JP4819669B2 - リプレース提案システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータ製品や自動車等の組立型製品の販売促進に係り、特に、顧客に納入した製品に対するリプレース提案を支援するシステムに関する。
近年、コンピュータや自動車といった製品は普及が進み、これらの製品に対する需要は買い替えが主となっている。このため、製造メーカ各社はリプレース提案による需要掘り起こしを重視するようになっている。
また、上記のような製品は一般的にライフサイクルを有しており、新製品として発売され、ある一定期間販売された後、代替となる新製品の発売に伴い、販売終了となる。販売終了となった製品の保守については、一定期間の経過後に打ち切るため、製造メーカ各社は顧客に納入した製品の保守打ち切り前に顧客へのリプレースの提案を行い、新製品への移行を促す必要がある。
ところで、コンピュータや自動車といった製品は、複数の独立した部品で構成される、いわゆる組立型製品である。組立型製品では、顧客1人1人の要望に合わせて製品仕様をカスタマイズする受注仕様生産が普及してきている。受注仕様生産のためには、顧客の要望を製品構成に正確に翻訳することが課題となる。
これらのことから、組立型製品の販売促進のためには、顧客に納入した製品のリプレースを喚起するために、顧客1人1人の要望に合わせた製品構成案を素早くかつ正確に作成することが重要であり、これを実現する方式の提案が望まれている。
顧客に納入した製品のリプレースを提案する技術として、特許文献1には、顧客に対してリプレースの提案を行なう営業担当者の案件絞り込み業務の負荷およびリプレースする機器の組合せ可否の判断の負荷を軽減させ、リプレース提案業務を効率化させる技術が開示されている。
特開2006−72902号公報
ところで、顧客が納入された機器を長期にわたって用いる場合、製品の販売終了に伴い保守部品の供給が不可能となる可能性がある。保守部品が供給不可の時点で製品に故障等が発生すると、保守を行なうことができない。従って、保守部品の供給が困難となる製品を所有している顧客に対しては、優先的にリプレース提案を行なう必要がある。
このため、リプレース提案業務を一層効率化させるためには、保守部品の供給状況を考慮して優先度を定めることが望ましい。
本発明は、保守部品の供給状況を考慮し、顧客に対してリプレースの提案を行なう営業担当者の案件絞り込み業務の負荷および提案を行なう機器の構成作成の負荷を軽減させ、リプレース提案業務を効率化させることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明によれば、
営業端末装置とネットワークを介して通信を行ない、顧客に対する製品リプレース提案を支援するリプレース提案支援システムであって、
顧客が所有する製品に関する情報、および、前記製品を構成する構成品を示す情報を記憶する顧客所有製品情報記憶手段と、
販売終了日情報を含む、構成品に関する情報を記憶する構成品情報記憶手段と、
構成品が含む保守部品を示す情報、および、生産状況情報を含む、保守部品に関する情報を記憶する保守部品情報記憶手段と、
顧客が備える製品ごとに、リプレース案件の優先度を算出する優先度算出手段と、
前記優先度を前記営業端末装置に表示させるための一覧画面を生成する画面生成手段と、を備え、
前記優先度算出手段は、前記製品を構成する構成品が含む保守部品ごとに、
該保守部品が生産中の場合、保守部品を含む構成品の販売終了日から起算される最低保有期間から、該保守部品の供給期限を求め、
該保守部品が生産中でない場合、保守部品の在庫数量と現在使用されている保守部品の数量から、該保守部品の供給期限を求める処理と、
前記製品に含まれる各保守部品の供給期限のうち、最も短いものからリプレース作業に要する予測日数を差し引いた、リプレース猶予期間指標を算出する処理と、
前記リプレース猶予期間指標の小さい順に、高い優先度を割り当てる処理と、を実行する
ことを特徴とするリプレース提案支援システム。
ここで、前記顧客所有製品情報記憶手段が記憶する顧客が備える製品に関する情報には、製品の総額情報が含まれ、
前記リプレース作業に要する予測日数は、過去に蓄積された製品の所定額あたりの作業日数に、製品総額を乗じて算出することができる。
また、前記画面生成手段が生成する一覧画面には、前記優先度に加え、製品の総額を示す情報を含めるようにしてもよい。
また、前記構成品情報記憶手段が記憶する構成品に関する情報には、構成品の性能に関する情報が含まれ、
リプレース案件についての提案構成を生成する提案構成見積手段をさらに備え、
前記提案構成見積手段は、選択を受け付けたリプレース案件に係る製品について、前記構成品情報記憶手段を参照して、性能に関する指標を算出することができる。
このとき、構成品ごとの組み合わせの可否を記憶する制約情報記憶手段をさらに備え、
前記提案構成見積手段は、選択を受け付けたリプレース案件に係る製品について、前記構成品情報記憶手段と制約情報記憶手段とを参照して、リプレース可能な構成品を抽出することで、リプレース提案構成を作成することができる。
さらに、前記提案構成見積手段は、作成したリプレース提案構成のそれぞれについて、前記構成品情報記憶手段を参照して、性能に関する指標を算出することができる。
また、性能に関する指標に関する要求条件を受け付ける受付手段をさらに備え、
前記提案構成見積手段は、受け付けた要求条件を満たすリプレース提案構成を抽出し、
前記画面生成手段は、抽出されたリプレース提案構成を前記営業端末装置に表示させるための比較画面を生成することができる。
さらに、前記性能に関する指標は、複数の評価項目に区分けされており、
前記画面生成手段が生成する比較画面には、抽出されたリプレース提案構成について、評価項目ごとに指標が表示されることができる。
