JP4823054B2 - 作業用補助具 - Google Patents

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Description

この発明は、柱状物に取付け可能な作業用の補助具に適用して好適な作業用補助具に関するものである。
従来、柱状物に取付け可能な作業用の補助具として安全帯の胴綱が使用されてきた。例えば、図8は従来例としての安全帯の胴綱50の使用例を示す説明図である。図8に示す安全帯の胴綱50は、例えば、変電所などの備えられている断路器の碍子11に登って碍子11の頂部に備えられた接続端子12などの保守点検作業を行う際に、作業体勢を維持するものである。
作業者は、ベルト15を作業者の腰に備えており、このベルト15に安全帯の胴綱50の一端を固定し、もう一端を碍子11に回してベルト15にフックなどで固定する。このようにすることで、安全帯の胴綱50により作業者の体重を支えることができると共に、作業体勢を確保できるようにしたというものである。
このような作業用の安全帯の胴綱50に関連して、特許文献1には柱上安全帯ロープが開示されている。この柱上安全帯ロープによれば、柱状物に回されるロープ3の端部に連結され、切欠き部14aを有した連結部材12を備え、切欠き部14aを障害物である支持棒B1に通し、通した後、この切欠き部14aを180度回動移動させ、支持棒B1を連結部材12から通過させる。このようにすることで、柱状物と身体とに掛け回した状態のままで、障害物を通過できるようにしたというものである。
また、特許文献2には、変電所における絶縁碍子の保守点検作業用の昇降架台が開示されている。この昇降架台によれば、油圧ユニット12を備え、油圧ユニット12により昇降台7を所要位置まで上昇させる。このようにすることで、足場のよい平坦な踊り場を設置できるので、安定した姿勢による確実な保守点検作業ができるというものである。
特開平07−246248号公報(第3頁、第1図) 実開平05−62114号公報(第8頁、第1図)
ところで、従来例に係る安全帯の胴綱によれば特許文献1に見られるように、足元を固定する補助具が無いので足元が不安定であり、更に作業靴が柱状物に直接触れるので柱状物を破損する恐れがある。例えば、発電所の変圧器などに備えられている碍子は、磁器製で衝撃にも弱く、更に上薬が塗布してあるので滑りやすい。作業中に変圧器の碍子を破損させ絶縁が低下した場合、絶縁油を抜くなどの大変な作業になる。また、作業員は、これだけ繊細な機器に対して慣れない高所で、地上作業と同じ作業靴を履き、碍子のヒダの上に足を掛けた不安定な状態での作業を強いられている。
また、特許文献2に見られるように、昇降架台は、柱状物の種類や設置状況によって利用できない可能性がある。また、昇降架台を作業目的の柱状物に運搬するには、労力とコストがかかり、設置台数にも限りがあるので作業時間が多くかかる。
そこで、本発明はこのような従来例に係る課題を解決したものであって、高所作業時等において、足場用の補助具を工夫して作業者の体勢を安全に確保できるようにすると共に、柱状物の破損を防止できるようにした作業用補助具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1に記載の作業用補助具は、作業者の腰に装着される安全帯の胴綱と共に使用可能な補助具であって、柱状物に取付け可能な作業用の補助具であって、垂れ幕状を有して前記柱状物の所定部分を覆うと共に当該柱状物に取付けられる覆い部材と、前記柱状物の外周を一回りする長さを有し、前記覆い部材の一方の上端部に取り付けられ、かつ、当該覆い部材の他方の上端部に取り付けられて当該覆い部材を前記柱状物に固定する固定部材と、前記固定部材によって前記柱状物に固定された前記覆い部材に加わる作業者の重量を支持する所定形状のベルト輪とを備え、前記ベルト輪は、前記覆い部材の両端部において縦に各々複数個取付けられることを特徴とする作業用補助具。
本発明に係る作業用補助具によれば、覆い部材は、柱状物の所定部分を覆う。固定部材は、当該覆い部材を柱状物に固定する。支持部材は、固定部材によって柱状物に固定された覆い部材に加わる作業者の重量を支持する。例えば、ベルト輪は、作業者のの一部が引掛け可能なU字型形状を有している。
