JP4827786B2 - ケーブル類保護案内装置 - Google Patents
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Description
ケーブル摺接緩衝用ローラに対するケーブル類の摺接屈曲動作に伴う摩耗粉の発生を抑制するとともにケーブル摺接緩衝用ローラの組み付け作業負担を低減して、半導体製造や食品製造加工などのクリーンな環境を要求される場所においても作業環境を汚染することなく使用できるケーブル類保護案内装置を提供することである。
そして、請求項2に係るケーブル類保護案内装置は、請求項1に係るケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記左右一対の側板が、先行する側板に連結される側板前方部と後続する側板に連結される側板後方部と前記側板前方部と側板後方部との間に一体化されて介在する屈曲自在な継ぎ手部とで一体に構成され、前記側板を相互に連結するスナップフイット機構が先行する側板の側板後方部とこの側板後方部に後続する側板の側板前方部との間に設けられていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
そして、ケーブル摺接緩衝用ローラのローラ端面と連結板に形成したピン支持部のピン支持対向面とを相互に反発離間させるように対向配置した環状の強制離間用磁石が、ケーブル摺接緩衝用ローラのローラ端面と連結板のピン支持対向面にそれぞれ埋設されていることにより、この強制離間用磁石がケーブル摺接緩衝用ローラのローラ端面と連結板のピン支持対向面とを相互に対向させて反発離間させた状態で埋設されているので、ケーブル摺接緩衝用ローラに対するケーブル類の摺接屈曲動作に伴ってケーブル摺接緩衝用ローラが回転する際にケーブル摺接緩衝用ローラのローラ端面と連結板のピン支持対向面との間で生じがちな摩耗粉の発生を完全に防止して半導体製造や食品製造加工などのクリーンな環境を要求される場所においても作業環境を汚染することなく使用することができる。
ここで、図1は、本発明の一実施例であるケーブル類保護案内装置の全体概要図であり、図2は、図1に示す直線領域の拡大図であり、図3は、図1に示す屈曲領域の拡大図であり、図4は、ケーブル類保護案内装置の連結状態を示す説明図であり、図5は、ケーブル類保護案内装置の一部断面図である。
そして、側板110を相互に連結するスナップフイット機構が、先行する側板110の側板後方部112とこの側板後方部112に後続する側板110の側板前方部111との間に設けられている。
なお、図1乃至図5における符号114は、連結板120を取り付けるために側板110に設けられた支持溝であり、この支持溝114は、後述する連結板120の支持突片122と嵌合して支持するようになっており、また、図1乃至図5における符号122は、連結板120の両端部に突出形成された支持突片であり、この支持突片122は、前述した側板110の支持溝114に嵌合するようになっている。
そして、図5における符号115は、連結板120を取り付けるために側板110に設けられた取り付け片であり、この取り付け片115は、後述する連結板120の取り付け溝123と嵌合するようになっており、また、図5における符号123は、連結板120
の両端部のケーブル収納空間R側に形成された取り付け溝であり、この取り付け溝123は、前述した側板110の取り付け片115に嵌合するようになっている。
まず、屈曲内周側の連結板120のケーブル長手方向後端部には、ピン支持部121、121が左右一対の側板110、110に沿って長手方向にそれぞれ突出形成されており、これらのピン支持部121、121がローラ支持ピン140、140を両持ち状態、すなわち、両側から支え持つような状態で支持している。
同様に、屈曲外周側の連結板120のケーブル長手方向後端部には、ピン支持部121、121が左右一対の側板110に沿ってそれぞれ突出形成されており、このピン支持部121、121がローラ支持ピン140を両持ち状態で支持している。
そして、このローラ支持ピン140、140には、エンプラと称するエンジニアリングプラスチックからなるケーブル摺接緩衝用ローラ130、130が回転自在にそれぞれ外嵌されており、このケーブル摺接緩衝用ローラ130、130は、ケーブル類Cに摺接するように配置されて屈曲内周側及び屈曲外周側の連結板120、120とケーブル類Cとの摺動接触を緩衝するようになっている。
この強制離間用磁石150は、ケーブル摺接緩衝用ローラ130のローラ端面131と連結板120のピン支持対向面121aとを相互に対向させて反発離間させるように同極同士が対向するように設置されている。
したがって、ケーブル摺接緩衝用ローラ130が側板110と拘わることなく連結板120のみに一体化して取り付けられるため、ケーブル摺接緩衝用ローラ130の組み付け負担を大幅に低減でき、しかも、ケーブル摺接緩衝用ローラ130の取り外し作業が側板110と拘わることなく連結板120のみの取り外し作業によって達成できるため、その取り扱いが極めて簡便となる。
したがって、この強制離間用磁石150がケーブル摺接緩衝用ローラ130のローラ端面131と連結板120のピン支持対向面121aとを相互に反発離間させた状態を呈するので、ケーブル摺接緩衝用ローラ130に対するケーブル類Cの摺接屈曲動作に伴ってケーブル摺接緩衝用ローラ130が回転する際にケーブル摺接緩衝用ローラ130のローラ端面131と連結板120のピン支持対向面121aとの間で生じがちな摩耗粉の発生を完全に防止して半導体製造や食品製造加工などのクリーンな環境を要求される場所においても作業環境を汚染することなく使用できるなど、その効果は甚大である。
110 ・・・ 側板
111 ・・・ 側板前方部
112 ・・・ 側板後方部
113 ・・・ 継ぎ手部
114 ・・・ 支持溝
115 ・・・ 取り付け片
120 ・・・ 連結板
121 ・・・ ピン支持部
121a・・・ ピン支持対向面
122 ・・・ 支持突片
123 ・・・ 取り付け溝
130 ・・・ ケーブル摺接緩衝用ローラ
131 ・・・ ローラ端面
140 ・・・ ローラ支持ピン
150 ・・・ 強制離間用磁石
C ・・・ ケーブル類
R ・・・ ケーブル収納空間
F ・・・ 取付固定端
M ・・・ 取付移動端
Claims (2)
- 離間配置された左右一対の側板を長手方向に多数連結するとともに該側板の屈曲内周側及び屈曲外周側にそれぞれ連結板を所定間隔で横架して、前記側板及び連結板で囲撓されるケーブル収納空間内にケーブル類を長手方向に沿って収納するケーブル類保護案内装置において、
前記ケーブル類に摺接するケーブル摺接緩衝用ローラを遊嵌したローラ支持ピンが、前記連結板に突出形成した左右一対のピン支持部に両持ち状態で支持されているとともに、
前記ケーブル摺接緩衝用ローラのローラ端面と前記連結板に形成したピン支持部のピン支持対向面とを相互に反発離間させるように対向配置した環状の強制離間用磁石が、前記ケーブル摺接緩衝用ローラのローラ端面と連結板のピン支持対向面にそれぞれ埋設されていることを特徴とするケーブル類保護案内装置。 - 前記左右一対の側板が、先行する側板に連結される側板前方部と後続する側板に連結される側板後方部と前記側板前方部と側板後方部との間に一体化されて介在する屈曲自在な継ぎ手部とで一体に構成され、前記側板を相互に連結するスナップフイット機構が先行する側板の側板後方部とこの側板後方部に後続する側板の側板前方部との間に設けられていることを特徴とする請求項1記載のケーブル類保護案内装置。
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