JP2018127917A - ホールスラスタ - Google Patents

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重保 飯原
Shigeyasu Iihara
重保 飯原
渕上 健児
Kenji Fuchigami
健児 渕上
上松 和夫
Kazuo Uematsu
和夫 上松
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Abstract

【課題】大型のマニホールドを用いることなく、推進薬をチャネルに均等に供給することができ、かつチャネルに供給する推進薬の温度を大幅に低下させることができるホールスラスタを提供する。
【解決手段】チャネル12は、その他端12bに周方向に均等に配置され軸方向に貫通する複数の貫通穴13を有する。推進薬供給装置20は、推進薬Fを供給する供給配管22と流れ分配器24とを有する。流れ分配器24は、チャネル12の他端12bに気密に連結され、供給配管22の一端が連結された流入口25aと、複数の貫通穴13に推進薬Fを供給する流出口25bとを有し、断熱性及び電気絶縁性がある。流れ分配器24は、推進薬Fを周方向に均等に分配して各貫通穴13に供給する分配流路を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ホール電流を用いて推力を発生するホールスラスタに関する。
図1は、ホールスラスタの原理図である。
ホールスラスタは、陽極A(以下、「アノード」)及び陰極C(以下、「カソード」)と、軸方向に電界E、半径方向に磁界Bが加えられたチャネルDとを備える。この構成により、カソードCから放出された電子eはチャネルDに入り、電場と磁場の作用により周方向にホール運動を行う。また電子eが推進薬Fを電離させイオン(+)が生成される。生成されたイオンは電界Eで加速されて軸方向に飛び出し、この反作用で推進機としての推力が得られる。
排出されたイオンと同数の電子eをカソードCから放出することで推進機の電気的中性が保たれる。チャネル内でホール運動している電子eは、電位差により獲得したエネルギーを推進薬Fの電離に使いながら、徐々にアノード方向に移動しアノードAへと流れていく。ホール運動を行う電子eによってチャネル内に環状に流れる電流をホール電流と呼ぶ。
上述したホールスラスタは、例えば特許文献1,2に開示されている。
特表2014−519573号公報 特開2007−120424号公報
上述した従来のホールスラスタは、以下の問題点があった。
(1)チャネルDは中空円筒形であり、その内部に位置するアノードAは中空円板形となる。この中空円板形のアノードAに推進薬Fを均等に供給するために、従来はアノード内部に中空円筒形の環状マニホールドと複数のノズルを備え、マニホールドの内部圧力を均一化し、複数のノズルから同一の噴射圧力で推進薬Fを噴射するようになっている。
しかし、内部圧力を均一化するためにアノード内部のマニホールド容積が大きくなる。
(2)アノードAはチャネル内に存在するプラズマからの加熱を受け、使用中に高温(例えば、500℃程度)になる。上述したマニホールドはアノードAの内部に設けられ、推進薬Fが高温のアノード内部に長く滞留するため、加熱されて高温化し、スラスト性能を低下させる(燃料噴射速度が増加し、推進薬の電離度が低下し、性能低下につながる)。
(3)アノードAには推進薬Fを供給する推進薬供給配管(以下、供給配管)が連結され、この供給配管を通して外部からマニホールド内に推進薬Fが供給される。アノードAは電界Eを発生させるために高電圧(例えば、100〜800V)に印加されるため、供給配管も高電圧となる。
そのため、供給配管の内部において、外部(推進機外部配管またはグランド電位部)との電位差により内部放電が生じ、推進薬を加熱又はイオン化して、スラスト性能を低下させる可能性がある。
従来は、この内部放電を防止するために、供給配管の途中にボルテージアイソレータを装着し、対策を図っている。ボルテージアイソレータは、高電圧下での放電を防止するため、パッシェンの法則に基づき、放電距離を長く設定する必要がある。このため、ボルテージアイソレータは大型であり、ホールスラスタの構造が複雑になる。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の第1の目的は、大型のマニホールドを用いることなく、推進薬をチャネルに均等に供給することができ、かつチャネルに供給する推進薬の温度を大幅に低下させることができるホールスラスタを提供することにある。また本発明の第2の目的は、供給配管の途中にボルテージアイソレータを設けることなく推進薬供給配管内における内部放電を防止することができるホールスラスタを提供することにある。