さらに、前記構成品情報記憶手段が記憶する構成品に関する情報には、構成品の価格に関する情報が含まれ、
前記画面生成手段が生成する比較画面には、抽出されたリプレース提案構成について、価格を示す情報が表示されることができる。
本発明によれば、保守部品の供給状況を考慮し、顧客に対してリプレースの提案を行なう営業担当者の案件絞り込み業務の負荷および提案を行なう機器の構成作成の負荷を軽減させ、リプレース提案業務を効率化させることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。本実施例において、リプレース対象の組立型製品として、コンピュータシステムを例に説明する。ただし、本発明はコンピュータシステムに限られず、その構成品を変更可能な組立製品全般に適用することができる。
なお、本実施例において、1つの組立型製品は、複数の構成品により構成される。そして、構成品の中には、故障した場合等に交換可能な保守部品を備えて構成されるものが含まれるものとする。つまり、「製品」「構成品」「保守部品」で階層構造をなしている。
図1は、本実施例のリプレース提案支援システムのシステム構成を示すブロック図である。本図に示すように、リプレース提案支援システムは、保守担当者側の情報処理システム4と、営業担当者側の情報処理システム5と、設計担当者側の情報処理システム1とを備えている。それぞれのシステムはインターネット70を介して接続されている。
保守担当者側の情報処理システム4には、インターネット70に接続されたWWW(World Wide Webb)クライアントである1台以上の保守用端末装置40が含まれている。この保守用端末装置40は、ユーザの入力等に応じてプログラム実行可能な通常のハードウエア構成を有する情報処理装置であり、その内蔵ハードディスクには、WWWを利用するために必要なブラウザ、OS(Operating System)等の各種プログラムがあらかじめインストールされている。なお、この保守用端末装置40には、入力装置(マウス、キーボード等)、製品の構成設計支援のための一連のWebページ等が表示されるディスプレイ装置が含まれている。
営業担当者側の情報処理システム5にも保守担当者側の情報処理システム4と同様にインターネット70に接続されたWWWクライアントである1台以上の営業用端末装置50が含まれている。
なお、営業用端末装置50として、可搬型の情報処理装置を用い、無線等によりインターネット70に接続することで、顧客先に出向いて本システムを利用することができる。
設計担当者側の情報処理システム1には、インターネット70に接続されたWWWサーバ10、データベースサーバ20、1台以上の設計用端末装置30、これらを相互に接続しているLAN60(Local Area Network)等が含まれている。
WWWサーバ10は、外部からの指示に応じて、メモリ上にプログラムをロードし、それを実行することができる通常のハードウエア構成を有する情報処理装置であり、その内蔵ハードディスクには、ブラウザからリクエストを受け付けると利用可能なファイルをブラウザに与えるhttpd(Hyper Text Transfer Protocol Daemon)、httpdからのデータを処理するCGI(Common Gateway Interface)スクリプト、CGIスクリプトによって起動される構成設計支援プログラム、OS(Operating System)等のソフトウエアがインストールされている。さらに、設計用端末装置30、保守用端末装置40、営業用端末装置50に一連のWebページを表示させるためのHTMLドキュメントも格納されている。
WWWサーバ10は、上述のソフトウエアおよびCPU等のハードウエアにより実現される機能構成として、画面生成部11、入力受付部12、情報編集部13、優先度計算部14、提案構成見積部15を有している。
画面生成部11は、情報編集部13、優先度計算部14、提案構成見積部15の各機能部が、設計用端末装置30、保守用端末装置40、営業用端末装置50の各装置に表示するための画面を生成する。
入力受付部12は、画面生成部11によって生成した画面を通じて、設計用端末装置30、保守用端末装置40、営業用端末装置50から入力された情報を情報編集部13、優先度計算部14、提案構成見積部15へ送信する。
情報編集部13は、データベースサーバ20が管理する情報を編集可能とするため、画面生成部11への編集画面生成を促し、入力受付部12で受け付けたデータをデータベースサーバ20に反映する。
優先度計算部14は、営業担当者が、顧客所有製品情報において、リプレース提案の優先度合いの高い製品を把握するため、優先度を計算し、画面生成部11を通じて営業用端末装置50に表示させる。
提案構成見積部15は、優先度計算部14が算出した優先度に従い、選択された製品に対し、リプレース提案に適した構成を生成し、比較可能な形で営業用端末装置50に表示させるよう画面生成部11に促す。
データベースサーバ20は、外部からの指示に応じてプログラムを実行可能な通常のハードウエア構成を有する情報処理装置であり、データベース検索等のデータベース処理が定義されたデータベース管理システムプログラム、データ通信制御プログラム、OS等がインストールされている。
本図に示すように、データベースサーバ20は、データベース管理システムプログラムの処理対象となるデータベース(DB)である、顧客所有製品情報DB21、構成品情報DB22、保守部品情報DB23、構成制約情報DB24、地域制約情報DB25を管理している。これらのデータベースは、内部あるいは外部に設けられた記憶装置に格納されている。各データベースのデータ構造については後述する。
設計用端末装置30は、ユーザの入力等に応じてプログラム実行可能な通常のハードウエア構成を有する情報処理装置であり、その内蔵ハードディスクには、WWWを利用するために必要なブラウザ、OS等の各種プログラムがあらかじめインストールされている。なお、この設計用端末装置30には、入力装置(マウス、キーボード等)、製品の設計支援の一連のWebページ等が表示されるディスプレイ装置が接続されている。
