JP4821570B2 - 耳掛け装着方式のヘッドホン - Google Patents

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本発明は、耳掛け装着方式のヘッドホンに関し、例えば携帯型音楽プレーヤに対して用いられる耳掛け装着方式のヘッドホンに適用して好適なものである。
従来、耳掛け装着方式(所謂ハンガーイヤータイプ)のヘッドホンにおいては、手軽でファッション性の高いタイプとして一般的に使用されているが、ヘッドバンドが存在しない構成であるため、左右の耳にヘッドホン本体部を密着させるための側圧が殆ど無く、インナーイヤータイプのヘッドホンのような耳穴への引っ掛かりも無い。
ハンガーイヤータイプのヘッドホンでは、耳掛けハンガーと、スピーカユニットが内蔵されたヘッドホン本体部との間で人間の柔らかな耳を挟み付け、ヘッドホン本体部自体の重さを支えるようにして取り付けられる構造であるため、左右の耳に安定して装着させることが最も難しいタイプの装着方式となっている(例えば、特許文献1参照)。
このような装着方式が採用されたハンガーイヤータイプのヘッドホンにおいては、スピーカユニットが内蔵されたヘッドホン本体部に対する耳掛けハンガーの回動角度や、耳の挟み付け具合の調整等に様々な工夫がなされている。
ところで、電源や音声信号を伝達するためのコードが設けられた製品では、そのコードを巻き取る巻取機構を搭載することが一般的であり、ヘッドホンにおいても、収納時におけるコードの絡み防止を主目的として、コードを巻き取るコード巻取機構を搭載することが一般的になっている。
特開2001-112081公報
ところでかかる構成のハンガーイヤータイプのヘッドホンにおいては、コード巻取機構を設けることが一般的になっているものの、コード巻取機構に必要な巻取リールやぜんまいバネ等の様々な部品追加による重量増加と、コード巻取機構を搭載するヘッドホン本体部のスペース的な制約とが加わることにより、ヘッドホン本体部の装着感や装着安定性が損なわれるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来よりも装着感や装着安定性を一段と向上させた優位性のある耳掛け装着方式のヘッドホンを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、前面側にスピーカユニットの放音部が配置され、背面側がハウジングにより覆われているヘッドホン部と、ヘッドホン部における放音部側に位置し、ハウジングに対して回転可能に取り付けられ、回転時にはバネ性により回転復帰方向へ付勢される所定形状の耳掛けハンガーと、ハウジングに対して取り付けられた耳掛けハンガーを回転可能に保持する回転軸受部とを具え、回転軸受部は、ハウジングに対して放音部側の象限に配置され、当該回転軸受部の回転軸芯がヘッドホン部の中心の法線に対し、ユーザ装着時のアオリ方向へ少なくとも10度以上45度以内に設定され、かつユーザ装着時のツイスト方向へ10度以上45度以内の角度に設定されているようにしたことにより、耳掛けハンガーがアオリ方向及びツイスト方向の2軸に傾けられた状態で回転するため、ユーザ装着時における耳掛けハンガーの開き具合がユーザの耳に一段と沿った状態になって装着感を一層向上させることができる。
本発明によれば、前面側にスピーカユニットの放音部が配置され、背面側がハウジングにより覆われているヘッドホン部と、ヘッドホン部における放音部側に位置し、ハウジングに対して回転可能に取り付けられ、回転時にはバネ性により回転復帰方向へ付勢される所定形状の耳掛けハンガーと、ハウジングに対して取り付けられた耳掛けハンガーを回転可能に保持する回転軸受部とを具え、回転軸受部は、ハウジングに対して放音部側の象限に配置され、当該回転軸受部の回転軸芯がヘッドホン部の中心の法線に対し、装着時のアオリ方向に少なくとも10度以上45度以内に設定され、かつ装着時のツイスト方向に10度以上45度以内の角度に設定されているようにしたことにより、耳掛けハンガーがアオリ方向及びツイスト方向の2軸に傾けられた状態で回転するため、ユーザ装着時における耳掛けハンガーの開き具合がユーザの耳に一段と沿った状態になって装着感を一層向上させることができ、かくして従来よりも装着感や装着安定性を一段と向上させた優位性のある耳掛け装着方式のヘッドホンを実現することができる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態におけるヘッドホン本体部の外観構成
