JP4822228B2 - ディスクの選別装置 - Google Patents
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Description
特に、パチスロ等のゲーム機に使用するディスク選別装置の改良に関する。
なお、本明細書で使用する「ディスク」は、通貨であるコイン、メダル、代用コイン及び、それらと類似のものを包含する。
投入口201に投入された真正ディスクDは、傾斜するガイドレール202上を転がりつつ、ゲージ部203、キャンセル部204の順に通過し、出口205を通って貯留部(図示せず)に到達する。
ゲージ部203は、ガイドレール202と平行にゲージレール202が配置され、小径の偽ディスクD1はこのゲージレール206にガイドされずに倒れ、ガイドレール202から落下して振り分けられる。
また、所定数のディスクCを受け入れた後などのゲーム機が真正ディスクを受け入れできないときにゲート板207が移動されてキャンセル部204が開かれ、ディスクDをキャンセル部204から落下させ、返却する。
具体的には、キャンセル部204の下流に位置するセンサ208がディスクDを検知しなくなったことをトリガーにしてゲート板207を移動させ、キャンセル部204を開放する。
また、複数種のディスクサイズに対処するため、ディスク通路の幅(ディスクの厚み方向)を広げた場合、ディスクが振動しながら転がるため、スムースに転がらないものであった。
すなわち、本来ゲーム者に返却されるべきディスクD2がゲーム機にポイントを評価されずに受け入れられてしまう、所謂「呑み込み」を生じる恐れがある。
これらの追加制御により、ディスクの転がりが通常と僅かに異なった場合でも、呑み込みやカウントミスを生じることがある。
このため、ディスクDが小径から大径に変わった場合、キャンセル部204が開放位置に移動する途中に次のディスクが通過し、次のディスクDを受け入れてしまうという「呑み込み」を生じる恐れがある。
このため、ディスクサイズが変更になった場合、前記時間調整作業が必要であった。
本発明の第2の目的は、ディスクの「呑み込み」を防止することである。
本発明の第3の目的は、ディスクのサイズが変更された場合、キャンセル部の動作タイミングを変更しなくとも良いようにすることである。
ベース、ガイドレール、ゲージ装置及びカバーによって囲まれ、かつ、垂直部通路と湾曲部通路及び傾斜部通路を有するディスク通路と、前記ガイドレールの、垂直ガイドレールと湾曲ガイドレール及び傾斜ガイドレールとの距離が変更可能であるゲージ装置と、前記カバーの前記垂直部通路及び前記湾曲部通路に面する位置に第1案内面と第2案内面を設け、前記第1案内面は、前記垂直ガイドレールと前記湾曲ガイドレールに沿うように形成されると共に前記ベースの案内面に対しディスクの厚みよりも僅かに離れて配置され、前記第2案内面は、前記第1案内面に対し、前記垂直ガイドレール及び前記湾曲ガイドレールから遠い位置であって、前記第1案内面よりも前記ベースの案内面から遠い位置に配置されていることを特徴とするディスクの選別装置である。
このとき、ディスクは第1案内面と第2案内面に沿って斜めになるので、垂直部通路及び湾曲部通路の厚みを厚くせずともスムースに通過できる。
小径ディスクに合わせてゲージ装置をセットした場合、ディスクは第1案内面とベースの案内面に案内されつつ傾斜部通路へ移動する。
この場合も垂直部通路及び湾曲部通路の厚みを厚くせずともスムースに通過できる。
したがって、大径ディスクであっても小径ディスクであってもそれぞれ第1案内面及び第2案内面によってスムースに案内される。
本発明にかかるディスクの選別装置1は、図2に示すように、ガイドレール40、ゲージ装置50(大径ゲージ60、小径ゲージ70)、キャンセル片80及びキャンセル片80の移動装置75(図5参照)を含んでいる。
図6に示すように、ベース20は逆J形であって耐摩耗性の樹脂により一体成型されている。
図2及び6に示すように、ベース20には垂直面21A、湾曲面21B及び傾斜面21Cを含むディスク案内面21が形成されている。
傾斜面21Cは、図8に示すように、水平線に対し約70度傾いている。
湾曲面21Bは、垂直面21Aと傾斜面21Cを緩やかなカーブで接続し、かつ、傾斜面21C同様に水平線に対し約70度傾いている。