次に、データベースサーバ20が管理する各データベースのデータ構成について説明する。
顧客所有製品情報DB21は、顧客が所有する製品の情報を記録するデータベースであり、図1に示すように製品テーブル121と構成テーブル221とを有している。
図2は製品テーブル121のデータ構成の1例を示す図である。製品テーブル121は製品番号121a、顧客名121b、納入日121c、住所121d、総額121eを1レコードとして、顧客所有製品を管理する。すなわち、製品テーブル121は1台の製品を1つのレコードとして管理する。
ここで、製品番号121aは顧客所有製品を区別するための識別番号である。顧客名121bは納入先の顧客の名前である。納入日121cは顧客に製品を納入した日付である。住所121dは納入先の顧客の住所である。総額121eは製品を顧客へ納入した時の販売価格である。
図3は構成テーブル221のデータ構成の1例を示す図である。構成テーブル221は、製品番号221a、構成品コード221b、員数221cを1レコードとして顧客所有製品の構成品を管理する。すなわち、構成テーブル221は、ある製品の構成に含まれる構成品を1つのレコードとして管理し、1つの製品を1以上の構成品の集合として管理する。
ここで、本実施例が対象とするコンピュータシステムの構成について説明する。本実施例におけるコンピュータシステムは、1つのベース(本体)と1つ以上のベース以外の構成品から構成されるものとする。顧客へ販売する際は、顧客要求を満たす構成を作成し、その構成を製品として販売する。
構成品の組合せには組み合わせ可否の制約が存在し、顧客に販売する際はその制約を満たす必要がある。また、それぞれの構成品は、モデルチェンジ等で旧構成品が販売終了になったり、新構成品が発売されたりする。
このような組立型製品の構成品に関する情報管理は、構成品情報DB22で行われる。図1に示すように構成品情報DB22は、構成品情報テーブル122と、演算性能テーブル222とを有している。
図4は構成品情報テーブル122のデータ構成の1例を示す図である。構成品情報テーブル122は構成品コード122a、カテゴリ122b、価格122c、販売終了日122d、容量122e、入出力ポート122f、電源122g、環境負荷物質122h、CPUアーキテクチャ122i、消費電力122jを1レコードとして構成品を管理する。本図の例を参照して、構成品情報テーブル122を具体的に説明する。
構成品コード122aは、構成品毎に一意に割り振られる識別子である。カテゴリ122bはその構成品がどのような構成品であるかを示す分類名である。例えば、「ベース」「CPU」「HDD」などが存在する。価格122cはその構成品の単価を示す。販売終了日122dはその構成品を顧客に販売する期限を示す。期限が決まっていない場合は「未定」が記される。容量122eは構成品のカテゴリ122bが「メモリ」「HDD」といった記憶装置である場合の記憶容量である。入出力ポート122fはカテゴリ122bが「アダプタ」といった入出力拡張装置である場合の、拡張する入出力ポートの仕様・ポート数である。電源122gは構成品が電源装置を含有する場合の電源電圧・電源コネクタといった電源仕様である。環境負荷物質122hは構成品に含まれる環境負荷物質の種類別の含有割合である。CPUアーキテクチャ122iはカテゴリ122bが「CPU」である場合のCPUアーキテクチャのタイプである。消費電力122jはその構成品が稼動時に消費する電力である。
図5は演算性能テーブル222のデータ構成の1例を示す図である。演算性能テーブル222は構成品コード222a、CPU数222b、演算性能222cを1レコードとしてベースと搭載CPU数別の演算性能を記憶する。
本実施例においては、マルチCPUタイプのコンピュータ製品を対象としている。マルチCPUタイプのコンピュータ製品では、演算性能はCPU個数だけでなく、ベース基板のデータ伝送効率にも依存し、CPU数から演算性能を単純計算することが困難である。そこで、本実施例では、演算性能について構成品コード222a、CPU数222b、演算性能222cの関係を予め調査し、図5のような関係表として記憶し、リプレース提案構成の生成に用いるようにしている。ここでは、演算性能222cとして単位時間に行われる演算の回数を指標として用いるものとする。
コンピュータ製品の各構成品は、いくつかの部品で構成されるが、部品の中には稼動中にある故障率で故障する寿命部品が存在する。例えば、機械部品ではファン等、電子部品ではコンデンサなどがある。これらの部品を保守部品と称するものとする。保守部品に関する情報を本実施例においては、保守部品情報DB23によって管理する。図1に示すように保守部品情報DB23は保守部品情報テーブル123と、構成品−保守部品関係テーブル223とを有している。
図6は保守部品情報テーブル123のデータ構成の1例を示す図である。保守部品情報テーブル123は保守部品コード123a、生産状況123b、故障率123c、在庫数量123dを1レコードとして保守部品を管理する。
保守部品コード123aは保守部品毎に一意に割り振られる識別子である。生産状況123bは、現在、その保守部品が生産中か生産終了済みかという状況に関する情報である。現在も生産中の場合は「生産中」、既に生産が終了している場合は「生産終了」となる。故障率123cは、保守部品が単位時間(本例では1時間)あたりに何個故障するかについて見積もった値である。在庫数量123dは、保有している在庫数である。