図1(A)及び(B)において、1は全体として第1の実施の形態におけるハンガーイヤータイプのヘッドホンを構成する左耳装着用の左側ヘッドホン本体部を示し、ヘッドホン全体としては左右対称形の同一構造である右耳装着用の右側ヘッドホン本体部(図示せず)と当該左側ヘッドホン本体部1とが接続コード9を介して接続された構成を有している。
この左側ヘッドホン本体部1は、その前面側にスピーカユニット2の放音部2Aが配置され、その放音部2Aに対してスポンジ状のイヤーパッド3が覆われていると共に、その背面側がハウジング4により覆われている。
ハウジング4は、その内部に接続コード9を巻き取るためのコード巻取機構(図示せず)が内蔵されており、巻取ボタン8に対する押下操作に応じてコード巻取機構により接続コード9をハウジング4内に巻き取るようになされている。
またハウジング4は、その上部中央であって、スピーカユニット2の放音部2A側の象限に設けられた回転軸受部5を介して合成樹脂等の弾性体でなる耳掛けハンガー6が回動自在に取り付けられており、その回転軸受部5を覆うように回転軸受部カバー7が取り付けられている。
耳掛けハンガー6は、耳の形に合わせた丸みを有する形状を有し、左側ヘッドホン本体部1をユーザ装着時の真正面側から見たとき(図1(B)左側面図)、ハウジング4の中心の法線OLに対し、所謂アオリ方向へ約21度の傾きを持って回転軸受部5に取り付けられている。
ここでアオリ方向とは、図2に示すように、ユーザの顔を正面側から見たとき、耳が顔に対してどのような角度にあるのかを示す方向であって、それを傾斜角度θ1によって示す。従って耳掛けハンガー6は、回転軸受部5を介してアオリ方向へ約21度の傾きを持って取り付けられているため、ユーザの耳に装着された際、耳のアオリ方向へ沿った状態になり、ユーザの装着感を向上させ得るようになされている。
なお、アオリ方向の傾斜角度θ1が約21度に設定されているのは、複数のユーザに対するアンケートを取り、その集計結果から大多数のユーザにとって装着感が心地よいと感じられるアオリ方向の傾斜角度が約21度であったからである。
また耳掛けハンガー6は、左側ヘッドホン本体部1を真上側から見たとき(図1(B)上面図)、ハウジング4の中心の法線OLに対し、所謂ツイスト方向へ約25度の傾きを持って回転軸受部5に取り付けられている。
ここでツイスト方向とは、図3に示すように、ユーザの顔を真上側から見たとき、ユーザの耳が顔に対してどのような角度にあるのかを示す方向であって、それを傾斜角度θ2によって示す。従って耳掛けハンガー6は、回転軸受部5を介してツイスト方向へ約25度の傾きを持って取り付けられているため、ユーザの耳に装着された際、耳のツイスト方向へ沿った状態になり、ユーザの装着感を向上させ得るようになされている。
因みに、耳掛けハンガー6が回転軸受部5を介してツイスト方向へ約25度の傾きが設定されているのは、ツイスト方向への傾きが0度、15度、25度、35度及び45度毎に複数のユーザに対するアンケートを取り、その集計結果である図4に示すような傾斜角度別ヒストグラムに基づいて、大多数のユーザにとって装着感が心地よいと感じられるツイスト方向への傾斜角度θ2が25度であったと検証されたからである。
このような耳掛けハンガー6は、ハウジング4の回転軸受部5を介してアオリ方向へ約21度の傾きを持って取り付けられていると同時に、ツイスト方向へも約25度の傾きを持って取り付けられているため、ユーザの耳におけるアオリ方向及びツイスト方向の双方に沿った状態で装着されることになり、例えばアオリ方向だけに傾斜された構造の耳掛けハンガーと比較した場合、装着時のフィット感を格段に向上させ得るようになされている。
(1−2)第1の実施の形態における左側ヘッドホン本体部の内部構造
続いて、左側ヘッドホン本体部1の内部構造について、図5を用いて説明する。この左側ヘッドホン本体部1を構成する各部材としては、合成樹脂や耐腐食性金属等により形成されたものが用いられている。
実際上、左側ヘッドホン本体部1の内部には、略円筒形状の筐体22が設けられており、その筐体22の上側保持部22Aの内周側に中心軸22Cを介して接続コード9の巻き取りに用いられる巻取リール23が取り付けられる。
そして巻取リール23が取り付けられた筐体22は、巻取リール23の上からリールカバー24が筐体22を覆うように取り付けられ、そのリールカバー24に対して化粧キャップ25及び回転軸受部カバー7が同時に取り付けられるようになされている。
また左側ヘッドホン本体部1は、筐体22におけるフランジ形状でなる下側保持部22Bの内周側に短い円柱形状でなるスピーカユニット21が嵌め込まれて取り付けられるようになされている。この筐体22に対して、巻取リール23、リールカバー24、化粧キャップ25及びスピーカユニット2が取り付けられた状態をヘッドホン部29とする。
