JP4816179B2 - ホールスラスタ - Google Patents

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Description

この発明は、人工衛星や宇宙探査機等の宇宙航行体の軌道制御や姿勢制御に使用される、プラズマを利用して推力を発生するホールスラスタに関するものである。
近年、宇宙飛行体が大型化、大電力化する傾向にあり、宇宙航行体に搭載もしくは搭載が計画されているホールスラスタにおいては、累積数百時間から数千時間に及ぶ繰り返し作動や連続作動で、安定に大推力が発生できることが要求されるようになってきた。
このようなホールスラスタの一例として、アノードディストリビュータを取り巻くように環状チャネルの内外に円筒形状の磁気シールドを配置し、プラズマ生成領域をチャネル出口に限定することでイオンの生成効率を向上させ、推進効率を向上させる従来技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許 第2651980号公報
特許文献1のホールスラスタは、環状チャネルの内外に円筒形状の磁気シールドと電磁コイルを配置しており、磁気シールドを設ける分だけ、環状チャネルと電磁コイル間の実装空間が限られている。この限られた実装空間には、断熱シールドを多層配置する程の余裕がなく、環状チャネルに生成されるプラズマの発熱に対して、電磁コイルを十分に断熱することができないという問題があった。
また、磁気シールドを保持するため、磁気シールドやチャネルホルダーが磁気パスもしくは外部ポールピースに対して熱的に接続されている。このことが、磁気回路の温度上昇を招き、磁気特性を劣化させ、寿命を低減するという問題があった。
この発明は、係る課題を解決するために成されたものであり、磁気シールドをアノード周囲に配置せずに、推進効率の向上を図ったホールスラスタを得ることを目的とする。
この発明によるホールスラスタは、内部ポールピース、上記内部ポールピースに接続された内部磁気コア、上記内部ポールピース外側に配置された外部ポールピース、上記外部ポールピースに接続された外部磁気コア、上記内部ポールピース及び外部ポールピースに対向配置され、上記内部磁気コアと外部磁気コアを接続し、中央部に上記内部磁気コア側に突出した円筒形状の凸部を有したリターンヨーク、上記内部磁気コアの周囲に配置された内部磁気コイル、及び、上記外部磁気コアの周囲に配置された外部磁気コイルとから成り、上記内部ポールピースと外部ポールピースの間に環状ギャップを有した磁気回路と、出口端部が上記環状ギャップに配設され、底部が上記リターンヨークの凸部の径方向外周周辺に配置された環状チャネルと、上記環状チャネル底部の、上記リターンヨークの凸部の径方向外周周辺に配置されたアノードディストリビュータと、上記環状チャネルに電子を供給する外部電子源と、を備えたものである。
また、上記環状チャネルの底部に熱的に接続され、上記アノードディストリビュータに推進剤を供給するプレナムリングと、
上記内部磁気コイルと上記環状チャネルの間に配置され、上記内部磁気コイルの周囲を取り囲む多層断熱シールドと、
上記プレナムリングと接した円板状のヒートスプレッタと、
上記ヒートスプレッタに接して立設された伝熱支柱と、
上記環状チャネルの出口端部の周囲に配置され、上記伝熱支柱及び上記環状チャネル外壁に熱的に接続された放熱板とを備えても良い。
この発明によれば、内部ポールピースとそれを支持する内部コア、複数の外部ポールピースとそれを支持する外部コア、内部及び外部コアを支持する凸部を有するリターンヨークを備えることにより、チャネル内部のイオン生成を抑制することができ、推進効率が上昇するという効果がある。
実施の形態1.