図7は構成品−保守部品関係テーブル223のデータ構成の1例を示す図である。構成品−保守部品関係テーブル223は構成品コード223a、保守部品コード223b、員数223cを1レコードとして構成品に含まれる保守部品を管理する。すなわち、構成品−保守部品関係テーブル223は、ある構成品に含まれる1つの保守部品を1つのレコードとして管理する。
構成品コード223aは保守部品を含んでいる構成品である。保守部品コード223bは構成品に含まれる保守部品である。員数は構成品に含まれる保守部品の個数である。
構成制約情報DB24は構成品を組み合わせて販売する際の組み合わせ方の制約について記録するデータベースであり、図1に示すように組合わせ制約テーブル124と、スロット制約テーブル224とを有している。
図8は組合わせ制約テーブル124のデータ構成の1例を示す図である。組合わせ制約テーブル124は構成品コードA124a、構成品コードB124bを1レコードとして構成品の組み合わせ可能の情報を管理する。すなわち、組み合わせ可能な構成品コードのペアは全て組合わせ制約テーブル124に記録される。一方、組合わせ制約テーブル124に記録されていない構成品同士は原則的に組み合わせることができない。
図9はスロット制約テーブル224のデータ構成の1例を示す図である。スロット制約テーブル224は構成品コード224a、CPUスロット数224b、メモリスロット数224c、HDDスロット数224d、アダプタスロット数224eを1レコードとして構成品が持つスロット数の情報を管理する。すなわち、構成品コード224aに記録されている構成品は、CPUスロット数224b、メモリスロット数224c、HDDスロット数224d、アダプタスロット数224eの数を上限として、CPU、メモリ、HDD、アダプタを搭載することが可能である。
地域制約情報DB25は、図1に示すように地域制約テーブル125を有している。
図10は地域制約テーブル125のデータ構成の1例を示す図である。地域制約テーブル125は地域125a、電源電圧125b、電源コネクタ125c、環境物質規制125dを1レコードとして1地域の制約を管理する。
地域125aは、制約が適用される地域である。電源電圧125bは地域125aで供給される電源電圧である。電源コネクタ125cは、地域125aでの電源コネクタの形状である。すなわち、電源電圧125b・電源コネクタ125cが一致しないと動作しないため、出荷することができない。環境物質規制125dは法律・自主規制等によって規制された地域125aへ出荷する製品に含まれる環境負荷物質の上限である。すなわち、地域125aに出荷する構成品は、含まれる環境負荷物質が環境物質規制125dを下回っていないと、出荷することができない。
つぎに、本実施例における処理の流れについて説明する。
まず、設計担当者は、前処理として、設計用端末装置30を用いて、構成品情報DB22、保守部品情報DB23、構成制約情報DB24、地域制約情報DB25に必要なデータをあらかじめ入力しておくようにする。また、入力済のデータに変更があった場合も、そのデータを更新するようにする。WWWサーバ10の情報編集部13は製品情報等の入力画面を設計用端末装置30に表示させるよう、画面生成部11に促すことができる。もちろん、データの入力、更新は、他のシステムと連動させて自動的に行なうようにしてもよい。
図11はWWWサーバ10の画面生成部11が表示させる製品情報入力画面300の1例を示す図である。
本図に示すように、製品情報入力画面300は、製品を指定するためのボタン301、編集項目(編集対象データベース)を指定するための領域302、編集画面303等を備えており、設計担当者が製品情報等を簡易に入力編集できるようになっている。
また、保守担当者は、保守用端末装置40を用いて、保守部品情報DB23が持つ保守部品情報テーブル123の在庫数量123Dに保守在庫の数量をあらかじめ最新の値に更新しておくようにする。
また、営業担当者は、営業用端末装置50を用いて、顧客所有製品情報DB21に必要なデータをあらかじめ入力しておくようにする。
これらの前処理により各種データが記録されたDB21〜DB25に基づいて、WWWサーバ10はリプレース提案支援処理を行なう。
図12は、WWWサーバ10が行なうリプレース提案支援処理の概要を示すフロー図である。すなわち、WWWサーバ10は優先度計算処理(S1)、製品散布図表示(S2)、製品選択受付(S3)、提案構成生成処理(S4)、初期条件設定処理(S5)、提案構成比較表示(S6)、顧客要求を満足する構成が存在するかの判断(S7)、条件再入力受付(S8)、構成選択受付(S9)、見積書生成処理(S10)を行なう。
まず、優先度計算処理(S1)について説明する。優先度計算は、現在保守を継続している顧客製品について、リプレース提案の優先度を算出することで、リプレース提案の対象とする製品の選択を自動化または補助することを目的とする。
本実施例では、リプレース提案の優先度として、指標「リプレース提案猶予日数」を用いるものとする。「リプレース提案猶予日数」は、顧客所有製品に対するリプレース提案を残り何日以内に行なわなければならないかを表す指標である。つまり、この日数が少ないほど、優先度の高い案件となる。
リプレース提案猶予日数は次の式で求めるものとする。すなわち、「リプレース猶予日数」=「製品に含まれる保守部品供給期限」−「リプレース作業日数」。
ここで、「製品に含まれる保守部品供給期限」および「リプレース作業日数」について説明する。なお、「製品に含まれる保守部品供給期限」は、保守部品を供給可能な残り日数を意味している。
製品に含まれる保守部品が一つでも供給期限を迎えると、その時点で製品の保守は不可能となる。そのため、製品に含まれる保守部品の供給期限を算出し、もっとも早い期限以内に製品はリプレースされなければならない。これを考慮するために、「製品に含まれる保守部品供給期限」を用いるようにしている。
