方法としては、例えば特開平8−319124に記載のガラスゴブの成形方法や特開平8−73229に記載の光学ガラスの製造方法及び製造装置のような溶融ガラスから直接プリフォーム材を製造することもでき、また板状に成形した材料を冷間加工して製造しても良い。
なお、本発明の光学ガラスを用いて溶融ガラスを白金或いは強化白金から滴下させてプリフォームを製造する場合、溶融ガラスの粘度は、低すぎるとガラスプリフォームに脈理が入りやすくなり、高すぎると、自重と表面張力によるガラスの切断が困難になる。
従って、高品質かつ安定した生産のためには、液相温度における粘度(dPa・s)の対数logηの値が好ましくは0.3以上であり、好ましくは2.0、より好ましくは1.8、最も好ましくは1.5を上限とする。
なお、プリフォームの熱間成形方法を特に限定するものではないが、例えば特公昭62−41180に記載の光学素子の成形方法のような方法を使用することができる。
以下、本発明の実施例について述べるが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお下表1〜6に規定する各成分の含有量は全て質量%で表すものとする。
Figure 0004828893
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表1〜表5に示した本発明のガラスの実施例(No.1〜No.25)は、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、フッ化物等の通常の光学ガラス用原料を、各実施例の組成の割合となるように秤量し、混合し、白金坩堝に投入し、組成による溶融性に応じて、1000〜1300℃で、3〜5時間溶融、清澄、撹拌して均質化した後、金型等に鋳込み徐冷することにより得ることができた。
屈折率(nd)及び、アッベ数(νd)は徐冷降温速度を−25℃/hにして得られた光学ガラスについて測定した。
ガラス転移温度(Tg)は日本光学硝子工業会規格JOGIS08−2003(光学ガラスの熱膨張の測定方法)に記載された方法により測定した。ただし、試料片として長さ50mm、直径4mmの試料を使用した。
液相温度の測定は、一般の溶解炉を使用し、50ccのガラス試料を白金製のルツボにて溶融させ、その後、任意の温度で2時間保持した後取り出し、ガラスの結晶の有無を目視にて観察し、結晶が認められない一番低い温度を求めた。
液相温度における粘度η(dPa・s)は、球引上げ式粘度計(有限会社オプト企業製:型番BVM−13LH)を使用し、液相温度での粘度を測定した。なお、表1〜6中において粘度を表す場合は粘度ηの常用対数で表した。
表1〜表5に見られるとおり、本発明の実施例の光学ガラス(No.1〜No.25)はすべて、上記特定範囲内の光学定数(屈折率(nd)及びアッベ数(νd)、)を有し、転移温度(Tg)が630℃以下の範囲にあり、かつ液相温度における粘度の対数(logη)が0.3〜2の範囲内であることから、精密プレス成形に使用するガラスプリフォーム材及び精密プレス成形に適していた。
これに対し、表6には比較例を示すが、比較例No.1(特開2000−128570号公報の実施例No.5)、比較例 No.2(特開2000−128570号公報の実施例No.10)のガラスは、金型に鋳込む際に激しく失透し、ガラス化しなかった。
比較例No.3(特開平9−278480号公報の実施例No.3)のガラスは、所望する光学定数は満たしているものの、転移温度(Tg)が高く、精密プレス成形による安定した生産が困難であり、上述した近年の光学設計上の要求を満たしていない。
本発明の光学ガラスは屈折率(nd)が1.9以上、アッベ数(νd)が25以上を有し、ガラス転移温度(Tg)が630℃以下であり、精密プレス成形に使用するガラスプリフォーム材、及び精密プレス成形に適している。

Claims (12)

  1. 屈折率(nd)が1.9以上、アッベ数(νd)が25以上を有し、
    質量%で
    5〜15%
    La 20〜29%
    Nb 22〜30%
    Ta 4〜15%
    LiO 0.5%を超え6%まで、
    GeO 1〜20%、及び
    ZnO 2〜10%を含有する光学ガラス。
  2. 液相温度が1150℃以下である請求項1の光学ガラス。
  3. 液相温度における粘度(dPa・s)の対数logηが0.3以上である請求項1又は2に記載の光学ガラス。
  4. ガラス転移温度(Tg)が630℃以下である請求項1〜3のいずれかに記載の光学ガラス。
  5. 質量%で表したB、La、Nb、Ta、GeO及びLiOの各成分の合計量が、76%以上である請求項1〜4のいずれかに記載の光学ガラス。
  6. 質量%で表したLiO含有量に対するZnO含有量が1.5〜7.5である請求項1
    〜5のいずれかに記載の光学ガラス。
  7. 質量%で表したLa含有量に対するZnO及びLiO含有量の和の値が0.1〜0.5の範囲である請求項1〜6のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  8. 質量%
    SiO 0〜5.5%、及び/又は
    Gd 0〜8%、及び/又は
    0〜8%、及び/又は
    Yb 0〜8%、及び/又は
    TiO 0〜5%未満、及び/又は
    ZrO 0〜10%、及び/又は
    WO 0〜7%、及び/又は
    Bi 0〜3%、及び/又は
    RO 0〜15%
    ただし、ROは、CaO、SrO及びBaOから選ばれる1種又は2種以上、及び/又は
    Sb 0〜1%
    の酸化物換算組成の各成分をさらに含有し、かつ上記酸化物の一部又は全部をフッ化物置換したFの合計量が、上記酸化物換算組成100質量部に対して0〜5質量部の範囲となる各成分を含有する請求請1〜7のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  9. mol%で
    10〜35%
    La 5〜20%
    Nb 8〜22%
    Ta 1〜10%
    LiO 1〜20%
    GeO 1〜34%
    ZnO 3〜20%
    及び
    SiO 0〜15%及び/又は
    Gd 0〜5%及び/又は
    0〜5%及び/又は
    Yb 0〜5%及び/又は
    TiO 0〜10%及び/又は
    ZrO 0〜15%及び/又は
    WO 0〜5%及び/又は
    RO 0〜30%
    ただし、ROは、CaO、SrO及びBaOから選ばれる1種又は2種以上、及び/又は
    Sb 0〜1%
    の酸化物換算組成の各成分を含有し、かつ酸化物換算組成の総モル数に対する上記酸化物の一部又は全部をフッ化物置換したFのモル数の比が0〜0.25となるように各成分を含有する光学ガラス。
  10. SiOとBの合計含有量が、質量%で5%以上かつ17%未満である請求項1〜9のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の光学ガラスからなる精密プレス成形用プリフォーム。
  12. 請求項11に記載の精密プレス成形用プリフォームを精密プレス成形してなる光学製品。
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