左側ヘッドホン本体部1は、ヘッドホン部29の筐体部22における下側保持部22Bの周端面上に設けられている回転軸受部5に対して、耳掛けハンガー6の先端にある軸保持部6Aがビス状の回転軸26により軸支され、その回転軸26の上から軸カバー27によって蓋がされている。
因みに、図5では耳掛けハンガー6とスピーカユニット21とが重なって見えるものの、この耳掛けハンガー6とスピーカユニット21とは別体の独立した部品であり、筐体22の回転軸受部5に耳掛けハンガー6が取り付けられた結果、スピーカユニット21とは独立して耳掛けハンガー6だけが回転軸受部5の回転軸26を介して回動し得るようになされている。
なお左側ヘッドホン本体部1は、回転軸26に対してバネ28が取り付けられた状態で、耳掛けハンガー6の軸保持部6Aが回転軸受部5に対して軸支されるようになされており、これにより耳掛けハンガー6が回転軸受部5を介して回動された場合、バネ28の付勢力によって、耳掛けハンガー6を元の位置(図1)に戻そうとする力が作用するようになされている。
この耳掛けハンガー6を元の位置に戻そうとする力は、ユーザの耳に当接されるイヤーパッド3の表面と、耳掛けハンガー6のアーム部分との間でユーザの耳を挟み付けるように作用すると共に、当該耳掛けハンガー6のアーム部分が眼鏡の耳掛け部分のように、耳に対して強固に保持されるように作用する。
ところで左側ヘッドホン本体部1では、耳掛けハンガー6が回転軸受部5を介してアオリ方向へ約21度の傾きを持って取り付けられると同時に、ツイスト方向へも約25度の傾きを持って取り付けられるようになされているが、これは回転軸受部5そのものが筐体22に対して、アオリ方向へ約21度の傾きを持って設けられていると共に、かつツイスト方向へも約25度の傾きを持って設けられているからである。
従って左側ヘッドホン本体部1は、耳掛けハンガー6がヘッドホン部29の回転軸受部5に軸支された状態で、当該耳掛けハンガー6がバネ28の付勢力に反して回動されたとき、スピーカユニット2の放音部2A側の象限上で、耳掛けハンガー6がアオリ方向へ約21度傾けられ、かつツイスト方向へ約25度傾けられた2軸傾斜の3次元的な仮想軸線(回転軸26)を中心とした所定回動角度範囲内で当該耳掛けハンガー6を回動させ得るようになされている。
(1−3)第1の実施の形態における装着状態
ところで上述した2軸傾斜の耳掛けハンガー6を有する左側ヘッドホン本体部1がユーザの耳に装着される際、図6(A)及び(B)に示すように、ユーザがあたかも眼鏡をかけるかのように、耳掛けハンガー6の先端を耳の付け根に差し込むように挿入することにより、図7に示すように、イヤーパッド3が耳甲介に当接され、かつ耳掛けハンガー6が耳に引っ掛けられた状態、すなわち結果的にイヤーパッド3と耳掛けハンガー6とによって耳が挟まれた状態で左側ヘッドホン本体部1が保持される。
ここで、本願発明のアオリ方向及びツイスト方向へ2軸傾斜された耳掛けハンガー6を有する左側ヘッドホン本体部1がユーザに装着された場合と、基本構造が同一であってアオリ方向にのみ1軸傾斜された耳掛けハンガーを有する左側ヘッドホン本体部がユーザに装着された場合とにおける装着状態の違いを、図8及び図9により説明する。
本願発明のアオリ方向及びツイスト方向へ2軸傾斜された耳掛けハンガー6を有する左側ヘッドホン本体部1がユーザに装着された場合、図8(A)に示すように、標準的な厚さの耳ER1を持つユーザに対しては耳掛けハンガー6の回転軸受部5を介した回動角度が標準状態であるのに対し、図8(B)に示すように、標準的な厚さよりも太い耳ER2を持つユーザに対しては耳掛けハンガー6の回転軸受部5を介した回動角度が標準状態よりも10度大きい10度開き状態となり、図8(C)に示すように、標準的な厚さよりも薄い耳ER3を持つユーザに対しては耳掛けハンガー6の回転軸受部5を介した回動角度が標準状態よりも10度小さい10度閉じ状態となる。
すなわち本願発明の左側ヘッドホン本体部1では、耳掛けハンガー6の回動角度が標準状態(図8(A))、10度開き状態(図8(B))及び10度閉じ状態(図8(C))の何れの場合であっても、イヤーパッド3の表面に対して耳掛けハンガー6のアーム部分が平行状態を維持したまま、イヤーパッド3の表面から耳掛けハンガー6のアーム部分までの距離DM1〜DM3がそれぞれ変化するようになされている。
従って本願発明の左側ヘッドホン本体部1では、耳掛けハンガー6の回動角度が変わることに応じて、イヤーパッド3の表面から耳掛けハンガー6のアーム部分までの距離DM1〜DM3が変化し、かつイヤーパッド3の表面に対して耳掛けハンガー6のアーム部分が平行状態を維持し続けるため、ユーザ毎に耳ER1〜ER3の厚さが異なっていても、全員のユーザに対して良好な装着感及び装着安定感を提供し得るようになされている。
