JP4821851B2 - 恒温槽 - Google Patents

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Description

本発明は、分析機器を一定温度に保つ恒温槽に関する。
分析機器に用いられる検出素子(ダイオードアレイやフォトマルチプライヤ等)は、分析の精度や再現性を高めるために、通常、環境温度を一定に保つ温度制御機構を備えた筐体内部に設けられる。筐体内部の温度を一定に保つことにより、分析機器自体が設置される実験室の室温(環境温度,一般的には25℃程度)が変化しても、検出素子に伝わる熱的な影響が低減される。故に、精度や再現性の良好な結果を得ることが可能となる。
具体的には、検出素子と共に検出素子の温度を調整する温度制御機構を分析機器の筐体内に配設し、筐体を断熱材で被覆することで恒温槽が形成される。一例として、図3に分光光度計に用いられる従来の恒温槽の該略図を示す。この例においては、分光部1は検出素子やミラーからなり、分光部1についての温度制御を行なうものである。温度制御のために、筐体内の空気を加熱するヒータ11と、ヒータ11に対して送風し筐体内の空気を循環(矢印A)するファン12を備え、恒温槽が温められる。温度センサ13により、恒温槽内部の温度が測定され、筐体内の温度が所望の設定温度に維持されるように制御部15によりヒータのON/OFF制御が行なわれる。分析機器に形成した恒温槽により一定温度になるように温度制御を行なわれるので、良好な分析結果を得ることができる。
分析機器が置かれる環境の温度変化が大きい場合、温度制御機構の能力が不足し、温度を一定に保つことができず、恒温槽として機能しない。分析機器を設置する場所全体を一定温度に保つ恒温室に設置することも可能であるが、設備の運用や消費電力の面で効率的ではない。そこで、分析機器に形成した恒温槽の中にさらに恒温槽を形成し、恒温槽を2重構造として温度制御をするものがある。こうすると、環境の温度変化が大きくても、内側に設置された恒温槽の内部では、ほとんど影響を受けなくなる。
この2重構造の恒温槽は、試料自体の温度が分析結果に大きな影響を与えるような分析装置に用いる場合、例えば、液体クロマトグラフ用示差屈折率検出器の場合には非常に有効である。内側の恒温槽に検出部(フローセルと検出素子)を配設して温度制御し、外側の恒温槽でフローセルに流入する試料が通る配管を温度制御するようにしたものが知られている(特許文献1)。図4に、特許文献1の恒温槽を示す。第1の(外側)の恒温槽30内部にヒータ31、温度センサ33とを配設し、温度制御部61により第1の恒温槽内部の温度制御を行ない、第2の恒温槽40にはヒータ41、温度センサ43を配設し、温度制御部61により第2の恒温槽40の温度制御を行なっている。配管35を通って第1の恒温槽30の外から流入する試料は第1の恒温槽30で急速に加熱され、さらに第2の恒温槽40で加熱される。こうすることで、試料温度の変化を低減している。また、この例においては、第2の恒温槽40内の検出部36近傍にヒータ51と温度センサ53を配設し、検出部温度制御部62により補助的に検出部36の温度制御を行ない、分析のための所望の設定温度までの到達時間の短縮を図っている。
特開平11−201957号公報
検出素子には高温下より低温下での使用の方がノイズが減少するもの、つまり、使用時には冷却を要するものがある。上述のフォトマルチプライヤも冷却によりノイズを低減させるものであるので、高温下での使用ではノイズが多くなり、良好な分析結果を期待することはできない。また、温度制御対象(例えば、分光部)が大きくなれば、室温から設定温度まで到達させるために必要な熱量も増大し、それだけの熱量を移動させるために時間を要する。特許文献1のような2重の恒温槽とした場合、室温より第1の恒温槽(外側)の温度が高く、第1の恒温槽(外側)の温度より第2の恒温槽(内側)の温度が高くなる。第2の恒温槽を環境温度から熱的に隔離するため、すなわち、室温の変化の影響を緩和するためには、第1の恒温槽の温度を室温よりもかなり高めに設定される必要があり、第2の恒温槽の内部の温度は室温からは掛け離れた温度となる。また、分析機器の運転/停止を繰り返すことにより、第2の恒温槽内部は、分析を行なうときは所望の設定温度に、分析を行なわないときは室温に曝されことになり、いわゆるヒートサイクルによる部品の劣化を招くことになる。ヒートサイクルは、特に樹脂製パッキンや接着剤などに影響が大きく、分析機器の不具合の原因となる。