従って、高所作業時等において、安全帯の胴綱が使用される作業者の両足ベルト輪に引掛けることができ、ベルト輪を足場とすることで、作業者の体勢を安全に確保できると共に、柱状物の破損を防止できるようになる。
本発明に係る作業用補助具によれば、柱状物の所定部分を覆うと共に当該柱状物に取付けられた覆い部材にベルト輪を備え、このベルト輪は、当該覆い部材に加わる作業者の重量を支持するために、覆い部材の両端部において縦に各々複数個取付けられるものである。
この構成によって、高所作業時等において、作業者の両足ベルト輪に引掛けることができ、このベルト輪を足場とすることで、安全帯の胴綱が使用される作業者の体勢を安全に確保できると共に、柱状物の破損を防止できるようになる。
続いて、本発明に係る実施形態としての作業用補助具について、図面を参照しながら説明をする。
図1は、本発明に係る第1の実施例としての作業用補助具100の構成例を示す正面図である。この実施例で、図1に示す作業用補助具100は作業用補助具の一例を構成し、柱状物に取付け可能であって、捲装本体1、ロープ2及びベルト輪3を備える。
捲装本体1は覆い部材の一例であり、ポケット4、ポケット16、伸縮調整器5及びD環6を備え、柱状物の所定部分を覆うと共に柱状物に取付けられる。捲装本体1は、縦が120cm〜180cm程度、横が15cm〜30cm程度の長方形の形状である。長方形の形状の捲装本体1の横の範囲が柱状物の外周の3分の2程度を覆うように取付けられる。捲装本体1は、引張や耐磨耗性に優れた特殊繊維素材であり、小さく丸められる。従って、保管時や柱状物の昇降時に小さくすることができる。また、作業中の工具墜落により工具が柱状物に衝突して柱状物が破損するのを防ぐ為に、例えば2枚の捲装本体1を中綿を挟んで縫合し、工具落下の衝突に耐える厚みを持たせるようにする。
伸縮調整器5及びD環6は、捲装本体1の上部の両端に取付けられる。伸縮調整器5は、柱状物の大きさに合せてロープ2を伸縮調整する。例えば、ロープ2の一端を伸縮調整器5に通して固定し、ロープ2の他端を柱状物の外周を一回りさせてD環6に係止し、伸縮調整器5により固定したロープ2の一端を引張り、捲装本体1が柱状物に固定されるように体の正面で締め付けてロープ2の伸縮を調整する。
ロープ2は固定部材の一例であり、回転式フック7を備え、伸縮調整器5及びD環6により捲装本体1の上部に取り付けられて捲装本体1を柱状物に固定する。例えば、ロープ2の一端を柱状物の大きさに合せて伸縮調整する伸縮調整器5に通して固定し、ロープ2の他端に取付けられた回転式フック7を柱状物の外周に一回りさせてD環6に引っ掛けて係止する。そして、伸縮調整器5により固定したロープ2の一端を引張り、捲装本体1が柱状物に固定されるように柱状物の大きさに合せて体の正面で伸縮の調整をする。ロープ2および回転式フック7は、安全帯の胴綱と混同しないように着色されている。
ポケット4は、伸縮調整器5及びD環6の下側に、縦長であるポケット4が2個と、更にその下に横長のポケット16が1個取り付けられる。例えば、縦長のポケット4には、長丈物であるハンマーやドライバーなどが収納され、横長のポケット16には、短丈物であるボルトやナット、工具などが収納される。また、ポケット4、16は、上述したポケット4、16の位置や数にこだわることなく、作業の条件に合せて適時取り付け可能である。
これにより、ドライバーやボルトなどの落下を防止することができると共に、腰に保持した工具入れの重量を軽減することができる。従って、足元が安定して上半身の体勢に自由度が生まれ、注意力を手元に集中することができるので、疲労が軽減し、安全性や効率性が向上する。
ベルト輪3は、身体の一部を引掛けるU字型形状をしている。ベルト輪3は捲装本体1の下部の両端に、対峙する左右のベルト輪3が同じ高さになるように左右各2個づつ取付けられ、上下の高さを2段階に調整する。このようにベルト輪3を複数個取付けることで、作業者の身長差による使いにくさを改善することができる。また、取付ける位置や個数はこれにこだわることはなく、4個以上取り付けることも可能である。