したがって、ディスクDがスムースに移動するよう、摩擦抵抗を減少するため、ディスク案内面21に溝を形成することができる。
ガイドレール40は、ディスク案内面21に対し直角をなし、かつ、大部分において幅がディスクDの厚みより僅かに広く形成されている。
ガイドレール40は、垂直ガイドレール40A、弧状ガイドレール40B及び傾斜ガイドレール40Cを含んでいる。
弧状ガイド面40Eは傾斜ガイドレール40Cに実質的に連続している。
弧状ガイドレール40Bは、傾斜ガイドレール40C及び垂直ガイドレール40Aと一体に樹脂にて成形してもよい。
この場合、少なくとも弧状ガイドレール40Bの弧状ガイド面40Eに金属板等の耐摩耗性を有する材料で作った磨耗防止板を貼り付ける必要がある。
弧状ガイド面40Eは、ディスクDの重量に加え遠心力を受けるため、ディスクDの接触圧が高まり、摩耗が早い。
しかし、少なくとも弧状ガイド面40Eが耐摩耗性材料の場合、磨耗を防止することができる。
ガイドレール40は、投入口2に投入されたディスクDを出口3に案内する機能を有していればよい。
したがって、塵埃の付着によるディスクの転がり不良を防止するため、ガイドレール40の長手方向に溝を形成してもよい。
カバー30にカバー案内面31が形成されている。
カバー案内面31は、前記垂直面21A、湾曲面21B及び傾斜面21Cに相対するカバー垂直面31A、カバー湾曲面31B、カバー傾斜面31C及びカバー垂直ガイド31Dを有している。
カバー30は、その上端のオメガ字状の軸受32をベース20の上部に形成された軸22に係止し、ピボット運動可能に取り付けられている。
なお、図7の(A)は、カバー30が大径ディスクに対応して設定された状態、(B)は、カバー30が小径ディスクに対応して設置された状態である。
第2案内面37Bは、直線状であって、垂直ガイドレール40A及び湾曲ガイドレール40Bから遠い位置に形成され、垂直面21A及び湾曲面21Bに対し、第1案内面37Aよりも遠い位置に配置される。
キャンセルボード33は、図8に示すように、断面横V形である。
カバー30とベース20との間隔、すなわち、垂直面21Aとカバー垂直面31A、湾曲面21Bとカバー湾曲面31B及び傾斜面21Cとカバー傾斜面31Cとの間隔は、カバー30にねじ込んだスクリュウ36の先端を弧状ガイドレール40Bの側面に突き当てることにより、ディスクDの厚みよりも僅かに広くなるように設定される。
ゲージ装置50は、図2及び図6に示すように、ほぼ台形状のゲージ板51と、小径ゲージ70を含んでいる。
ゲージ板51には、ガイド面52が形成されている。
ガイド面52は、左側面の垂直ガイド52Aと下面の傾斜ガイド52C、及び垂直ガイド52Aと傾斜ガイド52Cとを接続する湾曲ガイド52Bが形成されている。
湾曲ガイド52Bは、弧状ガイドレール40Bに相対し、ディスクDの直径よりも僅かに離れている。
傾斜して伸びる傾斜ガイド52Cは、傾斜ガイドレール40Cに相対し、かつ、平行に配置されている。
この離した距離が、ゲージ板51のその位置でのディスクDの受け入れ許容最大径である。
なお、本実施例において、この受け入れ許容最大径は小径ディスクに適応するゲージ板51の位置と、大径ディスクに適応するゲージ板51の位置においてそれぞれ設定される。
ゲージ板51は、取り付け装置53によりベース20の上部に取り付けられている。
取り付け装置53は、ベース20の取り付け部54とゲージ装置50の取り付け部55を含んでいる。
ゲージ装置50は、ベース取り付け部54にゲージ取り付け部55を係止することにより、ベース20にワンタッチで着脱可能に取り付けられる。
ベース取り付け部54は、先端が円錐形であって基部が円柱状である第1保持ピン56Aがベース20に固定されている。
同様に形成した第2保持ピン56Bが傾斜ガイドレール40Cに対し45度傾斜する直線L上に所定の間隔で配置されている。
第1から第3嵌合孔57A、57B、57Cは前記第1保持ピン56A及び第2保持ピン56Bの円柱部に密に填り合う直径に形成されている。
保持片59の先端は、第2嵌合孔57Bに挿入された第1保持ピン56A又は第2保持ピン56Bの周面に接触し、その弾力により押圧してゲージ板51の位置を保持する。