これに対して図8(A)、(B)及び(C)との対応部分に同一符号を付した図9(A)、(B)及び(C)に示すように、アオリ方向にのみ1軸傾斜された耳掛けハンガー106を有する左側ヘッドホン本体部100がユーザに装着された場合、標準的な厚さの耳ER1を持つユーザに対しては耳掛けハンガー106の回動角度が標準状態であるのに対し(図9(A))、標準的な厚さよりも太い耳ER2を持つユーザに対しては耳掛けハンガー106の回動角度が標準状態よりも10度大きい10度開き状態となり(図9(B))、標準的な厚さよりも薄い耳ER3を持つユーザに対しては耳掛けハンガー106の回動角度が標準状態よりも10度小さい10度閉じ状態となる(図9(C))。
すなわちアオリ方向にのみ1軸傾斜された耳掛けハンガー106を有する左側ヘッドホン本体部100では、耳掛けハンガー106の回動角度が標準状態(図9(A))、10度開き状態(図9(B))及び10度閉じ状態(図9(C))の何れの場合であっても、イヤーパッド103の表面から耳掛けハンガー106のアーム部分までの距離DM4A、DM4B及びDM4Cが殆ど変わらず、またイヤーパッド103の表面と耳掛けハンガー106のアーム部分との平行状態についても必ずしも維持されていない。
従ってアオリ方向にのみ1軸傾斜された耳掛けハンガー106を有する左側ヘッドホン本体部100では、耳掛けハンガー106の回動角度が変わっても、イヤーパッド103の表面から耳掛けハンガー106のアーム部分までの距離DM4A、DM4B及びDM4Cが殆ど変化しないため、標準的な厚さよりも太い耳ER2を持つユーザや、標準的な厚さよりも薄い耳ER3を持つユーザに対して、良好な装着感を提供し得ないだけでなく、耳掛けアーム106の回動角度が大きくなるに連れてイヤーパッド3と耳との位置関係が最適な状態から微妙にずれてしまうことになる。
(1−4)第1の実施の形態におけるイヤーパッドの構造
ところで第1の実施の形態における2軸傾斜された耳掛けハンガー6を有する左側ヘッドホン本体部1のイヤーパッド3では、従来にない工夫がなされており、その点について次に説明する。
イヤーパッド3は、図10(A)及び(B)に示すようにパッドカバー40と、図11に示すようにそのパッドカバー40の内部に装填される低反撥ウレタンフォームでなる内部スポンジ45とによって構成されている。
パッドカバー40は、ユーザの耳に当接される前面側に伸縮可能で通気性及び通音性の高いニットでなる布地41(図10(A))が配置され、スピーカユニット2を包み込む背面側に連続気泡処理が施されたドーナッツ形状のエステル系ポリウレタンフォームでなるカバースポンジ42(図10(B))が配置され、布地41とカバースポンジ42とが互いの外周側端部で熱溶着された構成を有する。
一方、内部スポンジ45は、連続気泡処理が施されていないドーナッツ形状の低反撥ウレタンフォームでなり、カバースポンジ42の内部に収納されるため、当該カバースポンジ42よりも僅かに小さなサイズに形成されている。
この内部スポンジ45に素材として採用されている低反撥ウレタンフォームは、NASAのスペースシャトルのシートに使われており、宇宙飛行士にとって過酷な大重圧・振動・長時間にわたる着座作業を軽減するために開発され、荷重分散と低反撥という特徴を持つものである。
通常の家具で使われているウレタンフォームは、密度が約15〜30kg/mであるのに対し、低反撥ウレタンフォームは、通常のウレタンフォームの約2〜3倍に相当する約65kg/mもの密度がある。なお低反撥であるか否かの基準は、反撥弾性が約40kg/m以上の密度で20%以下のものをいう。
一般的に低反撥ウレタンフォームは、一般のウレタンフォームとの密度の違いにより、外部からの圧力に対してゆっくり変形し、ゆっくり戻る特徴と、荷重を分散し、底づきし難く圧迫感のない心地良い感触が得られる特徴と、いつまでもヘタリの少ない状態で使用することができるという特徴とを有している。
内部スポンジ45に使用される低反撥ウレタンフォームとしては、バウンドレス性を有するクッション用ポリウレタンフォームであって、反撥弾性が非常に小さく、図12に示すようなバウンドレス性を有するため、クッション材として使用した場合に体圧が均等に分散されて長時間の使用であっても疲れを感じさせ難いうえ、衝撃吸収性が大きく、硬さの温度依存性があるため、温度が低いと硬く、温度が高いと柔らかくなるという特徴がある。