さらに、リプレースにはある程度の作業時間を必要とするため(ハードの搬入・ソフトの移行・テスト等)、その作業時間を見込んだ早い時点でリプレース提案を行なう必要がある。これを考慮するために、リプレースの作業に要する日数として「リプレース作業日数」を用い、リプレース猶予日数に反映させている。
「リプレース作業日数」は、リプレース作業日数は、実際にリプレース作業を行なわなければわからない値であるが、優先度を求める時点で必要となる。このため、おおよその値を見積もるようにする。
「リプレース作業日数」の見積りは種々の方法が考えられるが、ここでは、「リプレース作業日数」=「標準作業日数」×「製品総額」とする。すなわち、製品総額が多いほど作業日数がかかると仮定して、製品総額に比例する値を用いるようにする。この見積り値を得るため、事前に過去のリプレース作業について、作業日数とリプレース対象製品の総額についての実績値から1円あたりの作業日数を「標準作業日数」として算出して、システム内に記憶させておく。
ただし、「リプレース作業日数」の見積りは、この方法に限られない。例えば、構成品、部品の総数に比例する値を用いたり、過去に行なったリプレース作業のうち、構成品の組合せが近いものを抽出して、その作業にかかった日数を用いるようにしてもよい。また、妥当な日数の見積もりが困難な場合等には、考慮しないようにしてもよい。
また、「製品に含まれる保守部品供給期限」は、次のように求めるものとする。すなわち、「製品に含まれる保守部品供給期限」=MIN(「製品の構成品に含まれる保守部品供給期限」。ただし、MIN()は引数全てにおける最小の値である。
これは、本発明の対象としている製品は全て構成品から構成されるため、製品に含まれる保守部品は、必ず製品の構成品のいずれかに含まれるからである。「製品を構成する構成品」は、構成テーブル221において、製品番号221aについて対象とする製品番号をキーとしてレコードを抽出することで構成品コードの集合として取得することができる。
次に、上記で得た「製品を構成する構成品」について保守部品の供給期限を求めることが必要となる。これは、図13に示すフロー図にしたがって求めるものとする。
まず、構成品の販売終了日が未定か既定かを判別する(S11)。これは、構成品情報テーブル122の販売終了日122dを参照することで行なうことができる。
この時、販売終了日が未定であれば、保守部品供給期限を「現在日」+「最低保有期間」とする(S12)。ここで、「最低保有期間」とは、メーカが定めていたり、法律等で定められる、製品が販売終了してから、必ず保守部品を供給すると決められた期間を指す。本実施例では、コンピュータ製品について一律として定められているとする。そして、販売終了日が未定の場合に考えられる、もっとも早い販売完了日は現在日である。そのため、現在日から最低保有期間の間は必ず保守部品が供給されることが保証される。
処理(S11)において、販売終了日が既定であれば、構成品に含まれる全保守部品の供給期限を求め(S13)、保守部品供給期限=MIN(構成品に含まれる保守部品の供給期限)とする(S14)。
処理(S13)で、構成品に含まれる保守部品を求める必要がある。これは、構成品−保守部品関係テーブル223において、構成品コード223aについて対象とする構成品コードをキーとしてレコードを抽出することで保守部品コードの集合として取得することが可能である。
処理(S13)を完了するためには、さらに上記で得た「構成品に含まれる保守部品」の供給期限を求める事が必要となる。これは、図14に示すフロー図にしたがって求めることができる。
まず、保守部品が「生産中」か「生産終了」かを判別する(S131)。これは、保守部品情報テーブル123において生産状況123bを参照することで判別できる。
この時、「生産中止」であれば、部品は在庫分のみであり、補充されることは無いことがわかる。そこで、まず保守部品の在庫数量を求める(S132)。これは、保守部品情報テーブル123において、保守部品コード123aにおいて、在庫数量123dを参照することで取得することができる。
次に、その保守部品が顧客所有製品に含まれる数を算出する(S133)。この値は、保守部品の在庫が今後、どのように減少するかを判断するために用いられる。多くの顧客所有製品に含まれている保守部品であれば、今後、早く減少することが考えられるためである。この値は、構成品−保守部品関係テーブル223から、その保守部品がどの構成品にどれだけ含まれているかを調べ、さらに、その構成品について、構成テーブル221からどれだけ顧客に所有されているかを調べることで取得することができる。
そして、次式にて、部品供給期限を算出する(S134)。すなわち、「供給期限」=「在庫数量」/(「1日あたりの故障率」×「全顧客所有製品に含まれる保守部品の数量」)である。ただし、「1日あたりの故障率」は、保守部品情報テーブル123の故障率の単位を1日あたりに変換したものを指す。
本式により、在庫数量が、全顧客所有製品に含まれる保守部品の故障によって、消費され尽くすまでの残り日数を求めることが可能となる。
処理(S131)で保守部品が生産中の場合は、2つの場合が考えられ、それぞれ処理が分岐する(S135)。
一方は、その保守部品を含む他の構成品があり、その構成品の販売終了日が決まっていない場合である。この場合、その保守部品は他の構成品が販売完了となってから最低保有期間は供給される。よって、処理(S12)の処理と同様に考え、保守部品供給期限は「現在日」+「最低保有期間」となる(S136)。
もう一方は、その保守部品を含む他の構成品が無い場合、または有っても全ての構成品の販売終了日が決まっている場合である。この場合、その保守部品は、その保守部品を含む構成品の中で最も遅い販売終了日から最低保有期間は供給される。よって、保守部品供給期限は「保守部品を含む構成品の中で最遅の販売終了日」+「最低保有期間」となる(S137)