また、保持ピン56A及び56Bの側面に形成した溝56Cに保持片59の側面に形成したフック(図示せず)をフックし、ゲージ板51の脱落を防止する。
図6に示すように第1保持ピン56Aを第1嵌合孔57A、第2保持ピン56Bを第2嵌合孔57Bに嵌合した場合、ゲージ板51はガイドレール40との距離が近くなるため、小径ディスクの選別位置になる。
すなわち、ゲージ板51は直線Lに沿って垂直ガイドレール40A、弧状ガイドレール40B及び傾斜ガイドレール40Cに対し、それぞれ同一量接近し、又は、離れる。
取り付け装置53は、ゲージ装置50をベース20に取り付ける機能を有していればよい。
したがって、取り付け装置53は、ゲージ装置50を三段階以上に位置調整可能にしたり、無段階に位置調整可能に構成することができる。
ディスク通路62は、ベース20のディスク案内面21、カバー30のカバー案内面31、ガイドレール40及びゲージ板52のガイド面52で囲まれた通路である。
ディスク通路62は、図2及び6において逆J形であり、投入口2からほぼ真下に伸びる垂直部通路62A、湾曲部通路62B及び右下がりの傾斜部通路62Cを含んでいる。
小径ゲージ70は傾斜部通路62Cに面して配置されている。
傾斜面21Cに、傾斜ガイドレール40C及び傾斜ガイド52Cに沿って矩形の窓71が形成されている。
図5に示すように、ベース20の裏面の窓71の両側に、軸受72A及び72Bが固定されている。
図8に示すように、軸受72Aと72Bには、それぞれ、傾斜面21Cに対し直角方向に平行に伸びる大径ベアリング溝73A、小径ベアリング溝73Bが形成してある。
枢軸74は、傾斜ガイドレール40C及び傾斜ガイド52Cに平行に、かつ図8及び図10に図示するように大径ゲージ60の横に配置されている。
ここで、横とは、窓71を含む平面に対し直交する方向である。
小径ゲージ70の先端70Tは、枢軸74を中心とする円弧に形成されている。
この円弧により、小径ゲージ70を微調整装置86で位置調整しても、その先端70Tは、枢軸74から同一距離になるため、真正ディスクDを同一姿勢で案内することができる。
これにより、枢軸74は傾斜ガイドレール40C及び大径ゲージ60である傾斜ガイド52Cと平行に配置されている。
小径ゲージ70の先端70Tは、窓71内において、傾斜面21Cを含む平面内の傾斜ガイド52Cの近く配置されている。
この位置が、小径ゲージ70(キャンセル片80)のガイド位置である。
したがって、小径ゲージ70の先端70Tは大径ゲージ60の側方であって、直ぐ近くに配置されている。
ディスクDの直径が受け入れを許容しない小径の場合、ディスクDの上端部側面は先端70Tに支えられないので、図10に一点鎖線で示すように自重によって窓71内に倒れる。
結果として、ディスクDは、傾斜ガイドレール40Cから外れてキャンセル部4で落下する。
すなわち、小径ゲージ70は、キャンセル片80を兼ねている。
すなわち、キャンセル片80が非ガイド位置に移動されたとき、ストッパ82は傾斜部通路62Cに位置してディスクDの移動を強制的に阻止し、キャンセル部4においてキャンセルする。
キャンセル片80は、ゲージ装置50の位置において真正ディスクDを傾斜ガイドレール40Cから外す機能を有していればよい。
ストッパ82は、必要条件ではないが、備えていることにより、ディスクのキャンセルが確実になり、より好ましい。
移動装置75は、アクチュエータ76とリンク機構77を含んでいる。
リンク機構77は、スライド板78とリンク77Aを含んでいる。
図5に示すように、スライド板78は、軸受72Aに沿って傾斜ガイドレール40Cに対し直交方向にスライド可能に支持されている。
図3及び図5に示すように、アクチュエータ76は、ベース20に固定されたソレノイド82、アーマチャー83及びアーマチャー83のリターンスプリング84を含んでいる。
アーマチャー83の先端にリンク77Aが固定され、リンク77Aの先端にスライド板78が固定されている。
これにより、ガイド溝78B及びピン81を介して小径ゲージ70は、図8において時計方向に移動され、小径ゲージ70の上面がベース20のストッパ20S(図3参照)に突き当たって図示の非ガイド位置に保持される。
したがって、ディスクDは窓71内に倒れ、そして、その下端周面は傾斜ガイドレール40Cから外れて自重によってキャンセル部4において落下する。
