JP4820492B2 - タービンエンジンにおける冷却空気流を供給するための方法及び装置 - Google Patents

タービンエンジンにおける冷却空気流を供給するための方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本出願は、一般的にガスタービンエンジンに関し、より具体的には、ガスタービンエンジン空力デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンエンジンは、ロータ組立体及び複数の2次冷却空気回路を一般に含む。2次冷却空気回路に空気を供給するするために、エンジンは、空力デバイスを含み、空気が旋回限度を超えるのを防止するために、回転空気流を1つの半径の圏内から別の半径の圏内に送る。1つのタイプの空力デバイスは、空気が様々な直径のチャンバの間を流れる際に、空気流の制御された回転を生じる1連のチャンバを用いる。チャンバは、個々の管または隔壁を含む平行板のどちらかで形成される。その他の既知の空力デバイスは、隔壁に代えて湾曲した通路を含み、流れを反対方向に方向転換し空気流の動圧を捕捉し、同時に空力デバイスの高さを低くする。
【0003】
管をチャンバとして用いるデバイスの場合には、チャンバを形成するのに用いられる個々の管の長さで、チャンバにより得られる空力的効果が決まる。管の長さが増すと、チャンバ内に得られる空力的効果は高められる。しかしながら、管の長さを増すと空力デバイスの重量も増し、それが空力デバイスの構造的力学に悪影響を及ぼす可能性がある。重量の懸念を解決するために、チャンバを形成するのに薄肉の管が用いられる。薄肉の管は振動の影響をより受けやすいので、ダンパを管の内側に取り付ける可能性がある。ダンパは、管の重量を増し、また管の平均応力を増大させる可能性がある。
【0004】
チャンバ用の反らせ板として平行板を用いるデバイスの場合には、運転中に、平行板及び通路の間の接続が、回転により板の中に生じるフープ応力を増大させる多重の応力集中を引き起こす。フープ応力集中の影響を減少させるために、外形フィレットを、板及び隔壁の間に形成される遷移接続領域の周りに取り付けることができる。フィレットは、管の重量を増大させ、またロータ組立体の組立て費用を増大させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の課題を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
例示的な実施形態において、ガスタービンエンジンロータ組立体は、2次冷却空気回路内で冷却空気として用いるために、回転環境中に半径方向内方に空気流を向けるための複数の空力デバイスを含む。ガスタービンエンジンロータ組立体は、軸の外側表面及び軸の内側表面の間に延びる複数の開口を含むロータ軸を含む。ロータ軸は、また軸内側表面から半径方向内方に延びて、ポケットを画定する1対のフランジを含む。各空力デバイスは、開口及び空力デバイスがロータ軸の内側表面にぴったり接するように設置されることを可能にする輪郭形状の外側表面を含む。空力デバイスは、ロータ軸フランジポケットの内側に嵌合する大きさに作られ、また各デバイスは1対の羽根セグメントを含む。羽根セグメントは、空力デバイス開口から延びる湾曲した通路を画定する。
【0007】
運転中、各空力デバイスは、ロータ組立体内に発生する遠心力により、半径方向外方の各ロータ軸ポケット中に付勢される。ロータ軸フランジは、空力デバイス開口及びロータ軸開口が同心に整合されるように空力デバイスを保持する。比較的に高い旋回速度でガスタービンエンジンを通って流れる空気は、下流の2次冷却空気回路内で冷却空気として用いるために、空力デバイスを通して半径方向内方に向けられる。羽根セグメントにより画定される通路の湾曲した形状が、空気流を反対方向に大きく方向転換した後に空力デバイスから流出させ、それによって空力デバイスが既知の空力デバイスより小さい寸法で製造可能になる。空気流を向け直すことによる圧力損失の減少が促進されるので、2次冷却空気回路は十分な圧力と温度で空気流を受け入れる。さらに、空力デバイスは単体構造として円周方向に形成されないので、遠心力本体荷重により空力デバイス内に発生するフープ応力は、既知の空力デバイスに比較して減少する。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、低圧圧縮機12、高圧圧縮機14、及び燃焼器16を含むガスタービンエンジン10の概略図である。エンジン10は、また高圧タービン18及び低圧タービン20を含む。圧縮機12及びタービン20は第1軸21により結合され、また圧縮機14及びタービン18は第2軸22により結合される。
【0009】
運転中、空気は低圧圧縮機12を通って流れ、圧縮された空気は低圧圧縮機12から高圧圧縮機14に供給される。高度に圧縮された空気が、燃焼器16に送られそこで燃料と混合されて燃焼される。燃焼器16からの空気流(図1には図示せず)は、タービン18及び20を通して放出され、それぞれ圧縮機12及び14を駆動する動力を発生する。次いで、高温空気流は、ノズル24を通してガスタービンエンジン10から流出する。