上記課題に鑑みなされた本発明は、環境温度から検出素子を熱的に隔離するために、2重構造の恒温槽としつつ、内側の恒温槽内部の温度を室温からかけ離れないようにするためのものである。すなわち、本願発明は、第1の温度制御機構を備え第1の設定温度で温度制御する第1の恒温槽と、前記第1の恒温槽の内部に配設され、第2の温度制御機構を備え第2の設定温度で温度制御する第2の恒温槽とからなる2重構造の恒温槽において、前記第1の設定温度が前記第2の設定温度及び恒温槽が設置される環境の温度よりも高く設定されることを特徴とする。
[作用]本発明に係る恒温槽の構成を適用することで、第2の恒温槽内の温度は、室温(環境温度)に近い温度で設定することができる。第2の恒温槽を環境温度から熱的に隔離する第1の恒温槽の温度は、環境温度より高く設定される。
さらに、前記恒温槽は、第2の温度制御機構として、ペルチェ素子を含み、ペルチェ素子の一面が第2の恒温槽内側に、他面が第2の恒温槽外側に面することを特徴とする。
[作用]ペルチェ素子を採用することで、印加する電圧の正/逆の切り換えのみで伝熱方向を反転させ、加熱/冷却を切り換えることができるようになる。
そして、本発明の恒温槽において、温度制御機構にペルチェ素子を適用した恒温槽の制御方法において、第2の恒温槽内の温度が第2の設定温度に達するまでは、ペルチェ素子が第2の恒温槽側を加熱するように電圧を印加することを特徴とする。
[作用]この制御方法によりペルチェ素子は、動作開始後、第2の恒温槽の温度が第2の設定温度以下である場合に、第2の設定温度になった状態での動作とは逆の熱伝導(加熱)を行なう。
恒温槽を2重構造とし、かつ、第2(内側)の恒温槽を室温に近い温度とすることで、第1(外側)の恒温槽の内容積から第2(内側)の恒温槽の体積を引いた空間部分が第1の恒温槽による主な温度制御の対象になり、設定温度に到達させるために必要な熱量を少なく抑えることができる。第2の恒温槽内の温度は、分析機器の運転開始前(停止時)に置かれていた環境温度に近い温度で恒温になるので、検出器の動作が好適な温度条件で行なわれ、良好な分析結果を得ることができる。また、分析機器の使用の際も、環境温度に近い温度で恒温になるのでヒートサイクルの影響が小さくなり、第2の恒温槽内部に配設される部品の寿命が長くなる。温度制御開始後、第2の恒温槽内の空間温度が第2の設定温度より低い間は、ペルチェ素子の熱の流れを逆転させるので、第2の恒温槽の設定温度までの到達時間、すなわち分析機器の運転開始後、好適な分析結果を得るための温度条件達するまでの時間が短縮される。
本発明に係る恒温槽の概略図である。 本発明に係る恒温槽の恒温化までの熱の流れを示す図である。 従来の1重構造の恒温槽の概略図である。 従来の2重構造の恒温槽の概略図である。
符号の説明
1・・・分光器
10,30・・・第1の恒温槽
11,21,31,41,51・・・ヒータ
12,22・・・ファン
13,23,33,43,53・・・温度センサ
15a,b・・・制御部
20,40・・・第2の恒温槽
35・・・配管
36・・・検出部
以下、図面に沿って本発明を分光光度計を例に詳細に説明する。図1は、本発明に係る恒温槽の該略図である。第1の恒温槽10は断熱材(図示せず)で覆われており、加熱用のヒータ11と、ヒータ11に対して送風し筐体内の空気を循環(矢印A1)するファン12を備え、第1の恒温槽10内を温める。温度センサ13により第1の恒温槽10内部の温度が測定され、設定された第1の設定温度(室温より十分に高い温度、例えば40℃)になるように、制御部15aによりヒータ11のON/OFF制御が適宜行なわれる。こうして、第1の恒温槽10の内部の空間温度は第1の設定温度に維持される。
第2の恒温槽20は表面の殆どは断熱材(図示せず)で覆われ、第1の恒温槽10に内包される。第1の恒温槽10内の空間と第2の恒温槽20内の空間とが完全に断熱されるわけではなく、第2の恒温槽を被覆する断熱材を経る若干の熱伝導(矢印A4)が存在し、第2の恒温槽20内部の空間が加熱される。第2の恒温槽20は、その内部の熱を外部に放熱するための手段としてペルチェ素子21を備える。ペルチェ素子は電圧を印加すると一方の面(冷却面)から反対の面(放熱面)へ熱が移動する素子である。