本発明によれば、一端に開口端を有し他端が閉じた中空円筒形のチャネルと、
チャネル内に半径方向の磁界を発生する磁界発生装置と、
前記チャネル内の他端近傍に位置するアノードと、前記開口端の外部に位置するカソードとを有し、前記チャネル内に軸方向の電界を発生する電界発生装置と、
前記チャネルの前記他端から内部に推進薬を供給する推進薬供給装置と、を備え、
前記チャネルは、前記他端に周方向に均等に配置され軸方向に貫通する複数の貫通穴を有し、
前記貫通穴は前記アノードに設けられた噴射ノズルに前記推進薬を供給し、
前記推進薬供給装置は、前記推進薬を供給する供給配管と、
前記チャネルの前記他端に気密に連結され、前記供給配管の一端が連結された流入口と、複数の前記貫通穴に前記推進薬を供給する流出口とを有し、断熱性及び電気絶縁性がある流れ分配器と、を有し、
前記流れ分配器は、前記推進薬を周方向に均等に分配して前記貫通穴に供給する分配流路を有する、ホールスラスタが提供される。
上記本発明によれば、チャネルが、その他端に周方向に均等に配置され軸方向に貫通する複数の貫通穴を有し、流れ分配器が、推進薬を周方向に均等に分配してチャネルの各貫通穴に供給する分配流路を有する。従って、大型のマニホールドを用いることなく、複数の貫通穴から推進薬をチャネルに均等に供給することができる。
また、この分配流路は、大型のマニホールドを用いないことから容積が小さく、かつ流れ分配器が断熱性を有するので、アノードからの伝熱を低減してチャネルに供給する推進薬の温度を大幅に低下させることができる。
さらに、流れ分配器は電気絶縁性を有しており、かつ分配流路の流入口から流出口までの流路が長いので、供給配管の途中にボルテージアイソレータを設けることなく推進薬供給配管等における内部放電を防止することができる。
ホールスラスタの原理図である。 本発明の実施形態のホールスラスタの正面図である。 図2のX−X線における断面図である。 図3のY−Y線における断面図であり、絶縁板の流路のみを示している。 流れ分配器の流路の第2実施形態図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図2は、本発明の実施形態のホールスラスタ10の正面図であり、図3は、図2のX−X線における断面図である。
図2と図3において、このホールスラスタ10は、チャネル12、磁界発生装置14、電界発生装置16、及び推進薬供給装置20を備える。
チャネル12は、一端12a(図3で右端)に開口端を有し他端12b(図3で左端)が閉じた中空円筒形の部材であり、内部に中空円筒形の空洞12c(以下、「加速チャンバー」)を有する。チャネル12は、好ましくは、断熱性及び電気絶縁性を有するセラミックからなる。また、チャネル12は、一体ではなく、上流側と下流側に分割してもよい。ここで、「上流側」とは、図3において左側を意味し、「下流側」とは右側を意味する。
この例において、チャネル12は、その他端12bに周方向に均等に配置され軸方向に貫通する複数の貫通穴13を有する。
磁界発生装置14は、チャネル内に半径方向の磁界Bを発生する。磁界発生装置14は、この例では、内部コイル14a、外部コイル14b、内部トリムコイル14c、外部トリムコイル14d、及び各コイルに電流を流す電源(図示せず)を有する。
なお、磁界発生装置14の構成は、この例に限定されず、チャネル内に半径方向の磁界Bを発生できる限りで、他の構成であってもよい。
また、内部トリムコイル14cと外部トリムコイル14dは省略可能である。
電界発生装置16は、アノードA、カソードC、及びその間に高電圧を印加する電源(図示せず)を有する。
アノードAは、チャネル内の他端近傍に位置し、アノード電極2が外部から接続されている。また、カソードCは、チャネル12の開口端の外部に位置し、カソード電極4が外部から接続されている。アノードAとカソードCは、耐熱性及び電気導電性が高い金属材料(例えば、モリブデン、SUS、銅又は銅合金)からなる。