以下、図を用いて、この発明に係る実施の形態1について説明する。
図1〜図4は、実施の形態1によるホールスラスタの構成を示している。図に記載するホールスラスタ1は、各種の部品からなるが、ここではこの発明の要旨とする部分のみを説明する。
図1はホールスラスタ1の外観を示す斜視図、図2は図1のAA線を中心として電子源20の中心線を面内に含む断面図、図3は電子源20を除くホールスラスタ1の分解図、図4は図1のAA線を中心として外部電磁コア7の中心線を面内に含む半断面図である。図4では、磁気回路の主要構成のみ記載している。
図において、ホールスラスタ1は、環状ギャップ50を有する磁気回路100と、環状ギャップ50に出口端(開放端)が配置される環状チャネル2を有する。磁気回路100は、中央に配置され高透磁性材料から作られる内部ポールピース3、内部ポールピース3と同一面の外側に配置される外部ポールピース4、凸部5bを有するリターンヨーク5、内部磁気コア6、外部磁気コア7、内部電磁コイル8及び外部電磁コイル9からなる。
内部ポールピース3は円板リング形状を成し、内部ポールピース3の面外方向に立設して配置された円柱状の内部磁気コア6によって支持される。リターンヨーク5は、中央部に底側が開口し、外周側の底面から立設した中空円柱形状の凸部5bが設けられている。内部磁気コア6はリターンヨーク5の凸部5b上面に支持される。これによって内部ポールピース3とリターンヨーク5とが内部磁気コア6によって接続される。外部ポールピース4は円板リング形状を成し、外部ポールピース4の面外方向に立設して環状に配置された複数個の円柱状の外部磁気コア7によって、支持される。外部磁気コア7は内部磁気コア6の外周側に配置される。外部磁気コア7はリターンヨーク5に支持され、これによって外部ポールピース4とリターンヨーク5とが外部磁気コア7によって接続される。すなわち、内部ポールピース3及び外部ポールピース4とリターンヨーク5とは、内部磁気コア6及び外部磁気コア7によって鳥かご状に支持される。内部ポールピースと外部ポールピースの間には、環状ギャップ50が形成される。
内部磁気コア6の外周には内部電磁コイル8が巻かれており、内部電磁コイル8において磁力を発生させる。外部磁気コア7の外周には外部電磁コイル9が巻かれており、外部電磁コイル9において磁力を発生させる。
環状チャネル2はリング形状のチャネル内壁10とチャネル外壁11からなる。これらは上流端にアノードディストリビュータ12のフランジ部を挟み込むリング状の部品10b、11bと、リング状の部品10b、11bの上部に接続されたリング状の部品10a、11aを有している。すなわち、チャネル内壁10は、それぞれ上下に2分割された部品10a、10bが当接し、押えリング70で押え付けられて一体となっている。チャネル内壁11は、それぞれ上下に2分割された部品11a、11bが当接し、押えリング71で押え付けられて一体となっている。押えリング70、71は図示しないねじ部品によってリターンヨーク5に締結される。なお、部品10a及び部品11aは、押えリング70、71の配置上、部品10b及び部品11bよりも壁の肉厚が薄くなっている。
環状チャネル2の底部は、リターンヨーク5の凸部5bの外周周辺で、リターンヨーク5の底面上に配置される。
アノードディストリビュータ12は、断面が凸状のリングで内部は空洞であり、そのリングの内側側面及び外側側面には、各側面に沿って環状に複数の孔13が開いている。アノードディストリビュータ12の上流側(図2ではアノードディストリビュータ12の下面側)には、円周上に多数の孔200の開いた推進剤分配用のリングプレート14が設けられており、孔13と孔200とは互いに連通している。推進剤はイオン化ガスが用いられる。リングプレート14の下流側(図2ではリングプレート14の上面側)には環状チャネル2の底部が接している。リングプレート14の上流側(図2ではリングプレート14の下面側)に、リング状の溝201を有したプレナムリング15が接している。プレナムリング15は、溝201の底面に、一箇所の推進剤の導入孔202を有している。この溝201は、導入孔202から流入する推進剤を、リングプレート14の各孔200に分配する流路を構成する。
プレナムリング15は、上流(図2ではプレナムリング15の下面)で異方性の熱伝導率を有する材料からなる中央に孔の開いた、円板状のヒートスプレッタ16と接している。ヒートスプレッタ16は、板厚方向に熱伝導率ρ1が低く、面内方向に熱伝導率ρ2が高い材料を用いている。この際、ρ1とρ2は10倍以上の差があると良い。リングプレート14及びプレナムリング15は熱伝導率の高いものを用いており、環状チャネル2で発生した熱の一部を、直下のヒートスプレッタ16に伝導する。プレナムリング15の導入孔202はヒートスプレッタ16の導入孔203と連通し、リターンヨーク5を貫通している孔204に接続されたガス導入継手31から、推進剤であるイオン化ガスが注入される。