イヤーパッド3は、図13に示すように、ドーナッツ形状の穴が開けられたパッドカバー40に対して、ほぼ同じサイズでなるドーナッツ形状の穴が空けられた内部スポンジ45が収納された状態で構成され、パッドカバー40のカバースポンジ42が筐体22のフランジ形状でなる下側保持部22Bの鍔部に引っ掛けられるようにして取り付けられる。
ところでイヤーパッド3のパッドカバー40に用いられているカバースポンジ42は、上述したように連続気泡処理が施された素材であるため、スピーカユニット2の放音部2Aから出力される音声を通すことができるが、低反撥ウレタンフォームでなる内部スポンジ45は連続気泡処理が施されていない素材であるため、スピーカユニット2の放音部2Aから出力される音声を通すことができない。
しかしながらイヤーパッド3では、ドーナッツ形状の穴が開けられたパッドカバー40のカバースポンジ42に対して、ほぼ同じサイズでなるドーナッツ形状の穴が空けられた内部スポンジ45が収納された構造であるため、スピーカユニット2の放音部2Aから出力される音声をドーナッツ形状の2つの穴及びニットの布地41を介して通過させ、ユーザの耳に到達させ得るようになされている。
またイヤーパッド3は、内部スポンジ45に低反撥ウレタンフォームが用いられると共に、その内部スポンジ45と当接し、かつユーザの耳に押し当てられる布地41にニットが用いられるようにしたことにより、内部スポンジ45に対して与えられる外部からの圧力に対してゆっくり変形し、ゆっくり戻る特徴を、薄い柔らかなニットの布地41を介してダイレクトに伝えられるようになされている。
これによりユーザは、イヤーパッド3が付けられた左側ヘッドホン本体部1を装着したとき、側圧が殆ど期待できない状態であるにも拘わらず、イヤーパッド3の内部スポンジ45及び布地41を介して、ユーザ毎に個人差を有する耳の形状差を吸収し、誰に対しても一段と快適な装着感及び装着安定性を提供し得るようになされている。
また左側ヘッドホン本体部1は、イヤーパッド3に用いられた低反撥ウレタンフォームの内部スポンジ45が外部の圧力に対してゆっくり変形し、ゆっくり戻る特徴を有し、当該内部スポンジ45が耳の個人差により異なる凹凸形状にそれぞれ追従して密着することになるため、耳とイヤーパッド3との隙間を従来に比して一段と塞ぐことができ、かくしてイヤーパッド3の前面側からの不要な音漏れを防止し得るようになされている。
(1−5)動作及び効果
以上の構成において、左側ヘッドホン本体部1は、図14に示すように、耳掛けハンガー6が回転軸受部5(図示せず)を介して回動した場合、耳掛けハンガー6のアーム部分がハウジング4から離れる方向へ移動し、その耳掛けハンガー6のアーム部分が元の位置に戻ろうとする付勢力により、イヤーパッド3と耳掛けハンガー6との間でユーザの耳を挟み付けることにより装着される。
このとき図15(A)及び(B)に示すように、左側ヘッドホン本体部1は、その正面側から見たとき耳掛けハンガー6がハウジング4に対してアオリ方向へ約21度の傾きを持って取り付けられ、その上面側から見たとき耳掛けハンガー6がハウジング部4に対してツイスト方向へ約25度の傾きを持って取り付けられた3次元的な2軸傾斜構造を有しているため、耳掛けハンガー6を回転軸受部5を介して回動させたとき、耳の角度に沿って当該耳掛けハンガー6を這わせることができる。
また図16(A)に示すように、従来の1軸傾斜された耳掛けハンガー206を有する左側ヘッドホン本体部200がユーザに装着された場合と、図16(B)に示すように、本願発明の2軸傾斜された耳掛けハンガー6を有する左側ヘッドホン本体部1がユーザに装着された場合とにおける装着状態の違いを検証する。
この場合、従来の1軸傾斜された耳掛けハンガー206を有する左側ヘッドホン本体部200(図16(A))では、耳掛けハンガー206を回動保持する回転軸受部205が、スピーカユニット2の放音部2A側の象限に設けられているものの、耳掛けハンガー206を回動保持する回転軸受部205の向きがハウジング204の化粧キャップ225側の象限にあるため、耳掛けハンガー206が化粧キャップ225側から大きなカーブを描いてイヤーパッド203側の象限に回り込む構造となっている。
従って1軸傾斜された耳掛けハンガー206を有する左側ヘッドホン本体部200(図16(A))は、耳掛けハンガー206のアーム部分とユーザの耳後ろ部分とのスペースが大きく拡がり、当該耳掛けハンガー206のアーム部分と耳後ろ部分との接触面積が少なくなってしまう。
これに対して本発明の2軸傾斜された耳掛けハンガー6を有する左側ヘッドホン本体部1(図16(B))では、耳掛けハンガー6を回動保持する回転軸受部5が、スピーカユニット2を内部に有するイヤーパッド3側の象限に設けられ、かつ耳掛けハンガー6を回動保持する回転軸受部5の向きについてもイヤーパッド3側の象限にあるため、耳掛けハンガー6が回転軸受部5からイヤーパッド3側の象限に対して直接配置された構造となっている。