アノード電極2とカソード電極4には、外部から電源ケーブルがそれぞれ接続されており、アノードAとカソードCの間に高圧の直流電圧(例えば100〜800V)を印加するようになっている。
この例において、アノードAは、チャネル12の軸心Z−Zを中心とする中空円板形であり、チャネル12の他端12bから一端12aに向けて推進薬Fを噴射する噴射ノズル17を有している。推進薬Fは、例えばXeガスである。
また、この例において、カソードCは、チャネル12の軸心Z−Zに位置する円筒形の電子発生装置(電子供給装置)である。
上述した電界発生装置16により、チャネル内に軸方向の電界Eを発生することができる。
なお、図3において、18は、内部磁極31と外部磁極32を磁気的につなぐスラスタ筺体の底板(バックプレート)である。
推進薬供給装置20は、チャネル12の他端12bから内部に推進薬Fを供給する。
図3において、推進薬供給装置20は、推進薬Fを供給する供給配管22と、流れ分配器24とを有する。
供給配管22は、流れ分配器24に気密に連結され、推進薬Fを流れ分配器24に供給する。供給配管22は、好ましくは耐圧性の高い金属からなる。
この供給配管22は噴射ノズル17の半径方向外側に配置され、流入口25aに軸方向に接続されている。この配置によりスラスタの径方向サイズは小さくなる。
この例において、流れ分配器24は、単一の絶縁板であり、図3において右端面がチャネル12の他端12bに気密に連結されている。また、流れ分配器24は、供給配管22の一端(図3で右端)が連結された流入口25aと、複数の貫通穴13に推進薬Fを供給する流出口25bとを有する。
さらに、流れ分配器24は、断熱性及び電気絶縁性を有する。好ましくは、流れ分配器24は、断熱性及び電気絶縁性の高いセラミックからなる。
図3において、31は、内部コイル14a(場合によっては内部トリムコイル14c)を保持する機能を有する内部磁極である。また、32は、外部コイル14b(場合によっては外部トリムコイル14d)を保持する機能を有する外部磁極である。
内部磁極31と外部磁極32は、磁界Bを通しやすい強磁性体、例えば鉄,コバルト,ニッケルであるのがよい。
また、磁極カバー33は、内部磁極31と外部磁極32の前面を覆っている。磁極カバー33は、外部に存在するプラズマから磁極を保護する機能を有し、材質としては、例えばBN(ボロンナイトライド)製であるのがよい。
上述したホールスラスタ10の構成により、カソードCから放出された電子eがチャネル12の加速チャンバー12cに入り、電場と磁場の作用により周方向にホール運動を行う。この電子eが推進薬Fを電離させイオン(+)が生成される。このイオンは電界Eで加速されて軸方向に飛び出し、この反作用で推進機としての推力が得られる。
図4は、図3のY−Y線における断面図であり、流れ分配器24の流路のみを示している。
この図において、流れ分配器24は、推進薬Fを周方向に均等に分配して流出口25bからチャネル12の貫通穴13に供給する分配流路26を有する。
図4において、流入口25aは、流れ分配器24に設けられ軸方向に延びる円形穴である。図3の例で流入口25aは、貫通穴であるが、貫通しない底付の穴であってもよい。
また、この例で、流出口25bは環状溝28であり、環状溝28は、チャネル12の複数の貫通穴13に推進薬Fを供給する。
図3において、チャネル12の複数の貫通穴13は、軸心Z−Zを中心とする円周上に均等に配置されている。
また、流れ分配器24の流出口25b(すなわち環状溝28)は、軸心Z−Zを中心とする円形溝である。環状溝28の断面は、例えば矩形であるが、その他の形状であってもよい。
この例において、分配流路26は、1対の第1環状流路29aを有する。また、流入口25aは、第1環状流路29aの内側に位置する。
さらに分配流路26は、流入口25aから1対の第1環状流路29aへ推進薬を内側から外側に導入する第1導入流路30aを有する。第1導入流路30aにより推進薬を内側から外側に導入することで、流れ分配器24の外径を縮小でき、流れ分配器24の容積を縮小できる。
なお、この例において、流入口25aを、第1環状流路29aの外側に位置決めしてもよい。
1対の第1環状流路29aは、流入口25aから流入する推進薬Fを均等に二分する円弧状の流路である。1対の第1環状流路29aは、流入口25aから軸心Z−Zを中心として周方向に円弧状に90度以上の範囲に延びる。