ヒートスプレッタ16と接して、その外周縁部に高い熱伝導率を有する複数の伝熱用支柱17が立設される。伝熱用支柱17はリング状の外部ポールピース4に空けられたスルーホールもしくは切欠き300を、非接触に貫通している。また、伝熱用支柱17は、ヒートスプレッタ16を間に介在して、リターンヨーク5と非接触に結合されている。これによって、伝熱用支柱17はリターンヨーク5及び外部ポールピース4に対し熱絶縁される。
伝熱用支柱17には、中央部が開口したフランジを有する凹形円筒状のプルームシールド18が接続されている。プルームシールド18はプラズマに対する耐性を有すると供に、高い輻射率を有する材料、例えばグラファイト、から成る。
更に、伝熱用支柱17には、フランジを有する凸形円筒状の高い熱伝導率を有し、かつ、高い輻射率を有する伝熱リング19が熱的に接続されている。円筒状の伝熱リング19は外部チャネル11の外壁面と接するように配置されている。図2の例では、プルームシールド18の上面に伝熱リング19が接して、プルームシールド18が伝熱用支柱17に支持され、伝熱リング19とプルームシールド18が締結用のねじ301で共に固定されている。
プルームシールド18の側面は一部に切欠き18bを有する。この切欠き部18bから電子源20の電子放出孔21を有する前面が、プルームシールド18内部に入るように設置されている。一般に、電子源20としてはプラズマ電子源であるホローカソードを使用することが多く、ホローカソードへはガス導入継手32からイオン化ガスが注入される。
内部電磁コイル8周囲には、環状チャネル2のチャネル内壁10との間に、高融点金属からなる熱シールド22が配置されている。熱シールド22は、多層配置された複数の薄いフランジ付き円筒から成る。熱シールド22は、円板状の内部ポールピース3もしくはリターンヨーク5にそれぞれフランジを介して固定されている。図3の例では、内部電磁コイル8側の複数個が内部ポールピース3に固定され、環状チャネル2側の複数個がリターンヨーク5に固定されている。
内部ポールピース3の深宇宙に面する表面に接して、高い輻射率を有する材料からなる円板状のプレート23が設置されている。これによって、環状チャネル2のチャネル内壁10からの輻射熱は、一部がプレート23に伝達されて、プレート23から宇宙空間に積極的に放熱される。これによって、内部ポールピース3の温度上昇が抑制される。また、環状チャネル2のチャネル内壁10からの輻射熱は、熱シールド22によって遮断される。このため、熱強度の低い内部磁気コイル8への輻射熱伝達を抑制することができ、チャネル内壁10から内部磁気コイル8への輻射熱の直撃を避けることが可能となる。
また、プルームシールド18及び伝熱リング19は、環状チャネル2で発生する大部分の熱が伝達され、宇宙空間に放熱するための放熱板として作用する。環状チャネル2は、プラズマ生成やチャネル壁面とイオンとの衝突等によって、主に出口端部の内側付近で発熱する。この発生熱は、環状チャネル2の出口端部から宇宙空間に放熱されるが、その一部はチャネル外壁11から伝熱リング19に伝導され、更に伝熱リング19を介在してプルームシールド18に伝導される。また、環状チャネル2のチャネル外壁からの輻射熱は、伝熱用支柱17を介してプルームシールド18に伝導される。更に、環状チャネル2からプレナムリング15及びヒートスプレッタ16に伝導される熱は、伝熱用支柱17を介してプルームシールド18に伝導される。これによって、プルームシールド18及び伝熱リング19から宇宙空間に対して大部分の熱が放熱される。また、環状チャネル2から外部ポールピース4及び外部磁気コイル9への熱伝達が減少し、その温度上昇が抑制される。
次に、ホールスラスタ1の動作について、以下に説明する。
電子源20を動作させ、電子が供給できる状態としておき、内部電磁コイル8及び外部電磁コイル9に通電し、磁場を発生させる。アノードディストリビュータ12の孔13から、キセノンやクリプトン等の電離電圧が低いイオン化ガスを環状チャネル2に供給する。ここで、アノードディストリビュータ12に300V程度の正の高電圧を印加すると、電子源20とアノードディストリビュータ12間に放電が発生し、電子はチャネル内で磁界Bと電界EのE×B方向に力を受け、周方向に運動する。これがいわゆるホール電流である。