【0010】
図2は、タービンエンジン10(図1に示す)に用いられるロータ組立体42の断面図である。1つの実施形態において、ロータ組立体42は、タービン18及び20(図1に示す)に用いられるタービンロータ組立体である。例示的な実施形態において、ロータ組立体42は、ロータ軸44及び複数のロータ46を含む。1つの実施形態においては、ロータ軸44は、図1に示される軸22に類似している。軸44は、実質的に円形の断面形状をしており、外側表面48、内側表面50、及びその間に延びる複数の開口52を有する。外側及び内側表面48及び50は、それぞれ湾曲していて、実質的に平行であり、内側表面50は内径(図示せず)を画定する。
【0011】
軸44は、また軸内側表面50から半径方向内方に延びる1対の環状リングフランジ60及び64を含む。フランジ60及び64は、各空力デバイス66が軸内側表面50に隣接して設置されるように、複数の空力デバイス66を受け入れる軸方向及び半径方向の大きさに作られたポケット65を画定する。軸開口52は、軸外側及び内側表面48及び50の間をそれぞれポケット65中に延びる。
【0012】
複数の空力デバイス66が、軸44の内側に取り付けられて、回転空気70の旋回を取除き、空気70を冷却のために低い絶対速度で軸44中に送り込む。1つの実施形態において、デバイス66が、冷却空気70を下流の2次空気回路(図示せず)に供給するのに用いられる。以下により詳細に説明するが、デバイス66は、ロータ軸44の内側でエンジン10の中心線(72)の周りに円周方向に結合される。各デバイス66は、エンジン中心線72に関して空力デバイス66を通ってほぼ半径方向に延びる開口74を含む。デバイス66は、各デバイス開口74がロータ軸開口52の下側に接線方向にかつ軸方向にまた軸開口52に対して同心に整合されるように、軸フランジポケット65の内側に嵌合する寸法に作られる。
【0013】
保持装置、つまりダクト80が、リングフランジ60に取り付けられ、環状のフランジ60から半径方向内方に延びる。ダクト80は、以下により詳細に説明するが、各空力デバイス66に係合する止めリップ86を含み、各空力デバイス66を軸ポケット65の内側に半径方向に保持する。それに代えて、空力デバイス66を軸ポケット65の内側に半径方向に保持するいかなる保持デバイスも用いることができる。
【0014】
運転中、エンジン10を通って導かれる旋回空気70は、2次冷却空気回路中で用いられるために空力デバイス66を通して向け直される。空気70は、ロータ軸開口52を通して各空力デバイス66に入り、空力デバイス66を通してエンジン中心線72に向って半径方向内方に流れる。空力デバイス66を流出する空気70は、ダクト80で軸方向の下流に向けられる。
【0015】
図3は、ロータ軸44の内側に取り付けられ、前方側面94及び後方側面96を含む空力デバイス66の斜視図である。1つの実施形態において、空力デバイス66は、Inconel 718(登録商標)のような標準的な材料から製作される。別の実施形態においては、空力デバイス66は、それに限定はされないが、チタンアルミナイドのような軽量の金属間化合物材料から製作される。ロータ軸リングフランジ60は、ロータ軸内側表面50から半径方向内方に延びており、環状のフランジ60から軸方向前方に延びる連結フランジ100を含む。連結フランジ100は、エンジン中心線72に向って半径方向内方に向いた溝106を含む。溝106の内側に挿入された割りリング(図示せず)が、ダクト80を軸方向に保持する。
【0016】
リングフランジ60及び64各々は、内側表面120を含む。各内側表面120は、軸方向にポケット65の中へ延びる複数の突起124を含む。突起124により、フランジ60及び64がポケット65内に空力デバイス66を設置することが可能になる。1つの実施形態において、フランジ60はポケット65の中に延びる1つの突起124を含み、またフランジ64はポケット65の中に延びる2つの突起124を含む。
【0017】
追加の突起130が、ロータ軸内側表面50からポケット65の中に半径方向内方に延びて、軸開口52で中断される。突起130は、空力デバイス66をポケット65の内側に固定するインタロックキーである。突起130は、空力デバイス開口74がロータ軸開口52に対して同心に整合されるように、空力デバイス66を固定する。
【0018】
空力デバイス66は、上部表面132、1対の羽根セグメント140及び1対の側壁142を含む。側壁142は、各側壁142の外側表面146から外方に延びる突起144を含む。突起144は、リングフランジ突起124の間でロータ軸ポケット65の内側に受け入れられる寸法に作られる。側壁142は、実質的に平行で、羽根セグメント140の間で空力デバイス上部表面132から半径方向内方に延びる。羽根セグメント140は、湾曲しており、空力デバイス上部表面132から半径方向内方に延びる。羽根セグメント140及び側壁142は、空力デバイス開口74から後縁150まで延びる湾曲した通路(図3には図示せず)を画定する。
【0019】