従って2軸傾斜された耳掛けハンガー6を有する左側ヘッドホン本体部1(図16(B))は、耳掛けハンガー6のアーム部分とユーザの耳後ろ部分とのスペースが殆ど無くなり、当該耳掛けハンガー6のアーム部分と耳後ろ部分との接触面積が一段と多くなって、装着時の保持性及び装着安定性を大きく向上させると共に、装着感を格段に向上させている。
加えて左側ヘッドホン本体部1では、耳掛けハンガー6の回動角度が変わることに応じて、イヤーパッド3の表面から耳掛けハンガー6までの距離DM1〜DM3が変化し(図8(A)〜(C))、かつイヤーパッド3の表面に対して耳掛けハンガー6のアーム部分が平行状態を維持し続けるため、ユーザ毎に耳ER1〜ER3の厚さが異なっていても、良好な装着感を提供することができる。
さらに左側ヘッドホン本体部1では、内部スポンジ45に低反撥ウレタンフォームを素材として用いると共に、その内部スポンジ45と当接し、かつユーザの耳に押し当てられる布地41に対して薄い柔らかなニットを素材として用いることにより、内部スポンジ45に対して与えられる耳からの側力に対して、耳の形状に合わせて内部スポンジ45をゆっくり変形させ、ゆっくり戻るように追従させることができる。
これにより左側ヘッドホン本体部1は、ユーザに装着されたとき、内部スポンジ45及びニットの布地41を介して、イヤーパッド3をユーザの耳の形状に合わせるように追従させることができるので、十分な密着感と共に音漏れを防止しつつ、一段と快適な装着感を提供することができる。
なお左側ヘッドホン本体部1では、この場合であっても、通気性に優れたニットの布地41からなるパッドカバー40が用いられているため、十分な密着感及び音漏れを防止しながらも、使用時の蒸れを防止し、快適さをも提供することができる。
以上の構成によれば、従来よりも一段と装着感や装着安定性を向上させた左側ヘッドホン本体部1及び右側ヘッドホン本体部からなる優位性のある耳掛け装着方式のヘッドホンを実現することができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)第2の実施の形態におけるヘッドホン本体部の外観構成
図1との対応部分に同一符号を付した図17に示すように、300は全体として第2の実施の形態におけるハンガーイヤータイプのヘッドホンを構成する左耳装着用の左側ヘッドホン本体部を示し、ヘッドホン全体としては左右対称形の同一構造である右耳装着用の右側ヘッドホン本体部(図示せず)と当該左側ヘッドホン本体部300とが接続コード309を介して接続された構成を有している。
この場合、第2の実施の形態における左側ヘッドホン本体部300では、ハウジング304の内部に接続コード309を巻き取るためのコード巻取機構が設けられているのではなく、低音増強用のダクト330が形成されていることを特徴としており、それ以外の耳掛けハンガー306については第1の実施の形態と同様、回転軸受部305を介してアオリ方向及びツイスト方向へ同じ傾斜角度だけ傾けられた3次元的な2軸傾斜構造となっている。
因みに、この耳掛けハンガー306の2軸傾斜構造については、第1の実施の形態における耳掛けハンガー6の2軸傾斜構造と同じであるため、ここでは説明を省略する。
なおダクト330は、その直径及び長さに起因して共振周波数を低い周波数帯へずらし、低音レベルを増強するためのものであり、出来るだけ大きなサイズのダクトであればあるほど、安定した状態で低音を十分なレベルにまで増強し得るようになされている。
従って第2の実施の形態における左側ヘッドホン本体部300においても、2軸傾斜構造を有しているため、耳掛けハンガー306を回動させたとき、ユーザの耳の後ろ部分に沿って当該耳掛けハンガー6を這わせることができる。
更に左側ヘッドホン本体部300においても、耳掛けハンガー306の回動角度が変わることに応じて、イヤーパッド303の表面から耳掛けハンガー6のアーム部分までの距離が変化し、かつイヤーパッド3の表面に対して耳掛けハンガー6のアーム部分が平行状態を維持し続けるため、ユーザ毎に耳の厚さが異なっていても、良好な装着感を提供することができる。
(3)他の実施の形態
なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、合成樹脂等の弾性体でなる耳掛けハンガー6及び306を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザの耳に耳掛けハンガー6及び306が接触したとき、耳の形状にある程度追従するようになされた形態であれば、バネ性が殆ど無い材料でなる耳掛けハンガー6及び306を用いるようにしても良い。