ベルト輪3は、引張や耐磨耗性に優れた特殊繊維素材であり、U字型形状を維持する心棒を中心に保持して特殊繊維を縫合する。このように構成することにより、ベルト輪3がU字型形状を維持できるので、作業靴をベルト輪3に引っ掛けることが容易になる。このベルト輪3はロープ2によって柱状物に固定された捲装本体1に加わる重量を支持する。従って、高所作業時等において、作業者の両足をベルト輪3に引掛けることができ、このベルト輪3を足場とすることで、作業者の体勢を安全に確保できると共に、柱状物の破損を防止できるようになる。また、作業用補助具100は、構成が単純であるため作業者の人数分だけ用意できるので、並行して作業できる。
[取付け例1]
図2は、変電所の構成例の一部分を示す概念図である。図2に示す変電所は、断路器20、遮断器21、避雷器22、変圧器23、架空地線24及び架空電線25から構成される。
断路器20は、架空電線25、変圧器23及び遮断器21などを保守点検する場合に電気の供給を止めるものである。遮断器21は、事故、又は電力の送電、停止の場合に電気を遮断するものである。避雷器22は、落雷時の異常電圧を抑制し変電所の各機器を保護するものである。変圧器23は、電圧を変更するものである。
これらの各機器と架空電線25との間には絶縁体である碍子11が備えられ、対地との絶縁を保っている。作業者はこの柱状物である碍子11に登って、碍子11の頂部に備えられている図示しない回転機構、接触機構及び図3で示す接続端子12などの保守点検を行う。
図3(a)及び(b)は、作業用補助具100の取り付け例を示す説明図である。図3(a)に示す碍子11は、断路器20などに備えられている。
作業者は地上での準備として、作業用補助具100をベルト輪3が備えられた一端から上述した縦方向に丸める。例えば丸めた作業用補助具100をバンドなどで縛る。そして、携帯している工具収納鞄に収納する。
収納した状態で、碍子11の頂部近傍まで図4に示す安全帯の胴綱14を碍子11のヒダに引っ掛けながら登る。また、高所作業車で移動してもよい。作業場所である碍子11の頂部に到着すると、両足を碍子11のヒダに引っ掛け、安全帯の胴綱14で体勢を維持した状態で、丸めて収納された作業用補助具100を工具収納鞄から取り出してバンドを外し、先ほど地上で丸めた作業用補助具100の両角を両手で掴み、丸められた作業用補助具100を重力方向へ解放する。重力方向へ解放された作業用補助具100は、丸められた状態から垂れ幕状態になる。
垂れ幕状態の作業用補助具100において、ロープ2の一端が伸縮調整器5に固定されていることを確認し、ポケット4等が備えられている面を作業者の正面にして碍子11の頂部近傍に取付ける。例えば、回転式フック7を有しているロープ2の他端を碍子11の外周に回して回転式フック7をD環6に係止する。このとき、捲装本体1と碍子11とが密着固定されていなければ、伸縮調整器5に通されたロープ2の一端を引っ張り更に締め付ける。図3(b)に示す作業用補助具100は、上述のようにして取り付けられたものである。取り付け完了後、ベルト輪3に両足を掛けて体勢を確保し、接続端子12などの保守点検作業を開始する。
従って、断路器20の碍子11に登って行う保守点検作業において、作業者の両足をベルト輪3に引掛けることができ、ベルト輪3を足場とすることで、作業者の体勢を安全に確保できると共に、碍子11の破損を防止できるようになる。
図4は、作業用補助具100の使用例を示す説明図である。図4に示す作業者は安全帯の胴綱14を装着し、図3で碍子11に取付けた作業用補助具100のベルト輪3に両足を通して断路器20の保守点検作業を行っているところである。
このように、本発明に係る第1の取付け例としての作業用補助具100によれば、碍子11の所定部分を覆うと共に当該碍子11に取付けられた捲装本体1にベルト輪3を備え、このベルト輪3は、当該捲装本体1に加わる重量を支持するものである。
従って、変電所の断路器などに備えられている碍子11において、作業者の両足をベルト輪3に引掛けることができ、このベルト輪3を足場とすることで、作業者の体勢を安全に確保できると共に、碍子11の破損を防止できるようになる。