尚、図4では内部ポールピース3がN極、外部ポールピース4がS極となるように磁界Bを記しているが、磁界の方向は逆でも構わない。周方向に飛行する電子はイオン化ガスと衝突電離を起こし、プラズマが持続的に生成する。プラズマ中のイオンは磁力線に拘束された電子により形成される電界でチャネル外部に静電加速される。その際、イオンが形成する空間電位により電子源20から電子が供給され、スラスタ自体の電気的中性が保たれる。
次に、磁気回路100の主要部分について図4、図5を用いて説明する。
磁気回路の目的はチャネル内に径方向磁界Bを形成し、チャネル深奥に位置するアノードディストリビュータの形成する電界Eとのベクトル積E×B方向に電子を運動させることである。チャネル出口であってもチャネル深奥であっても十分な径方向磁界が存在すれば電子は周方向に運動し、イオン化ガスと衝突し、イオンを生成する。チャネル出口付近で生成したイオンはチャネル外に噴出し、イオン流束の持つ運動量の総和が推力となる。一方、チャネル深奥で生成したイオンはチャネル壁面に衝突し、中性粒子に戻る。すなわち、イオン生成に消費された電力が推力に変換されるかどうかはイオンの生成する領域により、電力を有効に利用するためにはチャネル深奥でのイオン生成を減らすことが肝要である。そのためにチャネル深奥で周方向運動をする電子を低減することが必要であり、チャネル深奥での径方向磁界強度を低下させることが有効である。
この実施の形態1では、環状チャネル2のチャネル深奥でのイオン生成を低減するために、磁気回路100を構成するリターンヨーク5に凸部5bを形成した。図5はリターンヨーク5の凸部5bによる作用を説明するための図であり、図5(a)は実施の形態1による凸部5bを有したリターンヨーク5に生じる磁力線分布を示す。図5(b)は比較例として示す図であって、凸部5bが無い平坦なリターンヨーク5に生じる磁力線分布を示す。
図5(a)に示すように、アノード近傍の磁力線はリターンヨークの凸部5bに吸い込まれることによって、アノードディストリビュータ12の上面付近で、磁力線の接線ベクトルが垂直となる。このため、環状チャネル2のチャネル深奥での環状チャネル径方向の磁界強度Bが0に近づく。
一方、比較例の図5(b)では、アノードディストリビュータ12の上面付近で、磁力線の接線ベクトルがアノードディストリビュータ12の上面に対し斜め方向となる。このため、環状チャネル径方向の磁界強度Bは0にならない。すなわち、凸部5bの無いリターンヨーク5では、環状チャネル2のチャネル深奥での径方向磁界強度の低減効果が小さい。
磁気回路100を構成するリターンヨーク5の中央に、円筒形状の凸部5bを設けたホールスラスターを試作した。その結果、アノードディストリビュータ12上面での径方向磁界Br2が、環状チャネル出口での径方向磁界Br1の、0〜5%になるような磁界分布である場合、推進効率に有意な上昇が見られた。なお、凸部を有さない従来の平板リターンヨークでは、Br2/Br1=15%程度となる。
尚、推進効率μは、推力F、単位時間当りのキセノン流量M、及び投入電力Pから、μ=F/(2MP)で計算される。推進効率μは、値が高い程、電力が有効に推力に変換されたことを意味する指標である。
ここで、図4において、内部ポールピース半径r1、凸部外半径をr2、環状チャネル2の出口端面からアノードディストリビュータ12上面迄の距離z1、環状チャネル2の出口端面から凸部5b上面迄の距離z2とする。
このとき、以下の条件式1、2が満足される形状の場合に、環状チャネル中心での環状チャネル深さで規格化したBr2/Br1が0〜5%となることが判明している。
−0.2≦(r2−r1)/r1≦0 (式1)
0.9<z2/z1≦1 (式2)
ここで、r2/r1−1=0はr1がr2に等しい場合に該当し、z2/z1=1はz1がz2に等しい場合に該当する。z2/z1=1の時、r2/r1−1が正になると、径方向磁界Br2が正から負へ逆転する。また、r2/r1−1=0の時、z2/z1が1より小さくなると、径方向磁界Br2が正から負へ逆転する。因みに、r2/r1−1が負でz2/z1が1より小さい場合、Br2の極性が相殺してBr2/Br1の値が良くなる安定領域がある。
図6は、寸法r1、r2、z1、z2を変化させた場合に、アノードディストリビュータ12の上面中心でのBr2を、環状チャネル出口のBr1で規格化したBr2/Br1値の変化を示す図である。
図において、横軸のアノード位置は、環状チャネル出口が0、アノード位置が−1となっている。中央に集まった黒塗り4種類及び白抜き△のマーカ群は、チャネル出口Br1に対するアノード上面のBr2の比が0〜5%を満たす形状の場合であり、最上方の黒塗りマーカはリターンヨーク5が平坦形状(凸部がない)の場合を示している。