図12の処理(S1)により、全ての顧客所有製品の優先度計算が終了したら、その優先度と、製品の総額121eとに基づいて、製品散布図を生成し、営業用端末装置50に表示させる(S2)。
図15は、製品散布図の1例を示す図である。本図に示すように製品散布図401は、顧客所有製品一覧画面400の一部として表示される。製品散布図401は、製品毎に、算出した表示指標リプレース猶予日数(優先度)と総額121eに基づく値とを2次元座標上にプロットしたものである。
本図において、横軸は製品の総額を示し、右に行くほど総額が高いことを示している。また、縦軸はリプレース猶予日数を示し、下に行くほど日数が少ないことを示している。そして、プロットされた「○」が1つの製品を示している。
製品散布図では、顧客所有製品が、どの領域に分布するのかを視覚的に把握できる。これにより、営業担当者は余力のある時は、優先度の高いものから順番にリプレース提案を行い、保守部品が供給できない顧客所有製品の発生を防ぐことが可能である。この時は、単純に優先度が高い製品からリプレース提案するので、WWWサーバ10により自動的に提案する製品を決定することも可能である。
しかし、営業担当者の余力が無い場合は、優先度が高く、かつ、総額が大きい重要な製品のみに絞ってリプレース提案することが考えられる。これら2つのケースにおいて、優先度と総額のどちらを重視すべきかは企業の判断により変わる。重要なことは、各製品がどういう位置づけを持っているかを明確に示すことである。
図12の処理(S2)によって、表示された製品散布図は、所定の操作、例えば、所定のボタンのクリックを受け付けることにより、その製品をリプレース提案の対象として特定する(S3)。この製品を以下では提案対象と称する。
次に、処理(S3)で提案対象について提案する構成を生成する(S4)。これは、図16に示すフロー図にしたがって生成することができる。
まず、処理(S3)で提案対象の仕様を算出する(S41)。提案対象の仕様算出処理(S41)は、図17に示すフロー図にしたがって行なうことができる。
まず、演算性能を算出する(S411)。これは、演算性能テーブル222のデータを利用することによって、提案対象の演算性能を求める操作である。提案対象の製品番号が「123」である場合を例に取って説明する。まず、構成テーブル221において、製品番号221aが「123」であるレコードを抽出する。
この中からまずベースを取り出す。次に、CPU数を計数する。そして、演算性能テーブル222から次の状況で抽出する。「前記本体の構成品コードと構成品コード222aが一致し、かつ、前記計数したCPU数がCPU数222bと一致」そして、抽出されたレコードの処理性能を参照する。参照した値が、提案対象の処理性能となる。
次に、メモリ・HDD容量を算出する(S412)。これは、製品に含まれるメモリ・HDD製品について、それぞれの容量の総和を製品の仕様として算出するものである。同様に製品番号「123」の製品を例に取って説明する。まず、構成テーブル221において、製品番号221aが「123」であるレコードを抽出する。この時、メモリはメモリ1が4個、HDDはHDD1が一個から構成されていることがわかる。メモリ1とHDD1について構成品情報テーブル122の容量122eを参照し、員数221cを用いて総和を取ると、メモリが4G、HDDが100Gであることがわかる。
処理(S412)の後の処理である、入出力ポート数を算出(S413)、消費電力を算出(S414)についても、処理(S412)と同様に構成テーブル221と構成品情報テーブル122の組み合わせで算出することができる。
また、CPUアーキテクチャを調査(S415)についても、製品に含まれるCPUを構成テーブル221から探し、そのCPUアーキテクチャをCPUアーキテクチャ122iから調べることによって取得することができる。
処理(S41)にて提案対象の仕様を算出すると、次に、提案構成生成を行なう(S42)。これは、提案対象に対してリプレース提案する構成を、構成品情報DB22と構成制約情報DB24を用いて網羅的に生成する処理である。
本処理は、図18(a)に示されるフロー図にしたがって行なうことができる。
まず、構成品情報テーブル122から、販売可能な構成品の抽出を行なう(S421)。
販売可能な構成品の抽出処理(S421)は、図18(b)に示されるフロー図にしたがって行なうことができる。まず、販売中の構成品を抽出する(S4211)。これは、構成品情報テーブル122において、販売終了日122dが未定または、既定であっても未来のものである構成品を抽出することによって行なう。
次に、処理(S4211)で抽出した構成品について電源条件を満たす構成品に限定する(S4212)。これは、電源を持つ構成品について、リプレース提案を行なう地域で利用可能な電源を持つ製品のみに絞り込むために行なう。製品番号「123」の製品を例に取って説明する。まず、製品テーブル121の住所121dから、リプレース提案を行なう地域を参照する。その地域に該当する地域制約を地域制約テーブル125から取得し、電源電圧125b、電源コネクタ125cから電源に関する制約を取得する。そして、S4211の結果から電源制約を満たすものに絞り込む。
処理(S4212)の後は、同様に環境制約を満たす構成品に限定する(S4213)。これは、処理(S4212)で用いた地域制約テーブル125のレコードにおける環境物質規制125dを用いて、処理(S4212)の結果からその規制を満たす構成品に絞りこむことによって行なう。
処理(S421)によって販売可能な構成品を抽出したら、その組み合わせにより構成を作成する。まずは、ベース・CPUについて構成作成を行なう(S422)。