また上述の第1及び第2の実施の形態においては、耳掛けハンガー6及び306を回動軸に対して、アオリ方向の傾斜角度θ1を約21度、ツイスト方向の傾斜角度θ2を約25度に設定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、耳掛けハンガー6及び306が2軸傾斜された構造であれば、アオリ方向及びツイスト方向ともに約10度〜45度の範囲内で任意の傾斜角度θ1及びθ2に設定するようにしても良い。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、回動軸受部5及び305を介して耳掛けハンガー6及び306がアオリ方向への傾斜角度θ1を約21度、ツイスト方向への傾斜角度θ2を約25度に設定した固定式の場合について述べたが、本発明はこれに限らず、回転軸受部5及び305の向きを動かせる構造とし、アオリ方向への傾斜角度θ1及びツイスト方向への傾斜角度θ2をユーザの好みに合わせて微調整可能にしてもよい。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、パッドカバー40とスポンジ45とが熱溶着された構造のイヤーパッド3を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パッドカバー40とスポンジ45とが最初から一体化された構造のイヤーパッド3を用いるようにしたり、パッドカバー40の中にスポンジ45を収納させるだけで熱溶着しないのであれば、エステル系ポリウレタンフォームでなるカバースポンジを用いるようにしても良い。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、パッドカバー40の背面側にエステル系ポリウレタンフォームでなるカバースポンジ42を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パッドカバー40の前面側と同様にニット製の布地41を用いたり、内部スポンジ45と同じ素材でなる低反撥ウレタンフォームでなるカバースポンジ42を用いるようにしても良い。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、イヤーパッド3のパッドカバー40を耳掛け装着方式であるハンガーイヤータイプのヘッドホン1及び300に用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、イヤーパッドを必要とする構造であれば、密閉型のヘッドホンや、その他種々のタイプのヘッドホンにイヤーパッド3のパッドカバー40を用いるようにしても良い。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、イヤーパッド3のパッドカバー40の素材として布地41を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、布状でなるポリエステル樹脂やポリウレタン樹脂等のその他種々の樹脂系素材や、紙材を布地41の代わりに用いるようにしても良い。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、ヘッドホン部としてのヘッドホン部29、耳掛けハンガーとしての耳掛けハンガー6及び306、回転軸受部としての回転軸受部5及び305によって耳掛け装着方式のヘッドホンとしての左側ヘッドホン本体部1及び300を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の形状及び構造でなるヘッドホン部、耳掛けハンガー及び回転軸受部によって耳掛け装着方式のヘッドホンを構成するようにしても良い。
本発明の耳掛け装着方式のヘッドホンは、携帯型音楽プレーヤ以外の例えば音楽再生機能を持った携帯電話機や小型モバイルコンピュータ等のその他種々の電子機器に適用することができる。