同図によれば、次の(A)〜(C)が判る。
(A)r2/r1−1=0の場合、
z2/z1が1、1.1のとき、Br2/Br1が0〜5%の境界点を満たす。しかし、z2/z1が0.94、1.2のときは満足しない。
(B)z2/z1=1の場合、
r2/r1−1=−0.1、0のとき、Br2/Br1が0〜5%を満たし、r2/r1−1=−0.1の方がいい値となる。また、r2/r1−1=−0.2のときは満足しない。
(C)z2/z1=0.94の場合、
r2/r1−1が−0.13、−0.2のとき、Br2/Br1が0〜5%を満たし、r2/r1−1が−0.13でBr2/Br1が0〜5%の中央値となり良い値が得られている。また、r2/r1−1が0〜0.1のときは満足しない。
従って、上記条件式(1)、(2)が満足されるとき、Br2/Br1が0〜5%を満足することが判る。特に、z2/z1=0.94、r2/r1−1=−0.13のとき、Br2/Br1が0〜5%の中央値となるので好適である。また、r2/r1−1=0の場合に限ればz2/z1=1〜1.1でも良いことが判る。
以上述べた構成で、直径250mm、チャネル中心径140mm、チャネル幅25mm、r1=50mm、r2=43mm、z1=50mm、z2=47mmのホールスラスタを試作し、評価を行った。
図7は推力Fと推進効率μの関係の評価結果を示す図である。図において、白塗りマーカーが凸部のない平板リターンヨークを有したスラスタであり、黒塗りマーカーが中央に凸部5bを持つリターンヨーク5を有したスラスタである。
図に示す通り、アノードディストリビュータへのキセノン流量100sccm〜150sccm、アノード電圧275V〜350Vの条件で、平板リターンヨークを有したスラスタと比較して、凸部5bを持つリターンヨーク5では同一推力で推進効率が5〜10%上昇したという結果が得られた。
この実施の形態1によれば、スラスタ1の内部ポールピース3と、それを支持する内部コア6、複数の外部ポールピース4とそれを支持する外部コア7、内部及び外部コアを支持する凸部5bを有するリターンヨーク5を備えることにより、環状チャネル2内部でのイオン生成を抑制することができ、推進効率が上昇するという効果がある。
また、プレナムリング15を介した熱伝導によって環状チャネル2と熱的に接続されたヒートスプレッタ16、ヒートスプレッタ16に熱的に接続された伝熱支柱7及びプルームシールド18と、熱伝導によって環状チャネル2と熱的に接続された伝熱リング19を備えたので、環状チャネル2の内部発生熱を、環状チャネル2の出口側の前面から宇宙空間に効率良く放熱することができる。また、環状チャネル2と内部磁気コイル8の間に熱シールド22を設けているので、内部磁気コイル8への入熱量を低減でき、内部磁気コイル8の耐熱強度を低下させることができる。
また、磁気シールドがないので、磁気回路の温度上昇をもたらす熱伝導による熱パスがなく、内部ポールピース3、外部ポールピース4、及びリターンヨーク5を含む磁気回路100の性能劣化や、寿命低下を抑制することができる。
また、環状チャネル2の内側に磁気シールドを設ける必要が無いため、内部電磁コイル8の周囲に、十分な層数の断熱用の熱シールド22を配置することができ、内部電磁コイル8の温度上昇を抑制することができる。従って、耐熱強度の高いセラミック被覆線を使用せずに、内部電磁コイル8を構成できる。
なお、セラミック被覆線は、電磁コイルを構成する絶縁被覆された電線として、500℃以上の高温に耐えられるセラミック被覆された電線である。セラミック被覆電線は、高分子材料被覆電線、例えば、ポリイミド線と比較して、被覆が厚いため電磁コイルの巻数を少なくせざるを得ず、必要な磁場を得るために電流値を高くする必要がある。
このため、電磁コイル自体の発熱量が増加し、内部磁気コアの温度を上昇させる。このような磁気回路を有するホールスラスタでは、磁気回路を構成する部品、特に内部電磁コイルが高温となる場合、内部磁気コアも高温環境に曝されるため、磁気特性の劣化が早くなってしまう。また、セラミック被覆電線は機械的な衝撃に弱く、取扱いが煩雑であるだけでなく、非破壊検査では内層の被覆の損傷が検出できないため、品質保証が難しい。
一方、この実施の形態では、セラミック被覆線のような耐熱強度の高い電線を使用せずに内部電磁コイル8を構成できるので、電線の信頼度を向上させることができるという効果が得られる。