図5は、本発明に係る第2の実施例としての作業用補助具200の構成例を示す正面図である。図5に示す作業用補助具200は、柱状物に取付け可能であって、捲装本体1、ロープ2、ベルト輪3及び揺れ抑えバンド8を備える。
捲装本体1は、ポケット4、ポケット16、伸縮調整器5及びD環6を備え、柱状物の所定部分を覆うと共に柱状物に取付けられる。捲装本体1は、縦が120cm〜180cm程度、横が15cm〜30cm程度の長方形の形状である。捲装本体1は、引張や耐磨耗性に優れた特殊繊維素材であり、小さく丸められる。また、作業中の工具墜落により工具が柱状物に衝突して柱状物が破損するのを防ぐ為に、例えば2枚の捲装本体1を中綿を挟んで縫合し、工具落下の衝突に耐える厚みを持たせるようにする。
伸縮調整器5及びD環6は、捲装本体1の上部の両端に取付けられる。伸縮調整器5は、柱状物の大きさに合せてロープ2を伸縮調整する。例えば、ロープ2の一端を伸縮調整器5に通して固定し、ロープ2の他端を柱状物の外周を一回りさせてD環6に係止し、伸縮調整器5により固定したロープ2の一端を引張り、捲装本体1が柱状物に固定されるように体の正面で締め付けてロープ2の伸縮を調整する。
ポケット4は、伸縮調整器5及びD環6の下側に、縦長であるポケット4が2個と、更にその下に横長のポケット16が1個取り付けられる。例えば、縦長のポケット4には、長丈物であるハンマーやドライバーなどが収納され、横長のポケット16には、短丈物であるボルトやナット、工具などが収納される。
ロープ2は回転式フック7を備え、伸縮調整器5及びD環6により捲装本体1の上部に取り付けられて捲装本体1を柱状物に固定する。例えば、ロープ2の一端を伸縮調整器5に通して固定し、ロープ2の他端に取付けられた回転式フック7を柱状物の外周に一回りさせてD環6に引っ掛けて係止する。そして、伸縮調整器5により固定したロープ2の一端を引張り、捲装本体1が柱状物に固定されるように柱状物の大きさに合せて体の正面で伸縮の調整をする。
ベルト輪3は、身体の一部を引掛けるU字型形状をしている。ベルト輪3は捲装本体1の下部の両端に、対峙する左右のベルト輪3が同じ高さになるように左右各2個づつ取付けられ、上下の高さを2段階に調整する。ベルト輪3は、引張や耐磨耗性に優れた特殊繊維素材であり、U字型形状を維持する心棒を中心に保持して特殊繊維を縫合する。このベルト輪3は柱状物に固定された捲装本体1に加わる重量を支持する。
従って、高所作業時等において、作業者の両足をベルト輪3に引掛けることができ、このベルト輪3を足場とすることで、作業者の体勢を安全に確保できると共に、柱状物の破損を防止できるようになる。
揺れ抑えバンド8は、特殊繊維素材でベルト形状をしている。揺れ抑えバンド8の一端は捲装本体1の中部の片側に固定され、もう一端はアタッチメント用凸部10が備えられている。更に、アタッチメント用凸部10に係止させるアタッチメント用凹部9が捲装本体1の中部のもう片側に備えられている。揺れ抑えバンド8のアタッチメント用凸部10を柱状物の外周に一周りさせ、捲装本体1を柱状物に密着させて捲装本体1の揺れを抑えるようにアタッチメント用凹部9に係止する。従って、第1の実施例における作業用補助具100と比較して作業用補助具200は、作業中に捲装本体1が左右に揺れるのを抑えることができる。
図6は、本発明に係る第3の実施例としての作業用補助具300の構成例を示す正面図である。図6に示す作業用補助具300は、柱状物に取付け可能であって、捲装本体1、ロープ2及びベルト輪3を備える。
捲装本体1は、ポケット4、ポケット16、伸縮調整器5及びD環6を備え、柱状物の所定部分を覆うと共に柱状物に取付けられる。捲装本体1は、縦が120cm〜180cm程度、横が15cm〜30cm程度の長方形の形状である。捲装本体1は、引張や耐磨耗性に優れた特殊繊維素材であり、小さく丸められる。また、作業中の工具墜落により工具が柱状物に衝突して柱状物が破損するのを防ぐ為に、例えば2枚の捲装本体1を中綿を挟んで縫合し、工具落下の衝突に耐える厚みを持たせるようにする。
伸縮調整器5及びD環6は、捲装本体1の上部の両端に取付けられる。伸縮調整器5は、柱状物の大きさに合せてロープ2を伸縮調整する。例えば、ロープ2の一端を伸縮調整器5に通して固定し、ロープ2の他端を柱状物の外周を一回りさせてD環6に係止し、伸縮調整器5により固定したロープ2の一端を引張り、捲装本体1が柱状物に固定されるように体の正面で締め付けてロープ2の伸縮を調整する。