ペルチェ素子21は、正電圧を印加したときに第2の恒温槽20内側が冷却面、第2の恒温槽20外側が放熱面となるように設定され、それぞれの面がそれぞれの空間に露出するように、第2の恒温槽の壁面に配設される。ペルチェ素子21へ正電圧の印加することにより、第2の恒温槽20内側の熱が第2の恒温槽20外側へ放熱される(矢印A3)。第2の恒温槽20内部の空気は、ファン22で循環(矢印A2)され、第2の恒温槽20内部の温度はほぼ均一となる。温度センサ23により第2の恒温槽20内部の温度が測定され、室温近傍に設定した第2の設定温度(室温に近い温度、例えば27℃)になるように、制御部15bによってペルチェ素子21の印加電圧の正/逆の切り換え及びON/OFF制御が適宜行なわれる。こうして、第2の恒温槽20内部の空間は第2の設定温度に維持される。なお、ペルチェ素子21の配設は、ヒータ11から遠い位置にすることで、温度センサ13の出力が安定しやすくなる。
第1の恒温槽10の内部空間は、ペルチェ素子21による第2の恒温槽20の外側への放熱(矢印A3)によって、若干加熱されることになる。しかし、ヒータ11のON/OFF制御により第1の恒温槽10内の空間に与えられる熱量が調整され、総熱量としては一定となるので、第1の恒温槽10内の空間の温度は、第1の設定温度に維持される。なお、ペルチェ素子21に放熱(吸熱)用のフィンを設けることで、伝熱効率は向上する。
以上のように、本発明に係る恒温槽では、第1の恒温槽10及び第2の恒温槽20の温度が、それぞれの設定温度に到達した状態では、第1の設定温度は環境温度及び第2の設定温度よりも高い温度で一定となるように制御される。分析機器が停止している間、すなわち恒温槽が温度制御されていない間、環境温度に等しい第1の恒温槽10内の空間の温度と第2の恒温槽20内の空間の温度を、最短時間で第1の設定温度及び第2の設定温度まで到達させるための制御方法を次に説明する。なお、実際には、それぞれの恒温槽の筐体の壁や断熱材があるので、境界部に温度勾配が存在するが、図2においては簡略化した。
図1におけるB−B’線に沿った断面について、装置の運転開始の温度からそれぞれの設定温度に到達するまでの温度状態と装置の動作を時系列的に図2に示す。各グラフの縦軸には温度を示し、横軸にはB−B’線に沿った位置を示している。各横軸と直交する破線は槽の境界を示す。
図2(a)は、装置の停止時の温度状態である。長時間装置を停止すると、断熱材に覆われた恒温槽内の空間であっても室温と等しい温度となり、環境温度(TRT)と第1の恒温槽10の温度(T1)、第2の恒温槽20の温度(T2)は全て等しい温度となっている。
装置の運転を開始し、第1の設定温度をTOP,1(例えば40℃)、第2の設定温度をTOP,2(例えば27度)として、温度制御が開始される。
温度制御開始後、第1の恒温槽についてはヒータ11がONになり、第2の恒温槽についてはペルチェ素子21には第2の恒温槽20内側が放熱面になるように電圧(逆電圧)が印加される。ヒータ11により第1の恒温槽10の温度が上昇し、ペルチェ素子21により第2の恒温槽20内側へ伝熱される。第1の恒温槽10の空間温度の上昇後、断熱材を経た伝熱(矢印A4)により、また、ペルチェ素子21の放熱動作(矢印A3の逆向)により第2の恒温槽20の内側の空間温度が上昇し、第2の恒温槽20の空間温度が第2の設定温度TOP,2を若干超えた状態になる(図2(b))。
この状態で、ペルチェ素子21の逆電圧による動作が停止され、さらに正電圧でのON/OFF制御が開始される。ペルチェ素子21の正電圧による動作により空間温度が降下するので、第2の設定温度TOP,2に到達する。以降は、ペルチェ素子21への正電圧印加のON/OFF制御を行なう。ヒータ11は引き続きONである。ヒータ11が第1の恒温槽10を加熱し、断熱材を経て第2の恒温槽20へ伝熱して第2の恒温槽20を加熱する。ヒータ11による加熱で、第1の恒温槽10内の空間の温度が第1の設定温度TOP,1を若干超えた状態になる(図2(c))。