ベース・CPUについて構成作成処理(S422)は、図18(c)に示されるフロー図にしたがって行なうことができる。まず、販売可能な構成品からベースを抽出する(S4221)。次に、抽出したベースに対し、組み合わせ可能なCPUを販売可能な構成品から抽出する(S4222)。これは、処理(S4221)にて抽出したベースに対し、組み合わせ可能なCPUであり、かつ、処理(S421)にて抽出した販売可能な構成品としても存在するものを抽出する。そして、抽出したベースとCPUについて、スロット制約を満たす組み合わせを生成する(S4223)。
この処理を製品番号「123」の製品を例に説明する。まず、製品番号「123」を提案対象とした場合の販売可能な構成品を抽出する(S421)。ベースについては、構成品コードが「ベース3」「ベース4」、CPUについては、構成品コードが「CPU3」「CPU4」となる。
次に、ベース・CPUについて構成作成を行なう(S422)。まず、販売可能な構成品からベースを抽出すると(S4221)、「ベース3」「ベース4」となる。
次に、「ベース4」と組み合わせ可能かつ、販売可能なCPUを求めると(S4222)、「CPU3」となる。「ベース4」については、「CPU3」「CPU4」となる。
そして、スロット制約を満たす構成を生成する(S4223)。まず、「ベース3」についてCPU制約を調査するため、スロット制約テーブル224のCPUスロット数224bを参照すると、2スロットであることがわかる。よって、「ベース3」を含んだ構成として実現可能なのは、(「ベース3」が1個、「CPU3」が1個)、(「ベース3」が1個、「CPU3」が2個)の2つの組み合わせであることがわかる。「ベース4」についても同様の処理を行なう。
処理(S422)の後の処理である、メモリ・HDDの追加(S423)についても、アダプタ製品の追加(S424)についても処理(S422)のCPUと読み替えることで、同様の処理で行なうことが可能である。
処理(S42)にて構成を生成した後は、それらの構成を比較するために仕様を算出する(S43)。これは、処理(S41)と同じ処理を、処理(S42)で生成した全ての構成に対して行なうことにより、実現することができる。
そして、処理(S43)にて仕様を求めた後に、生成した構成の価格を算出する(S44)。
処理(S4)にて構成を生成した後に、顧客要求の初期条件を設定し(S5)、処理(S4)にて生成した構成を営業用端末装置50に表示する(S6)。
図19は、処理(S6)において、営業用端末装置50に表示される提案構成比較表示画面の1例を示す図である。
本図に示すように提案構成比較表示画面500は、画面左側に条件入力部501、画面右側に提案構成表示部502を持つ画面である。条件入力部501は、提案対象をリファレンスとし、顧客要求として提案構成が満たすべき条件を入力する部分である。例えば、「演算性能」欄に「+30%」と入力した場合、演算性能において提案構成が満たすべき条件は提案対象の30%増しとなる。
そして、提案構成表示部502は、処理(S4)において生成された構成を複数の仕様について比較表示を可能とするために、複数の軸の異なる散布図によって表現した画面である。本図において、各散布図は横軸に製品の総額を示す。右に行くほど総額が高いことを示す。また、縦軸は上のグラフから「演算性能」、「メモリ容量」、「HDD容量」、「消費電力」を表している。
それぞれのグラフについて、処理(S4)で生成した提案構成がプロットされており、各構成の仕様をグラフ上で比較する事が可能である。提案構成の中に、現在の所有構成についても「現状」としてプロットされており、所有構成と仕様を比較し、提案構成がどの仕様で、どれくらい優れているかを把握することが可能である。
この時、条件を満たす仕様の構成と条件を満たさない仕様の構成とで区別して表示する。つまり、全ての評価軸で条件を満たす構成と1つでも満たさない構成は区別して表示する。例えば条件を満たさない構成はグレーアウトして表示するなどである。
処理(S4)の終了時点では、まだ条件が設定されていない。そこで、処理(S4)が終了次第、初期条件設定処理(S5)を行なう。ここでは、例えば提案対象の仕様と同等(1倍)を初期条件とする。
これは、リプレース提案を行なう際に顧客の環境が提案対象の納入時と変化していない場合は、リプレース提案時の顧客要求の仕様は、対象製品を納入した時と変わって無いと仮定できるためである。また、過去において提案に成功したときの条件値を記録しておき、その平均値を初期条件として用いてもよい。
営業担当者は、まず、初期条件での提案構成表示部502を見せ、顧客要求を満たす提案構成が存在するかを確認する(S7)。要求を満たす提案構成が存在しない場合(S7:No)、または要求を満たす提案構成数が多すぎて絞り込めない場合(S7:No)は、条件入力部501に条件を再入力する(S8)。構成が存在しない場合は、条件を緩め、構成が多すぎる場合は条件を厳しくする。
処理(S6)→処理(S7)→処理(S8)→処理(S6)のサイクルを繰返した結果、顧客要求を満たす構成に絞り込めた場合(S7:Yes)は、その構成に対し、所定の操作、例えば、マウスによるダブルクリックを受け付ける(S9)。
これによって、処理(S4)で生成した構成を用いて、WWWサーバ10は、図20に示すような見積書600を作成することができる。見積書600は、通常の見積明細601と共に、提案構成比較表示画面500と同様の比較表示した散布図602が付加されており、本見積が何を重視してリプレースを企画しているかを明確にすることができる。