空力デバイス上部表面132は、空力デバイス開口74を画定し、羽根セグメント140及び側壁142の間に延びる。上部表面132は、ロータ軸内側表面50により画定される輪郭形状に合致するように湾曲して、ロータ軸ポケット65の内側に取り付けられたとき、空力デバイス66がロータ軸44と共にシールを形成することが可能になる。
【0020】
負圧側羽根セグメント152は、羽根セグメント152の外側表面156から半径方向外方に延びる突起154を含む。突起154は、ロータ軸突起130と係合して、空力デバイス66をロータ軸ポケット65の内側に固定する。
【0021】
運転中、ロータ組立体42(図2に示す)が回転すると、ロータ組立体42内に生じた遠心力により、各空力デバイス66は半径方向外方に各ロータ軸ポケット65中に押圧される。ロータ軸突起130及び124が、、空力デバイス突起154及び側壁146と係合して、各空力デバイス66及びロータ軸44の間に接触面が形成されるように各空力デバイス66をロータ軸ポケット65の内側に固定する。さらに、突起124及び130を組み合わせることで、空力デバイス66が間違った方向配置で軸ポケット65の内側に取り付けられることを防止する。
【0022】
各空力デバイス上部表面132は適切な輪郭形状とされるので、各空力デバイス66及びロータ軸内側表面50の間にシールが作成される。さらに、隣接する空力デバイス66は、ロータ軸44の内側に円周方向に設置されるが、360度構造としては形成されないので、空力デバイス66内に生じるフープ応力は、既知のデバイス内に生じるフープ応力に比較して減少する。さらに、隣接する空力デバイス66の間に生じる分割ラインは、空気70の流路(図2に示す)中には位置しないので、隣接する空力デバイスの間の空力的実効漏洩は制限される。
【0023】
図4は、羽根セグメント140を含む空力デバイス66の断面図である。側壁142(図3に示す)及び羽根セグメント140は、空力デバイス開口74から後縁150まで延びる湾曲した通路170を画定する。湾曲した通路170は、ロータ軸開口52と連通し、また空力デバイス開口74は、ロータ軸開口52と同心に整合している。
【0024】
ロータ軸開口52は、ロータ軸44を通って延びる半径方向線174に対して測定された角度172でロータ軸44を貫通して延びる。1つの実施形態において、角度172は、半径方向線から約30度であり、空気70は空力デバイス66に対して半径方向線から約70度の角度でエンジン10を通って接線方向に流れる。流出角度176は、結果として空気70に方向転換を生じ、通路170を通して旋回が取除かれる。1つの実施形態において、流出角度176は約70度であり、空気70は約140度方向転換される。
【0025】
通路170は、負圧側羽根セグメント152及び正圧側羽根セグメント180により画定される。羽根セグメント152及び180は、負圧側セグメント152が第1領域182、第2領域184、第3領域186、及び第4領域188を有するように、湾曲する。各後続の領域184、186、及び188は、それぞれ先行の領域182、184及び186から延びる。通路170は、また前縁190、喉部192及び後縁150も含む。
【0026】
運転中、空気流70が空力デバイス66に入ると、ロータ軸角度172及び空気流角度の間の差により生じる大きな入射角のために、かつロータ軸角度172が機械的応力の制約により制限されるために、空気70は負圧側羽根セグメント152から剥離しがちである。剥離は、空力デバイス66が空気70から旋回を効果的に取除くことを可能にするので、通路170の湾曲により空気流70が負圧側羽根セグメント152に再付着し、空気70を所望の流出角度176で方向付けすることを可能にする。
【0027】
空気70を負圧側羽根セグメント152に再付着するために、通路170は、通路喉部192から上流の第3領域186を含む。第3領域186は、空気70が負圧側羽根セグメント152に再付着することができるようにする通路喉部192から上流の長い「覆われた」通路である。第2領域184は、第3領域186から上流にある高い湾曲率の領域である。他の既知の空力デバイスにおいては、第2領域184のような高い湾曲率の領域は、かかる領域が空気流を剥離させるから望ましくない。しかしながら、空力デバイス66においては、空気流の剥離は想定されているので、従ってそのままで第2領域184は、重量に関しての有利さを空力デバイス66にもたらす。
【0028】
通路170の湾曲率は、第3領域186の湾曲率から第4領域188でさらに減少している。第4領域188は、通路170の「覆われていない」部分であり、負圧側羽根セグメント152上の喉部192から下流に位置する。第4領域188は、空力デバイス66を流出する空気70が、空気流70のさらなる剥離を生じることなく、所望の流出角度176を持つことができるようにする。
【0029】