ポケット4は、伸縮調整器5及びD環6の下側に、縦長であるポケット4が2個と、更にその下に横長のポケット16が1個取り付けられる。例えば、縦長のポケット4には、長丈物であるハンマーやドライバーなどが収納され、横長のポケット16には、短丈物であるボルトやナット、工具などが収納される。
ロープ2は回転式フック7を備え、伸縮調整器5及びD環6により捲装本体1の上部に取り付けられて捲装本体1を柱状物に固定する。例えば、ロープ2の一端を伸縮調整器5に通して固定し、ロープ2の他端に取付けられた回転式フック7を柱状物の外周に一回りさせてD環6に引っ掛けて係止する。そして、伸縮調整器5により固定したロープ2の一端を引張り、捲装本体1が柱状物に固定されるように柱状物の大きさに合せて体の正面で伸縮の調整をする。
ベルト輪3は、身体の一部を引掛けるU字型形状をしている。ベルト輪3は捲装本体1の下部の両端に、対峙する左右のベルト輪3が同じ高さになるように左右各5個づつ取付けられ、上下の高さを5段階に調整する。ベルト輪3は、引張や耐磨耗性に優れた特殊繊維素材であり、U字型形状を維持する心棒を中心に保持して特殊繊維を縫合する。このベルト輪3は柱状物に固定された捲装本体1に加わる重量を支持する。
例えば、作業用補助具300には、ベルト輪3が第1の実施例で両端に2個づつ取付けられていたのに加えて、捲装本体1の中部両端から上部両端にわたって両端に3個づつ追加して取付けられている。この結果、捲装本体1には、ベルト輪3が両端に5個づつ取付けられ、全合計10個が取付けられる。これにより、作業体勢の自由度が増すと共に、はしごのように使用することができる。例えば、柱状物の低所に作業用補助具300を取り付け、取付けられた作業用補助具300のベルト輪3に足を一歩づつ引っ掛けながら登り、高所へ移動することができる。従って、高所へ移動する際に、両足又は両手をベルト輪3に引掛けることができ、このベルト輪3を利用することで、作業者の体勢を安全に確保できると共に、柱状物の破損を防止できるようになる。
第1及び第2の実施例では、作業用補助具100、200を碍子11の頂部に取付けるまでに、碍子11のヒダに作業靴が直接接触するので碍子11が破損する恐れがある。ここで、作業用補助具300と作業用補助具100又は200とを併用すれば、作業用補助具100、200を碍子11の頂部に取付ける過程で、碍子11のヒダに作業靴が直接接触するのを回避できる。なお、ベルト輪3の個数は、10個にこだわることなく更に増やしてもよい。
[取付け例2]
図7(a)及び(b)は、作業用補助具300の取り付け例を示す説明図である。作業者は地上での準備として、作業用補助具300をベルト輪3が備えられた一端から上述した縦方向に丸める。例えば丸めた作業用補助具300をバンドなどで縛る。そして、携帯している工具収納鞄に収納する。
収納した状態で、碍子11の根元近傍まで移動する。碍子11の根元に到着すると、丸めて収納された作業用補助具300を工具収納鞄から取り出してバンドを外し、先ほど地上で丸めた作業用補助具300の両角を両手で掴み、丸められた作業用補助具100を重力方向へ解放する。重力方向へ解放された作業用補助具300は、丸められた状態から垂れ幕状態になる。
垂れ幕状態の作業用補助具300において、ロープ2の一端が伸縮調整器5に固定されていることを確認し、ポケット4等が備えられている面を作業者の正面にして碍子11の下段の頂部近傍に取付ける。例えば、回転式フック7を有しているロープ2の他端を碍子11の外周に回して回転式フック7をD環6に係止する。このとき、捲装本体1と碍子11とが密着固定されていなければ、伸縮調整器5に通されたロープ2の一端を引っ張り更に締め付ける。図7(b)に示す作業用補助具300は、上述のようにして取り付けられたものである。取り付け完了後、作業者は、作業用補助具300のベルト輪3に両足又は両手を掛けて碍子11の上段へ移動する。
このように、本発明に係る第2の取付け例としての作業用補助具300によれば、碍子11の所定部分を覆うと共に当該碍子11に取付けられた捲装本体1にベルト輪3を備え、このベルト輪3は、当該捲装本体1に加わる重量を支持するものである。