本発明を適用したリプレース提案支援システムの構成を示すブロック図である。 製品テーブル121のデータ構成の1例を示す図である。 構成テーブル221のデータ構成の1例を示す図である。 構成品情報テーブルのデータ構成の1例を示す図である。 演算性能テーブル222のデータ構成の1例を示す図である。 保守部品情報テーブル123のデータ構成の1例を示す図である。 構成品−保守部品関係テーブルのデータ構成の1例を示す図である。 組合わせ制約124のデータ構成の1例を示す図である。 スロット制約テーブル224のデータ構成の1例を示す図である。 地域制約テーブル125のデータ構成の1例を示す図である。 WWWサーバ10の情報編集部13が表示させる構成品情報等の製品情報入力画面300の1例を示す図である。 WWWサーバ10が行なうリプレース提案支援処理の概要を示すフロー図である。 構成品の保守部品供給期限を算出する処理手順を示すフロー図である。 処理(S13)の処理のフローチャートである。 顧客所有製品一覧画面400の1例を示す図である。 処理(S4)のフローチャートである。 処理(S41)のフローチャートである。 処理(S42)のフローチャートである。 提案構成比較表示画面500の1例を示す図である。 見積書600の1例を示す図である。
符号の説明
10…WWWサーバ
11…画面生成部
12…入力受付部
13…情報編集部
14…優先度計算部
15…提案構成見積部
20…データベースサーバ
21…顧客所有製品情報DB
22…構成品情報DB
23…保守部品情報DB
24…構成制約情報DB
25…地域制約情報DB
30…設計用端末装置
40…保守用端末装置
50…営業用端末装置
70…インターネット

Claims (9)

  1. 営業端末装置とネットワークを介して通信を行ない、顧客に対する製品リプレース提案を支援するリプレース提案支援システムであって、
    顧客が所有する製品に関する情報、および、前記製品を構成する構成品を示す情報を記憶する顧客所有製品情報記憶手段と、
    販売終了日情報を含む、構成品に関する情報を記憶する構成品情報記憶手段と、
    構成品が含む保守部品を示す情報、および、生産状況情報を含む、保守部品に関する情報を記憶する保守部品情報記憶手段と、
    顧客が備える製品ごとに、リプレース案件の優先度を算出する優先度算出手段と、
    前記優先度を前記営業端末装置に表示させるための一覧画面を生成する画面生成手段と、を備え、
    前記優先度算出手段は、前記製品を構成する構成品が含む保守部品ごとに、
    該保守部品が生産中の場合、保守部品を含む構成品の販売終了日から起算される最低保有期間から、該保守部品の供給期限を求め、
    該保守部品が生産中でない場合、保守部品の在庫数量と現在使用されている保守部品の数量から、該保守部品の供給期限を求める処理と、
    前記製品に含まれる各保守部品の供給期限のうち、最も短いものから、リプレース作業に要する予測日数を差し引いた、リプレース猶予期間指標を算出する処理と、
    前記リプレース猶予期間指標の小さい順に、高い優先度を割り当てる処理と、を実行する
    ことを特徴とするリプレース提案支援システム。
  2. 請求項1に記載のリプレース提案支援システムであって、
    前記顧客所有製品情報記憶手段が記憶する顧客が備える製品に関する情報には、製品の総額情報が含まれ、
    前記リプレース作業に要する予測日数は、過去に蓄積された製品の所定額あたりの作業日数に、製品総額を乗じて算出されること
    を特徴とするリプレース提案支援システム。
  3. 請求項に記載のリプレース提案支援システムであって
    記画面生成手段が生成する一覧画面には、前記優先度に加え、製品の総額を示す情報が含まれること
    を特徴とするリプレース提案支援システム。
  4. 請求項1に記載のリプレース提案支援システムであって、
    前記構成品情報記憶手段が記憶する構成品に関する情報には、構成品の性能に関する情報が含まれ、
    リプレース案件についての提案構成を生成する提案構成見積手段をさらに備え、
    前記提案構成見積手段は、選択を受け付けたリプレース案件に係る製品について、前記構成品情報記憶手段を参照して、性能に関する指標を算出すること
    を特徴とするリプレース提案システム。
  5. 請求項4に記載のリプレース提案支援システムであって、
    構成品ごとの組み合わせの可否を記憶する制約情報記憶手段をさらに備え、
    前記提案構成見積手段は、選択を受け付けたリプレース案件に係る製品について、前記構成品情報記憶手段と制約情報記憶手段とを参照して、リプレース可能な構成品を抽出することで、リプレース提案構成を作成すること
    を特徴とするリプレース提案支援システム。
  6. 請求項5に記載のリプレース提案支援システムであって、
    前記提案構成見積手段は、作成したリプレース提案構成のそれぞれについて、前記構成品情報記憶手段を参照して、性能に関する指標を算出すること
    を特徴とするリプレース提案システム。
  7. 請求項6に記載のリプレース提案支援システムであって、
    性能に関する指標に関する要求条件を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記提案構成見積手段は、受け付けた要求条件を満たすリプレース提案構成を抽出し、
    前記画面生成手段は、抽出されたリプレース提案構成を前記営業端末装置に表示させるための比較画面を生成すること
    を特徴とするリプレース提案システム。
  8. 請求項7に記載のリプレース提案支援システムであって、
    前記性能に関する指標は、複数の評価項目に区分けされており、
    前記画面生成手段が生成する比較画面には、抽出されたリプレース提案構成について、評価項目ごとに指標が表示されること
    を特徴とするリプレース提案システム。
  9. 請求項8に記載のリプレース提案支援システムであって、
    前記構成品情報記憶手段が記憶する構成品に関する情報には、構成品の価格に関する情報が含まれ、
    前記画面生成手段が生成する比較画面には、抽出されたリプレース提案構成について、価格を示す情報が表示されること
    を特徴とするリプレース提案システム。
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