図5は、取り付けられた配置200で示された複数の空力デバイス66の断面図である。隣接する空力デバイス66は、各空力デバイス66の後縁204が隣接する空力デバイス66により形成されるように、ロータ軸44(図2に示す)の内側に円周方向に配置される。具体的に言えば、後縁204の厚さ206は、第1空力デバイス212から延びる正圧側羽根セグメント210、及び第2空力デバイス214から延びる負圧側羽根セグメント152で形成される。
【0030】
上述のロータ組立体は、対費用効果が良く、また非常に信頼性が高い。空力デバイスは、空力デバイス内に生じる応力を低くく保ちつつ、空気流が、ロータ軸を貫通してより大きい直径からより小さい直径に向けて旋回を取除かれることを可能にする。さらに、空力デバイスにより、高い接線方向速度を持つ空気流が、低い方向転換損失でしかも空気流の旋回限度を越えることなく、半径方向内方に向けられることが可能になる。その結果、2次冷却空気回路で用いるために空気流を半径方向内方に導く空力デバイスが、提供される。
【0031】
本発明を、様々な特定の実施形態に関して述べてきたが、当業者には、本発明は特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内の変形形態で実施することが可能であることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスタービンエンジンの概略図。
【図2】 空力デバイスを含む図1に示すガスタービンエンジンの断面図。
【図3】 図2に示す空力デバイスの斜視図。
【図4】 図2に示す空力デバイスの断面図。
【図5】 取付けられた配置における図2に示す複数の空力デバイスの断面図。
【符号の説明】
42 ロータ組立体
44 ロータ軸
46 ロータ
48 外側表面
50 内側表面
52 ロータ軸開口
60 フランジ
64 フランジ
65 ポケット
66 空力デバイス
70 空気流
72 エンジン中心線
74 デバイス開口
80 ダクト

Claims (7)

  1. ガスタービンエンジン(10)用のロータ組立体(42)であって、
    内側表面(50)、外側表面(48)及び該内側表面及び外側表面の間に延びる複数の第1開口(52)を含むロータ軸(44)と、
    前記ロータ軸の内側で円周方向に延び、前記ロータ軸を通して空気流(70)を向け直すように構成された第2開口(74)を各々が含む複数の空力デバイス(66)と、
    を含み、
    前記空力デバイスの各々が、該空力デバイスを貫通して延び、前記ロータ軸の回転中に前記ロータ軸内で半径方向に動作でき前記第1開口(52)と周方向に整合する第2開口(74)を含むことを特徴とするロータ組立体(42)。
  2. 前記ロータ軸(44)は、前記ロータ軸内側表面(50)から半径方向内方に延びる一対のフランジ(60,64)をさらに含み、
    前記複数の空力デバイス(66)は、各前記空力デバイス第2開口(74)が前記ロータ軸第1開口(52)の各々と同心になるように、前記一対のロータ軸フランジの内側に受け入れられる寸法に作られることを特徴とする請求項1に記載のロータ組立体(42)。
  3. 前記空力デバイス(66)の各々は、各前記空力デバイスが前記ロータ軸フランジ(60,64)に対して半径方向に整合して設置されるように構成された突起(144)をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のロータ組立体(42)
  4. 前記ロータ軸(44)は、前記空力デバイス(66)が前記ロータ軸に対して半径方向に整合して設置されるように構成されたキー(130)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のロータ組立体(42)。
  5. 前記空力デバイス(66)は、前記空力デバイスが前記ロータ軸内側表面(50)とぴったり接することができるような輪郭形状をした外側表面(132)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のロータ組立体(42)。
  6. 前記空力デバイス(66)は、第1側壁(142)と、第2側壁(142)と、空気流(70)の剥離が生じた場合に、かかる空気流を前記湾曲した通路(170)の内側に再付着させるように構成された1対の湾曲した羽根セグメント(140)とをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のロータ組立体(42)
  7. 複数の個々の空力デバイス(66)を用いてロータ組立体(42)の内側に回転空気流(70)を供給する方法であって、前記ロータ組立体はロータ軸(44)を含み、前記個々の空力デバイスはそれを貫通して延びる第2開口(74)を含み、前記ロータ軸はそれを貫通して延びる複数の第1開口(52)を含み、前記方法は、各空力デバイスが、前記ロータ軸の半径方向内側で、各空力デバイスの前記第2開口が各ロータ軸の前記第1開口に対して同心に整合して遷移するように、前記ロータ組立体を操作する段階と、前記複数の空力デバイスを通して、空気流を半径方向に前記ロータ軸中に流入させる段階と、を含むことを特徴とする方法。
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