従って、発電所の断路器などに備えられている碍子11において、作業者の両足又は両手をベルト輪3に引掛けることができ、このベルト輪3を利用することで、作業者の体勢を安全に確保できると共に、碍子11の破損を防止できるようになる。
なお、超大型の碍子11の場合、作業者は高所作業車で碍子11の頂部に移動し、そこから碍子11に乗り移って作業用補助具100を碍子11に取付けることにより、高所作業車を占有しないので、1台の高所作業車を効率的に使用することができる。
また、足元に昇降用のボルトなどの間隔が狭く、都合の良い足場が確保できない機器には、限られたボルトに作業用補助具100をかけることで、中間位置での作業が容易になる。
また更に、林業において、強度のある太い枝に作業用補助具100を固定すれば、途中の細い枝の伐採ができる。
本発明は、柱状物に取付け可能な作業用の補助具などに適用して好適である。
本発明に係る第1の実施例としての作業用補助具100の構成例を示す正面図である。 変電所の構成例の一部分を示す概念図である。 (a)及び(b)は、作業用補助具100の取り付け例を示す説明図である。 作業用補助具100の使用例を示す説明図である。 本発明に係る第2の実施例としての作業用補助具200の構成例を示す正面図である。 本発明に係る第3の実施例としての作業用補助具300の構成例を示す正面図である。 (a)及び(b)は、作業用補助具300の取り付け例を示す説明図である。 従来例に係る安全帯の胴綱50の使用例を示す説明図である。
符号の説明
1 特殊繊維布(覆い部材)
2 ロープ(固定部材)
3 ベルト輪(支持部材)
4 ポケット
5 伸縮調整器
6 D環
7 回転式フック
8 揺れ抑えバンド
9 アタッチメント用凹部
10 アタッチメント用凸部
11 碍子

Claims (9)

  1. 作業者の腰に装着される安全帯の胴綱と共に使用可能な補助具であって、柱状物に取付け可能な作業用の補助具において、
    垂れ幕状を有して前記柱状物の所定部分を覆うと共に当該柱状物に取付けられる覆い部材と、
    前記柱状物の外周を一回りする長さを有し、前記覆い部材の一方の上端部に取り付けられ、かつ、当該覆い部材の他方の上端部に取り付けられて当該覆い部材を前記柱状物に固定する固定部材と、
    前記固定部材によって前記柱状物に固定された前記覆い部材に加わる作業者の重量を支持する所定形状のベルト輪とを備え
    前記ベルト輪は、
    前記覆い部材の両端部において縦に各々複数個取付けられることを特徴とする作業用補助具。
  2. 前記覆い部材は、
    前記覆い部材の所定の位置に取り付けられ、前記覆い部材を前記柱状物に密着させて揺れを抑える揺れ抑え部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の作業用補助具。
  3. 前記覆い部材は、
    引張や耐磨耗性に優れた繊維素材であり、小さく丸められることを特徴とする請求項に記載の作業用補助具。
  4. 前記覆い部材は、
    ボルトやナット、工具などを収納するポケットを備えることを特徴とする請求項に記載の作業用補助具。
  5. 前記覆い部材は、
    前記覆い部材の所定の位置に取り付けられ、前記固定部材の伸縮を調整する伸縮調整部材を備えることを特徴とする請求項に記載の作業用補助具。
  6. 前記ベルト輪は、
    前記作業者の両足の一部引掛け可能なU字型形状を有することを特徴とする請求項1に記載の作業用補助具。
  7. 前記ベルト輪は、
    前記U字型形状を維持する心棒を備えることを特徴とする請求項6に記載の作業用補助具。
  8. 前記固定部材は、
    前記伸縮調整部材により前記柱状物の大きさに合せて伸縮が調整されることを特徴とする請求項5に記載の作業用補助具。
  9. 前記固定部材は、
    前記作業者の腰に装着される安全帯の胴綱と混同しないように着色されていることを特徴とする請求項1に記載の作業用補助具。
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