すなわち、1対の第1環状流路29aは、互いに同一形状の流路であり、流入口25aに連結された第1導入流路30aから互いに周方向反対側に延びている。
第1環状流路29a及び第1導入流路30aの断面は、例えば矩形であるが、その他の形状であってもよい。
この構成により、流入口25aから流入する推進薬Fを1対の第1環状流路29aに均等に二分することができる。
図4において、分配流路26は、さらに第2環状流路29bを有する。
第2環状流路29bは、この例では軸心Z−Zを中心として外側から内側に同心に配置された複数の円弧流路からなる。
また、第2環状流路29bは、第1環状流路29aの内側に、軸心Z−Zを中心として周方向に円弧状に90度未満の範囲に延びる。
複数の円弧流路は、各第1環状流路29aから流入する推進薬Fを、第2導入流路30bから1回又は順に複数回、均等に二分して、流出口25b(すなわち環状溝28)の複数の周方向均等位置に供給する。
なお、第2環状流路29bは、この例では二重の円弧流路であるが、本発明はこれに限定されず、一重でも、三重以上でもよい。
以下、上述した分配流路26の構成を、「トーナメント方式の流路」と呼ぶ。
上述した分配流路26の構成(トーナメント方式の流路)により、流入口25aから流入する推進薬Fを環状溝28の複数の周方向均等位置に均等に分配して、各噴射ノズル27aから均等に噴射し、各貫通穴13に均等に供給することができる。
この例において、チャネル12の貫通穴13は、環状溝28から、アノードAに設けられた噴射ノズル17を通してチャネル12の内部に均等に推進薬Fを噴射するようになっている。
図5は、流れ分配器24の流路の第2実施形態図である。
第2環状流路29bは、この例では軸心Z−Zを中心として内側から外側に同心に配置された複数の円弧流路からなる。
また、第2環状流路29bは、第1環状流路29aの外側に、軸心Z−Zを中心として周方向に円弧状に90度未満の範囲に延びる。
また、流入口25aは、第1環状流路29aの外側に位置する。
さらに分配流路26は、流入口25aから1対の第1環状流路29aへ推進薬を外側から内側に導入する第1導入流路30aを有する。第1導入流路30aにより推進薬を外側から内側に導入することで、流れ分配器24の内径を拡大でき、流れ分配器24の容積を縮小できる。
なお、この例において、流入口25aを、第1環状流路29aの内側に位置決めしてもよい。
その他の構成は、図4と同様である。
上述した本発明の実施形態によれば、チャネル12が、その他端12bに周方向に均等に配置され軸方向に貫通する複数の貫通穴13を有し、流れ分配器24が、推進薬Fを周方向に均等に分配してチャネルの各貫通穴13に供給する分配流路26を有する。従って、大型のマニホールドを用いることなく、複数の貫通穴13から同位相に配置されたアノードAの噴射ノズル17を介して、推進薬Fをチャネル12に均等に供給することができる。
また、この分配流路26は、大型のマニホールドを用いないことから容積が小さく、かつ流れ分配器24が断熱性を有するので、アノードAからの伝熱を低減してチャネル12に供給する推進薬Fの温度を大幅に低下させることができる。
さらに、流れ分配器24は電気絶縁性を有しており、かつ分配流路26の流入口25aから流出口25bまでの流路が長いので、供給配管22の途中にボルテージアイソレータを設けることなく推進薬内(例えば、推進薬供給配管等)における内部放電を防止することができる。
従って、本発明のホールスラスタ10は、以下の効果を有する。
(1)アノード上流に熱伝導の悪いセラミック製の流れ分配器24を設けることにより、推進薬Fの噴射流量を均一化すると同時に、推進薬Fの過熱を防止することができる。
(2)高温のアノードAでの推進薬Fの加熱面積は従来のマニホールドと比較して大幅に小さいので、推進薬Fの高温化を防止できる。
(3)流れ分配器24は、流入口25aから流出口25bまでの流路長さが長いので、ボルテージアイソレータの機能を併せ持ち、スラスタ外部に余分なアイソレータを装着する必要がない。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
A アノード(陽極)、B 磁界、C カソード(陰極)、D チャネル、
E 電界、e 電子、F 推進薬、Z−Z 軸心、2 アノード電極、
4 カソード電極、10 ホールスラスタ、12 チャネル、12a 一端、