この発明の実施の形態1によるホールスラスタを説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1によるホールスラスタを説明する断面図である。 この発明の実施の形態1によるホールスラスタを説明する分解図である。 この発明の実施の形態1によるホールスラスタを説明する概略断面図である。 この発明の実施の形態1による磁力線分布を説明する図である。 この発明の実施の形態1によるリターンヨークの凸部形状による径方向磁界の変化を示す図である。 この発明の実施の形態1による推進上昇の効率効果を説明するための図である。
符号の説明
1 ホールスラスタ、2 環状チャネル、3 内部ポールピース、4 外部ポールピース、5 リターンヨーク、5b 凸部、6 内部磁気コア、7 外部磁気コア、8 内部電磁コイル、9 外部電磁コイル、10 チャネル内壁、10b (チャネル内壁のリング状)部品、11 チャネル外壁、11b (チャネル外壁のリング状)部品、12 アノードディストリビュータ、13 推進剤供給孔、14 (推進剤分配用)リングプレート、15 プレナムリング、16 ヒートスプレッタ、17 伝熱用支柱、18 プルームシールド(放熱板)、18b (プルームシールド用)切欠き、19 伝熱リング(放熱板)、20 電子源、21 電子放出孔、22 熱シールド(多層断熱シールド)、23 (高輻射率)プレート、31 アノードディストリビュータガス導入継手、32 電子源ガス導入継手、50 環状ギャップ、100 磁気回路、201 溝、202 ガス導入孔、300 (外部ポールピース用)切欠き。

Claims (5)

  1. 内部ポールピース、
    上記内部ポールピースに接続された内部磁気コア、
    上記内部ポールピース外側に配置された外部ポールピース、
    上記外部ポールピースに接続された外部磁気コア、
    上記内部ポールピース及び外部ポールピースに対向配置され、上記内部磁気コアと外部磁気コアを接続し、中央部に上記内部磁気コア側に突出した円筒形状の凸部を有したリターンヨーク、
    上記内部磁気コアの周囲に配置された内部磁気コイル、
    及び、上記外部磁気コアの周囲に配置された外部磁気コイルとから成り、
    上記内部ポールピースと外部ポールピースの間に環状ギャップを有した磁気回路と、
    出口端部が上記環状ギャップに配設され、底部が上記リターンヨークの凸部の径方向外周周辺に配置された環状チャネルと、
    上記環状チャネル底部の、上記リターンヨークの凸部の径方向外周周辺に配置されたアノードディストリビュータと、
    上記環状チャネルに電子を供給する外部電子源と、
    を備えたホールスラスタ。
  2. 上記環状チャネルの底部に熱的に接続され、上記アノードディストリビュータに推進剤を供給するプレナムリングと、
    上記内部磁気コイルと上記環状チャネルの間に配置され、上記内部磁気コイルの周囲を取り囲む多層断熱シールドと、
    上記プレナムリングと接した円板状のヒートスプレッタと、
    上記ヒートスプレッタに接して立設された伝熱支柱と、
    上記環状チャネルの出口端部の周囲に配置され、上記伝熱支柱及び上記環状チャネル外壁に熱的に接続された放熱板と、
    を備えた請求項1記載のホールスラスタ。
  3. 上記リターンヨークの凸部は、
    環状チャネルの出口端面からアノードディストリビュータ上面迄の距離をz1、環状チャネルの出口端面から凸部上面迄の距離をz2、内部ポールピース半径をr1、凸部外半径をr2とした場合、−0.20≦(r2−r1)/r1≦0、0.9<z2/z1≦1を満足することを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載のホールスラスタ。
  4. 面内方向の熱伝導率が高くかつ板厚方向の熱伝導率が低い熱特性を有したヒートスプレッタと、
    上記環状チャネルの底部に接して、上記アノードディストリビュータに推進剤を供給する複数の孔を有した推進剤分配用リングプレートと、
    上記推進剤分配用リングプレートの複数の孔に推進剤を供給するプレナムリングとを更に備え、
    上記プレナムリングは、上面が上記推進剤分配用リングプレートに接するとともに、底面に推進剤導入孔を有したリング状の溝が形成されて、上記ヒートスプレッタの上面に接続されたことを特徴とする請求項1項記載のホールスラスタ。
  5. 上記アノードディストリビュータの上面付近で、磁力線の接線ベクトルが当該上面に対し垂直となることを特徴とする請求項1項記載のホールスラスタ。
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