第1の実施の形態におけるハンガーイヤータイプのヘッドホン本体部の構成を示す略線図である。 アオリ方向の傾斜角度を示す略線図である。 ツイスト方向の傾斜角度を示す略線図である。 ツイスト方向の傾斜角度ヒストグラムを示す略線図である。 左側ヘッドホン本体部の内部構造を示す略線的斜視図である。 装着の仕方の説明に供する略線的斜視図である。 左側ヘッドホン本体部の装着状態を示す略線図である。 本願発明の2軸傾斜の左側ヘッドホン本体部が耳のサイズの異なるユーザに装着された場合の装着状態の変化を示す略線図である。 1軸傾斜の左側ヘッドホン本体部が耳のサイズの異なるユーザに装着された場合の装着状態の変化を示す略線図である。 イヤーパッドのパッドカバーの構成を示す略線的斜視図である。 イヤーパッドの内部スポンジ(低反撥ウレタンフォーム)の構成を示す略線的斜視図である。 バウンドレス性の説明に供する略線図である。 イヤーパッドの断面構造を示す略線図である。 左側ヘッドホン本体部における耳掛けハンガーの回動状態を示す略線的斜視図である。 アオリ方向及びツイスト方向へ2軸傾斜された耳掛けハンガーを示す略線図である。 耳掛けハンガーと耳の後ろ部分との距離の説明に供する略線図である。 第2の実施の形態におけるハンガーイヤータイプのヘッドホン本体部の構成を示す略線的斜視図である。
符号の説明
1、200、300……左側ヘッドホン本体部、2……スピーカユニット、3……イヤーパッド、4、304……ハウジング、5、305……回転軸受部、6、306……耳掛けハンガー、7……回転軸受部カバー、8……巻取ボタン、9、309……接続コード、22……筐体、23……リール、24……リールカバー、25……化粧キャップ、26……回転軸、27……軸カバー、40……パッドカバー、41……布地、42……カバースポンジ、45……内部スポンジ、330……ダクト。

Claims (5)

  1. 耳掛け装着方式のヘッドホンであって、
    前面側にスピーカユニットの放音部が配置され、背面側がハウジングにより覆われているヘッドホン部と、
    上記ヘッドホン部における上記放音部側に位置し、上記ハウジングに対して回転可能に取り付けられ、回転時にはバネ性により回転復帰方向へ付勢される所定形状の耳掛けハンガーと、
    上記ハウジングに対して取り付けられた上記耳掛けハンガーを回転可能に保持する回転軸受部と
    を具え、
    上記回転軸受部は、上記ハウジングに対して上記放音部側の象限に配置され、当該回転軸受部の回転軸芯が上記ヘッドホン部の中心の法線に対し、ユーザ装着時のアオリ方向へ少なくとも10度以上45度以内に設定され、かつ上記ユーザ装着時のツイスト方向へ10度以上45度以内の角度に設定されている
    ことを特徴とする耳掛け装着方式のヘッドホン。
  2. 上記回転軸受部は、上記放音部側の象限であって当該放音部の外側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の耳掛け装着方式のヘッドホン。
  3. 上記耳掛けハンガーは、上記回転軸受部に対して上記放音部側から取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の耳掛け装着方式のヘッドホン。
  4. 耳掛け装着方式のヘッドホンであって、
    前面側にスピーカユニットの放音部が配置され、かつ背面側に接続コードの巻取機構が搭載された状態でハウジングにより覆われているヘッドホン本体部と、
    上記ヘッドホン部における上記放音部側に位置し、上記ハウジングに対して回転可能に取り付けられ、回転時にはバネ性により回転復帰方向へ付勢される所定形状の耳掛けハンガーと、
    上記ハウジングに対して取り付けられた上記耳掛けハンガーを回転可能に保持する回転軸受部と
    を具え、
    上記回転軸受部は、上記ハウジングに対して上記放音部側の象限に配置され、当該回転軸受部の回転軸芯が上記ヘッドホン部の中心の法線に対し、ユーザ装着時のアオリ方向へ少なくとも10度以上45度以内に設定され、かつ上記ユーザ装着時のツイスト方向へ10度以上45度以内の角度に設定されている
    ことを特徴とする耳掛け装着方式のヘッドホン。
  5. 耳掛け装着方式のヘッドホンであって、
    前面側にスピーカユニットの放音部が配置され、かつ背面側に低音増強用のダクトが設けられたハウジングにより覆われているヘッドホン部と、
    上記ヘッドホン部における上記放音部側に位置し、上記ハウジングに対して回転可能に取り付けられ、回転時にはバネ性により回転復帰方向へ付勢される所定形状の耳掛けハンガーと、
    上記ハウジングに対して取り付けられた上記耳掛けハンガーを回転可能に保持する回転軸受部と
    を具え、
    上記回転軸受部は、上記ハウジングに対して上記放音部側の象限に配置され、当該回転軸受部の回転軸芯が上記ヘッドホン部の中心の法線に対し、ユーザ装着時のアオリ方向へ少なくとも10度以上45度以内に設定され、かつ上記装着時のツイスト方向へ10度以上45度以内の角度に設定されている
    ことを特徴とする耳掛け装着方式のヘッドホン。
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