12b 他端、12c 加速チャンバー(空洞)、13 貫通穴、
14 磁界発生装置、14a 内部コイル、14b 外部コイル、
14c 内部トリムコイル、14d 外部トリムコイル、16 電界発生装置、
17 噴射ノズル、18 スラスタ筺体の底板、20 推進薬供給装置、
22 供給配管、24 流れ分配器、25a 流入口、25b 流出口、
26 分配流路、28 環状溝、29a 第1環状流路、
29b 第2環状流路、30a 第1導入流路、30b 第2導入流路、
31 内部磁極、32 外部磁極、33 磁極カバー

Claims (12)

  1. 一端に開口端を有し他端が閉じた中空円筒形のチャネルと、
    チャネル内に半径方向の磁界を発生する磁界発生装置と、
    前記チャネル内の他端近傍に位置するアノードと、前記開口端の外部に位置するカソードとを有し、前記チャネル内に軸方向の電界を発生する電界発生装置と、
    前記チャネルの前記他端から内部に推進薬を供給する推進薬供給装置と、を備え、
    前記チャネルは、前記他端に周方向に均等に配置され軸方向に貫通する複数の貫通穴を有し、
    前記貫通穴は前記アノードに設けられた噴射ノズルに前記推進薬を供給し、
    前記推進薬供給装置は、前記推進薬を供給する供給配管と、
    前記チャネルの前記他端に気密に連結され、前記供給配管の一端が連結された流入口と、複数の前記貫通穴に前記推進薬を供給する流出口とを有し、断熱性及び電気絶縁性がある流れ分配器と、を有し、
    前記流れ分配器は、前記推進薬を周方向に均等に分配して前記貫通穴に供給する分配流路を有する、ホールスラスタ。
  2. 前記流れ分配器は、単一の絶縁板であり、前記絶縁板は、前記チャネルの前記他端に気密に連結され、前記流入口と、複数の前記貫通穴に前記推進薬を供給する環状溝とを有する、請求項1に記載のホールスラスタ。
  3. 前記チャネルに設けられた複数の前記貫通穴は、前記アノードに設けられた前記噴射ノズルと同位相に位置し、前記推進薬を前記噴射ノズルに導く、請求項1に記載のホールスラスタ。
  4. 前記アノードは、前記チャネルの軸心を中心とする中空円板形であり、
    前記噴射ノズルは、前記チャネルの前記他端から前記一端に向けて前記アノードを通して前記推進薬を噴射し、
    複数の前記貫通穴は、前記軸心を中心とする円周上に均等に配置されており、
    前記環状溝は、前記軸心を中心とする円形溝であり、
    前記分配流路は、前記流入口から流入する前記推進薬を均等に二分する1対の第1環状流路と、
    各第1環状流路から流入する前記推進薬を、1回又は順に複数回、均等に二分して、前記環状溝の複数の周方向均等位置に供給する第2環状流路と、を有する、請求項2に記載のホールスラスタ。
  5. 前記第1環状流路は、前記流入口から前記軸心を中心として周方向に円弧状に90度以上の範囲に延び、
    前記第2環状流路は、前記第1環状流路の内側に、前記軸心を中心として周方向に円弧状に90度未満の範囲に延びる、請求項4に記載のホールスラスタ。
  6. 前記流入口は、前記流れ分配器に設けられ軸方向に延びる円形穴である、請求項1に記載のホールスラスタ。
  7. 前記供給配管は、前記流れ分配器に気密に連結され、前記流入口に軸方向に接続されている、請求項1に記載のホールスラスタ。
  8. 前記供給配管は、前記噴射ノズルの半径方向外側に配置されている、請求項7に記載のホールスラスタ。
  9. 前記第2環状流路は、前記軸心を中心として外側から内側に同心に配置された複数の円弧流路からなる、請求項5に記載のホールスラスタ。
  10. 前記第2環状流路は、前記軸心を中心として内側から外側に同心に配置された複数の円弧流路からなる、請求項5に記載のホールスラスタ。
  11. 前記流入口は、前記第1環状流路の内側に位置し、
    前記分配流路は、前記流入口から1対の前記第1環状流路へ前記推進薬を内側から外側に導入する第1導入流路を有する、請求項9又は10に記載のホールスラスタ。
  12. 前記流入口は、前記第1環状流路の外側に位置し、
    前記分配流路は、前記流入口から1対の前記第1環状流路へ前記推進薬を外側から内側に導入する第1導入流路を有する、請求項9又は10に記載のホールスラスタ。
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