受け入れを許容されない小径のディスクは、その上端部側面が先端70Tに支えられないので、自重で窓71に倒れ、傾斜ガイドレール40Cから外れて落下する。
受け入れを許容されない大径のディスクは、傾斜ガイドレール40Cと傾斜ガイド52Cとの間に詰まって転がり降りることができない。
キャンセルボード33は、カバー30が図10において時計方向に動かされたとき、窓71から傾斜部通路62Cに進出し、その通路にジャムしているディスクDを押して傾斜ガイドレール40Cから落下させ、キャンセルする。
このカバー30の移動は、ゲーム機に装着されたキャンセルレバーの操作に連動するようリンクが構成される。
図5に示すようにこの小径ゲージ位置微調整装置86は、傾斜ガイドレール40Cと小径ゲージ70の下縁70Uとの距離を微調整する機能を有している。
すなわち、スライド板78の下面78Uにベース20の下面にねじ込んだ位置調整スクリュウ79の先端が突き当たるように配置されている。
したがって、調整スクリュウ79がストッパである。
したがって、小径ゲージ70の先端70Tの下端70Uの位置は、調整スクリュウ77Aの先端位置によって決定される。
換言すれば、調整スクリュウ77Aのねじ込み量を変更することにより傾斜ガイドレール40Cと先端70Tとの距離を微調整することができる。
調整スクリュウ77Aは、ロックナット(図示せず)によりロックされる。
これは、ゲージ板51が取り付け装置53によって大きく位置調整されたとき、その位置に適合するよう小径ゲージ70の位置を変更するために用いられる。
小径ゲージ位置調整装置90は、図8に示すベアリング溝73A及び73Bである。
なお、ディスクサイズが一種類の場合、小径ゲージ位置微調整装置86のみであってもよい。
大径ディスクと小径ディスクを選択して用いる場合、小径ゲージ位置微調整装置86と小径ゲージ位置調整装置90の両者をゲージ位置調整装置として装着することが好ましい。
検知センサ92は、ゲージ板51の出口3側の端面から傾斜ガイドレール40Cに沿って伸びるステー93にスクリュー94によって固定されたブラケット95に固定されている。
すなわち、検知センサ92はディスクDの移動方向において、ゲージ装置50よりも下流に配置されている。
検知センサ92は、一対のアームが傾斜部通路62Cを挟んで投光部と受光部が対向している光電式である。
検知センサ92は、前記構造から明らかなように、ゲージ板51と一体化され、一緒に位置調整される。
結果として、ディスクサイズが変わっても同一タイミングでディスクDは光軸Rを横切るので、検知センサ92の位置を個別に位置調整したり、検知タイミングの変更をしなくともい。
ガイド板96が装着された場合、ディスクDが落下するガイド板96の下端が実質的に出口になる。
ガイド板96は、傾斜部通路62Cの軸線L2に交差するようにストップ板97が形成されている。
この弧状ガイド面98は、出口3から所定距離離れて配置されている。
これにより、出口3から排出されたディスクDが、出口3と弧状ガイド面98との間で詰まることを防止している。
取り付け装置99は、ベース20の端面の弧状溝100とガイド板96の端部に形成した弧状フランジ101を含んでいる。
弧状溝100と弧状フランジ101とは弧状ガイド面98と共通の軸心を持つ弧状に形成されている。
また、弧状フランジ100の側壁には三個の係止孔102A、102B、102Cが前記軸を中心とする円弧上に配置してある。
フランジ101を弧状溝100に密に挿入することでガイド板96にベース20の長手方向の移動が生じないようにし、かつ、係止ピン103を係止孔102A〜102Cの何れかに填め込むことにより、ガイド板96が軸回りに移動しないように取り付けてある。
しかし、ガイド板96の下端部の位置が変わるので、これによりディスクDのホッパ等への供給位置を変更する。
ガイド板96を装着した場合、ガイド板96の下端部が出口になる。
したがって、出口3から排出されたディスクDとガイド板96との位置関係が変わらないので、ガイド板96での、ディスクDのスムースな動きを保つことができる。
ゲージ板51は、図6に示すように小径ディスクに適応するよう取り付けられている。