この状態で、ヒータ11を停止し、ON/OFF制御を開始する。このON/OFF制御の最初の時点ではヒータは停止の状態である。第1の恒温槽10の内側から外側への伝熱(矢印A5)によって、第1の恒温槽10内の空間温度は降下し、第1の設定温度TOP,1に到達する((図2(d)))。以降は、温度センサ13の出力に基づいてヒータ11のON/OFF制御を行なう。
以上の制御方法により、最短時間で第2の恒温槽を第2の設定温度の状態にすることができる。さらなる時間短縮は、第1の恒温槽10の容積を小さくすることで、実現される。第1の恒温槽10の容積を小さくする方が、伝熱量が少なくてすみ、ヒータやペルチェ素子の熱的効率が同じでも、目的の温度に到達させるために必要な熱を伝熱する時間が短くなる。
上記実施例は本発明の単に一例にすぎず、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正することも可能である。例えば、ヒータやペルチェ素子の制御について、ON/OFF制御に代えPWM(Pulse Width Modulation)制御を行なうようにすれば、より高精度な温度制御が可能になる。温度制御時に、ファンの回転速度を変更することも可能である。第2の恒温槽の温度が室温より若干高い程度に制御することが伝熱効率や電力消費の面で好ましいが、第2の恒温槽の温度が室温より若干低い程度に制御することも可能である。また、第1の恒温槽の温度を室温より高いことを例にとって説明したが、第1の恒温槽の温度が室温より低くすることも可能である。この場合は、ヒータをクーラ、加熱を冷却と読み替え、ペルチェ素子の印加電圧の正/逆または反転して配設することで同様の動作が可能である。加熱手段としてヒータを例に説明をしたが、筐体をジャケットで包み、ジャケット内に温水を流通することで加熱手段とすることができる。逆に、ジャケット内に冷水を流通することで、冷却手段とすることができる。もちろん、本発明に係る恒温槽が適用されるものは分光部を温度制御の対象とする分光光度計に限定されず、恒温槽として様々な用途に適用可能である。これら変更や修正したものも本発明に包含されることは明らかである。
環境温度を一定に保つことを要する機器を設置するための恒温槽として利用することができる。

Claims (2)

  1. 少なくとも加熱手段を有する第1の温度制御機構を備え第1の設定温度で温度制御する第1の恒温槽と、前記第1の恒温槽の内部に配設され、冷却手段としてペルチェ素子を有する第2の温度制御機構を備え、第2の設定温度で温度制御する第2の恒温槽とからなり、前記第1の設定温度が前記第2の設定温度及び恒温槽が設置される環境の温度よりも高く設定される恒温槽の制御方法において、
    前記第1の恒温槽内の温度が前記第1の設定温度を超えるまで前記加熱手段が前記第1の恒温槽を加熱すると共に、前記第2の恒温槽内の温度が前記第2の設定温度を超えるまで前記ペルチェ素子が前記第2の恒温槽内側を加熱するように電圧を印加し、
    前記第2の恒温槽の温度が前記第2の設定温度を超えた後、前記第2の設定温度となるように前記ペルチェ素子が前記第2の恒温槽内側を冷却するために電圧の極性を切換えて印加することを特徴とする制御方法。
  2. 少なくとも冷却手段を有する第1の温度制御機構を備え第1の設定温度で温度制御する第1の恒温槽と、前記第1の恒温槽の内部に配設され、加熱手段としてペルチェ素子を有する第2の温度制御機構を備え、第2の設定温度で温度制御する第2の恒温槽とからなり、前記第1の設定温度が前記第2の設定温度及び恒温槽が設置される環境の温度よりも低く設定される恒温槽の制御方法において、
    前記第1の恒温槽内の温度が前記第1の設定温度を下回るまで前記冷却手段が前記第1の恒温槽を冷却すると共に、前記第2の恒温槽内の温度が前記第2の設定温度を下回るまで前記ペルチェ素子が前記第2の恒温槽内側を冷却するように電圧を印加し、
    前記第2の恒温槽の温度が前記第2の設定温度を下回った後、前記第2の設定温度となるように前記ペルチェ素子が前記第2の恒温槽内側を加熱するために電圧の極性を切換えて印加することを特徴とする制御方法。
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