すなわち、第1保持ピン56Aは第1嵌合孔57Aに、第2保持ピン56Bは第2嵌合孔57Bに挿入されている。
まず、ディスクDの受け入れ態勢にあり、かつ、真正ディスクDを投入口2に投入したケースを説明する。
小径ゲージ70の先端70Tが図10に示すように真正ディスクDの上端部側面を案内するガイド位置に移動されている。
ディスクDはこの途上で湾曲面21Bとカバー湾曲面31Bとにガイドされて水平線に対し約70傾けられた後、弧状ガイドレール40B及び傾斜ガイドレール40C上を転がって出口3から弧状ガイド面98に達する。
ディスクDは弧状ガイド面98を滑り落ちて図示しないホッパに供給される。
換言すると、ディスクDの中央部はベース20から離れる。
しかし、ディスクDの直径部は第2案内面37B側に位置しているため上下端が垂直面21Aと湾曲面21Bに接触せず、かつ、第1ガイド面37Aと案内面21との間隔はディスクDの厚みよりも僅かに大きい程度である。
この離れる距離は、直径が大きいディスクほど大きい。
したがって、大径のディスクDに合わせてこの垂直部通路62A及び湾曲部通路62Bのベース20とカバー30との距離を設定せねばならない。
しかし、本発明の場合、図7(B)に示すように、小径のディスクDは、垂直面21A及び湾曲面21Bとの距離が小さい第1案内面37Aに案内されるので、ディスクが振動しつつ移動したり、二枚重なることがなく、スムースに垂直部通路62A及び湾曲部通路62Bを移動することができる。
したがって、この場合もディスクDは前述同様にスムースに案内される。
また、ディスクDの上端部側面は小径ゲージ70の先端70Tによって支えられるため、傾斜ガイドレール40Cから落下しない。
垂直部通路62A及び湾曲部通路62Bを通過した大径ディスクDは、傾斜ガイドレール40Cと傾斜ガイド52Cにより挟まれて転がることができない、すなわち、傾斜部通路62Cで停止される。
この場合、カバー30及びキャンセルボード33を軸22を支点に回動させることにより、キャンセルボード33の下端部でディスクDを横方向に押しやり、傾斜ガイドレール40Cから外して落下させ、キャンセルする。
結果としてディスクDは傾斜ガイドレール40Cから外れて落下し、キャンセルされる。
この状態において投入された真正ディスクDは、その上端部側面を小径ゲージ70の先端70Tによって案内されないので窓71に倒れて傾斜ガイドレール40Cから落下してキャンセルされる。
2 受入口
3 出口
37A 第1案内面
37B 第2案内面
40 ガイドレール
40A 垂直ガイドレール
40B 湾曲ガイドレール
40C 傾斜ガイドレール
50 ゲージ装置
53 取り付け装置
54 ベース取り付け部
55 ゲージ取り付け部
56A、56B 円錐形ピン
57A、57B、57C 嵌合孔
59 保持片
60 大径ゲージ
62A、62B 垂直部通路
62B 湾曲部通路
62C 傾斜部通路
70 小径ゲージ
74 枢軸
75 移動装置
79 ストッパ
80 キャンセル片
92 検知センサ
96 弧状ガイド板
99 位置調整装置
Claims (1)
- ベース(20)、ガイドレール(40)、ゲージ装置(50)及びカバー(30)によって囲まれ、かつ、垂直部通路(62A)と湾曲部通路(62B)及び傾斜部通路(62C)を有するディスク通路(62)と、
前記ガイドレール(40)の、垂直ガイドレール(40A)と湾曲ガイドレール(40B)及び傾斜ガイドレール(40C)との距離が変更可能であるゲージ装置(50)と、
前記カバー(30)の前記垂直部通路(62A)及び前記湾曲部通路(62B)に面する位置に第1案内面(37A)と第2案内面(37B)を設け、
前記第1案内面(37A)は、前記垂直ガイドレール(40A)と前記湾曲ガイドレール(40B)に沿うように形成されると共に前記ベース(20)の案内面(21)に対しディスク(D)の厚みよりも僅かに離れて配置され、
前記第2案内面(37B)は、前記第1案内面(37A)に対し、前記垂直ガイドレール(40A)及び前記湾曲ガイドレール(40B)から遠い位置であって、前記第1案内面(37A)よりも前記ベース(20)の案内面(21)から遠い位置に配置されている
ことを特徴とするディスクの選別装置。
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